カテゴリ「 » 資料・データ提供」の記事



みなさんこんにちは、ゆっこです。このごろ朝晩はめっきり涼しくなって今年は秋らしくなるのが早そうですね。季節の変わり目で体調を崩しやすくなると思いますので夜は暖かくしてお休みになってくださいね。二次筆記試験まで残すところ6週間。大丈夫です、6週間あります。特にストレート生の場合まだまだここから十分にぐーんとレベルアップできますからね!

私の去年の今頃はまだ事例問題(過去問)に手をつけず、ひたすら全知識からのインプットに努めていました。しかし、ちょうどこの頃から子供が体調を崩して朝晩問わず小児科に駆け込むことが度々だったり、親の体調も悪化して実家での看護や病院への付き添いなどがあったりで、まとまった時間をとって勉強することが難しい9月でした。。

さて、そこで本日のタイトル、「細切れ時間でできること」です。

事例を解こうと思うと1事例70〜80分は必要になりますね(中には初見問題を60分で解くトレーニングをしたというツワモノもいらっしゃいますが、、、)。さらに解いた事例の自己採点と振り返りをしようとすると、初見の問題で1セット2時間半といったところでしょうか?忙しい社会人の皆さんなかなかこの時間を捻出するのにご苦労されているのではないでしょうか?

細切れ時間でできることはないか?

多くの受験生が気になる点だと思います。例えば夏セミナーでも話に出ました①設問解釈トレーニング。これは、過去問の設問の部分だけ抜き出した設問集を読んで、何が問われているのかを考えるというトレーニングです。他には②模範解答の写経。これは、ふぞろいなどの模範解答をノートに丸写しして解答の感覚をつかむというトレーニングです。私の場合はとにかく時間がなくこれらを実践するまでに至りませんでしたが、合格者の多くが実践した方法のようです。

他には、息抜きも兼ねて③”〇〇〇の夜明け”などの経済ドキュメンタリー番組を録画しておいて観る。ですとか、④J-NET21の”目指せ!中小企業診断士”の記事を読む⑤道場の過去記事を読み漁る!(きっとあなたにとってのお宝記事が埋もれていますよ!)などは私もよく実践していました。それから、元メーカー社員でありながら生産現場のことはよくわかっていなかったので、事例Ⅲのイメージをつかむため⑥YouTubeで工場の動画を観ることもしました。④〜⑥はスマホでもできるので、移動中や、家でゴロゴロ身体を休ませながらでもできるのが良い点ですね。③や⑥では文章ではなく映像でイメージをつかめるのが良い点だと思います。また、⑦中小企業白書に書かれている企業の事例を読むこともしました。実際、過去の白書に出た事例企業が本試験問題の事例企業のモデルになっているなんていう噂もあるようです(合格後に知りました)。

こうして見てみると、①と②以外勉強らしい勉強じゃないじゃないか、というツッコミが入りそうですね。ごもっともです。ですので最後に細切れ時間でできる最も有効な勉強として、⑧キーワード、メリットデメリットの暗記をオススメさせていただきたいと思います。

「金型(フレームワーク)を作る」ですとか「設問要求を解釈しそれに答える」ことの重要性は他の道場メンバーもブログ記事に書いている通りです。このためには、例えば、『”組織成立の3要素”といえば?→”共通意識、貢献意欲、コミュニケーション”』とか『”一社へ売上依存”といえば?→”メリット:売上が安定する、営業にかけるリソースが少なくて済む、デメリット:交渉力低下により利益率が低下、営業力が低下、打ち切られた時のリスクが大きい”』と反射的に思い浮かぶ状態まで持っていくことが求められます。(いま、それぞれパッと思い浮かびましたか?)

「反射的に」という点がポイントです。なにせ全部で80分しかありません。

このように、キーワードや、メリットデメリットを暗記するために、スマホの暗記アプリを使いました。私が使ったのはiPhoneの「暗記カード+」というアプリでした。<追記:AppStoreを確認したところ正式名称は「読み上げとマーカーで暗記する−わたしの暗記カード−」というアプリ名のようです。プラスは有料版でカードの枚数が多く登録できます。現在はStudyplusとも連携可能のようですね。>実際に暗記した内容のcsvデータを下からダウンロードできるようにしましたのでよろしければご活用ください。このままのものを使っていただいても一向に構いませんが、ご自分の言葉で作成された方が勉強の効果としては断然大きいと思います。まだ6週間もありますので、ぜひこちらを参考にご自分で作られることをお勧めします。

二次試験対策で使った暗記カードアプリのデータ。ここからダウンロード→2jiAnkiCard

また、上記⑦でご紹介した「2017年度版 中小企業白書・小規模企業白書に書かれている企業の事例」を、4つのPDFにまとめておきました。道場読者の方が通勤中にスマホなどで暇つぶし(間違えた、気分転換!)に読んでいただけるといいな、と思います。ここからダウンロード ⇒ <<中小企業白書に掲載された事例企業 事例集その1その2その3>> <<小規模企業白書の 小規模企業事例集 >>

ダウンロードした方は こちら に「もらっていくよ」「こういう風に使うつもり!」などと一言コメントを頂けると励みになります♪

それでは、今日もあなたを応援しています。

ゆっこでした。

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==告知==
<8/11は道場夏セミナーin東京>です!
是非ご予定ください。(詳細は後日)
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こんにちは。今日はロックです。
先日の模試を受けられた方、いかがだったでしょうか?
言うまでもなく、結果の良し悪しでなく、一か月後に模試の経験や結果をどう活かすかが全てです。あとひと踏ん張り、少しでも合格の可能性を高められるよう頑張ってください。

これからの1か月は以前書いた通りペンキ塗りでいかに知識のヌケモレ論点を潰していくかに掛かっています。

・曖昧にしたままの論点はありませんか?
・模試に出題されて「ドキッ」とした論点はありませんか?

意図的に捨てている問題であればお気になさらず、触らず行きましょう。
いつか覚えようと思っていて放置していた論点は言うまでもなく要チェックです!


それでは、今日はそれを踏まえて、運営管理を見ていきましょう。

以前は、比較的安定しており難化が起こりにくく、平均点も60点を超えることが多かった運営管理ですが、事件は昨年起こりました。
問題数と、計算問題の増加による難化で、TACのデータ上では現行試験制度の中では最低の平均点となりました。

では、どう戦うべきなのか、
どんなケースでも我々が言うことは変わりません。
戦えるところで戦えばいいんです。

具体的に見てみましょう。

こばが述べている通り、
従来から運営管理は、生産管理のほうが難しい傾向にありました。
そして、それがより顕著になったのが昨年でした。
具体的なデータを見てみましょう。
※H28年運営管理 難易度別出題数

本日お伝えしたいことは以上です!!

 

 

…というのをもアンマリなので、
具体的にもう少し書いていきたいと思います。

昨年の生産管理は工数の多い、取れそうで取れない、計算問題が多く出題されました。

ですが、店舗管理に関しては従来通りの難易度で、従来通りの論点が出題されています。
戦うべきはどこなのか、明白です。
※ちなみに2次を意識して生産管理に注力したい気持ちもあると思うのですが、2次で使う生産管理の知識は限定的ですので、今から深追いする必要はないと私は考えます。

以上を踏まえて、店舗管理での得点を確実にするための、ペンキ塗りポイントを一緒に見ていきましょう。
頻出店舗管理における頻出AB論点は大まかに下記4つ

・店舗 (店舗設計、什器、動線、陳列、ISM)
・予算計画(GMROI、在庫予算、値入率)
・価格設定(商品構成、価格政策、価格設定に関する用語)
・物流(発注方式、ピッキング、SCM、輸送手段、物流ABC)

この中で、当日出題されたらギョッとするものはありませんか?

かくいう私は、ピッキングがごっちゃになりがちで、どうにも苦手でした、
同じような方がいらっしゃるかわかりませんが、少し小噺をします。


・シングル(オーダー)ピッキング
私は学生時代、出身である横浜の物流の町 鶴見にて、ピッキングのアルバイトをしたことがあります。
某大手コンビニエンスストア向けに、各店舗向けの飲料をピッキングするアルバイトでした。

物流倉庫には各メーカーのジュースやビールやお茶が山積みになっています。
これを、1店舗分ずつ、ピッキング…つまりピックアップしてその店舗に向かうトラックが来る予定の置き場に置いておくだけのお仕事です。

例)道場駅前店の注文は以下の通りです。
・スー〇ードライ/2ケース
・〇番搾り/1ケース
・いろ〇す/2ケース

といった具合に、1店舗(シングル)の店舗の注文に応じて(オーダー各棚を回り、該当商品を拾い集めてくるのが、シングルピッキングであり、オーダーピッキングです。この方式のメリットは、集めてきた後の仕分けが要らないことです。
そのままトラックが来る場所においておけばOKですから。
その代わり、店舗の数だけ(注文の数だけ)品物を取りに行かなくてはなりません。

・トータル(バッチ)ピッキング
やがて社会人になった私は、機械工具のメーカーで働いておりました。
私は営業だったのですが、研修の一環で数か月出荷業務に携わりました。
この会社では各社から様々な在庫注文が毎朝届きます。
それを各品番ごとにまとめて、1製品に対して今日の出荷分のトータル数を先に計算します。そしてこれを倉庫に取りに行きます。
モデルナンバー:001 トータル120個
モデルナンバー:007 トータル200個
と、こんな具合です。

それを地下倉庫から持ってきた後に、とりあえず置いておいて、各社の注文書に基づいて各社の注文量に合わせて梱包します。
この方式は製品をまとめて全部(トータル)一度に(バッチ)取りに行くので、取りに行く回数が減ることがメリットですが、
持ってきた後に仕分けをする作業が発生することがデメリットです。
ちなみに、私はあまり体力がないので、倉庫に数か月回されてとても嫌でした。この経験を、私は前任者のトバッチリだと思っていたので、ト:トータル、バ:バッチ と見立てて、トバッチリピッキングと覚えました。よろしければ使ってください(笑)。

話がだいぶ長くなりましたが、
今日のポイントは2つ

◎運営管理は、店舗管理で戦え!
◎店舗管理のペンキ塗りを徹底せよ!!

でした。

最後にこばが昨年書いた“ラスト1カ月、今ならこう過ごす”の記事を紹介させていただきます。
参考になる部分も多いかと思いますので、是非ご一読ください。

それでは、残り一か月、二次試験への切符を受け取るために突っ走ってください。

ロックでした。

 

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みなさん、こんにちは。ロックです。
診断士試験1次試験までおよそ二か月。そろそろ息切れしてませんか?
少し根を詰めすぎたな…と言うときは、通勤時間での勉強をお休みして、
関連書籍などを読んでみるのも良いかもしれません。(あくまで通勤時間などの隙間学習)

私は試験委員の方の本はあまり読みませんでしたが、気分転換に読んでいたのは、初代ハカセおすすめのグロービズ社 クリティカルシンキングになります。
この本は主に二次試験対策に有効だと思われますが、診断士試験に関係なく、ビジネスパーソンにお勧めの書籍です。
この本に限らず、何か読んでみることで違った目線から物事を見るキッカケになり、思いもよらないところで良い効果を受けられるかもしれません(ご利用は計画的に)。

さて、一年前の私はというと、2次対策は5月までにしておこうと思っていたにも関わらず、6月も2次対策に比重を振り分けてしまう計画に修正し、2次対策をモリモリやっておりました…。
2次対策をいつからやるか(いつまでやるか)については前回書きましたが、「こんな奴もいるのか」と、あなたの戦略立案の役に立てていただければと思います。


前置きが長くなりましたが、本日は苦手な方も多い「経済学・経済政策」について書こうと思います。
かく言う私も、学習当初は大の苦手としておりましたが、理解をする部分と暗記をする部分を切り分けることで本試験では得点源とすることができました。(この部分については後ほど記載します)

それでは、本題に入ります。

1.経済学・経済政策(以降、経済学と記載)の特徴
経済学の特徴としまして、まずは難易度(平均点)の乱高下が大胆であることが挙げられるでしょう。(こば曰く:超暴れん坊)
平成25年は科目合格率2.1%、平成21年は科目合格率6.1%となっており、
本気で潰しにかかって来た際に耐えし凌ぐ基礎力が必要になるといえます。

また、その他の大きな特徴として、初日1科目目ですので、経済学の出来不出来がその日の、もしくは本試験全体のモチベーションにも関わってきます。経済学をサラッとやっつけて、いい感じに離陸したいものですね!

以上の事から、経済学は他の科目にも増して、しっかりと基礎力を身に着ける必要があることがわかります。

2.出題傾向
詳しいデータ分析については、昨年のこばの記事に譲りますが、昨年も例年同様にミクロ経済とマクロ経済が約半数。そして、他の科目同様にA・B問は確実にとり、C問をいかに取るかが勝負の分かれ目となりました。

難化を予測し、C問を多数取れる状態にしておくと、難化しなかった場合に貯金科目とすることができます。

3.ミクロ経済の鬼門C問 IS-LM分析
では具体的に見ていきましょう。私が冒頭で”理解をする部分と暗記をする部分を切り分ける”と書いたことを覚えていますでしょうか?

IS曲線の数式は、

LM曲線の数式は、

となります。
ちなみにテキストによって表し方が違うかもしれませんので記載しておきますが、c:限界消費性向、i:投資の利子感応度(弾力性)a:基礎消費、To:租税、Io:独立投資、Go:政府支出、k:貨幣需要の所得感応度(弾力性)、h:貨幣需要の利子感応度(弾力性)Mo:中央銀行による貨幣供給量、です。

政府支出や減税によってIS曲線がどうなるか…というのは、IS曲線の基礎の基礎ですから大丈夫ですよね?
念のため整理しましょう。

まず、IS曲線とLM曲線の動き方はザックリいうと2種類です。
・左右(上下)に動くか、
・傾きが変わるか、

です。

まず、左右に動く話をしましょう。

(ちなみ左右シフトと上下シフトの表現に疑問がある方はコメント下さい。ここでは割愛します。)

IS曲線が右シフトする場合

  • 政府支出が増えた場合
  • 減税された場合(乗数によるが基本的に右シフト)
  • 投資が増えた場合


つまりこの部分が増えた場合です。
(ちなみにIS曲線では右シフト=上シフトです)

LM曲線が右シフトする場合

  • 貨幣供給量が増えた場合


つまりこの部分が増えた場合です。
(ちなみにLM曲線では右シフト=下シフトです)

次に傾きが変わる場合についてですが、

IS曲線の傾きが急になる場合

  • 投資の利子感応度(利子弾力性)が下がった場合
  • 限界消費性向が下がった場合

LM曲線の傾きが急になる場合

  • 貨幣需要の所得感応度(利子弾力性)が上がった場合
  • 貨幣需要の利子感応度(利子弾力性)が下がった場合

IS曲線の分母に鎮座する”i”は投資の利子感応度(利子弾力性)で、
LM曲線の分母に鎮座する”h”は貨幣の利子感応度(利子弾力性)です。

分母が大きくなれば、傾きは緩やかに(つまりYにくっついてる数字が小さく)なります。1/1より1/2のほうが小さく、1/3より1/4の方が小さいでしょ?

無限大や、ゼロも要領は同じです。分母が無限大だともうこれでもか!と言うくらいに傾きが緩やかなので水平になります。

分母がゼロだと、もうこれでもか!というくらい傾きが急になるので垂直になります。

ダラダラ書いてしまいましたが、式を覚える必要もないし、一つ一つの動き方を覚える必要もありません。
私は理解暗記を使い分けてこう覚えました。

~結論~

  • 理解:右シフト左シフトは均衡予算等でも頻出なので普通に覚える
  • 理解:限界消費性向と言われたらISのことで、お金の使いたがり度が増せば投資に回すお金は減るのでISの傾きは緩やかになる
  • 暗記:ISの時は弾力性とか感応度とか言われたら傾きの分母のこと
  • 暗記:LMの時に弾力性とか感応度はシリと覚える(フェイマオ流)。シリ(所得=分子)(利子=分母)なので、見極めて考える

最後に実際の問題を使って宿題です。
平成28年 第11問 設問1
ア IS 曲線は、限界消費性向が大きいほど、より緩やかに描かれる。
イ LM 曲線は、貨幣の利子弾力性が小さいほど、より緩やかに描かれる。

この場合は〇でしょうか×でしょうか??

正解はご自分でご確認ください。

 

以上、ロックでした。
ぶわっと書いてしまったので、ご質問はコメントでお受けします!
では!

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みなさんこんにちは、ながです。

6月に入り、蒸し暑い日々が続きますが、いかがお過ごしですか?
本日はいつもの【何苦楚】はお休みし、道場恒例の【渾身】シリーズをお送りします!


本日お届けする【渾身】は、「中小企業経営」
中小企業経営・政策は、出題範囲がある程度絞られており、お決まり問題も多数あるので、一定の点数が見込める科目だと、個人的には思っている。
ただ、本試験では7科目の最後の最後。
覚えていたはずのことも、疲労困憊の頭がしっかりとアウトプットしてくれるとは限らない
また、経営部分では、過去問のほとんどがそのまま使えないという、特有の悩みも。
今日は、そんな中小企業経営の実践的な学習法を考察していく。

出題範囲は?
昨年(2016年)版の中小企業白書と小規模企業白書を中心として、設問が構成される。
※今年4月21日に2017年版が公表されているが、本試験までの日があまりないため範囲外。
2016年版の中小企業白書は、次の2部構成である。

第1部:平成27年度(2015年度)の中小企業の動向
第2部:中小企業の稼ぐ力

第2部では、IT投資や海外展開、リスクマネジメントの観点から、稼ぐための取組みを細かく分析している。

白書はかなりのボリュームがあるので、主要論点をまとめた市販テキストの活用をオススメするが、一度は読んでみたい!という方は、概要をチェックし、全体の流れと大枠で伝えたいことをつかむのが良いだろう。
↓ダウンロードはこちら↓
中小企業白書2016年版 概要

また、全文のURLも載せておくので、本当に余裕のある方は一度見てみるのも良いかもしれない。
中小企業白書2016年版 全文

■過去問をどう使う?
過去問はそのまま使えないが、過去問をまったく活用しないのはもったいない。
ということで、少なくとも直近1、2年分の問題を見て、白書の内容がどのように聞かれるのか、何を答えさせようとしているのか、出題形式をつかむことはやっておこう。
※当たり前だが、答えは覚えないように。あくまで出題傾向をつかむだけ。
以前も投稿したが、『敵』を知らないことには対策の立てようもない。
効率的に知識を定着させるために、押さえるべきポイントをつかんでおこう。

押さえるべきポイントは?
実際の設問を見てみると、数値やその傾向を問うものが多い。
そのような設問に対応するために、以下のような視点で見ていくのはいかがだろうか。

 ①イチバンを見る
 ②比較して見る
 ③傾向を見る
 ④自分の感覚とズレているものを見る
 ⑤社会情勢を見る

①イチバンを見る
イチバン「多い・少ない」もの、「高い・低い」ものを見る。
産業別規模別の中小企業で、事業所がイチバン多い業種は?企業数、従業者数では?
開業率がイチバン高い業種は?廃業率では?
過去の傾向から、出題可能性の高い統計資料を中心に見ていくと良いだろう。

②比較して見る
イチバンを見たら、その2、3番手も見てみる。
①にて例で挙げた論点は、順位を問われることも多い。
中小企業全体と小規模企業のみで見た場合とでは、順位が異なることがあるので、しっかりと切り分けて理解する必要がある。

③傾向を見る
上昇傾向なのか、低下傾向なのかを見る。
そして、それが「一貫して」なのかどうかを見る。
「一貫して」いるかは、対象の期間によって捉え方が変わるので要注意である。
余裕があれば「〇〇年から一貫して上昇(低下)」と、年度まで押さえられれば完璧だろう。

また、近年傾向が変わったものも狙われやすい。
例えば、業種別に倒産件数を見たときに、2011年までは建設業が長年トップであったが、2012年に商業が上回ってから15年まで一貫して最も多い業種となっている。
なお、建設業は減少傾向が続いており、2015年は商業、サービス業に続く3番手となっている。
以上のような複数の観点から、傾向を見ていくのが良いだろう。

④自分の感覚とズレているものを見る
統計資料を見ていくと、自分の感覚と異なる結果に出くわすことがある。
そういったものは、本試験で誤った解答を導く恐れがあるため、要注意である。
一つ私がズレを感じた例を挙げてみる。
個人的には、中小企業も含めIT活用が日本全国に広がってきていると思っていたが、下の図を見ると、IT活用が重要でないと考えている企業がまだ4割もいるようだ。導入有無はさておき、ITが重要でないと考える割合がここまで高いとは思わなかった。
このように、感覚とズレがあるものについては、そのギャップを埋めていく必要がある。

中小企業におけるIT投資の重要度

出典:中小企業庁編『2016年版 中小企業白書』第2-2-10図

⑤社会情勢を見る
その時代に起こった出来事を思い起こすことが、解答を導くこともある。
大きなトピックスを振り返っておくことも有益であろう。

①日本の事業所数は1989年まで増加傾向にあったが、91年以降は減少傾向が継続。
89~91年に廃業率が開業率を上回り、それ以降は一貫して廃業率が開業率を上回る。
工場立地件数もこの時期に大幅に減少。
②製造業の出荷額、設備投資額が増加
③製造業の出荷額、設備投資額が大幅に減少

字数の関係上、一部のみの紹介となってしまうが、トピックスと統計数値の関係性が見てとれる。
知識にない問題が出題された際は、こういった視点で考えてみることも、一つの方法であろう。


以上、【渾身】中小企業経営をお送りしました~。
1つでも新たな気付きがあれば幸いです。

それでは、最後に本日のお言葉。

『一本の木を見つめる細心さと、森全体を見渡す大胆さが大切だ。』
(澤田秀雄/実業家)

中小企業経営の勉強は、まさにこの考えが大切なのではないでしょうか。
大きな流れをつかむことと、細かい視点まで落としこんで見ること。
どちらも意識しながら、取り組んでいきたいですね。

以上、ながでした!

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みなさんこんにちは、ゆっこです。

いよいよ新学期が始まりましたね。我が家の小学生は昨日が始業式、新しいクラスにワクワクしながら登校しました。幼稚園は明日から始まります。新学期の学用品の準備と名前付けを済ませ、やっと春休みが終わってちょっとホッとしたという、主婦あるあるです

今週末から首都圏の中小企業診断士協会各所で新入会員向けのフォーラムやシンポジウムが続々と始まって参ります。私自身も先日から診断士向けの講座に通い始めたり、シンポジウムへの参加申し込みをしたりと新年度に向けて新しい出会いと学びの場に期待を膨らませているところです。

道場では、4/29(土)の春セミナーに向けて、メンバー一同力をあわせて着々と準備を進めています。world wide webではお伝えできないような内容を直接お話しできるかも!?皆さまとお会いできることを今から楽しみにしていますので是非ともご参加ください!ご案内は記事の最後に。。


さて、今日は前回の続き、診断士受験生男女比率の分析の二次試験バージョンです。前回と同じく、ふーん、そうなんだと軽く読んでください。(以下、データ出典はいずれも中小企業診断協会のHPより。)

まず初めに受験者数の推移から。

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続いて合格者数の推移です。

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はい。やはり女性が圧倒的に少なすぎて、グラフから女性の数の傾向が全く読み取れません。

そこで、申込者と合格者のうちの女性の割合(%)をみてみます。

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全体の申込者数に対して、女性の申込者が増加傾向であることがわかります。当然のことではありますが、一次試験の合格者数の推移とほぼ同じ傾向となっています。平成28年度の申込者数が落ち込んでいるのは一次試験の合格者のうち女性の割合が前年に比べて減少したためだと思われます。

一方の合格者のうちの女性の割合については、平成24年度から増加傾向であることがわかります。それでも約8%程度と、他の士業に比べて非常に少ない値ですね。。。

次に、合格率の男女別の推移を見てみましょう。

goukakuritsu2

このグラフを見ると、男性の合格率はほぼ全体の合格率に重なるなか、平成24年度を除き女性の合格率が上回っている(!!)ことがわかります(平成24年度は男女の合格率25%で一致)。二次試験に関しては、男性より女性の方が得意とする方が多いようです。女性の皆さん、頑張って一次試験を突破すれば二次試験では少し光明がみえるようです!!

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✿:❀:✿:❀ 道場春セミナーin東京のお知らせ ✿:❀:✿:❀

一発合格道場 春の絶対合格フェス2017
〜受験生タイプ別の疑問にお答えします!〜

□ 開催日時:2017年4月29日(土・祝) 14:00〜16:30
□ 会場:東京ウィメンズプラザ 第1会議室
□ 定員:40名(先着順)
□ 参加費:1000円

☆道場メンバーが一次試験突破のために行った事をお話します!
☆受験生の悩みや疑問に個別にお答えします!

ご好評につき締め切りとさせていただきました。
★引き続き懇親会のみのご参加を受け付けております

セミナー詳細はこちらから

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※道場春セミナーin大阪は5/27(土)に開催します!
詳細は後日お知らせいたします。

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みなさんこんにちは、ゆっこです。

突然ですが診断士の世界って男性が本当に多いっていうか、圧倒的多数なんですよね。

最もよく表しているのが本試験の時のトイレ。男性用トイレの行列!に対し、女性トイレはガラガラ…という普段ではなかなか見られない光景を目にすることができました

色々な士業の中で最も女性の割合が少ないのが診断士で、10%を切るそう。弁護士や会計士、税理士、司法書士などはやはり女性の割合が少ないものの15%前後はいらっしゃるようです。ちなみに女性の割合が最も多いのが社労士で30%近くいらっしゃるそうです。

いっぽうで、私が道場や書籍の執筆などで知り合った診断士(登録前の方含む)は意外と女性の方も多く、体感としての割合はもっと多い感じがしています。道場も8代目は11人中3人が女性、7代目に至っては8人中4人が女性です。私がまだ診断士の色々についてよく知らずに初めて道場のセミナーに行った時の感想は、「診断士って女性の方、多いんですね。」でした。ところが実際は女性は圧倒的に少ないとのこと。これはやはり、いろいろな場に出て行くことに関して女性の方が積極的だったり、女性が貴重なのでお声がかかりやすかったりするからなのでしょうか??今のところ、個人的に何となくそんな気がしていますが真相はまだ謎です・・・

そこで、診断士試験の受験生と合格者の男女比のデータを分析してみました。今回は第一弾として一次試験における傾向の分析です。ゆるわだ(ゆるーい話題)のジャンルになりますので、ふーん、そうなんだと軽く読んでいただければと思います。(以下、データ出典はいずれも中小企業診断協会のHPより。)

 

まず初めに受験者数の推移をご覧ください。

jukensya

続いて合格者数の推移です。

goukakusya

はい。女性が圧倒的に少ないですねー。あんまり少なすぎて、グラフから女性の数の推移の傾向が全く読み取れません。。。

そこで、申込者と合格者のうちの女性の割合(%)をみてみます。

joseihiritsu

ここでやっと、申込者のうちの女性の割合が増えていっていることが読み取れます。申込者数自体は若干の変動はあるもののほぼ横ばいでの推移ですので、女性の挑戦者が増え続けていることがわかります。今後もこの調子で増えていくことが予想されます。

一方の合格者のうちの女性の割合については、年度ごとにばらつきがあることがわかりました。なんとなく増加傾向かと思いきや、平成28年度はガクンと減少しています。

そこで、次に合格率の男女別の推移を見てみましょう。

goukakuritsu

 このグラフを見ると、男性の合格率はほぼ全体の合格率に重なるなか、女性の合格率が下回っていることがわかります。また、全体の合格率が低く難化した年は女性の合格率が非常に低いことがわかります。1次試験に関しては、男性より女性の方が苦手とする方が多いようだと考えられます。

特に深い考察もなく、この回は終えてしまうのですが、ゆるわだということでご容赦ください。二次試験についてはまた違った傾向となりそうです。

それでは、明日は大阪から、たっしーがお届けします。何かサプライズなお知らせがあるとかないとか!!?

全国になでしこ診断士のお仲間が増えることを祈念しつつ・・・

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皆さん、おはようございます。本日を入れて2次筆記試験合格発表まで32日、口述試験まで残り41日となりました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

先週の道場オフ会にご参加いただいた皆様、ご参加有難うございました。私も2次試験直後は不安と期待の入り混じった状態で過ごしていましたが、あっという間の1年で自分を含めて、周りがどんどん変化していくことをとても楽しんでいます。

本日は今年の事例Ⅰを、簡単に振り返ってい見たいと思います。
こちらに事例を簡単にまとめましたので、よろしければお使いください。

第1問
問題のレイヤーとしては、内外環境分析です。主にA社の今までの経緯と市場環境から、分析を中心とした記述が求められます。

設問1
与件中には、A社の競争優位の源泉として「ヒト」「教育」というキーワードが何度も登場しますので、これを中心とした記述の方向性があります。もちろん、次問以降にも、この視点は関わってきます。

設問2
3代目社長はかなりイケイケであるので、うまくいっているように見える事業もありますが、「いろいろ手を出し過ぎて経営資源が分散してしまった」という方向性が、王道の考え方と思われます。

第2問
ここから、現在以降の話になりますので、第1問の分析を踏まえて答えていく必要があります。

設問1
「事業拡大の留意点」を、学校アルバム事業の展開と比較して答えさせているので、問題のレイヤーは戦略です。
比較して一方には書かれているが、他方には書かれていない内容を類推して答えることが求められています。

設問2
「組織」について答えさせていますので、問題のレイヤーはオペレーションであり、コミュニケーション、リーダーシップ、権限委譲、組織構造等の切口から答える可能性があります。
次の第3問で述べている人事面の切口を使うのも悪くありませんが、その際は各設問でどのように切り分けているのか、採点者に分かりやすい解答を書く必要があります(もちろん、意識して重複して解答する戦略なら、それもアリです)。
複数の要素を入れて出題者の意図を外さないようにする必要がありますが、やはり優先度としては「組織面」ですね。

第3問
「人材確保」ですから、問題のレイヤーはオペレーションであり、採用、配置、能力開発、評価・報酬制度等の切口から答える可能性があります。ここでも複数の要素を入れて、出題者の意図を外さないようにする必要があります。

本日はここまで。以上、細川でした。



皆さん、おはようございます。本日を入れて2次筆記試験合格発表まで42日、口述試験まで残り50日となりました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

え、まだやるの?と思われたあなた。そう、しつこい男は必ずしも嫌われないとあの人も言っていますので、引き続きカウントダウンさせていただきます。

2次試験を受けられた皆様、お疲れ様でした。今年の問題は、ざっと問題に目を通した感じでは、それほど奇天烈な出題は無かったようですので、いつも通りの対応ができていれば良い結果が期待できそうですね。後々、問題についても分析していきたいと思います。

さて本日は、合格発表までの6週間の過ごし方について、私の経験を踏まえてゆる~くお話しさせていただきます。

1.再現答案の作成

再現答案はもう作成されましたか?まだ作成されていない方は、結果にかかわらず今後の為にも役立ちますので、なるべく早く作ってくださいねこちらに再現答案作成用のフォーマットも置いておきますので、よろしければお使いください。

再現答案を作成したら、予備校や先生等、受験勉強でお世話になった方が問題分析をする際の参考資料として使ってもらえるよう、お礼も兼ねて再現答案をお送りするのも良いでしょう。

あとは、合格発表まで心の行くままお過ごしください。

また、再現答案の作成は最低限やるべきことですが、時間があれば以下の内容も参考にしてくださいね。

2.模範解答の収集

これも今後の為ですが、合格してから慌ててかき集めるのは精神衛生上よろしくないので、内容を読まなくてもよいのでとりあえず集めて保管おきましょう。
参考までに、各予備校のものをリンクしておきます。

TAC
LEC
MMC
大原
TBC
AAS

3.解答解説会等への出席

上記のリンクにも含まれていますが、各予備校が行っている解答解説会等にも、参加しておいた方がよいと思います。
できれば再現答案を作成してから参加すると、より有意義な内容になります。
もちろん、自分の解答の内容が予備校や他の受験生の方向性とずれていないかを確認するのが主な目的ですが、それ以外にも、お世話になった先生にお礼をする、そして受験生同士の交流の下地を作っておくという目的もあります。
合格後、ここで出会った受験生とはいつかどこかで必ず再会します。その際に互いの顔や名前を知っていたり、共通の話題を持っておくだけでも、円滑な診断士活動に必須となる人脈作りがしやすくなります。
もう結果を変えることはできないのに、わざわざ足を運んでくるほどモチベーションの高い人との繋がりは、将来あなたの活躍の手助けとなるかもしれません。

4.交流会への参加

人脈を広げるという意味では、一発合格道場のオフ会も参加の程、宜しくお願いします!
同じ志を持った者同士、情報交換しましょう!


【事例Ⅴ】道場オフ会! 2016 2次試験打ち上げ&慰労会
<開催概要>
日時;2016年11月3日(祝) 17:00~
場所:漁十八番
東京都渋谷区道玄坂2-6-12 道玄坂トロワービル 2F
※渋谷駅徒歩3分
定員:20名程度
会費:4,000円程度
支払方法:当日現金払い
申し込み方法:peatixにて申込み
http://ptix.co/2exjnNt
【申し込み締め切り】10/30 23:00 ※定員になり次第終了
2次試験を受験されただけでなく、これから診断士試験を目指される方も大歓迎です!
道場メンバーが心よりお待ちしております♪
ぜひぜひ、お気軽にご参加ください!楽しい仲間が待っていますよ!


ご都合が悪い方は、こちらでも11月27日(日曜日)午後からオフ会やってます(詳細は後日。細川も参加します)。

5.診断士活動についての情報収集

合格発表後は怒涛のようにスケジュールが詰まって、目の前のことをこなすのに必死になります。そうなる前の現在は、将来についてじっくり考えられる良い機会です。この時間を有効に活用して、診断士になった場合の活動について情報収集してみましょう。

そこで細川の執筆第3弾月刊企業診断11月号に、私が取材・執筆した記事が掲載されました!
http://www.doyukan.co.jp/store/item_2016111.html
取材対象者は、我らが道場6代目、岡崎教行さんです。
私の記事も含めて、診断士活動の情報収集の手段として活用していただけると幸いです。

本日はここまで。以上、細川でした。



皆様、おはようございます。ついに2次試験を明後日に迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか。体調は整っていますか?

