【合格体験記】~問題演習を繰り返すことで試験に必要な知識を身につけるスタイル~ by おかこさん

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受験生情報
ハンドルネーム・年代
- HN:おかこ
- 年代:20代
勉強スタイル
問題演習を繰り返すことで試験に必要な知識を身につけるスタイル
受験回数
- 1次:1回
- 2次:1回
勉強時間
- 1次:650時間
- 2次:250時間
学習開始時期
2022年12月
得意科目・不得意科目
- 1次
- 得意科目:運営管理
- 不得意科目:財務会計、経営法務
- 2次
- 得意科目:事例Ⅲ
- 不得意科目:事例Ⅳ
職務経験・保有資格
職務経験:新卒で大手メーカーに就職し、工場で生産管理を担当
保有資格:簿記3級
診断士に挑戦した理由・きっかけ
・将来のキャリアに対しての不安
(現在の仕事を通じて得られるスキルや将来のキャリアパスがはっきりと想像できなかった)
・仕事以外の時間を有意義に活用したい
(暇な時間をYoutubeやネットサーフィンなどで消費したくない)
・現職である生産管理だけでなく、経営など様々な分野を体系的に学ぶことができる
合格までの学習法
1次 通信(STUDYing)
使用教材:STUDYingのみ
〇2022年12月~2023年3月頃
・STUDYingの講義動画の視聴と問題演習を始める。(目標は1日1単元)
・テキスト&問題演習1周目は全科目を大雑把にでも把握することが重要だと思い、解説を読んでも理解できない部分は飛ばして早く1周できるよう注力した。
(それでも1周するまで3か月以上はかかりました)
・通勤時間も活用して勉強時間を確保した。
〇2023年3月頃~2023年6月頃
・テキスト&問題演習2周目突入。問題演習を中心に行い、わからない単元のみテキストや講義動画を見た。
・1周目よりも解説を熟読してより理解を深める一方、どうしてもわからない部分は1週目同様に飛ばす。
〇2023年6月頃~試験直前
・過去問演習開始。過去5年分を2周ほど解く。(3周目は間違えた問題のみ)
・1科目を一気に回答した後に解説の読み込みをした。(解説の読み込みは通勤時間も活用した)
・テキスト&問題演習と同様、どうしてもわからない部分は飛ばし、理解できそうな部分に重点を置いて取り組んだ。
・試験直前でも過去問の点数は全教科60点前後だった。
2次 独学
使用教材:STUDYing、ふぞろい16、30日完成!事例Ⅳ
〇2023年8月(合格発表直後)
・これまでに2次試験の勉強はしていなかった。(問題すら見た記憶がない)
・自己採点で1次試験合格だとわかり、すぐにふぞろい16と30日完成を購入。
・ふぞろい16を読み、2次試験の概要やポイント、学習方法を学ぶ。
・30日完成を解き始める。(が、1周もできずに断念)
・通勤時間にSTUDYingの講義動画を視聴し、事例Ⅰ~Ⅲの回答作成方法や事例Ⅳの基礎知識を学ぶ
(9月中旬くらいまで継続)
〇2023年8月下旬~
・過去問演習開始。2次試験当日までに過去5年分を2周した。(それ以上解くと復習が追いつかないと感じたため。)
・1周目は回答の要素のみを箇条書きにし、文章にはしなかった。(というより文章にする能力がなかった)
・回答の要素が模範解答と合っているか確認し、間違っていれば、なぜ間違えたのかや模範解答の根拠は何かを追求した。
・模範解答を理解したうえで解答を写経し、書く能力や文字数の感覚を身につけるようにした。
・1週間で1年分(4事例)を目標に取り組んだ(しかし3事例/1weekが限界だった、、)
〇2023年9月下旬~
・過去問演習2周目に突入。
・令和4年度は問題文の指定通りに文章を作成したものの、その他の年度は1週目と同様に回答要素の箇条書きのみだった。
(文章まで作成していると試験日までに2周目解ききれないのと、そもそも文章にする気力と能力がなかったため)
・各事例の模範解答確認後に、その事例の要点をまとめたファイナルシートを作成した。
(与件文に出てきたキーワード、各設問の解答のフレームワークを事例ごとに1枚の紙にまとめた)
〇2023年10月下旬(試験1週間前)~
・作成したファイナルシートを読み込み、解答のフレームワークやよく出る用語、公式などを頭に叩き込んだ。
〇2次試験終了後
・全く手ごたえがなく、再現答案すら作る気力がなかった。(筆記試験の結果発表まで問題すら見ませんでした)
なぜその学習方法を選んだのか?
