コンカフェの財務諸表をAIに作らせたい。 byダイキ

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※今回登場するコンカフェはフィクションです。
実在の人物・団体とは一切関係ありません。
と、まさきは申しておりますが。
ダイキ的にも、後編を楽しみにしているため、あえてまさきに乗っかってみようと思います。
「ネタ記事のようで、ネタではなく、結構本気でクライアント支援(の仮説立案)に使えるんじゃないか?」と思って、本気で取り組みます。
- 1. 今日のZoomお疲れ様会への参加、まだ間に合いますよ!!!
- 2. 「魔法の国の実態」を、AIで現実味をもたせれないか?
- 3. 今回の企画の趣旨
- 3.1. なぜAIを使うのか?
- 4. Genspark君(通称:ジェンス君)とのやり取りまとめ
- 4.1. 記事からtomi社長の発言を切り出す
- 4.2. Genspark君に打診してみる。
- 4.3. 財務諸表を作成させる。その上でブラッシュアップ開始
- 4.4. Gensparkくんにも「財務諸表の作成、どこを意識した???」と聞いてみた。
- 5. 完成した財務諸表がこちら!
- 6. 財務諸表できたー!やったー!では終わらない
- 7. 【ちょっと脱線】tomi社長が夢の城のためにはたいた貯金額も推論できるのか?
- 8. 次回予告
今日のZoomお疲れ様会への参加、まだ間に合いますよ!!!
東京の現地参加は流石に締め切ってしまったけど、Zoomならまだ間に合いますよ!
2次試験お疲れ様会 令和7年度 事例V, VI, VII, VIII
事例Ⅵ 大阪(梅田周辺) 11月15日(土) 18:00~20:00
※ご参加いただいた皆さまありがとうございました!- 事例Ⅶ ZOOM 11月22日(土) 14:00~16:00
事例ⅦI 東京(赤坂周辺) 11月22日(土) 18:00~20:00
※締め切らせていただきました・・・!申し込みいただいた方々ありがとうございます!- ※人数に限りがあります。先着順なのでお早めに申し込みください。
※ZOOMは参加費無料!大阪と東京は参加費5,000円程度を予定しております。
ZOOMの回の申し込みはコチラから!
(フォーム閉まってたらごめんなさい!)
みなさんとお話できることをとっても楽しみにしています!
「魔法の国の実態」を、AIで現実味をもたせれないか?

おいしくな~れ、萌え萌えキュン♡
キュン♡♡♡♡♡
貯金をつぎ込んで築いた夢の城・・・
もっとツインテールの魅力が世の中に広まれー!!!!!
※注意:実在の人物・団体とは一切関係ありません。
tomi
はコンカフェを経営していません。今後はわかりません。
そしてまさき
は多分、コンカフェに行ってません。
ダイキ
は先週、東京出張帰りに秋葉原で遊んで帰りました。
たまたま行ったら「TAMASHII NATION 2025」がやってて、ホビーに心奪われてました。
さて・・・
ここからは真面目に語りましょう。
みなさんも昨日のまさきの記事にはド肝を抜かれたのではないでしょうか?
架空のコンセプトカフェ「ときめきツインテール・レボリューション」を舞台に、tomi社長と診断士の対話を通じて、リアルな経営診断のプロセスが描かれた素晴らしい記事でした。
記事のコンセプトは良かったと思います。コンカフェだけに。
しかし、読みながらふと思ったんです。
tomi社長のこの発言、財務諸表で表現できるんじゃね???
しかしながら、ダイキには事例Ⅳのスキルが皆無です。
60点取れなかった男が、財務諸表を想像で作成するなんて笑止千万!
そこで今回、生成AI「GENSPARK」を使って、記事の中のtomi社長の発言から財務諸表(PLとBS)を作成する実験をしてみます!
もし上手く行ったら、AIマスターひでまる
にブラッシュアップしてもらいましょう!
今回の企画の趣旨
今回のテーマ
「社長の想いと診断士の発言から、財務諸表は作れるのか?」
中小企業診断士の実務では、必ずしも完璧な財務データが揃っているわけではありません。
- 社長の感覚的な発言
- 「最近お金が残らなくて…」
- 「昔は良かったんだけどね」
- 「スタッフがみんな辞めちゃって」
こういった定性的な情報から、定量的な財務状況を推測する力が求められます。
今回は、まさきの記事に登場するtomi社長の発言を丁寧に拾い上げ、それを手がかりにAIと対話しながら財務諸表を作成してみました。
なぜAIを使うのか?
