模試をしゃぶりつくす ~鶏ガラ模試活用法~ by にに

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こんにちは!ににです。

4月は、本番モードへの切り替えの時期です。
新しい年度の始まりということもありますし、中小企業診断士試験関係のさまざまなイベントが行われる時期でもあります。

まずなんといっても、4月16日(土)にわれわれ一発合格道場の春セミナーが開催されます!

最初がそれかよ、とか言わないで

あとちょうど1週間後の開催ですが、できるだけたくさんの有意義な情報をお届けできるよう、メンバーそれぞれが日々ブラッシュアップを続けています。

参加申込受付はもう終了していますが、17時30分からの懇親会のみの参加はまだ受付中です!特に孤独学で頑張っているあなた、情報収集や息抜きとして参加してみてはいかがでしょうか。同じ目標に向かって努力している同期受験生と触れあうと、またモチベーションも高まりますよ。
お申込はこちらから。(Google Formが開きます)

※セミナーのキャンセルや『申し込み完了メールが届いていない』などのお問い合わせは、shindanshi.dojyo13@gmail.comまでご連絡くださいませ。

そして、受験のための第一関門ともいえる、1次試験の試験案内配布・申込受付が4月28日(木)から始まる予定です。どれだけ勉強をしても、申込をしなければスタートラインに立つことはできません。方法を中小企業診断協会のサイトで確認し、くれぐれも、申し込みし忘れたなんてことがないようにご注意ください。

余談:申込は早い方がいい?

申込受付期間は4月28日(木)~5月31日(火)です。けっこう長いですが、いつ申し込むのがいいのでしょう?

一説によると、できるだけ早い方がいいそうです。
その理由は、

  • 申込順に受験会場(教室)に割り当てられる = 同じ時期に申し込んだ人が同じ教室になる
  • 早く申し込む人はモチベーションが高く、真剣に試験を受ける人が多い
  • 結果、真剣な人が多い教室で試験を受けることになるため、ピリッとした空気の中で臨むことができる

というものです。

真偽のほどはわかりませんが、こういう細かいところからこだわっていくの、割と大事だと思います。実際にいい環境で受験できるかもしれませんし、なにより、少しでも合格可能性を上げるための行動をすることそのものがやる気につながりますよね。

受験申込受付開始と時を前後して、模試のシーズンも始まります。
4月30日(土)・5月1日(日)には、LECの1次ステップアップ模試TACの2次実力チェック模試が開催されます。
どちらもまだ申込受付中(2022年4月8日時点)のようなので、受けようと思っているあなたは、申込をお忘れなく!

模試を受けようかどうか迷っている、あるいは受けることは決めてるけどできるだけ効果的に活用したい、と思っているあなたへ、この記事を贈ります。ぜひこの記事を最後まで読んでください。
ちなみに模試を受けた後は、13代目が誇るPM、さろの「もしP」で学習計画を見直し、PDCAを回してみてください。

受けるべきか、避けるべきか、それが問題だ

シェイクスピアさん
シェイクスピアさん

To take, or not to take the exam, that is the question.
試験を受けるべきか、避けるべきか、それが問題だ

実際にしゃべったのはシェイクスピアさんではなく、ハムレットさんです

にに
にに
リトルにに
リトルにに

いやハムレットも試験を受けるかどうかなんて言ってない

思いついてしまったので無理やり入れてしまいましたが、タイトルが「鶏ガラ模試活用法」であることからも分かるとおり、この記事は模試を受けることを前提として、せっかく受けるならば隅々まで活用しよう、という主旨です。

なので、上記のシェイクスピアさんの命題については、「受けるべき」というのが答えとなります。

さて模試に関する命題としてはもう一つ、以下のものもあるでしょう。

シェイクスピアさん
シェイクスピアさん

At home, or at venue, that is the question.
自宅で受けるか、会場で受けるか、それが問題だ

しつこい!

リトルにに
リトルにに

再びシェイクスピアさんに出てきてもらいましたが、予備校などの教室まで出向いて受ける(以下「会場受験」)か、自宅等場所を限定せず受ける(以下「自宅受験」)か、です。

これはどちらにもメリットデメリットがあると思いますが、鶏ガラ模試活用法的には、会場受験をオススメします。

時間の制約や感染症のリスクなどもありますが、それらのデメリットを補って余りあるほどのメリットが会場受験にはあります。模試をしゃぶりつくすためには、事情が許す限り会場受験を選ぶべきです。

模試のメリット

というわけで、いよいよ本題です。まずは模試を受けることのメリットから。

大きくいうと以下の3つが挙げられます。

模試を受けることのメリット

  • 自分の現在位置と弱点を知ることができる
  • 予備校渾身の予想問題を入手できる
  • 本番のシミュレーションができる

自分の現在位置と弱点を知ることができる

     模試のメリットといってまっさきに思い浮かぶのはこれですよね。特に孤独学の方にとっては、数少ない外界との接点となる機会なので、重要です。

模試の結果は、「得点」と「順位」として返ってきます。ダイレクトに数字で表されるのでどうしても気になってしまいますよね。でも、模試は本番とは問題の作られ方や難易度が違います。数字そのものに一喜一憂する必要はありません。

