養成課程という前向きな選択肢 byあらきち

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あらきち
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どうも!あらきちです。

2次筆記試験を受けられたみなさま、本当におつかれさまでした!

また、OPEN DAYには多数のコメントをいただきありがとうございました!

しばらくはモヤモヤした時期が続くかもしれませんが、どれだけ気にしても今から結果を左右させることはできないので、割り切って自由を満喫するなり、次のステップに進むなり、ぜひ前向きな日々を送りましょう!

さて、本日のブログテーマは「養成課程」について。

みなさん、養成課程について調べたことはあるでしょうか。

試験に受からなかったときの選択肢と思ってはいないでしょうか。

あらきち
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ちなみに私は昨年2次筆記試験終了後に、そのまま養成課程受験がスタートしました。

そして、養成課程をとても前向きな選択肢と捉えています。

今日はそんなわたしの体験談を盛り込みながら、養成課程という選択肢を紹介していきたいと思います。

(注:本記事は昨年の12代目アヤカさんの記事を私の体験談も踏まえて改変したものです。)

養成課程とは

中小企業庁HP資料参照

養成課程は、上図の通り、2次試験を受験せずに、通学し定められたカリキュラム通りに学習を進めることで診断士登録を目指す道です。

なんとなく思い立って中小企業診断士試験にチャレンジすることを決めた方にとっては、あまり検討したこともないかもしれませんが、1次試験合格後に養成課程を受講し、中小企業診断士として登録するというルートは、中小企業庁HPの診断士試験概要にも明示されているれっきとした中小企業診断士への道です。

加えて、2次筆記試験が受験対策ノウハウや独特のお作法を学ばなければならないのに対し、養成課程ではプロのコンサルタントとして活動している診断士を中心とした講師陣から、試験対策ではない理論やコンサルタントとしてのノウハウを学ぶことが出来ます。

更に、2次試験に合格して登録申請する場合は、15日以上の実務従事or5日×3社の15日間の実務補習による実践を経て、晴れて診断士登録をするのに対し、養成課程では、半年から2年の受講期間中に実習としてより多くの企業を実際に診断し、また演習により知識やノウハウを学び、再度実習というカリキュラムで確かな実力をつけることが出来ます。

中小企業大学校東京校リーフレットより

その上、半年から2年間ともに学んだ同期の受講生や講師の先輩診断士、関係機関の人とのつながりは、そこでしか得ることのできない強固なものになると言われています。

あらきち
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そう、養成課程は良いこと尽くしなのです。
デメリットと言えばお金と時間が必要なこと。

私も4年前に中小企業診断士試験へのチャレンジを決意したときは、どの教材にするかは調べましたが、養成課程なんてまったく気にも留めていませんでした。

そして、1次試験合格に向けてがむしゃらに勉強し、養成課程について詳しく知ったのは1次試験合格後でした。

金融機関に勤める自分にとって、2次試験対策で受験テクニックを学ぶことに時間を費やすよりも、しっかりと時間をかけて演習と実習を繰り返しながらプロから学んでいく方が、現場で役に立つ真の実力が付くであろうことは一目瞭然でしたから、養成課程に進みたいという気持ちが俄然強くなりました。

そこで私は、1次試験合格した受験初年度に、2次試験合格を目指すのではなく、養成課程に進学する道を模索することにしました。(※口述試験含めた2次試験に合格すると養成課程の受講資格はなくなるため)

どこが良さそうかネットで調べ、直接説明会を聞きに行き、ここに行きたいと決めた上で会社に相談しました。

養成課程に進むとなると、なんせ200万ほどの費用と半年から2年程度の期間が必要になり平日の実習もあることから、費用は自費で工面するとしても、会社へ相談し調整を図ることは避けて通れません。

