投稿者「 » うみの」の記事



こんにちは。6代目のうみのです。

 

7代目のメンバーが現在超多忙を極めておりますため、5月の水曜日のみ、6代目が臨時で復活しております。

来週は岡崎教行、再来週はXレイが執筆予定です。

 

先週の水曜日を担当したおとからは、「空色プロジェクト」についてお話させていただきました(私もこのプロジェクト内の案件にかかわっております)が、今回の私の記事では、診断士試験について書きたいと思います。

 

GWも終わり、ここからはあっという間に一次試験の最終追い込みに突入していく感がありますね。

 

ストレート生の皆さんにとっては特に、一次試験に集中したい時期かと思いますが、敢えてそんな時に二次試験について書きます。

 

なぜかというと、今回お伝えする内容は、「一次試験が終わってから着手するより早めの段階で意識しておきたいこと」だと考えるためです。

 

 

昨年の記事で、

「他者の思考プロセスはコピーできない」

「合格するための思考プロセスは、自分自身で試行錯誤しながら磨き上げるしかない」

ということを書きました。

 

では、その思考プロセスを磨き上げるために具体的にどのような対策を行ったら良いかについて、今回は書いてみたいと思います。

 

「他者の思考プロセスはコピーできない」ということと相反するように思えるかもしれませんが、実は

他者の思考プロセスをトレースする

ということが非常に有益な対策になると私は考えています。

以下にその理由を述べます。

 

「合格に必要なことはなにか?」という質問に対して合格者の多くが、「聞かれたことに素直に答える」と回答することはすでに皆さんもご存じのことかと思います。

 

「素直」という言葉の持つ抽象性に困惑し、

素直ってどういうこと? 自分としては素直に答えているつもりなのに…。何をもって‟素直”とするの?

と思ったことのある受験生もいらっしゃるかと思いますがそれは、

「素直に答える」の「何に対して素直であるか?(=「素直」の目的語)」を正しく捉えられていない可能性が高いです。

 

それは、

「自身の自然体な印象に対して」ではなく、

出題の意図に対して」素直である、

ということなのです。

 

しかし多くの人が、

与件文のここにヒントが書いてあったのに、解いているときは気づけなかった…

何が問われているのか理解できなかった…

という経験を持つように、誰もが自分自身の中に無意識に確立している「思考のクセ」があり、多くはそれが出題の意図を汲み取り難くしています。

 

そこで、合格者がどのように与件文や設問文を読解し、どのように出題の意図をそこから汲み取っているのかを学ぶ方法としては、合格者の思考プロセスをトレースすることが最も直接的だと考えます。

 

合格者の持っている「出題の意図を汲み取る読み方や考え方」を自分自身の思考パターンとの重ね合わせてみることで、自身の思考のクセを可視化し、合格答案を書くための思考プロセスに近づけていくことができるのです。

 

そう、合格者の再現答案を分析することで学んでいるのは、「何を書いているか」ということよりも、「出題の意図に沿って正しく読む力」なのですよね。

 

私は「ふぞろいな合格答案8」の執筆にあたるなかで、多くの合格答案と不合格答案を見てきましたが、A評価の答案はやはり、出題の意図を正しく捉えたうえで、それが採点者に伝わるような書き方で解答を構成できていると感じますし、C/D評価の答案は「自分自身の思考のクセ」の枠から抜け出し切れていないなと感じます。

 

では、その思考のクセをどのような方向に修正していくべきかで言うと、どの合格者の思考プロセスをトレースしても、最終的には王道と言ってもいい、よく言われている対策に行き着くはずです。

 

「問われていることに関連する一次知識を引用する」

「断片的な知識を並べるのではなく、多面的な切り口で体系的にとらえる」

「与件文から根拠を示し、因果を明らかにする」

「上記のことをロジカルに表現するために解答フレームを意識しながら書く」

 

これらのことでほとんど、思考のクセは矯正できます。

 

「二次試験っていったい何が問われているのかよくわからない」という状態であっても、これらのツールを意識して用いることで、「二次試験で問われていることってこういうことなんだ」という本質を少しずつつかむことができるようになるはずです。

 

冒頭で書いたように、これは一朝一夕ですぐ体得できるというものでもないので、今の時期から意識して与件文を読みこなしたり合格者の再現答案を分析したり、「ふぞろいな合格答案」に掲載されている合格者のドキュメントを読み込んでみて、合格者の思考プロセスをトレースしてみることをおすすめします。

 

実はこれって、 一次試験にも共通して言える事なんですよね。

ひっかけ問題になぜひっかかってしまうのか、何が問われているのかをなぜ読み取れなかったのか、という課題の多くは、自分自身の思考プロセスが出題の意図に沿っていないことに起因します。

なので、模試の振り返りにおいても、「自身が解答を導き出したプロセスを検証すること」が大事なのですね。

 

戦略的に自分自身を合格に導いていくために、ぜひ「自分の思考プロセス」にフォーカスを当てて、「合格できる思考プロセス」に近づけていく対策を進めてみてくださいね。

 

なお、「ふぞろいな合格答案」シリーズの最新版として、「ふぞろい7」と「8」の内容を合わせた「総集編」が今年の4月に刊行されました

(私の試験当日ドキュメントも載っております…)

よろしければご参考になさってみてください。

 



こんにちは。6代目のうみのです。

6代目のあとがきブログではゆるわだ担当で頑張っております。

 

熊本・大分県での地震、非常に不安な状態が続いていますね…。

被災地の皆様、被災地にご家族やご友人がお住まいの皆様の連日のご心労は計り知れません。

必要な支援が行き届くよう、できることを少しでもやっていけたらと思います。

そのような中ですが、2011年に制作された九州新幹線のCMが今再び注目を集めています。

このCMがオンエアされたのは3月9日。その2日後、前線が開業する前日に東日本大震災が起こり、「祝」という表現を自粛しようという意図からオンエアは中止になりました。しかし、視聴者の方がYou Tubeにアップしたことでその後も多くの人に視聴され、九州の方々の笑顔に励まされたという声が当時のメディアに数多く取り上げられていました。

このCMを手掛けた電通のCMプランナー・東畑さんは、「真っすぐな人の気持ちこそが人の心を動かす」と語られています。

支援を通して日本各地からの真っすぐな励ましの気持ちが少しでも届くことと、被災地の方々にこの当時のような笑顔が戻ってくるときが一日も早く来ることを願ってやみません。

 

支援のためにも、まずそれぞれの目の前にあるできることを一つひとつやっていくことが大事ですね。

初代JCも、診断士会の力を結集して気仙沼での復興支援に取り組んでいます。

受験生の皆様も、来年から診断士として復興支援に関わってみる、という未来の選択肢があるかもしれません。

まずは一次試験突破に向けて、今日も頑張っていきましょう。

 

本日ご紹介する合格体験記は、近くに予備校のない地方受験生で独学ながら、非常に高い自己管理能力で見事合格を果たしたなっしーさんです。

着実に実力を磨き上げ、合格に導いてくれた「捨てる勇気」とはどのようなものでしょうか?

 

———寄稿ここから———

どうも、なっしーです。北陸のT県在住。27歳。スポーツアパレルメーカーで工場管理を担当。診断士は1次、2次とも独学で学習。私と同じく地方在住で独学の方にこの合格体験記をお読み頂き、合格につなげてもらえればと思います。

 

◆受験を志したきっかけ

1.希望部署ではない北陸へ配属されたことで、将来への不安が強くなり、何らかの実績と自信を持って、北陸から脱出(転職or異動)したかったから。

2.マーケティングに興味があり、面白そうだったから。

 

◆独学を選んだ理由

1.近くに予備校が無いから。

2.通信コースは、費用対効果が小さいと感じたから。講義を見て勉強した気になってしまい、学習効率が低下する懸念があった。締め切りに迫られたりするのも嫌だった。

 

◆1次対策

TACのスピードテキスト、スピード問題集、過去問題集がお友達でした。過去問を中心に、正解以外の選択肢のどこが間違っているかを潰す感じで解きました。苦手な法務はスピテキとスピ問を徹底的に。中小は試験1か月前から一気に詰め込みました。1年目で橋げたを構築し、2年目は過去問に集中できたことが合格につながったと思います。

 

2013年1次学習時間:574時間(2012年10月~2013年8月)。情報のみ科目合格。

2014年1次学習時間:216時間(2014年2月~2014年8月)。合格!(合計362点) 自己採点時は358点で、まさか自分が1マークに泣くとは・・・と完全に打ちひしがれました。財務で救済があり、合格になったものの、一度消えた心の火をつけ直すことができず、2次初年度はあえなく撃沈

 

◆2次対策

色々な参考書を購入しましたが、最終的には、ふぞろいな合格答案、2次試験合格者の頭の中にあった全知識、TACの集中特訓財務・会計計算問題集との心中を決意。

事例Ⅰ~Ⅲは、過去問を自力で解くふぞろいの模範解答と照合反省という方法で、過去8年分を3周、過去3年分を5周。3周目以降は、60分で解き、解答骨子を早く、正確に作ることを意識。開眼したと感じたことはなかったですが過去問を解く度に、読みやすい解答へ洗練されていく感じはしていました。解く度に感じた気づきや間違えた箇所(なぜ間違えたのか)をノートに記録。この努力の結晶をファイナルペーパーとして使用。

全知識は、知識の補充というよりは、2次で不要の1次知識を整理し、アウトプットのスピードを速めるツールとして活用。

苦手の事例Ⅳは、過去問と計算問題集をひたすら解きまくりました。簡単な問題を確実に正解することを意識し、NPVの問題は捨て問にすると決めていました。

予備校の模範解答は参考にしませんでした。80分で作ったものでないし、自分には書けないと思ったので。春秋要約や写経やイケカコもやりませんでした。

模試で大事なことはできた部分、できなかった部分を洗い出すこと。初見の問題でもタイムマネジメントがうまくできたか、問題の優先順位がうまく付けられたかなど。模試では1度も合格圏内に達しませんでしたが、合格できました。

2014年2次学習時間:79時間(2014年9月~2014年10月)。評価ADBB、総合B。

2015年2次学習時間:514時間(2015年4月~2015年10月)。合格!!評価ACAA

 

◆モチベーションの維持

1.勉強記録。学習時間をエクセルに記録し、累積時間のグラフが伸びていくのが楽しみでした。週単位で学習時間を管理し、目標時間を超えたら、好物の焼きプリンを買って帰るのも楽しみでした。直前期は、累積学習時間を見て、これだけやったんだから、イケる!と自らを鼓舞するツールとして活用。

2.思い切り休む。やる気がないときは、気分転換。1日勉強しなくても合否は変わらないときっぱり割り切る。

3.合格後をイメージ。合格という目標だけでは、モチベーションが保てなかったので、合格後の姿をイメージしていました。合格して北陸から脱出!と書いた紙をトイレの壁に貼り、毎日眺めて、色々と妄想していました。

4.勉強会。機会があれば都市圏の勉強会に参加してみるとよいです。解説の内容がすっと頭に入ってくる感じがして、新鮮でした。同じく合格に向けて頑張っている方々から刺激を受け、モチベーションも高まりました。

 

◆再現答案

事例1は得点開示で87点でした。再現答案は以下の通りです。

 

平成27年度 事例Ⅰ 再現答案

第1問 特性は、①少子高齢化社会が進んでいるため、シニア層向け市場が伸長している。②海外の廉価品の輸入や代替品の登場により、競争が激化しやすい。③流行の兆しをいち早くとらえることが成功する要件となる。
第2問 理由は、①既存事業と技術難度や考え方が異なるため、専門性を発揮し、成形技術の向上と独自の組織風土の醸成を図るため。②意思決定の迅速性を高め、環境決定への対応力を強化するため。③利益責任を明確化し、効率的に経営資源の配分を行うため。
第3問 課題は、①売上の依存度が高まるため、シナジー効果を発揮できる分野へ多角化を進め、経営リスクを軽減する。②社内人員を適正に配置する。③外部との連携を強化する。
第4問 理由は、①正規社員として長期的に採用し、将来の幹部候補として育成するため。②短期思考や個人主義になることを防ぎ、社内のコミュニケーションを活性化するため。③人件費を固定費化するため。
第5問 留意点は、①組織文化の変革の面では、社長自らリーダーシップを発揮し、社員に直接、変革の必要性を説明し、納得感を高める。②人材育成の面では、外部連携の強化や公平な教育機会の付与により、モラール低下を防ぐ。

 

自己分析ですが、(予想獲得点数)

問1:機会(①、③)と脅威(②)の視点で与件文から抜き出すことができた(17/20)

問2:与件文から根拠を抜き出して、人事・組織の事例ということを意識した内容でまとめた(18/20)

問3:最も対応が難しかったため、他の受験生が書くであろう内容を①に書き、字数をなんとか埋めるために過去問で出た論点を②、③で書いた(14/20)

問 4:成果主義に関する問題は過去にも何度か出されているので、成果主義のメリット、デメリットをしっかり把握していたため、しっかり解答できた(20/20)

問5:組織文化と人材育成の視点+社長のリーダーシップとモラール向上と頻出論点でまとめた(18/20)

 

<総評>

過去問をしっかりとこなしていれば、十分対応できたと思います。

点数は各問20点と同じため、問題の優先度を見極め、解ける問題から埋めることが大事だったのではないでしょうか。

 

 

◆最後に

独学の方は、自分の学習方法とこれまでやってきたことを最後まで信じ抜いてください。その強い気持ちを持ったまま、試験当日を迎えることができれば、合格は決まったも同然。捨てる勇気を持ち、開き直って学習を進めましょう。予備校生と独学生で実力に大差は無いはずですから、自信を持って臨めるかどうかが合否の分かれ目。独学では、余計なことに手を出してしまい、遠回りになることもありますが、自分なりにPDCAを回し、改善を進めていく経験やスキルは、人生のあらゆる場面で活きてくるため、得られるものは大きいです。自信も持てるようになり、気になるあの子をデートに誘ったりできるようになります。

 

———寄稿ここまで———

 

僭越ながらなっしーさんの合格要因を私なりに考えると、

 

1.教材を絞り込み、とことん理解しつくしたこと

2.過去問を深堀りし、出題傾向を叩き込んだこと

3.合格に必要なレベルを見極め、現状とそのレベルとのギャップを実直に埋め続けたこと

 

ではないかと思います。

 

私は昨年の道場や「ふぞろいな合格答案」での執筆やセミナーを通してたくさんの受験生の方々と接する機会をいただきましたが、本当に優秀な受験生には、対策の違いこそあれ、共通項があると私は感じています。

それは、

 

自らの判断で自分に合ったツールや必要な方法を取捨選択でき、なおかつ選んだものから意味を汲み取り続けることができる

 

ということです。

たくさんの未合格体験に接してきたなかで、「少し解いただけでわかったつもりになる」ということほど危険なものはない、と私は思っています。

何度も間違えて、何度も解き直し、「何が問われている試験なのか?」を愚直に考え続けるなかでようやく見えてくることこそが、試験当日に「正しい解答」を書く力につながると思うからです。

意味を汲み取り続けることさえできれば、教材の数が人より少なかろうと、多くの人がやっている対策を捨てていようと、確実に「合格できる実力」の積み上げになっています。

 

ところで個人的にはなっしーさんが気になるあの子をデートに誘った後が気になりますが(笑)、それはさておき、自信をつけることができるというのは本当に重要なこと、経営用語で言えばまさにKSF(Key Success Factor)だと思います。

自信は、自分の中に本来あるはずの力を発揮するためのスイッチのようなものです。

それは自分を無理に過大評価することではなく、なっしーさんが書かれているように、「がんばれば絶対にできる!」自分を強く信じる気持ちのことだと思います。

その気持ちが、好きな人に声をかけることができるようになったり、社長と一対一できちんとコミュニケーションできるようになったり、会社などで意見を出せるようになったり…、すべてにつながっていくのですね。

真っすぐな思いは伝わる、と冒頭で引用しましたが、自信がつけば、自分の思いや力を真っすぐに表現・発揮することができるようになります。それが自分を変え、環境を変えていく力になるはずなんです。

そして、今こうしてこの記事を読んでくれているあなたには、自分を信じるだけの価値があると私は思います。

 

なっしーさんの書かれているように「合格後の姿」をイメージして、そこへ向かいたいという思いを真っすぐ、試験当日にぶつけてきましょう!

応援しています。

 



こんにちは。6代目のうみのです。

7代目が連日それぞれの個性を発揮した合格メソッドをお届けしており、先代としても面白く読んでおりますが、3月いっぱいは先代投稿と入れ替わりで、4月からは毎週、日曜日の更新で「平成27年合格体験記」を6代目からお届けします。

7代目の記事と合わせてご参考にしていただければ幸いです。

 

さて本日は、王道の対策を積み重ねて見事一発合格を果たしたぱろーるさんの体験記をご紹介します。

本業でお忙しい中、ぱろーるさんはどのような対策を選択されたのでしょうか?

一見、淡々と綴られている体験記ですが、そこには一発合格するためのヒントが数多く隠されていますよ。ぜひそのヒントを探しながらお読みいただければと思います。

ではどうぞ。

 

————————寄稿はここから————————

 

平成27年度の一次、二次試験に合格した47歳・国家公務員のぱろーると申します。
運良く一発合格しましたので、中小企業診断士を目指しておられる皆様のご参考になれば幸いです。

【きっかけ】

40代後半になり、何か勉強したいと考えていたところ、大学の後輩が中小企業診断士として登録した旨の報告を目にしたことがきっかけです。関心がある分野であり、後輩が一発合格したことで、少々甘い見通しのもと勉強を始めました。

 

【勉強方法】

1.一次試験

一次試験対策7科目を勉強する必要があり、特に財務会計、経済学、経営情報システムは苦手なため、独学の選択肢を捨て、欠席時の代替校が多いTACを選びました。
同時にWebフォローも申し込み、授業の前にWebを倍速にして予習していましたが、勉強時間が限られる中で有効でした。

復習はせず、代わりに講義と同じ範囲の問題集を解き、講義のペースに遅れないよう心がけました。TACでは、各科目の最後に養成答練、5月頃から完成答練、6月末か7月初めに模試というスケジュールが組まれています。
私は養成答練8割、完成答練7割、模試500点を目指し、結果的にいずれもクリアしました。自分にとって一発合格の緊張感を保つ効果があったと思います。

過去問は5年分やりましたが、合格点をクリアするには十分だと思います。なお、本試験では経営情報システムが56点と苦戦しましたが、合計459点で二次筆記試験に進みました。

 

2.二次筆記試験

一次試験から筆記試験まで二ヶ月少ししか無く、一次試験終了から筆記試験の勉強を始めては時間的に厳しいと感じ、さらに夏に人事異動が予想される個人的な事情もあったため、年末年始頃、事例の問題文を読むレベルから徐々に筆記試験の対策を始め、5月まで一次試験と並行して勉強しました。

GWにTACとLECの二次模試があり、経験を積むために受験しましたが、自宅受験とし、試験時間も気にせず、とにかく現時点で書ける解答を埋めて提出しました。結果はともかく、筆記試験を理解する上で無理して受ける価値はあります。

一次試験後は、人事異動や転居と重なり、勉強を再開できたのは8月下旬でした。9月初めの二次模試は事例Ⅳを中心に出来が悪く、TAC、LECともC判定でしたが、振り返れば自分で力がついてきたと感じたのは、9月の連休後なので、ストレート生は模試の結果に一喜一憂する必要は無いでしょう。
筆記試験では解答時間内に必要な文字数を書く必要がありますが、私は模試やTACの直前演習以外、過去問でも時間を計って原稿用紙に文字を書く練習はしませんでした。また、下書きせず、いきなり解答欄に書いていました。再現答案を作成する際、キーワードレベルしか再現できないのがネックですが、自分に合ったやり方で良いと思います。

筆記試験対策もTACのカリキュラムに従いましたが、事例Ⅳが伸びず、単発でAASのイケカコセミナーに参加しています。これは大いに刺激になり、その後も当日の問題を繰り返し解いた結果、最終的に平均レベルに上がったと思います。過去問は、苦手の事例Ⅳは平成13年度以降全問を解いた一方、事例Ⅰ~Ⅲは通勤時間中に試験問題を読み、帰宅後、パソコンでざっと解答案を書いて、模範解答と比べつつ、キーワードをファイナルペーパーに書き出す作業を続けました。
解いた事例数は過去問、模試、直前演習を通じて計80事例程度だと思います。

その他の注意点として、筆記試験は10月下旬で風邪を引く者も多く、試験会場でも咳込む者が結構いました。体調管理は大事です。私は風邪こそ引かなかったものの、試験会場では空調の冷気が頭を直撃する席であり、科目の合間に上着を着込んで身体を温めました。準備をしても予想外のことが起きますので、動じない開き直りも重要です。

 

3.二次口述試験

口述試験は遅刻せず試験会場に到着し、普通に試験官と受け答えすれば落ちないと言われていますが、念のため、TAC、LECなど4つの口述対策セミナー・模試に参加しました。実際の口述試験では、試験官2人はいずれもにこやかで、圧迫面接とは無縁でしたが、4つの質問内容はかなり厳しく、焦りながら答えていました。ただ、助け船も出してもらい、落ちることは無かろうと1月5日の合格発表を迎えました。

最後にTACに通いましたが、自主的な勉強会には参加せず、基本的に独りで勉強したため、毎朝、一発合格道場などの記事を読みながら、自分を鼓舞したことを思い出します。筆記試験から結果発表までの間はとても長く感じ、落ち着かなかっただけに、スマホで自分の受験番号を確認したときは心底ホッとしました。

難しい試験ですが、毎年1000人前後の合格者が出ていることも事実です。
最後に、受験生の皆様が一刻も早く試験を突破され、中小企業診断士の輪に加われることを祈念するとともに、これまで記事を通じて励ましていただいた一発合格道場の皆様に心から御礼申し上げます。

 

————————寄稿はここまで————————

 

ぱろーるさんの対策において特徴的なのは、文章からも伺えるこの冷静沈着さではないかと思います。

その冷静な視点が一発合格に必要なエッセンスを含んだ王道の勉強方法を導き出したのではないでしょうか。

具体的には以下のような要素が挙げられます。

 

想定外のアクシデント等で実力を十分に発揮できないリスクも冷静に見据えた上で、合格に必要な実力のラインを見極める的確な分析力

「知識を完璧に詰め込むこと」ではなく、「問題を解く力」こそが合格に必要なスキルだと看破した上での、演習や模試などの実践を重視した対策

○一次試験、二次筆記試験いずれも「弱点を潰す」ことから取り組むという正しい優先順位の付け方

 

王道こそが最適最短のルートであるということを実証するぱろーるさんの合格ストーリー。

ストレート合格を目指す方にとって大いに参考になるのではないかと思います。

 

—お知らせ—

2月末に発売されました「企業診断 3月号」(同友館)にて、シリーズ「一発合格じゃなかったかも!?道場コラム」の記事を私、うみのが担当しております。

道場歴代執筆陣がオムニバス形式で、診断士試験受験時における「私のしくじり」とそこから得られた教訓をお伝えする本連載、今回の私の記事では「他でもない、2次試験当日にしでかしたしくじり」についてご紹介しております。

よろしければご一読いただければと思います。

特に、これから初めて2次試験を受ける受験生のみなさまのご参考になれば幸いです。

 

 



6代目のうみのです。

いよいよ本日から、7代目の執筆がスタートします。

多様な受験歴と属性、キャラクターで構成された8名の執筆陣。

それぞれどんなメンバなのか、簡単ですがご紹介させていただきます。

 

◆ かおりん ◆

トップバッターは「手相観診断士」という一風変わった肩書?を持つかおりん。合格体験記はこちら
彼女のすごいところは、フリーランスのITコンサル&2児の母&その他様々な活動をこなしながら、タイムマネジメントをしっかり行って試験に合格したところです。きっとこれからの記事で、そのノウハウを惜しみなく伝えてくれることでしょう。
才色兼備でありながら関西出身らしい明るく朗らかな人柄という素敵女子。受験勉強に疲れた皆さんを温かく癒してくれること請け合いです。

 

◆ たきも ◆

1次試験:568時間、2次試験:150時間という超短時間の集中学習で見事ストレート合格を果たしたたきもさん。合格体験記はこちら
冷静沈着な自己分析強い意志の両方を持ち併せているのは、長年続けておられる居合道の精神に裏打ちされてるのかもしれません(真剣を抱え、全国津々浦々の試合に遠征されているようです。かっこいい!)。
PDCAの回し方やストレート生が抱える時間のない中での対策法など、彼女らしいシャープな視点で語ってくれるでしょう。
泰然自若としたトーンの中に独特の鋭い表現が混じる語り口調も魅力です!