本日は超超直前期!試験へ向けた最終点検を軽~く行います。たとえ思い通りに学習が進んでいなくても、今からできることは限られます。悶々と悩まずに、「これさえやっておけば大丈夫!」と気持ちを切り替えて、精神的な健康も維持しましょう。

最終点検

今日と明日にやる試験対策は、過去問をパラパラめくって読む程度で十分です。それでも不安な方は、こちらに「オイラ式漢字・ことばの確認」を用意しました。是非ご活用ください。

特に土曜日は、事例を何題も解いてしまったりして、体力・精神力を削ぐようなことの無いようにしてくださいね。体調のすぐれない人は、勉強は後回し。決して無理はせず、コンディションを整えることを最優先にして残りの2日間をお過ごしください。

そのほか、「これだけはやっておけ!」ということは、次にまとめておきました。

睡魔や胃袋との付き合い方については、こちらの記事を参照してください。

前日までにやること、当日出発前後に気を付けること、試験会場で(構内図の確認)については、こちらの記事を参照してください。

試験が終わったら

日曜日は心の赴くままに過ごしましょう。ただ、全ての試練を乗り越えたわけではありません。口述試験対策のため、記憶がホットな来週のうちに再現答案を作成してください。

再現答案さえ作成出来たら、試験のことは忘れて、勉強中にやりたかったこと、家族へのサービス、友人との飲み等、合格発表の日までは好きなように過ごしてしまいましょう(もちろん道場ブログのチェックも忘れずに!)。試験の出来不出来の感覚は案外当てにならないものです。うまくいかなくてもくよくよせず、気分転換して楽しい7週間をお過ごしください。

最後に

JーNet21に、私が共同司会・執筆した記事が掲載されました!受験生、特に多年度生の方には是非読んでいただいて、受験生時代の思いを共有し、また診断士になってからのイメージを描く参考としていただけたら幸いです(各記事下の「いいね!」ボタンも押していただけると有り難いです)。

1次試験再チャレンジ合格者座談会
第1回目 第2回目 第3回目

ちなみに、当日朝は皆様を応援するため、大正大学にお邪魔します。もし見かけたら、遠巻きに生暖かく見守ってお声かけていただけると嬉しいです。

また、一発合格道場7代目からの応援メッセージもUPされます。我々からの熱い思いが、受験生の皆様の合格に貢献できることを切に願っています。

以上、細川でした。

Never give up! 叩けよさらば開かれん!



皆さん、おはようございます。細川です。本日を入れて2次試験まで残り47日となりました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

本日は1次試験の合格発表ですね。合格が確実な方も、ギリギリボーダーの方も、念のため自分の受験番号を確認しておきましょう。
そして、合格証書と2次試験申込書類の受取も忘れずに!2次試験の申し込みもすぐに行ってくださいね(締切まであまり時間がありませんよ)。
「落ちてると思って2次対策全然やってなくて、何やればいいかわかんない」っていう人は、道場ブログで、あんなところこんなところでフォローしていますから、あきらめずに取り組んでください。大丈夫です。今からでも間に合いますから!

残念ながら2次試験に進めなかった方は、とりあえず試験のことは忘れて、勉強中にできなかったことに挑戦してみましょう。勉強を続けるかどうかなんて今は決めなくていいんですよ!私もそうでしたから(でも一発合格道場だけは読んでほしいな…)。
それに試験に落ちたからといって、あなた自身が否定されたわけではありません。むしろ、「この1年間で得た知識や人脈を将来どこかで活用してやるぞ」というくらいの意気込みを持っていただけると、今日からの生活にもより張合いがでてくるのではないでしょうか。


前回までは、オイラ式解答プロセス前半のお話をしてきました。
こちらに今まで提供したオイラ式解答プロセスをまとめておきましたので、あわせてご覧ください。

※ついでに、皆様に大好評の「オイラ式過去問DB」を再びUPしておきました。これがラストチャンスです。お見逃しなく!

受験生の皆さんも、そろそろ自分なりの解答プロセスができてきた頃かと思います。そこで本日からは、実際に解答を作成する際に注意すべき点を述べていきます。
勉強が進んでくると陥りがちになるのが、「かっこいい解答」を作ってしまうこと。「出来た!」と思ったのに、確かに素晴らしい内容なのに、なぜか得点が入らない。そんな方は問題を解く前にも後にも、解答が次の条件から外れていないかをチェックして、解答の質を上げて合格ラインに近づけていきましょう。

1.実行可能なものか?
助言相手は無い無いづくしの中小企業。そんな会社ができることは限られます。資源が限られた中小企業でも実効性があり、ハードルが高すぎない内容を述べましょう。
①人がいない
⇒配置の工夫(でも組織を細分化・複雑化するのは難しい。専門職も慎重に)
⇒教育の強化(OJT、多能工化、技能承継等)
⇒評価・報酬制度の整備(モラール向上で、従業員を鼓舞しましょう)
②モノが無い、お金も無い
⇒お金のかかかる投資はなるべく回避
⇒でも首切り、人件費削減は原則禁止(人件費は「付加価値」なので「適正化・見直し」をする)
⇒有形資源は最小限の投資で再利用(または売却してキャッシュイン)
③でもノウハウや技術はある!
⇒無形資源は工夫して徹底活用!
⇒強みと機会のマッチングを行う(内外の環境変化に対応していなければ、対応できる方策を述べる)。

2.多面的に列挙しているか?
いくら設問や与件を読み込んでも、出題者の意図を外すリスクはゼロにはなりません。でも、「出題者の意図と考えられるもの」を多く列挙すれば、全部外すというリスクは避けられますよね。
つまり、多面的な切り口でバランスの良い内容で解答することで、安定した得点が期待できます。
ただし、設問で「2つ」と聞かれているのに、①、②、③、…と書いてしまったり、解答文字数が少ないのに複数の要素を詰め込みすぎたりすると減点となるので注意しましょう。繰り返しになりますが、相手は無い無いづくしの中小企業。できることは限られます。

3.つまりどういうこと?
与件の中身をただ抜いてきただけでは、他人と差が付きません。2次試験は相対評価。高得点は必要ないけれど、他人よりちょっとだけ違う解答を書いて、頭一つ抜ければ合格できます。つまり
・与件には書かれていないこと(類推、知識、抜けている因果等)を一言だけ入れる
・数値には必ず解釈又は説明を付け加える(60%と「高い」等)
などの工夫が必要です。
そしてこれらを平易な表現で述べましょう。助言相手の社長は、一部のとんがった分野にのみに強い普通の人。そんな人でも理解できる内容を心がけましょう。

4.与件に基づいているか?
与件は解答作成のヒント。出題者が使ってほしいから有るのであって、基本的に無駄なものはありません。与件から離れた自分の経験や専門知識で書いていませんか?与件をもれなく活用していますか?もう一度振り返ってみましょう。たった2ページ前後の文章ですが、必ずや何かしらの発見があるはずです。

5.一貫性があるか?
細川が一番大事だと思っているポイントがこれ。なぜなら、言うことがコロコロ変わる人のことなんか、たとえ内容が正しくても誰も信用しませんよね。そんな人に国家がお墨付きを与えるはずはありません。逆に、言うことに一貫性があれば説得力が増す。説得力が増せば、相手に実行してもらいやすくなります。
また、協会の模範解答が示されないことや、他人とは違う内容を書いても合格している人が多数いる事実の裏返しとして、2次試験には唯一の答えはないと考えられます。そして、結果としてついてしまう得点の差は、実は解答の「一貫性」による部分も大いにあるのではないでしょうか。
だから第1問から第5問まで、解答の内容に矛盾が無いかというのは、内容の「正しさ」より重要と考えられます。

本日はここまで。以上、細川でした。



こんにちは、とりです。

umbrella

9月に入りましたが、まだまだ猛暑の日があったり、そうかと思えば台風が来たりと不安定な天候が続いていますね。今月は各受験校の2次模試が目白押しで、毎日の学習にもより力が入るところかと思います。まだ本試験まで時間はあるものの、体調を崩してしまっては模試も日々の勉強も効果が落ちてしまいます。体調管理についてはちょくちょく記事に書いていてしつこいようですが、常に体を壊さないように心がけてください。

試験会場

2次の模試ですが、私は9月に1回だけ受験しました。私個人的にはあまり模試の有効性を感じてはいませんでしたが、独学で、かつ丸一日を勉強に充てることがほとんどできなかったので、1日4事例を解くことの負荷や会場の雰囲気を掴んだり、休憩時間や昼食を含めたタイムマネジメントを試してみたりすることだけは有効でした。夏セミナーでも話したことですが、模試は受験校の講師が作成したものであり、本試験の試験委員が作成したものとは似て非なるものと思っています。与件文、設問、採点基準など、研究されているとはいえ、やはり本試験とは隔たりがあると捉えています。
もちろん、受験校により違いもありますので言い切ってしまうつもりもないですが、先輩合格者の意見を聞くなどして、ご自身で是非をご判断いただければと思います。


 

前回の記事では、全事例に共通する考え方、セオリーを書きました。言い尽くされたアドバイスですが、「与件から離れない」「○社の状況や社長の思いに沿った解答」は、事例を解く上での大前提になりますので、絶対に忘れないようにしてください。忘れてしまう人は、ファイナルペーパーに書き留める、問題用紙の目立つところに書いておく等の工夫をしておきましょう。

2次試験の基盤となるセオリーを理解できたとして、みなさまは過去問や答練で事例を解く中で、ご自身の解答プロセスや型を意識していますでしょうか?2次試験は「読む」「考える」「書く」力が必要な試験ですが、どんな順序で進めていくのがよいでしょうか?おそらくほとんどの人が、①「読む」②「考える」③「書く」の順序を想起されると思います(事例Ⅳはこれに「計算する」が加わります)。大枠では、設問文・与件文を「読んで」、解答骨子を「考えて」、解答を「書く」という順序になるのが自然かと思います。さらに細分化していくと、この①「読む」②「考える」③「書く」のプロセスを繰り返していくことになるのですが、このプロセスをご自身に合った型を持っておくことで、解答精度を安定させ、向上することができると私は考えています。

「どんな問題が出てくるか分からないのに、解答プロセスを定型化することなんかできない、ムダだ。」
そう考える方もいるかもしれません。でも、1事例80分、500~600字程度を書く論述試験です。設問文、与件文も読まないといけません。読んで分析もしないといけません。時には事例Ⅳでなくても計算しないといけないかもしれません。解答骨子を組み立てて、最後には解答用紙に書かないといけません。出てきた与件、設問に直面して、行き当たりばったりで解答するには、よほどの読解力、分析力、文章力がないと80分では到底間に合いません。このことは、過去問や答練を複数事例解いてみれば分かると思うのであまり深く言及はしませんが、80分で解答を仕上げるためには、様々な時間短縮の工夫、努力をしないといけないのです。

その1つが解答プロセスの確立です。解答を導くのに、どんな手順で設問文、与件文に向き合い、分析し、骨子を組み立てて、解答を書き込んでいくか、パターン化しておくことが重要です。ただし、私も多くの先輩や受験生に解答プロセスを聞きましたが、その中身は本当に千差万別です。この道場7代目メンバー8人でも8通りのプロセスがあり、共通要素こそあれど、同じものはありません。ですので、講師、先輩診断士、他の受験生、インターネットなどで多くの情報に触れ、ご自身にマッチするプロセスを試行錯誤の上、ご自身で見出すことをオススメします。

せっかくなので、私とりの解答プロセス(ただし事例Ⅳをのぞく)をご紹介します。これがご自身に合いそうなら、ぜひパクってください。ポイントだけパクってカスタマイズ、でも全然OKです。画像は、平成27年度事例Ⅰでの、余白を使った解答骨子作成イメージです。骨子といってもメモ程度ですが、現物はあまりに字が汚くて読めないので再現、データ化しました。解読不能なメモは推測で再現しました。もし、現物を見たい方がいらっしゃればコメントください…

★とりの解答プロセス(事例Ⅳ除く)★

①受験番号記入、問題用紙余白を定規で切り離し
②与件文段落番号付け、線引き
③余白に解答骨子作成のフレームを書く
④設問文読込み、要約を③のフレームに書き込む
⑤与件文読込み、線引き(フリクションボールペン青、赤/時々蛍光ペン)
⑥設問と与件の関連づけ
⑦解答骨子(メモ)作成
⑧解答組立て(イメージ)
⑨解答作成
⑩最終チェック(句読点、文字欠け、消し忘れ等)

①で切り離した余白は、③④⑥⑦で活用します。これがその再現イメージです。
青字部分は、③と④で先に書き上げておきます。斜体文字は、実際には書いていない部分で、便宜上ここでは書きました。

とり_解答骨子_H27_1

④~⑨にかける時間は、設問数、要求文字数、与件文分量から総合的に判断し、④まで終わった段階で目安時間をインプットしておきます。たとえば、500字の事例なら解答作成に40分、600字なら50分、と自分の書く力と照らして、字数に対する解答作成所要時間を掴んでおくのです。本試験では、⑦や⑧あたりで想定時間から狂い始めるので、送れていた場合は⑦や⑧の途中でも無理やり⑨に進んできます。

とこんな感じです。これは先輩診断士にいろいろ知恵をいただきながら行き着いたフレームです。ここまで書くことで、配点や文字数を意識したり、設問との関連づけが明確になったりして、より考えることに時間とエネルギーをかけることができます。タイムマネジメントもしやすくなりますし、事後的にはこの骨子を使って、再現答案もよい精度で書くことができます
正直なところ、「こんなことをやっていては時間が足りないのでは?」という不安がしばらく続きましたし、実際このプロセスを取り入れて過去問を解いても、80分で書き上げられない状態でした。メモもそこそこに、いきなり解答用紙に書いていくことに比べれば、単純に所要時間は増えます。ただ、私はそこで断念せず、このフレームを使いながら80分で書き上げなければいけない、と考えてトレーニングを継続していきました。

さらなる解答力向上、スピードと精度がアップした背景は、次回でお伝えしたいと思います。


 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、とりでした。



たきもです。
519308
今日から9月です。
(なぜか、月初めの投稿が多いような・・・)
期末で繁忙になる方もいらっしゃるかもしれませんね。
日々の積み上げは、必ず試験当日の実力になります。
コツコツやっていきましょう。

さて、9月中の私の投稿は、「たきものファイナルペーパー」と称して
私がファイナルペーパーとしてまとめた内容を
各事例毎にご紹介いたします。

●二次試験にファイナルペーパーは必要か?
537646
そもそも「二次試験ってファイナルペーパーいるの?」から始めます。
私の結論は「必要」です。

中小企業診断士試験の二次試験は
一次試験で学んだ抽象的な知識(フレームワーク)
具体的な事例企業に当てはめ、適切な診断ができるかどうか
を見る試験です。
よって、抽象的な知識(フレームワーク)」が整理されていないと
「問題の切り口」に気がつきません。
与件文を読んでも
「なんか問題ありそうだけど、どこがどう問題なのかな?
になってしまうのです。
または、答えを書き始めても論点がずれているので、
論点をついていない、モレありダブりあり回答になってしまいます。

しかも、一次試験は
抽象的な知識」を選択肢の中から選ぶ試験ですので
文字をみれば、思い出すこともあります。
二次試験は、(当たり前ですが)書いていませんので
抽象的な知識」を頭の中から引っ張り出してくる必要があります。
このあたりが、二次試験は与件文に
「答えが書かれていない」と思ってしまう理由かもしれません。
「書いていない」のではなく、あなたが「気がついていない」のです。

まとめると、問われ方の違いは次のとおりです。

<一次試験>
抽象的な知識を、具体化して問題に答えられるか
<二次試験>
具体的な事例に、
抽象的な知識を適切に当てはめられるか

一次試験と二次試験は、表裏一体なんですね。

この「頭の中から引っ張り出してくる」作業の手助けになるのが
「ファイナルペーパー」です。
「ファイナル」とつけていますが、別に直前に作らなくても
今から作っておけば、電車の中でも知識整理ができますね!
(私は、先日書いたように燃え尽きていましたから、そんな暇なく…)

●道場のファイナルペーパー論
ファイナルペーパーづくりに大いに参考になる
必見ファイナルペーパー論をご紹介します。

二次試験直前:ハカセのファイナルペーパー
もう既にダウンロードされた方もいらっしゃるでしょう。
ファイナルペーパーってどう作ればよいの?
何を書けばよいの?
初代ハカセ自らのファイナルペーパーがここにあります。
(この記事にも記載がありますが、二次使用(転載・転送・加工使用)はご遠慮ください。)

【2次試験】butaoのファイナルペーパー
道場最強のファイナルペーパー論というべき記事です。

ファイナルペーパー作っていますか?
手書き派まっすーのファイナルペーパーを見ることができます。
ノートにまとめられていたようです。
PCかノートに手書きか、はまさに個々人によるところでしょう。

予備校メソッドの活用:二次は訓練と暗記~tomoのファイナルペーパー~
「二次はキーワードや設問でこのキーワードがでたらこのように答えるというセオリーを暗記しておく必要」があるとした
6代目tomoの頭の中がここに!

事前準備でいっぱいになってしまいました・・・
ファイナルペーパーの重要性、感じていただけましたでしょうか?
次回からは、私のファイナルペーパーを事例毎にご紹介します。

たきもでした。



皆さん、おはようございます。細川です。本日を入れて2次試験まで残り66日となりました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

先々週の1次試験について、大体の傾向が分かってきましたね。皆さんのご想像の通り、やはり難化しているようです。全体的に見てみると、診断協会は7科目全部を毎年受験してほしいというのが本音なのでしょうか…。

さて、本日は前回の話をもう少し掘り下げて、2次試験に取り組む際に知っておくべき前提知識についてお話しします。
今までの記事の内容を含め、こちらに詳細なお話をまとめましたので、それを眺めながら重要な部分に絞ってお話しします(【】内は、シート名を表します。各シートの使用方法や説明は、【説明】シートを参照してください)。
また、こちらの記事も参照してください。

1.事例の知識(総論)
①解答の方向性
【総論】では、合格に繋がる答案の特徴についてまとめています。すなわち、出題者の意図に沿っており、読みやすく短時間で採点できるもので、自分の考えを少しだけ入れた答案は、得点が入りやすく合格に繋がります。

②思考の基本フレームや切口
【総論】に載せている表です。2次試験では1次試験で得た知識をうまくアウトプットする必要がありますが、私がその際に必要だと考えた概念をまとめました。かなり主観的な要素が入っていますが、このような思考回路を持っておくと、2次試験が俄然解きやすくなります。

③事例共通の問題・設問構造
【事例共通】では、全ての事例で必要とされる前提知識と対応についてまとめました。
最も重要なのは設問構成、つまり設問レベルです。なぜなら、出題者がどの質問レベルに対する解答がほしいのか見極めることができれば、解答内容の方向性が概ね定まり、かつ出題者の意図を大外しするリスクを低減できるからです。

2.事例の知識(各論)
各事例を解く際に、「とりあえずこれさえ知っていれば大丈夫」な知識をピックアップしました。最初は知識も不足しプロセスも不安定だと思いますが、まずはこれらだけ意識して解答してみましょう。

①事例Ⅰ
切口としては、「採用、配置、能力開発、評価報酬制度、モラール、部門階層、権限委譲、リーダーシップ、コミュニケーション」です。覚え方は頭文字を取って「さちのひほも、ぶっかけりコミュニケーション」です。

②事例Ⅱ
切口は「4P」、解答要素は「ターゲット、機会、ニーズ、シーズ、効果、協力者、チャネル」です。覚え方は「滝西子の境地」です。また「地域性、関係性、専門性」はしばしば問われる論点です。

③事例Ⅲ
切口は「QCD」「4M+I」、解答要素は生産計画では「日程計画、工程計画、負荷計画」、生産統制では「進捗管理、現品管理、余力管理、作業手配」です。覚え方は「ニコフ、茂代、作業しろよ!」です。また、事例企業が「繰返し受注生産、見込生産、個別受注生産(覚え方は「久美子」)」のうち、どの生産形態をとっているかを押さえておくと、解答の方向性がパターン化できます。問題点の解決策は「ECRS」「3S」が基本です。

④事例Ⅳ
経営分析における収益性(総資本経常利益率、売上高総利益率、売上高営業利益率、売上高経常利益率)効率性(総資本回転率、棚卸資産回転率、(有形)固定資産回転率)安全性(流動比率、当座比率、固定比率、自己資本比率(負債比率))は計算方法も含めて必ず覚えましょう。

3.復習の方法
以上の知識やオイラ式解答プロセス等を活用し、解答作成に取り組む際の注意点は次の通りです。。

①今日の課題を設定する
まず、問題に取り組む前に、今日の自分の課題を3つ設定し【P全体】に記入しておき、解答の際はその3つを意識し取組みます。

②解答例を収集する
解答が終わったら、予備校の模範解答やふぞろい等の書籍、勉強仲間の解答やインターネットを駆使して、自分のもの以外の解答例を収集します。

③再答案を作成する
②や1次試験の教科書等を活用し、【P全体】【P個別】【Pノート】でまず振り返りをします。その上で、【再答案】に自分にとってのベスト解答をもう一度作成します。この作業は時間も労力もかなりかかりますが(最初は丸1日かかります)、再答案を作成することによって解答の質が飛躍的に向上しますので、是非やってみてください。
こちらに作成例を載せておきますので、参考にしてみてください。

これらの手順をPDCAで回し、知識の補完やプロセスの改善を続けていくことが、2次対策の勉強の基本となります。

本日はここまで。以上、細川でした。



改題その2

こんにちは、こばです。
いきなりですが、事例Ⅳは計算力が試される試験である、○か×か?

283786

答えは明確に×。事例Ⅳに計算力は必要ありません。
計算は電卓がしてくれますので、計算力ではなく正しい事務処理能力が必要です。

電卓の持ち込みは不可のため、1次財務会計は計算力が多少必要になります。
しかし、ほとんどの分野は四則演算の計算しかありませんので、中学生レベルの計算力があれば大丈夫。
事例Ⅳ同様に重要なことは正しい事務処理能力です。正しい処理手順で解答をすること。

第2弾は1次、2次ともに頻出のCVP分析を出題。

まずは、CVP分析のポイントを超ざっくり確認。

●売上 ― 変動費 ― 固定費  = 利益
●損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ (1-変動費率)
●損益分岐点比率 = 損益分岐点売上高 ÷ 売上高
●安全余裕率 =100% - 損益分岐点比率
●営業レバレッジ = 安全余裕率の逆数

詳しくは、こちらを10分で確認

それでは本題の

□過去問改題□

平成27年 第10問(改題) 少数点第3位を四捨五入すること

CVP 損益計算書

設問①CVP分析にまつわる指標で今期の数値が正しいものはどれか。

ア:変動比率:60%
イ:限界利益率:55%
ウ:損益分岐点比率:71.43%
エ:営業レバレッジ:3.5%

設問②D社は今期の予想PLを上記の通り行っていたが、営業利益率をさらに向上させたいと考えている。そのための取組として最も効果の高いものはどれか。

ア:新規開拓をして、売上高を1.1倍に増加させる。
イ:新規の設備投資を行い、変動費率を10%減少させる。設備投資により固定費が10%上昇する。
ウ:経費削減で固定費を10%減少させる。
エ:1割値引きをして、販売数を1.2倍にする。

 

□解答解説□

問①、これは基礎知識で解ける問題
正解は

ア:変動比率 = 変動費 ÷ 売上高 よって55%なので×

この指標は瞬殺ですね。超簡単ですが、今期と前期を間違えて計算してしまうことがあります。
そんな馬鹿なと思うかもしれませんが、緊張した場面では信じられないミスが発生します。
サルも木から落ちる。

イ:限界利益率 = 限界利益 ÷ 売上高 よって45%なので×
限界利益 = 売上高 ― 変動費

ウ: 損益分岐点売上高 ÷ 売上高 よって71.43%で○
損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ 限界利益率

エ:安全余裕率の逆数 よって3.5倍、単位が違うため×
この問題は安全余裕率を計算して、その逆数を求めるよりも
営業レバレッジ = 限界利益 ÷ 営業利益 で瞬殺で解答した方が本試験では望ましい。

問②、粛々と計算をさせる事務処理能力を問う問題。1次試験には出ないが、2次試験では嫌がらせ問題として出る可能性あり。しかし、1次試験で出題されれば、時短のために明らかな誤答を瞬殺で見抜く眼力が欲しい。
単純な売上拡大、値下げが正答にならないと見抜く力が欲しい。

予想PL、私は粛々とエクセルに入力。試験本番では下記の表を自力で作る必要がある。綺麗に正確に書くことがミスをしないコツ。正しい型で行うことが重要。
予想PL

よって正解はイ。計算しなくても作問者の想いを考えるとイが正解だろうと予想ができる。

数値のシミュレーションはなんとなく決めたが、イ・ウの損益分岐点売上高が同じになったのは興味深い。
しかし、なぜそうなるのかを理論的に説明するには時間がない。説明できる人はコメントください。

損益分岐点がイとウと同じであるから、営業利益率は限界利益率の高いイとなる。
損益分岐点売上高=固定費を回収した額。それ以降の売上は限界利益分儲かる。

では、まとめ

・事例Ⅳに計算力は必要ない、電卓がしてくれる。
・必要な力は事務処理能力。
・CVP分析問題は瞬殺で解くテクニックが存在する。
・損益分岐点売上高=固定費回収額。
・経費削減より、限界利益を増やした方が儲かる。

byこば


あの熱い夏がやってくる!今年も開催!大好評の一発合格道場夏セミナー開催のお知らせです。

【2次試験ロケットスタートセミナー開催概要】

日時:2016年 8月11日(木) 14:00〜16:30(予定) (開場・受付開始:13:30)
場所:大崎第二地域センター・区民集会所(JR大崎駅すぐ)
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/menu000007300/hpg000007212.htm
対象:2016年 中小企業診断士試験 合格を目指す方
※セミナー終了後、会場近くで懇親会も行う予定です。 (実費負担、4,000円程度を予定)

1次試験終了後は誰よりも早くロケットスタートをしましょう!熱い道場ファンのみなさん、予定を空けておいてくださいね!



道場発、自分イノベーション宣言!
過去の自分を突き破り、未知なる自分へと成長

おはようございます。こばです。
先日、受験生時代に読まなかった白書を読みました。スピテキよりも、ストーリー展開がしっかりしていて読みやすかったです。

白書のことは一旦置いておき、今年の試験は経済、財務が荒れると予想される。
初日の午前中に約30点の失点をしてしまう可能性が高い。
診断士の作問者は先制攻撃が好き。
先手必勝。奇襲攻撃ほど相手を動揺させる攻撃ない

この奇襲攻撃に耐えることを前提としても、その後の攻防で失点をカバーする得点をする必要がある。
ではどこで得点をするか。それは師がもう言ってる通り

■運営
■情報
■中小

診断士試験の目先の難易度は変われど、全体の傾向は変わらない。だから当然得点すべき科目も同じ。
でも最近、情報は難化傾向。去年並みに情報が難しい場合もありえる。
そうなると確実に合格するためには、運営と中小を限界まで得点力を向上させるしかない。

自分のリソースだけではなく、外部環境の変化に応じて戦略を立案してこそ診断士。

だから、中小の渾身記事を2発掲載。

そして、2015年度の白書のテーマは

地域発、中小企業イノベーション宣言!

白書からイノベーションの方法を学ぶ。

■ストーリー展開■

・アベノミクスの影響で日本経済が回復傾向にある。
・さらなる成長発展にはイノベーションが必要。
・イノベーションをしたいが人材が不足している。
・人材をどう採用又は育成するかがイノベーションを支える。
・イノベーションを通じて企業の成長を図り地域活性化に繋げる。

□第1部 2014年度の中小企業・小規模事業者の動向□

第1部のテーマ:外部環境分析

●我が国経済の動向

・アベノミクスの効果が現れ、景気が回復する中で、14年4月の消費増税の前後で大きな変化が生じた。
・駆け込み需要の反動減や、原材料・エネルギーコストの上昇の影響で、企業の業況や採算に関する指標には弱い動き。
・原油価格及び国内石油製品価格の下落やマクロ経済環境の持ち直しで、一時に比べれば改善は見られる。

●中小企業・小規模事業者を取り巻く環境

・中長期的な視点による中小企業の環境分析。

①中長期的な収益力変化分析。
企業規模が同じ中小企業の間で、高収益と低収益の企業の格差拡大。両者の違いを検証し、高収益の企業は低収益の企業に比べて、技術開発や人材の確保・育成に対する意識が強いことを明らかにする。

②「地域」に関する分析。
中長期的な地域経済の成長(付加価値生産額の伸び)を確認し、成長の度合いに応じて地域を類型化した上で、地域ごとの産業構造や人口動態等の分析を行う。その上で、「広域需要」と「域内需要」の二つの観点から、地域の実情にあった経済成長のために何が必要かについて示す。

 

□第2部 中小企業・小規模事業者のさらなる飛躍□

グローバル化の進展等を背景に、大企業と中小企業との間の相互依存関係は希薄化し、中小企業は自ら市場と向き合い、需要を獲得する必要性に迫られている。

第2部のテーマ:「イノベーション・販路開拓」、「人材の確保・定着」

●イノベーション
イノベーションこそが成長の源泉である。
「広域需要志向型」と「地域需要志向型」の類型ごとのイノベーションへの取組状況やその成果について、違いや共通点を明らかにしていく。さらに、企業がイノベーションに着手し、推進していくための課題についても検証する。

●販路開拓
中小企業が抱える様々な経営課題の中販路開拓に対する意識は強い。しかし、販路を開拓し、そこで目標とした売上を達成することは容易ではなく、とりわけ新規市場の開拓は、既存市場と比較してその難易度は高い。
中小企業の販路開拓の取組や売上目標の達成状況の把握と課題の分析を行う。
それを通じて、自らが開拓しようとする販路、市場そのものに向き合い、把握することの重要性と、そうした取組を進める上での人材面の課題について考えていく。

●人材の確保・育成
雇用環境の改善が進む中で、中小企業は、量的にも質的にも人材不足、特に中核人材不足に直面している。
確保(採用)、定着、育成と、段階ごとに分析する。
さらに、女性、シニア、外国人や、都市部、大企業の人材等、従来とは異なる、新たな人材の供給源も分析。
その際、人材の確保や育成に投入ができる人・金が限られている中小企業の現実を直視しつつ、地域ぐるみで人材の確保・育成に取り組むことで課題を乗り越る事例を紹介。

□第3部 地域を考える―自らの変化と特性に向き合う□

第3部のテーマ:地域活性化

「地域」を中長期的な視点で分析。人口減少や高齢化で「地域」は、その構造が大きく変化し、そこに住む人々の暮らしを大きく変化させ、人々が抱える課題も多様化・深刻化している。一方で、この状況においても、実態に応じた取組を行うことで、活性化が図られている地域も存在する。

分析内容
地域資源の活用、地域の社会課題の解決という観点から、地域を活性化するための取組について、
分析及び具体的事例の紹介を行うと共に、地域の実態を踏まえることの重要性と、今後の実態把握のあり方について明らかにしていく。

●地域活性化への具体的取組

地域経済の活性化には地域資源の活用が重要となる。
地域資源の活用状況を把握した上で、その商品化や売り込みに関する課題を分析した上で、そうした課題を実際に乗り越えた具体的な例を紹介していく。

また、地域の課題解決は
・社会的価値の創造、
・企業価値の創造
につながる域経済に与える好影響を与える。NPO法人も取組の担い手になる。

●経済・社会構造の変化を踏まえた地域の対応

地域の活性化のためには、地域の実情をきめ細かく把握し、適切な対応策を講る必要がある。しかし。容易ではなく職員も不足している。
その状況下で、発達するIT技術を使い、地域の実態を把握し施策に反映している地域がある。事例を紹介するとともに、政府が開発を進めてきた「地域経済分析システム」による地域の実態把握について、具体的な機能・画面に基づいて確認するとともに、その活用の可能性を検証する。

この概要を踏まえて本文のグラフをチェック。
消えたサブタイトルを自分が追加しています。

チェックのポイントは4つ。

(1) 「イチバン」をチェック

(2) 特徴的な傾向をチェック

(3) 新たな傾向をチェック

(4) 自分の感覚との違和感をチェック

中小企業白書2015年度 ~第1部 第1・2章~
中小企業白書2015年度 ~第1部 第3・4章~
中小企業白書2015年度 ~第2部 第1章第1節~
中小企業白書2015年度 ~第2部 第1章第2節~
中小企業白書2015年度 ~第2部 第1章第3・4節~
中小企業白書2015年度 ~第2部 第2章 第1節~
中小企業白書2015年度 ~第2部 第2章 第2節~
中小企業白書2015年度 ~第2部 第2章 第3・4節~
中小企業白書2015年度 ~第3部 第1章~
中小企業白書2015年度 ~第3部 第2章第1節~
中小企業白書2015年度 ~第3部 第2章第2節~

ダウンロードしたらコメントください。

では、まとめ。

・外部環境の変化に応じて戦略を立案する。
・2015年度の白書のテーマはイノベーション。
・ストーリーを頭に入れて学習をした方が覚えやすい。
・試験勉強を通じて、自分イノベーション。試験終了後に、新たな自分へ遭遇する。

byこば



皆様おはようございます。毎度毎度の細川です。本日を入れて1次試験まで残り61日、2次試験まで残り139日となりました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
私細川は、土曜日はとある受験生セミナーへの参加とその後の懇親会で、日曜日は大学時代の部活のOBOGや現役を交えた懇親会でしこたまお酒を飲んできました。勉強も重要ですが、仲間と直接交流する息抜きも楽しいですよね。

さて、今回から2回にわたりお送りする懇親、もとい【渾身】シリーズは、いままで説明してきたプロセスを活用し、細川が実際に問題を解いていく過程を順にお伝えします。

まずはこちらの画像(平成27年事例Ⅰ)を横目で見ながら、以下の解説と合わせて振り返ってみましょう(汚い字でごべんなさい…)。

設問分析の前に

早速設問分析…といきたいところですが、まずは問題と解答用紙を開いた時点で、

①与件の量、問題の数、解答文字数の数

を見て、難易度(与件の量が少ない=情報が少ない=類推や知識が多く求められ難易度が上がる)や、時間配分(問題数や解答文字数が多い場合)をざっくり見積り、事例全体を取り組む際の方向性を仮決定しましょう。

また、設問分析を円滑に行うために与件の最初の部分だけを読み、

②当該企業の業種

を把握し、その業種で問われそうな論点も想定しておきます

【実際】
①与件の量は2.5ページ、問題数は5問、解答文字数は520字と、以前の過去問と比較すると標準的な量なので、いつも通りのペースで解く
②「A社は、1950年代に創業された、資本金1,000万円、売上高14億円、従業員数75名(非正規社員を含む)のプラスチック製品メーカーである。」
→製造業なので、技術的難易度や設備投資に絡めて解答する必要があるかも

最初はこの程度の分析で止めておき、さくっと第1問に飛びます。

なお、設問分析中の【スラ打ち】【白フラグ】【黒フラグ】【リンクワード】については各リンク先の説明を参照ください(解説は省略します)。
また、【設問レベルと内外環境】【構成分析】【知識想定】【編集パターン】【難易度想定と得点見積り】も合わせて参照ください。

第1問(配点:20点、解答文字数:100字)

【設問レベルと内外環境】
ここでは明らかに外部環境(スポーツ用品事業の市場特性)を問うているので、設問レベルは「環境分析(環に○)」、該当部分を黄緑の蛍光ペンで塗ります。

【構成分析】
主語がA社ではないので、「A×(バツ)」と書き、解答の際にはA社以外の業界全体のことも述べるよう注意喚起します。

【知識想定】
「市場特性」という言葉から、参入障壁の高さ(低いと競合が多い→競争激しい→低収益)、技術的難易度(付加価値高められる製品開発は可能か)、ニーズの動向等が考えられ、思いついたことをとりあえずメモしておきます。ここでのメモは後で自分の思考を整理するのに活用しますが、必ずしもすべてを解答に盛り込む必要はありません(逆にここでメモしなかったことを解答に使うこともあります)

【編集パターン】
解答文字数は100文字とある程度余裕があるので、「特性は、①、②、③、~である。」というような、因果を列挙する方法を採用すれば、多面的に切口を展開でき出題者の意図に合致する可能性を高められるため有効です。

