確実な合格には1,000時間の勉強が必要?~データは語る!~ byひでまる

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ひでまる
ひでまる

本日は「ひでまる」がお送りします。
今日は記事を2本お届けします!これは2本目!
今回も「プワァ~」と音が鳴る音符さんと一緒にお送りします!
よろしくお願いします!

プワァ~(この記事は来年の受験生向けです!)

音符さん
音符さん

前々回・前回の記事では、一発合格道場に投稿された中小企業診断士試験の合格体験記から、2019年(令和元年)~2024年(令和6年)の合格者の勉強時間を分析し、短時間合格者の割合が増加している傾向を示し、その原因について考察しました。

もしお読みではない方はこちらからどうぞ!

https://rmc-oden.com/blog/archives/207150
https://rmc-oden.com/blog/archives/207150

今まで筆者の記事では、短時間で合格した人だけを見て議論をしてきました。このことで、近年は短時間合格者が増えてきており、相対的に遅めに勉強を始めても十分チャンスがあるということを説明してきました。
これは筆者としては意味のある事であると思っており、診断士受験を躊躇されている方へ向けて受験の動機付けができる効果であったり、短時間合格者の勉強法をまねて自分の学習に生かしたりすることができると考えています。

しかし、合格者の分析は生存者バイアスの影響を免れることができないのも事実です。全員が全員、短時間合格者と同じ勉強法を実践すれば短時間で合格できると言い切れません。
では、ある程度の確度をもって合格するためにはどの程度の勉強時間が必要なのでしょうか。

ここで、中小企業診断士試験受験生の中では知らない方はいない、という有名な方にまとめシートの野網先生(9代目きゃっしぃさん)がいらっしゃいます。
先日、先生のYoutubeチャンネルを拝見していたところ、こちらの動画を拝見しました。
【中小企業診断士】【警告】中小企業診断士「超短期で合格しました!」の声を鵜呑みにするのは危険です!_第335回
この動画では、野網先生は「短時間で合格した人もいる。しかし、確実に合格したいなら、基本的に1,000時間の勉強時間が必要と考えるべき。」と仰っております。

短時間合格者が増えている2025年現在でも、1,000時間という勉強時間はやはり診断士合格におけるベンチマークになるのでしょうか?
ということで、合格体験記全体のデータを見て、合格者の方の勉強時間がどのように分布しているか見てみましょう。

ひでまる
ひでまる

今回は、前回までとは違って少し現実的なデータもできてます。
大丈夫な方はお読み下さい…!

あらかじめお断りです!~
前回に引き続きですが、本記事は勉強時間の長短で優劣をつけることを目的とした記事ではありません。自分に合った勉強時間で、しっかりと診断士試験に合格することが何よりも重要であると思います。あらかじめご了承ください!

とある16代目と音符さんの会話

時は2025年、診断士試験受験者を増やそうと頑張っている、とある16代目と音符さんの会話である…。

とある16代目
とある16代目

前々回・前回と引き続き短時間合格者が増えていることを取り上げたよ!
短い勉強時間でも合格している人がいるとわかると、期待が広がるよね!
これに勇気づけられて今年の診断士受験を決めてくれた人が一人でもいたら嬉しいな!

プワァ~(受験生の背中を押せていたらいいね!)

音符さん
音符さん
即座の退散
即座の退散

では、ここで本特集はおしまい…

注)RMCはこのブログのドメイン頭3文字のことです!

プワァ~(この流れ3回目やないかい!もう読者様も飽きとるわ!)

しつこい奴よのぉ
しつこい奴よのぉ
しつこいと言われがちの人
しつこいと言われがちの人

2度あることは3度あるのよ~

プワァ~(っていうか、楽観的データと悲観的データを両方伝えないと、客観的な情報とはいえないよね。)

痛い所をつきました
痛い所をつきました
「逃げる」コマンド連打
「逃げる」コマンド連打

い…いや。。悲観的データ…?
ないない!全てがポジティブよ~!???????

プワァ~(良い面だけでなく、悪い面も伝えなさい!)

客観的な記事を書こう
客観的な記事を書こう
逃げられません
逃げられません

ひえ~!

道場の合格体験記投稿者の平均勉強時間は…

客観的データ
客観的データ
隠ぺい活動
隠ぺい活動

待って待って!

約束ですよ!
約束ですよ!

もう読者の皆様方は来年の診断士受験を決められておりますよね!
決意が固まった方だけ、以下をお読みください!

