【合格体験記】粘りの境地&財務の徹底強化で合格!とむさん


まいど、池やんです!
本日の3本目は、とむさんです。
とむさんは故郷に貢献したい思いから始めた週末移動カフェをきっかけに資格取得を目指されました。サラリーマンとしてのご自身の価値観に疑問を持たれたことも後押しとなったようです。サラリーマンとして働くあなたは、ご自身の価値をどうお考えですか?それでは、どうぞ!
========ここから========
contents
受験生情報
・ハンドルネーム・年代:とむ・40代後半
今年50代です。
試験会場では私よりも若い方が圧倒的に多く、「若い人はしっかりしてる」「自分の世代は何してるんだ?」というジェネレーションギャップと、いざ試験では若い人に負けるに決まってる、という引け目を感じて過ごしました。
私のような年齢でも受験している、という事実を伝えると誰かの励みになるのでは、と思いました。
・お住まい:茨城県
・職業:大手精密機器メーカー組み込みソフトエンジニア。
SEとも違い、モータ、センサを制御するゴリゴリの組み込みソフト屋です。もう26年やっております。理系修士が多く、「中小企業診断士」といっても、ピンとくる人は少ない職場です。ただ、事業部門や商品企画といったところからくる算盤勘定を実現する現場の厳しさ、「理系現場が持つ本部系、コンサルへの反感」といったものを理解しているため、逆に生かせるのでは、とも考えます。
自分の診断士受験スタイルを一言で表すと
落ちたっていいじゃない。試験にかける年齢でもあるまいし。粘るだけ。
診断士に挑戦した理由・きっかけ
40代初め、子供の故郷である町に何か貢献したい、と考え、週末移動カフェを開業。そこから個人事業主の方々と親しくなったこと、もう少し体系的に何かやれないか、と考えたところから、この資格を目指すことになりました。
移動カフェ活動の前後で、町の祭りやイベントの担い手が個人事業主の方々が多く、サラリーマンは消費者的な立ち位置でしかないことに疑問を抱くようになりました。勤務先では当たり前ながら「仕事」への評価しかなく、「地域」「家族」への貢献は評価には入らない、というところで自分の価値観が狭くなってしまう、という違和感もありました。
もちろん、サラリーマンとして生きるだけでは能力の柱として不足、という考えもありました。
私は四年受験しましたが、その間、子供の高校受験、続く大学受験もあり、落ちた経験や勉強戦略、生き方のこだわり、といったところで子供と共通テーマになり、いい経験になりました。
学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目
保有資格
基本情報技術者
新人研修でとったもので能動的なものではないです。
得意科目
1次:経営情報システム、財務
経営情報システムはほぼノー勉。得意ではないですが、ソフト屋なので点はとれました。
2次:財務
一度目の二次で足を引っ張ったのが財務とわかっていたため、やり込み、二次レベルほぼ解ける、というところまで引き上げたと思います。
不得意科目
1次:経営法務
経営法務は毎回、20点台を回避できるかどうか、というきつい戦い。経営法務は通信での勉強の範囲が甘かった気はします。出る範囲が分かってない気がしました。特許関係の法律も、年間2件以上特許執筆しているものの、いざ法律となるとわかってない事実に気づきました。
学習スタイルとそのメリット・デメリット
学習スタイル
1次:通信(診断士ゼミナール)、2次:独学。
メリット
通う手間が省ける。
自分なりの判断基準が養われる気がする。
人と比べる年齢、能力に引け目を感じなくて済む。
デメリット
人脈。診断士になった後、のことに対する考え、思いが弱くなる、気がする。出不精になりかねない。
試験会場で年齢層の若さに気後れ。
合格までの受験回数、学習時間とその作り方
受験回数
1次試験:4回(一回は保険)
2次試験:2回
学習時間
合計の学習期間:3年8か月。
1次学習時間:約1200時間。単年では600時間程度ですが何せ4年もやったのでこのくらいに。
2次学習時間:約500時間。
