カテゴリ「10 二次試験 | 中小企業診断士試験 一発合格道場」の記事


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<セミナー告知>
一発合格道場夏セミナー、略してン夏を開催します

2020年7月26日(日)午後
オンライン (多分zoomです)
内容は絶賛検討中
twitterで内容のアンケート実施(6/21~28)

お申込み開始日や方法など、追って連絡してまいります。

11代目一同、全力で頑張ります!

           

 

皆さまこんにちは。ぴ。です。過去記事はコチラ。

今回はゆるわだ的な内容です。

中小企業診断士試験の合格を目指す受験生のためのオンラインコミュニティ「ココスタ」で挙がったQ&Aをご紹介しようと思います。

1次直前期に気になるQ&Aをピックアップしましたので、もしよろしければ参考にしていただけたら嬉しいです。

また、2次試験に関する情報収集など1次試験直後にスタートダッシュしたいというかたは、ココスタへの参加がおススメです。1次試験が終わってからでもこの記事を思い出していただけたら幸いです。


まずはココスタの紹介からいかせてくださいっ。

ココスタの特徴1.全国各地から集った受験生同士による活発なコミュニケーション

2.バラエティ豊かな運営メンバーによるバックアップ

3.webでの勉強会や質問・相談会、飲み会など豊富なイベント

ココスタは今年の3月に新規リニューアルしてから約4か月経ちました。

現在、50名超の受験生に参加して頂いており、オンラインなので地理的な制限がなく、全国各地から同志の受験生が集っていることが特徴です。

活動の場はDiscordというコミュニケーションアプリを使っておりまして、PCはもちろんスマホやiPad等のタブレットでも利用可能です。

アプリ内のチャットで、受験生同士が主体的に且つ活発的に診断士試験に関する情報の発信していることも特徴です。

チャットには診断士試験に関する様々なスレッドがあり、何か思いついたらすぐにでもスマホやPCから質問等を投稿することが可能です。

例えば・・・1次試験用スレッドや2次試験用スレッドでは、

経済学の第1問あたりによく出てくるグラフの問題は皆さんどのように対策しますか?

2次の事例ごとの80分間のタイムマネジメントは皆さんどうしていますか?

などの質問に対して、複数人による多面的な意見交換がされるため、より自分に合った情報を取捨選択しながら学習できると思います。

また、運営者には、当道場やふぞろい、タキプロ、ズバリと切れ味鋭い記事で人気のブロガーがおり、バラエティに富んだ顔ぶれによるバックアップ体制も特徴です。

定期開催の2次勉強会(昨年合格率40%超えのノウハウ)がココスタ最大のウリですが、

勉強会以外にも2次試験の質問会や相談会、気晴らしの飲み会などのイベントも不定期ですが開催していますよー。

・・・と、ここまで色々と特徴をご紹介しましたが、

ココスタに参加する最大のメリットは、受験生同士や合格者からの多種多様な意見が得られるため、自分ひとりでは発見しづらい課題や改善策に気付くこと、だと私は去年参加していて感じていました。(去年、オーナーのksknさんを除く参加者の中で、私は発言数ランキングが1位でした笑)

特に2次試験は、コレが絶対正しいといった学習方法や解答が無いため、ご自身で悩み苦しみ試行錯誤しながらの学習になります。そんな時に、リアルタイムで質問することができ、多種多様な意見が得られる場はすごく貴重だなぁと感じていました。

ココスタに参加されたかたには是非とも積極的に発言し交流を深めていただけたらと思います。きっと試験合格後においても一生モノの仲間になることでしょう。

ココスタでは1次試験直後にも飲み会企画などを計画中ですっ。

試験後くらいは気分転換に飲みたいんだけど、身近に診断士受験生の飲み仲間がいないんだよねぇ・・・というアナタ。もしよかったらこの機会にココスタに参加してはいかがでしょうか。

また、2次試験の学習でスタートダッシュを切るために早めに情報収集を図っておきたいというかたもぜひぜひご参加くださいね。

参加はもちろん無料ですよっ。

ココスタの入会申込フォームはコチラ。


それでは、ココスタで挙がったQ&Aを2点ほどご紹介していきます。

Q.勉強中にどうしてもどうしても眠気に負けてしまいます。朝勉強でも眠くて集中力が欠けてしまいます。この憎き眠気を撃退する方法についてアドバイスいただけないでしょうか。

1つ目は、眠気対策のご質問です。

例えば、勉強する気マンマンで早起きするも、突然ひどい睡魔に襲われ、自分の意志とは反してなかなか勉強に集中できない・・・。また、仕事や生活で疲弊しながらも、必死に自宅で寝そべりながら学習していたらいつのまにか寝てしまい、気づいたら朝だった・・・。というような経験はございませんでしょうか(この例えは私の実体験です涙)。

A1.眠気に負けてしまうのは脳に糖分が足りてないのかもしれません。マックスコーヒー並に激甘のコーヒーやエナジードリンクを飲んだり、カフェインを摂取して10分ほど仮眠してはいかがでしょうか。眠気で集中できないのはそもそもの眠気の要因を取り除かないとだめかなと思います。10分くらいリフレッシュに時間を使ったほうがそのあとの集中力が全然違うため、決して無駄な時間にはならないと思います。

A2.私のおススメは、歩きながら勉強することです。なんだそりゃと思われるかもしれないですが、座っているから眠くなります。家の中で、立ちながら、歩きながら勉強してみてはいかがでしょうか。

A3.眠くなる時は苦手科目や暗記科目を勉強している時が多かったので、眠くて効率悪いなと思ったら、得意科目を少し勉強してから戻ってくる感じでした。しかし、得意科目を勉強していても眠い時は本格的に身体が睡眠を欲しているので、思い切って寝ることにしていました。今日は寝るけど、明日はしっかり頑張ると自分に約束して寝てしまうのも一つの手ではないでしょうか。

・・・などその他にも意見アリ

眠気対策は試験勉強において永遠のテーマですね。根本的な睡眠不足を取り除かないと集中力を持続するのはムズカシイ。

とはいえ、試験間近の状況では1分足りとも時間が惜しいっ。何か工夫を凝らして眠い中でも学習効率を高めたいですよね。

飲食系アイテムでは、上記以外にミンティアCOLDSMASHを連続投入、メガシャキガムを噛む。踏ん張りどころではユンケル注入!などの紹介もありました。

なかにはリステインオリジナル(マウスウォッシュの強烈なやつ)のうがいで眠気覚ましをするといった紹介もありました(笑)

※くれぐれもリステリンを飲み込むのは危険なので絶対やめましょうっ。

ただし、以下のような注意喚起も。

栄養ドリンクなど試験当日に眠気対策などで使おうと思っているものは、いきなり使うのではなく、必ず前もって試しておくこと、との意見もありました。飲んだことのない大容量のエナジードリンクを試験当日に注入した結果、財務会計の途中でテンションがあがってしまい見直ししたら凡ミスだらけだった・・・という体験をされたかたもいます。

本番時に初めてのことはできる限り排除しましょう

Q.マークシートの塗り方について、どう塗るのが効率が良いか、模擬試験や答練ごとにやり方を変えてみたのですが、どれもメリット、デメリットがあり、まだ迷っています。解いたところから一問ずつ塗る、数問ずつまとめて塗るなど、色んな塗り方があると思いますが、皆さんはどんな風に塗るかマイルールを決めていますか。

2つ目は、マークシートの塗り方についてのご質問です。

例えば、60分科目の経済学や財務会計など時間不足に陥りやすい科目は、解きやすい問題から優先的に解くなど問題を解く順番が重要になります。その中で、より効率よくマークシートを塗る方法について知りたいという質問内容でした。

A1.私は最後にまとめてマークしていました。行ったり来たりするのがわずらわしいからです。見直しは指差ししながらムダなくらい何回もしていました。ラスト数分はずっと見直しって感じです。

A2.私はメモは普通のシャーペン、マークシートは1.3ミリの専用シャーペンを使い分けていました。持ちかえるのが面倒ですが、メモの文字が太いのが気になって・・・。私は1問ずつ塗りましたが、悩んで抜かした問題があるとズレやすいので、しっかり見直ししていました。ムダは多いですが自分に合った方法です。今年もそれでいきます!

A3.私は鉛筆を使っていました。問題1周目は塗らず、2週目で見直しできた問題から1問ずつ塗っていました。問題のズレや受験番号は念入りにチェックしていました。

・・・などその他にも意見アリ

極太芯のマークシート専用シャーペン(コレは私が使っていたやつ)を使うことで、マークシートがすぐ塗れる、芯が折れにくい、といったメリットがあります。

一方で、財務の計算問題や経済のグラフへの細かい書き込みなどをする際には、字が太く読みづらくなるなどのデメリットも踏まえる必要があるとの意見もありました。

芯が太いシャーペンは0.7ミリ、0.9ミリ、1.2ミリと複数あるようですので、ご自身にしっくりくる太さのものを試しておくと良いかもしれないですね。

また、時短も大切ですが、記入ミスを絶対にしないために指差し確認をするなど最大限の注意を払ってマークすることが最も大切ですという意見もありました。

最後にまとめて塗るやり方、1問ずつ塗るやり方、そのどちらも慎重すぎるくらい注意してケアレスミスの無いように準備しておきましょう。


いかがでしたでしょうか。

皆さまも直前期に気になる質問などありましたら、ぜひぜひどしどしコメントして下さいね。私以外にも道場メンバーが可能な限り回答をしてくれると思いますので、気兼ねなく活用してくださいね。

もちろん、ココスタにご参加いただき、そちらでご質問いただいても大丈夫ですっ。

今回は以上です。お読みいただきありがとうございます。

サクッと読める記事を書こうと思ったのに、結局長文・・・。

ぴ。でした。


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合格に十分な実力発揮の準備

✅ 1次試験の全体像をつかめていますか?
✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?

おはようございます。
べりーです(過去投稿記事はこちらです)。

ご覧の「一発合格道場ブログ」では毎年この時期に「渾身記事」と銘打って、各メンバーが渾身の気力と知識を振り絞った記事を投稿します。
基本的にある論点を深堀して解説し、特定の論点に関する知識をより強固にしていただくことを目的にした内容が多くなります。

またメンバーは去年まで自分達自身が受験生かつ「一発合格道場の読者」だったので、リクエストがあったテーマは別ですが、自身のフレッシュな記憶と体験に照らして「こんなのが読みたかった」あるいは「こういった記事に助けられた」という経験などから、テーマを決めています。
※11代目は、例外なく全員が令和元年の2次試験合格者です

そのような中、今回私はあえて「深堀」でなく「広く浅い記事」を書くことにしました。ごちゃっとしがちな財務会計の知識をいくつかピックアップして一元化したような記事です。
基本は1次試験対策ですが、ちょこちょこ2次試験対策になる内容も含まれます。
チェックシート的にご活用することで、ぜひ1点でも多く勝ち取っていただけたらと願います。

なお、前回投稿した運営管理の「生産オペレーション(IE等)」の暗記法については、思いのほか「自分も頭に入らなくて困ってたから助かった」という反響をいただきました。しかし今回は手広い範囲からピックアップする形なので、もしかしたら「こんなの知ってて当たり前」ばかりになってしまうかもしれません。
と思いながらも、もしこの時期に万が一何か1つでも「なるほど!」が発見できて本試験での4点に繋がったら、試験戦略上、非常に大きいよなーと思い直して投稿させていただきます。
ブロックごとの読み切り型で分割しやすくなっていますので、恐れ入りますがご興味なきところは飛ばし読みして下さい。

 

ごちゃっとしがちな財務会計知識と直前期の暗記法

今回は1次試験合格の鍵を握る重要科目、財務会計についてです。
参考までに財務会計の平均点と科目合格率の推移は次の通りです。

一次試験の平均点と科目合格率の推移2020(~令和元年最新版)

1次試験は難化と易化の差が波があるのが特徴であり、その中でも財務会計は年度ごとの差が激しいです。したがって財務会計は「難化に耐えうる実力を備えておく」ことで、①難化したら何とか足切りを免れる②易化したら得点源にする、という対策で臨むべきでしょう。

財務会計の主要論点は次の通りです。

ざっとご覧いただいて、何だっけコレ?はありませんか?

そろそろ超直前期という時期にこのレイヤー(テキスト目次の大見出しレベル)で「何だっけコレ?」は中々ないと思いますが、もしドキッとした項目(論点)がありましたら、とてもラッキーです。
なぜなら今ならまだ、本試験までに知識を増強する時間はあるから。
その論点は過去問のタテ解き(年度を跨いで論点別に解く過去問の解法)で知識を補強することをお勧めします。

今回取り上げた「ごちゃっとしがちな財務会計知識」は大きく分けて7論点。
暗記法は一発合格道場名物の「くだらないほど忘れない」方式です。それではどうぞ!

 

【財務諸表概論】財務諸表の種類

会社法(計算書類)

会社法では、以下の4つを「計算書類」といい、株式会社に作成を義務付けています。

①貸借対照表(B/S)
②損益計算書(P/L)
主資本等変動計算書
別注記表

覚え方会社BP株子

← 株子さん

①のB/Sと、②のP/Lは大丈夫ですよね。会社の「ストック(ある時期で切り取った会社の状態)」と「フロー(ある期間における会社の業績)」を把握できる重要な書類です。
なので「BP」はあまり深く考えないで「BP=B/SとP/Lね」と覚えて下さい(注:BPは造語で一般には通用しません💦)。

会社法株子さんを守ります!

 

金融商品取引法(財務諸表)

主として上場企業では、金融商品取引法(財務諸表規則)により、以下の「財務諸表」の作成が義務付けられています。

①貸借対照表(B/S)
②損益計算書(P/L)
主資本等変動計算書
キャッシュフロー計算書
属明細表

覚え方:金融BP株キャップ

今年最も株取引で稼いだ投資家に贈られるキャップです。・・・そんなことはありませんが、金融商品取引法は「いつものBP」+「株キャップ」です。

ちなみにこの「株キャップ」、昨日Tomatsuが紹介してくれた1億円つくった元お笑い診断士の井村俊哉さんがとっても似合いそうですね(笑

 

株主総会招集時に必要な書類

取締役会を置く株主総会の定時株主総会の招集通知には事前に取締役会の承認を受けた以下の書類を添付しなければなりません。規定されているのは会社法です。

①計算書類
②会計監査報告書(大会社等)
③監査報告書
④事業報告書
連結計算書類

株主総会通知に添付する資料には、会社法の計算書類(会社BP株子)に加えて上記の②~⑤が必要です。会計監査人による監査報告、監査役及び監査役会の監査報告、事業報告、の「報告書3点セット」です。

ここまでの3つを横並びで見比べると、記憶に必要な脳の海馬が刺激されるはず!です。(クリックすると拡大します)

 

【簿記の基本】割引と割り戻し

よく混同しがちな「これ割引?割り戻し?問題」です。

割引:期日前支払いに対し、支払いが早かった分だけ金利相当分を安くする(だから営業外)
割戻ボリュームディスカウント(量に対するディスカウント)

覚え方:早割引、大量戻し


(ヴィッセル神戸HPより)

 

【CF計算書】運転資本と正味運転資本

CF計算書は我ら一発合格道場に超人気記事があります。
歌って覚えるキャッシュフロー計算書 by 7代目nori

前回記事で私は「文言と配置を暗記することで柱を築き、さらに知識を肉付けすることにより強固な橋げたを構築する」手法を説明しました(生産オペレーションを俯瞰する暗記法)。今気づきましたが、7代目noriのこの記事の狙いもそこです。
ちなみにCF計算書は2次試験では絶対に避けて通れず配点もそれなりな論点ですが、1次試験対策時点では「捨て問」としている方もいるかもしれません。
確かに1次試験対策としては仕上がり具合次第でスルーしても良いと思いますが、多少余裕がある方や2次試験再挑戦組の皆様は7代目noriの記事をぜひご覧下さい。

さて「ごちゃっとしがちな財務会計知識」の方に戻りますが、CF計算書(間接法)における「営業CF」の小計の上あたり、noriの記事で「運転♪」と言っているのが「運転資本」です。

これとごっちゃになりがちなのが、経営指標で出てくる「正味運転資本」です。

運転資本

論点:CF計算書、意思決定会計のフリーキャッシュフロー(FCF)
内容:企業が営業活動を行う上で使用した資金
算出:運転資本=売上債権+棚卸資産-仕入債務
CF計算書:運転資本の増⇒マイナス値運転資本の減⇒プラス値と、正負が逆転する
意思決定会計:FCF=営業利益×(1-税率)+減価償却費-運転資本の増減―投資額

 

正味運転資本

論点:経営指標
内容:1年以内に現金として利用可能な資金(正味運転資本が大きいと資金繰りは安定していると言える)
算出:正味運転資本=流動資産-流動負債(手元資金―返済が近い債務)

 

覚え方:
運転資本・・・売掛金などCFを減らすもの
正味運転資本・・・正味が付くとプラスの意味に(支払能力)

 

 

【経営分析】改善 or 悪化?

財務会計は時間との戦いです。以前、次の記事を書きました。
1次試験の財務指標は計算しない?! 財務会計「経営分析指標」のヒント①

経営分析問題との向き合い方はこの記事をご参考下さい。
その上で必要になるのが、計算結果から「上昇 or 低下」「改善 or 悪化」を判定することです。
経営指標は状態を可視化するための指標ですから、「値が大きいほど良い指標」と「値が大きいほど悪い指標」の違いを正しく認識する必要があります
※今回の説明では「各回転期間」を除いています

値が大きいほど良い指標

いかがでしょうか?どれも「大きいほど良さそう」ですよね。
利益率、回転率、自己資本比率、インタレストカバレッジレシオは迷わず「大、即ち『良好』」です。

一方、逆を行くのが次の指標たちです。

値が小さいほど良い指標

どちらも分子より分母が大きい方が安心ですよね。
分母が大きいほど数値としては小さくなります。
固定資産よりも自己資本(+長期借入)、負債(他人資本)よりも自己資本が多い方が安定していると言えます。

覚え方:小さいほど良い「コテコテの負債」

※コテコテ・・・固定比率(コテ)と固定長期適合率(コテ)
※負債・・・負債比率


「小さいほど良い『コテコテの負債』」(イメージです)

 

ここまでが前半です。
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では後半も行ってみましょう!

 

【CVP分析】安全余裕率と営業レバレッジ

安全余裕率です。

安全余裕率=(実際売上―損益分岐点売上高)÷実際売上高×100(%)

もしくは

安全余裕率=100-損益分岐点比率(%)

で計算するのはご存じの通りです。

この安全余裕率には第3の計算方法があるのをご存じでしょうか。
私は以前にこのサイトの記事を読み漁っているときにある記事に出会い初めて知りました。
これを知っておくと「損益分岐点売上高」や「損益分岐点比率」を計算せずともP/Lから直接計算できます。
記事のタイトルには「学校では教えてくれない公式」とありますが、確かにその通りでした。
その記事はこちら(↓)です。

学校では(多分)教えてくれない公式2 「営業レバレッジと安全余裕率」 by 初代アックル

このやり方なら安全余裕率はP/Lから一発で計算できます。

安全余裕率=営業利益÷限界利益×100(%)

この公式、知っておくと本当に助かります。
ご存じなかった方はすぐに過去問で試してみて下さい。
私は本試験では、1周目にはの計算式を使って瞬殺し、検算の時にはいつもの式を使っていました。

さて、この式なんだか見覚えがありませんか?
実はある指標の逆数なのです。

営業レバレッジ=限界利益÷営業利益(倍)

営業レバレッジは、売上高のブレ幅が営業利益に影響を及ぼす度合いです。固定費の割合が大きい費用構造であるほど、売上のブレにより営業利益が大きくブレます。
売上高が固定費を下回るとすぐに赤字転落してしまいますが、逆に売上高が固定費を上回る限り売上高の増加はそのまま営業利益の増加に繋がります。
売上高の増減に対して固定費が「テコ(lever)」のような働き(leverage)をして、営業利益の増減率を増幅しているから「営業レバレッジ」と言います。

ということで私は安全余裕率と営業レバレッジをセットで覚えましたが、たまに「どっちがどっちだっけ?」とごっちゃになることがありました。基本的には知識として理解すべきと思いますが、いざという時の保険として下記を考えました。

安全余裕率=営業利益÷限界利益×100
下から上を割り算

営業レバレッジ=限界利益÷営業利益
上から下を割り算

覚え方:安全余裕な下克上 VS トップダウンでテコ入れ

「倍返しだぁ」って・・・現実ではなかなか。。

 

 

【利益差異分析】売上高差異と費用差異

売上差異分析と費用差異分析です。

このテーマは先日、11代目メンバーの「ぴ。」が渾身記事を投稿しました。
読者からの質問に応える形でしたが、過去問を例に説明してくれて分かり易く丁寧な記事です。

【渾身】財務・差異分析~有利不利で混乱しない解法~

このテーマ、ちょうど私も取り上げようと考えていました。
そして、だとするとこの論点を「視界良好」にしたい方が結構多いのではないかと思いました。
そこで、ぴ。の記事を踏まえてスピンアウト的に取り上げます。

ぴ。の記事にはある重要人物が登場します。そう、工場長です。
売上や費用について、計画に対する進捗状況を事細かに把握し、厳しく追及してくる工場長がいたとして、その工場長が気に入る結果が「有利差異」気に入らない結果が「不利差異」と考えます。

工場長は、

売上・・・売上高が予算越え(実際-予算がプラス値)だと喜ぶ
費用・・・実際の費用が予算内(予算-実際がプラス値)だと喜ぶ

このように、売上は実際>予算(標準)、費用は実際<予算(標準)になればなるほど、有利差異(工場長のご機嫌具合)がUPします。

この「ぴ。理論」で考えれば、ごちゃっとしがちな「売上差異分析と費用差異分析」がすーっと腹落ちします。

 

<その前に…BOX図の再確認>
①差異分析のBOXは大きく四角形を書き内部をT字で3ブロックに区切る
②Tの上側が「価格差異(青)」右下が「数量差異(赤)」の計算エリア
③左下は「計画」または「標準」であり「実際」と突合するあるべき姿
※今回は差異分析が目的なので青と赤を極端に大きくデフォルメしている
④価格(単価)はBOXの左辺の外、数量はBOXの下辺の外に書く
⑤価格も数量も内側から外側に「標準→実際」の順で書くので、「ひ→じ」内側から外側に、ひじ」と覚える
※正確には左下が「計画/標準のBOX」だから「その外周は『ひ』」です。

 

売上高差異分析 

(クリックしたら拡大します)

費用差異分析 

(クリックしたら拡大します)

 

売上高差異分析と費用差異分析は上の2つの図の通りです。

BOX図の作法は覚えるしかないし、覚えられます!
ごちゃっとしがちなのは「何から何を引くべきか?」です。

覚え方:
売上・・・実際売上が予算越えだと工場長が喜ぶ
実際-予算(がプラス値なら「有利差異」)
費用・・・実際の費用が予算内だと工場長が喜ぶ
予算-実際(がプラス値なら「有利差異」)

 

【注意】

ぴ。の記事は、売上高と費用ともに式を「実際-予算」としており、
売上・・・「実際-予算がプラス値」なら有利差異
費用・・・「実際-予算がマイナス値」なら有利差異
と計算結果の方で工場長のご機嫌を伺っています。
工場長の性格さえ理解していれば、どちらでもお好みの方をお選び下さい。

 

 

【証券投資論】投資家の選好(グラフ)

証券投資論の投資家の選好です。

ごちゃっとしがちな「投資家の選好に関するグラフ問題」は、過去7年間に本試験で出題されたのは令和元年度、平成30年度、平成25年度と3回。不定期ながらも頻出問題と言えます。

グラフは経済学で慣れている頃と思いますが、基本は同じです。
ここから先はかなり簡素化した内容にしますが、立ち戻るべきは経済学のグラフです。

①何を表すのか?

・無差別曲線・・・Y軸 期待収益率(リターン)、Y軸 標準偏差(リスク)
・効用関数・・・Y軸 効用、X軸 富(とみ)

②どんなパターンが登場するのか?

・リスク回避者
・リスク中立者
・リスク愛好者

リスクに対するスタンスの違いによってそれぞれグラフの形が違っており、そこを問われます。
上記①と②の組み合わせを覚えて下さい。

ここからは実際の過去問を使います。

 

無差別曲線:期待収益率と標準偏差(リスク)

Y軸・・・期待収益率(リターン)
X軸・・・標準偏差(リスク)

 

<平成25年度 第19問>

期待収益率(Y)と標準偏差(X)のグラフで「リスク回避者の無差別曲線」を選ばせる問題です。
グラフ4つ(3つのタイプ+ワナが1つ)ありますが、リスク回避者のパターンが頭に入っていたら瞬殺です。
以下で見てみましょう。

 

【リスク回避者】

左上のグラフです。
リスク回避者はリスクが嫌いなのでリスクが増えることを望みませんが、もし標準偏差(リスク)が増える場合は期待収益率も増えることを望みます。望まずにはいられません、どうせなら!💦
仮に青ラインのように「期待収益率が同一」なパターン①~③があったならば、よりリスクが小さい①を選びます。

【リスク中立者】

右下のグラフです。
リスク中立者はリスクと無関係により高いリターンを求めるため、X軸と水平の曲線になります。
リスクに関係なく高いリターンを求めるため、①~③であれば一番上にある①を選びます。

【リスク愛好者】

左下のグラフです。
リスク愛好者はリスクが大好きなので、もともと標準偏差(リスク)が高いのですが、それ以上にリスクが増えるとリスクに慣れて徐々に期待収益率が下がり、「右下がりの効用曲線」になります。
仮に青ラインのように「期待収益率が同一」なパターン①~③があればよりリスクが大きな①を選びます。

ということで正解は「ア」です。
右上のグラフはワナです。

続いて同じく無差別曲線のグラフの問題です。
昨年度、令和元年の第13問ですが、ご覧下さい。

 

<令和元年 第13問>

 

いかがでしょうか。
Y軸がリターン(期待収益率)、X軸がリスク(標準偏差)のグラフです。

グラフの形から、これはリスク回避者のグラフです。
リスク回避者がA~Dのどれを最も好むか?という問題です。

無差別曲線は位置が高くなるほど効用が大きくなるため、最も外側の無差別曲線上の点Dは選ばれません。
点Aと点Bはほとんど横並びで同一のリターンですが、点Bはよりリスクが高いので点Aを選びます。
なお同一曲線上の効用は同レベルであるため、リスク回避者にとっては点C(点Bと同一曲線上)も点Aより劣ることになります。

ということで正解は「ア」です。

 

効用関数:効用と富

Y軸・・・効用待収益率
X軸・・・

 

<平成28年度 第11問>

 

こちらは経済学でも見ました「収穫遁減/遁増のグラフ」です。

「リスク回避者」にとって、富が増えれば増えるほど逆に効用(限界効用)は徐々に減少します(遁減)。リスクが嫌だから、無限に富を追い求めないイメージです。上記の設問で言えば、②がリスク回避者です。

一方の「リスク愛好者」にとっては、富が増えれば増えるほど効用はうなぎ上りに高まります。富を得るほど富が欲しくなる。上記のグラフで言えば④がリスク愛好者です。

その中間で、富の増加に対する効用の高まりが常に一定であるのが「リスク中立者」です。上記のグラフで言えば①がリスク中立者です。

ということで正解は「ア」です。

 

覚え方:
1)無差別曲線:期待収益率(リターン)と標準偏差(リスク)

無差別曲線は、矢印型(←型)で、上から「回避」「中立」「愛好」

 

覚え方:
2)効用関数:効用と富

効用関数は、ラグビーボール型(右上がり)で、上から「回避」「中立」「愛好者」

 

 

まとめ

この時期は知識の増強はもちろんですが、いつもの論点をテキストや問題集の流れに沿わず見たり話したりすることで、記憶に残る何かもあるんじゃないかというのが今回の趣旨です。

そして「くだらないほど忘れない」シリーズの記事でもあります。

もし今回の記事から何か発見がありましたら、必ず会場に持ち込む教材やノート(当道場では「ファイナルペーパー」と呼びます)に「覚え方」と共にメモ書きして下さい。

ということで、今回は少し実験的ではありましたが結局いつも通り「特盛」サイズの記事になってしまい申し訳ありませんでした。何かヒットするものがあるのか本当に心配なので、もし今回の記事から何かが得られました場合はぜひコメントに一言置いて行っていただけると大変励みになります。

それでは、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

 

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 1次試験の全体像をつかめていますか?
✅ そして、2次試験の事例研究は進んでいますか?

今年は超直前期が梅雨に当たりますが季節の変わり目で気候も安定しません。ぜひ体調に気を付けて、本試験会場で実力を発揮するための準備を粛々と進めて下さい。

べりーでした。

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本日もアクセスありがとうございます。さいちゃんです。

前回に引き続き、勉強中に気になるけど、時間をかけてまで調べなさそうな話題を取り上げます。
前半では事例IIIで時々顔を見せるプラスチック加工技術を紹介します。後半では、技術を持った中小企業がどのように活躍されているか、実際の事例を見ていきます。

プラスチック加工の系統図

プラスチック加工の過去問出題実績としては、一次試験はありませんが、二次試験では過去3回取り上げられています。個人的に射出成形のイメージが強いですね。

各加工について

射出成形

射出成形は、所望の形状が得られるように設計した金型の中に、液体化したプラスチックを注入し、主に冷やして固め、金型を開いて、部品を取り出す一連の流れで部品を製作します。「射出」の意味は、注射器のように、液体のプラスチックを金型に押し出す様から名付けられているそうです。H20の事例IIIでは、金型メーカが取り上げられていました。「複数どり提案」や、「金型の仕上げ加工」のボトルネック性など、特徴的なワードが出ていましたね。

金型の設計、材料の選択、液体のプラスチックをむらなく金型に充填する経路、冷やし固める時間、金型内で固めた部品を自動的に取り出す構造等、技術的なポイントは枚挙にいとまがありませんが、技術者の腕の見せ所だと思います。一度設計が完了すれば部品の製作はほぼ自動で行えるように思えますが、温度や湿度等、環境変数によって設定を微調整する必要があるので、熟練の職人の技能が欠かせません。

射出成形の動画:
プラスチック部品ができるまで ← 一連の流れがわかります。
射出成形のアニメーション ← 英語表記ですが、機械の中身がよくわかります。
レゴブロックの作り方 ← 動画ではありませんが、あの「レゴブロック」の射出成形の流れがわかります。

 

押出成形

熱をかけて柔らかくしたプラスチックの原料を押出して、そのまま空気中や水中で冷やして固め、必要なサイズで切断していきます。主にパイプやシートなど連続的な形状をしているものの製作に用いられます。射出成形より金型もシンプルです。

押出成形の動画:
押出成形の概要 ← 一連の流れがわかります。

ブロー成形

ペットボトルやヤクルトの容器のような中空の構造を作る工程になります。金型の中に熱して流動性をもたせたプラスチックを入れ、空気の噴射(エアーブロー)によりプラスチックを膨らませることで所望の形状を得ます。3次元的に複雑な構造の成形に適した、3次元ブロー成形もあります。

ブロー成形の動画:
ブロー成形の概要 ← 一連の流れがわかります。
ペットボトルの作り方 ← ペットボトル製作の一連の流れがわかります。
3次元ブロー成形 ← 3次元ブロー成形が丁寧に説明されています。

インサート成形

射出成形を応用した技術で、プラスチックの中に金属を挿入(インサート)した構造をしています。金型の中に金属部品を装着し、プラスチックを流し込むことで金属とプラスチックを一体化させます。金属部品の数が多い場合などは、ロボットを用いた全自動型のインサート成形機を用います。H30のC社では、特徴的な経営資源として取り上げられていました。

インサート成形の動画:
インサート成形の概要 ← 一連の流れがわかります。
全自動インサート成形機 ← 数多くの金属部品を使う部品の動画です。一つ一つ金属部品を置いていく繊細なロボットの動きがいいですね。

機械加工

金属加工と同様、フライス盤や旋盤、ボール盤といった切削機械で追加工を行います。射出成形のみでもある程度の精度を得ることができますが、高精度な面や穴あけが必要な場合に、機械加工が必要になります。動画は前回の記事を参照。

 

接着/溶接加工

金属加工と同様、部品を接合させるための工程です。プラスチックは金属より融点が低いため接合の自由度が高いです。接着や溶接といった加工のほか、リベット加工などの機械的に金具で固定する加工もあります。

リベット加工の動画:
ジーンズのリベット打ち ← プラスチック製品ではないですが、ジーンズのリベット打ちの様子から加工の概要がわかりやすいです。

 

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中小企業の活躍事例

皆さんは、世界に誇る技術を有する中小企業が日本にどれだけあるか、そしてどんな企業か知っていますか?。実際に活躍されている中小企業を知りたい場合には、こちらのサイトを見ると実例がわかります。

こちらは毎年中小企業庁がまとめているもので、様々な分野で活躍している中小企業・小規模事業者・商店街を紹介しています。経済産業大臣も寄稿してしますが、本書のまえがきにある概要は以下の通り。政府が提示する、中小企業・小規模事業者・商店街の課題とあるべき姿が透けて見える気がしませんか?

本書は、ITサービス導入経営資源の有効活用等による生産性向上積極的な海外展開インバウンド需要の取り込み、多様な人材活用円滑な事業承継など、様々な分野で活躍している中小企業・小規模事業者を『はばたく中小企業・小規模事業者300社』として、また、地域の特性・ニーズを把握し創意工夫を凝らした取組により、地域の暮らしを支える生活基盤として商店街の活性化や地域の発展に貢献している商店街を『はばたく商店街30選』として選定し、取りまとめたものである。(ホームページ抜粋)

「はばたく中小企業・小規模事業者300社」

概要にも挙げられている通り、本書では中小企業の活躍を以下の3つの区分けでジャンル分けされており、ものづくり企業とサービス企業について書かれています。ものづくり企業については、ほぼ100%の企業が差別化された技術を持っているといっても過言ではありません。

また、生産性向上は事例III、需要獲得は事例II、担い手確保は事例Iといった形で各事例と関係性が深いと思います。

 

「はばたく商店街30選」

過去、事例IIで商店街が出たことがありますが、具体的な商店街の活動を見ることができます。私のような普段商店街の活動になじみのない方には、商店街の活動の雰囲気がわかって参考になることと思います。

さいちゃんの印象

はばたく企業・小規模事業者300社を読んでみての感想です。

1.中小企業の成功への「フレームワーク」がありそうだ。

各企業の紹介を分析していくと、中小企業庁が指し示す中小企業のあるべき姿が見えてきます。以下の図は、生産性向上事例の企業のうち、60社をランダムに抜き取って、企業の説明に使われているワードを使用回数順にパネル化したものになります。四角形の面積が大きいものほど使用頻度が高いワードになっています。

この図からわかることは、技術面のワードももちろん含まれていますが、生産性向上を成し遂げるためには、生産効率が高い新規設備を導入し、設計から生産・販売までの一貫生産で、高付加価値・短納期・低コスト・高品質の製品を生産、人材活用としては、女性や高齢者活躍の素地を作り、多能工化・自動化・標準化・情報化を図って、人手不足の解消に向けて省人化と脱属人化を図る、というストーリーが見えてきます。なんだか、事例IIIの解答に使うワードのオンパレードですね。

このように、(本当に正しいかの議論は置いておいて、)中小企業の成功のためのフレームワークが提示されており、診断士試験にも反映されていることがよくわかります。今回は概要の解説にとどめますが、次回以降より詳細な分析を行っていきたいと思います。

 

2.有効性が高い用語の、「定型化」があるようだ。

事例を解く際の型を強固なものにするために、中小企業庁が示す有効性が高いホットワードのシャワーを浴び続けることが効果的かと思います。1.でも取り上げましたが、事例企業では有効性が高い用語も定型化されています。各社の成功事例を見ますと、事例IIIの鉄板のDRINK(D:データベース化、R:リアルタイム管理、I:一元化、N:IoTを活用したネットワーク、K:定例会などのコミュニケーション共有化)といった施策がよくでてきますし、「インターネットの黎明期」とか、「手書きの礼状」とかどこかで見たようなワードが出てきます。試験の作問においてこの企業リストを参考にされているんじゃないかと訝しんでおりますが、事例企業の取り組みを示す具体的な施策を把握することは、与件に出てくる施策のイメージ化が図れるだけでなく、今後の診断士活動での参考となる良き先発事例となるはずです。ただし、試験では与件にかかれていないアイディア解答は避けるべきなので、ご注意ください。

 

3.定性的だが、「定量性が乏しい」感じがする。

各事例企業の有効的な取り組み内容がよくわかりますが、実際にどれほどの効果が上がっているか見えずらい印象です。事例IIIの解答作成方針も、より定性的に書くイメージがあったので、試験に近い感覚がありました。有効的な取り組みのアイディアの源泉として活用するとよいと思います。

 

まとめ

前回と今回で、運営管理と事例IIIに出てくる加工技術と、実際にモノづくりで活躍されている企業の事例をご紹介しました。今現在、一次試験の勉強の真っ最中の方や、二次試験対策で数多くの事例を解いている方にとっては、「ちょっと気になるけど(正直あまり興味ない方が多数かも)、調べている時間がない話題」だと思いますが、今回の記事で中小企業のものづくりのイメージ化に貢献できていれば幸いです。

以上さいちゃんでした。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 


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おはようございます!おべんと君です。

今日は、11代目初となる、ゆる~い話題=【ゆるわだ】を
書かせていただきます。ほかのメンバーが渾身記事を書いて
いる中ではありますが・・・

題して、
意思決定会計講義ノート(通称イケカコ)のゆる~い取り組み方」です。

1次試験の財務・会計対策、2次筆記の事例Ⅳ対策として、
取り組む方が一定数いらっしゃる意思決定会計講義ノートとの
おべんと君流の向き合い方についてです。

 

<意思決定会計とは>
企業活動において、経営者が行う意思決定(将来の取り組みや投資に
ついて代替案の中から選択する行為)のために有益な会計データを提供し、
支援する会計 のことを言います。

ちなみに、会計は
・財務会計:企業の外部(株主・投資家等のステークホルダー)に
_有用な情報を提供する会計
・管理会計:企業の内部で経営者を支援する会計
の2つの領域に区分され、意思決定会計は管理会計に属されます。

 

<意思決定会計講義ノート(通称イケカコ)とは>
表紙には、「公認会計士試験、簿記検定受験者の必読書!」と書いてあり、
公認会計士及び簿記検定受験者で試験範囲となっている意思決定会計に
特化した書籍です。ここの「簿記検定」とは、「簿記1級」のことです。

イケカコという通称の由来は、
っていいけいうぎノート」から来ているようです。

 

<中小企業診断士試験とイケカコ>
中小企業診断士の使命は
「中小企業支援事業における経営診断又は助言を担うもの」です。
経営者の意思決定の支援もその対象となることから、意思決定会計が
中小企業診断士において重要視され、試験出題頻度が高い要因だと
推測できます。
そして、その意思決定会計に特化した参考書がイケカコのため、
中小企業診断士受験者で取り組む人が多いのだと考えられます。

また、平成25年の事例Ⅳの第3問で、下記の問題が出題されました。

第3問(配点 30 点)
植物工場で栽培した植物は一定の品質が保証される限り、
すべて生産した期に販売されると見込まれているが、
前提とされる品質基準に適合しないものが生産されるリスクがある。
植物工場において生産計画から納品までのそれぞれのプロセスの中で、
考慮すべきリスクに関連するコストを大きい順に4つ、
90 字以内で述べよ。

この4つのコストに関しては、各予備校やふぞろいの解答では
品質原価計算」であるという説が最有力です。
そしてイケカコでは、Lecture 11に「品質原価計算」についての
解説が掲載されています。
このことも、診断士試験とイケカコが身近になった要因だと思います。

なお、イケカコに関する記事は、道場でも既に先代のメンバーが
投稿しています。
【財務】【事例IV】イケカコ5週で80点 (序論)
リスク許諾書:イケカコ7つの効果と4つのコスト
【財務】【事例IV】イケカコ5週で80点#1
【財務】【事例IV】イケカコ5週で80点#2
【財務】【事例IV】イケカコ5週で80点#3
【財務】【事例IV】イケカコ5週で80点#4
【財務】【事例IV】イケカコ5週で80点#5
『イケカコ』はやるべきか否か

 

<11代目アンケート>
11代目執筆陣にイケカコについてアンケートを取りました。
Q1)イケカコに取り組んだ?
12人中2人

Q2)取り組んだ人は何周した?
1周:2人
2周以上:0人

この結果から言えるのは、
「イケカコは試験合格の絶対条件ではない」
ということです。

・いやいや、令和元年度の事例Ⅳは難易度が平易だったから
_そんなこと言えんじゃないの?
・やらなくてもいいんなら、なんでこんな記事書くんだよ!