【難易度想定と得点見積り】
過去問の傾向からしても、解答すべき内容は与件内に多く記述されているはずなので、難易度は「中」、目標得点は16点としました。ただし、与件内に多く散らばっている内容をうまくまとめあげる編集能力は必要です。

第2問(配点:20点、解答文字数:120字)

【設問レベルと内外環境】
「関連会社を設立する」という、高度な経営判断について問われているので、設問レベルは「戦略レベル(戦に○)」です。

【構成分析】
「その理由」の「その」という指示語が示しているものは、「当初」と「その後」、「社内」と「関連会社」、「新しい分野(と時間の経過によって一般的になってしまった成形事業?)」等が考えられます。このように、指示語が示している可能性のある言葉や対比すべき部分には黒フラグやナンバリングを行い、出題者の意図を漏らさないようにします。

【知識想定】
コスト削減、意思決定迅速化、経営資源集中等の、経営上のメリットになるものを想定します
また、分社化したのは第1問で問われた外部環境のことも関係するかもしれません。

【編集パターン】
「理由は、①、②、③、~である。」というような、因果を列挙する方法が有効です。

【難易度想定と得点見積り】
問われているのは過去の話であるので、与件中には分社化するまでの歴史的展開やその結果が述べられている可能性が高いと考えられます。それらがヒントになりそうなこと、また知識想定もある程度できたため、比較的取り組みやすく難易度は「中」、目標得点は16点としました。

第3問(配点:20点、解答文字数:100字)

【設問レベルと内外環境】
「今後の経営への課題」ですから、当然「戦略レベル」であり、該当部分をピンク色で塗っておきます。

【構成分析】
第2問と違い「今後」の話であり時制が変化しているので、第2問と第3問の間に「過去ライン」を引いて注意喚起します。

【知識想定】
「売上が60%」というのを「高い」と捉えれば、一事業に売上高が集中することによるよる経営不安定化、が考えられます。また、「低い」と捉えれば、まだ伸びしろがあり経営資源をもっと投入し強化していく必要がある、という方向性もありえます。さらに「企業グループ」としていることから、第2問の分社化の話とも関連しているのかもしれません。

【編集パターン】
「課題は、①、②、③、~の可能性がある。」というような、因果を列挙する方法が有効です。ただ、複数の懸念事項をまとめ上げ「1つの課題」と抽象化することも考えられ、その場合は因果のみ(複数列挙せず、一本の因果関係)で編集する方法(例えば、「課題は~等という…の可能性がある。」等の編集パターン)もあります。
ちなみに、出題者が求めていることがよくわからないという理由から解答では複数列挙を行い、そのうちの1つ2つの部分点を狙っていくという考え方もあります。

【難易度想定と得点見積り】
「将来の可能性」のことを問われており、与件に記述はあまりないと思われること、「売上が60%」であることと経営への影響度合は様々な方向性が考えられ、出題者の意図を捉えにくいため難易度は「やや高」、目標得点は10点はとしました。

第4問(配点:20点、解答文字数:100字)

【設問レベルと内外環境】
「賃金制度」と人事のことを問うているので、「オペレーションレベル(オに○)」としました。

【構成分析】
特になし。

【知識想定】
「企業グループ」で「成果主義」を「あえて導入していない」ことから、成果主義のデメリットを避けるためかもしれません。成果主義のデメリット面を人事面の切口、例えば採用、配置、能力開発、評価、報酬、モラール等から述べる必要がありそうです。

【編集パターン】
「理由は、①、②、③、~である。」というような、因果を列挙する方法が有効です。知識想定では切口を列挙できましたので、そこからいくつかを選び記述することができそうです。

【難易度想定と得点見積り】
ただし設問文がたった2行しかなく、しかも問うていることが抽象的な内容の為、出題者の意図を外す可能性も考慮して難易度は「やや高」、目標得点は10点としました。

第5問(配点:20点、解答文字数:100字)

【設問レベルと内外環境】
「サービス事業拡大の留意点」を「組織文化」「人材育成」の観点から述べるので、組織や人事等の「オペレーションレベル」を主軸としながらも、経営への効果等の「戦略レベル」のことも意識する必要がありそうです。

【構成分析】
「XだけでなくYも」という呼応の副詞を使った文章構成から、「製造・販売」と「サービス事業」を対比します。

【知識想定】
オペレーションレベルでは、組織という切口から、リーダーシップ、権限委譲、コミュニケーション等が考えられます。
戦略レベルでは、今までやっていなかったことをやるので、チャレンジ精神や事業円滑化等を想定しました。また、事業分野ごとの関連性ではシナジー等の発揮も述べられそうですが、そうすると第3問との関連性も気になります。

【編集パターン】
「留意点は、①、②、③、~である。」というような、因果を列挙する方法が有効です。また、オペレーションレベルだけでなく戦略レベルのことも述べる場合、それぞれが解答に占める量(=ボリュームバランス)も見積もっておく必要があります。本問で問われていることの主軸はオペレーションレベルなので、オペレーションレベル:戦略レベル=4:1程度の解答分量にしておきましょう。

【難易度想定と得点見積り】
過去問では最終問題は難しいのが一般的であること、オペレーションレベルと戦略レベルの両方の観点を盛り込む場合は編集が大変になること等を考慮し、難易度は「高」、目標得点は8点としました。

取組順序と時間配分
どうも設問間の関連性が順に繋がっているように思えるので(かつ時制も過去から将来へ流れている)、取組順序は第1問から順番に解答します。
また詳細分析と記述の時間配分は、全体的に解答文字数、難易度ともに標準的(例年通り)と判断した為、各10分ずつとしました。
目標得点も16+16+10+10+8=60点と、今の段階では合格点に達しているので問題なさそうです。

本日はここまで、それではみなさん良い一週間を!

細川でした。

※2016年6月8日:一部加筆修正しました。



努力に比例する中小企業経営・中小企業政策

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おはようございます。こばです。
先日、ちはやふるの映画を見て来ました。
非常に楽しく満足しています。特に広瀬すずの身体能力の高さはすごいですね。走る姿がめちゃめちゃきれいです。

一般的は青春映画なのでしょうが、
診断士試験の視点から見ると

最後の2択ケアレスミス

この視点から最後の局面を見ると、非常に興味深い。

そして、今年の診断士試験はケアレスミスの撲滅が合格への鍵となる。

 

前置きはこれぐらいにして、最後のデータ分析シリーズに入っていきます。
今回は暗記3兄弟の末っ子。中小企業経営・政策です。性格は素直で、特性は丸暗記。

まずはこのデータ分析の意義の確認から。

このデータ分析の意義はどこが勝負の分かれ目になるかを把握し、重点的に対策を立てる論点を決めること。

データ分析に入る前に、科目設置の目的を確認しようと思います。

□中小企業経営・中小企業政策 科目設置の目的□

・中小企業診断士は、中小企業に対するコンサルタントとしての役割を期待されており、中小企業経営の特徴を踏まえて、経営分析や経営戦略の策定等の診断・助言を行う必要がある。
・そこで、企業経営の実態や各種統 計等により、経済・産業における中小企業の役割や位置づけを理解するとともに、中小企業の経営特質や経営 における大企業との相違を把握する必要がある。
・また、創業や中小企業経営の診断・助言を行う際には、国や 地方自治体等が講じている各種の政策を、成長ステージや経営課題に合わせて適切に活用することが有効であ る。
・このため、中小企業の経営や中小企業政策全般について知識を判定する。

中小経営は毎年出題が変わるから、
過去問をやる必要はないって思ってない?

師はそう言ってた?

やる必要ないっと思ってしまった人は動画を再チェック。

次からはデータ分析に入っていきます。

.
■データ分析■

まずは、科目合格率と平均点の推移を確認します。
中小平均点推移
(データ出典:中小企業診断協会・TAC )

年度別の難易度の変化も確認します。
中小年度別 難易度
(データ出典:TAC )

平均点・合格率ともに山あり谷ありで推移していますが、ここ数年の難易度は易しめです。
平成27年度は点数が落ち込んでいますが、平成26年度が簡単すぎただけで、特別難しかった訳ではありません。

■分野別出題頻度・ランク分析■

次は、経営と政策に分けて分野別の難易度を確認します。
さらに今回は年度別に確認。
中小経営 難易度

中小政策 難易度

(データ出典:TAC )

このデータからも経営と政策は全く別の試験であることがわかります。

平成27年度に得点が落ち込んだのは経営の難化にあります。
平成24~26年度はAランクが10問弱出題されているのに対し、27年度はたった2問。

政策はABCランクが8割出題で難易度が安定。政策は問われえる内容まで同じこともあり対応しやい。

.
■ 論点別の詳細分析■

過去問を論点別難易度にまとめました。

 中小企業経営  中小企業政策
・財務指標・資金調達
・企業数・事業所数・従業者数・雇用
・産業別・業種別・規模別
・開廃業・起業・倒産
・地域・商店街
・海外
・IT
・他科目知識
・その他
・中小企業及び小規模基本法
・資金供給の円滑化および自己資本の充実
・中小企業新事業活動促進法
・ものづくり高度化法
・経営基盤の強化
・環境変化への対応
・事業承継および再生支援
・小規模企業対策
・政策の変遷
・その他

中小論点

(データ出典:TAC )

【中小企業経営】

中小企業白書とは何か?
一般的に実施した政策が、正しかったのかを検証するもの。
そのため、財務指標が向上したのか。企業数・従業員はどうなったのか。
中小企業は大企業と比べてどうなったのかを示すことが目的。

しかし、中小経営でこの白書から出題される目的は予算確保かもしれない。
このことが事実かどうかは不明だが、診断士試験に出題すれば一定の購買は期待できる。
この思惑に左右されず、愚直に暗記したら努力に比例して伸びる科目。

上記で述べたように、白書を作る目的が同じなのだから、当然出題も同じような内容が出題される。
過去問分析でそのことに気づいて暗記するのか、やみくもに白書を暗記するかで合否は分かれる。
暗記する際のポイントは感情の揺れを持つこと。
へーそうなんだ!あれ?自分の感覚と違うぞと感じて、グラフなどを確認していくと覚えやすい。

 

【中小企業政策】

政策は経営とは全くの別物で、同じ内容が毎年出題される。
政策の内容を細かく問われる。
そして、厄介なことに似たような政策名や実施機関等が多く覚えにくい。
そこで、自分で下記の論点で表にまとめて覚える内容を減らす。

  • 政策名
  • 実施機関
  • 実施機関の場所と数
  • 要件
  • 対象
  • 政策の効果
  • その他など

自分で表を作成すると論点が整理されて自然と頭に入ってくる。

■ 今年の試験の難易度など■

今年の難易度は横ばいが妥当。それは、平均点60点が作問者の目指すところだから。

中小は7科目の最後で暗記しかない科目。
この科目にどう向き合うかは非常に大事。

中小経営は1年前の白書から出題され、白書掲載のデータは2年前のもの。
今の中小企業の実態との乖離は否めない。こんなの覚えて何になると感じる人も多いと思います。
しかし、短時間で合格レベルに到達し、努力に比例して得点は伸びる。
一方で二次試験には出ないと割り切って、最後は気合と根性一夜漬けするのも正解。

でも、一夜漬けには一般人とって、範囲が膨大すぎる。
だから過去問分析を行って、覚えるべきポイントを明確化することが合否の分かれ目。

では、まとめ。

・ 師の言うとおり、中小も過去問分析が大事 。
・ 今年は経営・政策ともに横ばいが妥当。
・短時間で合格レベルに到達し、努力に比例して得点力が向上する。
・それでも時間がなければ、気合と根性で一夜漬け。

byこば



今ここにない未来を創る経営情報システム

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おはようございます。こばです。
経営情報システムは4年前の月9リチプアの影響でめっちゃ好きな科目でした。
仕事で勉強したプログラミング知識を基に、物流システム的なものを開発・導入したりもしたことがあります。
システム会社ではないので、開発導入したのはいいものの保守メンテなど課題は山積みで・・・
勉強した中でもSQLが好きでよく使ってます。
データベースの世界は3値論理、真と偽では表せないものがある。この考え方には痺れました。

前置きはこれくらいにして、今回は去年荒れた経営情報システムのデータ分析に入って行きたいと思います。

まずはこのデータ分析の意義の確認から。

このデータ分析の意義はどこが勝負の分かれ目になるかを把握し、重点的に対策を立てる論点を決めること。

データ分析に入る前に、科目設置の目的を確認しようと思います。

□経営情報システム 科目設置の目的□

・情報通信技術の発展、普及により、経営のあらゆる場面において情報システムの活用が重要となっており、 情報通信技術に関する知識を身につける必要がある。
・また、情報システムを経営戦略・企業革新と結びつけ、 経営資源として効果的に活用できるよう適切な助言を行うとともに、必要に応じて、情報システムに関する専 門家に橋渡しを行うことが想定される。
・このため、経営情報システム全般について基礎的な知識を判定する。

この目的から、ITの基礎的な知識を問う試験であることがわかります。
データ分析からも基礎知識の重要さがわかりますので確認してみてください。

次からはデータ分析に入っていきます。

.
■データ分析■

まずは、科目合格率と平均点の推移を確認します。

情報得点推移
(データ出典:中小企業診断協会・TAC )

年度別の難易度の変化も確認します。
情報難易度
(データ出典:TAC )

この経営情報システムも難易度の変化が激しい科目です。
ここ2年は急激に難化しています。特にAランク問題はは過去10問前後あったのに数問しかありません。

経営情報システムの試験特性として、
知ってますか?と言う問題が多くその場で知識を使って解答することはほとんどありません。

平成21年と平成27年には科目合格率が一桁となるなど大荒れしています。
このような試験特性において荒れたのは、
そんな論点テキストに掲載されてない
となったことが考えられます。実際、私も何これ?知らんとなったのを覚えています。

■分野別出題頻度・ランク分析■

次は、IT基礎知識とIT応用知識に分けて分野別の出題数と難易度を確認します。

情報分野別の出題数
情報分野別の難易度
(データ出典:TAC )

IT基礎の方が出題数が多く、簡単であることがわかります。

過去の傾向では基礎の方が出題数が多いのですが、去年逆転しています。

基礎的なIT知識を問う試験であると目的では書かれているのにです。
IT基礎知識は過去問とテキストで対策ができる分野ですが、IT応用は対策がほぼ無理な分野になります。
碧の記事でもこの応用分野をバッサリ切ったと書かれています。

平成25年と平成26年と同数のIT応用問題が出題されているのですが、常識的に考えるとこれだよなとなる問題が多かったためです。その問題に対する知識が薄くても正解できるようになってるので、平成25年は平均点が高くなっています。

.
■ 論点別の詳細分析■

過去問を論点別難易度にまとめました。

 IT基礎知識  IT応用知識
・ハードウェア
・ソフトウェア
・データベース
・ネットワーク
・インターネット
・セキュリティ対策
・システム構成技術
・プログラミング言語
・ソフトウェア開発
・経営情報管理
・ガイドライン
・統計解析
・その他

情報論点別の難易度
(データ出典:TAC )

【IT基礎知識】

基本的に難しいことは問われないので、重要なことをしっかり覚える
略語を略さずにに覚える方が、ただ暗記するより覚えやすい。
その時に意識することは、どの論点がどのレベルで問われるのか。そしてそれをいつ覚えるのか。
重要論点は早期に覚えて何度も復習して知識を定着する
下記に各論点の重要な所を過去記事を中心にまとめます。

□ハードウェア□

橋げた構築が間に合わないなら・・・ 最初の橋げた作り
情報:串刺し&ストーリー記憶術 断片化処理
.

□ソフトウェア□

【情報】一筆書き復習法ソフトウェア・ミドルウェア

.□データベース□

【情報】正規化なんて怖くない 正規化
情報システムの3×3(初学生向け) 正規化・SQL
【経営情報システム】超直前総まとめ ~だいじょうぶ、コワクナイ~バックアップ
.

□ネットワーク□

情報:雪だるま式記憶法 VPN
おやじの天敵⇒情報システム OSI基本参照モデル
経営情報システムを得意科目にした、3つのアプローチLANの形態

.□インターネット□

【情報】「稼ぎ科目」にしよう! TCP/IP
【情報】ITが苦手な方の情報対策 SMTP・POP3
【情報】くだらないほど忘れない ゴロ合わせとSMTP・POP等.

□セキュリティ□

おやじの天敵⇒情報システム 公開鍵暗号方式
.

□システム構成技術□

【情報】あと4点を取る直前駆け込み情報! フェイルセーフ
横文字の記憶法 ミラーリング

□プログラミング言語□

【直前期】付け焼刃的経営・情報システム プログラミング言語のゴロ合わせ等

【IT応用知識】

IT応用分野では最新のガイドラインや技術を、いくらでも出題だせるため事前対策が不可能に近い。
また、統計解析もかなんり深い論点が問われることが多く基本正解できない。
でも、26年の問24は運営23年の問17と同じ論点が出題されている。
その中でもソフトウェア開発だけが事前に準備ができる。ここが勝負の割れ目、最後の2択。

.□ソフトウェア開発□

【情報】SEのための情報講座 ソフトウェア開発要注意
暗記3兄弟を単に暗記で留めない理由 Webサービス
【法務】表を作って暗記術 オブジェクト指向・手続き型

.□経営情報管理□

経営情報システムの暗記術:具体例 ソフトウェア開発

.□  ガイドライン及び法律・統計解析□

【情報】データ分析の結果、統計はスルー
情報:統計解析で勝負を挑む! 後半部分を一刀両断
★重箱の隅つつき論点④(最終回)★経営情報システム~どうしても食えない統計学(泣)

.

□データ分析・攻略法□

【情報】データで見る経営情報システム
【数の力】四択vs二択
【情報】苦手な方限定~理屈は後からついてくる
【情報】情報の攻略法というか暗記科目の攻略法
超超直前ウィークスペシャル:情報最終チェック
情報:ITリテラシーの低い私がいかにして経営情報システムを克服したか?
経営情報システム:データ分析による傾向と対策
「情報」が苦手な方の勉強法:メモリボmemoribo活用術

.

■ 今年の試験の難易度など■

一昨年、昨年と難化したから今年は易化と安易に考えると、足下を救われるのが診断士試験。

去年の難化したポイントは

基礎で実務で使用する場合の知識が問われたこと。
応用でクソボールが出題されたことに尽きる。

情報は難しくないが、知らなければ解けないからやっかい。

ITの分野は日々進化しているため、最新情報をいくらでも出題可能だが、
目先の変化に囚われず前半の基礎で稼ぎ、後半の応用を粘って得点する。

では、まとめ。

・情報は前半のIT基本知識が最重要。
・重要論点は早期に覚えて知識を定着させる。
・ソフトウェア開発が最後の2択、点差が分かれる。
・統計は鉛筆転がし。ただし、平成26年のように過去問と同じ問題もある。

byこば



ゆるわだ好きな経営法務

297224

おはようございます。こばです。

先日、新井選手が2000本安打を達成しましたね。

新井選手は1年目からプレーを見ていますが、ここまでヒットを積み重ねるとは正直想像できませんでした。
Tシャツにもなっているように、本当に驚きです。
新井選手は練習は裏切らないを体現した人ではないでしょうか。

練習をしたら誰でも2000本を打てる訳ではありませんが、練習をしなければ打てない。弱点である守備をある程度克服し、長所である長打力を延ばすことに成功したからこそ2000本を達成できたのではないでしょうか。それ以上に体が丈夫だったことが、最大の長所かもしれません。
これは試験対策でも同じではないでしょうか。弱点をある程度克服し、長所を伸ばす。

いよいよ明日に迫った春セミナーでも、この弱点・長所をどうするかについて考える機会があります。
ここまでの学習の進捗状況を整理して、今後の課題設定をしてみてください。残り約100日をどう過ごすかで、一次試験の合否が決まるといっても過言ではないと思います。

それでは本題のデータ分析に入って行きたいと思います。

まずはこのデータ分析の意義の確認から。

このデータ分析の意義はどこが勝負の分かれ目になるかを把握し、重点的に対策を立てる論点を決めること。

データ分析に入る前に、科目設置の目的を確認しようと思います。

□ 経営法務 科目設置の目的□

・創業者、中小企業経営者に助言を行う際に、企業経営に関係する法律、諸制度、手続等に関する実務的な知識を身につける必要がある。
・また、さらに専門的な内容に関しては、経営支援において必要に応じて弁護士等の 有資格者を活用することが想定されることから、有資格者に橋渡しするための最低限の実務知識を有しているこ とが求められる。
このため、企業の経営に関する法務について基本的な知識を判定する。

この目的から実務で使用する法務知識を問う試験であることがわかります。
民法などかなり幅広く問題を出すことが可能になっていますが、限られた範囲の中から出題されていることが分かります。

次からはデータ分析に入っていきます。

.
■データ分析■

まずは、科目合格率と平均点の推移を確認します。
得点推移
(データ出典:中小企業診断協会・TAC )

年度別の難易度の変化も確認します。
年度別難易度
(データ出典:TAC )

平成23年に平均点が60点を超えていますが、50点台で平均点が推移しています。
これは毎年ABCランクで約80%ほど出題されていることで、安定感のある平均点になっていると考えられます。
運営管理でもABCランクで約80%でしたが、法務の方が点数が低い理由はCランク問題の多さです。

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■分野別出題頻度・ランク分析■

次は、民法、会社法、知的財産権、その他(独禁)等に分けて分野別の難易度を確認します。
法務分野別の難易度

法務 年度・分野別の出題数
(データ出典:TAC )

会社法と知的財産権が二大論点。
会社法の方が出題数は多くなっていますが、難易度の差はほとんどありません。
また、どの分野も最後の2択Cランクの割合が一番多くなっています。
さらに、年度別に分野の出題数を集計すると会社法の出題が直近3年で減少していることがわかります。

.■ 論点別の詳細分析■

過去問を論点別難易度にまとめました。

 民法  会社法  知的財産権  その他 独禁・国際取引など
・ 債権、契約
・ 相続等
・ 株式と株主と計算
・機関設計
・組織再編
・資本市場 倒産
・産業財産権
・産業財産権の侵害
・著作権など
・その他知的財産権
・独占禁止法
・消費者保護法制
・国際取引 (英文契約)
・その他

法務論点別難易度

(データ出典:TAC )

【民法】
企業の契約に関わる論点を中心に押さえる。期限の利益などは実務においても重要論点。
相続は定期的に出題される。中小企業経営・政策の論点とも絡むなど重要ではあるものの、実際に出題されるとほとんどの受験生が正解を導くことができないでいます。ABランクの出題は0。しかし、現実の中小企業にとって事業承継が課題であるため、今後も出題がされることが予想されます。
その他の債権の回収など様々な法律があり、絞ることが難しいため、余力がない人は深追いは厳禁です。自分はここを深追いしたため、重要論点を疎かにしてしまいました。

【会社法】

経営法務において最多出題の分野ですが、最近は減少傾向です。機関設計等は大企業が中心の話になってしまい、中小企業でこのことに悩んでいる会社は少ないからでしょうか。その機関設計の論点をさらに細かく見ると内容はまちまち。道場の過去記事でも言われているように、同じような出題はされない。この点が経営法務の難しいところです。

【知的財産権】

会社法が減少している中、知的財産権は増加傾向です。なんで知的財産権が増加傾向なんですかね。会社法は出し尽くしたからでしょうか。そして、試験委員の先生はこの論点で笑わせにきます。7代目の碧も思わず笑っちゃいそうになったみたいですね。『海老みそプシュー』っと作問した時の先生はどのような気持ちだったのか、とても気になります。
時事ネタも好きです。平成26年は当時話題になっていたゴーストライターが出題されています。
今年の話題は経歴詐称というところでしょうか。

【その他】

この分野は独占禁止法と国際取引の英文契約が多く出題されています。
英文契約は毎年出題されているため、本番でも得点できるようにしたいところですが所詮2マークと割り切ることが大事です。この分野も民法同様にどの論点が出題されるのかあらかじめ予想することが難しい状況です。

■ 今年の試験の難易度など■

今年も経営法務で笑いが起きる。試験委員の先生も何か笑わせなければと意識していると思います
得点は例年通り50点台後半ぐらいで得点収まることが予想されます。
会社法と知的財産権の分野を中心に出題するため得点は安定。
会社法から知的財産権へと出題の傾向が変化しているため知的財産権の分野を重点的に学習しましょう。
過去記事で書かれているように経営法務の学習で大事なのは

過去問を解くたびにテキストに戻って、その論点の周辺知識をセットで暗記

ことが得点力向上の近道です。

では、まとめ。

・今年も笑わせてくれることが予想される。
・得点も例年通り50点後半ぐらいに収まる。
・会社法⇒知的財産権へと出題がシフト。
・同じ問題はでない。過去問+テキストで周辺知識を覚える。

byこば



道場春セミナーのお知らせ 

日時:4月29日(金)14時〜

場所:中央区日本橋公会堂
お申し込みはこちらから(外部サイト:peatix)
4月10日(日)9時から募集開始。

Don’t miss it!!!

こんにちは、今日も元気にKKD、7代目のかおりんです。

明日から2016年の春セミナーの申込を開始する予定です。右上の「一発合格道場主催イベント」欄に申込用webのリンクを貼りますので、お見逃しなく!
7代目道場メンバーみんなで、役にたつ内容になるように着々と準備を進めて参ります

今日も都内某所で打ち合わせしますよ~!


2次の成績開示、もうされましたか?

再チャレンジの方は、客観的に二次を振り返るために。
合格された方はネタのため診断士を学ぶ仲間たちのために、ぜひ開示請求にチャレンジしてみてください。

費用は、郵便料金784円(簡易書留310+切手代82)*2+住民票発行料です。(私の場合は1084円/回でした)ちなみに、送付する時「相手が法人なら簡易書留じゃなくて特定記録でも大丈夫じゃない?」と郵便窓口のおじさまが教えてくれたので、2回目は特定記録で送り、無事結果を入手できました。(=150円分の節約)。※試される方は自己責任でお願いします。
申請方法については岡崎さんの過去記事が詳しいです!

かくいう私も、合格発表からしばらくして開示請求しました。
勇んで届いた封筒を開けると、「総合B」の文字が・・・!!!

オーマイゴッド。ほんまかいな。
合格、手違い?!あんなしんどい実務補習やったのに?!(軽くパニック)

・・・・そう、去年の成績が届いてしまったのです・・・・・・

サザエさんもうっかり八兵衛もびっくりなうっかりものの私が、どんな間違いを犯したか共有しますよ。

kojinjouhou_kaiji_seikyu01

ココ、ここです!!!
平成27年度と書くべきところ、私は平成26年度ってかいちゃったらしいです。(哀しかったので、診断士協会に電話して確認しました・・・笑)

こんな間違いがないように、2回目はこう書いて送りました!!!

kojinjouhou_kaiji_seikyu02

そうすると、こんな感じで自分の成績を時系列で追える結果が届きます。

開示請求03
平成28年度、未実施・・・(笑)
ちなみに、成績開示はどうやら1ヶ月分をまとめて処理しているようで、1週間くらいで届く方もいれば、最大で1ヶ月+αくらいかかるようです。

過去年度の成績が届いた時、道場で書けるネタができた・・・おいしいやん、って思ったことは内緒ですよ。

今日も診断士を目指すみなさまに、幸あれ☆

ほな!
かおりん



これは日本語なのか?
377429

 

おはようございます。こばです。
このシリーズも3回目になります。今回は企業経営理論です。多くの人がまず初めに勉強する科目でしょうか。この経営は過去問を解いて『これは日本語なのか?』と感じる人が大勢いるのではないでしょうか。自分もそうでした。
スピ門から過去問に勉強を移行して驚愕く、このレベルの違いは何なんだ・・・
7代目のたきも同じように感じたみたいですね

この科目にどう取り組むべきか。
診断士になるのであれば、この科目を得意にしたいところですが、あまり高得点は望めない科目でもあるので悩ましい限りです。

 

それでは本題のデータ分析に入って行きたいと思います。

まずはこのデータ分析の意義の確認から。

このデータ分析の意義はどこが勝負の分かれ目になるかを把握し、重点的に対策を立てる論点を決めること。

データ分析に入る前に、科目設置の目的を確認しようと思います。

□ 企業経営理論 科目設置の目的□

・企業経営において、資金面以外の経営に関する基本的な理論を習得することは、経営に関する現状分析及び 問題解決、新たな事業への展開等に関する助言を行うにあたり、必要不可欠な知識である。
・また、近年、技術 と経営の双方を理解し、高い技術力を経済的価値に転換する技術経営(MOT)の重要性が高まっており、こう した知識についても充分な理解が必要である。
・このため、経営戦略論、組織論、マーケティング論といった企 業経営に関する知識について判定する。

財務の視点以外からの経営分析が必要であると言っている。経営資源のカネ以外である、ヒト・モノ・情報について学習するのが企業経営理論。
その中で技術経営は重要な論点に位置づけられています。試験委員の先生は中小企業は下町ロケットのような町工場のイメージなんですかね。
次からはデータ分析に入っていきます。

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■データ分析■

まずは、科目合格率と平均点の推移を確認します。

経営推移

(データ出典:中小企業診断協会・TAC )

年度別の難易度の変化も確認します。

経営年度別難易度

(データ出典:TAC )

過去6年は平均点が50点台で推移しています。安定している半面、高得点も期待できないと言えるでしょう。
毎年、ABCランクがバランスよく出題されていることで、この安定した平均点に収まっています。
この傾向から企業経営理論は、大成功も大失敗もない科目と言えます。

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■分野別出題頻度・ランク分析■

次は、経営戦略・組織・人事労務・マーケティングに分けて分野別の難易度を確認します。

経営分野別難易度

(データ出典:TAC )

経営戦略とマーケティングの出題が多く、また難易度も比較的低くなっています。
組織・人事労務は出題が少なく、難易度が高い。この傾向は過去から変わっていません。
特に、人事労務に関してはAランク問題が1つもない状況です。
この分野は社労士資格として単独で成立するほど奥が深くなていて、事前の対策が難しいです。
二次試験にも関係なく、出題されても4マーク約10点と割り切って捨てることも作戦の1つです。

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■ 論点別の詳細分析■

過去問を論点別難易度をまとめました。

 経営戦略  組織・人事労務  マーケティング
・経営概論
★成長戦略
★★競争戦略
★技術経営と外部連携
・ガバナンス他
★組織構造論
★組織行動論
・人的資源管理
・労働関連法規
・マーケティング概論と戦略
★マーケティングリサーチ
★★4P戦略
・関係性マーケティング

経営論点別

(データ出典:TAC )

【経営戦略】

経営戦略の知識は二次試験の土台。
一次試験の問題を解きながら、きっちり基礎固めすること。ここがおぼつかないと与件文の理解・分析が厳しくなります。
最多出題が技術経営と外部連携。目的条文に掲載された論点だけあって一番多くなっています。
競争戦略が次に多い、成長戦略と合わせて、きっちり覚えて理解しましょう。
この競争戦略で重要な人物がポーター先生。
ポーター先生から試験合格への差別化戦略を学ぶ。さらに余力があれば、どう二次試験でどう活用するのか検討しておきましょう。経営はいろんな外国人の先生が登場するので、顔を見てイメージで覚えましょう。

また、平成26年の事例ⅡではPPMの知識が直接問われることもあるので、知識が曖昧だと厳しい結果になってしまうかもしれません。二次試験で5フォースに当てはめて状況を分析しなさいなどの知識問題が出題されてもおかしくはないのかなと思います。

【組織】

組織の論点としては組織構造論と組織行動論の2つ。
しかし、組織は難しい。
一次試験で正解できることも重要だが、正解できるだけでなく知識をきっちり理解する必要があります。

組織構造論は事例Ⅰで必須な知識です。
チャンドラー先生の『組織は戦略に従う』はニ次試験でも良く使います。
個人的に好きな先生はバーナード先生です。
共通目的・貢献意欲・コミュニケーションの経営組織の成立条件は深いですよね。

組織行動論のモチベーション理論は外人顔シリーズの見せ場。とにかく顔と名前とセットで覚える。
そして、Joan Woodwardの考えに想いを馳せましょう。

【マーケティング】

マーケティングはやっぱり4P戦略。製品・価格・チャネル・販促の4つが重要。
製品はさらにブランド等の細かい論点に分かれるため、深堀が必要です。
この知識は事例Ⅱのマーケティング戦略の切り口として活用します。
特に去年の平成27年の問題ではしつこく聞かれた論点です。

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■ 今年の試験の難易度など■

この科目は難化も易化もしないと思います。
例年と同じように50点後半の平均点に落ち着くことになるでしょう。
その安定した難しさをどう乗り越えるか。

その答えは過去問の中にあると思います。
この科目は単なる知識の暗記や理解だけでは得点しにくく、試験問題に応じた対策が必要になります。

・どの論点が問われているのか気づくセンス
・そのセンスを裏づけする知識
・どのようにひっかけてくると間違えるのかの作問者視点

これらの切り口で過去問分析してみてはどうでしょうか。
8月6日、知識から逃げなかったその先にあるものが何か自分で確かめてみましょう。

では、まとめ。

・今年も変化なく低位安定得点が予想できる。
・ポーター先生から差別化戦略を学び試験に活用する。
・組織論は顔とセットでイメージで覚える。
・マーケティングは4P戦略。
・知識から逃げない。センスを知識で裏づけ。

byこば

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7代目フェイマオを総合プロデューサーに着々と準備中です♪

お楽しみに!