 

◆ とり ◆

6代目のIT番長・おとの後任として7代目に着任してくれたとりさん。合格体験記はこちら
通学、通信なしの完全独学で2年目に合格、2次試験は一回の受験で合格というすごい方です。
ご家庭を持つアラフォー会社員という時間や学習環境の制限の中で、隙間時間学習を積み重ねて合格に近づいたそのノウハウはあらゆる受験生にとって参考になるでしょう。
その穏やかな人当たりと全体を俯瞰できる視野の広さ、円熟味を感じさせるお人柄からもきっと学ぶことが多いと思います。

 

◆ フェイマオ ◆

起業して6年目の会社役員・フェイマオさん。合格体験記はこちら
自らの会社に活かせる経営知識を身に付けたいという志を抱いて診断士を受験されたとのことです。
過去問を重視した王道の勉強スタイルで合格に着実に近づいていったその学習プロセスからは、この試験の本質を考えるヒントが多くちりばめられているはずです。
個人的には、ご自身の実務の視点からリアルに経営知識を語ってくれる記事にも期待しております!

 

◆ 碧(あお) ◆

元メーカー勤務の営業担当から専業主婦となって育児に専念した後、診断士受験を志し、見事ストレート合格を果たした碧さん。合格体験記はこちら(「tommy」というHNで登場されています)。
受け身の勉強方法では一発で合格するのは難し」と早い段階で気づき、二次対策では自ら勉強会を主催。他校の勉強会の方々とも積極的に交流し、情報や刺激を与え合いながら、「ストレート合格に必要なこと」を淡々と見極め実行された道のりは、お見事の一言です。
様々な学習ツールをどう使いこなし、自分の対策にどう活かしていくかという視点をぜひ、彼女の記事から吸収していただければと思います。

 

◆ 細川 泰志(ほそかわ やすし) ◆

6代目・岡崎と同じ本名枠で登場の細川さん。一部道場メンバ(主に私)からは「細P」という愛称をさっそくつけられてしまいましたが。
オイラ式」と冠された彼の合格体験記を読んで、6代目全員が「この人は面白い!」と確信。7代目のメンバに加わっていただくことになりました。

5年の受験対策を通して磨かれた一次知識や解答プロセス、試験分析は、独自性を持ちながらも誰より深く診断士の本質に根差していることが分かります。

彼の記事を通して、合格に必要なエッセンス、そして合格した先にも必要となる考え方を学び取ることができるはずです。

 

◆ nori ◆

彼女をご紹介する上で最もキーワードとなるのはおそらく、「メンタルトレーニング」でしょう。

合格体験記「AAAD総合A評価で不合格からのメンタルトレーニング」は全ての受験生に読んでいただきたい内容です。
3代目のひめからコーチングを受けながら、自身の本来の実力を本試験当日に100%発揮するために何が必要なのか?を徹底的に向き合い、「自分に自信がない」というメンタル面の弱みを克服し、見事合格を掴み取った彼女。
「合格に不可欠なのは、‟自己理解”だった」という一言には、予備校や参考書では学びきれない、試験対策において本当に大切なことが凝縮されています。
優しい人柄のnoriさんですから、きっと受験生の気持ちに立って、親身な視点での記事を届けてくれるものと思います。

 

◆ こば ◆

初代が提唱する「ストイック勉強法」などの道場基本理論を実直に実行しほぼ独学で一発合格を果たした、道場スピリットを誰より熱く受け継ぐこばさん。そんな彼の合格体験記はこちら
練習は裏切らない」をモットーに、ストレート生でありながら1900時間という驚異の勉強時間を積み重ね、「試験の本質」を徹底的に考え抜いて合格に近づいていった学習方法は、まさに一発合格のお手本となるのではないかと思います。
7代目の中では最年少でありながら、私からリーダーのタスキを受け取ってくれました。
熱くストイックな記事に期待しております!

 

 

本日から順番にお届けする8人8様の合格ノウハウ、ご自身に合うものをぜひ取り入れて、ご自身オリジナルの対策方法を構築されてみてくださいね。

そう、6代目として最後にお伝えできるのは…いつでも基本は「パクってカスタマイズ」ですから!



6代目が5代目からバトンを引き継いで執筆を開始したのが、昨年の2月16日のことでした。

歴代最多メンバーの13人、北は北海道から西は佐賀県までというバラバラな地域、ほぼ全員が初対面というスタートラインで一年間、更新を続けてきました。

岡崎教行の得点開示や、過去最多回数、名古屋や大阪でも開催したセミナーなど、様々な出来事がありました。

未熟なところも多々あったかと思いますが、これまでの記事を読んでくださった皆様、セミナーに参加くださった皆様、アンケートやコメントで様々なご意見やご要望・感想をお寄せくださった皆様、本当にありがとうございました。

受験生の皆さんと接することで、我々も大きく成長させていただいたように思っております。

また、一年間の活動を通して深まったこの13人の関係もそれぞれにとって大事なものとなりました。(診断士になると、こういう得難い関係を持てることが何よりも喜ばしいことだと思います)

 

来週からはいよいよ7代目にバトンを渡すことになります。

最後に感謝の気持ちを込めて、一人ひとりからメッセージをお送りさせていただきます。

13人それぞれの言葉のほんのひとかけらでも、読んでいるあなたの助けにほんのわずかでもなれたら、嬉しく思います。

 

 

◆岡崎教行◆

 

当職の個人的な見解としては、受験生である以上、中小企業診断士試験の合格は、現時点においては最終ゴール(合格した後に考えると、まだスタートラインに立っていないと感じるかもしれないけど)。

動機なんてなんでもいい、あとは、どうやってゴールをするのか、その逆算が必要。

たくさんの時間がとれるのであれば、ひたすら勉強して、質を量で凌駕するくらいの意気込み、絶対量をこなせば、合格確率は極めて高くなるはず。

時間がとれないのであれば、効率的に合格確率を高める必要がある。試験の性格上、どうしても、事例Ⅰ~Ⅲは出たとこ勝負な面が否めない。となると、事前に準備ができて、点数につながるのは事例Ⅳであることは間違いない。

税理士の先生方や、公認会計士の先生方は、中小企業診断士試験に親和性があると言われる所以はここにある。

だからこそ、当職は、事例Ⅳ、財務会計に重きを置く勉強を勧めたい。

来年、一緒に実務補習を受けましょう。

そして、実務補習で同じグループになったら、気兼ねなくお声掛けください。

 

 

◆おはとも◆

 

おはともです。

 

1年間、道場ブログを執筆させていただきました。

思えば道場との出会いは初めて受験する一次試験準備にあえいでいた2014年6月。

 

どうしても受かりたい!

そんな思いを胸に、記事を読み漁っておりました。

 

そして手にした合格という名の切符。

 

この切符を最短で手にできたのは、道場から提供されるさまざまの情報があったからこそでした。

 

 

そして、ありがたいご縁で道場執筆メンバーに加わえていただきました。

 

私にできることは「自分なりのベストプラクティス」を、できるかぎり読者の皆さんにお伝えすること。

だからわき目も振らず、ほかのメンバーが何を書いているかも気にせず、

もちろん受験校が教えるような指導法を取り入れるでもなく、

ただひたすら、私がどう問題を解いたのか、どう勉強したのか、

それだけを書き留めてきました。

 

しかし、1年も経つと受験生時代の生々しい記憶はだんだん薄れてきます。

 

だから、7代目にバトンを渡します。

 

 

診断士試験受験生の皆さん

あきらめないこと。

合格を目指し続けること。

それだは、ご自身の心に約束してください。

 

あなたはなんのために診断士を目指したのですか?

もしあなたが将来、診断士になるなら

それによりどれほど多くの人と企業を救うことができるでしょうか。

 

あなたが診断士になって活躍するなら、

それは周囲の人にも希望と働くよろこびを与えるはずです。

そして診断士として輝くあなたの姿を見て、

診断士になることを志す仲間が出てくることでしょう。

 

もしあなたが診断士になることをあきらめてしまうなら

あなたの背後にいるどれほど多くの人が

成長と発展のチャンスを失うのか、

考えてみてください。

それはどれほど大きな社会的損失なのか。

 

だったら、なにがなんでもあなたは合格するしかないでしょ。

 

最後は気合いと根性ですが、

それだけではだめです。

よく頭を使い、

外部資源を使い、

合格ラインと自分との差はどこにあるのかを見極め

それを埋めるために必要なリソースを発見し、

合格の切符を手にしてください。

 

1年後、あなたは合格の門をくぐりぬけ

新しい世界を見る歓びにあふれ

そして、希望を持って力強く

自分の足で地を踏みしめて、みちを切り拓いてゆく。

 

そんな未来を手に入れませんか。

 

1年間、ブログにお付き合いいただき

またセミナーでは私の話に耳を傾けていただき

アンケートではありがたい励ましのお言葉をたくさんいただきました。

 

皆さんの言葉を胸に、私も診断士として

さらなる挑戦を続けます。

来年は診断士の世界でお会いしましょう!

(このプレッシャー、分かります?あなたもさっさと試験に受かれってことですよ!!)

 

ありがとうございました。

それでは、今日も素敵な受験生ライフを!

おはともでした。

 

 

◆おと◆

 

道場ブログ読者のみなさま

こんにちは、おとです。

 

これがファイナルメッセージとなります。

昨年の1月に中小企業診断士に合格し、あっという間に1年がたちました。この一年を一言でいうと「空の色が変わったように見える」です。診断士合格から、4月にMBA入学、6月に個人事業主の開業と目まぐるしく生活スタイルが変わりました。

 

先日のブログでも書きましたが、初代JCの言葉を最近はよくかみしめています。その言葉は、「診断士試験合格はゴールではない。ましてやスタートですらない。」です。

 

診断士に合格しただけでは何も変わりません。診断士の合格をマラソンに例えると、マラソン大会出場に当選しただけです。今年合格した方は、その出場権を獲得した後、レースにでる準備をし、スタートラインに立つ必要があります。

 

これから診断士活動2年目に入る私は、スタートの合図の後、競技場内を一周して、これから一般道に出ようとしているころでしょう。これから、いろいろな困難や失敗が出てくるはずです。でもこの道場6期の仲間を始め、新しく出会った仲間とともに、診断士の世界を楽しみたいと思っています。

 

そして、これからは自分の空の色だけでなく、「中小企業経営者が見る空の色を変えられたらいいなぁ」と思っています。

 

最後に自分自身の生きる道を宣言しておきます。

自分自身の戦う場所は「定量分析×診断士」と決めています。この場所で、稼げる診断士を目指します。

 

1年間どうもありがとうございました。

 

おと

 

 

◆きり◆

 

 

みなさん勉強お疲れ様です。

 

まずは一年間、本当につたない文章でしたがお付き合いいただきありがとうございました。

他の道場のメンバーの方々と比べると経験も実力も少ない私ですので、「勉強の役に立った!」という記事は少なかったのではないかなと思っています。

私自身他のメンバーの記事や、みなさんからのご意見を頂いたことで、逆に勉強になったことの方が多かったです。

本当にありがとうございました。

 

最後にちょっとしたお話を。

 

 

私が診断士になってショックだったことが一つあります。

 

診断士関連の雑誌にある記事が掲載されていました。

 

「診断士になるために重要なことは何ですか?」

 

という風なお題で、「心、技、体」の中から最も重要なものを選び、理由まで書いてください、というものです。

 

 

3名の診断士(新米の方だったかな?)が回答していました。

 

それぞれの方の重要項目は「技、技、体」でした。

 

そう、「心」がなかったのです。

 

たった3名の方の解答とはいえ、これはショックでした。

 

 

こんなことをいうとバカにされるかもしれません。

 

私は、根底にしっかりとした「心」や「想い」がないと、何事も成就しないと思っています。

 

ましてや、人や会社のことを考えて行動する必要がある「中小企業診断士」には「心」ってすごく重要なものだと思いませんか?

 

みなさんはこれから一生懸命に勉強をされ、診断士になられるのだと思いますが、大事な大事な「心」(想い)を忘れないようにしてください。

 

これは勉強の最中もそうですが、合格してからもです。

 

みなさんの想いが成就することを心より祈念しております。

 

本当にありがとうございました。

 

 

きり

 

 

◆紫雲和尚◆

 

前回のブログでも書きましたが、このブログのなかで、2次試験での文章としては、一番役にたたないようなブログに1年間おつきあいいただきまして、本当にありがとうございました。

 

この紫雲和尚、というネームも某メディアで有名になりすぎてから、暫く封印をしておりましたが、それもこのブログで復活させていただき、私自身感慨深いブログとなりました。

 

皆さんに感謝いたします。

 

さて、ここでモットモラシイ訓戒を垂れる・・・ということはしないで、このブログを読んでいらっしゃる2つのカテゴリーの方に向けて真面目なメッセージを。

 

①未合格者の方々へ

このブログの主要顧客でもあります、皆さま方、いつも有難うございます。

私自身このブログを受験時代に読んでかなりのインスピレーションを得させてもらいました。

そこから得られた教訓

・自分の頭で考える(例えば、パクッてカスタマイズのように、「カスタマイズ」=自分で考えることが大事、勉強法も、解法も。

・この試験はあくまで通過点であって、この試験を合格後、勉強すること、得ることはたくさんある、私自身財務の奥深さにシビレることしばし!

ということ、けっこう繰り返ししてますが、ぶれずにこの2つを最後のメッセージにしたいと思います。

 

②合格者の方々へ

私、いまこういうことを考えてます。

・知らないことで損をしている、特に社長さんはいっぱいいる。それを中小企業診断士という頭脳集団の集合知で救うことをしていきたい。

・それと、中小企業診断士というネームバリューの向上にも寄与したい、私は職業柄よく社長さんにはお会いするけれど、その資格を知っている人は、半分くらい。。。必要としている人は世の中にたくさんいるのに、それを知らずに、大変なことになっている人をなくしたい。

 

簡単に言えば、言葉は悪いのですが

 

「啓蒙」

 

ということによって、世の中を明るく出来たら、なーんてえらっそうなことをもうします。

 

それの「種まき」としての、診断士受験指導もありなのかな、なんて、1年前よりは、ややこうした受験指導も許容できるようになったのかもしれません。

 

ということで。最後の打ち上げ花火を。

 

いきなりですが告知です。

 

6代目のあとがき

 

というブログを作ってしまいました。2月6日22:13現在「ガワ」だけの状態ですが、多分6代目のお仲間、また愛すべき名古屋の診断士仲間が手直しをしてくれることでしょう。

ま、それをしなかったら、和尚の個人ブログになるだけの話で。。。(出きる限りそれは避けたいので、6代目の皆さん、よろしくお願いしますよ!)

 

私、既に一発投下して参りました。

 

ここでは、ゆるーく自分が思ったこと、診断士の活動報告や、(6代目の仲間では話題となった)和尚と優乃のbefore・afterのリレー小説なぞも考えております。

 

当然、きり・なごラインの熱い受験生に向けたメッセージや考え方なども、掲載できていけば。。。と思います。

 

それでは皆さん、1年間どうもありがとうございました。

 

 

◆なご◆

 

学びの方法は人それぞれでありますが、長い道のりであることに変わりはありません。そして学びの蓄積は、診断士活動に必ず役に立ちます

そして何より、何年か後の自分が過去を振り返ったとき、その学びが人生の転機であったと胸を張って言えるときがくるでしょう。

今は大変ですが、頑張ってくださいね。そして同じ診断士として活躍できる日を楽しみにしています。

 

◆ぽらーの◆

 

道場読者の皆様、1年間ありがとうございました。

 

「お世話になった道場への恩返しと受験生の役に立ちたい」という思いから道場に参加し、これまで活動してきましたが、受験生の皆様にどこまでお役に立ていたのかが不安です。

また、自分の力不足やふがいなさに、正直、自己嫌悪に陥ることが多々ありました。執筆の期限がせまる都度「受験生に役に立つとはどういうことか?」ということに悩み、夜な夜なパソコンと向いあったというのが道場活動における私のエピソードです。その答えはまだ見つかっていませんが、正解などはなく、人それぞれに思うところを表現すればそれでいいのではないかと最近では考えております。

 

道場を通じた数々の貴重な出会いがあり、苦手だったITリテラシーも少しは向上した(?)、文書を書く力がかなり向上した(?)など、自分にとってはメリットが多く、これらの点で道場6代目に参加して本当によかったと思います。

 

何のために診断士を目指すのか?」目的は人それぞれで、人様に迷惑さえかけなれば、その目的は何であっても良いと思います。

 

診断士取得後も自分次第。

 

 受験生の皆様が日々の学習の中で気づきや学びを大切にし、「診断士を目指して本当に良かった!」と思えるようになれば幸いです。

 

日々の学習を楽しみましょう♪

 

では、また。

 

 

◆まる◆

 

1年間、ありがとうございました。

 

この1年間、それぞれの方それぞれに、

変化や転機があったかと思います。

 

私は、約1年前に合格し、診断士に登録してもうすぐ1年ですが、

この1年は、これまでの社会人生活のなかでも

かなり濃い1年でした。

 

振り返ってみると、身を置く環境がどんどん変化して、

1年前に「頑張ればやっと少し手が届くかも・・・」と感じていた場所や仕事が、

今では当たり前の場所や仕事になっている。

「やってみたい」と思っていたことがどんどん叶っていく。

そして同時に、診断士活動を通じて、

周りの方にたくさんの刺激を受け、たくさんのフォローを頂きました。

 

これからスタートを切る方、また来年チャレンジする方、

決して楽なことばかりではないと思いますが、

ひとつひとつ積み上げてきたことは決してムダにはなりません。

みなさんそれぞれが、(いい意味で)いろんなことを踏み台にし、

ご自身の目指す道へと向かってください!

 

 

そして、そのツールのひとつとして、この道場も活用して頂けると嬉しいです。

 

ありがとうございました!

 

 

◆Nico◆

 

読者の皆様、一年間、私の駄文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

 

一年間の執筆を終えての感想を簡単に書かせて頂きます。

 

はじめに、「言いたいことを正確に伝える」というトレーニングをしたことがなかった自分にとっては、この一年間の執筆は苦悩の連続でした。

直前まで何も思い浮かばなかったり、書いては消すの繰り返しで、執筆当日は一睡もせずに出社することもあったりと、本当にタフな日々でした。

それでも、6代目のメンバーのみんなで、タスキを繋いで完走することができ、また、今度は7代目にバトンタッチすることができて、今はホッとしています。

 

また、東京で実施した一次・二次・口述のセミナーの運営を中心に担当させて頂きました。中でも夏の二次セミナーで、プレゼンをさせて頂いたことは非常に良い経験となりました。お越しいただいた皆様、ありがとうございました。

 

思えば、5年前に経営企画に在籍していた頃、学歴のない私が何か知識をつけるためにと思って、中小企業診断士のパンフレットを受け取ったことが始まりでした。そこから一発合格道場のブログを知って、セミナーに参加して、3年間かかって合格できて、まさかその道場で執筆までさせてもらえるとは…。

5年前には、全く思ってもいませんでした。本当に人生はわからないものですね。

 

あと、よく質問で聞かれる「診断士になって何か変わったことは?」について触れておきたいと思います。

結局、診断士の資格を取って、一番変化したことは自分の気持ちじゃないかと思うんですよね。

これまでの自分の生き方は、「会社に依存する人間になりたくない!」「こんなアホな自分を何とか変えたい!」など思う気持ちがありつつも、普段の惰性の生活からなかなか抜け出せずにいたんです。

でも、診断士という資格に出会い、高い目標にチャレンジして獲得するまでの一連のプロセスを通じて、自分に自信が持てるようになり、何事も前向きに考えることができるようになりました。

今も「自分のなりたい姿をイメージし続ければ、必ずその方向に近づく」と信じて、新たなチャレンジをしています。

 

皆様がGETしたいと思っている、診断士の資格は決して簡単な試験ではありません。この高い目標にチャレンジすることだけでも本当に凄いことです。

しかし、チャレンジした以上は、例え何年かかろうが、どれだけ苦しかろうが、絶対に勝ち取ってほしいと思います。

 

その先に必ず、今よりも自信に満ちた自分が待っていますし、もっと充実した日々が待っていると思います。

 

最後にNicoからテンションの上がる動画をご紹介して、メッセージの締めとしたいと思います。Nicoの大好きな、サッカー日本代表の本田圭佑の名言集です。

 

本田圭佑の言葉

 

 

◆mya◆

 

皆様、一年間、中小企業診断士一発合格道場@6代目をお読みくださり、ありがとうございました。

 

myaです。

 

ちょうど一年前、合格した頃、私は「試験に合格して、登録された人」が診断士だと思ってました。

 

でもそうではありませんでした。診断士というものを見誤っていたのです。

 

 

診断士は、走らずにいられない、動きを止めることができない、やらざるを得ない。

形作らずにいられないし、話を聞かざるを得なければ、人に伝えざるを得ない。

どこかに定理を見つけずにはいられず、それがどこかに当てはまらないか探さざるを得ない。

息をするように夢を紡ぎ、人々に語り、人を、会社を、街を、動かさざるを得ない。

 

それはまさに雨が降って川が流れ、海になり、また雨となるような、あまりに自然なことなのです。

 

この一年間で、そういう人が診断士なんだと気付きました。

試験合格は診断士の要件ではありますが、定義ではないと気づいたのです。

 

だから試験合格していなくても立派な診断士の方はお見えになられますし、その逆もまた然りです。

 

そういう意味では、私は、まだまだ診断士ではありません。

 

でも、それでも、要件を満たしたからこそ見える世界があり、出会いがあり、触れられる機会があります。

 

それは本当に眩しくて、楽しくて、とても素敵なものです。

 

「いつか、自分も向こう側に」

 

その想いだけで、今までも、これからも走り続けられる気がしています。

 

 

これが私、mya@道場6代目から皆さんへの最後のメッセージです。

 

 

 

みんなもこっちきて、遊ぼう!

