カテゴリ「 » 渾身シリーズ」の記事


おはようございます!かもよです。
突然ですが、皆さんのおうちの近くにはファミリー〇ートはありますか。
最近、店頭に大きく「ポケチキ」と書いてあるのをよくみかけるのですが、一度じっくりご覧になってみてください。

なんだか……
じーっとみていると……
ほら……

ポケテキ」に見えてきませんか?

はい、今はポケットブックなのでわかりずらい導入でした!


いよっちの高得点術3連投のあとで恐縮ですが、社会(っていうかもう暗記全般)が大の苦手なかもよが行った勉強法を一つご紹介させていただきます。
本当に苦手過ぎて先延ばしにしていた(実際春セミナーの時点でなんにもしてなかった)私でしたが、中小は76点を得点することができました。もちろん、いよっちには程遠いんですけれども……苦手教科から稼ぎ頭になってくれた中小の「上昇率」だけは自信があります。
思えば……今となっては遠い日のセンター試験……私は(自ら選んで受験したはずの)社会系がボロボロで……政治経済は38点だったと今でも覚えているくらいなので……。
同じように苦手意識がある方も、諦めず頑張りましょう。
一年前は半信半疑でしたが……
今からでも伸びます!

ただねぇ……勉強の最初からできる!とはもちろん思えませんでした。
なんてったって社会科と暗記が大の苦手なんだから。
一周してもぜんぜん頭に入らなかったです。

そこでですね、中小は思いっきり自分でまとめるぞと決めました。

今日は、そのうちの1ページをご紹介。

大抵テキストやポケテキなどは、
政策・制度(何を)⇒内容(どのように)⇒機関(誰が)
となっています。

ただ、最初の「政策」「制度」になじみがなくてよくわかんないてかもう、多い。(暗記苦手にとって量に圧倒されるって、あるあるだと思う)
じゃあ、自分にとってなじみがよくて、かつ覚えやすいもの(数が少なくできるもの)はなんだろう。
と考えたとき、「誰が」やるんだろう、と考えてみました。

ということで、制度はとことん、
機関(誰が)⇒政策・制度(何を)⇒内容(どのように)
に並べ替えました。

が、何をどうやってるのか、の方向にまとめると、その機関のやっていることの傾向がわかります。また、制度自体の数は多く、新しくも作られており、出題されたことのない制度は多く存在します。いわゆる新規の問題が作りやすい。ですが、機関の数はそこまで多くないので、何をやるための機関なのか、をとらえることで、解答の方向性をとらえることが可能になります。

さて、実際にかもよがまとめたノートがこちらです。

殴り書きでごめんなさいね!!!

まずは、機関の名前と、機関の説明と、その時点で捉えている制度を書き込みます。あとは出題されやすい内容を書き込みます。で出題されやすいポイントを書き込みます。さらにオレンジで特徴や、見分けるポイントを書き込んでいます(ちょっと見分けづらいですね)。
過去問や問題集で新しい制度が出てきたら、機関とまた結び付け、赤で要点を書き加えました。なので書ききれなくて線がびょんびょん飛んでいます!!
大事にしたのは、この1ページになるべく盛り込んでいくつまりここに書かれている機関についてはこのページを見ればよい、としたことです。
(高度化だけはしっかり書きたくて別ページになっちゃったけど)

まず、なぜかたまーに機関の数が問われます。

突然の例題!!
中小企業基盤整備機構の数は? ア.8か所 イ.9か所

……って問題は出題としてあんまりないですよね……。たぶん、せめて「ア.50か所」くらいにしたくなるんじゃないかなぁ……(それよりも選択肢で数については2つ以上問われることはないと思うけど)。
ということで、まずは、一桁なのか、都道府県+α(50前後)なのか、100以上、なのか、だけでも覚えて、それから細かい数字を抑えましょう。

そのうえで、
一桁なのは、
中小企業投資育成(株)3か所。内訳は、東京中小企業投資育成(株)と大阪中小企業投資育成(株)と名古屋中小企業投資育成(株)と、正確には社名の頭に地域の名前がつきます。
経済産業局(全国8か所+沖縄)と中小企業基盤整備機構(全国9か所+沖縄)。これはほぼ、地方に一か所ですね。ちなみに中小企業基盤整備機構は「北陸本部」もあり、9か所となっています。どちらも沖縄のみ、事務局(事務所)と名前が違うので「+沖縄」です。
だいたい都道府県ごとにあるのが、「中小企業支援センター」と「信用保証協会」ですね。どちらも相談も受けています。ちょっと間口が広いですね。
100以上あるのが、(株)日本政策金融公庫(株)商工組合中央金庫も多い。金庫は多いんですね。

次にどんどん問題を解いていくと、機関ごとの出題の濃淡がわかります。
ここで、それぞれの機関の大枠をとらえます。
支援系なら中小企業基盤整備機構が多いです(診断士の試験だから当然ですね)。なので、中小企業支援センター中小企業支援法の指定法人ってことをとらえれば、大抵は中小企業基盤整備機構だな、となりできます。中小企業投資育成(株)は、基本、投資とコンサルをするところなので、制度にはあまり関わりません。政府以外も関わっているというのもポイントですね。
金融系なら(株)日本政策金融公庫について問われる範囲が広いです。国民生活事業が細かく金額と年数が設定されており、ちょっと大変ですが、逆に言えば、ここはしっかり暗記すべきってことです。中小企業事業は、事業年数や、対象年齢について問われることが多いです。信用保証協会の制度は「保証」がつきます。

だいぶ覚えること減ったと思うのですが、いかがでしょうか。
ざっくりとらえたら、もちろん、いよっちのリストのように、細かく追加していきましょう。ポイントは、比較でしたね。違いや特徴的なことを足していくことです。

ということで、さすがにかもよの殴り書きのノートだけでは申し訳ないので、エクセル化したものを下記に置いておきます。データ化するとちょっと味気なかったので、リンク付きにしてみました。昨年の私のノートをベースにしておりますので、情報は是非ご自分のテキストや問題集などと照らし合わせ、カスタマイズしてみてくださいね。

DLはこちらから

やっぱり、暗記苦手な人にとって、ただただ暗記の反復は苦しいっす。情報や運営は、理由や仕組みについての記事やサイトが多いですが、中小は自分でどう理解するかが大事になってくる教科だと思いますので、ご自分の視点を見つけて、まとめてみてみるのも手だと思います。

以上、かもよでした!

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はじめに

みなさん、こんにちは。10代目のぐっちです。過去の記事はこちら、合格体験記はこちら

 

さて、毎度二次向けの記事が中心の私ですが、今回は「渾身!論点シリーズ」ということで、一次試験対策の記事を書かせていただきたいと思います。先日の記事でちこまる(仮)も呟いていましたが、私も一次試験に関しては2017年に受験して以降、遠ざかってしまっているため、正直記憶が薄いのですが、久しぶりに一次のテキストを引っ張り出して思い出しながら書いております(言い訳っぽい・・・)
ということで、今回の論点ですが、二次試験でも出題されることのある、財務・会計の「キャッシュフロー計算書」についてお話ししたいと思います。

 

キャッシュフロー計算書について

キャッシュフロー計算書とは、一定期間における現金及び現金同等物(キャッシュ)の増減を表すものです。貸借対照表は一定時点の財政状態を、損益計算書は一定期間の経営成績を表す財務諸表ですが、キャッシュフロー計算書は企業のキャッシュの流れを把握するのに役立つ財務諸表であり、いわゆる黒字倒産(利益は出ているのにキャッシュが不足)を防ぐためにも有用なものとなります。なお、キャッシュフロー計算書は以下の3つに区分されることとなります。

・営業活動によるキャッシュフロー(営業CF):本業で稼いだキャッシュ

・投資活動によるキャッシュフロー(投資CF):投資活動に使った/投資活動で得られたキャッシュ

・財務活動によるキャッシュフロー(財務CF):資金の借入れ/返済等によるキャッシュ

 

直接法と間接法

キャッシュフロー計算書の作成方法には、直接法と間接法があります。直接法では営業収入から仕入れ・人件費・その他営業の支出を差し引き、間接法では利益から非資金費用や資産・負債の増減を調整することで営業CFを計算します。直接法と間接法の違いは、 営業CFの小計の計算方法であり(もちろん金額は同じになります)、投資CFと財務CFは同じとなります。試験で問われることが多い間接法の営業CFについて少し解説したいと思います。

※代表的な項目に絞って記載しています

(1)間接法のスタート地点。P/Lの数値を持ってくる。

(2)非資金費用であり、費用として計上されているがキャッシュは留保されているので+となる。

(3)上記同様、引当金として計上されているがキャッシュは留保されているので+となる。

(4)営業外損益と特別損益を逆算して営業利益へと修正するので、P/Lの項目と逆の符号で調整する。

(5)資産・負債の増減を調整する。運転資本が増える=その分だけキャッシュが-、となる。

基本的な考え方として、実際にキャッシュが出ていくのか否か、ということを考えるとわかりやすいかと思います。

 

問題演習①

ということで、基本的な内容についてお伝えしましたが、実際の過去問を使いながら、問題演習にて確認をしてみたいと思います。以下は、平成24年の財務・会計の過去問となります。TACデータリサーチによる正答率はCランク(正答率40%以上60%未満)の問題です。

問われているのは支払利息勘定ですので、着目するのは「支払利息」となります。この問題のポイントとしては、①「支払利息」と②「利息の支払額」の違いが理解できているか、ということだけです。

①はP/Lにおける支払利息の数値(符号は逆)②はP/Lの支払利息に未払利息や前払利息を調整した額(要は実際に支払った額)、を示しています。ですので、支払利息勘定について、「損益」の部分に①を入れ、「当座預金」の部分に②を入れます。結果として支払利息勘定は以下の通りとなり、解答は「イ」の300千円となります。

 

問題演習②

さて、ではこの過去問を使って、追加問題を出したいと思います。受取利息勘定と受取配当金勘定が以下の通りであった時、空欄Bの金額を求めてください。

受取利息と受取配当金に分かれているため少し複雑になっていますが、基本的には先ほどの問題と同様の考え方で解くことができます。ポイントは、③=受取利息勘定の損益+受取配当金勘定の損益、④=受取利息勘定の当座預金+受取配当金勘定の現金、ということだけです。

よって、計算としては以下の通りとなります。

受取配当金の損益=現金=1,400千円

受取利息の損益=2,600-1,,400=1,200千円

B=1,000+1,800-1,200=1,600千円

 

 

以上、ぐっちでした!

 

 

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どうも、kskn(きしけん)です。

前回記事で募集した「診断士向けオンラインコミュニティ」、開始2週間でいきなり40名以上の方々が集まってくださいました!
正直、20人いけば上出来かなと思っていたので驚きです。ほんとに。
そして早速、参加メンバー主催でオンラインでの二次勉強会もスタートしました!
これをキッカケに、地方と都市の学習環境の格差が少しずつでも改善していってもらえたら嬉しいなぁと思います。
まだまだ募集はしておりますので、興味を持っていただけた方はぜひご参加ください!

申込みはコチラ

 

さて、最近はオンライン勉強会、タキプロ勉強会、そして先日の道場勉強会@大阪といろいろな二次試験対策勉強会に参加させていただく機会が多くありました。
いろいろな方の答案を見させていただいて、この時期なのによく出来た答案を書けている方もいて驚かされることも多いのですが、当然そうではない方もいます(そしてそれが普通です)。
そこで僕なりに答案をうまく書けていない人が抱えている課題を考えてみたのですが、大きく以下の3タイプに分類されるように感じました。

①与件文・設問文の読み込みが甘い(与件や設問の内容に沿えていない答案を書いている)
②日本語が変(答案の方向性としては間違えていないが、説明不十分・説明過剰・単純に読みづらいなど)
③知識が足りていない(用語や施策への理解が浅く、単語が独り歩きしている)

そしてさらに考えてみた結果、①と②はどの事例でもまんべんなく感じる反面、③は圧倒的に事例Ⅰ、その中でも特に組織論で多く見られるように思いました。
それならば!と、この【渾身】の機会を借りて「二次にも一次にも使える組織論」というテーマで2回に渡って組織論の解説をお送りしたいと思います。

 

さて、知識の説明に移る前にさらに前置きです。(前置きが長いなというツッコミは受付けません)

試験対策上、「用語」から「具体的な施策内容」を説明し、「その施策による効果」が説明できることは当然必要なことなのですが、二次試験のことを考えると「求められる効果」から「具体的な施策内容」をイメージし、(願わくば)「用語を述べられる」ようになることも必要ですので、そこまで深く理解することを心掛けてください。(これを記憶に定着させる具体的な方法も解説したいところですが、字数の関係でまた別の機会に)

 

組織構造の設計原理

組織構造の設計原理とは、組織のデザインを行う上で守ることが望ましいとされる原則のことで、具体的には下記の5つが挙げられます。

1.専門化の原則
2.権限責任一致の原則
3.統制範囲の原則
4.命令統一性の原則
5.例外の原則

これらは重要というよりもむしろ「最低限の知識のベースとして必要な内容」になるので、どの原則も必ずしっかりと理解してください。

1.専門化の原則(=分業化)

専門化の原則とは、組織で行われる業務を機能毎に分け、それぞれの機能を特定の担当者へ専門的に実行させるといったものです。

メリット
a.仕事を単純化できる
分業の度合いが高くなるほど仕事の内容がシンプルになり、熟練したスキルを持たない人々を仕事に参加させることが可能。

b.専門的なスキルを獲得することができる
限られた範囲の業務を繰り返させることで、専門的な熟練したスキルを習得させることが可能。

c.業務に関する規模の経済が働く
類似業務をまとめることで業務1単位の処理コストが低下する。

 

デメリット
a.仕事が単調化することによるモチベーションの低下

b.組織内の人の流動性が失われることによる変化への対応力の低下

c.部門間での利害の対立による組織内のコンフリクトの助長

d.部門横断的な知識を持つ人が少なく、全社的なマネジメント力がある人材が育ちにくい

e.各機能部門の利益責任の所在が不明確

 

基本的には専門化の原則に沿って組織デザインをする方が望ましいとされてはいますが、上記からも分かるように、分業化を進めることによるメリット・デメリットが存在しますから、二次試験では事例企業の状況に合わせて「分業化を進めるor分業の程度を緩める」を選択する必要があります。

・「非効率な現場を効率化したい」→分業化を推し進める
・「社員のモチベーションを高めたい」「外部環境変化への対応力を高めたい」→職務拡大を行い、分業の程度を緩める

 

2.権限責任一致の原則

これは職務と権限と責任が一致していなければならないというものですが、重要なポイントは「誰がどのレベルの権限を負うのか」というところです。組織の上層部に権限が集中する場合には集権的組織と言えますし、逆に組織の下層部(現場寄り)に権限がある場合は分権的組織と言えます。一次試験対策ではそれぞれを正しく理解する必要がありますが、二次試験では「集権的組織から分権的組織の移行」について問われるケースが多いです。

集権的組織(≒機能別組織)

メリット:意思決定者が大局的な決定をしやすい
デメリット:意思決定に時間がかかる、下層部が組織への参画意識が持ちづらい

分権的組織(≒事業部別組織)

メリット:より現場に近いところで意思決定できるため環境対応力が高い
デメリット:事業部ごとの利害を優先し、近視眼的になる危険性がある

これらはどちらが良い・悪いということはありませんが、近年は外部環境の変化が激しく、意思決定のスピードが求められるケースが多いため、下層部へ権限移譲を行って分権的組織へ移行していくという事例が多くなっているように思います。

 

3.統制範囲の原則

統制範囲とは「1人の上司が有効に指揮監督できる直接の部下の人数のこと」ですが、これを広げようと思うと統制の効率を高めることが必要となります。ここではこの統制の効率を「統制効率」と呼ぶことにします。
この統制効率を高めるほど統制範囲を広くすることが可能なわけですが、統制範囲を広げることが必ずしも正解かというとそうではありません。例えば創業間もない企業をイメージしていただきたいのですが、多くの場合、社長がプレーヤーを兼務していることが多く、現場の指揮統制も社長によって行われているケースが多いです。しかし徐々に企業規模が拡大し企業として更なるステップアップを目指すとき、社長は非定型的意思決定に集中するため統制範囲を狭め、より下層部へ権限委譲することはあるでしょう。
ですので、統制効率は高ければ高い方が望ましく、かつ統制効率を上げることで統制範囲を拡大することが可能、というところまでは紛れもない事実ですが、統制範囲を拡大すべきかどうかは事例企業の状況による、ということも同時に理解しておいた方が良いでしょう。

それを理解した上で統制効率を高めるにはどういう施策があるかというと、テキストでは例外事項への対応力を高める標準化を行うなどが書いてありますが、それと同時に管理者の統制能力を高める情報伝達経路を整備する(情報共有の仕組みを作る)なども統制の効率を高めるのに有効です。

 

4.命令統一性の原則

これは、部下は1人の上司からのみ命令を受けるようにしなければならないというものですが、大抵の場合はそうなるように組織デザインされているので問題がありません。これが問題となるのは「部門横断的に組織を編成」した場合です。この対応策としては、命令系統に優先順位を付けるなど、現場担当者が混乱しないような仕組みを作ることが重要です。

 

5.例外の原則

3.でも述べましたが、例外の原則とは本来より上位の役職になるほど非定型的意思決定(戦略的意思決定)に注力すべきであるというもので、それを実現するためにはより下層部へ権限委譲をしていくことが必要となります。
特に、「新しい事業を立ち上げる」「新たな戦略を模索する」といったことを目指していく状況では、なお一層、例外の原則の適用が求められます。

 

組織構造の一般形態

上で述べた5つの組織構造の設計原理を理解した上で、各組織構造の特徴を見ていきましょう。ここでも大事なことは、「その組織にすることでどういった効果が得られるか」と同時に「どういった効果を得たい時にその組織を採用するのか」です。
また、これらはあくまで組織構造の「一般形態」でしかないので、例外も当然にあります。が、そこは試験対策上あまり意識する必要はないと思います。

1.機能別組織

機能別組織とは人事、営業、研究などそれぞれの機能で単位化した組織で、最も専門化の原則や命令統一性の原則を適用しやすい組織構造です。
よってこの組織のメリットとデメリットは専門化の原則や命令統一性の原則のそれと同じと考えて良いです。
また、トップマネジメントは各部門を束ねる長として意思決定を行うので、集権的な組織であると言えます。

 

2.事業部制組織

事業部制組織とはそれぞれの事業を管理単位化した組織で、各事業部ごとに独立した権限を持ち、また独立した利益計画・予算計画などを持つことになるので分権的組織であると言えます。
また、機能別組織ほどではないものの、それぞれの事業部内で機能別に職務分担が行われるので専門化の原則や命令統一性の原則を適用しやすいです。

メリット
・各事業部ごとで管理を行うのでトップマネジメントは業務的管理を行う必要性が低く、戦略的意思決定に多くの時間を割ける
・現場に近いところへ権限委譲が行われているので、スピード感のある意思決定が可能である
・下位管理者のモチベーションが高まるとともに、管理者の能力を高め、次代の経営者の育成が可能となる

デメリット
・それぞれの事業部に各機能が存在する形になるので、機能のダブりが生じてコストがかさむ
・各事業部がそれぞれの利益達成にこだわり、近視眼的な意思決定をしやすい
・事業部間の連携が行われにくい

 

3.カンパニー制

カンパニー制は事業部制組織をさらに徹底したもので、各事業を「さも別会社のように」してしまう組織構造です。よって、メリット・デメリットは事業部制組織のそれをより色濃くしたものとなります。

 

4.マトリックス組織

マトリックス組織は機能と事業を横断的にデザインした組織で、組織の硬直化を克服するために採用されることがあります。よって、マトリックス組織は企業の初期に採用されるものではなく、ある程度成長し、組織として硬直化が見られた際に採用する組織です。
この組織を採用することで現場担当者は複数の製品に関わることになり、より多くの情報に触れることになるので環境変化には対応しやすい反面、高い情報処理能力が求められたり、命令系統のルール作りがキチンとできていない場合に命令統一性の原則に反してしまうといった部分もあるので注意が必要です。
また、このマトリックス組織をもう少し簡素で一時的にしたものがプロジェクトチームで、「事業に横串を刺すような組織」という説明があった場合にはこれらがイメージできると良いでしょう。

 

今日はここまでです。いかがでしたでしょうか?

始めにも書いた通り「二次にも一次にも使える組織論」ということで、キチンと事例企業を思い浮かべながら組織論を深く理解していただけると嬉しいです!

ではでは、引続き勉強頑張ってください!

(=゚ω゚)ノホナ、マタ!!


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こんにちは、どいこうです。過去記事はこちら

財務指標を掘り下げて考える

今回は財務指標を採り上げます。財務指標は、一次試験でも二次試験でもきわめて高い頻度で出題される分野ですから、パッと回答できるよう、慣れ親しむことをおすすめします。

さて、資金の貸し手(銀行等)や株式の保有者(オーナー社長や他の投資家)は、企業の現状に関して、何を把握したいでしょうか?

 

一般的に重要だと言われる項目は以下のようなものです。
・投下した資金に対して、どの程度の利益が出ているか
・投資・融資したお金が戻ってくるか

投下した資金に対して、どの程度の利益が出ているか(資本利益率)

利益は元利返済・配当収入・株価上昇の源泉となりますから、極めて重要な概念です。

資金の出し手にとって、最も包括的な利益の指標は、
1)「資本利益率」(資本に対してどれだけの利益があがるか)です。

資本利益率(特に自己資本利益率)を以下のようないくつかの要素に分解し、改善ポイントを探ることがあります。
1-1)収益性(≒売上高利益率): 企業が利益を出せているか
1-2)効率性(≒回転率): 企業が資産を活用してどの程度の売上を出せているか
1-3)資本構造:他人資本をどの程度活用しているか

投資・融資したお金が戻ってくるか(安全性)

投資や貸付も事業活動ですから、倒産してお金が戻ってこなくなることを警戒します。そこで、

2)安全性: 債務の返済や利払をきっちり行えるか

を検証します。

さて、以下では、それぞれのグループについて、確認していきます。あなたも自分が気になる上場企業の決算短信(有価証券報告書でもよい)を見て計算してみてください。気になる会社がない方は、例えば最近、話題になっている企業から選定してみてはどうでしょうか。

1)資本利益率

資本利益率には複数の種類があります。以下のものを把握しておくとよいでしょう。

・総資本経常利益率
計算式: 経常利益 ÷ 総資本
総資本を使って経常利益をどれだけ上げたかを示します。分子は経常利益ですから、利払後の利益となります。

総資本事業利益率(ROA: Return On Assets)
計算式:事業利益 ÷ 総資本
総資本を使って、利払前・税引前の利益をどれだけ上げたのかを示します。この指標は管理会計上の重要概念です。

自己資本利益率(ROE: Return On Equity)
計算式: 当期純利益 ÷ 自己資本
自己資本を使って、利払後・税引後の利益をどれだけ上げたのかを示します。この指標はROAと同じく管理会計上の重要概念です。

1-1)収益性の指標

企業が利益をあげているかどうかを検証するには、各種「利益率」の指標を利用します。利益の概念には、「売上総利益」「営業利益」「経常利益」「当期利益」などの概念があり、その時何を分析したいのかに応じて使い分けます。

売上高総利益率(gross margin rate / gross profit rate)
計算式: 売上総利益 ÷ 売上高
企業が提供している製品やサービスそのものの収益性を表します

売上高営業利益率(operating margin rate / operating profit rate)
計算式: 営業利益 ÷ 売上高
企業の本業による収益性を表します。

・売上高経常利益率(ordinary profit ratio / current profit ratio / recurring profit ratio)
計算式: 経常利益 ÷ 売上高
財務活動なども含めた通常の企業活動における収益性を表します。

売上高当期利益率(net income ratio)
計算式: 当期純利益 ÷ 売上高
会社全体の収益力を表します。

1-2)効率性の指標

流動資産(例えば棚卸資産)や固定資産(例えば工場)が効率的に売上をもたらしているか、という指標です。売上を資産で除した「回転率」と、資産を売上で除した「回転期間」とが利用されます。以下では回転率の指標をとりあげます。回転率は通常は1年間の回転回数で算出されますから、回転期間(年表示)が回転率の逆数となります。

総資本回転率(total assets turnover)
計算式: 売上高 ÷ 総資本
企業の総資産額が、1年に何回売上高という形で回転したのかを示す数値です。これが高いほど、資産が効率的に売上に結びついていることを表します。総資産回転率を向上させるためには、総資産を増やさずに販売戦略などによって売上高を増加させるか、あるいは、現在の売上高を維持しながら、不要な資産を処分して総資産を減少させることが必要となります。

売上債権回転率(receivables turnover)
計算式: 売上高 ÷ 売上債権
売上債権回転率とは、企業の売上債権の回収が、どの程度効率的に行われているかを示します。これが低いほど債権回収に時間がかかることを意味しており、売上発生後、売上債権として資金が拘束される(現金化できない)期間が長いことを意味します。
店頭での現金販売を原則としている飲食店(例:サイゼリア)では、売上債権回転率が大きくなり、事業の構造上、資金的に効率的だといえます。

棚卸資産回転率(inventory turnover)
計算式: 売上高 ÷ 棚卸資産
棚卸資産回転率とは、企業が棚卸資産を、どの程度減らせているかを示す比率です。
ジャストインタイム方式で原材料や仕掛品の在庫を減らしている会社、受注生産を行う会社などでは、棚卸資産回転率が大きくなります。

有形固定資産回転率(tangible fixed assets turnover)
計算式: 売上高 ÷ 有形固定資産
有形固定資産回転率は、企業が有形固定資産をどの程度効率的に活用しているかを示す比率です。
工場を持たない(ファブレスの)製造業などでは、有形固定資産回転率が大きくなります。

1-3)資本構造

他人資本をどの程度活用しているかを表す指標です。

自己資本比率(equity ratio)
計算式: 自己資本 ÷ 総資産
総資本に占める自己資本の比率を表します。指標の性質上、◯%という表示となります。

財務レバレッジ(financial leverage)
計算式: 総資産 ÷ 自己資本
自己資本に対して、何倍の資本を活用しているかを表します。自己資本比率の逆数で、◯倍という表示となります。

おまけ:デュポン分析

なお、有名なデュポン分析(DuPont Analysis。デュポンシステム、デュポン式とも呼ばれる)があります。以下のようなものです。

ROE  = 売上高当期利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ
= (当期純利益÷売上高) × (売上高÷総資産) × (総資産÷自己資本)

上記のように要素分解することにより、課題がどの部分にあるのかを把握することができます。

このデュポン式から明らかなように、財務レバレッジが効いているほど、ROEが高まります(以前の「資本利益率」に関する記事にも書きました)。

「ウチは無借金経営ですから!」と自慢するのは、ファイナンス理論から見ると、必ずしも正しいと言えません。倒産しにくいという意味では確かにそうですが、オーナー(株主)の利益率を結果的に犠牲にしているという解釈も成り立ちます。

「ウチは自己資本に何倍ものレバレッジを効かせていて、かつ当期利益と現金収支が安定的にプラスなんだぜ!」という経営者もカッコイイのです(私はこちらのほうが好みです)。

まとめ

今回は、「投下資本が利益を出すかどうか」を検証するためのもろもろの指標を取り上げました。いずれも業界特性などにより状況が異なり、例えば携帯通信の会社と家具製造販売の会社との数値を比較してもほとんど意味がありません。基本的には同業種と比較することで意味を持ちます。

安全性については次回とりあげます。


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みなさんこんにちは!ちこまる(仮)です。合格体験記はこちら

また、過去記事はこちらです!今日の記事は8回目。すっかり初夏の陽気ですね。

今日の記事はおよそ4300文字。9  分程度お時間ください♪

渾身シリーズ!今回は運営管理から!

渾身シリーズが続いています!!みんなの記事、わかりやすいですねー!!

しかし…ちこまる(仮)の1次試験合格は2017年。企業経営理論・情報・中小に至っては2016年合格なので、記憶がヒジョーーーーーに、薄いです…。

さて困りました(冒頭から)笑。ということで、私の大学の専攻が機械工学だったというだけで、運営管理を選択してみます。ちなみに今のお仕事はほぼ無関係ですが、こんなところで皆さんのお役に立てるなら良かったとします。(しかし1年目には受かっていないあたりが学んだことが相当消えていた証…笑)

というわけで、今回は運営管理から、新旧QC7つ道具です!いってみよー!

新旧QC7つ道具についてのまとめはこちら。(ITOさん)

新旧の比較記事はこちら。(Ozさん)

QC7つ道具の詳細はこちら。(ひろちゃんさん)

QC7つ道具とは?

生産管理のうち、品質管理をする際に使っているフレームワークのようなもの、という理解をしています。対象となっているのは、生産現場であり、1点ものを作る工房的なところではなく、同じものをたくさん作っている工場が圧倒的に多いですから、求める品質基準を満たすかどうかを確認する必要があります。適正な品質の品物を維持し、問題が起こった時に分析するツールとしてQC 7つ道具を使っているのです。旧は全て数値データを扱うところに特徴があります。

散布図

皆さんも一度は目にしたことがあると思います。2軸があって、たくさんの点がプロットされていて、相関関係があるかどうか調べる、アレです。例えば、勉強時間が長い人は得点が高い、とか。1次試験の財務会計の得点が高い人は、事例Ⅳの得点が高い、とか。◯◯が高いと△△も高い、という状態のことを正の相関がある、と言います。その逆(◯◯が高いと△△は低い:例えば勉強時間が長い人は睡眠時間が短いとか)のことを負の相関がある、と言いますね。他にも、概ね相関関係がありそうに見えて、一つだけ全然別のところにプロットがある時「異常値がある」と言います。春セミに出てくださった皆さん、2次試験と得点の相関関係のグラフで、右上にはみ出しまくっていて、異常値(飛び抜けて学習時間が長いが、それに比例して点数が高かったわけではない…)となっていたのは私です(笑)。

他にも条件があるのではないか?と考える場合は、2軸で分析し続けるのに限界が来ますから、他のツールも使っていくことになります。

加えて、相関があるように見えているけど実はない、というときは偽相関があると言ったりしますが、論点としては優先順位は少し下がると思います。

チェックシート

チェックシートは、グラフや表にまとめる際、何がいくつあるか、カウントするのに使ったりします。そのデータをもとにヒストグラムなどを作っていきます。見た目はぜひGoogle先生画像検索機能を使ってください。

ヒストグラム

データにどのくらいばらつきがあるかを確認するための棒グラフです。いちごを76個収穫したとして、大きさごとにグループ分けをして、数を数えてグラフにした、ということを考えてみてください。一番スタンダードな大きさは中央の二つであることがわかりますね。外れているところをどう集約させるか、とか、この76個が10,000個のうちのサンプルだったとすると、全体で同じ割合ならこれくらいの数があるね、なんていうことがわかります。山の高さが高くて勾配が急だと、概ね集まっていると言えますし、緩やかな勾配だと、幅が広いということもわかります。

パレート

全体をグループごとに分け、多い順に棒グラフで表し、折れ線グラフで累積の割合を示したグラフです。不良品カウントをして理由の多い順に並べて、どこまでに対策を打つか、などで使ったりします。

管理図

製品の大きさなど測定できる数字を時系列順にプロットして、生産ラインが安定的に稼働しているかどうかを判別するのに使ったりします。先ほどの散布図とは違い、規則性がないのが通常で、基準内であっても規則性がありそうな場合は生産ラインに何かが起こっているかも?ということを疑ったりします。一定の幅の中に収まるように管理していて、基準内の上限値を表す線をUCL、下限値をLCLと呼び、それを超えた場合は異常値とします。異常値がないこと、規則性がないこと、が正常な状態です。

特性要因図(フィッシュボーン)

これは以前2次試験でもカット野菜工場で取り上げられたことがありました。ある事象が起こったとき、その原因を洗い出すのに使われる図です。見た目が魚の骨のような形なので、フィッシュボーンと呼ばれています。

層別

母集団をいくつかの層に分類することです。図というより考え方に近いかもしれませんね。全体をまるっと見て傾向がよくわからなかった場合、いくつかのグループに分けて傾向があるかどうかを見たりします。例えば、作った日で分けてみたり、湿度で分けてみたり、作った人で分けてみたりすると、こういう条件の時はこうだね、ということが言える可能性が出てきます。

QC7つ道具の覚え方!

はい、ここからは語呂合わせです笑。QCについては既出記事もありますが、唯一の違い!

さん(散布図)チェ(チェックシート)ヒッ(ヒストグラム)パレ(パレート)管(管理図)特(特性要因図)層(層別)!

呪文ですね…。この語呂合わせに意味づけるのは至難の技だったので、魔法の呪文として飲み込んで覚えました笑。唱えるとなぜか染み付きます。合格するおまじないと思って覚えてみてください。

続いて、新QC7つ道具!

はい、ここでようやく半分です。新QCの方は数値を扱うものは少なくて、どちらかというと法則性までわかったけど複雑な因果関係でよくわからん!というのを整理するためのものが多いです。ホワイトカラーで働かれている方にとってはむしろこっちの方が馴染みがあるかもしれませんね。ここまでエクセルなどでそれっぽい図を作ってみたのですが、ここからは、作るのが大変…先人(Google画像検索先生)のお力も借りながらお読みください笑。

親和図法

何かのアイディア出しやブレインストーミングをわーっとして、はてこれをどう整理しよう?となった時、最初に使ったりするのが親和図法だと思います。ある程度似ているもので固めて、関連があればタイトルをつけたりとか、これとこれの組み合わせで新しいアイディアを作ってみよう、とかそういうことに使います。

連関図法

問題や課題があり、その要因が複雑に絡み合っているときに登場します。いろんな要因があるけどそれぞれって関連してるのかな?とかこれを解決したら芋づる式に色々いけるんじゃない?というあたりをつけられたりします。

見た目としては解決したい問題が中心に据えられていて、要因が取り囲み、関係していそうな要因同士が矢印でつながれています。

系統図法

目的に対する手段を考え、次にその手段を目的とおいた時、それを達成する手段は?というように段階を追って展開していきます。

合格するために(目的)何をするか?という問いに対して、勉強する(手段)を考えたとします。次に、勉強するために(目的)何をするか?という問いを立て、朝早く起きる、という手段を考えたとします。さらに早く起きるために(目的)何をするか?という問いを立てて…という流れです。

アローダイヤグラム

これは、みなさんもご存知のPERTです。名前が違うんですね…(ややこしい)。丸があって、矢印でつながれていて、工程にゆとりがあるところはどこなのか?全くゆとりなしなのはどこなのか?がわかったりする、計算していくあいつです。

マトリックス図法

2軸の要素での関連性を見てどこに着眼していくと良いかを探すものです。分析していくと縦や横の軸の項目が増えていきます。交点には関連性の評価(◯△×)を入れていき、丸がついたところが着眼点です。

ちなみに今回この記事を書くために全ツールを色々調べてみたのですが、マトリックス図法にもいろんな種類があるみたいですね。(なので深追い厳禁です。違う資格になっちゃうので)

マトリックスデータ解析法

マトリックスは実は双子でして、弟の方です。これだけ、新QCの中で唯一数値を扱うツールです。2軸に分けてプロットし、相関をみたり少数派なのはどれなのか?それらの違いはなんなのか?を明らかにするものです。

PDPC法

一番理想のルートはこうなんだけど、こういうことも起こるかもしれないからそんな時はこうしよう、という計画をあらかじめ立てて置いたりしますよね。それを表した図です。

起こり得る問題など想定して対策を立てておくというものですね。試験当日電車が遅れるかもしれない、そんな時は別のルートをとっても間に合うように早く出よう、とか、忘れ物をするかもしれないから、最寄りのコンビニを確認しておこう、とか、そういったものです。理想のルートを楽観ルート、何かが起こるかもしれないルートを悲観ルートと呼んだりします。

新QC7つ道具の覚え方!

これも語呂合わせでなんの意味も見出せませんが、

新連携アロマとP!と覚えました。

親(親和図)連(連関図)系(系統図)アロ(アローダイヤグラム)マト(マトリックス兄弟。図とデータ)P(PDPC)

はい、これも唱えましょう。合格のおまじない(再)ですね。

おまけ

機械工学出身だったので、生産機械については割と馴染みがありました。実物を見たことがあるってのは結構いいんだな、と思ったのですが、便利な世の中!そんなもん見たことなーい!というあなたにはYouTubeがあります。生産機械の名前を検索すると動いている様子が見えると思います。動画学習法、おすすめです。

あともう一つ、大学の授業で生産ラインの設計という実験があり、非常に楽しかったのを覚えています。4人1グループでブロックの車を4台組み立てます。工程については指示されていて、4人でどういう作業分担をすると一番早く作れるのかを考える、というものでした。ストップウォッチで工程毎の時間を計って平均値を出して、この人にこの作業、という話し合いを進めていきました。複数人で協力して何かを作り上げることは結構あると思うのですが、そんな時にも役に立ちそうですね。

 

ということで、今回は新旧のQC7つ道具をまとめてご紹介しました!

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました!

以上、ちこまる(仮)でした!また次回〜!

 

 

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おはようございます、makinoです。本日も読んでくださって、ありがとうございます。

 

ちょっと前に、道場メンバーのksknにディスられました。

いきなり、なんちゅう出だしだ、と思った方。ご安心ください。

別に怒っているのではなく、飲み会での「最近スマホにしたって、マジですか」みたいな会話で、大阪メンバーでキャッキャしながら、遊んでいたのです(最近ではなく、2016年ですが…、ブログ記事を読んでくれて、ありがとうkskn)。

さて、こんなディスりに懲りず、もう1つラガード話を(前回のラガード話はこちら)。

 

少し前に、派手に車をこすりました。運転人生20数年で最大の失態です・泣

修理に際し、代車を割り当ててもらいました。某メーカの新車だったのですが、付属機能がすごいです。バックモニターに、対物センサーに(狭い駐車場に停めるときはうるさくて仕方ないのですが)、軽すぎるハンドルに、一時停止アラートに、広い室内に、もちろんカーナビ(2次機能のあらし)

 

ラガードのmakinoさんは、いまどき「マニュアル車」に乗っていましたので、この代車には、隔世の感がありました。でもしかし…、心地よくないのですよ。借り物ですから、当然なのですが。

 

すみませんが、次に買うならこの車、とは、思えませんでした(この車を悪く言っているわけではないです、念のため)。便利機能が自分に刺さるか、は別問題です。結局、イノベーションが自分の心地よい方向で行われているわけではない、という事なのです(他方、自分がイノベーションの方向について行けてない、という事でもあります)。

 

私は、バックモニターを一切みずに、縦列駐車を一発できめる自分が好きだったりします(自慢か、おい)。そして、「自分の事が好き」、という事は、私にとって、とても大切なことです。本人でさえ嫌いな自分を、他人が好きになってくれるはずがないですし、自分が好きになれれば、他人の事も好きになれますから。

 

何を書いているんでしょうね。
受験生支援しろよ、と誰かから怒られないうちに、この辺で。

 

——-

さて、本題です。渾身シリーズは、7科目から論点を選んで掘り下げる、という定義でお送りしているのですが、今日は、1次試験とは切っても切れない「選択肢」のお話で乾坤一擲
、【渾身】記事を書かせていただきます。

まずは私の、昨年の1次試験結果から。

 

経済68
財務72
企業65
運営76
法務44(8点加算前)
情報76
中小74
TTL475

 

大荒れ法務以外は、満遍なく、不得意科目も無く、という感じですし、突出した高得点科目もありません。

 

【企業経営理論での失敗】
さて、法務の次に点数が低かったのが、企業経営理論で、65点(TAC平均54.7点)でした。こちらは、「マーケ->経営->組織」の順で解いたのですが、時間が足りない事態に陥り、組織の最後は2分で7問を解く羽目になりました(1問20秒足らず)。その結果がこちら。

怒涛の5問連続不正解で、11点の失点です。みなさん、決してマネしないでくださいね(こんな失敗して、よく1次試験通過したな、と)。ちなみに、組織問題の、問26.27は、幸運にも、正解でした。

 

さて、みなさん。正解の選択肢をみて、何か気が付きませんか?
そうです、「ウ」と「エ」が多いですよね。タラレバを言うと、目をつぶって、5問とも「エ」にしていれば、5点拾えて、この科目は70点獲得できていましたね。たまたま、「ウ or エ」が多いのは、偶然なのか?と思いますが、はてさて。

 

ちなみにですが、独学の方向けに1つ。T〇Cの某先生が仰っていました
択肢は下から読め。問題作成者は、受験生に時間を使わせようとして、正解はエ・ウに置いているから」(このお話、模試の解説動画だったか、無料公開動画だったか…)。

ほんとかいな、と思いましたが、受験生時代に、この言葉の裏付け調査などしている時間の無い、素直な私は、それ以降、選択肢を下から読むクセをつけました。

 

というわけで、今回は、調べてみました。みんなが気になる、「正解の最も多い選択肢」を大調査です。

正直、すっごく時間を要した割りに、インテリジェンスに欠け、これを知っても、さしてお得感が無く、他メンバーの渾身記事とテイストが違い、見劣りしてるなー、なんて感じましたので、記事にするのをやめようか、とも思ったのですが、100人に1人でも、「これで、わからない問題を正解しました」なんてお役に立てれば、と思い直し、公開いたします。

 

【過去5年のアイウエオ】
過去5年の、選択肢の」正解だった率」です。

はい、一目瞭然です。
正解が多いのは、「ウ or エ」という結果でした。おまけで、もう1年さかのぼり、2013年も調べたのですが、最も多い正解はエでした(正解だった率30%)。そして、「イ」の正解率が、5年間の各年とも、最も低い事も、注目です。ちなみに、5択の問題が少ないので、オの正解比率が少なく出ています(お分かりいただけますよね)。

 

つまり、「わからない問題は、イを選ぶより、ウ orエを選ぶ方がお得」という事です。

 

ほんまかいな、と鼻で笑ったあなた。そうですよね、これだけで、選択肢を選ぶのは勇気がいります。なんといっても、得点を生み出す大事な源泉が選択肢ですから。

 

【4択と5択】
もう少し調べてみます。
4択問題と5択問題で、分けて正解の選択肢を調べてみました。

4択問題は7科目全体の8割弱を占めます(79%)。
2014年のように、ほぼ均等、という年もありますが、それでもやはり「ウ or エ」の比率が高いのが分かります。

仮に、2016年の1次試験で、わからない選択肢を2択まで絞り込んで、それが「イ or エ」だとすると、「エ」を選んだ方が、正解の期待値が10ポイント(=30%-20%)高い、という事です(もちろん、正解が「エ」である、とは言っていません)。

 

一方で、「エ」の正解比率が最も低い2015年のような年もありましたが、しっかりもう一方のヒーロー「ウ」が正解比率1位を確保しています。

 

次に、5択問題を見てみましょう。

5択問題は、企業が最も多く、運営・中小が続きます。情報と法務には、過去5年で5択問題はありませんでした。

ここで気になるのは、「オ」の正解だった率の低さです。
当然ながら、5択問題にしか存在しない「選択肢オ」に、喜んで飛びつく私のような人は、損をしている、という事かもしれません。「オ」の正解率は、高くありませんでしたし、こちらも、4択ほど顕著ではないにせよ、やはり「ウ or エ」が強い事が分かります
ただし、2018年の「イ」、2015年の「ア」のように、「ウ or エ」以外にも、突如、正解率1位(タイ)に躍り出る事があるようです。

 

5択は、喜んで安易に「オ」に飛びつくべからず。
問題がわからない場合は「ウ or エ」有利を念頭に置きつつ、選択肢を吟味。

という事ですね。

 

 

さてさて、1次試験7科目の論点とは、まったく違う視点でお送りした今回の渾身シリーズでしたが、いかがでしたでしょうか。

 

「アホか」と思う方。
そうですね。私も、そう思います。でも違います(どっちでしょうね)。

100点を取る試験ではありませんので、当然、わからない問題があります。そして、1マークに泣く試験でもあります。TACで言えば、いわゆるD・E問題、別名「知らんがな問題」が、必ずあります。そんな問題を1問拾えるだけで、ボーダーラインを越えられるとしたら…。また、私のように、時間切れで、選択肢を吟味する事が出来ずに、マークしなければならない事態に陥ったとしたら…。鉛筆転がしよりも、良いかもしれませんね。

 

この記事が、勉強で得た知識を超えた部分で、あなたの少しの助けになれば、幸せです。

 

もちろんのことですが、あくまで集計した傾向をお話していますので、あなたのわからないその1問の答えが、「ウ or エ」である、とは言っていません(お分かりですよね)。

 

本日の記事は以上です。最後に、本日の一言をどうぞ。

 

なやみは つきねんだなあ 生きているんだもの
(相田みつを)

 

そうですね、悩みますよね、選択肢にも、人生にも。

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。感謝いたします。

 

 

