【渾身】経営情報システム~略語に強くなろう2020~【中小企業診断士】

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皆様、こんにちは。3chです。
今日も道場ブログを読んでいただき有難うございます。

本日は経営情報システムの略語に関する記事です。

経営情報はIT系の経験者、情報処理技術者試験保有者等と、IT未経験者とで得意・不得意が大きく分かれる科目です。

IT用語は米国が発祥の地であるため、他の科目と比較してやたらとアルファベットの略語やカタカナ用語が多いです。また目に見えない内部構造や概念の説明が多いため、ITに携わっていない方にとっては中々受け入れにくく、苦戦されている方も多いと思います。

今回は経営情報の略語に着目し、略語が苦手な方向けに、直前期での学習に役立つ情報をご提供したいと思います。

 

1.経営情報システム略語一覧

まずは、先代が整理した経営情報略語一覧(Excel)を2020年版に更新しましたので、今後の学習のご参考にしてください。

 

2.経営情報システム:略語の出題頻度

実際の過去の本試験で略語がどれくらい出題されているかを集計すると以下の通りとなりました。

概ね毎年30~50の略語が問題文・選択肢で出題され、そのうち3割前後は過去(12年間)で出題がない略語が出題されていることがわかります。12年間で1回しか出ていない用語も150個もあり、Excelの略語一覧を眺めていただくとわかるように、比較的幅広く出題されていることがわかります。

逆に言えば7割近くは過去どこかでは出題されている略語であり、出題頻度が高い論点は優先して理解しておく必要があります。

 

3.経営情報システムの頻出略語とは

では具体的に出題されている略語はどのようなのがあるか、掲載の略語一覧から12年間の出題頻度順(次に直近6年間の出題頻度順)に並べると以下の通りになります。


12回
 LAN (Local Area Network)


10回
 DNS (Domain Name System)


8回
 IP  (Internet Protocol)
 SaaS (Software as a Service)
 VPN (Virtual Private Network)
 XML (Extensible Markup Language)
 CPU (Central Processing Unit)


7回
 OS  (Operating System)
 HTML (Hyper Text Markup Language)


6回
 DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol)
 MAC (Media Access Control)
 FTP (File Transfer Protocol)
 USB (Universal Serial Bus)


この辺までは聞いたことがある用語ばかりと思いますが、関連する略語・用語も派生して説明できるレベルで復習したほうが良いです。仮に説明に詰まるような用語があれば重点的に復習して下さい。

過去5回以下出題の略語のうち、厳選してこれは必須と思われるものをピックアップしています。ざっとスクロールして見ておいてください。(関連する用語毎に並べています)

経営情報略語


 CSS Cascading Style Sheets
 Ajax Asynchronous JavaScript and XML
 PHP Hypertext Preprocessor
 Perl Practical Extraction and Report Language


 PaaS Platform as a Service
 IaaS Infrastructure as a Service
 DaaS Desktop-as-a-Service
 MaaS Mobility as a Service


 SLA  Service Level Agreement
 MTBF Mean Time Between Failure
 ITIL  Information Technology Infrastructure Library


 MDM  Mobile Device Management
 BYOD  Bring your own device


 AR Augmented Reality


 BABOK  a guide to the Business Analysis Body of Knowledge
 PMBOK  a guide to the Project Management Body of Knowledge


 DevOps Development Operations


 IoT   Internet of Things
 M2M  Machine to Machine
 RADIUS Remote Authentication Dial-In User Service


 AES Advanced Encryption Standard
 DES Data Encryption Standard


 SSID Service Set IDentifier
 WPS Wi-Fi Protected Setup
 WEP Wired Equivalent Privacy
 WPA Wi-Fi Protected Access


 BI  Business Intelligence
 DWH Data WareHouse
 OLAP OnLine Analytical Processing


 SEM  Search Engine Marketing
 SEO  Search Engine Optimization
 SERP Search Engine Result Page


 OSS Open Source Software
 PDS Public Domain Software


 SOA Service Oriented Architecture


 WSDL Web Services Description Language
 UDDI Universal Description, Discovery, and Integration
 SOAP Simple Object Access Protocol


 

