受かる君へ ~第2回「実録・実務補習」~ by さや
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まずは道場からのお知らせです!
合格・未合格体験記募集のお知らせ
2次試験に合格された方、残念ながら合格に届かなかった方の受験体験記を大募集します!
頂いた体験記は2月以降、順次ブログにて公開させて頂きます。
あなただけのドラマ、あなただけの苦労、あなただけの受験のコツなど、記念すべき受験体験をお聞かせ下さい!
また道場15代目を担ってくれるメンバーも合わせて募集します!
道場の大ファンの方、たまに読んでいただけの方、全く読んだことがない方、どなたでも大歓迎です!
15代目就任を希望される方は1/28(日) 23:59までのご提出をお願いします。
※15代目の募集は締め切りました
合格体験記・未合格体験記のご提出は2/4(日)まで受け付けております。
提出手順
①下記リンクより、wordのフォーマットをダウンロード(文書量は全体で5ページ以内でお願いします。)
②下記のグーグルフォームより、wordの提出をお願いします。
https://forms.gle/Mi8PtdvBVuGdyxnf9
合格体験記の提出、及び道場活動に関するご質問がありましたら、コメント欄よりご質問下さい。(サイトへ即時反映はされません。道場メンバーで確認後、サイト上で公開、もしくはメールアドレスへ返信させて頂きます。)
皆さん、こんにちは!
戦略的2年合格の「不惑の自称ストレート生」さや です。(何ソレ?!と思われた方はコチラ)
寒い日が続いていますが、植物にとっては春も近いようで、年明けから鼻がムズムズしています。
かかりつけのお医者さん曰く、
今年は暖冬だったから、植物が早めに花粉飛ばしちゃってるんですよねー。
量も多そうですよ。
とのこと。
同士の皆さん、共に乗り越えましょう。。。!
さて、今日のテーマは「実務補習」です。
2月に受講する!
今回は見送った!
合格に向けて勉強中!
中小企業診断士を目指そうか考え中。
と、色々なステータスの方がいらっしゃると思いますが、イメージを膨らませるのにご活用いただけますと幸いです。
注意事項
この記事は、中小企業診断協会が主催している実務補習の受講体験です。(民間団体が提供している実務補習もあります)
記事で紹介している事前準備・実習の進め方は、あくまで「わたしの場合」「わたしが所属したチームの場合」であり、特に実習の進め方は指導員の先生によって大きく異なるようですので、その点ご承知おき下さい。
そもそも実務補習って?
「実務補習」とは、中小企業診断協会が実施する企業経営診断の実習です。
ざっくり言うと、教育実習のイメージでしょうか。
まだ教員免許を持っていない先生のタマゴ(登録前の診断士のタマゴ)が、学校に行って(企業に赴いて)、生徒たちを相手に(経営者を相手に)、授業を行う(経営診断を行う)、みたいな。
実務補習の仕組み自体についてはこの記事では割愛するので、中小企業診断協会のWEBサイトや道場の先代メンバーの記事などでご確認下さい!
事前準備
仕事の都合上、わたしは合格直後(2月)の実務補習は見送り、8月の5日間コースを受講しました。
この章では、実務補習の申し込みから受講前日までに行った準備を、時系列でざーっとご紹介します。
~受講3か月前:ノートPC購入
実務補習は、事実上ノートPC(タブレットで頑張る人もいるみたいですが)が必須です。
わたしがこれまで使っていたノートPCは、物理的にとにかく重い&動作もいちいち重い、という状態だったので、「これは先行投資だよ!」と自分に言い訳をして買い替えることにしました。
PC選定にあたっては、スペック等を検討するのに、道場の先代メンバー・masumiさんの記事を参考にしています。
実務補習では、PCに大きな負荷をかけるような作業はあまりないと思いますが、経営情報システムで学んだ知識の使いどころかと思いますので、いま一度復習してみてもよいかもしれません。
熟考の末、VAIOのSX12を購入!
