もし診断士試験にPMを導入したら? ~監視・コントロール篇~ byさろ

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さろ
さろ

どうも、さろです。

暖かくなってきましたね。私の町では桜の開花が遅かったので、ちょうど今春セミナーのご案内をしている画像にあるような満開に近づいています。

先日お腹が空いているのに何も食べずに仕事をしていたら、意識が朦朧としました。補給はこまめにとって、よいコンディションを保つのは基本ですよね。皆さんもお気をつけください。

春セミナーは満員御礼となりました。たくさんのお申し込みありがとうございました!現在、13代道場メンバーで、参加者の皆様がいま必要とする情報は何だろう?と考えをめぐらせて、準備中ですので参加予定の方はお楽しみに。なお、17:30~の懇親会はまだ空きがありますので、参加ご希望の方はこちらよりお申込み下さい!

*『セミナーのキャンセル』『申し込み完了メールが届いていない』などのお問い合わせや不具合がございましたら、『shindanshi.dojyo13@gmail.com』までご連絡いただけますよう、よろしくお願いします。

さあ、いってみよう。

今回は前回に引き続き、もし診断士試験にPM(プロジェクトマネジメント)を導入したら?の後半戦として、監視・コントロール篇を書きたいと思います。
自分が立てた「計画」にもとづき、勉強を「実行」し、その効果が計画通りに進んでいるかを「監視」し、うまくいっていないならば「コントロール」することの大事さを実体験を元にお伝えしたいと思います。私は「監視」方法として公開模試を受けることとしました。

PMBOK 5つの「プロセス群」と10個の「知識エリア」

そういえば、前回もこの表でそんな話してたね。話が続いているんやね。

アシスタント:仁王ちゃん
アシスタント:仁王ちゃん
さろ
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そだよー。でも、まずは公開模試の紹介からするね。

 

公開模試って?

公開模試とは、大手の予備校などが開催する、実際の試験方式に沿った方法(出題形式、時間)で行われる模擬試験のことです。予備校の講師の先生方が、これまでの出題傾向や、最近のトレンドを含めて問題を作成した魂の問題集だと私は考えています。私の受けていた通信教育(診断士ゼミナールさん)では公開模試が行われていないので、私はTACさんの公開模試を申し込みました。

公開模試を受けるメリットは;

  • 初見の問題を使って、現時点の自分の実力を知ることができる
  • (特に)経営法務、中小企業経営・政策は新しい情報に沿った出題傾向を知ることができる
  • 試験本番の雰囲気を味わえる

1つ目の「初見の問題を使って、現時点の自分の実力を知ることができる」は、私が一番期待した「監視」機能です。過去問を繰り返し解くことでも実力は分かるのですが、繰り返し解いていくと答えを覚えてしまいますので、初見の問題で力試しをすることは重要だと思います。ここで良い点が取れた人は、今やっている勉強方法が間違っていないという自信を持てます(決して過信はいけませんよっ!)。逆に合格点に届かなかった人も、まだ本番までは時間があるので、自分の苦手をあぶり出して、対策を打つことができます。

2つ目の「(特に)経営法務、中小企業経営・政策は新しい情報に沿った出題傾向を知ることができる」は、私にとっては想定外のメリットでした。大手予備校が作成する公開模試の問題は、その年に出題されそうな問題が多く出題されています。例えば法改正された点や、中小企業向けの政策で拡充された点などです。採点結果などと一緒に解説動画解説冊子がもらえますが、最新の情報が詰めこまれたお宝教材でした。大手予備校のもつ豊富な情報収集力・分析力がいかんなく発揮されて作成されたものであり、私が大手予備校の公開模試を受けることをオススメする大きな理由です。

3つ目の「試験本番の雰囲気を味わえる」は、試験慣れしていない方には大事かもしれません。試験は思ったより集中力を使うので、2日で7教科のテストを受けるのは大変で、最後の方は集中力が無くなってきます。それを本番の前に味わえるというのは大事かもしれません。試験で100%の力を出すためのコンディショニングやメンタルの整え方は、マラソンのレースで本番にピークを持って行く「テーパリング」という手法に似ているので、そのうち ゆるわだ として記事にしてみてもいいかなと思っています。端的にいうと「一夜漬けをするな!」「こまめに補給せよ!」です。

大手予備校の公開模試を一度は受けて、自分の現在位置(苦手分野)を確かめておこう!

 

どんな公開模試がある?

私が調べた限りの公開模試の情報を以下に示します。

模擬試験名称試験日ステータス
大原/1次公開模擬試験2022/6/18(土)、19(日)受付中
LEC/1次ステップアップ全国模試2022/4/30(土)、5/1(日)受付中、会場受験の申込みは2022/4/27(金)まで
LEC/1次ファイナル全国模試2022/6/25(土)、26(日)受付中、2022/5/5(木)まで
TAC/1次公開模試昨年は5月下旬に開催情報更新前
大手予備校が開催する公開模試情報一覧(申し込みサイトへのリンクもあります)

現在申し込みができるのは、大原さんの1次公開模擬試験、LECさんの1次ステップアップ模試および1次ファイナル模試です。TACさんの1次公開模試はまだ情報が更新されていません。去年は5月末に実施されましたが、今年はどうなんでしょう。。。