当時28歳のイチ営業マンだった自分ですが、文句を言われないようなそこそこの実績は残していたつもりであり、スキルアップのために週2回程度仕事を早く切り上げさせてもらい、たまにある平日の実習の際には有給休暇でも使って外部のノウハウを学んでくることぐらい認めてもらえるだろうと思い、会社と交渉しましたが、結果はあえなく撃沈。

自身の養成課程への道はあっさりと途絶えました。(※その後3年後に再チャレンジの道が開かれ、令和3年度の2次試験後に養成課程も受験しています。)

そして、診断士になりたいという当初の思いと、必ず会社を見返してやるとの強い気持ちで1年後の2次試験にチャレンジすることが決まりました。

あらきち
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上記のような経緯もあったため1年後に1発で仕留めてやると意気込んで猛勉強しましたが、あと一歩のところでの不合格が続き、結果的に3回目の2次試験でようやく合格することになります。笑

少し私の話に脱線しましたが、次に養成課程に進むとなると、どのような機関があり、どれぐらいのお金と時間が必要であるのかを紹介したいと思います。

養成課程一覧

学校名主な時間帯期間費用定員同時取得資格
独立行政法人中小企業基盤整備機構中小企業大学校東京校平日昼間半年234.3万40~80名
法政大学平日昼間・土曜1年259万35名MBA
公益財団法人日本生産性本部全日制半年275万48名
株式会社日本マンパワー平日夜間1年275万24名
栗本学園(名古屋商科大学)※2022年9月入学が最終年度
一般社団法人中部産業連盟平日夜間・土曜1年244.4万32名
東洋大学平日夜間・土日2年257万24名MBA
千葉学園(千葉商科大学)土日2年239.4万28名コースによる
兵庫県立大学土曜日2年183.4万16名MBA
城西国際大学土曜日2年254.4万16名MBA
一般社団法人福岡県中小企業診断士協会平日夜間・土日1年275万12名
札幌商工会議所全日制半年203.5万30名
日本工業大学平日夜間・土曜1年250万技術経営修士
大阪経済大学平日夜間・土曜1年201.7万24名
関西学院大学平日夜間・土日2年219万16名+αMBA

※中小企業庁HP養成課程・登録養成課程実施機関一覧(令和3年11月12日更新)参照

※最新年度のデータと異なる場合があるため、実際の応募に際しては各校にお問い合わせください。

上記の通り、養成課程は全国にさまざまコースが開校されています。

学校によってはMBAも同時に取得できるなど、とても魅力的なところもありますが、仕事に行きながら通学するのか、半年間寮に入って短期でみっちりやるのかなど、自分自身の描くキャリアと現状の環境により選択肢はある程度絞りこまれます。

あらきち
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私の場合、MBAまで望んでいなかったのと、働きながら通学という選択肢が現実的だったので、関西圏のO大学が第一候補でした。

一度は完全に道が断たれた養成課程でしたが、昨年3度目の2次試験に向けて勉強している4月に、春の人事異動で私の所属する部署に変わってきた部長が、私が新人で入社した際の上司であり、私が数年診断士試験にチャレンジしていることを知って会社に猛プッシュしてくれました。

その結果、令和3年度に後悔のないところまで全力で勉強して受験し、試験の出来がどうであれ養成課程についても併願で受験。養成課程の試験対策、受験は自身で行ったうえで養成課程の選抜試験に合格し、2次試験の結果が不合格であった場合には令和4年春からの養成課程に進んでもよいとの承諾をもらいました。

そのため、令和3年度は2次筆記試験終了後に、合格発表を待たずして養成課程を受験しています。

今からでもまだ間に合う

ここまで記事を読んでいただいて、もしくは、2次筆記試験後に養成課程について調べて興味が出てきていたという人は、実は今から応募しても来年春から開校する養成課程に間に合うところも結構あります。

例えば、働きながら通うことが可能な平日夜間が中心になる大阪経済大学の場合は、応募受付期間が下記のようになっています。

大阪経済大学の募集要項より

※詳しくは各校の募集要項をご確認ください。

ただし、2次試験に受からない人が進む選択肢というのは大きな誤解で、近年中小企業診断士の人気が高まっていることもあり、昨年私が受験した際は確か倍率が8倍程度でした。

