二次試験解法(作業工程の整理)
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5月11日(土)@大阪写真会館
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contents
はじめに
みなさん、こんにちは。10代目のぐっちです。過去の記事はこちら、合格体験記はこちら。
さて、今回で7巡目となった私のブログですが、少しだけ過去記事について振り返ってみたいと思います。過去6回の記事は以下の通りとなります。
①自己紹介&10代目メンバーの属性(多様性)
②【今やっておきたいこと】二次試験対策の学習計画
③(ゆるわだ)実務補習について
④二次試験を意識した準備
⑤二次試験対策の教材を揃えよう!
⑥二次試験向け学習の進め方(from 春セミナー)
はい、完全に二次試験の話題が中心ですね。私自身、二次試験対策に専念していた2年目に、特に道場にお世話になっていたこともあり、二次試験に軸足を置いた記事となっております。G.W.も明けて、これから一次試験対策の追い込みが始まり、皆さんも一次試験対策に関心を寄せられているとは思いますが、もう一回だけ二次試験対策の記事にお付き合いください(次回はブログリーダーの圧力もあり一次試験対策の記事を書きますので)。
なお、今回の記事は、(一発合格道場ではありますが)ストレート生のようにまだ二次試験対策を本格的に始めていない方には、あまりピンとこない内容かと思います。二次試験解法に関する記事をいつ書くかは正直悩んでいたのですが、道場を読んでいただいている方には、昨年の私のように二次試験対策に専念している方もいると思いますので、早めのこの時期にお伝えすることにしました。ですので、一次試験対策に集中されている方は、是非、一次試験後に再度お読みいただければと思います。
解法の全体像
私の解法確立の方針として、80分という限られた時間の中で安定した得点を取るため、できるだけ機械的に型・パターンにはめながら解けるようにしたい、と考えていました。ということで、以前もご紹介した「AAS 中小企業診断士 2次試験 事例問題の解法 改訂版」を参考に、80分の作業を工程表に落とし込み、作業手順や各工程での思考等を整理しました。その内容が以下となります。
(出所:AAS 中小企業診断士 2次試験 事例問題の解法 改訂版)
「作業工程」について
資料の左半分が「作業工程」となりますが、こちらはAASのサイトのサンプルを見てもわかる通り、そのまま活用させていただきました。これはあくまで一例ですので、自分に合ったやり方で実施すべきですが、私は概ねしっくりきたので、これをベースに実施していました(細かいところは端折ったり等はありますが)。また、所要時間はあくまで目安として置いていただけなので、厳密に各工程の時間配分を気にしたりはしませんでした。ただし、私は書くのが遅いこともあり、40分を過ぎたら解答を書き始める、というルールは作っていました。特に学習して間もない頃は、もちろん急いではいるのですが、油断すると45分~50分経ってから解答を書き始めるという事態に陥り、結果として解答を書き切れないことがよくありました。
「実施作業」について
資料の右半分が「実施作業」として、各工程において自分が具体的に実施すべき事項を整理したものとなります。この資料は4月~5月頃(まさに今ぐらいの時期ですね)に一旦作成し、その後、事例を解きながら微修正していったので、分かりやすいように作成当初から変更した箇所は赤字で記載しております。いくつかポイントとなる部分について、解説したいと思います。
【準備~読む】
ここは、少しでも自動化させて機械的に短時間で進められるよう、ルール決めをしてこなすようにしていました。与件文へのマーキングは、当初は色々なパターンについて実施していたのですが、多すぎてもうまく活用できない気がして、ある程度絞り込みました(重要ワード、SWOT、時系列のみ)。
与件文を読む(2回目)において、段落毎にポイントを記載していますが、この記載したポイントの内容を解答中に読み返すことはあまりないですが、これを行うことで与件文の全体俯瞰がしやくなります。
また、当初はよく皆さんがやるように、メモ用紙を作るために、問題用紙の表紙をホチキスから外していましたが、解答のメモ書きの記載方法を変更したことで、大幅にメモ書きが減ったため、ホチキス外しはやめました。
【考える(マクロ)】
この部分で、全体戦略(全体のストーリー)を考えることになりますが、特に初見の問題の場合には、そんなにじっくり考える時間も余裕もありませんので、ある程度意識する程度でした。だだし、弱みや課題(事例のテーマ/社長の相談事)に全く触れない、ということは基本的にありえないため、忘れないように書き出した上で、どの設問で使うのか考えるようにしています(後半にある「弱み(W)を放置していないか確認」も同義)。
【考える(ミクロ)】
各設問について与件文とのリンクを確認しながら解答骨子を作ることとなります。私は昨年、9代目きゃっしいの記事、ヘンリーの記事(カラーペンの使い方)を参考にメモ書きを作成していましたが、各設問で使いそうな(使う可能性のある)与件文にカラーペンで番号を付記し、その番号を使いながら問題用紙に解答骨子を作成します。ちなみにカラーペンは6色用意していましたが、稀に細分化すると7問ある場合があり、その時はしょうがないので、影響が少なそうな設問で同色を使っていました・・・。
【書く】
解答骨子に基づき実際に解答を記載する作業となりますが、上述の通り、開始から40分を経過したら、強制的に取り掛かるようにしています。私は1年目の時は、できるだけ普通の文章らしい書き方をしていましたが、2年目になって型にはめる書き方に変更しました(○○は、①~、②~、である)。恐らく、文章の記載方法(予備校の模範解答のようなきれいな文章 or 型にはめたような文章)によって採点に差異はなく、型にはめた文章の方が、機械的に(=短時間でミスなく短文で)記載ができ、キーワードも盛り込みやすいと思いますので、個人的にはお勧めです。
二次試験の解法に正解はありませんので、重要なのは、自分なりに納得のいく解法を立てて、実際に取り組みながらブラッシュアップしていくことだと思います。そのための一助として、活用していただければ幸いです。
以上、ぐっちでした!