 

 

◆tomo◆

 

1年間拙い文章ではありましたがお読み頂きありがとうございました。

私はこの道場に参加させて頂いたのは、自分自身多くの勉強仲間に恵まれる中で合格者の先輩方の等身大のご意見をお聞きすることがとても心強かったので、そんな合格者として等身大の視点で受験生の皆様を応援したいという想いでした。

また、この診断士試験は、1つの資格試験ではありますが、合格したことで私の人生が大きく変わりました。

自分自身の確固たる自信がつき、素晴らしい皆様との出会いの幅も格段に広がり、見える世界が180度変わりました。

そんな体験を是非皆様にもしていただきたく、力不足ではありますが、強い想いで応援させて頂きました。

今後受験される皆様が合格して、一緒に活動の幅を広げられる事を心より楽しみにしております。本当に頑張って下さい。これからもいろんな場で応援させて頂きますので、またどこかでお会いできるのを楽しみにしております!

 

 

◆Xレイ◆

 

半年後には1次試験
さらにその先2次試験
やるべきことを見極めて
それを妥協せずにやる

決して近道などは無い
急がば回ることも無い
自分の信じるその道を
ただ真っ直ぐと進むだけ

日々の学習そして試験本番、悔いの残らぬようがんばってください。

 

 

◆うみの◆

 

試験勉強が辛かったら、一度気持ちを真っ白にして、「試験を受けてもいいし、受けなくてもいいんだ。」と考えてみましょう。

その時にどう感じるかが、きっとあなたの本当の気持ちです。

勝ち負けではなく、あなた自身の思いのままに生きることが、あなたの人生において何よりも大切だと私は思います。

 

そのうえで、それでもやっぱり、診断士になりたいと思ったら、覚悟を決めてやり抜きましょう。

どうしていいか分からないことがあったら、いつでもここで私たちに声をかけてください。

 

最後に。

いつかのOpen Dayのコメントで、「ここで偉そうにブログを書いている人たちって、診断士としての仕事をしてるんですか?」という趣旨の指摘をいただいたことがありました。

私はそのコメントを読んだ時、半分的を射ているけど、半分は外しているなと思っていました。

(的を射ている部分については本当に診断士の仕事をしていないという意味ではなく、なごのこちらの記事の「皆が診断士としてまだまだ成長の途中の状態である」がよく代弁してくれています)

 

目の前にいる誰かのために自分の持てる何かを差し出したいと願い、行動すること。

診断士資格という手段を使おうが使うまいが、自分の存在する世界をより良くするために貢献しよう、という根源は一緒だし、そこに貴賎や優劣を問うている限り、何ひとつできないように私には思えるのです。

これって、開かない扉を押したり引いたりするような作業です。

本当に開くのかなんてわからないし、その先になにがあるのかわからない。

四苦八苦する姿を冷ややかに眺めながら、そんなことやっても意味ないよとか、そんなやり方は未熟だ、と批評する人もいるでしょう。

それでも私は扉を開けようとする人でいたいし、扉を開けようと頑張る人のそばにいたいと思います。

諦めない人だけが、行動を続ける人だけが、その先に行けるのだと信じているからです。

診断士を志す全ての人の前にある扉がいつか大きく開けることと、その扉の先がより良き世界、あなたのより良き明日につながっていることを願って。

 

 

一年間、本当にありがとうございました!

 

 

明日夜の記事では、次代執筆陣・7代目のご紹介をさせていただきます。

6代目以上に個性派で、熱い想いを持ったメンバーです。

どうかご期待くださいませ。



こんにちは。

先日、再来週から執筆を開始する7代目を囲んでの飲み会を催したのですが、その時にオフラインでは初対面となったかおりんから、「うみのさんって女性だったんですね。記事の書きぶりから男性かと思ってました…ごめんなさい!!」と言われたうみのです。

実はそれは意識してそうしていたので(ネット黎明期だったころからずっと色々見てきた身としては「女性でーす」みたいな書き方をすればそれだけでPVを稼げることはよく知っていますが、それはなんだか下駄を履かせてもらってるような感じがして好きじゃないという無駄に依怙地な理由で)、何も謝ってもらうようなことはなく、むしろありがとうという気持ちなのですが(笑)。

 

そんなどうでもいい話は置いて本題に入りますと、この一年、道場や「ふぞろいな合格答案」などの活動を通して、数十件の開示得点を見る機会がありました。

それを通して、私の6代目としての最初の記事で書いたような、「この試験って一体何なの?何を問われているの?」ということを改めて考え直す機会があったので、今日はそんなことについて書こうと思います。

 

この一年私は、道場ではなるべく受験対策に沿った記事だけを書こうと心がけており、あまりこの手の観念的な話は書くつもりがなかったのですが、もうこれで最後ですし、昨日のなごの記事に刺激を受けたことと、少し前に別のブログで「診断士という資格の本質って何なの?」という記事を書いたところ「道場にも載せたらいいのに」と言われたこともあって書いてみてもいいかなと思った次第です。

 

さて、開示得点を見ていく中で最も意外であり、この記事を書くきっかけになったのは、「合格者の成績におけるオールA合格の少なさ」です。

もちろん数十件程度のサンプル数では全体の定性など導けるわけもないですが、模試で常に上位をキープしていたり2次試験に関してはかなり対策を重ねてきているような人でも、4事例通して優等生、という人は非常に少ない印象を受けています。

 

肌感覚としては、A評価の数は、4事例のうち2つ、くらいが合格者の平均に近いのではないかという印象を持っています。

 

また不合格者の開示得点も含めて見てみると、点数としては、50~60点が受験者のボリュームゾーンではないかと感じています。恐らくこのあたりに正規分布の山があるでしょう。

 

オールAを取るような「受かって当然」の優秀な受験生はさておき(もちろんそれだけでは合格率20%には決してならないので)、その下のボリュームゾーンにいる受験生の中で合否を最終的に分ける要因は、

 

「どこかで荒稼ぎして底上げする」

「40点以下を作らない」

 

の2つに尽きるのではないかと私は思っています。

即ち、40点以下(D判定一発退場)を食らわないようにして、得意事例で70点前後の荒稼ぎをし、トータル240点以上を目指す、という戦略です。

 

その中でも、事例I、III、IVは比較的70点以上を取りやすい事例なのではないかと感じています。

特にストレート生は、対策の質や量が本試験の点数に反映されやすい事例IVで手堅く得点していく戦略が大事だと思います。

IIは近年の傾向から言うと勝負の分かれ目になりやすい科目かなあという印象を受けています。(今後の傾向の変化でどうなるか分かりませんが)

 

かといって、目標を下方修正して良いというわけでもないと思います。

なぜならば、40点以下を取らないことを目指す、と言うとかなりハードルを下げたかのように見えるかもしれませんが、これは実はかなり難しいことだと感じるからです。

得意事例のはずなのに、多くの受験生が解答できた設問で大きく題意を外してしまったなどの「事故」を起こしてしまい、40点に届かなかった…という声は毎年多く聞くからです。

おそらく本試験は、70点レベルの解答を目指してようやく50~60点を安定して取ることができる、くらいの難易度なのではないかと思います。

やはり、4事例通してオールAを目指す、という取り組み方は正しい戦略であると考えます。

 

 

そして70点レベルをどう目指すのか、を対策面から考えると、やはりこれまで繰り返し書いてきた

 

「与件文のストーリーから題意を汲み取るトレーニングをする」

「分かりやすく因果と根拠を用いて分かりやすく答える解答フレームを持つ」

 

という2つが肝要なのは変わりないと思います。

 

開示得点で試験が大きく変わる、ということもよく言われていましたが、27年度の試験を見ても結局新しいことはあまりなく、受験において大事なことはこれまで議論されてきたこととそんなに変わらない気がしています。

 

そして、こういう議論のなかでよく耳にするのが、こうした試験制度や対策のあり方そのものが「中小企業の診断・助言をする専門家」を認定する仕組として本質的なのかどうか?という疑問です。

 

私はこの手の疑問が出るたびに「こんなの、あくまでもペーパーとたった一度の面接だけで量るしかない試験なんだから、構造的に限界があるのは当たり前じゃん」といつも思っています。

 

試験では1次7科目、2次4事例通して平均60点を合格ラインとしていますが、それは「中小企業診断士という資格を得るための最低ライン」であって、診断士として活躍できるかどうかはまた別の話です。

それは新卒採用と同じようなもので、「ポテンシャル採用」に過ぎないと思っています。

 

試験に合格して資格を取得する事と、その資格を使いこなすことは全く別の次元の話なわけです。

だからこそ、初代JCも、「診断士試験合格はゴールではない。ましてやスタートですらない」と語っていたのだと思います。

 

その一方で、試験に合格しなければ何も始まりません。

であれば、どんなに不合理に感じることがあろうと、試験のルールを理解し、その中で勝負するという心構えが大事だと私は思っています。

 

では、診断士としての本当のスタートラインはどこにあるのでしょうか。

私はそれについて、最近こんなことを思っています。

 

私が今お手伝いをしている先輩診断士の方で、受験生時代からすでに勤め先を辞め、診断士となってからは瞬く間にコンサルティング業としての自らのドメインを確立し、現在100社を超える企業から相談を受けている方がいます。

その先輩に先日会って話をしていたのですが、

 

「社長や中小企業を助けたい、と語る診断士はすごく多い。そんな時、俺は、人を助けたいならまず自分の身を立たせてから言えよ、といつも言ってる」

 

また、私は自身の本業でよく医療関係の人に取材するのですが、先日、とある作業療法士の方がこんなことをおっしゃっていました。

 

「人を助けたいと思ってこの仕事を選ぶ人は多いです。しかし、まずその前に自分自身が社会的にも精神的にも自立していなければ、必ずその難しさの前に挫折して去っていきます」

 

私もこれに似たことをかねがね思っていたので、ああ本当にその通りだなと改めて思いました。

自分の人生を価値あるものにしたくて人を助ける、というのはきっと順序が違っていて、人を助けることが、自分自身を助けることの手段になってしまってはいけないのだと思います。

最初のきっかけとしての動機はそういうことでも良いと思うのですが、それだけでは本当には人を救えないし、それを続けることも難しいのではないかと考えています。

 

私は職業柄、数百人を超える人を取材してきましたがいつも思うのは、人は経験したことしか本当には語れませんし、知識では人の心を動かすことはできないということです。

だからこそ、専門的知識と思考力の証明にしか過ぎない診断士資格は、やはりゴールでもスタートでもなく、ただの「手段」だと私は思います。

 

どう使うかは、自分次第。

もちろん、それだけが絶対的に正しい手段とは限りません。

その手段が正しいのかどうかは、「目的」に沿って選ばれることで初めてわかるものだからです。

 

自分の目的が何なのか。

診断士試験は、それを問い直すための小さなきっかけなのだと私は思っています。

私自身は、恥ずかしながら単純な知的好奇心だけで診断士試験を受験したのと、もともと今の仕事が自分の天職だと思っていたので、独立したいとかコンサル業をやりたいという考えはほとんど持っていなかったのですが、この一年を通して、普通に生きていたら絶対に出会えないような人、様々な中小企業の社長と出会ったことで、自分が何をして社会にコミットしていくべきかを改めて深く考えるようになりました。

そういうタイミングだったのか、公私ともに転機を迎えることになり、今までと違った道を選ぶことになりそうです。

 

あなたの目的はなんでしょうか?

それを定義することが、おそらく本当の「スタートライン」なのではないかと私は思っています。

 

何であれ、今の学び、今の経験が、すべてあなたの目的に向かっていく道であることを願っていますし、私も自分の目的に沿った道を自分で選んでいきたいと思います。



こんにちは、うみのです。

連日、合格体験記をご紹介していますが、皆様のご参考になっているでしょうか?

私自身も受験生時代は、不安な時ほど合格者の体験記を読み漁ることにしていました。

勉強方法を参考にすること以上に、合格に向けたイメージトレーニングや、正しく努力をすれば必ず合格するんだという意欲付けにおいて非常に有効だったと今振り返っても思います。

体験記の言葉のひとつひとつが、「私も絶対に合格して、こんなふうに合格体験記を書きたい」という想いを強くしてくれたと感謝しています。

本日ご紹介する合格体験記は、「勉強が大嫌いだけど、合格するまでの3年間、諦めずに挑み続けた」という獏さんです。

どのように勉強を継続する意思を持ち続け、どのような敗因分析をして合格を勝ち取られたのでしょうか。

 

——————————寄稿ここから——————————

 

【自己紹介】

HN:獏と申します。某コンサルファームにてコンサルタントをしております。

私が中小企業診断士を目指した理由は、以下の2点です。

1)コンサルティング能力の構築により、コンサルタントとして確固たる強みを手に入れる(短期的理由)

2)今後のキャリアプランにおける、能力の客観的証明の取得(長期的理由)

※受験理由は人それぞれだと思いますが、「中小企業診断士を獲りたい理由」を念頭に置くと、モチベーションの維持に繋がると思います。

【受験歴】

私は学習開始から最終合格まで丸3年かかっています。詳細は下記の通りです。

<詳細>
1年目:1次試験 合格、2次筆記試験 不合格
2年目:1次試験 免除、2次筆記試験 不合格
3年目:1次試験 合格、2次筆記・口述試験 合格

 

【勉強方法】

 

<勉強開始前・準備>
勉強開始にあたっては、予備校利用or独学の判断から始まるわけですが、自分は迷わず予備校(通信)利用を選択しました。

理由は、予備校利用の方が、下記のようなメリットがあると判断した為です。
・(特に1次試験について)膨大な勉強範囲を適度な量にまとめてくれる。
・わからない事を適宜質問出来る。
・スケジューリングやモチベーション維持的な役割が期待出来る。

また通信にした理由は、以下の通りです。
・通信のほうが安い。
・通学の手間がない。
・自分が「1人でコツコツ」やるのが好きなタイプだった。

学習方法の選択は、今後を決める大きなポイントですので、じっくり自分に合った方法を選択するのが肝要と思います。

<1次試験について>

私の方針は、科目合格を狙わず、7科目一発攻略を目指す事でした。
(私は勉強が大嫌いなので、勉強期間は出来るだけ手短にしたかったのです)

そこで私が心がけた事は「予備校にすがる」。とにかく予備校の課題をきちんとこなす事を心がけました。多くの予備校の講座は、要点が纏まっている上、豊富な問題集・解説が揃って居ると思いますので、基本的に指示に従えば心配ないと思います。

とはいえ一般的な感覚で言えばそれでも学習量はボリューミーですし、私の場合7科目の殆どが初めて学ぶ事ばかりでしたので、知識の習得は困難を極めました。しかし、適格なスケジューリングのおかげで、投出さずに最後までやりぬく事が出来ました。

尚、予備校は、
・1年目はクレアール通信
・2年目は免除なので勉強せず
・3年目は独学
でした。

私の場合、1次試験は2回受けて2回とも受かりました。7科目受験は、量的には大変ですが、科目毎の難易度のブレを勘案するとリスクヘッジという意味で最適な手段ではないでしょうか。1次試験は、”7科目平均すると” 60点くらいに落着くように作ってあるように思います。この辺りは皆さんの作戦もあると思いますので、一概には言えないですが参考までに。

<2次試験について>

2次試験でも「(またしても)予備校にすがる」方針で行く事にしました。予備校の指示に従い、必死に学習を進めました。

加えて、過去問も出来るだけ解きました。しかし周知の通り、過去問は回答が公開されていません。これは本当に困りました。
というのは私、
1)ゴール(=あるべき姿)を明確にし、
2)今の自分とのGAPを洗出し、
3)GAPを試験当日迄に出来るだけ埋める方法を”超”考える。
…という流れで勉強する事が多いのですが、この2次筆記試験は1)がどうしても不明瞭になります。必然的に2)も3)も不明瞭になってしまうのです。

ここで役立ったのは、やはり合格者再現答案でした。少なくともそのレベルの解答をかければ合格する訳ですから。よって、ふぞろいシリーズはかなり読込みました。(絶版になっているものに関しては国会図書館まで出向いて入手しました。)

成績の変遷ですが、下記の通りです。
・1年目→ABBBの総合Bで不合格
・2年目→CDBBの総合Cで不合格
(※猛勉強にも関わらず前年より成績が落ちた為、心が複雑骨折しました(笑))
・3年目→ABABの総合Aで合格

事例1・3は得意で、事例2・4は苦手、という認識だったので、合格年も認識通りの得点で合格出来た事になります。

尚、予備校は、
・1年目はクレアール通信
・2年目はMMC通信
・3年目はTBC通信
でした。

尚、1年目と2年目の敗因ですが、自分は下記のように分析しました。

<2次筆記試験・1年目の敗因と対策>
1)揺さぶりに動揺した。(200%定率法で爆死しました)
2)「組立てる」→「書く」の力が弱かった。
3)事例4が苦手。
→よって、確たる回答作成メソッドと手厚い事例4対策があるMMCを次の予備校として選択。

<2次筆記試験・2年目の敗因と対策>
1)1次知識があやふやだった(1次試験を受けなかった為か、PPMが頭から吹き飛んでいました)
2)「運」が悪かった(汗)
→よって、1次知識を的確にまとめた「抽象化シート」を活用するTBCを次の予備校として選択。「運」に関しては、”試験をライフワークと捉え、『受かるまで』やり続ける事”でいつか心願成就すると信じ、日々神様に祈った(※半ばヤケクソ)。

こんな感じです。

とてもつらい作業ですが、敗退の度に、敗因を言葉に出来るように分析する事が肝要だと思います。残念ながら2次試験に敗退した人は、この点をご一考いただければ幸甚です。

【受験生へのメッセージ】

これから受験する方にお伝えしたい事は、「諦めるな」という事です。

振返って思うのですが、恐らくこの試験は「回数を重ねれば必ず受かる試験」です。正直、私は何度も撤退を考えました(特に2年目)が、諦めず挑戦し続けた事で、最終合格に辿着く事が出来ました。皆様も意志ある所に道は開けると信じて、挑戦し続けてみて下さい。

きっといいことが待っていますよ。

 

——————————寄稿ここまで——————————

 

獏さんもそうですが、合格した人の言葉にとても多いのが「運の要素が少なからずある試験だ」というものです。

それには様々な要因が複雑にあり、自分の力でコントロールできるものがすべてではないと思います。

けれど、獏さんのように、

・敗因を自分の言葉で明確にし、やるべきことを導き出す。

・たとえ心が複雑骨折を起こしても、頑張り続ければ受かると思って、諦めずに挑戦し続ける。

これらができていれば、「運」は必ず、自身にとって最適なタイミングで訪れるものだと思います。

前を向き続けている限り合格に近づいていると信じて、やり抜きましょう!

その先には、やり抜いた人にしか見えない景色が広がっていますよ。

 



 

こんにちは、うみのです。

あっという間に、1月ももう半ばですね。

本試験までの学習計画はもう立てられましたか?

年や年度の切り替わりは、自身の進捗状況や中期的な計画を見直すよいタイミングです。

ぜひ、一度ゆっくり時間をとって、今後取り組むべきことを明確にしてみてくださいね。

 

本日も合格体験記のご紹介です。

ほぼ独学でストレート合格を果たしたという、こばさんです!

ストイックにご自身を追い込み、徹底的に試験の本質を考え抜いたというその勉強方法、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

———————-寄稿はここから—————————-

 

 

はじめに

こばと申します。28歳男性、広島県出身。趣味は野球と筋トレ。勉強は大学受験ぐらいしかまともにしたことがありませんでした。

 

【基本情報】

合格までの年数:1年
合格した年度:平成27年度
学習開始した時期:平成26年の10月~
一次対策期間:10ヶ月間
二次対策期間:8月まで38日+8月~11週間
一次勉強時間:1400時間
二次勉強時間:約500時間
8月までに100時間。その後は計測をやめたので概算、1日平均5時間+αで400時間。
年代:20代

 

(1)診断士に挑戦した理由・きっかけ

理由は、難関資格を取得して客観的に頑張った証を手に入れたかったからと、資格を取得し新しい世界に踏み入れたいと考えたから。

 

(2)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

学習開始時の知識、システム関連とSQL
保有資格、販売士2級、エコ検定

得意科目:財務会計、運営管理、情報システム、経済学、事例Ⅳ
不得意科目:経営法務

 

(3)学習スタイルとそのメリット・デメリット

基本スタイル:
練習は裏切らない。
休まず、毎日ストイックに勉強する。
効率的に短時間でとは考えませんでした。
試験当日に頼れるのは勉強量しかないと思っていたため。

メリット:
試験当日の自信がわく
毎日の鍛錬で体力・精神力が強化される

デメリット:
特になし

 

一次:独学

二次:MMCの模試3回と直前答練

一次独学のメリット:
初期費用が安く、その分をいろいろな問題集の購入費用にあてられる
時間に融通がきき、予定を入れやすい

デメリット:
勉強仲間の不在
試験最新情報の不足
法務や中小の最新問題対策が難しい

 

二次MMCのメリット:
3月から最速で二次対策模試が受けられる
アドバイス付きの素早い答案返却(翌日)
少人数のため、解説講義で質問しやすい

徹底的に型にはまることを教えるため、解答のブレがなくなる。

デメリット:
費用が高い

 

(4)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

一次・二次ストレート
一次、週35時間で合計1400時間
平日、朝2時間、夜2時間+α
休日、8~12時間
野球、筋トレ、飲みの間や終わった後も勉強し、早起きして時間を作りました。
勉強するとストレスが少なからず溜まるので、週3は飲みに行っていました。飲みに行って日付が変わることはちょくちょくありましたが、必ずいつも通り早起きをしていました。

二次、合計500時間ぐらい
3月、5月の模試
問題の解き方を感覚で掴むのに役立ちました。模試対策で100時間
8月からの本格的な二次対策に勉強時間は関係ないと思い計測を止めました。

 

(5)合格までの学習法

①一次

基本戦略:7科目の学習を常時回転させ、全ての論点を網羅する
全教科で80%を正解できる実力をつけ、本番で80%の実力を発揮し合格する。80% × 80% = 64%で合格

 

一次の勉強スケジュール:

<導入期 10月~>

全教科スピテキとスピ門を数回転と過去問チャレンジ
試験の全容を把握するために年内に全範囲を一通り押さえました。

 

<強化期 1月~>

過去問完全マスターで各教科の理解を深める、最新版が無いので14年版を使用

過去問を縦解きすることで、各論点でどのように問われるのかを理解し、各教科の習熟度を高めました。

 

<演習期 5月~>
ゴールデンウイークにレック模試444点
週末2日間で過去問7科目によるセルフ模試

また、6月からは不合格リスクを減らすため、幅広く勉強使用とビジネス法務など中小の問題集以外にも取り組みました。しかし、これが歯車を狂わす結果になったような。

 

<直前期 7月~>
7月は模試3社タック、大原、レック
タック模試で法務が34点の足切り、経済が48点を叩き出しかなり焦る。

 

