【阪神】虎でつかむ2次試験の具体イメージ~事例Ⅰ編(組織・人事)~ by ARE
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はじめに
台風接近中!!!
さて、AREのブログの番となりました。
そんなことはさておき、台風&雨のおかげで乾かない洗濯物が溜まり始めてます。早く外干ししたい!
雨雲が気になるところですが…、早速本題に行きましょう!
ふかふかの洗濯物の上でゴロゴロしたいニャ…
【阪神】シリーズ開始!
今回からは【渾身】シリーズ、もとい、【阪神】シリーズと銘打って「虎でつかむ2次試験の具体イメージ」短期連載をスタートしたいと思います!
ん?虎?
虎とはつまり阪神タイガースのことですが、AREは阪神タイガースファンであることを覚えていますでしょうか…?(AREの名前の由来は2023年の球団スローガン「A.R.E」から取っています)
ということで、チームとしての阪神タイガースを一つの中小企業に見立てて、2次試験のポイントがどのように用いられているか見ていこうと思います。テキストや参考書の文字面だけでは理解しにくい事項もあると思いますので、息抜き的に、具体的なイメージをつかんでいくのが目的です。(時にはチームとしての阪神タイガースと、球団としての阪神タイガースを行ったり来たりすると思いますが、ご愛敬ということで…)
万人受けしない可能性大…の連載ですが、刺さる人に刺さればいい!という精神で始めていきたいと思いますっ!
阪神タイガースをよく知らない方はザッと公式サイトを見ていただけると、少しこれから見ていく内容が分かりやすくなるかもしれません。。
それではスタートです!
少なくとも阪神ファンの『たいしん』には刺さると思うニャ
そらそうよ
おーん
社長の思い
2024年シーズンにおける、チームとしての阪神タイガースの社長は岡田監督と見立てることにします。
※ちなみに、球団としての株式会社阪神タイガースは、以下のような基本理念等を掲げています。
岡田監督を社長に見立てると、社長の思いは厳密には分からないですが…、チームスローガンが社長の思いに近いものかなと思います。
2024年シーズンのチームスローガンは「A.R.E GOES ON」です。ザックリ言うと、連覇、すなわちアレを目指してチャレンジャーとして挑戦し続ける、という内容です。
そしてこの社長の思い、目標とも言えると思いますが、これを明確にチーム(社員)に共有しています。
目標の共有化は、一体感の醸成やモラール(やる気)向上に繋がります。
後継者不足
2024年は岡田監督(社長)のもとで、主な首脳陣として平田ヘッドコーチ、今岡打撃コーチ、和田二軍監督といった布陣となっています。岡田監督は66歳(2024年現在)という年齢のため後継者の育成は急務ですが、以下のように後継者=次期監督の育成は進んでいない状況です。
主な首脳陣の状況
- 平田ヘッドコーチ
- 二軍監督等の経験豊富だが、65歳と高齢
- 今岡打撃コーチ
- 千葉ロッテで二軍監督等の経験もあるが、個人的に阪神の一軍監督のイメージが湧かない…
- 和田二軍監督
- 過去に阪神の一軍監督を務めていたが、目立った実績なし
ということで、強いてあげれば今岡打撃コーチが候補かな…、という印象ですが、内部から後継者を見つけるのは困難な状況かと思われます。そのため、後継者=次期監督は外部から探すことも視野に入れる、つまり事業承継の検討が必要な状況です。鳥谷氏、藤川氏あたりだと面白くなりそうですが…、承継のために乗り越えるべきハードルが高い印象です。
ちなみに、競合の巨人に目を向けると、現監督の阿部監督(社長)は、前任の原監督時代に二軍監督⇒ヘッドコーチ等での順調な経験・育成を経て、2024年から監督に就任しています。直近の巨人の好調さを見るに、ノウハウの円滑な継承が進んでいると推察されます。このことから阪神は競合と比較しても後継者不足・育成が進んでいない状況です。
ちなみにAREは赤星氏を次期監督候補に推してます
採用・配置・報酬・育成・評価
採用
続いては、それぞれの頭文字を取って「サ・ハ・ホ・イ・ヒ」と2次試験フレームワークとしても紹介される採用・配置・報酬・育成・評価について見ていきます。
まず採用です。
2023年のドラフトでは青山学院大学から下村投手を獲得していますが、ケガ等もあって現時点では一軍戦力になっていません。ですが、新外国人のゲラ投手、現役ドラフトで獲得した漆原投手は一定の戦力になっています。また、直近では育成契約(非正規社員)から登録された髙橋遥人投手も活躍しています。