結論からどうぞ

まず、本ブログの結論をここで述べましょう。

本日の結論

  • 前々回の分析前回の分析では短時間合格率を見たが、今回は合格者全体の勉強時間を分析した
  • 前回までの分析通り、確かに短時間でも合格する人はいる
  • 一方で、短時間合格者が増えた2025年であっても、合格者の平均勉強時間は1,000時間程度であり、試験が必ずしも易化しているわけではない
ひでまる
ひでまる

やはり…1,000時間の呪縛。。。
世間の集合知は正しかったのですね…!

合格者全体の勉強時間を分析

では、実際にデータを見てましょう。
道場にて3年目以降合格の方も含めて全員の勉強時間を集計し始めたのが2023年からであるため、2023年と2024年のデータを使って分析します。

(注意:気になる方向け)
なお、本データはあくまで一発合格道場への合格体験記投稿者のデータであり、中小企業診断士合格者全体のデータとは必ずしも同じ傾向とは限らないことはご注意ください。前々回の記事の最後に補足として書いた内容になりますが、データの経年比較は定性的に意味のある比較になると筆者は考えているものの、データの絶対値は信用しきれません。とはいえ、筆者が持ちうるデータでこれ以上信頼性が高いデータがないことも事実です。そこで、以下では絶対値(例:平均勉強時間)での議論を適宜織り交ぜて議論します。ここについては話半分でお読みください。

勉強時間はバラバラ

では、2024年合格者の1次試験・2次試験の勉強時間を散布図で見てみましょう。(2023年も大きくは変わらない見た目でしたので、2024年データだけ載せます。)

とにかく各試験への時間のかけ方は人によって様々であることがわかります。200時間で試験に受かる人もいれば、4,000時間の人もいます。1次試験に時間をかけて合格される方もいれば、2次試験を重点的に勉強される方もいます。
合格者の皆さまは様々な過程を経て診断士になられておりました。一人ひとりに合った勉強法を実践されているのでしょう。まさに「みんなちがって、みんないい」とはこのことではないでしょうか。

このように、勉強時間がバラバラになるのは以下の理由があるからと思われます:

  • 1次試験は試験範囲が広いだけでなく所謂業界常識的なものが問われることが多いため、元々各人が持っている土台の経験・知識量によって必要な勉強時間が異なる
  • 2次試験は採点基準が明確ではないことから、勉強時間をかけたから合格に近づくとは必ずしも言えず、合格までに時間を要する人も多くいる
  • 試験当日の問題との相性・採点基準との相性などにより、同じレベルの人でも試験当日の出来栄えの差が生まれやすい

一部の方が短時間合格を実現できている一方、確実に合格するには1,000時間勉強しても足りないのではないかとも思わされてしまいます。

合格までの平均勉強時間は今も1,000時間

次に、合格者全体の統計データを確認しましょう。2023年と2024年のデータを比較します。

勉強時間(単位:時間)2023年1次2024年1次2023年2次2024年2次2023年合計2024年合計
平均値71869548652712041222
中央値7006103643001175950
標準偏差354457369546582930
合格平均時間は1,200時間、中央値も1,000時間前後

2024年の短時間合格者は増えましたが、全体で見た勉強時間の平均値・中央値は1,000時間程度と、世間一般で言われる標準勉強時間と大きく変わらないとわかります。むしろ、標準偏差が大きくなっており、これは短時間合格者とそうではない方の差が大きくなっていることを意味します。

ひでまる
ひでまる

伝えがたい…ですが伝えないといけません…。
このデータを見ても試験を受けるのをやめないで…!

ストレート合格が少ない2024年合格者

では、2024年の合格者の勉強時間はなぜばらけたのでしょうか?

前々回の記事でご紹介した一発合格道場に投稿された合格体験記の基礎データを再掲します。

2019年2020年2021年2022年2023年2024年
サンプル数644666484841
内)ストレート合格242430222114
内)2年目合格171419161615
内)3年目以降合格23617101112
道場の合格体験記投稿者の基本データ

こちらから、ストレート合格、2年目合格、3年目以降合格の比率を計算すると、以下の通りです。

2019年2020年2021年2022年2023年2024年
サンプル数644666484841
内)ストレート合格38%52%45%46%44%34%
内)2年目合格27%30%29%33%33%37%
内)3年目以降合格36%13%26%21%23%29%
2024年のストレート合格は少ない