もちろん1次試験に合格しているメンバーの中でこの倍率であり、中には診断士登録後にプロコンとして独立するつもりで最初から2次試験ではなく養成課程1本で考えている人もいるため、そう簡単なものではありません。

また、仕事しながらの平日夜間の授業や土日の学習が半年から2年続き、受講状況が思わしくないと退学もあり得ることから、家族の理解も含めて生半可な覚悟では到底望めません

試験内容は各校により異なりますが、履歴書&志望理由書のようなものに加え、小論文、面接が行われるケースが多いようです。

小論文は、事前に与えられた課題に対し小論文を書いて提出する書類審査のパターンと、試験日当日に会場で出題された課題に対してその場で小論文を書きあげるパターンもあります。

私が受験したケースでは期日までに提出する書類審査としての小論文でしたが、小論文を書いた経験のない初心者だったので、下記の書籍を参考にお作法に注意して提出しました。

面接に関しては、そもそも養成課程が「とりあえず診断士資格が欲しい」といった人ではなく、「診断士となって地域の中小企業を支援したいと本気で思っている」人など、資格取得目的以外の志が高い人を対象としていることから、面接時に聞かれたことも「なぜ診断士になりたいのか?」「どうして養成課程なのか?」「どう活かしていきたいのか?」「生半可な覚悟ではダメな過酷な道だが耐えられるか?」といったような志望動機に絡めた質問が中心で、その受け答えと熱意を見ているように感じました。

中小企業大学校東京校リーフレットより

また、各学校によって、専門実践教育訓練給付金という国の給付金の対象になっているケースもあります。

受講機関が給付金の対象であり、かつ養成課程を受講するための試験に合格し、養成課程に進めるとなった場合は、受講開始日の1か月前までにハローワークで申請手続きを行う必要があるので注意が必要です。

また、申請のためには事前にキャリアコンサルタントのコンサルティングを受けジョブカードという書類を作成する必要があり、たいてい平日のみの受付となっているため、事前にハローワークで申請フローを問い合わせし、平日時間を作って手続きを進める必要があります。

クリックで拡大

※厚生労働省:専門実践教育訓練給付金・教育訓練支援給付金の御案内より

最後に

ここまで養成課程について紹介してきましたが、私自身は幸い令和3年度に養成課程受講のための選抜試験についても合格し、2次筆記試験にも合格できていたため、会社との取り決め通り養成課程は辞退し、口述試験を受験して15日間の実務補習を経て診断士登録を行いました。

2次筆記試験合格&養成課程の受講資格を得られるまでに4年かかり、その間家族にも苦労をかけ助けてもらっていたので、2次筆記試験に合格できたのにそれを蹴って自費でもう1年養成課程に進学することはとてもできませんでした。

あらきち
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ですが、最初に1次に受かったタイミングで養成課程に行くチャンスがあったなら、間違いなく自費でも養成課程を選んでいたと思います。

今年2次筆記試験を受けられた方は、もちろんこれまでの努力が実を結び、合格されていることを切に願っています。

しかしながら、もし今養成課程の対策をされている方や検討されている方がいらっしゃれば、胸を張って養成課程に進むのも十分にアリだと思います。

特に独立志向の人は、確実に座学の試験よりも現場寄りのスキルが身に着くはずです。

養成課程は、確実に前向きな選択肢です。

私は2次試験のルートで診断士になったことをきっかけに道場活動にも参加でき、素晴らしい出会いが待ち受けていたので今では全く後悔はありませんが、きっと養成課程を選択した場合でも、同じように素晴らしい出会いが待ち受けていたのだと思います。

人とのつながりが魅力でもある診断士業界、成長できる環境があるなら飛び込んでいきたいですね!

あらきち
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明日はリットです!

インタビューリレー始まるよ!

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