ちなみに、私は去年4月のLEC1次ステップアップ模試を受けましたが、「ステップアップ模試」と銘打ってあるとおり、基本的な問題が多かったという印象です。
なのでこの模試の場合は、いい得点が取れたとしても割り引いて考えるべきでしょう。

一方、順位はおおよその現在位置を知るのに有用です。とはいえこれも、受験生全体の中での位置を正しく表しているかというと、そんなことはありません。模試を受ける人は全受験生の中の一部ですが、意識が高くレベルも高い人が多いと想定されるので、順位はある程度は割り増して考えてよいかと思います。

にに
にに

統計的にいうと、標本に偏りがあるため母集団を正しく推定できていない、という状態です。

無作為抽出じゃなくて有意抽出になってるってことだよ!

リトルにに
リトルにに

2次試験の模試の場合は、1次試験よりもさらに「得点」「順位」の持つ意味は薄れてきます。
設問も配点も解釈も、あくまでも予備校で作られたものです。いくら実績がある予備校であっても、どうしても本番のものとは違いがあります。

なので、2次試験の模試に関しては、論点のチェックと後述する本番のシミュレーションに重きを置いて臨みましょう。

ただし、1次模試でも2次模試でも、気にするべき数字が一つだけあります。それは問題ごとの正答率/得点率です。
多くの受験生が正解している問題を落としていたとしたら、その論点は重点的に対策するようにすべきです。

予備校渾身の予想問題を入手できる

模試の問題が本番でも出たら、予備校は「的中しました」とアピールできます。的中率は模試の、ひいては予備校自体の精度を数字で明確に表すことができる指標となるため、予備校はかなり力を入れて作成します。つまり、それ自体が良質な予想問題であるといえます。

せっかく受けるのですから、当日のたった1回だけで終わらせるのはもったいないです。繰り返し復習して、そこに出た論点は間違いなく解答できるようにしましょう。

ただし、本番にも少なからず存在する得点させる気がない奇問難問も忠実に再現されている場合があるので、それは捨てる判断も必要です。ちなみにそういった問題は、解説でも「捨て問」と教えてくれます。

本番のシミュレーションができる

「本番のシミュレーション」と聞いて、何を思い浮かべましたか?

まずは試験時間中です。問題そのものを解くことは当然なのでここでは省くとして、以下のことも事前に想定しておいて、模試のときに試してみましょう。

  • 問題を解く順番
    1次試験なら、例えば企業経営理論で解きやすいマーケティングの分野から解き始めるとか、逆に苦手な分野を先に片づけるとか、いろいろ戦略が考えられます。あなたの性格や考え方に合わせて戦略を立ててみてください。
    2次試験は、解く順番がもっと重要になります。戦略はいろいろあります。ここ一発合格道場の過去記事でもたくさん紹介されているので、ぜひパクってカスタマイズしてください。
  • 解く・捨てるの判断
    前述のとおり、1次試験では得点させる気がない奇問難問も出題されます。そういった問題に時間をかけず捨てる判断ができるかどうか、その練習をしましょう。
  • (1次試験)マークシートの塗り方
    これは個人の好みが大きく出るところだと思います。だからこそ、模試の場でシミュレーションすることに価値があります。どんなやり方でも間違いではないので、科目ごとに変えていろいろ試してみて、一番しっくりくるやり方を見つけてください。
  • (2次試験)メモ用紙の作り方
    これもいろいろなやり方があります。定規を持参してスパッと破るとか、大外の1枚を外して使うとか。
    ちなみに私は、定規の使い方を習得できる自信がなかったので、大外1枚派でした。

さて、本番のシミュレーションとは上記の試験時間中のことだけでなく、それ以外のことも含まれます。というより、ここから先がこの記事の肝要な部分です。

模試が開催される土曜日と日曜日、朝起きる前から本番のシミュレーションは始まっています。

  • 起床時刻・朝食
    一般的には、試験開始時刻の3~4時間前に起きると良いといわれています。また、朝食は2~3時間前までに消化の良いものを食べておくのが良いようです。
  • 会場までの移動、到着時刻
    模試と本番では会場が違うことが多いと思いますが、似たような交通手段で移動することになると思います。移動手段の選択や、開始時刻のどれくらい前に会場に着くかの計画を立てましょう。
  • 持っていく教材(テキストやファイナルペーパー)
    特に1次試験で顕著ですが、1日3~4科目もあるのでテキストなどの教材を全部持っていくと重く、かさばります。本番のときに何を持っていくか考え、実際にそれで足りるのかどうかを確かめてください。
  • 筆記用具などの持ちもの
    鉛筆(シャープペンシル)、消しゴムをいくつ持っていくか、2次試験ならマーカーやボールペンも使うかもしれません。また、時計も必須です。
  • 休み時間の使い方
    各科目の間の休み時間の使い方がもっとも重要です。最後の復習をするか、食事やおやつで栄養補給するか、あるいは仮眠を取って体力を回復するか、散歩やストレッチをして気分転換するか。いろいろ試してみて、次の科目でもっとも力を出せるやり方を見つけてください。