Microsoft365とセキュリティソフトのESET INTERNET SECURITYも導入しました。
ポイントサイト経由でポイントも大量ゲット☆
ポイ活、万歳!!
予算オーバーでしたが、とにかく軽い&起動も秒速でとっても快適です!
~受講2か月前:受講申し込み
実務補習の申し込みは本当に激戦!
ウワサによると、2次試験合格よりも狭き門らしい。
と恐ろしいウワサを聞いていたので、入念な準備をして申し込み開始時間に備えました。
申し込み開始日時っていつ?
中小企業診断協会のWEBサイトに掲載されます。
また、2次口述試験合格発表時に郵送される書類の中に「実務補習の案内を希望する場合はコレを返送せよ」という書類が同封されており、その通りにすれば書面でも案内が送られてきます。 ※R4合格時点の情報です
具体的に何をどう準備したかというと、以下4点。
- 申し込み開始時、確実にPCの前にいられるようにAM半休を取得
- 道場の先代メンバー・なおさんの記事を読んで、申し込みの流れをイメトレ
- 中小企業診断協会のユーザー登録を済ませておく(ログインID・PWを失念しないよう注意!)
- 入力させられるであろう内容を、コピペ出来るようにあらかじめExcelに打ち込んでおく
④については、先日のさたっちの記事でもフォーマットが共有されていますが、ここでも改めて。
申込フォームへの入力内容が変わっている可能性もあるので、その点ご了承のうえご活用いただければと思います。
準備の甲斐があり、無事に希望日程で申し込むことが出来ました。
「2次試験よりも狭き門」はさすがに言い過ぎだと思いましたが、受付開始数時間で全て埋まってしまったようなので、そのつもりで準備するのが賢明です。
~受講1週間前:テキスト確認&読書
仕事が繁忙期だったこともあり、受講3週間くらい前に協会から送られてきたテキスト(実務補習の流れや心得えのようなことが書いてある)と、おのDに
これ、読んでおくといいと思うよ!
と勧められた「事業デューデリジェンスの実務入門 著者:寺嶋直史氏」をパラパラと読んだくらいです。
この段階ではどんな業種の企業が担当になるのかも分からなかったので、特別な準備はしませんでした。
受講10日前~前日
実務補習開始の10日前、指導員の先生からの連絡(メール)を皮切りに、急に慌ただしくなりました。
担当企業が判明 & 諸々
この段階になって、指導員の先生&担当企業&チームメンバーが判明しました。
担当企業は、京浜工業地域にある、とあるサービス業のスタートアップ企業です。
指導員の先生からの指示のもと、
- 自己紹介(メール上)
- Dropboxの設定(資料共有に使用)
- 希望する担当の表明(経営全般、マーケティング・営業、業務プロセス、人事・労務、情報マネジメント、財務のいずれか)
を行いました。
チームメンバーは、30代1名・40代3名(わたし含む)・50代2名の計6名で、わたし以外は全員男性。
ちなみに「財務パートで躓かないよう、金融機関勤めが最低1人は入るようにチーミングされるらしい」というウワサを事前に聞いていましたが、わたしたちのチームには金融機関勤めはいませんでした。
ただのウワサだったようです。
担当は、
- 本業でやってきた分野とは異なるものをやってみたい(人事・労務、情報マネジメントは却下)
- 「経営全般」は得体が知れなくて怖いから却下
- サービス業だからマーケティングが面白そう(単純)
という理由で、「マーケティング・営業」を第一希望にすることに。
「マーケティング・営業」を希望した方が他にもいらっしゃったのですが、早い者順でわたしが担当することが出来ました。
やりたいものがある場合は、素早く手を挙げるのがよいと思います!
ちなみにナゾだった「経営全般」は、リーダー的な役割でした。
メンバーでの事前打ち合わせ
わたしたちのチームは、実習1日目のAMにメンバー全員でのミーティングでヒアリング事項を精査 ⇒ PMに経営者の方にヒアリング、という予定になっていましたが、実務補習2回目というメンバーAさんから
メンバーだけで事前に打ち合わせをしませんか?