今年は難化確実の財務会計
でも、財務得意なら事例Ⅳで一発逆転が可能

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おはようございます。こばです。球春到来し、野球ファンにはこれから楽しい季節ですね。
去年は勉強をしていたため、1回も野球を観に行けなかったな。去年のこの時期と言えば、診断士試験に革命が起きた時期ですね。得点開示ができることが判明した時期です。それで事例Ⅳで一発逆転も可能と判明し、事例Ⅳ対策にめっちゃ注力したのに・・・

話は変わり、春分の日の3連休に名古屋に行ってきました。名古屋と言えば和尚。
和尚にいろいろな珍スポット、名古屋に来た人が一般的には行かないような場所に連れて行ってもらいました。

和尚と言えば財務で一発逆転。道場で財務の話中心の和尚ですが、道中は恋愛トークがメインでした。
この記事の写真は和尚が四日市港まで車を走らせて撮っているとのことでした。
さすが和尚、目に見えない部分にも手を抜かないなと感心しました。(笑)
その旅行の途中に財務の話も少し。
決算書から過去の会社の状況・はたまた社長の性格までわかるということを教えてもらいました。
簿記3級すらない財務素人の私としてはまさに目から鱗。
事例Ⅳ対策はかなりやりましたが、経営分析でそのような切り口で財務諸表をみたことはありませんでした。
財務の奥深さを改めて思い知らされた次第です。
 そのことについては和尚がこのブログで書くでしょうから、ここでは割愛します。

それでは前置きもこれくらいにして本題に入っていきたいと思います。

前回も書きましたが、大事なので再度書いておきます。
このデータ分析の意義はどこが勝負の分かれ目になるかを把握し、重点的に対策を立てる論点を決めること。

データ分析に入る前に、科目設置の目的を確認しようと思います。

□ 財務・会計 科目設置の目的□

・財務・会計に関する知識は企業経営の基本であり、また企業の現状把握や問題点の抽出において、財務諸表等による経営分析は重要な手法となる。
・また、今後、中小企業が資本市場から資金を調達したり、成長戦略の 一環として他社の買収等を行うケースが増大することが考えられることから、割引キャッシュフローの手法を 活用した投資評価や、企業価値の算定等に関する知識を身につける必要もある。
・このため、企業の財務・会計 について知識を判定する。

この目的からも一次財務、二次事例Ⅳの頻出論点である経営分析の重要性を感じますね。

このデータ分析シリーズをしていてたった二科目目ですが、
以前から感じていた、この中小企業診断士試験の不条理さの謎が少し解けたような気がします。

なぜ、こんなにも科目・年度ごとに得点がばらけるなど不確実性が高いのか。

作問者からの熱いメッセージ、

不確実性の高い経営環境に置かれる企業に対して、
診断士として助言をするのなら
試験の不確実性を乗り越えるための対策ができずにどうする。

ということではないでしょうか。
本題から離れてしまいましたが、次からはデータ分析に入っていきます。

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■データ分析■

まずは、科目合格率と平均点の推移を確認します。

財務会計の傾向
(データ出典:中小企業診断協会・TAC )

年度別の難易度の変化も確認します。

財務会計年度別難易度

(データ出典:TAC )

このデータの変遷からわかることは易化した年の翌年は必ず難化していることです。
平成17・21・25年と過去3回で60点以上の平均点になった後は約10点ほど平均点が下がっています。
このことからも今年の財務会計が難化することを予想することが無難となっています。

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■分野別出題頻度・ランク分析■

次は、制度会計・管理会計・ファイナンスに分けて分野別の難易度を確認します。

財務会計分野別難易度

(データ出典:TAC )

このデータから言えることは管理会計が比較的取り組みやすいものの、出題数が少ない。
制度会計とファイナンスは出題数が多いものの、難易度が高く勝負の分かれ目になるということ。

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■ 論点別の詳細分析■

道場の過去記事の論点で過去問の論点別難易度をまとめました。

制度会計 管理会計 ファイナンス
★★経営分析
★BS・PL作成
・CF計算書
・会計規則
・その他制度会計
.
★CVP分析
・利益差異・セグメント損益
・業務的意思決定
・構造的意思決定
・原価計算
.
・株価の計算
★DCF法(企業価値)
・資金調達
・証券リターン・リスク
・CAPM
★デリバティブ

財務会計論点別難易度

(データ出典:TAC )

【制度会計】

経営分析は必ず当たり前に正解する。二次で使用するため、計算だけではなく、分母分子の項目の説明もできるようにしましょう。
簿記論点の得意不得意で点数の差がつく。

最多出題数を誇る会計規則は超難問揃い、差がつかない論手かというと意外とCランクが多数。
勝負の別れ目になること必至。
しかし、対策が非常に難しい。過去問と同じ論点はまず出ない。
二次試験でもまず出ないが、難問とあきらめ80点満点で勝負するよりも、

今年は出題数が多いファイナンスリース・税効果会計などを周辺論点も含めて確実に覚える方が無難。

去年、私は会計規則の勉強について、道場に質問してまでかなり行ったが出題実績なし。
あの勉強時間はなんだったのか

【管理会計】

CVPNPVの情報システムっぽい用語の論点が最重要。事例Ⅳでも頻出論点。
特にNPVが得意になると複数論点の問題に対応可能になり事例Ⅳ荒稼ぎ。
財務得意な方限定ですが、事例Ⅳ対策も兼ねてイケカコをやるのもあり。
このイケカコで学ぶことは、どのように解答するかではなく解答するために必要な情報を読み取る力
この力が事例Ⅳの得点差。

【ファイナンス】

証券リターン・リスクMM理論企業価値、CAPMデリバティブなど頻出論点多数。
デリバティブは去年の出題が0なので、要注意。
問題の形式に慣れれば、そこまで難しくない。

.
■ 今年の試験の難易度など■

今年はまず間違いなく、難化します。去年並みに簡単と考える方が無理がある。
今年の試験は80点満点と思えるような試験の可能性も十分あり得る。
見たことない会計規則が怒涛のように問われ、試験前半でパニックになるようなことも。

そのことを踏まえてタイプ別に対策を考える。

■財務一生お友達タイプ■

財務会計を毛嫌いするタイプ。

財務会計だけで合格点を確保しないと割り切って、他の科目に注力するのが大事。

それでも40点未満になったらそこで試合終了。

そうならないために、AB問題・頻出論点に注力する。その上で試験当日をどう乗り越えるか。

まずは足切りにならないようにベタ問10マークを確実に当てる。

その上で悩みどころの最後の2択に時間をかけて少し得点上乗せ。DE問題は解かなず時間を他の問題に時間を回す。

■財務片思いタイプ■

財務会計が比較的得意なタイプ。

論点別に勉強するのではなく、年度別に時短で過去問解答がおすすめ。
時短で解くと意外なところでミスするもの、その状況が本試験と似ている。

試験本番での計算処理能力を高めても、簿記知識に欠けるようだと足元がすくわれる可能性あるので要注意。

問題がでる会計規則の勉強法をどうするか。
同じ問題はまず出ないので、地道に周辺論点まで勉強する。
簿記1級用テキストの『究極の会計学理論集』がおすすめ、だけど深追いはダメ。

■財務相思相愛タイプ■

このタイプは税理士や簿記1級取得者のため、対策は割愛します。

では、まとめ。

・今年の財務会計は難化が確実に予想できる。
・財務が得意なら事例Ⅳでの一発逆転も可能。
・試験当日は、足切りにならないように当たり前10マークを死守する。
・時短回答で試験本番に起きるミスを想定する。
・高得点の境目は会計規則の適切な対策、だが深追いは厳禁。

byこば

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日時:4月29日(金)14時〜

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募集開始したら、再度ご連絡しますね!

7代目かおりんの司会で進行予定です。

お楽しみに!



一次試験勝負の分かれ目~経済学~

経済

こばです。 前回前々回とこの試験の厳しさについて書きました。
今回からは一次試験のデータ分析をして行きます。
データ分析シリーズは過去記事にはあるのですが、いつの間にかなくなっていたので復活です。

このデータ分析の意義はどこが勝負の分かれ目になるかを把握し、重点的に対策を立てる論点を決めること。
しかし、このデータを活用する場合に注意しなければいけないのはコアコンピタンスは外注してはいけないということ。どこが勝負の分かれ目になる論点かがわかったら、その先の勝負の分かれ目になったポイントが何かは自分で分析すべきと思います。

データ分析に入る前に、科目設置の目的を確認しようと思います。

□ 経済学・経済政策 科目設置の目的□

・企業経営において、基本的なマクロ経済指標の動きを理解し、為替相場、国際収支、雇用・物価動向等を的 確に把握することは、経営上の意思決定を行う際の基本である。
・また、経営戦略やマーケティング活動の成果 を高め、他方で積極的な財務戦略を展開していくためには、ミクロ経済学の知識を身につけることも必要であ る。
このため、経済学の主要理論及びそれに基づく経済政策についての知識を判定する。

実務補習でこの科目が置かれていることの重要性を認識しました。
経営上の意思決定を行う際にはやはり、外部環境の変化を分析する必要があります。その時に使用したフレームワークがPEST分析です。P:政治、E:経済、S:社会、T:技術の変化を分析し、企業の経営戦略を決定します。経営環境の大きな変化を捉えるためには経済学の基本的な知識は必要になります。

目的を確認しましたので、次からはデータ分析に入っていきます。

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■データ分析■

まずは、科目合格率と平均点の推移を確認します。

経済学データ
(データ出典:中小企業診断協会・TAC )

数値の乱高下が激しいことが一目瞭然となっています。
全期間の平均よりも直近の平均の方が、合格率・平均点ともに減少傾向であり難化している。また、平成22年25年得点調整が入るなど超暴れん坊な科目です。
試験1科目の経済学でこけると、その後の試験に全て影響してしまう。年1回の試験が初日の1科目目でゲームセットになってしまったら、泣くに泣けない。貯金科目にできるように万全の対策をしたい科目です。

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■分野別出題頻度・ランク分析■

次は、ミクロ・マクロ・その他に分けて分野別の難易度を確認します。

経済学分野別難易度

【ミクロ分野】

落とせない分野です。
出題数が一番多く、またABランクも約50%でEランクもないため、一番力を入れて対策を行うべき分野になっています。

【マクロ分野】

勝負の分かれ目の分野です。
ABランクで約27%、Cランクで約50%とミクロに比べ難易度が高い状況です。この分野の得点の違いが合格・不合格の差になります。

【その他・白書分野】

差がつかない分野です。
CDEランクで約90%と超難問、基本鉛筆ころがしで対応するしかないでしょう。

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■ 論点別の詳細分析■

さらに論点別の難易度の確認をします。この経済学の論点は6代目のXレイが分類した論点を活用しています。

経済学論点別難易度

 

【ミクロ分野】

予算制約線・無差別曲線【スルツキー分解】の出題数が多くなっています。これは毎年、複数問の出題がされているからです。毎年、出題されていても約半数はCランク。この論点が苦手の場合は複数問で失点する可能性があり、厳しい状況になります。異時点間の消費の理解ができればこの分野は大丈夫でしょう。
また、ゲーム理論も超頻出。この論点は落とせないが、意外にAがない。去年もCランクで勝負の分かれ目の問題でした。

【マクロ分野】

財市場【均衡GDP計算】【45線分析】と財政・金融政策【IS-LM分析】は勝負所と考えられます。毎年、出題され難易度もそこまで高くないため確実に取りたい論点です。
また、マンデル・フレミングは経済学の応用分野であり難しい論点でありますが、意外と出題されていません。ここの論点が苦手の場合は、丸暗記で対応してもいいかもしれません。

【その他・白書分野】

対応は試験対策として何か特別なことをする必要はないと個人的に思っています。常日ごろから新聞やニュースなどをチェックするぐらいに留めて置きましょう。

.
■ 今年の試験の難易度について■

去年は平成25年のような難問が予想されていましたが、やや難化程度の変化に留まりました。

では、今年はどうか。
ほぼ変わらないか、やや難化すると考えています。
基本的に難化すると思って対策を立てていた方が、試験を受けるにあたって良いと思います。
難化すると思って対策を立てていた場合は、予想と反して易化しても問題ありません。
それに対して、易化すると思って難化した場合は太刀打ちできません。

得点調整を2度経験したことで、難化させて合格者数が想定よりも減少してもなんとかできるため要注意です。
難化した場合に問われるのは、その科目について本質的に理解しているか。

去年難化したから今年は易化すると楽観視するのではなく、難化しても得点できるように経済学を味方にして一次試験を有利に進めましょう。

では、まとめ。

・得点の乱高下が激しいため、貯金科目にできるように万全の対策を行う。
・ミクロ分野は簡単だから落とせない、しっかり理解する。
・マクロ分野が勝負の分かれ目、得点差が合格・不合格に直結する。
・その他・白書分野は鉛筆転がしで対応すると割り切る。
・経済学は勝負の分かれ目、味方にして一次試験を有利に進める。

byこば



初めまして。ご縁があって7代目一発合格道場に入門しました、細川泰志と申します。

さんにプレッシャーかけられて、ちょっとドキドキ初投稿です。

自己紹介はこちら

合格体験記はこちら

6代目からの評価はこんな奴

この度、私が一発合格道場の入門を希望した理由は、ついこの間までの受験生で培った受験知識やノウハウ、名付けて「オイラ式」が新鮮なうちに、次の試験通過を目指す皆さんに是非知ってもらい、役立てていただきたい、という(一方的な片)思いがあるからです。

「オイラ式」は6年もかけて熟成させたものですが、受験勉強から離れアップデートがされなければ必ず陳腐化していきます。そんなの「もったいない!」ですよね~。そうですよね~。

はい、そこでこの「オイラ式」を(一部でもよいので)現役受験生の皆さんに使わせて、改良させて、体得させて引き継がせちゃおう、というわがままな発想からこの連載は始まります(「俺ってすごいだろ!」っていう自慢もちょっぴり入っています)。

1年間短い間かもしれませんが、ストイックにガツガツ書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

第1回目の本日は、(今更ながらの、でもとっても重要な)中小企業診断士(試験)とは何ぞや?について考えたいと思います。なぜなら、そこで求められているものを理解し対応することが(当然ですが)、合格(特に2次試験)へ近づく最短距離となるからです。

1.中小企業診断士試験で求められるものから

中小企業診断士の根拠法は言わずもがな、中小企業支援法です。

過去にまっすーさんが記述しているので、細かな法体系等についてはそちらに説明を譲ります。

では、その中小企業支援法に基づいて行われる試験で求められるものは何でしょうか。

試験を実施する一般社団法人中小企業診断協会が提示している、平成27年度の試験案内を見ると、それが端的に表現されています。

まず、第1次試験案内1ページでは、「第1次試験は…中小企業診断士となるのに必要な学識を有するかどうかを判定することを目的とし」とあります。

学識とは「知識」と「見識」のことです。見識とは「物事を深く見通し、本質をとらえる、すぐれた判断力。ある物事に対する確かな考えや意見。識見。」です(goo辞書より)。

また、第2次試験案内1ページには、「第2次試験は…中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうかを判定することを目的とし」とあります。

2次試験は1次試験を突破しなければ受験資格を得られませんので、ここで言う「応用能力」は「知識」と「見識」のことを指していると考えるのが自然です。

ですから、合格するためには知識だけでなく、どのように「見識」を高められるかも重要になります。

2.実務補習で求められるものから

2次試験を通過してから診断士として登録する方法はいくつかありますが、そのうちの一つ、実務補習で使用するテキストにも、診断士に求められるものが書かれています。実務補習では2次試験で使うロジックが大いに活用できますので、これも2次試験突破のヒントとなります。

まず、実務補習において期待する能力については、次の3つが挙げられています。
①「支援する力」…診断先の課題を明確に把握し、実践可能な適切な提言ができる力
②「話す力(プレゼンテーション力)」…提案内容を適切に診断先に伝え、提案を実践する動機づけができる力
③「書く力(文章表現力)…社長に伝わる診断報告書を作成できる力

また、受験生の評価項目については次の4つが挙げられています。

①学識・知識(知識を有するか)
 ・一般的学識…社会常識や経済情勢などの一般的な知識
 ・専門的知識…企業経営や支援施策に関わる専門的な知識
②診断実務(実務能力を有するか)
 ・計画性…診断作業に計画性があり、円滑に推進できるか
 ・情報収集・分析力…各種資料を入手でき、適切に分析できるか
 ・理解力…診断先の状況やニーズを適切に理解できるか
 ・判断力…問題点を的確に把握、客観的に課題を導く
 ・応用力…知識や経験を応用し、具体的な診断ができるか
 ・創造力…分析結果を踏まえ、創意工夫や独創的な提案ができるか
 ・構成力…ヒアリング結果や報告内容を論理的に整理し体系化できるか
 ・表現力・説得力…相手に的確に簡潔に分かりやすく伝えられるか
③信頼性(信頼を得られる言動ができるか)
④規律(基本的なマナーが実践できるか)

さらに、実習時に必要なスキルとしては6つ挙げられています。

①情報の収集
②調査・分析スキル
③戦略フレームワーク等
④財務分析
⑤コミュニケーションスキル
⑥プレゼンテーションスキル

3.合格する答案とは

長々と引用しましたが、以上のことを集約すると、合格する答案には、
1.学識・知識に基づき
情報収集・処理能力、読解力、分析力を活用し、
2.社長の立場に立った
…相手を思いやる言葉使いで、作問者の意図に沿う、
3.説得力あるもの
…一定の編集能力による、分かりやすい因果関係で、聞かれたことに対応した、一貫性のある、実現可能な提案

という三つの要素を入れる必要があります。

次回からは、これらの要素をバランスよく、かつ漏れなく含む答案を作成するお話を中心にしていきたいと思います。



おとです。

いつも道場ブログをお読みいただきありがとうございます。

今回は、私(おと)も、診断士協会の個人情報開示を請求した結果、自分の点数が分かりましたので、お知らせするとともに、予想点数分布図を作成しましたので、お伝えします。

まず、自分の結果です。

おと

事例Ⅰ 事例Ⅱ 事例Ⅲ 事例Ⅳ 総合
66 55 55 68 61
A B B A A(合格)

私って、平均で61点でギリギリだったんですね。自分でもギリギリだったと予想はしていましたが、まさかほんとだったとは驚きです。

これにより、現在3名の合格者の点数が分かりました。

 

1人目

岡崎教行
http://rmc-oden.com/blog/archives/75923

事例Ⅰ 事例Ⅱ 事例Ⅲ 事例Ⅳ 総合
49 69 50 79 61.75
C A B A A(合格)

 

2人目

handys97様

http://rmc-oden.com/blog/archives/76842

事例Ⅰ 事例Ⅱ 事例Ⅲ 事例Ⅳ 総合
72 61 58 75 66.5
A A B A A(合格)

 

 

ここまでわかってくると、道場としては、どこの受験校より素早く、受験生が一発合格するために分析をしたくなってきました。

計算の根拠は後述しますが、2次試験の予想点数分布図を作りました。


クリックすると大きくなります。

このグラフから、以下の事がいえます。

①絶対評価
2次試験は相対評価と言われていたが、点数が開示されたことにより、絶対評価であるといえる(ただし合格率調整のための得点調整の疑義はまだあり)。

②合格Aランク実力者
道場で常に言っている合格Aランク実力者は存在し、合格と不合格の差は紙一重
10点きざみだと
220~229点 656人  不合格
230~239点 548人  不合格
240~249点 476人  合格  → 岡崎とおとはココ
であり、ここが合格Aランク実力者といえます。
合格Aランク実力者とは?
http://rmc-oden.com/blog/archives/70602

③道場メンバーの順位は?
この分布によると、道場メンバーの岡崎と私(おと)は合格スレスレです。
合格者1,185人中247点の岡崎は、分布図から逆算すると1,185人中793番、244点の私は954番です。

④Winner takes all
でも、Winner takes all の現実は動かせない。
【合格発表後】Winner takes all
http://rmc-oden.com/blog/archives/71850

★注意★
この数値は、あくまでもおとの個人的な仮説による統計学手法により作成した予想点数分布です。実際の点数分布を表すものではありません。また、このデーターに基づき発生したいかなる損害についても、道場では補償しません。

 

 

◆計算方法◆

細かいので興味がある人だけが読んで下さい。
また、私は定量分析の専門家ではないので、この種類の分析に詳しい方がいらっしゃれば、この方法が適切かご指摘ください。

事実として判明していること(Fact)
受験者数 4,885人(母集団)
合格者数 1,185人
合格率 24.3%

仮説
受験生の得点は正規分布(偏りがない)であること

グラフを作る為に必要な数値
標準偏差

<プロセス① 平均点>
標準偏差を求めるためは平均点が必要です。
協会からは当然に平均点は公開されていません。ただ、1受験者試験については、受験校が受験生から集めたリサーチの結果を公開しています。手元にL社の7科目の平均点があり、この平均点が700満点で384.9点でした。
1次試験と2次試験の合格率は、例年20%前後なので、難易度が1次試験と2次試験が同じであると仮定します。
1次試験の平均点が、700満点で384.9点なので正解率は54.98%です。これを2次受験者試験に当てはめると400満点中の54.98%の正解率で219.9点の平均点になります。

<プロセス②標準偏差>
次にエクセルの「NORMINV」関数に平均点を219.9と入力し、240点が全体の24.3%なる標準偏差を逆算します。
エクセルに「=NORMDIST(240,219.44,29.5,TRUE)」を入力すると、「0.757・・」と表示されます。
この意味は、240点は、平均点が219.44点で標準偏差が29.5の時に、下から数えて75.7%だということです。
下から数えて、75.7%ということは、上から数えた合格率は24.3%となります。
その結果、標準偏差が29.5の時に、240点が全体の24.3%になりました。

<プロセス③ 受験生の点数分布>
標準偏差と平均値が分かれば、同じくエクセルのNORMINV」関数を使って、受験生1,185人分の特典を乱数表示させます。
「=NORMINV(RAND(),219.44,29.5)」を1,185人分コピーすると乱数表示される。

<プロセス④ グラフ表示>
乱数表示させた得点は、平均値219.9点、標準偏差29.5で正規分布しているので、それをグラフ表示します。

<プロセス⑤確認>
グラフを見ると、当初の見込み通り、240点で合格率が24%前後になっています。
→完成

 

 

以上、おとでした。

 



1杯を手淹れする日本の珈琲文化は廃れたが、
米国の企業家・投資家が注目し人気を集めた。(42字)

2/12付日経「春秋」を40字にまとめるのは難しかった。「春秋」はこう続く。

流れに逆張りする起業家。自らの舌を信じ未来に賭ける投資家。カップの向こうに米国のたくましさを感じる。

さて当ブログで「逆張り」といえば、スト生の逆張り

.
■前置き:スト生の逆張り説■

逆張り:周囲がやってるコトを観察し、あえてその逆をやること。

では「人並み答案」を書いて合格する「2次」で、少なからぬスト生が「逆張り」を選ぶ理由として、最も不適切なものを選べ。

ア. 弱者の戦略
イ. ヘソ曲り
ウ. 出題心理
エ. 周囲の大勢のやってるコトの方が間違い

少しひっかけ気味だが、正解は。周囲のやってることは間違いではない。但し、周囲がやってることより、自分に適した方法を自分で考えつくのがスト合格者。ついでにア~ウも解説。

ア. 弱者の戦略説

「2次」を1年準備した上級生、2ヶ月半で挑む初学者を比べれば、後者が弱者。ランチェスターによると、前者の戦略は同質化、後者の戦略が差別化。 なお、差別化した戦略で同質化した答案を作ることがスト合格の最終解

出典:nicovideo

イ. ヘソ曲り説

周囲が右を向けば自分は左。良く言えば「自分で考える」。ついでに周囲が吸っている甘い汁をこっそり青汁に取り換えちゃうほど、悪戯好き。

ウ. 出題心理説

ここ本命。受験者の80%を不合格にするには、平均的な解き方をすると答えがブレるように作問。つまり、80分で解けない情報量を与えたり、いつもの用語を微妙に言い換えて出題。だから解き方は平凡より非凡を選ぶ。

  

たまたまスト合格とは、そんなトラップに気づかず通り過ぎる幸せ者。理屈で言えば、作問者が想定しない奇抜な解き方であるほと、実力通りの答案になるのが「2次」。その実力が上位20~40%圏内ならホントに合格(※)

※合格上位実力者の約半数は、つい余計なコトを書いて不合格。

前置きはつい長くなる。多年度生の世界を観察すると、国語力強化と書き方コンクールにまだまだ夢中。本人達は「事例Ⅳ」で数字力を維持したつもりながら、与えられた2択問題を何度解いても数字のセンスは磨けない。

それが嫌なら、自力で仮定を作ってデータを集め、そこから仮説を作る。今日は過去記事からそのベスト5を紹介

.

■本題:データ分析・過去記事5選■

データやグラフは数字の事実を示し、ウソと商売っ気がない。

当ブログ5年分の過去記事から、グラフを用いたデータ分析例を5つ紹介。

数字が示す事実は何か。その事実で商売っ気のウソを排除できるか。グラフに付き物の恣意的な誇張に留意しながらサラッと眺める。

1位:1次試験対策の完成度の目安

 出題領域と得点

当ブログのスピ問重視、ABランク重視を方向付けたグラフ。このデータは後の研究で実証済。期待値計算に注目。※誤字はご愛嬌。

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2位:データによる傾向と対策

おなじみ過去問正答率A~Eランクの時系列グラフは、この記事が最初。このグラフは、データ5年分をエクセル手入力する努力から生まれる。

なお初期のハカセのデータ分析シリーズを見比べると、試行錯誤しつつ見せ方をどう工夫したかの変遷が読み取れる。

.

3位:データで見る企業経営理論

T○Cデータリサーチの平均点を使い、科目別の難易度変化を傾向分析。「科目別得点戦略」でなく、AB問題を確実に取ると示したロジックに注目。

4位:白書図表90連発!

データ分析でなく、グラフそのものを分析したアイデアと努力に注目。コメント数の多さが示す通り、使い勝手が良い。

.

5位:2次年齢別受験者・合格者数

統計資料の数字そのままながら、8年分並べた結果、高年齢・多年度化をたまたま見つけてしまったグラフ。ここから何の仮説を得るか。

.
■今日のまとめ■

今日は、数字力強化の5ドリル(上)(下)と題し、国語の試験として名高い試験を数字の力で押し切る合格スタイルを紹介。

(上)診断士試験対策で学ぶ数字力
①初級:仕訳
②初級:PDCA
③中級:データ分析
④中級:意思決定
⑤上級2次: リスク概念

(下)データ分析・過去記事5選
①1次対策の完成度の目安
②データによる傾向と対策
③1次科目別難易度変化
④白書図表90連発!
⑤2次年齢別受験者・合格者数

ランチェスターの法則を粗っぽく言うと、

強者:ケンカするなら仲間を3人連れて行け
弱者:相手が4人で来たら、4人同時でなく1人ずつ相手にせよ

診断士試験は、弱者が強者に勝つストーリーが大好き。だからふとした工夫でサクッと逆転させる仕掛けが、試験の中のあちこちに存在。思考停止の周囲をヨソに、それを見つけるセンスを日々磨く。ではまとめ。

・「1次」対策を丁寧に積み上げると、様々な数字力が備わる。
・「2次」スト合格=たまたま。それを100%真似ても合否はたまたま。
・自力のデータ分析を通じ、周囲と差別化できる仮説が見つかる。
逆張りで仮説を立て、未来に賭ける。その仮説が正しければ合格。

byふうじん



こんにちは!

フォルゴーレです

二次試験の特徴や学習方法は少しずつ掴めてきましたでしょうか?

まだまだ全然という方も大丈夫ですよまだ一か月以上もあるので急に実力が上がる事も十分にありますので、最後まで各事例とにらめっこを続けましょうそして、試験前日までに気付きましょう!なんだ、こういう事かという事に!

 

 

本日のタイトルに偉そうな事を書いてしまいましたが、今回は与件文の中の『接続詞』について着目してみたいと思います

 

二次試験の事例を読む際には、『時制チェック』『接続詞チェック』を行う事は一つのテクニックとして当道場でも何度かご紹介しております。

時制に関しては、過去や現在の事は与件文に書いてある可能性があるという事が考えられ、未来の事については経営者の意思や想いという形で方向づけのエビデンスになる可能性があります。

例としては

  • 近年~
  • 1980年代は~
  • 創業以来~
  • 以前から~を懸念していた、
  • 今後~模索している。

そして接続詞に関しては、『しかし』『けれども』などの逆接の接続詞が使用された場合は、接続詞の前後で文章の流れが変化します。理想に対する現実、といった様に相反する二つの事実が書かれている事があり、設問文への前振りになっている可能性があります。特に事例Ⅰに多く見受けられます

例としては

  • (ポジティブな外部環境の変化)。しかし、~(自社の弱みの存在)
  • (ネガティブな外部環境の変化)。しかし、~(それを課題と捉える)
  • (機会の存在)。しかし、~(うまくいかなかった)
  • (外部環境の変化)しかし、~(うまくいかなかった)

そして、『また』『なお』等の添加や補足の意味を持つ接続詞の後には、接続詞を使用してまで伝えたいメッセージを書き加えている可能性も考えられます。特に事例Ⅱに多く見受けられます

例としては

  • 加えて、~(外部環境の悪化)
  • さらに、~(顧客のニーズの存在)
  • なお、~(ポジティブな外部環境の変化)
  • なお、~(地域資源の紹介など)

 

私が受験生時代に受講していたクラスの某有名講師は「作問者にも癖や特徴がある。野球のピッチャーと同じだ。」という事をおっしゃってました。正直、野球はよくわからないのですが、事例毎に雰囲気が違うという事は感覚的に感じてはいました。今になって思うとこのような接続詞の使い方によっても文章全体の印象が変わってくるのかもしれません

 

あまり参考になるかはわかりませんが、過去問分析の1つとして過去6年間の本試験問題に使用された接続詞のランキングを作成致しましたちなみに、事例Ⅰと事例Ⅱだけですが

 

 事例Ⅰ

1位:しかし (13回)
2位:また (7回)
3位:もっとも (5回)

その他:さらに、とは言え、その一方で、などが続いております。

『しかし』はかなりの登場回数ですね!

 

 

 事例Ⅱ

1位:また (12回)
2位:しかし (5回)
3位:なお、さらに (3回)

その他:しかしながら、そして、などが続いております。

事例Ⅱは『また』がダントツの登場回数です!不自然に地域の特産物を紹介したり、遊休施設の紹介とかが入ってくる問題は練習問題でも多く見かけますよね

 

これらの分析も作問者が変わってしまえば何の意味もない事なのですが、こちらでコントロールできない範疇の内容は考えずに、過去の実績についてのみ記載致しました

 

私自身、二次試験の学習は楽しむ事ができた一方で、なかなか成績が上がってきませんでしたしかし、ちょっとした気づきでガラッと変わってしまうのが面白くもあり、怖くもあるのが診断士の二次試験だと思っております

まだ全然コツが掴めていない方のお役に少しでも立てていれば光栄です

 

それではまた



こんにちは。 3215です。

渾身シリーズも2回転目。そして、今回の僕の担当は経済学

以前の投稿にも書きましたが、僕は一回目の一次試験(H22)にて自己採点36点で足切りの憂き目に遭う…ハズでした。

それが、4点の得点調整により、何とか浮かび上がったのです。

2度目の一次試験(H24)も、(後に書きますが、難易度が低下したにも関わらず)確か60点ギリギリだったような…。(よく覚えていない…)

こんな僕が、皆さまに経済学について講釈を垂れることなんぞ、滅相もございません。

また、一発合格道場には伝統的?に「ゆるわだ」と称されるジャンルがございます。

(「ゆるわだ」とは「ゆるい話題」の略ですね。(ノω`) リンク貼っておきます。お勉強に疲れたら気分転換にどうぞ)

そこで、今回は中小企業診断士の経済学試験に関連した「渾身なゆるわだ」でご容赦ください。

 

■今年の経済学(&一次試験)はどうなる?予想

6月8日付記事でふうじんがいろいろな仮説を元に対応策を記事にしておりますが、今日はもう少しゆるめに考えてみましょう。

以下の表は診断協会HPにて発表されている過去一次試験の統計資料から表とグラフにしてみました。

まずは一次試験の合格率の推移。

なんだかんだ言って、キチンと15%から25%のレンジの中に入ってます。

そして、経済学・経済政策の科目合格率。

ありゃー。何ともまぁ、わかりやすく乱高下しておりますね。

で、一次試験の合格率と経済学の科目合格率を被せた折れ線グラフがこちら。

このグラフから何を読み取りましょうかね?

例えば、昨年(H25)の場合。

経済学で合格点(60点以上)取った(にもかかわらず合格できなかった)人が2%ちょっとしかいないのに、一次試験に合格した人が22%以上いるのはなぜか?

一次試験に合格した人はみんな60点以上だったというのは、ちょっと考えにくい。やっぱりそれなりに難しかったはず。

それは「他の科目とのバランスで合格ラインに達した → 例年より点の取りやすい科目があった」ということだろうなーと。

昨年だったら、情報システム(科目合格率51.8%(!))。

H22だったら、情報システム(同25.8%)と中小企業経営政策(同23.9%

逆に経済学の科目合格率が38.9%と天国(?)のようなH21。情報システムは科目合格率は3.8%!中小企業経営政策は2.9%まさに地獄!

H24も経済学が24.84%のウラで、財務会計が3.76%となってます。

 

以前にも書きましたが、試験を運営する側から見ると、一次試験は合格点以上であれば、何人でも合格してしまう、非常に合格率(合格人数)のコントロールをしにくい試験。

それでも国家試験(それも年一回しか実施されない)である以上、最終的な合格率(合格人数)が例年と極端に違うのはまずい。

そういう状況の中で、複数科目ある試験の合格率を実施前からある程度のレンジに収める方策は・・?と考えると、科目ごとでメリハリをつけた方が、それらを積み上げた点数のレンジは揃いやすいのだと思います。

(話は少しズレますが、某TV番組で「ゴチになる」ための負けないセオリーですな。)

特に経済学の試験は、一日目の一限目。先頭バッターです。

この科目は「得点調整」という禁断の実を食べてしまったため、「難易度を低めにして、科目合格者(≒一次合格者)を続出させてしまうリスク」を背負う必要がなくなってしまいました。

(ちょっと難しめにしておいて、想定以上に合格者が少なかったら”得点調整”すればいい。という「前例」ができてしまった。)

なので、「昨年が難しかったから、今年はちょっと簡単になるのでは・・・?」という期待はあまりしないほうがいいと思いますよ。

H22→H23の流れを見れば、そんな期待はできないはずです。

(無論、経済易化で他の科目が難化のパターンもないわけではないですが、それではちょっと「わかりやす過ぎる」感じするのです)

そのかわり、もし経済学が難しくても、「どこかで必ず点のとりやすい科目がある」と信じて、「まずは足きりを回避する」対応でやり過ごすのです。

そして、以降の科目で何とか挽回する。これまでの動向をみると、そのチャンスは「必ず」来ると言ってよいのです。

そういう今年の試験全般の「見極め」ができる科目だと、そして「難しくても、以降をあきらめるのはもったいない」ことを知っておいてください。

 

では、そんな先頭バッターにどのような準備をして、立ち向かえばいいのか?

今回は「ゆるわだ」ですので、学習的なことは一切ナシです。

朝一番の試験。脳の覚醒度は明らかに鈍いです。

苦手な試験を前に、なんとか「アタマの冴えた状態」にしたい。

その「アタマの冴えた状態」計画的に作り出す方法があるそうです。

皆さん、「作業興奮」というコトバをご存知でしょうか?