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みなさん、おはようございます。なおさんです。

今週から始まりました【渾身!論点シリーズ】ですが、その名の通り10代目が渾身の力を込めて贈る記事シリーズです。道場では毎年GW後の時期に掲載している人気シリーズで、様々な論点について道場メンバーが少し掘り下げて解説します。タイトルの【渾身】が目印ですので、ぜひ先代の記事も含めて読んでみてください。

さて、なおさんの【渾身!論点シリーズ】では、運営管理の「過去の分野別出題傾向を分析して、受験生の皆さんが躓きやすい分野や知識ベースを確立することで得点アップが見込める分野」について書いてみます。ABCD分類でいえば、
・A問題は、受験生の80%以上が正解できるので、たぶん大丈夫。
・B問題は、受験生の60%以上が正解できるので、なんとかなりそう。
・C問題は、差がつく部分。ここで60点が取れるか取れないかが決まる。
・D問題は、過半数の受験生が正解できない。深追いは禁物。
と考えられますので、C問題が頻出する論点について解説し、得点源にしてもらうことをテーマにしています。

TACの過去問題集の巻末には「出題傾向分析表」というページがありますので、このページにABCD分類を書き込み、さらにA問題は5点、B問題は4点、C問題は3点、D問題は2点、E問題は1点と重みづけを行い、各論点分野ごとの過去5年間の平均点を出してみました。
・出題頻度が高いと得点が高くなるので重要分野だと考えられる。
・A問題、B問題が多いと得点が高くなるので必ずマスターしておきたい分野だと考えられる。
・得点が低い分野は、出題頻度が低い、D問題、E問題が多いということなので、効率を考えて学習すべき分野だと考えられる。

分析に使用した出題傾向分析表はこちら(2018年度版で済みません)

それではここから分野別の出題傾向とワンポイントアドバイス、論点解説を書いていきたいと思います。
(TACのスピードテキストの目次に沿って、13分野に区分しています)
(総得点合計は81.6点でしたので、分野別得点に0.61を乗じていただくと1次試験での配点に近づきます)


1.生産管理の基礎【重要】

得点は13分野中で第4位の10.8点(配点換算で6.6点)ですし、基礎となる論点ですので重要分野です。
受注生産と見込み生産、個別生産と連続生産・ロット生産、直行率、歩留まり等、生産管理の基礎的な内容が問われているために正解率は比較的高めです。(A問題、B問題が多い)
まれにH29年度第15問の様に、ECRSと言いつつも「ABC分析」、「連合作業分析」、「事務工程分析」、「流動数分析」の知識が問われる問題も出てきますが、あまり細部にこだわりすぎる必要はありません。テキストの内容をしっかし習得しておきましょう。

【渾身!論点解説】ECRS(改善の4原則)

ECRSとは、工程、作業、動作の業務改善を行う上での順番と視点を示すものです。(在庫量など作業ではないものには適用できません)ECRSの順で業務改善を行うと、改善の効果が大きく不要なトラブルも抑えられるといわれています。ECRSはそれぞれの視点の頭文字をとったもので、詳細は以下の通りです。
・E(Eliminate) ・・・ 無くせないか
・C(Combine) ・・・ 一緒にできないか
・R(Rearrange) ・・・ 順序の変更、交換はできないか
・S(Simplify) ・・・ 単純化できないか

【渾身!論点解説】5S

「工場の基本は5Sだ」とか「まずは5Sを徹底しないと」という言葉はよく聞きますが、本当の意味で「5S」を理解して実践できている工場はそれほど多くないのではないのかな、と思います。それほど「5S」は奥が深いものなんです。
トヨタの5S(トヨタでは4S+躾)セミナーを受講した後に、「まずは2Sからできるようにならないと」と感じたことを覚えています。トヨタでは、4Sは単なる美化運動ではなく全ての改善の基礎となる「型」であり、4Sの徹底により①異常(ムダ)がわかる、②仕事をしやすくする、③人・モノにけがをさせない、ことを実現するとしています。

整理:必要なものは何かを定義し、必要なものと不要なものとに区分する
このステップでは「捨てる判断基準を作り、不要なものを捨てる」ことにより、置く場所や探す時間のムダを排除していきます。一般的な生活で例えれば、「今シーズン着なかった洋服は捨てる」、「1年間読まなかった本は売る」、「引っ越し後1年間開けなかった段ボール箱は中を見ずに捨てる」といった感じですね。

整頓:整理した必要なものが、使いやすい形に置かれている
不用品を手間暇かけて整頓しても意味がありませんので、このステップでは「整理」ができていることが前提となります。
整頓では、モノに応じて保管場所、保管量、保管方法を決めていきます。また、異常が見えやすい工夫や使った後に戻しやすい工夫をすることも大切です。例えば、冷蔵庫の中にちょうど6本分のスペースをビール置き場と定めれば、飲み過ぎた場合には空っぽになりますし、買い過ぎた場合には置くことができませんので、「異常がすぐに発見できる」のです。

清掃:身の回りをきれいにすることで、人と設備の能力を十分発揮できるようにする
ポイントは、①一度大掃除をして汚したくない意識を作る、②汚れの根源を断つ、③定期清掃のルールを決めて習慣にする、です。習慣とは恐ろしいもので、人間は慣れるとそれが無い場合に不安や気持ち悪さを感じるようになります。朝食後に歯を磨かないと気持ち悪いですよね。この習性を利用して、習慣になるまで続けることがポイントですね。

清潔:整理・整頓・清掃の状態を維持する
整理・整頓・清掃(3S)の状態を維持するには、①要らないものを置かない、乱さない、汚さない、②定位置、定量を確認する、ことです。工場では「4Sパトロール」といった点検活動や、「トップ(社長)による巡回」によって4Sの維持に努めているところも多いと思います。

躾:決められたことをいつも正しく守る習慣づけ
4S+1S(躾)=5Sで、乱れない・汚れない・戻らない「心技体が整った強い現場」が実現できます。全員参加の改善活動を通じたチームワークやコミュニケーションで「躾」を養い、強い現場を養っていきます。

2.工場の設備配置

得点は13分野中で第10位の3.0点(配点換算で1.8点)です。毎年1問は問われる頻度ですが、問われない年(H28)やE問題化する年(H29)もあります。P-Q分析からフローショップレイアウト、ジョブショップレイアウトくらいは抑えるとしても、SLPの詳細な手順については効率を考えて取り組むのが良いと思われます。

【渾身!論点解説】工場の設備配置

固定式レイアウト
船や家など生産対象は定位置にあり、そこに生産設備や工具を移動させて作業を行うレイアウトです。設計や工程の変更に対応しやすい、製品の移動は最小限であるというメリットの反面、作業者や機械工具の移動が多くなるデメリットがあります。

機能別レイアウト(ジョブショップ型)
同じ種類の機械や設備を一か所に集めて配置するレイアウトです。多種少量生産に適しており、設備の稼働率を上げやすい、作業者への技術指導が容易であるというメリットの反面、製品や部品の移動経路が複雑になりやすいというデメリットがあります。

製品別レイアウト(フローショップ型)
材料から完成までの工程の順に生産設備を直線的に配置するレイアウトです。少品種大量生産に適しており、一人一人の作業が単純化する、機械の専用化が可能、工程管理・進捗管理が容易、仕掛在庫が減少する、生産期間を短縮しやすいというメリットがある反面で、一部の機械が故障するとライン全体を停止しなければならない、熟練作業者の養成が難しいというデメリットがあります。

セル生産レイアウト
異なる機械や工程によるグループを構成して工程を編成する場合の生産方式です。グループ化して生産することにより部品の運搬の手間や間接作業を減らし、生産リードタイムの短縮と仕掛品在庫の削減を実現します。
セル生産でよく使用されるU字ラインでは、一人で複数の作業工程をこなすことから、作業の所要時間や作業者による作業速度の違いによる工程間の待ち時間が発生せず、適切な作業の割り当てを行いやすくなります。さらに作業者はUの字の内側に置かれるため、背後の工程へもわずかな移動で対応でき、作業効率が良くなります。また、工場のスペースも少なくて済むメリットもあります。作業者は複数の作業工程を受け持つことになるため、作業者の多能工化が必要になります。

3.生産方式【重要】

得点は13分野中で第5位の9.0点(配点換算で5.5点)です。複数の設問で選択肢に登場する分野ですので、系統立てて理解しておく必要がある重要分野だと思います。

【渾身!論点解説】受注生産と見込み生産(注文と生産のタイミングによる分類)

1) 受注生産
顧客の注文を受けてから、(設計)、製造、出荷を進める生産形態です。設計から行う製品の場合は、受注時のコストや納期の見積りの正確さと生産リードタイムの短縮、および受注の平準化が重要なポイントとなります。

2) 見込み生産
市場の需要を見越して企画・設計した製品を、受注の前に生産を行い、在庫を保有して顧客の注文に応じて販売する生産形態です。皆さんが普段お店で目にする商品はこちらの生産形態のものが多いと思います。顧客ニーズを的確にとらえた製品企画、製品の差別化による市場での他社優位性の確保、需要予測の正確さ、柔軟な生産体制が重要になってきます。

【渾身!論点解説】個別生産、ロット生産、連続生産(仕事の流し方による分類)

1) 個別生産
「注文に応じて、その都度1回限りの生産を行う形態」と定義されています。注文住宅の様に、個別注文ごとに設計を行って生産を行います。コストや納期を正確に見積もることができないと受注できなかったり、逆にコストが見積価格をオーバーして赤字になることもあります。製品の設計は注文ごとに異なっていても、使用する部品モジュールを共通化することによって設計期間の短縮やコストダウンを実現していく例があります。

2) ロット生産(断続生産)
「品種ごとに生産量をまとめて複数の製品を交互に生産する形態」と定義されています。車、家電などで多く見られる生産形態で、個別生産と連続生産の中間的な生産形態になります。生産量の単位(何個ずつ生産するか)をロットサイズといい、ロットサイズを決める手続きのことをロットサイジングといいます。生産する製品の切り替えのたびに段取り替えが発生するので、ロットサイズの決定は段取り替えも含めた生産効率を考慮した上で行う必要があります。
ロット生産を進化させたものに「混流生産」というものもあります。混流生産は、作業基準書の電子化や必要な部品の自動供給システムなどの支援の下に、一つのラインで異なる製品を段取り替え無しで生産していくものです。以前に工場見学をさせていただいたHONDAの鈴鹿工場では混流生産が行われていましたね。

3) 連続生産
「同一の製品を一定期間続けて生産する形態」と定義されています。同一の製品を大量に連続して生産するのに適した生産形態で、代表的な例として、清涼飲料や日用雑貨品、加工食品などの大量生産があります。

【渾身!論点解説】多品種少量生産、少品種大量生産(製品種類の数と生産量による分類)

1) 多種少量生産
多くの品種を少量ずつ生産する形態です。部品の共通化、標準化やグループテクノロジーの適用などにより、製品の多様性を吸収して生産効率を上げていきます。また汎用的な設備を利用することで、多様な製品や部品に対応できるようにして設備投資効率や設備稼働効率を上げていきます。

2) 少種大量生産
少ない種類の製品を大量に生産する形態です。ライン生産とも呼ばれ、連続生産に適した生産方式です。大量の製品需要が期待できる場合には、徹底して合理化をはかった専用ラインを用いて連続生産します。

4.製品の開発・設計とVE

得点は13分野中で第9位の3.2点(配点換算で2.0点)です。VE(Value Engineering)が頻出ですが、その問われ方によってB問題からE問題まで変動します。

【渾身!論点解説】VE

VE(Value Engineering)とは、製品やサービスの「価値」を、それが果たすべき「機能」とそのためにかける「コスト」との関係で把握し、システム化された手順によって「価値」の向上をはかる手法と定義されています。(日本バリューエンジニアリング協会)
従来のコストダウンは主に、与えられた設計仕様と材料に関して、材料の節約や作業時間の短縮、労力の節減を図る方法で行われてきましたが、この方法ではコスト改善のレベルにとどまり、おのずと限界がありました。
そこで、設計仕様から見直しを行い、材料を安価なものに変更したり、形状を加工や組み立てのしやすいものに変更するといった発想にしたものがVEと呼ばれます。
「公益社団法人 日本バリュー・エンジニアリング協会」のホームページでは、クリアホルダーやコードレスアイロンなどの身近な例をあげながらVEについて解説していますので参考にしてみてください。

公益社団法人 日本バリュー・エンジニアリング協会
https://www.sjve.org/vecan/ve

5.生産技術

得点は13分野中で第11位の2.2点(配点換算で1.3点)です。H25年の「バイオテクノロジー」は変化球としても、機械設備に関する知識が問われます。「汎用機」、「専用機」、「NC(Numerical control:数値制御)工作機械」、「MC(Machining center:マシニングセンタ)」、「FMS(Flexible Manufacturing System)」、「トランスファーマシン」あたりの用語は押さえておきましょう。

6.生産計画と生産統制【重要】

得点は13分野中で第3位の11.0点(配点換算で6.7点)です。毎年複数の設問で問われる頻出分野ですし、2次試験にも通じる重要分野です。ただし、A問題、B問題の出題頻度が高いので「基本的な知識」をしっかり押さえておけば大丈夫です。①需要予測、②生産計画、③生産統制(進捗管理、現品管理、余力管理)、④在庫管理については、実際の生産の流れに従って時系列で学習していくと良いでしょう。

【渾身!論点解説】生産計画と生産統制

①需要予測
見込み生産を行う工場では生産量を、小売業では仕入量や販売量の予測を立てますね。製品のライフサイクルによるトレンド(認知度が上がってきた新製品、モデルチェンジが近く陳腐化してきた旧製品)、ブームなどの販売動向のトレンドがありますので、毎月同じ数で生産・仕入を行っていたのでは在庫切れによる販売機会の損失や過剰在庫を招きかねません。ですので企業はいろいろな情報を元にして需要予測を行うわけです。
移動平均法(加重移動平均法)は、直近の販売トレンドを予測値に含めようとする手法です。ただし、この方法では上昇トレンドにある製品の場合、直近の実績値を超える数字を予測値にすることができないという制限があります。実績平均なので当然なのですが、100→200→300と販売が伸びている場合、イメージ的には「400」としたい雰囲気ですが、過去平均なのでどれだけ加重調整を行っても300を超える数字を入れられません。「売上が安定している定番商品向け」かもしれませんね。

指数平滑法は、次回の予測値に「今回の予実差(=トレンド)の何割かを反映させよう」という考え方です。式は「次回の予測値=今回の予測値+α×今回の予実差」ですが、そもそも「次回の予測値」を導き出すものではありません。何らかの方法で導き出された予測値に直近のトレンドのエッセンスを振りかけるための方法だと理解できれば良いと思います。

線形計画法は、上記の二つの目的である「できるだけ正確な予測をしたい」というためのものではなく、「制約条件を満たした上で成果を最大(もしくは最小)にする組み合わせ」を見つけることを目的としたものです。線形計画法では制約条件が1次式で与えられますので、グラフに直線を書いて最適解を求めます。

②生産計画
生産計画は、大日程計画(半期の予算や設備投資なども勘案して月別の計画を策定)>中日程計画(人員配置なども勘案し、数か月分の部門別生産計画を策定)>小日程計画(日々の作業計画を策定、1か月分)の順で策定されます。
開発案件などのプロジェクトの日程は、ガントチャートやアローダイヤグラムによって作成されます。住宅建築(基礎工事→足場→柱→屋根→外壁→ドア・窓→内装)等の様に、タスクが複線化せず順番に進んでいくプロジェクトではガントチャートが多く使われます。一方で電気機器などの開発では、機構設計、基板設計、ソフトウェア開発、取扱説明書などが同時並行に行われますので、ガントチャートでは管理しきれません。このようなプロジェクトの場合は、アローダイヤグラムが向いていると思います。(私も長年、電子機器の開発プロジェクトでアローダイヤグラムを使っていました)

③生産統制(進捗管理、現品管理、余力管理)
生産活動の目的は「適正な量を、適正な時期に、最適なコストで生産」し、顧客に届けることで企業利益を最大化することです。ですので、生産資源の4M(人、設備・機会、材料、作業方法)を日々マネジメントすることが重要です。2次筆記試験の事例企業には、頻繁に生産統制のいずれかに課題のある企業が登場します。工場長になったつもりで生産統制(進捗管理、現品管理、余力管理)を学習することで、2次筆記試験の事例企業の課題も適切に整えてあげることができるようになると思います。

④在庫管理
テキストでは「流動数分析」にしか触れられていませんが、後述の「8.在庫管理・購買管理」で合わせて説明します。

7.資材管理

得点は13分野中で第12位(同率)の1.4点(配点換算で0.9点)です。過去の出題は、「店舗の在庫管理(A問題)」、「ストラクチャ型部品表(D問題)」だけですので、効率を考えて軽く抑える程度で構わないと思います。

8.在庫管理・購買管理【重要】

得点は13分野中で第2位の11.6点(配点換算で7.1点)です。毎年3問は出題される重要分野です。
在庫管理は企業にとって大きなテーマです。欠品による販売機会損失は避けたい一方で、在庫によるコストも抑えたい、という相反する課題の間で常に葛藤しているのではないでしょうか。
工場内では仕掛在庫の削減を目的として「トヨタ生産方式(かんばん)」や「U字ライン」、「セル生産」が考えられてきましたし、流通・小売りでは「ABC分析」や「先入れ先出し」などもテーマになってきます。生産管理分野ではありませんが、ECサイトの「ドロップ・シッピング」(販売店が在庫を持たずに注文をメーカーに転送(ドロップ)し、メーカーからユーザー宅へ直送(シップ)する)なども在庫を持たずに販売する知恵ですね。

資材購買も同様の悩みを抱えています。一度に大量に買えば安くしてもらえるけど置き場所が必要だし、必要な分だけ発注すれば割高になるし、急なオーダーに応えられない、、、そのような状況の中で「分納制度」(大量に注文してディスカウントを引き出すが、納品は定期的に必要な分だけ行ってもらう)や、「長期契約方式」(こちらも分納制度の仲間)などの工夫がされています。

9.IE(Industrial Engineering)【重要】

得点は13分野中で第1位の13.6点(配点換算で8.3点)です。毎年4問は出題される重要分野ですが、テキストのページ数も多く、作業分析や図記号など普段の生活ではなじみのない項目が多いために苦手とする方も多いのではないでしょうか。
ただ、標準作業時間の設定は事例Ⅳの予実管理にも関連してきますので、「なぜ標準時間を決めるのか→生産統制(予実管理・作業改善)を行うため」、「標準時間の決め方→実作業時間+レイティング+余裕時間」、「予実管理」と実際の生産統制をイメージしながら学習すると良いでしょう。

【渾身!論点解説】IE(作業分析)

1) 工程分析
工程分析は、「工程の順番は適切か(単純工程分析)」、「工程間に無駄な滞留はないか」、「各工程の配置は適切か(流れ線図、加工経路分析、フロムツーチャート)」、「作業者に無駄な動きはないか(作業者工程分析)」、「モノの置き方や運び方(=マテハン)は適切で無駄な動きがないか(運搬工程分析)」を分析し、ECRSの原則に従って改善を行い、工場の生産性を上げようとするものです。要するに工程のレイアウトや順序、運搬作業の設計が適切になされているかというハード面の分析ですね。

2) 動作研究
動作研究は、作業者の行う作業・動作に無駄な動きや無理な動きは無いかを点検し、作業者の安全を確保し、負担を軽減し、作業効率をアップすることで快適な環境と生産効率を両立しようという利用面(ソフト面)での分析です。H30年の2次筆記試験では「連合作業分析」が出題されましたね。

3) 稼働分析・時間研究
稼働分析は、作業者や機械設備の稼働率を把握する方法です。一日8時間、480分の就業時間には、朝礼・終礼(職場余裕)、終業時の清掃(作業余裕)、休憩時間(人的余裕)などがありますし、実際には、作業ロットの前後には準備段取り作業や機械待ちなどもありますので、どれだけ多くの時間を主体作業に振り向けて稼働率を上げるかが課題となります。

時間研究は、生産統制(予実管理・作業改善)を行う基準となる「標準時間」を決めるための具体的な手順になります。「実際に計測する(ストップウォッチ法)」、「実績資料法」、「経験見積法」、「PTS法」などの方法があります。

10.品質管理

得点は13分野中で第6位(同率)の4.8点(配点換算で2.9点)です。私の専門分野ですが、出題率はそれほど高くありません。TQM、HACCP、QC7つ道具あたりが出題されていますが、例年C問題、D問題が多く、効率的な学習を検討したいところです。この分野は書き出すと止まらなそうな気がしますので、また別の機会にでも。

11.設備管理

得点は13分野中で第6位(同率)の4.8点(配点換算で2.9点)です。「保全活動」、「設備総合効率」、「MTBF/MTTR」あたりが論点ですが、出題頻度はそれほど高くありません。難問は出題しにくい分野だと思いますので、テキストの基本的な部分が抑えられれば良いでしょう。

12.廃棄物等の管理

得点は13分野中で第12位(同率)の1.4点(配点換算で0.9点)です。過去の出題は、「LCA(ライフサイクルアセスメント)」、「資源有効利用促進法」あたりですがH28年、H29年は出題されていませんので、効率を考えて軽く抑える程度で構わないと思います。

13.生産情報システム

得点は13分野中で第6位(同率)の4.8点(配点換算で2.9点)です。生産情報システムといっても範囲は広く、設計段階で使用するCAD/CAM/CAE、生産段階で使用するPOP(Point of Production)、FMS、産業用ロボット、さらには3Dプリンターまであります。少し前まではバーコードリーダーを活用したシステムが多かったのですが、最近ではiPADを利用した生産管理ツールも増えています。C問題、D問題も多く出題されますので、テキストの基本的な部分が抑えられれば良いでしょう。


さて、いかがだったでしょうか。
次回は運営管理の後半部分「店舗・販売管理」について【渾身!論点解説】していきたいと思います。
以上、なおさんでした。

 

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おはようございます、たっつーです。
(過去記事はこちら

このブログでは、昨日の記事から、【渾身】シリーズが始まりました!
昨日、かわともが説明してくれたとおり、1次試験の論点について、ブログメンバーがそれぞれ得意分野を解説するものです。
(私は当然経営法務。というか経営法務以外得意分野がない。

「1次試験は合格間違いなしだから、2次試験の記事を書いてくれ」という方もいらっしゃると思いますが、1次試験で足元をすくわれないように、少しだけお付き合いください!

そうそう、「足元をすくわれない」という意味では、皆さま、試験案内にこういった記載があるのをご存知ですか?

第1次試験の合格基準は、総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満のないことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。
(「10.合格基準・合格発表等」の(1)①より)

1次試験の合格基準についての文章ですが、実はこの文章をよく読むと、巷でよく言われている言い方のように「1次試験は700点満点中420点取れば合格。足きりは、各科目40点」とは書いていないんですね。
あくまで、それは基準にすぎず、最終的には「試験委員会が相当と認めた得点比率」が合格点及び足切り点になるわけです。

過去何度もあった「加点調整」(全員4点or8点プラス)は、この文章(試験委員会が相当と認めた得点比率)を根拠として行われているわけですが、逆に言うと、1次試験が急激に易化したときは、全員4点マイナスといった「減点調整」がされることもありえます。
(減点調整されても、文句は言えません。)

昨年は経営法務が急激に難化しましたので、今年はその反動で急激に易化する可能性がありますよね。
そうすると、1次試験合格者が多くなりすぎてしまい、減点調整されるかも…?
せっかく40点で足切りを免れたのに、減点調整で足切りになるかも…?

ということで、1次試験は決して油断できませんので、【渾身】シリーズにお付き合いいただければと思います!

それでは今日の記事は、前回に引き続き、民法改正のポイントを解説します!
(>かわとも 渾身シリーズの存在を忘れていて、前後半構成にしてすまぬ…。)


【目次】
<前回の記事>
◆そもそもどの分野が改正されるの?
◆いつ改正されるの?
◆配偶者居住権について
◆時効期間及び法定利率について
<今日の記事>
◆契約解除について
◆定型約款について
◆瑕疵担保責任について


◆契約解除について

このケースで、買主Bさんは契約解除できるでしょうか?

まず、現行民法で考えてみましょう。
現行民法は、契約解除には、契約関係の解消という効果のほかに、債務者の落ち度を咎める意味合いも含まれているという考え方なので、契約解除には債務者の帰責性が必要とされています。
したがって、今回のケースでは、売主に帰責性がなく、契約を解除できません。

さらに、現行民法では、特定物(中古品や不動産など、量産品ではないものをイメージしてください)の売買においては、買主は、不可抗力で物を取得できなかった時でも売買代金を支払わければならないとされています。
(これを「債権者主義」といいます。不可抗力で物が滅失したときのリスクを、債権者である買主が負うからです。)

なぜ、(一見不合理な)債権者主義が採用されているかというと、民法は、「契約すれば、所有権はそのときに移転する」という考え方を原則としているので(契約時説)、「所有権が買主に移転するのと同時に、危険(リスク)も買主に移転する」からです。

でも、「売買の目的物が滅失したのに、解除できず、代金を支払わなければならない」という結論は、すごい一般的な感覚と乖離していますよね。
(普通だったら、ふざけんな!ってなりますよね…。実務的には、それぞれの契約条項で調整されています。)

なので、改正民法では、債務者(このケースでは売主)の帰責性の有無にかかわらず、買主は契約解除できるようにしました!
また、債権者主義の規定も削除されて、不可抗力で目的物が滅失した時は、買主は、(解除をしなくても、)反対債務(代金支払い債務)の履行を拒めるようになりました。
(なお、損害賠償請求については、さすがに相手方の帰責性が必要とされています。この点は、現行民法も改正民法も変わりません。)

その他、解除については、以下のような形で整理されています。

すなわち、従前は、①履行遅滞解除、②定期行為の履行遅滞解除、③履行不能解除、というように、債務不履行の態様によって分類されていたのですが、改正民法では、①催告解除、②無催告解除、というように、解除の方法で分類しています。

無催告解除は、全部が履行不能の場合や、債務者が履行を明確に拒絶しているときのように、「催告しても意味ないじゃん…」という状態のときに、認められます。

◆定型約款について

実は、現行民法では、こういったネットショップの利用規約等についての位置づけが不明確でした。
したがって、個別のケースごとに、そういった利用規約等が、当事者間の契約内容となっているのか否かを判断せざるを得ませんでした。
そこで、改正民法は、「定型約款」規定を創設し、画一的に判断することを可能にしています。

<定型約款の要件>
定型約款といえるためには、以下の1及び2の要件を満たすことが必要されています。
典型的には、預貯金の銀行約款、ソフトウェアの利用約款、電車・バス等の鉄道運送約款などですね。

なお、労働契約や企業同士の基本約款なんかは、一見、両方の要件を満たしそうに見えますが、当事者の個性に着目して契約締結しますので、必ずしも「画一的であることが当事者双方にとって合理的」とはいえず、いずれも、定型約款には該当しないとされています。

 定型取引に関するものであること
①不特定多数の者を相手方とする取引であること
②取引内容の全部又は一部が画一的であることが当事者双方にとって合理的であること
  契約の内容とすることを目的として作成された条項の総体であること

<みなし合意について>
次に、定型約款の内容について合意したものと認められるためには、以下の1又は2の要件のいずれかを満たす必要があるとされています。

1 定型約款を契約内容とする旨の合意をしたとき
→例えば、「上記規約を承諾する」ボタンにクリックすることになっていれば、この要件を満たしますね。

2 定型約款準備者が、予めその定型約款を契約の内容とする旨を相手方に表示していたとき
→例えば、約款が表示されているページを経由しないと決済ボタンを押せないようになっていれば、この要件を満たしますね。

<不当条項規制について>
とはいえ、どんな内容の定型約款であってもいいわけではありません。

1 相手方の権利を制限又は義務を加重する条項であって、
2 取引上の社会通念等に照らして信義則に反し、相手方の利益を一方的に害すると認められる条項

は、定型約款内の条項でも、合意をしていなかったものとみなされます

今回のケースでは、「損害賠償責任は一切負わない」というブラック企業もびっくりの内容ですから、上記の不当条項規制にひっかかり、この部分は契約内容にならないというわけです。

◆瑕疵担保責任について

現行民法では、売買の目的物が特定物の場合には、たとえ瑕疵があっても、その物を引き渡せば、債務は完全に履行したことになる(債務の不履行はない)、という考え方でした。
(特定物は、世の中に一つしかないから、瑕疵があっても再度履行し直すことは不可能なので、とにかく物を渡しさえすれば履行は終わった、としてしまう考え方です。)

このことを、いわゆる「特定物ドグマ」といいます。
ドグマというのは、宗教的な「教義」の意味であり、特定物を唯一無二とするような考え方を、若干揶揄していると考えると覚えやすいかもしれません。

上記のとおり、特定物においては瑕疵があっても債務不履行はないのに、それでも瑕疵担保責任があるのは、瑕疵担保責任=法が特別に認めた責任である、と考えます(法定責任説)。
法が特別に認めるので、通常の債務不履行責任と異なり、「隠れた瑕疵」(買主にも、「善意無過失」[瑕疵について、過失なく知らなかったこと]という要件を要求)という独特の要件を課しました。
また、特定物ドグマの考え方から、引渡しさえすれば債務の履行は完了するので、たとえ目的物に瑕疵があっても、買主に追完請求権(代替物引渡請求権又は瑕疵修補請求権)は認められないわけです。

でも、この「特定物ドグマ」って意味わからなくないですか?
量産品等の不特定物だと、物が壊れてたら「修理して新しいのに交換して」といえるのに、中古品等の不特定物だと、そういった請求が一切できないなんて…。
普段から民法を使う私ですらいまだに違和感があるくらいですので、一般の方々からすると、相当違和感があると思います。

そこで改正民法では、シンプルに考えて、「売買の目的物が当然備えるべき品質を備えていることも契約内容の一部なのだから、それに適合しない物を引き渡すことは債務不履行になる」という考え方をとることにしました。瑕疵担保責任は、単なる債務不履行の一類型という考え方です。

したがって、特定物であっても不特定物であっても、債務不履行の考え方に基づき、「契約の内容に適合しているかかどうか」という要件が新たに設定され、代わりに、「隠れた瑕疵」という要件はなくなりました

その結果、特定物の場合でも、買主に追完請求権、代金減額請求権は認められることになりました。
(なお、追完請求権について、売主は、買主に不相当な負担を強いるものでなければ追完方法[新品を渡すか、壊れている部分を修理するか]を選択できます。)
また、債務不履行の一類型なので、売主に帰責性さえあれば、損害賠償も認められることになります。

したがって、今回のケースでは、①のカーナビの取り替え請求は認められ③のカーナビ分の代金減額請求も認められます
ただ、上記のとおり、売主は追完方法を選択できますので、買主は、②の車全体の取り換え請求までは出来ないということになります。
④の損害賠償請求も、売主の過失は必要ですが、認められる可能性はありますね。

瑕疵担保責任の期間制限については、現行民法では、買主は、「瑕疵の事実を知ったときから1年以内に権利を行使」しなければ時効消滅してしまうとされていましたが、権利行使までするには色々と事実関係を調べたりしなければならず大変なので、改正民法では、「不適合の事実を知ったときから1年以内に不適合の事実を通知」すれば、権利が保存されることなりました。
(この通知により権利が「保存」され、後は、前回記事で説明した5年・10年の時効期間が適用されます。)

したがって、今回のケースの⑤について、買ってから1年半経過しているが、知ってからは1年経過していないので、通知すれば権利保存され、取り替え請求等が認められるということになります。

以上をまとめると、以下の表のようになります。

いかがでしたでしょうか。
法改正については、現行ではどうだったのか、改正後はどうなのか、ということを意識すれば、頭に入りやすくなるように思います。

ではでは!

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☆もくじ☆
1.乗数理論と45度線分析の出題パターン
2.数式問題を簡単に解くテクニック
3.グラフ問題を簡単に解くテクニック

文字数:約1600字(本文だけなら約2分で読めます)

————————————————————–

こんにちは!頑張るあなたの応援団☆かわともです!

今日は珍しく雑談から。
私は4月から新たに財務部門に配属となったため、日々知識を増やそうとしています。上司の本を借りて読んでみたり、診断士試験の参考のために買った簿記1級の参考書を読んでみたり。
そんなとき「簿記1級を受けてみようか」と、ふと頭をよぎりました。スキマ時間にゆるっと勉強して軽い気持ちで受けてみようか、受からなくても身についた知識は仕事に直結するし、いいかも……。

……いやいやいや、待て待て!!

そこまで考えて我に返りました。試験合格を目指すならば、強い気持ちで「絶対合格!」と目標を定め、計画を立てて突き進むべきだと。春セミナーでもたっつーが「中途半端はダメ!」と口酸っぱく言っていたし、合格体験記でもみんな強い決意でストイックに勉強していたではないか……・

1次試験まで3ヶ月を切りました。仮に「運よく受かればラッキー」というノリの方がいらっしゃるならば、たった3ヶ月覚悟を決めてやりきることをおすすめします!絶対今年合格しましょう!!

なお、簿記1級を受けるかどうか腹が決まっていない私でした。。

* * * * *

本題です。
今日から約4週間にわたり、「渾身!論点シリーズ」として、1次試験の重要論点からメンバーが得意分野を選んで解説していきます♪

※毎年恒例のシリーズ企画ですので、よろしければ過去記事もご参考にしてみてくださいね。

第1弾は私、かわともが「乗数理論と45度線分析(経済)」についてお届けします!
なお、10代目で経済と言えばksknですが、私の記事はksknのような正統派の解説ではなく完全に解法テクニックの内容となっておりますので、あらかじめご了承ください。(理論の説明はすっとばしています)

 

1.乗数理論と45度線分析の出題パターン

乗数理論とは、「投資・政府支出・租税の変化が国民所得に与える影響について説明する理論」です。「均衡国民所得の決定」など関連論点も含め、代表的な出題パターンは2つに分かれます。

①数式の問題
Y=C+I+G+X-M みたいな式が出てくる計算問題

②グラフの問題

それでは早速、それぞれのパターンの問題の解法を見ていきましょう。

 

2.数式の問題を簡単に解くテクニック

【平成23年 第6問】を取り上げます。

(以下、図はクリックすると拡大します)

 


引用元:中小企業診断協会ホームページ(https://www.j-smeca.jp/)

それでは実際に解いてみましょう。

ステップ1:選択肢の中にある「変化するもの」に印をつけます。

ステップ2:印をつけたものはそのままにしておき、残りを全て数式に代入します。

ステップ3:代入後、数式を整理します。

整理を終えた後の数式を見てみましょう。さっき「そのままにしておいたもの」にくっついている数字が「乗数」です。

ステップ4:選択肢を1つずつ点検していきます。

ここでのポイントは、例えばイの「減税による影響を調べる」であれば、租税Tのみの変化の影響度を調べればよく、その他の余計な要素は除いて考えてもよいということです。全て代入するとごちゃごちゃしますので、シンプルに考えられますね。

 

3.グラフの問題を簡単に解くテクニック

グラフの問題は、中学生で学んだ数学の知識を使えば感覚的にすんなり解けることがあります
ここでは【平成28年第8問 設問2】をとりあげます。


引用元:中小企業診断協会ホームページ(https://www.j-smeca.jp/)

ここで、1次関数の前提となる基礎知識について軽くおさらいしてみます。
〇y=aX+b という式について、aが傾き、bが切片
〇切片が変化すると、グラフは上下に平行移動する
〇傾きが変化すると、グラフは急になったり緩やかになったりする
〇グラフの線を斜辺とする直角三角形は「ヨコの長さ×傾き=タテの長さ」となる

それでは実際に解いてみましょう。

ステップ1:どこを求めればよいかを探し、xとおきます。
この場合はEからFに移動したときの所得の変化量となります。

ステップ2:I+Gの増加分を書き込みます。

総需要線の式は A=Co+cY+I+G  であり、この式の傾きはc、切片はCo+I+Gですね。
「I+Gが5増加する」ということは、「切片が5増える」ですね。


ステップ3:「傾き×ヨコ=タテ」の原則を踏まえて、グラフを斜辺とする直角三角形の辺の長さを求めます。

・「45度線は必ず傾きが1」となりますので、三角形のタテはヨコと同じ長さで、X
・AAで区切られるタテの長さは、AAの傾き0.8×X=0.8X
・AAとBBの間のタテの長さは、増えた切片の分と等しいので、5
さらに、X-0.8X=0.2X となる
・0.2X=5 の両辺を0.2で割ると、X=25 となる

経済で解法がわからないグラフ問題が出てきた場合、今回の解説のようにちょっと視点を変えて図形的に考えてみると案外解けることがあります。よろしければお試しくださいね。

以上、かわともでした!
今日も明日も、皆さまにとって良い日になりますように。


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はい!へんりーです。

 

さあ、今日をいれて残り15日間となりましたね!

前回の記事の冒頭でお見せしたグラフのとおり、本番の直前まで実力は伸びます。(初学者は特に!)

どうかどうか、それだけは忘れずに。最後の最後まで、あがいてください。

 

さて、この時期まできますと、事例の解答にあたってはかなり「慣れてきている」段階かと思います。

そんな中、もし悩みがあるとしたら、

 

「得点が安定しない・・」

 

「模範解答と比べてどうも内容が薄い・・」

 

といったところでしょうか。

 

今日は、その状態を打破するためのヒントをお伝えできればと思います。

 

以下、大きく3本立ての内容です。

  1.  「加点されない理由」分析 

  2.  「フレーズコピー」のススメ

  3.  事例4「敗北しないための戦略」

(※過去問ネタバレなし)

1つ当たり1つの記事が書けそうなテーマですが、今回は渾身よくばりDayということでお付き合いください!

 


 

  1.  「加点されない理由」分析

 

早速ですが、どうすれば得点が安定するのか?を掘り下げていきます。

 

あなたの解答(事例I, II, III)が得点しきれていない=十分に加点されていないとしたら、その理由は何でしょうか?

 

大きく3つの切り口に分けて、診断してみましょう。

 

①問題の制約条件に違反している

②幅が足りない(切り口にモレがある)

③深さが足りない(因果が足りない)

 

まず

①問題の制約条件に違反している

はわかりやすいと思います。

 

夏セミナーでもお伝えしたとおり、自分は「教訓ノート」なるものを作り、事例を解く度に反省点をメモし蓄積していました。

その中から、いくつか「やらかし」をシェアしてみます。


・「過去に業績を維持できた理由」を聞かれているのに、現在の強みを答えている

・「経営面での影響」を聞かれているのに、技術面にしか触れていない

・「生産面について助言」と書かれているのに、組織・人事の対策を書いている

・「課題」について聞かれているのに、問題点を書いている

・「社内対策を」と書かれているのに、社外での施策を書いている

・「子育て世代をターゲット」の助言問題なのに、文字数余ったところで高齢者向けの施策を書いている

 

といったところでしょうか。あくまで一端です。 「自分もこれはあるなー」と思うものが含まれていたでしょうか?

 

多面的な解答にすることで得点稼ぎにいく方法は否定しませんし、むしろ賛成派ですが、やみくもに文字を埋めることでルール違反をやらかせばその解答は台無しです。

 

対策は、やはり「設問解釈」の徹底にかぎります。緊張しているときこそ、一字一句を大事に設問を読む必要があります。

念には念をいれて、制約条件を見逃さないためのクセと工夫を身に着けてください。

 


次に、加点されない理由の2つ目、

②幅が足りない(切り口にモレがある)

です。

ここでの「幅が足りない」とは、設問で求められている項目や切り口のどれかが漏れているということです。

初代ハカセさん作の図を使わせてもらうと、幅=並列のイメージです。

解答に盛り込むべき項目が並んでいます。

ものすごく簡単な例で言うと、「売上の改善のための施策」を求められている場合、

(特に制限がなければ)「客数」×「客単価」の2つの切り口が必要になるところを、一方を漏らし片方だけで解答してしまった、といった具合です。

 

「幅の不足」=漏れの防止対策には、いわゆる「フレームワーク」が特効薬となります。

 

たとえば、人事施策に関する助言が求められている場合、

「茶化」というフレームワークを使えば、(「茶」と「化」の文字を分解し・・)

サ 採用
ハ 配置
ホ 報酬

イ 育成
ヒ 評価

が漏れなく頭に浮かべば、モレなく、その問題に適した切り口を盛り込めるわけです。

フレームワークはモレを防ぐためのものという意識をぜひ持ってください。

 


そして、加点されない理由の最後3つ目が、

③深さが足りない(因果が足りない)

です。

ここで、深さとは直列のイメージです。(向きは横ですが)

解答の要素が、因果、因果、とつながっています。

模範解答と比べたとき、おおまかな施策やアクションは合っているのに、いまいち情報や修飾語が欠けていて、得点を稼げていない・・・

という人は、ぜひこの「深さ」を意識してみてほしいのです。

 

その神髄をいうなれば、

キーワードの前後 = 因果の要素

です。

(BeforeとAfter・・また勝手に「BA理論」または「前後理論」などと命名してしまいたい・・!)

例を出しましょう。

たとえば、助言を求めらる問題において、

[キーワード]に、助言の核となる「施策やアクション(例:〇〇教室の開催)」

が入るとすると、

[前]に、「現状のニーズや課題(例:ファミリー層に需要のある)」

[後]に、「期待効果(例;顧客との関係性強化)」

を入れることができます。

 

この[前]と[後]が、[キーワード](=施策やアクション)を修飾し、説得力を強めるのです。

 

 

ここで予備校の模範解答や「ふぞろい」を見直してみてください。

きっと、[前]と[後]にも、それぞれ、ちゃんと得点が与えられているはずです。

 

あなたの解答に足りなかったのは、実はこの

[前]と[後]

だったのではないでしょうか?

 

だいまつやきゃっしいの思考プロセス実況(の記事)の中で、「拾うべくして拾えるもの」のように説明されいる要素たちも、

見方を変えると、「因果の要素」だったりするわけです。(もちろんすべてがそうではありませんが)

他にも、具体例を挙げると以下の図です。

 

難易度が高いことで知られる助言問題において、解答の核となる「施策」そのものが思い浮かばなかったとしても、あるいは自信がなかったとしても、その[前][後]は与件文から抜き出せることがあります。

 

「施策」という、下手をすると『引き出し勝負(発想勝負)』になりがちなキーワード当てにいかずとも

前後をしっかり記述することで、一定の得点が得られるのです。これが「前後理論」です。

これに気づいてから、僕の得点は安定し始めました。

 

これこそが、8月あたまのブログ記事で、

2次試験は『作問者の想定する正解はきっと存在する。しかし、その「作問者の想定する正解」を当てにいってはいけない。「100%当てずとも如何に得点を稼ぐか」が勝負の試験である』

と記した理由です。(今ごろ伏線回収・・)

「こじらせてしまっている」受験生の一部の人は、解答の核となる「施策・アクション」の箇所を100%当てることにばかり注力してしまい、一方、その[前][後]をおろそかにしているきらいがあると思っています。それはリスクの大きな戦い方です。

でも本当は、得点源はそこだけではないわけです。

 

まずは [後]の 「施策・アクション」→「期待効果」 の因果関係を意識するのが馴染みやすいと思います。

「~により売上向上を実現する」

「~することで短納期化を図る」

といった当たり前のことを書く。それだけで得点になります。

 

事例にでてくる社長さんは天然です。「当たり前のことすらハッキリ言わないとわかってくれない」のです。

意識をしてこなかった人にとって、これは盲点かもしれません。

 

ぜひこの「因果」で深さを出す(前後理論)を取り入れてみてください。

 


「フレーズコピー」のススメ

 

続いて、こちらも事例I~IIIの得点安定のために、残る期間ですべきオススメ勉強法についてお話します。

 

お手本になる解答の文章を真似し、何度も書きなぞる勉強法を「写経」などと一般的に呼びますが、

基本的にはそれと同じ。何度も書かない代わりに、コピーしノートやスマホに記録しておくだけ、です。

しかも、解答全文ではなく、部分的なフレーズだけをコピーするで「フレーズコピー」と呼ぶことにします。

 

解答作成にあたって、「語彙」が足りない人は、上手い人の文、フレーズ(言い回し)をどんどん真似しましょう。

いくらあなた1人で事例を解き続けても、解答を書き続けても、なかなか良い表現は生まれてきません。

それなら、巧い表現を真似ること、パクることです。

 

自分が言いたいことを、如何にコンパクトに、如何にわかりやすく書けるか?