進め方やコミュニケーションツールを決めましょう!
というご提案があり、Zoomで打ち合わせを行うことになりました。
これが、大正解!!
実務補習全般、わりと余裕をもって進められたのは、チームビルディングを早めに出来たことが奏功していると思います。
Aさん、ありがとうございます!!
打ち合わせでは、自己紹介もそこそこ(メールベースで済ませているから)に、Aさんの実務補習経験を踏まえて、進め方について相談をしました。
コミュニケーションツールはSlackに決定。
また、実習が始まるまでに各々ヒアリング項目を挙げておこう、ということになったので、担当企業について調べたり、マーケティング・営業の観点でヒアリングすべきことを調べたりしながら実習1日目に備えました。
Slackのワークスペース設定はわたしがやりました。
簡単な割に「仕事した感」が出せるので、こういった役割を率先してやるのはおススメです笑
いよいよ実務補習!
スケジュールはざっくり以下の通りです。
1日目:経営者ヒアリング(事前準備、事後纏め含む)@担当企業事務所
2~4日目:診断ストーリー検討、資料作成 @指導員の先生の事務所
5日目:診断結果報告 @担当企業事務所 & 報告書を事務局へ提出
1日目(初日)
服装:スーツ
持ち物:ノートPC、ポケットWi-Fi、筆記用具等、協会テキスト等
初日は、担当企業事務所が入っているビルの前で待ち合わせ。
事前にZoomミーティングでお互いの顔が分かっていたので、集合もスムーズです。
待ち合わせ場所に、あんちゃん風な人がいるなぁを思っていたら、なんとその方が指導員の先生でした。(気さくな先生で話しやすかったです!)
企業の担当者が来て下さるのを待つ間に、指導員の先生やチームメンバーとの名刺交換を済ませます。
午前中は、事務所の1室をお借りして、先生とチームメンバーで午後の経営者ヒアリングに向けて打ち合わせを行いました。
各々準備してきたこともあり、サクサク進んだので早めにお昼休みをとることに。
ビルの食堂を使わせてもらって、診断士試験のことや診断士としての活動などについてみんなで会話しながらランチを食べました。
午後はいよいよ経営者ヒアリング!
経営者の方から企業概要等の説明を受けた後、メンバーが一人ずつ、それぞれの担当(経営全般、マーケティング・営業、業務プロセス、人事・労務、情報マネジメント、財務)の観点から質問するスタイルをとりました。
わたしの前に質問したメンバーがめっっっちゃくちゃ緊張している感じで、つられて緊張をしてしまったのですが、丁寧に対応いただきなんとか乗り切ることが出来ました。(手汗がヤバかった)
ヒアリングは2時間ほどで終了し、その後は、ヒアリングの仕方について先生からフィードバック(ここはよかった、ここはもっとこうしたほうが良いなど)をもらったり、ヒアリングした情報の整理を行ったりしながら、実習終了時間まで担当企業の事務所で過ごさせていただきました。
1日目は時間ぴったりで終了。
懇親会でもしようかという話も出ましたが、先生とメンバーで都合がつかない人がいたため「日を改めましょう」ということで現地解散しました。
ポケットWi-Fiは自主的に持っていったのですが、現地にネットワーク環境がなかったためメンバーにものすごく感謝されました。
ネットワーク環境があるか、持参した方がよいかなどは事前に確認していったほうが安心です。
2日目
服装:私服(カットソー+パンツ+スニーカー、ビジネスカジュアルではなく完全にカジュアル)
持ち物:ノートPC、筆記用具等、協会テキスト等
2~4日目の実習場所は、先生の仕事場です。
私服でよい、ネットワーク環境はあるので使ってよい、と前日に聞いていたので、初日よりも身軽&気軽(?)な感じで向かいました。
2日目は診断報告の方向性を固めることがメインです。
経営者ヒアリングで得た情報をSWOTで整理し、それをもとにクロスSWOTで施策を検討する、というように診断士試験でも習うフレームワークを用いながら検討を進めます。
指導員の先生が、
わたしはこの過程を一番重要視しているので、みっちりやりましょう!
