【今やっておきたいこと】二次試験対策の学習計画
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◆一次試験対策について
みなさん、こんにちは。10代目のぐっちです。
10代目メンバーによるブログリレー「今やっておきたいこと」シリーズも終盤となりますが(そろそろ書くことなくなってきた、という振りすら昨日のksknと被る始末…)、私からは主に二次試験対策の学習計画について、お伝えできればと思います。
が、とは言え、自分が1年目に予備校に通っていた時もそうでしたが、特にストレート生の方は一次試験の学習に悪戦苦闘している方が多いと思います。一次試験対策の学習計画については、かわともの超王道学習計画等を是非ご参考にしていただければ思いますが、私からも、これだけはお伝えしておきたい、という点についてお話しさせていただきます。
①橋げた作り
学習スタイル(予備校通学や独学等)によって進み具合は異なると思いますが、まずは今の学習している科目をしっかり学んで基礎を作ってください(道場基本理論における強固な「橋げた」の確立)。他の科目について復習をしないと忘れてしまう、と不安に思うことも多いと思いますが、まずは橋げたを作ることが重要です(もちろん、余裕がある方は、過去の学習科目も含めて復習する方がより定着します)。この橋げたがあるかないかで、G.W.明けの成果に差が出てきます。
②学習時間の確保
どいこうの記事やksknの記事にもありますが、特に一次試験対策においては、いかに学習時間を確保するか、ということが重要です。自分のこれまでの学習状況を今一度振り返ってみてPDCAサイクルを回してほしいです。無理な計画は破綻するので、現実的で、でも可能な限り努力は惜しまず時間を確保しましょう。個人的には合格率を高める王道の勉強法をお勧めしたいですが、どうしても時間の確保が難しい方は、短時間学習メンバーの話も参考にしてもらえればと思います。
ちなみに、余談となりますが、みなさんご存知のPDCAとは別にCAPDo(キャップ ドゥ)という手法があります。CAPDoとは、PDCAの順番を変えて「Check=現状把握)」を最初にもってきた改善サイクル手法です。診断士の学習に当てはめるならば、まずは現在の学習状況について把握し、改善案を策定し、その改善策に基づいて学習計画を立て、計画を実行する、という感じになると思います。まあ、事前に学習計画を立てた上で臨んでいる方が多いと思いますが、こういう考え方もあるんだな、というご紹介です。
◆二次試験対策の学習計画
さて、かなり前置きが長くなってしまいましたが、本題の二次試験対策についてお話しさせていただきます。今年、二次対策に専念される方をイメージした内容となりますが、一次対策中の方も、一次試験合格後は二次対策をすることになりますので、(時間軸はさておき)参考になると思います。なお、二次試験対策の進め方や具体的な解答プロセスについては、なおさんの記事でも紹介されていますので、そちらも参考にしていただければと思います。
まず、昨年の私が立てた大まかなスケジュール(2年目、独学、二次専念)は、以下のような感じです。前年の二次試験後から1月前半までは特に何もしておらず、1月後半から動き始めました。
・1~2月:必要な参考書等の準備
・2~3月:知識の整理・定着、解法の確立、事例Ⅳの演習
・4月~:過去問
上記計画では、3月までに準備運動的な学習を完了させ、4月以降で過去問を解きまくる(8年分×3回転)予定でしたが、実際は全くもって計画通り進まず、後ろにずれこんでしまい、過去問は当初予定の半分ぐらいしかこなせていないです。その点は反面教師としてもらえればと思うのですが、お伝えしたいポイントとしては「必要な参考書等の準備」と「解法の確立」になります。
①必要な参考書等の準備
参考書等の準備って、探して買うだけでしょ?、と言われてしまいそうですが、重要なのは、早い段階で、どの参考書が必要か、ということを見極めることです。つまりは、昨年不合格となった自分に足りなかったものは何かを認識し、その上で二次試験対策として取り組むべき内容を整理し、その取り組みに最適な教材を選定する、ということになります。言葉にするのは簡単ですが、正直掴みどころのない試験である二次試験について、これらに関する自分なりに納得した答えを出すのはなかなか難しいです。もちろん、定番となっている鉄板教材(全知識やふぞろい等)は利用するにしても、次項に記載の「解法の確立」等は正解がありませんので、自ら情報収集し思案した結果として決めるしかないと思います。また、参考書によっては入手困難なものもありますので、できるだけ早めに検討の上、入手するために動くことをお勧めします。
②解法の確立
二次試験の学習において、ここが最も難しいポイントであり、私自身も、もやもやした気分が晴れないまま取り組んでいました。少し遡りますが、1年目の予備校通学の際は、講義において講師の解説は理解できるものの、自分としての解答プロセスを確立できている感は全然ありませんでした。そのため、80分という限られた時間の中で、事故を起こすことなく安定した解答を作成できるようになるために、今一度、二次試験の解法について検討を行いました。具体的には、解答プロセスを分解し、工程ごとの対応方針を立て、可能な限り機械的に対応できるよう固めていきました。ただし、ご注意いただきたい点として、解法の確立は一朝一夕で固まるものではないので、実際に過去問等の演習を通じて、より良い形へとブラッシュアップしていくものと考えてください。また、解法を整理したとしても、実際に使えるようになるには、それ相応の訓練(=演習)が必要になりますので、その点もご理解ください。
なお、具体的に利用した参考書等は、私の合格体験記に記載しておりますので、そちらもご参考にしていただければと思います。また、春セミナーでは、一次試験対策はもちろんのこと、二次試験対策についてもお伝えしますので、是非、ご参加いただければと思います!
