中小企業診断士とは?どんな資格試験?受験前に知るべきこと3つ

Ma.sato

こんにちは。Ma.sato@michinoku_dr)です。

本日は、中小企業診断士に現在興味を持っているけど、どんな資格試験なのか知りたいと思っている人向けの記事です。

受験しようか迷っている人、興味を抱いている人は要チェックです!

この記事を見ているあなたは、「中小企業診断士」に興味をもち、受験することも踏まえて中小企業診断士の試験がどのようなものか疑問に思っている人ではないでしょうか。

本記事では、中小企業診断士とはどういった資格試験なのかご紹介します。

結論として、合格するには難しい試験ですが、これから生きる上で有用な知識が一つの資格として凝縮して得られる魅力的な資格です。

ぜひ、本記事で中小企業診断士について一緒に確認し、受験を視野に検討しましょう!

Ma.sato

2023年(令和4年度)に受験を検討している人は、まずは中小企業診断士がどういった専門家なのか確認しましょう!

中小企業診断士とは

中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。

法律上の国家資格として、「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録される国が唯一認めた経営コンサルタントの資格です。

MBA(経済学修士)と同様に経営・経済全般についての知識を習得でき、2016年1月12日の日経新聞において「ビジネスパーソンが新たに取得したい資格」として1位を獲得する人気のある資格です(1)。

出典(1):日本経済新聞「中小企業診断士トップに」

Ma.sato

経営コンサルMBAと同等など、聞こえはいいですよね。

では、次にどんな試験か、受験を決意する前に知っておきたい3つのことについて確認していきましょう。

①中小企業診断士試験の試験日

例年では、以下のように中小企業診断士の試験が実施されます。

  • 1次試験   8月のうち2日間 
  • 2次筆記試験 10月のうち1日間
  • 2次口述試験 12月のうち1日間

令和2年度は新型コロナ感染症の流行前に試験日が決められ、当初東京オリンピック開催時期と重ならないように調整され異例の7月に施行されました。

また、令和3年度は2次筆記試験の合格発表日が2022年1月、2次口頭試験が1月23日と遅くなっています。

令和4年度の日程は、2022年4月頃に公表される予定です。受験を検討している人は、予定を事前に確認しておきましょう。

Ma.sato

個人的には、令和4年度は例年通り実施されるのではないかと予想しています。

そうはいえど、私の本業は医師ですが、新型コロナ感染症の動向次第ばかりはわかりません。

②中小企業診断士試験の受験科目

1次試験と2次試験ごとに受験科目について紹介します。

1次試験

1次試験は、中小企業診断士としての必要な学識を有しているかどうか判定される目的で施行されます。

以下の7科目から構成され、2日間、マークシート形式(多肢選択式)で実施されます。

  • 経済学・経済政策      60分
  • 財務・会計         60分
  • 企業経営理論        90分
  • 運営管理          90分
  • 経営法務          60分
  • 経営情報システム      60分
  • 中小企業経営・中小企業政策 90分

各科目それぞれ100点満点で合格基準は以下のようになっています。

① 第1次試験の合格基準は、総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満のないことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。


② 科目合格基準は、満点の60%を基準として、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。

令和3年度の試験日程について

なお、過去の試験問題は中小企業診断協会の中小企業診断士試験問題のHPで確認することができます。

2次試験

2次試験は、中小企業診断士として必要な応用能力を有するかどうか判定する目的で施行されます。

以下の4科目から構成され、それぞれ1日ずつ筆記試験口述試験が実施されます。

  • 事例 I   (組織・人事)
  • 事例 II  (マーケティング・流通)
  • 事例 III (生産・技術)
  • 事例 IV (財務・会計)

2次試験も各科目それぞれ100点満点で合格基準は以下のようになっています。

第2次試験の合格基準は、筆記試験における総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満がなく、口述試験における評定が60%以上であることを基準とします。

令和3年度の試験日程について

なお、中小企業診断士に登録する方法として、

  • 2次試験を通過する
  • 1次試験合格後に養成過程に進む

2つの方法があります。

Ma.sato

受験科目については、なかなかイメージがつかみにくいかもしれません。

より具体的なイメージをつかみたい時は、近くの書店で参考書や問題集をさらっと確認してみてください。

なお、養成課程については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてください。

中小企業診断士試験の難易度

次に、中小企業診断士試験の難易度として、合格率について一緒に確認しましょう。

1次試験

1次試験の合格率は約20%です。

直近5年間(H28年からR2年)の1次試験の合格率は以下のように公表されています。

年度 受験者数(※)合格率
H2814,25217.7 %
H2913,60521.7 %
H3014,34323.5 %
R114,69130.2 %
R211,78542.5 %
注1:受験者数(※)は、欠席した科目がひとつもない方の人数です。
出典:中小企業診断士試験 申込者数・合格率等の推移, J-SMECA
    令和2年度中小企業診断士第1次試験に関する「統計資料」, J-SMECA