なぜこの記事を書いたのか?理由は下記のとおりです。

中小企業診断士「試験」合格が目的ならば、イケカコなしでもOK
☆試験合格後、財務・会計の知識を仕事に使いたい
_考えるならば、イケカコをやって損はない

 

中小企業診断士「試験」合格が目的ならば、イケカコなしでもOK

試験合格を考えるのであれば、イケカコよりも予備校の講座
市販の診断士試験用の問題集過去問を何度もこなす方が、
・制限時間内でどのような順番で問題を解いていくか?
・各設問で求められている計算方法の手順は正しいか?
・計算ミスはどの手順でいつもしてしまうのか?
など、本試験で必要なことが実践的に身につくからです。

具体的な数値がなく肌感覚で大変恐縮ですが、
合格年度が違う周りの診断士の方々に聞いてみても、
イケカコを完走したという人よりも、
知らない、全くやらなかった、買ったけど見てない、途中で挫折した、
と言った方が多数です。

また、ストレート合格狙いの方は遠回りになりますので、

イケカコはお勧めしません。

以上のことから、イケカコは験合格の絶対条件ではない
といえるかと思います。もちろん、やって損はないですが。。。

ちなみに税理士保持者や簿記1級保持者にイケカコを聞いてみても、
「あーなんか聞いたことあるな~。」みたいな反応です。

 

試験合格後、財務・会計の知識を仕事に使いたい
_考えるならば、イケカコをやって損はない

・そもそも意思決定会計とは何ぞや?
・意思決定会計には何が求められているのか?
・だからこういう計算が必要なんです

など、意思決定会計とは?というのをきちんとインプットする
ことにおいては、非常に勉強になる書籍だと思います。

特に私個人としては、本業が会計に携わっている身なので、
会社経営における意思決定会計とは?を勉強できたことは
大きかったです。

例えば、イケカコの中には、
事業部を評価する利益と、事業部長を評価する利益は違う方が望ましい
という内容の記述があります。

理由は、事業部としては管理不能個別固定費(事業部に紐づけられるが
事業部としてコントロールできない費用、減価償却費など)もカバーする
利益を稼ぐ必要があるが、管理不能個別固定費は事業部長がコントロール
できない固定費であるため、事業部長の評価としてこの費用まで含めた
利益を使うのはいかがなものか?ということです。

これは事業部長のモチベーションに関係した話になっています。
実務上は貢献利益で事業部・事業部長ともに評価したり、
共通固定費までをカバーする営業利益で評価する会社もあるかと思います。

現実問題としてイケカコのとおりに会社に落とし込めるかは難しいですが、
そもそもの考え方が書いてあるため、インプットとしては
勉強になります。

ですが、試験勉強中にここまで必要なのかどうか、判断が難しいところです。

また、会計の書籍にありがちなのですが、説明文が難しい表現で
書かれているので、読むだけで疲労が蓄積します・・・

なので、イケカコは絶対条件ではないと思いますが、
それでも「財務が苦手なんだけど、イケカコやってみたい」という方へ、
私の「ゆる~い取り組み方」を提案させていただきたいと思います。

 

 

<おべんと君流 イケカコのゆる~い取り組み方>
イケカコを買ったのは1回目の2次試験不合格後(2017年末)でしたが、
取り組んでは挫折、また挑戦して挫折・・・を何度か繰り返し
私なりのゆる~い方法で一通り終えたのが2019年でした。

私はイケカコをアウトプット教材ではなく、インプット教材だと
割り切りました。そして診断士に関係する必要な論点に絞り、
イケカコを使いました。そのため、あくまでゆるく一通りです。
その時のゆる~い方法はこんな感じです。

①事例Ⅳに出ない(出題可能性が低いと思われる)章は飛ばす

過去問や診断協会で確認できる受験案内資料を参考に、
試験に出なそうな章はバッサリ飛ばしました。

 

②「1限目」をしっかり読む

文字通り説明文を読んで、重要なところに線を引き、メモする
のように完全に参考書としてインプットします。
単純に計算問題をこなすだけでなく、
・なぜこの計算が必要なのか?
_目的の明確化

・で、結局何を導き出したいのか?
_結果/効果の明確化

など、それぞれの章の概要を理解するインプットを行いました。

 

③「2限目」の例題を解いて解説を読む

冒頭のインプットを行ってから、例題に取り組みました。
解いた例題の答えの正誤に関わらず、必ず解説に目を通して
問題を解くステップや考え方を復習しました。
解いてて「難しいな~」と思う例題は、バッサリ飛ばしました

 

④「3限目」の実力を試してみよう!問題は飛ばす

例題の後に、実力を試してみよう!の問題が掲載されています。
これが結構難しいんです。
私はここには手を付けませんでした。理由は下記の通りです。

インプット中心と割り切っていた
上述のとおりイケカコをインプット教材として活用していたので、
無理に難しいアウトプットはしないと割り切っていました。
アウトプットは、冒頭で書いたように診断士の過去問
予備校の演習問題を何度も繰り返すことが一番だと思います。

難しいから
おいっ!なんだその理由?とお叱りを受けると思いますが・・・
イケカコは前述のように公認会計士試験や簿記1級の受験者を
対象としているため、ここまで難しい問題は解けなくても
いいでしょ、勝手に割り切りました。ゆる~いというか、
甘いというか・・・

一方、イケカコレベルの問題も解けるようになると、
診断士の事例Ⅳへの対応力も相当身につくと思います。
ですが、イケカコに割く時間と他の科目や事例練習に使う
時間とのトレードオフ
になりますのでご注意ください。

 

<本日のまとめ>
☆中小企業診断士「試験」合格が目的ならば、イケカコなしでも
OK
☆試験合格後、財務・会計の知識を仕事に使いたい
_考えるならば、イケカコをやって損はない
☆もし取り組むなら、他科目とのトレードオフに注意しながら
_ゆる~く

 

 

以上が私のゆる~い取り組み方です。
ゆるい話題なのに長文になってしまいました・・・

以上、おべんと君でした。


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アクセスありがとうございます。さいちゃんです。

今日は渾身シリーズに乗っかり、運営管理や事例IIIに出てくる「金属加工技術」の話をしたいと思います。本当は、「プラスチック加工」も書きたかったのですが、金属加工だけでとても長くなってしまったので、二回に分けたいと思います。

診断士試験に必要な運営管理の知識と活用

一次試験の運営管理は、本業が製造業で関連業務をされている方は得意科目になると思います。私も本業で携わっているため、比較的得意科目にすることができました。一方で、運営管理の知識がベースとなる二次試験の事例IIIの場合、逆に点数を取りにくい印象がありました。理由としては、現場の情報を知っていることが挙げられます。

たとえば、トヨタ生産方式は世界で称えられている生産方式ですが、負の側面もあります。JITといわれるJust In Timeで部品を供給できるシステムにより、後工程で抱えていた在庫リスクを前工程に移すことになり、結果的に下請企業に負担がかかって中小企業にとっては大きなリスクとなりえます。

ただし、診断士試験の考え方は、事例企業に寄り添って、SWOTの考えを使って強みを活かし、弱みを補うという考えで戦略を実行していきます。トヨタ生産方式の強みにスポットを当て、在庫リスクを抱える弱みを補う考えを持ち与件を根拠に解答すれば、おのずと正解にたどり着けるはずですが、私は本業に引っ張られてしまい(強みや弱みに引っ張られてしまい、)本番ではうまくできませんでした。製造業でのリアルの経験は解答作成に悪影響を及ぼす確率が高いので、意識して思考から排除しながら解答を進めるのがポイントだったと振り返っています。

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加工技術:一次試験の出題遍歴

加工技術(生産技術も含む)に関する問題は過去11年間で10回出題されている頻出問題ですが、出題内容の幅が広く点数も2~3点のため、捨て問にされる方も多いかもしれません。過去にさかのぼるほど専門性が高い問題(アクチュエータの動作など)が出されている時代もあったようで、技術者の方や生産管理に携わる方にとっては瞬殺問題ですが、製造にかかわっていない方にとっては、費用対効果が薄い逆ザヤ問題とも言えます。

表1 一次試験の加工に関する出題(クリックすると拡大します)

 

 

加工技術:二次試験での出題遍歴

事例IIIに出てくる企業は主に製造業ですが、金属やプラスチックへの加工を伴う企業が多いです。加工技術に関する記述がある事例は、過去19年間で14回の出題履歴があります。これほど事例IIIに取り上げられるということは、診断士がかかわる中小企業にも、このような加工メーカーが多く含まれるのではないかと推測します。与件には、加工に関する専門用語が出てくるので、まったく知らない用語でも、与件を読み解くことでキーワードの使いどころはわかる場合も多いと思いますが、関連知識を持ってる人のほうが混乱を抑えて対処できるはずですし、実現可能性が低いとんでも提案をする可能性を減らすことができると思います。

表2 二次試験の事例III のC社の業種と加工に関するワード(クリックすると拡大します)

次に、金属加工技術についてピックアップし実例を示しながら解説していきます。

動画で見てみると各加工技術をイメージしやすいと思うので、参考となるリンクも載せています。

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金属加工技術の系統図

図1 加工技術の系統図と過去出題履歴(クリックすると拡大します)

金属加工技術の系統図と、過去の出題履歴を示します。抜け漏れないよう調べておりますが、不備ありましたら申し訳ございません。

 

各加工について

切削加工:

ボール盤・フライス盤は切削工具が回転し、旋盤は部品が回転し、工具(刃物)と部品との接触によって加工を行います。ボール盤は、切削工具の上下移動のみですが、フライス盤は部品を平面上で移動することができます。「5軸フライス」などといった、平面移動軸+回転軸を備えた、段取り時間を削減できる加工機も登場しております。
また、NCはNumerical Controlの略で、設計図面に応じた数値を入力することにより、自動で加工を行える装置のことです。CNC(Computerized Numerical Control)とも呼びます。NC旋盤や、NCフライス盤など各種加工機にNC機能が付与されています。
マシニングセンタ(MC)は、多種類の加工を連続で行えるNC加工機で、それぞれの加工に必要な工具を自動で交換できる機能を備えています。
ターニングセンタは、NC旋盤の機能をより高め、他に工具を自動で交換できる機能を備えています。フライス加工や穴あけ等も行うことができます。
歯車加工機(歯切盤)は、その名の通り歯車構造を切削する加工機です。

フライス盤の動画:TOKYO匠の技 フライス盤
ボール盤の動画:ボール盤で穴をあける動画
旋盤の動画:TOKYO匠の技 旋盤
NC旋盤の動画:CNC旋盤の操作
マシニングセンタの動画:マシニングセンタの解説
加工例
ターニングセンタの動画:ターニングセンタの概要
歯車加工機の動画:歯車加工機の動作

 

研削加工:

研削盤は、砥石を使うことで加工精度がよく、切削加工より優れた仕上げ面が得られるという特長を持っています。機械ではできない人力が必要な加工では、職人の手による加工も行われます。例:バフ研磨など。

平面研削盤の動画:徳島の鉄工所のおっちゃんチャンネル←おっちゃんになごみます。
CNC研削盤の動画:CNC研削盤の紹介動画
バフ研磨の動画:手加工でのバフ研磨大型装置でのバフ研磨

プレス加工:

金属の板に上から力をかける(プレス)ことで、板を変形させ設計図通りの部品を作ります。順送>トランスファー、タンデム>単加工・ベンダー曲げの順で自動化と大量生産の度合いが高くなります。プレス機だけでは上下方向の力を加えるだけなので、金型と呼ばれるアダプターを取り付け、上下方向の力を所望の部品形状を形成する力に変換します。部品の複雑性や必要生産数に応じて、自動化の度合いが高い機械を用い、プレスに必要な金型も大型になり、初期コストがかかります。一枚の板から何個の部品を取るか、どの設備を用いるか、不良率を下げられるかを最適化するプロセスは、プレス加工メーカの腕の見せ所だと思います。

へら絞り:

絞り加工は、プレス加工に含まれますが、機械で難しいような加工を行う場合に、へら絞りといって、旋盤のような機械とへらを使った人力での加工を行います。まさに町工場で行われている職人技の加工で技術の高さを感じます。かっこよくて個人的に好きな加工です。

へら絞りの動画:匠の息吹を伝える

鍛造加工:

金属をたたくことで、構造を強化し機能を持たせる加工となります。刀鍛冶が熱した金属をたたいて、日本刀を強くする工程がイメージしやすいです。一般製品では、人力ではなく機械でたたく(鍛える)工程になります。日本刀のように金属を熱して加工する場合を熱間鍛造、常温で加工する場合を冷間鍛造といいます。それぞれ、メリットデメリットがありますが、部品仕様に応じた選択をおこないます。

熱間鍛造の動画:熱間鍛造の解説工場の動画
冷間鍛造の動画:冷間鍛造によるものづくり

表面処理:

表面処理は金属表面に所望の特性を付与するために行う工程です。
化学処理では、アルコール系の洗剤のようなものを使って表面の汚れをおとしたり、酸性の薬剤を使って表面の被膜を剥ぎ、きれいな表面を出しています。そのため、化学薬品を使うことから比較的大規模な設備が必要になり、後工程への移動時にせっかくの表面が汚れてしまわないように、移動時間の短縮と、清浄環境の構築がポイントとなります。

熱処理では、熱処理炉に投入して温度を上昇させ、表面の不純物を蒸発させたり、アニールと言って、金属表面に所望の結晶構造を析出させて機能を持たせたり、ガラスでは歪を緩和させて割れにくくすることができます。熱処理炉には一度に投入できる部品量が決まっており、また、熱処理には数時間の温度維持が必要になるため、バッチ処理により生産量を大きく増やすことが難しいことと、連続稼働を維持することが肝になります。

メッキ処理では、清浄表面に金や銀などの機能性のある金属をコーティングしていきます。上記の化学処理や熱処理を行った後に、実施される場合が多いです。電気を流して電解プロセスにより表面を形成する場合が多いですが、無電解メッキといって、電気を流さないでメッキを行う自由度が高いタイプもあります。H17のC社では、金属表面に錆状の防護層を形成することにより、耐候性を向上させた金属を作っていました。

電着塗装はメッキとは異なり、金属表面に樹脂の層を形成するため、塗装の一種に分類されます。電解メッキと同様、電気を流して電解プロセスにより表面に塗装面を形成します。

化学処理の動画:大型部品の前処理
熱処理の動画:焼入れ 高周波焼入れ 焼戻し 焼きなまし 焼きならし 熱処理
メッキ処理の動画:TOKYO匠の技
電着塗装の動画:カチオン電着塗装

鋳造加工:

鋳型を作って、その中に溶解した金属を流し込み(注湯といいます)、冷却することで金属を固め型を外して部品を取り出します。この段階では、バリ(表面についている金属の不要な部分)がついていたり、精度が悪い場合がありますので、必要に応じて切削加工などで追加工を行います。鋳型の種類としては、砂型、精密鋳造用型(ロストワックスなど)、金型などがあり、部品精度や生産量に応じて使い分けることになります。

砂型鋳造の動画:鋳造工程
精密鋳造の動画:ロストワックス法の解説
金型鋳造の動画:ダイカスト製造の流れ

接合加工:

金属と金属とを接合する加工になります。「ロウ接・はんだ」は、金属同士の間に「のり」(ロウ・はんだ)をつけて、冷やして固めるイメージです。一方で、「溶接」は接合させる金属の一部を溶かして「のり」にして、冷やして固めます。「のり」は常温では固体なので、流動性を持たせるために加熱します。
比較的新しめの技術としては、液体の「のり」を使うことなく、固体の状態で接合させる「固相接合」があります。一例としては、「拡散接合」と言って金属原子の拡散性を利用して金属同士の接合を行い、溶接では難しい高精度品や微細部品への適用や、ロウ接の際のガスや有機物も発生しない、といったメリットがあります。

ロウ接の動画:銀ロウ付け
溶接の動画:溶接の基礎(廃材天国TV)
拡散接合の動画:拡散接合技術の紹介

特殊加工:

切削加工や研削加工で得られないような加工精度や微細加工が必要な場合に主に用いられる加工です。
レーザー加工はレーザーを使って、放電加工は電気の放電を使って、超音波加工は超音波を使ってという感じで、使用する加工エネルギーがそのまま加工の名前になっております。この考えを持っていれば、昨年の過去問も推測で解けるはずです。

令和元年度第4問
加工技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 超音波加工は、液体を加圧して微小穴から噴射し、工作物に衝突させることに よって工作物を微小破砕させて、主として切断を行う加工法である。

イ 電子ビーム加工は、波長や位相がよくそろった光を、レンズとミラーで微小ス ポットに集束させ、このときに得られる高いエネルギー密度を利用して工作物の 切断、溶接などを行う加工法である。

ウ プラズマ加工は、気体を極めて高温にさせ、気体原子を陽イオンと自由電子に 解離しイオン化させ、この状態を利用して切断、穴あけ、溶接などを行う加工法 である。

エ レーザ加工は、電子を高電圧によって加速し工作物に衝突させ、発生する熱エ ネルギーを利用して工作物を溶融させて除去する加工法である。

正解ウ

プラズマとイオンの関係を知らなくても、超音波加工は超音波、電子ビーム加工は電子、レーザー加工はレーザー(光)を使うという認識を持っていれば、類推が可能です。聞いたことがない単語のオンパレードの問題でも、あきらめず設問を読み解いてみてください。

レーザー加工の動画:レーザー加工の解説
放電加工の動画:型彫放電加工の解説
超音波加工の動画:超音波振動による加工の解説
電子ビーム加工の動画:電子ビーム溶接のデモ
プラズマ加工の動画:プラズマ溶射工程

その他加工:

シャーリングは板金を切断するための加工機です。板金はロール形状で購入し、プレス機などに搭載するために板金を切断する必要があり、シャーリング機が活躍します。
仕上げ加工は、きさげ、部品の組み立てや、バリとり、磨き、梱包など、加工品を最終製品に仕上げるための工程です。部品によっては自動化が難しい場合があり、人の手が必要なネック工程になる場合があります。

シャーリング加工の動画:シャーリング加工の解説
仕上げ加工の動画:きさげ加工の解説

 

ライン形成について

加工機械について、様々な部品に適用可能な汎用機と、適用部品を絞って生産効率を高めた専用機という大きな区分けがあり、それぞれの機械の組み合わせや改造を施すことで、製造部品に応じた使い分けを行います。

また、加工機械を組み合わせたラインも、その少品種多量生産、多品種少量生産に応じたライン編成を行います。平成28年の過去問がよくまとまっています。

平成28年度第5問
下図は、機械加工設備をロットサイズと製品の種類で分類したものである。空欄 ①〜③にあてはまる設備の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から 選べ。

解答群

ア ①:FMS ②:トランスファーマシン ③:汎用工作機械

イ ①:FMS ②:汎用工作機械 ③:トランスファーマシン

ウ ①:汎用工作機械 ②:FMS ③:トランスファーマシン

エ ①:汎用工作機械 ②:トランスファーマシン ③:FMS

正解ウ

トランスファーマシンは、いくつかの加工機を並べて順番に加工を進めていくため、少品種大量生産に向いています。FMSはFlexible Manufacturing Systemの略で、トランスファーマシンより汎用性を高めたラインになっています。

 

加工装置のライフサイクルコスト(LCC)

加工装置のコスト面を考えてみます。各加工を行うために必要な装置や、汎用設備を用いて部品を製造するときに必要な金型やジグ費の導入コスト(イニシャルコスト)と、いわゆるランニングコストといわれる装置の定期メンテナンス(保全)費用、水道光熱費、更新費用、装置や建屋の減価償却費、装置の廃棄時のコストが必要になります。このイニシャルコストとランニングコストを合わせたものを、ライフサイクルコスト(LCC)といいます。

装置の大型化や多機能化により、イニシャルコストだけでなく、より多くのランニングコストも発生することになりますので、設備導入時には長期的な視点に立って投資回収計算・NPV計算等を行うことで、ライフサイクルコストを考える必要があります。有形固定資産の財務会計上の処理については、かーなの記事が詳しいです。
【渾身】財務会計~有形固定資産の一生で考える財務・会計(前編)~
【渾身】財務会計~有形固定資産の一生で考える財務・会計(後編) ~ 


 

職人に求められる技能

事例IIIによく出てくるワードとして、「熟練の職人」という言葉があります。皆さんはどのようなイメージを持たれているでしょうか。
製品によって、その姿は多種多様な広がりを持ちます。

切削加工において、最終製品によっては公差数ミクロンの精度が要求される場合がありますが、温度環境によって、金属は膨張・収縮をしてしまうため、ミクロン単位で部品寸法や切削工具の寸法がずれてしまいます。作業環境をできるだけ恒温恒湿にするとともに、職人が工具やジグの位置を変えながら試し削りによって調整することで、安定した品質を実現することができます。

また、切削工具は部品との摩擦により発熱するため、マシニングセンタなどでは切削工具を油などの冷媒で絶えず冷やしていますが、この油の量や温度、濃度によっても、仕上がりが大きく変動すると聞きます。加工の順番や速度に応じた微調整が必要になります。

さらに、NCになって自動化されても職人の技術が必要になります。設計図通りの寸法を実現するために、NCにどんな数値を打ち込むか。不具合が出たときにどこを調整すればよいかは職人の勘と経験が必要になります。たとえAI化されたとしても、環境に応じたパラメータを設定する職人が必要になると考えています。

熱処理、メッキ加工では、部品の状態により表面にメッキがうまく載らない場合や、異物などの様々な不良が発生します。職人は不良がどこにあったのかを、数値では測りにくい経験で補い不良の原因の目星をつけて探ることができます。

このような技術は、一朝一夕で身につくものではなく、また、簡単にマニュアル化といってすぐに標準化できるものでもありません。職人の勘と経験が必要になるため、技術を伝承するためには、職人の勘を見える化、数値化することを日常的に行う必要があります。
事例IIIでは、標準化、マニュアル化、という言葉を解答によく使いますが、「そう簡単にできることではないけど、会社の存続のためにやらなければいけないこと」という感じの難度イメージで使っていただければ、より現実に即していると思っております。

以下のリンクは熟練の職人がでてくる動画ですが、コメントがとても深いので、勉強の息抜きにご覧ください。
TOKYO匠の技 旋盤紹介編TOKYO匠の技 フライス盤紹介編TOKYO匠の技 メッキ紹介編

以上で加工技術 金属加工編を終わります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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本記事を書くにあたり参考にしたリンク:

機械加工の基礎知識
なるほど!機械加工入門 キーエンス
工作機械のイロハ
一般社団法人 東京都技能士会連合会
一般社団法人 日本工作機械工業会

プレス加工の概要
FMS
トランスファーマシン
マシニングセンタ

EMIDAS 技術ピックアップ動画

 

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当サイトを初めてご覧になる方へ。

当サイト「中小企業診断士試験 一発合格道場」は、中小企業診断士試験の合格を目指す方向けに、代々の合格者が勉強のコツ診断士としての活動の様子などを書き綴っています。

受験生以外の方も、中小企業診断士という存在に少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです^^

おはようございます!おべんと君です。
自己紹介はこちら。

<小話>
私の本業である連結決算もようやく落ち着きを見せ始めましたが、
今度は開示資料の作成が待っており、テレワークが難しい業務が
いくつかありまして、その場合は通勤しています。

昨今の感染対策のため、最近自宅から会社までの通勤を、
電車から自転車に変えました。通勤時間自体は1時間程度で
今までとあまり変わりませんでした。

具体的に場所は言えませんが、大きい道路をひたすら自転車でこぎ、
途中で見えてくるタワーを曲がって会社に向かっています。
そのタワーは、夜は少しきれいにライトアップ?というか光っていまして、
電車通勤時は見れない光景でした。

電動自転車でもない普通のママチャリなので、向かい風と上り坂は非常に
厳しいですが、頑張っていこうと思っています。

皆様も何卒健康にはご留意されてください!

 

<本題>
今回はオンライン春セミナー(略してオン春)でお答えできなかった
ご質問について、時間がたってしまい恐縮ですが、引き続き
2次筆記試験についてお答え致します!

質問:オリジナル勉強法

独特の勉強法があったら教えてほしい とご要望をいただいて
おりました。独特というか、少し変わった勉強法として私が
やっていたことをお伝えしたいと思います。

★本試験と全く同じルーティン作業を実施する

私の本試験80分の過ごし方は、概ね下記の通りです。
1.解答用紙に受験番号を書く
2.問題用紙の1枚目をメモ用紙にするためホッチキスを外す
3.メモ用紙に設問番号を割り振ってメモスペースを確保
4.設問分析
5.与件分析
6.骨子作成
7.解答用紙に記入

本日はこのうち1、2、3、6に関係する勉強法です。

私はTBC通信講座を受講していて、月1回演習を提出していました。
提出課題がない日は、過去問や演習問題に毎日解いていました。
解くといっても解答用紙に書き込むまではせず、試験開始後から
解答骨子までを45分以内で作る練習を日々行っていました

そして、できるだけ本番と全く同じルーティン作業を毎日淡々と
練習して、無意識にこなせるようにすることを目指していました。
その時に実施していたルーティンとしては、

①解答用紙に受験番号を書くフリ

2回目の二次試験の時に、とても緊張していまい事例Ⅰの時には
手が震えて解答用紙の受験番号が書けなくなってしまいました
また事例Ⅱでは、あやうく受験番号を書き損じるところでした。
そういった経験から、日々の練習の中に、骨子練習開始直後に
受験番号を書くフリ
を取り入れていました。
2次試験の受験票が届いた後は、実際に自分の受験番号を
裏紙などに
書いていました。

そのため、当日までに受験番号をしっかり覚えており、
当日は焦らず一番最初に解答用紙に受験番号を書くことができました。

 

②問題用紙のホッチキスを外してB4のメモ用紙を作るフリ

解答骨子を作るときに問題用紙のホッチキスを外し、
それを広げた紙をメモ用紙としてに骨子を書いていました。
このメモ用紙の紙のサイズはB4です。そのため、
B4の紙を買って
きて半分に折り曲げた状態で骨子練習を開始し、
受験番号を書くフリの次の作業として、
折り曲げたB4の紙を広げてホッチキスを外すフリをしていました。

今でも捨てられない、未使用だけど半分に折り曲げられたB4の紙が
私の本棚に眠っています・・・

この①、②の「本番どおり〇〇するフリ」は、一見ばかばかしい風に
見えますが、会社の税理士の後輩と話したときに、彼も全く同じような
ことをしていたようです。
彼は、筆記用具を置く場所まで本番同様に毎日セットしていたとのこと。

それを聞いて、「自分のやってることは間違ってない!」と自信を
持っていました。

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③骨子を書かずに解答用紙に直接書く練習もしておく

私の師匠でもある7代目フェイマオから解き方を教わった中で、
45分で解答骨子を書く習慣をつけた方がいい とアドバイスされ、
毎日45分以内に解答骨子を書く練習をしていました。
ですが結果として、ほとんど終わったことはありません
何度も何度も解いた過去問で、ようやく45分以内で終わる程度でした。

設問や与件分析の短縮、メモの取り方や文中の線引きの工夫など
色々努力して時間の短縮にトライしましたが、やはり45分以内で
骨子を書き終えることは難しいと感じていました。
そのため、
初見問題は、絶対に45分で解答骨子は書き終えられない
と割り切りました。

また、先代たちも多々投稿しておりますが、
試験開始〇〇分が過ぎたら、メモや骨子が途中でも解答用紙に書き込む
という決め事をしていた方が多いようです。

私もその方法を「パクってカスタマイズ」させていただき、
やり直し無し80分一発勝負で解いていたTBCの提出演習課題や模試に
ついては、開始後45分過ぎたらその時点で骨子をベースに解答用紙に
記入
し、骨子が書ききれなかった問題は、
骨子無しで直接解答用紙に記入する練習として活用していました。

つまり、骨子が書き終えられないことを焦るのではなく、
書き終えられないなら、書き終えられないことを前提として対策を講じる
という発想で、直接解答用紙に書き込む練習をしていました。

令和元年度の2次筆記本試験のメモ用紙を見ると、
事例Ⅰ:1問骨子書いてない
事例Ⅱ:1問骨子書いてない
事例Ⅲ:2問骨子書いてない
となっており、本試験でも骨子は45分以内には書き終えていません。

ですが、直接解答用紙に記入する練習もしていたことが、
特段の焦りも生まなかった要因だと思います。

ちなみに開始後45分になったら解答用紙に書き込むということは、
35分で解答用紙をすべて埋める ということになります。
これは実際に自分で解答用紙に無心で何度か書き込み、
その時間を計測してその時間に設定しました。

 

④時計にこだわる

私は本試験では時計を2つ持っていました。1つは机に置き、
1つは腕用。私がこだわったのは机に置いた時計の使い方です。
本試験や勉強、模試などの開始時に時計の針を12時に合わせておき、
スタートとともに時計を動かします

逐次時計を見て、設問分析や与件分析が想定時間内か?などを
チェックします。
そして長針が45分過ぎたら、強制的に解答用紙に答えを記入します。

この方法ですと、時計を見た瞬間に自分のルーティン作業が順調か?
遅れているのか?また45分過ぎたかどうか?が一目で分かります

通常の時計ですと、「今何時だから、開始後何分過ぎたな~」など
計算する必要がありますが、その作業が不要になります。

私の相棒となってくれたそんな時計、今は時計ケースに飾っています。

以上4つが、ちょっと変わった「オリジナル勉強法」です。

この投稿が皆様の勉強の一助になれば幸いです。
以上、おべんと君でした。


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合格に十分な実力発揮の準備

✅ 1次試験の全体像をつかめていますか?
✅ 2次試験の事例研究は進んでいますか?

おはようございます。
べりーです(前回までの記事はこちら)。

 

突然ですが、最近、大変ありがたいことにご新規に当サイトを訪問いただく方々が多くいらっしゃいます
記事をよりお楽しみいただくためにも、はじめての方は是非こちら(サイト内リンクです!)をご覧いただけると幸いです。

 

さて、明日でStayHomeなゴールデンウィークも終わりです。そして昨日、中小企業診断士1次試験の申し込みが締め切られました。いよいよ1次試験まで残り2カ月間です。

また2次試験に再挑戦で今年は2次に専念という方は2次試験まで5カ月半です。こちらもいよいよ半年を切りました。

 

1次直前期の過去問演習でこれだけは言いたい!

まず1次試験を知る上で令和元年を含む直近数年間における中小企業診断士1次試験の科目別平均点の推移をまとめた記事があるので、まだの方はこちらをご確認下さい(診断士一次試験の平均点と科目合格率【令和Ver.14年間推移】)。

そして、1次試験をご予定の方は過去問のアウトプット学習に入られている方が多いと思います。
私は道場記事を読み漁り大いに参考にしましたが、直前期の過去問学習は次のイメージを持っていました。

①~試験1カ月前まで・・・何日か連続して集中的に1科目を「タテ解き」
※タテ解きとは過去問の学習法同一論点を年度を跨いで解くやり方

②1カ月前~(超直前期)1日に複数科目を高速回転

①~試験1カ月前まで

2週間か1週間ずつに分割して、各科目に専念しました。7科目を2週間ずつなら計14週。1週間ずつなら計7週間です。各科目ごと、各論点ごとに堅牢な橋げたを構築し橋板を繋いでいくイメージ「科目全体を俯瞰」します。参考書の目次を見て「ナニコレ?」がないレベルを目指したいです。

②1カ月前~(超直前期)

仮に①で「1科目=1週間」で回した場合、7科目が完了する頃には7週間前の記憶が薄れ始めています。11代目も3ch(こちら)が記事にしている通りこれは仕方のないことです。
だから超直前期は1日に複数科目を並行することにより記憶の維持に努めます。道場では「皿回し学習法」と言われています。

私の場合、1日に3科目ずつ過去問を回しました。これは結構大変です。朝に早起きして1科目、夜帰宅して2科目で何とか3科目。
論点別タテ解きであれば「この問題が終わったら次の科目」と切り替え易いですが、年度別ヨコ解きの場合は本番と同じ60分、90分などまとまった時間が必要なため「朝早起きして優先的に90分科目を済ませる」など工夫が必要です。毎日3科目ずつを回すことで7科目の記憶の劣化を防ぎます。

まさに皿回し。大道芸で7本の棒の先でそれぞれ皿を回すイメージ。7つの皿の回転力(記憶力・理解力)が衰えて皿が地面に落ちないよう、全ての棒に気を配り7枚の皿の回転力を維持するのが「皿回し学習法」です。

ただし、絶対に回転数を増やすことで満足してはいけません。
初代ハカセが「直前期にアタフタしない」という記事の中で「アウトプットの注意」として説明している「きっちり考えて自分に説明しながら骨までしゃぶるように解くべし」は皆さま必ずチェックして下さい。いわゆる「鳥ガラ学習法」です。
直前期は「皿回し」で範囲をカバーするだけでなく鶏ガラ学習法で深みを組み合わせることが非常に重要です。

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2次試験の第1問「経営分析」の傾向と対策とは?!

2次試験専念の方は、事例研究に励まれていることと思います。令和元年の2次試験は非常に倍率が高い年でした。今年こそ!の意気込みで臨まれている方もきっと多いでしょう。その気持ち、本当によく分かります。私も3度目の2次試験として去年の10月に皆様と受験した者として、2次試験の事例研究に一緒に取り組みたいと思っています。

今回は事例Ⅳ(財務事例)の第1問、経営分析がテーマです。
正解があるようでいて、毎年「正解はコレ」とは今一つ明言できず掴みづらい印象もある経営分析問題について、出題の傾向と対策の観点からCheckポイントを11項目挙げて掘り下げてみました。

なお事例研究について、私は過去問を使うことを絶賛おススメしていますので(過去記事:2次試験の準備と実力の話)、今回も過去問を見てみたいと思います。過去7年間の事例Ⅳ過去問を確認しました。

 

第1問 全体について①

過去7年間、事例Ⅳの第1問は必ず「財務指標を用いた経営分析」です。
ちなみに各予備校の解答解説会等を参考に事例Ⅳ全体としての難易度を勝手判定しましたが、令和元年は比較的「普通レベル」の問題だったと思います。その前の2年間は試験翌日以降に怒り悲しむ声がネットを騒がせていましたが、令和元年はそうはなりませんでした。
このように年度により難易度は変化します。業種もご覧の通りバラバラ。ですが、毎年第1問は必ず経営分析問題です。財務指標による経営分析で事例企業を知ることから、事例Ⅳの第2問以降に展開される構成なのです。
Check1:事例Ⅳの第1問は必ず「財務指標を用いた経営分析」

事例Ⅳは4つの事例の中でも唯一「学習量と得点が比例する」と言われますが、事例Ⅳの中でも特に「第1問」は対策しやすい論点と言えます。
またご覧の通り、第1問の配点は「25点前後」と非常に大きいです。全受験生がここでの得点の積み上げを狙います。よって自分だけ第1問を落とすことは絶対に避けたい、それは肝に銘じて下さい。他の受験生が取る設問は絶対に落とさず、他の受験生の得点がばらける設問でより多く得点を積めた方が合格する。2次試験はそういう試験ですから。
Check2:皆が点を取りに来るため絶対に落とすべきでない

なお例年第1問は2つの小問で構成されており、設問1が最適な経営指標の特定と計算設問2が特定した経営指標による診断や助言という構成がほとんどです。平成24年(温泉旅館の事例)と平成23年(水産加工業)みたいに昔は第1問で予想P/L作成や、投資評価、営業CF計算過程を記述させる年もありましたが、直近7年間ではそのようなことはありません。
Check3:設問1と設問2の問われ方が毎年あまり変わらない

 

第1問 設問1

設問1です。表をクリックすると拡大してご覧になれます。

事例Ⅳの経営分析ではベンチマークを取って比較することでD社の財政状態や経営成績を分析する方法です。
比較対象は直近7年間の出題回数を見ると「同業他社」が4回、「前年実績」が2回、「出資の前と後の比較」が1回です。
その比較対象に対して数値が「優れているor劣っている(vs同業他社)」「改善or悪化(vs前年実績)」のどれか?を分析して最も適している経営指標を特定します。
ここで重要になるのが前回記事で書いた「1次試験対策の知識」です。「固定比率」は数値が下がったら「改善」ですが、1次知識が曖昧だと計算結果は合っているのに解答は✕となりかねません。しかも設問1と2を両方減点されるリスクが高いのです。
経営分析指標の知識について、下記の「10代目どいこう」による記事が大変参考になるのでご確認下さい。
【渾身】財務指標を理解しよう(収益性・効率性・資本構造)
【渾身】財務指標を理解しよう(安全性)
Check4:財務指標は1次の知識が重要

上記の表の「取り上げる財務指標」にある通り毎年問われる内容と解答欄が微妙に変化します。これが結構やっかいです。①②③はそれぞれ解答欄に振られる番号ですが、例えば令和元年は「①と②は悪化した指標、③は改善した指標」が問われましたが、この解答として平成30年度のテンションで①が改善、②と③が悪化と勘違いしてしまうと②しかマルがもらえません。年によっては「課題を3つ」という年もあります。
何を問われているのか、つまり「題意」を正確に把握すること、これは事例Ⅰ~Ⅲの鉄則ですが事例Ⅳにも同じことが言えるのです。
「①は改善のはず!」などと思いこまないためにも、2次試験を「診断の実務」になぞらえ、「毎年違う社長が違う聞き方をしてくるから気を付ける」ぐらいに思っていると良いと思います。
小数点第何位で四捨五入すべきか?なども設問によって変化したりするので題意には要注意です。
「小数点第何位」や「単位の要・不要」はマーカーでチェックすべきです。
Check5:題意を外さない解答を心がけること、事例Ⅳでも重要!