以上、ぐっちでした!
DKさん、回答がお役に立てたようでなによりです。二次試験は掴みどころのない試験で対応が難しいですが、道場の記事等も参考に、使えそうなところはパクってカスタマイズしていただければと思います。
DKさんの試験対策学習について、心より応援しております!今後とも道場ブログをよろしくお願いいたします。
>ぐっちさん、なおさん(さん)
詳細な回答、ありがとうございます!
お二方とも違和感を感じたことはある、ということでしたので、その点は自分だけではないとわかり安心できました。
二次試験については、解答の内容の良し悪しではなくまずは自分なりの解答プロセスを作れるように頑張りたいと思います。
今後もブログ更新、楽しみにしております!
DKさん、コメントありがとうございます。
私からも回答しますね。
> ①模範解答に違和感を抱いたことはあるか
常に、そして最後まで違和感を感じていました。(^^;
2次対策はT〇Cに通いましたが、演習の模範解答でも同様の違和感でした。特に事例Ⅰが最悪でした。
おそらく予備校の模範解答は、複数の先生が80分の数倍の時間をかけて練り上げちゃっているので、受験生の肌感覚から乖離してしまっているのではないかと推測します。
ただ、私は比較していないのですが、予備校によっても違いはあると思いますので、ご自身の感覚と一番近い予備校の過去問解説を選ばれるのが良いと思います。
また、模試は「本番のシミュレーション」としてはとても有効ですので、得点よりも「80分間の過ごし方」の練習の場として活用されるのが良いと思います。
> ②ある場合、対策等はどうしたか
「道場との出会いがなければ落ちていた」と私が思っている所以でもありますが、先代だいまつさんの「永久保存版」、きゃっしいさんの「実況解説」が私の救世主になりました。
この記事では、受験生が80分で合理的に構成可能な解答のポイント(ロジック、着眼点や切り口、解答要素)が書かれていますので大変参考になりました。目から鱗でした。(@o@)
これを読んでからは「記事のプロセスが再現できれば合格できる」と迷いがなくなり(予備校の模範解答は解答要素の確認だけに使い)、「過去問→ふぞろい10年データブックで要素確認」を繰り返しました。
明日の私の記事では「平成30年事例Ⅰ」の実況解説をしていますので、そちらもDKさんの参考になれば幸いです。
頑張ってくださいね。応援しています。
DKさん、コメントありがとうございます。既に二次試験を意識し、実際に行動もされているとのことで、素晴らしいスタートダッシュですね。
二次試験の模擬試験は、予備校(TAC、LEC、MMC等)によって傾向が異なるようなので(私はTACの模試しか受けたことありません)、その点はご了承いただければと思いますが、その上でご質問について回答させていただきます。
①違和感を抱いたことはあります。特に模試においてですが、特定のポイントにフォーカスした模範解答であることもあり、うまく消化できないこともありました。過去問の予備校の模範解答においても同様です。一方で、ふぞろいの高得点解答案ではあまり違和感はなかったです。
②色々なところで言われておりますが、模擬試験はあくまで模擬試験であり、過去とは別物で、二次対策の最良の教材は過去問です。ですので、模擬試験の模範解答は、あくまで参考程度に留めておき、引きずらない(気にしない)ことをお勧めします。過去問に関しては、まず、80分で解答可能な現実的な内容として、ふぞろいを参考にすることをお勧めします。その上で、ふぞろいの解答例について、例えば最上段に記載(高得点)の解答例に違和感を覚えることもありますが、あくまで一例ですので、あまり気にしないようにします。得点率6割程度の解答例までを俯瞰し、概ね方向感を掴むことが重要と思います。しかしながら、もし高配点の上位キーワード(合格者の多くが盛り込んだ内容)について全く反応できなかった場合は、何故そうなったのかを分析し、今後に活かす必要があると思います。
上記の内容でお答えになっているでしょうか。なお、付け加えておくと、DKさんはまだ二次試験に触れた程度の時期かと思いますが、ある程度演習を重ねる中で、見えてくる景色が変わってくるということもお伝えさせていただきます。私自身の話ではありますが、過去問に関するもやもや感が晴れてきたのは、2年目に過去問7年分を解いたぐらいの時期でした。自分だけでは中々消化し切れないこともあると思いますので、時間の許す限りではありますが、道場のセミナーや他の受験支援団体の勉強会等も活用していただくと良いかと思います。
いつも楽しくブログ拝見しております。
先日のセミナーにも参加させていただき、色々なお話をいただきありがとうございました。
現在独学で一発合格を目指し学習を進めており、本日「敵を知る」意味で某二次模試を受けてきたのですが、
結果はともかくどうにも模範解答に納得がいかず・・・
もちろん自分の学習不足のせいではあるのですが、このもやもやは模試特有のものなのでしょうか、それとも二次試験の過去問でも絶えずつきまとうのでしょうか。
①二次試験対策を進めるにあたり、模範解答(orふぞろいでは高得点答案)に違和感を抱いたことはあるか
②ある場合、対策等はどのように取られていたか をお聞きしたいです。