【合格体験記】諦めない気持ち&影勉の継続で合格!くろふねやまとさん

まいど、池やんです。
本日のトップバッターくろふねやまとさんです!

くろふねやまとさんは、医療現場の改善に貢献されたい思いから資格取得を目指し、諦めない気持ちとコッソリ勉強を続けられるスタイルで合格を勝ち取りました。苦節10年の心境と後輩たちへのアドバイスが詰まっています。それでは、どうぞ!

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受験生情報 

ハンドルネーム:くろふねやまと

年代:1970年生まれの50代

お住まい:愛知県

職業:医療機器メーカーの営業社員

自分の診断士受験スタイルを一言で表すと

影勉 誰にも言わず、こそこそ頑張る。

診断士に挑戦した理由・きっかけ

病院を最終顧客として、医療器械などの卸業者様とお取引をしている中で、医療従事者やお取引先の社員の方々が疲弊しているのを毎日のように見ていました。また、医療機器等の医療資源も十分に活かされている、とは言いにくい状況が今も続いています。こうした現状の改善に貢献できるようになりたいと思ったからです。

学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

保有資格

未登録ですが試験合格しているものは行政書士・宅建士

また、資格ではありませんがTOEIC905点(留学無しの独学です。)

得意科目

①1次

比較的得意(企業経営理論)

なぜか点がとれる(経営法務)

②2次

得意(無し)

不得意科目

①1次:

特に苦手(経営情報システム)

②2次

不得意(特に財務会計)

学習スタイルとそのメリット・デメリット

学習スタイル

初年度(1次・2次共に通信)

それ以降(1次・・・独学 2次・・・通信)

メリット

独学のメリット(費用が安い、主体的に勉強できる)

通信のメリット(テキストだけで勉強するより理解が深まりやすいことがある。勉強のペースを維持できる。良くも悪くも講師の話し方を自分が仕事でプレゼンするときの参考にできる。)

デメリット

独学のデメリット(孤独で寂しい、挫折しそうになる、泣けてくる。)

通信のデメリット(勉強したような錯覚に陥る、眠ってしまう)

合格までの受験回数、学習時間とその作り方

受験回数

1次 9回
2次 10回

学習時間

合計の学習期間:3000~4000時間(10年)

1次学習時間:2000時間程度(長期すぎて測定不能)

2次学習時間:1000~2000時間程度(長期すぎて測定不能)

学習時間の作り方:営業なので顧客との面談の合間、夜、朝、休日など

合格までの学習法

①1次
初年度は大手受験機関の通信
その後は独学

②2次
大手受験機関の通信(演習のみ)

③再現答案の作成有無
作成有(但し事例Ⅳは部分的に作れないこともあり)

学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

私は、二次筆記試験を通過するのに0.1世紀かかってしまいました。従って、私の場合は不合格脱出体験記(失敗談)となります。もし、これを読んでくださる方がいて、その方々から同情や労い、共感などいただけたら幸いです。

受験回数を重ねるにつれて、色々な方の合格体験記やSNS上の合格報告、中小企業診断士として活躍している様子を見るのがとても辛くて仕方がありませんでした。一次試験は何度受けても通過するし、受験期間の模試は大体A判定なのに、何故か本番の二次試験は落ちてしまうのです。しかも、Ⅰ~Ⅳの成績のA~Dの組み合わせが毎年異なるのです。事例が4つでそれぞれA~Dまでありますから4*4*4*4=256通り。「合格まで256年かかってしまうじゃないか!」と気が遠くなってしまうのでした。

毎年、お正月は決まってお笑い番組を見ながら、「養成過程を狙おうか、それとも受験はあきらめようか」、紋々とするのでした。しかし、「養成に行くにはお金も時間も無いし、一次受かってるから、次回の二次試験の受験資格もあるし、、」ということでなんとかチャレンジを継続しました。