合格までの学習法
① 1次
1回目:通信:全科目→5/7合格
2回目:通信:前年落ちた2科目のみ復習、受験→不合格。
3回目:通信:5科目復習、受験→合格
4回目:通信(保険、全科目)→不合格
② 2次
1回目:「ふぞろい」とネット検索で過去問10年程度×3回転+市販の二次問題集。
2回目:同上。財務だけは過去問15年程度×5回転。
③ 再現答案の作成有無
なし。燃え尽きてました。
学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス
釈迦に説法でしょうがこと試験については戦略が大事です。一次は常に複数科目で得意科目で点を稼ぐことをお勧めします。
1年目:GW明けに始めました。たった3ヶ月とはいえ600時間確保し合格するつもりでいました。結果、経営法務、財務を除き、5/7科目合格。落ちたものの、「残り二科目で楽勝」と勘違いしてしまいました。
2年目:財務と経営法務だけを受験。経営法務で撃沈。20点台です。また来年と思うと、少し憂鬱になりましたし、一次の沼にはまった気がしました。
3年目:苦手科目だけの受験は危険と悟り、経済と中小企業経営政策以外の五科目を受験。経営情報システムで点を稼ぐことができようやく合格。
二次は財務に不安を残した状態で受験。結果、BAACで不合格。
会社でもきつい時期で、精神的な支えを失い、かなり落ち込んだことを覚えています。「試験にかけてる人生でなし、あと五年くらい粘ろう」と気持ちを切り替え。
4年目:保険の一次でまたもや経営法務で40点以下。自分が嫌になりつつも二回目の二次に臨む。財務を徹底的にやり込んだせいか、合格。
二次では財務以外は差がつかない、財務が肝、という感覚をもって勉強していました。しかし、本番では残り時間10分で計算間違いを発見、慌てて直しました。しかしそこにも計算ミスがあることに帰りの電車で気づき、続く大問をことごとく落としている事実にめまいがしました。翌日の会社も休みたかったくらいです。二次の合格発表では3年目よりも落ち着いていました。「財務がダメだった」という事実をわかってましたし、「ダメならまた来年」と思いながらネットを開き、合格。受かるときはこんなものだな、と3年目よりも冷静でいられました。
年に一度の試験でもあり、落ちることはかなり応えますが、「200時間程度で受かる」という話を真に受けない方がいいと思います。そういう人種もいると思いますが、自分がそうでないことはわかるはずです。比べてもしょうがありません。またコンサルを目指す方々は頭が切れる人が多いため、比べても圧倒されるだけです。自分のペースで粘り強く、かつ、「試験は水物」、というぐらいに構えて焦ることなく続けることをお勧めします。
========ここまで========
いかがでしたでしょうか。
試験に対し戦略を持って臨み、2次試験では財務に注力して対策を練ってこられ見事合格されました。
それ以上に、試験勉強を通して生き方のこだわり等、お子さんと共通テーマを語れたのは大切な財産になったのでしょうね。

とむさん、合格おめでとうございます。
今後故郷への貢献に資格で得た知見を活かしてくださいね!
ご寄稿どうもありがとうございました。
以上、池やんでした。
☆☆☆☆☆
いいね!と思っていただけたらぜひ投票(クリック)をお願いします!
ブログを読んでいるみなさんが合格しますように。
にほんブログ村
にほんブログ村のランキングに参加しています。
(クリックしても個人が特定されることはありません)
拙い文に素敵なコメントつけて頂きありがとうございます。思い新たに実務補修に向かおうと思えました。肩書きの中身を今年は作っていきたいと思います。
とむさん
コメントありがとうございます。
わたしも試験勉強を通して息子(小学生)と一緒に机に向かったことで、
わたし自身良い時間になったと感じたため、すごく共感しました。
これからも息子が大きくなった時も一緒に頑張る時間を持ちたいと思います。
実務補習は刺激もありますが、素敵な時間になりますので、
笑顔で気張ってきてください。
これからの診断士活動、お互いに楽しみましょう。