【2018年スト合格目標】早期の2次試験対策

おはようございます。ゆうです。前回の投稿は、こちら

 

毎日道場ブログを見ている方であれば、「なんだか、みんな似たようなこと書いているな。」「もう、橋げたの話はいいよ笑」なんて、感想をお持ちかもしれません。私自身も、他のメンバーの記事を毎日読んでいて、「みんな書きたいことは似ているなぁ。」という印象を持っています。

 

細部を見れば合格の軌跡は人それぞれ違いますが、基本の原理・原則は似ていると思います。もしかしたら、それが「診断士合格のセオリー」なのかもしれません。

 

例えば、たかじんの、「Why診断士?」

診断士になって何をしたいのか?それが学習の起点であり、学習継続の原動力です。

 

例えば、きゃっしいの、「ゴールを見据えた計画を立てよう!」

ゴールからの逆算。二次試験合格から逆算で学習計画を立てる

 

記事を流し読みではなく、実際にあなたの行動を変えるネタにしていただけると、嬉しいです。その行動の積み重ねが、あなたの強固な橋げた(←また言ってます笑)になるでしょう。

 

■早期の2次試験対策

さて、本日は、早期の2次試験対策というテーマで書きます。

 

2次学習は、一般的には1次試験自己採点後に、着手するケースが多いと思います。ですので、この時期に学習することを、「早期の2次試験対策」と表現しました。

 

言うまでもなく、診断士試験は2次試験に合格することが最終目標です。この2次試験が、診断士試験を難関資格にしている最大の要因で、

 

私の受験時の体感としては、1次試験は、ほぼ実力どおりの結果が出る試験。2次試験は、実力者もバッタバタ落ちる試験。です。

 

1次試験は予選。2次試験は予選を通過した猛者が集まる決勝戦。では、予選を通過した方が、予選を通過してから急いで決勝戦の準備をして、はたして決勝戦で力を発揮することができるでしょうか。

 

結論から言いますと、スト合格には早期の2次試験対策が有効だと考えます。1次試験で養成答練80点レベルをキープしつつ、余力で週1日くらいのペースで事例を解くことで、2次試験の事前準備が可能となります。

 

その結果、

①8月からの2次試験学習のスタートダッシュが可能となります。
苦手スキル(後述)をトレーニングする期間を確保できます。
事例Ⅳ学習は1次財務学習を兼ねます(易化すれば、財務荒稼ぎ)

私の、合格体験記などにも引用していますが、私が二次試験早期対策をするきっかけになったのが、先代碧さんのこのブログ。

【2017年度!絶対一発スト合格】月100時間以上、2次対策併用で合格にぐっと近くなる!

 

この投稿へのコメント欄を見ると、いみじくも、道場スト合格メンバーきゃっしいが当時、質問をしています。実際に、きゃっしいは、その後にチーム勉強会を開催し、高得点でスト合格しています。私の場合は、1月~4月はふぞろいでの学習タキプロ勉強会、TACオプション講座の事例Ⅳ特訓を実施しました。

 

【1】2次試験とは、どんな試験?

協会のHPを見ると、以下のように定義されています。

1次試験とは
中小企業診断士になるのに必要な学識を有するかどうかを判定することを目的とし、筆記の方法により行います。

2次試験とは
中小企業の診断および助言に関する実務の事例について、筆記の方法により実施します。

 

はい。この2次試験は、1次試験の延長ではなく、別の試験と考えると、準備も変わってきます。1次試験は解答が一つの知識試験ですが、2次は診断士としての診断と助言する力が問われる試験です。

 

ご存知のように、1次試験の点数は、2次試験の点数に加算されません。これが例えば、大学の試験等であれば、センター試験の点数に2次試験の点数が足され、その合計で合否が決まる形式がありますよね。診断士がそのような形式であれば、1次試験で高得点を取る戦略は有効かもしれません。

 

ですが、診断士試験は合算しないので、1次試験合格が見込めそうなら、有限な時間資源を2次試験対策に回すのが有効ではないでしょうか。その目安が、養成答練80点。独学者なら、過去問で60点取れるかを目安にするといいと思います。

 

【2】2次試験に必要なスキルとは?

それは、いわゆる国語力(事例Ⅰ~Ⅳ)と、財務スキル(事例Ⅳ)だと考えます。事例Ⅳも、論述問題があるため、いわゆる国語力が必要です。

 

必要なスキルを分かりやすくまとめているのが、くれよんさん、のこちら

【2次道場】演習前の今こそ!2次に求められるスキル全体像のまとめ

 

 

国語力を分解すると、以下の3つに分けられます。

①読むスキル(設問文から作問者が求めていることを正しく受け止める)

②考えるスキル(与件文等から、解答に必要な内容を整理・分析する)

③伝えるスキル(採点者に伝わるように解答を書く)

 