・予備校に通うほどのお金と覚悟がなかった
・通信講座(STUDYing)なら比較的安価で隙間時間でも勉強が可能だと思った
・勉強だけでなく遊びや趣味の時間も確保したかった
遊びや趣味の時間を確保しつつも、自分の好きなタイミングで勉強時間することができたので、あまりストレスなく勉強を続けることができたと思っています。
学習時・受験時のエピソード
試験勉強開始から今日までを振り返ってみると、合格できた一番の要因は完璧を求めすぎなかったことだと思います。
理系出身の私はほとんどの科目に触れたことがないため、勉強開始直後からわからない用語にたくさん遭遇しとても困惑しました。
そこで、テキストや問題の解説を熟読して理解に努める一方、何度読んでもわからない部分は読み飛ばすことにしました。
問題演習を繰り返すことで理解できる範囲が広がり、最初に読み飛ばした部分も少しずつ理解できるようになりました。
その結果、1次試験では3科目で50点台になったものの、7科目総合で60%以上得点でき、なんとか1次試験突破することができました。
自己採点で1次試験突破が判明した瞬間から2次試験の勉強を開始したのですが、またしてもその手強さに困惑しました。
過去問演習の1周目から100字程度の文章を作成することは自分にとってハードルが高すぎたので、回答の要素だけを箇条書きにするところから始めました。
自分が書き出した要素と模範解答の比較や、模範解答の根拠を掘り下げることで、分析(SWOTや3Cなど)や助言内容の精度を高めることができたと考えております。
ただ、試験直前になっても文章を書く気になれず、文章作成演習が不足した状態で本番を迎えました。
案の定、本番では文章作成能力の無さが露呈し、全事例とも80分で解ききれませんでした。
(特に事例Ⅲの最終設問は20字以上も空白にしてしまいました)
完璧な回答を書くことができなくても筆記試験を通過できたということは、回答の要点が出題者の意図と合っていたのかなと思います。
ただ、80分以内に回答できるように、時間配分を考慮した文章作成演習をもっとしておけばよかったなと反省しています。
また、事例Ⅰ終了時点で合格の可能性が極めて低いと感じ、事例Ⅱ以降は来年度に向けた記念受験のつもりで気楽に受けていました。
結果論ですが、気負うことなく事例企業と向き合えたことも筆記試験通過の要因かなと思います。
診断士を目指す人は高い志を持ち懸命に努力できる方が多いのではないかと思います。
個々人で様々な制約がある中でも、目標に向かって愚直に取り組める方が多いのではないかと思います。
だからこそ、完璧を求めすぎずに時々息抜きしながら勉強することも必要なのではないかと感じています。
私の取り組み方が少しでも皆さんの参考になればありがたいと思うと同時に、自分にあった勉強法を見つけていただけると幸いです。
おわりに

「合格できた一番の要因は完璧を求めすぎなかったこと」。これは非常に重要なことだと思います。頭では分かっていても私はすごく時間をかけて満遍なく知識を得ようとしていました。分からない問題を読み飛ばしたり、2次試験の回答を最初は箇条書きだけにするなど、実践的な受験テクニックの詰まった体験記でしたね。
そして遊びや趣味の時間を確保すること。これも重要ですよね。決してサボっている訳ではなく、充電も必要です。完璧を求めすぎないからこそ、できることなのかもしれません。おかこさんの心の余裕が、中小企業の社長の悩みを上手く解決に導く未来が見えた気がします。
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