僕が受験時代中にメモしていた内容から、以下に一端をピックアップします。

 

 [イマイチ長い文] 若手育成への貢献度をしっかりと評価する制度を導入することで

[スマートな文] 育成面を重視した評価制度の導入により

[イマイチ長い文] 安心かつ安全な商品であれば高価であっても購入する子育て世代に

[スマートな文] 高価でも安心安全を重視する子育て世代に

 

このように、言いたいことは同じだけど、なんだか見事にコンパクトにまとめている「スマートなフレーズ」を見つけてはメモするようにしていました。

他にも少しご紹介します。

 

「無関連多角化によりシナジー効果を発揮できず」

「裁量を与えることで動機付けを行い」

「愛顧向上により口コミを誘発し新規顧客を獲得する」

「情報誌にパブリシティを行い」

「高付加価値化により客単価向上を図る」

 

どれもスマートで美しいと思いませんか?

ふと俯瞰すると、主に動詞の使い方に注目していたことがわかります。自分の引き出しにない動詞の使い方を取り込むことで文章作成の自由度を上げようとしていました。

 

これらはあくまで昨年の僕にヒットしたフレーズですが、

みなさんも残りの期間で、「この言い回しを自分は持っていないな」というお手本のフレーズを見つけたらそれをコピーし自分に取り込んでください。

 

おまけの話ですが、この「フレーズコピー」は、楽器演奏の練習で用いられる方法なのです。ご経験のある方もいらっしゃるかもしれません。

例えば、JAZZの独特の歌いまわしを身に着けるには、過去の偉人「ジャズ・ジャイアント」の演奏から、彼らのアドリブフレーズをコピーしていくのが1番早いと言われています。

呼び方は異なるかもしれませんが、

・スポーツの素振り(フォーム作り)

・英語のシャドーイング

などもおそらく同じ。「お手本のコピー」が有効なのです。

 

というわけで、直前期だからこそ、「フレーズコピー」(時間があればもちろん「写経」)をおすすめします。

 


事例4「敗北しないための戦略」

さらに、「得点安定のための極意」の締めくくりとして、事例4対策についても書いておきます。

 

事例IVの問題(設問)は、以下の3種類に分けることができます。

 ①合格者・不合格者のほとんどが正解する問題(差が出ない問題)

②合格者と不合格者で正答率に差がでる問題

③合格者も不合格者も正解できない問題(差が出ない問題) 

「だから、勝負になる②を練習しろってことだろ」という声が聞こえてきそうですが、

 

違います!

 

得点安定のために大事なのは「勝負の手前」なのです。

 

①合格者・不合格者のほとんどが正解する問題(差が出ない問題) (具体例:経営分析の問題)

で如何に着実に得点するか?

③合格者も不合格者も正解できない問題(差が出ない問題) (具体例:NPVの大問の最後の問題)

に如何に時間をかけないか(極端に言えば捨てるか)?

この2点を遂行できずに、つまり勝負をするまでもなく敗北してしまう人が意外と多いのです。

 

せっかく、②の問題で戦う力を如何につけていても、①と③の対処を誤ると一気に不利になっていまいます。

勝負の土俵にすら上がれないということですから、やるせません。。

 

特に、自分は財務会計が得意と思っている人ほど要注意かもしれません。

そんな人ほど、試験の後半にまだ「時間をかければ誰でも正解できる問題」が残っているのにも関わらず、「自分なら多少難しくても解けるから」と、色気がでてしまいがちです。

たとえば、NPVの最後の設問に果敢にもチャレンジしてしまい、しかしその難問に予定に時間を食い、「時間をかければ誰もが正解できる問題」を落としてしまう、といった悲劇が起きます。

さらに追い打ちをかけると、そのNPVの難問も、実はほとんど配点が与えられません。だった1点の可能性すらあると思っています。

そのあたりは、きゃっしいの前回の記事で説明してくれているのでぜひ参照ください。

 

実は、僕の「スタプラ友達」で、財務会計をすごく得意としていた方がいたのですが、残念ながら2次試験本番で上記のような事態に陥ってしまいました。

読者の皆さんには、そうはなってほしくありません。

 

敗北しないために、まず何より、上記①の得点、③の回避を確実に遂行してください。

それを成しえて、はじめて勝負の土俵に上がることができます。得点が安定してきます。

 

本番のメンタルでは、優先順位の選択を誤ってしまう可能性があるため、練習のうち意識してやっていないといけません。

ぜひ今日から、まず①と③を重視して事例IVを解いてみてください。

 

では、勝負を決める②の対策は?

それは「2日連続で解く」勉強法です。まず解いて答え合わせをし、その翌日に再度解くことで定着を図る。また、別のところでひっかかって間違えることも多い、というわけです。

1次試験前にも繰り返していたことですが、最後まで自分の理解度・実力を疑ってください。

 


 

以上です!

へんりーの手元に残る、ありったけの得点安定ノウハウをお届けしてみました!

 

どうか最後の15日間を濃密に過ごし、本番に備えてください。体調管理も言わずもがな趙重要です。

質問・疑問はお気軽にコメント欄にどうぞ!さっと聞けば、答えが得られて数時間が浮くことだってありますから。

 

では、

「アナタもまだ間に合います!

本番まであと少しだけ、あがいてみませんか?」

 

以上、へんりーでした!

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こんにちは、たかじんです。

関東地方も梅雨入りして早や2週間、ここのところ梅雨寒が続いており、気温の変化も激しいですね。一次試験まであと1か月半、皆さん追い込みで忙しい日々を過ごされていると思いますが、体調管理にはくれぐれもお気をつけ下さい!

さて、他の道場メンバーが追い込み時期の勉強方法に関するブログを書いている中、ひとりだけ取り残された感があるのですが😰、今回も「渾身シリーズ」の続きです。といっても、今回が最終回ですので、ご興味のある方はお付き合い下さい。

過去3回に分けて、無差別曲線予算制約線需要の所得弾力性に基づく財の分類について解説してきましたが、今回は、個人の消費行動分析の最終回として、所得効果と代替効果について解説します。

 

 

価格効果

いつものようにモデルを単純にするための前提として、この世に財はXとYの2種類しかないと仮定します。ある人が決まった額のお金を持っていて、自分の効用が最大となるようにXとYの消費を決めます。この時、XとYの消費量は、無差別曲線と予算制約線が接するポイントで決まりましたね(図表1)。

 

さてここで、X財の価格が安くなった時、XとYの消費量はどのように変わるでしょうか?

X財の金額をPx、X財の消費量をX、Y財の金額をPy、Y財の消費量をYとし、予算上限をBとすると、予算制約線は、Px・X+Py・Y=Bとなりますね。

これを変形すると、
Y=-Px/Py・X+B/Pyとなりました。ここで、-Px/Pyは予算制約線の傾き、B/PyはY軸の切片を表しますので、以下のようなグラフになります(図表2)。

 

X財の価格が安くなる=Pxが小さくなる、ということですので、予算制約線の傾きが緩くなりますね(New-Px/Pyに変化)また、X軸の切片であるB/Pxは、分母が小さくなるので、B/Px自体は大きくなります(NewB/Pxに変化)。すると以下のグラフのようになります(図表3)。

 

この時の最適消費点はAからBに移っています。このA点からB点への移動を「価格効果」といいます(図表4)。
そして、この「価格効果」は「所得効果」と「代替効果」に分解できます(スルツキー分解とも言います)。

 

代替効果

X財の値段が下がると、Y財よりもX財の方が相対的に安くなるため、X財の消費を増やして、Y財の消費を減らそうとします。このような相対的な価格の変化に対する消費量への影響を「代替効果」と言います。

この代替効果はあくまでも「相対的な価格の変化に対応したX財とY財の消費量の調整」ですので、当該消費者が受ける効用に変化はありません。つまり最適消費点は、同じ無差別曲線上の別の点に移動することになります。

 

所得効果

また、X財の値段が下がったことによって、当該消費者の購買力(実質所得)が上昇し、より多くのX財やY財を消費することができるようになります。このような実質所得の変化に対する需要の変化を「所得効果」と言います。実際の所得に変化は無くとも、実質的な購買力の上昇によって、より多くの財を消費することができるので、この消費者の効用は上昇します。つまり最適消費点は、より上位の無差別曲線上の点に移動することになります。

ちなみにTACのスピードテキストには「代替効果」は以下のように定義されています(文中の赤字は筆者による注です)。

代替効果とは、価格変化が消費に対し与える効果から実質所得の変化による効果を除き、異なる財の間の相対的な価格水準の変化によるもたらされる効果を取り出したもの(2財の価格比の変化による最適消費量の変化)」

 

つまり、

「価格変化が消費に対し与える効果」=「価格効果」、
「実質所得の変化による効果」=「所得効果」

ですので、「代替効果とは、価格効果から所得効果を除き、異なる財の間の相対的な価格水準の変化によるもたらされる効果を取り出したもの」と読み替えられますね。

 

 

では、ここまでの動きをグラフで見てみましょう。

X財とY財の相対的な価格の変化は、予算制約線の傾き-Px/Pyの変化で表されます。この時、X財の価格であるPxが減少すると、X軸の切片であるB/Pxは増加するので、予算制約線ABが拡大して、右側にシフトし、予算制約線はACとなります(図表5)。

この予算制約線の拡大が所得効果にあたるのですが、まず価格効果から所得効果の影響を除くために、新しい予算制約線ACの傾きである新しい-Px/Pyを維持したまま、左側に予算制約線をシフトさせて戻します。つまりACと平行な予算制約線DEをACの左側に引きます(図表6)。この作業は、X財とY財の相対的な価格の変化の影響(代替効果、つまり予算制約線の傾き)を維持したまま、予算制約線の拡大影響(所得効果)を元に戻すということを意味します。こうして予算制約線の位置を補正することによって、価格効果から、所得効果の影響を除くことができます。

そして予算制約線DEの傾きである新しい-Px/Pyの絶対値と無差別曲線U1の傾きの絶対値であるMRS(Marginal Rate of Substitution:限界代替率)が一致する点を求めると、G点になります。
最初の最適消費点であるF点からG点への変化が代替効果となります(図表7)。

次に所得効果ですが、ここで、予算制約線をDEからACに戻します。実質所得の向上によってより多くの財を消費することが可能となり、効用が上がることから、所得効果はG点からH点への動きとして表現されます(図表8)。

 

ここでX財の消費量、つまりX軸の値を見てみると、X財の価格が下がったことによって、X財の消費量はJからLまで増加します。この価格効果JLは代替効果JKと所得効果KLの合計として表すことができます。

 

代替効果であるJKは、必ず正の値を取ります。X財の相対的な価格が下がれば、必ずX財の消費が増え、Y財の消費量が減るからです。

しかし所得効果KLは必ず正の値を取るとは限りません。ここで気をつけないといけないのが、前回解説した財の分類です。上級財は所得が増えると消費量が増えるため、KLは正の値となりますが、下級財は所得が増えると消費量が減るため、KLは負の値となります。とは言え、下級財だったとしても、所得効果が代替効果を上回る程大きくなることはめったにありませんので、下級財の価格が下がった場合でも、通常、価格効果(所得効果と代替効果の合計)は正の値となるため、消費量は増えることになります(図表9)。

ところが、理論上は負の所得効果が代替効果を上回るケースもありえます。

負の所得効果が代替効果を大きく上回るということは、財の価格が下がった場合であっても、消費量が下がってしまうということになります(図表10)。このような財を「ギッフェン財」と言います。「ギッフェン」というのはイギリスの経済学者ロバート・ギッフェンが発見したことから、この名前がついているそうです。実際にこのような財が存在するかどうかは、結論が出ていないとのこと(出典:Wikipedia)。

図表10では、代替効果であるJKを、負の所得効果であるKLが上回っているため、X財の価格が下がったにも関わらず、消費量が減ってしまっていますね。

 

では、ここまで解説してきた内容をもとに早速過去問を解いてみましょう(以下の過去問は中小企業診断協会のホームページに掲載されているものです)。

 

まずは平成27年度の第13問です。

いかがでしょうか。ちょっとひねった感じの問題ですので、最初はグラフの読み取り方に戸惑うかもしれません。

横軸に余暇R、縦軸にある消費財の消費量Cを置いています。
1日は24時間なので、24時間すべて余暇に充てて一切の労働をしなければ、労働時間は、「L=24-R」のRに24を代入して、0時間となります。労働時間が0時間では、賃金を稼ぐことが出来ないので、当該消費財の消費量も0となりますね。

労働時間が増える、つまり余暇時間が減る(グラフの横軸の値が原点方向に移動する)に従って、賃金が増えていき、消費量Cも増えていきます。しかし労働時間は最大で12時間と決められているので、余暇を12時間より減らすことは出来ません。そのため、グラフが余暇=12時間のところで切れている、というグラフになっております。

賃金率がwからw’に上昇した時、無差別曲線U1から無差別曲線U2に最適消費点が移動しています。では所得効果と代替効果にグラフを分けてみましょう。

図表11をご覧ください。
新予算制約線と同じ傾きの予算制約線(赤の破線)を引き、もともとの最適消費点であるA点から、同じ無差別曲線上のB点への移動が代替効果、そこから新予算制約線とU2との接点であるC点への移動が所得効果になります。

代替効果を見てみると、余暇が減って、消費量が増えています。これは賃金率の上昇に伴って、当該消費財の価格が相対的に下がったため、余暇の消費を減らして消費財の消費を増やしたということですね。

所得効果を見てみると、当該消費財の消費が下がって、余暇の消費量が増えています。賃金率の上昇に伴う実質所得の増加によって、労働時間を減らして、余暇が増えたということですね。

したがって、所得効果と代替効果を合計した価格効果は、消費量と余暇の両方を増加させていることになります。賃金が上がって、消費量と余暇の双方が増えるというのは、直感的にも納得のいく結果ですよね。

さてそこで選択肢を見てみましょう。

アですが、所得効果と代替効果を合計した効果(全効果)は、余暇時間を「増加」させているので、この選択肢は間違いですね。

イですが、所得効果と代替効果を合計した効果(全効果)は余暇時間を「増加」させている、つまり労働時間を「減少」させているので、これが正しい選択肢です。

ウですが、所得効果によって余暇時間を「増加」させている、つまり労働時間を「減少」させているので、この選択肢は間違いですね。

エですが、代替効果によって余暇時間を「減少」させ、消費財の消費を増加させていますので、この選択肢は間違いですね。

よって、正解はイとなります。

一応参考までに、このグラフの縦軸と横軸をひっくり返してみたグラフ(図表12)も掲載します。このグラフは、今まで解説してきたグラフの形と同一なので、理解が進むのではないでしょうか。

A点からB点への移動が代替効果、B点からC点への移動が所得効果になります。

 

続いて平成28年度の第16問です。

 

A点からB点へ最適消費点が移動していますが、財Xの価格Pxが下落しているのにも関わらず、財Xの需要量Dxが減少しています。ということは、この財Xはギッフェン財ということになりますね。

これを代替効果、所得効果に分解してみると図表13のようになります。

予算制約線2と同じ傾きの予算制約線(赤の破線)を引き、もともとの最適消費点であるA点と同じ無差別曲線1上をC点へ移動する動きが代替効果、C点からB点への動きが所得効果となります。このグラフからも分かるように、負の所得効果が代替効果を大きく上回っていますね。

それでは選択肢を見ていきましょう。

aですが、「Pxが下落したとき、代替効果でDxが増加した」、同時に「所得効果によってDxを減少させた」とあります。代替効果は必ず正の値を取りますので、「代替効果でDxが増加」は正しい記述です。図表13からも分かるように、確かに所得効果によってDxは減少しています。そして代替効果よりも所得効果の方が大きく、Pxが下落したにも関わらず、Dxが減少している、つまり所得効果のマイナス効果が代替効果を上回ってしまっているので、ギッフェン財の性質を示しています。よって、これは正しい記述ですね。

bですが、「所得効果によってもDxを増加させた」とありますが、所得効果でDxが増加しているなら、ギッフェン財ではありません。上級財の性質ですので、間違いです。

cですが、「Pxが下落したとき、Dyが増加した」というのは、グラフから読み取れます。問題は次の「財Yが財Xの粗代替財であることを示している」という記述です。Pxが下落してDxが増加した時に、一緒にDyが増加したとすれば、DyはDxの「代替財」ではなく、「補完財」ということになります。つまりバットとボールとか、コーヒーとコーヒークリームのように一緒に使用されることの多い財の組み合わせということですね。代替財であれば、Dxが増加すれば、Dyは減少します。よってこの記述にある「粗代替財」は間違いです。ちなみに「粗」というのは「完全」ではないという意味です。完全代替財や完全補完財については、こちらの記事をご参照下さい。

dですが、「Pxが下落したとき、Dyが増加した」というのは、グラフから読み取れます。そして上述の通り、Pxが下落すれば、代替効果で必ずDxが増加します。その時にDyが増加しているとすれば、DyはDxの粗補完財になりますので、正しい記述です。

よってもって正解はイということになります。

いかがでしたでしょうか。
ずいぶん長い時間をかけてしまいましたが、頻出論点である個人の消費行動分析における無差別曲線、予算制約線、所得効果・代替効果についての解説は以上となります。

個人の消費行動分析は頻出論点ですが、比較的容易なので、このような問題を確実に取ることが、6割取るための重要なポイントになります。ぜひ残りの1か月半、最後まで粘って頑張って下さい!

 

以上、たかじんでした。

最後までお読みいただきまして有難うございました。
それでは、また。

 

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こんにちは、たかじんです。

6月になって、もうすぐ梅雨入りの季節ですね~。梅雨入りは煩わしいですが、一方でサッカーのロシアワールドカップもまもなく始まります!

学生時代にサッカーに打ち込んでいた身としては、今回の監督交代のゴタゴタは大変残念ではありますが、そもそもわたくしめが学生だった時分、ワールドカップなんて、出場することすら夢のまた夢でしたもんね~。

ワールドカップで自国チームを応援できるのは世界広しといえども32か国しかないのですから、精一杯応援したいと思います!

それはさておき!

 

前々回の記事では、個人消費行動の分析ツールとして、無差別曲線について解説し、前回の記事では予算制約線について解説しました。

今回は、モノ・サービスの価格が変化した時の個人消費行動について、無差別曲線と予算制約線を使って分析するにあたり、避けては通れない論点である、所得効果と代替効果について解説したい・・・と思っていたのですが😓、その前に、本日はちょっとだけ寄り道して、購入するモノやサービスと所得の関係について少し触れたいと思います。

 

需要の所得弾力性とは

わたしたちは日々、色々なモノやサービスを購入して生活している訳ですが、所得(収入)が増えた時に、そのモノやサービスの購入量はどのように変化するでしょうか。

もちろん、対象とするモノやサービスによって違いますよね。

例えばエルメネジルド・ゼニアのスーツや、ミシュラン三ツ星レストランでのディナーなどは、所得が増えれば、消費を増やしたいようなモノ・サービスですよね。

では発泡酒はどうでしょうか。最近の発泡酒やいわゆる第三のビールには相当美味しいものもありますが、所得が増えれば、やっぱりプレミアムモルツやエビスビールといった、ちゃんとしたビールが飲みたいですよね。そうだとすれば、発泡酒や第三のビールは、所得が増えると消費が減らしたいようなモノ・サービスということになります。

 

このように、モノ・サービスの種類によって、所得の変化に伴う消費量の変化は異なっている訳ですが、この所得の変化に対する消費量(需要)の変化を、「需要の所得弾力性」と言います。

「所得の変化に対する」指数ですから、分母は「所得の変化率」、分子は「消費量(需要)の変化率」となります。

現在の所得をI(Income)、需要をD(Demand)とし、所得の変化量を△I、需要の変化量を△Dすると、需要の所得弾力性は、

と表せます。

この時、I・Dともに正の定数ですから、所得の変化量と需要の変化量が同じ方向に動けば(所得が増えれば需要も増える、または所得が減れば需要も減るということ)、需要の所得弾力性は正(プラス)の値となります。

逆方向に動けば(所得が増えれば需要が減る、または所得が減れば需要が増えるということ)、需要の所得弾力性は負(マイナス)の値となります。

 

需要の所得弾力性が例えば1であれば、需要の変化率/所得の変化率=1ということです。

つまり所得が1%増えると、需要もそれに伴って1%増える、つまり所得が増えた分と同じ分だけ需要も増えるということになります。
これは逆もしかりで、需要の所得弾力性が1の時、所得が1%減ると、需要もそれに伴って1%減る、つまり所得が減った分と同じ分だけ需要も減るということです。

 

仮に需要の所得弾力性が0.5であれば、需要の変化率/所得の変化率=0.5ということになります。

所得が1%増えた時に、需要は0.5%しか増えません、ということですね。逆に所得が1%減った時、需要は0.5%しか減りません。所得の変化が、需要の変化に与える影響が少ない、ということです。

 

逆に需要の所得弾力性が2であれば、需要の変化率/所得の変化率=2ということになります。

所得が1%増えた時に、需要は2%増える、つまり所得の増加分の2倍、需要が増えるということになります。逆に所得が1%減った時に、需要は2%減る、つまり所得の減少分の2倍だけ需要が減るということです。こちらは所得の変化が、需要の変化に与える影響が大きい、ということです。

 

ちょっと話は脇道に外れますが、「弾力性」という言葉も、経済学になじみの無い方は、イメージがつきにくいですよね。

英語では「Elasticity」と言います。

和訳すると、もちろん「弾力性」という意味もありますが、「弾性」・「伸縮性」という意味もあります。どちらかというと、「伸縮性」という訳でとらえた方が、イメージがつきやすいような気がします。

つまり、AとBという二つの変数がある時に、「Aが変化すると、その影響でもう片方であるBが変化して伸び縮みする」というようなイメージでしょうか。

「Aの変化率」が起点となって、「Bの変化率」に影響を与えるということは、言い方を変えると、「Aの変化率に対するBの変化率」ということですから、分母に「Aの変化率」、分子に「Bの変化率」が来ます。

よってもって、数式にすると、(Bの変化率)/(Aの変化率)となります。何度か記事にも記載しましたが、「~に対する割合」という表現に出会った場合は、「~に対する」の直前に来ている言葉が必ず分母になります。

先程の所得の需要弾力性の式で言えば、分母が△I/I(Aの変化率)、分子が△D/D(Bの変化率)に当たります。

 

財の分類について

さて、この弾力性の数値は、先程の例で述べたように、モノ・サービスの種類によって異なります。弾力性の違いによって、モノ・サービス(財)は以下のように分類されます。

(ア)と(イ)は所得が増えればそれに伴って消費・需要は増えるけれども、所得が減った時は、それに伴って消費・需要が得る財です。これは「上級財」に分類されます。

上級財の中でも需要の所得弾力性が1以上の財を「ぜいたく品・奢侈財」と言います。三ツ星レストランでのディナーの回数は、所得の増減に敏感に反応しますよね。

一方、同じ上級財の中でも所得の弾力性が0より大きく1より小さい場合は、所得の変化に対する需要への影響は正(positive)ですが、奢侈財ほど敏感には反応しない財となります。例えばコメとかパンとかの主食が挙げられます。所得が増えれば、多少購入する量が増えたり、より上級銘柄のコメを購入したりするでしょう。一方で所得が減った場合、多少購入する量を減らしたり、下級銘柄のコメを購入したりすることになりますが、それほど購入量を大きく減らすことはできません。これらは生活必需品に分類されます。

 

ウはどうでしょうか。需要の所得に対する弾力性が0ということは、所得が増えようが減ろうが、需要・消費量に対する影響はまったく無い、という財です。これを中立財と言います。イメージとしては、やはりこれも生活必需品であって、所得の変化によって増やしたり減らしたりすることの無い財です。具体的にどんなものがあるかというと、実は例を挙げるのが難しいです。よくトイレットペーパーなどが例に挙げられますが、所得が増加すればより上質のトイレットペーパーを選ぶでしょうし、生活必需品の中でも質の違いがあって、なかなかこれ、というものがありません。強いて挙げるとすれば、専売制だった頃の食塩とかですかね(専売時代も多少の自然塩が売られていたようですが)。

エは需要の所得に対する弾力性がマイナス、反対方向に変化する財です。所得が増加すれば需要が減少し、所得が減少すれば需要が増加するという財で、具体的にはファストフードとかカップラーメンが挙げられるかと思います。お金が無いから仕方なく購入している(というと、ファストフードやカップラーメン業界の方々からお叱りを受けるかもしれませんが)ような財ですので、懐が温かくなれば、より美味しくて高価な食材を購入するため、消費は減ります。これを下級財といいます。

 

余談ですが、わたくしが大学で経済学を勉強していた時、上級財(奢侈品)と下級財の説明の例として挙げられていたのはウイスキーと焼酎でした。もちろん上級財がウイスキーで下級財が焼酎です。当時、特に「舶来もの」とされる海外のウイスキー(いわゆるスコッチとかバーボンとか)は、海外旅行のお土産として、人にあげると大変喜ばれる程、非常に高価でした。

一方、焼酎については、今でこそ高価な「乙類焼酎」(いわゆる「本格焼酎」というもので、例えば「森伊蔵」とか「伊佐美」とか「佐藤」などです)が流通していますが、当時はいわゆる「甲類焼酎」(例えば「樹氷」とか「純」とか「トライアングル」などです・・・ってもう無い銘柄もありますよね・・・)が主流でした。「大衆用の安い酒」として認識されていたんですね。

「低糖質・プリン体ゼロ」で人気のホッピーも、もともとはビールの代用品として飲まれていたものでした。「ホッピー」という看板がかかっている場末の居酒屋で飲むのが似合うような酒だったような記憶があります。

今ではビールではなくて、あえて(健康のため?)「ホッピー」を注文するような方や、「生ホッピー」を名物として飲ませる店もあったりして、もう普通のお酒としてすっかり市民権を得ていますよね。時代が変われば、具体例として挙げられる財も変わっていくということなんですね。ところで、「生ホッピー」と言えば、横浜の野毛にいい店が何店かあるんですよねえ・・・🍻。

 

すみません、閑話休題。

 

さて、需要の所得弾力性に基づく上級財・中立財・下級財の分類は、所得効果・代替効果を解説する上で、前提として把握しておくべき知識でしたので、あえて寄り道して解説しました。「だらだら長いんだよ!」😤とお叱りも受けそうですが、次回こそは所得効果・代替効果について解説します。

 

以上、たかじんでした。

それではまた。

 

 

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はい!へんりーです。 これまでの記事はこちら

6月に入りましたが、学習の進捗はいかがでしょうか?

前回に声を大にしてお伝えしたように、

まだまだ間に合います!

(不安になったときは、僕の昨年の点数を思い出してください)

どうかどうか諦めずに。

試験本番のその日まで、我々道場メンバーが伴走します!

 

さて本日は、

前回に引き続き、1次試験で得点が伸び悩む“くせ者”、企業経営理論のうち、

難易度B、Cランク問題(TACデータリサーチに基づく)の出題頻度が特に高い論点、

【経営戦略】【組織論】【マーケティング】を取り上げます。

 

過去問のBあるいはCランクの問題から、

その設問あるいは選択肢に出てくる、いまいち覚えづらい用語をピックアップし、

少しでもあなたの記憶に残るよう具体例などもまじえながら解説していきます。

先に、本日ピックアップするのは以下の用語です:

「動的シナジーと静的シナジー」

「衛生理論(二要因論)」

「内発的動機づけ」

「アウトバウンド」「インバウンド」

パッと意味が出てこない、という方は、ぜひお読みください!

なお、過去問自体の解説には重きをおかないので、そこはあしからず。

 

それでは早速、いきましょう。

まずはH26年度第5問です。こちらはBランク。

 

ピックアップする用語は:「動的シナジーと静的シナジー」

・・・

覚えやすいとは到底言えませんね。

「動的シナジーと静的シナジー」

→まず、確認ですが、シナジー効果とは、ご存知「相乗効果」を指し、1+1=2ではなく、1+1=3になる効果のことを言います。(アンゾフ先生は、1+1=3ではなく、2+2=5と言ったそうです)

例えば、
企業間連携や、関連多角化で事業間連携する際、単純に売上や利益などの足し算となるのではなく、互いに新規顧客を獲得することにより足し算以上の売上拡大を達成できる、あるいは、共通資源を多重利用することでコスト削減できる効果(範囲の経済)をシナジー効果と言います。

以上を前提として、「動的」シナジーと「静的」シナジーとは何か?

定義は、

時間に依存するシナジーを動的シナジー

時間に依存しないシナジーを静的シナジー と呼びます。

 

覚え方として、「動的」は、英語でDynamic(ダイナミック)になります。動きがあり、変化していく、といったイメージが湧くでしょうか?

つまり、「動的」シナジーとは、時間が経つに連れて変化していく、しかも「シナジー効果が強まっていく」そんなシナジーのことを意味します。効果が表れるのに長期間がかかりますが、例として最終的に技術革新に至るものを「動的」シナジーと呼びます。

一方の静的シナジーとは、時間によって変化しない、とある一時点の相乗効果を指します。

両方とも実現できればよいですが、もし二択となった場合には、長期的に企業の成長を考えて動的シナジーの方がより好ましいという結論になります。

というわけで、「動的」シナジーにポジティブなイメージを持ってください。

(ちなみに負のシナジー効果のことを「アナジー効果」と呼びます)

 

 

続いて、H25年度の第16問です。設問1がC、設問2がBランクです。

 

 

この問題からは、解答に直結するキーワードとして以下をピックアップします:

「衛生理論(二要因論)」

「内発的動機づけ」

 

・・・

「衛生理論(二要因論)」

→ハーズバーグの動機づけに関する理論です。

基本は、

満足をもたらす要因=「動機づけ要因」(例:達成感、承認される、仕事内容そのもの、責任の拡大など)

と、

不満をもたらす要因=「衛生要因」(例:会社方針、労働条件、作業環境、給与、人間関係など)

であり、

これらはそれぞれ別もの!(と理解しないと、うまくモチベーションを上げられませんよ~)

という考えを主とした理論になります。

 

前者の「動機づけ要因」は、解消したら大きく満足感を得て、モチベーションが上がるもの。プラス拡大!ですね。

 

後者の「衛生要因」は、解消しても不満がなくなるだけ。つまり、マイナスがゼロになるだけというイメージです。

 

用語を覚えるために、例えばあなたが、とある食品関連メーカーで働いているとしましょう。

入社から10年が経ち、あなたも色々と思うところがあります。

 

一つに、工場の製造業務はひと通りできるようになったけれど、最近はなにか物足りない。モヤモヤモヤ・・・

もし、ここで上司から「設備大幅効率化プロジェクト」のリーダーを任されたとしたらどうでしょう?

もちろん不安もあるかもしれませんが、ワクワクする仕事内容、そして責任の拡大にモチベーションが上がる、かもしれません。

 

一方、あなたは職場への不満も持っていました。最近の職場では5Sがおろそかになっており、工場の衛生状態がよくない。自分はすごく気になるのに、上司は危機感を持っておらず、なかなか改善されない。モヤモヤモヤ・・・

もし、ここで会社が重い腰を上げ、衛生状態の問題が解消されたとして、あなたのモチベーションは大きく上がるでしょうか?

 

「この会社で働いていてよかったー!もっと頑張ろう!」とはなりますか? おそらくならないと思います。

それは、職場の衛生状態を良好に保つ、というのは最低限できていて当然のものだからでしょう。

みなさんの記憶のために、わざと同じ言葉が出てくる例を出してみましたが(逆に混乱したらごめんなさい)、

衛生要因とは、まさに衛生状態のように「できてあたりまえ」のもの、不満がなくなるだけで、満足を得るためのものではない、と覚えてください。

 

これは、企業内や組織内において身近かつ非常に実践的な理論の1つだと考えます。

いくら商売やビジネスの感覚が優れた経営者であっても、この概念を学んでいなければ(表面的な知識だけでなく、深く理解していなければ)、本問のように、二つの要因をわけて考えることができず、意図しない結果を招く施策を打ち出しかねないからです。

みなさんの周りでも見かけたりしませんか?

あなたが企業に勤めていたとしたら、診断士資格の勉強により社内を見る目線が一段階上がり、会社に対して改善提案が可能になるかもしれません。この資格だからこそ成せることだと思います!

・・・

次も、モチベーション理論の論点で出てきます。

「内発的動機づけ」

物事に興味や関心を持つことで自然と意欲が沸き、達成感や満足感を得たいという、内面的な要因によって動機付けられることを言います。金銭や名誉といった外的報酬に左右されない動機になります。

と、こういった定義や説明を暗記しただけでは、BあるいはCランクの応用問題に対応できない可能性が高いでしょう。

「内発的動機づけ」とは何か?ポイントは何か?を、具体例を出しながら説明できるというレベルを目指しましょう。

そうなってはじめて、その知識を自分で消化した状態と言えます。そして、それはそのまま2次試験にも生きます。

 

この理論に関して出題されやすいポイントは、

「外的な報酬は、むしろ内発的動機づけを低下させてしまう」

「ただし、賞賛(褒められる)を除いて」

になります。

ん?どういうこと? と思う人がいるかもしれません。すぐに腑に落ちない概念・・・だからこそ出題されるのですね!

 

この概念を説明するための具体例として、設問のストーリーはよくできています。

研究員たちが、せっかく自らが興味を持ち(=内発的に動機づけられ)、自発的に取り組んでいたのに、

経営者が安易にインセンティブ(外的な報酬)を与えてしまったことで、

「やりたくてやっていた取り組み」が、「給与を得るための取り組み」に変化してしまい、動機が薄れてしまった、という結末です。

 

これも、衛生要因と同様に、経営者がよかれと思ってしたことが逆効果を生み出しかねない、ありがちな例と言えるでしょう。

若手社員が自主的に社外の集まりに参加している、しかも休日に。

それに感心した上司が、その活動時間を給与申請していい!と言い出す。

若手もはじめは喜ぶが、いつの間にか、なんだか「やらされ感」が出てしまう。

・・・なんて、けっこうありそうです。

 

そんな具体的なイメージをつかめていると、設問内容が多少ヒネってあっても、方向性を誤らずに対応できると思います。

それこそ、クセ者に対抗するための「応用力」です。

 

 

最後に、H24年度の第11問です。Cランク。

ピックアップする用語は:「アウトバウンド」

 

・・・

ここ数年、耳にする機会が増えた気がします。

「アウトバインド」そして「インバウンド」

→選択肢に出てくる「アウトバウンドなサプライチェーン」という言い方ですが、

先日のきゃっしいの記事でもあったように、対となる用語の入れ替えによる問題作成、つまり「これって『インバウンド』と入れ替えているのは?」を真っ先に疑うのがセオリーです。

しかし、アウトバウンド⇔インバウンドの意味を理解していないと太刀打ちできません。

あえて、「インバウンド」から見てみましょう。

和製英語はもとの英語に戻して理解するのがへんりー流。

(きゃっしいの「略語は英語を挟んで覚える」と同様の考え方です!)

 

インバウンドは、英語でinboundであり、意味は「入ってくる、到着する」という形容詞になります。

”bound”は電車内の英語アナウンスでもよく聞こえてきます。”bound(s) for 〇〇”で、「〇〇行きの」です。

ぜひ電車に乗った時、耳を澄ませてみてください。

話を戻すと、インバウンド(inbound)を「内向きの/中に向かった」だと理解した上で、以下を見ていきます。

観光業で「インバウンド市場」と言えば、日本国内に向かってくる、つまりは訪日外国人観光客向けの市場を指すわけです。「中小企業経営・政策」の科目でも、「インバウンド需要」が登場するので、ここで覚えてしまいましょう。

一方、アウトバウンド市場であれば、Out-bound=外に向かった・・・国外に向かう旅行客の市場になりますね。

 

また、分野が変わって、コールセンター業界で「インバウンド」と言えばどうでしょう?

この場合、お客からの問い合わせコールを指します。

 

このように、分野が変わっても、inboundの語源を理解していれば、応用して意味を推測できるかと思います。

 

さて、過去問に戻り、「アウトバウンドなサプライチェーン」はどうでしょうか。

自社を起点として「アウトバウンド」と言う場合、サプライチェーンのつながりにおける自社の外側、この場合下流(顧客側)を見て、自社と客との間の物流管理と在庫管理を優先して最適化する「アウトバウンド・サプライチェーン・マネジメント」として使われます。

一方、企業の社内における半製品・素材の加工、およびサプライヤーとの生産・物流・在庫の管理を重視する場合は、「インバウンド・サブライチェーン・マネジメント」と呼びます。ここで、自社内だけでなく、仕入側も含まれている点に注意です。そういうものとして覚えてしまいましょう。

英単語の意味から引っかけて覚える用語でした!

 

さて本日はこんなところまで。

少しでもみなさんの「くせ者(企業経営理論)対策」の手助けになれば幸いです。

質問やツッコミのコメントも大歓迎です☆

 

過去問の正解は以下:

H26年度第5問(Bランク)ウ

H25年度第16問 設問1(Cランク)イ、設問2(Bランク)ウ

H24年度第11問(Cランク)ア

 

それでは、また次回にお会いしましょう!

アナタもやれるはず!
もうちょいあがいてみませんか?

以上、へんりーでした!

 

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こんにちは、きゃずです。

過去記事はコチラ

5月ももうすぐ終わりますね。1次試験を受験される方は申込期限が明日5/31(木)まで。申し込み忘れはありませんか?

今回取り上げるテーマは企業経営理論の経営戦略。そのど真ん中「競争戦略」についてです。

企業経営理論の論点別難易度は、以前Chikaがまとめてくれている記事を参照ください(【一次データ分析②】勝負の別れ目Cランク!~企業経営理論~

 


 

■競争戦略は、資格取得後に中小企業を支援するためにも理解すべき論点

「競争戦略」はテキストにして数ページではありますが、その中身はとてつもなく深く、診断士資格取得後も学習し続けていくべき論点

ここでお伝えしたいことは、過去問のABCランクで問われている王道論点をしっかりと理解して、「知っている」だけではなく「図に書いて人に説明できる」レベルを目指しましょう!ということです。

DEランクを無理に頑張って解いたり、枝葉の知識をむやみに暗記してくださいということではありません

なお、競争戦略は2次試験全体に関わる「橋げた」論点でもあります。ここで理解することは2次試験対策にも役に立ちますので、あやふやな方は一気に地盤を固めてしまいましょう!

 

■全体を貫くテーマに意識を向け、原理原則に照らし合わせる

競争戦略を攻略するにはまず、全体を貫くテーマに意識を向けてみましょう。

TACテキストなどでは、「業界構造の分析」~「競争回避の戦略」~「競争優位の戦略」へと進むわけですが、これらの論点にはすべて目的があります。競争戦略はすなわち「競争しなくても良い状況をいかにつくるか」。戦いを略すための戦略なわけです。

中小企業は、大企業とは異なり経営資源が限られています。大企業と同じことをやっても勝ち目はありません。

となれば生存のために取るべき原理原則は「同質的な競争を避けるために差別化・集中の戦略を取り、独自性のあるポジションを目指す」ことです。

正誤が見分けづらい問題に出会った時、設問がこの原理原則に即しているか?というのは1つの視点になります。

 

■本試験は既習論点でも「未習の問題であるように見せる」問いをしてくる

ここで一度おさらいも兼ねて、道場メンバーの主張をまとめます。

①暗記系科目と理解系科目の違いの認識

②出題パターンの理解

③正誤判断の勘所の把握

④プレッシャー下での実践

 

①暗記系科目と理解系科目の違いの認識

先日のへんりーの投稿(特にコメント欄)でもあったように、企業経営理論は労働法規など一部の箇所を除いて「理解系問題」が出題されます。

土台となる知識を応用する問題に対応するためには、理解したうえで「説明できる力」が求められるわけです。なので、単純にひたすら暗記しても歯が立ちません。ではどうすべきか。ここで②③がキモになります。

 

②出題パターンの理解

理解系問題はひねり方によっていくらでも問題が作れるのですが、「ひねり方≒出題パターン」そのものには限りがあります先日のきゃっしいの投稿が非常に参考になります。

1) 大きい/小さい、高い/低いといった程度を表す形容詞を逆にする

2) 対となるような用語を入れ替える

3) 因果関係を入れ替える

4) 余分な説明や形容詞を挟むことで文章を長くし読みにくくする

「問題を作る側の気持ちになって、問題を作る時のパターンを知っておく」これだけで対処の仕方が変わります。

初見の問題に見える場合でも、「ホントに新しい論点」の場合と、「実は既習論点の焼き直し」の場合とがあるわけです。

後ほど、実際の過去問を眺めてみましょう。

なお詳細はきゃっしいの著書でもある『中小企業診断士 一次試験一発合格 まとめシート』に詳しく記載がありますので、ぜひご覧ください!

 

③正誤判断の勘所の把握

さて、ここで平成29年の第7問を例に見てみましょう。Bランク(正答率60%以上~80%未満)の問題です。

あくまで1つの例ですが、このように問題に書き込んでみてはいかがでしょう?

(受験生のときも、同様のスタイルで問題に取り組んでいました)

もう一問、平成28年の第6問を見てみましょう。勝負の分かれ目Cランク(正答率40%以上~60%未満)の問題です。

同様に、問題に書き込みをしていきます。

 

これがいわゆる出涸らし法/鶏ガラ法です。

1つ1つの設問をじっくり分析し、どこで引っかけようとしているかを見ていく。それによって正誤判断の勘所の把握が進んでいき、過去問を解く効果が何倍にもなるのです。

過去問を解き、解答解説にある引っかけポイントを読んだら、「ご自身の言葉で、テキストやまとめノート・単語帳などに再度まとめてみる」のも効果的です。問題集やテキストは汚してなんぼ。急がばまわれ。試してみてください。

 

④プレッシャー下での実践

本試験当日は凄まじいプレッシャーと限られた時間の中で、最大のアウトプットを出さなければなりません。

私たちが対策できることは「本試験さながらの環境で問題を解くこと」。つまり模試や答練の活用です。

以下の過去記事が参考になれば幸いです。

きゃず「1次試験まであと5ヶ月 「模試」はこう活用する

→今年の各予備校主催の模試日程、模試活用の効果(模試前、模試中、模試後)について説明しています。

Chika「”点数を伸ばすため” の模試・答練の復習方法

→模試・答練を受けた後にどう活かすか?実践するためのヒント満載。渾身の記事です。

 

 

いよいよ試験の足音が近づいてきましたが、やれることはまだ沢山あります。

もう2ヶ月?いえいえ、まだ2ヶ月あります。一日一日を全力で行きましょう!

以上、きゃずでした。

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こんにちは、たかじんです。

前回の記事では、個人消費行動の分析ツールとして、無差別曲線について解説しました。本日は、個人の消費行動分析において、無差別曲線とペアで使うツールである予算制約線について解説します。

 

何かモノやサービスを購入する場合、いくらでも際限なく買えるのであれば、効用(満足度)は増加していきます。もちろん購入量が増えていくほど、得られる満足度の増加量はだんだん減っていきますが(限界効用が逓減していくということですね)、それでも増加はしていきます。しかしいくらでもモノが際限なく買える、というような贅沢な状況は普通あり得ませんよね😅。

 

何かのモノ・サービスを購入する際には、現実の世界でも必ず「予算」が存在します。「海外旅行に行きたいけど、新車も購入したいなあ・・・」と考えた時、一番の制約になるのは、「いくらお金が使えるのか?」ということですよね。「海外旅行にも行けるし、新車も買える」という懐具合に余裕のある人以外は、どちらを選んだ方が満足度が高いのか、ということを考えて選択することになります。

 

経済学で個人消費分析を行う時も、モノ・サービスの購入に使えるお金の量には上限があり、その中で最も満足度が高くなるようにモノ・サービスの購入を行う、と考えます。

現実的には何も買わず、もしくは買う量を減らして残りは貯金するとか、借金をして予算以上のモノ・サービスの購入を行う、という選択肢もありますが、ここではモデルを単純にするため、貯金や借金を行わず、現在手元にあるお金を予算限度額いっぱいまで使って、モノ・サービスを購入するという前提を置きます。

もし貯金や借金の考え方まで入れると、現時点で購入する財の組み合わせだけでなく、将来的に購入する財の組み合わせも考慮して最適な消費行動を考えないといけなくなるため、モデルが複雑になってしまいますね。

 

さて、モデルを単純にするためのもう一つの前提として、この世に財はXとYの2種類しかないと仮定します。ある人が決まった額のお金を持っている時、XとYはどのように購入されるでしょうか。

 

ここで、X財の金額をPx、Y財の金額をPyとし、決まった額のお金、つまり予算上限をBとしましょう(Budget:予算の頭文字を取りました)。

X財をX単位分購入し、Y財をY単位分購入した時に必要な金額は、
Px・X+Py・Yとなります。ちなみにPx、PyとX、Yの間にある「・」は積、つまりかけ算をしているという意味です。

この金額が予算上限であるBを上回ってはいけないので、
Px・X+Py・Y≦Bが成り立ちます。

 

先程、この人は予算を余らせて貯金するということは考えない、つまり手元にあるお金を予算限度額まで使うという前提を置きましたので、

Px・X+Py・Y=B(①)が成り立ちます。

 

ではこの式をグラフに表すとどうなるでしょうか?