先ほど、2024年は1次試験においても2次試験においても短時間合格者が多かったと説明しました。しかし、ストレート合格率においてはここ6年で最低の数字となりました。また、3年目以降の合格者の方の比率も2019年に引き続き2番目に大きな数字となっています。ストレート合格をされた方は軒並み短時間合格者であった2024年ですが、ストレート合格者の母数自体は少ないのです。このように2024円の試験は、短時間合格者が増加したからといって簡単に一発合格できる試験であったとは言えませんでした。

このように、ストレート合格者の割合が減り、3年目以降合格者が増えたことから、2023年試験と比べて短時間合格と比較的時間をかけて合格された方の両方が増えたのでした。これにより、平均勉強時間や中央値の値が変わらないまま、標準偏差だけが増加したのが2024年の試験です。

合格者勉強時間の分布

2023年と2024年データを比べてみます。1次試験の勉強時間は、短期合格者急増の影響で平均値も中央値も減少しています。一方で、2次試験の勉強時間は中央値で見れば減少しているものの、平均値で見ると増加しています。このことで、1次・2次合計の勉強時間は中央値では大きく減少しているものの、平均値ではほぼ変わらずという状態です。

短時間合格が増えたにもかかわらず平均値が変わっていないというのはどうしてでしょうか?その理由は標準偏差の値を見ればわかります。2024年は2023年と比べて勉強時間の標準偏差が大きく増加しているのです。これは、短時間合格できた人もいた一方で、合格までに多くの時間を費やした方もいらっしゃるということを意味します。つまり、合格者の勉強時間がばらけただけで、試験が易化したわけではないのです。

細かく、合格者の勉強時間分布を見てみましょう。

このグラフは200時間単位に合格者の勉強時間をまとめて棒グラフにしたものです。横軸(X軸)で200となっているところは勉強時間が0~200時間の人、横軸(X軸)で400となっているところは勉強時間が200~400時間のところ、と200時間単位にした最大の値がX軸に記載されています。※これまでのグラフは「縦軸(Y軸)は勉強時間○○時間以下の方全員の割合」でしたが、このグラフは外れ値を見たいので分布をそのまま示していることに注意します。

この分布をみると、2023年と2024年ではグラフの形が大きく異なりますね。
2023年は1,000(800~1,000時間された方が該当)を中心にまんべんなく勉強時間が分布しているのと比べ、2024年は600(400~600時間された方が該当)周辺にピークがあるなど短時間合格の方が多めであることがわかります。一方で、2024年は3,000時間以上勉強された方も何人か分布しており、長時間かけて合格された方が増えています。

しかし、この2つの傾向を合わせることで、合格者の平均勉強時間が変わらないままで短時間合格が増えています。グラフの形は違うものの、平均値は変わらない…とは不思議なものですね。

考察:勉強時間が長いと合格率は上がる?

上記の合格者の勉強時間分布をご覧になった方には、このようなことをお思いになられた方がいらっしゃるかもしれません。

ひでまる
ひでまる

2024年の合格者は、2023年の合格者と比べて、短時間合格者が増えた代わりに、長時間勉強されて合格された方も増えたのね。
これが理由で、合格までの平均勉強時間は1,000時間程度で、2023年も2024年も変わらなかったと。

プワァ~(そういうこと。)

音符さん
音符さん
ひでまる
ひでまる

でもさ、グラフを見ると、400~600時間の勉強時間で受かった方が多いじゃない?
っていうことは、短時間でも受かりやすい試験ということだよね?
つまり、たくさん勉強しても、ちょっとしか勉強しなくても、実はあんまり合格率って変わらないんじゃないの?
だったら、勉強するだけもったいないよね~遊んじゃおうかな~。

プワァ~(いや、そうとは言えないよ。)

音符さん
音符さん
ひでまる
ひでまる

え?でもさ、2024年は短時間合格者が多いのは事実でしょ?

プワァ~(それはあくまで短時間の勉強時間で合格した人数が多いだけでしょ。合格者の裏には涙をのまれた方もいらっしゃるんだよ。もし、短時間合格者数よりも、短時間の勉強で受験する方の方が圧倒的に多いなら…?)

