事例Ⅳ・経営分析マニュアルby元吉本芸人☆診断士(登録予定)なお

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4月16日開催の春セミナーは満員御礼ですが、17時30分開始予定の懇親会はお席に若干の余裕があります。初めての方は参加しずらいとは思いますが、診断士受験という共通の話題のある飲み会です!あたりの柔らかいメンバーばかりですので勇気を出してこちらのフォームからポチっとな(^^🎵

ハイ、おはようちゃん♪
元吉本芸人☆診断士(登録予定)のなおです。
先日いよいよ我が家にも得点開示の結果が届きました。2次試験合格証書は受け取っていたものの、どうしても合格していると思えなかった自分は「得点開示をしたら協会側が集計ミスに気が付いて不合格となってしまうのでは!?」と心配し、予備校の先生にも相談してから開示請求に踏み切りました。
そんなわけないでしょ…

こっちは大マジだったのですが「大丈夫ですよ。それならきっと心優しき採点者に当たったと思えばいいじゃないですか。」と笑われてしましました。
なるほど。さようでございますか。
…結果は「事例Ⅰ69点/事例Ⅱ45点/事例Ⅲ59点/事例Ⅳ77点。ACBAで合計250点」ということ。乱高下した得点は、「吉本芸人→パチプロ→営業マン→大学8年生→診断士道場…」と山あり谷ありな自分の軌跡のよう。パチプロを職業にしようとしていたあの頃からは考えられない。我ながらよくやったぞ!そして、どなたか存じませんが心優しき採点者の方。どうもありがとう。(…そんなアホな。)
本日の内容:
事例Ⅳ・経営分析マニュアル
ともあれ事例Ⅲ終了時には173点と△7点のビハインドであり、最終の事例Ⅳで67点以上取らなければ不合格になっていたようです。自分も決して事例Ⅳが得意ではなかったのですが、一番努力が得点に結びついて・安定化できると考えて研究してきました。今回は私なりの「試験版・経営分析マニュアル」をご紹介されていただきます。
こんな方にお読みいただきたい
・「私の乱暴な仮説を聞いても怒らない」心優しき受験生の方々。
・事例Ⅳで足切りを心配している方
・後藤真希❤ゴマキ読んでるかな
経営分析の特性
・4科目の中で「唯一毎年出題される事がわかっている問題」で25~30点も配点されている。
・この30点は合格点の30/240点と考えるべき。
・解答も経営指標の数値であるため、ほぼ確実な正解が導き出せる
・おそらくは別解も用意させている
・ある程度パターン化されているため対応しやすい
・その上「傾斜配点」の可能性も充分に考えられる
→つまりはコスパ◎。経営分析で安定的に得点できれば、その他の不確定要素が強い部分(事例I〜3含めてね)の負荷を大きく軽減できるということです。極端に言えば2次は210点ぐらいで合格できる試験に変わるということですよ。
かなり悲惨な不合格パターン

関西地方でハイパー頑張って勉強していたAさんの例。
R2試験結果。
事例Ⅰ86点/事例Ⅱ69点/事例Ⅲ63点/事例Ⅳ39点→合計257点。
なんと事例Ⅳで1点足りずに足切りとなってしまったのです。この1点であと1年。数百時間・・・。事例Ⅰで86点取る方がよっぽど難しいぞ!
ちなみに。Aらきちさんの経営分析は下記の通り。
①OK。売上高総利益率
②NG。有形固定資産回転率
③NG。流動比率 110.64%
過去8年間の解答例
はじめにこの結果を見てほしい。大手予備校と「ふぞろい」さんの模範解答をリストアップしてみました。かなり乱暴なんですが、批判をおそれずに申し上げれば「つーかこれだけ覚えたらいんじゃね!」ってことです。


つまりは、収益性は①売上高総利益、②営業利益、③経常利益(これはちゃんと選びます)、効率性は④有個か⑤棚、安全性は⑥負債比率(自己資本比率も結論はほぼ一緒でしょ)と書いとけば「ほぼOK~!」ということですよ。ハハハハ!ほうら乱暴でしょうが(笑)。でもね、1年前は「ROE」とか「固定長期適合率」とか考えてた自分はこれでちょっと道が開けたモンですから!難しい話はできないですが、ひとまずはコレを頭に入れてから勉強してもいいじゃないですか。というハナシ。
私めのマニュアル
これで終了ではさすがに乱暴すぎなので紹介します。「後藤真希ちゃん」や「心優しき読者の皆様」はお付き合いください😌。添付は試験当日の私めの問題用紙です。カキコミに注目。