 

X軸、Y軸の二次元のグラフで表現する場合、一次関数であれば、Y=a・X+bの形で表現できます(きゃっしいさんの過去記事を参照して下さい)。

 

そこで、①の式をY=a・X+bという形に直すと、
Y=-Px/Py・X+B/Py(②)となります。

これは傾き(Xの係数)がマイナスなので、右肩下がりの下記のような形のグラフになりますね。

この時、それぞれX軸、Y軸の切片はどうなりますでしょうか(ちなみに切片とは、グラフとX・Y座標軸の交点のことを指します)。

まずX軸の切片を見てみましょう。

X軸の切片は、Y=0の時ですから、②のYに0を代入すると、
0=-Px/Py・X+B/Pyですから、Px/Py・X=B/Pyとなり、両辺にPyをかけると、
Px・X=B、つまりX=B/Pxとなります。

予算上限であるBをX財の値段であるPxで割っているので、これは予算全部を使って購入できるX財の量を表しています。

 

次にY軸の切片を見てみましょう。

Y軸の切片は、X=0の時ですから、②のXに0を代入すると、
Y=-Px/Py・0+B/Pyですから、Y=B/Pyとなります。

予算上限であるBをY財の値段であるPyで割っているので、これは予算全部を使って購入できるY財の量を表しています。

 

ではグラフの傾きはどうでしょうか。

グラフの傾きは②の式(Y=-Px/Py・X+B/Py)におけるXの係数部分ですから、-Px/Pyですね。符号がマイナスなので、右肩下がり(Xが増えればYが減るという関係)であり、PxをPyで割っているので、Px(X財の価格)のPy(Y財の価格)に対する割合を意味しています前回の記事でも記載しましたが、「~に対する割合」という表現に出会った場合は、「~に対する」の直前に来ている言葉が必ず分母になります)。

さてこの予算制約線の式(Y=-Px/Py・X+B/Py)をもう一度見てみましょう。
登場するのは、以下の5つの要素です。

B:予算上限
X:X財の購入量
Px:X財の価格
Y:Y財の購入量
Py:Y財の価格

このうち、B、Px、Pyの3つの要素が変化すると、グラフの形状が変化します。
ちなみにB、Px、Pyが変化せず、XとYだけが変化する場合は、同じ予算上限のもとで、X財とY財の購入量の配分を変えるということですから、同一の予約制約線上を動くだけですので、グラフの形状は変わりませんね。

 

Bが変化した場合

Bが大きくなる、つまり所得・収入が増大して、使えるお金が増えた場合はどうなるでしょうか。

グラフの傾きを表す-Px/Pyは変化しませんね。

一方、X軸、Y軸の切片である、B/Px、B/Pyの分子が大きくなりますので、B/Px、B/Pyとも大きくなります。
グラフの傾きは変わらないままで、X軸およびY軸の切片が大きくなりますので、グラフは外側に平行移動します(下記グラフにおける上方の赤い線に移動します)。

 

Bが小さくなる、つまり所得・収入が減少して使えるお金が減った場合は、この逆のことが起こります。

つまり、X軸、Y軸の切片である、B/Px、B/Pyの分子が小さくなりますので、B/Px、B/Pyとも小さくなります。
グラフの傾きは変わらないままで、X軸およびY軸の切片が小さくなりますので、グラフは内側に平行移動します(下記グラフにおける下方の赤い線に移動します)。

 

PxまたはPyが変化した場合

X財の価格が上昇、つまりPxが大きくなった場合はどうなるでしょうか。
グラフの傾きを表す-Px/Pyの分子が大きくなりますので、-Px/Pyの絶対値は増加し、グラフの傾きは急になります。
Y軸の切片であるB/Pyは変化しませんが、X軸の切片であるB/Pxの分母が大きくなりますので、B/Pxは減少します。すると、下記グラフのように変化します。

では、X財の価格が下降、つまりPxが小さくなった場合はどうなるでしょうか。
グラフの傾きを表す-Px/Pyの分子が小さくなりますので、-Px/Pyの絶対値は減少し、グラフの傾きは緩やかになります。
Y軸の切片であるB/Pyは変化しませんが、X軸の切片であるB/Pxの分母が小さくなりますので、B/Pxは増加します。すると、下記グラフのように変化します。

次にY財の価格が上昇、つまりPyが大きくなった場合はどうなるでしょうか。
グラフの傾きを表す-Px/Pyの分母が大きくなりますので、-Px/Pyの絶対値は減少し、グラフの傾きは緩やかになります。
X軸の切片であるB/Pxは変化しませんが、Y軸の切片であるB/Pyの分母が大きくなりますので、B/Pyは減少します。すると、下記グラフのように変化します。

次にY財の価格が下降、つまりPyが小さくなった場合はどうなるでしょうか。
グラフの傾きを表す-Px/Pyの分母が小さくなりますので、-Px/Pyの絶対値は増加し、グラフの傾きは急になります。
X軸の切片であるB/Pxは変化しませんが、Y軸の切片であるB/Pyの分母が小さくなりますので、B/Pyは増加します。すると、下記グラフのように変化します。

それでは消費者にとって最適な消費行動はどのように決まるのでしょうか。

消費者は、限られた予算の中で、最大の効用を得られるように、モノ・サービスの購入を決定します。この点を最適消費点と言いますが、可視化するために、前回解説した無差別曲線と予算制約線のグラフを組み合わせてみましょう。

この時、無差別曲線と予算制約線の接点となる点Aが最適消費点となります。

例えば点Bでの効用を見てみましょう。点Bは点Aと同じ予算制約線上にありますが、点Aに近づくにしたがって、効用は高くなります。点Cでも同様に、点Aに近づくにしたがって、効用は高くなります。

つまり、同じ予算制約線上であれば、無差別曲線と交差する点ではなく、接する点が最適消費点となります。この時、予算制約線の傾きである-Px/Pyの絶対値と無差別曲線の傾きの絶対値であるMRS(Marginal Rate of Substitution:限界代替率)は一致します。

 

さてここまで見てきたところで、過去問を見てみましょう(前回同様、以下の過去問はすべて「一般社団法人中小企業診断協会」のホームページからの転載です)。

平成27年度の第14問です。

 

 

いかがでしょうか。

最適消費点は予算制約線と無差別曲線が接している、x1=20、x2=10のポイントとなります。ではそれぞれの選択肢を見ていきましょう。

ア:

現行の最適消費点よりも効用を高める余地が残されている、と記載されていますが、予算制約線と無差別曲線の接点以外の予算制約線上の点は最適消費点ではないので、間違いですね。

イ:

財X2の消費がゼロだとすると、予算制約線のx2に0を代入すると、x1は40となりますので、間違いですね。

ウ:

縦軸の切片は財X2の価格に応じて変化するため、これも間違いです。

エ:

無差別曲線上の組み合わせは効用はすべて一緒です。x1=20、x2=10とすると、効用関数U=x1・x2に代入すると200となりますので、これが正解ですね!

 

続いて平成28年度の第15問です。

 

いかがでしょうか。
こちらも簡単な問題ですね。解答はエですね!

それぞれの選択肢を見ていきましょう。
ア:

点Eと点Fでは、点Fの効用の方が低いので、間違いですね。

イ:

予算制約線AとBを比較するとBの方が財X1の価格が高いことを示していますので間違いですね。

ウ:

予算制約線Aの方が外側にあるため、実質所得は高いです。よって間違いですね。

エ:

これが正解です。予算制約線AとBとでは、傾きが変わっていますので、両財の相対価格が変化しています。予算制約線Bの方が傾きが急、つまり-Px/Pyの絶対値が大きくなっているので、Pxの価格が相対的に高くなっているか、Pyの価格が相対的に安くなっているかのどちらかです。

 

次回は個人の消費行動分析のラストとして、頻出論点の所得効果・代替効果について解説したいと思います。

 

以上、たかじんでした。
それではまた。

 

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はい!へんりーです。

これまでの記事はこちら

 

さて、法務(会社法)について取り上げた前回に続き、一体どんな「渾身!」をお届けできるか・・

考えがまとまらないうちにブログ投稿期限の前夜を迎えました。(いつもの通り・・)

 

そしてやっと閃いた・・

今回は、診断士1次試験の一番の曲者(くせもの)とも言える、

「企業経営理論」を取り上げることにします。

後述しますが、論点は【組織論】と【マーケティング】です。

 

春セミナーのフリートークや懇親会、その後のメールをくれた人からの質問においても、

「企業経営理論の点数が上がりません・・」

「企業経営理論にどれだけ時間をかけるべきですか・・?」

といった相談をいくつかいただきました。後述しますが、自分も昨年の勉強中に低空飛行をし続けた科目なので、苦戦している人が多いものと勝手に想像します。

 

というわけで、企業経営理論について次の3部構成でお送りします。

  1. あなたもまだまだ間に合います!(その証拠をお見せします)

  2. 深追い注意!科目の特徴と打開のヒント

  3. BCランクの過去問に出てくる用語チェック

 

ではさっそく。


1. あなたもまだまだ間に合います!その証拠をお見せします。

 

昨年の僕の足跡を公開しましょう・・・

<企業経営理論>

TAC完成答練  1回目(5月) 52点

       2回目(6月) 28点  (!?)

TAC公開模試          50点

2017年1次試験本番           70点

 

これが「証拠」です。

今の時期に、企業経営理論で悩んでいる受験生のみなさんに向けて、堂々と言わせていただきます。

「今からでも間に合います。」

 

昨年6月に28点取っていたやつが、今ここでブログを書いているのです。

 

28点を取ったその日、TAC横浜校だったか、たしかに難易度が高く、講師の先生は「56点くらいで合格点」と言っていた記憶があります。クラスには、

「俺40点ちょいだった・・・先生もうだめですー」

と嘆き、モチベーション低下を丸出しにしている受験生もいました。

 

そんな中で僕は、俄然点数が低いくせに、「まあ、見てろよ」と思っていました。(内心けっこう焦りつつ)

 

そんなわけで、読者の多くの人たちの方が、現時点でも、昨年の僕より進んでいると言えると思うのです。

あなたが諦めるのは、ぜんぜん早すぎます。諦めるなんて、まだ許されません!

 

本番を迎えるまで、いや本番を終える前、ぜったいに諦めないでください。

 

本当に、そこが分かれ目です。

 

さて、気合注入はこんなところにして、次は企業経営理論の中身について。

 


2. 深追い注意!科目の特徴と打開のヒント

 

春セミナーでも強調しましたが、1次試験の科目には、

「やった分だけ点数が伸びる科目」と、

「やってもなかなか伸びない科目」があります。

 

前者で有名なのが「財務」。合格者に聞くと、「経済」も同じという人が多いです。

どちらの科目も、学習途中で一旦は伸び悩みますが、一度「あるレベル」まで達すると安定した得点源になります。あるレベルとは、閾値(いきち)を超えること、たかじんの記事を参考にしてください。

 

そして後者の典型が「企業経営理論」です。

「なんだかやり始めは楽しい」けど「あるレベルから伸び悩む」そして「最後まで伸び悩む」・・ことで有名な科目です。

範囲が広く、設問や選択肢の文章が難解(国語の問題)、正解を一つに絞りにくい、といった特徴があります。やった分に比例して伸びていかないモヤモヤ科目。

 

そうとは知らずに、

過去問や問題集(スピ問)をただただやりこんでも点数が上がらないことに焦り・・

「細かな用語まで漏れなく知識をつけねば」「DEランクの問題も解けるようにならなくては」

などという、泥沼=大きな誤解!!にハマってしまう・・

という人も、実は少なくないのでは、と思っています。

 

このくせ者科目に対しては、とにかく深追いは禁物!効率よく取り組みましょう。

 

打開策のヒントは、大きく次の3点になるかと思います。

①【ターゲットを絞る】→マスターすべき範囲は間違いなくABCランク問題

②【問題慣れする】→基礎的知識に加えて、独特の文章に慣れる

③【解き方を工夫する】→解く順序や問題文への印付けなどの工夫で確率を上げる

 

①については、以下の記事を参考にしてください。

今年の道場春セミナーで大好評「1次試験の過去問は、ABC問題を最優先!DE問題は後回し!」を解説した、だいまつの記事です。

少し紹介しますと、9代目の誇る「540点超え」のだいまつ&きゃっしい、その2人ですらDEランク問題の正答率は「平均点」だった(ずば抜けていたのはABC問題だった!)というのが、データ分析の結果です。

結論は、高得点のために「DE」ランクの問題はやらなくていい!非効率過ぎる!というもの。

これは能力やベース知識にも左右されない、全科目に言える真理と言えます。どうか鵜呑みにしちゃってください!

 

それを踏まえた上で、最新の企業経営理論<分野別出題頻度>をまとめたchikaの記事を読めば、取り組むべき相手<ターゲット>を絞ることができます。

 

②について、過去問の研究の仕方は先代noriさんの投稿が参考になります。

誤答の選択肢に対する「ツッコミ力を鍛える」

とってもユニークですが、これもまさしく鶏ガラ法ですね。

単に答え合わせして、また解いてを繰り返すより、定着させることができると思います。

 

③についても、歴代の道場メンバーが様々な取り組みの工夫を披露してくれています。自分に合うのがあれば「パクってカスタマイズ」してください。

「マーケティングから解く/国語の問題対応」などを紹介しているハカセさんの記事

「問題文への書き込み」を紹介した碧さんの記事

 

ここで、僕へんりーの本番試験問題<企業経営理論>への書き込みも紹介します。

Henry_Kakikomi

・見直し優先度を示す☆マーク

・「不適切なものを」選ばせる問題の凡ミス対策

あたりを工夫しています。ご参考までに。

 


そして最後に、

3. BCランクの過去問に出てくる用語チェック(その①)

 

毎年、少なからず新しい用語がいくつか登場するのもこの科目の特徴の一つだと言えますが、

それでも高得点者は、基礎的知識を確実に身に着け、ABCランク問題を確実に得点しています。

 

今回は、知識の定着具合をチェックする狙いで、BCランク問題で出てくる用語」をピックアップし解説してみたいと思います。

論点は、勝負のCランク問題が出やすい【組織論】と、Bランク問題が頻出する【マーケティング】です。

頻出とは限りませんが、TACリサーチデータでBまたはCランク、そして過去問題集で [重要] マークが付いている用語を選びました。

 

まず、H28年度からは第14問。Cランクです。

 

ピックアップする用語は:「グレシャムの法則」

 

 

・・・・

どんな法則か、パッと思い浮かぶでしょうか?

「グレシャムの法則」

→もとの「グラシャムの法則」は、「悪貨は良貨を駆逐する」(質の悪い貨幣(悪貨)を造り流通させたところ、みなが良貨を家にしまい込み、悪貨ばかりが出回った)という、金本位制の法則です。

それを、米国学者であるハーバード・サイモンが、「ルーティンは創造性を破壊する」と言い換え、「計画のグラシャムの法則」(今目の前のルーティン業務に忙しくしていると、将来に向けた革新的・戦略的な計画などを後回しにしてしまう)として提唱しました。

診断士で出てくるのは後者。これは覚えるしかありませんが、グラシャムさんが「創造性を後回しにしちゃいかん」と怒っている姿でもイメージしてみてはいかがでしょうか。

勝手におじいちゃん。

 

どんどん行きます。

H27年度からは第33問。Bランクです。

ピックアップする用語は次の2つ:

 

「コーズリレーテッド・マーケティング」

「パブリックリレーションズ」

 

 

・・・・

「コーズリレーテッド・マーケティング」

→多年度生の方はご存知、H24年度の2次試験でも登場しました。英語ではcause-related marketingです。

Causeは「理由」「原因」ここでは「動機」の意味が近いです。と言われてもピンとこないかもしれませんが、英語で「なぜなら」をいうときのbecauseの一部”cause”だと思えばいかがでしょうか?

洋楽の歌詞ではよく、becauseを略して、Causeあるいはもっと短くCuzなんて言うときもあります。
僕の世代からすると、エアロスミスの歌う「ミス・ア・シング」 (I Don’t Want to Miss a Thing)のサビで使われる’Causeが頭に浮かび・・・はい、脱線しました。

Relatedは「関係」、これは和製英語にもなっているリレーションシップRelationshipと結び付けられたらよろしいかと思います。

つまるところ、動機を関係づけるマーケティング、具体的には、寄付つき商品の販売など、「社会貢献」と「事業収益」を結び付けたマーケティングのことです。

 

「パブリックリレーションズ」

→なにやら英語シリーズですが、この用語もパブリック・リレーションズと2語にわけるべきでしょう。
Publicは「公の、公共の、国民の」の意。人気アーティストのコンサートや、ワールドカップ(間もなくロシアW杯♪)の試合をみんなで一緒に見る、パブリック・ビューイングは聞いたことがあるかもしれません。ここでは「みんな」というイメージで適しています。
つまり、企業が自らと関連する「みんな」=お客・ユーザー、従業員、株主、周辺住民、国などと、「関係」Relationの構築をはかっていくことを意味します。

 

H26年からは第30問。設問2はCランク、設問3はBランク。

この問題からのピックアップ用語は次の2つ:

「フルネスト(full nest)段階」

「ライフコース・アプローチ」

 

・・・・

イメージ湧きますか?

まったく湧かないと、正答率はかなり低くなってしまいます。

 

「フルネスト(full nest)段階」

→正直これは、しばらく出ないと思います。笑 一応、解説すると、英語のNestは「巣」のこと。家族の話なので、この「巣」さえわかれば、イメージができますね。巣(Nest)がいっぱい(Full)、つまり家族が一番多い時期(子どもが生まれてから自立するまで)を指します。以下の絵をイメージしちゃってください。


「ライフコース・アプローチ」

→消費行動の分析単位に関する問題ですが、用語がなかなか紛らわしいです。

先に対比として「ライフスタイル」なら、イメージが付きやすいでしょう。「あの人のライフスタイルは・・」のように日常でも耳にすることがあるはず。簡単に調べてみると「消費者が、所与の社会的、文化的、経済的条件のもとで示す生活の様態」といった説明がされています。つまり「生活」にポイントが置かれています。

 

これに対し「ライフコース」とは何か。身近な「コース」を思い出すのも手ではないでしょうか?
予備校で「〇〇コース」があります。「~氏はエリートコースで」なんて言いますよね。和製英語になっていますが、「course:道筋、進路」です。人生のどんな道筋を進んでいくか、人生にたくさん訪れる岐路でどちらを選択するか、そういうイメージです。

「ライフスタイル」が日常であるならば、「ライフコース」はもっと大局的なイメージですね。用語の意味の暗記というよりも、こういったイメージを持っていれば、問題を解ける率が上がると思います。

 

といったところで、今日はここまでとします!

上記を読んだだけでは、確実な知識の定着は期待できないと思いますが、「これは覚えていなかった」という「抜け」を見つけるきっかけになれば幸いです。

繰り返しますが、「アウトプット(問題を解く)→インプット(暗記カードやまとめ作成)」が基本ですので、今回の記事はサプリメント的にご利用ください!

それではまた次回。

アナタも、やれるはず。
もうちょいあがいてみませんか?

以上、へんりーでした!

 

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おはようございます。ゆうです。

過去記事は、こちらから

 

さて、今回も【渾身!論点シリーズ】

 

今回は、昨年、現行の試験制度になった平成18年以降で、最低の平均点だった「運営管理」です

 

運営管理は、どちらかと言うと、店舗管理のほうがイメージしやすいし、難易度的にも点が取りやすいですね。生産管理はイメージしづらく、難易度も高いので、嫌いな人も出やすい分野だと思います。

 

ただ、生産管理は2次試験にも出題されますし、出題もパターン化しているので、努力を積み重ねると、点につながりやすい科目ではないでしょうか。

 

生産管理のイメージがしづらい人は、世界的ベストセラーの「ザ・ゴール」をおススメします。物語ベースで、工場の業務改善プロセスを学ぶことができます。

 

と、いうことで今回は、出題が例年一定数あり、比較的点が取りやすい「生産管理の基礎」「生産形態」を攻めてみたいと思います。

 

■本記事の狙い■
運営管理の「生産管理の基礎」「生産形態」について、重要なポイントを理解する。

 

【1】生産管理の基礎、生産形態の過去問

早速ですが、該当するカテゴリの過去問にチャレンジ!

 

受験者の80%以上が正解するAランクと、40%~60%が正解するCランク問題の2問です。まずは、自分の実力を確認してみてください。※解答はブログの最後に。

 

●28年第2問 これは絶対当てたいAランク
生産形態に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア:少品種多量生産では、加工・組立の工数を少なくする製品設計が有用である。

イ:少品種多量生産では、工程の自動化が容易で、品種の変化に対するフレキシビリティが高い。

ウ:多品種少量生産では、進捗管理が難しく、生産統制を適切に行わないと納期遵守率が低下する。

エ:多品種少量生産では、汎用設備の活用や多能工化が有用である。

 

●29年第15問 合否の分かれ目!Cランク
次の4つの手法で分析した結果から改善案を検討する際に、「ECRS の原則」が利用できる手法の数として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

<分析手法>
①ABC分析
②連合作業分析
③事務工程分析
④流動数分析

ア:1
イ:2
ウ:3
エ:4

 

【2】生産管理の難易度

昨年、運営管理は、平成18年以降で最も難しく、TACデータリサーチによると、昨年は7科目で最も平均点の低い科目になりました。

 

理由としては、問題の難易度が上がっているのに加え、

①問題数が45問と多く、
→対策:問題処理のスピードが大事。そのために、知識と公式の暗記。

 

②計算問題など処理負担のある問題が増え、
→対策:公式を暗記し、処理スピードアップをするアウトプット練習。

 

③特に29年は、店舗管理の難化のため。
→対策:とは言え、大事なのは基本論点の強化。また、答練や模試等で予想問題は押さえておく。

 

運営管理の年度別難易度分析がこちら。

表のとおり、例年、生産管理のほうが難しく、店舗管理のほうが易しいです。

 

これは伝統的な特徴なので、自分の解く手順は下記の通りでした。
①店舗管理 ⇒ ②生産管理

 

簡単な問題から取り組んで、高難度や処理負担の大きい問題は後回しです。

 

店舗管理の計算問題は公式さえ覚えていれば手間は小さいですが、生産管理の生産計画・生産統制の問題は、図や計算に手間がかかることが多いため、自分は後回ししていました。

 

処理負担の大きい問題は、公式を覚えていれば、手間さえかけるだけで、難易度は低い問題が多いです。時間に余裕がないと慌ててしまってドボンですが、時間を確保できていれば、点が取れる問題です。

 

【3】試験案内から見る出題範囲

試験案内は、試験範囲に関する貴重なメッセージが書かれています。
※生産管理の試験範囲は、試験案内の16ページ。

 

1.生産管理
(1)生産管理概論 ←今日は、ココ!
生産管理の基礎(生産管理の基本機能、管理目標(PQCDSME:生産性、品質、コスト・経済性、納期・生産量、安全性、モラール、環境))

 

生産形態と情報システム(生産形態(見込生産、受注生産、多種少量生産、少種多量生産、個別生産、ロット生産、連続生産等)、情報システム

 

(2)生産のプランニング

工場立地とレイアウト、工場レイアウト、製品開発・製品設計などなど。

 

(3)生産のオペレーション

品質管理、物の流れの管理、人の動きの管理、などなど。

 

試験範囲を比較すると、生産管理は論点が多く、店舗管理は論点が比較的少ないことが分ります。このことからも、店舗管理のほうが試験対策しやすいと言えます。

 

【4】生産管理の基礎

「生産管理の基礎」で押さえる点は、
【生産管理の基本用語】です。

【引用元:きゃっしいまとめシート】

 

①PQCDSME
生産管理で考慮すべき基本的な観点
QはQuality(品質)、CはCost(コスト)、DはDelivery(数量/納期)
PはProductivity(生産性)つまり、産出量(Output)÷投入量(Input)
SはSafety(安全性)、MはMorale(意欲)、EはEnvironment またはEcology(環境)

 

②生産の4M+(I)
生産管理4つの構成要素
Material(原料/部品)
Machine(機械設備)
Man(作業者)
Method(作業方法)
4MにInformation(情報)を加え、4M+Iという場合もある。

 

③3S
生産合理化の基本原則
Simplification(単純化)
Standardization(標準化)
Specialization(専門化)

 

④5S
職場管理の視点。
整理、整頓、清潔、清掃、躾

 

⑤ECRSの原則
改善の検討順番
Eliminate(なくせないか?)
Combine(一緒にできないか?)
Rearrange(順番を変えられないか?)、
Simplify(簡単にできないか?)
覚え方は、ないじゅか。

 

⑥安全衛生管理の指標
数率(時間の比率:災害の頻度)
死傷者数÷述べ実労働時間数×100 万

度率(時間の比率:災害の強さ)
強度率=延べ労働損失日数÷述べ実労働時間数×1,000

年千率(人数の比率:災害の頻度)
年千人率=年間死傷者数÷平均労働者数×1,000

 

⑦リードタイム
発注から納入まで、もしくは素材が準備されてから完成品になるまでの時間のこと。

 

⑧生産リードタイム
生産着手から生産完了までの期間のこと。

 

⑨直行率
直行率とは、製品不良などで手戻りすることなく出荷された製品の割合
直行率(%)=手戻りがなかった製品÷出荷された製品

 

⑩稼働率
稼働率とは、人または機械が稼働していた時間の割合
稼働率(%)=有効稼働時間÷人の就業時間or 機械の利用可能時間

 

ひとまず主要10項目をピックアップしましたが、これ以外にも用語はありますので、テキストなどで復習してみて下さい。
生産管理の問題を解くうえで基礎になる論点です。

 

【5】生産形態

「生産形態」で押さえる点は、
【生産形態の特徴】です。

【引用元:きゃっしいまとめシート】

 

①受注生産
〇課題
・コスト、納期見積もり精度の向上
・生産リードタイムの短縮
・受注の平準化

〇対応策
・生産計画の作成頻度を上げる
・生産計画の対象範囲を広げる
・生産統制を徹底させる

 

②見込生産
〇課題
・需要予測の精度向上
・適正在庫量の維持
・柔軟な生産体制の確立

〇対応策
・需要予測に基づくロットサイズの見直し
・デカプリングポイントの設定

 

③多種少量生産
〇問題点
・モノの動きが錯綜しやすい
・受注変動により、生産設備の能力の過不足が発生
・設備の能力設計や製造予定が立てにくい

〇対応策
・部品の共通化・標準化、グループテクノロジーの適⽤
・生産方式の改善、変更
・柔軟な生産統制

 

④少種多量生産
〇特徴
・規模の経済、経験曲線効果
・単能工による作業が可能(専門工でも可)
・仕掛品が少ない
・作業が単調

〇対応策
・部品の共通化・標準化、グループテクノロジーの適用⽤
・生産方式の改善、変更
・柔軟な生産統制

 

⑤個別生産
個々の注文に応じてその都度生産

 

⑥ロット生産
〇ポイント
段取替時間をいかに短くするか→生産性改善に寄与

〇対応策
・作業の標準化
・作業員の教育
・内段取の外段取化
・内段取の停止時間短縮

 

⑦連続生産
同一製品を一定期間続けて生産

 

以上、【渾身!論点シリーズ】「生産管理の基礎」「生産形態」でした。

 

今年の運営管理は易化したら荒稼ぎ、引き続き難化しても60点以上目指して、基本のABランクをまずは5月にマスターしましょう!

 

☆過去問の解答☆

28年第2問 正解イ
29年第15問 正解イ(②と③が利用可)

 

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おはようございます。zenzenです。
「渾身!論点シリーズ」と銘打った各メンバーの力のこもった記事に圧倒されていますが、非力ながら私もこのシリーズに参加させていただきます。敢えて苦手な経営法務を選んでみましたが、詳しく解説すると言うよりも苦手な方向けに最低限どこまでやるか、という視点でお送りします。

経営法務については既に9代目でもいくつか記事が出ていますね。
よこよこのこの記事やへんりーのこの記事とか。
昨日のきゃずのこの記事でも法務関連の記事が紹介されています。
経営法務の王道と言えばやはり会社法と知的財産権。
優先順位としてはそちらを上にするべきですが、今回は不正競争防止法。出題頻度がそれなりに高いと考えたからです。

直近7年の出題実績はこの通り。
H29・・・第13問で出題。正答率ランクはE
H28・・・第11問、第12問で出題。正答率ランクはそれぞれDとA
H27・・・第9問で出題。正答率ランクはD
H26・・・第6問で出題。正答率ランクはC
H25・・・出題なし。
H24・・・第10問で出題。正答率ランク手元にありません。スイマセン。
H23・・・第10問、第14問で出題。正答率ランク手元にありません。スイマセン。

(※正答率ランク・・・だいまつのこの記事で紹介されていますが、TACデータリサーチでの正答率による分類を指します。Aが簡単、Eが難しい)

H25年以外毎年出ていますが、正答率低めです。基本的な内容だけは抑えておいた方が良さそう、というところでしょうか。
個人的にはポケットブックの内容で十分だと思います。
どの程度かと言うと、こんな感じ。

不正競争防止法の対象となる商品等表示
1. 氏名
2. 商号
3. 商標
4. 標章
5. 商品の容器もしくは包装
6. その他の商品または営業を表示するもの

6つ丸暗記しなくても、「商品または営業を表示するもの」が対象とだけ考えると良いかも知れません。

そして不正競争防止法の類型として9種類。

1. 周知表示混同惹起行為

2. 著名表示冒用行為
フリーライド(ただ乗り)
・ダイリューション(希釈化)
・ポリューション(汚染)

3. 商品形態模倣行為(デッドコピー)
発売から3年までは保護対象

4. 営業秘密(トレードシークレット)に係る不正行為
秘密管理性・有用性・非公知性

5. デジタルコンテンツ技術的制限手段の無効化行為

6. ドメイン名不正登録行為

7. 商品や役務の品質・内容などの誤認惹起行為

8. 信用毀損行為

9. 代理人等の商標冒用行為

これも問題になりやすいのは1から4ぐらいでしょうか。

項目だけを並べましたが、(内容の解説をするとめちゃ長い)詳細はテキスト等で確認して下さい。
分からないところをポケットブックに書き込んで繰り返すことで定着率は上がるはずです。

では、難易度別に過去問を確認してみましょう。

まずはAランク問題(正答率80%以上)から。

H28年第12問
以下の文章は、不正競争防止法上の営業秘密に関するものである。文中の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

不正競争防止法上の「営業秘密」に該当するためには、「秘密管理性」「A」および「B」の3つの要件を満たすことが必要である。
この秘密管理性があるというためには、その情報に合法的かつ現実に接触することができる従業員等からみて、その情報が会社にとって秘密としたい情報であることが分かる程度に、アクセス制限やマル秘表示といった秘密管理措置がなされていることが必要である。
また、「A」の要件は、脱税情報や有害物質の垂れ流し情報などの公序良俗に反する内容の措置を、法律上の保護の範囲から除外することに主眼を置いた要件であり、それ以外の情報であれば「A」が認められることが多い。現実に利用されていなくてもよく、失敗した実験データというようなネガティブ・インフォメーションにも「A」が認められ得る。
さらに、「B」があるというためには、合理的な努力の範囲内で入手可能な刊行物には記載されていないなど、保有者の管理下以外では一般に入手できないことが必要である。なお、例えば「C」目的で、詐欺行為又は管理侵害行為によって、営業秘密を不正に取得する行為等は営業秘密侵害罪を構成しうる。

ア A:適法性  B:新規性  C:営利
イ A:適法性  B:非公知性 C:営利
ウ A:有用性  B:新規性  C:図利加害
エ A:有用性  B:非公知性 C:図利加害

営業秘密の要件である「秘密管理性」「非公知性」「有用性」が頭に残っていれば瞬殺ですね。頭に残っていなくても文章を追えば正解を選べそうです。
聞きなれない言葉は「図利加害」だと思いますが、そんなことは気にせずとも選択肢AとBだけで正解は導けます。Aが有用性、Bが非公知性なので正解はエとなります。
楽勝でしたか?

そしてCランク問題(正答率40%以上60%未満)を。

H26年第6問
不正競争防止法の商品等表示に含まれないものはどれか。

ア 学校法人の名称
イ 化粧品について、「尿素」「ヒアルロン酸」等の成分表示
ウ 商品の包装
エ 俳優の芸名

「商品等表示」とは「商品または営業を表示するもの」で、それを見れば何処の誰が関わっているのか識別できるものということですね。「他の商品や営業と識別出来るかどうか」だけ考えれば良いかと。
「尿素」「ヒアルロン酸」と化粧品に成分表示されていても、誰が製造販売しているのかは分かりません。よって、含まれないのはイとなります。

凄く難しいという印象では無いですが、この問題はCランクですから、約半数の方は間違えていることになります。私らしく、「自分ならどう間違えるだろうか」を考えてみました。(的外れだと思われた方、ご容赦ください)
ア 学校法人は商売をしている訳じゃないから、そもそも商品等表示にあてはまらないと考えてしまう。
→学校法人と言えども広く経済主体として事業を行っていますから、商品等表示に当てはまります。
ウ 「商品の包装だけでは分からない」と考えてしまう。
→あまり良い例ではないかも知れませんが、例えば百貨店の包装紙で識別していることはあるのでは。
エ 「氏名」が商品等表示に含まれることを知っていても、「芸名」は「氏名」に含まれないと考えてしまう。
→芸名が表示されていれば誰であるかは識別できますね。

この問題、過去問の解説を見ると実際の判例(青山学院事件・うるおいウォーター事件・高知東急事件)が紹介されているのですが、別にそれを知らなくても「商品等表示」の意味さえ理解しておけば何とかなりそうです。繰り返しますが商品等表示は「識別できるかどうか」がポイントです。

ここまではポケットブックの内容で解ける問題ですね。
(というよりポケットブックがABCランクの問題をベースに掲載内容を決めている可能性がありますが。)

では、D問題(正解率20%以上40%未満)になるとどうなるか?

H28年第11問
不正競争防止法(以下、法という)に規定する商品等表示に関する記述として、最も適切なものはどれか。なお、各選択肢中の「周知表示混同惹起行為」とは法第2条第1項第1号に規定する行為をいい、「著名表示冒用行為」とは同第2号に掲げる行為をいう。

ア 高級車ブランドとして知られるA社の著名な自動車に関する商品表示を、Aと無関係の者であるBがサングラスに付して販売している。この場合、Bの行為は、著名表示冒用行為となると考えられるが、周知表示混同惹起行為となることはない。

イ 製菓メーカーC社のポテトチップスの表示甲が普通名称化し、取引者・需要者間で普通名称として用いられるようになった場合、この普通名称化の前に既に表示甲がポテトチップスを表示するものとして著名であるときは、当該表示を普通に用いられる方法で使用する行為は、著名表示冒用行為となる。

ウ ピザの宅配業者であるDの営業表示乙は、現在ある地域で周知である。表示乙が周知化する前から、Dと同一地域でピザの宅配業者Eが表示乙と類似の表示である丙を使用しているという事実がある。この場合、Dは、Eによる丙の使用に不正な目的がある場合でも、Eによる丙の使用を差し止めることができない。

エ ヨーロッパの世界的アパレル・ブランドである企業の著名な商品表示を、スナックGがわが国の地方都市の郊外において商号として一店舗のみの看板などに用いている。この場合、FG間に競争関係はないものの、周知表示混同惹起行為となることがある。

やはり難易度が上がった感がありますね。
苦手なりに少しだけ説明してみます。
因みに正解はエです。

ア 周知表示混同惹起行為と著名表示冒用行為の関係を理解しているかどうかが問題。
著名表示冒用行為が成立するより周知表示混同惹起行為が成立する方がハードルが低いというイメージがあれば回答から外せるかも知れません。

イ 普通名称化という概念を理解しているかどうかが問題。
「識別」という言葉を何度も使っていますが、普通名称化とは識別機能を失うということなので、商品等表示ではなくなります。よって不正競争防止法の対象から外れます。

ウ これは知識がなくても外せそうです。一般的な感覚として、不正な目的があったら差し止めできないと困りますね。何のための不正競争防止法かと。

エ これが正解ですが、個人的には少し違和感がありました。例えば田舎にスナック「グッチ」があったとして、関係あると思う人いるのかな・・?という感覚が強かったのですね。
周知表示混同惹起行為は混同のおそれも含む、ということからこの選択肢を選べるかどうか。私には少し難しいですね。
これも「スナックシャネル事件」という結構有名な判例があるようです。(私は知りませんでしたが)この判例を知っている方なら迷わず正解を選べたのかも知れません。

ランク別に3問並べてみましたが、いかがでしょうか。
余裕ですか?そうでもないですか?
経営法務が得意な方、余裕のある方は掘り下げると得点源に出来ると思いますが、そうでない方でもポケットブック程度の知識でそれなりに戦えるはずです。
会社法・知財の王道論点はきっちりカバーしつつ、やや傍流ですが頻出のこの論点も最低限押さえておくことが出来れば、そう悪い結果にはならないと思いますよ。

1次試験まで残り80日を切りましたが、焦らず重要論点を一つづつ積み上げれば、手が届くところまで辿り着けます。辿り着きましょう。

 

以上、zenzenでした。

参考
<最速合格のための要点整理ポケットブック 第1次試験2日目>
TAC株式会社編著

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こんにちは、きゃずです。

1次試験まであと80日を切りました。GWも明け、予備校の方は完成答練真っ盛りではないでしょうか。

みなさん、勉強させてもらえる環境に感謝しつつ、ここからはエンジン全開でガンガン突っ走ってください!!

というわけで今日はいきなり本題に行きます。

 

9代目メンバーからの熱い個別論点記事が続々と生み出されている中、道場ブログの9代目IT担当として、私はちょっと違う切り口で攻めたいと思います。

 

■道場で最もよく読まれている「1次試験対策記事」トップ10

道場ブログの1次試験対策記事のうち、統計情報から抽出した「表示数」の上位トップ10(+番外編)をご紹介します!

きゃっしいも述べている通り、道場ブログの強みはなんといっても熱い執筆陣と先代がこれまで築き上げてきた膨大な過去記事にあります。

今回の特集は先代の過去記事(強み)×読者の方々の興味関心(機会)から導き出されたある意味決定版ともいえますので、あなたにとってピンとくるものをぜひ読んでみてください。そして、気づきや疑問があったとき、資料をダウンロードされたときは、ぜひ一言コメントを寄せて頂いたり、学習仲間がいたら本ブログを紹介頂けると幸いです!

記事によっては、欄外のコメント欄によって議論が深まっているものもありますが、1次試験突破という観点であれば、だいまつの唱えるように難易度DE論点の深追いは不要1次試験分析結果から見えた!~DE問題はやっぱり後回し!~)です。その点だけ念頭に入れて、では進んでいきましょう。

 


 

■第1位:きちんと理解するマンデル=フレミングその1(経済学・経済政策)(初代アックルさん)

経済で頻出のマンデル=フレミング。ISとLMの関係について噛み砕いて説明した本記事が、道場ブログの1次試験対策記事トップでした(表示回数30,000オーバー!)。経済学は先日たかじんが書いていましたが、「複雑な事象から本質(エッセンス)を抜き出す」学問でもあります。診断士としては基本のモデル・概念さえわかればよいので、木を見て森を見ずにならないように、ABC論点に集中していきましょう!

 

■第2位:学校では(多分)教えてくれない公式2 「営業レバレッジと安全余裕率」(財務・会計)(初代アックルさん)

営業レバレッジ(倍) =限界利益/営業利益ですが、この理解もなかなか苦しむところですよね。財務・会計はまずは公式マル暗記でもよいです繰り返し手を動かしているうちに、理解は後からついてきます

 

■第3位:運営管理で高得点するポイント:その②GMROI・基準在庫高で差をつける!(運営管理)(初代ハカセさん)

GMROIの公式は1パターンだけ覚えればOK、ただしGMROIや交差比率を引き上げる方策は「理屈で」覚えておいた方がいい。どんなとき GMORI を使って、どんなとき 交差比率を使うかも知っておこう。そんな良記事です。

 

■第4位:歌って覚えるキャッシュフロー計算書(財務・会計)(7代目noriさん)

騙されたと思って、メロディーに乗せて歌ってみてください。5感を巻き込むとけっこう記憶に残るんですよ。僕はこういった歌を覚えるとき、外に出て空気のにおいを感じつつ、何かを口に入れ、歌いながら、歩いてました。パッと見はヘンな人ですが、効果はありますw。受験生時代のzenzenもコメント欄でお世話になっていたようです。

 

■第5位:串刺し暗記術:経営法務編(経営法務)(初代ハカセさん)

先日のへんりーの投稿にもありましたが、法務はとにかく「まとめ表の活用」と「横串を刺すこの2点です。この考えを初代ハカセさんも力説しておられます。※法改正の影響等により、最新情報は毎年確認が必要になるのでご注意ください。

 

■第6位:【渾身】確実な合格方法と中小企業政策(中小)(7代目こばさん)

中小企業政策を「まとめ表」にして「横串を刺した」渾身作がダウンロードできます。政策は法改正等による変更もあるので最新内容は要確認ですが、まとめ方のエッセンスとして非常に参考になります。

 

■第7位:10分でわかるMM理論(財務・会計)(6代目おとさん)

MM理論=税金なし、②MM理論の時は、負債(デット)と株主資本(エクイティー)の構成比が変わっても、企業価値は変わらないこの2つだけ丸暗記すれば1次試験は突破できる!という、割り切りの極意です。深追いせず、サラッと行きましょう!

 

■第8位:財務公式シリーズ(1/6) 相関係数・共分散(財務・会計)(初代ふうじんさん)

相関係数・共分散は解法をマスターしてしまえばサービス問題ではあるけれど、逆に解法を知らないとまず解けません。記事内でも書かれている通り、「頻出論点の解答手順は、計算問題を通じてパターン化して覚えること」これに尽きます。

 

■第9位:企業経営理論: 組織論は「アウトプット」で!(初代ハカセさん)

タイトルそのものよりも、解き方の順番に注目。個人のやり方はあるものの、マーケティング→経営戦略論→組織論→人的管理」の順で解くことにより、やたらと難しい問題に時間を持っていかれるリスクを軽減できます。これは先日のゆうの記事にもありましたね!

 

■第10位:【独学者向け?】経営法務のアウトプット(8代目ロックさん)

会社法と知財法以外は捨てる、②表を自作してとにかく手を動かしてアウトプットをする、の2点に絞った記事。②は先述の「まとめ表」「横串」ですが、①はさらに、「頻出論点に絞る」の極みです。ストレート合格する方はこの割り切りが顕著です。

 

■番外:【過去記事発掘】ゴロ合わせ大集合!(8代目ゆっこさん)

実は11位だったのですが良記事なので掲載。ゴロ合わせで覚えられるテーマをまとめてくれています。きゃっしいが以前エピソード記憶について書いていましたが、人は「くだらないほど忘れない」生き物です。真正面から覚えようとするよりも、人間の性質を上手に活用しちゃいましょう。

 

 

こうやってアクセスの多い過去記事を並べてみてみると、合格者たちに共通する「割り切り」と「全力で挑む」ポイントが明確になってきますね。もう80日?いえいえ、まだ80日あります。一日一日を全力で行きましょう!