以下、引用。

『たとえば、机の片付けをした後に、その前よりも勉強に向かいやすい状態になっている。あるいは、簡単な計算問題をたくさん解いているうちに、脳の回転が加速したように感じる。これは「作業興奮」と呼ばれる原理です。作業興奮を起こす上でポイントとなるのは、その作業が「簡単にできること」だと考えてください。』

これを「時間の制限を決めて行う」とより効果的に得られるそうです。

なので、手をグーパーするなど体を動かして脳の血流を良くしたあと、机の上の整理などで軽い作業軽い覚醒状態にする。

その後、脳トレのような軽い計算問題作業興奮の状態をピークにして先頭バッターに挑むのです。

これで、イヤーな経済学を少しでも「アタマの冴えた状態」で切り抜けましょう。

しかし、これにはもう一つ大事なことがあります。

それは「脳が冴えている状態は長時間は続かない」ということです。

ですので、経済学の試験が終わったら、今度はしっかり休んで次の財務会計に備えます。

これで何とか、一次試験をを乗り切ってもらえればいいなーと思ってます。

3215

 

 

 

 

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

サッカーに興味の無い方にはどうでもよい話ですが、日本時間の本日未明、本田圭佑選手がついにACミランでデビューを果たし、さっそく自ら要求したエースナンバー10番の存在感を見せつけました
本田選手は自分自身により大きなプレッシャーをかけることで他の人よりも速いスピードで成長できると語っています。
彼のようにビッグマウスであれ!というつもりはありませんが、プレッシャーを成長に繋げようという貪欲な心構えは見習うべきものがあるなぁと思います。
診断士試験合格を目指す皆さんも、たとえば大事な人に対して「絶対合格してみせる」と宣言してみる、あるいは、紙に書いて自分の目が届くところに貼り付けておく、といったことでも成長の種まきになるかも知れませんね。

 

さて、本日は税理士として税理士法人にお勤めの中、見事診断士試験に合格されダブルライセンスの称号を手中に収めたU2さんの合格体験記をお届けします。
U2さんは2012年5月に診断士受験を思い立ち、同年8月の試験で経済学のみ受験し合格、2013年度試験において残り6科目で1次試験突破、続く2次試験も攻略に成功しました。
単一年度での1次・2次合格が一発合格なら、U2さんのように年度をまたぎながらも無傷で合格するパターンは準一発合格とでも呼びましょうか。
U2さんの体験記を通して、その足跡をじっくりとお楽しみください。

寄稿ここから

◆自己紹介◆
はじめまして、U2と申します。
私が短期間で合格できたのも、一発道場の皆様の献身的かつ洗練されたブログのおかげです。
少しでも恩返しができればとの思いで、拙い体験ですが寄稿させていただきます。何かしらご参考になれば幸いです。

◆受験歴◆
【一次試験】
2012年 経済学のみ受験し、合格(一回目)
2013年 残り科目を受験し、合格(一回目)
【二次試験】
2013年 記述及び口述試験を合格(一回目)

◆勉強スタイル◆
平日は、①早朝勉、②通勤時間の往復、③昼休み、④深夜勉、で2時間~5時間程度
休日は、図書館もしくはカフェで、勉強できる日は7時間~14時間程度確保。
勉強時間をアプリで記録しつつ、モチベーション維持に役立てました。

特に平日は仕事で遅くなることが多く、帰宅できるのが早くても21時頃という生活リズムでしたので、一日の最低勉強時間にはこだわっていました。
どんなに忙しくても、絶対この時間は勉強する、と決めていたため、自然とスキマ時間の使い方を工夫するようになりました。

◆受験機関◆
T○C(DVD通信)
最初は、一次に関しては市販の参考書を買って独学で勉強しようかとも迷いましたが、自分の性格上、参考書だけだと試験のための勉強に陥る可能性が高い(テキストは読まず過去問や問題集のみを解きまくるなど)と思い、どうせやるなら体系的に勉強したいとの思いから、専任講師による講義を受けれる専門学校を選択しました。
通学も考えましたが、決まった時間に予備校にコンスタントに通える環境ではなかった、、、ので、通信以外の選択肢はありませんでした。
通信を選択したことで、独り言が増えたことと、受講当初は受験仲間ができ難く自分の立ち位置が分かりづらい環境であることを除いては、T○Cカリキュラムに則って大枠のスケジュール管理もでき、自分のペースで勉強できたため、結果的には通信にして良かったと思っています。

◆受験動機とその結果◆
受験動機は、単純に「20代も最後だし、何か一つ新たにチャレンジしたいなぁ」という漠然とした思いつきと、仕事上何か活かせるものはないか、という考えから、診断士の受験を考え始めました。
私は現在、都内の税理士法人に勤務しており、税理士として日々様々な社長さんとお付き合いさせていただいています。
その中で、最初は思いつきだった受験動機が、「よし!いっちょやってみっか!」との覚悟が決まるまでになったのは、次の3つの理由からでした。

①社長さんのニーズに応えるためには、もっと幅広い知識が必要と痛感したから。
②他業界の方と交流し、成長し合える新たな人脈を築きたかったから。
③将来自分が独立する際に、経営全般の知識を習得し、かつ、他者と差別化したかったから。

こうして文字にしてみると、プチ3Cですが、自分を突き動かすには十分な理由でした。
実際、診断士受験をしたことで、この3つの願いは、大きく前に進み始めていることを実感しています。

◆なぜ初年度を経済学だけ受けたのか?◆
初年度の受験を経済学のみとした理由は、「おおよそ隔年で難易度が変わる傾向にある経済学。今年は易しくなるだろうから受けておこう!!」なんていう、戦略的な意図ではありません。
単純に、受験を思い立った5月頃に、既に本試験当日の午後から外せない予定が入りそうだったので、「一日目の一発目だし、とりあえず経済学だけでも受験してみよっかな~」、という超安易な気持ちで申し込みをしたにすぎません。
申し込み当初は、科目ごとの試験の難易度や傾向など全く考えていませんでした。
結果的には、例年に比べて容易な年となり、合格することができましたが、天に任せる単発科目のみの受験は、まったくお薦め致しません。。。

◆具体的な学習方法(一次試験)◆
初年度経済学は合格できたものの、年内は仕事が忙しいことを言い訳に、自己満足の勉強しかできておらず、養成答練でも、恥ずかしながら企業経営理論は60点すら到達しておりませんでした。。。
年が明け、数少ない通信受験仲間と話す機会があった時に、「それ、勉強してなさすぎじゃね?」と一言。勉強してないわけではないものの、取り組む姿勢に甘えがあったことをすぐに悟りました。
通信生は、基本一人ですので、比較対象がなく、本当に助けてもらったと思います。
自分がかなりビハインドしていることに気づかせてもらったお陰で、再度勉強法、受験に取り組む姿勢を改めることができました。
それは、下記のとおりとなります。

大まかな計画を立て、都度微調整で対応
本試験から逆算し、「いつまでに、何を、どこまで」できている必要があるのか、超ざっくり把握する。
性格にもよりますが、ここで細かくやりすぎると、時間がかかってしょうがないし、しかもそれがうまくいかなくなるとやる気を失うという、本末転倒なことになりかねないので、まずはざっくりでいいと思います。
大まかな計画をたてているため、急な仕事や、体調不良など予期せぬ事態にも動じることなく、調整しながら行うことで、精神衛生上も中倒れせず済むと思います。

受験科目の特性と相性を知る
一次ストレート合格を目指す場合、初めて勉強する科目の講義が終わるとすぐに、次の新しい科目がスタートします。
そのため、前の科目をどのように勉強し、忘れない仕組みを作るかが非常に重要な要素となります。そこで、道場で言われている橋げた理論は非常に参考になりました。

次に、勉強する科目を、理解重視暗記重視体力重視、に分けます。私の感覚だと、こんな感じでしょうか。

理解勝負 ⇒ 企業経営理論、運営管理、経済学
暗記勝負 ⇒ 経営法務、経営情報システム、中小企業経営政策
体力勝負 ⇒ 財務会計

そして、自分との相性を理解しながら、学習を進めるという方法です。
例えば、私は理解力が弱く、暗記と体力勝負は比較的頑張れる方なので、時間がかかる理解科目を先に重点的に勉強しつつ、暗記科目は忘れない程度にし、体力勝負の科目は日々コツコツやり続ける、といった具合でした。

具体的な勉強スタイル

テキストを事前に素読み
⇒ 講義を倍速で受講
⇒ 受講しながらT○Cポケットテキストに必要事項を書き込む
⇒ トレーニング、スピ問、答練、過去問を解く
⇒ 間違えたところをテキストで復習後、T○Cポケットテキストに書き込む
⇒ 再度問題を解く(できれば解いた次の日)
⇒ T○Cポケットテキストを毎日見直す
⇒ 再度問題を解く(初解から7日目以内)
⇒ 迷ったときは道場の過去記事を読み漁る(笑)

POINT
勉強スタイルの柱は2本
弱点論点をすぐに潰して得意論点に
②得意論点を忘れない仕組みを作る。

情報はすべてポケットテキストに集約し一元管理。本試験前には弱点潰し用オリジナルテキストの完成。

INPUT後のすぐのOUTPUTで、徹底的に自分の弱点を知り、理解に努める。次の論点に行く前に、可能な限り不明点を残さないようにしておく。

忘れない仕組みとして、ポケットテキストを定期的に読み返すことで、知識を蓄積。

ただ、点数が取れてくると市販問題集や各校模試等をついつい重要視してしまいますが、成績良くても落ちる人パターンに陥ってしまいますのでご注意を。
あくまで本試験は各校講師ではなく、試験委員が作るものですので、過去問を知り、傾向を知ることをいつも意識しておくことが重要です。

そして、忘れてはならないことは、学んだことを、すぐに実際の現場に当てはめてみることをしていました。
「このフレームワークは会社で活かせないか?」、ランチ時のお店で、「レイアウトをこうすればもっと早く客に提供できるのでは?などと考えたりと、リアルなOUTPUTをしていくことで、記憶にも残りやすく、何より、勉強したことが活かせることの楽しさ!を実感することで、モチベーション維持にもなりました。

◆具体的な学習方法(二次試験)◆
続いて二次試験。基本的な考え方は、一次試験と同じような考えで進めました。
大きな違いは、「量 ⇒ 質」を強く意識したことです。時間的制約を考えると仕方がなかったと思います。

(8月一杯)
とにかく過去問を解いて、チェックの仕方や時間配分などどんな試験かを身体に染み込ませる
事例Ⅳは苦手論点をピックアップし、個別問題を解きまくる。

(9月初旬~中旬)
事例ごとに過去5年分解きながら、特徴を知り、出題者の意図を読み取るように努める。事例別ノートを作成し、気づいた点を書き込む。
引き続き、事例Ⅳの苦手論点を徹底的に潰す。

(9月中旬~末)
過去問の他にも、T○C模試、オプションゼミなどの問題でも通用するかOUTPUT。そして、一次知識を忘れないように、スキマ時間を使って、毎日少しずつ蓄積。

(10月初旬~直前)
事例Ⅰ~Ⅲ(H19~H24分)は、解き方等についてはほぼベースができあがったので、忘れないようにしつつ、最後は事例Ⅳ勝負だと思い、再復習(H13~H24分)し、弱点論点潰しの個別計算をひたすら解く。事例ごとの特徴を、自分の言葉で言えるようにする。

◆人生最低点の獲得◆
話は前後しますが、私は、8月末にT○C全国模試を受験し、事例Ⅰで、人生最低点を取りました。

その点数は、、、なんと、2点

返却された答案を見たとき、「っんな馬鹿なっ!?」という独り言が、虚しく空を切りました。
もちろんすべてのマスを埋めて臨んでいたため、ある程度手応えがなかったわけではなく、むしろ、「結構できたのでは?」とすら思っていたため、その結果の落差に空いた口が塞がりませんでした。。。

でも、この結果が、今になってみればとても良かったと思っています。
「絶対合格してやるっ!!今に見ておれっ!!」というほぼ憎悪に近い(笑)ほどの反骨精神が燃え上がり、自分流の自己満足な回答ではまったく歯が立たないということを実感できたため、その後の取り組む姿勢が180度変わりました。

最後、10月初旬T○Cオプションゼミ答練では、60点を超えるところまでもっていけた時は、どや顔で返却答案を受け取ったのは言うまでもありません。

◆二次試験一発通過!◆
二次試験当日は、不安もありましたが、現時点でできることすべて出し切って迎えることができたので、そこまで緊張はしませんでした。
事例Ⅱで電卓を使うことを悟った時はさすがに焦りましたが、なんとか事例Ⅲまで食らいついて解けたと思います。
毎年荒れる事例Ⅳと意識はしていましたが、いざ問題を開いてみると、「ここまで傾向が変わるのか!?」という驚きというか、「あれれ???そもそもこれは診断士の試験か?」という疑問すら浮かびました。
しかし、そんなことも言っていられないので、深呼吸し、「自分ができない問題は誰もできない」と言い聞かせ、動揺を抑えながらもなんとか最後まで解き進めていくことができた結果、無事二次筆記試験にも合格することができました。

(いずれの画像もイメージであり、U2さんご本人と関係はありません

◆最後に◆
受験勉強は孤独との戦いでした。
その中で、「いかに自分のモチベーションを維持できるか」、が合格のための重要な要素だと思います。
私にとっては、
何のために勉強しているのか?日々自分に問い続けること、と、
一緒に切磋琢磨できた受験仲間の存在
が大きかったと思います。

きっと自分自身が真剣になったからこそ、真剣な受験仲間と出会えたのだと思います。そして、素晴らしい受験仲間のお陰で、自分自身が目指すべき方向性もまた、大きく開けたと思っています。

これからも、“冬は必ず春となる”ことを信じて、挑戦していきたいと思います!

最後に、道場執筆陣の皆さまに最大の感謝を捧げるとともに、これから受験される方のご成功を、心よりお祈り申し上げます。ありがとうございました。

寄稿ここまで

いかがでしたでしょうか?

2012年度で経済学のみ受験したことについて、U2さん自身は戦略的意図はなかったようですが、そのおかげで2013年度の戦いを優位に進められたのは事実です。
何しろ4点の嵩上げでもなお科目合格率2.1%の超爆弾科目であった2013年度の経済学を結果的に回避できたわけですから。
まだ1月なので、今から受験勉強を開始する方でも十分一発合格は可能です。しかしながら仕事や家庭の事情などにより合格目標を翌年に切り替えざるを得ない方、あるいはこの記事をもう少し後のタイミングで読まれている方は、このU2さんの取った戦法を戦略的に取り入れるのも一考の価値ありかと考えます。

参考までに直近5年間の1次試験の科目合格率推移はこんな感じです。

(グラフをクリックすると拡大表示されます)

U2さんも言及している通り、経済学は隔年で難易度が変わる傾向がありますが、経済学以外の科目でも隔年現象はデータ上概ね証明されています。
連続難化(易化)もあるので鵜呑みにするわけにはいきませんが、科目合格を獲りに行く際の一つの判断基準になるかもしれませんね。

 

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
(孫子) 

1次科目を理解勝負、暗記勝負、体力勝負に切り分けて認識した上でご自身にあった対応を実施。
2次模試で2点しか取れず、自分流から脱するために方向性を大幅転換。
2次本試験事例Ⅳでの冷静な対応。
これらからU2さんが「診断士試験とはどのようなものか」「合格するためには何をすべきか」という問いに真剣に対峙し、それぞれの時点で自身の立ち位置を把握した上でハードルを乗り越えていった足跡が読み取れます。

U2さん、示唆に富む合格体験記を寄稿頂き、ありがとうございました!

 

一発合格道場では、昨年度受験された方からの合格体験記、未合格体験記をまだまだ受け付けております。
今年度の受験生への道標やエールとして、あるいはご自身の受験生としての足跡の記録として、成功体験や失敗談を書き記すことはとても意義深いことですよ。

昨年度の体験記は来年書けないでしょう。ではいつ書くか?

 

Ciao!
By うちあーの@ミラニスタ

 

 



こんにちは!まっすーです。
今からちょうど2週間後が二次試験筆記試験の合格発表です。

どんな試験でもそうですが、もう早く発表して楽にしてほしい!!というのが受験された方の気持ちではないでしょうか。
私も昨年の今頃は合格しているかしていないか、不安で不安で仕方がありませんでした。
そんな気持ちを紛らわせるために、↓のようなシミュレーションもしてました。

これは昨年、平成19年度~平成23年度試験結果、平成24年度一次試験結果の統計情報をもとに作成した平成24年度の合格率予想です。
なんとなくですが、今までの模試の結果や、LECのABCDフィードバックなどから考えて、自分の立ち位置は上位20~30%くらいなのかな、と勝手に考えていたので、合格者数がどれくらいならば合格できるんだろう??などと必死な気休めをしていたわけです

で、結果的には合格率は25.0%と高い数値となっていて、合格できていてよかった、となったわけです。

さて、それを踏まえて、今年の合格者数はどうなるでしょう?
まず、今年の二次試験の受験資格者数は、昨年の一次試験合格者で今年の二次試験を受検する人(一次試験合格者3,519人-二次試験合格者1,220人)である2,299人に、今年の一次試験合格者3,094人を加えた5,393人となります。

この受験資格のある人がすべて受験申し込みをするわけではなく、養成課程に進まれる方や、受験を断念される方がいて、申込者数÷受験資格者は平成20年度以降93~99%(平均94.7%)で推移しています。

ちなみに、実はこの受験資格のある人に含まれない方でも、受験申し込みをしている人もいます。
それは、平成12年度以前の一次試験合格者の方です。
平成12年度以前は、一次試験合格が永久資格だったこともあり、平成13年度から試験制度が変更になった際に一度だけ、一次試験を受験せずに二次試験の受験資格が与えられています。
平成12年度以前の一次試験合格者で、二次試験未合格者全てが対象となるのですから、当然なのかもしれませんが、実務補習で知り合った方にも何人かこの制度を活用されて二次試験を受験されている方もいて、実数としては結構多い気がします。

というわけで、平成25年度の受験申込者数は、受験資格者×過去5年の平均94.7%で計算すると5,108人となります。
そこから、例年3%程度の、申し込みはしたけれど受験をしなかった方を除いた、4,953人が筆記受験者となります。

さてここからが本題。
今年の合格率はどうなるでしょう??

私が昨年シミュレーションした時は、平成19年度~23年度までの平均である19.4%を合格率とおいていました。
しかしながら昨年平成24年度の合格率は25.0%。

昨年突然合格率が急上昇したのには、中小企業支援のための国家資格者である中小企業診断士を増加させたいという国としての施策ということが考えられます。また、昨年1,220人の合格者を出したにもかかわらず、実務補習の対応ができていたことを考えると、実務補習拡充の体制が整ったということも考えられます。

そこから考えると、今年の合格者数も25%程度となっても不思議ではありません。
合格率20%ならば筆記試験合格者数は1,011人、25%ならば昨年とほぼ同じ1,239人。

あくまで気休めでしかないので結論は出せないのですが、なんとか高い合格率になって欲しい!!と祈るのが素直な気持ちですよね。
ちなみに、合格していると口述試験まで怒涛の追い込みが必要ですので、それにも備えておきましょうね。

それでは、まっすーでした。



こんにちは、お薬ハックです。
記事本文の前に昨日のお知らせを再掲します。

1次試験の結果が発表されました。
経済学の加点処置
一部会場における運営管理の加点処置こちらの2つが行われていますので、協会HPをぜひ確認してください

 

さて、いよいよ9月になりました。先週末にはTAC模試もありましたが、筆記試験の難しさを改めて痛感している方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。何度か記事で紹介されていますが、2次試験突破に必要な本質は「読むスキル」「考えるスキル」「伝えるスキル」「財務スキル」だと僕は思います。


特に直近の記事では、katsuの「合格に必要なスキルとは?」や、ひろいんの「とにかく問題要求解釈!」僕の「独学のアナタ、モニタリングの仕組みは整っていますか!?」等でこのくれよんが作ったコアスキル図を再解釈して紹介しています。

 

先日、8月24日に金沢で開催したセミナーでは「伝えるスキル」に関するワークショップを開催しましたので、今日はそのダイジェストをお伝えしたいと思います。

■金沢で実施したワークショップの内容
 まず、課題とする事例を1つ決めて事前に問題を解き、参加人数分だけ答案をコピーしておきます。課題は「ふぞろいに掲載されている過去問」から選びます。ふぞろいバックナンバーが入手しにくくなってきていますので、手に入れやすい「ふぞろい6」や「ふぞろい5」を使うのが手軽だと思います。

人数は最低2人、できれば3~4人が良いです。
金沢セミナーでは平成24年事例1を課題として、4人1組(参加者2~3名+道場メンバー1~2名)でした。


最初に、課題の答案コピーを全員に渡し、ふぞろいを使って各自採点します。自分の答案も自己採点します。この時、答案によってはふぞろいのキーワードを半分だけ満たしているようなケース(△を付けたくなるようなもの)がありますが、自己判断で採点してください。All or Nothingで採点しても良いですし、ニュアンスが伝わるから1点だけ!みたいな部分点を入れる採点でも良いです。各自、自分が良いと思う基準で採点してください(ここが最大のポイント

 

こういった採点をすれば必ず点数がバラけます。
そこで次は互いに何点を付けたか互いに発表し、ふぞろいのキーワードを見ながらなぜそういった採点をしたか発表します。すると、自分の書いた文章が相手にどれくらい伝わったか客観的に判断することができるので、伝える力のトレーニングを行うことができます

 

例として去年の事例2、僕の再現答案を出します。
ふぞろい6を見ながら記事を読んでみてください。

問1の解答(10点問題)
地理的基準で分類し各セグメントのニーズに合わせた製品を開発した。具体的にはX市内向けの芋の香りを残しつつやや甘みある製品、全国向けの芋の香りを抑えた製品、県内向けのロック向け製品の3種で市場展開した。

 

問4の解答(30点問題)
○X市陶器製造業と提携し、地元の陶器製カメを使った焼酎を売り出す。高付加価値な地元密着ブランドの販売を通して、B社と陶器製造業の売上向上となり、景気向上が期待される。

○商工会議所と提携し、復興支援ブランド焼酎を作り、復興中の商店街で販売する。限定ブランドを求める顧客による商店街への来客増加と関連購買による売上増が期待される。

 

僕の採点結果は、問1が10点、問4が24 点です。皆さんの採点結果と一致していますでしょうか? おそらく問4は採点する人によって結果がバラついていると思います。僕は次の理由でキーワード採点をしました。

 

問1 合計10点
地理的基準で分類し各セグメントのニーズに合わせた(消費者の嗜好変化に合わせた…1点)製品を開発した。具体的にはX市内向け(2点)芋の香りを残しつつやや甘みある(1点)製品、全国向け(2点)芋の香りを抑えた(1点)製品、県内向け(2点)ロック向け(1点)製品の3種で市場展開した。

問4 合計24点
X市陶器製造業と提携し(陶器製造業との連携…6点)地元の陶器製カメを使った焼酎を売り出す。高付加価値な地元密着ブランド(ラベルなどで訴求…△2点)の販売を通して、B社と陶器製造業の売上向上(4点)となり、景気向上(経済発展…△1点)が期待される。 (13点)

商工会議所と提携(3点)し、復興支援ブランド焼酎を作り、復興中の商店街で販売する。限定ブランドを求める顧客による商店街への来客増加(地域との関連性…4点)と関連購買による売上増(4点)が期待される。 (11点)

 

■この方法で僕が去年得たもの
実はこの方法、僕が参加していた勉強会で実施していた内容です。2012年9月12日に第1回目を実施し、週1回ペースで合計5回実施したのですが、この学習方法を通して自分の癖(分かりにくい表現、A⇒B⇒Cと書くべきところをA⇒Cと論理飛躍するなど)に気づくことができ、伝わる答案を作るトレーニングを行うことができました

あくまでアイディアの1つですが、もし勉強会の内容に悩まれていたり、伝えるスキルのトレーニングをやりたいと考えている方は、このようにふぞろいを活用するテクニックはどうでしょうか。目的を持って実施すれば、必ず成果に結びつきます。

 

最後に、本文と全然関係ありませんが、僕の2次試験向けファイナルペーパーを公開します。PDFファイルなのでスマホやタブレットで見やすい形式になっています。

■事例1~3共通部分
■事例1
■事例2
■事例3
■事例4

 

お薬ハックでした。



 2013.6.25 22:40追記
表現に紛らわしい部分がありましたのでスライドを再度訂正しました。大変申し訳ありませんが、PDFファイルの再ダウンロードをお願い致します
訂正箇所1 「大会社⇒公開会社⇒監査役会」について
会社法328条1項には「大会社(公開会社でないもの及び委員会設置会社を除く)は、監査役会及び会計監査人を置かなければならない」とあり、監査役ではなく監査役会の設置が必要とされています。しかしスライドの表現が分かりにくかったので差し替えました。

正箇所2 「中小会社⇒非公開会社の会計参与」について
会計参与を設置すれば監査役の設置が任意となるのは、中小会社⇒非公開会社⇒取締役会ありの時です。取締役会なしのときは会計参与の設置の有無にかかわらず監査役の設置が任意です。スライドの吹き出しの場所を変更しました。

訂正箇所3 「監査委員会の業務」について
会計監査人の選出ではなく、会計監査人の選任議案等の提出が業務なので訂正しました。会計監査人を選任するのは株主総会です。

 

2013.6.21 0:20追記
すみません、3枚目のスライド「会社法の機関~表」の内容が間違っていました。取締役会設置ありと設置なしが逆になっていましたので、訂正しました。PDFファイルをダウンロードした方は差し替えをお願い致します。大変申し訳ありませんでした

 

こんにちは、お薬ハックです。
いよいよ6月も後半戦突入して夏の暑さを感じる時期になりましたが、体調は大丈夫ですか? この時期に体調を崩すと、今まで高めてきた学習ペースも乱れてしまうかもしれません。

試験までは、”まだ”一カ月半弱ありますので、早すぎるラストスパートで体調だけは崩さないように気を付けて下さい

渾身の論点整理シリーズもいよいよ大詰めです。僕からは会社法の機関について、何点かまとめたスライドを作成してみました。昨年の自分の学習ノートの該当部分をベースにしています。なお、PDFファイルも配信しますので、iPhoneのGoodReaderなど、スマホやタブレットでの閲覧にもしよければお持ち下さい。

PDFファイルをダウンロードする


アックルの記事ひめの記事、wackyの記事にもある通り、会社法の機関を表で覚えている方は多いのでは? 僕も表を使っていましたが、+αでフローチャート式に整頓したものを使ってインプット効率を高めていました。

 


任期は「非公開会社は定款で10年まで任期を延長可」というフレーズが多いですが、会計監査人だけは例外。また、会計参与と会計監査人の違いをはっきりさせておくなど、ひっかけ問題にハマらないように整頓が大切です。

 


委員会設置会社ってなんだか複雑ですよね。他の会社の違いと比較する事でポイントを整理しやすくなります。

 

シンプルですが、会社法の機関についてまとめてみました。
by お薬ハック



こんにちは、マイスターです。

 

さて、いよいよ7月も目前に迫り、1次本試験まで残す所1か月半となりました

「もう1か月半しかない」という焦りが必要な一方で、「まだ1か月半ある」という心の余裕を持って最後の追い込みに向けた学習スケジュールを立てられるといいですね。

 

 

ちなみに私は昨年の6月くらいに受験校の先生に「最後はいかにちょっと仕事をサボるかですとアドバイスされました。
※これはこれで「波紋」を引き起こしそうな発言ですが、一方で的を得ている部分もあると思います

これからのビジネスキャリア作りであったり、独立という道づくりであったり、おそらく受験生1人1人にとっては、人生の大事な大事なステップを1歩駆け上がるための診断士試験であると思います。目の前の「仕事が忙しい」といった事情はみなさんあると思いますし、もちろん会社や同僚の方々の応援を背に受けて頑張ってらっしゃる方もいると思いますので仕事をきちんと両立させるのが前提となります。

ただ、この直前期くらいは無理やりでも勉強優先の生活スケジュールを組むように調整してみてもいいのではないかと思っています。(私は1次試験前の1週間は、社会人になって始めて複数日の有給を取りました)

 

 

さてあまりこの辺に突っ込むとあまり宜しくないので、余談はここまでにして。

本日は中小企業経営・政策ですが、本日は「政策」に焦点を充てたいと思います。

 

さて先日、Katsuが編集している「マイベスト記事」で、「一番学習における生産性が高いと思われるのが中小企業政策」といったコメントを載せさせて頂きました。確かに単純な暗記科目に分類されるので、苦手な方は苦手意識を持ってしまいがちかもしれません。

 

■リアルなコンサルティングシーンを想像して覚える

中小企業政策は「自分が顧問先である社長さんにアドバイスしているシーンをイメージしやすい科目」であることも1つの事実。

例えば、

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顧問先の社長  「そろそろ当社も退職金を制度とか作らないといけないと思ってるんだけど、何かいいアイディアあるかな?」

診断士(あなた)「そうですね。中小企業退職金共済制度という制度がありますよ。中小企業者が対象で、簡単に退職金制度を設けることができます。毎月の掛け金は5000~30000円の間で決めて払うことができますが、新規加入事業者に対しては一定期間、掛け金を国が助成する仕組みもありますよ」

顧問先の社長  「へー、どのくらい助成してくれるの?」

診断士(あなた)「掛金月額の1/2(上限5000円)を、従業員ごとに加入後4か月後から1年間(つまり8か月)国が助成してくれるんです。また、18000円以下の掛金を増額した事業者にも、増額分の1/3を増加額した月から1年間、政府が助成してくれるんです」

顧問先の社長  「そうなんだ、いい制度だね。さっそく使ってみたいな。先生、手伝ってくれる?」

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こんな具合に、政策は具体的に仕組みとメリットを整理して「顧問先の社長に説明しているシーン」を思い浮かべて覚えていくとよいかと思います。
こうやって具体的にイメージして覚えると記憶も定着しやすくなりますよね

営業ロープレをやって、営業スキルを高めるのと一緒ですね。

 

■似たような政策や制度の違いを明確にするため、横串で覚える

例えば創業時における資金面でのサポート施策として

・新創業融資制度

・新事業育成資金(グローバル展開志向創業支援関連)

・女性、若者/シニア起業家支援資金

といった支援制度だったり、

・再チャレンジ支援融資制度

・新たな事業活動を支援する融資制度

・小規模企業等設備導入資金制度

といった融資制度などがあり、それぞれ「支援元」「対象者」「支援内容」が異なります。本試験ではこういった細かい制度の内容を問うてきますので施策や制度の「違い」「キーワード」を明確に意識して頭に入れていく必要があります。

 

 

そのためには手間をかけても覚えやすいように自分で対比表を作ってまとめたり、論点整理表などを作ってみるのが一番早いと思われます。
こちらは私が受験生のとき、昨年:H24 年試験の対策用にまとめたファイルですので、参考までに置いておきます。

政策まとめファイル:中小企業経営政策

私はこれを印刷してパラパラめくりながら電車の中で覚えていました。やはり施策ハンドブックや、テキストで覚えるよりも自分が覚えやすい形式にまとめ直した方が、私にとっては効率よくインプットをできる思ったからです。

各施策も一部変更になっていたり、新しい施策が 追加されていますので、もし活用される場合はテキスト・最新の施策活用ガイドブック・過去問などからご自身でまとめられる必要があると思いますので、ご注意ください

 

 

冒頭に申し上げたように「まだ1か月半」もあります。例えば、こういった自分で論点を整理してノートなり、Excelなりに落としていく作業も、一見は「手間がかかって非効率」なように見えますが、暗記に苦しんでいたり、論点を網羅できていないシーンでは有効に働くと思います。

何と言っても、この時期からまとめ直したものは、本試験当日の最後の瞬間まで使えるファイナルペーパーにもなると思いますので必要あらばぜひ取り組んでみてください。

 

それでは、今日も1日コツコツと。

マイスターでした。

 

 



※5.18 店舗レイアウトに関するキーワード集を追加しました
※5.19マーチャンダイジングに関するキーワード集を追加しました

こんにちは、お薬ハックです。
先日書きました記事の後編、渾身の徹底論点整理シリーズ第3弾です

前編では「この時期に大切な運営管理の勉強方法」と題して紹介しましたが、「総論ではなくて各論が見たい」という声も強いと思います。そこで、後編では運営管理攻略に役立つキーワード集という形で記事をまとめてみました。(前編 ~この時期に大切な勉強方法~ はこちら

おそらく各論を見たい方は次のどちらかだと思うので、近いと思う方の部分を読んで下さい

1.解説記事が読みたい(悩む論点があり突破するきっかけを掴みたい)
ふうじん【運営管理】過去記事使って論点整理を見てください

運営管理で出題される論点についてセクション毎に関係する過去記事が紹介されていますので、「生産の記事が読みたい」「店舗の記事が読みたい」といった細かな部分にも対応でき、道場に掲載されている運営管理記事について目次のように使える記事です。

当初は僕が過去記事から論点をピックアップしようと考えていたのですが、ふうじんの記事が非常に良くまとまっていますし、記事が書かれたのも決して古い日付ではないので、僕があらためてまとめ記事を作るよりも、こちらの記事を「目次」として読んで頂いた方がスムーズだと思います。

 

2.学習の手助けとなるツールを見つけたい

前編で簡単に書きましたが、ゴールは「頻出論点のキーワードを他人へ簡単に説明できるレベルになる事」です。そして、そのために具体的にどのようなインプット方法を使うかがポイントになってきます。

個人的な好みですが、僕のお勧めは単語帳

数多くの専門用語を広く浅く抑える運営管理ほど単語帳と相性が良い科目もないと思います。そこで運営管理の単語帳に使えるデータを編集してみました。もしよろしければお使い下さい。(iPhoneを使ってみようの記事で紹介した単語帳アプリ(メモメモ暗記帳)や、ハカセが紹介したメモリボなどでも使う事ができます)

 
生産管理の部分はハカセのメモリボ記事で公開されているデータをそのまま転用しています。店舗運営(物流とシステムの部分のみ)は僕が使っていた学習ノートをベースに作成しました。

ファイルはこちらです。右クリックして「名前を付けてリンク先を保存」してください
持って行く際にコメント頂けると嬉しいです

  
<Excel形式>
  ダウンロード (5.19更新しました)

<Tab区切りテキストファイル>
(メモメモ暗記帳へインポートできます)
  ◆生産オペレーション
  ◆生産プランニング
  ◆物流と店舗に関するシステム
  ◆店舗レイアウト (5.18追加しました)
  ◆マーチャンダイジング (5.19追加しました)



まいど。ひろいんです

 

例年なら、道場記事では怒涛の7週間で取り上げる「データ」シリーズですが、僕が最後まで手こずったという個人的な思いで、桜満開のこの時期に経済のデータ分析を取り上げちゃいます。

 

◆データ分析◆

 1.年度別の平均点と科目合格率

 

 

H24の経済学・経済政策は、科目合格者数を科目受験者数で割った科目合格率が24.8%と、経営情報システムの25.8%に並ぶ易化傾向となりました。

H22は6.1%、H23も8.6%の科目合格率と、2年連続でのひと桁合格率は、受験生の脅威となったことに間違いありません。

実際、僕もその2年とも、60点に満たずに悔しい思いをしたものです

当然のことながら、H24は平均点も62.9点と、3年ぶりに60点を超える高得点となりました。(TACデータリサーチによる)

 

2.難易度ランク別の割合

 

易しくなったH24でしたが、Aランクの問題は意外と少なくて、実は全体の12%、問題数にして3問しかありませんでした。

Bランク、Cランクの問題が、それぞれ44%と28%、問題数にして11問と7問となっていて、全体の7割以上を占めています。

正答率が80%を超えるような問題は少なくなりましたが、それに準ずる問題が増えたことで、平均点を押し上げる結果となっているようです。

これも、科目を問わず、例年言われていることですが、やはりA,Bランクの問題を取りこぼさずに、Cランクも半分程度取れれば、合格への道は開けてくるものだと考えられます。

 
3.カテゴリー別の難易度

 

H17からの統計によると、ミクロ経済学の難易度が、若干高い傾向が見て取れます。

僕の個人的な考えですが、ミクロ経済学はマクロ経済学に比べて論点が多く、カバーする範囲が広いため、比較的難しい問題になりやすいのではないかと思っています。

一方、マクロ経済学では、財市場・資産(貨幣)市場・労働市場の関係性を学び始めて、IS-LM分析やAD-AS分析などが出てくるようになると、非常に複雑になって(思えて)くるので、なかなか理解が思うように進みません。