模試の結果がいまいちで、尻に火がつきました。このままじゃマズい!こんなに勉強していて一次試験で落ちる訳にはいかない。気持ちは焦りながらも、法務・経済に注力しつつ、一日目と二日目教科に分け2日間で回していました。特に法務は地道に過去問や模試で論点になった事のポイントを整理し、単語帳アプリで暗記。他の教科はスピ門・過去問・一問一答アプリで総復習し、試験までに仕上げました。

 

②二次筆記

使用教材など:
事例攻略のセオリー
ふぞろいな合格答案シリーズ(総集編1、2と通常版の7、8)
MMCの過去問14年分
道場記事、ふうじんさんの記事をよく読んでいました。特に14年のラスト5週シリーズは大変参考になりました。

 

ニ次の勉強スケジュール:

<導入期 1月~>
一次合格で終わりではないので、早めに対策を始めました。事例攻略のセオリーを基にどう考えて記述するのかを分析しました。
二次試験がどういうものかを知るために、3月のMMC模試を受ける。
全然二次試験がどういうものかわからず、何を書けばいいかわかりませんでした。空欄もあり、模試の点数も全然ダメでした。

 

<強化期 5月~>
クリティカルシンキングの本から論理的な思考法を学び、過去問チャレンジ、ふぞろいで採点を4年分多面性とは何かを考えて解答作成していました。また、事例Ⅳ対策のためにイケカコもやりました。少しコツが掴め、解答が形になり模試の点数もあがりました。

 

<演習期 8月~>
MMCの答練を受講。
ここで解答の金型を学びました。
過去問14年分の読み込み
過去問の与件のクセや解答の方向性を分析
道場過去記事の読み込み、特にふうじんさんの記事を読んでいました。

 

初期から二次対策をしていため、一次との違いに戸惑うこともなくスムーズに勉強を移行できました。しかし、字の雑さがハンパなく、丁寧な字で答案を記入できるようになるまで、かなり時間がかかりました。マス目のどこに記入し、どれくらいの大きさだと綺麗に見えるかを研究しました。
この時期は悩みました。ある程度書けるけど、点数がとれない状況でした。大はずししないが、良くもない状態でいつも答練の順位は下位30%ぐらいでした。

 

試験の本質とは何だ?
何が正解かわからず、答えを探しに道場の記事を読みあさる。
勉強時間が増えても実力が伸びる感覚がありませんでした。

 

それでも、徹底的に悩み考えたおかげで、
答練の最後の方でやっと何をどう書くべきか見えてきました。
模試では練習通り、準備したことを悩まずに解答できました。

 

<直前期 9月模試~>
過去8年分の過去問演習(ふぞろいで採点できる範囲)
タック動画のリピート再生
MMCのスパーリング(試験慣れを目的とした採点なしの演習)

 

模試の結果は上位10%に入りました。模試の時期から、解答のスピードが格段に早くなりました。理由は、解答の金型ができているので、その時の事例に沿った、解答を置いてくるだけになったからです。いい意味で考えなくなりました。

直前期は徹底的に答案の再現性を高めることを意識しました。思いつきの解答をさけ、明鏡止水の境地で準備して来たことを置いてくるだけに。

 

試験前日にはストレート合格をするための準備は全て整った。あとは試験を受けるのみとエラソーに考えていました。ここまでの自信を持てたのは、自分が積み重ねた勉強の成果です。

試験当日は予定した行動を予定通りに終えられました。多少のミスやパニックも含めて想定していたので、予想通りでした。

 

また、二次試験は競争試験ではなく、卒業検定試験と考えるようになりました。理由は、得点開示により合格基準が明確になったため。診断士としての実力があるかを見極める試験であると思ったからです。

 

(6)学習時・受験時のエピソード

一発合格道場の春セミナー参加時に、うみのさんから「君は大丈夫、合格する」と言われました。自分もそう思っていましたが(勘違い)、直前の一次模試で点が伸びずかなり焦りました。なんとか粘り1次ギリギリ431点で合格しました。

その後も道場主催の二次試験お疲れ様会、口述試験対策セミナーに参加しました。酒好きのため必ず懇親会に参加しました。そこには必ずJCさんが参加されており、初代のふうじんさんやハカセさんの話など道場の裏話を聞けました。

 

(7)これから合格を目指す方へのアドバイス

私は絶対にストレート合格するんだと決意し、そのための準備をストイックにしました。

勝つためよりも負けないための準備を徹底的に行いました。

一次は時間をかけて広範囲をカバーし、
ニ次は本質とは何かを自分で徹底的に考え試験に臨みました。
一次試験は不本意な結果に終わってしまいましたが無事通過し、二次試験もなんとか合格することができました。
絶対に合格するため、不合格にならないための万全の準備をすることが大切かと思います。
試験当日に、ここまでやったんだから、絶対大丈夫と自分自身を安心させてください。

 

武運長久をお祈りいたします。

 

 ———————–寄稿はここまでです—————————-

 

春セミナーで 初めてこばさんとお話ししたときに、

「ストレート合格のために何が必要か?」という明確な目的意識を持ち、

①この試験では何が問われているのか?どの水準で求められているのか? 

②それに答えるうえで、今の自分に足りないものは何か?

を冷静かつ徹底的に分析されている姿がとても印象的で、

ああ、この人はちゃんと、ストレート合格を達成する上で最も重要な前提に立てているな」と感じたことを今でも覚えています。

 

そのうえで、ストレート合格を狙うときに陥りがちな「効率重視の罠」にはまらず、

本番当日に自分を支えてくれるのは、練習量しかない」とストイックに演習を積み重ね、身に付けた実力を本試験で100%再現できるようにした、という対策方法によって、合格水準へと着実に近づいて行ったのだと思われます。

 

試験の本質に立ち、考える頭と実践するマインドを持ち、粘り強く試行錯誤を続ける。

これからストレート合格を目指す受験生の皆さん、ぜひ参考にされてみてくださいね。



こんにちは。うみのです。
クリスマスとか心底どうでもいいんですが、2次筆記試験からもう2カ月が経ちましたね。

受験された皆様に、のっけからのお願いで恐縮ですが、ぜひ、再現答案を「ふぞろいな合格答案」にお寄せいただければと思います。
今回合格された方の再現答案は来年の受験生にとって大いに他山の石となりますし、不合格だった方にとって、いただいた再現答案に「ふぞろい流採点」を通してフィードバックさせていただく内容は、きっと来年の再チャレンジの一助となるのではないかと思います。
ご参考までに、平成26年度2次試験のフィードバックは、このような形でお送りしています。


A評価答案と比較してどのような切り口やキーワードが盛り込めていなかったのか、あるいは文章構成上のどこに改善点があるのか、など、設問ごとに詳細なコメントを付記していますので、参考にしていただきやすいのではないかと思います。

ぜひご協力のほど、よろしくお願いいたします。

再現答案の入力フォームはこちらから

 

さて、一昨日は岡崎氏が年内で6代目の執筆は終わりと思っていてびっくりしました。(笑)
1月は合格体験記のご紹介が主になりますが、7代目に引き継ぐ2月までは引き続き、2016年合格目標の皆様をサポートしていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。(笑)
また、年内の更新は明日のおと、明後日の先代枠(5代目・Oz)の記事で終了となります。
誰かがアドリブで何か書くかもしれませんが。
年明けは1月4日からの更新となる予定です。

 

ここからようやく本題です。

口述試験も終わり、年明けの正式な合格発表が待たれるこのタイミングで、「診断士一年目、何をするべきか?」について書いてみたいと思います。

すでに受験生のころから何をしたいか明確だった方も、診断士試験合格をきっかけに今後の可能性を模索したい方もいらっしゃると思います。
私は道場のほか、「ふぞろい」と「タキプロ」に参加しており、また実務や研究会などでは東京と大阪の両方で活動しているので、一年目にしては比較的、多くの診断士と出会った方だと思いますが、比率としては圧倒的に後者が多い印象を持っています。
その中でも、「自分自身の成長やキャリアにおいて新しい道を模索したいと思ってはいるが、企業勤めをしているとどうしてもその中でしか知見や経験を広げにくく、もっとさまざまな機会に触れたいと思い、診断士を受験した」という動機を持った方が多いように感じています。

前者の方はやるべきことが明確だと思いますが、後者、特に上記のような動機を持った方にとって、一年目に何をするかは悩ましいところではないかと思います。

個人的には、ありきたりですが、とりあえず興味を持った研究会(診断士が集まって行う勉強会。サークルのようなものです)やイベントには積極的に参加してみることをおすすめします。

東京であれば、診断士協会が主催する「スプリングフォーラム」という新人診断士歓迎イベントがあり、研究会やプロコン育成塾のガイダンスを受けることができます。
(私の知っている限りでは、神奈川や大阪でも同じようなイベントがあります。他の地域でも、それぞれの診断士協会が新人診断士向けに、さまざまなセミナーやイベントを企画しています。)

協会に所属するかどうかはその先の判断になりますので、まずは参加して情報収集されてみると良いのではないかと思います。
その理由は2つあります。

1つは、人との繋がりや信頼関係が、診断士としての活動における全てのベースとなるためです。
これは他の士業でも同じだと思いますが、診断士です、と名乗れば勝手に仕事が来るわけではないということはすでに皆さんもイメージされていると思います。
まずは地道に人間関係を広げていくことで、色々な活動にコミットするきっかけを得られるようになります。ですので、積極的に人との関わりを広げたり深めたりしていけばいくほど、活動は広がりやすくなると思います。そういう意味では、診断士になる前からの繋がりなどによる差こそ多少はあるかもしれませんが、チャンスは誰にも平等です。
私自身も、受験生支援の活動や、研究会への参加がきっかけで実務案件に関わることが増えてきています。

もう1つは、ちょっと抽象的になるのですが…まさに「自分の成したい(成すべき)ことを知る」ためです。

人生において何を成したいのか?
というテーマは生きる限りつきまとってくるものですが、なかなかこの手の疑問って、自分に問いかけてもすんなりとは答えが出てこないものです。
その結果、自分には何もない…と思ったり、仲間の活動がやけに立派に見えてコンプレックスを感じたり、というネガティブな感情にはまってしまいがちです。
これは診断士のみならず、どんな人生においても共通する思考の罠ではないかなと思います。
が、私自身は、これは全く順序が違う、と考えています。

仕事にせよ生き方にせよ、とりあえず何かに取り組んで経験してみたり、具体的なモデルケースを見つけることで、初めて自分の本当にやりたいことが明確になるものだからです。
自分の目から見える世界は自分以外の誰かのものではなく、自分自身の照射に他ならないんですよね。
特に経験は重要で、面白そうだと思っていたけど実際にやってみたら「なんか違う」と思ったことのある人も多いのではないでしょうか。(その逆もまた然りです)
とあるブログで、「キャリアには山登り型と筏下り型がある」ということを書いたのですが、人が何かを見出したいとき、つい知識をインプットしたり自己啓発的なことをやってみたり、が先に立ちがちですが、まずアウトプット視点で考えたほうが自らの腑に落ちやすいのではないかなぁ、と思っています。

初代・JCが先日、とある場で「診断士試験合格はゴールではない。ましてやスタートですらない。」と言っていたのですが、本当にその通りだと私も思っています。
ぜひたくさんの人と出会って、色々なことを経験して、自らの診断士として、人としての血肉にしていきましょう。

さて、私の今年の記事はこれで最後です。
今年も一年、道場をご活用いただき、ありがとうございました。
個人的にも、東京と大阪のセミナーの運営を通してたくさんの受験生の方とつながれて、ありがたく嬉しかったです。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。



≪口述セミナー開催のお知らせ≫

口述セミナー@東京
日時:2015年12月12日(土) 18:00~

口述セミナー@名古屋
日時:2015年12月16日(水) 夜

口述セミナー@大阪
日時:2015年12月13日(日) 午後

※詳細及び参加申込につきましては、12月11日(金)12時より当ブログにて。

 

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こんにちは、うみのです。

 

今年受験した皆様にとって、明日はいよいよ2次筆記試験の合格発表日。

ここまで長かったような短かったような、どちらとも言えない感覚や、何とも言えない重苦しい気持ちに包まれている方も多いと思います。

もし不安に飲み込まれてしまいそうであれば、無理やりにでも気持ちを切り替えてみることを意識してみましょう。

 

例えば、

 

・診断士の資格はあくまでもやりたいことを実現するためのひとつの手段に過ぎない、と敢えて合否に囚われすぎないようにする

・目の前のやるべきことややりたいことに集中する

・趣味に没頭したり体を動かしたり、無心になれることをやる

 

などは、気持ちをコントロールする手段として有効かと思います。

私も昨年のこの時期はとにかく仕事に打ち込んで、余計なことは考えないようにしていました。

何にせよ、明日を迎えてみないことには何も分かりません。

そうであれば、今日はとにかく、穏やかに過ごすことを心掛けましょう。

 

そして明日の合格発表日は、道場もOPEN DAY。

ぜひ、皆様の様々な想いをコメントにてお寄せください。

道場口述対策セミナーの募集も始まりますので、ぜひご参加くださいね。

 

明日以降の主なスケジュールも以下に再掲しておきます。

 

☆今後のスケジュール☆

12月

11日(金) 二次筆記試験 合格発表

11日(金) LEC 口述カウンセリング(模擬試験)受付開始(有料)

12日(土) LEC 口述対策セミナー(第二回・新宿エルタワー本校)

12日(土) 一発合格道場 口述対策セミナー(東京)

12日(土) タキプロ 口述対策セミナー(名古屋)

13日(日) 一発合格道場 口述対策セミナー(大阪)

13日(日) タキプロ 口述対策セミナー(東京)

16日(水) 一発合格道場 口述対策セミナー(名古屋)

16日(水) タキプロ 口述対策セミナー(東京)

16日(水) ふぞろい 口述対策セミナー(東京・大阪)

18日(金)・19日(土) TAC 2次口述試験対策模擬面接

19日(土) LEC 再現答案分析レポート(池袋本校)

20日(日) 2次口述試験(多分当日に口述試験問題収集イベントがある)

 

1月

5日(火) 2次試験(最終)  合格発表

 

 

合格された方は、特に以下についてはすぐに着手しましょう。

・予備校の模範解答、想定問答集の収集

・口述対策セミナー申込

・与件文や再現答案の読み返し(再現答案を作っていない人は、大まかでも良いのですぐに整理しておきましょう)

 

 

 

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さて、ここからが今日の記事の本題です。

昨日のおはともに続き、2016年ストレート合格を目指す方に、2次試験対策のスタートアップについてお伝えしたいと思います。

具体的な対策については、こちらの記事でまとめていたり、こちらの記事に書いていたりするので、今日はもっと「そもそも論」な話をします。

いわゆる「最初のボタン」を掛け違えないための考え方、的なお話です。

 

 

2次試験対策を始めた時、ほとんどの人がこのようなショックを受けます。

 

「何を聞かれているのか分からない」

「何を書いていいのか分からない」

 

 

そしてその理由を、

 

「自分の国語力のなさ」

 

だと思ってしまう人の多いこと多いこと…。

 

でも、本当の理由はそこではない、と私は思っています。

 

そう、2次試験対策のスタートアップにおいて、本当に大事なことは

 

「自分は国語が苦手」「読み書きとは難しいものである」→「だから2次試験は難しい」という先入観を取り払うこと

 

にあると思います。

 

なぜなら、以前の記事でも書いたように、2次試験で真に求められているのは「国語力」ではなく、求められている読み書きのレベルは決して難しいものではないからです。

 

そして、2次試験の難しさとは

 

「正解の分からない中での戦い」

 

であると思われがちですが、本当はそこではないと思います。

 

実際に模範解答があるのか? はよく議論の種になりますが、

私は、模範解答があるかないかはどうでもいい(そんなことは本質ではない)と思っています。

 

仮に模範解答があったとしても、それを完璧に予測して書ける人などいません。

各予備校が発表している模範解答例を見ても、それはお分かりいただけると思います。

であれば、そこに拘ることには意味がありません。

 

あくまでも解答の「確からしさ」を高めていくことに拘るのであれば、

いかに正解予測不可能な問いがそこに提示されていようと、不条理な試験のように見えようと、

 

試験である以上、必ずそこには「ルール」がある

 

という理解こそが大事だと思っています。

つまり、唯一無二の正解を求めるのではなく、これは「一定のルールのなかでの戦い」である、という前提に立つということ。

 

そのルールを理解した者から“一抜け”できるゲーム、なのです。

 

 

「2次試験は難しい」と言ってしまうのは簡単だし、そう言ってしまえば気持ちの面では楽になります。

でもそれは、ただの思考停止でしかないんですよね。

 

「こんな試験方式は妥当ではない、間違っている」と批判するのは誰でもできるし、そう言ってしまえばプライドの面では救われます。

でもそれは、ただの自己保身でしかないんですよね。

 

 

勝負のリングに自ら望んで上がり、そこで勝ちたいのであれば、

 

「この戦場はどんなルールで勝敗が決まるんだろう?」

 

という謙虚な疑問から始めなければならない、と私は思います。

 

 

つまり、

 

それって結局どういうことなの?(本質を見つける)

望む方向に進むためには何が重要なの?(筋道を描く)

 

という視点を持つということ。

 

この考え方って、診断士になってからも重要だと私は思っています。

 

 

社長から受ける相談に対し、様々な因果が入り組む複雑な現状の中から課題解決思考で本質を見極め、成すべきことを論理的に提案できる姿勢。

法曹の世界で「リーガルマインド」と呼ばれる姿勢があるように、「コンサルマインド」のようなものがそこにはたしかに存在すると思います。

 

じゃあ、2次試験のルールって具体的になんなのよ?

ということについては、こことかこのあたりの記事で最低限のことは書いております。

 

でも、大切なのは、「これがルールだよ」と誰かに教えてもらうことではなく、他でもない自分の力で見抜くことだと思います。(よく「開眼する」という言葉を使いますが、まさにそのような感覚ですね)

何よりも、誰かから与えられるのではなく、自ら推理して仮説検証しながらルールを見つけていく作業は、なかなか楽しいものだと私は思います。

 

同じやるのなら、難しいと先入観を持ってやるより、楽しんでやるほうがずっと良い、と思いませんか?

ぜひ自分なりの楽しみ方を持って、「ルール」に近づいていきましょう。



こんにちは、うみのです。

 

2016年のストレート合格を目指している方にとっては一次対策が次第に佳境に入ってくる時期ですが、そんななかでも頑張って二次試験対策も並行して進めている方もいらっしゃるかと思います。

 

今日はそんな皆様に向けて、「読む・考える・書く」の基礎中の基礎、についてお伝えしたいと思います。

 

なぜかというと、二次対策を進めている受験生のお悩みを聞くなかで非常に多いのが、

 

「読み書きが苦手なので、二次試験の攻略の仕方がよく分からないんです…」

「国語力がないので、何から始めていいのか不安で…」

 

といったものだからです。

 

以前の記事でも書きましたが、二次試験は一次試験と異なり、「何をどう書いたら合格水準に到達するのか」のつかみどころが難しく、予備校の模試で常に合格水準であったり全国レベルで良い成績を修めている人でさえ、なぜかB~D判定を食らってしまうことも珍しくない試験です。

 

それゆえに、今の段階から「二次試験って、何をどうしたら点が取れるようになるんだろう?」を考えておくことは、ストレート合格を目指すうえで大きなアドバンテージになると思います。

では、いってみましょう。

 

 

まず二次試験に対する漠然とした苦手意識から脱却するために、前提として理解しておかなければならないことは、

 

二次試験で問われる「読む・考える・書く」のスキルは、国語のスキルとは同一ではない。

 

ということです。

国語は、日本語の文法や文脈を正しく理解し、その法則に沿って与えられた選択肢の中からより妥当なものを選ぶ試験。

二次試験は、与件文に描かれたストーリーを正しく整理して事例企業の現状を理解し、診断士としての知識を用いて、問われていることに答える試験。

このように、試験のルールもそこで求められているものも、明確に異なります。

実際に、国語が大の苦手で書くことが決して上手くない人でも、合格している人はたくさんいます。

 

この前提からスタートすることが、二次試験における「考える」の第一歩だと私は思っています。

すなわち「考える」とは、高度な持論を展開する思考ではなく、二次試験において「何が求められているのか」を実情に沿って正しく理解することなのです。

 

 

また、「書く」ことも決して、高度な論述力のことではありません。

これは以前、予備校の先生とも意見の一致を見たことがあるのですが、二次試験において求められている論述スキルとは、研究者が書く論文のような高度なロジックでも、優れた文筆家が著すような美文でもありません。

新卒一年目から学ぶような、「ビジネスライティング」のスキルが最も近いと思っています。

 

私は長年、執筆そのものや、プロのライターさんの書いた原稿をチェックすることが仕事の一部になっていますが、いずれの場合でも「ビジネスライティング」として見るときに常に最重要事項として置いているのが、「そこで求められていることに答えている文章になっているか」「ターゲットとして想定している人が読めば、誰でも一読でその趣旨を理解できるか」です。

これらを外している文章は、どんなに文法が整っていようと、美しいレトリックが用いられていようと、「駄文」であり「没」です。

 

社会人の方であれば、報告書などの文書やプレゼン資料を上司にチェックしてもらったときに、「何が言いたいか分からない」「もっと簡潔に分かりやすく書きなさい」と言われた経験がある方も多いのではないかと思います。

 

二次試験のA評価答案をたくさん読むと分かるかと思いますが、そのほとんどが、「簡潔に分かりやすい文章で、聞かれたことに対して明確に答えている」文章です。

 

そして、この「簡潔に分かりやすい文章」で「明確に答える」やり方は、ある程度「解答フレーム」としてパターン化することが可能です。

(具体的にどんなパターンがあるのかについては、予備校や市販のテキスト、合格者の答案を分析すれば同じフレームが繰り返し出てくることに気付くかと思います)

 

文章を書くことが苦手な人でも、「解答フレーム=解答のルール、お作法」さえきちんと理解しておけば、あとは一次知識や与件文の内容を対応付けるだけの“穴埋め試験”にすることができるのです。

実際に、合格者で書くことが苦手だった人のほとんどが、「解答フレーム」をうまく活用しています。

 

二次試験を始められた方にとっては、まず、この「合格答案のレベル感」をつかむことが何よりも大事です。

私は「ふぞろいな合格答案」の制作を通してたくさんの再現答案を読んだことで、解答を見れば「これは合格レベルだな」「ここが足りないからちょっと厳しいな」というのが何となく分かるようになりました。

これは別に特別なスキルでもなんでもなく、予備校や勉強会で指導している人の多くが、そういう眼を持てるようになっています。

そして、これは受験生であってもできることだと思います。

A評価答案をなるべく数多く読んでそれらの共通項を考え、合格のレベル感を頭の中に叩き込むこと。

そして自分の解答と合格答案を比較して、それを書けるようになるために何が足りないかを考え、そのギャップを埋めるために必要な対策を考えること。

過去に何度か書いてきましたが、二次試験対策とは、この繰り返しに他なりません。

 

 

ここまで読んで、何を考えるべきなのかと書き方のパターンがあることは分かったけど、それでもやっぱり与件文に向き合うと、何をどう書いていいのかよくわからない…という方もいらっしゃると思います。

それはなぜでしょうか?