音符さん
音符さん
ひでまる
ひでまる

そっか…。
短時間合格者が10人いても、実は同じような方が100人いて、受かったのは1割だけかもしれない…。
逆に十分に勉強して合格された方は3人しかいなかったとしても、そこまで勉強を積み重ねてこれた方は6人だけだったら、合格率は5割になるということだね…。

プワァ~(そういうこと!では…)

音符さん
音符さん
ひでまる
ひでまる

重要なのは、合格者の勉強時間分布よりも、勉強時間をかけると合格率が高くなるか?
つまり、勉強時間に対する合格率ってことか!

短時間合格者が多いからといって、短時間勉強で受かりやすいとは限りません。なぜならば、短時間の勉強で受験日を迎えている方の数は、しっかり勉強されて受験されている方より多いと思われるからです。よって、合格数よりも合格「率」のほうが大切といえます。では、受験生の勉強時間分布を適当に仮定して、合格「率」を推定してみましょう。

本考察で、やはり勉強時間が多い方(1,000時間かけている方)の方が、勉強時間が短時間の方よりも合格率は高いのではないか?ということを考えていきます。
結論は以下の通りです。

考察の結論

考察の結論

勉強時間が多い方(1,000時間かけている方)の方が、勉強時間が短時間の方よりも合格率は高そうだ

ひでまる
ひでまる

結論は上記の通りです!
ここから下は趣味の領域に入ります。少し数式やグラフもでてきます。流し読みしてください。

プワァ~(結論だけ見て頂いたので、スキップでもOK!)

音符さん
音符さん

受験生の勉強時間分布

ここから下は1,000時間=1標準勉強時間として考えて進めていきます。数式に出てくる「x(エックス)」は標準勉強時間を表しています。
本考察では、受験生の勉強時間分布として単純なモデルを採用します。


直感的に、勉強時間をしっかりとかけれる人は、 勉強時間が短い方より少ないと想像できるのではないでしょうか?これを本考察では指数分布を用いて表現します。
指数分布って何?という場合は、とりあえず流してください!勉強時間を取れている人が、勉強時間が少ない方より少なくなるような設定を、うまく表現できていたものを採用しました。
※なぜ指数分布を選んだのか?という疑問に対する少し詳細な説明は、一応本章の最後に補足として付け加えておきます(読む必要ありません!)。
なお、さすがに受験生で一番多いのが勉強時間ゼロの人というのは違うだろう…というツッコミが入ることはあるかと思いますが、これは単純化のためと考えてご了承ください。

合格者の勉強時間分布

次に2024年の合格者の勉強時間分布をモデル化します。本考察では簡単な条件を基に、分布を適当に仮定します。

2024年の合格者の勉強時間分布には、以下のような特徴がありました。(目で見て筆者が勝手に思っただけであり、あまり客観的な特徴ではないことにご注意ください!)

  • 勉強時間ゼロで合格する方はゼロで、最初は勉強時間が増えるにしたがって合格者数が増えていく
  • ある程度の勉強時間に達すると合格者数がピークになる
  • その後は勉強時間が増えるごとに合格者数が減っていく
  • 合格者数が多い所(ピーク)は500時間(0.5標準勉強時間)周辺にありそう
  • 一方で、長時間勉強されて合格される方がそれなりにいらっしゃるため、合格者の平均勉強時間は1,000時間(1標準勉強時間)程度になる

上記の条件をうまく表現している関数が、経常母数k=2のガンマ分布というものでした。ガンマ分布って何…?という方は、とりあえず筆者が色々試行錯誤をしたらなぜかこの分布にたどり着いた…くらいに考えてください!

ガンマ分布は以下のような形をしています。

この分布を採用すると、ちょうどピークが500時間(0.5標準勉強時間)になり、合格者平均勉強時間は1,000時間(1標準勉強時間)になります。上手くデータに表れた性質を表すことができたので、この分布を採用しました。

受験生の合格率

準備が整いましたので、受験生の合格率を推定していきます。合格率は以下のようにあらわされます。

これを計算した分布は以下のようになります。

分布自体は先ほどと同じガンマ分布というものなのですが、ピークが1,000時間(1.0標準勉強時間)に変わりました。短時間合格者は多いものの、それ以上に受験者数が多いので、合格率としては下がったということですね。

つまり、合格率は1,000時間勉強した人のほうが高いということなのです。合格者数は500時間勉強した人のほうが多かったですが、それはこの程度の勉強時間で受験した人が多かったためであり、実際に努力が報われる確率が高いのは1,000時間勉強した方だ、という結論になりました。

補足)このグラフだと「勉強時間が1,000時間を超えると合格率が下がっていくではないか…?」という指摘があります。これについては、一定の受験生が勉強時間1,000時間程度で合格し、さらに勉強時間をかけた方の中には沼にはまってしまっていて合格しにくくなっている方が一定程度いらっしゃると解釈することができます。勉強時間がある程度増えてきたら、勉強方法などを見直して沼にはまらないようにした方がいいのかもしれません。

理系向け補足:なぜ指数分布?

