【事例Ⅲ】切り分けに迷った時の対処法 by あらきち

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あらきち
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おはようございます!
あらきちです。
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あらきち
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それでは今日のブログ本題に入ります。

今日のテーマは

「切り分けに迷った時の対処法」

特に事例Ⅲにおいて、問題に取り組んでいるうちに、

「あれ、与件文のこの記述。設問2にも設問3にも使えそうだけど、どっちに使うのが正解なんだ??」

なんて悩んでるうちに、ペンが進まなかったり、時間がどんどん過ぎてしまった経験のある人も多いのではないでしょうか。

このテーマは、職業柄、製造や生産管理とは無縁で、事例Ⅲの内容に馴染みがなく事例Ⅲがあまり得意ではなかった自分が、受験生時代に気になったテーマでもあります。

それでは具体的な問題を見ていきたいと思います。

注) 今回の記事は、正解の紹介ではなく個人的な考察が中心ですので、あくまで参考に読んでいただけると幸いです。

切り分けに悩む事例(令和2年度事例Ⅲ)

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令和2年度の事例Ⅲでは、「納期遅延」というテーマに対して、対応策や対策に関する問いかけが3問連続で続いています。

このような事例では、与件文中に問題点が点在する事例Ⅲにおいて「納期遅延」というテーマで考えた場合に与件文から思いつく対応策が、3問どれにでも当てはまりそうな気がして、思いつく対応策をどの設問で書けば良いのか非常に悩みます。

対処法を考えていきましょう。

STEP1:設問と与件の対応付け

  • まずは設問文の制約条件と与件文をよく確認しよう!

第2問の設問⑴⑵は、「営業部門(製造部門)で生じている」という枕詞があるので、与件文の記述について、営業部門に関する記述製造部門に関する記述を区別し、解答に用いなければなりません。

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事例Ⅲでは、上図の与件文のように各工程をどの部門が担当しているのかが明確に記載されています。

冷静に与件文を読み、どの部門がどの工程を担当しているのか見極め点在する問題点について、何が根本的な原因となって納期遅延につながっているのかを因果関係を意識して読み解くことで、設問⑴⑵に関する部門間の切り分けは対応できそうです。

今回のケースでは、営業部門の業務範囲では、「造形物のイメージの摺合わせに時間を要する」ことで仕様変更や打ち合わせの多発等により時間がかかっているようなので、これを解決する対応策を書くことが良さそうです。

具体的には、設計に用いている「2次元CAD」を「3次元CAD」にすることで、造形物のイメージの摺合わせがしやすくなるでしょう。

STEP2:どこの話をしているか意識

  • 「部分的な(または現場レベルの)話」なのか、「全社的な話」なのかに着目しよう!
  • 与件文中の見出しにも着目しよう!

先程の与件文のチェックで、「3次元CADの活用」というキーワードが出てきましたが、自分が本番に事例を解いている際は新たな悩みが発生しました。

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第3問の納期遅延対策の話は「IT」がテーマなので、「CADの3次元化」は第3問で使うべきなのではないか?という疑問が出てきたのです。

あらきち
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わたしは本番迷った挙句、第3問で使うべきだと考えました。

事例Ⅲ全体の解答をモレなくダブりなく構成するために、「3次元CAD」という解答に使いそうなテーマは第2問設問⑴として浮かんだにも関わらずに使用せず、IT化の第3問で活用したのです。

この判断、みなさんならどう考えるでしょうか。

ちなみに「ふぞろいな合格答案」では、「3次元CAD」は第2問設問⑴での加点ワードとなっています。

それはイコール、多くの合格した受験生が第2問設問⑴で解答に使用し、加点されたため合格したことを意味します。

しかしながら、3次元CADを第3問の模範解答として使っている予備校もありましたし、実際自分も第2問ではなく第3問に使ってトータル63点を獲得できているので、第3問に使うことが完全に間違いであるとも言えなさそうです。

そして、まとめシート流では、第2問⑴と第3問の両方で3次元CADに触れています。設問間で重複して解答しているのです。

これについて皆さんはどう考えるでしょうか。

解答は必ず明確に切り分けなければならないと思っていますか?

