【2次試験】本番転ばないためのお守り by あらきち

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どうも!あらきちです。
2次試験まで残すところ12日となりました。
みなさんの2次対策は順調でしょうか?
自分なりの「80分間の過ごし方」は確立してきたでしょうか?
とは言っても、ストレート組の方は、1次終了後に2次対策を始めたことから時間がなく焦ってる方もいらっしゃるかもしれません。
多年度生の方も、人より長い時間勉強してきた分、「失敗するわけにはいかない」とプレッシャーがかかっている方もいるのではないでしょうか。
もし、まだ自分のやり方にモヤモヤがある方がいれば、昨日のYOSHIHIKOの記事の「道場マスター R4 2次試験対策 直前編」を読んでみてください。
(私の解法やテクニックもそこで紹介してくれています。)
何か直前期のモヤモヤを解消するヒントが見つかるかもしれません。

さて、もうすぐ本番という超直前期の今回のブログ。
私にとっては本番当日を除いて2次試験までの最後のブログです。
多年度生として合格まであと1歩というギリギリのラインで2回涙を飲んだ自分がみなさんに願うのは、
「とにかく本番いつも通りに力を発揮して欲しい。」
というただ1点のみです。
自信に満ち溢れている方も、不安を覚える方も、これまでの努力は無駄ではなく確実に自分のものになっています。
ただ、努力したからこそ緊張します。
どうしても初見問題なので、特別難しく感じてしまいます。
(答えは例年同じようなものになるのに。)
そして、評価は当然、本番当日の出来栄えの品質で評価されます。
だからこそ、努力してきた皆さんに、本番いつも通りの力を発揮して欲しいのです。

そこで今日は、ノウハウは十分貯め込んできたであろうみなさんに、本番安定して力を発揮することにこだわっていた私が大事にしていた、「本番転ばないための秘訣」を紹介します。

わたしは試験当日の受験会場で、間もなく試験が始まるという際に緊張しないために、妻が作ってくれた「合格のお守り」を会場に持って行っていました。
そして各事例に取り組む前にそのお守りを見ることで、
「 よし、いつも通りやればいいだけだ。 」
というように、集中しつつも自分の気持ちは落ち着いた状態で試験に臨むことが出来ていました。
皆さんは、自身が平常心でいられるためのツールや対処法があるでしょうか?
ある方は、対策ばっちりです!ぜひ平常心で臨んでください!
「そんなの無いし、本番どうしても緊張する。」
「というか今もう既に緊張して仕方がない!」
そんな方は、安心してください。

再現性のオニといじられる私が、合格にご利益のある?自身が会場に持って行っていたお守りを、今年受験されるみなさんの合格を祈念し、再現して作ってみました。

合格を祈願するダルマです。
全部手作りなので、なんとも言えない愛くるしさがあります。
こいつをしばらく見ているとなんだか「大丈夫!」と言ってくれてる気がしてきます。
(自分だけか・・・。)
そして、ふざけているわけではなく、これは本番転ばないためのダルマなので、作りながら私が当日大事にしていたことも詰め込んでおきました。

「絶対に転ばないダルマのお守り」として、一番底に詰め込んだ最重要ポイントがこちらです。
- 「落ち着いてやる」
- 「いつも通り」
- 「与件に沿って」
- 「完璧を求めない」
- 「いつも通り」
わたしは「加筆した抽象化ブロックシート全体=ファイナルペーパー」でしたが、その最終ページ余白に上記のことを書いており、試験が始まる直前に必ずチェックするようにしていました。

本番転ばないために最重要なのはこれです。
「いつも通り」は何回確認しても良いぐらい。
また、具体的に文章でも以下のように書いていました。
- 初見問題でも問われていることはいつも同じ。セオリー通り、練習通りに考えて書く。
- 落ち着いてやれば60点以上は確実に取れる。制約条件意識。あくまで与件重視。こだわり過ぎない。
- 想定通りに手早く出来そうな問題から取り組む。編集に時間取られる、分析のいる問題は後回し。
- 40分たったらとにかく書き始める。きれいに書けそうな問題から書く。完ぺきを求めない。途中でも時間意識。書かなければ点にならない。
- もしパニックになったら、「いつも通り」と一旦落ち着く。与件・設問・知識に立ち返る。切り分けが難しい場合は、「レイヤー」「現場」「作業」「計画」等で一旦考え、分からなければ重複しても良い。
- 自分が難しいと思うものは周りも同じ。「いつも通り」「与件に沿って」「いつも通り」
しつこいぐらい「いつも通り」と書いています。
もちろんダルマのお守りにも「いつも通り」としつこいぐらい詰め込んでおきましたので、10秒見つめていると「いつも通り」とダルマが語りかけてくれます。