代わりに報告書の体裁など細かいことはあまり気にしません。
という方針で、時に厳しいつっこみも受けながら議論を深めていきました。
診断士として独立し、顧問先も持っている先生からの指摘やアドバイスはどれも勉強になるものばかりでしたが、
「提案してやろう」という驕った気持ちが少しでもあるなら今すぐ捨てて下さい。
経営者の想いを汲んで、客観的視点で分析した結果をすり合わせて、「事実を整理・見える化する」「経営者に選択肢を提示する」のが今回のミッションです。
人は見たいものが目につく、見たいものしか見えなくなるものです。
仮定をおくことは大事ですが、そこにひっぱられ過ぎないように気を付けて下さい。
企業診断にあたっては、とにかく「事実」が大切です。
といった言葉が特に印象に残っています。
この日は丸1日ディスカッション!
頭フル回転な状態だったので、帰宅後に疲れがどっときました。
翌日が休みで本当によかった。。。
2日目終了後~3日目前日
実習2日目から3日目までは1週間程度間があきます。
2日目で診断の方向性が粗方固まったので、この期間は各々担当パートの執筆準備(調べ物をしたり下書きをしたり)を進めました。
メンバーとは「必要に応じてZoom会議をやりましょう」と話をしていましたが、Slack上のやり取りで事足りたので、結局会議は行いませんでした。
コミュニケーションツールがメジャーになる前は、どうやって進めていたのでしょうか。
便利な時代でよかった。。。!
3日目・4日目
服装:私服(2日目と同じ感じ)
持ち物:ノートPC、筆記用具等、協会テキスト等
3日・4日目は、「全体のストーリーに筋が通っているか」「ロジックが破綻していないか」といった点に留意しながら、各々のパートを書き上げていきました。
この2日間は、個人作業半分・ディスカッション半分といった感じでした。
4日目の夕方に無事資料が完成。
印刷して翌日の報告会に向けた準備を行いました。
4日目の終了後、先生がお寿司をとって下さりホームパーティをしました!
先生やチームメンバーのお仕事の話などもたくさん聞くことが出来て、とっても楽しかったです^^
5日目(最終日)
服装:スーツ
持ち物:ノートPC、ポケットWi-Fi、筆記用具等、協会テキスト等
最終日は、経営者の方への報告会です。
場所は、1日目同様、担当企業の事務所が入っているビルの1室。
先生・メンバーと最終打ち合わせを行ってから、約1時間半かけて診断報告を行いました。
報告に対する質問があまり出ず、少し寂しかったですが、
いままで漠然と課題感はあっても、忙しくて手が回っていなかったので、改めて整理していただけてよかったです。
具体的な取り組みに繋げていけそうです。
と言っていただけました。(気を遣って言っていただいた部分はだいぶあると思いますが。。。)
あとは、補助金や助成金の紹介はけっこうウケがよかったですね。
報告会後は、ランチを挟んで全体のラップアップを行い、報告書を両国に提出しに行って無事実習終了となりました。
先生との初回コンタクトから約2週間、あっという間でした!
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました!
後半はただの日記のようになってしまいましたが、実務補習の一例として参考にしていただければ幸いです。
診断先企業に関する情報や時間が限られていたこともあり、深い診断をすることは難しく、診断報告はあくまで「診断体験」のレベル(先生から見ればおそらくキッ〇ニアのレベル。。。)に留まってしまいましたが、経営者の方を相手に、診断の一連の流れを体験できたことは本当に良かったと思います。
指導員の先生やチームメンバーにも恵まれ、有意義な2週間でした!
道場14代目メンバーの実務補習の受講所感や、アストロ的三種の神器については、以下の記事も是非参考にしてみて下さい^^
ブログ更新は火曜定休なので、明日はお休み。
明後日はトロさんです。
懐であたためていたインタビュー記事を放出するドン!
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