- 仮説検証の高速化: 複数の仮定パターンを素早く試せる
- 整合性チェック: 発言と数字の矛盾をAIが指摘してくれる
- 学習ツールとして: 財務諸表の構造理解が深まる
本来の支援業務ではAIが作った数字をそのまま使うわけではありません。
診断士の知識と経験でAIを「使いこなす」ことが重要です。
しかし今回は「ものは試し」の精神で、雑にGensparkに依頼をかけてみることにします。
Genspark君(通称:ジェンス君)とのやり取りまとめ
記事からtomi社長の発言を切り出す
まず、まさきの記事からtomi社長の重要そうな発言を切り出します。
そのうえで、切り出した発言から推測できる裏側を想像します。(この時点では妄想でもOK)
支援業務においても、社長にヒアリングした内容から状況を推察することは大事ですからね。
実際の業務の予行演習代わりに御覧ください。
ちなみにこの発言切り出しもジェンス君に頼みました。
もっとツインテールの魅力を世の中に広めたいと思って、貯金をつぎ込んで夢の城を築いたんだよ。
創業時に自己資金を投入したことがわかりますね。また、もしかしたら内装等の設備投資にもお金をかけたのかも知れません。
あと、業界的に融資はどうなんでしょう?これは直球で聞いてみないとわからないかも知れませんね。
創業した頃はメイド喫茶ブームで特に意識しなくても売上は右肩上がりだったんだよ!
2019年までは比較的順調で2号店の計画もあったんだよね。
2019年までは売上順調だったんですね。
2号店も計画していたのであれば、収益率も高かったのかも知れません。
内部留保も蓄積されていた??
でも、コロナで売上は…。スタッフもほとんど辞めてしまった。ゼロからの出発って感じだった。
2020年はコロナ禍の始まり。
人件費は下がるけど売上がもっと下がったのでしょう。
売上が下がった分、コロナ融資の借り入れも会ったのかも知れません。
客足はコロナ前と同じくらい戻ってきて、売上も徐々に回復してきたけど、全然お金が残らないんだよね・・・
客足はコロナ前と同じくらいまで回復したのか。
なのに売上がついてきてない???
でも、売上は2019年の時と比べればまだまだ・・・
2号店出店はおろか、このままならコンカフェは辞めようと思っているんだよ。
店じまいまで考えているということは、資金繰りがあまりよろしくないのか???
など考えていると、途中のまさきの分析を見落としていました。
まさき:「売上は回復傾向なのに、全然お金が残らない
→原価管理に問題があるのかも。原価率か人件費率のどちらかを改善する余地があるのかも。」まさき:「客数は戻ってきているのに、売上は2019年水準ではない
→売上は客数×客単価。客単価が低いのかもしれない。もしかすると、ターゲットにすべき顧客を見直すべきなのではないか。」
文字通りですが、原価率と人件費の悪化、客単価の悪化なども財務諸表に反映できそうですね。
Genspark君に打診してみる。
ジェンス君、社長の言葉を踏まえて財務諸表作れる???
記事を確認しました。
はい、できます。
(実際のやりとり)

こんな雑な指示でも、AIエージェントであるGenspark君は、まさきの記事を読解したうえで「財務諸表は作成できる」と回答してくれています。
すごいぜAIエージェント!!
財務諸表を作成させる。その上でブラッシュアップ開始
実は前ステップのやり取りだけで、1年分のPL/BSは作成してくれました。
ただ、これだと顧客支援ではあまり使い物にならないので、色々試してみました。
するとGenspark君は記事を読み込み、クオリティ向上を図ってくれることに!
- 単発の財務諸表ではなく、3期比較(2019年/2021年/2024年)を提案してくれたり、
- tomi社長の発言ごとに、財務諸表のどこに反映されるかを明示してくれたり、
- 時系列の整合性を重視してくれたり、
と、壁打ち相手としてカンペキな対応をしてくれました。
Gensparkくんにも「財務諸表の作成、どこを意識した???」と聞いてみた。
Genspark君が「工夫したよ」と言ってくれたポイント
1️⃣ 発言から数値へのブリッジング
課題: 「全然お金が残らない」→ 具体的にいくら?
