年収アップも資産運用も、ヒントは開示資料に書いてある! byヒロ

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こんにちは!
本業で開示資料を活用することが多いので、活用方法を紹介していきます!
はじめに
いきなりですが、上場企業の開示資料は見たことありますか?
開示資料ってなんだっけ、、
今回は、開示資料を読んだことが無い方向けに、入門編として活用方法と具体的な使い方を紹介してきます。
ボリュームがあって、初めは苦労するかもしれませんが、ポイントを掴めば「会社が何をやっていて、どのように稼いでいて、どんなリスクがあり、将来どうなりたいのか」を理解できる診断士として必見の書類です。
診断士試験で得た知識があれば、十分理解でき、転職で年収アップ、資産運用のなど様々な面で活用できます!ぜひご覧ください。
開示資料とは
まずは、開示資料の定義を見てみましょう。
開示資料
企業が投資家などに対して、業績や財務状況などの重要情報を開示するために作成する書類の総称
代表的な開示資料は、B/S,P/Lなどの財務諸表が掲載されている有価証券報告書だね
有価証券報告書
上場企業などが年1回、自社の経営状況や財務情報を詳しく開示する開示資料
最近は、新NISAなどを活用して投資を始めた方も多いのではないでしょうか?株式の売買を行う投資家と、経営を行う企業の間には、情報の非対称性が生じやすいです。そこで、投資家の投資判断の参考となるため、法律や取引所規程によって、上場企業には重要情報の開示が義務付けられています。
情報の非対称性を埋めるため、シグナリングの役割があるんだね!
開示書は、取引所や公認会計士を含めた専門家による確認を受けているため、信頼性の高い情報が記載されています。
また、投資家から資金調達を行うことができる上場企業では、開示書類を公開することが義務付けられているので、誰でも無料で見ることができます。
有価証券報告書をはじめとする開示資料は、信頼度の高い資料を無料で利用できる診断士として必見の資料です。
開示資料の種類と使い分け

引用:freee 「有価証券報告書とは?」
開示資料は大きく分けて、3種に分けられます。
法定開示、適時開示はそれぞれ法律や取引所規則によって開示が義務付けられたものです。
任意開示はその名の通り、開示の義務は無く任意の開示書類です。
開示義務がある法定開示、適時開示は、書くべき内容が決まっていることもあり形式的で、読みづらい印象を受けるかもしれません。
一方で、任意開示は会社をアピールすることが目的となるため、投資家や利害関係者に対する会社の営業資料といっても良いかもしれません。図や表を使っており、理解しやすい内容となっていますが、会社が出したくない情報を書く必要が無く、一定程度は恣意的に情報を操作することができます。
そのため、どちらか一方を見るのではなく、開示資料の特徴を踏まえて、使い分けていくことで情報を有効活用できます。
開示資料を手に入れよう!
ステップ①:まずは企業検索
まずは、開示資料を確認する企業を探してみましょう。
開示資料は、上場企業のみに義務付けられているものが大半です。そのため、上場企業を検索していきましょう。
今ならAIを活用して、企業検索するのがおすすめです。
日本の証券取引所に上場していて、総合コンサルティング事業を行っている企業を教えてください。
戦略・業務・ITなどを幅広く手掛ける「国内系・総合コンサルティング企業」をピックアップしました。
・ベイカレント・コンサルティング
・野村総合研究所
・三菱総合研究所
・シグマクシス・ホールディングス
・ライズ・コンサルティング・グループ
(ここまでで省略しますが、沢山列挙してくれました)
AIの出力結果を参考に、気になる企業を検索していきましょう。
企業のあたりを付けたら、類似企業の検索に便利な、株探やバフェットコードなどの株式投資用サービスを活用するのがおすすめです。

引用:株探より
コンサルを例にとっても、一口にコンサルといっても領域や顧客が異なり、各企業の事業内容は様々です。
株探なら、企業ごとにテーマを設定してくれており、企業の特徴を掴んだり、類似企業を探すのに役立ちます。
たとえば、転職活動でコンサル企業を検索する際に、調べたベイカレントを起点に、事業内容を掴むことができますし、テーマから類似企業を検索することが可能です。
ステップ②:有価証券報告書をダウンロード
気になる企業が見つかったら、開示資料をダウンロードしてみよう!
各社のHPで開示資料をダウンロードしてみましょう。
金融庁が運営している開示システム「EDINET」でもダウンロードは可能ですが、任意開示資料はダウンロードできないものも多いため、基本は会社のHPでダウンロードしましょう。

INFORICH、清水建設HPより作成
会社ごとに記載は異なる場合がありますが、「IR」「投資家情報」「株主・投資家情報」などの記載を探してみてください。
開示資料を読んでみよう
ダウンロードしてみたけど、種類やページ数が多くて、読める気がしない、、
転職、投資のシチュエーションごとに使える項目を紹介するよ!
開示資料は種類も多く、中には文字ばかりで数百ページにもなる資料もあり、どこに何が書いてあるか分からず挫折しがち。
そこで、本ブログは入門編ということでシチュエーションごとに使えるおすすめ項目を紹介していきます。
転職に活用する~年収、平均年齢、勤続年数を知る~
求人情報の年収レンジが幅広すぎて、実際いくら貰えるか知りたいな!
そんなときも開示資料が使えるよ!
転職で最も気になる条件は、給与などの労働条件ではないでしょうか
開示資料を活用すれば、社員の年収、平均年齢、役員報酬まで調べることができます。
近年、急速に規模を拡大しているベイカレントの転職を考えていると想定し、開示資料を活用してみましょう。