参照する財務諸表はベンチマークとなる「同業他社」か「前年実績」と「今期のD社」のP/LとB/Sを併記するパターンがほとんどですが、令和元年は「連結財務諸表」が与件として出題されました。連結会計は1次試験でも出題頻度が高く、連結財務諸表を用いた経営分析も対応可能なように備えておくべきでしょう。テキストとしては、11代目おべんと君の前回記事が最適でしょう(こちら)。
Check6:連結財務諸表が与件となるパターンもある

 

第1問 設問2

設問2です。表をクリックすると拡大してご覧になれます。

設問2は、設問1で自分が抽出した財務指標を用いて診断と助言をします。
ここでも重要なのが「題意」です。設問文を読んで「特徴」「課題」「課題が生じた原因」のどれが問われたか?を絶対に外さないようにして下さい。
理由はどれが問われたか?によって解答の仕方が異なるからです。
直近7年間の出題回数を見ると「特徴」が4回、「課題」が1回、「課題が生じた原因」が1回、「その他(出資による影響)」が1回です。

仮に各指標を分析したところ「当座比率が悪化」しており、原因は機材購入による現金の減少と短期借入への依存だったとします。
【特徴】---------------
「比較した場合の特徴」が問われたら、「優れているor劣っている(vs同業他社)」「改善or悪化(vs前年実績)」の比較結果を述べれば良いです。『機材購入による手元現金の減少で短期支払い能力が低下した』と書きます。なお「(原因)〇〇による(結果の状態)〇〇」と「因果」のセットにすることが大切です。結果の状態だけを書くと内容がペラペラになります。
【課題】---------------
「課題」は「問題を解消するための解決策」ですから、必ずポジティブに書いて下さい。「短期支払い能力が低下した」という状態ならば『課題は短期借入金の返済による短期支払い能力の改善』と書きます。
【課題が生じた原因(問題点)】----
「課題が生じた原因」イコール「問題点」です。課題はポジティブに、問題点はネガティブに書くのが鉄則です。『機材購入による手元現金の減少で短期支払い能力が低下した』と書きます。こちらも「因果」のセットにすることが大切です。

以上の違いは理解する必要があります。
「課題」を聞かれているのに「問題点」のようにネガティブに書いてしまったときのダメージは、かなり重いです。本試験でやってしまったら後悔しきれません。
Check7:設問2は比較・課題・問題の区別と「因果」が重要

過去問を遡ると昔は平成26年のように「3つ指標を挙げさせてそれぞれに分析結果を記述させる」形式が中心でした。この形式は「30字×3指標」と文字数が増えますがある程度パターン化できるし対応しやすいです。
しかし、最近は1つの解答欄で3指標に触れなければならないため、編集能力を要します。これが80文字とか70文字であればまだ楽なのですが、50字ともなると事前の訓練が必要です。まして40字なんて・・・平成29年は本試験会場でどうにも字数が収まらず、時間ばかりが過ぎて冷や汗をかきました。
Check8:設問2が「解答欄1つ」の場合は編集能力が重要

 

第1問 全体について②

設問1と設問2は密にリンクします。設問1で挙げた財務指標について、設問2で分析するからです。
ここで気を付けたいのが問1の3つの指標を「収益性」「効率性」「安全性」の3つの切り口からバランスよく選ぶことです。そうしておけば設問2で「D社の特徴は、①収益性は~、②効率性は~、③安全性は~」と書けます。もし設問1で収益性だけから3つ挙げてしまうと設問2で収益性しか書けなくなり大きく点を失うことになります。
ちなみに令和元年は、各予備校の模範解答は「効率性×2、収益性×1(安全性なし)」が主流派でしたが私はいつも通り「収益性」「効率性」「安全性」から選びました。
設問1は設問が「悪化×2、改善×1」だったので計算が合っていれば切り口が3つか2つかに関係なく点を取れたと思います。
問題は設問2で安全性を書いたことが失点に繋がったどうかです。2次試験は相対評価ですので、大多数の方が「安全性なし」としていたら大きく失点された可能性もありますが、今回はそうした減点は無かったのではないかと思います。
Check9:設問1は切り口をバランス良く選ぶと設問2が楽

設問1でどの指標を挙げるかは絶対に与件(与件の事例文・財務諸表)から考えて下さい。
財務指標は多数ありますが、採点しなければいけない国家試験ですから「何でもOK」にはできず、ある程度は正答を絞り込めるようにヒントが与件に仕込まれています。
ヒントがあると知っていたら備えられます。私の場合「このヒントが来たらこの指標を書く」を予め用意していました。「商品力が衰えている」「価格競争に巻き込まれている」を拾うなら「売上高総利益率の低下」という具合です。
もちろん、財務諸表から計算してみたら総利益率は低下していなかった!という場合は別の指標を検討します。そういうパターンもあるので、思い込みには気を付けるようにして下さい。
設問2の分析も与件から離れてはなりません。そして設問2もパターンを作って備えておくことを勧めます。有形固定資産回転率が悪化していたら「固定資産が売上貢献していない」、自己資本比率が下がっていたら「資本構成が脆弱である」、という具合です。
Check10:必ず与件(事例文&財務諸表)から考え、パターンを作って備えておく

最後に、事例Ⅳも時間勝負です。事例Ⅳの第1問は20分以内を目標にしてみて下さい。次に第4問に着手し、開始後30分経過時点で第1問、第4問を解き終えている状態を目指したいです。
第1問を20分以内に終わらせるためには訓練が必要です。何度も取り組むことで上記のパターンや自分なりの型ができてくれば、20分内を目標にすることは可能です。
第4問は15点~28点と幅がありますが、第1問と合わせて40~50点と非常に大きな配点を占めますし、第2問、第3問に比べて取り組みやすい問題であることが多いです。
ぜひ第1問を20分間以内に解くことを目標に訓練を重ねて下さい。
Check11:第1問は開始後20分間以内に解くことを目標に訓練する

 

まとめ

2次試験 事例Ⅳの第1問「財務指標による経営分析」は2次試験を攻略する上で非常に重要です。
今回の記事をまとめると以下の通りです。

Check1:事例Ⅳの第1問は必ず「財務指標を用いた経営分析」
Check2:皆が点を取りに来るため絶対に落とすべきでない
Check3:設問1と設問2の問われ方が毎年あまり変わらない
Check4:財務指標は1次の知識が重要
Check5:題意を外さない解答を心がけること、事例Ⅳでも重要!
Check6:連結財務諸表が与件となるパターンもある
Check7:設問2は比較・課題・問題の区別と「因果」が重要
Check8:設問2が「解答欄1つ」の場合は編集能力が重要
Check9:設問1は切り口をバランス良く選ぶと設問2が楽
Check10:必ず与件(事例文&財務諸表)から考え、パターンを作って備えておく
Check11:第1問は開始後20分間以内に解くことを目標に訓練する

令和元年は「効率性×2、収益性×1」であるべし!の意見が多い中、私は「収益性、効率性、安全性」からバランスよく3つ選びました。その結果、大きな減点があったとも思えず、恐らく不正解にはならなかったんじゃないかと思います。

そう考えると何が正解で何が不正解かが曖昧になる気がしますが、記述式の国家試験なので必ずOK/NGラインがあるはずです。私の場合は上記のCheck4~10を外してしまうと大きく点を失ってしまうのかなと思っていました。

逆に言えば特徴4~特徴10から外れなければ得点源にできるチャンスであるとも言えます。
今回も過去累々と積み上げた私の失敗を元に書きましたがぜひ今回の投稿をご参考にしていただき、「事例研究」と「訓練」に励んでいただけたらと願います。

 

皆さま、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

 

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 1次試験の全体像をつかめていますか?
✅ そして、2次試験の事例研究は進んでいますか?

冒頭に書きましたが、1次試験の直前期は「皿回し」で範囲をカバーするだけでなく「鶏ガラ学習法」で深みを組み合わせることが非常に重要です。

べりーでした。

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【中小企業診断士試験 一発合格道場とは】
当サイトは、中小企業診断士という資格に興味を持ったばかりの情報収集目的の方から、受験勉強中の方、また試験に無事合格した後に診断士としての将来をご検討中の方々まで、幅広い層の皆様に向けて、ほぼ毎日情報発信しているブログサイトです。
「中小企業診断士」は、大手の資格受験校であるTACが発表した「2020年 人気資格ランキング」でも簿記・宅建に次いでTOP3に入る近年人気上昇中の資格です。「唯一の国家公認であるコンサル資格」という特性もさることながら、「ビジネス実務に直接役立つ学習内容」がビジネスパーソンの注目を集めている最大の理由かと思います。
現実世界はますます不確実性が高まるばかりですが、今の内に経済学・財務会計・経営学・生産/店舗運営管理・法務・ITC(と中小企業政策)を体系的に学び直す良い機会と捉える方と、現状に危機感を覚えている方が増えているのではないでしょうか。
私は40代半ばで当資格試験にトライしましたが、これまで独学で身に着けてきたバラバラの知識が一気に体系化されていく感覚が新鮮で非常に驚きましたし、当試験への挑戦はいくつになっても遅すぎることはないと感じました。
令和2年度の1次試験は昨日5月8日に試験申込受付を締め切りましたが、来年の受験を見据えて情報収集目的で定期的に目を通していただくなど、まずは気楽にお付き合いいただけたらと願っております。
【一発合格道場の豊富なコンテンツ】
コンテンツとしては当試験や資格に関する10年分の投稿記事、合格体験記、2次試験の再現答案(※1)など、中小企業診断士に関心をお持ちの方にとって参考になる筈の「診断士に受かるためと受かった後のための情報」が膨大に蓄積されています。
なるほどそういうことだったのか!と膝を手で打つような納得性の高い解説もあれば、語呂合わせみたいな思わず通勤中に吹き出してしまうような柔らかい記事もあり、非常に多様です。
数多くのノウハウはもちろん、試験にかける熱い想いや戸惑いといった心に訴えかけるような記事が多く投稿されているのも一発合格道場の特色です。
なお当ブログは今年で11年目になりますが、毎年、前年度の直近合格者数名が運営を引き継ぐ形式で継続してきました。今年も12名のメンバーが日替わりでハンドルネーム(HN)にて投稿しています。
是非、業種も年齢も勉強方法もバラバラなメンバーによる多面的な記事をお楽しみ下さい!
(※1)当試験は1次試験と2次試験があり、1次はマークシートなので正答が発表されますが2次は記述式で模範解答すら発表されないため、受験生が試験後に作成する”再現答案”が貴重な情報となります)
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おはようございます!おべんと君です。

過去2回紹介した【渾身】連結会計シリーズも、本日が最後の
投稿となります。
今回は、具体的な連結会計処理の残った2つの論点について
見ていきます。前回の記事はこちら

前回同様、クリックしていただくと画像が拡大致します。
また、便宜上親会社をP社、子会社をS社と表現することも
過去2回と同様です。

<題目>
vol.1:連結会計準備 ←前々回
・連結会計の基本
・連結の範囲
vol.2:連結会計処理 ←前回
・連結会計の流れ
・内部取引高/債権債務の消去
・投資と資本の消去

vol.3:連結会計処理 ←今回
・未実現損益の消去
・持分法

 

<連結会計処理の流れ(おさらい)>

前回紹介した連結会計の処理の流れは下記のとおりです。

今日は下の2つについて説明いたします。

 

<未実現損益の消去>

未実現損益の消去とは、
外部へまだ販売していない棚卸資産に含まれている、
企業集団内部で取引された内部利益を連結仕訳で消去する
という内容です。
・外部へ販売済=利益が実現された
・外部へ未販売=利益が実現されていない
_実現されていない利益=未実現利益 という解釈です。

事例を画像で見てみます。

この事例は、
・P社がS社に商品5個(単価100円)販売
・S社は商品3個を外部顧客へ販売
・S社には商品2個が在庫として残った状態で決算を迎える

この時に、S社が持っている商品は、2個×100円=200円であり、
これが棚卸資産に計上されています。
一方企業集団としてこの棚卸資産200円の内訳をみると、
P社の利益が20%計上されています。
金額では200円×20%=40円となります。
この40円が内部利益にあたります。

この未実現利益40円を、連結仕訳で消去します。
ただし、こちらも複数パターン存在しますので、
代表的なものを1つずつ見ていきます。

 

1.ダウンストリーム(親会社→子会社)

ダウンストリームとは、親会社から子会社へ販売する取引のことです。
事例は先ほどの内容と同じです。

P社からS社へ販売し、S社の棚卸資産の中に、P社の内部利益である
未実現利益が40円含まれています。
この場合の連結仕訳は下記のようになります。

借方売上原価は、画像左下に書いてありますが、
売上原価(P社分)を増加させ、売上総利益(P社分)を減少させる
という効果があります。この仕訳で40円の内部利益を消去します。
画像では内部利益はP社の利益のため、「P社損益」という項目で
イメージ図として記載しています。実際のP社の個社財務諸表には
影響はなく、連結財務諸表上で40の利益が減少している状態です。

また貸方棚卸資産は、画像右下の図ですが、棚卸資産に含まれていた
内部利益40円が消去されるので、棚卸資産も40円分減少されます。

これがダウンストリームの簡単な流れです。

 

2-1.アップストリーム(100%子会社→親会社)

アップストリームとは、子会社から親会社へ販売する取引のことです。
S社がP社の100%子会社だった場合で見てみます。
そのほかの金額前提は先ほどと一緒です。

この場合の未実現損益の消去はどのようになるのでしょうか?

先ほどの「1.ダウンストリーム」と全く同じです。
100%子会社へ販売した時の未実現損益の消去も割とシンプルです。

 

2-2.アップストリーム(非支配株主がいる子会社→親会社)

アップストリームのもう1つの事例は、非支配株主がいる子会社が
親会社に販売した場合です。
金額前提は上記と同じですが、子会社に20%の非支配株主がいることが
上記事例と異なります。
この時の未実現損益の消去はどうなるのでしょうか?

仕訳が2行になっています。上段の「売上原価40 / 棚卸資産40」は
今までと同じです。違うのは、下段の
「非支配株主持分8 / 非支配株主に帰属する当期純利益8」です。

これは、S社の20%を非支配株主が保持しています。
また、消去される内部利益40はS社がP社に販売した時に得たS社の利益です。
以上から、
消去される内部利益40のうち20%8は非支配株主に配分(負担)する
という考え方です。

通常、会社の利益が増える収益計上については、貸方計上されますが、
「非支配株主に帰属する当期純利益」の増加は、逆で借方計上されます。
今回はS社の「非支配株主に帰属する当期純利益」減少させるため、
貸方計上します。またそれにより、
非支配株主が出資した資本金+非支配株主がもらえる利益」で構成され、
純資産科目である「非支配株主持分」減少するため、借方計上されます。

非支配株主と未実現損益の論点に関しては、
平成24年第5問
に出題されています。

仕訳云々はここまで中小企業診断士試験では問われないと思いますが、
非支配株主がいるときの未実現損益の論点が過去問で出題されていたため、
取り上げさせていただきました。
ただしTAC過去問題集に記載の正答ランクではDランクだったようなので、
当時解けた方は少なかったようです。

以上が未実現損益の消去の説明となります。
なお、未実現損益の消去に係る税効果会計の仕訳については、
省略させていただきます。

 

<持分法>

最後の論点として、持分法を取り上げさせていただきます。
ここでは、親会社をP社、持分法適用会社をA社と表現します。

持分法とは、連結仕訳の1分類ではありますが、
「消す」のではなく、「取り込む」といった意味合いです。
連結会社間の今まで説明してきた連結会計処理を行わず、
親会社の出資に対応する分(持分)だけの利益を
連結財務諸表に取り込むものです。
今までは親会社目線で利益を考えてきましたが、
この持分法では、自分が非支配株主になった状況です。

持分法で利益を取り込む対象となる持分法適用会社は、
・非連結子会社
・関連会社 です。

また会計処理としては、
・BS計上:
_投資その他の資産に属する「投資有価証券
_すなわち、P社が保有するA社の株式。
・PL計上:営業外損益に属する「持分法による投資損益
_すなわち、P社が得られるA社の当期純損益の金額。
の科目を用います。

なお、関連会社に該当する条件は、大まかに下記のとおりです。

それでは実際に、持分法を用いて利益を取り込んでみます。
前提として、
・P社は関連会社A社の議決権(=株式)を30%所有
・関連会社A社は、当期純利益を1,000計上した
この場合、持分法ではどのようになるでしょうか。

P社が得られる利益
=A社当期純利益1,000×P社議決権所有持分30%
=300

この300はP社の収益となるので、
貸方に「持分法による投資利益300」が計上され、
PLでは営業外収益となります。

また利益300が計上されたことで、
P社が出資した資本金+P社がもらえる利益」で
構成されている投資有価証券が増加するため、
借方に「投資有価証券300」が計上されます。

もしA社が当期純損失(赤字)だった場合は、
借:持分法による投資損失300 / 貸:投資有価証券300
という仕訳となり、投資損失は営業外費用に計上されます。

持分法の論点に関しては、
平成26年第8問
に出題されています。

 

<最後に>
以上、3回にわたって連結会計を投稿致しました。
会計に詳しい方には「物足りない」「突っ込みどころ満載」な
内容だと思います。
また、「こんなの試験に出ないよ」とお思いの方も多数おられるかと
思います。

私自身、書きながら「誰がこの記事を求めているのか?」を
悩みながら書いていたのも事実です。

ですが、vol.1で申し上げた
-------------------------------
・1次は定期的に出題、2次は直近で出題頻度が増加傾向
簿記2級の範囲に加わった→今より知識の習得が必要
・しかし診断士用テキストの連結会計の分量は少ない

という中で、連結会計をかみ砕き、
「今までの診断士テキスト」を補足できる「簿記のテキスト」未満
記事を書こう!というのが渾身シリーズとして取り上げた思いです。
-------------------------------
の思いで書かせていただきました。

少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

以上、おべんと君でした。


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皆様こんにちは。3chです。
今日も道場ブログを読んでいただき有難うございます。

Q : 2次の経験がなく、過去問を解いても80分で書ききれません。

4月のオンライン春セミナー(略して、オン春)にてこの質問を頂きました。実は自分も1年前に道場のセミナーで同じ質問を投げたことがあります。お気持ちは痛いほどわかります。

本日は、2次試験に初めてチャレンジされる方向けに、このご質問にお答えします。

最初から誰も80分では解けない

2次試験の受験の最初は全く書けないと思います。
2次に慣れるためと思い模試などに参加すると、周囲がカリカリと解答を書いていくので余計に焦ります。
初心者歓迎の勉強会などに顔を出してみると、参加者は結構しっかり解答を書いてきたりして焦ります。

ちなみに私の場合は、初めて2次の過去問題を解いたときは8時間(途中中断して2日間)掛かりました。
「半日かかっても第1問すら書けなかった」(11代目おべんと君)など、初受験で最初にトライする場合、全く解けなくても気にすることはありません。

むしろ、今の段階で80分では書ききれないことが分かっていること自体、一歩前に進んだと前向きに捉えましょう。

 

まずどうすればよいか

「80分の使い方」は解答プロセスそのものであり、道場他にも多数の記事があります。タイムテーブルの詳細は予備校のメソッドによって異なります。

そこでまず初めに、単に時間がない、80分で解けないで終わるのではなく、自分はどこで時間をロスしているのかを振り返って把握しておくことが重要です。

初学者の方の現段階としては、

「80分で完成するというより、開始何分後にはここまで進んでおく(与件文を読む、骨子を固めるなど)目安を自分で決め、どの時間帯でロスしているかを特定し、その時間を短縮する方法を考えてはどうでしょうか」(11代目さとまる)

私と全く同じ意見です。できればこの段階で過去事例を解いてみて、2次試験問題がどういう問題なのか、自分の読む時間、考える時間、書く時間のどれがどれくらい掛かるのか、を把握しておくことは必要と思います。

 

時間配分について

そのためには、まず、80分の使い方をざっと決めておきます。私の場合以下の時間配分ルールを定めていました。

2次時間配分(事例Ⅰ~Ⅲ)>
①開始15分で設問文→与件文を一通り読み終えておく
②開始35分で解答を書き始める(ここまでに解答骨子作成)
③開始75分で解答用紙を埋める
④あとは見直し、バッファ(5分残す)

まだ仮でもよいので上記のような時間配分を定め、その上で過去問を解いてみて、どこで時間が掛かるかを分析してみます。

私の場合、最初の頃は考える時間が圧倒的に遅かった。単純に書く時間は早かったが、書き直しが多く結果的に書く時間が遅かった。そのためこの時期は1次知識整理、解答手法・メソッドの情報収集を中心に進めておりました。

8月以降の2次学習の初めの頃は、合格者答案や予備校の模範解答の写経でどういう書き方をすれば合格ラインなのか、正解に近づけるのか、を覚えて身に着けていくことを80分以内で解くことより優先しました。その次で80分以内で確実に効率よく処理できるように持っていく、というステップをイメージして進めてました。(詳細後述)

 

タイムテーブル(事例Ⅰ~Ⅲ)

参考までに当日の80分の使い方として、自分の実際のタイムテーブル(事例Ⅰ~Ⅲ)の詳細を記載します。
(詳細については2次試験が近づいてきたら改めて記事にしたいと思います。)

(1)準備 開始~1分
・受験番号を記入する
・問題用紙を開き全体の分量を把握する
・問題用紙をばらし下書き用の白紙を用意する
・与件文の第1段落と最終段落を読む

(2)設問の読解 開始2分~8分
・各設問を読んで分析し、解答骨子の枠組みを作成する
・どの戦略レイヤーが問われているかを決定する

(3)与件文の読解 開始8分~15分
・与件文を読み、マーキングを行う(段落番号とキーワード、自分は鉛筆のみ使用)
・開始15分で一通り与件文を読み終える

(4)解答骨子の作成 開始15分~33分
・設問文に戻り、与件文と照らし合わせながら解答骨子を作成する

(5)解答骨子を俯瞰 開始33分~35分
・解答骨子を再度確認し解答間の整合性などを確認する

(6)解答記述 開始35分~75分
・解答骨子を基に解答用紙に解答を記述する
・開始35分で必ず書き始める

(7)見直し 開始75分~80分
・表現など微修正
・最後に誤字、脱字がないか見直し
・受験番号を再度確認

80分の使い方は2次の解法であり、人によってそれぞれ違うためあくまで一例です。

私の場合、最初にこのような詳細タイムテーブルを設計し、ブラッシュアップしていった、という理想的な感じではありません。道場記事等いろいろな情報を参考に1次終了後に1回上記のタイムテーブル案を作ってはみたものの、いざ模試などでは全く実践できませんでした。結果、試行錯誤を繰り返しながら、何とかこの流れに収まった、という感じです。

そもそも2次試験は80分では解ききれないボリュームであり、いかに60点を超えるためにどのように限られた時間を使うか、その時間内に処理しきるか、が2次試験対策のコアな部分になります。いろいろな手法を参考にして、自分なりの解法をパクッてカスタマイズしながら獲得していってください。

よって、初学者の方にとっては、2次の解法を収集し、時間制約をあまりかけずに過去問で実践しながら自分に定着させることがまず優先で、細かな時間配分を意識しながら取り組むタイミングは、2次の学習の途中の9月くらいからで十分だと私は思います。

 

80分で解けるようになるまでの経緯

とはいえ、2次試験については、80分で収まればよいだけでなく、具体的に内容がどこまで到達できていたら合格ラインなのか、達成度がわかりづらいのがつらいところです。

私はどれくらいの感触が合格ラインと呼べるのか、色々な人に聞いてました。
予備校講師、昨年度合格者等の複数の方に

「80分以内で解いて論点を大外ししなくなったら、ある程度合格ラインに近いところまで来ている」

と言われたことが印象に残りました。このアドバイスを基に、自分としてはまずは80分で確実に大きく外さない(=書いたけどほぼ0点解答、白紙解答が一切なくなる)状態まで持っていくことを一つの目標としてました。

では2次の勉強を進めていく際、いつ頃、80分で解けるようになったのか。
参考までに私の2次(事例Ⅰ~Ⅲ)の80分の使い方を中心に、学習の経緯を時系列で紹介します。

<経緯>

1月頃~3月頃
2次試験問題を真面目に読んでみて難易度の高さを知り、情報収集を始める。
80分で解ける気が全くせず、80分では解いていない。

4月下旬~5月上旬
初めての2次模試で80分で解答用紙を埋めることに精一杯。何とかマス目は埋めれる。
結果は惨憺たる内容。各事例必ず1問は大外しの0点解答がある。

この間、しばらく1次優先で2次問題を80分で解くことはない。

8月中旬
模試で80分で1次知識を全く応用できず愕然とする。
解法も確立どころか全く染み付いてない、実践できていない。
解答用紙を埋めるだけの感触。周囲がカリカリと解答を作成しているのを横目に焦る。

8月後半
模試自宅受験で1日1事例毎に80分でやるが、骨子を作っているとどうしても時間内に収まらずかなり苦戦。
苦し紛れにとりあえず80分で書いた、といった感じ。

9月上旬
本番も近づいてきているので80分を測定して過去問を解くが、時間配分までは意識が回らず解くことだけで精一杯
講義やテキストを読んだ直後で、似たような事例なら何とかそれらしい解答が書けるようになっているが、抽象的な難易度の高い問題は1、2問大きく外している。1度解いた過去問でも外す。進展がなく苦しい。

9月中旬
過去問を集中して80分で解いていく。ひたすら模範解答を写経。2周目以降ならある程度のベスト解答は作れる。
(2周目、3周目くらいでようやく解き方が少しわかってくる。合格者や予備校の正解のフレーズが思い出せるようになってくる。)
が、80分では骨子作成が時間に入りきらず、解答が崩れる。5分残す余裕なし。
このころ、一進一退で思うように進まず、非常に苦しい。
過去問を回しつつ、何とか状況を打破したく、Web勉強会に参加。

9月後半
初見問題80分勝負でタイムテーブルを意識して何とか自分のペース配分を実践できるようになった。ただ80分に無理やり収めている感じ。
内容はとても合格ラインとは言えないが、外しても多少は引っかかり0点解答はなくな

10月10日頃
初見過去問で、自分のペースは意識して80分である程度大外ししない程度の解答を書ききれるが、余裕はない。
0点にはならないだろう解答を一通りすべて埋められるが、自信をもって合格点とは言えない苦しい感触。

試験3,4日前
初見過去問で何とか75分で解答を書ききれる。
複数の解答基準からも大外しはしていないが、合格ラインに近づいたという感触は持てず。

本試験
本番では一応時間内に解答しきれた。
事例Ⅰ、Ⅱはほぼタイムテーブル通り、5分前くらいには書き終わっている。
事例Ⅲは焦って上手くいかずギリギリ。

直前期、10代目ksknさんに2次直前期は70分で解き切る練習を、とドSなアドバイスを頂いていたのですが、全くできず、自分は何とか頑張って3日前に75分までしか詰めれませんでした。

上記の通り、私の場合は、試行錯誤の上で試験直前になって何とか80分で収まる解法を掴んだ、といった感じです。今振り返ってそう思います。当時はそんな解法を掴んだなど思う余裕すらありませんでした。当然、ゴールデンウイークの段階ではとても80分で解ける状況ではなかったです。

よって、今の段階で2次未経験者の方が過去問を80分で解けなくても何も心配することはなく、1次突破を優先してください。ゴールデンウイーク期間に時間が確保できるなら、2次に向けて1度過去問を解いてみて感触を試しておく。その後は、2次解法や予備校等の情報収集をやっておいて、2次に関連する1次知識の習得徹底を1次対策で意識して行う、というスタンスでよいと思います。

以上、ご参考になれば幸いです。充実したゴールデンウイークを!

 


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今日から5月。ゴールデンウィークということで年一番の書き入れ時という企業さんも多い中、今年はコロナに続く緊急事態宣言もあり、なかなか厳しい経営環境が続いていますね。。

知り合いの中小企業コンサルタントや診断士の状況を聞くと、紙やハンコの壁にぶつかりつつ、補助金含む経営支援にてんてこまいとのこと。これはコロナ以前から言えることですが、自分の会社にあった補助金が分からない、そもそも補助金を知らない経営者の方も少なくないため、補助金を見つけ出し、申請をサポートする仕事が重要になってくるようです。

私は直接中小企業支援のお仕事に携わってはいませんが、それでも手っ取り早くできる支援ということで、以前からお世話になっていたお店や、子供がいて入りにくかったお店にテイクアウトを頼んでいます。テイクアウトをお願いすることで、少しでも経済が回ればいいし、コロナを一緒に乗り切りましょう!という応援の気持ちを込めて。

横浜市では「テイクアウト&デリバリー横浜」として、テイクアウトやデリバリーが可能なお店のリストを公開していますし、東京都はテイクアウト・宅配・移動販売への業態転換支援に向けた補助金を創設するなど、後押しする動きが出ています。

コロナを終息させるは難しく、withコロナ(コロナと共存)していく必要がありそうとの意見も出ている中、withコロナを見据えて、先程の紙とハンコ文化や業態の見直し(テイクアウトへの参入が経営のリスク分散につながる可能性も?)など、変化が進んでいくのかもしれませんね。

さて今回は、9代目きゃっしいの「一発合格まとめシート(前編&後編)」を使い倒す!と題してお送りします。まとめシート購入を決意したのは去年のちょうどゴールデンウィークの時期。そろそろ一次試験の日程が迫ってきて、暗記科目を中心にテコ入れを図る必要性を感じたというのが購入動機でした。

もちろん、どう使おうが買い手の自由なのですが、こんな使い方もあるよ!というわけで新たな発見がありますように。ゴールデンウィークは始まったばかりです。暗記がどうも進んでいないという方、まとめシートを活用して、ここから巻き返していきましょう

覚えられない用語の語呂合わせ用に

まとめシートと言えば、キャッチコピーに「一目でわかる!覚えてしまう!」とあるように、暗記の救世主というべき存在。覚えられない用語の整理と定着のために購入される方がほとんどだと思います。具体的な使い方としては、

  • 過去問を解いてみる
  • 間違ったり分からなかった用語をまとめシートで調べる
  • テーマごとに見開き左側のページにまとまっている、用語と用語の関係性を整理した図解で理解する
  • まとめシートに、ポイントや自分の理解を書込み、自分仕様にカスタマイズ
  • スキマ時間を利用して、何度も見返して覚える

という流れですね。最初、まとめシート(紙版)に書き込みを加えていましたが、試験直前に紙版の本体を持っていくのは重いな。。ということで、購入特典でもらったPDF版のまとめシートに重要な書き込みをうつし、試験当日はまとめシート(PDF版)入ったiPadを持って行きました

荷物を極力減らしたい方は、日常的にGood Noteなどのアプリを活用して、まとめシート(後述の購入特典で入手できる、PDF版)にテキストデータとして書き込みをしておき、iPadなどのデバイスを試験会場に持ち込むのがおすすめです。

また、分からない用語は、まとめシートの巻末に索引がついているので、こちらから探すこともできます。アルファベットの略語は似ているものが多く、一次試験の引っ掛け問題に使われることがしょっちゅう。一つの単語を索引で調べるついでに、まわりの「似ている用語」や「実際に引っ掛けられた用語」も確認しておくと記憶の定着に有効です。

過去問で手応えのないテーマや用語を掴む用に

普段の業務でも資格試験でも全く学んだ経験がなく、過去問を解いても手応えのないテーマはありませんか?例えば私は、情報のコンピュータのハードウェアの分野がそうでした。そんな時は、こんな感じでまとめシートを使っていました。

  • 図解を使ってざっくり大枠のイメージを掴む
  • 図解の大枠の中で、その用語がどこに位置しているかを確認する
  • 図解の後の文章をじっくり読んで、用語を理解する
  • 図解の後の文章に書かれている、用語の説明も覚えてしまう

まず大枠のイメージを掴むこと。例えば補助記憶装置のSSDなら、コンピュータの5大装置の中の、記憶装置の、補助記憶装置に含まれるSSDというように、SSDを含む大枠のイメージを掴むとともに、その大枠の中でのSSDの位置づけを確認します。

その後、図解の隣のページの文章にある、用語と一緒によく選択肢で使われる説明を読み込みます。例えばSSDなら、以下のように説明されています。

SSDは動作が速く省電力で耐衝撃性も高いためノートパソコンなどでよく用いられています。
出典:「一発合格まとめシート(2020年版後編)」p.189より抜粋

ここの説明を読んで、「SSD」という用語の他に、SSDの使用用途や仕組みの概要も紐づけて理解しておきます。実際の選択肢では、SSDと似ているHDDと混乱させるため、例えば「動作が遅く対衝撃性が低いSSD」などと、使用用途や仕組みを微妙に替えて出題してくるんですね。

もちろん、SSDの説明ならば、
✖️ 動作が遅く対衝撃性が低い → ○ 動作が速く耐衝撃性が高い
が正解です。

まとめシートというと、図解部分だけに注目してしまいがち。私も文章部分の存在はAmazonから取り寄せて気付いたくらいです。しかし、特に苦手としている内容であれば、図解だけでなく、文章部分まで読み込んでみてください。1テーマにつき図解1ページ、文章3ページで構成されているので、苦手な部分だけ読んだとしてもそこまで時間はかからないはずです。

ただ、どうしても覚えられない内容もありますよね。。試験まであと2ヶ月ちょい。ここまできたら分からない論点を深追いしないことも、とっても重要です。

ここで役立つのが、論点別の重要度です。頻出度がA〜C、難易度がレベル1〜3に分類されています(きゃっしいさんオリジナルで、中小以外の科目についています)。これらの重要度の分類を見て、後回しにしたり、捨て問にするなど、深みにはまらないうちに勉強を切り上げる判断をするのも手だと思います。

一次試験当日、休み時間の見直し用に

そして迎える試験当日。試験の合間の短い休み時間、この限られた時間を知識の最終チェックに充てる方がほとんどだと思います。まとめシートの図解部分は、一教科につき多くても20ページ程度の少ないページでまとまっており、効率的に見直すことができます。

試験当日の最終チェックのお供として、まとめシート(PDF版)を持参しました。ざざっと全体を見直したり、心に浮かんだ曖昧な記憶の単語を見直したり。PDF版にテキストデータで書き込みをしておくと、一発で検索できるので、時間を節約することができました。

余談ですが、紙版、PDF版に関わらず、試験当日まとめシートを開いている人は多く(ページレイアウトが独特なので遠くからでもわかります)、「まとめシートで勉強してきた仲間がここにも!みんな一緒に頑張ってきたんだなあ」と連帯感を感じられるというメリットも。

二次試験に使われる一次試験の知識の整理用に

二次試験に向けた勉強の際、二次試験に使われる一次試験の知識の整理にも、まとめシートが大活躍です。

出題者が出す言葉に○×をつけて、正誤を判断するだけの一次試験とは違って、二次試験は、自分で一次試験の知識を使って与件文を読み解き、説明する(論述する)必要があります。

よって、知識があやふや、つまり二次試験に使われる一次試験の知識の意味や、メリットデメリットなどの特徴がぱぱっと出てこない場合、与件文、設問文の読み違いや、論述に非常に時間がかかるなど、論述ミスや時間ロスにつながってしまいます。

二次試験の勉強中、一次試験の知識の不足を痛感した私は、二次試験の過去問を解くのと並行して、途中から一次試験の知識の復習にも力を入れていました。ここで一次試験の知識の意味や、メリットデメリットなどの特徴を、ヌケモレなく、網羅的に、多面的に整理するのに、まとめシートを利用していました。

また、二次試験で問われる一次試験の知識については、二次試験につながる「にじマーク」がついているので、一次試験の勉強の時から二次試験を意識できましたし、一次試験の知識の復習の際にも効率的に復習することができました。

■おまけ:購入特典のチェック

まとめシート(紙版)は購入特典が充実している部分が魅力で、例えば最新版(2020年度版)では、以下の購入特典がついてきます。

  • 暗記に便利なまとめシートPDF版ダウンロード(白黒版とカラー版。iPadに入れた、まとめシート(PDF版)とはこのことです)
  • アウトプット用論点別過去問集(まとめシート掲載の「すぐやる!過去問コーナー」の過去問集)
  • 暗記カード用データ(情報、中小のみ。単語カードアプリ入れる用)

ポイントを絞りこみ、初心者でもとっつきやすい図解や文章で構成されているまとめシートは、一次、二次試験を通して独学や通信の受験生の強いミカタになってくれると思います。買ったはいいが、まだ使い切れていない方、ぜひ参考にしてみてください。

以上、さとまるでした。実りあるゴールデンウィークを!