以上、きゃずでした。

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おはようございます。きゃっしいです。

大手受験校では、答練WEEKが始まって、毎週対策に追われているのではと思います。
私も昨年のこの時期、一緒に2次対策の勉強会をやっていた仲間に「完成答練で70点を下回ったら2次対策は撤退して1次対策に専念する」と宣言していましたので、毎回「撤退したら恥ずかしい」とヒヤヒヤしながら答練を受けていました。

でも、こういうセルフ背水の陣は、試験を受けるときのメンタル面の強化という意味でも結構効果があったと思います。(これについてはまた別途記事にしたいと思います)

さて、今回は知識を最大限得点に結びつける60分の過ごし方についてと前回の記事でくぼっち様からリクエストをいただきました論点、後方屈折労働供給曲線について昨年H29年の第16問を例にして解説したいと思います。

※ただし、この後方屈折需要曲線の問題は、前回の記事でのコメントや、昨日のだいまつの「1次試験分析結果から見えた!~DE問題はやっぱり後回し!~」の記事にあるように、難易度としてはDランクで高めであり、かつ昨年出たばかりなので、ざっくり読んで「へえ、こんなものなんだ」とわかればOKです。

■知識を最大限得点に結びつける60分の過ごし方について

試験で効率良く点数を取るためには、昨日だいまつが解説したように、効率の良い勉強をするとともに、そこで得た知識を試験当日に効率良く点数に変換するということも重要になってきます。

そして、その知識⇒点数の変換効率は、試験時間の使い方でだいぶ変わってきます。

時間の使い方は以下の点がポイントです。

  • 全体的な方針を立てる
  • 確実に解ける問題から解く
  • 難しい問題で時間を使いすぎない
  • ミスによる失点を防ぐ

そこで、実際にH29の経済の問題を例に、限られた60分の中で効率良く得点を稼ぐためにどのような手順で解けば良いのかについて時系列を追って解説したいと思います。

【開始~2分】 問題の個別難易度評価⇒全体戦略
まず、問題を見て問題の難易度を評価し、問題の上に以下の基準で◎○△×をつけます。
 瞬殺
 見たことある問題、多分すぐ取れる
 見たことないけど考えれば解けそうor見たことあるけど時間かかりそう
× ぱっと見わからない

ちなみに私が本試験で付けたのは
6, 8, 9(1)
:1, 2, 3, 5, 7, 9(2), 11, 13, 14, 15, 17, 19, 20, 21, 22, 23
4(1), 4(2), 10, 16, 18
×:12
でした。

これを2分程度でやっていましたが、恐らく事前の練習なく本番だけでこれをやろうとするともっと時間がかかります。というのも、問題を深入りせずにぱっと見でやるやらないを判断するにはある程度の慣れが必要だからです。
これは模試や答練、自主的に行う過去問演習などで事前に訓練を積むことができます。
ポイントは正確さにはこだわらないということと、あくまでも主観で行うということです。

◎○△×の印は自分が解けるか解けないかなので、全体のABCDEは関係ありません。
最初に付けた印と解いた感覚として実際どうだったか、ということを自身でフィードバックして徐々に精度を上げていきます。

さらに、この◎○△×の全体的な割合から強気で攻めに行くか、弱気で守りに行くか方針を決めます。
◎○の割合が多ければ強気、△×の割合が多ければ弱気で、弱気の場合は多少捨て問を作ってでも◎○を確実に取りに行きます。
H29の場合だと私は強気と判断しました。

【2分~40分】 ◎→○→△→× の順で問題を解く(1周目)
当初付けた印の順に問題を解きます。
ただし、実際に解いてみると◎や○だと思ったものが意外と難しかったなど、当初の評価が違う場合もあります。
その場合は当初の評価にあまりこだわらず、次の問題に進みます

問題を解く際は、必ず解く仮定を問題用紙に殴り書きでも良いので書き込みながら解きます。
そして、もし確実に違うという選択肢があれば、確実に違うと判断され次第×を書きこむようにします。
そうすることで、途中で最後の2択に迷ってとりあえず判断を保留して次に進んだとしても2周目に戻ってきた際に無駄な時間を使わずにすみます

そして、1周目を解いた時に2周目以降で役に立つよう、解いた感触を印として残しておきます。
私の場合
:絶対的な自信あり
:最後の2択などで迷った/わからないので自信がないorパスした
た:計算問題などで、後で確かめ算をしておきたい
という形です。
ちなみに私が本試験で付けたのは
□:1, 2, 4(1), 6, 9(1), 11, 12, 13, 14, 15, 17
☆:3, 4(2), 5, 8, 10, 16, 19, 22
た:4(2), 10, 11, 18, 20, 21
でした。

なお、時間については上記で40分と書きましたが、これはH29のときはこれくらいだったということで、いつも必ず40分にしていたということではありません。

たまに、復習用に取っておくためか、答練などで問題用紙にほとんど書き込みをせずきれいな状態で解いている人がいますが、折角の本番を模擬した機会が本番を模擬できずに終わってしまうので勿体ないなあと思います。

【40分~60分】 ☆問題を解く、確かめ算をする(2周目~)
2周目は☆を付けた問題をもう一度考えます。
その際、最初に残り時間と☆問題の量に応じて各☆問題にどれくらい時間をかけるかをざっくり考えます。
本試験の場合、残り時間に対する☆問題が比較的少なかったのでじっくりめにいこうと考えました。
ただし、実際もう一度解いてみてどうしてもわからない☆問題は、確かめ算の時間を確保するためとりあえず半分あてずっぽうでマークをします。

☆問題が終わったら最後に残った時間を使って確かめ算をします。
ここで、「見直して良かった」とホッとする時もあります。

以上、具体例を挙げながら説明しましたが、恐らく、ある程度試験慣れした方であれば、上記と違っても似たような方法で時間を有効活用する策は取っているのではと思います。
細かいやり方は個人のスタイルに合ったやり方で良いと思いますが、点数になりそうな問題から処理して、わかる問題を落ち着いて確実に取っていくという大原則は外せないものだと思います。

もし、「そんなやり方せずに律儀に第1問から順番に解いていた」という方がいましたら、ぜひ次回の模試や答練から、と言わずに今日にでもお手元の過去問を使って、60分計って実践してみてください。
それだけで、だいぶ結果が違ってくるのではと思います。

 


■リクエスト論点解説「後方屈折労働供給曲線」

ここからは、リクエストのありました後方屈折労働供給曲線について昨年平成29年の第16問を例にして解説したいと思います。
先に述べた通り、重要度としてはそれほど高くないので、「そうは言ってもやっぱりわからないとモヤモヤするな」という場合の参考としていただき、これでダメなら潔くスルーしていただけると良いかと思います。

まず、H29第16問の問題から。

近年、保育や介護の現場における人手不足が社会問題となっている。この問題に対処するための方策として、これらに関わる職種の賃金の引き上げが検討されることがある。そこで、賃金の引き上げと労働供給の関係を考察することにした。
下図を参考にしながら、次の文中の空欄A〜Dに当てはまる語句として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

人手不足を解消するためには、現在働いていない人に新規に就労してもらうか、あるいは現在パート勤務などの短時間労働の人に今までよりも長い時間働いてもらうことが必要である。
すでに働いている人が賃金の上昇によってもっと働くようになるかどうかは、代替効果と所得効果によって決まる。賃金の上昇は、(A) 効果によって労働供給を増やし、(B) 効果によって労働供給を減らす。両者の関係は、通常、低い賃金水準では (C) 効果の方が大きく、高い賃金水準では (D) 効果の方が大きい。したがって、現在の賃金が低い水準であるならば、賃上げは、労働時間を増やして人手不足の解消に寄与する。逆に、もし現在の賃金が高い水準にあるとすれば、賃上げは労働時間を減らすことになる。

[解答群]
ア A:所得 B:代替 C:所得 D:代替
イ A:所得 B:代替 C:代替 D:所得
ウ A:代替 B:所得 C:所得 D:代替
エ A:代替 B:所得 C:代替 D:所得

 

「後方屈折労働供給曲線」というと、なんだか聞きなれない言葉に身構えてしまいますよね?後方屈折労働供給曲線とは、文字通り、「後方」「屈曲」した「労働」力の「供給曲線」のことです。
(ぶっちゃけ、私もリクエストいただくまでこの曲線にこんな名前が付いていると知りませんでした)

通常、供給曲線というとこんな風に右上がりの曲線ですよね。


この普通の供給曲線は価格が上がると供給が増える、ということを表した曲線だというのはご存知の通りだと思います。
しかし、労働力については、この通りにはいかずに、問題にあるような逆くの字、つまり曲線の後ろの方が逆に曲がっちゃっているカーブを描くよ、というのが後方屈折労働供給曲線です。
ではなぜそうなってしまうか、といいますと人が使える時間は有限だからです。

ちょっと具体的に考えてみましょう。
あなたの時給がある程度低いとき(下の図だと青いエリアのとき)、例えば時給が1000円の時は、時給が1000円から2000円に上がったら、働いた分だけもらえるお金が増えるので余暇を削って頑張って働きますよね。逆に時給が500円とか100円になってしまったら、働いても大して儲からないので働くくらいなら余暇の時間を増やそうと考えます。
ですので、通常の供給曲線のように賃金(価格)が増えると労働時間(供給)は増えます

逆に、時給がとても高いとき(下の図だと赤いエリアのとき)、例えば時給が10万円とか20万円のときはどうでしょう?(単発でではなく常にです)
その人が求める生活水準がどの程度かによりますが、時給がとても高ければ、ちょっと働けば生活に十分なお金が稼げるので、賃金が高くなればなるほど、労働時間を増やすよりは余暇の時間を増やそうとするかと思います。
そうすると、通常の供給曲線とは逆に賃金(価格)が増えると労働時間(供給)は減るという動きをします。

イメージとしては賃金の低い青いエリアでは お金>時間、賃金の高い赤いエリアでは 時間>お金 の価値観になっている、というイメージです。

ということなので、労働供給曲線は下図のように逆くの字を描きます。

本当はもう少しきっちり説明すると別のちゃんとした説明もあるようですが、ざっくりとしたイメージを持ってもらうためにあえてざっくりと説明させていただきました。

では、その前提を元に実際の問題を考えていきましょう。

まず最初に、労働供給の問題を考える時は、余暇時間=24時間-労働時間、と考えるというお作法があります。

そこで、世の中に賃金余暇(つまり24-労働時間)の2つの財しかない場合
賃金率が上がると、それぞれの消費数量がどうなるか?ということを考えます。

 

賃金率が上がるということは、上のグラフの賃金がの方向に動くということです。
これって、X財とY財があったときのY財の価格が下がったときの動きと同じですね。
ということは、Y財の価格が下がると必ず代替効果でY財の消費は増え、X財の消費は減ります。
これを賃金と余暇の関係に置き換えると賃金が上がる(Y財の価格が下がる)と代替効果で余暇が(代替効果でX財の消費が減る)といえます。
余暇が増えるということは労働時間(労働供給)が減るということなので、さらに言い換えると代替効果によって労働供給が増えるといえます。
これで、空欄Aが代替効果だということがわかります。ということは空欄Bは所得効果ですね。

そして、最初に説明した通り、グラフの下半分の青いエリアは右上がりなので、賃金が上がると労働供給が上がります。つまり、労働供給を増やす代替効果の方が強いということで、空欄Cは代替効果となり、その逆である空欄Dは所得効果となります。

なので、答えは「エ」となります。

モヤモヤ解消のお役に少しは立てましたでしょうか?


これからも渾身!論点シリーズは続きます
もし他にもリクエストしたい論点やその他ご質問などがありましたらぜひぜひコメントに書き込んでください。

みなさまのリクエストやコメントを楽しみにしております。

以上、きゃっしいでした。

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おはようございます!桃ちゃんです(^_-)-☆

 

季節の変わり目ですが、体調はいかがでしょうか?
体調管理も重要なことですよね!

 

桃ちゃんには、去年の試験当時4歳と1歳の子供がいて
ちょうど保育園で風邪や胃腸炎が流行っていました。

(これは、もうどうやっても家庭内感染してしまうやん…)とビクビクしながら
「手洗いうがいの徹底」「電車や人込みの中はマスク」を常に意識していました!

皆様もどうぞお気を付けください(^_-)-☆


 

さて、始まりましたね!「渾身!論点シリーズ」

先代も「渾身!」シリーズを書かれていて、
9代目も今週から始めました! 過去の渾身シリーズはこちら!

 

さて、桃ちゃんが前に書いたのは
〇前回:最近読んだ本から「正規分布・分散・標準偏差」

〇前々回:VEシリーズ

でした。

VEシリーズが前半でしたので、今日は後半に行こうと思います!

 

 


その前に、復習です♡ 前回はこの3つでした。

Q1:「VE」とは何ですか?説明せよ。

Q2: VEの基本ステップで正しいのは?
①機能評価→機能定義→代替案作成
②機能定義→代替案検討→機能評価
③機能定義→機能評価→代替案作成

Q3: VE5原則で間違っているものは?
①使用者優先の原則
②コスト本位の原則
③創造による変更の原則
④チーム・デザインの原則
⑤価値向上の原則

パッと見て、「あれ!?なんだっけ?」と思った方はもう一度こちらから(^^♪


 

では、今日は「VEの機能」についてです!

「VEは価値の向上をはかる手法」でした。

そして、VEにおける価値 = 機能/コスト です。

 

では早速過去問に行きます(^^♪
■平成28年度 第4問

VEいおける製品の機能に関する記述として、最も不適切なものはどれか?

ア 貴重機能は製品の使用目的にかかわる機能である。
イ 製品の機能は基本機能と二次機能に分類され、二次機能は基本機能を補助する。
ウ 必要機能はその製品の基本機能になる場合が多いが、貴重機能が基本機能になる場合もある。
エ 不必要機能は製品の二次機能に発生する場合が多い。

 

皆さんもなんとなく、「あぁ~!あの図ね!」
思われたと思いますが、
あれ、何処に何があってどういうつながりだっけ!?
なってないでしょうか!?

 

ちなみに、「あの図ね!」とはこちらのことです!(笑)

 

先に覚え方から行きます! (ちょっと無理やり感がありますが….w)

「社長は基本、必要!」

 

使用  よう(ゃ)
貴重  きちょう (は)
基本  ほん
補助  じょ  (ん)
必要  ひつよう
不必要 ふひつよう

ここで、基本と一次と補助と二次が出てくると、
ごっちゃになってきそうですが
 基本機能=一次機能     
 補助機能=二次機能  です。

上の過去問でも、「基本」に対する言葉として「補助」ではなく「二次」が
使われています。これにも対応できるようにしていきたいですね!

 

【用語の説明】

使用機能 製品やサービスを使用するために、備えていなければならない機能。
時計:正確な時間を知る

貴重機能 製品の外観など、使用者に魅力を感じさせる機能のこと。
時計:デザイン、見栄え

基本機能 その機能がないと成り立たない機能。
(一次)
時計:正確な時刻を表示

補助機能 補助的な機能。
(二次)
時計:ストップウォッチ アラーム 日付


(答え)

ア 貴重機能は製品の使用目的にかかわる機能である。
   × 使用目的に関わるのは「使用・貴重(し(ゃ)ちょう」のうちの「使用機能」です!

 

イ 製品の機能は基本機能と二次機能に分類され、二次機能は基本機能を補助する。
   〇 基本(一次)と補助(二次)に分けられます!

 

ウ 必要機能はその製品の基本機能になる場合が多いが、貴重機能が基本機能になる場合もある。
   〇 多くは基本機能(正確な時間を知る)になりますが、
貴重機能(ブランド品を身に着ける)が基本機能となることもあります。

 

エ 不必要機能は製品の二次機能に発生する場合が多い。
  〇 使用者にとって必要でない機能は、二次機能に発生することが多い。

 

今日は、VEの復習でした。以上桃ちゃんでした!

 

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こんにちは、たかじんです。

さて「渾身シリーズ」の今日のテーマは、経済学・経済政策でほぼ毎年出題されている「個人の消費行動分析」です。

 

個人の消費行動を分析するには、無差別曲線予算制約線を使います。これらは「個人が限られた所得の中で、満足度を最大化するために、購入するモノやサービスをどう組み合わせるか」という個人の消費行動を考える際に使うツールです(無差別曲線と予算制約線の両方について記事を書くと、膨大な量になってしまうので、本日は無差別曲線に焦点を当てます。予算制約線については、また次回の記事でご説明します)。

 

さて実際の人間の消費行動は、非常に複雑ですし、決して合理的には動きません(いわゆる衝動買いってやつもありますし)。そのような複雑な現象を分析するのにあたり、いくつかの合理的と考えられる前提を置いて、エッセンスだけをモデルとして取り出して分析したのが経済学における個人消費分析です。

 

初めて経済学を学ぶ方には、「こんなに前提だらけで現実離れしたようなシンプルなモデルを分析して、一体、現実の世界でどう役に立つの?😩」と思われる方も多いと思います。

私も一応経済学部出身なので、擁護意見を言わせていただくと、複雑な事象から本質(エッセンス)を抜き出す「多くの複雑な事象を抽象化・一般化する」スプレッドシートを使ってモデリングを行い、感度分析等が出来る」といった思考やスキルが身につく、といった効果があるのではないかと感じております。

そういえば物理を学ぶ時も、最初はいろいろな前提を置いて考えましたよね。摩擦が無いと仮定したり、天秤棒の太さは一様で、それ自体の重さは考えなかったり・・・。複雑な事象を分析するために、エッセンスを取り出して考える、という思考方法は一緒ですね!

・・・まあそんな御託を並べても、結局、試験科目にあるのだから勉強せざるを得ないのですが、苦手な方は、人生において決して無駄ではない、と自分に言い聞かせながら学習しましょう😅。

 

消費者の選好(Preference)について

さて個人の消費行動を分析するには、消費者の選好(Preference)について、以下の3つの前提を置きます。「選好」とはAとBというモノやサービス(経済学では「財(Goods)」と言います)があった時、どちらか一方を、他方より好んで選択する、という意味です。

 

①完全性・網羅性(Completeness)
消費者はAとBという2つのモノ・サービスを目の前に並べられた時、Aの方が良い、Bの方が良い、AとBはどちらを選んでも同じ、というように、どんな財でも必ずランク付けできるという前提です。

②推移性(Transitivity)
Aの方がBより良い、Bの方がCより良い、といった場合には、必ずAの方がCより良い、という結論になるという前提です。ジャンケンみたいな堂々巡りにならないようにするという前提です。

③「多い」方が「少ない」方より好ましい
モノにしてもサービスにしても、消費者は必ず多い方を好む、という前提です。

 

無差別曲線(Indifference Curve)

消費者の選好に基づく効用(Utility)をグラフの形で表したものが「無差別曲線」です。「効用」というのは簡単に言えば、いろいろな財を組み合わせて消費することから得られる「満足度」です。

 

簡単なモデルにするため、世の中には選択できるモノ・サービスが2つ(XとY)だけあったと仮定します。同一の無差別曲線上(U1)にある2つのモノ・サービスに対する消費の組み合わせ(A点・B点・C点)は、当該の消費者にとって、すべて同じ効用(満足度)をもたらすと考えます。

なおこの曲線が右上にシフトした曲線(U2)の上にあるD点は、A・B・Cと比べて、それぞれ消費できるXとYが多くなっているため、上述の前提③によって、U2の方がU1よりも効用(満足度)が高くなっています。無差別曲線は原則、右上にシフトする程、効用(満足度)が高くなります。

ちなみに無差別曲線は英語で「Indifference Curve」と言います。「Indifference」とは、「違い」という意味の「Difference」に否定の接頭辞「In」が付いている言葉ですから、「違いが無い」という意味ですね。もちろん無差別という意味もありますが、どの点を選んでも効用は変わりないという意味では「中立」、「均等」、「どっちでも構わない」という意味を取って、「(効用)中立曲線」とか訳した方がニュアンスが伝わりやすいような気がします。

私見ですが、「無差別」って何となく「手あたり次第」とか「何でもかんでも」というニュアンスに感じ取れるので、「ムサベツキョクセン」と聞いても意味が余計分かりにくくなるような気がします。

余談ですが、経済学の用語はどうも変な和訳が多いような気がしますね。普通、「財」なんて言わないでしょ?でも「Goods」と言われれば、「ああ、『モノ』のことね」と分かると思うのですが・・・。

 

 

それはさておき、この無差別曲線の形状ですが、XとYというモノ・サービスを消費することから得られる効用を一定とすると、Xというモノ・サービスをx単位多く消費することが出来れば、その代わり、Yというモノ・サービスをy単位犠牲にしても構わないと想定することから、通常は原点に対して凸の形になります。

もしXをx単位多く消費したのにも関わらず、Yは今までと同じ量だけ消費できるのであれば、単にXをx単位だけ多く消費することが出来るようになっただけで、満足度は向上しますよね。すると「効用は一定」という前提が崩れてしまいます。

 

さて、この1単位あたりのXを、何単位のYで置き換えるかという割合のことを、限界代替率(Marginal Rate of Substitution:MRS)と言います。

より正確には、「XのYに対するMRS」と言い、追加で1単位のXというモノ・サービスを得るために、当該消費者が、Yというモノ・サービスを放棄することを許容できる最大の単位数、ということになります。もし「XのYに対するMRSが4」であれば、当該消費者は、Xを追加で1単位獲得するためには、Yを4単位放棄しても構わないと考えている、という意味です。

このようにMRSは、X軸(横軸)のモノ・サービスを1単位獲得するために、放棄してもよいY軸(縦軸)のモノ・サービスの単位、と定義されます。

これを数式にすると、

という形になります。X軸のモノ・サービスの効用がY軸のモノ・サービスの効用の何倍あるか、ということですね。

先程の例では「XのYに対するMRSが4」でしたので、X軸のモノ・サービスの効用がY軸のモノ・サービスの効用の4倍あるということになります。

つまり下図の無差別曲線において、点Aから点Bに推移するにあたって、X軸のモノ・サービスを1単位獲得する代わりにY軸のモノ・サービスを4単位放棄しても、当該の消費者にとって得られる効用は変わらないということです。なお、下記のグラフはMRSを視覚的に理解するために作図したもので、あくまでもイメージ図です。厳密には、MRSは無差別曲線の接線の傾きの絶対値になります(もうひとつ下のグラフをご覧下さい)。

 

よく経済学や財務会計では「〇の△に対する~」という言い方がよく出てきます。これは何らかの割合を表現している言い方です。

「割合」というからには何かを何かで割っているのですが、この時、どっちが分母でどっちが分子なのか、混乱する時はないでしょうか。

もし混乱しやすい場合は、常に「~に対する」という言葉に注目しましょう。「~に対する」の直前に来ている言葉が必ず分母になります。「XのYに対する」と書かれていた場合は、Xが分子でYが分母です。先ほどの「XのYに対するMRS」という場合、Xの効用をYの効用で割っている、つまり分子が「Xの効用」で、分母が「Yの効用」ですよね。需要の価格弾力性という言葉も、言い換えると「需要の価格に対する弾力性」ということですから、価格の変化が分母に来ます。

 

さてこのMRSですが、通常はXが大きくなるほど、逓減していきます。「逓減」という言葉も経済学独特の言い回しですが、要するに「徐々に減っていく」ということです。

Xが手元に少なく、Yが手元に多い時は、Xを追加で1単位得ることの価値が相対的に大きいため、Yを多めに失ってでもXを追加1単位得たいと思いますが、Xがだんだん多くなって、Yが少なくなってくると、Xを追加で1単位得ることの価値が相対的に低下していきます。これはMRSがXが大きくなるにつれて、小さくなることを意味しています。したがって、傾きが徐々に小さくなっていくため、無差別曲線の形は原点に凸になっていくと想定されるのです。

下のグラフでは点A→点B→点Cに行くにつれて、無差別曲線の傾き(つまりMRS)が徐々に小さくなっていくのが見て取れるかと思います。

 

ところが、モノ・サービスの組み合わせによっては、このMRSが独特の動きをするため、無差別曲線の形状が原点に凸にならない場合があります。

無差別曲線の形は基本的にMRSがどのように変化するかで変わります。

 

MRSが一定のケース

MRSが一定ということは、無差別曲線の傾きが常に一定ということになりますから、以下のような形状になります。

これはXを追加1単位得るために、Xが手元に少ない時や多い時に関わらず、放棄してもよいYの単位が一定ということを意味しており、XとYが完全に代替の関係にあるケースです。例えば、出光から買うガソリン1ℓとエクソンモービルから買うガソリン1ℓは、消費者にとって、まったく同じ価値です。出光から買ったガソリンが手元に少ないからといって、追加で出光から1ℓのガソリンを購入するのに、エクソンモービルから買ったガソリンを2ℓとか3ℓとか放棄して手に入れませんよね。どちらも同質の製品です(出光佐三を尊敬しているから、出光のガソリンの価値を高く感じる、というような特殊な方がいらっしゃるかもしれませんが、これは脇に置いておいて)。このような関係にあるモノ・サービスを「完全代替財(Perfect Substitutes)」と言います。

 

MRSがゼロのケース

横軸にとったモノ・サービスがいくら増えても、消費者の効用に無関係な時、MRSの分子であるX軸のモノ・サービスの効用はゼロであり、MRS=0となりますので、横に水平な無差別曲線(傾きが0の直線)が描かれます。

 

MRSが無限大のケース

縦軸にとったモノ・サービスがいくら増えても、消費者の効用に無関係な時、MRSの分母であるY軸のモノ・サービスの効用はゼロであり、MRS=∞となり、縦に垂直な無差別曲線(傾きが∞の直線)が描かれます。

 

MRSがL字型のケース

これはMRSが0のケースと無限大のケースの組み合わせとして表示されます。
あるポイントを超えると、MRSが0になったり無限大になったりするケースです。手袋とか靴のように、ペアで揃っていないと意味が無いモノが、よく例として挙げられます。

X軸が右足用の靴の数量、Y軸が左足用の靴の数量とした場合、右と左、ひとつずつあれば充分なのですが、もし右足用の靴がふたつ、みっつと増えていっても、使えませんので、X軸に取ったモノ・サービスがいくら増えても消費者の効用に無関係ですから、MRS=0となり、水平な無差別曲線となります。反対に、左足用の靴がふたつ、みっつと増えて行っても、これも使えませんので、Y軸にとったモノ・サービスがいくら増えても消費者の効用に無関係ですから、MRS=∞となり、縦に垂直な無差別曲線となります。このような関係にあるモノ・サービスを「完全補完財(Perfect Complements)」と言います。

 

MRSが逓増のケース

Xというモノ・サービスが手元に少ない場合、追加で1単位を得るために、失ってもよいYというモノ・サービスは1より少なく、Xが手元に多くなってくると、失ってもよいYの量が増えてくるというケースです。

そんなケースって現実的にあるのか?という感じですが、XとY、両方を消費するよりは、どちらか一方のみを消費したい場合はこのような形になります。直感的には、どちらか一方の財のみを消費したい場合、なかなかそのポジションから動かず、もう一方の財はあまり増やしたがらないけれども、ある一点を超えると、もう一方の財の消費に急速にシフトしていく、というような感じでしょうか。

例えば、iPhoneを使用している消費者は、手元のスマホの2台目、3台目として、なかなかAndoridのスマホを採用したがりませんが、手元のスマホの台数のうち、Androidの方が多くなってくると、全部Androidにしてしまった方が満足度が高いので、急速にAndroidに舵を切る、というようなシチュエーションでしょうか(余計分かりにくい?)。

 

 

その他の特殊ケース

円型の無差別曲線

ふたつのモノ・サービスの組み合わせのうち、最適な組み合わせがたった一つだけ決まる場合には、円型の無差別曲線になります。
例えば、晩酌にはビール2本と日本酒2合を飲むのが最適だという人がいた場合、下記のようなグラフになります。ビール1本と日本酒3合だと、翌日二日酔いになってしまうとか、ビール3本と日本酒1合ではちょっと物足りない、というような場合でしょうか(下のグラフの場合の効用は、他のグラフと違ってU1>U2になっています)。

 

ふたつのモノ・サービスのうち、他方の増加が好ましくない場合は下記のようなグラフになります。よく挙げられる例としては、所得と労働時間の組み合わせとか、所得とゴミの量の組み合わせとかがあります。この場合は左上に行く方が効用(満足度)が高くなります。

 

さてこれで無差別曲線については、理屈とすべてのケースを網羅しました。
ここで早速過去問を解いてみましょう(以下の過去問はすべて「一般社団法人中小企業診断協会」のホームページからの転載です)。

まず平成27年度の問題です。

完全補完財の無差別曲線はどれか、という問題です。

簡単ですね、答えは図Bです!

図Aは普通の無差別曲線、図Cは完全代替財(MRSが一定)、図DはMRSが逓増する財のケースでした。

では続いて平成29年度の問題です。

MRSが無限大になっているケースです。MRSが無限大と言うことは分母がゼロ、つまりY軸に取られている財の効用がありません、というケースですね。

答えは、そう、ウですね!

アは完全補完財ですね。コーヒー1杯について、角砂糖1個だけ入れます。それ以上はコーヒー、角砂糖、どちらが多くても満足度は上がりません。

イは完全代替財です。

ウはY軸の財(野球のチケット)の効用がゼロですので、これが答え。

エは問題文が分かりにくいですが、パンとおにぎりで代替性があり、完全代替財という訳ではなさそうです。これ以上の記述が無いので、普通の無差別曲線だと思われます。少なくとも垂直に立っている無差別曲線ではないですね。

 

本日は無差別曲線についてのみご説明しましたが、これだけでは個人消費の分析は出来ません。次回は予算制約線について書きたいと思います。

 

以上、たかじんでした。

それでは、また。

 

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はい!へんりーです。

おはようございます!

GW明け、気温が下がっている地域も多いようですが体調を崩したりしていませんか?

うちの猫たちは寒そうに丸くなって爆睡中・・ちょっと5月ぽくない光景です。

 

体調がわるいときは割り切って十分な睡眠時間を取るのが大切です。・・・いや、大切というか、必須です。

焦る気持ちはもちろんわかりますが、そこで無理をしても、集中力を十分に発揮できる状態にいつまでも戻れず、悪循環に陥ってしまう可能性があります。

ぜひ、身体を健康な状態に近づけることを最優先させてくださいね。

 

さて、我々9代目メンバーが気合を入れ、連日お届けしている【渾身!論点シリーズ】ですが、お役に立てていますでしょうか?

同シリーズは昨年以前の記事も含めて、こちらでまとめて見ることができます。

また、「サイト内検索」も活用しつつ、あなたが悩んでいる・苦しんでいる・気になっている論点の記事を見つけて参考にしていただけたら嬉しいです。

リクエストや感想等があれば、どしどしコメントをお願いします!

 

なお、「渾身シリーズ」ばかり続くと肩がこってしまうので、ときには「ゆるわだ」な記事も挟んでいこうと思っていますのでよろしくお願いします♪

 


というわけで、今日の本題。

前回記事の続きも兼ねて、「暗記攻略」をテーマとし、特に「経営法務」(以下、「法務」)にフォーカスしてみます。

 

先月実施した春セミナーでも、

「暗記を上手くやるコツはありますか?」

という質問を多く聞かれました。

徐々に本番が近づいてくる中で、1次試験における膨大な量の「暗記」について不安を覚えるのは自然なことだと思います。

あなただけではありませんから安心してくださいね?

 

こういった暗記系の相談に対して、アドバイスさせていただいたのは、

「まとめ表の活用」

「横串を刺す」

というものです。2つはリンクします。

 

まず「まとめ表」とは、例えば以下のようなものです。(先代wackyさんの記事から拝借)

こちらは、「法務」のうち、会社再編についてまとめた表になります。

 

このようなまとめ表を100%有効活用するために、「横串」がキーワードになります。

たとえば、テキスト(「スピードテキスト」等)では、会社再編という論点をどのように説明しているでしょうか?

第一に、複数ある再編のうち、「事業譲渡」について、その仕組みから、細かな規定や手続きといった項目に対する説明がされています。

続いて、「合併」について、同じく、その仕組みから、細かな規定や手続きといった項目に対する説明がされ、

そのあとの「株式交換・移転」「分割」までも同様の構成になります。

 

以上のようにテキストでなされる連なった説明は、上の添付した表の縦(列)方向に整理されています。

しかし、この「タテ」の視点だけでアウトプット+インプットをいくら繰り返しても、定着率は上がりにくいのです。

理由はさておき、みなさんもテキストを読んでいて実感があるのではないでしょうか?

 

ここで、重要になってくるのが「ヨコ」方向の視点です。つまり横串し。

 

例えば、「債権者保護手続きの要否」という項目について、「事業譲渡」「合併」・・・と、横串を刺すように比較することで、記憶の定着を図るのです。

わかりやすいように、「タテ」「ヨコ」の矢印を入れたのが以下です。

 

どうして横串しが有効なのか?(あるいは、なぜ「タテ」だけでは暗記しにくいのか?)

 

それは、ほとんどの暗記系の問題は、「ヨコ」の視点で作成されているからです。

パッと見ではわかりませんが、過去問などを見ながら少し考えてもらえれば理解できるかと思います。

・・・と、「そんなの当たり前じゃん」と感じる人も少なからずいるでしょうが、横串しをはっきり意識しながら活用すると有効性が増すと思い簡単に説明してみました!

 


 

それでは、この「横串」の有効性を確認してもらった上で、応用編として具体的な論点を取り上げます。

今回は、「法務」のうち、出題頻度の高い [株式会社の機関設計] を題材にします。

 

この論点は複数の先代の記事でも取り上げられていますが、春セミナーの参加者からの「ブログ記事にリンクが多いと見に行くのが大変なので、新たに説明し直してもらえるとありがい」といった趣旨のリクエストにお応えしようと思います。

 

僕が、本論点をマスターするためにやっていことは以下。要するに「アウトプット→インプット」の流れです。

①毎度おなじみアウトプット最優先*(スピ問・予備校の予想問題「答練」の出涸らし法

②アウトプットして得た、新たしい知識、間違えやすいポイントなどを「まとめ表」**にどんどん書き足す

 

* アウトプット最優先について確認したい人は以前の記事を参照ください。また、「スピ問」については初代ハカセさんの記事に説得力があります。

 

** 機関設計の「まとめ表」作成にあたっては、TACスピードテキストの章終わりに載っている表を印刷して使いました。

割き込みを重ね、最終的にファイナル・ペーパーと化したものをお見せしたかったのですが、そのまま載せるわけにもいかないので(何より字が汚いし細かくて読めないので)、今回、以下のように作り直してみました。

へんりー作「機関設計」まとめ表↓

NOTE:

・表を作る上では、上部に矢印マークとセットで書いている①②③④の定義理解が前提となる

・青色四角は後から追加したメモ

・右端に書いているメモでは「ヨコ」方向に串刺し、左側の役員の部分は「タテ」方向に串刺し

 

もちろん、これを眺めるだけではたいして役に立たないと思いますので、みなさん各自で「まとめ表」を作成してみることをオススメします。

作成といっても、時間をかけてゼロから書きだすのではなく、テキストへの書き込みや道場の過去の記事にある表を使用するのも手かと思います。

 

以下のように、機関設計の表の埋め方(「必須」「任意」「不可」など)を示します。

基本ルール「その1」から「その7」までをマスターすることが、本論点のABCレベル問題を確実に取るための第一歩です。

 

その1. 会社法において株主総会と取締役は絶対必要。
その2.公開会社、監査役会設置会社、委員会設置会社は、取締役会が必須。
その3. 取締役会設置会社は、原則、代表取締役と監査役が必須(*)。
(*株式譲渡制限会社かつ取締役会設置会社かつ大会社以外の会社では、監査役または会計参与のいずれか(または両方)の設置が必須)

 

 

続いて、

その4. 大会社、委員会設置会社は、会計監査人が必須。
その5. 会計監査人を設置した場合、監査役も必須(委員会以外)
その6. 監査役会は、「公開会社かつ大会社」で必須。

 

 

最後に・・

その7.  小監査役(会計監査に限定)は、譲渡制限会社のみ設置可能。だが、監査役設置会社および会計監査人設置会社は設置できない。
→言い換えると、「譲渡制限会社かつ大会社以外」で、監査役と会計監査人のどちらも設置にしていない場合のみ設置可能。

 

 

※本内容は2017年8月の1次試験受験時点での会社法をベースにしています。法改正の影響等の最新情報は毎年確認が必要になるのでご注意ください。

 

以上です。

テキストに載っていると思われる基本的な説明は省いているので、上のへんりー表を活用しながら、理解を深めてみてください。

1問1問の配点が高いことで知られる「法務」ですので、確実にマスターし得点源にしちゃいましょう!

改めて、GWは終わりましたが、まだまだまだまだ間に合います!

アナタも、やれるはず。

もうちょいあがいてみませんか?

以上、へんりーでした!

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おはようございます。ゆうです。

過去記事は、こちらから

 

GW明け、大手予備校では、完成答練ラッシュがスタートですね!毎週2科目の完成答練があり、それが2回転すると、1次公開模試、と怒涛の8週間だった記憶があります。

 

通学・通信の方は、目指すは「完成答練70点!」養成答練80点がスト合格のマイルストーンだったように、ここからのマイルストーンは「完成答練70点」です。

 

道場メンバーも、【渾身!論点シリーズ】と題して、1次学習を応援していきます。

 

本日は、昨日のヒロちゃんのマーケ⇒広告に続き、企業経営から。

 

組織論の「組織構造、組織形態」について。

 

■本記事の狙い■
「組織構造、組織形態」について、重要なポイントを理解する。

 

【1】組織構造、組織形態の過去問

早速ですが、該当するカテゴリの過去問にチャレンジ!

 

受験者の80%以上が正解するAランクと、40%~60%が正解するCランク問題の2問です。まずは、自分の実力を確認してみてください。※解答はブログの最後に。

 

●29年第14問 これは絶対当てたいAランク
組織構造のデザインに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア:異なったタスクを組み合わせて、顧客に提供するサービスとしてまとめる方法を、機能部門化という。

イ :指揮命令系統は、組織のトップからロアーに至る権限の系統であるが、組織横断的なコミュニケーションを可能にする情報ネットワーク技術の発展によって、指揮命令系統は組織デザインの要素としては必須ではなくなっている。

ウ :仕事を細かく分割された作業ルーティンとしてではなく、トータルなプロセスとして任せるように割り当てることを、職務の専門化という。

エ :職務の標準業務手続きの公式化が進むほど、職務の進め方に対する個人の自由裁量は小さくなる。

オ :組織の頂点に意思決定を集中する度合いとして集権化と分権化が決められ、集権化するほど環境変化への対応力を高めることができ、分権化するほど迅速な組織的な行動が可能になる。

 

●28年第12問 最後の2択!Cランク問題
機能別組織、事業部制組織、マトリックス組織の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア:機能別組織は部門間で緊密な調整が必要な場合に有効であるが、安定した環境のもとで官僚制的な組織になるという短所がある。

イ:事業部制組織が有効に機能するためには、トップマネジメントが業務的意思決定から解放され、戦略的意思決定と管理的意思決定に専念できるようにする必要がある。

ウ:事業部制組織は複数の製品―市場分野を持つ企業が、範囲の経済を実現するのに適しているが、規模の経済を追求することは難しい。

エ:マトリックス組織は変化の速い環境で部門間の相互依存が高い場合に有効であるが、コンフリクトや曖昧さを許容する組織文化を持たないと効果的に機能しにくい。

オ:マトリックス組織を効果的に管理するためには、 人の部下に対して、機能マネジャーとプロダクトマネジャーが同じ権限を持っていなければならない。

 

【2】組織論の難易度

昨日のヒロちゃんも使っていた、こちらのchikaお手製の図。これを見ると分かりますが、組織論は比較的難易度が高い。

 

調べてみたところ、2012年のうちあーのさんの記事にも、同様のグラフが登場します。やはり組織論は難しい。

 

つまり、伝統的に、マーケと戦略論は点が取りやすく、組織論は点が取りにくい、と言えます。

 

その傾向は自分も昨年把握していたので、本番で問題を解く順番を以下のようにしていました。

①マーケ ⇒ ②戦略論 ⇒ ③組織論

 

つまり、簡単な問題からやっつけて、精神的ゆとりを持ちつつ、最後に組織論に挑む。

 

ちなみに、29年度は、ABランク(受験者の60%以上が正解)の比率は以下の結果でした。
戦略論 46%
組織論 21%
マーケティング 64%

 

なお、私の正答率は、以下の結果でした。
戦略論 92%
組織論 43%
マーケティング 71%

 

組織論は半分も正解できていませんが、そもそも難易度が高かった(←言い訳)。

 

29年は、戦略論とマーケで点が稼げていたかがポイントでした。そして、組織論は基本のABランクを確保して、Cランクを半分近く取れていれば60点コース。

 

ちなみに、組織論は、2次試験事例Ⅰで必要ですが、2次の知識範囲としてはテキストレベルで十分。つまりABランクの範囲です。

 

本日の組織構造、組織形態についても、まずはABランクをマスターするため基本の部分をまとめていきます。

 

【3】試験案内から見る出題範囲

試験案内は、読み込んでいる人が少ないですが、試験範囲に関する貴重なメッセージが書かれています。

 

記載されている用語については、何のことか調べて、理解しておきたいですね。※組織論の試験範囲は、試験案内の15ページ。

 

2.組織論
(1)経営組織の形態と構造 ←今日は、ココ!
組織形態(職能制組織、機能別組織、事業部制組織、マトリックス組織)、組織の構成原理(コミュニケーション、命令の一元性、分業・専門化と調整、権限と責任)

 

(2)経営組織の運営

意思決定システム、モチベーション(マズローの欲求段階説、ハーズバーグの2要因理論、ヴルームの期待理論)などなど。以下略。

 

(3)人的資源管理
労働関連法規(労働基準法、労働組合法、労働安全衛生法、労働保険、社会保険、労働者派遣法)、などなど。以下略。

 

【4】組織の構成原理

試験案内に記載の試験範囲に沿って、確認していきます。

 

「組織の構成原理」で押さえる点は、【組織設計の5原則】です。

【引用元:きゃっしいまとめシート】

 

①専門化の原則
専門化の原則とは、業務の専門性を上げることで業務の効率を向上させるという原則です。

②権限責任一致の原則
責任権限一致の原則は階層制の原則ともいわれ、権限の大きさと責任の大きさは一致していなければいけないという原則です。

③命令統一性の原則
命令統一性の原則は、1人の部下に指示をすることができるのは1人の上司だけにすべき、つまり、ワンマン・ワンボス(One man, One boss)とすべき、という原則です。

④統制範囲の原則
統制範囲(スパンオブコントロール)の原則は、1人の上司が直接的に管理できる部下の人数には制限があり、これを超えると管理効率が低下するという考え方です。

⑤例外の原則
例外の原則は権限委譲の原則ともいわれ、経営者や管理者は日常反復的な業務処理は下位レベルの者に委譲し、例外的な業務に専念すべきであるという考え方です。

 

【5】組織形態

「組織形態」で押さえる点は、【組織形態の特徴、メリット・デメリット(通称メリデメ)】です。

【引用元:きゃっしいまとめシート】

 

ちなみに、職能別組織と機能別組織は、同義と捉えて問題ないです。

 

①機能別組織

〇機能別組織のメリット
・業務範囲が細分化、専門分業化をすることで役割分担が明確化される。

・従業員が個々の専門性を高められるため、各部の専門性を発揮できる。

・部門間での機能の重複を防ぐことができるとともに、同じ仕事を担当するスタッフが一つの機能部門に集められるため、知識やスキルが共有でき規模の経済を生かせる。

・意思決定権が経営トップに集中しているため、トップダウンで組織の統制が取りやすい。

×機能別組織のデメリット
・経営トップが複数の部を管理しなければならないため、負荷が大きく、経営トップの意思決定に遅れが生じる恐れがある。

・各機能部門間にセクショナリズムが生じ、部門間の連携が十分取れなくなる恐れがある。

・全社的なマネジメントできる人材が育ちにくい。

 

②事業部制組織

〇事業部制組織のメリット
・事業運営に関する判断は各事業部で行われるため、経営トップは経営に専念できる。

・各事業部は、現場の状況に応じた対応を迅速に取ることができる。

・事業運営に関する判断は各事業部に権限委譲されているため、下位管理者のモチベーションが向上する。

・次世代の経営者の養成がしやすい。

×事業部制組織のデメリット
・事業部ごとに機能部が置かれているため、機能が重複し経営資源に無駄が発生し、コストアップにつながりやすい。

・短期的な利益志向が強まり、短期的判断が取られやすく、中長期的な施策が打ちにくい。

・事業部間のセクショナリズムが生じやすい。

 

③マトリクス組織
〇マトリクス組織のメリット
・人材の多重利用ができるため範囲の経済が得られる。

・人的資源や情報が共有できる。

×マトリクス組織のデメリット
・従業員が事業部にも機能部にも所属している状態となるため、指揮命令系統が二重化し、ワンマン・ツーボスの状態になる。

・管理者による権力争いが起こってしまう。

これらのデメリットへの対応方法としては、事業部もしくは機能部のうち、どちらかに強い権限・責任を与えるという方法がある。

 

以上、【渾身!論点シリーズ】組織構造、組織形態でした。

 

組織論は難問・奇問(DEランク)が多いですが、基本のABランクをまずは5月にマスターしましょう!

 

☆過去問の解答☆

29年第14問 正解エ 28年第12問 正解エ

 

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キャンプのイメージ

 

 

 


 マーケティングについて考える

 

おはようございます!ヒロちゃんです!ゴールデンウィークも終わり、今週から仕事再開の方も多いのではないでしょうか?

皆さんゴールデンウィークは勉強に励んだり、遊びに出かけたりと、各々充実した時間をお過ごしになられたことと思います。

ちなみに私はというと、小さな子供たちを連れて家族でキャンプに行ってきました!普段の生活では体験できない自然と触れ合うことが出来てとてもよかったです。

中でも、キャンプ場近くの川辺でやったマス釣りが子供たちにはとても新鮮だったらしく、目をキラキラ輝かせて楽しんでいました。

この経験を通じてふと思ったのですが、私たち家族(いち消費者)はモノ消費よりもコト消費(商品・サービスによって得られる経験に価値を感じる消費活動のこと)を求めているんだな~と思った次第です。

モノ余りと言われて久しい現代日本において、今後企業がマーケティングする際はその辺の消費者ニーズをよくよく見定める必要があるんだろう、と思いました!