「再度もう一年勉強か」と考えてしまいがちですが、経験者ともなりますと勉強期間は4月からでも間に合いますから実質7か月程度です。また、費用もそんなにかからなくなってきます。新たに買うのは経営法務と中小企業経営・政策のテキストくらい。本試験の解答・解説集は受験機関からいただける無料のもので十分です。二次対策は演習だけの安いコースで十分でした。このように考えると勉強継続の負担も抑えることができます。

それに加えて、今回は、自分の弱点をやっと見つけられたのが奏功したと思います。私の場合は、本番になると問題文を読むスピードが知らず知らず早まってしまっていたのでした。それまでは二次試験の本番で感じる違和感の原因がよくわからなかったのです。具体的に申し上げると、問題文や与件文を読んでも頭に全く入ってこない、与件文の内容がよくわからない、だから解答の根拠も見つからない、そして慌ててしまうのです。結局、手に汗握りながら、これまで受けてきた答練や過去問の中で似たようなものを引っ張り出してきて解答用紙を埋める、といった形になっていました。

そこで、普段の仕事のメールや診断士のテキスト、二次試験の問題文などを、ゆっくり読むように心がけました。加えて逆から読む訓練も行ってみました。例えば令和三年度事例Ⅰ第一問なら、「理由」(→複数あるかも)、「ファブレス化を行った」(→積極的な理由or消極的な理由、ファブレス化の前後で何か変化があったか、強みの強化などにファブレス化が有利だったか?)「2代目」(→初代や3代目のころと比較すると何かわかるかも)といった具合です。

中小企業診断士の試験勉強や普段の仕事において膨大な量の情報の習得や処理を急かされるうちに、このような症状に陥ってしまったのだろうと推察しております。

このサイトにアクセスされる方の中には試験に複数回苦汁を飲まされている方もおられると思います。「自分は地頭が悪いのではないか、才能が無いのではないか」と、診断士の試験をあきらめようかと悩んでいらっしゃるかもしれません。

しかし、それは違うと思います。パズルで言えばピースが一つ二つ欠けているだけです。それが運悪く結果を左右しただけです。また、二次筆記試験を受けた方はもちろんのこと、一次試験で科目合格までこぎつけた方々にとって、この試験をあきらめるのはとても難しいことだと思います。それは普段の仕事と関連性が高いからです。人事、営業、開発、もちろん経営層などなど、どの職種にいても、「診断士だったら・・・」と思うことがほぼ毎日のように発生しているはずです。

きっと多年度受験の方でも私ほど辛酸を舐めた方は少ないと思います。あきらめるなら、悩むなら私以上に苦労してからにしてください。悩む時間があるのなら、その時間を試験当日を振り返り、実力発揮の阻害要因を考える作業に使って欲しいと思います。

以上、拙文で恐縮ですが私の不合格脱出体験記となります。お読みいただきどうもありがとうございました。

========ここまで========

いかがでしたでしょうか。

10年の取り組みの中で、ご自身の弱点を発見・対策を講じられ、見事合格されました!

合格されるまで諦めない気持ちで勉強を続けられたくろふねやまとさんが、今後医療現場の改善に貢献されると信じています。

くろふねやまとさん、合格本当におめでとうございます!
ご寄稿どうもありがとうございました。

以上、池やんでした。

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【合格体験記】諦めない気持ち&影勉の継続で合格!くろふねやまとさん”へ2件のコメント

  1. T.K より:

    粘り勝ち、最高にカッコイイです!
    体験記では短期合格の方がクローズアップされる中、諦めずに掴み取られた姿勢が今の自分にはとても励みになりました。

    1. 池やん より:

      T.Kさん

      コメントありがとうございます。
      粘り勝ち本当にカッコイイですよね!

      T.Kさんの励みになったとのことで、
      くろふねやまとさんも喜ばれるかと思います。

      試験勉強中、試験中と何度か諦めそうになる時がくるかもしれませんが、
      そこで踏みとどまり一歩前進することが合格を掴み取れる分岐点になりそうですね。

      T.Kさんの今後のご健勝とご活躍を祈っております。

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