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おはようございます!おべんと君です。

今回は、【渾身】連結会計vol.2と題して、具体的な連結会計処理に
ついて見ていきたいと思います。
ちなみに前回は、会計処理に入る前の事前準備について
簡単に触れました。→記事はこちら。

前回同様、クリックしていただくと画像が拡大致します。
また、便宜上親会社をP社、子会社をS社と表現します。

最初に謝罪です・・・
気合いを入れて書きすぎてしまいました・・・
よろしければ、本日だけでなく、学習中の問題を解かれている時の
不明点の解消にお使いいただければ幸いです。

<題目>
vol.1:連結会計準備 ←前回
・連結会計の基本
・連結の範囲
vol.2:連結会計処理 ←今回
・連結会計の流れ
・内部取引高/債権債務の消去
・投資と資本の消去

vol.3:連結会計処理 ←次回
・未実現損益の消去
・持分法

 

<連結会計の流れ>

初めに、連結会計処理の大まかな流れについて説明します。
大まかな流れは下記の画像のとおりです。

合算財務諸表の作成以降は、実務上は順番が前後しますが、
以下、項目別に説明していきます。

 

★合算財務諸表の作成

まず親会社・子会社が各社で財務諸表を確定したのち、
各社の財務諸表を合算し、合算財務諸表を作成します。
この状態では、各社の財務諸表を単純合算しただけです。

連結財務諸表は企業グループを一つの会社とみなして、
企業集団全体の状況を把握することを目的として作成されます。
つまり、企業グループの外部との取引が計上される必要があります
企業グループ内の取引は、各社の財務諸表では売上・仕入の計上が
正しいのですが、企業グループ内という観点では、内部で振替処理を
行っているような状態です。

そのため、合算財務諸表に計上されている企業グループ内で
発生した内部の取引や、債権債務などを連結仕訳にて相殺
します。
それをこれから見ていきます。

 

<内部取引高・債権債務の消去>

企業グループ内における取引や、債権債務などを連結仕訳にて相殺します。

P社がS社に100円の商品を販売しました。
この場合、どのような連結仕訳が計上されるでしょうか?

まず個社仕訳を見ていくと、
・P社では「売掛金」と「売上」を計上
・S社では「仕入」と「買掛金」を計上 しています。
先ほど申し上げた通り、P社とS社間は企業グループ内取引であり、
連結仕訳にて相殺します。
・買掛金 / 売掛金
・売上 / 売上原価(仕入)
なお、S社の「仕入」を消去する際に「売上原価」という科目を
使っていますが、これはS社の「仕入」にあたります。

貸付金借入金、受取利息支払利息の取引も同様です。

このように親会社と子会社、子会社同士の金銭取引に生じて
発生した収益費用、債権債務を合算財務諸表から消去するのが
内部取引高・債権債務の消去になります。

ちなみに、現在弊社では年度末の連結決算真っ只中です。
例年いつもこの時期でして、こういった状況なので
出社有無の違いはありますが、GWは無しです。
むしろGW中は業務量MAX、メンバー全員アクセル踏みまくりですw

そして内部取引高・債権債務の消去は私の担当業務でして、
ちょうど昨日までひたすらこの業務をしていました。
例示では少ししか書きませんでしたが、実務では
・一方が売上計上、相手先は固定資産計上
・一方は売上計上、相手先は期をまたいだので仕入未計上
・海外子会社が絡むと上記理由+為替影響で取引高の差異が大
など、会社間取引の内容を逐次見て、連結仕訳や修正をしていました。

 

<投資と資本の消去>

次に投資と資本の消去についてです。これは、大まかには
親会社の「子会社株式」と子会社の「純資産」を消去するもので、
資本連結ともいわれます。
本来純資産は「資本金」「資本剰余金」「利益剰余金」など
詳細な科目ごとに仕訳を計上していきますが、2-1以降は
「純資産」という表現でまとめさせていただきます。
また、子会社株式は「関係会社株式」という科目が使われることも
あります。

この処理は、発生パターンがいろいろあるため、主たるパターンに
まとめたのですが、少し多くなってしまいました・・・

1つずつ見ていきます。

1.子会社設立時

親会社が現金100を出資し、子会社を設立しました。
個社仕訳では、親会社の現金100は子会社株式100となり、
子会社は現金100を受け取り、資本金100とします。
これは企業グループ内では、現金を振り替えているような
状態になっています。連結仕訳で消去します。

もし設立時に「資本金」のみを計上している場合は、
画像の通り「資本金」での仕訳となります。
一方、設立時に「資本剰余金」を計上している場合や、
設立後に営業活動を行ったことで「利益剰余金」が計上されている
場合は、冒頭説明の通り「資本剰余金」「利益剰余金」も
連結仕訳で消去します。

 

2-1.子会社買収時(買収額=S社純資産)

S社の純資産と同額の100で、P社がS社を買収した場合です。
この場合も「1.子会社設立時」と同様、P社の子会社株式と
S社の純資産を連結仕訳で消去します。

 

2-2.子会社買収時(買収額>S社純資産)

S社純資産は80ですが、P社はS社を100で買収した場合です。
一般的なM&Aは、こんな感じで被買収会社の純資産より高く
買収するケースが多いですね。
この場合も、P社の子会社株式とS社の純資産を連結仕訳で消去しますが、
借方側に金額差が出ます。
この差はS社の純資産より高く買収したという差額です。
この差額は「のれん」として連結仕訳で計上します。
のれん」という科目は、連結のみで登場し、連結貸借対照表の
無形固定資産に計上されます。

 

2-3.子会社買収時(買収額<S社純資産)

S社純資産は120ですが、P社はS社を100で買収した場合です。
S社という会社を、お得に買収したという状況です。
この場合も、P社の子会社株式とS社の純資産を連結仕訳で消去しますが、
貸方側に金額差が出ます。
この差はS社の純資産より安く買収したという差額です。
値が負の値(マイナスの値)となることから、「負ののれん」として
連結仕訳で計上します。
負ののれん」という科目も連結のみで登場し、連結損益計算書の
特別利益として計上されます。

 

ここで、のれんってどういうことなの?をまとめてみました。
ちょっと一息。

こののれんに関しては、
平成20年第7問
平成23年第5問

平成25年第6問
平成28年第3問
平成30年第4問
と割と出題されていることが多い論点ですのでご注意ください。

 

3-1.100%ではない子会社の買収(設立)

P社はS社の親会社ですが、100%株式を保有しているわけではなく、
残りの株式は別のだれかが保有している場合です。
説明では買収としていますが、別のだれかとS社を設立した時も
考え方は同様です。

この場合も、P社の子会社株式とS社の純資産を連結仕訳で消去しますが、
貸方側に金額差が出ます。
この差は別のだれか=非支配株主が保有している株式の持ち分となります。
そのため、「非支配株主持分」として連結仕訳で計上します。
非支配株主持分」の科目は、連結貸借対照表の純資産に計上されます。

 

3-2.100%ではない子会社の損益

先ほどの事例(P社80%保有、非支配株主20%保有)の場合で、
S社が当期純利益を1,000計上した場合、この1,000は連結財務諸表上、
どのような取扱いになるのか?という内容です。
S社が100%子会社ならば、100%を保有する親会社がすべてもらえる
権利がありますが、本事例では20%分を非支配株主が保有しています。
この場合はS社の当期純利益はどうなるのでしょうか?

P社、非支配株主がもらえる利益は、下記のように計算します。

もらえる利益=子会社の利益×株式保有分

よって、

・P社がもらえる利益:1,000×80%=800
・非支配株主の利益:1,000×20%=200

となります。
そして、200は連結損益計算書上どうなるかといいますと・・・

まず前提として、連結損益計算書の当期純利益の計算は、
下記のように行います。

<仮の連結損益計算書>
税金等調整前当期純利益     1,000:
法人税、住民税及び事業税     300:
法人税等調整額         △_50:
法人税等合計           250:④(②+③)
当期純利益            750:⑤(①-④)
(内訳)
非支配株主に帰属する当期純利益  200:
親会社に帰属する当期純利益    550:⑦(⑤-⑥)

連結損益計算書は、最終的に「親会社に帰属する当期純利益
を計算します。
そして、その金額を算出するためには、
当期純利益から親会社に帰属しない当期純利益は控除する
必要があります。

この200は、まさに親会社に帰属しない当期純利益となります。
そしてこの200は、
非支配株主に帰属する当期純利益」という科目を用いて
連結損益計算書に計上されている当期純利益を減少させ、
親会社に帰属する当期純利益を計算します
損益計算書では費用科目(=利益を減らす科目)は借方計上されますが、
非支配株主に帰属する当期純利益も増加は借方計上で表現します。
「非支配株主に帰属する当期純利益」という「利益」という名称ですが、
連結損益計算書上では費用科目の役割を果たす というイメージを
お持ちいただければよろしいかと思います。

また、「非支配株主持分」とは、大まかには
非支配株主が出資した資本金+非支配株主がもらえる利益」で
構成されており、連結貸借対照表では純資産に計上されます。

非支配株主の論点に関しては、
平成20年第7問
平成24年第5問
平成30年第4問
に出題されています。

こういったものが投資と資本の消去になります。

 

<まとめ>
だいぶ端折って書いたのですが、すごく長くなってしまいました。
大変申し訳ありません・・・

特に投資と資本については、出題実績はあるものの、
今回記載した細かい仕訳については、診断士では問われないと思います。
「こんな処理して、こんな考え方で連結ってやってんのね」くらいで
よろしいかと思います。

次回vol.3で論点2つ書かせていただき、【渾身】連結会計をいったんの
区切りとさせていただきます!
次回は5月3日日曜日に投稿致します!

以上、おべんと君でした。


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おはようございます。
いけちゃんです。
(合格体験記はこちら、前回までの記事はこちら

新型肺炎に伴う休業で異例のG.W.を迎えている方も多そうですが、なかなか学習に身が入らず、苦労されている方も多いのではと拝察しております。
この試験の受験はあくまでプラスアルファです。
ご自分やご家族の心身の健康を最優先に、学習にお取組みいただく性質のものだと思っています。
決して無理はなさいませんように。

さて、本日の記事は、前回に続き、1次試験前のこの時期に今知っておくべき2次試験対策のお話です。

私がこのブログ「一発合格道場」の読者だったとき、心がけていたことを一つご紹介したいと思います。
それは、先代から伝わる名言。

要するに “パクってカスタマイズ” だよ。
(参照:6代目Xレイ「独学スト生の二次試験」)

これはいいな」「そんなやり方もあるのか」、そう思えた部分を取り入れてきました。
大事なのは自分に合うやり方かどうか!
・・・なので実験してみて、肌が合わない手法だったらやめました
ハイスペック・ストイックな先代も多いため、「こんなん自分には無理やで」というやり方もありましたが、自分に合うやり方を模索するのには本当に役に立ちました

これからご紹介する「私の解答手順」は、過去の道場記事や勉強会で得た知見に基づいて築いていったもので、「Final Paper」にまとめて昨年の試験当日に実施したものを編集したものです。

万人に当てはまるわけではないでしょうが、よかったら参考にしてみてください。
比較的オーソドックスな方法にまとまったと考えていますが、カンペキに実行できた訳では勿論ありません

お届けしたいのは、こんな方向けです。

① 2次試験対策をまだ始めていない方
② 2次試験の性質がいまひとつよくわからないという方

取りかかる順番について

二次試験は事例企業であるA~D社の情報を読み取り、4~5問程度の大問に解答していくという形式です。
まだ試験問題を一度もご覧になったことがなければ、中小企業診断協会が公表している過去問題を確認してみてください。

各年度の試験情報も見に行くと、設問毎の「出題の趣旨」が公表されています(2019年度はコチラ)。
「出題の趣旨」は参考になるような、ならないような、ただ時々「え、そんな事聞かれていたの?(汗)」という観点が記載されていることもあるので、過去問にあたったら一度は参照してみてくださいね。

さて、二次試験に向けた私個人の解答手順をご紹介します。
本記事が対象にした方からすると、「この時期にそんな細かい話をされても」と思われるかもしれませんが、ざっくりした解き方のイメージだけでもお持ち帰りください
本格的に二次試験対策を始められた後、また読み返していただけたら幸いです。

一部、令和元年度(2019年度)の事例Ⅰ(以下、「R1」)を題材にご説明していきますので、「まだ解いてないから見たくないよー」という方は本記事はスキップしてくださいね。

解答手順① 与件文の冒頭・最終段落だけを最初に読む
解答手順② 設問文を読み、要求事項を解釈する
解答手順③ 与件文に戻り、残りの部分から材料を探す・拾う
解答手順④ 答案骨子を作成する
解答手順⑤ 答案を作成する

解答手順① 与件文の冒頭・最終段落だけを最初に読む

出題者が意図するシナリオを意識

なぜ冒頭と最終段落を読むようにしていたのか。
それは事例企業がどのような企業で、どのような課題を抱えているのか、この冒頭・最終の二段落に端的に表現されていることが多いからです。
与件文を最初から最後まで読んで、設問文を参照しに行くのではなく、まずは企業の概要をつかむことを最優先します。

出題者は、事例問題を出題するにあたって、シナリオ(外部環境の変化→成功までの道筋を解答者につけさせる)を意識しているハズです。
R1のA社は「リストラなどの経営改革に取り組んだこと」「創業当時の機能別組織について組織再編を検討したが見送った」ことが読み取れます。
この二つの段落に、本事例のテーマが濃縮されて記載されているのです。

経営的特徴の把握

経営的特徴とは、たとえば業種、現況、課題が挙げられます。
二次試験は、製造業・小売業・卸売業・サービス業など、様々な業種から出題されていますが、経営の構造をこの時点で推察しておきます。
R1のA社は「中小メーカー」かつ「地方の同族企業」であると記載されていますから、サプライチェーン上の位置付けや同族企業ならではの事象に直面していないか、留意します。

先週公表された2020年版中小企業白書・小規模企業白書概要でも、

【総論②】 中小企業の4つの役割・機能と目指す姿
●中小企業・小規模事業者を、役割や機能に着目した4つの類型(①グローバル型、②サプライチェーン型、③地域資源型、④生活インフラ関連型)に分類し、比較・分析。
●中小企業の「目指す姿」は多様であり、業績や成長意向も、類型ごとに傾向が異なる。企業の役割や機能を意識した支援が重要に。

とまとめられていますね。
少し脱線しますが、一次試験の「中小企業経営・中小企業政策」は2019年版白書からの出題が中心となりますので、試験対策上は参照の必要がないことになります。
(参照:11代目いけちゃん「【中小企業診断士試験】「中小企業経営」について」)

しかし、今回は「新型コロナウイルス関連部分」という最新情報も盛り込まれており、コレだけはぜひお目通しいただきたいと思います。宿泊業・飲食サービス業の資金繰り難に強い懸念が表明されています)

解答手順② 設問文を読み、要求事項を解釈する

「制約条件」を確認

前回の記事でも触れましたので割愛。

「題意」「設問間の関連性」に対する仮説を組み立て

一つの設問文を読んだだけでは「題意」を読み取ることが難しい場合もありますが、全ての設問文を読むと、一つの線としてつながることがあります。
例えば、R1のA社は「古い営業体質」に苦しみながらも、そこから脱却したことが第2問と第4問から読み取れます。
設問全体を俯瞰してヒントを炙り出し、「題意」や「設問間の関連性」について仮説を組み立ててみます。

後で与件文にあたってみたとき、その仮説が間違っていたなんてことも当然あるわけで、「変な先入観につながるのではないか」とご心配になるかもしれませんが、仮説を修正する柔軟さを身につければ心配ご無用です。
仮説はあくまで仮説であって、出発点に過ぎません。

仮説を組むことで、与件文を読んで材料を探すための「着眼点」を設定できます。
事例Ⅰのように類推問題が多い場合、「着眼点」を設定できるかが勝負の分かれ道になりそうです。

表裏・因数分解で解答フレームを決定

(1)の制約を踏まえて、設問文での問われ方を念頭に、一次知識で「切り口」を決定します。
その際、表⇔裏、因数分解を意識すると、「切り口」が出てきやすくなります。
例えば、売上向上が目標なのだとすれば、単価を上げる方法もあれば、客数を上げる方法もありますよね。

この「切り口」に基づいて解答フレーム(答案型)を決め、設問文の横に記載しておきます。
ex)「要因は①~、②~。」

施策を問う設問なら、狙うべき効果も先に記載しておけば、因果を意識した解答が作成できます。
設問の定義が曖昧で、何を問われているか判断がつかない場合、理由を明確にして絞り込んでしまうのも手です。

解答手順③ 与件文に戻り、残りの部分から材料を探す・拾う

「着眼点」に基づいた課題抽出

②(2)の「着眼点」を念頭に、与件文を丁寧に読んでいきます。
読み方としては、接頭辞(「しかし」「もっとも」etc)や時制に注意しながら、情報を整理していきます。
時系列順に与件文が記述されているとは限りません(そうでないことが多い)。
(参照:6代目なご「2次試験の取り組み方について(前半) ~時系列を意識する~」)

※実際に社長にインタビューする場面を想像してみてほしいのですが、時系列に沿って話を引き出せることはむしろ稀で、あっちに飛んではこっちに飛んだ話を自分で整理する必要がありそうですよね。

細かくメモを取る時間があればよいのですが、80分という限られた時間の中で詳細にメモすることは不可能です。
メモは最小限に留められるよう、解答手順を自分なりに工夫する必要があります。
究極、一切メモしないという解答スタイルも(情報整理が出来るなら)全然アリですが、私は脳内メモリーが小さいため出来ませんでした。

注意したいのは、「図表の読み取り方」です。
与件中、最重要情報が仕込まれている箇所と言っても過言ではありません。
図表は縦/横軸、絶対/相対値の観点で分析するのがコツです。

特異表現はコアワード

先代も多く言及していますが、繰り返される表現、一見余計に見える表現はヒントになります。
R1のA社の場合、「前近代的な経理体制」でしょうか。
「前近代的」って、「そこまで言わんでもええんちゃうんか」とツッコミたくなるほどインパクトのある表現ですが、出題者が強調したいポイントであることが明らかですよね。

また、成功体験、失敗からの教訓は将来も有効なケースが多いため、マークして解答の方向性を考えるうえで必ず参照するようにします。
但し、過去の成功体験がそのまま妥当するわけではなく、「形を変えて活かす」という視点を持つことが大事です。
なお、未利用の経営資源については、すぐに飛びつきたくなるのが人情だと思いますが、その利用方法が事例企業の方向性にそぐわないチグハグを生じないように注意が必要です。

設問文→与件文、与件文→与件文の対応づけ

与件文を読む際は、漫然と情報整理をしていくのではなく、②(2)の「着眼点」を念頭に探す・拾うことを心がけます
設問文と与件文、与件文と与件文を紐づけ、関連付けていきます。
この対応づけの力は、訓練すれば間違いなく向上します。

独りで二次試験と格闘していたときは、全く見当はずれの箇所を与件文から拾ってきた解答をしてしまったこともありました。
勉強会に参加するようになり、他の受験生の解答を横に並べて拝見してわかったのは、この「対応づけ」さえ外さなければ、一枚の答案にまとまりが出てくるように問題が作られているということでした。
この辺については、また後日詳しくご紹介できればと思います。

解答手順④ 答案骨子を作成する

いきなり答案に書き始めるという仲間もいましたが、骨子を作るのが一般的かと思います。
以下、具体的な手順というよりも、答案骨子を作成するにあたって、意識したい目標です。

一貫性:設問間の関連性を整理、ストーリーライン

設問要求解釈で仮説を組み立て、与件読解で確信できた「設問間の関連性」を整理し、ストーリーラインとしてまとめます。
一枚の答案が「診断報告書」としてまとまっていれば、合格点だと思います。

具体性:事例企業に即した問題解決・課題達成

一般論ではなく、事例企業に向けたリアリティを掘り込みます。
答案骨子の内容について、主語を「事例企業」から「全く別の企業」に変えてみても違和感がないなら、深さが足らないかもしれません。
例えば、事例企業が研究開発型企業ならば、「社内研修制度で人材を育成する」というような一般論ではなく、多くの社員が技術者であるという事実に着目して、「技術者の意欲向上につながって、事例企業が実現可能な施策」を提言します。

合理性:多面的な切り口、論点をモレなく盛り込む

中小企業診断士は「多面的」な見方が求められています。
ある側面からみると合理的なことが、他面では不合理なことは沢山あります。
現状分析にしろ、課題達成のための提言にしろ、ある一面的な問題意識からだけ事象を見るのではなく、様々な切り口で見ていく必要があります。
・・・と口で言うのは簡単ですが、自分も最後まで未熟だった点だと感じています。

例えば、R1のA社がメンテナンス事業をビジネスとして成功させられなかった理由(第1問)について、私は試験当日に外部環境要因からだけ説明しようとしてしまいましたが、A社自身の問題点も指摘すべきでした。
「多面的」な見方に欠ける典型例ですね。

※合理性については、「診断士に求められるスキル」から、考えてみるアプローチがいいかもしれません。
(参照:3代目こぐま「【スト生向け2次対策】多面的に与件を整理する」)

明瞭性:与件の根拠に基づいて論理的に構成

採点者が一読して意味を理解できる構成が大事です。
共通言語とも言うべき与件文の表現をなるべくそのまま利用して、言い換えは極力しない方が無難です。
せっかくの名案も、採点者(=その後ろには事例企業の社長がいる)に伝わらなければ意味がありません
また、多面的な切り口を意識する余り、前段と後段の対応関係がよくわからない文章になってしまわないように注意が必要です。。

解答手順⑤ 答案を作成する

与件文の「課題」+不使用部の潰し込み、組み込み

与件文中の「問題(社長の悩み)」は必ず解決、「課題」は必ず達成に向けて方向付けます

与件読解の時点でマークをつけたものの、答案骨子に活かせず、使用できていない要素が残ってしまうことがあります。
骨子作成の時点で見切りをつけたならよいのですが、未練が残るような要素なのであれば、時間が許す限り、不使用部を潰し込み、組み込む努力をすることで、解答としての過不足感を解消していきます。
文章量のバランスが極端におかしいと感じるときは、何かが欠けているか、何かが余分だという証拠です。

他の受験生の解答や加点要素を意識してリスク抑制

せっかくの「診断報告書」だし、斬新な切り口やドンピシャなワードをぶち込んでアピールする・・・必要はありません!

「他の受験生ならこう書くだろうな」(=書かずに減点を回避
「なんかこの辺が匂うぞ」(=加点要素を盛り込む

そういう直感を大事にして、リスクを抑制します。
勉強会に参加すると、この辺の「相場観」みたいなものが身につきます
参加のハードルを高く感じるようなら、インターネットを活用して複数の答案を集め、横に並べて比較するだけでも見えてくるものがあります。

あくまでテクニックに過ぎませんので、「相場観」にこだわり過ぎると迷路に一直線です。
大事なことは、設問に正面から答えられているかどうか
診断士試験を「現代文の問題だ」と評する声を耳にしてきましたが、「聞かれたことに応え、書かれたことで判断」するためには、紛れもなく読解・表現能力が不可欠ということになります。

論理構成(事実・推論[根拠]・結論)を意識

与件文中の事実に基づいて根拠や推論を示し、結論にもっていくという流れを意識します。
こういうと堅苦しいのですが、

構文の主語が不一致にならないように気をつける

なるべく短文化して因果関係を明確にする

だけで出来栄えが変わってきます。
一文一文をしっかり句読点で句切るだけで、はるかに読みやすい答案が完成します。
「診断報告書」の出来上がりです。

今日のまとめ

① 設問から仮説を組み立て、与件に合わせて修正する
② 答案をストーリーラインに沿った「診断報告書」としてまとめる

【渾身! 論点シリーズ】についても引き続き、リクエストを募集中です!

以上、いけちゃんでした!
それでは、体調第一でお過ごしください。今日も一日頑張りましょう!


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こんにちは! 等身大の独学ストレート生・金型屋のかーなです!

(過去記事はこちら

 

月曜日です。皆さま、本当に毎日お疲れ様です。

通勤されている方も、テレワークの方も、自宅待機の方も、家でするお仕事の方も、学生さんも、ほんとに毎日お疲れ様です。

土日だって、いつものようにお出かけって訳にもいかないし。

ゴールデンウィークの過ごし方だって悩みの種。

疲れますよねぇ、今の状況。

 

勉強が気分転換になる方は、ゾーンに入るまで勉強するもよし。

勉強が手に付かない方は、それはそれでいいと思います。

今の至上命題は、「心身ともに健康でいること」です。あなたも私も。

もう一度言いますよ! 心と体の健康が一番ですから。

勉強はそれぞれのペースとタイミングで大丈夫です。

 

さて、先日のオンライン春セミナー(略してオン春)で、「財務・会計の攻略方法を教えて下さい」という質問を頂きました。

昨日のベリーの記事でも攻略法をたっぷり紹介しているので、こちらもぜひ。

 

財務・会計攻略法というと、一つには簿記の勉強をするというのがあると思います。

先日オン春で、さいちゃんも言ってましたね。

 

私も簿記学習に賛成です。

一応、仕事の関係で簿記2級までは持っているのですが、仕訳や原価計算、財務諸表の成り立ち等は診断士の「財務・会計」の範囲と重なるので、2級を持っていると診断士の学習がラクです。

たとえば2ヶ年計画で合格を目指している方は、今年は簿記2級の取得を目標に勉強するのも良いと思います。

簿記の試験は年に3回あるので、受験機会が多いのも魅力です。

 

 

もう一つはずばり、実務を経験することですが、「そんなの今の職場じゃ無理だよ!」という方も多いと思います。

実務の何が良いかというと、問題演習のような断片の知識だけでなく、全社的な視点や項目と項目の関連性、中長期的な時間の連続性を体験する中で理解が深まることです。

 

なんとかそれを記事で再現できないか……と考えた結果、本日のテーマは

【渾身】有形固定資産の一生で考える財務・会計(前編)になりました。

書き始めたら長くなったので、次回(後編)もあります。

「一生」というのは、つまり企業に選ばれて、導入されて、減価償却されたり修理されたりしながら使われて、売却or除却されるまでの一連の流れのことです。

 

有形固定資産、何でもいいんですけど、ここはひとつ「工作機械」でいってみたいと思います。

マシニングセンタでもレーザー加工機でも、好きな工作機械を想像して読んでみて下さい。

「そんなん知らん」という方は、ポチっとボタンを押したら自動で金属を削ってくれる機械を想像して頂ければ。

適宜注をつけてはいきますが、全体的に簡略化しておりますので、厳密さというよりは「流れ」や「全体像」をつかむための記事としてお読み頂ければと思います。

 

 購入の検討

それではさっそく、工作機械を買いましょう。

どんな機械がいいのか、スペックは、用途は、それによって生産性はどれだけ上がるのか。

カタログを見ていると心が躍ります(多分)。

購入にかかる資金と導入によって得られる効果を、お金ベースで検討します。

これが意思決定会計です。

 

◆意思決定会計◆

いきなり他力本願で恐縮ですが、意思決定会計については過去の良記事があるのでそちらをご参照下さい。

なぜなら、これだけで今日の記事が終わってしまうような重量級の話題のため……。

それと、意思決定会計は一次・二次とも重要論点ですが、配点からすると二次試験が本戦です。

なので、その時にまた取り上げましょう。

 

財務会計:意思決定会計を得点源にする! (by初代ふうじんさん)

 

超シンプル事例でNPV・IRRに慣れてみる (by10代目どいこうさん)

 

なおさんの2次試験 解答&解説:令和元年度事例Ⅳ(by10代目なおさん)

(令和元年度=2019年度の二次試験事例Ⅳ 第3問は、新規設備導入に関する設問でした)

 

平成29年度=2017年度の事例Ⅳ 第3問でも設備更新に関する問題が出ていますので、二次試験でも重要論点だということは、くれぐれも覚えておきましょう。

 

 

【仕訳】

特にありません。まだ検討しているだけですから。

 

【P/L,B/S,C/Fの動き】

P/L,B/S,C/Fとも、特に変化はありません。

 

 

 有形固定資産の購入

新規機械導入の効果を十分に検討したうえで、この機械を購入することにしました。

仮に購入価格を1,000万円としましょう。

1,000万円……自社の事業規模からすると大金なので、銀行からお金を借りることにします。

借入金の発生です。

短期借入金か、長期借入金か? 即答できますでしょうか?(答えは後ほど。)

 

無事銀行から1,000万円を借り入れることができたため、念願の新しい機械を購入しました。

※当該機械は期初(3月決算の場合は、4月1日)に導入し、その日から稼働することとします。

 

では、このときの仕訳と、P/L、B/S、C/Fの動きを見てみましょう。

 

【仕訳】  単位:千円

①銀行から資金を借り入れた時

 借方:(現金)10,000       貸方:(長期借入金)10,000

※「普通預金」「当座預金」で仕訳を行うこともあります。その場合は借方が「普通預金」「当座預金」になります。以下同じ。

※以下、借方/貸方は省略します。

 

新規機械などの設備投資に使うのは、長期借入金です。

B/S上では返済期間が1年を切ったものは流動負債になるのでややこしいですが、ざっくり、短期借入金は買掛金の支払いや人件費等の日々の運転資金、長期借入金は設備投資等の長期投資資金といったイメージです。

ちなみに、長期借入金は貸す方のリスクも相対的に高くなるので、審査が厳しく、金利が高くなる傾向にあります。

そのため長期借入金の形で借りて運転資金に使っても悪くはないですが、すぐ返せる予定の資金は短期借入金の条件で借りるのが普通ですかね。

 

②機械を購入した時 単位:千円

 (機械装置)10,000       (現金)10,000

 

【P/L,B/S,C/Fの動き】

P/L:特になし ※借入金の支払利息は、期末に発生するものとします。

 

B/S:有形固定資産(固定資産)と長期借入金(固定負債)が増える

念のため、①と②を細かく見てみましょう。

①銀行からお金を借りた時

現金が増え、長期借入金が増えます。

 

②機械を購入した時

現金が減り、有形固定資産が増えます。

 

この結果、機械装置という有形固定資産が増え、長期借入金という固定負債が増えました

 

 

C/F:①で財務活動CFが増える動き、②で投資活動CFが減る動き。

銀行から借りた1,000万円をそのまま機械の購入にあてているので、キャッシュの残高としてはプラマイゼロです。

ただし、「営業活動CF」「投資活動CF」「財務活動CF」のどこがどう動くのかは、しっかり確認しておきましょう。

 

 

◆ソフトウェアに関する会計知識◆

関連項目として、無形固定資産であるソフトウェアの資産計上方法もチェックしておきましょう。

平成30年度に出題されています。

(引用元:一般社団法人 中小企業診断協会HP)※以下同じ

【平成30年度 第5問】

(図はクリックで拡大します。)

 

→正解はア。

細かいので覚える必要はないですが、選択肢アの「機械装置等に組み込まれたものを除き」というのは、ソフトウェアであっても機械装置に組み込まれたものは、原則、機械装置(=有形固定資産)として資産計上されるということです。

ですが、この問題はイ~エの選択肢を消していくことで対応可能と思います。

 

 

 

◆資金調達◆

もう一問、資金調達に関する知識の整理は大丈夫ですか?

令和元年度の第20問が資金調達について問う設問でした。

【令和元年度 第20問】

→答えはエです。

 

資金調達は、覚えることも少ないですし、覚えていれば瞬殺できるので、おさえておきましょう。

どうやって覚えるか? この図をメモ用紙に10回~20回書けば覚えます。

(すみません、ド根性系の文系なので、こんなことしか言えなくて。)

書きましょう。手を動かして覚えましょう。

余談ですが、私は「手を動かして覚える系の知識」は項目を書き出しておいて、忘れた頃にセルフ抜き打ちテストをしていました。

突然、「標準偏差の求め方、覚えてる?」とか自分に問題を出すのです。

皿回しのいちバリエーションと言えるかもしれません。

 

 

 有形固定資産の使用と修理

ついに、念願の新しい機械が工場に導入されました。

作業の効率が上がり、利便性や安全性も向上して従業員もニコニコです。

 

◆労働装備率◆

従業員……機械……ここで「労働装備率」という単語が浮かんだ方。

素晴らしいです。勉強の成果が出てきているんじゃないでしょうか。

 

改めて、「労働装備率」とは? おさらいしましょう。

「率」と言いつつ単位が「円」であることに注意して下さい。

 

労働装備率は、平成30年度に他の指標と絡めて出題されています。

【平成30年度 第10問】

※下線は私が引いています。

 

→ウが正解ですね。

有形固定資産が増、従業員数が減なので、これは瞬殺問題でした。

 

 

 

◆設備保全◆

ついでに、運営管理の出題範囲ですが、「設備保全」についても確認しておきましょう。

工作機械を安全かつ精度を保って使用するためには、日々の保全が欠かせません。

令和元年度 運営管理の第18問で保全活動の問題が出ました。

【令和元年度 運営管理 第18問】

→正解はイです。

設備保全については、平成30年度にも出題されていましたね(第19問)。

さらに、こちらの記事もチェックして下さい!

【渾身】設備保全のあれこれ (by 8代目たっしーさん)

 

不幸にも機械が故障してしまい、業者に修理を頼むとどうなるでしょうか。

修理代は50万円、現金で支払いました。

 

【仕訳】単位:千円

 修繕費  500            現金  500

 

【P/L,B/S,C/Fの動き】

P/L:修繕費という「費用」が発生しているので、売上原価が増えます

 

B/S:左側は、現金が減ります。右側は、普段ここだけ取り出して考えることはあまりないですが、理屈でいうと純資産が減ります

実際には、P/Lで費用が増えたので、その分当期純利益が減り、それがB/Sの純資産に影響するという流れになります。

このあたりのことは、岩塩のこちらの記事に詳しく書いてあります。

【診断士1次試験】財務会計初学者は項目間の”繋がり”を意識しましょう

 

C/F営業活動CFがマイナスの動き

機械の修繕は本業での費用発生なので、営業活動CFにカウントされます。

 

以上、前半はここまでです。

4.決算処理

5.処分(除却・売却)

については、後編でみていきますので、お楽しみに。

 

いかがでしたでしょうか?