解決策:
- コンカフェ業界の構造分析(5フォース分析)から推測
- 記事に書かれた「秋葉原の雑居ビル」→ 家賃相場から月50万円と設定
- 「座席数」「営業時間」から年間客数を逆算
2️⃣ 業界特性の反映
まさきの記事には、コンカフェ業界の5フォース分析が詳しく書かれています。
記事より:「コンカフェのサプライヤーは従業員です。彼女たちが提供するサービスこそ、コンカフェの本質です。」
→ **人件費率48%**という高水準に設定(一般飲食店は30-35%)
記事より:「参入障壁が極端に低い」「最悪、コンビニのお惣菜をお皿を変えて提供できます」
→ **原価率32.7%**とやや高め(原価管理の甘さを反映)
3️⃣ 時系列の整合性
tomi社長の発言:「2019年まで順調で2号店の計画もあった」
→ 2019年時点では利益剰余金がプラスだったはず
tomi社長の発言:「コロナで…ゼロからの出発」
→ 2020-2021年で累積赤字が拡大し、債務超過に転落
tomi社長の発言:「2号店出店はおろか」
→ 2024年時点で債務超過△428万円、投資余力ゼロ
4️⃣ 客数×客単価の構造分解
tomi社長:「客足はコロナ前と同じくらい戻った」
tomi社長:「売上は2019年と比べればまだまだ」
→ この2つの発言から、客数は同じだが客単価が低下していると推測
2019年: 12,000人 × 3,750円 = 4,500万円
2024年: 12,000人 × 2,670円 = 3,200万円(71%)
客単価の29%ダウンが売上未回復の主因!
5️⃣ 「全然お金が残らない」の数値化
営業利益 △643万円(営業利益率 -20.1%)
これに借入金の返済(年間160万円)が重なり、現預金が月々減少。
現預金残高: 120万円(月商の0.45ヶ月分)
→ あと2-3ヶ月で資金ショート
完成した財務諸表がこちら!
PLがこちら
| 項目 | 2019年度 (ピーク) | 2021年度 (コロナ期) | 2024年度 (現在) |
| 【売上構造】 | |||
| 年間客数 | 12,000人 | 4,800人 | 12,000人 |
| 客単価 | 3,750円 | 2,500円 | 2,670円 |
| 売上高 | 45,000千円 | 12,000千円 | 32,000千円 |
| 【売上原価】 | |||
| 売上原価 | 12,150千円 | 3,750千円 | 10,470千円 |
| 原価率 | 27.0% | 31.3% | 32.7% |
| 売上総利益 | 32,850千円 | 8,250千円 | 21,530千円 |
| 【販管費】 | |||
| 人件費 | 15,750千円 | 5,400千円 | 15,360千円 |
| 人件費率 | 35.0% | 45.0% | 48.0% |
| 地代家賃 | 6,000千円 | 6,000千円 | 6,000千円 |
| 広告宣伝費 | 2,250千円 | 600千円 | 2,400千円 |
| その他 | 3,750千円 | 2,850千円 | 4,200千円 |
| 販管費合計 | 27,750千円 | 14,850千円 | 27,960千円 |
| 【利益】 | |||
| 営業利益 | 5,100千円 | △6,600千円 | △6,430千円 |
| 営業利益率 | 11.3% | -55.0% | -20.1% |
| 経常利益 | 4,982千円 | △3,280千円 | △6,669千円 |
| 当期純利益 | 4,000千円 | △3,280千円 | △6,669千円 |
BSがこちら
| 項目 | 2019年度 | 2021年度 | 2024年度 |
| 【資産の部】 | |||
| 現金及び預金 | 3,800千円 | 900千円 | 1,200千円 |
| その他流動資産 | 280千円 | 250千円 | 380千円 |
| 有形固定資産 | 1,680千円 | 840千円 | 840千円 |
| 敷金・保証金 | 3,000千円 | 3,000千円 | 3,000千円 |
| 資産合計 | 8,760千円 | 4,990千円 | 5,420千円 |
| 【負債の部】 | |||
| 流動負債 | 2,240千円 | 1,600千円 | 4,900千円 |
| 長期借入金 | 2,400千円 | 6,400千円 | 4,800千円 |
| 負債合計 | 4,640千円 | 8,000千円 | 9,700千円 |
| 【純資産の部】 | |||
| 資本金 | 5,000千円 | 5,000千円 | 5,000千円 |
| 利益剰余金 | △880千円 | △8,010千円 | △9,280千円 |
| 純資産合計 | 4,120千円 | △3,010千円 | △4,280千円 |
財務諸表できたー!やったー!では終わらない
AIで生成したものにリアリティをもたせるのは何でしょうか?
そう。ファクトチェックです。
想像で作成したものをファクトチェックするのは、人力では至難の技ですが、AIを活用すれば容易いです。
AIにファクトチェックさせてみた。
参考:競合と比較してみた
「この数字、本当に妥当なの?」という疑問
ここまで読んでくださった皆さん、こんな疑問を持ちませんでしたか?
「AIが作った財務諸表って、本当に現実的なの?」
「年商3,200万円とか人件費率48%って、リアルな数字なの?」
正直、私も最初は不安でした。😅
そこで、実際の業界データや競合企業の財務諸表と比較してみました!