引用:株式会社ベイカレント 2025年2月期有価証券報告書
有価証券報告書の【従業員の状況】を見ると、従業員の平均年齢や給与を確認することができます。

引用:株式会社ベイカレント 2025年2月期有価証券報告書
また、役員報酬についても同様に確認することができます。
会社法では、株主保護のため、会社の費用となる役員報酬の上限を決めることが規定されています。そのため、正確な金額までは分かりませんが、一定の目安になります。
社長になるとこんだけ稼げるのか、
コンサル夢あるな。
社長になろうと思って入社する人は少ないかもしれませんが、会社のトップの報酬を知ることは、年収の上限を知ることに繋がります。
このように、開示資料を活用することで、給与や平均年齢などの正確な情報を得ることができます。
転職に活用する~会社の方向性、労働環境を知る~
面接対策で、会社の取り組みを知りたいな。
あとは、労働環境も直接聞きづらいけど気になる。
そんなときも開示資料が使えるよ!
会社の方向性、労働環境を知ることは、転職の企業選びでも、面接などの選考でも有効です。
任意開示書類のESGやCSR開示を確認しておきましょう。CSRは企業視点、ESGは投資家視点での企業の社会責任を評価するフレームワークです。どちらもSocialの項目で、企業の労働に関する取組みが記載あります。

引用:ベイカレントHP
これらには、環境やガバナンスなどの社会的責任に対する、会社としての取組みが記載してあります。
ベイカレントのESG開示を見ると、特に人材育成に関する記載が多いと感じました。
特に気になったのは、平均残業時間23時間の記載です。会社としても、残業時間の削減に取組んでおり、一定の成果が出ているのが分かります。
コンサルは激務なイメージだけど、会社としてはホワイト化を目指しているんだな
資産形成(投資)に活用する~会社の収益構造を掴む~
投資先企業の収益構造を知りたいな。
そんなときも開示資料が使えるよ!
法定開示書類は、投資家保護のために義務付けられているものが多く、開示資料を有効活用できれば、大きなアドバンテージとなります。
投資に有用な項目は沢山ありますが、入門編ということで特に見てほしい項目を抜粋し紹介します。
企業の収益構造を把握するには、会社全体の売上高、利益だけを見ても不十分な場合があります。会社によっては、全く性質の異なる複数の事業を行っている場合もあるためです。
セグメント情報を確認し、会社が行っている各事業の性質を掴みましょう。
ソニーを例に挙げます。ソニーはテレビやカメラ、ウォークマンなどの「家電の会社」のイメージがありますが、セグメント情報を見ると収益の実態が分かります。

引用:ソニーグループ 2025年3月期有価証券報告書
「エンタテインメント・テクノロジー&サービス」がテレビやカメラなど家電の売上げですが、売上比率は全体の約13%と割合は非常に小さいです。
ゲームや音楽、映画等のエンタメ分野に加え、「イメージング&センシング・ソリューション」はカメラから車にまで幅広く搭載されるセンサーも販売している複合企業(コングロマリット)であるといえます。
コングロマリットは業績が安定しやすい傾向にある一方で、事業を多角化しすぎるとシナジーが生まれにくいといったデメリットもあるよ
資産形成(投資)に活用する~会社の将来性を知る~
成長性の高い会社に投資したいな
そんなときも開示資料が使えるよ!
株価を動かす要因は様々ですが、財務の観点でいうと、単に業績だけで決まるものではなく、企業への将来性も大きく影響してきます。
株主は、大きく成長する会社を探しているため、企業の成長戦略は非常に重要なものとなっています。そこで、決算説明会資料、中期経営計画を確認しましょう。
モバイルバッテリーのシェアサービス「CHARGESPOT」を展開しているINFORICHを例に説明していきます。

引用:INFORICH 25年9月期決算説明会資料
中期経営計画は一般に3~5年分の予算計画を示したもので、これを元に各年度の予算が策定されます。INFORICHは2030年までの成長戦略を策定しており、国内だけでなく海外事業の成長、アプリや貸出し端末に掲載する広告収益の「プラットフォーム」の3つの柱を成長させる戦略を策定していることが分かります。
この計画を達成できるか否かは株価に与える影響が非常に大きく、特に成長企業に投資する際には非常に大きな要素となります。

引用:INFORICH 25年9月期決算説明会資料
中期経営計画は、年度ごとに見直しを行うローリング方式で策定していきますので、目標に対して現在の進捗状況がどうなっているかが重要です。こちらも財務諸表から読み取れますが、決算説明会資料を見ると、グラフや表を用いて視覚的に理解しやすいため、財務に自信が無くても安心です。
ちなみに、例に挙げたINFORICHは決算説明会資料などの開示資料が読みやすく、様々な情報を積極的に投資家に開示している会社です。適正な開示を行うことで、投資家との信頼関係を構築でき、資金調達や信用力の向上に繋がっていきます。
会社としてのシグナルである開示資料を上手く活用し、伸びる企業を目利きできれば自然と収益も付いていきます。魅力的な経営計画か、実現可能性はあるかを企業の声を聞いて、判断してみて下さい。
終わりに~開示は投資家との信頼関係~
いかがでしたでしょうか。
本ブログをきっかけに、開示資料を有効活用していただけるようになれば嬉しいです。
今日挙げた例以外にも、コンサル先の同業種の開示資料を参考にして助言を作成するなど、活用の幅は様々です。
上場企業が株主や投資家に対して行う広報活動をIR活動と言いますが、これはInvestor Relationsの略です。投資家と信頼関係を築くための活動ということです。
開示資料の情報は、投資サイトやニュースでも検索できる内容も多いですが、会社が直接開示している情報に触れることは企業と対話することに近いです。
一度は各社のHPから一次資料を確認し、企業と信頼関係を築けるかを開示資料で判断してみて下さい。
明日はひでまるの記事です。
お楽しみに!
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