今回の記事が、すらすら読めて、過去問もすらすら解けた方、素晴らしいです。

本番までその実力をキープすべく、「皿回し」を続けて下さい。

理解が曖昧な論点、記憶できていなかった論点が見つかった方は、そこを重点的に潰しにいきましょう。

大丈夫、まだ本番まで2ヶ月以上あります。

落ち着いて、一つずつ潰していきましょう。

 

明日はいけちゃんの登場です。

GWを前に何をすればいいか分からなくて途方に暮れ気味のあなた。

ぜひ、明日のいけちゃんの投稿をチェックしてみて下さいね。

 

 

それでは、引き続き一緒に勉強頑張りましょう~。


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どうも、Tomatsuです。

(前回までの記事はこちら

いつも道場ブログを読んで頂き本当にありがとうございます。

ちょっと時期外れかもしれませんが、本日は「2次試験を逃げ切り突破するためのメンタリティ・勉強法」について説明させて頂きます。

あまり崇高な記事タイトルではないことは重々承知しておりますが、私自身が「2次試験は逃げ切り突破できれば良い」というメンタリティで受験しておりましたので、似たような受験生の方もいらっしゃるだろうと思い、書かせ頂きました。

「やるからには高得点突破を目指したい」という方にとっては何の役にも立ちませんので、そのような方はここでそっとブラウザを閉じて頂ければ幸いです。。。

【こんな人におすすめの記事】
✅ 2次試験を最低限の努力で突破したい方
✅ 2次試験において高得点合格を目指していない方

(1) 2次試験を逃げ切り突破するための戦略

逃げ切り突破するために立てるべき目標は下記です。

事例I~III (人事・マーケ・運営)は無難に60点を狙い、事例IV(財務)で差をつける

多くの予備校講師や過去の合格者が言っていることと基本的には同じですね。

時折、先代の「きゃっしぃ」や11代目の「CK」のように270点~280点で合格するような神々もおりますが、逃げ切り突破を目指す人たちは間違ってもこのような人達を目標にしてはなりません。

神々は崇めるものであって目指すものではありませんので。。。

話が逸れましたが、上記を実践するには下記の状態を目指す必要があります。

[目指すべき状態]

① 事例I・II・III:「多数派」と同じ診断・助言ができる状態

② 事例IV:最終問題以外は全て取れるような状態

以降では2次試験のポイントを交えながら、上記を達成するための勉強法について解説したいと思います。

(2) 事例I~III:「多数派」と同じ診断・助言ができる状態を目指す

事例I~IIIで60点を取るには「多数派」と同じ診断・助言ができるようにならなければなりません。

この「多数派」というのは受験生の中で「大多数」と同じ回答を作成するという意味です。

これを実践するために心がけて欲しいのが下記です。

事例I~IIIのポイント①

「平凡」なコンサルとして「平凡」な診断・助言をすること

診断士2次筆記試験は「特Aクラス」の診断・助言を問う試験ではありません。

与件文に記載されている情報(またはそれを基に類推されること)を基に、問題文で問われていることに素直に解答する。

これを意識できていればOKです。

最初の方はかなり難しいですが、これができるようになれば多数派の解答(約60点)が作成できる取るレベルになっていると言えます。

細かいノウハウについては今後の記事で解説していきますが、2次試験に取り組む際には「私は平凡なコンサルである」「愚直に基礎に従う」というメンタリティが大事、ということを早めに意識しておいて欲しいと思います。

ホームランは危険(事故のもと)

時折、事例企業の業種が自分の専門性と合致して「ホームラン」が狙えそうな事例が出てくることがありますが、こんな時が最も危険です。

あなたが「ホームラン」と思っている助言は大抵の場合、「事故」っています(事故=大外しの回答)。

華麗な回答を思いついた時こそ、これは「多数派の意見か?」と自問自答するようにしましょう。

ホームラン級の診断・助言は合格後プロの経営コンサルになってからでもできますので、試験中は平凡なコンサルとして平凡な回答を心がけましょう。

難しい問題はみんなできない

もう一点伝えたいことがあります。

時折、「 問題点・課題点の抽出」や「与件文の切り分け」が鬼のように難しい問題が出てきます。

ただし、そのような問題は他の受験生も出来ていませんので、動じる必要はありません。

そういった問題に出くわした時は、いくら時間を掛けても差はつかないので、当たり障りのない回答を記述し、別の問題に時間を費やしましょう。

重要なのは下記の力を身に着けることです。

事例I~IIIのポイント②
  • みんなが出来る問題、出来ない問題を見抜く力(出来る問題に時間を使う)
  • 難しい問題が出てきても動じないこと(みんな出来てないから)

(3) 事例I~IIIの勉強法

以上を踏まえ、やっていただきたい勉強法は下記です。

  • 過去問演習 → ふぞろいな合格答案で自己採点
  • 勉強会(過去問、予備校演習問題) → メンバー間の答案の添削

過去問演習→ふぞろいで自己採点

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

中小企業診断士2次試験ふぞろいな合格答案10年データブック
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具体的なふぞろい活用法は、かーなの「ふぞろいをどう使う?」を参考にして頂きたいのですが、まずふぞろいを購入したら以下の方法で勉強を進めてみて下さい。

  1. 過去問を解く
  2. ふぞろいを使って自己採点
  3. 自身の回答が「合格者の多数派」だったかどうか確認
  4. 振り返りとチューニング

おそらく最初の方は大外しばかりだと思いますが、各事例ごとにしっかり振り返りを行い、「どうやったら多数派意見に近づけるか?」を考え抜いて、解法をチューニングしていくことが出来れば合格は目の前です。

勉強会→メンバー間の答案の添削

もう一つおすすめなのが有志による勉強会です。

方法は下記の通り。

  1. 題材となる事例を決める(過去問、予備校演習問題)
  2. 事前に題材事例を解き、勉強会に持ってくる
  3. 互いの事例への取組手法・解法の紹介
  4. 互いの答案の添削

上記を繰り返すことで、否が応でも自分や他者の悪いクセにツッコミを入れる頻度が増しますので、「多数派解答」に近づくための鍛錬が加速します。

また、自身の解法を他人に説明することになりますので、自身の解法の体系化にも役立ちます。

一匹狼スタイルで勉強を進めたい方も多いと思うのですが、こと2次試験対策に関しては勉強会をおすすめします。

勉強会についてはいけちゃんが「勉強会の効用と紹介」でまとめていますので、こちらも参照くださいね。

(4) 事例IV:最終問題(ポエム問題)以外は全部とれるような状態

事例IVは「最終問題以外は全部正解してやる」という気持ちで準備しておきましょう。でなければ差はつけられません。

時折「NPVは難しいから捨て問にせよ」という人がいますが、個人的にはおすすめできません。

というのもケアレスミスでNPV以外も落としてしまったらあっと言う間に合格ラインから外れてしまうからです。

事例IVのポイント

最終問題以外は「全部取る気持ち」で準備すること

取れるようにしておきたい論点

事例IVで差をつけるためには下記論点は得意になっている必要があります。

  • 経営分析
  • CVP分析
  • 意思決定会計(NPV・ディシジョンツリー)
  • セグメント別会計
  • キャッシュフロー(間接法のみで良い)
  • 為替予約・オプション取引

上記の取りこぼしがなくなれば必ずや事例IVで差をつけられます。

(5) 事例IVの勉強法

この本さえマスターすればOKです。

  • 論点毎に章立てされており、ヨコ解きに最適
  • 演習問題の数、解説の量・質に過不足なし

余計な勉強をするくらいなら、この本を何周も回しましょう。

私はこの本を4周して力を付けたことで、TAC演習で毎回100点近く取る実力を身に着けました。

事例IVはコツコツやる必要がありますので、毎日どこかしらで解く機会を作りましょう。

私の場合は毎朝の通勤時間が事例IVの演習時間でした。

事例IV対策上の注意点

ただし、一点注意があります。

全知・全ノウのみの学習では「80分」通した演習は行えませんので、模試を受けるなり、予備校の演習を行うなり、定期的に自身のタイムマネジメントを見直す機会を設けましょう。

(6) まとめ

2次試験を逃げ切り突破するためのメンタリティ・勉強法」について解説させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?

今後の記事ではより具体的なノウハウについてお伝えしていきたいと思います。

事例I~IIIの取り組み方

①方針:多数派の回答で60点狙い

②勉強法:「過去問演習+ふぞろい」 & 「勉強会」

ふぞろいな合格答案 10年データブック [ ふぞろいな合格答案プロジェクトチーム ]

事例IVの取り組み方

①方針:最終問題以外は全問取りに行く(事例IVで差をつける)

②勉強法:「全知・全ノウを何周も回す」 & 「定期的にタイムマネジメントを見直す」

中小企業診断士2次試験事例4〈財務・会計〉の全知識&全ノウハウ 2019年改訂版[本/雑誌] / 関山春紀/監修 川口紀裕/監修 岩間隆寿/著 霜田亮/著 香川大輔/著 音喜多健/著

以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。

(7) おまけ:キングダムで学ぶ乱世のリーダーシップ

今日はおまけサブカルコンテンツとして、「『キングダム』で学ぶ乱世のリーダーシップ」という本を紹介したいと思います。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

『キングダム』で学ぶ乱世のリーダーシップ [ 原泰久 ]
価格:1320円(税込、送料無料) (2020/4/20時点)

なぜこの本を紹介しようと思ったかというと。。。なんと著者の長尾一洋氏が「中小企業診断士」であることを最近知ったからです!

キングダムといえば、紀元前3世紀の春秋戦国時代を舞台に、後の始皇帝となる「政」が、秦の武人である「信」をはじめとする仲間と共に中華を統一するまでを描く(予定である)累計発行部数4000万部を超える超人気漫画です。

この漫画の特徴は一言でいうと「リーダーたちのキャラが濃すぎる」ことです。

もうカルピスの原液のように濃いです。

三国志や日本における戦国時代もそうですが、群雄割拠の時代には常に魅力的なリーダーたちがおりました。

そして、春秋戦国時代末期を描いたキングダムでも漏れなく魅力的なリーダーたちが描かれております。

この魅力的なリーダーたちの「考え方」「言動」が現代ビジネスにも活かせるということで、数多の経営者がキングダムを愛読しておりますが、これらのエッセンスを抽出して長尾さんが一冊の本にまとめたのが「『キングダム』で学ぶ乱世のリーダーシップ」です

診断士で学ぶような「リーダーシップ論」とは少し論点がずれる内容とはなっておりますが、実際のビジネスを行う上でリーダーが持っておいた方が良い心構えなどがまとめられておりますので大変おすすめです。

受験勉強の息抜きの合間に是非読んでみて頂ければと思います。

私の個人ブログツイッターでは、こんな感じのゆるい情報発信もしてますので、興味のある方は是非覗いてみてくださいね~。

以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。


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本日もアクセスいただきありがとうございます。さいちゃんです。

 

本日の科学ネタ。地球に最も近い惑星が発見され話題になっています。(外部リンクのニュース記事)。地球に最も近いという意味は、①サイズが近い(半径が地球の1.06倍)ということと、②太陽のような恒星から受け取る光の量が近く(地球の75%)、表面温度が近い、ということのようです。

名前は、「ケプラー1649c」といい、地球から約300光年の距離にあります。(光年は光が一年かかって到達する距離, 1光年=約9.5兆km、ちなみにもっと長い単位としては、1パーセク=3.26光年というものがあります)

NASAの記事より引用

これまで様々な話題がありましたが、今回の発見により、地球外生命体の存在がより現実的なものになりました。昨今、これまで考えられなかったような事態がリアルになっている中で、SFの世界がすぐそこに迫ってきているのかもしれませんね。

宇宙つながりで私の最近のお気に入りは、国際宇宙ステーションの探索です。勉強の息抜きにぜひアクセスしてみてください。(以下JAXAのTweetのリンク)

 

さて、本題に移ります。今日のテーマは試験に対するメンタル面の話になります。

「外部資源を活用する時の心構え」、新たな挑戦をする際に必ず出くわす、指導者や先達の意見やツールに対する心構えを考えていきます。

誰かの意見に従うこと

中小企業診断士試験にかかわらず、誰かから指導を受ける機会や、誰かの意見やツールを活用して自己の向上を図る機会は多々あると思います。(これを私は外部資源の活用の機会と呼んでいます。)

例えば誰かから指導を受ける際、これまで学んできたこととコンフリクトするような指導を受けたり、数多くの指導内容を取捨選択する必要がでてきます。その指導者の言うことに(盲目的に)ついていく、という場合はまた別の葛藤を生じます。本当にこの指導者について行っていいのか、別の選択肢があるんじゃないか、決断に伴う後悔は、結果とともに表出していく場合が多いです。

診断士試験、特に二次試験の場合は明確な合格指標が示されていないため、自分で考える要素が多いです。これまで何度か書いてきておりますが、戦略を自分で組んで、合格のためのあるべき姿を掲げて、そこに向かっていくことが重要です(さいちゃんの過去記事)。その先には、中小企業の経営者たちが抱える多種多様な問題の解決に寄り添い、会社のあるべき姿に向けて伴走する診断士活動が待っています。

私の失敗事例

自分語りで恐縮ですが、外部資源を上手く活用できなかった私の失敗事例をお話しします。ちょっと昔の話です。

私は、高校では弓道部に所属し、朝練もほぼ毎日こなしていてかなり熱心に部活に打ち込んでいましたが、あまり目立った成果はあげられませんでした。毎日の練習も、ただこなすことが目的になっていた気がします。大会にも上位入賞をめざして意気込むも、予選敗退する日々。とはいえ、結果は出ていなくても仲間でわいわい楽しくやって個人的には充実した日々を送っていました。

結果が出なかった理由は、「才能がなかった」、と一言で納めてしまってもいいのですが、技術の積み上げ方がわかっていなかったことが、最大の理由だったと振り返っています。

練習の時間だけは人一倍取っていたので、顧問の先生から指導してもらう機会が多かったのですが、新しいことを教わると今まで身につけた技術を一旦リセットして0から自分のフォームを立ち上げていたので、技術の積み上げができませんでした。これは、自分の基本の型に全く自信がなかったことに起因しています。

指導を受けるときに、自分の基本の型をベースに、内容を咀嚼して自分に足りないところを自分で肉付けしていく、ということが大切なんだと気づいたのは、大学院に入って研究活動をするようになって、ある意味社会の厳しさを勉強してからでした。気づくのが遅かったですが、遅すぎることはなかったと思っています。

診断士試験に対する心構え

診断士試験の合格のために、特に二次試験の学習の初期に確立すべきことは、解答における自分の型を作ることです。私の場合は、まとめシート流を読んで取捨選択を図りました。読む時間、ラインの引き方などはとても自分にはできなかったので、40分以内に解答骨子を作ることを目標にして取捨選択した形が前回の記事のルーティンになります。

試験ルーティンの確立のプロセスにおいては、通信教育の教材と道場記事(だいまつ:事例1事例2その1事例2その2事例3その1事例3その2 きゃっしぃ:事例1事例2事例3事例4)のエッセンスを取り入れ、自分の型をブラッシュアップし、二次試験本番は各事例の社長に寄り添う自分の型の演武会といった気持ちになっていきました。

ブラッシュアップするための外部資源の活用においては、試験合格のために必要なツールやノウハウはすでに巷に溢れているという前提に立ち、必要なものを必要なだけ、用法用量を守って取り入れることが大切です。

また、勉強会などの場面において誰かから解釈の余地がある意見をもらった時には、「その意見はこういう意味ですか?」と、意見の中身を都度確認していました。せっかくの外部資源を正しく捉えないと効果が薄くなってしまいます。効果的なコミュニケーションについては、ぴ。の記事を参照ください。

まとめ

弓道には残心という言葉があります。矢を放った後に手を広げた静止状態を一つの動作として定義されています。一本の矢を放つ動作の集大成として、ただ形ばかりの所作ではなく、振り返る時間を取り自分の弓道の次につなげます。

高校生の時は気づきませんでしたが、今はわかります。走りながら考えていると、振り返る時間が取れないかもしれませんが、わずかな時間でも残心の時間をとることで一呼吸おいて今の自分を振り返り、次につながる反省ができます。

診断士試験に立ち向かうにあたり、気持ちの面でうまくツールを使いこなせていない方、誰かの意見を活かせていない方がいらっしゃったら、一呼吸おいて、自身の基本の型を振り返る時間をとってみてはいかがでしょうか。

最後に一言。子育てが落ち着いたら、また弓道を始めてみたいと思っています。今流行りのお笑い芸人「ぺこぱ」のように、高校時代に「時を戻そう」とはできませんが、心構えを身につけた今ならもっと有意義にやれそうかなと思っています。昔のことは後悔せず、今と未来を見据えて歩んで行きます。

以上さいちゃんでした。何か気づきがあれば幸いです。


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皆さまこんにちは。ぴ。です。過去記事はコチラ。

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

私の前回記事では、2次試験におけるコミュニケーションシリーズの前編として以下の内容をお話しました。

普段の生活からコミュニケーションスキルを意識する

設問の要求に過不足なく答えるための準備をする

前編では、2次試験で戦うための武器を身に着け、出題者の要求を理解するまでの内容でした。

後編の今回は、いよいよ出題者に伝わる解答方法と確認方法のお話です。

では、さっそく本日の記事をスタートします。宜しくお願いします。

出題者の言葉を使う。


■出題者と話す時は、出題者の言葉を使え

皆さまは、解答に難しい言葉を使ってしまうクセはありませんか?

私はこのクセが最後まで抜けませんでした・・・。多年度生あるあるの「こじらせる」の特徴の一つかもしれません。

こじらせる【拗らせる】

・物事をもつれさせる。解決を難しくさせる。

参照元:weblio辞書

例えば、与件の言葉を深読みして一次知識のキーワードに言い換えたり、自分が普段ビジネス上でよく使っている用語や英単語等を使ってしまうなどです。予備校の講師からは「与件が使えてません」とか「唐突な印象です」などの表現で指摘されていました。

自分でも悪いクセと認識していたのですが、いざ演習になると突如閃いたかのように難しい言葉を書いてしまうのです・・・。

悪魔の囁き:「YOU、その思いついた言葉カッコイイから使っちゃいなよ」

天使の忠告:「ぴ。よ・・・難しいことは考えずいつも通りに書きなさい」

問題の傾向が変わっていたり、緊張や焦りがあると、普段通りにできず、雑念が入ってしまうのです・・・。

結果、与件の言葉を使っているつもりでも、採点する側は違う意味として受け取られるため、点数に繋がらないことが多かったです。

また、試験の出題者はその道の学者先生です。知識的にズレた言葉や知らない言葉が書いてある場合、出題者は気分を害するかもしれませんし、最悪読んでもらえないかもしれません。

ここで、前回に続きピーター・ドラッカーの名言をご紹介します。

『ソクラテスは、大工と話すときは、大工の言葉を使えと説いた。コミュニケーションは、受け手の言葉を使わなければ成立しない。受け手の経験にもとづいた言葉を使わなければならない。』(参照:ドラッカー名言集 仕事の哲学)

(哲学者ソクラテス氏はかなりの頑固者であったとのウワサ。)

2次試験においては、「大工の言葉」は「出題者の言葉」と捉えることができます。

難しい言葉などを無理に使おうとせず、設問文や与件文の言葉を素直に書くことで出題者と円滑なコミュニケーションを図れます。

以下に、2次試験でよく使う2つの因果解答パターンで考えてみます。※(例)は令和1年事例Ⅰを題材にしています。

与件の言葉(因)のため、一次知識の言葉(果)となった。

(例)コストカットした部分を成果に応じて支払う賞与にしたため、社員のモラールが向上した。

一次知識の言葉(因)のため、与件の言葉(果)となった。

(例)顧客視点に立って潜在ニーズを引き出したため、これまでアプローチできなかったさまざまな市場との結びつきもできた。

与件の言葉はそのままの言葉で記述するほうが安全です。しかし、制限字数の中で解答をまとめるためには与件の言葉を省略することも必要です。なぜなら、そのまま与件の抜き出しだと字数が多くなってしまい多面的に複数の視点で解答することが難しいためです。

よって、与件の言葉の意味を保ったまま省略して記述する練習をしておきましょう。

(例)これまでアプローチできなかったさまざまな市場との結びつきもできた。→ アプローチできずにいた様々な市場と結びつけた。

■私の失敗例②

ここで、私の失敗例②をご紹介します。与件の言葉を素直に使えず、知識的にもズレた解答をしてしまったケースです。

※まだ令和1年度の事例Ⅰに取り組んでいないかたは、ぜひご自身で一度問題を解いた後でお読みください。

例えば、R1事例Ⅰの第1問。

A社社長がトップに就任する以前のA社は、苦境を打破するために、自社製品のメンテナンスの事業化に取り組んできた。それが結果的にビジネスとして成功しなかった最大の理由は何か。100字以内で答えよ。

ぴ。の再現答案(悪い例)

最大の要因は、葉たばこ乾燥機の製造販売が競争劣位となったため。①受動喫煙等の社会問題化など、たばこ市場の縮小②葉たばこ生産者の後継者不足・高齢化など、生産体制が不足し、事業が成り立たなかった。

「YOU、最大なんだからカッコよく、つまり〇〇、と結論先出しで書いちゃいなよ」と悪魔の囁きが・・・。そして、精神的な動揺から思考が停止し、「競争劣位」という唐突で、知識的にもズレた回答になってしまいました。事例Ⅰの第1問。緊張で頭がパニックになっている中、私の知識の曖昧さを見透かされているようです。

冷静に正しい知識で設問要求を確認することができれば、「ビジネスとして成功しなかった」とあるため、収益面に問題があったのでは?と想定した状態で与件文を読みにいけたハズです。

また、最大の「理由」は何か。と問われているのにもかかわらず、最大の「要因」と書き出しています。減点されたかは分かりませんが、印象は悪いですね・・・。

与件文の4段落目に以下の記述があります。

すでに5年以上のキャリアを積み経営層の一角となってトップ就任を目前にしていたA社長にとって、存続問題は現実のものとなっていた。そこで、自らが先頭に立って自社製品のメンテナンスを事業化することに取り組んだ。しかし、それはビジネスとして成り立たず、売上減少と費用増大という二重苦を生み出すことになってしまった。

出題者の言葉としては、売上減少と費用増大という二重苦を生み出したと言っています。また、下線の箇所にように設問文とほぼ同じ言葉がこの4段落にまとまって記載されています。この設問で合格点(6割)を確保するためには、この売上減少と費用増大という言葉を素直に結論として使い、売上減少と費用増大の両面から具体的な理由の記述をする必要があったと思います。

仮に、つまり〇〇と結論のキーワードにする場合は、「収益低下」とすると売上減少と費用増大を端的に表現でき、出題者に伝わったのではないかと思います。出題者が期待する語彙と合致していれば高得点が見込めますが、短時間で書くことは難しいですね。

私は2次の学習期間が長くなったせいか与件の言葉をそのまま使うことに拒否反応みたいなものがありました。もっと別の表現のほうが良いのではないか?など、ややもすれば明後日の方向にいってしまいがちです。ですが、そこはグッと堪えて難しく考えず自信を持って素直に与件の言葉を使うことが大事になります。

3chの再現答案(良い例)

最大の理由は、①葉たばこ生産者の後継者不足や高齢化が急速に進み、市場が縮小して売上が低下したから、②補習用部品の在庫管理が不十分で、計数管理が行われていないため、コストが増加したから、である。

出題者の言葉通り、売上低下と費用増加の両面から、それぞれの理由を与件から抜き出し、因果関係で繋いでいます。とっても分かりやすく、見栄えが良い解答ですね。

正確に伝わっているかを確認する。


最後は、自身の回答が受け手に正確に伝わっているかの確認方法のお話です。

自分の回答に対し、自己評価だけでは正確に受け手に伝わっているかを確認することは難しいです。

設問要求に正しく答えているか?

正しい一次知識を使えているか?

自分の悪いクセは出ていないか?

与件の言葉を省略したけど意味が保たれているか?

など、他にも確認すべきことがあると思います。例えば、ふぞろい等の再現答案や予備校等の模範解答で自己採点した場合、上記の設問要求と一次知識は確認できますが、自分のクセ等は確認できません。

そのため、他者のフィードバックが必要です。予備校を受講されているかたは講師等からフィードバックがあると思いますが、独学のかたはそのような機会はなかなかないですよね。

そのような場合は、勉強会をおススメします。今はオンラインの勉強会を開催している支援団体やコミュニティ等がありますので、地理的・時間的制約などの負担が少なく参加できると思います。

オンライン勉強会の情報は、いけちゃんの記事がおススメです。

・勉強会の効用とご紹介

私からは、勉強会に取り組む上で意識したい2つのことを以下にご紹介します。

■アサーションによる勉強会

一つ目は、「アサーション・コミュニケーション」を意識して取り組むことをおススメします。(参考:カオナビ人事用語集

アサーションとは、相手を尊重しながらも自己主張をしっかり行うコミュニケーション方法です。

自己主張のタイプは主に以下の3類型があります。

アグレッシブ(攻撃的):ジャイアンタイプ

ノン・アサーティブ(非主張タイプ):のび太君タイプ

アサーティブ(バランス型):しずかちゃんタイプ

この中ではアサーティブが望ましいのですが、大事なことは、自分がどのタイプなのかを理解することに加え、自分のタイプ以外の特性も理解しておくことです。

私のタイプは自己主張が控えめのノン・アサーティブと自覚していたため、勉強会では普段の倍くらいの積極性を意識して意見をするようにしていました。

受け手に正確に伝わっているか?について、自身では大丈夫と思っていても、実際には正確ではないかもしれません。それは他者から指摘を受けることで気づくことができます。また、自身のクセをより多く洗い出すには、積極的な意見交換が必要です。

勉強会の参加者がチームとなり、積極的に意見をぶつけ合うことで勉強会の効果は最大化します。参加者の良いところは参考にすると共に、自身のクセを把握し一つずつ修正していきましょう。

勉強会に関連するおススメの過去記事をご紹介します。

・友達を作ろう2~グループ学習の功

・勉強会に必要な心技体

■ホーソン効果を味方につける

2つ目はホーソン効果です。これは人から注目や期待をされていると意欲が高まる効果で、1次試験企業経営理論のモチベーション理論の領域で過去に出題されています。

【H30年第15問】

イ:E.メイヨーとF.レスリスバーガーのホーソン実験では、従業員が自分たちの作業条件を決定することによって内発的に動機づけられていたことを発見し、これをホーソン効果と呼んだ。(×)

【H25年第16問】

オ:作業環境を経営者が改善してくれたこと自体が、研究員に対するホーソン効果を生み出したから。(×)

2つ共に不適切な選択肢です。ホーソン効果は、作業条件を変えることで生産性が高まるのではなく、人から注目や期待をされることで意欲が高まること、つまり人間関係による作用が重要だとしています。

例えば、家で閉じこもって勉強するよりも図書館やカフェなど人がいる場所のほうが勉強が捗るというかたもいらっしゃると思います。これは人に見られているという適度な緊張感が生産性を高めていると考えられます。

勉強会のデメリットとして、参加者で経験年数や習熟度に違いがあると意見交換がスムーズにいかないといったことが挙げられます。

ですが、ホーソン効果を味方につけることでデメリットをメリットに変えることもできます。

✅自身の悪いクセを持っていない人と接する

経験者が自身の悪いクセを修正しようとするとき、初学者の素直に与件から抜き出す解答に触れることで、修正への気付きを得られる効果があります。

✅自身の目標に近い人に接する

初学者が自身の目標に近い人と積極的に接することで、教えてくれる人の期待に応えたいという気持ちが生じて、意欲が高まる効果があります。

初学者も経験者も参加者の期待に応えよう!という気持ちで勉強会に取り組むことで学習の生産性が大きく向上すると思います。

後編まとめ

✅出題者に伝わる答案にするために、出題者の言葉を素直に使おう。
✅自身の回答を確認するときは、勉強会などで他者にフィードバックしてもらおう。

2次試験におけるコミュニケーションシリーズ、いかがでしたでしょうか。

文章力に自信がなくても、普段の生活の中で文章コミュニケーションを意識することで、文章力が上達するきっかけにすることができます。

また、出題者とのコミュニケーションや学習仲間とのコミュニケーションを意識することで、受け手に伝わりやすい答案を書くことができます。

もしよろしければ、ご参考にして頂けたら幸いです。

今回は以上です。いつも長い記事を読んでいただきありがとうございます。

ぴ。でした。


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おはようございます!おべんと君です。

今回から不定期で3回にわたり、【渾身】シリーズとして、
私の本業でもある『連結会計』について投稿します。

<なぜ連結会計を取り上げるのか?>
連結会計なんてマニアックな論点を渾身?と思われた方、
確かにそうです!マニアックなんです。・・・今までは。

なぜ私が連結会計の渾身シリーズを書こうと思ったのか?
理由は以下の5点です。

①連結会計は試験範囲
こちらは1次試験案内申込書からの抜粋ですが、
連結決算は試験範囲として明記されています。※クリックで拡大

 

②過去の出題実績
まず1次試験の出題実績です。※クリックで拡大

1次試験では過去13年のうち9年で出題されています。
また出題内容としては、「のれん」「持分比率」「連結の範囲」が
多く出題されています。

次に2次筆記試験の出題実績です。※クリックで拡大

直近で連結会計が2次筆記にも顔を出すようになりました。
実は2次筆記で連結が初めて出題された平成29年は、
日商簿記検定2級の範囲に連結会計が加わった時期と同じタイミング
なのです。親和性がないとは言い切れないかなと思います。

 

③中小企業白書
2019年度版中小企業白書第2部は『経営者の世代交代』について
書かれており、その第1章には『経営資源の引継ぎ』という内容に
なっています。その中には、
親族外承継の類型の1つに「M&A等」が定義されている
・事業承継関連施策の「事業承継補助金」にはM&Aに対する補助
_明記されている
合併であれば連結会計は不要ですが、買収となった場合は、
連結会計が必要となる可能性もあります。

 

④日商簿記検定2級の範囲に連結会計が加わった
前述しましたが、簿記2級の試験範囲に連結会計が加わっています。
社会人の方で2級までを目指す方は多く、中小企業診断士を目指す
過程で、簿記2級を取得する人も多いです。
そんな方々が多数受験する2級に連結会計が加わったというのは、
連結会計を今まで以上に理解する必要があるのでは?と感じています。

 

⑤診断士用テキストの分量が少ない
診断士用テキストに記載されている連結決算の分量は非常に少ないです。
私のテキストは本文300ページ中5ページ程度。
今までの出題実績を見ると、その程度で十分だと思います。
ただ、簿記2級の出題範囲に連結決算が加わったということは、
今後問われる論点が広がる可能性があるかもしれません。

以上から、
・1次は定期的に出題、2次は直近で出題頻度が増加傾向
簿記2級の範囲に加わった→今より知識の習得が必要
・しかし診断士用テキストの連結会計の分量は少ない

という中で、連結会計をかみ砕き、
「今までの診断士テキスト」を補足できる「簿記のテキスト」未満
記事を書こう!というのが渾身シリーズとして取り上げた思いです。

 

<題目>
渾身シリーズとして取り上げる連結会計の項目は下記のとおりです。
vol.1:連結会計準備 ←今日
・連結会計の基本
・連結の範囲

vol.2:連結会計処理 ←4/29投稿予定
・連結会計の流れ
・内部取引高/債権債務の消去
・投資と資本の消去
vol.3:連結会計処理 ←5/3投稿予定
・未実現損益の消去
・持分法

また、本記事は連結会計をより理解していただきたいという思いから、
・連結仕訳に係る税効果会計仕訳の省略
・連結子会社に在外子会社がいない前提
・仕訳例はよくある事例のみ
など、一部連結会計を簡略化していること、ご了承ください。
以下、画像を掲載しながら、説明をさせていただきます。
画像はクリックで拡大します。

 

<連結会計の基本>

それでは、早速連結会計の基本から説明いたします。

◎そもそもなんで連結財務諸表が必要なのか?

昨今のグローバル化により、複数の会社による
企業グループ経営を行う会社が増加しています。

そのため、個社の財務諸表を見ても、グループ経営が
儲かっているのかが分かりずらい状態です。

その解消策として、複数の会社を持っている
企業グループを一つの会社としてみなして、
企業集団全体の状況を把握するために
連結財務諸表作成が必要
 となっています。

また中小企業白書にも事業承継の1つの手段として
M&Aによる手法の記載がありますし、11代目の
実務補習先の財務諸表として、連結財務諸表が
出てきたという話もありますので、連結財務諸表を
目にする場面は今後増えてくるかもしれません。

◎連結財務諸表の作成基本


連結財務諸表の作成基本は、
足して:連結会社の財務諸表を合算する
消す:連結会社間の取引を相殺消去する
というものです。こちらはvol.2で詳しく記載します。
とにかく、「足して、消す」です。

 

<連結の範囲>

連結決算を始めるにあたり、まずどの会社を連結対象とするか?
という「連結の範囲」を決めます。
★親会社:P社(Parent company)
★子会社:S社(Subsidiary company)と省略いたします。

この論点は、平成23年第6問、令和元年第3問の1次試験に
出題されています。

原則は、親会社とすべての子会社が連結の範囲となります。
ではどういった条件の場合、「子会社」になるのでしょうか?
主に6パターンをこちらで紹介します。

1.議決権の過半数(50%超)の所有


最も一般的な内容です。

2-1.自社+賛同者の議決権で過半数(50%超)の所有


賛同者というのは、厳密には「緊密な関係がある者」という
表現になっており、自社に賛同する者や言いなりにできる者と
いったイメージです。

2-2.自社+契約


子会社となりうる会社と特別な契約を結んでいる場合です。

2-3.自社+取締役会等の構成員の過半数


意思決定機関である取締役会を実質支配している場合です。

3-1.子会社経由


いわゆる孫会社の関係です。

3-2.自社+子会社の議決権で過半数(50%超)の所有


2-1.に類似したパターンです。

他にも、S社の貸借対照表の負債総額の過半数の融資を
行っている場合も、S社は子会社となります。

細かい論点は多々ありますが、大まかには以上になります。

ちなみに、連結の範囲は、
原則は、親会社とすべての子会社が連結の範囲 と書きました。
原則があるということは、例外があります。

財務諸表に大きな影響を与えない場合、投資家の判断を誤らせてしまう
場合は、連結の範囲に含めません。

 

<まとめ>
今日は連結会計の準備として2点を取り上げました。
次回は4月29日水曜日に、実際の連結会計の処理について取り上げます。

以上、おべんと君でした。


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4月4日(土)に無事開催できました
ご参加いただきましてどうもありがとうございました

         

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おはようございます!おべんと君です。

<本題>
遅ればせながら、オン春にご参加いただきまして
ありがとうございました!
今回はオン春でお答えできなかったご質問について、
特に2次筆記試験のご要望が多かったことから、
2次筆記試験についてお答え致します!

参考画像として、令和元年度事例Ⅲを使わせていただきます。
また、ご了承いただきたいこととして、下記2点お願いします。
①私はTBCの通信講座で合格したので、若干TBC寄りの内容に
_なってしまうこと
②あくまで私、おべんと君のやり方なので、このやり方が
_絶対ではないこと

<質問1:設問と与件の対応付けに悩んでいます>

前提として、こちらは「試験のテクニック」的な内容です。
2次筆記を受けるための基本的な考え方は、昨日いけちゃんが
書いた記事にその要素が詰まっていますので是非ご覧ください。

いけちゃんの記事 ↓ ↓ ↓
【中小企業診断士試験】2次試験対策:今知っておくべきこと part1

設問に答える根拠として、与件文があります。
そのため、「第何問目の根拠が、与件文の第何段落なのか?」を
結びつけることを「対応付け」と呼びます。
(というか呼ばれていることが多い)

この対応付けが間違っていたりすると、作問者が求めている解答が
書けないため、得点を失うといった状況になります。

私も本試験では画像右側に対応する設問番号を書いていました。
※クリックで画像拡大します

この対応付けがあっているかはどうかはさておき、、、
私は、この対応付けには大きく2つの方法があると考えていました。

①直接対応付け

これは、設問と与件文にある同じ言葉を探して
対応付けを行うというものです。
令和元年度事例Ⅲの第3問の設問1です。
※クリックで画像拡大します

設問にばっちり「社長の方針」と書いてあります。

 

そして与件の13段落、14段落を見てみます。
※クリックで画像拡大します

と直接的に「社長の方針」という言葉が書いてあります。
こういった言葉そのもので紐づけられる場合は、
直接対応付けができますので、割と容易です。
新工場」という言葉でも直接紐づけることが可能です。

ですが、残念ながら直接対応付けられる設問は少ないです。
その場合は、

 

②間接対応付け

私は、設問や与件を一度「1次知識」に置き換えて
それぞれ対応する設問や段落を紐づけて、
解答に落とし込んでいました。
先ほどのように直接的な言葉で対応付けるのではなく、
1次知識で間接的に対応付けるというものです。

令和元年度事例Ⅲの第1問で見てみます。
※クリックで画像拡大します

80字で配点20点です。絶対外せない問題です。
C社事業変遷を理解し、C社の強みを答える必要があります。

事業変遷:歴史のこと。強みと関係が深い歴史と言えます。

それでは、強みを1次知識に置き換えます。
強みとは、
・自社の経営資源です。ヒト、モノ、カネ、情報から構成されます。
・SWOT分析のS。そしてSをさらに細分化したのがVRIO分析
↓ ↓ ↓
VRIO分析:
V=経済性。競争均衡の源泉。競合と同じ土俵に立った程度。
R=希少性。一時的競争優位の源泉。今は優位、いずれ競合に抜かれる。
I=模倣困難性。持続的競争優位の源泉。他社が真似できない強み
O=組織。VRIを活用できる組織があるか。

上記の1次知識をベースとして、強みと言われたら、
強み=経営資源=S=VRIOのIとO
というような想起します。

この想起を元に、与件文を探しに行きます。
まず2段落目を見てみます。※クリックで画像拡大します

 

次に3段落目を見てみます。※クリックで画像拡大します

私は上記2点を強みの根拠として解答を作りました。
2段落目の技術力VRIOのI、模倣困難性
3段落目の生産体制VRIOのO、VRIを活用する組織

ちなみに6段落目には、
「技能士資格を持つベテラン作業者が品質保持に寄与している」
というような文章が書いてあったのですが、13段落目の社長の方針が
「これまでの作業者のスキルに頼った加工品質の維持ではなく、
作業標準化を進める
となっており、迷いまくった結果、字数が足りなくなったので
作業者のことは強みから外して書きませんでした
冷静に今考えると、事業変遷から強みを問われており、
ベテラン作業者のおかげで加工品質が維持されてきたという
歴史を経た経営資源(ヒト)なので、書くべき要素だったかも
しれません。

また、解答には3段落目を根拠として「生産体制」とは書きましたが、
一貫生産体制」とは書きませんでした。
「一貫生産体制」という言葉は過去問ではよく登場しますが、
私が書かなかった理由は以下のとおりです。
①「一貫生産体制」という言葉が与件文には明示されていなかった
②「一貫」という言葉は、「最初から最後まで」という意味であり、
_当時の私は、80分の短い時間の中で「機械加工」「熱処理加工」が、
_顧客にとって「一貫」した生産体制なのか?の確証が取れなかった
③「一貫生産体制」かどうかはよくわからないけど、
_「機械加工と熱処理加工の生産体制」が構築されたことは事実なので、
_生産体制」という言葉ならば減点にはならないだろうとの判断
冷静に与件文を読んだら、「一貫生産体制」でもいいのかもしれませんが、
2次試験では「いかに減点を回避するか」が重要だと思っていました。

解答内容については賛否あるかと思いますが、
私の場合は、このように対応付けが2パターンあることを想定して、
日々過去問や演習を解きながら本試験に臨みました。

 

<質問2:通勤などの隙間時間で勉強する方法は?>

2次試験は80分間で一連の作業を通じて解答用紙の記入まで行います。
そのため、隙間時間って何やればいいの?結構悩まれると思います。
私の場合、自宅の玄関から会社まで1時間と近く、電車に乗る時間も
15分強
しかなく、そんな中で何をするのか?結構考えました。

まず私の時間の使い方ですが、忙しくないときは
朝5時    :起床
朝6時半まで :過去問やTBCの演習問題を骨子作成まで解く
電車15分  :手作りノートで1次知識を定着させる
昼休み45分 :自席で昼食を食べながら、ふぞろいやTBC解答解説を
________見て、朝書いた骨子の内容を確認し、反省点をまとめる
21時~22時:事例Ⅳの問題を必ず1問以上解いて答え合わせ
就寝

こんな感じでした。
電車に乗っている隙間時間の勉強ですが、手作り1次知識ノートを見て、
1次知識を忘れないようにしていました。A4サイズのノートです。
※クリックで画像拡大します


このノートはTBC受験研究会が販売している「速修2次テキスト」に
掲載されている「抽象化ブロックシート」をPDF化して、
過去問や演習問題で気づいた知識を随時補足していたノートです。
「全体」「事例Ⅰ」「事例Ⅱ」「事例Ⅲ」のカテゴリーで4冊作り、
毎日4冊通勤カバンに入れて毎日読んでました
抽象化ブロックシート」とは、過去問で問われた1次知識の論点を
事例ごとにまとめたものです。私はこれをひたすら覚えて書き込んで、
2次筆記に必要な1次知識を覚えました。
11代目の3chも、抽象化ブロックシートをreminDoに入れて
勉強していたようです。→3chの記事。

また、一言一句そのまま覚えるのではなく、
生産計画での注意点は?」「生産統制での注意点は?」など
各事例で問われやすい論点と紐づけていました。

上述の質問1の間接対応付けも、日々この手作りノートを
見て忘れないようにしていたので、とても役に立ちました。

私の場合は、このように通勤時間は1次知識の定着に使っていました。

オン春でいただいたご質問、こういった形でこれからも随時
お答えしていきます!