 

 


過去問から分析する4P戦略が重要なわけ

 

というわけで、今回は企業経営理論の中からマーケティングについてお話したいと思います!(ちょっと無理がある出だしですね笑)。

企業経営理論については、先日Chikaの記事でしっかりと分析してくれていますが、改めてその内容を見てみるとすると以下のようになっています。

 

自動代替テキストはありません。

参照 Chika記事

 

自動代替テキストはありません。

参照 Chika記事

 

ご覧の通り、マーケティングは経営戦略と双璧をなす頻出論点であることがわかります。また、ABランク問題が多く、受験生の多くが正解してくると思われます。

つまり、時間を割いてでも取り組むべき論点ということが言えますね。そんなマーケティング分野の中でも4P戦略が最重要論点です。

4P戦略は結構有名な戦略論ですが、その内容はとても奥が深いです。

ですので今回はその4P戦略の4つのPのひとつであるPromotion(プロモーション)戦略に位置づけられる「広告」について焦点を絞ってご説明したいと思います。

前半では各広告媒体の特徴を、後半では目覚ましい発展を遂げているインターネット広告について説明しますね。

 

 


媒体別広告について

 

まずは一般的に言われている媒体別のメリット、デメリットを説明します。

青字がメリット赤字がデメリット

 

マスメディア広告(TV・新聞・雑誌・ラジオ)

 

TV

  • 短期間で膨大な範囲においてリーチ獲得可能。
  • ブランド・ロイヤルティ構築可能。
  • 映像と音で五感に訴える効果が高い。
  • 他の媒体比べてコストが非常に高い。
  • 広告掲載期間が短命。

 

新聞

  • 社会的信頼性の高いメディアであり、企業の信頼性を得やすい。
  • タイムリーな情報発信が可能。
  • 広告掲載期間が短命。
  • 比較的コストが高い。

 

雑誌

  • 高いターゲット選定が可能。
  • 優れたビジュアル表現が可能。
  • ターゲットの再接触頻度が高い。
  • 購読者数の減少
  • 比較的コストが高く、制作に手間がかかる。

 

ラジオ

  • 掲載範囲をピンポイントで選定出来る。
  • 他のマスメディアに比べて比較的低コスト。
  • 聴覚のみの訴求効果。
  • ながら視聴が多い媒体のため訴求効果が低い。

 

SP広告(屋外広告・展示会、イベント等)※今回は屋外広告と展示会、イベントのみ紹介

 

屋外広告

  • ターゲットの再接触頻度が高い。
  • マスメディアに比べて比較的低コスト。
  • インパクトの大きい効果がある。
  • ターゲット選定が困難な場合がある。

 

展示会、イベント

  • 自社商品・サービスを実際に触れて体験してもらうことが可能。
  • 直接ターゲットと接触可能。
  • 出展商品・サービスに関心の高いターゲットと接触可能。
  • 屋外イベントだと天候に成否が左右される。
  • 事前に集客・告知活動が必要。

 

インターネット広告

  • 広告主と消費者との間で双方向性のコミュニケーションを実施することが出来る。
  • マスメディアに比べて比較的低コストで運用可能。
  • 高度なターゲット選定が可能。
  • マスメディアに比べて比較的信用度が低い。

 

 


「日本の広告費」からマクロ的な変化を見る

 

次に、マクロな視点から日本の広告についてみていきましょう。以下は電通が毎年発表している「日本の広告費」から抜粋した表になります。

 

2017年 日本の広告費—媒体別広告費

自動代替テキストはありません。

参照 (株)電通 2017年 日本の広告費

 

特徴的なこととして、インターネット広告費が構成比を急速に高めていることと、マスメディア広告費が微減傾向にあることです。

約20年前にはほぼゼロであったインターネット広告のシェアが今では日本の広告費の約4分の1になるほどの成長と遂げています。

日本よりも広告分野において5~10年先を進んでいると言われているアメリカでは、既にインターネット広告費がテレビ広告費を抜き去っています。そのような事実から鑑みると、早晩日本においてもインターネット広告がシェアトップになることは間違いないでしょう。

しかし、上述のようにインターネット広告が急成長しているとはいえ、まだまだマスメディアの影響が強いことは疑いようのない事実です。

以下の図表をご覧ください、博報堂DYメディアパートナーズが発表している「メディア定点調査」からの抜粋情報です。消費者が1日あたりに各メディアに接触する時間をグラフにしたものです。

 

メディア総接触時間の時系列推移(調査地区東京)

自動代替テキストはありません。

参照 博報堂DYメディアパートナーズメディア環境研究所 メディア定点調査2017

 

どうでしょうか、文句なしにテレビが依然としてトップであることがわかりますね。

では今度は切り口を変えてメディア接触時間を性別、年代別で見てみましょう。

 

メディア総接触時間の性年代別比較(調査地区東京)

自動代替テキストはありません。

参照 博報堂DYメディアパートナーズメディア環境研究所 メディア定点調査2017

 

性別で比べても違いがあることがわかりますが、特筆すべきは年代別での比較です。

10代~30代の世代ではスマホなどインターネットメディアの接触時間がテレビよりも長く

逆に40代~60代の世代ではテレビへの接触時間がとても長くなっています

このように、狙うべきターゲットによって広告を掲載する媒体選定を考慮しないと、適切な効果を得ることが難しくなっているのが現状です。

ちなみに今回は割愛しますが、メディア接触時間は地域性も大いに影響します。一般的に都市部よりも地方の方がテレビ接触時間は長く、インターネットメディア接触時間が短い傾向にありますのでご注意を。

 

 

 


目覚ましい発展を遂げるインターネット広告について

 

では、なぜ近年ここまでインターネット広告が成長してきたのでしょうか?

色々な見解があると思いますが、大きく以下2つの要因が理由として考えられています。

 

  1. インターネットの普及

 

インターネットの利用者数及び人口普及率の推移

自動代替テキストはありません。

参照 総務省「通信利用動向調査」

 

当たり前といえば当たり前ですが、インターネットの普及率が上昇したことが真っ先に言えます。現在1億人以上が利用しているこのメディアへの広告投資が増加することは当然と言えるでしょう。

 

 

 

  1. アドテクノロジーの進化

 

金融×技術=フィンテック、教育×技術=エドテック、など色々な分野でテクノロジーとの融合によって技術革新が進んでいます。広告分野も同様に広告×技術=アドテクノロジーという技術革新によって、旧来あったネット広告の課題をテクノロジーの進化によって克服してきたと考えられます。

アドテクノロジーと呼ばれるものは多々ありますが、今回は特に重要なDSP、SSP、DMPの仕組みについて説明します。

DSP、SSP、DMPとは簡単に言うと、人手では実現不可能なレベルの広告配信を可能にするシステムの事です。

 

DSP

Demand Side Platform(デマンド・サイド・プラットフォーム)の略。広告主や広告会社が広告を出稿するためのシステムで、掲載面や価格、ターゲットなど設定した条件に合致した広告枠(広告在庫)を自動的に買い付け、広告を配信する。接続する複数のSSPなどの広告在庫をリアルタイムで入札取引し、広告配信を一元管理し調整する事が出来る。

 

SSP

Supply Side Platform(サプライ・サイド・プラットフォーム)の略。広告媒体先が広告枠の販売の効率化や収益の最大化を計るためのシステムで、広告枠や価格、希望する広告主の業種などを設定し、複数のDSPなどの配信を一元管理する。リアルタイムで入札単価などを比較し、最高価格の広告を自動で選択して配信することが出来る。

 

DMP

Data Management Platform(データ・マネジメント・プラットフォーム)の略。広告主が自社及び外部の様々なデータを一元的に管理するプラットフォーム。集積したデータを分析し、広告配信の最適化などに活用される。

 

参照  JIAA インターネット広告の基本実務(インターネット広告基礎用語集)一部加筆

 

 DSPとSSPの仕組みですが、まず消費者が広告枠のあるサイトを閲覧すると、サイト側が性別、年代、興味、行動履歴などのユーザー情報をもとにSSPに広告をリクエストします。

 次に、SSPが連携している各DSPに対して、どのDSPが広告を配信するかを決めるオークションに参加するようリクエストを出します。

 結果的に最も好条件が提示出来たDSPが広告配信権を得ることが出来、DSPからサイトへ広告配信がされます。

 

 DMPに関しては全く新しい技術システムということではなく、データウェアハウスに似ているシステムです。データウェアハウスに関しては情報システムの学習で覚えがある方もいるかもしれませんね。

 DMPはデータウェアハウスに外部のオープンデータが加えて、さらに統合したデータを広告配信などの施策に利用しやすくしたシステムというイメージです。

 

 

 


インターネット広告が抱える問題点

 

このような技術革新によって急成長し続けているインターネット広告ですが、以下のような問題点も同時に生まれています

 

・アドフラウド(広告詐欺)
不正プログラムによって、自動でサイトの閲覧やクリックを発生させ、広告表示数を偽る行為のこと。

 

・ビューアビリティ(視認性)
ターゲットが広告を見ていないのに、その広告が掲載されたウェブページを閲覧しただけで広告表示されたとカウントされてしまう現象のこと。

 

・ブランドセーフティ(ブランドの安全性)

広告主の企業や商品ブランドに相応しくないウェブサイト等に広告が掲載されることで、ブランドイメージが毀損されてしまうこと。

 

 

これらの問題はいずれも広告主・消費者双方にとって不利益となりますので、効果的な対策が急がれています。

 

 

 


まとめ

 

いかがでしょうか?今回は企業のプロモーション活動のひとつである広告について紹介させていただきました。

広告は非常に奥が深い分野ですので、今回は内容を絞って媒体別広告の特徴と、近年目覚ましい成長を見せるインターネット広告についてお話しました。

確かに、インターネット広告は伸長していますが、だからといって今後企業と消費者間のコミュニケーションがデジタル一辺倒になるかというとそうではないと思います。

冒頭でも私事のコト消費エピソードを少しお話しましたが、生活のデジタル化が進めば進むほど、リアルな体験の価値が相対的に高くなることが言えると思います。

事実、国内全体におけるイベント費用は近年増加傾向にありますし、IT大手企業のアマゾン楽天などが実店舗でのチャネル戦略展開を既に始めています。

デジタルorリアルと分けるのではなく、届けたい相手に最適なコミュニケーションをすることが求められている現れかもしれませんね。

 

昨今、広告業界では広告領域だけを守備範囲とせず、クライアント企業の経営課題まで踏み込んだ取り組みが今後生き残りを図るためには求められていると言われています。

広告会社も診断士同様にビジネス全般におけるコンサルティングを展開していくことが多いに考えられますね、そういった意味では診断士の競合とも言えます。

 

 

 

今日は以上となります‼

 

 

 

今日も一日頑張りましょう‼

 

 

 

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おはようございます。きゃっしいです。

GWも最終日となりましたが、充実したものとなりましたでしょうか?
ばっちり、という方もイマイチ、という方もラスト1日頑張っていきましょう!

さて、本日は日曜日ですが、特別編ということで、これから始める【渾身!論点シリーズ】についてのご案内と過去の論点シリーズについてきゃっしいセレクトのおススメ過去記事をご紹介させていただきます。

 


■【渾身!論点シリーズ】とは?

その名の通り、道場メンバーが渾身の力を込めて贈る記事のことです。
毎年GW後の時期に掲載している人気シリーズで、今年は明日以降、不定期で掲載させていただきます。
【渾身!論点シリーズ】では、例えば桃ちゃんがすでに書いてある「VEについて(運営管理)」のように様々な論点について道場メンバーが少し掘り下げて解説します。
タイトルの【渾身!論点シリーズ】が目印ですので、ぜひ読んでみてください。

さて、この論点シリーズですが、「この論点がイマイチ理解できないから解説してほしい」などのリクエストを募集したいと思っています。

解説してほしい論点について、例えば「経済の所得効果と代替効果がイマイチよくわからない」とか、「不正競争防止法のあたりが覚えられないんだな。。。」とかありましたらぜひこの投稿のコメント欄でリクエストしていただけると嬉しいです。

道場メンバー一同、「今、受験生の役に立つ記事を書きたい!」という熱い想いを持っていますので、リクエストいただけたら、記事という形で全力でサポートさせていただきます。

また、一発合格道場は月曜~土曜の毎朝6時に新しい記事をアップしていますので、ぜひ、あなたのスマホorPCの「お気に入り」や「ブックマーク」に登録いただき、通勤のお供や勉強の息抜きにチェックしていただければ嬉しいです。

もし役に立つ記事があったら、記事の最後にあるこのボタン↓を押していただけるとさらに嬉しいです。
読者の方からのフィードバックが道場メンバーのモチベーションですのでぜひよろしくお願いします。

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■きゃっしいセレクト過去記事集

上記で渾身シリーズのご紹介をさせていただきましたが、道場の強みは熱い執筆陣と先代がこれまで築き上げてきた膨大な過去記事にあると思っています。

ブラウザバージョンでは過去記事を掲載年月別カテゴリー別などで見ることもできます。
また、キーワード検索ができる検索窓もありますので、普段スマホバージョンでご覧になっている方も、気になることがありましたらブラウザバージョンで記事を探してみるとお役に立つ記事が見つかるかもしれません。

とは言っても、一つ一つ読む余裕はなかなかないと思いますので、過去の渾身シリーズ記事を勝手にセレクトしてご紹介させていただきます。
テキストを使ってがっつり深入りするまでもないけど、ちょっと知っておくともしかしたら1、2マークに繋がるかも、という論点を中心にセレクトしました。

ちょっとしたスキマ時間にいかがでしょうか。

経済学
【渾身・経済学】読むだけ行動経済学(マイスター)
何となく後回しにしがちな主要どころとは言い切えない論点をまとめてくれています。
深入りせずにさらっと読むと知識の補強になるのでは。

財務・会計
【渾身】財務・会計 税効果会計(mya)
会計初心者にはどうもモヤっとくる税効果会計について解説しています。
なんだかモヤモヤする方はぜひ読んでみてください。

企業経営理論
【渾身】企業経営理論 「難解な日本語」をどう攻略するか?(うみの)
企業経営理論な難解な文章が多く、それで点数が伸び悩んでいる方も多いと思います。
この記事はそんな方向けに日本語の読み方について解説しています。

運営管理
【渾身】運営 都市計画法は食わず嫌い克服を!!(なご)
ついつい後回しにしがちだけど、意外と出る都市計画法についての解説です。
後回しにする前にさっと読んでみてはいかがでしょうか。

経営法務
【渾身】法務:ドラマで押さえる!意匠権のポイント(nori)
法務がもう嫌になってしまった方にも優しい特許庁のドラマ仕立ての動画で意匠権について解説しています。
ドラマは気楽に見られますが、それなりにボリュームがあるので、あくまでもスキマ時間にどうぞ。

【渾身】経営法務 基本論点以外にチェックしておきたいこと ーその2ー(TOM)
捨て問にするか迷いどころの英文契約書の対策について解説してあります。
捨てるにしても取りに行くにしても一読の価値はあるかと思います。

経営情報システム
【渾身】【経営情報システム】サルでもわかる? RDBの正規化(かおりん)
第一正規化、第二正規化、第三正規化ってあるけど、その違いって何?ということを女子会の注文伝票に例えて解説してあります。
私も昨年この記事でいまいちピンとこなかった正規化がイメージできるようになりました。

【渾身】【くだらないほど忘れない】イメージで覚えるシステム構成@経営情報システム:デュアルシステム・デュプレックスシステム・タンデムシステム(かおりん)
同じくかおりんさんの記事で、タイトルの通り「くだらないほど忘れない」記事です。

中小企業経営・政策
【渾身】中小企業経営(なが)
過去問があてにならない科目、中小で押さえるべきポイントを解説しています。

 

このように、道場の過去記事には今でも役に立つ記事も沢山あります。
苦手論点の克服やモチベーションアップにぜひご活用ください。

以上、きゃっしいでした。

 

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おはようございます!桃ちゃんです。

 

一昨日の(土)は、東京都中小企業診断士協会の
「スプリング・フォーラム」に参加してきました!

 

スプリングフォーラムとは、
新たに協会に入会した(しようとしている)人向けに
東京協会、各支部、研究会を説明してくれるビッグイベントです。

 

今回も1,000名以上の診断士が集まったそうです。

 

東京都中小企業診断士協会は支部が
中央、城北、城東、城西、城南、三多摩の6つ
分かれています。

同期の中でも
「どこの支部に入る~?」というのが
最近の話題“あるある”です!

 

スプリングフォーラムでは、
診断士同期にもたくさん会えましたし、
先輩方からたくさんの刺激を頂きました。

 

※なお東京協会だけでなく、例えば、神奈川県協会のように、
各地域に協会があります!

 

さて、本題です!

今回は運営管理の「VE」(前半)についてです!
平成26~28年出題されていて頻出論点です。
(※VE機能の詳細(後半)については、また次回に。)


では、まずはじめに問題です!

Q1:「VE」とは何ですか?説明せよ。

 

Q2: VEの基本ステップで正しいのは?
①機能評価→機能定義→代替案作成
②機能定義→代替案検討→機能評価
③機能定義→機能評価→代替案作成

 

Q3: VE5原則で間違っているものは?
①使用者優先の原則
②コスト本位の原則
③創造による変更の原則
④チーム・デザインの原則
⑤価値向上の原則

 

いかがですか??

 

 

 

結構難しいですよね。

では、1つずつ解説をしていきます。

 

Q1:VEとは何ですか?

そもそもVEって何の略でしたっけ??

 

そうです!

Value Engineering です!

 

Value=「価値」でイメージがつくとして、

“エンジニアリング”って何ですか?

→ 細分化、専門化した「技術」「知識」を一定の社会目標
 (の達成)に向けて結集し、新たな社会システムの構築や
  イノベーションに貢献する活動です。
※一般財団法人エンジニアリング協会
https://www.enaa.or.jp/about/whats(2018年4月14日最終閲覧)

 

では、
VE:バリューエンジニアリングとは

製品やサービスの「価値」を、
それが果たすべき「機能」
そのためにかける「コスト」との関係で把握し、
システム化された手順によって「価値」の向上をはかる手法。

※一般財団法人バリューエンジニアリング協会
https://www.sjve.org/vecan/ve(2018年4月14日最終閲覧)

 

いろいろ手順はありますが、
つまり「VEは価値の向上をはかる手法」ということです。

 

ここで覚えておきたいのは
VEにおける価値 = 機能/コスト です。

 

価値を上げるためには、どうすればよいか、は
上の式が頭にあれば大丈夫!!

機能  ↑↑   ↑   ↑         -

コスト  ↑   ―   ↓         ↓

 

でしたよね。

 

つぎはQ2を飛ばして先に

Q3: VE5原則で間違っているものは?

①使用者優先の原則 →〇
開発者の視点優先ではダメですよ!という事です。

例①)いっぱい機能が付いた方がいいだろう、といって
テレビのリモコンが複雑になる….。
使用者はもっとシンプルを求めているのでは!!

例②)カメラの画素数は高ければ高いほどよい?
多くの人は普通に使えれば十分!  などです。

 

②コスト本位の原則  →✖ 「機能本位の原則」〇
使用者が求めているのは、モノやコストではなく「機能」です。
「映画」というモノよりも、「映画」を通して
「どんな時間を使いたいか」「リフレッシュしたいか」
「非日常体験をしてみたいか」です。
 

③創造による変更の原則 →〇
機能を達成するためには、
既存にあるものをもっとよくする
・今までにないものを新しくつくる、の2つです。

 

④チーム・デザインの原則 →〇
開発に求められる知識は幅広いので、専門的な知識を持つ
メンバーとチームで開発にあたる必要があります。

 

⑤価値向上の原則 →〇
上の4つを総合した原則です。
VEにおける価値 = 機能/コスト  なので
→ 同じコストなら機能をより高く
→ 同じ機能ならコストをより低く 生産する必要があります。

 

この5つがなかなか覚えられなかったので、桃ちゃんは
カチソシキ(価値組織)と覚えました。
①~⑤の頭文字をとります。

 

シ 使用者優先の原則
キ 機能本位の原則
ソ 創造による変更の原則 
チ チーム・デザインの原則
カ 価値向上の原則

 

Q2: VEの基本ステップで正しいのは?
①機能評価→機能定義→代替案作成
②機能定義→代替案検討→機能評価
③機能定義→機能評価→代替案作成

 

これは③が正解です!

まずは、【機能定義】
情報を収集して、そもそもの「機能」を定義します。
例えばドリルの場合は「穴をあける」

 

次に【機能評価】
上記の機能を達成するために、
コストがいくらかかっているかを把握します。
「穴をあける」ためのコストはいくらか?

 

そして最後に【代替案作成】
ブレストなどでアイデアを出し、選抜したアイデアを
より具体的な案に落としていく段階です。

使用者はドリルが欲しいわけではなく、「穴をあけたい」のです。
ドリルにこだわらず、「穴をあける」ための代替案を考えます。

 

つまり、
「定義」 してから 「評価」 して、 「代替案作成」ですね。

具体的にどういう段階を踏むかを、大まかに掴んでから
詳細なことを覚えていくと、覚えやすいと思います!

VE機能の詳細(後半)については、また次回以降に!

 

以上、桃ちゃんでした!

 

✿:❀:✿:❀ 道場春セミナーのお知らせ ✿:❀:✿:❀

一発合格道場 春セミナー2018

☆道場メンバーやOBが診断士試験突破のために実施したことをお伝えします!
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==告知==
<8/11は道場夏セミナーin東京>です!
是非ご予定ください。(詳細は後日)
=====

 

みなさんこんにちは。ながです。
ロックますけんが紹介している通り、明日・明後日はTAC1次公開模試が開催されます。
受験される方、準備は万全ですか?

①やることの準備
【前日】
仕事を休むか、何を復習するか、何時まで勉強するか、夕食は何を食べるか、何時に寝るか…

【当日】
何時に起きるか、何分前に会場(近く)に着くか、休憩時間に何を見るか・何を食べるか、昼食は何を食べるか…

模試をただの練習にしないために、本試験を想定して、前日からの行動を1つ1つ考えておきましょう
当日になってあれこれ考えると、かなり焦ります。
最強の状態で臨むために、「準備は計画的に」です。

 

②気持ちの準備
いつもと異なる環境で、2日間で7科目をさばく、という経験はそう多くつめません。
必ず自分なりの目的(目標)をもって、本番だと思って本気で挑みましょう。
そして、できるだけ大きなプレッシャーを自分にかけましょう。
プレッシャーに強い人は、それだけで試験に強い
知識は60しかないけど本番で100%の力が出せる人と、知識は100あるけど本番で50%の力しか出せない人、どちらがいいですか。

答えは言わずもがな。

プレッシャーに強い、試験に強い人を目指して、模試に臨みましょう!
※よくこういう話をしますが、私自身メンタル面を非常に重視しています。
機会があれば、この話に関連する「レジリエンス」についても記事にしますね。

ちなみに、、、「①やることの準備」について、ながの解はこんな感じ。
(羅列で申し訳ないです)

【前日】
もちろん休む、各科目1.5hずつ過去問の見返し、18時に勉強完全終了、うどんととんかつ、23時就寝

【当日】
6時起床、1.5h前に会場近くのカフェに陣取り、単語帳とテキスト(事前にふせんを貼った暗記箇所)・ブラックサンダー、梅おにぎりとミックスサンドイッチ

ご参考まで。(「うどんととんかつ」のみまったくおススメしません)


さて、いつものごとく前置きが長くなりましたが、今日の渾身シリーズは「運営管理」
その中でも、店舗・販売管理に分類される『物流』に関して考えてみます。

『物流』というと・・・

「よくわかんないし、捨て問でしょ。」
「トラック乗ってる人でしょ?」
「佐川男子は好き」

・・・などなど、物流に長く従事している身としては、悲しいことではありますが、あまり良いイメージをもっていない、あるいはそもそもどんなものかイメージが湧かない人が多いように見受けられます。

しかし!

昨年度の試験で、『物流』分野の出題は5問(在庫管理も含めると6問)、点数にして11点(13点)
これは去年に限ったことではなく、毎年3~6問出題されています。
意外と出題多いんですよね。
ということで、完全な捨て問にしないために、今日は必ず押さえたいポイントを3つ見ていきたいと思います。

①物流センター
文字通り物流を行う拠点です。
最近では、マルチテナント型の巨大な物流施設がたくさんできています。一昔前の古い・汚い・・・などのマイナスイメージを払拭するべく、中にオシャレなカフェや託児所があるセンターもあり、時代に合わせどんどん進化しています。
中身を細かく切り分けするとキリがないので、少なくとも在庫型通過型の違いは分かるようにしておきましょう。

②ピッキング
顧客からの注文に従って、指定された商品を指定の数量だけ棚から取り、台車や段ボール、オリコンなどに投入する作業です。ピッキング内容は、リスト(紙)や音声指示、手持ち機械(ハンディターミナル)などで確認します。
ピッキングを大別とすると、トータル(グロス)ピッキングシングルピッキングの2つに分けられます。

③物流ABC(Activity Based costing)
ABC(Activity Based costing)とは活動(Activity)毎にコストを集め、活動ごとの原価を計算する手法です。
製造業で使われるこの手法を物流に応用したものが、物流ABCです。
物流問題というよりも計算問題として出題されることが多いですが、毎年のように見かける論点です。少なくとも「アクティビティ単価」は計算できるようにしておきましょう。

アクティビティ単価
アクティビティを1単位処理するのにかかるコスト
「アクティビティ原価/処理量」で求める

簡単にいってしまうと、その作業を1回行うのに何円かかるか?ということです。
それを踏まえてH25年度の第36問を解いてみましょう。

梱包作業1口当たりの単価を算出できればOKです。
答えは・・・コチラよりご確認ください。

他にも、3PL(荷主企業に代わって、物流業務を包括的に受託し、実行する事業者)、ブルウィップ効果(川下のわずかな需要変動が、増幅して川上に伝わっていくこと)、一貫パレチゼーション(荷物を出発地から到着地まで、同一のパレットに乗せて輸送・保管すること)などなど、なじみは薄いかもしれませんが、自身の余裕に応じて物流単語も覚えていきましょう。


いかがでしたか?
敬遠しがちな論点ですが、少しでも知識の足しになればと思います。
物流に関してのご質問や不明点があれば、お気軽にコメント欄にどうぞ!

それでは、最後に今日のお言葉。

『練習は本番のように、本番は練習のように』

改めて言いますが、模試も本試験のように、むしろ本試験以上に緊張感をもって臨みましょう!

以上、ながでした!

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みなさんこんにちは!たけぴょんです。

1次試験本番まであと1ヶ月ちょっととなりました。みなさんいかがお過ごしですか?梅雨ということもありなかなかテンションがあがらず悩んでいる方もいるかもしれませんね。でも、泣いても笑っても試験本番まであと1ヶ月ちょっとです。ここまで受験をあきらめず頑張ってきた自分を褒めてあげて、本番まで悔いの残らないよう駆け抜けてください!!無事2次試験のきっぷを勝ち取ったら、8月11日(金・祝日)「道場夏セミナー」に是非お越しください。「道場夏セミナーin大阪」も企画中ですので、関西方面の方は是非こちらも要チェックですよ。


さて、前回は財務・会計(前編)として出題傾向と留意点について書きました。今回の(後編)は「正確な知識と情報整理の重要性」と題して、過去問を題材に書きたいと思います。

 

以下は、平成26年度第13問の問題です。
もし可能な方は、まずこの問題を制限時間2分で解いてみてから、この後をお読みください。

以下は私が実際にこの問題を解いた際の頭の中で考えたこと&問題への書き込みです。

  • まず問題文の2行を一読。フリー・キャッシュフローを計算して解答群から適切なものを選ぶ問題か。⇒ここまでで、問題文1行目のフリー・キャッシュフローに下線を引く・・・(1)
  • キャッシュフローの計算式はどんなんだっけ、税引後営業利益+減価償却費だったな。
  • 問題文の【A社のデータ】に営業利益と減価償却費が既に書いてあるじゃないか!この問題楽勝じゃない?待てよ!この営業利益は頭に税引後とか書いてないぞ。ということは、、、あっ、一番下に法人税率40%って書いてある、これを使えっていうことか~。⇒ここまでで、営業利益200百万円の右側に「×(1-0.4)=120」と書き込み、また一番下の「法人税率40%」はここでもう使用済なので二重線で抹消。・・・(2)
  • あとは運転資金の増減の計算が必要だな。これ以外とややこしくてプラスとマイナスを逆にしてしまうことがあるから慎重に行かないと。運転資金の増減はどう計算するんだっけ?売上債権、棚卸資産の増加はキャッシュフロー上まだ回収できてないからマイナスになるな、負債の増加はその逆でキャッシュフローはプラスになるけど、、、、おおおっとおー、問題文は「減少」って書いてあるじゃないか、危ない危ない。ということは、支払っちゃったんだからキャッシュフロー上はマイナスだな。⇒ここまでで、売上債権増加額、棚卸資産の増加額、仕入債務の減少額の各々の金額の左側に「-」と書き込む。・・・(3)
  • 求めるものはフリーキャッシュフローだから、最後にキャッシュフローから設備投資額を差し引くのを忘れないようにしないとな。⇒ここまでで、当期の設備投資額の金額の左側に「-」と書き込み。当期の設備投資額と法人税率40%の間のところに、アンダーラインを引く・・・(4)
  • ⇒そして最後に、フリーキャッシュフローを計算(書き込みをみながら暗算)、計算結果をアンダーラインの下に書く・・・(5)

なお、計算結果は、
税引後営業利益120+減価償却費20-売上債権の増加額10-棚卸資産の増加額15-仕入債務の減少額5-当期の設備投資額40=70百万円と求まります。⇒その計算結果をもとに各選択肢を確認し、「」にマークする。・・・(6)

(1)~(6)を書き込みするとこうなります。

一見、この問題何の変哲もないフリーキャッシュフローを求める問題に思えますが、実際の正答率は40%未満(Dランク)でした。

なぜこのような低正答率になったのか考えてみると、H26年度は全体的に平均点が低かった年であったため、この問題に辿り着く前に心理的にかなり動揺して焦ってしまい、普段どおりであれば解ける問題なのに、ポカミスをして失点した受験生が相当数いたからではないかと推察できます。

因みに正解以外の選択肢をマークしてしまった原因はおそらく以下のとおりと推察できます。

  • 「イ」をマークした受験生⇒仕入債務の減少額を増加額と勘違いしフリーキャッシュフロー上マイナスして計算すべきところプラスして計算してしまった。
  • 「ウ」をマークした受験生⇒「売上債権の増加額」と「棚卸資産の増加額」をキャッシュフロー上マイナスして計算すべきところプラスして計算してしまった。
  •  「エ」をマークした受験生⇒営業利益-運転資金増減-当期の設備投資額で計算してしまった(営業利益を税引前のまま使い、減価償却費を計算上使わなかった)など。

このような失点を防ぐためには、以下のとおり「正確な知識」と「情報整理」が不可欠です。

  • 難問が散りばめられていても、問題全体をみて確実に得点できるものを見極め正答できる力。
  • この問題の場合で言えば、フリーキャッシュフローの計算式や運転資金増減の考え方を本番の極度の緊張状態でも正確に引き出せる知識として吸収できていること。
  •  いきなり計算しはじめるのではなく、まず問題文を情報整理し解答手順を組み立てた上で計算に着手する習慣が身についていること。

 


本番のような極度の緊張状態であっても、問題全体を見通して、自分が普段なら取れる問題を本番でも普段通りに得点できるよう、正確な知識の獲得と、いきなり計算しはじめるのではなく問題文を情報整理してから解く習慣を身に付けましょう。まだ時間はありますし、2次試験にも必ず活きてくる力です。

それでは、今日もみなさんお~元気で!

たけぴょんでした。

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一発道場の読者の皆さま、こんにちは。TOMです。

試験当日まで残すところ39日。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

泣いても笑ってもあと1ヶ月強基本的には新しいことには手を広げず、皆さんがこれまで利用してきたテキスト、問題集、過去問の振り返りを行いあやふやな所を無くしていくことで合格ラインを乗り越えましょう。そして、8月11日の夏の道場セミナーでお会いしましょう。


さて、今日は基本論点以外でチェックしておきたいことの「その2」ということで、英語問題についてお話しします。

英語問題・・・

皆さん、どう対応されてますか?

ただでさえ、覚えることが多い科目にもかかわらず、さらに英語ということで苦手意識を持たれ、本番でも飛ばす方がいらっしゃるかもしれません。

でも、待ってください。

毎年、英語問題は以下の通り出題されており、経営法務は全体として出題数が他の科目に比べると多くなく、1問あたりの配点が高いので、そのまま失うのはモッタイナイです。(これについては先代も同じ考えですね。

出題にも一定の傾向があります。昨年はあまりにタイムリーな時事ネタ(タックスヘイブン: TAX HAVEN)に絡めた出題だったので、問題を見たときには唸りましたが、過去10年間、凡その出題分野と出題の仕方は以下の通りです。

従い、残り限られた時間の中で当日の不戦敗を避け、喰らい付いていくには以下について押さえておきたいです。

  • 用語
    1. 英文契約書共通の独特な用語
    2. ライセンス契約の用語
    3. 国際取引での用語
  • 英文解釈のポイント
    1. 主語・述語を最初に見つけ、契約書の幹を把握すること
    2. 否定形に注意すること
  • 選択肢を選ぶ際に注意したいこと
    1. 知っている単語の意味があっても直ぐに選ばないこと

では、まず用語の復習です。

英文契約書に苦手意識を持たせる一つの要因は見慣れない単語や熟語が登場する点にあると思います。全体の文章としてはそれほど難解ではなくても、こうした用語が散りばめられると、読み進められなくなり、途中で挫折してしまうといった状況です。契約書の格調を持たせるためのような本質とは関係が薄い用語もありますので、落ち着いて対応したいです。

次にライセンス契約です。これは出題傾向を踏まえ重点的に押さえたいです。何でライセンス契約なのかと考えてみると、経営基盤が大企業に比べ弱い中小企業としては、いきなり独自に海外展開を行うのは困難です。現地企業とパートナーシップを構築しようとすると、売主であれ、買主であれライセンスの話は最初に登場せざるをえません。実務に即していると思います。

用語の最後は国際取引の用語です。直近では過去平成25年度に登場しているIncoterms2010は基本なので押さえたいです。これは輸出入に何らかの形で携わる方には実務上必須の知識です。全てを覚える必要はありませんが、主要な用語は暗記しましょう。完全に知識問題のため知らなければどうにもなりません。なお、Incotermsは定期的に見直しがされており、最新版が2010です。以前のIncotermsが使えないということはなく、売買当事者間でどのIncotermsに準拠するかを決めるのが一般です。また、費用負担と危険負担に関する規定はありますが、所有権移転に関しては規定していないので注意してください。

次に、英文解釈のポイントについてです。

英文解釈というと、まるで大学や高校の受験勉強のようですが、英文契約書は何が主語で何が述語かがわかりにくい場合がよくあります。主語の後に複数の述語があったり、単語や熟語が複数挿入されたり、倒置(主語と述語の順序が逆転)があったりするためです。最初に主語、述語を押さえ、契約書の幹(この契約書は何を述べたいのか)を把握しましょう。

英文解釈の最後は否定形です。no、not、unlessのような単語が登場したら一旦落ち着きましょう通常の否定の場合もあれば、続く文章にさらに否定形が登場し、意味が逆転する場合(二重否定)あります。

最後に選択肢についてです。

単語の意味や英文全体の構造を掴み、いざ選択肢を選ぶ際、ひっかけが潜んでいることがあります。選択肢に記憶と合致する単語の意味があるとツイツイ選んでしまいがちですが、一部一致しているだけで、選択肢全体としては、一致していないことがあります。落ち着いて選択しましょう。

診断士試験の知識は実務では使わない知識もあります。そのため、完全に試験対策という側面があり、モチベーションが上がらないこともありますが、英文契約書の知識は実務でも非常に重要と考えます。

例えば、「ある国の企業に製品の委託生産を依頼するような場合」、また、「とある国の企業から製品の売買を申し込まれた場合」、いずれも契約書は避けられませんし、Incotermsも必須知識です。

日本の人口が減る中、やはり日本の企業が生きていくには海外とのやり取りは必須だと思います。経営法務における英語関連問題はそうした背景からも重要な意味を持っています。診断士となった暁には実際に診断先の社長から海外展開に関し相談される可能性もあると思いますので、「今後も生きる知識」と腹を括って頂いて、是非、1問でももぎ取って合格しましょう。

平成19年度以降の過去問を元にまとめた用語集とIncoterms2010(主要タームのイメージ図)をここに置いておきますので、宜しければ復習にご利用ください。

以上、TOMでした。

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おはようございます。8代目のたっしーです。

いよいよ本格的な梅雨の時期となり、外出するのが嫌な時期になりましたね。逆に勉強するにはいい環境になったとも言えますので、引き続き学習計画を進めて下さい。

またご存知の方は少ないと思いますが、今月から「中小企業診断士の時間」というネットラジオがスタートしました。大阪府中小企業診断協会の広報委員会が中心となり、中小企業診断士の知名度と認知度の向上を目指して行っているそうです。
大阪府中小企業診断協会HP:リンク

試験とは直接関係ありませんが、試験に興味があったり、受験するかを迷いながら道場にたどり着いた方、リアルな「声」を聴ける珍しい機会だと思いますので、お時間あれば聴いてみて下さい。

================

さて、本題に。

占いは信じますか?

ちなみに、私はほとんど気にしません。
しかし、昨今の生産現場においては、占い(予知)が出来るようになっています。時事ネタからのスタートになりますが、「ロボット」「ビックデータ」「AI」「IoT」など、何かとニュースで取り上げられる機会が増えてきましたので、ご存知の方もいるかもしれませんが、IoTを「予知保全」に活用する動きが活発になっています。

「IoT」(Internet of Things:モノのインターネット)では、設備の稼働状況や稼働状態のデータを「収集」し、「可視化」した後に、「予測」を行って、「効率化」することで、生産性の向上や業務の効率化を図ることができると言われています。
ここで「予測」が出来るようになると、「予知保全」が行えるようになり、保全活動の効率化が実現します。

保全活動とは、設備を正常な状態に保ち、効率的な生産活動を維持するために行われる活動のことで、設備の高度化に伴い、重要性が高まっています。大まかに分類すると、以下の図になります。

この分野は、言葉の意味を知っていれば解答できる問題が多く出題されていますが、JISの記載がわかり辛い点もあるので、階層ごとに要点を対比して覚えると、整理して覚えることができます。

維持活動と改善活動
設備の性能を維持する維持活動と、性能劣化を修復/改善する改善活動。(落ちないようにする活動か、落ちたものを元に戻す活動か)
予防保全と事後保全
維持活動の中で、故障を予め防ぐ予防保全と、故障が発見された後で対応する事後保全。(事前か事後か)
定期保全と予知保全
予防保全の方法で、過去の記録や評価から周期を決めて行う定期保全と、劣化傾向を診断して最適な時期に最善の対策を行う予知保全。(時間を基準にしている保全か、状態を基準にしている保全か)
改良保全と保全予防
故障が起こらない設備に改良する改良保全と、保全活動を予め防ぐよう設計し直す保全予防。(今あるもので改良するか、新しく設計を行うか)

つまり「予知保全」とは、設備の性能を維持する維持活動の中で、故障を予め防ぐ予防保全の方法で、状態を基準に保全を行うこと、となります。

しっかりと準備もしていないのに、目標を語る資格はない。

2回目の登場になる、イチローさんのお言葉。目標に対する準備の大切さと、徹底して準備を行うことの重要性を語った、厳しいお言葉。ルーティンという言葉で代表されるように、徹底した準備を行うことは有名です。先日の世界の畠ちゃんが試験後の悔しさを生々しく記事にしていましたが、1マークに泣くことにならないように、事前準備はとても重要となります。

また私的にもう一つ注目点があったのですが、個人差はあるにしても、試験後に泣きそうになったり、目の前が真っ暗になったり、往生際の悪いことをしてみたり、不合格して4か月間立ち直れない程、「やりきっていた」ということ。
私の大学受験がその典型でしたが、「不合格」になっても悔しさがそこまでこみ上げてきませんでした。恐らく、そこまで「やりきって」いなかったのだと、振り返っています。(おかげで志望校は壊滅的な状況でした・・・)

当日に向けての事前準備と、やりきるためのモチベーション管理体調管理などの保全活動を行いながら、合格まで安定して走り抜けて下さい。

たっしー

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こんにちは!

受験生の皆様はすでに「ふぞろいな合格答案10」を入手されましたか?

私も執筆PJの一員として参加した、平成28年度試験の再現答案を集めて分析した本で、この週末からAmazonや全国の書店店頭で販売開始となりました!

もしまだ入手されていない方はぜひ早目に購入してくださいね。自分が関わったからお勧めしている…というわけでもなく、このシリーズは正解の公表されない二次試験を攻略するには必携と言われているだけあって、例年一次合格発表後には入手しにくくなり、中古本がプレミアをつけてAmazon等で売られる事もあるからなのです。

元々限られた市場のための本ですので、特に地方では書店での入手がしにくく、Amazonで売り切れてしまうとその後が大変という話を耳にしています。

私は先輩診断士の方から古いものを沢山譲っていただいて、その時に同時にこの情報も教えてもらっていたので助かりました。

今年一次初受験の方は「一次受かってから考えよう…」と思っていると、気が付くと入手困難になってしまいます! 万が一、二次受験が来年になってしまったとしても、それでも平成28年度試験の「ふぞろい10」は絶対に必要なはずですので、早めの入手をお勧めいたします。

 


 

さて、【渾身】シリーズ、しかも情報についての第二弾です…。

みんな必ず泣きたくなる、「経営情報システムの略語暗記」についてです。

今回は雑草流には珍しく、図がいっぱいでお送りします(笑)。

テキストを使って勉強していると、3文字・4文字のアルファベットの略語が山のように出てきて、何が何やらさっぱりわからなくなりますよね…。

何が重要かもわからないのでやみくもに覚えようとする→時間ばかりがかかるのに定着率が低く結果に結びつかない→モチベーションが下がる→尚更覚えられない、という悪循環になる方が多いのではないかと思います。

個人的にルナの場合は元々IT系の仕事に就いておりますし、一応「初級シスアド(昔の資格)」「基本情報技術者」もなんとかかんとか受かるレベルの下地はありました。

でも開発系とかは一切わかりませんし、基本的に「使わないものは覚えられない」というタイプなのでものすごくアドバンテージがあるわけでもないと思います。上記試験を受けた時も、この手の略語の暗記を意識をして行う事はあまり無かったように記憶しています。

診断士試験でも、情報では単語帳などを使った暗記はほぼ行いませんでした。(多少気になる単語をノートに書いて眺めるレベル)

その私が、試験が終わった現在、それぞれの略語についてどれだけ記憶しているか…というのをまず確認し、その上で覚え方のポイントをお伝えしようというのが今日の記事です。

1.略語を全て並べてみる

まず、TACのスピテキ(2015年12月発行版)索引から、アルファベットA~Zの略語を全て抜き出してみました。

Excelに入力すると全部で225の単語がありました。確かにこれを全て覚えようと思うと結構エグいですね…。

2.重要度をつけてみる

次に、それらの略語に「雑草流」重要度をつけてみました。

「1」は、今現在私が意味を説明できる・略さずに言える等、比較的しっかり覚えているものです。

「2」は、何に関連する略語かはしっかりわかるけど、類似している他の略語との区別をしっかり説明できるほどではないよ、というものです。つまり、全く関係ない文脈の中に出て来たら違和感を感じることはできる、というレベルですね。

「3」は、なんとなく「確かあの辺の領域の単語だったよなーーー」というおぼろげワードです。一次試験に出て来たらヒント程度にはなるかどうかのレベルになります。

「無印」は、そんなのありましたっけ?レベルです。個人的には、正直覚えなくてもいいんじゃない?と判断したモノだと思われます。

私が覚えている=重要、という判断が正しいかどうかはさておき、そんな「雑」な分類もあるなという事でご了承いただければ幸いです。(コレよりアレの方が重要だ、なぜならば…という論理的ご意見は一切受け付けません・笑)

3.重要度の高いものだけを抜き出してみる

225の中から、重要度「1」と「2」のものだけを抽出してみました。これで数が「149」に減りました。それでもまだ結構ありますね…。でもこの略語についてはどの領域(論点)で使われるものかのアタリをつけられるくらいにはなりたいものです。

ではどうするか…というと、ここからがポイント!