このように書くと、どっちも大変だ!となるのですが、繰り返しにはなりますが、A,Bランクの問題をきっちりと押さえて、Cランク問題への対応力を高めていけば、自ずと60点をクリアするレベルに到達することができるのです。そのためには、よく分からない論点には深入りしないで、一度通しで学習することで、全体を俯瞰することができるようになるのではないかと思います。そうすると、全体のつながりの中から、分からなかった論点も、少しずつ理解できるようになってくるのです。

 

4.出題領域の割合

 

 

ミクロ・マクロおよび財政(その他)は、万遍なく出題されているようです。

経済学は範囲も広く、論点も多くあるため、早い段階で全体に触れておくことが重要になることは言いましたが、基本的な考え方は一貫しています。

それはどういうことかと言うと、

現実の経済は非常に複雑なので、経済学では要素を絞って、単純なモデルを考えます。

この単純化されたモデルを分析することで、何らかの結論を導き出します。

そして、

その結論が果たして現実経済をうまく説明できるかどうかを検証する、というものなのです。

ですので、多くの論点は、単純化モデルで考えられていることになるんです。
ここでは深く触れませんが、そう捉えると、少しは気が楽になりませんか。

 

◆さて、今年は?◆

昨年までのデータを見てみると、H21年に平均点が70点を超えて、翌H22年で極端に低くなってしまったのですが、恐らく、そこまで難しくしようという意図はなかったのではないかな、と思っています。どの科目に関しても言えることですが、平均点は60点前後を、科目合格率では15%から20%程度を目指しているのではないでしょうか。まあ、僕の個人的な推察なのですが、あながち外れていないのでは、と思ってます

だとすると、何度も繰り返して言いますが、やはり大切なのは、A,Bランクの問題をしっかりと確保した上で、Cランクの問題をできるだけ拾っていく、というのが基本的な戦略になることは間違いありません。そしてその戦略を実行するためには、基礎をしっかりと固めること、すなわち強固な橋げたを完成させることが、とても大事になってくるのです。

 

今日は、ココまで。ほな、また

 

by ひろいん



みなさん、こんにちはうちあーのです。

平成25年合格目標の受験対策を進めている方々。TACスト本科生のスケジュールだとそろそろ運営管理の養成答練ですね。
みなさんの「俺様学習法」は見つかりましたか?暗記と理解を自分なりに仕分けしてみると学習に弾みがつきそうですね。
2次試験にも繋がるこの大物科目を積み残しなく、無借金で次に進めると今後の展開がかなり優位に進められますのでがんばってください。

平成24年合格を果たされた方々。次なるステージ、中小企業診断士登録に向けてのプランは決まりましたでしょうか?
今月末(東京以外の地区は2/1)からスタートする実務補習に申込み済みの方も多いかと思われます。

そこで今日の本題はそんな「もうすぐ診断士」の方々向けに実務補習のお話しです。
はじめて受講する実務補習のイメージや目的意識を持って頂ければと思います。

 

◆実務補習って面白い◆

実務補習に対する評価はポジティブ派とネガティブ派の双方あるようですが、私は圧倒的にポジティブ派です。
その主な理由は次の3つ。

①企業診断・コンサルティングの流れが分かった

過去記事で使ったチャートですが、再掲します。

私自身、企業コンサルティングは全くの未経験だったので、実務補習を通じて実企業の貴重な情報とお時間を頂き、企業診断・コンサルティングの流れを一から実践的に学ぶことができたのでとても有意義な体験でした。
偶然の組み合わせで集まった6人あるいは5人がチームワークを発揮しながら、「診断先の役に立つ診断報告」というゴールに向かって作業することは貴重な機会と言えます。
また、診断士試験が1次、2次筆記・口述、実務補習と段階を追ってスキルと姿勢を学ばせるプロセスであることを実感し、なんとも言えない達成感を得ることもできました。

②プロコン指導員直伝の指導を受けられた

私は2人の指導員先生に師事しました。いずれも先生も前評判では「めちゃくちゃ厳しい先生」とのことでしたが、心配するに及ばず。
お二方とも、人間味溢れる個性的な先生で楽しい時間を過ごさせてもらったと感謝しています。
1人目の先生は営業が上手で、我々の提言を気に入ってくれた経営者に対して売り込みを行い、継続支援のお仕事を取り付けてくれました。
また2人目の先生からは、診断士として、あるいは実務補習指導員として長年のご経験で培われた「企業診断メモ」を実務補習期間中の要所要所で頂きました。診断士としてのエッセンスが詰まった数々のメモは今でも私の大切な宝物になっています。

③良き仲間と巡り合えた

私にとっては、これが何よりも大きな収穫でした。
こぐまもこの記事で指摘している通り、実務補習で同じ班になった人たちは苦労しながら同じ釜の飯を食った仲間。
私の場合、2月実施の実務補習メンバーとは、今でも診断士活動を継続しています。
上記の実務補習延長戦のみならず、チームメンバーが関与している企業の研修業務なども受託するようになりました。
このチームは、実務補習で凝縮した時間を過ごした結果、お互いの良さを理解し、気心が知れるようになり、チームとしてうまく機能していることが大きな強みに繋がっているのだと感じており、今後も一緒に診断士業務を行っていくつもりです。

 

◆データで見る実務補習◆

今年の実務補習案内に記載されている募集定員を合格者数との比較、さらに去年の募集定員との比較をしてみました。
東京・名古屋・大阪以外の地区については、定員不定なので、ここでの考察データからは除外します。


東名阪3地区での募集定員合計(15日間+5日間)は755名で、昨年の595名と比較すると160名増となりました。
(ご参考まで、去年の東京地区は募集定員420名に対し、班別名簿の記載された実際の受講者数は430名でした)
ただ同地区の合格者数は平成23年度719名に対して、平成24年度1,084名と365名の大幅増ですから、募集定員増分は合格者数増分を十分にカバーしたとは言えません。
2月実施の15日間コース受講者の大多数が当年合格者(つまり過年度合格者は少数派)と仮定すると、去年は当年合格者の約4割が4月登録をしたのに対して、今年はそれが約3割になります。
そうすると必然的に以降の実務補習での需給バランスにおいて、供給不足の懸念が出てきますよね。

 

◆ちょっとした裏技◆

上記データからの懸念を少しでも解消するために、私が実際に行ったちょっとした裏技を披露致します。

私の場合、当初2月実施で5日間コースを選択しましたが、同じ班の私以外のメンバーはみんな15日間コースでした。
メンバーはみんなとてもいい人たちで、またバックグランドも多様性に富んでいるため刺激的で、楽しく実務補習に取り組んでいました。
そんな中で、メンバーから「15日間コースに変更して一緒に続けましょうよ」と誘ってくれました。
2月下旬にどうしても休みが取れない環境でしたが、3月にある15日間コースの3社目ならスケジュール的にも可能だったので、「2社目パスで3社目に復帰させてもらえるならば」と身勝手なことを言っていたら、指導員先生が診断協会と話を付けてくれちゃいました。
つまり、変則10日間コース。これに加えて9月に5日間コースを修了して、10月登録することができました。
診断協会って融通が利かなそうな感じがあるけど、結構フレキシブルに対応してくれます。

今回5日間コースを選択している方、もし条件が揃えばこういうネゴも通じるかも、ということを頭に入れておくとよいですよ。
うまくいけば受講者は登録要件の自由度が増し、他のメンバーは負担増を回避でき、協会は潤う。 これぞまさしく三方よし(企業経営理論H21第9問参照)

 

◆まとめ◆

診断協会の宣伝をするつもりは毛頭ありませんが、上記でも述べた通り、実務補習ってうまくできた制度だなぁって思います。
実務補習の受講料は決して安くはないので実務従事って方法もあるし、また、メンバーや指導員を選べないので中には合わない人もいるかもしれません。

でも自分の取り組み如何では、診断士試験制度の一貫性を踏まえながらのよい勉強の機会になるし、場合によっては今後の診断士活動の基盤になる体験や出会いがあるかもしれません。
是非とも積極的にチャレンジしてみてください。

 

 

Ciao!
By うちあーの

 

 



こんにちは。こぐまです。

本日は第2次試験合格発表をお待ちの方々へ、実務補習についてです。

 

 

社団法人中小企業診断協会本部のHPに、来年2月実施(15日間コースは3月まで)の実務補習の詳細が公開されました。

実務補習をどういうスケジュールで受講し登録を目指すか、そろそろおおよその計画・見通しを立てておけるといいですね。
年度末が近く仕事が忙しくなるので、2月実施分に参加しない方は、急ぐ必要はありませんが・・・おおよそでも。

今回は合格者が増加していますので、特に15日間コースをお考えの方は、合格発表後、できるだけ早く申し込まれることをお勧めします(特に東京地区)。

また、平成22年度、23年度合格者でまだ修了していない方々も参加するので、2月分を受講される方は5日間コースも早めに申し込みを済ませた方がよさそうです。

なお、今年度合格者がHPで申し込みできるのは、12月26日の合格発表直後から
私の場合、どうしても15日間コースを受講し最短で診断士登録したかったため、合格確認直後にHPで手続きをしました。

申し込みの際にユーザー登録が必要ですが、登録すると、「受講者Myページ」を持つことができます。
これは、実務補習の状況確認や協会の情報が確認できる個人ページで、診断士登録までは準会員としてのステータスです。

実務補習修了後、各都道府県協会へ入会(これは任意)し、中小企業庁に診断士登録(登録番号付与)され官報に掲載されると正会員となり、「会員Myページ」に移行します。

このMyページが、診断士としての個人情報管理や協会の各種イベント、情報、メルマガ等の提供などのために利用されることとなります。

また、実務補習でも使用する協会の診断報告書フォーマット(業種別)のほか、診断士倫理規程、契約書雛形等も格納されていて、何かと便利です。

いよいよ、診断士としての実感が湧いてくる時期です。

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初回登録要件としては、実務補習以外に「実務従事」がありますが、これは何かしらの人脈なり縁がないと難しいかと思うので、ここでは省略します。

個人的な意見ですが、よほどすぐれた内容の実務従事に巡り合うチャンスがない限りは、費用はかかりますが、診断士の基礎の何たるかを知るために5日間コース1回だけでも「実務補習」を受講し、プロコンの先生にみっちり鍛えてもらうのがやはりよいかと。

実務補習がどのように行われるのかについては、診断協会のHPと送付されてくる案内書、「実務補習テキスト」などがあるものの、担当指導員によってもやり方が異なります。

事前に情報収集しておきたいと思われる方は、地域は限られますが、TACのセミナータキプロさんのセミナーに参加されると、より具体的なイメージが得られ有益だと思います。

報告書を最後にまとめる作業(がっちゃんこ)も図表番号を自動的に連番にするなどのテクニックが必要で、Wordの様々な機能をいかに使いこなすか、といった一見、些末に見えることも、時間に追われる実務補習では結構重要。

もちろん、いちばん大事なのは、社長、指導員の話を虚心坦懐に聴き班の他のメンバーの意見も尊重しつつ自分の考えも述べ、協力しながら正しいと思う方向性へ持っていこうという真摯な姿勢であると考えています。

また、同じ班になった人たちは、苦労しながら同じ釜の飯を食った、いちばん身近な診断士仲間。大事にしていきたい関係です。

合格を確認したら、個々人の事情に従って、忘れずに手続きを早めにしてくださいね。

実務補習は、1サイクルでヒアリングから報告まで10~12日間程度しかありませんので、仕事と並行してこなすのは正直つらいことが多い。半徹することもままあります。

でも、本当に楽しいし、今までやってきた試験勉強を現場でどのように生かすことができるのか、気づく場面も多いはずです。

正月は、道場へ寄稿する合格体験記を練りながら(笑)、合格祝賀会や実務補習を楽しみにゆっくりお過ごしください。

以上、私の今年最後の記事です。

皆さまから頂戴した多くのコメントや励まし、ご意見、ご指摘、すべてに心から感謝します

来年もどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>

 

by こぐま



みなさん、こんにちはうちあーのです。

2012年度の診断士試験2次筆記試験から1ヶ月。今年受験された方にとっては12月7日、運命の合格発表まであと2週間ちょいですね。
モヤモヤ感はまだ続きますが、一つの大きなことをやり遂げた自分のために、そして支えてくれた周りの人たちのために有意義な時間をお過ごしください。

一方、2013年度の診断士試験合格を目指す方は、来年の今頃、今まさに先輩たちが感じているモヤモヤ感を楽しめるよう今から地道に学習を重ねて行きましょう。
診断士試験は診断士になりたい思いを強く持ち、その思いを実現するために弛まぬ努力を続ければ必ず受かる試験です。
ただし、それを実現するためには8月上旬の1次試験、10月中旬の2次試験に勝ち抜いていかなければなりません。

今日の記事では、この長丁場の中でも、特に最初の関門である1次試験を克服するためにはどうすればよいかに焦点を当て、データを交えて考察していきたいと思います。

◆スケジュール感を掴む◆
昨日こぐま1次模試までのスケジュール感について書いてくれました。
8月までの各ステージで達成すべき目標をかいつまんでまとめるとこんな感じ。
(クリックすると拡大表示で見られます)

GWまでの橋げた形成期には各科目の基本論点をテキストに沿って平均1カ月程度かけて1科目ずつ習得していく時期で、今はまさにその前半戦です。
これを過ぎると怒涛の7週間では1週間2科目を2回転のペースで、基本論点の精緻化と応用論点への対応力向上を図ることで本試験レベルに引き上げていきます。
最後の超直前期。この時期になると1日に複数科目を回していき、完全に本試験モードに突入します。

養成答練80%(※1)ってきつくねぇか」
「まだまだ先は長いなぁ」
「今覚えていることなんて先々忘れちゃうよぉ」
「GW以降は目まぐるしいなぁ」
「1日に複数科目なんてできるかな」

(※1)養成答練とはTACカリキュラムにて基本講義終了後に行われる科目別テストのこと。

いろいろなコメントが聞こえてきそうですが、ここでは今この時期に関連する養成答練の目標値について取り上げてみます。

 

◆養成答練80点の根拠◆

「目指せ養成答練80点!」

ここ一発合格道場にて、3年前から道場基本理論を通じて一貫して言われていることですが、なぜここを目指す必要があるのでしょうか?

養成答練のレベルは、大凡本試験のABランク(※2)のみを集めたレベルに相当すると考えます。

(※2)TAC過去問題集に掲載されている正答率ランクで下記の通り定義されている。
Aランク:80%以上の受験生が正解
Bランク:60%以上80%未満の受験生が正解
Cランク:40%以上60%未満の受験生が正解
Dランク:20%以上40%未満の受験生が正解
Eランク:20%未満の受験生が正解
診断士試験では問題別の正答率は発表されないため、サンプル数が最大であるTACデータリサーチに基づくこの正答率が最も信頼性が高いと言われている。

上記ランクが過去の本試験においてどのようになっているかを7年分の過去問で科目別年度別に分析してみました。
(クリックすると拡大表示で見られます)

診断士試験は、毎年科目別の難易度にバラツキがあり、エンジェル科目(低難易度科目)と爆弾科目(高難易度科目)が出現しますが、7科目通してみるとABランクは最少のH22で46%、最多のH21で55%、7年間の平均52%と一定範囲内で安定しています。
これは、出題委員が年度別の難易度のバラツキを極力抑えるよう調整している結果と言えます。

話を単純化して考えてみましょう。このデータで全設問中52%を占めるABランクのうち80%を正解するということは、配点を一定と仮定した場合、理論上100点満点中41.6点を獲得するということになります。ここでまず足切りラインをクリアします。
加えて全設問中43%を占めるCDランクについてですが、これに対しては最低限2択まで絞れる実力が備わるよう怒涛の7週間以降で鍛え上げるとして50%を正解すれば21.5点積み上げられます。
Eランクはもともと獲るつもりがないので0としても、41.6点 + 21.5点 = 63.1点で晴れて合格ラインに到達します。これを7科目積み上げることがこの時期のゴールとなるわけです。

 

◆今日のまとめ◆

ちょっとこじつけみたいな感はありますが、養成答練(≒本試験ABランク)80点を獲れるということは、

・それだけで足切りラインを確実にクリアできる基礎力を確保し、
かつ
・その基礎力をベースに応用力を積み上げ合格ラインをクリアできる

ということになります。

養成答練で80点獲れなくても、後で挽回することは可能ではあります。しかし、ふうじんこちらで示している通り早め早めの学習実行がやっぱりお得なのです。

相対的にみると概ね上位5%以内に相当するレベルなので、決して簡単ではありませんが目標を高く持つことでモチベーションも高く保てるはずです。

長丁場ですが、一歩一歩自己実現に向かって走っていきましょう!

 

では、今日はここまで。

 

Ciao!
By うちあーの

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

診断士試験2次筆記試験まであと4週間。残り1ヶ月を切り、来るべき

10.21決戦の日

が見えてきましたね。

当日のあるべき姿は見えていますか?
②そうなるために、4週間何をすべきか決まっていますか?

2つとも「イエス!」の方。素晴らしいです。そのまま当日まで突き進んでください。きっといい結果が待っているはずです。
いずれかもしくは両方が「う~ん・・・」の方。大丈夫です。寧ろこちらの方のほうが多いかと思います。

ひとつの考え方として、

①’ 当日のあってはいけない姿は?
②’ そうならないために、4週間何をすべきか、何をしないべきか?

を思い巡らすと、答えが見えてくるのではないでしょうか。

 

さて私ごとですが、先週、実務補習5日間コースを終えました。今年2月、3月と合わせ計15日間の実務補習を修了。これで中小企業診断士として経済産業大臣の登録要件が整ったわけで、今秋登録となり、晴れて「中小企業診断士」と名乗れる運びです。
ということで、今日はいつもとちょっと視点を変えて実務補習のお話をしたいと思います。今のみなさんにとっては「目先の2次筆記試験で手一杯、実務補習の話なんて来年でいいよ」という気持ちかもしれませんが、実際参加してみて2次試験との関連性も感じたので、息抜きにでもして頂ければと思います。

現行の診断士試験制度では、1次試験で診断士としての幅広い知識が問われ、2次試験(筆記・口述)で診断士としての分析能力、助言能力、問題解決能力、基本的理解力、課題発見能力などが問われます。
実務補習は合格後の登録要件のひとつであり試験とは切り離されていますが、その昔、平成12年度までは実務補習は3次試験、つまり診断士試験の合格要件であったことをご存知でしたでしょうか?

みなさんが2次試験合格後、実務補習を申し込むと中小企業診断協会から実務補習に関するテキストが渡されます。市販はされておらず、2次試験合格者のみが手にする権利を有する、ある意味貴重な書籍です。このテキストは200ページ以上にわたり、下記の3部構成となっています。

第1部 実務補習者に求められる資質
第2部 経営診断基本技術の習得
第3部 近未来のビジネスプランの策定

 

◆実務補習者に必要な基本発想◆
第1部の冒頭に実務補習者に望まれる基本姿勢として15項目列挙されています。
ここでいう「実務補習者」を旧試験制度における「2次試験合格者」と読み替えると何とも興味深い。
ここでは、2次試験にこじつけたうちあーのの勝手な解釈を3つほどご紹介します。

1.<経営環境の構造的変革に対応し、近未来の経営活動をどう展開していくべきかという課題に応えなければならない。>
これまで見てきた本試験過去問もすべてこのベースですよね。設問で色々と問われるけど結局は、SWOT分析して、外部・内部の環境変化に対応し、今後の課題を発見・解決する、この流れは歴代の2次試験を通して一貫している部分かと思います。

2.<①対話による経営実態の学習、②それを分析して報告書を記述、③理解を得られる報告発表、の3つの経営診断技術を習得することが望ましい。>
これは2次筆記試験に照らし合わせると、
①:設問で診断ニーズを理解し、与件文で経営実態と課題を把握する。
②:①に沿って適切な分析を解答に反映させる。
③:採点者に分かりやすい解答に心がける。
ということに対応しているのではないかと考えます。

3.<個人的な発言をするような行動は慎み、実務補習診断チームの一員として統一的な見解で報告する謙虚な姿勢に徹するべき。>
アイディア解答はやっぱりNG。受験生のみんなが解答するようなことを考える。

 

◆経営診断のプロセス◆
第2部にはこんな記述があります。
『従来、経営診断においては、熟練とか、腕前を意味する趣が強い、経営コンサルタント個人の技能を意味する「診断スキル(経営診断技能)」が用いられてきた。』
『しかしながら、激変する経営環境に対応し、(中略)科学的合理性をもって提言する今日の経営診断の実態に配慮するならば「経営診断テクノロジー(経営診断技術)」とすべきであろう。』

そして、経営診断で使われるオーソドックスなプロセスをこのように説明してます。

実務補習では、初日の企業訪問・ヒアリングにて第1~3プロセスに関する情報収集し、自主学習を含む1週間で第2~6プロセスについて調査・分析し報告書作成、5日目の最終日に第7プロセスを行う、という流れです。
翻って、2次筆記試験はこのような経営診断テクノロジーのプロセスを実行するに堪え得る資質があるか否かを判定する試験と考えることもできます。ただし、その試験は80分という限られた時間で、しかもペーパーテストという制約上、第1~4プロセスは既に与件文で与えられ第2~5プロセスに関する設問に解答していく、というスタイルになります。
(経営課題は明示されている場合もあれば、暗示的なものもある)

 

◆まとめ◆

☆聞かれていることに素直に答える。
☆変化に対応する。
☆経営課題は必ず解決する。
☆多くの受験生が書くことは絶対に外さない。
☆アイディア解答は要らない。
☆どう書くか(how)ではなく、何を書くか(what)が大事。
☆与件から離れない。
☆採点者に分かりやすく書く。
・・・

道場のみならず、あらゆるところで語られている2次試験の金言の数々も3次試験、、、いや実務補習から遡ってみると腹に落ちるものがたくさんありました。
そう考えると、今みなさんが取り組んでいる2次試験対策は、ゆくゆくは診断士として登録後の経営診断実務に繋がり、その際に力になると言えるでしょう。

 

Ciao!
By うちあーの

 

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

今回は「過去問から学ぶシリーズ」第3弾です。
第1弾で書いていますが、本シリーズの目的事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの特徴や着眼点を掴むこと。なので事例Ⅳの過去問分析はなく今回の事例Ⅲが最終回となります。
3回の記事を通して、それぞれの違いを理解しながら、本試験までにどのような準備を行い、また本試験でどのような対応をすればよいか、そのヒントとなればと思います。

では、早速事例Ⅲに迫ってみましょう!

 

◆設問文の特徴◆
1.設問数と配点
これまで見てきた事例Ⅰが20点x5設問「均等型」、事例Ⅱが「ばらつき型」とすると、事例Ⅲは年によりどちらも見受けられます。
H23、H22、H19と近年は均等型が主流ですが、H21、H20はばらつき型でした。今年どちらになるかは分かりませんが、いずれにせよ配点に配慮したタイムマネジメントが肝要になります。

2.字数制限
事例Ⅰは100~150字の論述中心、事例Ⅱは15~200字、更には字数制限なしの何でもアリでした。
この点では事例Ⅲは事例Ⅱと同じ傾向です。全てではありませんが、C社の強み・弱み・特徴みたいなものが少数字数制限で複数問われ、課題や対応策などを多数字数制限で論述するケースが多いようです。
字数制限と配点との関連において、H21第1問で120字10点の出題があった一方、H22第3問では40字20点(20字10点)の出題があり、設問間でばらつきが大きい傾向があるので事例Ⅲでは字数制限に応じたタイムマネジメントにも注意する必要があります。

3.時系列
事例Ⅲでは、第1問で「現状」、つまり現時点での強み・弱み・特徴・経営資源や安定業績の理由などを問い、第2問以降は「未来」、つまり現在起こっている問題点・課題を解決するための対応策・助言を問うのが一つのパターンとなっています。
これまで事例Ⅰ・Ⅱと見てきていずれも「過去若しくは現在」から「未来」の順で問われる流れは共通していますね。
とすると考え方も同じで、前半は抜き出しで対応できる問題 = 低難易度の問題が多い、つまりみんな獲りやすいところなのでしっかりと獲る必要あり、ということになります。
更に事例Ⅲで特徴的なのは、現在の強み・特徴・経営資源を課題解決に活用するストーリーが典型的です。その意味では、第1問は解きっぱなしではなく「第2問以降に連動するかも」と想定するとよいでしょう。
そう考えると第1問は配点以上のウエイトを占めるという考え方もできますね。だからと言って慎重になり過ぎる必要はありません。
例えばH22第1問。「強みと弱みを2つずつ述べよ」ですが、強みは多くの候補から絞り込まなければならないし、弱みはそれらしきものはあるけど「これだ!」とはっきり判断できるものが少ない。
このような場合、限られた時間の中では強みの選択に注力して優先順位の高いものから入れ、弱みはどちらか一つ獲れれば御の字、という対応で十分です。現実的に当時の本試験で弱みについてはかなり解答はバラバラ、つまり勝負どころではなかったようです。

4.問題要求
上記の通り、第1問は「現状」を問いますが、第2問以降について事例Ⅲでは大きく分けて「現場系」の問題と「戦略系」の問題に分かれます。
現場系の場合、生産や営業の現場で何らかの問題が発生している、という設定で、それを解決若しくは回避するにはどうしたらよいか、といった問題要求が典型的です。
当然、まず今起きている問題について与件文で探しに行くスイッチを入れますよね。
戦略系の場合、グローバル化への対応や技術継承、設備投資判断など経営上の何らかの課題があり、それらに対する具体的施策は何か、といった問題要求になります。
この場合は設問文にかなり具体的なキーワードがあるので、そこからリンクで対応付けしていくプロセスが有効でしょう。
そしてここが味噌。戦略系問題の課題解決は自社の強みや経営資源をぶつけるのがセオリー。よって第1問でそれらを問われているのであれば素直に使う。逆に課題解決に充てる強みや経営資源が第1問の解答と違う場合、第1問の解答を疑ってみるという視点も必要
最後に情報系の問題はH23では出題されませんでした。(事例Ⅱにそれらしき問題が出たけど
H22以前は続けて出ていたので、きちんと対応できるようにしておいた方がよいと思います。

 

◆与件文の特徴◆
1.ボリューム
H23は64行(2ページ半弱)と標準的な長さ。ただ形式的にはこれまであった小見出し付きのブロックがなくなったという変化がありました。
「小見出しチェック」などをプロセスに組み込んでいた受験生にとっては相当面食らったでしょうし、気にしてなかった受験生にとっては「そういえばなかったね」って終わってから気付く。そんな出来事でした。
ここから学ぶことは「未来永劫変わらないものはない」。かと言って、いきなり700字一本、配点100点の論述問題なんて極端な変化もないでしょうけど。

どんな変化であればあり得るのか?
その際にどう対応するのか?

例えば250字問題だったらあるかも?与件文が3ページ20段落くらいあったらどうする?事例Ⅲで知財絡みの出題がされたら?計算問題が出ることはないのか?
そんなことを日頃から考える癖をつけると、本番ですごい変化球が来た時でも「ふーん、そうきたのね」と流せる図太さが身に付きますよ。きっと。

2.ストーリー展開
H22以前の小見出しを纏めてみると以下の通り。
H22 【C社の概要】→【取引先からの協力要請による事業計画】
H21 【C社の概要】→【新製品開発と製品アイテム】→【生産の状況】
H20 【C社の概要】→【取引先からの大型金型の生産要請】→【短納期化と社内体制の整備】
H19 【C社の概要】→【受注から生産までの現状と課題】→【新規事業について】
H18 【概要】→【めっき加工と塗装加工の特徴と課題】→【受注から納品までの流れ】

概要については、業種、規模、業績、変遷、製造品、部門構成などが書かれています。
日本の製造業がどこも受注減で苦しんでいる状況から、事例Ⅲに出てくる企業も概ね、
・以前は業績好調だったのが受注減で昨今苦しんでいる
ムリ、ムラ、ムダなど何らかの問題を抱えている
下請けで特定の取引先に依存していることも多い
新たな製品、新たな市場が登場している

そこでまたまた中小企業診断士のあなたが救世主のように現れ、一つ一つ問題を片づけていく!
といった展開が主流です。

3.文章の構成
部門構成や工程などが文字でズラズラと出てきます。OEMと自社ブランド比率、売上の客先別比率、生産ロットなど具体的な数字も多く出てきます。
その際には簡単で構わないので図式化しておくと分析が捗ります。図を書くのと書かないのとではスピードも正確性も全く異なるので必ず書くようにしてください。

 

◆「出題の趣旨」から垣間見えること◆
出題委員が問いたい能力をH18~H23で纏めると以下の通り。

「分析能力」が1番多いというのは、事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ共通でした。2番目は事例Ⅰ・Ⅱが共に「助言能力」であったのに対して事例Ⅲでは「問題解決能力」となっています。
逆に事例Ⅲで「助言能力」との記述が「出題の趣旨」には出てきません。ただ設問文を見ていくと「アドバイス」を求める問題も多々あるので、「助言能力」と「問題解決能力」の違いを突き詰める必要性はあまりないような気がします。
「設問に従って与件文の内容を分析し、そこにある問題を解決し助言する能力が問われる。」ある意味非常にシンプルでごくごく当たり前のことが問われていると考えればよいでしょう。

 

◆おまけ(語呂合わせ)◆
今回は情報系問題に関する語呂合わせを一つ。これはうちあーのオリジナルではなく既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、とても使い勝手が良いのでご紹介します。
事例Ⅲで情報(データ)のやり取りに何らかの問題が生じている場合、それを解決する具体策のキーワードが「DRINK」です。

D = データベースの活用
R = リアルタイム
I = 一元管理
N = ネットワーク
K = 共有化

H23では使いませんでしたが、情報系問題はいつ復活してもおかしくないのでよろしければファイナルペーパーの隅っこにでもこっそり載せてください。

 

◆まとめ◆
事例Ⅲは生産管理の事例であり、苦手意識を持つ受験生も結構いますが、その必要は全くありません。
なぜなら経営者が我々診断士に求めているのは、経営のプロとしての視点からマネジメント上・オペレーション上の問題(課題)解決能力であり、特定業界のスペシャリストとしての知識やノウハウではないからです。
診断士試験においても同様で、解答の根拠は与件文と一次試験の基本的な知識になります。事例Ⅲは、Ⅰ・Ⅱと比べても比較的定型的とも言え、コツを掴むと点数がググッと伸びて安定しやすい事例です。
4つの事例のうちの1つが苦手か得意か。これは非常に大きな違いですよね。みなさんも事例Ⅲの特徴をいち早く習得し、パターンをストックすることで、安定的にA判定が獲れるようにしちゃいましょう!

気がつけば事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、すべてA判定本番での理想の状態はこれです。ここまで来ればほぼ「合格」は手中にしたも同然。事例Ⅳは経営分析だけがっちりやれば栄冠はあなたのものです。

3回にわたる過去問分析シリーズは今回で完結となります。長々と書きましたが要は各事例ごとの特徴を理解し、それに応じた対応ができれば事例Ⅳに依存しない受かり方が出来るようになるということ。
本番までやるべきことはたくさんありますが、そのための準備時間は十分あります。
焦らず、少しずつ合格への階段を踏み上がってください!

 

 

Ciao!
By うちあーの

 

 



こんにちは。ハカセです。記事を書くのは久しぶりです。

本日は『国家資格』であるところの中小企業診断士の、『国家試験』の一次試験の合格発表日、ですね。

合格された皆さん、合格おめでとうございます

特に、没問で救われた方、マークミスで意外な合格を拾った方、これ奇貨として二次試験も突破できるよう頑張ってくださいね。

残念ながら不合格となった皆さん、本当に残念でした。でも、これまでの皆さんの努力は血となり骨となってこれからの社会人生活の役に立つと思います。再度挑戦するもよし、これを機に別の道を探すもよし。まずはゆっくり休息して、そして、充電が済んだら、皆さんが信じる道を再度まい進してください。

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ところで、今回の一次試験の統計資料を見ていて、「うーん、やっぱりなぁ」と唸ってしまいました。順にみてみましょう。

まず、申込者数と合格率

うん、なるほど、ここ二年間のブームがひと段落し、申込者数は減少に転じたようですね。一次試験が難しかったですからね。それで諦めてしまった人もいるのかもしれません・・・。

そして、(多くの受験生が感じていたように)、今年は全体的に難易度が低下し、合格率は向上したようです。

あんまり重要ではありませんが、ついでに、科目合格率もみておきましょう。

最近は、基幹科目が難しく、暗記科目がやや易化傾向にあるんですかね。

このように、「申込者数が減少して合格率が上昇した」という平成24年度の一次試験は、比較的恵まれていたという見方も出来るかも知れません。(おっと、合格者にも未合格者にも怒られそうな過激な発言。お怒りはごもっとも。種明かしは下方で・・)

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でもね  

この状況、喜んでばかりはいられません。

上記とはちょっと視点を変えて、「合格率と合格者数」というグラフを見てみましょう。

合格率の上昇に伴い、合格者数も増えていますね。

よく見ると、今年の数値は、我々道場の初代執筆陣が合格した平成21年度と酷似しているのです。(つまり、僕らも「恵まれた年度」の一次試験を通過したメンツなのです  )

どうして喜んでいられないのか。

それは、二次試験の合格率が低下することが予想されるからです

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一次試験は、問題を一旦リリースしてしまった以上、難易度を上下に動かして調整することは難しいものです。確かに難しすぎるときには、平成23年度のように「下駄を履かせる」ことができますが、簡単すぎた時には、「やっぱり平均62点以上を合格にします」とは後からは言えないわけです。90分科目の配点で多少調整できるかもしれませんが、まぁ難しいでしょう。

でも、二次試験の難易度を調整することは「いとたやすき」ことなのです。

なぜならば、二次試験は「相対試験」だから。「今年は上位●●を合格にしましょう」という鶴の一声で合否ラインを設定することが出来るのです。

その合否ラインはどこにあるのか。ここ5年間の「合否ライン」は

『上位20%』 または『 950人』

であると思われます。これは過去数年の実績から言っているだけであり、どこかに規定があるわけではありません。

今年は一次試験合格者が多い(3,519人)。そうすると、二次試験申込者は5,000人を超えると思われます。

ここに「上位20%」を適用すると、1,000人以上の合格者が出てしまいます。

(そうすると、来年の2月から3月に行われる、二次試験合格者を対象にした「診断実務補習」への申込者が多くなり、指導員が足りなくなり、診断協会が対応できなくなってしまうのです)

よって、今年のように一次試験合格者数が多い年は、「上位20%」ではなく、「上位950人」が合否ラインとなる可能性があります。

すると、平成24年度の二次試験の合格率は17-18%となる可能性 があります。

「だから何なんだ?」

確かに、その通り

狭き門になろうと、広き門が開いていようと、受験生のやることは変わらないはず。

でも、プロダクトアウトの考え方ではもはやモノが売れない時代。マーケットインを考慮することも重要でしょう。

敵を知り、己を知れば、百戦危うからず

脅すつもりはありませんが、気を引き締めて二次試験対策をとるに越したことはないように思います。

——-*-*-*-*——-

ちょっとだけ、私論を申し上げますと、「合格率の低下」は、「不思議な勝ちの減少」に結びつきやすいのではないかと危惧しています。

この図は、僕が考える「合格者の分布図」です。


合格率が低下すると、この虫食いの「合格者の分布」が小さくなります。どういう風に小さくなるかと言うと、当然、「上の方に移動」、つまり「番狂わせが少なくなる」方向に狭まると思われます。そうすると、「不思議な勝ち」をする人が少なくなるんじゃないかなぁと予想するのです。

よって、「順当勝ち」が多くなるのかなと。

そうすると、「経験者有利、初学者不利ですね?」と考える人も多いかもしれません。そうとも言えるかもしれません。でも、僕の本音はそうじゃありませんが・・・。

——-*-*-*-*——-

一発合格道場は、これからも受験生を応援してまいります。

合格者が「得た気づき」、「ハマった罠」を分かりやすく紹介することによって、受験生へのショートカットやベストプラクティスを提供するのが道場の使命です。

(でも、ショートカットを多用しすぎると、全体を見誤りますので、ご注意ください)

道場執筆陣は、少しでも受験生の役に立とうと、日夜執筆に勤しんでおります。

今後ともご愛読頂きますよう、そして「どしどし」コメントを寄せて頂きますよう、お願いいたします。

by ハカセ

————————-

追伸:

主に週末に執筆している初代執筆陣の ふうじん が この記事 で、「ハカセの登場を期待」てなことを書いてくれています。「呼ばれて飛び出て・・・(古い?)」と登場しようかとも思ったのですが、残念ながら二次試験対策については、2010年、2011年で書きつくしてしまいました (^_^;)。よって、残念ながら今後「気合の入った」記事を書く予定はありません。・・・だって、書こうと思っても、過去の自分の記事 と論点が重複してしまうので・・・(+o+)。もしよければ、小職の過去記事 も参考になさってください <(_ _)>。



みなさん、こんにちはうちあーのです。

今回は「過去問から学ぶシリーズ」第2弾です。
この過去問分析、実は私が通っていたTAC2次上級生コースI校の勉強会で去年2月ごろに行った過去問分析をベースとし、それにH23の私なりの分析をトッピングしたものです。
当時、過去問分析がいかに重要かを身をもって経験し、「へぇ、2次本試験ってこうなっているんだぁ」と感じました。同時に事例ごとの違いを発見して「行けるかも」って感覚も持てるようになりました。

ただ、本試験まであと7週間に迫ったこの時期にフルスペックの過去問分析をご自身でやることは決しておススメしません。
それよりも1事例でも多くアウトプット&レビューのサイクルを回すことが優先だからです。
このシリーズの意図は、本来みなさんご自身がやった方がよい(であろう)過去問分析をショートカット的に活用してもらえればというところにあります。

では、事例Ⅱの世界を覗いてみましょう!