🏪 カフェ・飲食店業界の標準値
まずは、一般的なカフェ・飲食店の経営指標を見てみましょう。
【売上規模】
規模 1日平均売上 月間売上 年間売上
小規模カフェ(~20席) 5万~15万円 150万~450万円 1,800万~5,400万円
個人経営カフェ(目標値) 3万円以上 100万円以上 1,200万円以上
私たちの設定:年商3,200万円 ✅ 小規模カフェとして現実的な範囲
【原価率・人件費率・FL率】
指標 業界平均 理想値 改善必要ライン
原価率 24~35% 30%以下 35%超え
人件費率 25~36% 20~30% 40%超え
FL率(原価+人件費) 55~60% 50~55% 60%超え
私たちの設定:
原価率:32.7% ✅ やや高めだが許容範囲
人件費率:48.0% ⚠️ かなり高い(問題を表現)
FL率:80.7% 🚨 危機的に高い
🏢 実在企業との比較:@ほぉ~むカフェ
秋葉原の老舗メイドカフェ「@ほぉ~むカフェ」を運営するインフィニア株式会社は、上場企業グループの傘下で財務情報が公開されています。
インフィニア株式会社の規模
項目 数値
2020年3月期 売上高 16億3,700万円
店舗数 秋葉原7店舗、大阪3店舗、その他複数(計12店舗以上)
1店舗あたり平均売上 約1億3,600万円
従業員数 約40人(本社含む)
比較:ときめきツインテール・レボリューション
項目 tomi社長のお店 @ほぉ~むカフェ(1店舗平均)
売上高 3,200万円 1億3,600万円(約4.3倍)
店舗数 1店舗のみ 12店舗以上のチェーン
経営形態 個人経営 上場企業グループ
🤔 なぜこんなに差があるの?
1️⃣ スケールメリットの違い
@ほぉ~むカフェは秋葉原に7店舗を展開する大手チェーン。
仕入れの一括交渉 → 原価率を抑えられる
本社機能の共有 → 1店舗あたりの管理コスト削減
ブランド認知度 → 広告費が効率的
キャストの配置最適化 → 人件費の柔軟な調整
一方、tomi社長の「ときめきツインテール・レボリューション」は1店舗のみの個人経営。
仕入れは小ロット → 原価率が高い
全ての業務を1店舗で完結 → 非効率
知名度が低い → 広告費がかさむ
キャストの確保が困難 → 人件費率が高騰
2️⃣ 立地とターゲットの違い
@ほぉ~むカフェは秋葉原の一等地に複数店舗を展開。観光客やリピーターを効率的に集客。
tomi社長のお店は「秋葉原の雑居ビル」という設定。一等地と比べて集客力は弱い。
📈 私たちが作った財務諸表は妥当なのか?
✅ 結論:妥当です!
このように、AI自身にファクトチェックをさせることで、ハルシネーションの防止につなげます。
不安な場合は、AI同士に議論させることも効果的かも知れません。
私の場合は、GensparkとNotionAIを戦わせて情報のブラッシュアップを行っています。」
というように、さらっと依頼するだけで、「ときめきツインテール・レボリューション」のPL、BSの財務諸表を想像してもらうことができました。
結論:社長へのヒアリング情報から、AIに財務諸表を想像させることは可能!!!
商談の文字起こしデータや議事録を組み合わせて、商談相手のコミュニケーションタイプを判別している人もいるみたいだし。
これからの診断士業務は、どんどんAIが切り離せなくなっていくんだろうね!
【ちょっと脱線】tomi社長が夢の城のためにはたいた貯金額も推論できるのか?
結論、できました。
何なら、tomi社長と、16代目tomiを同一人物と仮定し、tomiのプロフィールや経歴を引用し、結構なリアリティのある貯金額を伝えてきました。
(実はGensparkの文面をtomiに共有したところ、ちょっと引いてました。なので貯金額の推論の公表は避けます)
ただ、読者のみなさんにザクッとGensparkくんの思考プロセスを共有すると
・年齢、仕事、家族構成から年収(手取り)を推察
・年収(手取り)から、こどもや家族にかかるであろう費用をマイナス
・趣味から、趣味にかけている費用を推察し、12ヶ月分の費用をマイナス
年収ー家族関係ー趣味=貯金と、サクサクサクっと算出してくれました。
個人的には、趣味にかかる費用を推論しているときはちょっと引きました。
次回予告
明日はヒロだよ!
筋肉とAIが腕相撲をしたらどっちが勝つでしょうか!?
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