この表を見ると合格率は年々上昇傾向で、易化しているように見えます。

しかし、令和2年度は新型コロナ感染症の影響で、受験の見送りについて中小企業診断士協会から配慮がありました。

また、見送られた方には受験料の還付も認められたため、記念受験の方などが辞退されて合格率が上昇した可能性も考慮されました。

そのため、試験が簡単になっていると捉えるよりも、R2年度は例外と考え、合格率はおおよそ20%程度と考慮しておきましょう。

2次試験

2次試験の合格率も約20%とされています。

2次試験の直近5年間(H28年からR2年)の合格率は以下のように公表されています。

年度受験者数(※)合格率
H284,39419.2 %
H294,27919.4 %
H304,81218.8 %
R15,95418.3 %
R26,38818.4 %
注1:受験者数(※)は、欠席した科目がひとつもない方の人数です。
注2 : R2年のデータは2021年1月5日の2次試験合格発表日に公表される予定です。
出典:中小企業診断士試験 申込者数・合格率等の推移, J-SMECA
        令和2年度中小企業診断士第1次試験に関する「統計資料」, J-SMECA

2次試験の合格率はほぼ一定に推移しています。

絶対評価の試験と公表されていますが、明確な採点基準や模範解答は公表されておらず、合格率が一定なことから相対評価ではないかとも噂されています。

ストレート(一発)で合格する確率

1次試験と2次試験の合格率はそれぞれ20%程度なため、

20 % (0.2) X 20 % (0.2) = 4 %

と合格率は低く、難易度が高い試験です。

直近5年間(H28年からR2年)の合格率は以下のように公表されています。

年度合格率(※)
H283.34 %
H294.21 %
H304.42 %
R15.53 %
R27.82 %
注1:合格率(※)は、同年度の1次試験の合格率 x 2次試験の合格率で近似しています。
注2 : R2年のデータは2021年1月5日の2次試験合格発表日に公表される予定です。
出典:中小企業診断士試験 申込者数・合格率等の推移, J-SMECA
        令和2年度中小企業診断士第1次試験に関する「統計資料」, J-SMECA

R1年度は5.53 %、R2年度は7.82 %と上昇していますが、それでも低い合格率で難易度が高い試験であることに変わりはありません。

また、R2年度は1次試験の合格者が多く、2次筆記試験の不合格者が多いためR3年度の2次筆記試験の合格率が一定して20%を維持する場合、合格する難易度はさらに高くなることが予想されます。

仕事や育児と並行して一発合格は可能か

難易度の高い試験に、仕事や育児などと並行しながら挑むことは想像以上に大変です。

しかし、受験者の年齢層は30-50代が多く、条件はほとんど同じです。多くの合格者が仕事や育児と並行しながら合格しています。

中小企業診断士の受験勉強をする過程で、知識はもちろんのこと、勉強の習慣などの生活スタイルも向上すること間違いありません。

これから一緒に受験勉強を始めませんか?

Ma.sato

なかなか難しい試験です。

2021年までの中小企業診断士の試験については、以下の記事でも分析しているので、ぜひ確認してください。

なお、最後に令和3年度の診断士アンケートの分析記事で、活動している分野や年収についても紹介しています。

さいごに 一発合格道場とともに歩む

本記事では、中小企業診断士とはどのような専門家なのか確認しました。

また、試験科目日程難易度について受験前に知っておきたい3つのことについてもも一緒に見てきました。

難易度だけを見ると、合格率約4%で「自分にはムリかもしれない」と思ってしまうかもしれません。

しかし、得られる知識はFPや簿記の知識はもちろんのこと、この世の中を生きるうえではこれ以上ないほどによくまとまった資格試験です。

一発合格道場は、これほどまでに有用な資格をストレートで一発合格できるように全力で受験生をサポートする団体です。

ぜひ、一緒に対策して「合格」という2文字を2023年度に手に入れましょう!

Ma.sato

今から対策すれば十分に間に合います!逆に、自分には無理だと思って諦めたら、そこで終わりです。

全てはあなたの行動力決断力次第です。勇気を出して始めてみませんか?

次回(12月27日)のMa.satoの記事では、1次試験で使用するおすすめの教材について紹介します。

明日はのきから25周目です。

それでは最後の終わりはいつもの一言で!
せ〜の!ばいび〜

Ma.sato


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