このようなときに考えてもらいたいのが、設問として

①部分的な(もしくは現場レベルの)ことを聞かれているのか

➁全社的な話をしているのか

という視点です。

第2問設問⑴では、納期遅延について、営業部門で生じている問題点と対応策ですので、営業部門の実際の業務プロセスレベルで納期遅延解消につながることが問われています。

そして、第3問は、C社社長が「社内の」IT化を考えており、「C社の」IT活用について、どのように助言するかという問題です。

ようするに第3問は、ITを活用した全社的管理により納期遅延に取り組むための助言問題です。

そのため、営業部門はC社の中の1部門ですので、3次元CADが営業部門の話とC社全体の話のどちらにも重複して登場しても、頭ごなしにどちらかしか加点されないとはならないのではないか、というのがわたしの考えです。

ただし、解答の仕方には注意する必要があります。

第2問設問⑴の営業部門の対応策で、

「3次元CADの導入で顧客とのイメージ共有を図り、打合せ時間を短縮する。」

という風に書くのに対し、

第3問の全社的管理の問題では、

「3次元CADを導入して図面や使用情報を営業部と製造部で共有することで社内の打合せ時間を削減し、生産リードタイム短縮を図る。」

というような解答にすると、第2問の業務プロセスレベルの改善と第3問の全社的な生産の現状の改善に沿った解答となっているので加点がもらえるでしょう。

そしてこの1部門の業務プロセスレベルの改善という着眼点と全社的な生産の現状の改善という着眼点は、実は与件文の【見出し】にもヒントがあったりします。

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令和2年度事例Ⅲの与件文を張り付けた上の図では、まさに【業務プロセス】【生産の現状】という設問で問われているレベル(現場レベルのことを問われているのか、全社的な話をしているのか)に対応した各【見出し】のなかに、解答の軸となる部分が記載されています。

【業務プロセス】に関する記述の最後に、「IT化」のことが出てきますが、これは全社的改善活動であると書いてくれています。

【生産の現状】の最終段落で再度記載されている全社的改善活動のテーマである納期遅延のネックになっている「社内打合せ」を短縮する策としてのIT化に3次元CADの導入が有効であり、それを前述のように全社的視点から解答できているなら、第3問で重複して3次元CADを書いても問題はないと考えています。

あらきち
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これを本番では欲が出たために、完全に切り分けなければならないとした私の実際の解答がこちらです。

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第2問では、顧客とのイメージの摺合わせ時間短縮の対応策にCADの3次元化が有効であることが思いついていたにも関わらず、無理に第3問のみで使うように切り分けたため、営業担当者を受注製品ごとから顧客ごとに変更することを対応策として書いています。
(※据付工事がどうこうという解答は、今回とはまた違った観点で外してしまっています。営業担当者の負荷を更に増やすと具合悪いですね。)

まったく効果がないことはないでしょうが、やはり3次元CADを用いる方が素直な解答でしょう。

第3問では、そもそも第2問の対応策として思いついた3次元CAD導入をこちらにそのまま持ってきたことで、該当部分の③が設問で問われているであろう全社的管理の視点ではなく営業担当者寄りの解答になってしまっています。

これでは加点がされにくいでしょう。
(その他は全社的管理の視点で書けてるので、うまく組み合わせるべきでした。)

そこで今日のテーマ、

「切り分けに迷った時の対処法」

ですが、わたしなりの答えは以下のようになります。

  • まずは設問文の制約条件と与件文をよく確認して対応づける。

  • 「部分的な(または現場レベルの)話」なのか、「全社的な話」なのかに着目する

  • 与件文中の見出しにも着目する。

  • それでも迷ったらキーワード自体は重複使用してOK。
    ※ただし設問で問われていることに沿うような使い方を。

  • 上記のように考えた上で「これを使うべきだ!」というものがあるなら、切り分け絶対主義で自ら脱線して解答の事故を起こすよりは、重複やむなしです。

  • 切り分けに悩んで時間が足らず解答欄を埋められなかった ←0点

    一部重複したが題意は外さない無難な解答をした ←60点前後

さいごに

いかがだったでしょうか。

今回のテーマは、自分が受験生時代に合格者の方に問いかけた際にも明確な答えが返ってこなかったテーマでしたが、自分でブログを書いていても明確な答えのない、なんとも難しいテーマでした。

大手予備校でも模範解答が割れているのですから、そらそうなのかもしれないですが、

80分間で行わなければならない現場対応のひとつの考え方

として参考にしていただけると幸いです。

あらきち
あらきち

多年度生など時間に余裕がある方は、平成27年度の事例Ⅲが同様に切り分けが難しく、今回紹介したような視点で対処することが求められるので、ぜひチャレンジしてみてください!
(80分以内で切り分け対応する難しさが実感できる問題になっていると思います。)

明日は、・・・なんとお祭り男の登場です!!

投稿祭りじゃ!ワッショイワッショイ!

お祭り男☆hotman
お祭り男☆hotman

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