 

◆設問文の特徴◆
1.設問数と配点
事例Ⅰは前回記事の通り「設問あたりの配点が均等割り」が定番でしたが、事例Ⅱは設問間で配点のばらつきがあります。よって、時間配分には十分注意する必要があります。
例えば10点問題はどんなに時間をかけて取り組んでも当然マックス10点。そこに時間をかけ過ぎてより高配点の問題への分析や記述時間が足りず取りこぼすとかなり痛いです。
これって案外「言うは易し、行うは難し」。特に80分間でのアウトプット量が少ないストレート生などはかなり気を付ける必要があります。
昨年度H23本試験でも「第1問で慎重になり過ぎて10点問題に10分かけてしまった」といった声が聞かれました。仮に試験時間80分のうち記述にかける時間がトータル50分としたら、残り90点分にかけられる時間が40分のみです。狙ってそうしているのであれば問題はないですが、そうでなければ明らかにタイムマネジメントミスですよね。
設問ごとの難易度にもよりますが、特定の設問で高得点を狙うよりも各設問でそこそこの点数を積み上げていった方が全体の得点は伸びると考えた方がよいでしょう。
そのためには目安として「20点問題にかける時間を10分」といったルールを決めてしまうのも手です。その上で、難易度に応じて設問間のバランスを調整していくとよいと思います。

2.字数制限
事例Ⅰが100字・150字、120字の定型タイプに対して、事例Ⅱは15、20、25、30、50、60、80、100、120、150、200字、更にH13には字数制限の指定なしの出題もありました。要は何でもアリの世界です。
このうち25字と200字はH23に初登場でした。25字の議論は置いといて、200字は解答用紙を見た瞬間ギョギョッとした人も多かったのではないでしょうか。
人によっては「字数制限が多いと大変!」と思うかもしれませんが、実際には字数制限が多い方が対応しやすいです。なぜなら字数制限が多ければ、
①その分多くの解答要素を突っ込める。(得点確率アップ
②解答候補を絞り込む必要がない。(選択する時間・労力軽減
③圧縮解答の必要がない。(編集スキルで差がつかない
から。

少し話はそれますが設問文の長さについては「短い方が楽!」と考える人もいますが、これは逆に短い方が大変です。なぜなら設問文はそのものが解答への制約条件であり、それが短ければ短いほど「制約条件が少ない」 = 「書こうと思えば色々と書けてしまう」ということになるからです。
その意味でH23第5問は、非常に差がつく問題であったと推測できます。論点としてはH22やH19でも問われた事例Ⅱのド定番、インターナル・マーケティング。設問文の数少ない制約条件を絡めて、
「従業員満足度向上」→「顧客満足度向上」→「持続的競争優位性の確立」が解答の柱(ロジック)になるだろうと思いつくのは決して難しいことではないでしょう。あとは与件文をヒントに具体的手段をできるだけ数多く発想し、その効果と共にガシガシと書いていけば得点可能性が高まったはずです。
このようにしてガッツリと点数を稼いでいる受験生がいた一方、200字問題という見せかけの変化球に焦ってしまい、第5問のみならず全体のバランスを崩した受験生がいた。真相は分かりませんが、H23における合否の分岐点の一つであったのではないかと、勝手に思っています。

3.時系列
事例Ⅰは前半で「これまでやってきたこと」、後半で「今後すべきこと」が問われ、その境界線が難易度判定の肝だというお話を前回しました。事例Ⅱも過去→未来の流れは同じですが、より未来志向です。
ただ事例Ⅰと異なり、事例Ⅱの場合は「今後すべきこと」つまり「新戦略」、「新規事業」あるいは「新サービス」を解答するにあたり、潜在顧客・市場や活用できる経営資源が与件文に具体的に書いてあることがほとんどです。
つまり、未来のことでも抜き出しで対応可能なケースが多く、必ずしも時系列だけで難易度判定はしにくいという側面があります。

4.問題要求
事例Ⅰで見られたような形式上のパターンはあまり感じられませんが、基本的にはB社の戦略に焦点が当たります。
特に、上記3に記した「新戦略」、「新規事業」あるいは「新サービス」はよく問われます。

これらに問うことによって、
「誰に」 ターゲット、既存・潜在顧客
「何を」 B社の強み経営資源
「どのように」 具体的手段
「効果」 メリット(デメリットとセットで)
を直接的・間接的に要求している、というイメージを持っておくと輪郭が掴みやすいのではないでしょうか。
逆から考えると、設問文の要求を解釈する際、常にwhom、what、how、effectを意識することをパターン化しておくと分析や解答要素の想定をする際にスピードと精度がアップが期待できる、と言えそうです。

 

◆与件文の特徴◆
1.ボリューム
H23は79行とH18以降ででした。H23事例Ⅰは51行だったので実に1.5倍強の長さです。H22も事例Ⅰ:事例Ⅱ=64行:76行と事例Ⅱの方が長文でした。
逆にH20は事例Ⅰ:事例Ⅱ=76行:66行、H19は事例Ⅰ:事例Ⅱ=74行:62行で事例Ⅰの方が長文でした。近年のトレンドから「事例Ⅱの方が与件文は長い」との印象がありますが、少し前の本試験においては必ずしもそうではなかったことに着目したいですね。
与件文の長さは、タイムマネジメント上大きな影響を受けます。個人差こそあれ人間「読む」速度は同じ精度で読むのであれば、そんなに速くはできませんのである程度時間をかけざるを得ません。となると、その前段の「設問要求解釈」か後に続く「考える」「書く」のいずれかの時間を削らなければいけませんよね。
ただ「書く」速度もそんなに速くはできませんので解答字数次第で決まってきます。よって、対応策としては
①80分のタイムマネジメント上、各プロセスの標準時間を決めておく。
②与件文のボリュームと解答字数により、標準時間を調整する。

大事なことは、1事例ごとに適切なリズムに切り替えること。これは80分で事例を解かないとなかなか身につかないスキルなので、アウトプットの際に十分注意しながら磨くようにしてください。

2.ストーリー展開
事例Ⅱの特徴としては、

・B社の概要(業種、規模、業績、変遷、経営理念など)
・B社の具体的事業内容(過去、現在)
・B社の強み、経営資源(有形・無形)
・外部環境とその変化
・顧客(既存、新規、潜在)
・競合(主に大手企業)
・直面する課題

などで与件文が組み立てられています。
これらは与件文全体に散りばめられていて、基本的には現状の記述なので事例Ⅰと比べて現在時制で書かれている部分が多くなっています。

またストーリーを単純化すると、

①(S)創業以来、B社の強みや特徴を活かして何とか業績を伸ばしてきた。
②(T)外部環境変化や大手競合の出現で雲行きが怪しくなってきている。
③(O) 新たなニーズや顧客層が現れてきている。
④業績が停滞してきている。

といった展開が主流です。

もう少し細かく見ると、
①の強みはだいたい地域密着性顧客関係性特定分野での門性きめ細かい対応、などが代表的です。
②の外部環境変化は少子高齢化域内の顧客減少、大手競合は低価格幅広い品揃えを武器にしています。

これらを踏まえて、「事例Ⅱとは何ぞや」という問いに答えるとしたら、

④を憂う経営者に対して、中小企業診断士であるあなたが颯爽と現れ、
・③に対して①をぶつけることで新たな収益を確保する。
・外部環境変化には対応し、大手競合はかわす。

てな感じでしょう。
(事例Ⅱのバイブルとも言うべき「スモール・ビジネス・マーケティング」もつまるところ大凡上記2点に収斂されますよね。)

3.文章の構成
前回の記事で書いた通り、
段落ごとに与件文の大枠を把握する。
取って付けたような文章は要注意。
は事例Ⅱでも全く同じです。

加えて言うなら「与件文において無駄なセンテンスは1つたりとも無い」ということも強く意識したいところです。
事例を作成してみると分かるのですが、上記2でまとめたような内容を約2ページ半の与件文に収めるのって実はかなり大変です。
解答の根拠に無関係なことを書いている余裕はありません。例えば、H23の「LOHASやスローフードから派生したスローライフというライフスタイルも登場」なんかは必ずいずれかの設問の解答根拠となっているはずです。わざわざ、「さらには」という接続詞で3行も費やしているセンテンスには何らかの存在意義があるはずですよね。
H23は解答用紙の総字数が540字と少なく難しい対応となりましたが、基本的な考え方としては「全センテンスを解答に活用するつもり」で事例に対峙するとよいでしょう。

 

◆「出題の趣旨」から垣間見えること◆
事例Ⅱの「出題の趣旨」を見ると出題委員が問いたい能力をH18~H22でまとめると下記の通り「分析能力」が突出していました。

一方、H23は「分析力」3つ以外に、「基本的理解力」「構想力」「提案力」といった今までになかった能力が明記されています。
それぞれの定義がはっきりとは分かりませんが、言葉尻をとらえると、
①「基本的理解力」= B社の置かれた状況やB社社長の言っていることが基本的に理解できるか
②「構想力」= 基本的理解に基づいたB社のマーケティング上の戦略を構想できるか
③「提案力」= 構想した戦略をB社社長に説得力をもって提案できるか
そして①→②→③を繋ぐのに必要な「分析力」があるか
そんなふうに読むこともできますね。

元来「出題の趣旨」は「設問文抜粋+○○能力」といった形で記述されることが多くヒントが少ないのですが、H23事例Ⅱではもっと踏み込んだ記述が見られます。
(例)
第1問  「競争戦略のパターンと内容」、「専門店の戦略構築」
第2問設1 「市場細分化理論を理解し」
第2問設2 「整合性の観点から」
など

時間をかける必要は全くありませんが、一度サラッと見ておくと出題者の考えていることがなんとなく分かった気になるかも知れませんよ。

第3問、第5問でそれぞれ「ミックス」と記載があることは興味深いです。
文脈から判断して、複数の具体案が得点要素になっていたと考えられます。つまり1本のプロモーション戦略やインターナル・マーケティング戦略を深掘りするより複数列挙の方が得点可能性が高い問題だったと言えます。
このことは、
「戦略は①~、②~、③~、である。」
といった解答パターンが0点を避けるための守備的な「ローリスク解答」ではなく、時として得点を積み上げるための攻撃的な「ハイリターン解答」となることもある、ということを意識しておくとよいでしょう。

 

◆おまけ(語呂合わせ)◆
事例Ⅱの与件文を読む際、特に気をつけてチェックしていたワードが3つあります。
1つ目は「最近」。「近年」でも「現在」でも同じです。新たなニーズ、顧客、競合の出現など最近起こった変化は解答要素として期待されることが多々ありますのでしっかりマークしておきます。
2つ目は「地域」。「地元」など地域密着性を表す内容はおさえます。大手競合に対抗するB社の強みにできます。
3つ目は「個別」。「顧客一人一人」とか「顧客との絆づくり」とかがこの類に入ります。1-to-1マーケティングなど顧客関係性として解答要素に使えます。
これらが登場した時には絶対に逃さないようにするため、3つの頭文字を集めて「さちこ」と名付け、事例Ⅱ開始時に問題用紙に書くようにしていました。
H23はB社の「専門性」もかなりキーワードになっていたので、今年受けるとしたら「さちこせんせい」をおまじないにしようかな。

 

◆まとめ◆
事例Ⅱは小売業若しくはサービス業のマーケティング事例なので初学でもなじみやすく、また解答に際しても素直に抜き出せばある程度得点が固められる事例が多いため、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの中ではストレート生が比較的早く伸びやすい事例と言えます。
H23で問われた「基本的理解力」は1次試験の知識とも考えるのでストレート生にとっては更に追い風とも捉えられます。
だからこそ事例Ⅱで注意したい点は

「与件文から絶対に離れない」

事例Ⅱは何でも書けてしまうだけに、他の事例以上に要注意。
同様に1次知識についても、マーケティング用語の定義・メリデメ・注意点などをきちんと整理するとともに、何でもかんでも書くのではなくあくまでも与件文と関係することを書く。
主観や思い込みは禁物。とことん客観的論理的に設問文と与件文に接しましょう。

これって「当たり前じゃん」と思うでしょうけど、実際やってみるとなかなかできないんですよね。
演習や模試などで80分終わった後に見た自分の解答がアイディア解答だらけだった経験のある方も多いのではないでしょうか?

「当たり前のことを80分でシンプルにやる」

これで事例Ⅰに続いて事例ⅡもA判定を獲っちゃいましょう!

 

 

Ciao!
By うちあーの

 

 

 



みなさん、こんにちはうちあーのです。

2次対策の進捗状況は如何でしょうか?
講義や演習などの学習を積み上げている中で、2次試験とはどんなものかが何となく分かってきたぞ~、という方もいらっしゃるかと思います。
演習に臨む際には、演習開始前の3分間それぞれの事例の特徴や注意点を頭の中で唱えることで事例脳を作る習慣を今から付けておくといいですよ。

ここで質問。みなさんは事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの特徴、着眼点を説明できますか?
自信のある方もない方も、くれよんこちらの記事を是非一度参照アレ。各事例の着眼点がきれいに整理されていて秀逸

さて、各事例の本質を横串にした上で、ここからは事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲのそれぞれの本質についてググッ!と掘り下げてみたいと思います。
どんな試験でも本質に迫ろうと思ったら過去問分析が王道。というわけで、今回からのうちあーのの記事は3回に分けて本試験の過去問分析を行います。
事例ごとの特徴を理解することでH24の本試験までに何をすればよいか、また本試験会場で困った時にどうすればよいか、を掴んで頂ければと考えます。

では、今回はその1回目、事例Ⅰ編です。

 

◆設問文の特徴◆
1.設問数と配点
昨年度H23は5設問x20点、これはH21、H20と同じで近年の定番パターンと言えます。このような均等配点の場合、1設問にかける時間も基本的に均等割りで考えてよいでしょう。例えば、設問文および与件文の読解と対応付けに30分、設問ごとの解答方針決定から記述に50分かける受験生であれば、差し当たりの時間配分は各設問10分と想定できます。(字数や難易度に応じて後で修正は当然ありですが)
ただしH15は8設問、しかもそのうち2設問で「2つ述べよ」なので解答箇所としては10という事例でした。まるで事例Ⅱみたいですよね。
H23では事例Ⅱ、Ⅲでの200字問題や事例Ⅳでの経営分析で「昔の過去問への回帰」が見られました。
H24本試験に向けては、近年パターンの5×20を基本線に置きつつ、そうならないことも想定内としておく必要があります。

2.字数制限
H18~H22までは全て100字もしくは150字でした。これって、考えてみればアバウトな字数制限で、事例Ⅱ・Ⅲには見られない特徴ですが、いったい何を意味するのでしょうね。
一つの仮説としては「出題委員が用意した模範解答は字数制限に対してかなり緩いものではないか」ということが考えられます。
それに対してH23では120字の設問が5設問中4つを占めました。裏を返せば「出題委員が用意した模範解答は100字以上120字以下できっちりとしたものではないか」ということが言えます。
だとすると、H23においては「何を書くか」と同時に「何を書かないか」という発想も得点を積み上げるためには有効だったのではないかと考えます。
因みに、H17では「30字で3つ」、H15では50字や80字の設問もありました。ここでも上記の「昔の過去問への回帰」は想定されます。

3.時系列
事例Ⅰは、与件文の性質(後で触れます)に合わせる形で設問の順番も時系列で問われます。第1問でいきなり未来のことを聞かれて、続く問題で過去のことを問われる、みたいな意地悪なパターンはこれまでありません。
また、過去から現在にかけての問いに対しては与件文に書かれていることも多く抜き出しでの対応が可能ですが、未来のことは普通はあまり書いていないので与件文をもとに類推することになります。
これら2つの特徴を知っていると、事例Ⅰの設問は第1問から最終問までの間のどこかで「過去から現在」問題と「現在から未来」問題に大別される構造であり、かつ抜き出し対応可能な前半部分が得点の固めどころということになります。
H23では第4問までが「過去から現在」問題で、第5問が「3年以内に売上目標を達成するためのアドバイス」、つまり「現在から未来」問題です。このケースだと結構点数は取りやすいですよね。
一方、現行の診断士2次試験史上最高難易度とも言われるH18の事例では、第2問以降が全て「今後」、つまり「現在から未来」問題であり、その評価を見事に証明しています。
試験開始後、設問を読み終えるまでの早い時間帯に大凡の難易度を把握することでその後の対応を変化させられれば、戦術的にも精神的にも相当有利になるはずです。

4.問題要求
過去問を大局的に見ると、事例Ⅰの問題要求には一定のパターンが認められます。
そのパターンとは、

①第1問で現状分析、最終問でアドバイスを行う。
②その間にはその年のメインテーマを挟んでいる。

第1問は、H18~H22で主にSWOT分析、特に「強み」について問われるのが主流でした。H23ではSWOT分析ではありませんが「A社が扱う2つの異なる商品・市場に関する分析」なので現状分析であることには違いがありません。また、最終問題は必ずアドバイス問題です。
②のメインテーマについて、詳細は割愛しますが、H22とH21なら「買収」、H20なら「コスト削減」、H19なら「従業員満足度」、H18なら「子会社」がそれにあたります。
H23は第2問「特許」、第3問「所有と経営の分離」と特定のテーマは認められませんでしたが、「1次試験の知識からの展開」といった切り口において出題者の意図が見られるような気もします。
②についてはH24にどちらのパターンで来るか分かりせんが、①のような基本形は念頭に置いておくとよいでしょう。

 

◆与件文の特徴◆
1.ボリューム
H23は2ページ弱、51行と例年で最短でした。H20は76行、H19は74行だったことを鑑みると、H23の短さは群を抜いてます。実は記述量のボリュームでも、H19の750字、H18の700字と比べH23は580字とかなり少なくなっています。
2次試験80分の主要作業は「読む」「考える」「書く」ですが、この中で「考える」作業に着目したい、という出題者の意図が表れているのかもしれませんね。

2.ストーリー展開
これにも過去問を見ることで大体のパターンが読み取れます。

・(起)A社の概要(業種、規模、業績、組織など)
・(承)A社経営者に関する記述
・(承)A社の成長していく歴史的展開
・(転)競合出現や外部環境変化
・直面する課題

「起・承・承・転」と来て、「ではこれからどうしよう」みたいな流れは毎年ほぼ一緒です。何か出題委員の中でフォーマットでもあるんでしょうかね。
設問と与件文がともに時系列となっていることから、対応付けも素直に「上から順に」をベースにすればよいと思います。(当然そうならない場合も多くありますが)
事例はストーリーですから「転」で終わってはいけません。必ず「結」が必要です。その「結」が受験生に求められる課題解決であり、多くの場合は最終問題でアドバイスする内容になります。言い換えると、出題者が提示する「起・承・承・転」に対して、受験生が「結」、つまり課題解決することで、初めてそのストーリーが完結することになります。なので、課題を放ったらかしにしないようにしてくださいね。

3.文章の構成
事例Ⅰに限りませんが、国家試験らしく、至って常識的な日本語で書かれています。
上記2のストーリー展開の中で、細分化された事実やテーマごとに段落分けがされています。なので、与件文を読む際には「段落ごとに何が書いてあるか」を把握することで大きな流れを早く、正確に理解しやすくなります。
その際、各段落最後の文章には要注意。よく「取って付けたような文章」がありますが、それには出題者の何らかの意図、つまり解答の根拠となっていることが多いです。
例えば、H23で言えば、第2段落最後の文中の「わが国とは法や規制の異なる」なんかはその典型例。法や規制なんて前後の文章から何の脈絡もないですよね。
こういう記述を見つけたら必ずいずれかの設問に貼り付ける。特にはっきりとした根拠がない事例Ⅰにおいては、出題者の意図に近づける有効な術だと考えます。

 

◆「出題の趣旨」から垣間見えること◆
ご存知の通り、診断士2次試験は正解や模範解答が発表されませんが、診断協会は毎年度2次試験終了後「出題の趣旨」なるものを公表しており、診断協会HPではH16以降の「出題の趣旨」を見ることができます。
H18~H23についてまとめると「分析能力」が最多、次いで「助言能力」「基本的理解、知識」「課題発見能力」の順で4つに集約されています。

事例Ⅱ、Ⅲでは異なる特徴がありますので、次回以降で触れたいと思います。
組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する実際の診断業務において、出題者側(診断協会)が診断士の卵たちに求める能力がこれらの4つであることを理解しておくと、事例Ⅰの輪郭がなんとなく見えてくるのではないでしょうか?

H23の「出題の趣旨」はこちら
第1問設問1では「一般家庭用医療品の営業活動と医家向け医療品の営業活動の違いを問うことによって、顧客に対するA社の組織的対応の違いについて基本的理解力を問う問題である。」と趣旨を明示しています。
それぞれの商品の営業活動が「誰に対して」「どのような組織的対応」を書いて欲しかった、という解釈が成り立ちますね。

 

◆おまけ(語呂合わせ)◆
事例Ⅰは、「組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」であるため、分析においても助言においても人的資源管理は切り口として非常に効果的。
よって、私は事例Ⅰが始まると必ず問題用紙に「茶化」と書くようにしていましたという字は上から「サ」「ハ」「ホ」に、は左から「イ」「ヒ」に分解でき、それぞれが、

サ 採用
ハ 配置
ホ 報酬
イ 育成
ヒ 評価

を表しています。どう?結構覚えやすくないですか?
「なんだよ、また語呂合わせかよ」と茶化すことなかれ!

 

◆まとめ◆
よく事例Ⅰは難しいと言われます。
マーケティング、生産管理、財務には普遍的なソリューションがありイメージもしやすいのに対して、事例Ⅰは組織・人事の事例のため、A社社内の固有の問題や課題を分析・助言しなければならない。また解答となるべき記述が与件文に見当たらないことも多々ある。
こんなところに事例Ⅰの難しさがあると考えられます。
でも、この難しさって現実的にはどの受験生にも言えること。プラス思考で考えれば、難しいからこそ普通にやればA判定がもらえる、ということです。

誰にとっても与件文に書いていないことは当てにくい。なのでそこは勝負所ではないのです。
勝負所は多くの受験生が記述するであろう共通解の部分。ここで取りこぼしなく確実に獲っていけばOK。
だからこそ、事例Ⅰは奇を衒わずに。うまく切り分けができない場合にはあえて重複も辞さず。とにかく大ゴケしないよう慎重に対応する戦略で攻略しちゃいましょう!

 

Ciao!
By うちあーの

 



こんにちは、を~です。

今日はイキナリ本題。
最後の科目別総まとめ、経営情報システムです。

スキキライがハッキリと分かれる事で有名なこの科目。
診断士受験生に比較的多いSEさん達は得意科目にしていることでしょう。
が、もう一つの大勢力である“おっさん”受験生達の中にはこの科目を鬼門と感じている人たちも多いと思います。

道場執筆陣も1期生・2期生にはSEさんが居ましたが、3期生にはSEが居ません。
その中でも、この科目を「苦手」と公言してはばからないぼくがこの科目の総まとめをお送りするのも、また一興というものでしょうか。

ではざっくり復習!

 

■どんな試験?
【試験範囲】
読んで字の如く、情報システムに関する科目ですよね。
1次試験案内では、情報通信技術と経営情報管理という2分野に分かれています。
道場のデータ分析では、「IT(=情報通信技術)」、「経営」「開発」「統計」と4分類されていましたが、後者3つはいずれも「経営情報管理」分野に含まれています。

【難易度】
年度によってブレが大きいです。
うちあーののコレを見てみると、難易度順に科目を並べたときにいつも両端のどちらかに位置しています。
平成23年までは、見事なV字を描いて科目合格率が上昇中ですが、今年は果たしてどうなることやら。。。

分野別で見ると、統計問題はいつも難問ばかりなのでほぼ「捨て問」とする対応が何度も推奨されていました。
一方で、それほど難易度が高くない頻出論点として、SQLメールやインターネットの仕組み正規化開発モデルといったものがあります。

【形式】
過去数年を見てみるとだいたいいつも25問となっています。
配点は各4点で、傾斜がついていることはありませんでした。
問われ方としては、「適切なものを選べ」の問題が圧倒的に多いですね。
知識があれば瞬殺!という問題が多そうで、この傾向は変わらないでしょうね。

【知識問題】
この科目の最大の特徴だとぼくは思います。
専門用語の意味がわかれば各選択肢の半分以上が理解できる。
特にアルファベット3文字・4文字の略語攻略がカギでした。

見方を変えると、時間さえ掛ければ正解に辿りつくような問題は少ないわけで、見直しを含めても早く終わってしまうかもしれません。
得意な人も 苦手な人も。
人によっては、早めに退出して最後の科目の準備を前倒しするのもアリかも(ぼくはそうしました)。

早めに退出する人も、最後まで粘る人も、自信を持って試験に向き合ってくださいね。

 

■ レッツゴー暗記
過去記事ではハカセのコレやJCのコレはかな~り強烈でした。
でも、覚えたいモノはいっぱいあります。こぐまがズラズラ並べていましたが、あのうちどれくらいカバーできましたか?

情報が大の苦手なぼくですが、いくつか覚え方をご紹介します。
①差分バックアップと増分バックアップ
差分バックアップはDifferential Backup、増分バックアップはIncremental Backup。
差分は「Different=異なる→差異」、増分は「Increase=増える」を連想すればいいですよね。

英語の問題だけど。
で、こうする。

Iは細いからチマチマ足していかないといけないけど、Dは幅を広げられるのでバックリ行けます。

 

② デュアルシステムとデュプレックスシステム
デュアルは、デュエットとかデュオ(あ行です)を連想。2人並んでいっしょに歌ってるってことは、両方とも動いてます。
デュプレックスは紙コピーのDuplicateを連想。とったコピーを並べて見ることはせずに配っちゃう。なので片方は待機。

この話に付き物のコールドスタンバイとホットスタンバイは、ウォーミングアップが要るか要らないか。ウォームスタンバイもあるらしく、これはエンジンかけて暖気中。
デュアルは動いてるから絶対に暖気が要らないのでホット。
デュプレックスのスタンバイは、ホットもコールドもありそう。まぁコールドの方がコストかからなさそうですよね。時間かかるけど。

ついでにタンデムはバイクの2ケツで、直列なのでスタンバイとか関係なし。

 

③メールサーバーのSMTPとPOP3
POP3のPOはPost Officeです。
郵便屋さんは手紙を配達してくれるけど回収はしてくれないので、受信サーバー。

SMTPと似た名前でSNTPってのがあります。
SはどちらもSimple。
NTはネットワークタイムで、時刻同期プロトコル。
送信メールは、MailなのでMを探しましょう。

 

④RAID0とRAID1
RAIDのRはRedundantです。
データの保存場所に冗長性を持たせる、つまり並列で複数台並べるってことですね。
RAID0ってどんな風にしているかというと、こんなん↓だそうです。


データがシマシマなのでストライピング

コレ見て思いました。

一つのパーツが片方のドライブにしか保存されてない。
冗長性ないじゃん。

だからゼロなんです。(ホントの話)

 

⑤CSMA/CAとCSMA/CD
Collision AvoidanceとCollision Detectionです。AがAvoidで回避なんですが、思い切って「A(あ)ぶない → 回避」、「D(だ)めだ → 衝突」。
CAは回避しまくるので待ち時間が長い。

 

■ 最後に
22年、23年(易しい2年ですが)を見ると、前半に易しめの問題が並んでいました。
最初の10問で勝負は半分以上決まる感じですかね。

今年がどうなるかは神のみぞ知るですが、地獄の21年度でも前半は戦える問題が並んでいたように思います。
ITの分野で、自信を持てる論点をいくつか用意しておきましょうね。
ソレが出たら「勝った!」と思えるようなヤツを。

本番で雰囲気に呑まれず、おびえないように。
だいじょうぶ、コワクナイ。

 

以上、を~でした。

 

 



こんにちは、を~です。
臨時号の配信です。

1次試験の財務・会計では、会計基準(企業会計原則も含む)が存在感を増しつつあります。
平成23年度には、第2問(引当金)、第3問(減損会計)、第4問(退職給付会計)、第6問(連結財務諸表)、第8問(税効果会計)と、会計基準からの問題が5問も出題されました。

引当金は過去(平成20年)とほぼ同様な問題、減損や退職給付も計算に必要な知識だったので、比較的容易に対応できたかもしれません。
一方で、税効果会計や平成22年の収益認識(第2問)のように、会計基準での言い回しや用語が出題の対象になると、他の暗記科目のように単純な知識の有無が点数に直結します。
ということで、今回は「【超狙いメ】の会計基準について、(理解はヨコに置いといて)用語に触れてみよう」特集です。

今回採り上げる会計基準は、「資産除去債務」、「会計上の変更と誤謬の訂正」、「減損会計」の3本。

理解はヨコに置いといていいですからね。
大事な事なので2回言いました

 

1.資産除去債務に関する会計基準
平成20年3月1日制定、平成22年4月1日以降開始の事業年度より適用

ヒトコト概要
有形固定資産が対象となります。資産の使用終了に伴いその資産の除去が必要となるときには、除去に必要な将来の費用を負債(科目名「資産除去債務」)として計上し、同額を当該資産価額に加算し、減価償却を通じて各期に費用配分します。

算出方法
①除去費用の合理的な見積り:割引前将来キャッシュ・フローの見積り
②無リスク利子率での割引計算

例えば

  •  フロン、PCB、石綿などの回収にかかる費用
  • 建物解体に伴う建設廃材の再資源化(リサイクル)にかかる費用
  • 原子力発電所の解体費用(ちなみに、放射能汚染物の処理については、基準制定時には想定されていません)

重要フレーズ・語句

  • 資産除去債務:法令又は契約で要求される法律上の義務及びそれに準ずるもの
  • 除去に該当:売却廃棄リサイクル、その他の方法による処分等
  • 除去に非該当:転用用途変更遊休状態
  • 計上時期:有形固定資産の取得建設開発又は通常の使用によって発生したときに計上
  • 算定方法:合理的説明可能な仮定及び予測に基づく自己の支出見積り
  • 計上方法:資産負債両建て

補足
従来の考え方では、資産除去作業も、それに伴う費用の発生も将来の話(→双務未履行)なので、計算書類に計上する必要がありませんでした。

しかし、資産除去作業とそれに伴う費用の発生が「不可避」である場合 かつ その金額が合理的に見積もれる場合に限って、資産除去債務を負債として認識することになりました。
相手勘定は、対象資産の取得現価です。(つまり加算する→資産負債両建処理)。

 

 

2.会計上の変更及び誤謬(ごびゅう)の訂正に関する会計基準
平成21年12月制定、平成23年4月1日以後開始する事業年度より適用。

ヒトコト概要

会計処理の方法は、一度採用したら原則として毎期継続して適用します。
会計基準の改正やその他の理由によって処理方法を変えなければならない場合には、「会計上の見積りの変更(下記参照)」を除き過去に遡って修正します。
過去の財務諸表を現在の基準に沿って作り直すことで、現在の基準ベースでの期間比較をできるようにしようというものです。

変更および修正の手続き

  • 会計方針の変更:訴求適用(過去の財務諸表を修正)
  • 表示方法の変更:財務諸表の組替え(過去の財務諸表を修正)
  • 会計上の見積りの変更:過去修正は行わず、変更年度ないしそこから将来に亘って、変更後の見積りに従った会計処理を行う(←新しく入手した情報に依存するため)
  • 誤謬の訂正:修正再表示

重要用語・フレーズ

  • 会計上の変更:会計方針の変更、表示方法の変更、会計上の見積りの変更
  • 会計方針:会計処理原則及び手続
  • 表示方法:財務諸表の科目分類科目配列及び報告様
  • 会計上の見積り:不確実性がある場合において、財務諸表作成時に入手可能な情報に基づいて、その合理的な金額を算出すること
  • 誤謬:意図的であるか否かにかかわらず、財務諸表作成時に入手可能な情報を使用しなかったことによる、又はこれを誤用したことによる誤り

 

補足的マニアック論点
この基準が適用されることにより、臨時償却は廃止されました。
臨時償却は、資産の耐用年数や残存価値を見直すことによって、過去から当期までの償却不足を当期に費用として認識するもの(キャッチアップ方式:下図左側)でした。
ただし専門家の間では、臨時償却が必要な場面では収益性の低下を伴うことが多い(→減損認識すべし)こと、また、将来発生する除却損の前倒しではないかという問題提起がありました。

この会計基準の導入によって、耐用年数や残存価値の見直しは、「会計上の見積りの変更」に該当する為、臨時償却ではなく将来に亘って新しい残存年数で償却される(プロスペクティブ方式:下図右側)ことになりました。

 

 

 

3.固定資産の減損に係る会計基準
企業会計審議会が平成14年8月9日に「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」を公表、平成17年4月1日以降開始される事業年度より適用

ヒトコト概要
企業が保有している固定資産の価値が著しく減少しているときに、その価値を反映した帳簿価額を用いて財務諸表を作ろうというものです。

対象資産
固定資産が対象。
個別の資産で減損を考えることもありますが、工場のように複数の固定資産が一体となって独立したキャッシュ・フローを生み出している場合には、その複数資産を一体として、「資産グループ」として減損を考えます。

金融資産、市場販売目的のソフトウェア、繰延税金資産、前払年金費用は固定資産ではありますが、「金融商品に係る会計基準」、「研究開発費等に係る会計基準」、「税効果会計に係る会計基準」、「退職給付に係る会計基準」でそれぞれの減損について規定されているので、この基準では対象としていません。

重要用語・フレーズ

  • 固定資産の減損:資産の収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった状態
  • 減損の兆候:減損が生じている可能性を示す事象
  • 減損処理:回収可能性を反映させ、回収可能価額まで帳簿価額を減額する会計処理
  • 回収可能価額:正味売却価額使用価値のいずれか高い方
  • 正味売却価額:資産又は資産グループの時価から処分費用見込額を控除して算定
  • 使用価値:資産の継続的使用使用後の処分によって生ずる将来キャッシュ・フローの現在価値

補足
この基準の制定前には、減損の認識は義務付けられていませんでした。
基準制定の背景には、バブル崩壊後の不動産価格が大幅下落があります。
多くの企業が含み損を抱えて損失を先送りにし、財務諸表が企業の適正な財政状態を示していないのではないかと懸念されていたわけです。

また、減損と似た処理に、同じように価値を算出し、簿価との差額を「評価損」とする時価評価があります。
時価評価は、資産価値の変動による利益決算日における資産価値を測定するものであり、取得原価基準の下で行われる帳簿価額の臨時的な減額である減損とはコンセプトが全く異なります。

 

 

■ 最後に
中企庁と金融庁が事務局となって、中小企業の会計に関するガイドラインの検討が毎年行われています。
この十年ほどの間、国際的な会計基準の調和(コンバージェンス)の動きが積極的で、毎年のように会計基準が改正・新設されているため、ガイドラインも毎年のように見直されています。

22年度の改定には資産除去債務が、23年の改定には会計上の変更がガイドラインに反映されました。

という流れを見たうえでのヤマ当てです。
もう一つ追加した減損については昨年出題されているのですが、上2つと固定資産繋がりということで纏めてみました。

 

こんな記事を掲載しておいてなんですが。

診断士の1次試験レベルでは、会計基準の細かいところまで理解しておく必要はまったくありません。
ただ、言葉を知っていさえすれば解けるのがこのテの問題です。

なので、サブタイトルにもあるように70点以上を取れる人がさらに加点を狙うなら、範囲を絞ったうえで、コトバに触れてみる。
そんな風に割り切ってみて下さい。

超狙いメとか書いてますが、外れても悪しからず・・・

 

もちろん、他の頻出論点や、他の苦手科目が優先ですよ

以上、を~でした。

 

 

 



準備というのは、言い訳の材料となり得るものを排除していく、 そのために考え得るすべてのことをこなしていく。
(イチロー)

みなさん、こんにちはうちあーのです。

先週末のTAC1次公開模試を受験された皆様、お疲れ様でした。
ブログやツイッターで公開されている自己採点結果や反省点振り返りなどを拝見していると、去年の自分の気持ちが蘇り身が引き締まる思いです。

初めて2日間7科目を受けられた方は、その壮絶感を体験できたことが何よりの収穫だったのではないでしょうか?
また昨年度までに科目合格され今年度1次試験突破を目指す方は、それぞれの受験科目スケジュールに合わせたシミュレーションが出来たのではないでしょうか?