これらのシミュレーションを本番に近いかたちで行えることが、会場受験をオススメする最大の理由です。

そして、模試当日だけじゃなく、1~2週間前からもやることがあります。

  • 直前期の学習計画
    暗記科目の詰め込みなど、本番の直前期にやろうと思っていることをやってみてください。その状態で模試を受けることによって、どれくらい詰め込めばよいか、他の科目への影響はどれくらいかなどを体験することができます。
  • 生活リズム
    就寝・起床時刻や朝食のタイミング、トイレに行くタイミングなど、試験の時間に合わせて調整していきましょう。

これらは、行動をシミュレーションするというより、本番に近い状態で当日のシミュレーションを行うことにより、シミュレーションの効果を高めるための準備です。せっかく貴重な時間(とお金)を使って模試を受けるのですから、骨の髄までしゃぶりつくしましょう。

模試への取り組み方

さて、(できれば会場で)模試を受けることを決め、そのメリットを享受するために何をすべきか把握したあなた。直前期の学習計画を実行し、生活リズムを整え、ついに当日を迎えました。当日の2日間、試験の時間もインターバルの時間も無駄にせず、すべてを本番のシミュレーションとして活かしてください。

本番を模すという意味で、意識しておくべきことがあります。

模試で意識しておくべきこと

  • 得点にこだわる

“模擬”試験とはいえ、試験は試験です。本番と同じ心構えで、本番と同じく得点を1点でも積み上げることに全力を尽くしてください。

この時期の模試なので、まだ学習が進んでいない科目もあると思います。よくわからない論点が出題されることもあるかもしれませんが、そういった問題でも全力で点を取りに行ってください。

得点を取るために必要なことは、「正解のマークを塗る」ことです。「論点を理解しているかどうか」は、得点には直接関係ありません。もちろん、日々の学習の中では「理解してないけど正解の選択肢はわかる」という状態は非常に望ましくない状態ですが、こと試験となると、理解の有無は答案には表れません。知らない論点でも、どうにか解答までたどり着くよう努力をしてみてください。その能力は本番でも必ず役立ちます。

一方、模試を受けるうえでやってはいけないこともお伝えしておきます。

模試でやってはいけないこと

  • 得点にこだわる

模擬“試験”とはいえ、模擬は模擬です。あくまでも得点は二の次、本番に向けた練習、経験の場として活用することが最重要です。

具体的には、以下のような行動は、本番での合格に向けて百害あって一利なし、です。

環境のいい席に座る

模試の教室では、席は自由なことが多いです。だからといって、壁際や一番後ろなど環境のいい席を選ぶことはやめましょう。
本番では席は選べません。最悪を想定して、前後左右に人がいる席や狭い席など、できるだけ不便な席に座りましょう。近くに貧乏ゆすりをする人や電卓を壊さんばかりの勢いでたたく人がいれば最高です。
本番ではもっと楽な環境で試験を受けることができます。

開始直前までテキストを見る

模試では、問題が配られる直前までテキスト等を見返すこともできますし、そもそも問題が配られてから試験開始までの間隔が短いです。そのぎりぎりまで使って最後の詰め込みをすることは、模試の得点を上げることにはつながりますが、本番での合格点からは遠ざかります。
試験本番では、長々とした注意点や禁止事項の読み上げが科目ごとにあります。その時間は避けようがないものなので、模試で疑似的に経験しておきましょう。試験官が教室に入ってきたあたりでテキストを見るのは終わりにし、あえてただ待つ時間を作ると良いと思います。

途中退席する

全科目受けるとすると、1次試験で2日間510分、2次試験は1日で320分という長丁場となります。さすがに疲れます。もう解けない、次の科目に備えよう、帰ってゆっくりしたい、どうせ本番じゃないし、なんて思うかもしれません。

でもそこをぐっとこらえて、試験の制限時間をフルに使って頭を回転させてください。試験本番で100%の力を尽くすためには、模試でもそれを経験しておく必要があります。
あいまいな記憶で解答した問題を再考しましょう。設問の読み間違いはないか、マークミスはないか、確認しましょう。模試でやっておかないと、本番でもやれません。

本番でそうやって拾えた1点が、合否を分けるかもしれません。

おわりに

模試の直前期から当日まで、問題そのもの以外での活用法ということで「鶏ガラ模試活用法」をお伝えしてきました。当日までこのやり方で模試をしゃぶりつくした後は、冒頭でも紹介したとおり、学習計画の見直しにも活用してくださいね。それでこそ真の鶏ガラ活用法となります。

明日はまん!まさかの3連続絶叫スタートとなるかどうかが注目です!

さあどうでしょう?

まん
まん

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