養成課程という選択肢

今日の写真は、白川郷です。冬に行ったことがないのですが、冬の白川郷もきれいらしいです。

こんにちは。アヤカです。

診断士試験に合格してよかったことの一つは、選択肢が増えたことです。

自分で選べるって素晴らしいですね。

さて、診断士になるルートには、2つ選択肢があるのはご存じでしょうか。

本日は、もう一つの選択肢を知った上で、自身で選んだ道として「試験勉強」をしていただきたいと思います。

もう一つのルート:養成課程

中小企業庁HPより抜粋

二次試験を受ける他に、養成課程というルートがあります。

「独立行政法人中小企業基盤整備機構 中小企業大学校 東京校」が実施している「養成課程」と、それ以外の機関が実施している「登録養成課程」の2種類あります。どちらを修了しても、診断士登録を行うことができます。

演習・実習を中心診断士として必要な実践能力を修得することを目的にしたカリキュラムが組まれています。

参考:中小企業庁HP

養成課程 一覧

学校名 時間帯 期間 費用 定員
独立行政法人中小企業基盤整備機構中小企業大学校東京校 平日昼間 半年 234.3万円 40~80名
法政大学 平日昼間 1年 259万円 35名程度
公益財団法人日本生産性本部 平日昼間半年 264万円 48名
株式会社日本マンパワー 平日夜間 1年 275万円 24名
栗本学園(名古屋商科大学) 平日夜間 2年 376万円
一般社団法人中部産業連盟 平日夜間・土曜日1年 223万円32名
東洋大学 平日夜間・土日 2年 257万円 24名
千葉学園(千葉商科大学) 土日 2年 257.7万円
兵庫県立大学 土曜日 2年 149.5万円
城西国際大学 平日夜間・土曜日 2年 177.4万円
一般社団法人福岡県中小企業診断士協会 平日夜間・土日1年242万円12名
札幌商工会議所 平日昼間 半年 203.5万円24名
日本工業大学 平日夜間・土曜日 1年 230万円
大阪経済大学 平日夜間・土曜日 1年 203.7万円18名

※2021年4月22日現在

中小企業庁HP参照

地元の中小企業診断協会とタッグを組んでいる学校もあり、そのような学校に入学すると、学生の間から現役の診断士の先生(それも協会の重鎮)とお知り合いになれるそうです。

学校によっては、学位が取れます

専門実践教育訓練給付金の対象の学校もあります。期間にもよりますが、100万円近く給付を受けられることもあります。学校によるので要確認です。

説明会に参加した感触だと、学校によって倍率は異なり、人気の学校の倍率は3,4倍ありそうでしたが、2倍もないと思われるところもありました。(あくまでも感触です)

アヤカの後悔 ~早めに願書請求をしておけばよかった~

昨年の今頃の私は、養成課程の名前は知っているけれど・・・というような状態でした。

養成課程という選択肢は全く視界に入らず、がむしゃらに勉強し、二次試験当日を迎えました。

手ごたえは・・・泣

これは落ちた・・・と思い、でも私の中ではやり切った感があり、これ以上何を勉強していいのかもわからなくてこれからどうしようと、迷いあぐねているときに、どこかのブログで養成課程のことを知りました

二次試験は答えがない(公表されていない)から何を目指していいかわからないけれど養成課程はカリキュラムをこなせば、診断士になれる・・・!!! 私にとっては大きなメリットでした。

今更ながらに調べまくって、この春からの入学にまだ間に合うことを知りました

しかし、いくつかの学校は、1次募集の出願は終わっており、二次試験終了後から願書を請求するのでは、2次募集3次募集にしか出願できませでした。学校にもよるかもしれませんが、1次募集の方が倍率は低く、難易度は低いです。

養成学校がアリかナシかは、夏ぐらいまでに決めておき、もし受験するのであれば、計画的に願書請求をしておくことをおすすめします。

養成課程を受験しようとしてよかったこと ~診断士になってからのビジョンが明確化~

養成課程に入学するためには、願書を出して、入試を受けて、合格しなければなりません。

願書を書くだけでも結構大変です。私は3校ほど検討しましたが、各校様々で、経歴や自己PRや志望動機や(学位が取れるところは)修論のテーマなど、大学院入試と就活が合わさったようなものが多かったと思います。