もともと、読解力や論理的思考力、文章編集力が高い方であれば、8月からの短期間で合格レベルに達すると思いますが、私のように国語力が高くない人は、8月からの約11週間だけでマスターするのは、とても時間が足りないです。

 

特に、80分という限られた時間の中で、文字数制限があり、かつ手書きで文章を書くという作業は、それなりの期間、トレーニングが必要だと思います。

 

私の場合、手書きで文章を書く練習(特に字が汚い方は猛特訓)。日経新聞の春秋を要約する練習(要約が苦手な私は苦行でした)。ふぞろいで模範解答を写経(=手書きで原稿用紙などに転記すること)、などは良い練習になりました。手で覚える、という練習方法です。

 

財務スキルについては、2次の事例Ⅳと、1次の財務会計、とでは、難易度に大きな差があります。

 

一次であれば、解答を選んだり、計算が簡単だったり、最後の鉛筆転がしで二択を当てたり。何となくの知識でも点が取れることがありますが、2次では、正確な知識や解法を覚えていないと解けません。

 

ですので、早めに事例Ⅳ対策を行い、二次レベルの財務スキルを身につけましょう。そうすると、2次の頻出分野である経営分析やCVP、NPV等については、一次財務学習を兼ねます。私はその成果もあり、1次財務は92点取れました。

 

【3】2次試験の模範解答は?

2次試験は模範解答が発表されない試験です。そのため、どのような解答を書くと合格するかは、予備校や書籍によって、考え方が異なります。

 

なぜ、協会が模範解答を発表しないのか?その一つの理由は、東大が模範解答を公表しない理由と似ているのではないか?と私は思います。

 

東京大は7日、大阪大や京都大の入試ミスを受けて文部科学省が求めている入試問題の解答例の公表を実施しない方針を明らかにした。同日の記者会見で、理事の福田裕穂副学長(入試担当)は「やるつもりはない」と述べた。

福田副学長は「解答が1つとは限らず、(公表することで)1つだと捉えられるのを恐れている」と理由を説明。「そもそも世の中は解がないこと多い。(解を出す)プロセスが大事なのであって『これが解だ』と覚えてしまうことは知能発達としてよくない」と指摘した。(後略)
(出典:日本経済新聞電子版2018/2/7より)

 

これは私の仮説にすぎませんが、診断士試験は国家資格であり、当然に模範解答が用意され、採点基準にそって採点されていると思います。ただ、採点は模範解答のキーワード採点ではなく、ある程度の幅において、様々な解答が合格基準として許容され採点されていると思います。

 

なお、唯一、模範解答のヒントは、協会が発表している「出題の趣旨」で、この趣旨にそって、与件文から材料を集め、一次知識を活用し、制約条件をふまえた解答が高得点になるのだと思います。

 

【4】2次試験の解答メソッドとは?

2次試験は、80分という限られた時間の中で解答するため、多くの合格者が独自の解答メソッドを持っていると思います。

 

その解答メソッドの原型になっているのが、予備校や書籍で使用されているメソッドです。自分なりに、情報収集して、様々なやり方を実際に試してみて、一番自分に合っているものを見つけましょう。

 

早期に2次試験対策をしていると、事前に情報収集ができるので、どの予備校を選ぶか、その予備校のどの講師に付くか。もしくは独学でどの教材を使うか、など余裕をもって選ぶことができます。

 

私の場合は、MMC直前答練の通学に参加しましたが、事前に1次試験合格発表前に定員になるという情報を聞いていたので、早めに意思決定して参加することができました。また、基本はTAC通学でしたが、7月の時点で、複数校舎を巡って、講師の生の講義を聞いて、どの講師に付くべきか決めました。

 

MMCメソッドとは?

ホームページでMMCメソッドを見ることができます。また、無料添削もやっているようですよ。私の印象としては、MMCは、手堅くヒットを打って行く戦略です。なので、習得しやすかったです。

 

TACメソッドとは?

こちらも、2時間30分の講義を無料で大盤ぶるまい大公開。私の印象としては、TACは、ど真ん中をフルスイングする戦略です。なので、当たるとデカいですが、当てるのが難しかったです。

 

8月は絶好のスタートダッシュをすることができましたが、必要なスキルの向上が間に合わず、結果として、学習期間中の演習や模試は惨敗でした。ギリギリなんとか2次試験当日まで諦めずトレーニングした(試験当日まで力は伸びます!)ことで、最終的には、何とか間に合い、事例Ⅰ70点、事例Ⅱ57点、事例Ⅲ69点、事例Ⅳ75点、合計271点でストレート合格することができました。

 

私の実体験としては、2次並行学習は4月末で終了し、5月からは一次学習に専念しました。さすがに、ずっと並行学習できるほど、1次も甘くは無いです。そんな、2次並行学習の〆に、TAC2次実力チェック模試を受験しました。今年もあるそうです。

 

長くなりましたが、以上で本日のテーマは終了です。ストレート合格を目指す人の、何かお役にたつお話ができていれば幸いです。

 

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