4.略語の末尾の文字を抜き出して並べ替える

その略語を構成する最後の単語が同じもの同士でまとめると覚えやすくなります。

そのため、ExcelでRIGHT関数を使って末尾の文字を取り出して並べ替えてみました。さらに末尾にバージョンを示す数字のあるものなどは、その前のアルファベットのところに移動しています。

5.まとめてみる

その中でも特にまとめられるものの数が多いのが、「L」「N」「P」です。

L=Language(言語)

オレンジに色づけしているのがLanguage(言語)です。11/15と割合も非常に高いです。

N=Network(ネットワーク)

こちらは絶対数は少ないですがかなり近い領域で使われる略語なので非常に覚えやすいです。4/7が該当します。

P=Protocol(通信規約・手順)

こちらが最も数が多いですね。15/20となっています。

6.まとめ

上記3つのアルファベットが末尾に入るものについては仲間外れのものも一緒に覚えてあげると、全部で42の略語を覚えることができます。

そうすると残りは「107」。そのうちのいくつかは普段の生活の中でも見聞きするものがあると思いますので、そこを引いてさらに残ったものだけ覚えるようにすれば、案外覚えやすいのではないかと思います。

暗記する時は0~100まで全部と考えると気が遠くなって嫌になりますので、重要度をつけて覚えやすいところから覚え、残りは重要度とリソースのバランスでどこまで覚えるかを判断するのがポイントです。

何度も言いますけど「覚えない」「勉強しない(してはいけない)」の判断は重要ですよ!

7.おまけ

L(言語)の略語の意味

DHTML 1 L Dynamic HTML
HTML 1 L HyperText Markup Language
HTML5 1 5 HTML Version5
SAML 2 L Security Assertion Markup Language
SMIL 2 L Security Assertion Markup Language
SQL 1 L Structured Query Language
SSL 1 L
URL 1 L
COBOL 2 L Common Business Oriented Language
FEAL 2 L
Open SSL 2 L
Perl 2 l Practical Extraction and Report Language
XHTML 2 L Extensible HTML
XML 2 L Extensible Markup Language
XSL 2 L Extensible Stylesheet Language

 

N(ネットワーク)の略語の意味

BETWEEN 1 N
ICANN 1 N
LAN 1 N Local Area Network
VAN 1 N Value-Added Network
VPN 1 N Virtual Private Network
WAN 1 N Wide Area Network
FORTRAN 2 N

 

P(プロトコル)の略語の意味

ASP 1 P
BMP 1 P
DHCP 1 P Dynamic Host Configuration Protocol
FTP 1 P File Transfer Protocol
HTTP 1 P HyperText Transfer Protocol
IMAP 1 P Internet Message Access Protocol
IP 1 P Internet Protocol
ISP 1 P
PHP 1 P
SMTP 1 P Simple Mail Transfer Protocol
TCP 1 P Transmission Control Protocol
TCP/IP 1 P 上記参照
VoIP 1 P Voice over Internet Protocol
WEP 1 P
MP3 1 3
POP3 1 3 Post Office Protocol version3
IPv4 1 4 Internet Protocol Version4
IPv6 1 6 Internet Protocol Version6
ARP 2 P Address Resolution Protocol
ICMP 2 P Internet Control Message Protocol
IPP 2 P internet printing protocol

↑↑↑↑↑今回使用したExcelファイルをDLしていただけるようにしました。

雑草流的慎重を期して作成しましたが、当ファイルの利用については自己責任でお願いいたします。

特に重要度の割り振りなども主観的なものですので、そこはご理解いただけますようお願いいたします。

 

次回も…、もしかしたら「情報暗記」の手法になりそうです。

残りあと、1ヶ月半位になりましたね。重要度の判断と取捨に留意して夏を迎えてくださいね!

 

今日の雑草魂:「暗記するべき項目は覚えやすいものから覚えた残りを、重要度で取捨して数を減らして取り組む!!!」

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皆さん、こんにちは!そのです。一応本業は製造業です。
前回記事
の続きとして、【渾身】シリーズの生産管理テーマでお伝えしたいと思います。

前回は、生産管理分野が分かりにくい理由のうち、
1.言葉の定義が分かりにくい
について考えてみました。

今回は、
2.論点の階層が分かりにくい
3.イメージがつきにくい
このあたりに向き合ってみます。

前回、「生産管理」、あるいは「管理」という言葉の定義自体がMECEにならないので、ある程度割り切る事が必要…と書きました。
でも、しっかり階層でイメージしないと、特に二次試験では、今何の話をしているのか分からない、解答骨子をどう組み立てていいか分からない…ということになりかねません。

因みに、二次試験の事例Ⅲは、「複数の設問で、同じことを聞かれている気がする」という現象がよく起こります。解答テクニックの中には、「敢えて同じ解答を複数設問に被せてしまう(加点狙い)」というのもあります。確かにそれも賢いやり方なのですが、予件文を極力階層に分けてしっかり捉えることで、それぞれの設問の位置づけが見えてきます。不思議なことに、それが見えるようになる、〈開眼〉する瞬間ってあるんですよ。私も最初は苦労したのですが、そこに行きつくと途端に楽になりました。
「論点を正しく捉える」にはコツがあり、言語で捉えるのが得意図で捉えるのが得意、など個人個人で相性もあるのですが、私は試験勉強の奥の手として、妄想で捉えるという変わったことをしていました。
頭の中でドラマ仕立てにし、キャラ立ちを考えてみるのです。
(これを知人に話したら「意味わかんないww」と一蹴されました。もしかすると通じるのはごく一部の方かもしれませんが、もう綺麗ごとは言っていられない時期なのでほんの少~しでもヒントになれば本望です!)

今回は、実際にC社の生産本部で働いている人達の所属と、仕事、それに顔と性格と人間関係を妄想してみます!


今回の妄想の決め手は、階層でイメージしたい内容を組織図として作成し、それぞれの人に仕事を割り振ってみる事です。普段「訳わかんない」と思っている勉強内容が、実際にある「人」の仕事になって、それでお給料を貰っていると妄想すると、なんだか現実味を帯びてくる気がしませんか。

~事務棟の人達~


生産管理部長 兼 工程管理グループ長

経営者の右腕として生産を管理する立場。職歴の長い世渡り上手。工場長と立場は同列だが、現場を下に見るところがあり工場側からは嫌われている。
最近、事業拡大にあたり「生産統制」を重要視、生産統制課を独立させた。

生産管理部 工程管理グループ 生産計画課長

生産工場内の事務棟に勤務し、生産計画を一手に担う責任者。常に事業の先を見通し、必要に応じて設備配置(工程計画)や人員配置(負荷計画)も担当する。経営トップからの情報は早く、俯瞰的な視点を持って的確な計画を作り出すが、現場レベルとのギャップが度々生じ、工場側から敵対視される事に頭を抱えている。
日程計画、工程計画、負荷計画を頭脳明晰な3人の部下に任せている。

[日程計画担当 a主任]
・上層部が決めた大日程計画中日程計画を元に、小日程計画を作成。従来通りフォワード方式で作成していたが、色々勉強してトヨタ式のバックワード方式を取り入れるか悩み中。ジョブショップディスパッチング法など)、フローショップPERTアローダイアグラムクリティカルパス)といったスケジューリング方法は製品の特性によって変わるが、新製品の生産開始の際など、適切な方法を選択する判断力には自信がある。
[工程計画担当 b主任」]
連続生産個別生産ロット生産、の生産方式の決定を行う。また、部品加工では、固定式機能別製品別レイアウトなどレイアウトの決定(SLP:システマティックレイアウトプランニング)、組立加工では、ライン生産セル生産、の方式も決定する。ライン・バランシングも常にテーマとして持つ。仕事の幅は広く、責任が大きい。
[負荷計画担当 c主任]
・負荷と能力のバランスや稼働率の安定を調整する。機械設備の増強(または削減)といった投資に関わる事、就業時間の延長や作業員の増強(または削減)といった人事労務に関わる事を担当するシビアな仕事である。生産統制課の余力管理と連携して計画にあたる。IEの専門知識を持つ。

生産管理部 工程管理グループ 生産統制課長

生産管理の計画と実施のコントロールを円滑にし、生産効率と品質を高める為に新設された(工場から独立した)新しい課の責任者。立ち位置ははっきり言って事務方と現場の板挟みでストレスが多い。
作業手配、進捗管理、現品管理、余力管理をフットワークの軽い4人の部下に任せている。


[作業手配担当 d主任]

・生産統制における計画機能である、「差立て」を担当している。どの作業を、いつ、どの機械で、誰にやらせるか、という具体的な作業指示を行っている。毎日工場に出入りし、朝礼と夕礼に参加する。
[進捗管理担当 e主任]
・計画通りに作業が進んでいるかをチェックする。ガントチャートカムアップシステム製造三角図などを用いて管理する。チェックだけではなく対策も考えなければいけないのが大変である。進捗状況は日々変化するので、常に仕事に追われている感を持っている。
[現品管理担当 f主任]
・部品や材料、仕掛品について、何がどこにあるのかチェックする。ものが無くなる、という一見くだらないトラブルに取組むが、責任者を明確にしたり、保管場所を明確にしたり5Sの徹底など、地道な取組みに即効性があり、効果が目に見えやすいので次々QC活動を企画したり、楽しく業務にあたっている。
[余力管理担当 g主任]
・負荷計画で調整している、人員配置、設備配置が適切であるか、工場の現場に出入りしてチェックする。人に関わる事を事務方に報告するので工場では煙たがられている。本人は、何と言われようが正しく状況を報告する、公正な仕事をモットーとしている。

~工場の人達~

生産実施部長(工場長)

現場たたき上げのエンジニア。工場での管理は高度なマネジメントそのものであり、①作業管理、②設備管理、については工場長みずから付帯業務として現場の状況を正しくチェックしている。③資材・購買管理は、工場長自ら責任を持つほかに外部とのやり取りが必要な外注管理を含むので業務量が多く、専任の部下を配置。事務方と対立する事も多いが、基幹ラインとして高いプロ意識を持ち、現場第一主義で経営トップにも対等に接する。

①作業管理
・日々、現場の実態を把握し、3SECRSなどの作業改善を指導している。それぞれの作業チームへQC活動も推奨している。
②設備管理
・日々、設備の状態を把握し、予防保全事後保全改良保全保全予防、といった保全活動を行う。設備投資に関わる為、生産管理部と連携を密にしている。工場レイアウトの実態把握も重要で、SLPの検証などを行っている。
③資材・購買管理[資材・購買管理担当 h課長]
ABC分析などで重点資材を整理した上で、定量発注方式定期発注方式を選択し、適切な資材発注を任されている。また、外注管理を任されている他、資材所要量計画(MRP)については独自のシステムを取り入れており、その管理も担当している。業務の幅が広く多忙であるが、現場にいないと中々出来ない仕事なので、事務方に任せられない、と対抗意識も強い。

長くなってしまいましたので、この辺で。実は他にもいろいろな妄想癖を駆使して、試験勉強をしていましたので、そのうちまた書ければと思います・・・!

大丈夫、あなたは、ぜ~~~ったい合格しますから!
待ってます、そのでした!

 

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みなさんこんにちは、ながです。
1次試験本番まであと50日を切りました。いよいよ近づいてきたな…という感じがしますね。

1年前を振り返ると、私はこの時期から胃痛に悩まされていました。
本試験が近づいてくるプレッシャーや思うように進まない勉強、点が伸びない答練・・・
もともとか弱い私の胃腸は、数々のストレスに悲鳴を上げていたのでしょう。
結局、この胃痛と本試験までお付き合いしていきましたが、今考えると、休む勇気も必要だったな、と感じます。
ムリをすることも時に必要かと思いますが、思い切って休むことも同じくらい必要なことかと思います。
これから1ヵ月は特にムリをしがちな時期ですが、時にはゆったり休んでリフレッシュしてみましょう。
(当たり前ですが、ずっとゆったりは×です)

さて、今回は1次試験の1発目、「経済学・経済政策」についてです。


「経済学・経済政策」は、本試験では最初の科目であり、できればスタートダッシュをきって、良い感覚で次以降の科目につなげていきたいところ。
本科目の特徴や出題傾向、IS-LM曲線については、先日ロックが書いてくれたため、今回は「乗数理論」に絞ってお話していく。

■乗数効果
グラフ縦軸に含まれる需要要素(投資I、政府支出G、独立租税T₀、輸出X、独立輸入M₀)の値を変化させたときに、均衡国民所得がどれだけ変化するかというものを考察する理論

ざっくりと簡単にいうと、投資や政府支出を増加させたら、均衡国民所得はどれだけ増えるか、ということ。
「政府支出が10兆円増えたとき、均衡国民所得が40兆円増える」ということになれば、乗数は「4」ということになる。

■乗数のまとめ
限界消費性向をc、比例税の税率をt、限界輸入性向をmとして、各乗数の式は以下のように表される。

なお、租税乗数の分子にマイナスがついているのは、租税が増えること(増税)は国民所得を減少させるから
少々ややこしい表現となるが、租税が1単位増加したときに、その-c / 1-c倍国民所得が増加する(要するにはc/1-c倍国民所得が減少する)ということである。
こんな形で書いてはみたが、こんな多くのパターン覚えられないし、いちいち数式を変形して計算するのは、ミスも多くなる。
よって、すべてを1つにまとめてみる。

覚えるべき数式はこれだけ!
設問で与えられていないものは省けばOK。
分子は、投資や政府支出のときは「1」で、租税効果の時だけ「-c」となる。

■昨年度の過去問にチャレンジ!
では、上記数式を使ってH28年度第8問(設問1)を解いてみる。
c=0.8のみ与えられているので、上記式に当てはめる。与えられていないtとmは省く。
<政府支出乗数>

<租税乗数>

数式を覚えていれば、数字をはめるだけで簡単にできたはず。

また、0<c<1であるため、租税乗数(の絶対値)のほうが、投資乗数や政府支出乗数よりも小さいことが理解できていれば(c/1-c < 1/1-c)、選択肢アとイは確実に除外でき、選択肢を絞ることもできた。

乗数理論が出題されたら、この数式を使って確実にモノにしたいところだ。


以上、今日はここまで!

苦手な方も多いこの科目ですが、ポイントさえ押さえれば確実に稼げる設問も多くあります。
そして、私が個人的に思うのは、経済は習うより慣れろ!ということ。
頭の中だけで悩みがちですが、自分でとにかくグラフを書いてみる、曲線の動きを指や鉛筆で確かめてみる、といった「体で覚える」ことも有効かと思います。

それでは、最後に本日のお言葉。
テキストに何度も登場するこの方から、お言葉いただきましょう。

『この世で一番むずかしいのは新しい考えを受け入れることではなく、古い考えを忘れることだ。』
(ジョン・メイナード・ケインズ/経済学者)

以上、ながでした!

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一発道場の読者の皆さま、こんにちは。TOMです。

TOMは先月、勤務場所である東京と自宅のある千葉の両方の診断士協会に入り、少しずつではありますが、診断士の活動に触れつつあります。実際の活動はこれからですが、東京では企業内診断士向けのマスターコースと研究会に参加することにしました。マスターコースと研究会については初代JCの投稿がありますので、ご参考にしてください。合格した翌年にはマスターコースや研究会で新たな学びが始まります。


さて、6月度は道場恒例の「渾身シリーズ」にも関わらず、前回タイトルに渾身を付け忘れてしまいました。今月はもう一回投稿予定ですが、いずれも「渾身」でお届けします。

試験本番に近づくと理屈を理解していれば複数年対応可能な次の科目よりも、

  • 企業経営理論
  • 運営管理
  • 財務会計
  • 経済学・経済政策

時代のトレンドや環境の変化により毎年の出題内容に変化があり、これまでに学んだことがそのまま活かせない可能性のある次の科目に注力することになると思います。

  • 経営法務
  • 経営情報システム
  • 中小企業経営・政策

5月から自分自身の復習も兼ね「経営情報システム」をお届けしてきましたが、今月2回は暗記科目と言われる残り2つ、「中小企業経営・政策」と「経営法務」のうち、「経営法務」についてお話させて頂きます。

残り2ヶ月を切った状態で合格点に近づくには、ロックも3月に述べている通り、分野としてはいわゆる以下の2つに集中的に取り組むことです。

  • 会社法
  • 知的財産法

その上で、更なる高みを狙う場合、次の切り口を押さえておきたいです。

  • 改正法
  • 英語問題

改正法については先日、畠ちゃんが触れています今年の5月30日に改正個人情報保護法の全面施行がありました。全ての事業者に影響するため(取り扱う個人情報の数が5000以下である事業者を規制の対象外とする制度を廃止)、従来、対象外であった中小企業にも影響があり、要チェックです。(ちなみに、個人情報保護法は平成19年度の第11問で選択肢として登場しています。それ以外は過去10年ではありません。)

一方で今年は改正個人情報保護法を除くと診断士試験という観点からはコレッと言ったものが見つけれらなかった(申し訳ないです)ので、昨年施行となった法2点について紹介します。

1点目は不正競争防止法です。

この法律、平成24年度以降、過去5年間の出題を確認すると、平成25年度を除き毎年出題されています。昨年も第11問と第12問で出題されていますが、昨年の問題はいずれも改正には触れていませんでした。

改正の背景は以下です。

  1. 営業秘密の価値の再認識(知財の秘匿化:あえて特許を取得せず)
  2. 営業秘密侵害の危険性の高まり(営業秘密漏洩事件の増加&ITの進化)

改正のポイントは以下です。

  1. 刑事上・民事上の保護範囲の拡大
    1. 営業秘密の転得者処罰範囲の拡大
      • 従来は2次取得者まで。改正後は3次取得者以降も
    2. 営業秘密侵害品の譲渡・輸出品等の規制
      • 特許品の侵害品と同じように営業秘密の不正使用により生産した製品の譲渡・輸出入等禁止
    3. 未遂行為の処罰
      • 情報技術の高度化を踏まえ、営業秘密の不正取得や不正開示等の未遂を処罰
    4. 国外犯処罰の範囲拡大
      • 海外サーバー等に保管された営業秘密を海外において不正取得する行為も処罰。
  2. 罰則の強化等による抑止力の向上
    1. 罰金刑の上限引き上げ等
      • 罰金が1000万円以下から2000万円以下へ(懲役は変わらず10年以下)
      • 非親告罪となり、被害者等からの告訴がなくても裁判が可能に。
    2. 任意的没収規定の導入
      • 犯罪収益を裁判所の判断で没収することが可能に。
  3. 民事救済の実効性の向上
    1. 立証負担の軽減
      • 民事訴訟上の立証責任を転換。侵害者(被告)が「違法に取得した技術を使っていないことを」立証
    2. 除斥期間の延長
      • 営業秘密の不正使用に対する差止請求の期間制限が20年に

いずれも企業の営業秘密漏洩事件の大型化、増加が影響していますね。

2点目は特許法です。

こちらは昨年第7問で出題されてしまいました。改正に合わせポイント4つがそのまま出てしまいましたので、今年は出題済みという観点で押さえておけば良いかと思います。

改正の背景は以下です。

  1. グローバル競争が進化する中、イノベーションを促進するには研究者の研究開発活動に対するインセンティブの確保企業の競争力強化を共に実現するための環境整備が必要。

改正のポイントは以下です。

  1. 職務発明の活性化
    1. あらかじめ職務発明規程等で意思表示をした場合、発明に関する特許を受ける権利を初めから法人帰属とすることが可能となる。(意思表示していない場合は従来通り従業員帰属。)
    2. 発明者に対して「相当の金銭その他の経済上の利益(インセンティブ)を受ける権利」を付与。(従業員の発明を従来通り奨励)
    3. 法人と発明者の間でのインセンティブの取り決めには指針(ガイドライン)を定める。
  2. 特許料等の改定
    1. 特許料及び特許出願料を10%程度引き下げ
    2. 商標登録量を25%程度、更新登録料を20%程度引き下げ
  3. 特許法条約(PLT:Patent Law Treaty)への加入
    1. 各国で異なる特許出願等に関する手続の統一化及び 簡素化を目的とし、出願人の利便性向上及び負担軽減を図る
  4. シンガポール条約(STLT:Singapore Treaty on the Law of Trademarks)への加入
    1. 各国で異なる商標登録出願等に 関する手続の統一化及び簡素化を目的とし、出願人の利便性向上及び負担軽減を図る

「職務発明の活性化」は「発明の対価」を巡る企業の訴訟リスク軽減ですね。

なお、今回の投稿にあたっては以下の資料等を参考にしております。

次回は、英語問題(英文契約書等で登場する用語など)について触れたいと思います。

以上、TOMでした。

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みなさんこんにちは!たけぴょんです。

1次試験本番まであと51日、2次試験本番まであと129日となりました。みなさんいかがお過ごしですか。今回は2次事例Ⅳも見据え財務・会計をいかに攻略するかについて書きたいと思います。


■時間配分が重要~知識問題の処理がガギ■
下表は過去5年間の正答率割合をまとめたものです。

財務・会計は25マーク、1マーク4点の出題がほぼ定着しています(平成25年度のみ26マーク出題)。H24とH26は荒れた年でこういう年に当たると60点以上とるのはなかなか難しくなるかもしれませんが、それでもA+B問題を見極めしっかり対応できればあとは期待値計算で何とか40点足切りを回避できるのではないかと思います。一方、H25・27・28のような荒れない年であればA+B問題が6割程度を占める傾向にあるため、財務の苦手な方でも対策次第で十分60点以上を狙えると思います。

ただし、本番でA+B問題を落ち着いて仕留めるためには、時間配分がうまく行えるようになることが必要です。財務・会計は試験時間60分で25マークですので、1マークあたりに使える解答時間は2~3分しかありません。このため、知識問題などはかけても1分以内で片付け、その浮いた時間を経営分析等比較的時間のかかる問題に充てていくことが必要になってきます。財務・会計ときくと計算問題のイメージが先行しがちですが、例年3~5割は知識問題ですので、計算問題と知識問題各々バランス良く対策することが重要です。因みに、私が受けたH28の場合、以下のとおり知識問題がなんと約半分を占めていました。

■「ファイナンス+2次事例Ⅳ頻出単元」を重点的に■
下表はスピテキの章立てと1次試験の出題数および2次事例Ⅳの出題領域の関係を表にしたものです。

1次試験はファイナンスから全25マーク中、7~13マーク出題されるため、ファイナンスである程度点数が稼げるようにすることが最重要です。ファイナンスは年度にもよりますが約半分が知識問題ですし、計算問題もCAPMなど公式がしっかり頭に入っていれば解けるものも多いので、財務に苦手意識のある方でも比較的対策しやすい単元ではないかと思います。これに2次事例Ⅳ頻出単元である経営分析、管理会計、意思決定会計、CF計算書を加えると、1次試験出題の5~6割程度はカバーすることになるので、簿記の知識のない方などは1次試験までの残り日数と2次試験合格までを見据えると、ファイナンス+2次事例Ⅳ頻出単元を重点的に強化するのが時間対効果の高い勉強ではないかと思います。

■注意点:財務・会計は計算するほど落ちる■
1次試験は、そもそも電卓を使用しない前提の試験ですので、解答は基本的にきりのいい数字になるように問題が作られていますし、複雑な計算を要しない問題がほとんどです。2次試験に関しても、こちらは電卓使用前提のため解答が端数となり最後に四捨五入するような問題もありますが、簿記の試験のように電卓を何度も叩いて解答を導くという問題は経験上ほとんどありません。ですので、もしご自分が財務・会計の問題を解く際にいきなり計算からはじめている場合は要注意です。特に2次試験は計算するほど落ちる試験と心得ましょう。
これは本当に留意いただきたいのですが、診断士試験の財務・会計において計算力はあまり求められていません。求められているのは「情報整理力」です。例えば、「損益分岐点比率が解答として求められているのであれば、損益分岐点売上高と売上高が必要だな、そして損益分岐点売上高を求めるためには固定費と変動比率(または限界利益率)が必要だな」というように、問題文を読んで計算手順を組み立て必要な情報を抽出し整理する力が求められているのです。1次試験にせよ、2次試験にせよ問題を解く際は問題文を読んでいきなり計算をはじめるのではなく、まず計算手順を組み立てた上で計算しはじめることを心がけましょう。これが習慣づくと解答を導くにあたって計算はさほど必要ないことに気づくと思います。


今回はここまで。

次回は、財務・会計に求められる「情報整理力」について、実際に1次の過去問を題材にしてご紹介したいと思います。
【渾身】はまだ続きます!

それでは、今日もみなさんお~元気で!

たけぴょんでした。

 

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みなさん、こんちには。ITOです。

昨日のたっしーの記事にもありましたが、試験勉強のし過ぎで新聞やニュースから離れてしまっていませんか?

2017年4月18日、「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」を策定しました、という記事が経済産業省から出されています。

2025年までに該当コンビニの全ての取り扱い商品に電子タグを貼付け、商品の個別管理を実現する。
2018年を目途に、該当コンビニは、特定の地域で、取り扱い商品に電子タグを貼付け、商品の個別管理を実現するための実験を開始する。
(経済産業省:http://www.meti.go.jp/press/2017/04/20170418005/20170418005.html 一部抜粋)

2018年というと、来年じゃないですか!診断士の資格は、実際の企業の支援でもありますので、新聞やニュースで時事問題、新技術の動向、流行などをしっかりキャッチアップしておきましょう。

ということで、渾身シリーズとして、運営管理の販売流通情報システムを取り上げたいと思います。
大別すると、
  1.POS(バーコード)
  2.RFID
  3.EDI
  4.CRM
となりますが、「EDI」は、いろいろありますが、「XML」のみ覚えておけばよいかと。
XMLについては、経営情報システムでも勉強してますよね?)
「CRM」はあまり頻出でもないので、「POS」と「RFID」に選択と集中。

1.POS(Point Of Sales)
みなさんご存知のPOSレジ。コンビニとかスーパーでピッ、あれ。
導入のメリットは、レジ業務の効率化と店内業務の効率化。
参考書にはいろいろ書いてありますが、ITO的には利用方法を抑えておくべし。

A.売れ筋管理・死に筋管理
B.販促<コーザルデータ(価格以外の要因。天気、気温など)との関係性から品揃え、価格をコントロール>
C.PI値(Purchase Incidence):購入率。レジ通過客(1000人あたり)の購入金額、点数。
D.陳列管理
E.プロモーションへの活用

陳列管理はさらにブレイクダウンして
  ・プラノグラム(棚割り)Plan on Diagram
⇒ 覚えにくいときは、短縮前の言葉に戻るのが基本。プラノ=Plan=計画⇒棚割り計画か、と連想。
  ・ショッピングバスケット分析:あまりにも有名な「おむつとビール」

プロモーションもブレイクダウンして
  ・FSP(Frequent Shoppers program):Frequent=頻度、高頻度購買の優良顧客むけプログラム
  ・RFM(Recency Frequency Monetary):最終購買日、頻度、金額で優良顧客を見分ける

POSレジといえば、やはりバーコード
バーコードで覚えておくべきは、最初の2桁(プレフィックス)
・インストアーマーキング(自店内で印刷) 02,20~29
・JANコード(国際的共通商品コード) 日本は 49,45
原産国ではなく、供給業者の国コードであることだけ要注意!

2.RFID(Radio Frequecy IDentification)

またまた省略横文字。でも慌てない。RF/ID とわけて覚える。要は無線(=ラジオ)でIDを見分けてる。
見分ける方法はICタグ無線ICタグ、RFIDタグ、電子タグなど表現はいろいろ。診断士試験では紛らわしく表現するのが多いから、まとめて全部ICタグと記憶すべし。
○メリット:小型、軽量、低コスト、読み書き可能、遠隔・非接触、同時に大量に読み書き可能
⇒ 冒頭の「コンビニ電子タグ」を思いだそう。バーコードに代わるものとして電子タグ。

このメリットを活かした活用方法としては「トレーサビリティ」
狂牛病の問題が出たときに、全頭検査、トレーサビリティが注目されたことを思い出そう。
原料や製品等の取り扱い記録を残すことで、製造元から販売先まで追跡(=トレース)できる。

さて、どうでしたでしょうか?
これだけしっかり覚えておくだけで、毎年平均4~5問はとれると思います。
選択と集中。限りあるリソース(時間・記憶)を有効に活用し、1次試験を乗り越えましょう。

以上、ITOでした。
ではでは。

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おはようございます。8代目のたっしーです。

1次試験まで、残り時間もだいぶ短くなってきました。
体調に気を付けながら、合格に向かって邁進してください。

本日は最近私が実務でも活用した、経営情報システムから渾身シリーズでお届けします。

================

さて、本題に。

最近、ニュースは見ていますか?

時事ネタと言えば、経営法務で法改正の論点が問われたり、文章問題で毎年狙った問題が有名です(今年はアイスクリームの「診断くん」?)。

私は平日23時のワールドビジネスサテライト@テレビ東京を見て、時事ネタや世の中の動きを情報収集していました。ながも書いていましたが、(相内アナで癒されるだけでなく)試験対策に関連した話題もあり、一石二鳥(癒しと勉強)と思い、就寝前のルーティンにしていました。

昨年の経営情報システムでも、マイナンバー関連で出題があったり、時代の流れを反映してきています。特に近年では、不正アクセスやマルウェアによる情報漏洩流出のニュースが多く、またセキュリティ対策関連については毎年出題がされていますので、ここは重要な分野になります。

そして今年から、サイバーセキュリティ対策の重要性の高まりにあわせて、新しい資格が制定されました。ますますこの分野の重要性が、社会的に高まっているのだと思います。

「情報セキュリティ対策」は、「情報の機密性、完全性、可用性を維持すること」と定義され、代表的な対策は以下の表となります。

一言ポイントは記載しましたが、もし「これなんだっけ?」となる点があれば、まずしっかりと言葉の意味や役割の確認をして下さい。
(無線LANの対策と運用面での対策も、併せて確認すると効果的です)

その上で、私もそうだったのですが言葉はなんとなく覚えられても、実際の現場を見ることも少ないので、なかなかイメージが難しい分野だと思います。そこでイメージを掴み、記憶から理解に落とし込むために、この分野では「動画」が活用できます。

情報処理機構が企業やセキュリティ担当者に向けて、セキュリティ啓発の動画をアップしています。実務者向けのため少し難しいですが、実際の企業をイメージしている点と、不正アクセスやランサムウェアなどの映像も見ることができる点から、特に独学の方へは活用できるコンテンツだと思います。

  • 映像で知る情報セキュリティ~映像コンテンツ一覧~
    リンク:情報処理機構HP

独断でのおすすめ動画は、以下の5本です。受験用のコンテンツではないので、イメージを掴んだり、理解を補助するツールとして、空時間等にご活用ください。
(リンクは全て情報処理機構のYOUTUBEページになります)

  • 動画で知ろう!クロスサイト・スクリプティングの被害!:リンク
  • 情報を漏らしたのは誰だ? ~内部不正と情報漏えい対策~:リンク
  • デモで知る!標的型攻撃によるパソコン乗っ取りの脅威と対策:リンク
  • 組織の情報資産を守れ! ~標的型サイバー攻撃に備えたマネジメント~:リンク
  • ランサムウェア「WannaCry (WannaCryptor)」感染実演デモ:リンク
原因は何十年かのちに学者が明らかにするだろうが、行動する経営者としては待っていられないだろう。使えるもの、分かったことはどんどん使いなさい。

これはマネジメント研究の第一人者で、日本でもなお経営者に高い人気を誇っている、ピーター・ドラッカーの言葉。貪欲に新しいことを取り入れる気持ちと、今正しいと思われることへの実践を重視した、厳しい言葉

受験対策の方法や使用されるツールなどは、様々な進化によって変わっていくものだと思います。自分にとって使えると判断できれば、新しいものでも貪欲に取り入れることは、重要だと思います。
残り時間は限られていますので、空き時間やリフレッシュの時間も有効に活用しながら、「選択と集中」を忘れないようにして下さい。

たっしー

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みなさんこんにちは、ゆっこです。いよいよ先週から梅雨入り。寝具の調整が難しく体調を崩しやすい季節ですね。我が家の次男坊も夏風邪をひいた様子です。。疲れが溜まっているとダウンしやすいですので睡眠不足には要注意です。本試験に向け、体調管理にも十分気をつけて計画的にお過ごしくださいね

さて、6月の渾身シリーズ、メンバーそれぞれできるだけ他のメンバーとネタが被らないようにと色々考えながら日々渾身の力を振り絞ってブログの更新に勤しんでいます。ここのところ、中小、運営、情報、経済、財務、法務と来ていましたので、今日は企業経営理論のマーケティング論から、消費者購買行動をテーマにお届けします。

消費者の行動、つまり日常の私たちの行動ですので、中身としては非常にわかりやすいものだと思います。それを体系的にまとめるとこういうことになるのね、と受験勉強中にやたら感心した記憶があります。

毎度お馴染みのP.コトラー先生によると、購買の意思決定は次のようなプロセスを踏んで行われます。

①問題認知②情報探索③代替品評価④購買決定⑤購買後の行動

早速ですが、先日私が仕事上必要となるICレコーダーを購入した時の行動を例に、消費者行動についておさらいしましょう。ところどころに試験に出る可能性のある用語散りばめられていますので、イメージしながら重要ワードを押さえてくださいね!

 

さて、仕事でICレコーダが必要になる、と知った(①問題認知)ゆっこは、今までICレコーダーに関する知識が全くなかったのでどこのメーカーがどんなラインナップを出しているのか、値段はどのくらいのものなのか、を調べることにしました(②情報探索)。

ここで、もし昔ICレコーダーを買ったことがある、家族が買ったことがある、などの経験があればまずはそこから情報を得ようとします(=内部探索)。しかし今回の場合全く知識がなかったので、インターネット検索やメーカーの HP、ICレコーダーを既に購入していた知人から情報を得ました(=外部探索)。

ゆっこにとってICレコーダーは、一度買ったら滅多に買い直すものではなく、仕事で使うものなのである程度の性能は担保したい。それに、あんまりちゃちなものを持ち歩いていると診断士としてカッコ悪い(笑)。といったある程度のこだわりがありました(=関与が高い)。そこで、他の診断士の方々(=準拠集団)がどの程度のものを買っているのかな?といったことも意識し、一定の労力をかけて私のニーズにあった商品を探しました(=拡大的問題解決)。

もしもこれが日常的に購入している食パンやトイレットペーパーなどの品物でしたら何の迷いもなく”いつもの”ものを購入します(=定型的問題解決)。あるいは、我が家で車を買い替えようとした場合、ミニバンタイプで選ぶというのがほぼ決定していますので、その中からどのメーカーがいいのかな?と探します(=限定的問題解決)。

話をICレコーダーに戻します。いろいろ調べていくうちに、診断士がヒアリングやインタビュー、セミナーなどで使うぶんには、最上級のものまでは必要ないことがわかったので、中の上くらいのレベルに絞ってメーカーごとの違いを比べることにしました(③代替品評価)。その中で、機能面、デザイン面、口コミを参考に、S社とO社を迷った挙句O社の製品に決定し(④購買決定)、家電量販店で購入しました。

今回の場合、とても満足のいくお買い物でしたので、SNSに投稿しました(⑤購買後の行動)。もし、今後使い勝手が悪いかも?などのちょっとした不満が出て来た場合には、メーカーHPや口コミサイトをもう一度チェックして、購入した製品の長所を探す行動(=認知的不協和の解消)に出ると思います(⑤購買後の行動の別パターン)。

購買の意思決定に関する用語、復習できましたか?せっかくですので、上の例を使って、企業からの刺激に対する消費者の反応モデルについてもおさらいしましょう。

AISASモデル
Attention(注目)⇒Interest(興味)⇒Search(探索)⇒Action(行動)⇒Share(共有)

まさに今回のICレコーダーの購入において私がとった行動がAISASモデルそのものですね。ICレコーダーが必要と聞いて(Attention)ICレコーダーという製品に興味を持ち(Interest)インターネットで検索(Search)、納得して購入(Action)満足してSNSに投稿(Share)。

日本のマーケティング用語でより有名なのは、次のモデルです。

AIDMAモデル
Attention(注目)⇒Interest(興味)⇒Desire(欲求)⇒Memory(記憶)⇒Action(行動)

AIDMAモデルは、広告によって注目を引き(Attention)興味を持たせ(Interest)、欲しいと思わせて(Desire)記憶に残してもらって(Memory)後で購入(Action)するような過程を描いています。

欧米では次のAIDAモデルが使われることが多いようですが、これはセールスマンによる短期の販売活動を描いています。

AIDAモデル
Attention(注目)⇒Interest(興味)⇒Desire(欲求)⇒Action(行動)

いかがでしたか?最後に、消費者購買行動のゆっこノートに次のような図がありました。こちらも押さえておくと役に立つかも!?

それでは!今日もあなたを応援しています。

by ゆっこ

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おはようございます。
世界の畠ちゃんです

今日を入れて、一次試験まであと56日、二次試験まで134日ですね。
渾身シリーズということで、何を書かせていただくか色々思案いたしました。
受験生のスタイルにかかわらず参考にしていただけるとなると、改正ネタかと思いますので、経営法務の改正ネタを書かせていただきます。

 

【経営法務の傾向】
まず、昨年(平成 28 年)度の経営法務の出題数は 20 問でした。つまり、一問5点!
私を含め、多くの受験生が裏返しで配られたマークシートを見ながら「メチャメチャ問題が少ない!!」と、生唾ゴックン、もとい、固唾を飲んだことと思います…

TAC データリサーチによれば、現行制度になって過去最高に難しかった年度ということになります。また、平成28年度も1問(第7問 職務制度等)は平成28年4月1日施行でした。ちなみに、平成27年度は25問中5問が改正論点でした。出題領域などが年度によって大きく変わる「得点を取りにくい」科目と言われており、満遍なく学習することが推奨されています。

そこで、私が勝手に「今年出るのではないか?」と思っているのは、「改正個人情報保護法」です。平成27年9月 改正個人情報保護法が成立しており、平成29年5月31日に施行されました。会社経営においては、個人情報の管理に不備があれば大きなダメージを与える可能性がありますので、非常に重要なテーマだと思います。なんか、出そうな気がしませんか?

 

【個人情報の目的】
「第1条 (中略)個人情報を取り扱う事業者の遵守すべき義務等を定めることにより、個人情報の適正かつ効果的な活用が新たな産業の創出並びに活力ある経済社会及び豊かな国民生活の実現に資するものであることその他の個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護することを目的とする。」

⇒意外なことに、ただ個人情報を守るだけではなく、新たな産業の創出なども目的としています(私は知りませんでした…)

【今回の改正のポイント】
1. 個人情報保護委員会の新設
個人情報取扱事業者に対する監督権限を各分野の主務大臣から委員会に一元化。

2. 個人情報の定義の明確化
①利活用に資するグレーゾーン解消のため、個人情報の定義に身体的特徴等が対象となることを明確化。
②要配慮個人情報(本人の人種、信条、病歴など本人に対する不当な差別又は偏見が生じる可能性のある個人情報)の取得については、原則として本人同意を得ることを義務化。

3. いわゆる名簿屋対策
①個人データの第三者提供に係る確認記録作成等を義務化。
②個人情報データベース等を不正な利益を図る目的で第三者に提供し、又は盗用する行為を「個人情報データベース提供罪」として処罰の対象とする。

4. その他
①取り扱う個人情報の数が5000以下である事業者を規制の対象外とする制度を廃止。
②オプトアウト(※)規定を利用する個人情報取扱事業者は所要事項を委員会に届け出ることを義務化し、委員会はその内容を公表。 (※本人の求めに応じて当該本人が識別される個人データの第三者への提供を停止する場合、本人の同意を得ることなく第三者に個人データを提供することができる。)
③外国にある第三者への個人データの提供の制限、個人情報保護法の国外適用、個人情報保護委員会による外国執行当局への情報提供に係る規定を新設。

⇒この中で、特に重要と私が思う要配慮個人情報についてまとめます。

 

【要配慮個人情報の新設】
改正前の個人情報保護法では、個人情報の内容や性質にかかわらず、一律の取り扱いのルールが定められていました。しかし、改正法では、個人情報の中でも人種、信条、社会的身分、病歴、犯罪の経歴などは「要配慮個人情報」として定義されました。

 

【要配慮個人情報の取得】
この要配慮個人情報を取得するためには、あらかじめ本人の同意を得ることが義務付けられました。ただし、次の場合は本人の同意を得なくても取得が可能とされています(適用除外)
① 法令に基づく場合
② 人の生命や身体等の保護のために必要であり、本人の同意を得ることが困難な場合
③ 公衆衛生の向上等のために特に必要な場合で、本人の同意を得ることが困難なとき

また、次の場合は本人の同意を得る必要がありません。
① 個人データの取り扱いに関する業務の全部または一部を委託する場合(委託先)
② 事業の承継の場合(承継先)
③ 共同利用の場合(共同利用者)

 

以上、雑駁ですが何かのヒントになれば幸いです。

さあ、一次試験まであと56日!
梅雨に突入しますが、うまく気分転換して勉強に邁進しましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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こんにちは、ますけんです。

6月に入って少し経ちました。関東も梅雨入りしてジメジメした日々が続きますね。この気候だと中々気分が上がらず、勉強のやる気も起きない日が多いのではないでしょうか。そのためか昨年の自分の月間勉強時間を振り返って見ると、6月が一番少なかったです。

1次試験まで2ヶ月を切って焦る気持ちが高まる一方で、なかなか勉強のうだつが上がらない。ストレスが溜まるばかりだと思います。

こういう時、ますけんは環境を変えて、いつも勉強してる場所とはちがう場所で勉強していました!

いつもは家か地元の図書館で勉強していたので、おしゃれなカフェなどを活用して気分転換を図っていました。

「女子か(笑)」とツッコミたくなるところですが、勉強の能率が上がればそれに越したことはないですね!

気分が上がらない時は、ぜひオススメです!


 

さて、6月から始まりました「渾身」シリーズ。ますけんの場合、正直1次試験の得意科目が財務ぐらいしかありません・・・

なので、財務に関する話を中心にお話したいとおもいます。

個人的に財務において理解に一番苦労したのは「キャッシュフロー計算書」です。

運転資本が増えた減った時、キャッシュがプラスになったかマイナスになったかよく分からなくなるからです。

学習当初は「売掛金増えたらキャッシュは減る」みたいな感じで勘定項目ごとに丸暗記していました。しかし、実際に問題として出されると混乱してしまうのが世の常。毎回のように間違えていました。。。

ただ、ある時を境にCF計算書への苦手意識がなくなります。それは、通学で受講していた講座の講師に押さえるべきポイントを教えてもらったからです。

<キャッシュフロー計算書のポイント>

では、そのポイントとはどのようなものでしょうか!?

簡単なB/Sの図を載せました。右側が負債・純資産といった資金調達、左側が資産や現金といった資金運用の項目です。

キャッシュフロー計算書の問題で多いのは運転資本の増減に関わるキャッシュの変動ですので、今回はここを中心にお話します。

また、説明を分かりやすくするためにも運転資本の増減はキャッシュの増減で調整するということも前提にします。

 <運転資本の増減とキャッシュの増減>

まず売上債権や棚卸資産が増えた場合です。資産が増えますので、借方貸方一致の原則から、どこかを調整しなければならない。その際、キャッシュの増減で調整するという前提があるので、キャッシュの減少で借方貸方一致にさせます。

結果、参考書に書いてある「売上債権・棚卸資産の増加→キャッシュの減少」という公式につながります。

仕入債務が増えた場合も同じような手順です。負債項目が増えた分の調整をキャッシュの増加で調整し、借方貸方を一致させる。

そうすると、「仕入債務の増加→キャッシュの増加」という公式につながるのです。

今回は、運転資本の増減のみでお話しましたが、B/Sの原則を用いて考えているため、ほかの勘定項目の増減にも対応可能です。


どうでしたでしょか、キャッシュフロー計算書。今回お話した内容は基礎的な内容を噛み砕いて話をしたにすぎません。ただ、受験当日では、極度の緊張からパニックに陥り頭が真っ白になる可能性も十分考えられます。

そうした際に、「丸暗記ではなく、本質を押さえて覚える」ことで、冷静になってアウトプットしやすくなると思います。これはすべての科目で共通して言えることでしょう。

完成答練演習や過去問演習の中でよく間違える箇所やあやふやの知識のまま覚えている箇所に関しては、もう一度原理原則からしっかり押さえましょう。

もう一回テキストを開いて覚え直すのは正直面倒ではありますが、結果的には「近道」だと思います。

毎日多くの課題に追われる中かと思いますが、一歩一歩着実に力をつけましょう!