数多くの模擬試験を受けたわけではないので、どこが良いとかいうアドバイスすることはできないのですが、LECさんは1次試験だけで2回も模擬試験を実施してくれているので、こまめに実力試しをしたい方にはオススメですね。まだ申し込みも間に合いそうです。こだわりがなければ、ご自宅から通いやすい場所で会場受験できるところを選ぶのもいいと思います。オンライン受験が可能なところであれば、答案を期日までに郵送すれば良いので、日程にも場所にも縛られず、自由度の高い模擬試験を受けることができます。

私はTACさんの公開模試をオンラインで受験しました。試験後に見た解説動画では、講師の方々が問題に込めた熱い想いを感じました。

 

監視:私がTAC公開模試を受けた結果

私が2020年にTAC公開模試を受けた結果を公表します。

2020年TAC公開模試を受けた結果

見て分かるように1科目も60点取れておらず、経営法務と中小企業経営・政策では40点を下回る赤点(×で表記)という散々たる結果です。

もう少し取れると思っていたので、1科目も合格できない状況にはへこみました。

結果を伝える声が震えてたもんね

合計点数は306点、偏差値は45.2、総合評価は「C」。ギリギリだが合格ボーダーライン上という結果でしたので、ポジティブに頭を切り替え、40点取ることができなかった苦手科目である経営法務と中小企業経営・政策の勉強方法見直しを行いました。

経営法務と中小企業経営・政策はいわゆる暗記科目なので、知識を詰め込むよりも問題を多数解いて慣れていくしかないなということで、道場の基本理論であるアウトプット・スピ問重視論にあるように、スピ問を取り入れることとしました。コストはかかりますが、ここは投資が必要と判断しました。

 

コントロール:試験計画の見直し

年初に立てた計画書(前回紹介)を、この時点でブラッシュアップしたのが以下です。

さろの試験計画(見直し後)

大きく変えたのは、スピード問題集によるアウトプット重視の学習を取り入れたことと、その勉強時間を確保するためにゴロ勉(私の初回記事参照)を開始したことです。品質のところでは、それまでは各科目60点以上を目指していましたが、不得意科目で40点以上を取ることを重視する作戦に切り替えました。(別に変わったことをしてないやん、っていうツッコミは受け入れます。。。)

しかし、この頃リスクが顕在化してきたのはコロナ感染症の蔓延です。案の定、私は県外への移動自粛の要請を受け、2020年は受験を取りやめました(受けていたら、力不足で落ちていたでしょうけど)。無理に受験することも可能ではありましたが、ステークホルダーである家族に迷惑をかけたくない、心配をかけたくないという気持ちで、リスクが大きすぎると判断し断念しました。ステークホルダー(家族)あっての受験なので、私が受験を諦められたのも、リスクを明確にできていたことが効いていたのかもしれません。

今もまさか戦争が始まるとは夢にも思いませんでした。潜在するリスクを認識し、対応策を考えておくということは、今後も重要だと思います。

 

計画を見直し、PDCAを回した結果

2020年の受験をあきらめた私が、もう一度自分の実力を「監視」するために受けた2021年の公開模試の結果、および1次試験本番の点数の比較を下に示してみます。

まず、2020年公開模試(青)2021年公開模試(オレンジ)の結果を比較すると、全体的に点数が上がっています。2年間勉強した勉強時間の効果は大きかったのだと思います。特に赤点だった経営法務と中小企業経営・政策は赤点を脱出しているので、スピ問の成果は確実に出たと言えると思います。代わりに企業経営理論が赤点(24点)となっていますが、そこまでの苦手意識はなかったので、気を引き締めようと思った程度だと思います。この年の合計点数は389点、偏差値56.0、総合評価はBでした。

2021年公開模試(オレンジ)1次試験本番(グレー)の結果を比較すると、4教科が得点上昇、3教科が得点減少という結果です。公開模試から本番までに追い込みの勉強した成果とも言えますが、感覚的には公開模試は本番より難しく作られている(講師の方々の分析によって作られた良問である)ので、点数稼ぎのできる問題が少ないことが理由かなと思います。なので、公開模試で420点取れなかったからといって、全く落ち込む必要はないと思います。油断や過信はダメですが、苦手をあぶり出すための「監視」だと考えましょう。

 

さいごに

私の場合、結果的に1次試験を無事合格することができたので、「結果論で書きやがって!」と思われる方もいらっしゃると思いますが、こういう例もあるのだと参考までに読んでいただけたなら幸いです。

今回の記事で私が伝えたかったことをまとめると、以下の2つです。

  • 「計画」どおりに勉強が進んでいるか「監視」するために、大手予備校の公開模試を1つは受けてほしい!
  • 公開模試で合格点数が取れなくても、苦手科目を「コントロール(対策)」すれば、本番には得点が必ず伸びる!

公開模試は今月末に行われるものや、1ヶ月後には締めきられている模試もあります。公開模試を受けてみようとお考えの方は、申し込みを忘れてないように、お早めにお申し込みください!ベストを尽くされることを願っています!

明日は、笑顔がチャーミングななおです。よろしくちゃーん♪

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