4.略語のインプット方法

略語が大事なのはわかるけど、苦手な方はこんな一覧を見ただけで嫌になってきますよね。しかし、試験で仕組みや概念を問われている以上、合格のためにはある程度は覚悟を決め、最初は半ば無理やりにでも暗記していく必要があります。

道場では正式名称をしっかりと覚えて理解する方法を基本的なやり方として推奨してます。

9代目きゃっしぃ作の「まとめシート」は分かりにくい経営情報の概念をイラストを使って分かりやすく解説されてますので、直前期の復習に今から読んでも十分効果があります。まだの方は是非ご一読を。

きゃっしぃ流の暗記方法は私も実践しており、非常に有効です。経営情報の略語暗記について動画で紹介されてますのでこちらも是非ご覧ください。

私が実践していた例は、

SNMP=Simple Network Management Protocol

SNMPの略語を何度も唱えるより、正式名称を覚えます。その中でも、NetworkをManagemet(管理)するProtocolなんだとここだけ徹底して覚えます。

ルータ、スイッチやサーバ機器等をネットワーク経由で監視・制御するプロトコルのことですが、SNMPだけを覚えるより、正式名称全体、特に正式名称の重要な意味の一部を何度も覚えたほうが定着しやすいです。

 

5.略語のアウトプット・トレーニング

中小企業診断協会の令和2年度(2020年度)中小企業診断士 第1次試験案内における経営情報システムの科目設置の目的には

「情報システムを経営戦略・企業革新と結びつけ、経営資源として効果的に活用できるよう適切な助言を行うとともに、必要に応じて、情報システムに関する専門家に橋渡しを行うこと」

とあります。

診断士としては、ITに詳しくない社長に如何にわかりやすくIT投資の重要性などを説明・助言する能力が問われます。よって、勉強においてもITのことを知らない人に1から説明することを意識して説明することは、試験対策だけでなく診断士として活動する段階でも有効です。

実務に役立つトレーニングと思って、ド素人の社長からこの用語って何?と聞かれたことを想定して自分の言葉で口頭で説明することで定着していきましょう。

 

6.位置づけ意識して記憶する

あと、記憶していく際にはどの“層“の用語なのかを意識して覚えることが重要です。コンピュータの仕組みについては、コンピュータそのものとネットワーク・セキュリティで大きく分類して、プロトコルはOSI参照モデル(Open Systems Interconnection reference model)をベースに暗記します。曖昧な方は、OSI参照モデルを手書きで何回も書いて覚えます。

同じく、コンピュータの仕組みに関する部分もOSI参照モデルのように、物理的なハードウェアからBIOS、OS、ドライバ、ミドルウェア、アプリケーションなどの構成を順番に層別に整理して位置づけを把握しておくとよいです。厳密に整理すると細かくなるので、ハードウェアのことなのか、OSのことなのか、ソフトウェアでもベースとなるようなもの(DB等のミドルウェア)なのか、応用してできたもの(アプリケーション)なのか程度の理解でよいと思います。

略語の単純暗記とだけ考えるとしんどくなります。略語を覚えるのも、ITの仕組みを理解し「経営資源として効果的に活用できるよう適切な助言」を社長に行うための診断士の基礎トレーニングと思って進めてみましょう。

 

7.道場過去記事(経営情報システム関連)

道場には経営情報に関連する多数の記事があります。ありすぎて何を読んでよいのか迷うし全部読んでる時間がない時には、以下を一読することを推奨します。

<科目全体編>

【情報】一筆書き復習法
【渾身:情報】知っておきたい3つの掟
【渾身】経営情報システム 得点アップが見込める分野(なおさん)
【渾身:情報】過剰品質に気をつけよう
【渾身!論点シリーズ】知ってて役立つ問題の出題パターンと経営情報システムの「セットの用語」の覚え方

 

<略語対策編>

【情報システム】大量の横文字や略語に対応するには
【経営情報システム】迷いやすい用語を覚えるには
【渾身】情報ゴロ合わせ総まとめ!
中小企業診断士1次試験-情報:単語集作成のススメ

 

<歴代 略語に強くなろうシリーズ>

【経営情報システム】略語に強くなろう 2017
【渾身】経営情報システム~略語に強くなろう2015~
【渾身・情報】略語に強くなろう(2013)

 

本記事が少しでも皆様の略語理解にお役立て頂ければ幸いです。

以上、3chでした。

 


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