ひとつ、可能性の高い答えを提示するなら、私はこう考えています。

 

以前の記事でも書きましたが、合格答案のレベル感を掴んだうえで、それでも「何をどう書いていいか分からない」場合の多くは、そもそも与件文を正しく「読む」ことができていないパターンが非常に多いです。

読み返してみて、「チェックしたはずなのに読み落としていた・・・」「与件文にヒントがあったのに気づかなかった・・・」というケースが多い方にお勧めしたい対策は、「過去問の与件文を読んで、整理・要約するトレーニング」です。

 

新聞のコラム記事などの要約トレーニングを対策として取り入れていらっしゃる方も多いかと思いますが、私自身は、最も優れた要約教材は過去問の与件文だと思っています。

 

・事例企業の課題は何で、向かうべき方向は何か?

・SWOTはそれぞれ何か?

・創業から現在に至るまでの成長の経緯は何か?

・組織人事、マーケティング・流通、運営管理、財務の観点から、事例企業の現状に対応付けられる一次知識は何か?

 

これらの軸に沿って与件文を整理してみると、読めていないポイント、気づかなかったヒントが隠れていることに気付くのではないかと思います。

以前、「与件文は社長のとりとめのないヒアリングシート」とあるセミナーで説明したことがありますが、診断士として要約・整理する視点で与件文を読むと、読む精度は大きく上がるはずです。

 

「読む・書く・考える」の具体的な対策方法については、歴代道場メンバーもお答えしていますので、そちらも参考にしてみてくださいね。

 

どんなに読み書きに苦手意識があっても、正しく試験のルールと合格レベルさえ理解し、求められているものに答えるべく思考錯誤できるならば、二次試験はとてもシンプルにできていることに気づかれるのではないかと思います。



こんにちは、うみのです。

先週から始まった「平成27年度2次試験分析シリーズ」、今日は「俺の事例I」ということで、考えてみました

事例を解くのは一年ぶりですが、楽しかったです。

2次試験の翌日にも書きましたが、今年の事例Ⅰはおおむねオーソドックスな問題構成だったかな、と思います。

 

※事例Iの与件文はこちら を参照

 

☆今年のA社の特徴をまとめてみると、

 

①創業期

いち早く流行の兆しをとらえてスポーツ市場に参入→コア技術で業容拡大→価格競争で経営危機

②第一の転換期

成形技術の高度化、特許取得で新規事業開拓→関連会会社化→経営安定

③成長期

・祖業であるスポーツ用品事業の拡大→自社ブランドで市場拡大→人気低迷で次なる事業を模索→シニア層向けグラウンドゴルフ市場参入、過半シェア獲得

・成形技術の高度化で売上安定

④第二の転換期

・自治体や大学と連携→福祉事業参入

・シニア向け事業で培ったノウハウ・ネットワークを活用→スポーツ関連分野事業を健康ソリューション事業としてサービス事業を拡大→グループ全体売上16%まで成長

 

…とまあ、たいそうアクティブな事業展開をしてきています。

事例企業は往々にして過去の失敗と成功に学ぶことで成長スタイルが決まるものですが、新社長になってからその傾向がはっきりしていますね。

もともとはスポーツ用品の製造に特化して技術を高度化したり、特許を取ったり、自社ブランドを展開したりすることで市場拡大を図ってきたA社ですが、そこには良い面も悪い面もあるようですね。

第1問はまさにその点について問うています。

「A社を支えてきた」と制約条件があるので、一般論で答えないように気をつけたいところです。

「市場特性」を外部環境と捉えるならば、「機会/脅威」の両面で解答できそうですね。

私が答えるとしたら、

 

機会:

・流行によって市場拡大しやすく、早期に参入できれば売上や市場シェアを大きく伸ばせる

・シニアなどターゲット層が明確であり、知識・経験・ネットワークを活用した関連多角化が図りやすい

脅威:

・参入が容易なため、輸入製品などにより価格競争にさらされやすい

・流行による需要変動が大きく市場が不安定なため、常に新規事業を模索する必要性がある

 

あたりかなあと思います。

100字と文字数が少ないので、与件文の表現をうまく引用しながら機会と脅威で1点ずつ盛り込めたらそれなりに点数が取れる問題かな、と思います。

与件文におおむね根拠があるので、いわゆる【みんなができた】問題ですかね。

 

☆上記を踏まえると、スポーツ用品市場は流行の流れをいち早く踏まえ、早期に参入して市場の優位性を確保して 売上を伸ばしつつ、需要動向に応じて撤退と新規市場参入のタイミングを常に見計らっていく「身軽さ」が求められる環境だと言えますね。

その迅速な判断力こそが当該市場における生命線であることは、A社が経営危機に陥った経緯を見ればよくわかります。

そうした外部環境の不安定さを乗り切ることができたのが、成形技術の高度化ですね。

しかしこの技術で得た新事業を、新社長はすぐ関連会社として独立させています。

なぜそのような組織変革を行ったかについて問うているのが第2問です。

組織は戦略に従う、で考えてみると、

 

事業の考え方が異なるため、既存の主力事業とのシナジーを起こしにくい

事業の考え方が異なるため、新規事業に合わせた組織文化を形成することでスムーズな成長を図る

・技術難度が異なるため、専門分化することでより効率的に技術の高度化を図る

・自社ブランド展開など従来の市場浸透戦略とは異なる戦略が求められるため、別会社化することで経営上のリスク分散を図る

・顧客が少なく市場規模が小さいため、意思決定を迅速化することで効率的に市場拡大を図る

 

あたりかなあと思います。

こちらも120字なので、与件文と一次知識をバランスよく盛り込みつつ、論点が2~3ほど書けていれば十分かなと思います。

こちらも比較的一次知識を対応させやすいと思うので、【みんなができた】問題の可能性が高い気がします。

 

☆さて社長の組織戦略が当たり、新規事業は順調に成長してA社は経営危機を乗り越えます。

そこで創業時からの主軸事業であるスポーツ用品事業で新たな事業(ゲートボール)に参入し、さらなる成長を目指します。

過去にバドミントン市場で成長した経験を踏まえ、工場の全面改装、自社ブランド展開で売上を伸ばしていきますが、ゲートボール自体の人気に陰りが出て市場縮小の脅威にさらされます。

せっかく投資したのに、需要変動が激しいためすぐにまた新たな事業を模索しないといけないという、なんともハイリスクな市場で頑張っていますね…。

この時点では、成型製品事業のほうが安定した売上を出せるようになっていて、経営を下支えしてくれるようになっていますね。社内の売上構成も60%を占め、数字だけ見ればむしろこちらの方が主力事業になっています。

なんとかグラウンドゴルフという次の流行市場にいち早く参入して市場シェアの過半数を獲得するようになりますが、多分A社社長は、「この市場もいつ需要変動の脅威にさらされるか分からない」と、このままのやり方では安定成長が図れないことを深刻に考えるようになったのではないでしょうか。

そこでスポーツ用品事業をもとに、安定成長できるような事業の関連多角化を図ろうと、福祉事業に参入したのではないかと思います。

ここで、創業以来ずっと製造業としての技術を磨いてきたA社に大きな転換期がやってきます。

スポーツ関連分野を健康ソリューション事業と位置づけ、ソフト開発などのサービス事業に参入。

従来のリソースや外部との連携が生かせるとは言え、思い切った多角化ですね。定款も変更したのでしょうねー。

これが恐らく、A社のこれから向かうべき方向性なのでしょう。

という、新たな方向性に応じた組織人事の変革について問うているのが第5問

サービス事業という、これまでの製造技術高度化や自社ブランド展開とは全く異なる戦略が求められるであろう戦場で、どのような「組織文化の変革」や「人材育成」が求められるかという問いです。

「組織人事の観点から」などと漠然とした制約条件ではなく、かなり具体的に絞られてますね。文字数も100字と少ないですし、助言系の問題の中では比較的答えやすかったのではないかと思います。

新たな市場で、既存の知識やノウハウ、ネットワークを活用して新たなソフト商品を開発していく必要性があるという点から

 

組織文化:

・アイデア創出やチャレンジを推奨する

・自治体や大学等外部機関とのネットワーク形成を重視する

人材育成:

・自治体や大学など外部機関との連携を通して学ぶ機会を充実させ、社員の企画・開発能力向上につなげる

・市場のニーズを幅広くとらえるための研修などを充実させ、高付加価値なサービスの開発・改善技術力向上につなげる

 

といったところを、私だったら答えたかと思います。

もう少し文字数があれば、さらに、「こうした組織文化改革や人材育成を通して、事業の高付加価値化を図り、A社を高利益体質へ成長させる」まで書いたと思いますが文字数が足りなさそうなので、せめて人材育成のところで「高付加価値」を入れる程度に留めたかもしれません。

これは【勝負の分かれ目】になった問題かな、と思います。事例I全体の中で相対的に位置づけるなら、【難し過ぎた】寄りな気もしますが…。

 

☆ところでA社は関連会社を含め、ほとんどが正規社員かつ年功ベースの人事制度を採っています。

ここまでA社の成長の軌跡を見てくるとだいたいその理由もつかめるかと思いますが、それを問うているのが第4問です。

さらに、ここでひとつヒントとして明確に与えられているのが、売上構成に対してアンバランスな従業員構成ですね。

まとめると、

 

・グループ全体で事業の考え方が異なるため、成果主義の基準を定めにくい

・コア技術の高度化や関連多角化により事業拡大してきた経緯があるため、短期的な業績のみでは評価できず、長期的に人材を育成していく必要性がある

・事業の需要変動が激しいため、成果重視型にすると事業転換の時期を見誤るリスクがある

・1人当たり売上高の高い製造事業と低い健康ソリューション事業との間で成果の水準が異なるため、成果主義導入により社員の士気が低下するリスクがある

 

私だったら、このあたりから3点ほど選んで答えたかなと思います。

ここも、多面的に解答できたかどうかが【勝負の分かれ目】になった問題ではないか、と予想されます。

 

俺の事例Ⅰ」はここまで。

私の解答も足りていない箇所は必ずあると思います。

どの事例も完璧に答えられる人などいませんし、そもそもそんなことは求められていません。

後から振り返ると、「書けていなかった」箇所ばかりが目についてしまうものですが、それは受験生のほとんどが同じです。

また、得点開示請求した人の多くが言いますが、自分の手応えと実際の点数はまったく相関性がありませんので、合格発表まではあまり思い悩まず、今できることをめいっぱい充実させて楽しみましょう

 

——-ここからは蛇足/来年の2次試験を受ける方向けです——-

 

 

最後に、今日のタイトルを「ストーリーを読み解く」にした理由について、簡単にお伝えしたいと思います。

私の「読む」解答プロセスは少し変わっていて、「ストーリー型読解」と勝手に呼んでいるのですが…具体的に説明しますと、

与件文を読みながら「事例企業のストーリーを構成する2つの軸」で要点を書き出して整理する

という方法を採っていました。

下記は今年の事例Iの与件文を読みながら書き出したものです。(クリックで拡大)

(手書きで汚くてすみません…)

だいたい30分くらいかけて読みながら、これくらいのポイントを書き出します。

「事例企業のストーリーを構成する2つの軸」とは、

 

①時系列

②因果

 

だと私は考えていました。

私の上記のメモで言えば、縦に書いた流れが時系列、横に書いた「→」が因果です。

 

そもそも与件文は、受験生の診断士としての読解力を問うために、一度組み立てたストーリーをわざとバラバラにし、一見してとりとめのない分かりにくい文脈にしています。

以前、「なぜ書けないのか?」というテーマで書いた通り、書けない理由の多くは「与件文や設問文の読み落とし」にあるものですが、ではなぜ「読み落とし」が生じるかというと、

 

与件文や設問文を、意図的にバラバラにされた状態のまま、“点”で拾おうとしている

 

可能性が高いと私は考えています。

 

「人の注意力の量には上限がある」と以前書きましたが、全ての‟点”にバランスよく注意を傾けることは非常に難しく、「ある点に注意を向けすぎた結果、別の点を見落としてしまった」という結果を引き起こしがちです。

与件文を読んだときはちゃんとマークしていたのに、解答に使ってなかった…」という経験をした受験生は多いのではないでしょうか。

 

要は、‟点”で拾おうとするから頭に残りにくいのだと思います。

事例企業のストーリーを

 

①時系列で、過去にどのような成長を遂げ、現在はどのような環境変化にさらされているのか? 

②因果関係で、どのような変革を行い、それによってどう成功/失敗したのか?

 

この2つの軸で整理すると、‟点”に見えていた与件文の要素が‟線”で捉えられるようになり、それぞれの要素がより頭に残るようになります。

私は、線=ストーリーで捉えるという読み方を取り入れるようになってからは、読み落としが減っただけではなく、出題の意図をより正しく理解できるようになり、「与件文の要素には実に無駄がない」ということがよくわかるようになりました。

整理しながら読んでみることで、 最初に作問者が描いたであろう、筋の通った構成が少しイメージできるようになるのかな、と思います。

そんなやり方もあるということで、来年受験される方のご参考になれば幸いです。

基本はいつでも「パクってカスタマイズ」ですからね

 

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9月も深まり秋らしい顔つきになってきた空のもと、東京都某市はオフィスビルの一角。

診断士になってまだわずか半年のTは、診断士仲間2人と、小規模事業者として商社を営む社長のもとを訪ねていた。

診断士協会の斡旋による実務案件は、診断士がチームを組んで関わることになっている。

それぞれにキャリアの異なる3人は、まだ訪問3度目ということもあり、幾分ぎこちない面持ちで社長に相対している。

 

まだ若いながらも、数年前に事業を立ち上げて以来取扱い商材や販路を着々と広げ業績を伸ばしている社長は商才とバイタリティに溢れ、ビジョンも明るく人脈作りにも長けている。

そんな優秀な社長のもとであるから、T達3人は経営上の悩みを聞くというより、さらに売上を拡大させていく施策のひとつについて、そのプランと実行をサポートすることを目的として派遣されていた。

 

前回の訪問で当初の施策について全体像が見え始めていたこともあり、この日は少しだけ話題が広がった。

いまメインで取り扱っている商材の販売促進について、もう少しテコ入れをしたいんだよね、と社長がおもむろに語り出したことがそのきっかけだった。

望ましいプロモーションの方向性や、現在利用しているメディアをどう活かすかなどについてブレーンストーミングを行う体になり、3人はそれぞれに閃いたアイディアを挙げてみる。

なかでもTは、ワクワクした気持ちを抑えきれずにいた。マーケティングやプロモーションはもともと彼女の本業なので、イメージは広げやすい。

そんな話の流れで、

「私の勤務先は広告代理店なのですが…」

と何気なくTが補足したその時。

社長の顔が、ぱっと輝いた。

「あっ、そうなんですか! それは頼もしい…いやぁ、失礼ながら皆さんただの診断士かと思っていたのですが、それぞれにそういう立派な専門性があるんですね。いや、それはありがたいです。」

そう言って3人の顔を、今までにない嬉しそうな面持ちで見渡した。

 

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こんにちは、うみのです。

今日はなご氏の代打で登場です。

前日の和尚にインスパイアされたというわけではないものの謎のシーンから始まりましたが、その解説の前に…

 

2次試験が終わってそろそろ一週間。

実感、ないですよね。

まだ現実感を取り戻しきれていない人も多くいらっしゃると思います。

 

無理もありません。

この1年間、あるいはもっと長い時間をかけて頭や気力を振り絞ってきたその成果がたった1日で量られてしまう、というものすごくドラマチックな経験をしたわけですから。

 

そして努力してきた人ほどそんな完了放心も大きく、「…結局なんだったんだっけ?」とモヤモヤし出す、ということもあると思います。

一昨日のきりの記事は、戦いが終わったときほど初心を思い出すべきである、という意味で、そんなモヤモヤした気持ちにまっすぐに刺さるような内容だったと思います。

 

そろそろお腹いっぱいかもしれませんが、今日は、私からもそんな話をしたいと思います。

来年の受験に向けて勉強を始められた方にも、できれば読んでいただきたいお話です。

 

 

結局この試験ってなんなんだっけ?」という問いに対し、最初にいきなり夢のない話をしてしまうと、

診断士試験を受けたこと、あるいは受かることそれだけで、「こういうことだったんだ!」という劇的なエンディングが勝手にやってくるわけではない。

2次試験というラスボスを倒したからといって、感動的なスタッフロールが流れるわけではない。

ラスボスの城を出て目の前に広がるのは、相変わらず、それぞれの「なんとかしなければならない日常」なんです。

 

じゃあ…なんのためにこの試験を受けるんだろうか?

そういう気持ちになる人もたくさんいると思います。

 

なんのためか、という問いに、たくさんある答えの可能性の中からひとつ指し示すなら、私はこう考えます。

 

診断士は、独占業務を持たない士業である。

つまりそれはどういうことか?

 

「診断士とは、この仕事をする人である」という明確な定義が与えられていない。

つまり、自分のドメインを自ら決めなければならない、ということ。

 

口で言うのは簡単ですが、これはとても難しいお題です。

しかし、私の周りを見る限りですが、活躍の幅を広げ続けている診断士の方はすべて、明確な「自分のドメイン」「自分の市場」「自分の強み」を持っています。

 

経営分野の専門家というとゼネラリストのイメージが強いかと思いますが、全ての分野に強い完璧超人(©キン肉マン)などいません。

重ねて、独占業務が与えられていない以上、士業の中で診断士ははっきり言って、ビハインド的ポジションです。

そういう内部及び外部環境において頭角を現そうと思ったら、弱者の戦略である「一点突破」が最も強いのではないだろうか、と私は考えています。

診断士×自分の強み」をもって、自身のドメインを明確にする診断士の存在はその証左ではないかと思います。

冒頭のエピソードは私が経験した実話で、このことを改めて強く感じる出来事でした。

社長の立場に立ってみれば、もっともですよね。

わざわざ診断士という存在に何かをアウトソーシングするわけで、

アウトソーシングの原則は、「自社にない機能を外部に委ねる事」なのですから。

 

 

 

皆さんは、「運根鈍」という言葉をご存知でしょうか。

成功するには、幸運と根気と、鈍いくらいの粘り強さの三つが必要である、という意味だそうです。

 

作家のやなせたかしさんも、こちらのインタビューで「運根鈍」を引用しています。

私はこのインタビューがとても好きで、行き詰った時はいつも読み返しています。

 

“僕はもっと若い頃に世に出たかったんです。
ただ遅く出てきた人というのは、いきなりダメにはなりません。こんなことをしていていいのかと思っていたことが、みんな勉強になり、役に立っていく。人生にムダなことなんて1つもないんですよ。”

 

診断士のキャリアも、これと同じではないか、と私は思っています。

自分では大した経験ではないと思っていても、社長の顔を輝かせる可能性がある。

そういう前提に立つと、自分の経験してきたこと全てが、自分のドメインに生きる可能性があるって思えませんか。

 

 

夏目漱石は、まだ世に出る前の芥川龍之介と久米正雄にこんな手紙を送っています。

有名ですが、あえて引用します。

 

“あせっては不可(いけ)ません。

頭を悪くしては不可(いけ)ません。

根気づくでお出でなさい。

世の中は根気の前に頭を下げる事を知っていますが、

火花の前には一瞬の記憶しか与えて呉れません。

うんうん死ぬ迄押すのです。

それ丈(だけ)です。

決して相手を拵(こし)らへてそれを押しちゃ不可ません。

相手はいくらでも後から後からと出てきます。

そうして我々を悩ませます。

牛は超然として押して行くのです。

何を押すかと聞くなら申します。

人間を押すのです。

文士を押すのではありません。”

 

最後の「人間」は、“自分が押すべきものは何なのか?”を考えて当てはめてみると良いのではないかと思います。

「文士」は「診断士試験」ですね、多分。

 

さあ、試験が終わって最初の週末です。

休んでリフレッシュするもよし、新しいことに取り組んでみるもよし。

どんな「牛の一歩」にしてみましょうか。

 

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お知らせ3つです。

 

☆「ふぞろいな再現答案」再現答案募集☆

私も執筆メンバとして参加した「ふぞろいな合格答案」では、来年の「ふぞろいな合格答案 エピソード9」の制作に向けて、平成27年度受験生の皆様の再現答案を募集しています。

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☆11月からの道場記事について☆

来月からは、次年度合格を目指す人向けの記事も織り交ぜて展開していきます。

週の初めに、その週の主な予定をお知らせしますのでご参考いただければと思います。

引き続き道場ブログをご活用いただければ幸いです。

 

☆一発合格道場 2次試験お疲れ様会☆

目的は、ただ飲むだけです。

2次試験を受験された方であれば、どなたでも参加OKです。

話題は、これまで苦労したこと、試験の内容なんでもOKです。

これまで溜めたことを、すべて吐き出しちゃってください。

合格とか不合格とかも関係ないです。合格発表がまだなこの時期は、全員が合格候補者です。

 

先着20名様なのでお早めに下記からお申込みください。

一発合格道場 2次試験お疲れ様でした会

<開催概要>

日時 2015年11月07日(19:00開始)

開催場所 東京駅近郊の居酒屋(東京都中央区)

参加費 3,500円(税込)

http://kokucheese.com/event/index/348751/

皆様にお会いできるのを楽しみにしています。



うみのです。

皆さん、2次筆記試験、本当に本当にお疲れ様でした!