それから、各事例ごとに注意していたポイントも、併せてダルマの中に詰め込んでおきました。
事例Ⅰ
- レイヤー注意。「戦略」「組織」「人事」
- 特に「戦略」の設問は、外部環境(市場、競合)、戦略名を意識する。差別化、高付加価値化、コア、選択と集中
- サハホイヒ+権限移譲。ノウハウ、シナジー、組織活性化、モラール(士気)
事例Ⅱ
- 事例Ⅱは小規模事業者。与件のリソース、外部リソース
- DNDK(だなどこ) ※ターゲットは記載あれば省いて良い
- 4P、ニーズ、ジオデモサイコ、個別マーケ、一貫性、効果・理念意識
事例Ⅲ
- QCD、4M、⑴の強みは⑷へ
- 強みは特にQとDの優位性:高い○○力、VRIO分析(ノウハウ、〇〇体制)
- 問われ方が違うだけで、問われている事と対処法は大抵同じ
- 受注生産:納期管理、 見込生産:在庫管理
- 因果関係を意識。問題の根本原因
生産管理
- 生産計画:計画の①基準(優先順位)、②範囲、③立案サイクルをチェック
- 生産統制:進捗管理、余力管理、現品管理⇔日程計画、工数計画、調達計画
進捗管理:各班や各部にまたがる、外注が絡む、納期遵守の場合は強化。作業同期化
余力管理:ボトルネックがある、負荷が均等でない、連携取れていない場合は強化
現品管理:在庫の過不足がある、納品リードタイム変化した場合強化
生産性向上
- 作業研究⇒標準時間設定⇒標準化⇒マニュアル化⇒OJT⇒多能工化、技能承継
- DB化⇒一元管理⇒情報共有
- 自動化⇒少人化⇒余力⇒相互応援体制
- 段取改善⇒余力考慮⇒ロットサイズ適正化⇒手待ち削減
- IE(作業研究)⇒動作のムダ削減⇒手待ち削減 など
事例Ⅳ
- 経営分析から解く(小数点、四捨五入、解答欄注意!記述は与件意識。)
- 次は記述問題。NPVは後回し
- 制約条件はマーカーを引いてチェック
- 解けそうなものから解く。難問より簡単な問題の検算
- 計算式だけでも書く。空白にしない
- CFの未収・未払・配当、節税効果等の引っかけがあることを意識
- CVPは方程式!食らいつく!

これらのことが私が各事例ごとに注意していたポイントでした。

2次試験前のわたしの最後のブログはこれでおしまいです。
緊張はどうしてもしてしまうから、上手く緊張と付き合って本番いつも通りの力を発揮し、
「とりあえず、今の自分の力は出し切った!」
「あとは周りの受験生次第。結果を待つのみ!」
試験終了後に、皆さんがそう思えていることを願います。
そうなれば、きっと合格しているはずですから。
自分は合格まで時間がかかってしまったけれど、道場ブログを読んでいただいている皆さんは、今年の2次試験で実力を発揮して合格できますように。

これで本番もいつも通り!
明日はリットです!
きっと大丈夫!
まだまだ間に合う!

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いつも読ませていただいております。
貴重な情報ありがとうございます。
私は今回が4回目の受験となります。
道場は、4年前から読ませていただいております。。。。。笑
これまでの3回の試験や1次試験も含めて、本番当日のギリギリまで、一点でも多くとってやるという気持ちで、ファイナルペーパーをガリガリと読み漁っていました。本番前日も、たしか、事例を3っつくらい解いていたと記憶します。
本番一週間前まで、不安を解消するためにと、ガリガリと事例を解きまくり、数日前からは、緊張のあまり眠りも浅く、完全に、神経をすり減らし、疲れ切った状態での本番への突入。といった感じでした。
でも、絶対取ってやるという強い気持ちでいましたので、気合で乗り切り、試験が終わった後は、何にもできないくらい疲れ果て、、、、、という感じでした。 (結果は不合格。)
そういうこともあったので、4度目の今回は、今週一週間は、あまり無理をせず、一日、事例2つづつ解いて、丁寧に丁寧に答え合わせや足りない知識を補充していこう。それこそ、前日は、何もせず過ごしてもいいかな。という具合にゆとりをもって挑もう。と決めています。
あらきちさんは、多年度受験生でいらっしゃったのですね。
あらきちさんであれば、私の気持ちを理解していただけるかなと思い、気持ちを書かせていただきました。
ぺっぺさん
コメントありがとうございます。
試験前はとても不安になりますよね。
自分も多年度生として、人より長い時間勉強してから試験に臨んでいたので、共感するものがあります。
ぺっぺさんは4度目ということで、わたしよりもご努力されているでしょうし、諦めずにチャレンジし続けていることを尊敬いたします。
それだけご努力されてきたことは、きっと他の受験生の方よりも深く知識として身についているはずです。
そして、多年度生だからこそ、本番がいかに緊張するものであり失敗を引き起こしやすいかについてもご経験されています。
つまり、ぺっぺさんは➀合格のために必要な努力、➁合格のために本番すべきことの理解、の2つについて十分満たされている状態ではないでしょうか。
ですので、あとは「本番実行する」のみです。
もちろん、実行するのは本番すべきことを理解した上で努力してきたいつも通りの力を発揮することです。
コメントを拝見したところ、すでに本番いつも通りの力を発揮するための緊張との付き合い方についても、これまでの経験を活かして自分にとって良い対処法を見つけているように感じます。
ぜひ、気負い過ぎず、「いつも通りでやればいいだけなんだ。」ということを意識して、落ち着いて臨んでください。
それでも緊張するときは、ニコニコしただるまのお守りを見て、和んでいただけると幸いです。
試験まであと少し、ガツガツやることだけが最適解ではないと思います。
多年度生として、ぺっぺさんのことを応援しております。
合格だるまちゃんをプリントして、4事例それぞれのファイナルペーパーに貼りました!
ありがとうございました。これで当日も落ち着いて臨めそうです。
しろみさん、コメントありがとうございます!
今年2次試験を受験するみなさんの合格だけを願って一生懸命作っただるまなので、合格だるまを活用していただけて嬉しいです(^^)
特に試験当日は、テキスト等を机から片づけるように言われてから、実際に「試験を始めてください」と言われるまでの沈黙の時間が長く、緊張しやすくなりがちなので、転ばないだるまのことを思い出して「いつも通り」で良いんだと落ち着いてもらえると幸いです。
合格だるまを通して、心から応援しています。