外国人や非正規社員、女性等の多様な人材の活用、非正規社員の正社員登用は中小企業にとって重要なポイントです。
配置
続いては、配置です。
岡田監督就任後にはビーズリー投手を先発に、佐藤輝明選手を三塁手に、糸原選手を代打に、といった配置転換を行っています。さらに頻度は多くないですが…、一二軍の入れ替え(グループ内人事交流)を行っており、昨シーズンはその中から発掘した村上投手はMVPを獲得しました。
グループ内人事交流や、適材適所の人材配置は組織活性化の観点で重要なポイントです。
報酬・評価
続いては、報酬と評価です。
昨シーズンの優勝に大きく寄与したことの一つとして、フォアボール(四球)を多く獲得したことが挙げられます。四球を獲得することで少ないヒット数でも効率的に得点することができた、ということなのですが、その背景には四球をヒットと同等の評価査定になるように改め、四球が公正に評価されるような仕組みにしたとのことです。
主な選手の四球数と年俸変化(2023→2024)
- 大山選手:四球数 99
- 1億3000万円→2億8000万円
- 近本選手:四球数 67
- 1億7000万円→3億2000万円
- 中野選手:四球数57
- 7000万円→1億5000万円
つまり、成果報酬・成果型賞与を取り入れることで、貢献意欲向上や、モラール(やる気)向上に繋がったのです。
年俸は中小企業に見立てられないスゴい額だニャ…!
育成
最後に育成です。
春季キャンプでは阪神OBの赤星氏、鳥谷氏らを臨時コーチとして招き、選手への指導を行いました(研修の充実化)。その中で、強化指定選手に指名された2年目の森下選手は今シーズン不動のレギュラーに定着し、良い働きを見せています。
つまり、教育・研修の充実化によって、個人のスキル習得や組織活性化に繋がったのです。
また、2024年シーズンからは中野選手(27歳)が新選手会長に就任しています。それまで3期務めた近本選手(29歳)から若い選手へのバトンタッチとなっています。
若返りや権限移譲(権限を持たせ、任せる)は持続的成長のために重要なポイントです。
前選手会長の近本選手はゆくゆくは監督候補だと踏んでます
最後に
さて、今回の記事はいかがでしたでしょうか。
阪神ファン以外の方に刺さっているか微妙ですが…、2次試験の具体イメージをつかむためのヒントになれば嬉しいです。(少なくとも阪神ファンの方には刺さっていることを祈ります…!)
それでは今回はここまで!
ここまで読んでくださった読者の皆さん、ありがとうございます。
次回は『ぴらりん』です!
いくで~♪
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こんにちは!
にっくです。
虎の記事ありがとうございます!因みに僕は鯉派です笑
「二次試験」だけというより「診断業務」の流れを説明してくださったように感じています。
「二次試験は実務の80分Ver」とも言われるように、80分でコンパクトに診断をするのが二次試験なのですね!
虎の記事で大分イメージが明確になってきました!
何か楽しくなってきました!
ありがとうございます!
にっく
おはようございます。
阪神に見立てた投稿ありがとうございます。
私の応援するオリックスは、経営者の交代により経営の底を抜けてV字回復したものの、競合(ソフトバンク)の台頭で売上減少している形でしょうか・・・泣
AREさんの今記事とたいしんさんのカンブリア宮殿の記事などを参考に、ひっそりとオリックス復活コンサルをしてみようと思います!
※阪神もオリックスや今年のソフトバンクも若手の抜擢(積極的な若手登用)が好調に繋がっていると感じます。
今記事を拝見し、自分も事例Ⅰを解く際は若手登用を忘れずに頭に入れて臨みたいと思いました。
テセさん
ご返信遅くなりごめんなさい!コメントありがとうございます!
オリックス復活コンサル、いいですね~!
いろいろな事例を解くときに、オリックスに置き換えて考えるとイメージが湧きやすくなるかもしれません。
(例えば、中小企業も地域密着・地域繁栄と密接に関係していますが、プロ野球の球団も地域との関係性は重要だったりしますね。)
今年のオリックスは、2次試験的に言うと、
スキルの高い従業員(吉田、山本、山﨑福)への依存度が高かった、という問題が彼らの流出により露呈してますね。。。
ノウハウの継承、育成強化にもっと早く取り組んでおくべきだったと言えるかと思います。
ここ最近は宮城、西川などいい感じになってきたと思いますので、テセさんもいい感じで頑張ってください!!