入試の内容も様々で、小論文を書いたり、試験があったり、グループディスカッションがあったり、学校ごとに異なりますが、面接はどの学校でもありました。

これらの対策をするうえで、「なぜ診断士なのか」「診断士になって何がしたいのか」「診断士になってからの5年後」などをより具体的に考える良い機会となりました。

これらを考えるにあたって、1次試験の科目である「中小企業経営」の勉強は、とても役にたちました

養成学校に行くべきか

養成学校に行くべきかは、それぞれの人生プランによと思います。ご自身の人生プランと相談して、納得のいく道を選んでください。

私の場合、もし昨年度の試験に落ちていたら、養成課程を可能な限り受験し、受かったら入学していたと思います。

絶対に資格を取りたかったし、体系的に勉強がしたかったからです。

筆記試験の合格がわかったときは少し複雑な気持ちになったのを覚えています。

合格したとはいえ、体系的な知識があるわけではないし、実務を知っているわけではないです。これから勉強し、経験を積むの必要があるのならば、それらがパッケージ化されている養成課程に行った方が、長い目で見たら良いのではないかと。。。

結局私は口述試験を受け、昨年度の試験に合格しました。

入学できる保証もない上に、地理的に修業年数が2年の学校しか通えなかったため、まずは資格収得を優先したからです。

この決断に関しては、現在後悔はしていません。

合格したことで、診断士協会やその他の研究会など、勉強の場をたくさん選べるようになったからです。(お金はかかります。笑)

興味に合わせて選べ、時間が足りないくらいです。

悔いのない決断と行動をしてくださいね。

明日はとーしです☆

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養成課程という選択肢”へ4件のコメント

  1. むん より:

    こんにちは!
    現在、登録養成課程にて絶賛修行中の者です。
    (もう試験勉強する必要は無いのに、なんとなく道場を覗いてしまいます笑)
    学校生活は想像よりハードで、時間もお金も余裕がなくなりますが、ディスカッションや発表の場が多いのでたくさんの気付きを得られています。
    1次・2次試験の知識を活用するケースも多々あります。

    私は養成課程を選択しましたが、アヤカさんの仰るように、資格を取る前でも取った後でも自分次第で何でも学ぶことが出来るんじゃないかなぁと思います。

    アヤカさんや他の道場の方々といつかお会いできるように、しっかり学んで修了します!
    これからも応援しています(^^)/

    1. アヤカ より:

      むんさん、修行お疲れ様です!
      お忙しい中、記事を読んでくださり、コメントをくださり、ありがとうございます!
      コメントが私たちの原動力なので、お時間あるときにまたコメントいただけたら道場一同皆喜びます!
      登録養成課程での修行、すごくうらやましいです!
      ハードな毎日と思いますが、頑張りすぎない程度にがんばってくださいね!
      診断士の世界は選択肢が多く、ワクワクの連続です。僭越ながら診断士の世界でお待ちしています^^

  2. ロム より:

    養成課程について、初めは試験に合格できない逃げ道なのかとネガティブなことを考えておりましたが、実は入学しても楽に資格を得られるわけではなくきちんと結果を残さなければいけない厳しい道なのだと知って認識を改めました。
    お金を払いさえすれば資格が得られるわけではないんですよね……。

    診断士になると、養成課程を経た方と知り合うことも少なくないと耳にします。
    今の段階では自分の中では養成課程の選択肢はありませんが、養成課程ではどのようなことをするのか、いつか聞いてみたいですね!

    1. アヤカ より:

      ロムさん
      コメントをありがとうございます!
      養成学校を卒業しようが、二次試験を1回で合格しようが、10回受けて合格しようが、診断士になったら皆同じで診断士になってから何をするかが大切なのだと思います。
      診断士と名乗ることが恥ずかしくないように、勉強し、経験を積んでいきたいと思っています。

      私が説明会で聞いた話だと、ベースのカリキュラムは決まっていて、カリキュラムに沿った講義やディスカッション、実務実習を行うそうですよ。
      学校によっては、+αの講義で特色を出している学校もありましたよ。

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