この投稿が皆様の勉強の一助になれば幸いです。

<こっそり告知>
4月19日日曜日から、不定期で3回に分けて【渾身】連結会計を
投稿致します。ぜひご覧ください!

以上、おべんと君でした。


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4月4日(土)に無事開催できました
ご参加いただきましてどうもありがとうございました

         

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おはようございます。
いけちゃんです。
(合格体験記はこちら、前回までの記事はこちら

前回の記事で2次試験に絡めた「中小企業政策」の記事を投稿するとお伝えしたのですが、予定を変更します。
オンライン春セミナー2020(開催報告:1次試験編2次試験編)で、事前配布した資料についてご説明できませんでしたので、内容を再編集してお届けできればと思います。
セミナー当日にお答えし切れなかった質問への回答も絡めながら、参加いただいた方にも、参加いただけなかった方にも、参考にしていただければ幸いです。

本日の記事は、1次試験前のこの時期に今知っておくべき2次試験対策のお話です。
私は1次試験前に2次試験対策を開始しておくことをオススメしていますが、「1次試験を合格する前に2次試験のことなんか考えられないよ・・・」というお気持ちもよくわかります。
ですから、まずは2次試験で出題される「事例企業に共通する方向性」をざっくりと確認しておき、「与件に忠実な解答を書くためには」何が必要なのかを探っておくだけでも有効かと思います。
この前提を理解しておくことで、今後2次試験対策を始める(=過去問と向かい合う)にあたって何をすればよいかが明確となり、学習効果を高めることが可能だと考えています。

お届けしたいのは、こんな方向けです。

① 2次試験対策をまだ始めていない方
② 2次試験の性質がいまひとつよくわからないという方

事例企業に共通する方向性

私はよく、奥さんと江の島方面に出かけて海を眺めに行きます(※現在は新型肺炎の感染対策で外出を控えています)。
多数のヨットがハーバーにひしめき合い、海に浮かんでいるのが見ていると、まるで一隻一隻が中小企業のようにも思えてきます。
以前、中小企業を「小型ヨット」にたとえた話を聞いたからでしょうか。

2次試験に出題される事例企業A~D社は、年度や事例によって規模にバラつきがあるものの(事例ⅡのB社は他の事例と比較して小規模なことが多い)、まさに中小企業の定義に合致する「小型ヨット」です。
「サーファー」(個人事業主)ほど個人芸の色彩は強くなく、他に乗員(従業員)もいて、小さいながらに組織としてのまとまりが必要です。
でも、「大型客船」(大企業)のように大人数の乗員を抱えているわけでもないし、最新鋭のエンジン(設備)を備えているわけでもありません

漕ぎ出していく海は凪いでいる時間は短く、常に波立っています
時に大波が寄せることもある大海を、「小型ヨット」が渡っていかなくてはいけないのです。

でも、なにも一隻だけで、一人だけで海を渡っていかなければいけないわけではありません。
頼もしい熟練の乗員(技能者)がいたりします(いなくなったら困るけど!)。
船団を組んで助け合いながら渡ってもいい(外部連携)し、羅針盤に頼ることも出来ます(中小企業診断士)

少々くどいかもしれませんが、前回の記事でも引用した「第1次試験案内・申込書」の科目設置の目的の一節を見ておきましょう。

中小企業診断士は、中小企業に対するコンサルタントとしての役割を期待されており、中小企業経営の特徴を踏まえて、経営分析や経営戦略の策定等の診断・助言を行う必要がある。
そこで、企業経営の実態や各種統計等により、経済・産業における中小企業の役割や位置づけを理解するとともに、中小企業の経営特質や経営における大企業との相違を把握する必要がある

ご存知かもしれませんが、中小企業診断士バッジは羅針盤がモチーフです。
中小企業が「小型ヨット」で、中小企業診断士が「羅針盤」、なかなかわかりやすい構図ですよね。

さて、「小型ヨット」が向かうべき方向性は、以下のように言い表せると思います。

自ら漕ぎ出し、これからも漕ぎ続ける(経営理念と経営方針)

船長(創業者)によって、「小型ヨット」はハーバーから自ら漕ぎ出しました。
そのときの想いを今も抱いているかもしれませんし、航海(経営)をしていく中で想いの変化もあったかもしれません
いずれにしても、船長の想いの結晶が経営理念だと思っています。

現実には、これらが言語化(明文化)されているケースばかりではないと思いますが、2次試験では必ず与件文の中から見出すことが出来ます
それは、この2次試験が紙上のコンサルティングだからです。
現在の船長は創業者ではなく、代替わりした経営者かもしれませんが、経営理念を元に、経営方針を策定している(したい)ハズです。

ここで、船長(経営者)の年代や生き方も、与件文にハッキリ書かれているとは限らないため、憶測や妄想は禁物ですが、解答にあたって念頭におくべき要素だと考えます。
たとえば、大手企業の技術者が地元にUターンして研究開発型企業を設立したなら、その「小型ヨット」は今後も研究開発を続けていくことでしょう。
また、研究開発をリードしてきた船長(経営者)の年齢が70歳を超えていたら、今後は組織的に研究開発が進めていけるように対策を打つでしょうし、後継者の育成も当然視野に入っていると考えるべきでしょう。

実際のコンサルティングの場でも、提案を受ける側がどのような背景を持っているか、詳細にリサーチして、なるべく「刺さる」ように提案すると思います。
相手が「大型客船」だったら有効な助言も、「小ヨット」では実現できないかもしれません。
与件文に記載のある範囲で経営者の想いを汲みながら、資源制約を踏まえて、この先も漕ぎ続けられるように伴走(解答)しましょう。

追い風に帆を上げる(強み×機会)

ヨットは、帆に風を受けることで推進力を獲得し、前に進んでいきます。

事例企業もまた、追い風(外部環境の変化)を利用して、経営していくのがよいでしょう。
そのためには風を捉える帆(内部資源)を、すぐに上げられるように準備しておく必要があります。
帆の内容は、現在は利用していない遊休資源かもしれないし、効率化によって生み出した余力かもしれません。

いずれにしても、強み (Strengths)を整理することなくして、機会(Opportunities)を捉えることは出来ません。
SWOT分析は、事例Ⅳも含む全ての事例において基本の手法だと言えます。

大事なことは、生き残り、成長を続けていくために追い風に帆を上げる(機会に強みをぶつける)ことです。

向かい風がきたら回れ右(脅威は回避)

船長(経営者)がいかに手練れで風を読む天才であっても、天候・風向きは一瞬にして変わることがあります。
それまで順風満帆で来ていても、あるとき突然向かい風(脅威)に変わってしまったら、当然ヨットは停滞か逆走する羽目に陥ります
酷い場合には転覆(倒産)のリスクに晒されることもあるでしょう。

そうしたときは、回れ右(発想転換)して向かい風を避け、追い風に変えます
航路を変えればいいだけかもしれませんし、他の工夫が必要かもしれません。
経営革新・改善なのか、新規事業開発なのか、それは与件から方向性を読み取る必要があります。

ここで、有名な冒険家の言葉を引用させていただきます。

状況は変わらなくても、向きを変えれば見え方が違ってくる
──白石康次郎さんの言葉 (ヨット世界一周を3度実現)

与件に忠実な解答を書くためには

2次試験が紙上のコンサルティングだとすれば、私たちが書いた診断・助言(報告書)を読む相手はどういう方でしょうか

答えはズバリ「採点者」です。
でも、解答内容は「出題者」の出題意図になるべく沿ったものが望まれているハズです(そうしないと採点できない)。
2次試験の学習における出題者とのコミュニケーション」という言葉、皆さん覚えてらっしゃいますでしょうか。
(参照:11代目ぴ。「【診断士2次試験】伝わる答案へ|コミュニケーションを意識する~前編~」)

そのために必要なこと、目指すべきことは何なのでしょうか。
事例企業の経営者が実在したとして、その報告書(答案)を見て、どう受け取めるかまで考えられたら最高です。
でも、それって簡単なことではないです。
だって実在しないし、会って話すことすら出来ないのですから。

実は、先輩たちの多くが語り継ぎ、今年の合格者の多くもポリシーに掲げていたであろう共通項があります。
それは「与件に忠実な解答を書く」ということ。
そのために心がけるべきことは何でしょうか。

制約条件を踏まえる

制約条件とは、形式的には解答内容を一定の幅に集束させるためのものですが、本質的には資源制約や経営者の想いを踏まえているのかという点にあります。

事例企業は、ヒト・モノ・カネ・情報という資源に制約があります。
例えば、足元でキャッシュ不足に陥っている企業に、無邪気に設備投資を勧めるのは酷ですよね。
未来のための投資ではありますが、足元の状況を改善することなしに勧められる選択肢ではないと思います(フェーズが違うということ)。
これは極端な例なので「当たり前じゃん」とお思いになるかもしれませんが、結構やりがち
実現可能性が高く、今すぐにでも実行出来る改善策を提案すべきです。

まずは事例企業の姿を思い浮かべられるように情報を整理し、80分という短い時間を有効に活用して、寄り添うことが求められています。
事例企業に親身に接して行動変容を引き出す、と言い換えることもできます。

1次知識で切り口を設定し、書かれたことで判断する

過去問を一度でも眺めたことがあればおわかりになると思いますが、切り口の設定の仕方は様々あるようにも一見思われます。
ですが、自分の経験が深い業種や領域の話であるほど、注意
2次試験は、1次知識の「応用」が問われていることを思い出す必要があります。

事例ごと頻繁に利用可能なキーワードは存在するものの、1次知識に基づく分析の上に立ってはじめて活きることになります。
キーワードありきで作成した解答では、的を外してしまう恐れさえあります。
キーワード採点で有名な『ふぞろいな合格答案』も、「合格答案を分析して抽出されたキーワードを覚えろ」なんて言ってるわけではなくて、「試験合格者や当時の受験生が考えついた切り口が何だったのか」というところまで踏み込んで分析すべき資料です。
その点で『ふぞろい』に勝る有力な資料は、今後も出てくることはないと思っています。
すでにAmazonで予約を開始しているようなので、まだ2次試験対策に手をつけていない方も、とりあえず確保しておくことをオススメします。
試験には合格しましたが、昨年度の2次試験についてもっと深く知りたいので、私も早速予約しちゃいました。
(参照:11代目かーな「中小企業診断士二次試験 「ふぞろい」どう使う?」)

本題に戻します。
ありがちなミスとしては、過去問で同じような問題が出たからと、実際は問われ方が変わっているのに、それを無視して無理やり使ってしまうことです。
与件文にない設定を妄想していて、参加した勉強会で他の方からご指摘をいただくまで、それに気づかなかったことがありました(反省)。

あくまでも与件文(書かれたこと)で判断しなければいけません
ちなみに、2次試験におけるNGについては以下の記事がよくまとまっているので、後ほどぜひご参照ください。
(参照:9代目Chika「2次試験、これを書いたらNG集」)

わかりやすい文章を書く

文章を書くうえで様々な方法論・テクニックが存在します。
その全てが「伝わる」ことを主眼に置いています
因果関係しかり、与件の言葉を使用することしかり・・・。
前提を共有しながら、採点者が理解できる文章にする必要があります。
聞かれたことに応えなければいけません。

「伝える」のではなく「伝わる」
「2次試験は国語の問題だ」なんてよく言われますが、口で言うほど簡単ではないですよね。
コミュニケーションの場で、こちらが想像もしない形で相手が受け止めていることなんて、日常茶飯事じゃないですか?
自分もあらためて心がけていきたいと思っています。

今日のまとめ

① 「小型ヨット」が大波を超えていくイメージを持とう
② 聞かれたことに応え、書かれたことで判断しよう

診断士として活躍されている先輩の美点は、相手の立場に配慮したコミュニケーションに優れていることだと拝察しています。

合格後に、多くの先輩診断士とお会いする機会に恵まれましたが、類まれなコミュニケーション能力を発揮して、多くの仲間(注:診断士に限らない)を巻き込みながら活動されています。
他の士業と比べてネットワークが充実した世界であることは合格前から知っていましたが、間近で実感して、尊敬の念を強めました。

顧客を獲得し、同志・仲間を増やすことが出来る診断士は、株式会社コーエーテクモゲームスが手掛ける歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」でいえば統率(人望)のパラメータがメチャメチャ高い軍師殿というイメージです。
伝わらない人には伝わらない悪例!絶対やっちゃダメなヤツ・・・!)

(※上記のイラストは豊臣秀吉の名軍師、黒田官兵衛だそうです)

次回は、私の解答手順を一例としてご紹介する予定です。
【渾身! 論点シリーズ】についても引き続き、リクエストを募集中です!

以上、いけちゃんでした!
それでは、体調第一でお過ごしください。今日も一日頑張りましょう!


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一発合格道場 オンライン春セミナー2020
4月4日(土)に無事開催できました
ご参加いただきましてどうもありがとうございました

         

twitterもよろしくお願いします。

 

こんにちは! 等身大の独学ストレート生・金型屋のかーなです!

 

先日のオンライン春セミナー(略してオン春!)にご参加いただいた皆様、改めまして、本当にありがとうございました。

事前アンケート、当日のslidoを合わせてたくさんの質問を頂いたおかげで、盛会(?)と相成りました。感謝。

 

我々11代目としてはあっと言う間の2時間でした。

個人的には二次試験並みのスピード感で頭を回転させ、皆さまの質問にお答えしたつもりでしたが、まだまだ答え切れていない質問が山ほどあります。

ということで、11代目一同、日々道場ブログでも頂いた質問に答えていく予定です。セミナーに参加頂いた方も、参加できなかった方も、ぜひチェックしてみてください。

 

 

本日は2次試験に関する質問で多かった、「ふぞろい」の使い方について、僭越ながらふぞろい13プロジェクトに参加している身として、お答えしたいと思います。

 

時間のない方は3と4だけでもお読み頂ければと思います。

そもそも、「ふぞろい」とは

中小企業診断士試験(特に二次試験)の勉強をした人なら一度は耳にする「ふぞろい」。

ここで取り上げるのは、正式名称を「ふぞろいな合格答案」という書籍です。

今、店頭に並んでいる最新版はこちら→「ふぞろいな合格答案 エピソード12」

 

他にも、同友館さんからいくつかの「ふぞろい」シリーズが出ておりますが、これについてはふぞろい12メンバーでもあるかわともさんの、こちらのまとめ記事がわかりやすいです。

「よくわかる!ふぞろい書籍一覧表」 by10代目かわともさん

「ふぞろい」の特徴は、なんといっても実際の受験生から頂いた、膨大な数の再現答案を分析していることです。

昨日のべりーの記事にもありましたが、再現答案(必ず採点結果がわかるもの)を収集して見比べるのは、二次試験の鉄板の勉強方法です。

それを大量のデータをもとに行い、まとめているのが、「ふぞろい」シリーズの分析結果です。

実際に試験を受けた先輩たちの戦いの記録が反映されているという点で、多くの受験生が信頼を寄せるのも頷けます。

 

「ふぞろい」の目次は以下のようになっています。(ふぞろいな合格答案 エピソード12を参照)

第1章 巻頭企画

第2章 ふぞろいな答案分析~実際の答案を多面的に分析しました~

第3章 合格者による、ふぞろいな再現答案~80分のドキュメントと合格者再現答案~

第4章 合格者による、ふぞろいな特集記事~2次試験に臨む受験生に贈る勉強のヒント~

 

具体的にどうやって使うの? ということについては、私自身の経験をふまえてご紹介したいと思います。

 

 センスのなかった私の「ふぞろい」の使い方

どうにか1次試験をパスした後、道場ブログで「ふぞろい」の存在を知り、あわててエピソード12を購入しました。

パラパラとページをめくり、第2章に過去問の採点基準が載ってるじゃん! と嬉しくなった私は、以降、試験本番まで「ふぞろい」を次のように使います。

①過去問を解いたら、第2章 ふぞろいな答案分析に載っているふぞろい流採点基準をもとに自己採点をする。

②その後、第2章の解説を読み、自分に足りなかった視点や、与件文にあるのに見落としてしまったポイントを洗い出して反省ノートにまとめる。

③一通り過去問の復習をして疲れたら、第1章、第3章、第4章を読み物として楽しく読む。

 

……全然活用できてないですね。

第2章しか全力で向き合ってません。

いや、第2章はこれで良かったのですが、他の章、特に第3章 合格者による、ふぞろいな再現答案~80分のドキュメントと合格者再現答案~ をただの読み物にしてしまうのは、非常にもったいない使い方です。

それは、ふぞろい13プロジェクトに参加してみて、痛感しました。

 

 

今だから言える「ふぞろい」はこう使う

「ふぞろい」には二次試験突破のために必要な知識とノウハウが詰まっています。

ざっくり言うと、受験生が必ずと言っていいほど使っている分析パートの第2章は知識面、合格者の80分間のドキュメントと再現答案が載っている第3章はノウハウ面、第4章は知識・ノウハウ両面の強化に有効だと思います。

これから「ふぞろい」を使って過去問の答え合わせと復習をする方におすすめの使い方は、以下の通りです。

 

①過去問を解いたら、第2章 ふぞろいな答案分析に載っているふぞろい流採点基準をもとに自己採点をする。
→二次試験の過去問を初めて解いた方は、おそらくここで軽く絶望します。

大丈夫です、みんなが通る道です。

 

②その後、第2章の解説を読み、自分に足りなかった視点や、与件文にあるのに見落としてしまったポイントを洗い出して反省ノートにまとめる。

→この時、特に知識面で抜けていたものや、自分の書いた答案では意味が不明瞭なものはないかを厳しくチェックする。

目安として、「みんなが書けていることを書く」「みんなができている問題で確実に得点できる」ことを一つのマイルストーンにします。

「みんなが書けていること」は 「解答ランキングとふぞろい流採点基準」を見ればわかります。

ここですね。(ふぞろいな合格答案 エピソード12より抜粋)

「みんなができている問題」は、設問ごとの「難易度」でわかります。

ここです。(ふぞろいな合格答案 エピソード12より抜粋)

これは、最終的に★2つの「勝負の分かれ目」まで得点できるようにします。

 

真偽のほどはわかりませんが、一説には相対評価とも言われる二次試験。

みんなが書けていることを書き、みんなが解けている問題をミスなく得点する、これを4事例とも達成することが、まずは合格のために外せない要素と考えるべきと思います。

 

③合格者と自分のノウハウ面のギャップを知るため、第3章(合格者による、ふぞろいな再現答案)の該当の事例を6人分全部読む。

→このパートは、試験会場で実際に合格者が考えたこと、やったこと等がかなり細かく書かれています。

例えば、与件文や設問のどこにチェックを入れたか、どんな風に与件文と設問を紐づけたか。

その事例において、ルーティンにしていた作業は何か。

後回しにした設問や、捨てることにした設問は、どんな状況でどんな情報をもとに、その判断に至ったのか。

6人分のノウハウを読んだところで、「これ、自分は既に全部できている」と言える人は、かなり少ないのではないでしょうか。

盗みましょう。先人のノウハウを。

パクリましょう。パクってカスタマイズしましょう。

 

さらに

④第4章(合格者による、ふぞろいな特集記事)で知識面、ノウハウ面をさらに補強

→このパートには、第2章、第3章に入りきらなかった情報が詰め込まれています。

「ふぞろい12」を例にとると、勉強方法や答案をもっとブラッシュアップする方法など。

ここも、パクってカスタマイズです。

 

さて、ここまで徹底的に「ふぞろい」と向き合うと、かなり体力的にも精神的にもかなり疲れると思います。

そこでようやく

⑤巻頭企画やコラムでなごむ

→息抜きやモチベーションアップに効きます。

なんだかんだ、ふぞろい13のメンバーも「ページ下部の一行コラムが好きだった」という人、多かったです。

以上が、ふぞろいを使い倒す、おすすめの活用方法です。

 

ふぞろいを使うメリットとデメリット

メリット

①合格者の答案の「幅」と、自分の答案の現在地が掴める

最大のメリットは、「各事例200以上の再現答案を分析したからこそできる、リアルな受験生の答案の実態把握」と「自分の書いた答案を母集団と比較できること」だと思います。

ふぞろいな合格答案プロジェクトでは、毎年、試験を受けた方から多くの再現答案を寄せて頂いており、その数は250以上に及びます(仮に250人から4事例分集まると、4×250=1,000件の再現答案が分析の元データとなります)。

さらに、再現答案の評価(合格、A、B、C、D)と合わせて分析を行うため、「多くの合格+A答案に書いてあったことは何か」「合格+A答案にあって、C答案になかったものは何か」といった分析が可能になります。

念のためにお伝えしておくと、このキーワード分析は、独自のノウハウによるかなり客観的なものです。

プロジェクトメンバーも人間なので、ついつい自分が書いたキーワードを推したくなるのですが、そこは分析ルールにより見事に弾かれます。

あくまで、リアルな答案を客観的に分析し、読者の皆様にお伝えするスキームになっていますので、ご安心下さい。

さらにさらに、キーワード分析を通して、合格答案やA評価の答案の「幅」もある程度把握できています。

毎年合格者が900名~1,000名程度いるとして、全員がぴったり同じ解答を書いているわけではありませんよね。

それでも、250以上の(令和元年度は過去最高数だったとか!)再現答案のおかげで、「だいたいこの辺りのことを書いている答案が、合格ラインらしい」という推測が可能になっているわけです。

そのため、ふぞろい流採点基準で自己採点をしていくと、

合格答案+A評価答案/B答案/C答案以下がどんなものか、大体の「幅」が分かり

自分の答案と比較することによって、相対的な自分のポジションや足りないものが分かる

というメリットがあります。

採点基準も模範解答も公表されない二次試験において、これはかなり画期的なことだと思います。

 

②合格者の答案を見て、「これならできるかも」と勇気が出る
個人的には、これも重要なポイントでした。

予備校が出している模範解答って、「80分でこんなの書けません……」としょんぼりしちゃいませんか?

確かにその模範解答から学ぶことはたくさんあるのですが、ベンチマークとしては使いづらい、というのが大半の受験生の本音ではないかと思います。

その点「ふぞろい」に載っている再現答案は、合格者が当日80分の中で書いたものです。

洗練度では予備校の模範解答に劣るかもしれませんが、受験生が目指すラインとしては、より「これならできそう」と思える内容になっています。

 

③つまづきやすいポイントも確認できる

第2章(ふぞろいな答案分析)でも、第3章(合格者による、ふぞろいな再現答案)でも、実際に試験を受けた人がミスしたところ、多かった勘違い等もリアルに記されています。

(第2章の方では、キャラクターの会話部分に盛り込まれています。)

多くの人がつまづいたポイントとその対応策を押さえることで、より安定的に得点できるよう、80分間のパフォーマンスを仕上げていくことができます。

 

デメリット
「ふぞろい流採点が完璧な採点基準である」とは誰も言えないこと。

これにつきると思います。

ふぞろいのデメリットというか、「限界」と言った方が現実に近いかもしれません。

ふぞろい流採点では、独自のノウハウをもとに「キーワード」に基づく採点方法を採用しています。

つまり、「◎◎というキーワードが入っていれば5点、△△というキーワードが入っていれば3点」というように、キーワード積み上げ式で自己採点をする仕様になっています。

毎年5,000名程度が受験する資格試験ですから、なんらかの採点基準があるはずで、キーワード加点方式というのは常識的に考えて有り得る基準だと思います。

ですが、あくまで二次試験の採点方式や採点基準はブラックボックス。

受験生から寄せられた再現答案のみを手掛かりに、なるべく客観的にキーワードを抽出し、配点を設定している「ふぞろい流採点基準」と全く違う手法がとられている可能性もゼロではありません。

ふぞろい流だと必然的に、キーワードを多く盛り込めた答案が高得点になりがちですが、実際に高得点をとった方の再現答案は、むしろ論点が絞られてシンプルだった、なんてのもわりと聞く話です。
「キーワードが正義!」と思い込んでしまうと、人が読んでわかりづらい答案を書いてしまうリスクは、確かにあります。

それを頭に入れたうえで、「どうしたら上位20%に入れるか=合格できるか」を掴むためにふぞろいを活用するのがよいと思います。

 

 

なお、令和元年度の二次試験を分析した「ふぞろいな合格答案 エピソード13」は、アマゾンで予約を開始した模様です!

アマゾンのページはこちら

発売は6月24日と2ヶ月以上先ですが(予約はやいな……)、初学者の方も2年目以上の方も、ぜひチェックしてみてください。

 

いかがでしたでしょうか?

明日はいけちゃんの登場です。

ではでは、引き続き一緒に勉強頑張りましょう~^^

 

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おはようございます。べりーです。
(前回までの記事はこちら

本日は2次試験の話です。
昨日はTomatsuによる「1次試験対策での模試活用」に関する記事(こちら)でしたが、今回は「2次試験の模試活用」についても触れさせていただきます。模試シリーズとしてもご活用下さい。

長文ですので、とっても時間がない方は目次の「3.3.」からご覧下さい。
あまり時間がない方と模試活用だけ読みたい方は「3.1.」からご覧下さい。

 

はじめに

私は2017、2018、2019年と3回、2次試験にチャレンジしました。
2回落ちた後、何ができていなかったのか?を振り返ったのですが、結局のところ次の理由に尽きたかなと思っています。

①本番で実力を発揮する準備ができていなかった
②合格するのに十分な実力が備わっていなかった

文字にすると「さらり」として何てことないです。そりゃそうでしょうと。
もちろん自分なりに準備もしたし必死に勉強しました。
が、足りていませんでした。

今回はその辺りを振り返り「失敗のサンプル」としてご参考いただきたいと思います。
アンケートに要望の多かった2次学習法や学習計画のご質問に対して、検討する材料となれば幸いです。

ちなみに1次試験合格までの過程をさらっと振り返ると、

2016年2月    ・・・勉強開始
2016年8月    ・・・経営情報システム(情シ)足切り+運営・法務が未達
2016年9~10月 ・・・応用情報処理者の試験勉強に集中(情シ免除狙い)
2016年11~12月・・・応用情報の合格発表まで「心の放牧期間」
2016年12月  ・・・応用情報処理者を一発合格(情シとおさらば!)
2017年1~8月頭・・・1次試験に集中(運営・法務+保険で財務と経営)

という過ごし方でした。
つまり1次合格まで、2次試験の勉強を1秒たりともやりませんでした。
大学受験対策は高校受験に受かってからでしょ、みたいな思い込みをしていました。

 

本番で実力を発揮する準備ができていなかった

2次試験対策ですが、初回2017年度は自己採点で1次合格が分かってから慌てて行いました。
勉強期間は8月中旬から10月中旬までの2カ月間です。

2回目2018年度は、2017年12月に不合格通知を受け取ってすぐにMMC通学講座(通年)に申し込み、1月から本試験がある10月までたっぷり時間をかけて勉強できました。

結果、2回とも合格できなかった訳ですが「準備不足」の観点から振り返ります。

 

2017年度(1回目)

情シの悪夢を乗り越えて1次に合格した当時、道場で2次を一発合格した先代の記事に深く頷き「絶対に受かるぞ!」と机に向かう『勢い』だけが自分の「強み」でした。

MMCのメソッドを通信講座で学び、見よう見真似で実践しようとするも、9月末ぐらいまで「80分間で解ける気がしない」という状態が続きました。
10月に入ってからはMMCメソッドの理解も高まり、道場記事に導かれながら何とか升目を埋められるようになったものの、過去問を解いても事例Ⅳの点数がどうしても伸びません。
2次試験の作法や解法といった「2次試験とは」という部分への知識や準備が明らかに足りていませんでした。

この年の結果はABACの総合Bです。

ちなみに「脅威」に書いた「会場の机とトイレ」は本当に驚きました。
都内某大学の5号館、いつもの長机を想定して教室(狭め)に入ると1人1セットの独立型の机だったのですが、どう見ても小さい💦


写真は同大学の1号館(5号館の机はもう少し小さかったような・・・)

ネットで見ると寸法を測った人がいて、幅56cm×奥行40cmとのこと。
だから写真の机は実物より奥行きが贅沢仕様ですね、これでも(涙
これは想定していなかったというか、問題用紙と解答用紙を重ねて何とか省スペースでやろうとするのですが縁に落下防止の段差もないため、紙に押されてペンやマーカーが落ちそう、、あ、消しゴム落ちた(涙)そんな感じです(詳しく知りたい方は「税理士 机 狭い」で検索!)。

加えて、男性トイレの数が少なくて休み時間のたびに長蛇の列ができ、次の科目の試験開始時間に席に戻れなかった方が私の教室にも何人かいました。
この翌年から休み時間が10分間延長されたほどですから(トイレ少ない前提かいっ!)。

加えてさらに、季節外れで超大型の非常に勢力が強い台風が10月22日試験当日に東海・関東地方を直撃しました(嘘みたいな本当の話です)。

top
(画像:ウェザーニュース)

朝から雨がざあざあ降る中、駅から会場までの歩道を紳士淑女が列を成して黙々と足元を見つめ歩く様は、異様でした(当日夜に関東上陸予想だったため皆帰りも急ぎ足でした)。

しかし、台風には大して動揺しませんでした。何日も前から分かっていたので。
トイレも「ここは比較的空いてる!」場所を見つけたので対応できましたが、机には最後まで苦しみました。
事例Ⅳは、計算機 on 問題用紙 on 解答用紙のミルフィーユ状態ですから。

かなり言い訳がましい「脅威3連発」でしたが、実際にこの年の東京会場の合格率が16.9%と極端に悪化。ここ数年で最低と言われてきました(2015年17.8%、2016年18.6%、2017年16.9%、2018年19.2%)。

※「きました」と過去形なのは、2019年が15.9%であったため

 

2018年度(2回目)

2回目2018年度は1月に開講するMMCの通年通学講座に通いました。
前年の通信講座でも思いましたが、MMCはメソッドをまとめた様々な教材が素晴らしく、講師のフィードバックや助言も丁寧で、特に事例Ⅳの教材は「これはすごいな」と思う程度でした。。
私にとっては講師と双方向でコミュニケーションできる分、通学は学習効果が高く感じられました(今年からZOOMが導入されて通信にもメリットが拡大するかもですね)。

前の年に2次本試験を実地で1度経験したことでどういう試験か?は理解しており、そこに9カ月間のMMC受講で2次試験の学習方法やメソッドを学ぶことができたので、1回目とは違い十分に準備ができた感覚がありました。

一方で1次知識のテキストの読み返しといった全体的な1次知識の振り返りをしなかったので、得意に感じていた事例Ⅲに対する苦手意識が強まっていた気がします。

この年の「機会」は、一発合格道場の8月~9月記事でだいまつときゃっしいの連載記事に出会ったことでした。
私もだいまつ記事を読み込み、きゃっしいの解法を印刷して「日々持ち歩くノート」に挿し込みました。

【とことん読み込んだ記事 byだいまつ】
【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅰ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!
【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅱ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!
【永久保存版】平成29年度2次試験事例Ⅲ超高得点解答にみる2次試験合格のポイント!

【とことん読み込んだ記事 byきゃっしい】
きゃっしいの解法実況@事例Ⅱ & 5分でできる!1次と2次をつなぐトレーニング方法
きゃっしいの解法実況@事例Ⅰ

そして脅威です。
私が当時携わっていた業務は8月~10月に繁忙期が集中するのですが、2018年度の9月と10月は過去最高の修羅場となっていました。
そんな中2次試験当日の2日前に熱を出してしまい、風邪薬の処方と合わせて「人生初のニンニク注射」を投入しました。
また「今年落ちたらまた1次全科目受け直し」というプレッシャーから前夜は眠れません。
さらに、前回試験は「申込解禁日直後(早め)」に申し込んだところ上記の「机の不幸」があったので、ゲン担ぎも込めて「締切日直前」に申し込んだのですが、今度は会場が自宅から非常に遠く、朝早くに起床せざるを得ませんでした。
その結果当日は体調がボロボロ。「いつも通り」には程遠く、実力を発揮できる状態ではありませんでした。
結果はBACBの総合B。1年目より悪化です。

事例Ⅳが難化した年だったのですが前年とは違い設問に食らいつける程度までは上がってきました。
ただ、苦手意識を感じ始めていた事例Ⅲの途中で頭の中がぼやーっとなり、集中が途切れたのは実力以前の問題でした。

このように・・・

2017年度2次への着手が遅すぎて時間切れで準備不足に泣きました。
2018年度は準備にたっぷり時間をかけました。1年間ですから。
当日の体調管理に失敗したのは「準備不足」と言えますが、それを乗り越えることも可能だった筈です。
ただ、それだけの実力が足りなかった。
準備の方向を誤ったのです。

 

合格するのに十分な実力が備わっていなかった

2017年度(1回目)

実力面では、2回目の1次試験で「運営、財務、経営(と法務)」に専念できたため、かなり2次向けの「1次脳」になっていたのは強みでした。

またMMCの直前模試を受けたのですが、これの「フィードバック返却」という答案返却時の1対1の個別面談サービスが物凄くて、例えば「設問間の一貫性はやはり重要ですか?」といった一つ一つの問いに対してズバズバと助言を下さりそれが全て腹落ちしました。
この面談で教わったことを愚直にやり続けた結果、理解を深めることで実力が付いたように感じました。
短期的に「力がついている感覚」が得られたのは2次初学者ならではの強みだったと思います。

一方で、やはりたった2カ月間の学習では私のスペックでは実力不十分に終わりました。
特に事例Ⅳの2問目、CVPで盛大に計算ミスを犯したことに気づかず、4問目の冒頭で「連結なんて分からん!」と動揺してしまい残りの問題もすべて的外れなことを書くなど、明らかに「合格に十分な実力」とは言えない状態でした。

それに加えて事例Ⅲで「SWOTが出ない!+3問目がマーケ的」という変化と、事例Ⅳの3問目の難化です。
試験後、実力を伴ってないから「受かったかも」と思ってましたが、事例Ⅳは43点とほぼ足切り状態で、完全に実力不足でした。

 

2018年度(2回目)

そして2回目。
MMCの通学コースでは毎回答練でMMC講師が作問した問題を解き、即日フィードバックを受けます。これを帰宅してから復習していました。
何しろ通年通学で数十万を投資し、2次専念の勝負の年です。
とにかく答練の復習を深く行い、メソッドの定着に励み、2カ月おきの模試の結果に一喜一憂し、模試の事例をしゃぶり尽くす勢いで復習を重ねました。

以前も書きましたが、MMCの講師は授業の中でよく「皆さん、事例研究は進んでいますか?」と声がけして下さいました。
それに対して私は日夜、答練と模試の事例とメソッドの復習を繰り返していたので、毎回「YES!!👍」と心の中で答えていました。
9月に実施された「MMC2次直前模試」も事例Ⅰの点数は「1位」、4事例総合でも「上位20%以内」と事前の目標を上回ることができ、胸をなでおろしました。

やることはやった。会場に持ち込む資料/書籍類も1年かけて厳選したものばかり。直前模試も結果を出せた。準備万端整った。よし本番だ!

・・・なのに結果はBACBに終わった理由。これは「過去問と向き合う時間が圧倒的に不足した」ことによる実力不足だと思いました。
準備の方向を誤ったのです。

 

2次試験に必要な実力とは?

よく言われますが、2次試験の「正解」を知る者は作問者ならびに採点者以外おりません。協会は正答を一切発表しないからです。
したがって、教壇で力強く解説する講師も、磨き上げたメソッドを駆使して模範解答を作成する受験校・講師団も、様々な角度から分析した結果をまとめた書籍やあのブログもこのブログも、正解を知らないのです。
ただ、2次試験の合格者には「このように学習したら結果を出せた」という「事実」が残ります。
「たまたま」だろうが「悠々」だろうが事実は事実です。どんなベテラン講師だって「根っこ」の所にはその「経験」がデンと構えている筈です。この道場を開いた初代4名の最初の記事を読んでもそれがよく分かると思います(はじめに~道場と道場基本理論について~)

その中でも特に、受験校の講師や書籍の著者の多くは、経験をベースにその後膨大な知識を塗り重ねながら理論化し「知見」や「ノウハウ」に磨き上げた『診断士試験研究のプロフェッショナル』です。
受験校の答練や模試で使う事例問題は、講師たちが知見やノウハウを駆使して作問したものであり、また、本試験と違って添削して受験生本人へ返却しなければならないため、各校独自の採点(特に加点)の基準や方針が事例問題の作問に色濃く反映されていると言われています。
つまり各校独自の「予想問題」であり「予想解説」であるとも言えます。
そのような本試験の過去問や中小企業白書等を深く研究して作問された問題や解説から学べることはとても多いことは間違いありません。

ただし、重要なのは「本試験の出題者が作問する事例問題を解けるかどうか?」であり、それは過去問そのものなのです。

受験校(答練・模試)や参考書・問題集、または一発合格道場ブログから知見や経験を拝借しつつ、いかに過去問に触れ、過去問を自分自身で研究するか?が最も近道なのではないでしょうか。
私が失敗したのはこの点であったと思っています。
言ってて悲しくなりますが、受験校の勉強をしっかりやったけど「本試験の研究」という最も本質的な実力に関わる学習が不足していたのだろうなと。

受験校の講師は授業の締め括りにこのように仰ることもありました。
「以上について、皆さんの事例研究にお役立てください」と。
当時は正しく受け止められなかったけど、本当に重要なメッセージだったと今では思います。

 

事例研究とは?