受験会場まで行ったこと、4事例解ききったこと。

それ自体があなたの努力の成果であると思います。

 

さて、私も少しだけですが、本試験問題に目を通してみました。

事例Ⅰはオーソドックスなスタイルだったかなと思います。きちんと「事例Ⅰの勘所」をおさえた対策ができていれば、ある程度は理解できたのではないかと思います。と言いつつ、最初の事例であり事例Ⅰらしい類推要素があり、で多くの方が緊張感との戦いだったかと思います。

事例Ⅱはなかなか斬新でしたね。B社ではなくB商店街で、しかもほぼ助言問題。タイムマネジメントが厳しかったのではないでしょうか。もはや恒例となってきた図表やグラフ要素はあったものの、データ分析や電卓を使わせる問題はなく、肩透かしを食った気持ちになった方もいらっしゃると思います。

事例Ⅲは難しいと感じられた方が多いようですね。図表要素も多く、与件文の整理に時間がかかったのではないでしょうか。与件文で明らかに示されている課題を、どの設問要求で対応付けるべきか、全体のストーリーを俯瞰する視点が求められますね。あくまで個人的な予測ですが、ここまでの3事例の中では事例Ⅲの解答に最もバラツキが出ているのではないかと思います。

そんな事例Ⅲでスタミナが切れそうになった後での事例Ⅳ。こちらは何よりも時間との勝負ではなかったかと思います。第2問の予測PL、ここで手堅く点を取りたいと、時間を食ってしまった人もいらっしゃるでしょう。そしてCVP分析とNPVががっつり出ましたねー。80分の中で完璧な正解を書ける人はおそらく少ないのではないかと思います。それよりは第1問の経営分析、第4問の論述問題をしっかりおさえているかがポイントではないでしょうか。

 

自信がないのは、みんないっしょ。だから、くよくよしすぎないように。

それよりも、今日からいよいよ「受験生」を脱ぎ捨て、普通の生活へのリハビリが始まりますよー

 

私も昨年の10月26日からは、「好きなだけ酒を飲んでよい」と自分に許しを出し、応援してくれた友人や同僚、あるいは一人で、毎日のように飲みに行っていました。

そして雑念なく仕事に集中できる喜びと、好きなだけ眠ったり趣味を再開できるようになった贅沢を噛みしめていました。

皆さんも、まるで病を克服した後、それまで当たり前のように思っていた健康に感謝するように、普通の日々がどれだけ豊かさに満ちているのかを実感するかと思います。

そして、「あれ?一日ってこんなに長かったっけ?」と改めて驚く方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私もそうでした。

日々の忙しさのなかで時間がないように思っていても、実は過ごし方や使い方次第なんだということに気付けるのは、とても貴重なことだと思います。

 

他にも、応援してくれた家族や友人の存在。

仕事で疲れて眠いなかでも目をこすって、高校や大学などの受験勉強以上に、自分を追い込み頑張った時間

努力の果てに、1問でも正解できた喜び

励まし合い時に弱音を吐き合い、苦楽をともにした仲間

自分の手を動かし、自分の頭で考え続けた日々

たくさんの気づきが、この1年で生まれたことと思います。

 

合格した人のほとんどは、試験当日に受かった手ごたえを感じていません。

ほんとうに、結果は12月11日になるまでわかりません。

 

だからこそ、今は結果にフォーカスするのではなく、この1年、勉強してきたプロセスのすべてを振り返り、あなたとあなたの人生に与えてくれたものを考えてみる時間にされてみてはいかがでしょうか。

たくさんの犠牲を払った分だけ、あるいはそれ以上に得られたものがあるはずなんです。

 

本試験はすでに過去のことで、変えようがありません。

だからこそ、反省したりとことん落ち込む時間も、気が済むまで味わってしまいましょう。

それから、ゆっくりご自身のペースで気持ちを切り替えて。

診断士らしく、未来を向いていきましょう。

2次試験を受験したことそれ自体が、すでに診断士の資質を身に付け始めている証拠なのですから。

 

と言いつつ、再現答案の作成はぜひ、早いうちに行ってくださいね。

なぜなら、mya昨日の記事で書いていますが、ものすごい勢いで忘れるからです!

来年から受験生の指導に関わる方もいらっしゃると思いますが、再現答案があれば大いに受験生のために役立ちますし、得点開示請求をされる場合でも、再現答案の精度が低ければあまり役には立たないのが事実です。

ふぞろいな合格答案」でも、10月28日(水・予定)から再現答案を募集させていただきますので、ぜひご協力いただければと思います。

 

さて、「受験生」を脱ぎ捨て…と書きましたが、今後、各予備校で講評や解答解説が始まります。

今後のスケジュールを簡単にまとめてみましたので、よろしければご参考になさってくださいね。

 

それから、お知らせと募集です。

一発合格道場 2次試験お疲れ様でした会

それぞれに様々なドラマがあった、10月25日までの日々。
この戦いに挑んだ者同士で慰労の盃を交わし、思いの丈を語り合いましょう!
道場からも6代目のほか、歴代メンバが参加するかも?
「去年の6代目は試験終了後に何をしていたか?」や、これから先に向けた疑問や不安などなど、何でもぶつけてくださいね。
皆さんのご参加をお待ちしています!

——

日時:11月7日(土)19:00~
定員:20名
場所:東京駅近郊の居酒屋 ※詳細はお申込み時にいただいたメールアドレスにお送りします
費用:3,500円

参加お申込みはこちらから

—–

 

☆今後のスケジュール☆

10月

※LEC 本試験講評動画・PDF 25日より公開中

26日(月) LEC 再現答案添削サービス受付開始(11/8まで・有料)、ABCD評価フィードバック受付開始(11/30まで)

27日(火) 大原 解答速報公開

28日(水) マンパワー 解答講評公開

28(水)~ TAC  2次本試験分析会(各校で順次開催、日程はこちら

30日(金)、31日(土) MMC 解答速報会(中央大学駿河台記念館、要申込)

31日(日)~ 大原 解答解説会(各校で順次開催、日程はこちら

 

11月

6日(金) AAS 模範解答例公開

7日(土) LEC 解答解説会(第一回・池袋本校)

7日(土) 一発合格道場「2次試験お疲れ様でしたオフ会」

13日(金) AAS 解説動画公開

14日(土) LEC 口述対策セミナー(第一回・池袋本校)

14日(土)、15日(日) 大原 口述試験対策セミナー(東京、名古屋、大阪)

23日(月・祝) LEC 解答解説会(第二回・新宿エルタワー本校)

28(土)~ TAC 2次口述試験対策セミナー(各校で順次開催、日程はこちら

 

12月

11日(金) 二次筆記試験 合格発表

11日(金) LEC 口述カウンセリング(模擬試験)受付開始(有料)

12日(土) LEC 口述対策セミナー(第二回・新宿エルタワー本校)

12日(土) 一発合格道場 口述対策セミナー(東京)

12日(土) タキプロ 口述対策セミナー(名古屋)

13日(日) 一発合格道場 口述対策セミナー(大阪)

13日(日) タキプロ 口述対策セミナー(東京)

16日(水) 一発合格道場 口述対策セミナー(名古屋)

16日(水) タキプロ 口述対策セミナー(東京)

16日(水) ふぞろい 口述対策セミナー(東京・大阪)

18日(金)・19日(土) TAC 2次口述試験対策模擬面接

19日(土) LEC 再現答案分析レポート(池袋本校)

20日(日) 2次口述試験(多分当日に口述試験問題収集イベントがある)

 

1月

5日(火) 2次試験(最終)  合格発表

 

※上記は誤りや変更がある場合もありますので詳細は各社・団体のHPでご確認ください

TAC

LEC

大原

マンパワー

MMC

AAS

タキプロ

ふぞろい



こんにちは、うみのです。

 

本試験まで、残り2週間と1日ですね。

精神的には非常に辛い時期だと思いますが、「今やるべきこと」を冷静に見つめて、優先順位をつけて取り組んでいきましょう。

 

さて、セミナーなどで受験生の方から非常に多くいただく質問のひとつが、「事例別の取り組み方の違いについて知りたい」というものです。

事例Ⅳは明日の記事で、6代目財務四天王の1人である、おと氏ががっつりと取り上げてくれることになっていますので(例によって無茶振り)、私からは事例Ⅰ~Ⅲについてお伝えしたいと思います。

 

※6代目財務四天王とは?

おと、和尚、mya、まるの4人。財務について何か書かなきゃな~と思ったらいつもこの4人に無茶振りしています。

 

【事例Ⅰ】

1.何よりも、「A社は、組織と人事について悩みがあって、診断士であるあなたに相談に来ている」という大前提を忘れない。

組織は、組織構造組織文化の2面で分析する。文化が浸透しているか、構造が効率的になっているかに着目する。だいたいどちらかに課題がある。

人事は、能力開発モラール向上の2面で分析する。採用、配置、評価について、社員の納得を得られるような制度になっているか。育成のための体制が整っているか。だいたいどこかに課題がある。

 

2.分からない時ほど、与件文にしがみつく

与件文・設問文ともに、つかみどころのない表現が多くて不安を掻き立てるが、事例Ⅰはもともとそういう仕様だと割り切る。

割り切った上で、だけど、課題と向かうべき方向性は必ず与件文に書いてある

間接的に書いてあることが多いので戸惑うが、①創業から現在に至る時系列 ②過去の取組とそれによる成長、近年の環境変化とそれに応じて求められる新たな改革の方向性の因果関係を整理する。

 

3.一次知識の対応付けは与件文に沿って絞り込む

組織と人事に関する一次知識は広範なため、どの設問にどのキーワードを対応付けしていいか迷いがち。 しかし、与件文をしっかり時系列と因果関係で整理し、制約条件を踏まえれば、ある程度は具体的に絞られるはず。

 

※ここに自信がない人は、残り二週間で徹底的に強化しましょう。

過去問を読み、設問ごとに解答に使う一次知識のキーワードを対応付け、A評価答案に用いられているキーワードと照らし合わせてみて、対応付けを誤っている箇所はないかをチェックしてみてください。書けていないものがあるとすればそれは「知識はあっても、使い方が身についていない」状態です。

一次知識の体系化も大切ですが、「合格者はどんなキーワードを対応付けしているのか?」をインプットする=「使える」状態にすることは2次試験対策において非常に重要です。これは事例Ⅱ、Ⅲも同様。

 

【事例Ⅱ】

1.「B社は、マーケティングについて悩みを持った企業」であることを忘れない。

マーケティングとは言っても、2次試験における基本的なテーマは 「強みを生かし、メディアやチャネルを駆使して、新たな市場(機会)に打って出る」 ことである。

よって、主な着目ポイントは

 

(1)B社の強みは何か?

(2)その強みが生かせる機会(新たなターゲットとニーズ)はどこにあるのか?

(3)適切なメディアやチャネルはどれか?

 

であり、これらを与件文の中から正しく拾えるか、が事例Ⅱの勝負どころ。

 

2.基本の切り口に沿って与件文を整理する。

人事組織や生産管理と比較して、「マーケティングってなんだかイメージしにくい」と言う人は少ないと思われる。

よって、事例Ⅱは一番とっつきやすい科目とも言えるが、それだけに「なんとなく読んで、なんとなく書いてしまう」ことで大事故を起こす危険度が最も高い事例でもある。

だからこそ、「基本の切り口」というフレームで、与件文の情報を‟診断士らしく”整理することが大事。

以下その具体例としての、基本中の基本。

 

(1)3C

顧客は誰か?どんなニーズを持っているか?

属性やニーズはどう変容してきているか?

競合の4P及び強みに対して、B社が「ここでは負ける」もの、「これなら勝てる」ものは何か?

 

(2)4P

商品・サービス …B社の“現在の”強み、独自性を生かしたものは何か?

価格 …ブランド価値や顧客から見たコストパフォーマンス(コストとは金銭的な意味だけでなく、時間的や心理的な手間も含む)を踏まえ、プレミア(付加価値)を感じさせる価格で行くか、お得感ある価格で行くか?

流通・チャネル …“B社の”商品・サービスを“B社の”ターゲットが買ってくれる最適な場所はどこか?直販か、卸か?リアル店舗か通信販売か?

販売促進 …“B社の”ターゲットに情報を伝える最適な方法は何か? 何のツールや誰を使い、どこでどうやって届けるか?

 

(3)STP

新たに打って出られる市場はどこにあるのか?

ターゲットはどんな属性の、どんなニーズを持った人か?

競合と差別化し、かつ顧客のニーズを満たしうるサービス・商品は何か?

 

(4)誰に、何を、どのように

新たな市場に打って出る戦略を、この3つに沿って説明できるか?

このフレームが欠けている解答は、B・C評価答案にとても多い。

B社の課題と向かうべき方向性を3C、4P、STPで整理できていれば、自ずと明確になるはず。

 

これらのフレームに沿って与件文を“診断士として読む”ことができれば、各設問で「何が問われているのか?」も理解できる。

少なくとも、「なんとなく読んで、なんとなく書いてしまう」ようなことは防げる。

 

3.高得点を狙おうとしない。

事例Ⅱで最も大事なのはこれかもしれない。

「他の受験生が書かないであろうことを書いて、差をつけてやろう」と考えた時点で、あなたが差をつけられている。

採点方式に「減点システム」があるかどうかは定かではないが、妥当性の低い(=与件文から根拠を示せない)アイデアや知識をひけらかすことは、「私は題意を理解できていません」と採点者にアピールしているに等しい。

特に事例Ⅱは、「なんとなく読んで、なんとなく書いてしまう」中で上記のような下心が出やすいだけに、要注意。

 

【事例Ⅲ】

1.「現場の明らかな課題」を見つける。

与件文全体をQCDの視点で見ると、どこかに必ず「明らかな課題」がある。

受注~生産~納品の流れを整理し、

①「していない」「できていない」こと ②ムリ、ムダ、ムラ を全て洗い出す。

 

2.「流れに着目する。

「生産管理」において課題を持つ事例Ⅲにおいては、「二つの流れ」が重要。

ひとつは、情報の流れ。

もうひとつは、モノの流れ。

二つの流れに着目して与件文の情報を整理してみると(図式化してみるとわかりやすい)、

 

・部門間(社内全体)

・生産工程(工場内)

・外部(取引先、仕入先、外注先など)

 

のどこかに「スムーズに連携できていない箇所」があるはず。

情報の流れなら、どう共有するか。

モノの流れなら、どう生産リードタイムを短縮し、どうコストを下げるか。

の視点で、解決方法を明示する。

 

3.一次知識を使って、解決方法と成果を具体的に示す。

事例Ⅲは特に、「現場の明らかな課題」に対して、「具体的な解決策」と「それによる成果」を明確に示す必要がある。

運営管理の知識を持った診断士として、具体的な改善策を提示することが求められている。 解決方法の基本はECRS(ないじゅか)

洗い出した課題は全て解決してあげるとともに、「それをやることで何がどう改善されるか」までを具体的に書く。

そして、現場の課題をクリアすることで、C社が進むべき方向性に向かえるという因果を明確にする。

 

———————–

 

以上、「それぞれの事例で何が求められているのか?」を把握しておくことは、出題者の意図を汲むうえでは最も重要となる前提です。

私が受験生時代、このことに気づいたきっかけは、初代・ハカセ氏のファイナルペーパーでした。

 

※余談ですが、「盲点をピックアップして補強する」という目的で「人のファイナルペーパーに学ぶ」ということは直前期対策としてはとても有効だと思っています。その理由については別のブログに書いていますので、ご参考になれば幸いです。

 

そして、事例Ⅰ~Ⅲの解答作成において共通して言えることは、

 

与件文と一次知識のバランスが大事

 

ということです。

与件文の抜き出しだけでは診断としても助言としても力不足。

診断士なら、専門知識(=一次知識)をさらにそこに加味して「つまりこういうことだと診断できます」「すなわちこうすることで解決できます」と具体的に示す。

 

一方で、一次知識のキーワードをやたらめったら詰め込めばOK、ということでもない。

あくまで与件文から、事例企業の時系列と因果、課題と向かうべき方向性を具体的に抜き出したうえで、そこに最も適切と思われる一次知識を対応付けることが大事。

そして与件文の抜き出しは、「与件文の言葉をそのまま使う」ことが重要。

変に知ったかぶりして言い換えたところで、採点者に伝わる可能性が下がるだけ。

「与件文の抜き出しは素直に、一次知識の対応付けは与件文に忠実に」を心がける。

 

ここまで読んでも、具体的にどう書くのかイメージできない…という人は、“A評価答案の読み込みと分析”が不足している可能性が高いです。

ふぞろい」や再現答案まとめを読んで、採点者に伝わる「与件文の抜き出しの仕方」「一次知識の対応付け」をインプットすることをおすすめします。

 

そして、最後に勝敗を分けるのは

 

「事故を起こさない(=40点以下を取らない)こと」

 

だと私は思っています。 事故とは、「みんなができる問題で題意を外す」ことです。

いわゆるサプライズ系の問題はみんなができなくても当たり前。

むしろ、与件文と設問文をしっかり読み込めていれば解けたはずの問題で、見落としや制約条件外しをしてしまうことのほうが致命的です。

手堅く解ける問題で着実に点を積み重ねることを意識して臨んでくださいね。

 

また、得点開示制度が導入されたことで、出題の傾向が変わるのでは・・・という風評もありますが、結局、2次試験においてやることの本質は変わりません。

すなわち、

 

与件文に描かれた事例企業の課題と向かうべき方向性をつかみ、

設問文で問われていることに対して素直に、

診断士としての知識を用いながら答える、

 

ということ。

その原則に忠実であるかぎり、10月25日は「事故なく安全運転」で走り抜けられるはず。

 

あとは、逃げずにやりきることだけを考えて、最善を尽くしましょう!



こんにちは、うみのです。

(いちおう、6代目の中ではリーダーという体になっておりますが、そんなに大した立場でもなく…他のメンバに無茶振りをするくらいのことしかしておりません)

 

さて、今週は「80分の解答プロセスの確立」を主たるテーマとして記事を構成しております。

そして、解答プロセスの構成要素としてオーソドックスに用いられるのは

 

「読む」「考える」「書く」

 

の3つの要素なわけですが…

 

皆さんはどのプロセスに課題を感じておられるでしょうか?

 

恐らく、「解答がうまく書けない…」「どう書いていいか分からない…」と、「書く」プロセスに課題感を持っているケースが多いのではないかと思います。

文章力を高めようと、ロジカルライティング系の書籍を紐解く受験生も多いのではないでしょうか。

 

でも、本当に「書く」プロセスが課題なのでしょうか?

 

私は「ふぞろいな合格答案8」の執筆メンバの一人ですが、約184件の再現答案をもとに分析する過程で、「B/C評価の答案」によく見られるパターンと、80分プロセスのどのようなところに落とし穴が生じやすいのかについて色々と気付きを得ることがありました。

 

そこで、今日は上記の疑問を出発点に、私なりの考えをお伝えしたいと思います。

 

 

課題を「なぜうまく解答を書けないのか?」とすると…

その原因の具体例として、B/C答案においてよく見られるものから6つ、以下に挙げてみます。

 

①    盛り込むべきキーワードが不足している

主に与件文の抜き出しのみで解答が構成されているパターンです。

この場合、80分の解答プロセスそのものではなく、与件文で述べられている事象に対して一次知識の対応付けが十分でない可能性があります。

対策としては、一次知識の体系化や、与件文・設問文への一次知識の対応付けが不足していないかを振り返ってみると良いかと思います。

 

②    問われたことに答えていない

岡崎氏の「あなたは問いに答えていますか?」にもありましたが、設問文で「〇〇について答えよ」とあるのに対し、「〇〇」についての解答になっていないパターンです。

岡崎氏が書かれているように「解答フレーム」を意識することもひとつの対策方法ですが、この場合において問題なのは、「なぜ題意を外してしまうのか?」ということです。

それぞれに理由はあるかと思いますが、「読む」プロセスにおいて、与件文と設問文をきちんと読めていない可能性を一度検討してみることをお勧めします。

与件文は、事例を問わず、基本的には

 

「創業から現在に至る成長の因果があり、今後の環境変化に応じた新たな成長に向けての課題がある」

 

というプロット(構成)で成り立っています。

設問文では、その構成に基づき、「現状及びそこに至る経緯の分析」「課題の抽出」「課題の解決方法」といった、与件文の核となるポイントについて問うています。

 

つまり、与件文の要点を洗い出すものとして設問文があり、設問文に照らし合わせることで与件文の因果が整理される。

そのように、与件文と設問文を対にしている軸こそが「題意」です。

 

与件文と設問文をぶつ切りで捉えていると、与件文に描かれていることをうまく整理できず、それによって設問文で問われている要点を見失う、という落とし穴に嵌りがちです。

以上が、「与件文と設問文をきちんと読解できているか?」を振り返ることをお勧めする理由です。

(2次試験においてよく言われる、「問われていることに素直に答える」のが難しいのは、そういう視点で読解するという認識を持ちにくいことにあるのではないかと私は思っています。)

 

 

③    制約条件を外している

これは単純に、「読む」プロセスにおいて、「設問文をきちんと読めていない」ことによるものだと思います。

(厳密に言えば、「読んだけどうっかり忘れた」ということかと思いますが、忘れてしまうということは、きちんと読めていないということです。)

 

単純なようですが、与件文や一次知識の対応付けに注意を向けすぎたがために、うっかり陥りやすいパターンです。

人の注意力の量は有限だと私は思っています。

一部分に注意力を向けすぎると、他の部分への注意が必ず疎かになります。

全体を通してバランスよく注意力を振り分けることは難しいですが、与件文と設問文をしっかりと読み取ることを意識して演習を重ねれば、バランス感覚は少しずつでも身に付いてくるはずです。

 

④    読みにくい文章になっている

B/C答案には、「何を言いたいのか」が一読して分かりにくい解答が多くあります。

特に多いのが、キーワードを詰め込むことに注意を向けすぎたがために、文章全体をわかりやすく整えることが疎かになり、主語と述語が対応できていないなど、日本語としての文法が成立していないパターンです。

文章力を高めるためのトレーニングを重点的に行う受験生もいるかと思いますが、2次試験は論述問題と言ってもたかだか多くて200字程度。その程度の文章量に対し、書く基礎力を鍛えることに重きを置きすぎるのは非効率であると私は思います。

効率性を意識すると、例として以下のような対策が挙げられるかと思います。

 

(1)一文を長くしすぎない(一文につき80文字程度を目安にする) 

(2)キーワードを盛り込むことよりも、結論とその結論に至る根拠や因果を明確にすることを意識する

(3)A評価答案の解答から、文章構成として分かりやすいと思えるものを取り入れる(=「パクッてカスタマイズ」)

 

セミナーで多かった質問に、歴代道場メンバがお答えします」の「Q2.文章の読み書きがとにかく苦手です。ただ、二次試験までの時間も短いので、読み書きについて個別に対策をするべきでしょうか。」に対する道場メンバの解答も参考にしてみると良いかと思います。

 

⑤    論点が不足している

B/C答案にとても多いのが、「ひとつの論点だけで解答を構成している」パターンです。

解答の文字数に論点の数を対応させる、ということはよく言われますが、この場合においての問題は、「考える」プロセスにおいて「論点には多面性がある」という原則に立てていないことにあるのではないかと思います。

例えば、事例Ⅰで「人事施策」に関する問いがあったとして、「報酬」という論点でしか解答できていないケースにおいては、そもそも人事施策には「採用」「配置」「評価(報酬)」「育成」という4つの論点がある、という視点が欠けている可能性があります。

この論点は「切り口」とも呼ばれます。

どのような問題に対してどのような切り口があるかについては、「2次試験合格者の頭の中にあった全知識」などによく整理されています。

このように切り口に沿って一次知識を整理することが「一次知識の体系化」において重要なポイントです。

解答用紙をどう埋めたら分からない…、マス目が大幅に余ってしまう…、という悩みを持つ方は、一度、「多面性」を意識して一次知識を再整理し、与件文の対応付けを行ってみると良いかと思います。

 

⑥    与件文から必要な要素を抜き出せていない

これは、「②問われたことに答えていない」とほぼ近しい原因である可能性が高いです。

つまり、「読む」プロセスにおいて題意を掴めていないため、重要なポイントを読み落としているパターンです。

与件文を読むうえで、キーワード(点)を拾う事ばかりに注意を向けていると、題意=全体のストーリー(線)を構成する「成長の因果」や「今後の課題」を把握しづらくなり、題意に沿って重要な記述を読み落としやすくなってしまいます。

題意に沿って与件文を整理することを意識してみると、全体のストーリーを理解しやすくなると思います。

 

 

上に述べた原因と対策はあくまでもひとつの例に過ぎませんが、「解答がうまく書けない」理由は、必ずしも「書く」プロセスのみにあるわけではないことはイメージできるのではないかと思います。

これらの例が、皆さんそれぞれの「書けない原因」にアプローチするための下敷きとなれば幸いです。



こんにちは、うみのです。

今日は過去問の活用方法を出発点に、タイトルのテーマについて考えてみます。

 

以前、あるセミナーで受験生の方から、

 

「過去問を何度も解いていると答えを覚えてしまいます。それって意味はあるのでしょうか?」

 

という質問をいただいたことがあります。

 

皆さんはどう思われますか?