今回の記事は1次模擬試験を踏まえた「直前1ヶ月の学習方法について」シリーズの第3弾となります。

◆模試活用の最大化◆
本試験まであと1ヶ月。与えられた時間が有限である以上、その限られた時間を効率的に使って最大限の効果を上げていく必要があります。
では、効率的な学習とはどんなものか。

目指すべきゴールが、
本試験で出題される論点の知識を正確にインプットし、
かつ
その知識を円滑かつ確実にアウトプットできる

という状態だとします。効率的な学習とは最短距離この2つを満たす状態になることです。そのための方法は様々ではありますが、一つの方法として今回受験された模試の有効活用を提言します。

まず①について。
模擬試験の問題は受験校が蓄積した膨大なデータやノウハウをベースに過去問を分析した結果です。
もし類似の問題(論点、用語、出題形式など)が本試験で出題されれば、翌年の受験案内パンフレットに「予想的中!公開模試にてH24年度経済学第○問類題うんぬん」などの文字が躍ります。
いわば受験校各社が威信をかけた「予想問題」であり、ご自身の予想よりも恐らくは精度の高いものであるはずです。
具体的には、
・頻出問題
・近年の傾向を反映した問題
・2年ごと、3年ごとに出題されるローテーション問題
・時事的に注目されている旬論点問題
・法令等の改正論点問題(特に法務、中小)
などを厳選して出しているので「本試験で出題される論点」という条件を満たす可能性が高く、模試をしっかり復習するということは効率的な学習と言えるでしょう。

続いて②について。
模擬試験は「本番の模擬体験」であり、皆さんは模試受験により、その得難い機会を体感できましたよね。
得点結果もさることながら、本試験での2日間の過ごし方や試験中のタイムマネジメントなど対応方法で得たものがあれば大きな成果だと思います。
模試に臨む前から当日までの学習計画、試験中の行動計画、得点シミュレーションなどをきちんとされていた方は、PDCAに基づきCHECKからACTIONに繋げていけばよいと思います。
またしっかりとした計画や目的なしに臨んでしまった方も、今回の貴重な経験をしっかりと振り返り、
・良かった点は本試験でも出来るようにする
・反省点は本試験までに改善する
といったCHECKから始めても大丈夫です。
そして、本試験までの1ヶ月をどのように過ごすか、新たなPLANこぐまの記事をご参照ください。
この新しいPDCAサイクルの中で「円滑かつ確実にアウトプットできる」プロセスを身につければ、おのずと得点獲得能力がアップしていきます。

模試を最大限に活用することで、①と②を両立し一気に合格水準まで駆け上がりましょう。

模試に関して、もう一点補足。模試で出題された問題が本試験でも出題された場合、模試の復習をしっかりやった受験生が多ければ正解率は高くなります。
TAC公開模試は診断士1次試験模試の中で最大級なので、ここでの的中問題は当然に高正答率となるはずです。
この試験の鉄則である「受験生の多くが獲るような問題は落とさない」ということを考えるとやはり模試の復習は相対的な位置を確保するためにも重要となります。
アンドロメダの記事で、模試成績が返却されたら着手すべきこととその意義を分かりやすくまとめていますのでご参照ください。

◆今からでも間に合う模試情報◆
これまでくどいくらい書いた通り、模試で得られるメリットは非常に大きいです。
TAC以外の受験校では下記スケジュールにて模試を実施するようです。

          会場受験  自宅受験(提出締切)
LEC   7/7-8       7/6
大原   7/7-8      7/18
(※詳細は各校HPにてご確認願います)

時間や環境が許すのであればもう一度本番シミュレーションを重ねてみてもよいでしょう。
「本番の模擬体験」が目的ならば会場受験が望ましいのですが、都合がつかない場合は自宅受験を選択することもできます。
また「予想問題の情報入手」が目的ならば、提出締切に間に合わなくても問題および解答解説を入手するために申し込むのも手ですね。

◆あとはアウトプット祭り!◆
模試の振り返りが済んだら、ひたすらアウトプットしまくりですね。
上述の通り、本試験ではそれまでにインプットした知識自体、複数の知識の組み合わせ、知識からの類推、を如何に効率的にアウトプットできるかが肝心です。
これから知識を大幅に積み上げるには限界がありますが、アウトプット力は練習を重ねることでスキルアップしていき「得点獲得能力」を強化することができます。

ご参考までに私の2年目の超直前期に行ったアウトプット学習の記録を公開します。経済、財務、法務の3科目受験の学習例であるため特に上級生の方に参考になればと思います。
(アウトプット重視は全ての受験生に共通ですが、インプット整理も必要なスト生にとっては若干劇薬ぎみなのでご注意を!)

output in last 1 month

直前1ヶ月強の間に経済30回、財務21回、法務29回を回しました。
過去問、各社模試、答練といった60分問題はきちんと時計で測り時間内で解く練習を重ねました。
この中には解答を覚えてしまっている問題も多いため、場合によっては解答時間を40分に設定して「スピード強化」を目的にしたりしました。
スピ問とトレーニングは1問ごとの解答時間を意識しながら、1分1秒たりとも無駄にしない隙間時間の活用に使いながら「ペンキ塗り」を繰り返しました。

また、他社模試や上級答練など今までに一度も解いたことのない問題を温存しておいて、毎週末に図書館やTAC自習室などで本試験スケジュールに合わせて初見問題を解くというセルフ模試も実施しました。
ここでは、「試験開始後の難易度評価」、「解答順の決定」、「捨て問の見極め」などといったプロセスを重点的に鍛えました。

まさにアウトプット祭りですね!

 

初見問題のストックがなければ、AASが出しているこちらの問題集も使えそうです。
「中小企業診断士一次試験完全予想模試<’12年版>」

とにもかくにもこれからは本番をイメージしたアウトプットを繰り返し繰り返しやっていく
私の経験からは、これが最も費用対効果が大きかったです。

超直前期、これまでの努力を無駄にしないためにも、ストイックすぎるくらいストイックに追い込みをかけましょう!

それでは、今日はここまで。

 

Ciao!
By うちあーの

 



こんにちは、を~です。

のっけから下らなくてスイマセン

梅雨入りも東北北部を残すのみとなりました。
全国的に平年よりちょっと遅れた梅雨入りのようですね。
今年の梅雨は短いと予想されているらしいので、一足早く梅雨入りしていた沖縄あたりはもうそろそろ梅雨明けかもしれません。

さて、本日は中小WEEKの最後の記事。
怒涛の7週間もこの記事で締めくくりとなります。
7週間の最後の科目、中小も攻略しちゃいましょう

 

■ 暗記科目ゆえの戦略
中小は謂わずと知れた超暗記偏重科目
これまで数ヶ月の勉強を通じて、どんな暗記方法が自分に合っているか、もう分かってますよね。

暗記科目は、これまでに何度も述べられているように、努力(=正味勉強時間)と成果が比較的結びつきやすい科目です。
時間をかければかけるほどS字カーブ的に答練の点数も上がっていくわけですが、中小にどれくらいエネルギーを投入しますか?

 

 

 

改めて言うまでもなく最大の目標は、1次試験7科目を平均で60%取り、かつ、全ての科目で40%を上回ることです。
他の科目がおろそか(足切り)になってはいけませんので、

「白書のグラフを全部覚えるぜ!」
「政策ガイドを全部読み込むぜ!」

という姿勢はあまりオススメしません。

もちろん、「どうしても中小で80~90点取って大きな貯金を作る!」という方は、それなりのエネルギーを投入してくださいね。
中小はそれが可能な科目でもあります。
(ぼくは正反対の戦略でした

 

■ 暗記ツール
ということで、エネルギーの投入を比較的抑えて効率よく収穫を得ようというわけですから、暗記ツールは慎重に選択する必要があります。
とくにややっこしい政策の分野ですが、ココで紹介されているような表をまとめただけで安心しちゃってませんか?

例えば、頻出論点である共済制度について確認。
中小企業倒産防止共済(経営セーフティ共済)中小企業退職金共済(中退共)小規模企業等共済のうち、次に当てはまるのはどれ??

 

① 加入後に掛金月額を増額できるのは?
② 新規に加入した場合に掛金の一部を国が助成するのは?
③ 臨時に資金が必要な場合に貸付を受けられるのは?
④ 金融機関で加入手続きができるのは?
⑤ 中小企業基盤整備機構が運営主体となっているのは?
⑥ 掛金月額が5000円以上となっているのは?

 

情報を整理して把握するには一覧性の高いマトリクスで串挿しするのが適しているのですが、それだけを使って暗記できるかというとやっぱり難しい。

アタマに叩き込むには、問題集を繰り返すのがGOOD
JCのミニテストのように自作であれば、作る段階でも記憶できるのでBETTER

問題集といえば、道場で何かと紹介されるのがスピ問です。
が、独学という道場的マーベリックなぼくは1問1答形式の問題集、日本マンパワーの必達ドリルを科目別に裂いて使っていました。
当時は1700問だったのですが、いまは1900問になっているみたいですね。

分野ごとに、100%正解したい問題・70%正解したい問題と分類されているので、手っ取り早く最低限の知識をクリアするのに役立ちましたよ。

 

なお、4月に税制を含め、各種制度の改正が発表されています。
道場でも紹介しているNANAさんのブログ特集記事がありますので、ご紹介しておきますね。

ちなみに、昨日のうちあーのが紹介していた白書の正誤ですが、webからダウンロードできるのは既に改訂版データになっていますので併せてご連絡。

 

■ 白書対策
白書もアレルギーを感じる必要はありません。
なぜなら、攻略可能だから、というわけではなくて全力で攻略する必要がないから。

攻略法は過去にいろいろ紹介されている通り、グラフが鍵です。
そして、グラフを見つける為には、サブタイトルがポイントになります。

月曜日にこぐまが90連発してくれていますのでぜひ活用を。
白書の中のグラフ、320個もあるんです。
ここから抜粋するだけでも相当な労力なのに、解説までついてるなんてオトクですよ

お知らせ
こぐまの90連発の図表データが一部訂正されています。6/15より以前にDLした方はご確認ください。

 

ぼくからはちょっと違った切り口の資料をプレゼントします。
白書の全グラフのサブタイトルベタ打ちデータです。
サブタイトルだけを読んで「え、これってどんなグラフなわけ?」と感じれば、その後に見るグラフも印象に残るでしょ。

 

 

■ 最後に
完成答練・直前答練の準備はいかがでしょうか?
学校によっては中小も直前答練が終わっているかもしれませんね。
答練が調子良かった方、この調子で足を掬われないように!
もしイマイチだったとしても、まだ挽回は可能です。
全科目の答練を通して焙りだした弱点を補強して、模試で定着度を確認してペンキの塗りなおしを続けましょう!

 

以上、を~でした。

 

上の問いの答え
①全部
②中退共
③経営セーフティ共済と小規模企業共済
④全部
⑤経営セーフティ共済と小規模企業共済
⑥中退共と経営セーフティ共済

 

 

 



【追加事項(6月11日23時)】
添付ファイルについて、民間調査の図表の過去出題実績はそれほど多くないため、白書の趣旨を知るための参考程度とし、 公的な統計図表の方を優先してください。説明不十分でした。お詫び申し上げます。

 

訂正です!(6月15日1時)】
添付ファイルのうち、「第2部経済社会を支える中小企業-1」の第2-1-18図のサブタイトルに含まれる数値が間違っておりました(正しくは9%)。
平成24年3月2日発表の白書訂正(←PDFです)を反映しておりませんでした。
下記の当該ファイルを差し替えましたので、こちらをご使用ください(訂正箇所を赤字にしています・・・2-1-18図の1箇所のみ)。
私の確認不足によるものです。ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんが、当該部分の差し替えをお願いいたします。
なお、下記ファイルには含まれませんが、中小企業庁HPの白書html版に掲載されている、「第3-2-21~23図」のグラフには上記の訂正が反映されていませんので、ご注意ください。PDF版の方には正しいグラフが掲載されています。
中企庁には、html版とPDF版の不整合について確認します。

→【6月19日11時現在】
第3-2-21~23図」について、中企庁HPのhtml版も正しいグラフに修正されました。html版を使っていた方は同図表につき再確認ください。
ただし、出典資料名と注記がグラフに付されていません(修正モレ)のでPDF版も併せてご参照ください。 

 

こんにちは。こぐまです。

怒涛の7週間、ついに最後の科目に到達ですね。

この後は息をつく間もなく一次模試。
道場で以前から申し上げているように模試を本番と見据えて、完成答練が終わってからも休むことなく7科目の磨き上げに邁進してください。

さて今週は中小ウィークです。
恒例のデータ分析は、この記事をご覧ください。
中小については、他科目とは異なりこれからが勝負です。詰め込めるだけ知識を詰め込んでいきましょう。

もちろん、後回しにすることなくこの1週間は中小だけに専念して、「ペンキ塗り型」学習で完成答練は7割以上を狙ってください。
それにより、模試、本試験に向けて正解力が底上げされていくはずです。

 

◆2011年版白書のポイント◆

本日は前半の「中小経営」、つまり白書についてです。
昨年のこの記事この記事に倣って、2011年版の中小企業白書を何度か読み、全図表320個のうち、重要と思う約90の図表を抜粋して簡単にポイントを付記しました。
ちょっと多すぎましたかね。

絞り込むことも考えましたが、あえてそうせずに、少しでも多くの図表をつらつら眺めるための材料にしていただければと思い、大量のデータをそのまま残しました。

次の5つのWordファイル、ご自由にダウンロードしてください。
その際、「持ってくよ」コメントをここに残していただけるとありがたいです。

第1部最近の中小企業の動向

第2部経済社会を支える中小企業-1 (←第2-1-18図を訂正しました)

第2部経済社会を支える中小企業-2

第3部経済成長を実現する中小企業-1

第3部経済成長を実現する中小企業-2

なお、付記した解説はあえてベタ打ちのままです。
ご自分で重要と思う部分を強調するなり色を変えるなりして使っていただけると嬉しいです。

何度も見直して気をつけたつもりですが、もし間違いがあればご指摘ください。

——————————————————————————————–

今回の白書の内容を大掴みすると、重要なポイント(白書の趣旨、主張したいこと、知ってほしいこと等)は次のようなことだと思います(第2部と第3部)。

・中小製造業の位置付けと課題
・中小小売業、とりわけ商店街の現状と取組み、今後の課題
・金融対策(景気対応緊急保証制度、セーフティネット貸付・危機対応貸付、中小企業金融円滑化法等)の実績と効果
・中小企業の構造的課題(事業引継ぎ、事業再生、地域密着型金融)
・起業と転業の現状と意義、課題
・労働生産性の向上のための課題と支援
・国外からの事業機会の取り込み

特に、商店街、構造的課題、起業・転業、労働生産性は、今回の白書の目玉となっているように思いますので、関連する図表をできるだけ把握しておきたいところです。

白書の図表を完璧に覚えることは不可能ですし、同じ図表でも切り口や時間軸などを変えることで、いくらでも難易度を上げることができてしまいます。

それに対抗する唯一の方法は、
・受験校の答練や模試、スピ問などを繰り返し解いて
同じ図表を何回も参照することにより、
図表に対する感覚を磨いていくことです。ペンキ塗りです。

自然と何回も参照する図表が、つまり出題の可能性が高い重要なものです
受験校が考えに考えて選び出し出題している図表ですので、解答解説を熟読して各図表の勘どころをつかむようにしましょう。

添付のまとめにはカラーの図表をつけていますので、印刷して通勤時などの隙間時間に眺めて、少しでも多くの気付きを得る一助にいただければ幸いです。

by こぐま



いつかできることは、すべて今日でもできる。
(ミシェル・ド・モンテーニュ)

みなさん、こんにちはうちあーのです。

昨日で1次試験の申し込みが締め切られました。昨年は21,145人の申し込み(うち受験者は15,803人)がありましたが今年はどうなったでしょうか。
いずれにせよ、役者が出揃いました。あと残り60日は1日、1時間を大切に集中していきましょう!

怒7も残すところあと2科目。今週は法務WEEKです。
3月26日の記事では、橋げたの骨組みをがっちりと作りましょう、というお話しをしました。

完成答練前の1週間は、この骨組みにしっかりと肉付けをして橋げたを完成形に近付けていく時期になります。
橋げたの完成には、各論点の知識を確実に身につけていくことが大事ですが、残念ながらそれだけではなかなか得点に繋がりません。
なぜなら、過去問から明らかなように、本試験ではケース問題複合問題がほとんどであり、持っている知識をそれぞれのケースに当てはめたり、組み合わせなければ答えがでないからです。
これらの問題に対して正答を導き出すためには、現場対応力が必要だとよく言われます。

◆現場対応力って何?◆
「現場」とは本試験会場、「対応力」とは目の前の問題に対し、頭の中にある知識を適切に組み合わせたり類推したりして応じる力、という風に考えます。この力、言うは易しですが実際に磨くのはとても難しいです。理由は2つ。

まず、本試験会場の独特の雰囲気と緊張感は本試験でなければ経験することができないから。当然のことながら、今年初めて1次試験を受けるストレート生にとっては、本試験の現場を事前に経験することはできません。
対策としては、完成答練や模試の場を利用して出来る限りガチ本番モードで臨むことが肝要です。他社模試会場受験で数多く受けることでアウェー感に慣れておくのも良い方法です。
この点、受験経験のある複数年受験生は圧倒的に有利。本試験の現場を既に知っていることはそれだけで大変貴重であり、本年度の受験に最大限に活かしたいものです。具体的には、過去の本試験問題を引っ張り出して残されたメモなどを確認しながら、設問ごとにどのような対応をしたのか、どうすれば60点以上を取ることができたのか、今の直前期に何をすればよいか、を徹底的に分析・追究することで現場対応力を高めることが可能です。

もう1つの理由は、問題そのものの性質上、どんな問題が出るかの予測がつかないから。ケース問題にしても複合問題にしても、ストーリーの状況設定や使う知識の組み合わせは無限なので対策が立てづらいところに難しさがあります。
対策としては、各論点・各知識をテキスト通りに丸暗記するだけではなく、それぞれの特徴、長所・短所、類似点・相違点を様々な切り口比較したり、纏めたりすることで引き出しを増やしておくトレーニングが必要です。

ここまで、現場対応の難しさとそれを克服するための対策を述べましたが、ここでH23年度本試験の現場対応の実例を一つ示したいと思います。
特に、本試験経験のないストレート生に少しでも現場の具体的なイメージを持って頂ければと思います。

◆現場対応~うちあーのの場合◆
まずはH23年度本試験の結果データから。

得点  :71点/100点
Aランク:16点/ 16点(得点率:100%)
Bランク:30点/ 38点(得点率: 79%)
Cランク:25点/ 33点(得点率: 76%)
Dランク: 0点/  13点(得点率:   0%)
Eランク:該当なし

※ランクはTACデータリサーチによる。全体のデータ分析については昨日のを~の記事を参照願います。

Dランクは見事全滅の3タコ。その一方でAランクは4打数4安打と取りこぼさず素点を固め、天下分け目のCランクで合格ライン越えしました。全24問ですが、ここではその中で合否のポイントとなったCランクに絞り、現場でどのように対応したかを列挙します。

第1問
・毎年第1問はいやらしい問題が出ていることもあり、最初の全体俯瞰&難易度判定時に△マークを付け解答は後回しに。
・◎および○マークを解き終わった後、中盤くらいにこの問題に着手。
・エの「現物出資の総額650万円を500万円まで減額し検査役の検査を不要にしよう」というのは基本論点に合致。
・アは聞いたことない、イはDが利害関係者だからありえない、ウは「A、B・・・の検査が不要になれば」の前提条件が意味不明なので×。
・よってエ。→正解
※利害関係などの常識を考慮すれば、選択肢が絞れることが多々ある。

第2問
・これも登場する企業数が多く、利害関係を整理するのが大変そうだから△マークで一旦後回し。
・B社はX社に対する債権がY社に移るので、当然債権者保護手続きが必要。
・アかウに絞られる。
・C社の記述は読む必要無し。時間短縮。
・「承継会社の債権者は常に債権者保護手続きが必要」との知識が曖昧で、結果アを選択。→不正解
※不正解だったが、時間を短縮できたことが収穫。

第4問
・難易度判定は、見た目厄介そうだったので△。
・着手時に「一見難問そうだけど実は単純、といった問題は過去問でもあったなぁ」と考えた。
・ごちゃごちゃと数字が並んでいるけど、要は民事再生と会社更生の可決要件を聞いていることに気付き、サブノートに纏めていたこの表を頭の中で引っ張り出す。

・ピンポイントでエを選択。→正解
※どの知識を使うかを判断し、引っ張り出すことができれば効果的に得点できる。

第5問
・穴埋め問題、選択肢の構造も単純なので○マーク。
・「あなた」の第2発言「本当は会社法上の機関ではないのに」及び第3発言「法律上にこれといった根拠があるものではなく」に着目。
・会社法上の機関である「執行役」はAにもBにも入らないと判断し、アを選択。→不正解
※第2発言「本当は会社法上の機関ではない」のは執行役そのものではなく営業本部長のことらしいが、この日本語が本試験中には理解できなかった。

第6問設2
・知識問題っぽいので○マーク。
・会社法上の意思決定機関を纏めたサブノートの表を頭の中で引っ張り出す。

・譲渡制限株式の譲渡による取得の承認機関は、取締役会設置会社の場合取締役会であることから類推しエを選択。→正解

第8問
・過去問で類題があったのを思い出し、○マーク。
・商標の国際登録関連で、パリ条約とマドリッド協定が記憶に残っていた。

・パリ条約は相当古く、各国にて申請を出さなければいけないものであった。
・2者択一の消去法でウを選択。→正解

第11問
・TACが常にマークしていたウィーン売買条約に関する出題なので○マーク。
・アの記述が正しいことがピンポイントで分かった。→正解
・念のため他の選択肢も流して読んだがどれも正解ではなさそう。

第16問
・新興株式市場に関しては、新ジャスダック絡みで出目中の出目。◎でもよいが見慣れない形式だったので○マーク。

・2009年でグラフが終わっている③がヘラクレスなので、イかウ。
・マザーズと比べて規模的に大きいジャスダックが①であろう。
・②は1999年から始まっているのでマザーズであろう。
・よってイを選択。→正解

◆まとめ◆
繰り返しになりますが、現場対応力とは「本試験会場において目の前の問題に対し、頭の中にある知識を適切に組み合わせたり類推したりして応じる力」と定義しました。
また、前提条件として「試験時間内で」ということが加わりますので、解答プロセスの固定化やタイムマネジメントの確立がなされていれば、より現場対応力を発揮しやすくなります
これらを踏まえて、本試験で現場対応力を発揮するために今からできることを洗い出しを行い、今回のまとめとしたいと思います。

(今からできること1)
完成答練や模試の場を利用して出来る限りガチ本番モードで臨む。
(期待効果1)
現場の緊張感を疑似体験しておくことで、本試験での解答プロセスやタイムマネジメントを確立できる。

(今からできること2)
他社模試を会場受験で数多く受ける。
(期待効果2)
アウェーの状況に身を置くことで、普段と異なる状況や出題形式等に慣れ、また不測の事態への心構えもできる。

(今からできること3)
複数年受験生は、過去に受験した本試験問題を引っ張り出して当時の現場対応がどうであったかを分析・追究する。
(期待効果3)
当時と現段階の自分の現場対応力、解答プロセス、タイムマネジメントを検証でき、本試験までに改善するチャンスがある。

(今からできること4)
過去問での頻出論点、法改正等があり旬な論点をオリジナルの串刺しマトリクス等を使って纏める。
(期待効果4)
複数の知識・論点を組み合わせたり比較する練習になり、また本試験での引き出しが増える。

(今からできること5)
答練や模試で間違った問題、自分が弱点だと思う論点・知識を纏める。
(期待効果5)
上記4と併せて、本番までの暗記ツールにするとともに、本試験会場でのファイナルペーパーとなる。

ふうじんがこの記事■科目別暗記の仕方を使い分け ~状況対応能力■で示している通り、経営法務は主要論点を確実に理解する暗記方法が有効。ひたすらアウトプット⇔インプットを繰り返すのではなく、

アウトプット⇔整理(比較、纏め)⇔インプット

していくと得点に繋がりやすくなると思います。

=====

それでは、今日はここまで。

 

Ciao!
By うちあーの

 

 



こんにちは、を~です。

本日は6月4日、診断士1次試験の申し込み最終日です。
申し込みを忘れていたという方はさすがにいないとは思いますが、今回の受験をあきらめようかな~なんて思っていた方は、気が変わればソッコーで郵便局へGO!です(当日消印有効)。

 

さて、道場恒例の「怒涛の7週間」はいよいよラス2、「経営法務」へ突入です。
この経営法務ですが、情報・中小と合わせて暗記3兄弟なんて言われて多くの受験生が苦手意識を持っているようです。

ぼく自身は、仕事で与信管理をやっていたこともあるので債権回収や倒産関係の知識はあったものの、診断士試験の中でそれらが占めるボリュームはほんのわずか。
わずかでも親近感を持っていたという気分的なアドバンテージのおかげでアレルギーは起こさずに済みましたが、かと言って得意科目と言えるほどにもならず、、、という調子でした。

こんなぼくなわけですが、さっそく過去データから行ってみましょう。

 

■ データ分析
平成23年度の経営法務は、19問24マークの出題でした。

1)平均点・合格率推移

 

平成23年は、法務受験者にとってラッキーな年となったようです。情報ほどではないですが、それまでに比べて難易度が大きく下がりました。

まず平均点ですが、平成19年度以来4年ぶりに60点を超え、科目合格制度となって以降最高となりました。平成20~22に比べて6~7点も上昇し、それが反映して科目合格率も過去最高の23.3%となっています。科目合格率は平成21・22年度の実に2倍の水準です。

平均点は下がっているのに科目合格率は上がっている平成22年ですが、“やや簡単”な問題が増えてボーダー上の受験生が60点ラインをすり抜けることができた一方で、超難問が混入して極端な高得点者が減り、平均点が引っ張り上げられなかった・・・という現象が起こっているように見えます。

平成23年はその反動があったようですね。

 

2)難易度推移

 

マーク数ベースで、Aランク問題は若干減ったものの、Bランク問題が大きく増加しました。A・Bランク問題だけで出題の過半数となっています。

また、C・Dランク問題は平成22年とほぼ同数ですが、Eランク問題が姿を消しました。

この易化傾向により、”最低限の勉強”だけをしていた受験生にとっても科目合格の可能性が高まり、同時に”けっこう勉強した”受験生は大きな貯金を作ることができたと思います。
A・Bランク問題を落とさずCランクを半分確保できれば、それだけで70点オーバーです。
それをやるのが難しい、っていうとそれもそうなんですが

さて24年の傾向は、この水準を維持してくれるのか、それとも反動の揺り戻しで再難化するのか。
非常に気になるところですが、もうちょっと詳しくデータを見てみましょう。

 

3)分野別出題数推移

皆さん充分ご存知の通り、会社法と知財からの出題が大部分を占めています。この3年程は、そうは言っても会社法と知財のウェイトが比較的低めだったのですが、平成23年度はマーク数ベースで7割を超えました(会社法10+知財7)。

第15問の英文問題については、内容はソフトウェアの仕様許諾ということで知財カテゴリに入れたくなるものの「英文」として「その他」に含めたグラフにしています。
また、過去数年ソレっぽいものが見当たらなかった独占禁止法からの出題もありました。
独占禁止法は、不正競争防止の思想とかぶりますし、この数年減少傾向であった知財カテゴリが一気に存在感を増しています。
wackyの予言が見事に的中!

一方で、22年23年と2年続けて3マークの出題があった倒産関連、20~22年の3年間で安定的に3~4マークの出題があった民法ですが、23年はいずれも1マークのみの出題でした。
倒産関連が大きく出題数を増やすことはちょっと考えにくい(増えても難問になるので差がつかない)ですが、民法は“契約・意思表示”、“債権と債務”、“損害賠償”、“使用者責任”など商事の根本に関わる重要な論点が多いので軽視はできません。

 

4)分野別難易度

過去7年分の出題をひっくるめて分野別に難易度を見てみると、A+Bランク問題は知財と民法の分野で比較的多く、会社法とその他では比較的少ないようです。Eランク問題はどの分野でもおおよそ1割程度の出題となっていますが、Dランク問題は知財と民法には少なく会社法とその他で多く出題されています。

会社法ですが、論点が複雑だというのが難易度を高くしている原因の一つです。
データとしては纏めていませんが、会社の種類、株式会社の機関設計、組織再編と事業譲渡、株式と社債、日本版LLPとLLC、、、こういった論点が場合によってはマトリクスで絡み合うため、複雑な問題が出題されたら内容を把握するだけでも一苦労です。

少数派の中で注目したいのは倒産関連です。
21年の3マークはいずれもCランク、22年はD・D・Eと比較的難問が続いていましたが、23年もCランクとなっています。23年の設問自体は単純なので、難問だったというよりは単に苦手・後回しにしていた受験生が多かったのかもしれません。
この分野は、ちょっと複雑にしただけで難易度がかなり上がるので、難問を追いかけようとせずに基本的な知識を幅広くヨコ串で押さえるのが吉です。

 


参考までに23年度だけのデータで分布を調べて見ました。
サンプル数が少ないので比率ではなくマーク数を横軸に採っています。

敢えて言うまでもないくらい、知財が得点源になりやすい分野であることが一目瞭然。
逆に深追いを避けたいのが会社法で、この年唯一Dランク問題が出題された分野です。

 

5)配点
前の章の冒頭に書いたように24題の出題でした。
気になるのは配点3点の出題があったということです。
ここ4年間は4点問題をベースに設問が少なければ5点問題もあり、という傾向でした。

前回、出題数が少なくても3点問題が出現したということは、分野と難易度を意識して調整しているということかも。
ということで配点ベースの分野別ウェイトも調べてみました。

 


当然といえば当然のことながら、大まかな傾向は変わりませんでしたが、
マーク数ベースでは4割を超えていた会社法が、配点ベースでは4割を下回っています。
22年に比べて会社法を増やしたものの、ちょっと急だったので配点は控えめにしてみたのかもしれません。

ただ、4点を見込んでいたのに3点しかなかった、ということは今後も十分にありえるので試験中の皮算用は慎重に

 

■というわけで対策
出題傾向としては、従来どおり会社法+知財が大きな柱です。今後も変わらないでしょう。

  • 知財は、比較的易しい問題が多いので取りこぼさない。
  • 会社法は、頻出論点はあっても出題の切り口を絞ることは難しいので、基本知識を丁寧に定着させる。(推奨記事
  • 「その他」カテゴリは得点源としてアテにしない

また、データからのまとめではありませんが、

  • 英文契約書・国際取引についてはアンドロメダのこの記事がgood practice!
  • ケース問題が多く時間がかかるので、ケースを手早く整理する訓練をしておく。

 

■ 最後に
話は法務と全然関係ありませんが、今年の1次試験案内を見ていて気づいたことがあります。
試験当日・会場での注意事項(P6)なのですが、去年までは⑤までしかなかったのに今年は⑥が追加されています。
場合によって途中退出を禁止することがあるというものですが、去年何かあったんでしょうかね?
「前の科目を早めに退出 → 最後の詰め込み」ができなくなるかもしれないので、前日までに最後のあがきを終わらせましょう!

法律を体系立てて学んだことのない人にとって、法律の知識というのはなかなかにとっつき難いものです。ぼくもそうでしたが、、、こういうのはイキオイが大事です。
出題傾向を押さえたところで、メリハリをつけて復習する!という気分になってきましたか?

本試験では易しい問題が必ず出題されます。
どの年、どの科目でも同じことが言えますが、基本知識で対応できる問題を取りこぼさないようにしましょう。
それでは今週の法務WEEKをお楽しみに。

以上、を~でした。

 

 


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