答練や模試は「=事例研究」ではなく「=事例研究に役立てるべき材料」であるということです。
そして「事例研究は自分が過去問を研究し腹落ちするまで徹底的に行うべき」と考えます。
これにはある程度の期間を要することと思います。

通学・通信を受講中の方学んだメソッドや知見を過去問で確認することを徹底して下さい。
「過去問はカリキュラムを終えてから」ではなく、事例研究に今からでもお役立て下さい。
「ここまでやったら受かる」の基準を過去問に置くことをお勧めします。

独学の方は過去問の再現答案(必ず得点結果が分かるもの)を収集して徹底的に見比べることをお勧めします。
道場の11代目は得点付きで公開(【速報】令和元年度 中小企業診断士 二次筆記試験再現答案と得点開示結果)していますし、H31年以前も過去記事からある程度集められると思います。
そして勉強会への参加をお勧めします。
自分は参加したことがないのですが、過去問に関する意見交換や、勉強仲間から受験校のメソッドなども聞けたりと、独学生にとってメリットが多そうです。
このように過去問の再現答案や勉強会から「自分に合うところだけつまみ食い」して取り入れることをお勧めします。
「ここまでやったら受かる」の基準を過去問に置く、これは独学も同じです。

なお「事例研究」については、令和元年度の事例問題を中心に今後も11代目が次々と多様な記事を投稿すると思います。

 

まとめ

前回はデータを基にした記事だったので(診断士一次試験の平均点と科目合格率【令和Ver.14年間推移】)、今回は敗因分析を中心に経験を基にした記事とさせていただきました。

私は2次試験に2回落ちた理由を次の理由だと振り返りました。

①本番で実力を発揮する準備ができていなかった
②合格するのに十分な実力が備わっていなかった

【実力を発揮する準備】

本番で普段通りに実力を発揮することの難しさを自分を例に書きました。
準備できる要素もあれば、準備できない要素もあります(特に「脅威」)。
とはいえ本試験では想像もしなかったことが沢山起こります。
ここに書けないようなこともありました。
その結果、「本番で実力を発揮する準備」とは「何があっても動じない状態」に自分を持っていくことだと思うようになりました。
その準備の面で、答練や模試を経験することで「場慣れ」「現場での手順の確認」に奏功するのは、前回Tomatsuが記事で書いた一次試験と変わりません。

そして、正しい方向で準備をする、できているか都度チェックすること。
準備にかけた時間が多いほど良いのではなく、そこが大事かと思います。

 

【合格するのに十分な実力】

「事例研究」を行うことで「本試験を合格するための本質的な実力」に関わる学習を十分にします。

答練や模試は「=事例研究」ではなく「=事例研究に役立てるべき材料」ということ。
そして「事例研究は自分が過去問を研究し腹落ちするまで徹底的に行うべき」ということ。

通学・通信を受講中の方はカリキュラムと並行して「学んだことを過去問で確認すること」を徹底すると良いでしょう
独学の方は過去問の再現答案(必ず得点結果が分かるもの)を収集して徹底的に見比べたり、勉強会で情報収集して「良いとこ取りを狙う」のもアリだと思います。

いずれの場合でも「ここまでやったら受かる」の基準を過去問に置くことをお勧めします。

 

皆さま、最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

 

【合格に十分な実力発揮の準備】
✅ 1次試験の全体像をつかめていますか?
✅ そして、2次試験の事例研究は進んでいますか?

「机の不幸」がもう起きないことを祈ります(涙)が、「あった事実」を知っただけ皆様はほんの少し有利になれたかもしれません。
2次試験の事例研究については今後また記事に書きたいと思います。

べりーでした。

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皆様からの応援が我々のモチベーション!!

   お礼   

一発合格道場 オンライン春セミナー2020
4月4日(土)に無事開催できました。
ご参加いただきましてどうもありがとうございました。

         

こんにちわ。CKです。今日もブログ読んで頂き有難うございます。
また先週のオンラインセミナーには沢山の方のご参加ありがとうございました。

セミナーの事前質問や当日のSlidoでも多く挙がったのが、モチベーションについての質問でした。きっと試験勉強の永遠のテーマではないかと思います。そこで今回はモチベーションについての記事を書かせていただきます。

まずベースで大事なのは、なぜ勉強するかという目的、目標の再確認だと思ってます。まさに試験勉強に対するモチベーションの源の部分です。これについてはさとまるの記事が参考になります。

0秒思考でモチベーションアップ 〜受験動機を整理する〜(さとまる)

(0秒思考は、私も数年前この赤羽さんのワークショップを受けたことがあり、仕事でもとても役に立ちました。)

目的や目標が再確認できたら、あとは日々気分を盛り上げてやっていくしかありません。そこで今回はその為に私が実際やってみたことをいくつかご紹介させていただきます。

・やるきスイッチを作る
仕事の後、中々頭が切り替わらず勉強モードにならない、といった事ありますよね。私はほぼ毎回でした。そこで気持ちの切替時に音楽を聞くようにしていました。診断士勉強のテーマソングを数曲決めて、それを聞くことで勉強モードに切り替えていました。
曲は何でもいいと思いますが、私の場合は受験を決意した時にちょうど流れていた曲や、予備校の答練で悔しい思いをした帰り道で街頭ミュージシャンが演奏していた曲、悩んでいる時に偶然テレビで流れた曲など、その時の自分の気持ちを思い出せる様な曲を選んでいました。
特に、しんどい時や忙しい時、「何で勉強しているんだろう」となってしまう時にも、最初の気持ちを「速攻」で思い出すための手段として、とても重宝しました。
音楽をあまり聞かない人は、お菓子でもドリンクでもアロマでも、何か五感から直接スイッチを入れてくれるものを一つ持っておくといいかと思います。試験当日にも役に立ちます。

・やるきスポットを作る
自宅では集中力が続かず、TACの自習室に行ったり、カフェなど家の外で勉強するようにしていました。空間を変えることで、強引に勉強する状況に切り替えるという方法です。
今年は外出が難しくなっていますので、例年のようにカフェなどでの勉強は難しくなっているかもしれません。
ただ、家の中でも「勉強する場所」をどこか決めておいて、「そこに移動した際には勉強モードにする」「休憩するときは離れる」と区別すると、メリハリがついて、座ってダラダラ時間を過ごすことも抑えられると思います。

・勉強仲間(戦友)を作る
沢山は要らないかもしれませんが、同じ目標に向かっている戦友がいることで、「最近どうですか?」「このあたりが全然理解できてなくてヤバいっす」とか時々、近況交換するだけで励みになりました
予備校通学の方は同級生の方とやり取りしたり、独学の方は勉強会やオンライン勉強会で知り合った方と時々LINEなどやってみてはいかがかなと思います。

・ 後ろを振り返る
これまで問題を解いたノートや、学習時間をつけている方はその時間を眺めて、「ここまで勉強したんだ」という達成感に浸ります。山登りの途中で後ろを振り返ってこれまで登ってきた道や地上からの高さを実感するイメージです。先ばかり見ていたら険しくてしんどくなりますが、時々後ろを振り返ると「ここまで頑張ったから、もう少し頑張るぞ」という気持ちも湧いてきます。
私は、学習時間そのものは人それぞれなので、時間数自体で勉強の仕上がり具合や合格の目安にはならないと考えていますが、自分がこれだけやったという満足感を得るための情報としてはとても使えると思います。

・受験生を楽しむ
社会人になってまとまった時間勉強することはなく、この受験生という期間は大学受験(高校生時代)以來の経験で懐かしい感じもしました。若い時に比べ記憶力が落ちている事を実感しヘコむ事もありますが。。
そこで、いわゆる受験生がやるような験担ぎなども楽しみながら取り入れて、この期間自体を楽しむというのもアリだと思っています。神社ではお守りを買いましたし、弁当買うときにはチキン(資格を取りに行く:とりにく)を選ぶようにしました。チキンとか全くもってくだらないですが、せっかくなので「22年ぶりの受験生生活を満喫してやろう」とイベント化させて無理やり自分で楽しんでいました。

・やりたいけど我慢することを書き出す
余暇やスキマ時間を勉強に充てていると、色んな事を我慢しなければなりません。「この本読んでみたい」「この映画見たい」「飲みに行きたい」「旅行行きたい」「買い物行きたい」「この番組みたい」等々、色んな「やりたい事」欲求が出てきます。勉強時間を確保するためにはこれらを我慢しないといけないのですが、強引に欲求に蓋をして我慢していくだけではストレスが貯まってしまいます
そこで、やりたい事が出た時にはその都度メモに書き出しておくと良いと思います。振り返って見てみると、どうでも良い衝動的な欲求が案外多いもので、そういう事は消していくだけで我慢したことへのストレスも軽減できます。その上でも残っている「やりたい事」は、合格後に取り組む事として価値あるものや、合格後の自分のご褒美になりますので、これらを目標にしながら勉強に向かえば前向きな気分になります。

 

こんな感じで、あの手この手で色々試してみることで、何とか乗り切ることができました。

道場の歴代メンバーもそれぞれ色んな方法でモチベーション維持をされてますので、併せて参考にして自分にあった方法を見つけていただけたら、と思います!

・漫画で上げようモチベーション(10代目たっつー)

・ラストスパートのためのモチベーションアップ術とタイムマネジメント力強化術(9代目きゃっしい)

・モチベーションキープできていますか?(8代目ゆっこ)

・『軌跡の可視化』モチベーションを維持するためのツール(7代目フェイマオ)

以上、CKでした。

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一発合格道場 オンライン春セミナー2020
4月4日(土)に無事開催できました。
ご参加いただきましてどうもありがとうございました。

         

 

本日もアクセスありがとうございます。さいちゃんです。

 

最近の明るいトピック(毎回理系話ですみません)をご紹介します。

先日、21世紀に残る謎であった、ABC予想が証明されたというニュースが発表されました。ABC問題は過去問解くときに大切な指標ですが、ABC予想は数学の話。

ニュース記事1 ニュース記事2

京都大学の望月教授が約8年前に出した論文の審査が完了し、専門誌に掲載されることが決定したことでABC予想が証明されたことがはっきりしました。専門誌に掲載されることで、論文の正しさ、証明の正しさが担保された、ということでしょうか。正直中身はよくわかりませんが、人類の謎が解明されたということに対して、よくわからんけどすごい!と感銘を受けています。

証明問題では、ある問題を証明するために、別の問題をもってきて証明することで、解きたかった問題を証明する、といった手法が用いられます。今回のABC予想も、宇宙際タイヒミュラー理論を証明することで、ABC予想を簡単に証明することに成功しています。(宇宙際タイヒミュラー理論は全部で4編ある膨大な論文です)

このように、証明の世界では①A=Bである。②C=Bである。よって③A=Cである。といった三段論法の形で証明することが多々あります。

肝になると思っているのは、A=Cを解くために、A=BとC=Bを引っ張ってくる思考です。ある問題をより理解しやすい別の問題に置き換える考え方は、事象を多面的にとらえることに寄与します。中小企業診断士の試験でも、問題の解説が理解できない場合に、別の考え方の引き出しがあれば理解を促すことができたり、問題を違った角度で見る訓練をすることで多面性につながることにも通じると思います。

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模擬試験の話

 

前置きが長くなってしまいましたが、本日は模試の話です。

そろそろ模試が始まる季節になりましたね。
私はというと、模試の受験を最低限にしていました。

理由は、「とても消耗するから」です。

たとえ模試といっても得点高いほうが嬉しいので、限られた時間で、最大の点数を引き出すために、できるだけのことをやるのでとても消耗します。一次試験の模試の場合は二日に分けて実施するので、丸二日つぶれてしまうのと、体力面へのダメージが大きいと考えていました。ましてや短期間にいくつも模試を受けられるような気力はありませんでした。

これまで高校受験や大学受験など幾度の試験、模擬試験を経験していたので、私の場合は模擬試験を場慣れのためではなく、問題演習の延長として活用していました。一次試験の場合は、新作問題で知識の幅を広げる意味が多かったので、TACの養成答練や完成答練等の問題演習も、模試と同じ位置づけです。

また、二次試験の模試は計3回受験しましたが、前半の2回までは、自宅受験で時間を気にせず、テキストも読みつつといったように、できるだけより良い解答作成を目指しました。3回目の受験の際も自宅受験で数日に分けましたが、80分以内でアウトプットをだすことを意識づけて大切にしていました。

さいちゃんの模擬試験遍歴

模擬試験は家庭の事情で、すべて自宅受験で数日に分けて解いています。(情報は免除前提のため、解きませんでした。)

TAC養成答練 / TAC完成答練1回目 / TAC完成答練2回目 / TAC一次試験模試 / TAC二次試験模試 / MMC二次試験模試 2回分

 

得点の推移を記載していますが、あまり意味はありません。

一例を挙げると、TAC模試の法務では80点越えの高得点でしたが、答練の論点が多く出ていて点数が高かっただけなので、自分にとっては成果が薄い模試でした。

大切なのは、試験中のルーティンが機能したかどうかの確認と、間違えた部分や解答する際に自信が薄かった部分の復習です。

 

さいちゃんの試験ルーティン

ご参考に、私が試験を受ける際のルーティンをご紹介します。

 

一次試験:

・試験開始前、部屋の広さや受験者の人数、試験委員の人数、空席の状況、男女比、年齢層、などを紙に書いて、客観的目線をもって心を落ち着ける。

・見直し時間を含め、一問あたり何分という時間目安を策定しておき、試験中にずれがないかマイルストーンごとに都度確認する。時間がかかりそうな問題は思い切って後回しにする。

・問題で問われていることと解答のずれがないか、一問ごとに2回以上確認する。

・記入漏れやマークミスがないか、試験の途中で何度か確認する。

・わからない問題があれば、自分の全記憶から引っ張り出して、関連する知識がないか総動員する。それでもわからなければ、試験問題全体から類推できる情報がないか、短時間でくまなくさがす。最終的には何らかの根拠をもって解答する。(余裕があれば根拠を書き留めておく。)

・周りの受験生の紙をめくる音から、自分の進捗具合を確かめる。(集中してくると途中から気にしなくなります。)

 

二次試験:

基本的にまとめシート流を踏襲して、まねできないところはすっぱり諦める形でルーティンを決めました。一次試験より時間内にやるべきことが多いのでルーティン色が強く、タイムスケジュールが厳格になっています。
まだまだ改善点が多く、発展途上のまま本番を迎えてしまった感じでしたが、私が二か月半の学習で身に着けたことの目安としてご紹介します。

左側にルーティンを、右側にルーティンの目的を書いています。

 

(1) 問題用紙のホチキスを手で外す。←メモ用紙を作るために

(2) 与件の段落番号を書く。←後の作業をしやすくするために

(3) 第一段落を読む。←事例企業の概要をつかむために

(4) 設問を読んで、解答の型をかく。←問われていることに正面から答えるために

(5) 与件文を読む(一回目)。重要そうなところを黄色マーカー線を引く。経営資源や社長の思いは重要なので、目印をつけておく。←重要なキーワードを漏らさないために

(6) 与件文を読む(二回目)。設問と段落、黄色マーカー部との紐づけを行う。←解答骨子を作成するために

(7) 紐づけが一段落したら、与件文で使っていない要素がないか確認する。←重要なキーワードを漏らさないために

(8) 再度設問で問われていることを確認し、解答の型とずれがないか確認する。←ケアレスミスを防ぐために

(9) 難易度を考慮して解答の下書きをする。ここまで開始から40分以内で行う。(40分以上かけない。)←解答記入時間を確保するために

(10) 一気に解答を記入し、開始から70分までには記入を完了させる。←見直し時間と心の余裕を確保するために

(11) 残り時間で見直しをする。←ケアレスミスを防ぐために

 

まとめ

最後に、私の模擬試験の活用法、特に一次試験については試験慣れしている強みを活かしたアクションでした。

試験慣れしていない方はぜひ何度か受けていただき、自分の実力を発揮して得点を最大化するために何をすればよいかを明確化したほうが良いと思います。

 

本日のおまけ

前回に引き続き、一次試験二日目科目の道場記事リストを載せます。
ただし、法務と中小については、法改正や最新の情報が必要になるので、論点解説は少なめとなっております。各論点は最新のテキストを参照しながら活用ください。

 

⑤経営法務

⑥経営情報システム

⑦中小企業経営・政策

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経営法務

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まっすー https://rmc-oden.com/blog/archives/50696 他資格 ビジネス実務法務検定
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よこよこ https://rmc-oden.com/blog/archives/106260 解き方 一次試験
岡崎 教行 https://rmc-oden.com/blog/archives/76351 解き方 一次試験
はんた https://rmc-oden.com/blog/archives/50765 解き方 一次試験
アンドロメダ https://rmc-oden.com/blog/archives/35899 解き方 一次試験
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nori https://rmc-oden.com/blog/archives/93206 論点解説 意匠権
TOM https://rmc-oden.com/blog/archives/99771 論点解説 英文契約
アンドロメダ https://rmc-oden.com/blog/archives/28791 論点解説 英文契約
たっつー https://rmc-oden.com/blog/archives/114365 論点解説 会社法
たっつー https://rmc-oden.com/blog/archives/114178 論点解説 会社法
へんりー https://rmc-oden.com/blog/archives/105287 論点解説 会社法
オーケー https://rmc-oden.com/blog/archives/63921 論点解説 会社法
ぽらーの https://rmc-oden.com/blog/archives/78374 論点解説 会社法改正
ぽらーの https://rmc-oden.com/blog/archives/75961 論点解説 会社法改正
TOM https://rmc-oden.com/blog/archives/99622 論点解説 改正
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たっつー https://rmc-oden.com/blog/archives/113705 論点解説 民法改正
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経営情報システム

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中小企業経営・政策

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一発合格道場 オンライン春セミナー2020
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ご参加いただきましてどうもありがとうございました

         

twitterもよろしくお願いします。

皆さま、こんにちは。ぴ。です。過去記事はコチラ。

新型コロナウイルスの感染拡大により7都府県を対象に緊急事態宣言が出ました。受験生の皆さまにおかれましても、生活環境が激変する中で、学習時間の確保が困難であったり、診断士試験の有無など、ご不安に感じておられると思います。非常に大変な状況ですので健康第一でお過ごしいただくことが優先されますが、ご自身のできる限りの範囲で診断士の学習を継続していただけたらと思います。

この新型コロナウイルスの影響で、経済状況が悪化し、中小企業等の倒産が増加しています。私の会社もそうですが、身近な知人である個人事業主、フリーランスのかたに対し、私が中小企業診断士として最初にできることは先ず、国の支援制度を幅広く紹介することだと感じています。私の周りでは制度自体を知らない個人事業主のかたが意外と多い印象があります。

中小企業診断士になられる皆さまもぜひ、中小企業政策科目の学習をきっかけとして、例えば身近な中小企業等に制度や支援内容をご紹介していただくことで、一つでも多くの企業の倒産防止に繋げていただけたらと思います。

経済産業省がコチラで緊急経済対策の支援内容を日々更新しています。(参照:経済産業省HP)

喫緊に必要なのは資金繰りだと思いますので、先ずは取引先の金融機関や最寄りの信用保証協会等へ相談に行くことが重要です。

また、持続化給付金は給付対象や給付金額が分かりやすいのでぜひご紹介をお願いします。

試験の内容とあまり関係が無い話をしてしまいすみません。

それでは、本日の記事をスタートします。宜しくお願いします。


前回の2次試験の記事では、データや資料等を用いて出題形式と採点基準の傾向をお話しました。今回は少し趣向を変えて、コミュニケーションの視点からお話をしたいと思います。

私は、2次試験の問題を解きはじめた頃、文章を読むのが遅いことや、何をどう書けばいいのか分からなかったため、時間が全然足りず解答欄を埋めることができませんでした。また、仕事で書く企画書等はフォーマット通りに作成するだけで文章構成のスキルも無いため、見栄えの悪い読みづらい回答でした。

TACの講義では演習が終わった後に、数人でグループになり、お互いの答案を見せ合うなどしていました。私は解答欄が空白のことが多く、恥ずかしくてたまらなかったです。

そのことで変に演習中にプレッシャーを感じたり、自分への情けなさ、悔しさから帰りの電車で涙を流したこともありました。

そのような弱み・悩みを克服するために、私は普段の生活から読み書き等の文章コミュニケーションスキルの向上を意識するようにしました。また、2次試験の学習においても出題者とのコミュニケーションを考えたり、web勉強会など受験生とのコミュニケーションを積極的に行うことで、2次試験問題への対応力の向上に取り組んでいました。

そこで今回と次回にかけて、私のように読み・書きが苦手な方向けに、コミュニケーションスキルを意識した学習をご紹介させて頂きます。本当は全て1回の記事でまとめたかったのですが、あまりにも長くなりすぎてしまったので2回に分けてご紹介致します。

1.普段の生活の中でコミュニケーションスキルを意識することも2次試験対策になること。

2.出題者の意図を読み取り、出題者に伝わる回答を意識することが大切であること。

このような視点でお読みいただき、2次試験対策のご参考になれば幸いです。

※今回と次回の記事では「出題者=採点者」と想定させてください。

それでは、今回の記事をスタートします。宜しくお願いします。


2次試験におけるコミュニケーションとは。


■2次試験のコミュニケーションスキル

私は、中小企業診断士に求められる重要な能力の一つにコミュニケーションスキルがあると感じております。

一般的にコミュニケーションスキルとは、意思疎通を図る手段であり、「読む、書く、聞く、話す」などの言語系のスキルと、「身だしなみや立ち振る舞い」などの非言語系のスキルがあると思います。

2次筆記試験では、「読む、書く」のスキルが求められ、2次口述試験では、「聞く、話す」に加えて、「身だしなみや立ち振る舞い」のスキルが求められると捉えることができます。

さらに、合格後の実務補習では、診断先企業の業界知識等を分析する力や、社長に対するレポート作成、ヒアリング能力、プレゼン能力といったスキルが求められます。

「マネジメントの父」などの呼び声も高い、ピーター・ドラッカーはこのように述べています。

『コミュニケーションを成立させるのは受け手である。内容を発するもの、つまりコミュニケーターではない。彼は発するだけである。聞く者がいなければ、コミュニケーションは成立しない。』(参照:ドラッカー名言集 仕事の哲学)

受け手の存在こそがコミュニケーションの成立条件であり、「自分が伝えること」ではなく、「受け手に伝わること」が重要ということですね。

2次試験においても、出題者の要求を読み取り、出題者に伝わるように答えることが大事だと思います。

■普段の生活の中でスキルを磨く。

✅相手の話を傾聴する

バックトラッキングという相手との信頼関係を築くためのコミュニケーションスキルがあります。(参照:日本NLP協会)

これは相手の言葉と同じ言葉で返すことで、相手に自分の話が理解されている、受け入れられている印象を与えることができます。いわゆる「オウム返し」です。

相手の言葉をできるだけ使うことが必要ですが、全て同じである必要はなく、省略したり抜き出したりする工夫も必要です。バックトラッキングを普段から意識することでコミュニケーションにおいて様々な効果がありますが、2次試験においては題者の要求を読み取る力」や「要約力」が向上する効果があると思います。

✅多面的に物事を見る

コミュニケーションは、違った考えの人同士が、お互いに違いを理解し合うために行うことでもあるので、一方向的な見方では相手の気持ちを上手く読み取ることができません。普段からネット記事などそのまま鵜呑みにせず、他の見方はないか?と考える癖をつけることで多面的に物事を見ることができます。例えば、2次試験のフレームワークであるSWOTや3C分析、マーケティングの4P、QCDなどの切り口を常に意識して物事を考える練習をします。

その他、お子様がいらっしゃるかたは「ドラえもんが人気である理由はなんだろう?」のような質問をして、一緒に考えてみるのもオススメです。子供の意外な発想力や考え方に気づきを得られるかもしれません。質問があまり思いつかない場合、「しつもん!ドラえもん」(参照:朝日新聞)や「チコちゃんに叱られる」(参照:NHK)を一緒に見るのもオススメです、

✅読みやすい文章構成を考える

企画書などのビジネス文書を作成する際に切り口を意識する、演繹法や帰納法などの論理的思考を意識する、等があります。

長くなってしまうので、具体的な話はまた別の機会にいたします。

設問の要求を満たす。


ここからは、2次試験の学習における出題者とのコミュニケーションについて具体的に書いていきたいと思います。

出題者とのコミュニケーションを円滑にするためには、設問の要求を満たすことが重要です。

2次試験は、高得点者でも結果が分かるまでは自分の出来には自信が持てないもの。更に予備校等の採点サービスではC評価なのに結果はA評価など正しい解答内容がよくわからないしかしながら、設問の要求に過不足なく答えられたかどうかは正しく評価ができるため、しっかり対策したいです。

私は、設問の要求を「主となる問い」と「制約条件」の2つに分けて考えていました。そして、先ず、「主となる問い」を漏らさずに回答すること。次に、「制約条件」を遵守することの順番で意識していました。

■主となる問いと制約条件

主となる問いは、設問の根幹となる部分で、必ず回答しなければならない問いです。令和1年の設問では、「ビジネスが成り立たなかった最大の理由は何か」、「どのような情報発信を行うべきか」、「生産面の効果とリスクを述べよ」などがありました。先にバックトラッキングの話をしましたが、主となる問いの部分をオウム返しするように主語または述語として使うことで、漏らさずに回答することができると共に、出題者側から見ても、書いてくれていると印象を与え、コミュニケーションが円滑化します。

例えば、回答の型として「最大の理由は~~のため、ビジネスが成り立たなかった」「B社は~~の情報発信を行う」「効果は~、リスクは~、が生産面である」などです。

制約条件とは、解答内容の幅を限定的にするために設問中にある指示です。形式的なものでは「字数制限」、「解答数」などがあります。回答内容に関するものは、「〇〇以外に」、「〇〇の視点で」など比較的分かりやすいものがある一方で、「時制」や「修飾されている言葉」、「目的となる言葉」など分かりにくいものまであります。

近年の問題は、複数の制約条件があるため設問の解釈が難しいなど、出題傾向の変化を感じます。よって、回答内容に触れてはいけないもの、回答内容に含むものなどの制約条件をキチっと遵守することで、他の受験生との差別化が図れると思います。

■私の失敗例①

ここで私の失敗例①をご紹介します。設問中の複数の制約条件に頭が混乱し、主となる問いの回答が漏れてしまったという例です。

※まだ令和1年度の事例Ⅱに取り組んでいないかたは、ぜひご自身で一度問題を解いた後でお読みください。

例えば、令和1年度事例Ⅱ 第3問設問(2)

協業を通じて獲得した顧客層をリピートにつなげるために、初回来店時に店内での接客を通じてどのような提案をすべきか。価格プロモーション以外の提案について、理由と併せて100字以内で助言せよ。

ぴ。の再現答案(悪い例)

B社は①Yさんのコーディネート提案力を生かし、ブランド衣料や宝飾品に合う提案接客を行い、②社長のデザイン力を生かし、衣服に合わせたデザインなど写真共有アプリを通じた接客で、顧客関係性の強化を図る。

設問文の下線が制約条件にあたり、赤文字は主となる問いにあたります。先ず、合格点(6割)を確保するためには、他受験生も確実に回答するであろう「どのような提案をすべきか」と「理由」の2つを漏らさずに伝える必要があります。そして、制約条件を遵守していることが伝わる内容にすることで他受験生との差別化で相対的に高得点が期待できます。回答の具体的な良し悪しは正解が公表されていないので分かりません。しかし、私の答案では、主となる問いである「理由」が漏れているため、形式的にアウトです。

いけちゃんの再現答案(良い例)

参加イベントの雰囲気や季節感を踏まえ、衣装やアクセサリーにデザイン的に整合するジェルネイルを提案する。理由は参加イベントや季節に変わり目の都度利用が見込め、顧客満足度が向上し、リピートにつながるから。

主となる問いである提案と理由の2つが明確で、且つ字数の配分も半々程度で分かりやすいです。制約条件も、設問(1)で協業先に貸衣装チェーンを挙げており、整合性の高い提案内容になっています。また、理由は提案による効果と与件の顧客満足向上を因果関係でつなぐことで、説得力のある分かりやすい回答になっていますね。

前編まとめ

✅普段の生活やビジネスコミュニケーションの中で2次試験のスキルを意識する。
✅明確な正解が分からない中、設問の要求は過不足なく答える準備をする。

今回は以上となります。長い記事をお読みいただきありがとうございます。

★次回の記事では、後編として以下の2つのテーマをお伝えします。

①出題者の言葉を使う。

~ソクラテスの言葉「大工と話す時は、大工の言葉を使え」によるコミュニケーション法~

※R1年事例Ⅰの内容もあります。

②正確に伝わっているかを確認する。

~勉強会はアサーティブコミュニケーションで取り組もう~

次回も是非ご覧いただけたら幸いです。

ぴ。でした。


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一発合格道場 オンライン春セミナー2020
4月4日(土)に無事開催できました
ご参加いただきましてどうもありがとうございました

         

twitterもよろしくお願いします。

おはようございます、さとまるです。

昨日に引き続き、4月4日(土)に開催しました、オンライン春セミナー(略して、オン春!)のQ&Aの内容を簡単にご紹介したいと思います。

一次試験に増してたくさんのご質問を頂いたので、お答えする側としても、なるべくたくさんの質問に答えたいという思いから、次!次!という感じで時間が過ぎていきました。

まとめてみると約50分で15問。問題が多くなったので、

  • 二次試験に向けた準備
  • 二次試験の学習方法
  • 二次試験の解答のポイント

の3つのカテゴリ別に分類してお届けします。

◆二次試験に向けた準備

Q.二次試験対策は何から始めればよいでしょうか。

・質問者が二次試験初心者という前提を置くと、まず「「まとめシート」流!ゼロから始める2次対策:中小企業診断士2次試験対策」などで二次試験の概要や求められる知識等の全体像を俯瞰すると同時に、過去3年間の過去問を解いて自分のレベルを把握し、理想と現実のギャップの埋め方の方向性を立ててみるのが良いと思います。


Q.1次対策で時間一杯ですがストレート合格を目指す上でゴールデンウィークTACの2次実力チェック模試は受けたほうが良いですか?

・二次試験を知ることを目的に昨年度受験した。当日を無駄にしないために、まず1年度分解いてから、模試を受験したがひどい点数だった。でも、今持っている知識のレベルを知っておく意味では、受験するのをおススメしたいです。

・模試でも過去問でも、二次試験のイメージや概要を知っておくと、一次試験後のスタートダッシュがかけやすいと思います。


Q.2次受験資格はありますが、1次保険受験を受けようか悩んでいます。2次勉強時間を削って1次勉強する時の留意点など教えてください。

苦手な科目だけ復習して、時間や心理的な余裕を確保するようにしていた。

・今年は1次試験から2次試験まで時間が長く、昨年度は1次試験合格者が多かったので2次試験は厳しい戦いになりそうなことを踏まえると、1次試験を受験するにしても2次試験の勉強はできるだけ継続したほうがいいと思います。


Q.今年は二次試験までの時間が長いですが、例年と勉強方法等変えて挑んだ方が良いことはありますか。

・期間が長くなったとしても、過去問を解いて自分のレベルを知って、他の方の解き方を参考にしながら、自分の解答精度を高めていくという、やるべきことの本質は変わらないのでは。


Q.二次対策として、おすすめの通信講座をご教示願います。(地方のため予備校は難しい状態です。)

・8月からMMCの通信講座(演習を12回分、模試を2回、フィードバック付き)を受講。ボリュームは十分だった。また、過去問が18年分付属しており、特に事例Ⅳの経営分析を一通り練習できたのがよかった。現時点で過去問のストックが不十分な方におすすめしたいです。

・TBCは一次試験の知識を二次試験に使うことを重視しており、毎月の演習が非常に参考になった。

・通信講座に入らなくても、勉強会やオンラインコミュニティ(ココスタ等)を利用する手もあります。


Q.おすすめの勉強会を紹介してください。

・(10代目ksknさんが立ち上げた)ココスタの前身の勉強会に入っていました。勉強会は、積極的に参加・活用すると得られるものが多かったです。

【中小企業診断士試験】勉強会の効用とご紹介も御参考に。


◆二次試験の学習法

Q.細切れの時間を使って、二次の記述対策をやるおすすめの学習法はありますか?

一次知識と二次知識へのつながりをまとめたノートをつくり、時間のある時に見返していました。

・設問文の解読が非常に重要と考えていたので、設問文だけをまとめて、解答の方針をイメージする訓練をしていました。

細切れの時間もいろいろあるので、朝通勤で電車に乗る間は設問分析、歩いているときはアプリで一次知識の復習、昼休みは机で事例Ⅳ、帰りの電車で解答の骨子作成、のように使い分けていました。


Q.二次対策につながる一次科目の勉強の仕方、そのポイントをおしえてください。

・一次知識のインプットの時点から、「穴埋め式」ではなく、「網羅式」の暗記カードを作るのがおすすめです。例えば、「ライン生産方式」という用語に対して、文章の一部を隠すのではなく、意味、使用の目的、メリット、デメリット等が網羅的に書いてある暗記カードのイメージです。

・二次試験で使われる一次試験の知識は限られるので、道場先代のファイナルペーパーなどを利用して、二次試験で重視される論点や知識のイメージをあらかじめ持っておくとよいです。


Q.採点者に読みやすい、日本語能力をあげるための勉強法を教えてください。

設問文を見た瞬間に解答の構成を考えるようにしていた。解答には因果が重要と言われており、例えば「問題を挙げよ」という設問文なら、理由(真因)、(現在発生している)問題、解決策をまず書いて、そこで当てはまる内容を埋めていくようにして、因果を意識していました。

・紙に書くのではなく、頭の中で因果を構成できるレベルになるまで過去問を回していました。

・横文字をどれだけ漢字に圧縮できるかもポイントかもしれない。コンクリフトを軋轢に、など。

結論を明確に、端的に言えるようにという点を意識していました。


Q.2次試験を受ける予定です。過去問は何年分さかのぼって学習されましたか?また効果は高かったですか?

・MMCだったので、過去問をすべて入手していたが、実際やったのは事例Ⅰ~Ⅲは7年分、事例Ⅳは10年分だった。

解いたときに気づきがあり、また問われている論点や解答の作法を身に着ける意味で、事例Ⅰ~Ⅲは少なくとも5年分を2回程度、繰り返してやることが重要と思います。事例Ⅳは年度により難度にバラつきがあるので、俯瞰する意味では10年間は必要でした。


◆二次試験の解答作成のポイント

Q.二次解答は通信教育や勉強会等で他人に見てもらうのが一番だと思います。とはいえ、それが難しいときに、自分が回答を採点するときに注意していたポイントはありますか?

・「ふぞろいな合格答案」を参考に、合格者やA答案を比較して、自分の解答にないキーワードや論点があれば、心を鬼にして書けなかった理由を掘り下げていました。

・同じく「ふぞろいな合格答案」を参考にしていたが、キーワードの有無だけでなく、解答の観点や解答に至ったプロセスも重視して参考にしていました。


Q.過去問題集でも、二次だと解答に幅がある気がします。解答時にはどのようなことを気にされましたか?

・TACの解答と「ふぞろいな合格答案」を比較して、やはり解答の幅は感じました。正解が公表されない以上は幅が出るのは仕方ないと思う。自分のスタンスとしては、解答を見比べたうえで、出題者の意図、聞きたいことを自分で組み立てて、そこに自分がどれだけ近い解答ができたかを評価して採点していた。


Q.独学で2次の勉強をされた方はどのように勉強されたのでしょうか?注意点や工夫された点を教えてください。

自分の解答を客観的に評価するために、オンラインでもオフラインでも勉強会に参加して、他の参加者と解答を比べて足りなかった要素を洗い出すのが有効。

・初期の段階ではタイムマネジメントを気にせず、与件文や設問文を読み込むのが大事と思う。その後、タイムマネジメントを意識した解答の作りこみに取り組んではどうでしょうか。


Q.2次の復習方法を教えてください。

・独学の場合は、ミスノート(復習or復讐ノートとも言う)を作成して、全部自分がやったミスを書き込んで、自分の癖を知ることに注力しました。どんなミスをしたかだけでなく、なぜミスをしたのかまで分析し、次回同じ状態にならないようにする方策まで書き込みました。

・特に事例Ⅳは、計算ミスと理解系のミスに分けて記録していました。


Q.【二次】解答骨子(解答メモ)の作成はどうされてましたか。

【解答骨子を作成する派】

解答の枠を書いたうえで、そこから先の書き込みはケースバイケースだった。

矢印を使うなどできるだけ時間をかけずに、解答骨子は作成するようにしていました。

・解答型はつくって、あとはメモ程度に埋めていた。また試験開始後40分を過ぎたら、解答用紙に書き始めるようにしていました。

・最初は文章で、文字数をカウントしながら作成していたが、時間が足りなかった。そのため、与件文で使用する箇所に番号を振って、番号を解答の型にはめ込んで簡単な解答骨子を作成していました。

「「まとめシート」流!ゼロから始める2次対策:中小企業診断士2次試験対策」を完全にまねしてやってみて、時間も考慮しつつ自分向けに改良して解答していました。

・解答骨子は作成した。情報整理のために主語、末尾の締め(効果を書くか)を設計したうえで与件文を読みに行くようにしていた。試験開始後40分を過ぎたら、解答を書き始めていたが、その時点で大問2問が空欄の場合もあり、焦ることも多かったです。

・段落と単語を並べて解答骨子を作成していた。練習では解答骨子を書けても、本番では書けない場合も多いので、骨子を作成できるとき、作成時間がないとき両方の場合を想定して練習しておくとよいと思います。

【解答骨子を作成しない派】

・解答骨子の作成はしなかった。設問文に気づいた点を走り書きし、与件文で解答に利用する部分をマークすることで、設問文と与件文を使って解答イメージを作り、解答していました。

・解答骨子は作成しなかった。ダイレクトに書き込んで、別の頭でそのほかの問題も考慮しつつ解答しました。


もちろん、2次試験についても、オン春!で解答できなかったご質問は、一同知恵を絞り、解答できる範囲で後日解答させていただきますのでお楽しみに!