 

私自身の考えでは、「あまり意味はない」です。

以下、その理由について述べます。

 

試験というものはそもそも、「一定の能力があるかどうかという篩(ふるい)にかける」ためにつくられるものです。

では、2次試験ではどのような能力を問われているのでしょうか?

 

中小企業の診断及び助言に関する能力」ですよね。

 

では、「診断できる力」「助言できる力」とはどのような力でしょうか?

 

私はこう考えています。

 

診断できる力とは、

 

・企業の現状を正しく分析する力

・その企業の向かうべき方向性(社長の想い)を汲み取れる力

 

その企業の強みと弱みは何なのか。

機会と脅威はどこにあるのか。

向かうべき方向に進むために、どんな課題を解決する必要があるのか。

これらをきちんと整理して説明できる力が「診断力」だと思います。

 

助言できる力とは、

 

・目指す方向に従って課題を解決すべく、社長を論理的に説得できる力

 

どんなコンサル業でも、「社長を説得することが一番難しい」と言われます。

説得するためには、論理的に因果や根拠を示す必要があります。

社長を納得させ、課題解決に向けて決断させる力が「助言力」だと思います。

 

診断士を志すあなたにそのような力が備わっているか?を量るための試験が2次試験です。

 

そのような視点から過去問を読み解いてみると、

 

与件文は【とりとめのないヒアリングシートであり、

設問文は【①ヒアリングシートの内容から企業を正しく診断できるか ②理解した上で、その企業の課題解決に向けて適切な助言ができるか】である、

 

と見ることができます。

 

この「とりとめのなさ」がポイントです。

診断する力を量るためには、「企業の置かれた現状を正しく整理できるか」で篩にかける必要があるため、わざととりとめもなく書かれているのです。

これが、2次試験における第一の篩です。

 

整理した上で、診断士として求められる専門基礎知識(1次知識)をその現状に当てはめることで、「適切な助言」ができるかどうかが問われます。

これが、2次試験における第二の篩です。

ここでは、「診断士として基礎的な知識の対応付けができるかどうか」がポイントです。

素晴らしいアイデア(思い付き)や専門的な業界知識ではなく、1次試験で学んだ知識のフレーム(SWOT分析や3C、4P、QCDなど)に沿って、診断士としてより妥当性の高い(=共通認識として納得できる)知識を対応付ける必要があります。

これが「人並みベタな解答」ということです

 

ここで冒頭の質問に戻ると、「答えを暗記してしまう」の「答え」を、「ふぞろい」などに載っているA評価(=人並みベタ)な答案がどのような知識の対応付けを行っているかを知ることだとするならば、それなりの意味があると思います。

しかしそれよりも、「与件文と設問文のクセやパターンを知ること」にこそ過去問を解く意義がある、と私は思っています。

なぜか。

答えを覚えてしまったものは、似たようなパターンの設問が出てきた場合には対応しやすいかもしれません。

しかしそれ以上に、2次試験における「篩」がどのようにかけられているかを理解してなければ「単なる暗記問題の解法」になってしまい、事故を起こしてしまうリスクが高まるからです。

 

以下、「2次試験は暗記問題ではない」ということをもう少し掘り下げてみましょう。

 

よく、「2次試験は国語の試験」だと言われます。

「国語の試験」という解釈は、「とりとめなく書かれた文章を正しく整理する」という意味では正しいと思います。

しかし。

2次試験では出題者の意図を汲め、とよく言われますが、「この時の筆者の心情を述べよ」といったような「高度な国語力」だと考えてしまうと、少し趣が違ってきます。

 

そのような「間違い」を生んでしまうのは、予備校の模範解答の弊害のひとつではないかと私は思っています。

(模範解答だけにその原因を求めるものではありませんが)

 

皆さんの中に、予備校の模範解答を見て

こんなハイレベルな文章、どうやったら書けるようになるの?解説を読んでもさっぱり分からないんだけど…

と感じたことのある人はいませんか?

 

模範解答が作成される工程がブラックボックスに感じられるほど、「高度な国語力が必要なんだ!」「想像力を働かせないといけないんだ!」と考えるようになります。

その結果、解答には、このような事故パターンが並ぶことになります。

 

◆「自分もこの事例企業と同じ業界にいるからわかる!現場ではこうだ!」という【経験自慢】

◆「専門書で読んだけど最新の学説ではこうだ!」という【知識自慢】

◆「すっごく良いアイディアを閃いた!」という【思いつき自慢】

◆「絞り込めないから思いついた知識を全部入れておこう!」という【詰め込み自慢】

 

先に述べた、2次試験の篩は「現状を整理する力」であり、「ごく基礎的な知識の対応付けができる力」であるという前提に立つと、「高度な国語力」という解釈がいかに誤ったベクトルを生み出しかねないかがイメージできるのではないかと思います。

(この【自慢事故】は、「人並みベタ解答ではなく、他の受験生と差をつける素晴らしい解答を書こう!」と考える 時にも陥りがちです)

 

しかし2次試験においては、このような事故パターンは決して珍しいものではありません。

 

とりとめのない与件文、本試験でのプレッシャー、80分という時間制限。

これらがかけあわされた現場でいかに、「筆者の心情を答えよ的な、高度な国語力」という勘違いが生まれやすいか。

合格率約20%という数字がそれを示しています。

 

 

繰り返しになりますが、とりとめのないヒアリングシートである与件文を、診断士としての基礎的な知識(=人並みベタ)に照らして整理する。

「読む力」において求められているのは、その程度のことです。

 

整理することで導き出された現状分析や課題解決の具体的な内容を、設問文では問うているわけです。

問われていることに、誰が読んでも分かりやすく納得できる(=社長を説得できる)ように、論理的かつ平易な文章で答えることが、「篩にかけて残った解答」たりうるのです。

そこには高度な文章力は必要ありません。論述試験と言っても、たかだか200文字程度。

Nicoが「書くことに苦手意識を持っているアナタに」で書いているように、ビジネスライティング程度の文章力で十分対応できるレベルだと思います。

 

このような読み書きの力を「高度な国語力」と考えすぎると、【自慢事故】につながってしまう危険が高まるわけです。

 

そうならないためにも、過去問を通して「与件文と設問文のクセやパターンを知っておく」ことがとても重要になります。

(予備校の模試や演習の問題は、良くできているとは言っても作者が違います。本試験のレプリカのようなものに過ぎません)

先述の、2次試験で何が問われているのか?という視点から過去問を読んでみると、非常に練られて作文されていることに気付かれるのではないかと思います。

 

 

最後に。

2次試験に求められていることの一つとして「整理する力」と述べましたが、これは実際の診断活動でも非常に重要なスキルとして役立ちます。

実際に社長に会ってお話してみると実感されると思いますが、現実に与えられる情報も「とりとめのないヒアリングシート」そのものだからです。

現状を正しく整理し、社長を説得できる診断士になるために、2次試験から学べることは非常に多く、実によくできた試験だと私は思っています。

 

 



こんばんは、うみのです。

先週末の東京セミナーにご参加くださった方、ありがとうございました!

皆さんの真剣な眼差しに、道場メンバも熱のこもった語り口でお話しさせていただきました。

セミナーではパネルディスカッションのコーナーを設け、参加者の皆様からあらかじめいただいていた質問の中から多かったものや、この時期特に悩みがちなものをピックアップし、道場メンバからお答えさせていただきました。

あいにく時間の制約があり、すべてのテーマにメンバ全員がお答えすることができませんでした。

 

そこでこちらの記事にて、セミナーに登壇した道場メンバからのお答えを掲載させていただきます。

セミナーにご参加いただけなかった方にもご参考になれば幸いです。

 

◆◆◆

 

Q1.ゼロからの二次対策について、効率的に進めるための「選択と集中」のポイントを教えて下さい。

 

JC(初代)より

自分にとってのお作法を確立するためにまずはいろんなことにチャレンジしてみましょう。設問から読む。設問をあと5分多く読む。書く前に考える時間をもっと取る。などなど。

 

ハカセ(初代)より

選択するべき事項は以下の4つ。

(1)事例ごとの特徴の把握

(2)事例IVの基礎的な計算問題への注力

(3)PREP法に代表される文字数短縮術の習得

(4)フレームワークを含むロジカルシンキングの超基本

 

選択しないべき事項は以下の3つ。

(1)出題委員の書籍の読解

(2)講師の吟味

(3)何をしていいか分からないと逡巡することそのもの

 

◆お薬ハック(4代目)より

ポイントは2つあります。

1.二次試験がどのような試験であるか情報を集め、求められている事を理解すること

2.合格者がなぜ合格したかを分析し、真似できるものを取り込むこと

 

3215(5代目)より

事例ごとの知識(特徴とパターン)と一次試験の知識を活用した「それで?」の活用。

それを「過去問」でどのように使うかを確認していくと良いと思います。

 

◆まさや~ん(5代目)より

事例ⅣはCVP、NPV、CF計算書、財務分析に力を入れて、個別論点は捨てましょう。

事例Ⅰ~Ⅲは「読む」「考える」を重視して学習すること。

書き方は「主語、根拠・目的、述語」を意識して書けば、十分です。

 

◆岡崎教行(6代目)より

今振り返ると、事前準備である程度の対応ができるようになる事例Ⅳに集中すべきかなと思います。

 

Nico(6代目)より

予備校に通われている方は、「方針や進め方が自分に合っているかどうか」を早く見極めることが大事だと思います。そこでグダグダ時間をかけていたり、逆に、合ってもいないのに無理やり納得しようとしたりすると時間が勿体ないです。

自分にマッチする予備校や講師が見つかったのなら、後は信じて突き進むのみです。

効率的に進める方法はこれくらいかと思います。

 

◆おはとも(6代目)より

結果として、合格者でも何を選択し何に集中したかは個人差があります。

まずは、なるべく早い段階で「自分は何を選択し何に集中して取り組むべきか」を掴むことが重要だと思います。

9月初旬までは、過去問を知り、情報を集めて自分に何が足りないかを見極めることがとても大事です。

 

◆うみの(6代目)より

まず、「選択」するためには「判断基準」が必要ですよね。
2次試験対策において、実はこの「判断基準」を持つことこそが最も重要です。
判断基準を自分で持つためには、まず「自身の弱み」を明確にしなければなりません。
「自身の弱み」を明らかにするために、まずは事例を解き、何ができて何ができないのかを見極める必要があります。
何を選択すべきかで迷ったら、「演習⇒自己分析」のプロセスに立ち返るべきでしょう。

誰にも共通して言える「必ず選択すべきこと」は、以下の3点。

①過去問(5年分)を解き、自分の答案とA評価答案とを突き合せる
②一次知識の体系化と、対応付けのパターンの理解
③A評価答案の読み込みと、B・C評価答案との比較分析

 

 

Q2.文章の読み書きがとにかく苦手です。

ただ、二次試験までの時間も短いので、読み書きについて個別に対策をするべきでしょうか。

 

JCより

練習しかありません。

集中して読み込む練習を繰り返す。

書くことも練習だけど、考えが纏まる前に書き出してしまわないように。

考えが纏まれば、書く時間は格段に短縮されます。

 

◆ハカセより

正直言って、そこは「センス」の世界でもあります。

それを向上させるには「年」の単位の修行が必要(例えば「春秋要約」)なので、そこは割り切って、「事例でどんないい解答を書くか」に専念することをお勧めします。

 

◆お薬ハックより

読み方:場数を踏むことです。過去問の模範解答と自分の回答を比較する事で、読み取り足りていなかった部分に気づけるようにしましょう。

書き方:模範解答でよく使われている言い回しを覚えること。1論点につき30字~50字程度という目安を活用してみましょう。

 

◆3215より

時間がないので、過去問等を取り組みながらできることに制限することをお勧めします。(ということは、特に読み書き上達のために特別なことはしないということです)

 

◆まさや~んより

二次試験に書くという力は必要ありません。

主語と述語、それに与件の文章を根拠として埋めるだけで十分です。

それよりは、読む力を伸ばす方が良いです。具体的には、「設問に問われていることを間違いなく拾えてくる力」を養うことを重視した方が良いと思います。

 

◆岡崎教行より

読よみという点については、個別対応は不要かと思います。

書きという点については、他の人の答案と比べてみる、他の人の答案を「自分だったら日本語的にこうするなぁ」という視点で修正してみるのが良いかと思います。

 

◆Nicoより

私も読み書き、笑うほど苦手でした(^^;)

特に書く方はいまだに苦手です。でも二次試験の解答を書けと言われたら、普通に埋められる自信はあります。

書くためのコツは使える「キーワード」と「フレーズ」をしっかり覚えることではないでしょうか。

過去問や答練、模擬試験での予備校の模範回答から自分に足りない「キーワード」や「フレーズ」を盗みまくってました。それだけで書けるようになったので、読み書きだけの個別対策は要らないと思います。

 

◆おはともより

診断士の二次試験は一般的な文章を読む・書くとは違います。

二次試験まで5年かける計画で取り組むのであれば読み書きの練習も良いかもしれませんが、道場読者の皆さんはそうではありませんよね?

それでしたら、遠回りをせずに最初から診断士二次試験のための対策をするべきです。

 

◆うみのより 

「書くスキル」に関しては、実はそれほど必要ありません。

なぜなら、論述試験とは言ってもせいぜい200文字程度であり、その程度の文字数であれば、文章作成力の基礎を鍛えることよりも解答フレーム」をある程度パターン化して覚えることで十分に対応可能で、そのほうがはるかに効率的であるからです。

「読むスキル」については、2次試験においては非常に重要ではありますが、一般的な文章読解力と言うより、過去問を十分に読解し、A評価答案と突き合せて分析することで、「出題パターンと求める解答の方向性」をつかむことのほうが重要です。
無駄に遠回りな対策をするより、「2次試験において求められるレベル感」を正しく掴んでそれに合った対策を取る方が良いと考えます。

 

Q3. 過去問の有効な活用方法と、逆に、これはやってはいけない事について教えて下さい。

 

◆JCより

過去問は徹底的にやりこみました。

過去5年分を事例ごとにタテ解きはお勧めのような気がします。

過去問は傾向が異なっている場合も多々あるので、あんまり気にしすぎないように。

且つ予備校の模範解答がほんとに正解かどうかわからないという点も気を付けたいですね。

 

◆ハカセより

僕は「過去問にこだわらない派」である上に、「一度解いた問題は二度と解かない派」なのであまり参考になる話はありません・・・。

 

◆お薬ハックより

1.ふぞろいを徹底的に揃え(ふぞろいな答案分析1、2+ふぞろい7、8で8年分)、キーワード採点をして合格に必要な等身大の実力を知ること。

2.過去問を解くことを”目的”にしてしまうこと。あくまで過去問は自分に足りないことに気づき、学習の進捗を計るための”手段”でしかないため。 数を解いたからOK!と思わないこと。

 

◆3215より

模範解答や再現答案を使って、自分の解答を「合格できる解答」に収斂(同質化)させていくこと。間違っても同じ解答にしようとは思わない。

 

◆まさや~んより

模範解答はその予備校が出している“模範解答”であると理解すること。

大切なのはみんなが書ける論点(具体的には、ふぞろいや勉強会などを通して学びましょう)を逃さない読み方を学ぶこと。

事例Ⅳは平成13年度からやるといいが、事例Ⅰ~Ⅲは傾向が違いすぎるので、特に対策する必要はないと思います。

過去5年分くらいはマストだと思います。

 

◆岡崎教行より

過去問、事例Ⅳの経営分析5年分と事例Ⅰ~Ⅲの2年分程度しかやっていないので、わかりません。

 

◆Nicoより

特に事例Ⅰ~Ⅲは、過去5年分、パッと与件文と設問文を読んで、考えた自分の解答と予備校の模範解答との突合せをやっていました。

間違っていれば、解説があればですが、どこが足りなかったのかを見てみる。

事例Ⅳは気乗りせず一切触っていなかったのですが、もうちょっと本試験の難易度を知るためにもやっておけば良かったと思います…。

やってはいけないことは模範解答がないまま、取り組むことでしょうか(そんな人いないか…)。

 

◆おはともより

過去問と合格者答案を見比べて、「なぜこれが合格者答案なのか」「本文のどこからどのようにこの解答を導き出したのか」を考えるのは有効だと思います。

 

◆うみのより

過去問は、与件文や出題のパターンを分析する事。読み込めばある程度の「癖」は見えてきます。

やってはいけない事は、人の意見を鵜呑みにすること(=思考停止する事)
自らの頭で考えることで「試験と自分」を理解することなしには受からない試験。
たとえ大多数がやっている対策であろうと、自分に合わないと感じたら早々に捨てる。

 

 

Q4.模試に対してはどのような心構えでいけばよいか、教えてください。

 

◆JCより

模試はいつでもそうですが本番のつもりで。

解答を解くことだけでなく、どこで自分が疲れるか。糖分補給はどこでやるか、昼食は何がいいか、筆記用具は?こんな準備をしつつ、自分がこれまで培ったお作法が正しいかどうかの確認の場とすべきです。

ただストレート生の方はまだこの段階ではお作法が固まっていないと思うので、その場合は途中経過の確認とすること。

 

◆ハカセより

初めて二次模試を受けるという方は、「当たって砕けろ」でいい。

ただし、「誰も思いつかないようなアイデア解答」はせず、「誰もが書くような平凡な解答」を志すこと。

初めてではない方は、完成度合いの確認になりますので、「よい文章」ではなく「点になりそうな解答」にこだわるべきと思います。

 

◆お薬ハックより

試験当日のシミュレーションと考えて行動すること。例えば文房具の揃えや、お茶やお菓子の準備、お弁当のボリュームや調達先など、当日の行動を想定しながら模試を受ける

(あと、勉強会仲間を探すとか。笑)

 

◆3215より

「良い点をとってやろう」と思わないこと。

初学の人は、このタイミングで良い点をとっちゃったらちょっとヤバイ、と思うくらいのほうが良いくらいです。

まずは一日4事例を解くということがどんな感じなのか確認してみましょう。

 

◆まさや~んより

本試験と同様の心構え、食事トイレ時間配分などを意識。

事例Ⅲまで終えた後の事例Ⅳはとても経験になるので必ず最後まで経験すること。

あと得点が低くても、気にしなくて良いです。

 

◆岡崎教行より

一次試験と同様、どれだけ脳が疲れるかを実感して、事例Ⅳでケアレスミスをしないようにするにはどうするかを考える機会にするのが良いかと思います。

 

◆Nicoより

私は基本的には予備校の答練と同じようなスタンスで臨みました。

試行錯誤ができる良い場ですので、何かしらの目的を持って取り組むべきです。

タイムマネジメントだけでなく、色ペンの使い方、問題用紙を真ん中でちぎるのか否か、与件文から読むのか、設問文から読むのか、などなど色々試してください。

あとは初見の問題に対して、自分はどのように考え、解答を書くに至ったのかを振り返れるようにしておけばOKかと思います。

 

◆おはともより

一次試験と同じく、時間の感覚をつかむためのシミュレーションをするのは有効です。

一日で事例を4本解くとどれぐらい疲れるのかを体験したうえで、本試験での闘い方を考えましょう。

 

◆うみのより

当日のシミュレーションとしては「本番のつもり」で。
結果については「本試験で点を取れるようになるための教材」として。
点数に囚われる必要はありません。
(模試で良い点数を取って安心する人と、悪い点数を取って「なぜその点数なのか?どうやったら点数を上げられるか?」と徹底的に考え抜く人、どちらが合格可能性が高いか?で考えれば分かりますね。)

 

Q5. 二次試験合格に向けてどのような指標を目指せば良いでしょうか。他の人と差をつけるために何をしましたか?

 

◆JCより

まずは事例Ⅳの経営分析はほぼできるもんね!というレベルまで持っていく。

事例ⅠからⅢの明確な切り分けの理解。

 

◆ハカセより

残念ながら二次試験に「指標」はないのが実情です。そこが二次試験の難しいところです。

また、「他の人と同じような解答」を目指していたため、質問者の方が求めるような解答を提供することができません。あしからず・・・。

 

◆お薬ハックより

勉強を始める前に、合格者がなぜ合格したか十分に分析してから勉強方法を決めること。

勉強時間を確保するだけなら誰でもできます。

ポイントはモチベーションを高く持ち、勉強する時の集中力を高め、(他人の真似をするなど)工夫した勉強方法を使うこと。

 

◆3215より

差のついた解答である時点で合格答案でないので、この心配は杞憂です。(ノω`)

差をつけるのではなく合格答案に「同質化」させる訓練をするべきだと思います。

 

◆まさや~んより

差を付ける必要性はなく、どの設問も大多数の解答を書いておけば自ずと合格となります。また事例Ⅳは60点(素点ベースで)取れて合格している人はほとんどいないことを理解すると良いでしょう(論点が簡単だった年度は除いて)。

 

 ◆岡崎教行より

逆説的かもしれませんが、他の人と同じ答案を全て並べることができれば相対的に上に上がると思いますので、差をつけようと考える必要はないかと思います。(ただし事例Ⅳは除く)

 

◆Nicoより

私の通っていた予備校では、他人と差をつける為に、「切り口を明確に」して、「キーワードで書く」をテーマにしていたので、そちらを信じて突き進みました。

本番で、このテーマで学んだ解答方法で普通に書くことができれば、おそらく多くの受験生には勝てるだろう、と思い込んで勉強していました(笑)

 

◆おはともより

過去の合格者から話を聞き、評判のよい予備校講師の話を聞きに行く。

自分に合うと感じたら、そのやり方をマスターするように努力をする。

 

◆うみのより 

A評価答案を読みまくって、「2次試験において求められているのは具体的にどういうことで、どのレベルなのか?」を客観的に分析することが重要です。
間違っても、予備校の模範解答などを当てにしてはいけません。
正解が発表されない試験である以上、A評価解答こそが協会が考える「最も正解に近いもの」です。
「指標が分からない…」という場合、ここの分析がまず不足していることを自覚しましょう。
これは人から教えられて理解できるようなものではありません。自分の頭で分析し、自ら指標を見つけることが重要です。
また、これも勘違いしやすいのですが、2次試験において「他の人と差をつける」は正しい戦略ではありません。
むしろそう思った時点で、あなたが差をつけられていると思うべきです。
重要なのは、「与件文と設問文から出題の意図を正しく読み解き、“診断士なら大多数が連想するであろう一次知識”を当てはめながら、聞かれていることに素直に答える事」です。
それさえ地道に積み上げれば、自ずと合格ラインには届きます。

 

 

Q6. 一次では通勤時間などの細切れ時間を活用していましたが、二次試験ではなかなかうまく計画できません。

まとまった時間がとれない時どのように対策や計画をされていたか教えて下さい。

 

◆JCより

早起きして早朝の時間で80分の事例を1個解く。

電車の中では正解例と見比べながら自分の解答を磨く。

事例Ⅳのみ、昼休みの60分で解けるようになるので、ここを利用。

受験機関の答練や模試等の問題をできるだけたくさん取り寄せてやっていました。

 

◆ハカセより

「設問文解釈」が格好のトレーニングです。Zoneが推奨するこれです。

逆に、事例は必ず80分というまとまった時間を確保して、しかも本番のような緊張感を持って解くようにしていました。

 

 

◆お薬ハックより

一次試験と違って勉強時間が必ずしも成果と比例しないので、あまり思いつめないことです。

情報を集め、自分で決めた勉強方法に疑いを持たず、その決断を信じてひたすら頑張ること。

+αとしては、「まとめファイル」を作って(紙でもPDFファイルでも)空き時間にひたすら見ることをお勧めします。(私は、ファイナルペーパーをPDF化してiPhoneで見ていました)

 

◆まさや~んより

解答を書く時間が、私の場合、(たしか)40分を割り当てていたので、解答を書くまでのプロセスを40分とし、そこまでを朝のファミレスなどで解いていました。

昼休みには事例Ⅳの計算問題を必ず1問以上解いていました。こちらは30分くらいで取り組んでいました。

 

◆岡崎教行より

私は平日は殆ど勉強できなかったので、土曜日の朝に早起きし、予備校の講義が始まる時間まで集中して勉強していました。

 

◆Nicoより

事例別に問題軸、対策軸、効果軸に分けて知識を整理した「マトリクス集」や「メリットデメリット集」などを自作していましたので、それを暗記する時間として、細切れ時間を使っていました。

 

◆おはともより

問題要求の解釈をやっていました。

問題文で何を問われているか、どんな解答構成になるかを組み立てる作業です。

本文を読む前のこの作業が非常に大事。また、問題文から、想定すべき知識を思い浮かべられるよう、暗記する作業もやっていました(たとえば見込み生産と受注生産それぞれのメリット・デメリットをこたえられるようにするなど)。

 

◆うみのより

2次試験対策において「隙間時間の活用」は大いに有効です。
一次知識の補強、ミスした箇所の理由と対策を考える、A評価答案を読む、など、「自分の足りていないところ」を補強するインプットの時間と捉えて、教材を工夫してみることをおすすめします。
私の場合は、自分がミスした履歴や、使えていなかった一次知識、セミナーなどで合格者からいただいたアドバイスなどをA5サイズのノートに書き留め、電車待ちなどの隙間時間に何度も読み返してインプットしていました。

 

 

Q7. 時間内に解ききれないことが多々あります。80分の解答プロセスをどう確立すればよいでしょうか?