上記の考察では、受験生の勉強時間分布として指数分布を採用しました。なぜ指数分布を用いたか、考え方をいかに簡単に記載します。

指数分布は、受験生が勉強を続ける過程で一定の確率で勉強をやめるとと仮定した場合に、勉強時間の分布として現れる分布です。一定というのは、勉強を辞める確率は受験生の勉強時間に関わらず一定であるという意味です。

例で考えてみましょう。
ある受験生を想像します。最初は意気揚々と勉強していましたが、100時間、200時間…と何度か「勉強を辞めようかな…?」と思う時がありました。100時間勉強した時、200時間勉強した時は思いとどまったものの、300時間勉強した時には辞めてしまいました。
もう一人の受験生も勉強を始めたときは意気揚々と勉強していました。しかし、先ほどの受験生が思いとどまった100時間のタイミングで、勉強を辞めることにしました。
さらに別の受験生は非常に辛抱強く、100時間、200時間…と勉強を辞める誘惑を乗り越えて、1,000時間勉強しました。
このように、皆が100時間、200時間…というハードルが来た際に、勉強を辞めようかな?と考え、実際に一定確率で辞めてしまうという場合、指数分布が出てきます。300時間で勉強を辞めた方は2回ハードルを乗り越えて、3回目で勉強を辞めました。このように、ハードルを何回も肥えていく必要があるため、勉強時間が長い方は必然的に少なくなっていきます。
※なお、上記は100時間、200時間…と離散的に考えていますが、実際はいつ何時のタイミングでも一定確率で辞めたくなるという連続的な考えを用いる必要があります。

この結果として現れる指数分布の特徴を見てみましょう。勉強時間が少ないうちは沢山の受験生がいるため、そのうち一定の割合で勉強を辞めてしまうため、急激に勉強を続ける受験生の人数が減っていき、グラフの傾きが急になります。一方で、勉強時間がある程度長くなると、既に多くの方が勉強を辞めてしまっているため、勉強を辞める受験生の数も少なくなるため、グラフの傾きとしてはなだらかになっていきます。これを示したのが指数分布になります。

なお、実際に上記の条件で指数分布が現れるかどうかを示すためには微分方程式を解く必要があります(大学範囲の数学)。
つまり、勉強時間をx、勉強時間分布をP(x)、とおいた時に、ある勉強時間で勉強を辞める方の数は、その勉強時間だけ勉強をつづけた方の数に比例するため、勉強を辞めてしまう確率をaを用いて以下の式が立式できます。

これを解けば指数分布になります。

ひでまる
ひでまる

ナニコレ?

プワァ~(ちゃんと読まなくて大丈夫です!)

音符さん
音符さん

終わりに

今回の記事では、合格者の平均勉強時間は依然1,000時間程度であることがわかりました。
また、簡単な考察から合格率が高いのもやはり勉強時間1,000時間程度かけている方なのではないか?という推測もしました。
このことから、決して診断士試験が易化しているわけではないこともわかりました。

必ずしも全員が短時間合格できるわけではないということも事実です。特に2次試験においては合格率が毎年一定ですから、毎年受験生の方が同じくらい勉強に費やして試験に臨むと仮定すれば、短時間合格の方が増えたということは逆にきちんと勉強された方で残念な思いをされた方もいるということになります。合格者のデータは生存者バイアスがかかっています。短時間合格を無理に目指す必要はありません。自身ができる限りで勉強時間をきちんと取ることの重要性は、これまでもこれからも変わらないと思います。
学問に王道なし、そして努力は裏切らないということですね。

ひでまる
ひでまる

今までの3記事、この結論で読者の皆様の受験を後押しできただろうか…

プワァ~(なんとも言えない結論ですが、事実を湾曲せずに伝えることが読者の皆様にとって重要であると思っています。読みくださった読者の皆様、ありがとうございました!)

音符さん
音符さん

また次回もお読みいただければ嬉しいです!

ひでまる
ひでまる

明日の担当はダーヤスです!
お楽しみに!!!

任せてくれ!

ダーヤス
ダーヤス

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