そして最後に。セミナーでは時間がなくお伝えできませんでしたが、コロナ禍で1ヶ月先の見通しも立たず、世間が騒然としている中、診断士の勉強に取り組まれているみなさまに心からエールを送りたいと思います。

社会人の方が大半だと思いますが、仕事や家事をしながら、新しいことを学んでいる社会人は非常に少ないと思われます。診断士に合格してから、転職に向けた資格の具体的な使い方を何名かの方に相談する中で、ほぼ全員から「新しい分野を積極的に学ぼうとする姿勢」こそ差別化でき、PRポイントになるというアドバイスをもらいました。

今の仕事や置かれた状況に安住せず、学び続けられる人は、実は少数派。おまけにコロナ禍で騒然としている中、多少動揺しながらでも学習を継続できる人はさらに少数派なのでしょう。

でもこんな不確実で今までの常識が壊れつつある時代だからこそ、新しい分野を積極的に学ぼうとする姿勢が評価され、そのようなマインドを持つ人が必要とされている気がしています。

願わくは、診断士受験の学びが誰かの役に立つ日が来ることを信じて。今年の合格を目指して、読者の方々と一緒に学んでいけたらと思います。

以上、さとまるでした。


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一発合格道場 オンライン春セミナー2020
4月4日(土)に無事開催できました
ご参加いただきましてどうもありがとうございました

         

twitterもよろしくお願いします。

おはようございます、さとまるです。

さて、おかげさまで先週土曜日にオンライン春セミナー(略して「オン春!」)を無事開催することができました。今年はリアルの開催は難しく、試験的にZOOMでの開催にトライしまして、

  • 前半の1時間を1次試験の質問
  • 休憩時間(リクエストの多かったモチベーション維持の方法をスライドでご紹介)
  • 後半の1後半の1時間を2次試験の質問

の構成でお送りしました。

裏話になりますが、オン春の開催には紆余曲折ありまして。
コロナ禍の中、受験生にとって、この時期にセミナーに参加する意義って何?オンラインでも開催すべきほうがいいのか?そもそもZOOMって何?というところから始まり、「できるかどうか」より「やるかやらないか」の精神で開催に漕ぎ着けることができました。

前半、後半で参加される方の出入りはあったものの、最大87名の方々にご参加いただきました。ご多用のところ、どうもありがとうございました!

当日ご参加頂けなかった方、聞き取れなかった方もいらっしゃると思いますので、セミナー当日のQ&Aの内容を簡単にご紹介したいと思います。

春のセミナーではありますが、2次試験関連の質問が、1次試験の関連の質問の約2倍となっており、すでにかなりの方が2次試験を意識されていることを感じました。

非常に長くなっておりますので、目次から気になる項目だけ、もしくはお時間のある時にご覧ください♪

◆一次試験について

Q.本試験で420点以上取る勉強法、これから試験までに何をするべきか、皆さんにお聞きしたいです。

各科目70点以上を目指しましょう。これからの時期は、実際の問題を解いて、完成度を上げていく時期と考えます。完成度が足りない科目は、あと一か月で、TACのスピード問題集を解いて基本的な論点を仕上げ、過去問に挑戦してはどうでしょうか。

過去問中心のスタンスをおススメします。(特に初学者は)テキストによるインプット中心の勉強だったと思いますが、これからはアウトプット中心の勉強に切り替えるべきです。過去問の解説にはテキストよりも深い内容が書かれている場合があるので、過去問を解いて解説を頭にしみこませるとよいです。

・(オンラインだとしても)模試を受けて、できるだけ本試験と同じ状況に自分を追い込み、その経験を活かして、本試験までにすべきことを考えてはどうでしょうか。


Q.財務に対する苦手意識が強くて点数が伸びません。何かいい方法はありますか?

・一次試験の財務は、答えがほぼ決まっており、取り組んだだけ点数が積みあがると思います。「財務を味方につける」よう、考え方を変えてはどうでしょうか。

まず基本的な考え方を身に着けるとよいです。簿記等のわかりやすいテキストを読んでから財務の問題に取り組むほうが、結果的に早く苦手意識を克服できると思う。

・独学の場合、解説が丁寧なTACのスッキリわかるシリーズがおすすめです。

・過去問を回した上でわからない論点は、道場のコメント欄にリクエストいただければ、可能な範囲で解答します


Q.決まった時間に勉強できないのが悩みです。勉強時間を確保するために工夫したことなどありますか?

・スキマ時間の活用がおすすめです。TACの録画講義や、ほらっちチャンネルなどの動画コンテンツを活用して、耳で「ながら勉強」すると、勉強した満足感が得られるし、実は定着率もよいです。

・勉強の習慣化には、決まった時間に勉強も大事ですが、無理ならばあきらめて、取り組めた時間(量重視)、もしくは取り組めた問題数(質重視)を目標において勉強してみては。


Q.情報、法務、中小の暗記科目は、どのように定着させましたか?

・論点ごとに表にまとめては。市販テキストを使ってもよいですが、自分でまとめる方が頭の整理になってベターです。

・単語帳にまとめて繰り返していました。ただ、自分が理解できない単語は、何度繰り返しても覚えられないので、まずは検索して意味を理解したうえで暗記するのが大事。また、全体像を把握して、その中でどの分類の、どの部分にあたるのかを意識するのもおすすめです。


Q.今年の爆弾科目は、ずばりどれだと思いますか?

・経済:最初の科目なので、気持ちを萎えさせるために難化するかも?

・経済:基礎的な問題が多い年、基礎的な問題が多くない年が明確な印象があり、今年は後者になるのでは。

・情報:時事ネタが増え、追えない人を落とすのでは。

・情報:最新の情報の発展が目覚ましく、そのような知識を身に着けてほしいと考えているのでは。

・中小:学ぶ内容は実務上必要な内容が多く、診断士になる前に勉強をしておくべきというメッセージを込めて難化するのでは。

・爆弾科目はわかりません。全科目得意にするというメンタリティでトライしましょう!

・法務は2年前に試験後に8点プラスするほど難化したので、難化しないのでは。。

・財務と経済は難化と易化の差が激しいので、難化しても得点できるよう勉強しておいて損はないと思う。また、易化したら70点、80点とって、貯金科目にするとよい。(参考記事「【一次データ分析】平均点と科目合格率の推移(14年分)」)

・今年度残した科目があって、残した科目と組み合わせる科目を検討しているなら、科目を広めに受験して、リスク分散を図ることをおススメします。


Q.模試のおすすめはどこかありますか?

・参考までに、一次試験向け主な模試の一覧をご紹介します。
LEC1次ステップアップ模試
– 実施日:4月11日(土)~12日(日)・〆切日:4月11日(土)
– 価格:5,090円 (7科目、Web解説有り)
LEC1次ファイナル模試
– 実施日:6月6日(土)~7日(日)・〆切日:未定
– 価格:未定
クレアール1次公開模試(自宅受験のみ)
– 実施日:6月25日(木)~7月1日(水)・〆切日:5月上旬
– 価格:3,500円
TAC1次公開模試
– 実施日:5月30日(土)~31日(日)・〆切日:未定
– 価格:未定(昨年度は6,200円)

Q.モチベーションを持続する方法を教えてください。

診断士の受験を決めた時の気持ちを思い出してみてはどうでしょう。

・経験上、今日何を勉強するべきか?見えないと気持ちが萎えることが多いと思います。月次、週次、日次計画を明確に立てて、進捗管理することをおススメします。

達成できた時に、自分が喜ぶご褒美を用意しては。ハーゲンダッツやトッピングもりもりのカフェラテなど、自分が走り出したくなるニンジンをぶら下げてみてください。

・勉強する時間、しない時間、メリハリをつけることが大事です。


Q.皆さんが、今年もう一度受験するとしたら去年の勉強の反省を踏まえて、あと約100日どのように勉強しますか?

過去問中心に切り替えます。

足切になるような科目の対策を考えます。

・過去問をやりつつ、二次試験の問題をのぞき見します。

・昨年、一次は早く仕上がりすぎて7月の過ごし方に迷ったので、まだ時間のあるこの時期に二次試験対策、特に事例Ⅳの計算を間違いなく・習慣化してできるよう取り組んでおきたい。

・一次知識の理解が不十分で二次試験の際に苦労したので、二次試験につながる一次知識のインプットを強化します。

・暗記科目の中小と法務を直前期に詰め込んだのが辛かったので、早めに過去問に取り組むと思います。


少しでも、学習のヒントになるようなQ &Aはありましたでしょうか。なお、オン春!で解答できなかったご質問は、一同知恵を絞り、解答できる範囲で後日解答させていただきますのでお楽しみに!

以上、さとまるでした。


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道場 春セミナーのお知らせ

一発合格道場 オンライン春セミナー2020
4月4日(土) 14:00~16:30 (13:50から接続可能)

Web会議アプリ「zoom」を活用したオンライン開催を実施します!
3月15日(日) 12時より「こくちーず(告知’s)」で絶賛募集中
満員御礼となりました

※申し込み締切のお知らせと最終案内のお知らせをご確認ください。

こくちーずはこちら

一次試験・二次試験学習の進め方、一問一答形式のQ&Aコーナー等、
損はさせないコンテンツを企画しております!

ぜひご検討ください!

※東京、名古屋、大阪で予定していた春セミナーは
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開催を見送ることとなりました

         

twitterもよろしくお願いします。

 

おはようございます!久々投稿のおべんと君です。

<お知らせ>
以前から各メンバーの記事最上段で告知していましたが、明日午後から
一発合格道場 オンライン春セミナー(略してオン春)」を行います。
昨今の新型コロナウイルスの影響で、会場を借りて行うセミナーは
できないのですが、少しでも今勉強されている方々のお役に立ちたい!
という思いから、オンラインでの春セミナー開催となりました。

11代目一同全力を尽くしますので、何卒宜しく御願い致します!!

 

<小話>
前回に引き続き小話を・・・
4月になり、我が家では家族会議が開かれまして、小学生の娘に
お小遣いをあげることになりました。
まあ金額も少額ですし、行動範囲も今のところは限られているので
さしたる不安もないですが、大いに衝動買い、無駄遣いなど
「失敗」して、お金の使い方を学んでほしいな~と思いました。

ご存知の方も多いかと思いますが、日本は諸外国と比較して
金融教育が圧倒的に遅れています。私自身子供のころは
「お金の話はしない」「お金に執着するのは卑しい」みたいな
環境で育ってきました。
でも、生きていく上で、やはりお金は重要です。
私がそれを意識したのは、ボクシングジムに通うためにアルバイトを
始めた高校2年生16歳のころ、今から20年以上前です。
「金稼ぐのって超大変じゃん・・・」
あたかも自分1人で生きてきたかのような顔をした髪を染めた若造が、
「お金」の重要性に気づいた瞬間でした。。。

娘には、私よりも早くそういうところに気づいてほしいですし、
気づくような環境を整えていこうと思っています。

 

<本題>
さて今回は、運営管理(生産)のトヨタ生産方式の中で書かれている
「7つのムダ」を、語呂合わせのように覚えましょう!
という内容で投稿します。
本日も、割とあっさり目の記事ですが、1次試験の知識をどうやって
2次試験に使うのか?オン春に応募いただいた方からの質問の
ヒントになる記事ですので、お役に立てれば幸いです。

 

<7つのムダとは?>
トヨタ生産方式「徹底したムダの排除による生産性向上原価低減
追求しており、具体的に明示された7種類のムダのことを7つのムダ
いいます。

・在庫のムダ
・作りすぎのムダ
・不良を作るムダ
・運搬のムダ
・手待ちのムダ
・動作のムダ
・加工そのもののムダ

 

<試験とトヨタ生産方式>
◎1次試験との関係性
運営管理の参考書には必ず掲載されている内容で、
本試験では数年に1度問われる程度となっています。

◎2次試験との関係性
平成30年度C社:「ジャストインタイム」生産への移行の意志あり。
令和元年度C社:「後工程引取方式」「外注かんばん」の運用が必須。
というように2年連続でトヨタ生産方式に関連する事例企業が
出題されています。

出題傾向までは読み取れませんが、引き続き重要な論点であると
言えそうです。

 

<覚え方>
では覚え方ですが、ストーリー仕立てで覚えていきます。

・皆さんはとある工場の従業員です。
・ちょうど仕掛品を前工程から次工程に持っていくところです。

・その工場は原材料や製品の在庫が山のように高く積まれています。
・また、工具や材料が床や通路に散乱していて、足の踏み場もなく、
とても歩きにくい工場です。


(画像はイメージです)

・あなたは工場内を移動しながら、色々なことが頭をよぎります。
①あの在庫の山・・・在庫多すぎじゃない?
②あんなにたくさん在庫持って・・・作りすぎじゃない?
③工具や材料が散乱して、歩きにくくて次工程まで移動するの大変だな~。
④移動に時間がかかってしまって、次工程の人が仕掛品を待ってて
作業が止まってたよ~。
⑤うわっ、次工程のあそこの人、ダラダラしててムダな動きが多いな~。
⑥よく見ると、あの加工必要なのかな
⑦あっ、ムダなことしてるから不良作っちゃってるよ。

この頭をよぎった7つのことが、7つのムダにつながります。

↓↓↓

①あの在庫の山・・・在庫多すぎじゃない?
在庫のムダ

②あんなにたくさん在庫持って・・・作りすぎじゃない?
作りすぎのムダ

③工具や材料が散乱して、歩きにくくて次工程まで移動するの大変だな~。
運搬のムダ

④移動に時間がかかってしまって、次工程の人が仕掛品を待ってて
作業が止まってたよ~。

手待ちのムダ

⑤うわっ、次工程のあそこの人、ダラダラしててムダな動きが多いな~。
動作のムダ

⑥よく見ると、あの加工必要なのかな
加工そのものムダ

⑦あっ、ムダなことしてるから不良品作っちゃってるよ。
不良を作るムダ

ちょっと強引ですけど、具体的に頭の中にムダが多い工場をイメージ
しながら頭をよぎった7つのことをつないでいくと、7つのムダが頭に
定着します。このイメージを何度も頭の中に繰り返して、7つのムダを
覚えてください。

さらにこのイメージがあると、2次筆記試験にもかなり役に立ちます。
過去の事例Ⅲ企業の与件文には、所々に7つのムダが隠されています。

生産性向上と原価低減には7つのムダの排除が必要で、それを見つけてね
ということを本試験は訴えているのではないでしょうか。
このように、7つのムダは事例Ⅲ企業の問題点を探すヒントになります。

1次試験の知識は、2次筆記試験では画像のように具体的な実例として
記載されます。私はこの時期、2次筆記の勉強として、設問や与件を
1次試験の知識に変換するだけの練習を行っていました。

例)
与件文:複数の事業が~

変換:多角化→関連型無関連型・リスク分散資源分散、
PPM、公平評価難・・・

のように、ノートに書きだしていました。
合格した年はTBCの通信講座を受講しており、いわゆる
「具体→抽象」と呼ばれるものですね。
過去問を80分で一通り解く練習だけではなく、部分的な練習を
行うことも有効だと思います。筋トレのようなイメージですね。

1次・2次試験両方に活用できる7つのムダの覚え方、
皆様の勉強の一助になれば幸いです。

あと、【渾身】シリーズへのご要望、お待ちしてます!

以上、おべんと君でした。


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おはようございます。
いけちゃんです。
(合格体験記はこちら、前回までの記事はこちら

突然ですが、「中小企業経営・中小企業政策」に関する学習状況はいかがでしょうか。
典型的な暗記科目(=得点を稼げる人は稼げる)とされながら、昨年は難化してしまったこの科目。
(参照:11代目べりー「【1次データ分析】平均点と科目合格率の推移(14年分)」)
1次試験では得点源になりえるが、2次試験と関連性が薄いから、試験直前に暗記すればよい」とアドバイスされることも多いのですが、昨年の傾向を踏まえると、1次試験対策としても一定の力点を置いて学習する必要がありそうです。

また、前回の記事(「科目合格制度」と複数年計画について)でも指摘しましたが、この科目が他資格等保有による免除を認めない必修科目(重点科目)としているのは、いかなる専門家であっても当該分野への理解を求めているからなのです。
診断士試験に合格した今、私はこの科目は2次試験の「出発点」であったと気づきました。
従って、試験直前に詰込み勉強して「短期記憶」で対応するのでは、物足りない向き合い方になってしまう恐れがあると考えるに至りました。

何かと後回しにされがちなこの科目ですが、学習の目的を踏まえて、なるべく早めに着手し、直前期には余裕でいられるようにこの科目の学習を進めることで、2次試験対策においても順調な滑り出しを実現できると思います。
そこで、「1次試験対策の段階でどこまでやるべきか?」「2次試験にどう関与してくるのか?」という疑問に対する答えを探しながら、「中小企業経営・中小企業政策」を特集していこうと思っています。

本日の記事は、こんな方向けです。

① 「中小企業経営・中小企業政策」に直前の詰込みで対応しようとしている方
② 2次試験にどう関与してくるのか見当がつかない方

今回は「中小企業経営・中小企業政策」のうち、中小企業白書、小規模企業白書から出題される「中小企業経営」に焦点を置いて、お届けします。
診断先への助言にも活用すべき知識が満載の「中小企業政策」については、2次試験に絡めてシリーズ化する予定です。

1次試験対策の段階でどこまでやるべきか?

「中小企業経営・中小企業政策」は、試験に出題されやすいポイントがわかりやすいことが特徴の一つです。
誤解を恐れずに言えば、過去問題における頻出分野は今年も出題される可能性が高いのです。
これは「中小企業政策」分野でも同様のことが言えます。

1次試験対策としての勉強法

さて、1次試験対策という観点では、TACの「中小企業診断士 最短合格のためのスピードテキスト」がコンパクトにまとまっていて読みやすいです。
このテキストを一読したら、その後はアウトプットを重視した勉強法が有効です。
オススメの方法は、①下記の特訓問題集の演習を複数回こなし、②TACの過去問題集で仕上げること

①特訓問題集
「TBC中小企業診断士試験シリーズ 特訓問題集〈1〉(中小企業白書)〈2〉(中小企業政策)」の二冊をやり込みましょう。
数値・傾向・特徴について、学習仲間と会話出来るようになるレベルを目指したいところです。
TBCでは無料動画(特訓問題集〈1〉〈2〉)も公開してくれていますので、ぜひご覧になってみてください。
正直、特訓問題集がなくても結構勉強になりますが、当然「特訓問題集+動画」の組み合わせが効果が高いと思います。
なお、無料動画という観点では、TACで講師を務めていらっしゃる洞口智行先生の「ほらっちチャンネル」もオススメです。

②過去問題集
断然、TACの過去問題集がオススメです。

統計の動向変化や法律・制度の改正があるため、「過去問による学習が通用しない」と言われる事もありますが、主要論点における過去問題は十分利用できます。
また、TACの過去問題集についていえば、動向変化や法改正によって解答が変わりえる設問が「参考問題」であることを明示してくれるので、とても便利です。
「中小企業政策」の方が対策しやすいので力点を置くという方法もあると思いますが、「中小企業経営」分野も①の特訓問題集で得点分野に仕上げることが可能です。何より、50点・50点の配点なので、どちらかの分野で時間を傾斜して対策するよりも、個別の論点ごとにメリハリをつけた方がよさそうです。

なお、この科目は例年、最終日(今年は7月12日(日))の最終科目です。
試験当日は90分という長い試験時間を丸々使用しない途中退出者が最も多い科目です。
早く解き終わりやすい暗記科目だからというだけでなく、疲労が最大限蓄積したコンディションで受験することも理由の一つだと考えています。
見直しも甘くなりやすいと思いますから、きっちりと準備しておく必要があります

「教科書」としての中小企業白書、小規模企業白書

診断士の1次試験は「学識」を問う割りに、教科書は定められていません。
試験委員の著書のうち、初学者向けの入門書がその役割を果たしてくれる事もありますが、試験対策という意味では過不足を免れません
そうしたなかで、唯一、この科目だけは教科書というべき書籍があります。

それが試験実施前年度の「中小企業白書」「小規模企業白書」(2020年の試験では2019年版)。
白書とは、「法律により国(行政府)に対して義務付けている国会への報告を白書として刊行したもの」(出典:Wikipedia)。
中小企業庁が中小企業の経営動向や中小企業施策を国会に報告するため、年次で作成されている法定白書です(小規模企業白書は2015年版から作成開始)。

■中小企業基本法
(年次報告等)
第十一条 政府は、毎年、国会に、中小企業の動向及び政府が中小企業に関して講じた施策に関する報告を提出しなければならない。
2 政府は、毎年、中小企業政策審議会の意見を聴いて、前項の報告に係る中小企業の動向を考慮して講じようとする施策を明らかにした文書を作成し、これを国会に提出しなければならない。

■小規模企業振興基本法
(年次報告等)
第十二条 政府は、毎年、国会に、小規模企業の動向及び政府が小規模企業の振興に関して講じた施策に関する報告を提出しなければならない。
2 政府は、毎年、中小企業政策審議会の意見を聴いて、前項の報告に係る小規模企業の動向を考慮して講じようとする施策を明らかにした文書を作成し、これを国会に提出しなければならない。

毎年4月に閣議決定・国会報告され、5月頃に当該年度版が出版されます。
診断士試験においては、おそらく作問スケジュールの都合からだと思いますが、前年度版からの出題が中心になります。

TACの「中小企業診断士 最短合格のためのスピードテキスト」がコンパクトだというお話をしましたが、ここはあえて原典にも多少触れてみませんか?
全体を熟読するには分量が多すぎるので、白書の「ポイント」と「概要」も参考にしつつ、百科事典の興味のある箇所にさっと目を通しておくというようなイメージです。
Webサイトに無料のPDF版がバッチリ掲載されており、気になる部分は検索が可能ですし、タブレット等にダウンロードしておけば効率的に確認できる点は、TACスピテキにはないメリットです。

試験対策上、グラフ・統計データについては「サブタイトル」を中心に読み込むアプローチが有効です。
(参照:初代JC「「中小経営」を押さえこみ!」、初代ハカセ「白書の図表のサブタイトルを攻略せよ!」)
頻出分野の統計のうち、「意外」だと感じる箇所については要チェックです。
試験対策上も誤答のリスクが高いため、直前期に見返す必要がある部分だけピックアップしておきます。

なお、「中小企業経営」における統計理解について、単なる数値の暗記だと考えてしまうと勿体ないです。
「白書」にはストーリーがあり、それに基づいて提示されている数値ですから、文脈と合わせて関連付けして覚えれば、無機質でつまらない暗記に陥ることはないと思います。
(参照:2代目aki「【中小】嫌いな科目を得点源にする工夫」)

2次試験にどう関与してくるのか?

科目設置の目的

「第1次試験案内・申込書」には、科目設置の目的と内容という項目が設けられています。

中小企業診断士は、中小企業に対するコンサルタントとしての役割を期待されており、中小企業経営の特徴を踏まえて、経営分析や経営戦略の策定等の診断・助言を行う必要がある。そこで、企業経営の実態や各種統計等により、経済・産業における中小企業の役割や位置づけを理解するとともに、中小企業の経営特質や経営における大企業との相違を把握する必要がある。
また、創業や中小企業経営の診断・助言を行う際には、国や地方自治体等が講じている各種の政策を、成長ステージや経営課題に合わせて適切に活用することが有効である。このため、中小企業の経営や中小企業政策全般について、以下の内容を中心に知識を判定する。

コンサルタントという職業は、本来、資格の取得を要しない職業です。
それをあえて国家資格として認定し、経済産業省に登録させる意味はどこにあるのでしょうか。
ズバリ、経済産業省・中小企業庁の中小企業政策の浸透を手伝うことを求められている、ということだと考えます。
資格を有しているからといって、必ずしも上記の役割を果たす必要があるわけでもありません。
しかし、そういう資格の「選抜試験」である点は、試験対策する上では忘れてはならないと思います。

税金を原資とした産業政策である以上、支援対象となる「中小企業」は規模や業種に応じて定義づけられ、政府が支援するにふさわしい政策目的が存在します。
前段(=「中小企業経営」分野)の趣旨は、「政策目的の背景にある中小企業の経営実態、大企業との外部環境・内部資源の違いを、各行政庁によって集計された各種統計から把握し、各産業動向を把握し、経営革新の方向性を知る」ことにあります。

2次試験で出題される事例企業は、実在する企業がモデルとなっているそうですが、当然この「中小企業」の定義に合致する先です。
各分野一級の学者である試験委員の皆さんは、全国の中小企業の模範となるような経営革新を実現した先であったり、中小企業政策を上手く活用した先を土台として、当該年度のテーマに沿った出題をしやすいようにエピソードをアレンジしているものと考えられます。
その場合でも、アレンジの軸になるのは経営者の思い(経営理念、経営方針)であり、この試験はその思いに応えて助言できる診断士を選抜するためのもの。
経営者の思いを汲みながら、資源制約を踏まえた助言が必要となる背景が、ここから読み取れると思います。

2次試験対策の布石となる「白書」の事例

白書の「概要」に記載されている要点をみると、「経営者の世代交代」「構造変化への対応」が大きなテーマであることがわかります。
とりわけ、「構造変化への対応」において、①IoT・AIを活用した生産性向上、②大企業も含めた外部連携による研究開発の促進、③域外・海外の需要取込みが挙げられています。
2次試験の過去問題を紐解いてみれば、頻繁に事例企業のテーマにもなっていることがわかります。
そうした観点から、白書掲載の「事例」は、事例企業が向かうべき方向性の例として要チェックです。

p.8~13に「一覧」がありますので、ぜひご確認ください。

今日のまとめ

① 試験直前期に見返す必要がある部分は最小限に
② 暗記科目としてこなすのではなく、診断士としての出発点としよう

次回は2次試験に絡めた「中小企業政策」の記事を投稿する予定です。
【渾身! 論点シリーズ】についても引き続き、リクエストを募集中です!

以上、いけちゃんでした!
それでは、体調第一でお過ごしください。今日も一日頑張りましょう!


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こんにちは! 等身大の独学ストレート生・金型屋のかーなです!

 

エイプリルフールですが、いつも通りまじめに本気でいきますよ。

 

昨日のべりーの記事でも書いていましたが、去る3月30日に中小企業診断協会から「今年の診断士試験は、現時点では実施する予定」との情報が発出されました。

正直、協会としても判断の難しい状況だと思います。

ですが、試験案内配布開始(本日、4月1日)に先立ちお知らせを出して下さったことで、気持ちが前向きになった方も多かったと思います。

 

それは受験生の皆さんだけでなく、私たち道場メンバーも同じです。

私たち11代目は、たまたま昨年合格することができましたが、診断士試験と出会うのがあと少し遅かったら、去年の試験でポカミスをしていたら、仕事が忙しくなって受験を諦めていたら……人生の巡り合わせが少し違っていたら。(たぶん私が言うのが一番現実味があるので言いました。11代目のみんな、巻き込んでごめん)

もしかしたら自分は今年の受験生だったかもしれない。

だから、今年の試験がどうなるかって、他人事とは思えないのです。

 

もちろん、診断士試験の勉強が生活の全てではありません。

皆さんそれぞれご家族がいて、お仕事があり、日々のあれこれがあると思います。

こんな状況なので、今年の受験は見送ろう、という決断もあると思います。それも大事な決断です。

それでも、試験が実施されることを念頭に勉強している方がいるなら、 一発合格道場としてできることをしよう。

それが、私たち11代目の総意です。

 

というわけで、

今年もやります! 【渾身! 論点シリーズ】!!

そして今年も、読者の皆様からのリクエストを募集します!!

 

説明しよう☝️ 【渾身! 論点シリーズ】とは、その名の通り道場メンバーが渾身の力をこめて、あるテーマを掘り下げて書く記事のことである。

「テキストではサラっと書いてあるけど、いまいち理解できない」「毎回過去問で間違える……この論点苦手なんだよなぁ」そんな受験生の悩みに応えるべく、かゆいところに手が届く丁寧な説明が特徴だ。

記事タイトルの【渾身】が目印になっているので、ぜひ探してみてほしい☝️

 

ちなみに、私の一押しは10代目ちこまる(仮)さんの【渾身】シリーズまとめ記事です。

【渾身】永久保存版! 渾身シリーズまとめページ by10代目ちこまる(仮)

 

【渾身】シリーズを渾身の力でまとめるという二重構造になっております。哲学的ですね。

ほんと、冗談抜きで、ブックマークをおすすめしたいページです。情報量が半端ないです。

特に独学の方は、身近に質問できる人がいなかったりしますよね。

テキストを読んでも、問題集の解説を読んでもわからない……と困ったときは、まずは道場の【渾身】ページに解説がないか、探してみてください。

 

今回、11代目の方でも準備している論点はありますが、皆さんからのリクエストも募集します!

例えば「経営法務の下請法がどうも頭に入ってこない」「財務・会計の連結会計って何を押さえればいいのかわからない」など、解説してほしい論点を書いて頂けると嬉しいです。

 

リクエスト方法は2つ。

①ブログのコメント欄に書く。

ちなみに、今日のブログのコメント欄でなくてもOKです。

例えば、明日のいけちゃんの投稿を読んでリクエストが浮かんだら、明日のコメント欄に「渾身シリーズ、●●をリクエストします」と書いて頂ければOK。

内部事情で恐縮ですが、できれば11代目の記事にコメント頂けると、私たちがキャッチアップしやすいので助かります。

 

②Twitterのリプ欄かDMに送る。

一発合格道場のTwitterアカウントでも【渾身! 論点シリーズ】のことをつぶやきますので、そちらにリプ頂いてもOKです!

Twitterはこちら

 

リクエスト来ないとさみしいので、ぜひぜひよろしくお願いします!

 

さて、それではようやく本編です。

(いや、なんなら今日はここからがオマケかもしれません……)

 

本日は【実録】リアル企業経営理論・事例Ⅰの世界③ と題して、前回に引き続き、私の体験談を一次試験の「企業経営理論」と二次試験の「事例Ⅰ」に紐付けてお話ししたいと思います。

ちなみに本シリーズは今日が完結編です。とくにオチはないです。
前回、前々回の記事はこちら↓

【実録】リアル企業経営理論・事例Ⅰの世界①

【実録】リアル企業経営理論・事例Ⅰの世界②

会社を経営するうえで欠かせない「人事施策」のお話、少しでも知識と実感が結び付く機会になれば幸いです。

 

本日が3回目ですね、私が勤務した(している)「東京のHR(人材)ベンチャーA社」と「地方の金型屋B社」に登場してもらいます。

ざっくりプロフィールはこんな感じです。(クリックで拡大します)

 

前回は人事施策の「茶化」の「採用」と「配置」について書いてきました。

今回は「育成」「評価」「報酬」をみていきたいと思います。

 

【復習です】一次試験「企業経営理論」でも二次試験「事例Ⅰ」でも役に立つ「茶化」とは

茶→サ+ハ+ホ(採用・配置・報酬)

化→イ+ヒ(育成・評価)

であります。

 

しつこいようですが大事な論点なので、今回も過去記事のリンクを載せます。

10代目かわともさん 最低限押さえたい「1次知識」まとめ

9代目よこよこさん 【事例Ⅰ】幸の日も毛深い猫~組織人事のフレームワーク

 

「茶化」の全体の流れはこんな感じ。

 

それでは、「育成」と「評価&報酬」についてです。

 

東京の人材系ベンチャーA社の場合

①育成

A社の場合、新卒・中途とも、育成にはかなり力を入れていました。

これはA社が人材系サービスを提供する会社なので、お客様に提供するプログラムを一部自社の社員教育でも実践していたためです。

おそらく、世間一般のベンチャー企業は、ここまで手厚く新入社員の面倒を見ないと思いますので、業界の特殊性も理由の一つとお考え下さい。

 

A社の新入社員教育は、短期での戦力化を目標としたプログラムが組まれていました。

具体的には「座学の研修→実践→反省・課題設定→トレーナーからのフィードバック→研修→実践→反省・課題設定→フィードバック→研修……」といった感じで、OJTとOFF-JTを組み合わせて短期間でPDCAサイクルを回していました

一度に複数クラスで研修を実施するような大企業では、実践の場が用意できず、こんなプログラムは組めません。

このダイナミックさは中小企業ならではと言えるでしょう。

もちろん、よく言われるように「わかる」と「できる」は違うので、研修で習ったことを実践しようとしても、すぐ上手にできるわけではありません。

というか、一回研修で聞いたくらいでは、大体できません。でも、とにかくトライ&エラーで前に進むスタイルです。

外資系なんかでいわれる「Quick&Dirty」、つまり多少粗くてもスピード重視で! という方針で、インプットとアウトプットを短期間で積み重ねながら、早く一人前になることを求められていました。

 

育成プログラム自体がなかなかハードなため、トレーナーとは別に各人にメンターを付ける取組みも行われていました。

トレーナーが仕事の基本をしっかり教える一方で、メンターはトレーナーに聞けないようなちょっとした事や、仕事には直接関係ない心配事をフォローする役割です。

新入社員が弱音を吐ける「安全な場」をつくることが目的なので、3年目~5年目くらいの安定感のある先輩が任命されることが多かったように思います。

②評価・報酬

A社の評価は四半期毎に実施されていました。

四半期に一度のサイクルで営業の予算目標を立てるので、それについて振り返り、評価されるイメージです。

目標は「予算数字」と「行動目標」の2本立てでしたが、行動目標も結局数字に結びつく目標(いわば予算達成のプロセス)になるので、評価基準がわかりやすいのが特徴です。
基本的に、予算を達成していれば評価は高くなるし、達成していなければ低くなる。

営業職の宿命だと思いますが、一人一人の担当顧客や案件が明確なので、受注という成果はほぼストレートに担当者の評価に結び付きます。
もちろん上司や同僚や他部署の方の力添えもあるので、営業部員一人の成果ではないわけですが、そこはある意味ドライで明快な世界です。

ですが、達成したら高額インセンティブが入ってしめしめ、というわけでもありませんでした。
A社で働いていた当時、疑問だったのがこの報酬体系でした。

営業なので達成率順に順位なんかも張り出されます。
目標を大幅に超えて達成した場合でも、一位のインセンティブは、基本給に比べささやかなものでした。
また、個人達成の他にチーム達成という評価基準があり、チーム予算を達成したときもチームにインセンティブが授与されました。
(金額は忘れましたが、隣のチームがインセンティブでKindle を買ったとか言ってたような…)

そこで、ある時先輩に「うちの営業、大変な割に達成インセンティブ少ないと思いませんか?」と聞いてみました。
すると、「私も最初はそう思ったけど、あんまり行き過ぎて個人主義の助け合わない会社になるのもイヤじゃない?」という答えが返ってきました。

そうです。事例Ⅰでも出てきますよね。
成果主義のメリットとデメリット。

メリット:社歴の浅いメンバーも成果次第では高く評価されるため、モチベーションが上がる。
デメリット:短期的、個人的な利益を優先しがちになるため、中長期的な視点やメンバー間の協調意識がおろそかになる恐れがある。

たしかにスピード感と成果重視のベンチャー企業の営業は、一歩間違えると組織というよりは個人事業主の集まりのようになりがちです。
あくまで憶測ですが、A社は他の人事施策ともあわせて、成果主義のメリットを生かしつつデメリットを打ち消すことを狙って、インセンティブを上記のように設定していたと考えられます。

 

地方の金型屋B社の場合

①育成

B社の新入社員は、入社後2週間程度の座学研修の後、工場(いわゆる「現場」)に配属されます。

座学では金型についての基礎知識を学ぶのですが、実際の金型を見て手を動かした方が早いので、現場に配属されてからが本番です。

教育担当の班長さんを中心に、先輩たちから少しずつ仕事を教わり、技を磨いていきます。

教わるといっても、例えば金型の細部を調整する技術などは、結局のところ経験を積んで体で覚えるしかありません。

このあたり、ベテラン工員の「技能の見える化」や「技能伝承」の必要性は、工場長以下管理職は感じているのですが、なかなか難しい課題です。

基本的な工具の使い方は入社2~3年目くらいで身に付くのですが、その先は個人差があって難しいようです。

班長さんの話では、

・そもそも金型は一つ一つ仕様が違うので、技を習得するまで短期間で何度も同じ経験を積ませるのが難しい

・自分たちも「背中を見て育て」式で教育されてきたため、後輩への効果的な教え方がよくわからない

というのが正直なところだそうです。

 

一方、職場の雰囲気はアットホームで、隣の班や隣の課の先輩たちも何かと気にかけてくれるので、新入社員が孤立したり、迷子になったりすることはほぼありません。

毎日同じメンバーが、同じ時間に同じ職場で顔を合わせるため、自分の居場所があると感じられることは、新入社員にも良い影響を与えていると思います。

 

 

②評価・報酬

評価は年に1回、期末のタイミングで行われていました(最近変わりましたので、後述します)。

A社に比べると、評価者にとっても、被評価者にとっても、わかりにくいのが悩みです。

理由は、一つの金型ができるまでには多くの部署の人が関わっているため、仮に出来栄えが良かったとしても、誰の成果か切り分けにくいからです。

「10人が10件ずつ担当して100件」になるのがA社だとすれば、B社は「10人であれこれ協力して最終的に100型」になる仕事の仕方です。

さらに工場は一人の一次評価者に対して部下が10人以上いるため、きめ細かな評価が難しい。

もちろんその中でも公平に評価するようにチェック項目を設けていますが、A社のようにスパっとはいかないのが実態です。

 

最近ではそういった点を少しでも改善し、社員の成長意欲やモチベーションを上げるために、評価のサイクルが1年から半年になりました

これにより、成果と評価と報酬の関係が以前より分かりやすくなりました

(人事評価が次の賞与等に反映されるため。)

いくら金型のリードタイムが長いからとはいえ、一年前にさかのぼって部下を評価するのもなかなか大変だったようで、この変更はおおむね好評です。

 

 

 

では、最後にカーテンコール(?)ということで、このシリーズのまとめを表にしてみました。

いかがでしたでしょうか。

 

繰り返しになりますが、【渾身】シリーズのリクエスト、ぜひよろしくお願いします。

明日はいけちゃんの登場です♪

それでは引き続き、一緒に勉強がんばりましょ~。

 


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こんにちわ。CKです。今日も道場ブログ読んでいただき有難うございます。

3月もいよいよ残り3日。今年は昨年より約1ヶ月も1次試験日程が早いので、例年でいうと4月末GW前にあたる時期だと思います。
昨年のこの時期、私は何をしていたかというと1次科目の企業経営理論、財務、運営、経済が終わり、情報の仕上