問題全体の配点と出題論点を確認したのち(5分位かけてちゃんと見る)
- 設問文の確認【開始~8分】
→「同業他社比較」か「前期比較」か
→優れている点なのか(OK)、課題(NG)なのか。それぞれどこに何個解答するのか
→小数点の確認
- 財務諸表の確認【開始~12分】
→B/S・P/Lを眺めて間違えないように「D社」側に丸をつける
→他社や前期と比べて「メッセージ性のある・違和感のある数値」をCheck!他社の長借が「0」とか
→与件に行く前に上記①〜⑥の経営指標を計算する
P/Lの隣に「粗・営・経」を書く
B/Sの付近の余白に「棚・有」と「負」(アッ!負債比率ね)を書く
※「>・<マーク」とD社の数値にだけ単位(%)を書く
- 与件文の確認【開始~17分】
→Ⅰ~Ⅲよりとても分かりやすく書いてある「S強み・W弱み」をcheckする。自分が予測した指標が解答になりそうか?与件から裏取りするのです。
- 指標の(仮)選択【開始~18分】
→だいたい上記の指標で収まるので、問題用紙の先ほど書いた6個の指標から「これかな」に丸をつける。これで該当しなかったら「流動・当座比率」あたりを検討しましょう。
指標選択のポイント
・流動(当座)比率は100%以上ならNGにしない
・自己資本比率は40%以上ならNGにしない
・両社が1%以内の差なら選択しない
・とにかく深読みしない
もちろん正解かどうかは分かりせんが、「前述の13代目★あらきち殿は100%以上の流動比率をNG選択しているので」自分の流儀では「アウト」でございます。

あらきち。アウト~~!
とほほのほ…。


- 記述部分の検討【開始~20分】
→ここまで準備したらこれで上手く記述が書けそうか検討します。つまり記述の面からも選択指標に違和感がないのか考えるのです。記述もイメージができたなら、もう一度電卓を叩いて数値を確認してから記入します。
※本試験では「100%!コレだ!と全員が即答できる」設定にはならないはずです。だから深読みしすぎないのがポイントですが、自信がないor大事に育てたいなら一旦他の問題に移りましょう。自分は第4問の文章題を片付ける手順でした。個別問題に対処しながら頭を冷やして経営分析に戻ってきますが、実際には「エイヤー!」で決めてしまった方が吉。と思います。吉。吉。
記述も入れて25点満点なら25分、30点なら30分がひとつの目安
記述対応
記述については下記の通り完全マニュアル対応していました。
「基本のキ」
・指標も記述も必ず!収益性・効率性・安全性の3点を指摘する
・他社比較の結論は「高い」「低い」。前期比較なら「改善」「悪化」
・与件から拾った要素で球数を増やして記述する
≪解答フレーム≫
○○、○○で○○の為、収益性は高いが、□□で□□の為、効率性・安全性が低い。
ストックフレーズ
【収益性】
売上高総利益率
粗利。分数で考えてみよう。すなわち「売上高が下がったのか」「原価」が上がったのかということ。これが与件から拾えたかどうか。
↑高付加価値商品の顧客評価が高く
↓新規参入による市場激化で収益性が悪化
↓原材料高騰で仕入れ単価が・・・
売上高営業利益率
「販管費」に問題がある場合に指摘する。
・販管費に見合った売上が獲得できておらず
・手厚いサービスで人件費が重く
売上高経営利益率
主に支払利息などに問題がある場合に指摘する。
【効率性】
・有形固定資産に見合った売上が確保できておらず・・・
【安全性】
・長年の安定受注による利益剰余金(=内部留保=留保利益)が多く安全性が高い
・負債依存で安全性(収益性でも良い)が低い。(←コレ魔法のことば)
自分はこれらを組み合わせて機械的に記述問題に対応していました。
本試験での解答

≪記述≫
特徴は地元産の商品を厳選し効率性が高いが、負債依存と競争激化で安全性と収益性が悪い点。課題は地域密着で差別化して利益獲得、負債の返済を進め高収益化をすること。(79字・記述再現率90%)
≪当日の感想≫
「何〜!指標選択が4つだと~!」ひとヒネリされただけでさぁ大変!事例Ⅲまでで疲れ切っていた自分はエイヤー!と「効率性は良いけど、収益性・安全性に問題あり~!」と記入しました。正解は分からないが、77点だったことを考えると大きく外れてはいないのだろう。
おわりに
そうは言っても「繰り返しの練習」が重要です。ここまで読んでいただけた心優しき読者の皆様は必ず練習をしてほしい。例えば休みの日に過去5年分の経営分析だけを研究する日を作ってもいいだろう。極限状態の本試験当日は事例Ⅲまでで疲れ切って冷静な判断などできるはずがないのです。ほぼ全員が。その時に「無意識的に道の真ん中を歩けるかどうか」。それには練習と努力しかないと考えています。
一緒に頑張ろうぜ!
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