ますけんでした。

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みなさん、こんにちは。ロックです。
診断士試験1次試験までおよそ二か月。そろそろ息切れしてませんか?
少し根を詰めすぎたな…と言うときは、通勤時間での勉強をお休みして、
関連書籍などを読んでみるのも良いかもしれません。(あくまで通勤時間などの隙間学習)

私は試験委員の方の本はあまり読みませんでしたが、気分転換に読んでいたのは、初代ハカセおすすめのグロービズ社 クリティカルシンキングになります。
この本は主に二次試験対策に有効だと思われますが、診断士試験に関係なく、ビジネスパーソンにお勧めの書籍です。
この本に限らず、何か読んでみることで違った目線から物事を見るキッカケになり、思いもよらないところで良い効果を受けられるかもしれません(ご利用は計画的に)。

さて、一年前の私はというと、2次対策は5月までにしておこうと思っていたにも関わらず、6月も2次対策に比重を振り分けてしまう計画に修正し、2次対策をモリモリやっておりました…。
2次対策をいつからやるか(いつまでやるか)については前回書きましたが、「こんな奴もいるのか」と、あなたの戦略立案の役に立てていただければと思います。


前置きが長くなりましたが、本日は苦手な方も多い「経済学・経済政策」について書こうと思います。
かく言う私も、学習当初は大の苦手としておりましたが、理解をする部分と暗記をする部分を切り分けることで本試験では得点源とすることができました。(この部分については後ほど記載します)

それでは、本題に入ります。

1.経済学・経済政策(以降、経済学と記載)の特徴
経済学の特徴としまして、まずは難易度(平均点)の乱高下が大胆であることが挙げられるでしょう。(こば曰く:超暴れん坊)
平成25年は科目合格率2.1%、平成21年は科目合格率6.1%となっており、
本気で潰しにかかって来た際に耐えし凌ぐ基礎力が必要になるといえます。

また、その他の大きな特徴として、初日1科目目ですので、経済学の出来不出来がその日の、もしくは本試験全体のモチベーションにも関わってきます。経済学をサラッとやっつけて、いい感じに離陸したいものですね!

以上の事から、経済学は他の科目にも増して、しっかりと基礎力を身に着ける必要があることがわかります。

2.出題傾向
詳しいデータ分析については、昨年のこばの記事に譲りますが、昨年も例年同様にミクロ経済とマクロ経済が約半数。そして、他の科目同様にA・B問は確実にとり、C問をいかに取るかが勝負の分かれ目となりました。

難化を予測し、C問を多数取れる状態にしておくと、難化しなかった場合に貯金科目とすることができます。

3.ミクロ経済の鬼門C問 IS-LM分析
では具体的に見ていきましょう。私が冒頭で”理解をする部分と暗記をする部分を切り分ける”と書いたことを覚えていますでしょうか?

IS曲線の数式は、

LM曲線の数式は、

となります。
ちなみにテキストによって表し方が違うかもしれませんので記載しておきますが、c:限界消費性向、i:投資の利子感応度(弾力性)a:基礎消費、To:租税、Io:独立投資、Go:政府支出、k:貨幣需要の所得感応度(弾力性)、h:貨幣需要の利子感応度(弾力性)Mo:中央銀行による貨幣供給量、です。

政府支出や減税によってIS曲線がどうなるか…というのは、IS曲線の基礎の基礎ですから大丈夫ですよね?
念のため整理しましょう。

まず、IS曲線とLM曲線の動き方はザックリいうと2種類です。
・左右(上下)に動くか、
・傾きが変わるか、

です。

まず、左右に動く話をしましょう。

(ちなみ左右シフトと上下シフトの表現に疑問がある方はコメント下さい。ここでは割愛します。)

IS曲線が右シフトする場合

  • 政府支出が増えた場合
  • 減税された場合(乗数によるが基本的に右シフト)
  • 投資が増えた場合


つまりこの部分が増えた場合です。
(ちなみにIS曲線では右シフト=上シフトです)

LM曲線が右シフトする場合

  • 貨幣供給量が増えた場合


つまりこの部分が増えた場合です。
(ちなみにLM曲線では右シフト=下シフトです)

次に傾きが変わる場合についてですが、

IS曲線の傾きが急になる場合

  • 投資の利子感応度(利子弾力性)が下がった場合
  • 限界消費性向が下がった場合

LM曲線の傾きが急になる場合

  • 貨幣需要の所得感応度(利子弾力性)が上がった場合
  • 貨幣需要の利子感応度(利子弾力性)が下がった場合

IS曲線の分母に鎮座する”i”は投資の利子感応度(利子弾力性)で、
LM曲線の分母に鎮座する”h”は貨幣の利子感応度(利子弾力性)です。

分母が大きくなれば、傾きは緩やかに(つまりYにくっついてる数字が小さく)なります。1/1より1/2のほうが小さく、1/3より1/4の方が小さいでしょ?

無限大や、ゼロも要領は同じです。分母が無限大だともうこれでもか!と言うくらいに傾きが緩やかなので水平になります。

分母がゼロだと、もうこれでもか!というくらい傾きが急になるので垂直になります。

ダラダラ書いてしまいましたが、式を覚える必要もないし、一つ一つの動き方を覚える必要もありません。
私は理解暗記を使い分けてこう覚えました。

~結論~

  • 理解:右シフト左シフトは均衡予算等でも頻出なので普通に覚える
  • 理解:限界消費性向と言われたらISのことで、お金の使いたがり度が増せば投資に回すお金は減るのでISの傾きは緩やかになる
  • 暗記:ISの時は弾力性とか感応度とか言われたら傾きの分母のこと
  • 暗記:LMの時に弾力性とか感応度はシリと覚える(フェイマオ流)。シリ(所得=分子)(利子=分母)なので、見極めて考える

最後に実際の問題を使って宿題です。
平成28年 第11問 設問1
ア IS 曲線は、限界消費性向が大きいほど、より緩やかに描かれる。
イ LM 曲線は、貨幣の利子弾力性が小さいほど、より緩やかに描かれる。

この場合は〇でしょうか×でしょうか??

正解はご自分でご確認ください。

 

以上、ロックでした。
ぶわっと書いてしまったので、ご質問はコメントでお受けします!
では!

長い…!!と思っていただけたら
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皆様こんにちは!

先週末は埼玉から、広島福岡と診断士関連のイベントに参加してきたルナです。

広島では「中小企業診断士シンポジウム」という全国から診断士が集まるイベントに参加して、クリームパン&メロンパンで有名な八天堂の社長から興味深いお話を聞いたり、地元広島の企業様にチームで提案を作ったりと、有意義な時間を過ごさせていただきました。

https://shindanshi-sympo2017.jimdo.com/

 

また、日曜日には福岡にて某書籍プロジェクトのメンバーによる受験生支援セミナーにパネラーとして参加し、地方の受験生の皆様の熱い思いに触れ、沢山元気をもらって帰ってきました。

 

日本全国津々浦々、診断士や診断士を目指す人たちがいて、それぞれの目的に向かってがんばっている様子を目にし、また仲間として語り合い、この資格を目指して本当に良かったなと改めて実感した週末でした。

 

今、勉強を続ける中で疲れが出たり、気持ちに余裕が無くなっている方がいらしたら、ぜひ合格後のそういった活動にも目を向けていただいて、またエネルギーを取り戻していただきたいと思います。

 

そうそう、書いているうちに思い出しました! 二次試験直前に元気が無くなった時、診断協会のHP(http://www.j-smeca.jp/index.html)や、そこから移動してJ-net21のHP(http://j-net21.smrj.go.jp/know/s_hiroba/index.html)をつらつら眺めてみたことがありました。そうこうしているうちに「私は診断士になるべき人間じゃないか! 私がならなくて誰がなるんだー!」と思って元気が出たことがありましたっけ。そういう時に冷静に「いやいや、あんた以外にも何万人もいるから…」という自分突っ込みは不要です。思い込んだもの勝ちですから、気持ちよく好きに思わせておきましょうね (^_^;;

 


 

さて、今月は【渾身】シリーズが開催されているようですね…。

皆様ご存知のように、私、あまり学習内容にフォーカスした投稿は得意ではありません…。ちょっとドキドキしますが、「攻略法」も止まっていますので本来なら得意なはず(汗)の「経営情報システム」について、書かせていただこうと思います。

 

この科目はいわゆる「暗記三兄弟」とも言われ、「暗記科目」と捉えられがちですが、その内容は本来でしたら「暗記」するよりも「理解」した方が良い論点が沢山あります。

ただその範囲の広さゆえ、全てを理解するには時間(コマ数)が足りないから暗記で済ませてしまおうという、受験指導校的思惑からの暗記科目分類と捉えるべきです。

 

そう考えると効率よくこの科目を攻略する時は「理解」パートと「暗記」パートに分けるのが正解のように思います。

その中で自分のスキルや、能力(暗記力やどんな覚え方が得意か、などの個性)によって、理解するものと暗記するものの強弱をつけ、捨てる所は捨てながら、まず基本的なところを理解し、その上で暗記箇所を押さえて行くのがポイントと考えます。

 

どうやって区分するか

 

ただ、テキストを眺めていてもどこまでを理解すべきで、どこからを暗記に頼るかは判断がつけにくいものです。

そんな時は頭の中にまず、「説明する相手」を思い浮かべましょう。ご自身の情報のスキルを自分で勘案し苦手意識の強い人は「小学校低学年くらいのお子さん」を、得意な人は「中学生か高校生」を設定すると良いと思います。あるいは身近な「おじいちゃん」「おばあちゃん」でも良いでしょう。

そして、その相手に論点ごとに「○○ってどうしてこうなっているの?」という質問をされたとき説明するべきものは何か、それが理解しなければいけないポイントとしての判断基準になると思います。

例えば「パソコンってどうして動くの?」「データベースって何? なんのためにあるの?」「インターネットで情報を調べられるのはどうして?」などの質問にさっと答えられますか?

もし今答えられないとしたら、何をどう理解したら答えられるようになるでしょうか?

 

試験の出題傾向はともかく(平成28&27年はひどかった…)、本来診断士に求められるべきは、経営者さんからそれらの質問(小学生よりは専門的なはずですが…)を尋ねられた時にすぐに、あるいは少し調べて回答ができるスキルです。ですからそれを「基本」として理解し、試験対策としてそこに関わる単語などを暗記する、というように割り切るのが本来王道のはずです。

 

でもなかなか受験校のテキストだけでは「理解」まではいたりませんよね。そんな時には、市販の書籍を利用しましょう。(ググるのは体系的に学びにくいので、こんな時には効率が悪いですからおすすめしません)

例えば「ネットワークはなぜつながるのか」という日経BPの本、シリーズの他の本も含めてなかなか良さそうです。

http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/P83110.html

 

情報は超超苦手だ!という方には子供向けの本もお勧めです。

「パソコンの仕組みの絵本」http://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798122526

子供向けに易しく書かれている本は、本当に必要な情報だけをエッセンスとして取り出してわかりやすく解説してくれているので、最初の一歩にはお勧めです。以前も書きましたが、「わからない」「難しい」と思ったら、進むべきは前では無くて後ろです。

子ども用なんて…とバカにせず、騙されたと思って一度お試しください。多少お金はかかっても子供用なら読むのも一瞬! それでも目からうろこ!が沢山あるはずです。

 

他にも「○○ やさしい」や「○○の仕組み」などでアマゾン検索すると、色んな本がでてきます。ご自身に合ったレベル感…より、一つ易しい位のものを選んでいただくのがコツです。あくまで「誰かに説明するためのネタ」を探していると思ってくださいね。

暗記のポイントについては次回お伝えします!

 

今日の雑草魂:「理解すべき論点は人に説明するイメージを持てば判別できる!」

ルナは皆さんの頑張りをいつでも応援しています!!!

 

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こんにちは~、そのです。
6月になりました。一次試験を受験される方は追い込み時ですよね。どうでしょうか、月100時間くらい勉強していますか?え、そういうお前はどれほど勉強してたんだ、ですか?

・・・これくらいです(笑)
いやこれは勉強量じゃなくて生活力に問題があるのは承知していますが、あまりに酷くて面白かったので記念撮影してしまいました。(当時20代女子の一人暮らしの惨状です。見たくもないですよね、失礼しました。)

さてさて(気を取り直して)一方、二次が本番の方は如何でしょうか。周りがざわついてくるので、段々焦ってくる時かもしれませんね。
一次試験を保険受験される場合、二次に繋がらない項目は容赦なく捨ててしまうのも良いと思います。今年一次を本気で取り組んで合格した人に比べて、二次試験受験の時点で差がつくかというとそんな事もありませんから。(※経験をもとにした個人的感触ですが)
一回合格しているのなら、大丈夫です。自信を持って下さい。


という事で、私の【渾身】シリーズは二次に繋がる内容の一次知識で書いてみたいと思います。一次はいいや・・・という方にも役立つ記事を拙筆ながら、目指します!
テーマは生産管理です。

一次の運営管理は、知識を覚えていけば結構点数がとれたので、得意な科目だったのですが、二次になったとたんに事例Ⅲに躓いてしまったのです。なぜか。
二次試験は、実際の経営者にアドバイスする状況を想定しています。概念や知識述べてもだめで具体的に「これをやるのが良いのではないですか?」といった提言に行きつくためには、実際の生産をイメージできないと辛いものがあるのです。

私にとって生産管理が分かりにくい理由には、こんなものがありました。
1.言葉の定義が分かりにくい
2.論点の階層が分かりにくい
3.イメージがつきにくい

今回、これに向き合ってみたいと思います。実際、このあたりを整理したことで、二次の解答骨子作成が素早くできるようになりました。一次試験の学習においても、知識をぶつ切りに覚えるのではなく、整理しながら覚えていくと二次にも生きます。

1.「言葉の定義が分かりにくい」問題
そもそも論、かつ最も混乱をきたす「生産管理」という言葉ですが、JISの規格に「生産管理用語」として定義づけがされています。

◆生産管理(production management)
財・サービスの生産に関する管理活動。
[備考1]具体的には、所定の品質 Q (quality)  ・原価 C (cost)  ・数量及び納期 D (delivery, due date)  で生産するため、又は Q・C・Dに関する最適化を図るため、人・物・金・情報を駆使して、需要予測、生産計画、生産実施、生産統制を行う手続き及びその活動。
[備考2]狭義には、生産工程における生産統制を意味し、工程管理とも言う。

[備考1]を日本語通りに読み解くと下記の関係になると思います。
まず、これが大前提ということですね。

しかし、備考2で気になるのが「狭義には」「・・・とも言う」。
定義づけに、広義と狭義がある。しかも言い換えることもできるようです。MECEに定義づけができないので、非常に気持ち悪い。しかしJISの規格にさえそうなっているので、割り切るしかない。
※実際、生産管理は本当に奥の深い分野で、何を生産管理に含めるか、などは色々な議論の余地がある学問の領域です。中小企業診断士の受験勉強でそこまで突っ込むのは、諦めたほうがよさそうです。

ちなみに、もう一つ分かりにくい言葉が「管理」。
混乱の一因は、英語で言うところの“management”と“control”をどちらも「管理」と訳してしまえる事ではないでしょうか。これもJISの規格に定義があります。

◆管理(management or control)
経営目的に沿って、人・物・金・情報など様々な資源を最適に計画し、運用し、統制する手続き及びその活動。
[備考] 管理対象を明確に“○○”と限定した場合には“○○管理”という。特に,管理を“統制”の意味に限定する場合には controlを用いることがある。

う~ん、やっかいなものです。

でも、現実の仕事を思い浮かべると業務が綺麗にMECEになっている事ってほとんどないですよね。組織もそれに伴い複雑化していく事があると思います。
生産管理分野がややこしいのは、概念ではなく現実の話をしているからと考えてみましょう。現実に稼働している中小企業の生産部門の組織をイメージしようとしてみれば、納得できるかもしれません。

長くなるので、次回に続きます。次回は、「2.論点の階層が分かりにくい」「3.イメージがつきにくい」このあたりに向き合ってみたいと思います。

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みなさんこんにちは、ながです。

6月に入り、蒸し暑い日々が続きますが、いかがお過ごしですか?
本日はいつもの【何苦楚】はお休みし、道場恒例の【渾身】シリーズをお送りします!


本日お届けする【渾身】は、「中小企業経営」
中小企業経営・政策は、出題範囲がある程度絞られており、お決まり問題も多数あるので、一定の点数が見込める科目だと、個人的には思っている。
ただ、本試験では7科目の最後の最後。
覚えていたはずのことも、疲労困憊の頭がしっかりとアウトプットしてくれるとは限らない
また、経営部分では、過去問のほとんどがそのまま使えないという、特有の悩みも。
今日は、そんな中小企業経営の実践的な学習法を考察していく。

出題範囲は?
昨年(2016年)版の中小企業白書と小規模企業白書を中心として、設問が構成される。
※今年4月21日に2017年版が公表されているが、本試験までの日があまりないため範囲外。
2016年版の中小企業白書は、次の2部構成である。

第1部:平成27年度(2015年度)の中小企業の動向
第2部:中小企業の稼ぐ力

第2部では、IT投資や海外展開、リスクマネジメントの観点から、稼ぐための取組みを細かく分析している。

白書はかなりのボリュームがあるので、主要論点をまとめた市販テキストの活用をオススメするが、一度は読んでみたい!という方は、概要をチェックし、全体の流れと大枠で伝えたいことをつかむのが良いだろう。
↓ダウンロードはこちら↓
中小企業白書2016年版 概要

また、全文のURLも載せておくので、本当に余裕のある方は一度見てみるのも良いかもしれない。
中小企業白書2016年版 全文

■過去問をどう使う?
過去問はそのまま使えないが、過去問をまったく活用しないのはもったいない。
ということで、少なくとも直近1、2年分の問題を見て、白書の内容がどのように聞かれるのか、何を答えさせようとしているのか、出題形式をつかむことはやっておこう。
※当たり前だが、答えは覚えないように。あくまで出題傾向をつかむだけ。
以前も投稿したが、『敵』を知らないことには対策の立てようもない。
効率的に知識を定着させるために、押さえるべきポイントをつかんでおこう。

押さえるべきポイントは?
実際の設問を見てみると、数値やその傾向を問うものが多い。
そのような設問に対応するために、以下のような視点で見ていくのはいかがだろうか。

 ①イチバンを見る
 ②比較して見る
 ③傾向を見る
 ④自分の感覚とズレているものを見る
 ⑤社会情勢を見る

①イチバンを見る
イチバン「多い・少ない」もの、「高い・低い」ものを見る。
産業別規模別の中小企業で、事業所がイチバン多い業種は?企業数、従業者数では?
開業率がイチバン高い業種は?廃業率では?
過去の傾向から、出題可能性の高い統計資料を中心に見ていくと良いだろう。

②比較して見る
イチバンを見たら、その2、3番手も見てみる。
①にて例で挙げた論点は、順位を問われることも多い。
中小企業全体と小規模企業のみで見た場合とでは、順位が異なることがあるので、しっかりと切り分けて理解する必要がある。

③傾向を見る
上昇傾向なのか、低下傾向なのかを見る。
そして、それが「一貫して」なのかどうかを見る。
「一貫して」いるかは、対象の期間によって捉え方が変わるので要注意である。
余裕があれば「〇〇年から一貫して上昇(低下)」と、年度まで押さえられれば完璧だろう。

また、近年傾向が変わったものも狙われやすい。
例えば、業種別に倒産件数を見たときに、2011年までは建設業が長年トップであったが、2012年に商業が上回ってから15年まで一貫して最も多い業種となっている。
なお、建設業は減少傾向が続いており、2015年は商業、サービス業に続く3番手となっている。
以上のような複数の観点から、傾向を見ていくのが良いだろう。

④自分の感覚とズレているものを見る
統計資料を見ていくと、自分の感覚と異なる結果に出くわすことがある。
そういったものは、本試験で誤った解答を導く恐れがあるため、要注意である。
一つ私がズレを感じた例を挙げてみる。
個人的には、中小企業も含めIT活用が日本全国に広がってきていると思っていたが、下の図を見ると、IT活用が重要でないと考えている企業がまだ4割もいるようだ。導入有無はさておき、ITが重要でないと考える割合がここまで高いとは思わなかった。
このように、感覚とズレがあるものについては、そのギャップを埋めていく必要がある。

中小企業におけるIT投資の重要度

出典:中小企業庁編『2016年版 中小企業白書』第2-2-10図

⑤社会情勢を見る
その時代に起こった出来事を思い起こすことが、解答を導くこともある。
大きなトピックスを振り返っておくことも有益であろう。

①日本の事業所数は1989年まで増加傾向にあったが、91年以降は減少傾向が継続。
89~91年に廃業率が開業率を上回り、それ以降は一貫して廃業率が開業率を上回る。
工場立地件数もこの時期に大幅に減少。
②製造業の出荷額、設備投資額が増加
③製造業の出荷額、設備投資額が大幅に減少

字数の関係上、一部のみの紹介となってしまうが、トピックスと統計数値の関係性が見てとれる。
知識にない問題が出題された際は、こういった視点で考えてみることも、一つの方法であろう。


以上、【渾身】中小企業経営をお送りしました~。
1つでも新たな気付きがあれば幸いです。

それでは、最後に本日のお言葉。

『一本の木を見つめる細心さと、森全体を見渡す大胆さが大切だ。』
(澤田秀雄/実業家)

中小企業経営の勉強は、まさにこの考えが大切なのではないでしょうか。
大きな流れをつかむことと、細かい視点まで落としこんで見ること。
どちらも意識しながら、取り組んでいきたいですね。

以上、ながでした!

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みなさん、こんちには。ITOです。

さて、6月に入りました。受験申込受付期間はは5月31日の日附印(日附って書くんですね)有効です。
もちろんちゃんと出しましたよね?あとは、受験日当日まで駆け抜けるのみです!

また、転勤などでの受験地変更は6/19(必着)まで受け付けていますのでご安心を!


また、先週の土曜日は大阪セミナーを開催いたしました。(開催レポートはこちら
おかげさまで、大盛況でした。あとは本番へまっしぐら!

さて、6月は道場恒例の「渾身」シリーズ。テーマを絞って深く考察するものです。

自分は・・・いろいろ考えましたが、やはり「企業経営」でいきたいと思います。

まずは、試験案内の設置目的をみると・・・

3.企業経営理論
(科目設置の目的)
(略)・・・また、近年、技術と経営の双方を理解し、高い技術力を経済的価値に転換する技術経営(MOT)の重要性が高まっており、・・・(略)

ほほぅ。ということで、MOT(技術経営)分野について深堀します。

試験案内の技術経営の出題範囲をざっとまとめると、

経営戦略論(6)技術戦略
①自社資源の評価、外部資源の活用、特許戦略
②研究開発計画と開発プロセス、予算管理と特許管理
③イノベーションのマネジメント、ナレッジ・マネジメント

一方、スピテキの章立てをみると

1.研究開発
2.イノベーション
3.製品開発
4.デファクトスタンダードと知的財産戦略
5.ベンチャー企業のマネジメント

これを縦軸と横軸に整理して、重要なキーワードをITO式に整理したのがこちら。

(Excel版はこちら

赤字は過去3年間で出題されているキーワード。

ここに出てくるキーワード、説明できるようになっていればMOT分野はOK。
3~4問、10点相当はすでにあなたのもの!

研究~開発~製品化の流れ(運営管理ともつながります)をイメージして、
でも、イノベーションはいままでの延長線上にない非連続

企業はいままで研究所などを新設したり、政府もR&D特区や、研究開発減税などの施策を行ってきましたが、おもに大企業むけ施策。

中小企業は、やはり大学や地元の公的研究機関などと積極的にタイアップしていかないと技術の進歩、とくにイノベーションが起きたときに、ビジネスモデルが根底から覆される可能性もあると想像してください。

あとは、新製品を世に送り出すにはなんといっても「資金」が必要。
ベンチャー企業がどのタイミングで「資金」がいるか(死の谷、ダーウィンの海)、
調達方法にはなにがあるか(VC、ファンド、エンジェル・・・等)

暗記するのではなく、流れをもって頭に入れておきましょう。

この分野の過去の出題は、

H26年度 第9問(研究開発)、第11問(ベンチャー企業のJカーブ曲線)
H27年度 第6問(デファクトスタンダード)、第7問(モジュール化)、第8問(死の谷・ダーウィンの海)、第9問(イノベーション)
H28年度 第4問(オープンイノベーション)、第10問(特許戦略)、第11問(モジュール生産)

このようにたくさん出題されています。

とくに、モジュール化は最近のトレンドといえますでしょうか。
モジュール化のメリット・デメリットをあげると、

メリット
・構成要素間の調整コストを削減できる
・独立性が確保されると、改修はモジュールの修正で対応可能
システム多様性(組み合わせ)が容易に確保できる
デメリット
・インターフェースの長期的な固定化が必要(インターフェースの進化が抑制)
・インターフェースに汎用性を持たせると、全体システムに無駄が発生

以上、縦軸と横軸、深堀と3次元に整理してMOTを完全マスターしましょう。

以上、ITOでした。
ではでは。

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こんにちは、今日も元気にKKD、手相観診断士のかおりんです。

1次試験初日まで、あと11日!いよいよ1つ目の関門が迫って参りました。まさか体調など崩されておりませんよね?

taisou_man

私は先日、あまりの忙しさに寝られず・食べられずで人前に立つことがありました。結果、全く頭が働かずポンコツになり、とても悔しい思いをするはめに。健康管理もプロの仕事ですよね・・・。(反省)
プロの登竜門である資格試験、ぜひコンディション作りにもこだわってください。この時期になったら、基本的な生活リズムに立ち返り、適度な睡眠・栄養を摂取したいところ。(若さや体力に自信のある方以外は・・・笑)当日、万全のコンディションで臨めるように。100%の力を出し切って、後悔しないために。


さて、今日は直前まで2点3点を積み上げる!をテーマに、ドメイン@企業経営理論・戦略論のポイントをおさらいします。

そもそもドメインとは

企業の事業領域のこと。つまり、「どの土俵で戦うか」。これが明確になることで、経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)の取り扱いがわかる=事業戦略が立てられるようになる。

企業ドメインと事業ドメイン

単一事業の会社であれば、企業ドメイン=事業ドメイン
20160726_図1
任天堂とかはこれ。(余談:任天堂の事業内容は「家庭用レジャー機器の製造・販売」。つまり、ポケモンgoは任天堂の事業じゃないってこと。出資はしてるけど。)

複数事業を持つ企業は、企業ドメイン∋事業ドメイン
20160726_図2
例えば、JRは鉄道事業を主軸に、小売業や倉庫業のほか、なんと学習塾の経営まで行っている。(参考:JR東日本Web)経営戦略やビジョン・ミッションに紐づいた企業ドメインの中で、どういった組み合わせ(ポートフォリオ)で事業を展開するか、経営者の手腕が問われるところ。

ドメインの決め方

1)物理的定義扱うモノで領域を決める方法)と機能的定義扱うコトで領域を決める方法)がある。
2)エーベルの3次元枠組で、自分の戦う領域を決める。
:エーベルの3次元枠組:補足顧客は誰か・提供する機能は何か・それを実現する技術は何か=Who×What×Howの3次元で自分のドメインを決めるツール(考え方)。

20160726_図3

<tips>1次試験の現場対応

問題を解いている時に、事業ドメイン?企業ドメイン?ってパニックになることがある。正誤で迷った時には、「事業」と「企業」を入れ替えて読んでみる。入れ替えてすんなり読める=その選択肢は誤り。そして、今までと傾向が変わらなければ、戦略論では名前でひっかけてくることはないはず。もしも「あれ、これ唱えたの誰だっけ?」ってなっても、そこは迷わず進むのが吉。

戦略論の全体をざっと復習するには、6代目Xレイさんの「先代投稿】企業経営理論~経営戦略~」をはじめ、企業経営理論カテゴリの過去記事も参考にどうぞ。2点・3点を確実にGETしてきてください。

では、今日も診断士を目指すみなさまに、幸あれ☆

ほな!

かおりん


あの熱い夏がやってくる!今年も開催!大好評の一発合格道場夏セミナー開催のお知らせです。

【2次試験ロケットスタートセミナー開催概要】

日時:2016年 8月11日(木) 14:00〜16:30(予定) (開場・受付開始:13:30)
場所:大崎第二地域センター・区民集会所(JR大崎駅すぐ)
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/menu000007300/hpg000007212.htm
対象:2016年 中小企業診断士試験 合格を目指す方
※セミナー終了後、会場近くで懇親会も行う予定です。 (実費負担、4,000円程度を予定)

1次試験終了後は誰よりも早くロケットスタートをしましょう!熱い道場ファンのみなさん、予定を空けておいてください。

※お申込み受付開始は、1次試験終了後を予定しております。今しばらくお待ち下さい。

おはようございます。フェイマオです

6月も後半に入り、今週から関東地方でも梅雨らしい天気に入ってきました
大雨の影響を受けていらっしゃいます九州地方の皆様、くれぐれもご注意くださいませ

私事ですが嬉しい事に(?)、最近仕事がかなり忙しくこのブログも6/21の23時半から書かせて頂いており、かなり新鮮な記事でございます(笑)
先週末で、恒例の【渾身】シリーズは終了致しましたが、前回に引き続き“経済ネタ”をお送り致します

 

さて、この経済学という科目は財務会計と並んで比較的苦手とする受験生の方がいらっしゃるかと思います。
前回の記事でもお話をさせて頂きましたが、(個人的には)マクロ経済学はミクロ経済学に比べて問題が難しく作りやすい科目だと思います。

“(答えを導くのに必ずしも必要のない)難解な数式を用いる”事や、“「弾力的・非弾力的」といった普段馴染みのない語句を用いる”などして、受験生を惑わせるには『もってこい』な科目だと感じています。

私フェイマオの個人的な意見ではありますが、マクロ経済の範囲は“暗記”に頼ってしまうと、やや危険かもしれません

試験初日の1発目の科目という事もあり緊張感が高まっている中で、「覚えていたことが(瞬時に)引き出せない」とパニックを起こしてしまううえ、続く財務会計以降の科目にも影響が・・・

でも、安心してください

少なくともマクロ経済の分野は、IS-LM分析(マンデル=フレミング・モデル含む)まで一通り理解出来たら、後のパートは暗記でも対応可能だと思います。


さて、今回はIS-LM曲線分析では有名な『クラウディング・アウト』について

クラウディング・アウトがどんなものかは、既にご存知かと思いますが一言でいうとこんな感じ。

クラウディング・アウトとは、『拡張的な財政政策が行われたとき、利子率の上昇を招き投資が減少すること

そして、テキストでよく見る図がこちら。

クラウディング・アウト

上記の図で、利子率が変わらない場合、財政政策を発動すると(政府支出の増加)、IS曲線がIS’曲線へと右シフトして、国民所得がY’’となります。(上記図の①
しかし、IS曲線とLM曲線の同時分析の場合には、『利子率が一定でない』ため、政府支出の増加分ほど国民所得が増加せず減少(Y’’→Y’)してしまいます(上記図の②

これだとかなり大雑把な説明ですが、このクラウディング・アウトは『IS曲線の動きLM曲線の動きIS曲線の動き』に分解して考えると、理解しやすいかと思います。

クラウディング・アウトの発生のプロセス

上記に記載した各曲線の動きについては、読者の皆様はご理解頂いているかと思いますので説明は割愛させて頂きます。

さてこの分解した式をご覧頂いて、『クラウディング・アウトを発生させないためにどうするか?』を考えてみてください

 

では、上で示した各曲線の動きを再掲した下の図をご覧ください。

クラウディング・アウトの発生のプロセス2

実は、クラウディング・アウトの発生を防ぐには、上の図で点線で囲ったところがポイントです。


【1】の場合:『貨幣取引需要が増加しても利子率が変わらない・・・』パターン

→これは皆さんご存知の通り、“流動性のわな”の状態の時です。
※説明をだいぶ割愛してますので、この説明が必要な場合はコメントにご記載下さい。LM曲線の導出について図解させて頂きますm(__)m。

 

利子率の上昇を防ぐ

ご覧頂いてお分かりのように、LM曲線が水平の場合は、利子率が変わらないため投資が減少せず、結果的にクラウディング・アウトが発生しません。


【2】の場合:『利子率が上昇せず、投資が減少しない・・・』パターン

→これは、投資が利子の影響を受けない=投資が利子非弾力的な場合ですので“IS曲線が垂直”の場合です。

投資の減少を防ぐ

では、なぜ投資が利子非弾力的だとIS曲線が垂直になるのか?
考え方は以下の2つでご説明します。

前回の記事の“ち ”で考える

IS曲線の傾きの決定要因

“投資が利子非弾力的”という事は、投資が利子率の変化に反応しないという事ですので、『投資の利子感応度がゼロ』という事です。
つまり、投資の利子感応度が限りなく小さいため、“IS曲線の傾きが限りなく大きくなる=垂直になる”のです。

 

②IS曲線の導き方から考える

下のグラフを見て頂くと、IS曲線の導き方が分かるかと思います。

IS曲線の導出①

左のグラフ:利子率が下がる→(お金を借りて)投資をする人が増える
中のグラフ:増加した投資量だけ、総需要曲線が上にシフトして国民所得が増える
右のグラフ:左のグラフの縦軸:利子率と中のグラフの横軸:国民所得をあわせると、IS曲線が出来る。

これを踏まえて、下のグラフをご覧ください。

IS曲線の導出②

つまり、左のグラフの投資曲線が垂直の場合にIS曲線も垂直になります
IS-LM分析については、「それぞれの曲線がなぜそのように動くのか?」を理解して頂くためにも、是非ご自身で手を動かしながら、復習を進めてみてください。

では本日はここまで

To be continued・・・

 

 

乗り越え壁は自分を守る盾となる

おはようございます。こばです。最近、ニュースは見てますか?勉強でそれどころではないという方もいると思いますが、経営法務は時事ネタが好き。今年の経営法務で問われそうな時事ネタが最近ありましたので要チェックです。代表取締役の不信任案あたりが怪しい。

そして、今日は一次試験まではちょうど50日。

これからは毎日自分でカウントダウン

なぜカウントダウンを行うのか
自分に適度なプレッシャーをかけるため

するとどうなるのか
適度なプレッシャーは集中力を高め、勉強効率を向上させる。

さらに一次知識応用させると、より勉強の質を高めることが可能。運営管理の知識をもとにこれからやるべきことを明確にする。まず、生産管理の定義から確認。

■生産管理の定義■

・財・サービスの生産に関する管理活動。
・所定の品質・原価・納期で生産するため、またはQCDを最適化を図るため、人、物、金、情報を駆使して、重要予測生産計画生産実施生産統制を行う手続きおよびその活動である。

生産管理に求められることは、QCDの最適化。
これから診断士試験一次試験までに求められるQCDを確認する。

□QCD□

Q(品質):求められる得点、知識レベル
7科目420点以上、40点未満なし
しかし実質的に申込者ベースで上位15%

D(納期):試験までの日数
残り50日、みな平等

C(コスト):学習コスト
例:50日 × 3時間  = 150時間

残り50日までに正しい品質に持って行くことが求められる。
納期は不変だが、実務と違いコストはカケホウダイ。
いくら勉強しても、上司には怒られない。
試験勉強においてはQDCの順番。

生産形態もチェック

□生産形態□

生産形態は大きく2つに分かれる。受注生産と見込生産。

■受注生産
・顧客が定めた使用の製品を生産者が生産する形態。
つまり、顧客の注文に応じて設計し、製造、出荷と進める生産形態である。

受注生産の経営課題

●コスト・納期見積もり精度の向上
●生産リードタイムの短縮
●受注の平準化

■見込生産
・生産者が市場の需要を見越して企画・設計した製品を生産し、不特定な顧客を対象として市場に製品を出荷する形態。
つまり、受注の前に生産を行い、在庫を保有して顧客の注文に応じて販売する生産形態である。

見込生産の経営課題

●需要予測の精度向上
●需要予測と生産計画に応じた柔軟な生産体制の確立

試験問題がわからない診断士試験は見込生産にあたる。全ての試験で基本的に試験問題はわかりませんが・・・

作問者の気持ちを忖度し出題予想を行い、作問者のニーズに応えるための知識のストックを蓄えることが課題となる。

見込生産である以上
一カ月先に行うことを今当たり前に200%やることができるかどうかで合格所要年数は変わる。

生産管理に言い訳はない。

今から本気出す! =遠吠え
ボクはやれば出来る! =言い訳
ラストスパート追い込み勝負! =負け惜しみ

こんな言い訳は論外、生産管理ができていない証拠。

生産活動全体で納期短縮が大きなテーマになっている。
納期を短縮するためには、生産性の向上が重要となる。

□生産性□

生産性とは投入量と産出量の比率。
投入量に対して産出量の割合が大きいほど生産性が高くなる。

残り日数が限られて来たからこそ、意識すべきことはこの勉強で得点が何点UPするか。
得点がUPするためには、暗記・体得できていない論点を学習し自分のものにすること。

生産性、効率を上げる方法は様々ではあるが、代表的なものとしてECRSがある。

■E:排除(なくせないか)
■C:結合(いっしょにできないか)
■R:交換(じゅんばんを変えれないか)
■S:簡素化(かんそかできないか)

これを今後の学習方法に当てはめ、生産性の向上を図る。

■E:稚拙論点の排除
今年の試験に出ない論点の学習を排除。
試験に出るところだけを勉強する。毎年、問い方を変えて出題されている内容が重要論点。
今後、同じようなケース問題は基本出ない。問題の捻り方を確認したら、バッサリ切る。

■C:情報の一元化
ポケテキ師匠に過去問、答練、模試で問われた重要論点のポイントを書き込む。
苦手、曖昧論点には付箋を貼るなどし、試験直前に高速で回転学習ができるツールを作成する。

■R:朝型の勉強に切替
試験は朝10時から。さらに朝一科目はあえて難しくしている
そのため、朝10時に脳のスイッチが入るための体制づくりが必須。
自分は夜型という人も、これからの土日は朝早く起きる練習をし、試験本番に備えること。

■S:一言メモ
テキストに書かれている複雑化された文章を自分の理解しやすい言葉に簡素化する。
図で視覚的に簡素化しても理解は深まる。くだらないほど、イメージは残りやすい。

□品質管理□

模試を本番として受けて、品質チェック。

■設計品質(ねらいの品質)420点以上
・製造の目標として狙った品質

■製造品質(できばえの品質、適合の品質)
・設計品質を狙って製造した製品の実際の品質

運営テキストには掲載されていないが、個人的にはねらいの品質とできばえの品質の予実差異分析が大事であると考えている。この部分は財務会計の論点で学習。

□設備管理□

診断士試験における設備管理とは記憶管理。

■設備保全
・設備性能を維持するために、設備の劣化防止、劣化測定及び劣化回復の諸機能を担う、日常的又は定期的な計画、点検、検査、調整、整備、修理、取替えなどの諸活動

設備保全とはエビングハウスの忘却曲線との闘い。
えびんぐ
(U2の記事参照)

今、覚えていても1か月後には約8割のことを忘れている。
費用対効果が高い保全活動を行い記憶の早期回復を図る。
覚えることを明確にしておいて、直前期までしっかり忘れる。
つまり、事後保全で対応で記憶を早期回復させる。

■事後保全
・設備に故障が発見された段階で、その故障を取り除く方式の保全

忘れたら覚えなおせば良いだけ
故障を素早く取り除く仕組み作りが必須。

では、まとめ。

・生産管理の目的はQCDを最適化すること。
・診断士試験で求められるQCDは残り50日で上位15%に入ること。
・診断士試験は見込生産。需要予測である出題予想が合格への切り札。
・模試で420点以上を獲得し、適正な品質であることを確認する。
・忘れたら覚えなおせば良いだけ。

byこば

 

“Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life.” −Steve Jobs−

こんにちは、noriです。アメリケンな細Pにあやかり、英語で登場してみました。「人生は短い。自分の道を進め。」というところでしょうか。

「自分の道を進め」と私は診断士試験に教えられました。変に共感力だけ高い私は一緒に勉強している仲間が暗くなると暗くなりました。周囲が困っているとどうしたら良いんだろうと困っていました。「自分」がどうすべきか中々、見えなかった。

試験勉強を通じて得た勉強仲間は信頼できる大切な友人ですが、結果的には人に流されやすい自分の性格を振り返ると「一人で勉強すること」が一番向いていました。一人じゃないと「他の誰でもない、自分自身が合格するために必要なことが考えられなかった。合格年の私は一人で勉強していました。

 段々と試験が近づいてきます。「あれをやった方が良い」「これをやった方が良い」と聞くたびに気持ちが焦るかもしれない。診断士試験の情報は世の中に溢れています。できていないことばかり目について、何をすれば良いのかわからなくなるかもしれない。誤解を恐れずに言うと「自分自身が合格するために必要なこと」を見失いそうになったら、友人やネットから診断士試験の情報収集をストップすることをオススメしますが、「捨てることでやらなきゃいけないことがクリアにわかる」と書いていますが、試験情報も同じです。自分が必要な時に必要な情報を入手すれば良い。皆さんがご自身の道を切り拓かれることを心からお祈りしています。

▪︎時事ネタは法務からのラブコール

さて、今日のテーマも経営法務。好きなんです、経営法務。人間が作った法律という枠組みの中で、世の中が合理的に、機能的に、平等に回るようになっている事実に感心。解答の「妥当性・公平性・弱者救済」というブレない視点がカッコイイ。論理的で筋が通っていて、男前。

…ただ、経営法務をあまり好きじゃない人は意外と多い。

試験の作問者もファンが少ないのに気付いているに違い無い。

そこで問題に時事ネタが登場。碧こばも書いているように法務は時事ネタが多い。

例えば、平成27年の第11問「海老みそブシューッ!と叫びながらエビ反りになってのたうち回る」ゆるキャラの偽物、平成26年第10問「ゴーストライターが自らの創作に係る著作物を他人名義で出版することに同意 した場合」、平成24年第7問「指定商品「菓子」についての登録商標「恋人」」など。

時事ネタは(きっと)法律って世の中と関係あるんだぜ。興味持ってね。という法務からの熱いラブコール。

▪商標は会社の顔!

時事ネタだとやはり商標権絡みで今年も出るかなと予想。

商標とは、「事業者が、自己(自社)の取り扱う商品・サービスを他人(他社)のものと区別するために使用するマーク(識別標識)」でしたね。

平成27年1月からは新しいタイプの商標として、従来の文字の商標に加えて、「動き商標」「ホログラム商標」「色彩のみからなる商標」「音商標」「位置商標」が保護対象として追加。こちらのパンフレットでイラストをチェック(新しいタイプの商標の保護制度パンフレット:https://www.jpo.go.jp/seido/s_shouhyou/pdf/new_shouhyou/pamphlet.pdf

なんでそこまで保護するの?ただの名前やマークでしょ?と侮ることなかれ。例えば、サラリーマンの足を守る抗菌防臭ソックスの先駆け「通勤快足」は「フレッシュライフ」から名前を変更したことで、爆発的なヒット。ロングセラー商品となっています。ブランドを守り、育てる。名前やマークにはそれだけ大きな財産的価値がある。

勝手に時事ネタ出題予想

さて、ここで勝手に出題予想。今年出るとしたら、ベルギーのシンボルに類似していると話題になったオリンピックのシンボル候補や、フランクミューラーに商標登録取消を請求されたパロディ商品の「フランク三浦」さんでしょうか。

そこで、論点となるのは、商標権を侵害しているかどうか。

ポイントとなるのは以下の2点。

1.商標権を誰が持っているか。 

こちらのサイトで登録情報が検索できます。

特許情報プラットホーム:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage

2.商標権の効力及び範囲

スクリーンショット 2016-06-14 20.21.02

*出典:特許庁ウェブサイト(https://www.jpo.go.jp/seido/s_shouhyou/shotoha.htm)

ベルギーのシンボルに類似していると話題になったオリンピックシンボル候補。ベルギーのシンボルは商標権の登録がないようなので、商標権の問題にはならなそう。著作権侵害については、証明が困難と予想。

一方、「フランク三浦」と本家の「フランクミューラー」を特許情報プラットホームで検索すると商標の情報が表示される。「商標権の効力及び範囲」を考えると指定商品「時計」に対して、商標が「類似」なのか「非類似」なのかが論点となる。

過去問で論点を復習!

では最後に「白い恋人」のパロディ商品「面白い恋人」の販売差し止め訴訟(和解済み)を参考にした!?と思われる、平成24年の過去問で「商標権の効力」を復習しちゃいましょう

 平成24年度 第7問

商標権の効力に関する記述として最も適切なものはどれか。

指定商品「菓子」についての登録商標「恋人」の商標権者は、「菓子」と「パン」は相 互に類似する商品と見なされているとしても、他人に「パン」について登録商標 「恋人」を使用する権利を許諾することはできない。

他人の商品「おもちゃ」に係る商標「スター」についての商標登録出願前から、商 標「スター」を周知性を得られないまま善意で商品「おもちゃ」について使用してい た者は、たとえその商標登録出願が商標登録された後でも商標「スター」を商品 「おもちゃ」について継続的に使用することができる。

他人の著名な漫画の主人公の図柄について商標登録した場合でも、商標権者 は、他人の承諾を受けることなく、漫画の主人公の図柄から成る登録商標をいず れの指定商品についても使用することができる。

他人の登録商標と同一であっても、自己の氏名であれば、商標として使用する ことができる。

答えはこちらからチェック。

いかがでしたでしょうか法務はまだまだここから点数が伸びる科目です!!どんどん行きましょう

大丈夫。 あなたは、ぜっ~~~たいに合格しますから!待ってます!

nori でした。

 

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