 

◆JCより

80分では間に合わないよ(泣)というあなたへ」という記事を書いています。

時間が足りないのは読む時間が長いから。与件読みながら、設問読んだりしているから。そういう意味を込めて、この記事を書きました。

時間が足りないという方にはおそらく参考になると思います。

 

◆ハカセより

「80分の解答プロセス」にこだわる方がときどきいますが、僕はその意見に与しません。80分の使い方は十人十色、人それぞれ。

最初に情報収集する目的ならよいですが、それ以降は試行錯誤で自分のスタイルを決めればそれでOK。

ちなみに僕は時間の使い方を特に決めておらず、最後まで自由に使わせてもらいました。間に合った(=時間が余った)ことは一度もありませんが、空欄を作ったことも一度もありません。最後の一秒までもがいて一点でも多くとるのが僕の「解答プロセス」です。

 

◆お薬ハックより

時間配分を決めておき、切捨てラインを決めておくこと(●分経過したら答えを答案用紙に書き始めるなど)。

場数を踏むこと。

合格者の工夫を集め、自分にフィットしそうなものを活用すること。

 

◆3215より

80分で解ききれないことを含めての「80分の解答プロセス」だと思います。

 

◆まさや~んより

まず、どのプロセスで時間がかかっているかを把握するべきです。

時間がかかっている箇所を効率化して再構築して解答プロセスを確立していきましょう。

 

◆岡崎教行より

私は、70分で解くようにしてました。

書くのは最後の20分として、分析と答案構成に50分~55分と割り振ってました。

 

◆Nicoより

私の場合、書きながら、あーでもないこーでもないと考えていたので、書いたり消したりが多く、時間が足りませんでした。よって、書く前にはある程度、「何を書くか」を決めておくことが重要だと気付きました。

このような形で、読む、考える、書くの解答作成プロセスの中で、自分がどこで詰まっているのか、詰まりやすいのかを把握すべきです。その気付きを基に、答練などで最適化していくことをお勧めします。

 

◆おはともより

まず最初に、各問題の優先順位を見極めましょう。

難易度ランクの見極め、と言ってもいいかもしれません。

次に難易度の低い問題からしっかり時間をかけて落ち着いて確実に解いていきます。もっとも難易度が高いと思われる問題は、がんばってもなかなか点数に結びつきにくいので、あまり時間をかけないようにします。

良くないのは、難しい問題だからと時間をかけて取り組んでしまい、もっと簡単な問題(絶対落としてはいけない問題)に時間をかけられなくなることです。

 

◆うみのより

80分で完璧に解き切ることははっきり言って不可能です。本試験では特に。
「80分で60点並みの解答」を書けるためにどう80分を使うかを考えてみましょう。
要は、優先順位を決める、ということです。
「何を選び、何を捨てるか」という視点で80分のトレーニングを何度も重ね、試行錯誤してみましょう。

 

 

Q7. 事例毎に参考となる資料・本などあれば教えてください。

また、『読む・考える・書く』の基礎部分に効果的な資料・本などはあるでしょうか?

 

◆JCより

正直なところ、本を読む時間は持てませんでした。

僕はやっていませんが、後から見てこれが良かったなと思うのは、簿記1級の意思決定会計が含まれる問題集。事例Ⅳの個別問題はなかなか受験校の問題しか見当たらないかと思っていたら、こんなところに良問集がありました。

 

◆ハカセより

今から事例ごとに本を読むなんて迂遠すぎます。

今から「来年の捲土重来」を期すつもりならばそれもいいかもしれませんが、今年の「たまたま合格」を目指すならば、「そんなものは読まない!」と開き直るのも一考でしょう。

ただ、「事例IV」に限れば、各社の計算問題集や「イケカコ」は今からでも役に立つでしょう。

また、「考える」であれば、ロジカルシンキングやクリティカルシンキング系の本は役に立つでしょうが、9月初旬までに読んでないとToo Lateです。事例を解く時間も必要だし、難しいところですね。

 

◆お薬ハックより

「中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全知識」「中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ」。ふぞろいシリーズ。タキプロのe-book。

事例Ⅱ:「小が大を超えるマーケティングの法則」(岩崎 邦彦著)

事例Ⅲ:「ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か」(エリヤフ・ゴールドラット著)

 

◆3215より

事例ごとと言うならば、過去問がこの質問に関する最も適当な回答。

このタイミングからわざわざ「読む書く考える」のファンデーションなところをやる時間はないと思います。

「やらないこと」を明確にしておくのは大事なことだと思います。

 

◆まさや~んより

時間があれば以下の2冊は読むと事例Ⅲを理解できるかもしれませんが、人によるかなぁ…と思います。

「生産管理の基本としくみ」(田島 悟著)

「ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か」(エリヤフ・ゴールドラット著)

 

 ◆岡崎教行より

「小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書」と「スモールビジネス・マーケティング―小規模を強みに変えるマーケティング・プログラム」(いずれも岩崎 邦彦著)は、何回も読みました。

 

◆Nicoより

「中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全知識」でしょうか。

それ以外は特にありません。

「ブランドづくりの教科書」や「スモールビジネス・マーケティング」なども読んだことは読みましたが、読んだ気になっていただけで、いざ本試験の極限状態の場では一切役に立ちませんでした。

結局は自分の継続的に取り組んできたことしか頭には残っていません。

参考本を読めば合格するのではなく、合格するために参考本を読むような心構えが必要です。

 

◆おはともより

事例Ⅱは作問者の著作である「スモールビジネス・マーケティング」が必読書。

かなりこの本に沿って出題されています。

 

◆うみのより

事例について理解をしたいのであれば、過去問およびA評価答案を置いて他にはありません。
ロジカルシンキング系の参考書を読む人も多いですが、Q2でも書いた通り、2次試験はたかだか多くて200文字程度の論述試験。
そんな程度の文字数に対し、限られた時間を割いて論述力を磨く事は非効率であると私は思います。
そして「読む考える書く」力を鍛えるのに最も効率的な方法は、本を読むことではなく、「実際に与件文を読み、考え、解答を書き、自身の足りないところを分析する」ことです。
A評価答案の何が良いのか?を分析したり、A評価答案を参考に自身の解答を添削したり作り直してみるなどのトレーニングをしたほうがよほど実際的だと私は思います。

 

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質問とお答えはここまで。

読んでみるとお分かりになると思いますが、ひとつの問いに対して、合格者それぞれの取り組み方もあれば、共通して見えてくることもあるのですね。

これらのお答えをどう取り入れ、どう生かすかは、皆さん一人ひとり次第です。

以前の私の記事でも書いた「仮説検証思考」を意識しながら、ご自身に合った形で生かしていってくださいね。



他者の思考プロセスはコピーできない。

 

こんにちは。うみのです。

初代・ふうじん氏がとても的確な視点からの分析をされていたので、この後輩へかけられた期待に応えなければ女がすたると思いまして(笑)、

「なぜ合格者のノウハウ活用が大事か?」「そもそも、なぜ合格者はノウハウ面から語りがちなのか?」という視点から自分なりの見解と、

「結局2次試験対策って予備校や合格者によっていろんなやり方があるっぽいけど結局何が正解なのよ?何からやればいいのよ?」

皆さんがモヤモヤしているであろう問いについて書いてみたいと思います。

 

最初にお断りしておきますが、長いです。

が、2次試験の対策方法に迷いや悩みがある人にはできれば読んでいただきたいです。

 

混乱を防ぐため先に書いておきますが、前回の記事で書いたように「全てが相対的な価値観のもとにある2次試験対策」においては、誰の意見が間違い、誰の意見が正しい、ということではなく、合格者がそれぞれに言っていることは視座が異なるだけで、見ている本質は同じだと思っています。(明文化できるかどうかの程度の違いがあるにせよ)

なのでこれから書くことは、「ノウハウだけが大事」という話ではありませんし、他の意見を否定したいがための話でもありません。

 

受験生だったとき、とある勉強会で

「〇〇先生のメソッドではこう考える!」いや、それはおかしい。この予備校の考え方では…」

という宗教戦争が目の前で繰り広げられていたのも今となっては笑い話ですが、ひとつの考え方に固執することはときに思考停止や本来の目的を見失ってしまうリスクを含みます。

 

(蛇足ですが、そういえば大学時代、人文科学や社会科学系の論文を書く時、最初に厳しく指導されたのは「断言するな」ということでした。自然科学のように絶対解がない世界において断言することほど知を閉ざすものはない、という考え方にひどく納得したのを今でも覚えています。)

 

以上のことから、できるだけ多角的な考え方やノウハウを収集して実践していくなかで、2次試験の本質へと向かうあなたなりの道筋を見つけていただきたい、ということが私の2次試験対策全体を通してのメインメッセージです。

 

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ここからは具体的に。

ふうじん氏が紹介されていた「TAC動画チャンネル」の「2次試験合格を確実にするためのポイントを伝授」動画を皆様がご覧になったという前提で、以下話を進めたいと思います。

この動画で述べられているのは「試験を設計する側の視点に立ち、その裏をかく思考」です。

 

さてその上で。

動画を視聴した後、皆さんはどのようなステータスになりましたか?

 

①    言わんとすることは分かった

 

…し、その考え方で演習や過去問に取り組んだらスラスラ書けるようになった!

地頭のいい天才型(ニュータイプ)か、2次試験対策をかなり積んできた熟練者。

合格可能性やや高いが、一方で独りよがりな解答を書いてしまう危険性も潜んでいる。(その危険性についてはまた改めて別の機会に)

 

…けど、じゃあ目の前の問題に具体的にどう取り組めばいいのかサッパリわからない。

飲み込みのよい秀才タイプか、2次試験対策をある程度進めてきたミドル層。

おそらく大半の人はここではないかと思います。

 

②    高度すぎて、何を言わんとしてるのかよく分からなかった

 

2次試験対策を始めたばかりの人の中には、こういう感想を持つ人も少なくないと思います。

その結果、「自分は2次試験に向いてない!」「センスがないから受からない!」という誤った認識に陥りがちです。

 

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以下、「ニュータイプ」以外のおそらく受験生の多数に属する方に向けて書きます。

 

分かっても解けない(あるいはよく分からない)のは、あなたにセンスがないから、2次試験に向いていないから、ではありません。

 

私は、試験対策は「山登り」のようなものだと思っています。

 

診断士試験という山を設計しているのは、試験委員。空の高みから山を見ています。

毎年頂上へのルートが変わり、5合目までで80%が脱落、頂上までさらに80%が脱落する恐ろしい山です。

頂上にいるのが、合格者。

予備校の講師は、登山そのものの基本的な考え方を教えるガイド。山の設計思想を知り尽くした個性豊かなガイドによる、多様な考え方があります。なかには、王道と言われるような素晴らしいフレームワークを開発した名ガイドも。

 

頂上に登った人たちは口々に言います。

「おススメの登頂ルートはこれだよ!」「私はこのガイドの手引きで登頂できた!」「この登山グッズが役に立った!」

 

一方、ガイド達は研究を重ねて、山の仕組みからルートの描き方まで指南する素晴らしい手引書を創り上げ、5合目の入り口で配布しています。

 

それでもやっぱり、毎年80%が遭難します。

頂上に行けるはずの素晴らしい手引書があるのにも関わらず、です。

 

それが、「他者の思考プロセスはコピーできない」ということです。

いくら素晴らしいロジックであっても、それが簡単に実践できるものならば、20%しか頂上に辿り着けない過酷な山であるわけがありません。

また、いくら頭でルートの描き方が分かっていても、その通り実践すれば何の苦も無く頂上に行けるというものでもありません。

80%を篩い落とすために設計された山ですから、大雨が降ったり吹雪いたり雪崩が起きたり足場が崩れたり、色々な想定外のことが起こります。

その時にどう行動するか?

ガイドは山の仕組みとルートの作り方を教えてはくれますが、一緒に山に登ってくれるわけでも、「そんな時はこうすればいいよ」とトランシーバで指示してくれるわけでも、ましてや遭難した時に責任を取ってくれるわけでもありません。

常に変化し予測不能性に満ちている現場でどう対処するかについての思考プロセスは、結局、自分自身で磨き上げるしかないのです。

 

登山者の中には、遭難もせず傍目にはあっさり頂上に行けてしまう人がいます。先述の「ニュータイプ」の人たちです。この人たちは、ガイドからもらえる手引きなりを読んで、登頂のコツをすぐ身に付けてしまえるタイプですね。

 

一方、登頂のコツなどすぐに分かるわけもない大多数の登山者は、時に血反吐を吐くような想いで何度もビバークしながら試行錯誤や仮説検証を繰り返し、「2次試験の本質とはこれかもしれない」「問われていることに素直に答えるということは多分こういうことだろう」という本質の断片をなんとか見出し、それによって頂上に行く道筋が少しずつ見えてくるという登山ルートを描きます。

 

なんだか不公平なようにも思えますが、これは演繹的学習と、帰納的学習の違いです。

 

前者は、ひとつの「本質とはこうである」という結論から、「つまりそれってこういうことだよね」と自分の言葉で理解・咀嚼した上で、演繹的に対策方法や解答プロセスを導き出す。

これは抽象を具体化する作業なので、思考の抽象化に慣れている人であれば実践しやすいのではないかと思います。

前述の、「すぐに登頂のコツをつかめてしまうニュータイプ」はまさにこれですね。

 

後者は、さまざまな具体的ノウハウを実践して解答プロセスを磨いていく中で、帰納的に2次試験の本質に辿り着く。

合格体験記を読むとお分かりになると思いますが、受験生の大半はこちらに該当します。

1人ひとりの合格体験記を読んでみると、皆さんそれぞれに、様々な情報をもとに思考錯誤を重ねて、「自分なりの対策方法・解答プロセス・2次試験の本質とは何か」に至っていることが伝わります。

そう、ノウハウがなぜ大事なのかと言うと、帰納的学習においては有効な面が大きいからです。

実際に、セミナーで受験生からいただく質問で「具体的に何からやればいいのですか?」という類の多いこと多いこと(その気持ち、とてもよく分かります)。

こういうニーズが常にあるからこそ、また演繹的学習で合格する人が大半だからこそ、「自分の場合はこのノウハウがきっかけになった」と語りがちになるという構造があるのだと私は思っています。

 

 

もう一度書きますが、最後に言っていること(=試験の本質)は表現の枝葉末節こそ違えど、誰も同じです。

要は、登山ルートが違うだけ。

結局やっていることは「山登り」なのですから、手段やルートが何であれ、頂上に辿りつけるかどうかだけが常に答えであり目的です。

しかし、登山の途中でなぜか、「こっちの道具の方が優れている!」「こっちの登山ルートこそが正しい!」という思考に陥るパターンを私はいくつか見てきました。

その時点でその目が見ているのは自分の手段の正しさであり、本来のゴールである頂上は見えていません。

手段にこだわりすぎることに、いかに目的や本質を曇らせる罠が潜んでいるか。

先の勉強会の例もそうですが、これは嵌った経験のある人でないと分からないかもしれません。

であるからこそ、「様々な情報を収集して、常に相対的に評価しましょう」と繰り返しお伝えしているのです

 

そしてもう一つ。

登山ルートを描く上では、「最短」ではなく「最適」を常に考えましょう。

あらかじめ最短ルートなんて分かるはずがありません。誰にでも通れる最短ルートなんてものがある試験なら、合格率20%前後なわけがありません。

分かるのは、「色々試行錯誤した結果として、自分にはこれが合っていた」という結果論だけです。

合格者の誰に聞いても、ほとんどそういう答えが返ってくるでしょう。

予備校の講師であっても同じです。彼らは本試験の出題者でも神でもありません。当然、「合う・合わない」があります。「自分に合う・合わない」を自問自答しないまま講師に傾倒した結果、本来の合格基準がどこにあるのか自分の頭で考えることをやめてしまう、という本末転倒に陥ってしまい、本試験で太刀打ちできなかった…というパターンを私は見聞してきました。

 

なぜそうなってしまうのか?

 

それは結局、

「他者の思考プロセスはコピーできない」と同じで、

「本質というものは、誰かに与えてもらう言葉ではなく、自分の言葉で見つける以外にない」からです。

 

私は長年、教育業界を対象にした仕事をしていますが、これは診断士試験によらず、「教育」そのものの限界なのだと思っています。

 

「自らの頭で本質を求める」とは、いわゆる「批判的思考(クリティカル・シンキング)」のことです。

常に「それは本当にこの試験の合格を目的としたときに、自分にとって最適か?」という視点を持って情報を吸収してほしいと思います。

やってみる前から何かを否定する事も、他の可能性を検討せず何かに依存する事も、それなりのリスクを伴います。

常にそのリスクを客観視することが批判的思考のポイントのひとつです。

まぁ、実際にはやってみないと自分にとって最適かどうかなんて判断できないんですけどね。

だからこそ、「仮説検証」を何度も推奨しているのです。

 

「自分で見つけるしかない」ということに気づき、素直さ(多様な情報を受け入れる心)批判性(それが目的に照らして最適かどうかを判断する頭)を持って仮説検証できる人が、合格に近づける試験である、と思います。

 

前述したように、受験生のお悩みを伺っていると、「具体的に何をやったらいいですか?」というご質問が非常に多いのですが、それに私たち合格者がお答えできるのは、あくまでも「本質の道筋を見つけるきっかけとなったノウハウ」や「自分の言葉で語れる本質」だけです。

そのノウハウを使えば正解、とは誰も保証できませんし、その本質をそっくりそのままあなたの脳内にコピーできるわけではありません。

考えるきっかけ、ひとつの道具として考えていただくことが良いと思います。

本質について書こうとするとどうしても抽象的な書き方になってしまうので、どう具体化していくかは、結局自分の手を動かして自分の頭で考えるしかありません。

 

なので、「何をやっていいかわからない…」とお悩みの方には、「悩んでいる暇があったらとにかく得た情報をもとに手を動かせ! そして考えろ! そうしないかぎり、いつまでもわからないままだぞ!」と若干スパルタ気味に私はお答えします。(笑)

 

ノウハウも本質も、「人から与えられるもの」という前提においてはいずれもただの道具。

それらが雑多に提示された中から、「あなたにとっての本質」を見つける助けとなるのはどの道具か、という視点で仮説検証し、取捨選択するのです。

 

★演繹的学習であれ帰納的学習であれ、2次試験の本質も解答プロセスも、最後は自分で見つけるしかない。

★抽象的な思考(本質論)で遭難してしまいそうになったら、具体的な対策(ノウハウ)から手を動かして考え続ける。

★真に重要なのは、手段ではなく、目的(頂上)を見据え続ける事。

 

合格可能性の高さとは、これに気付いているかいないか、だと私は思っています。

 

 

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2016年度の一次試験を受験される方はぜひとも参考にしてくださいね~。

そして10月号以降では、さらにパワーアップした新シリーズをお届けします!
ブログでは明かされない道場メンバーの姿が垣間見られるかも・・?
ご期待ください!

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1次試験の余韻もまだ覚めやらぬ本日ですが、今日から2次試験対策の本格フェーズにいよいよ待ったなしで突入です。

道場でも本日からスタートダッシュ。
今後、各メンバから2次試験の基本的な考え方、事例ごとの取り組み方について特集していきます。

 

2次対策ってそもそも何から始めればいいの?

そんな雲をつかむようなイメージを持っておられる方も少なくないでしょう。

 

それは一体なぜなのでしょうか?

2次対策特集の第一回記事では、まずそこから考えてみたいと思います。

 

私が考えるに、その理由は2つあります。

 

①自分のレベルや立ち位置を確認することが難しい。

2次試験は、1次試験の多岐選択方式と異なり、論述問題です。

そのため、「読み書き」の力が少なからずベースとなります。

(「2次試験は国語力が問われる」とよく言われますね。)

しかし、「自身の読み書きの力がどの程度のものなのか?」を客観的に把握し、定量的に評価できる指標はありません。

(高校までの国語の成績は多少相関があるとは言われますが、完全に相関しているとも言い切れません。)

皆さんも、「なんとなく読み書きが苦手…」「国語力がなくて…」と漠然と苦手意識を持っていても、具体的にどの部分がどれだけ弱いのか?を説明することは難しいのではないでしょうか?

これが2次試験モヤモヤの壁・その1です。

 

②何をもって「合格レベル」に達するのかがつかみにくい。

予備校の模範解答を見て、「こんなの80分で書けない!」と絶望した経験のある方もいらっしゃると思います。

しかし、「ふぞろいな合格答案」などで合格者の再現答案を見ると、必ずしも模範解答通りでなくても合格できることが分かります。

また、予備校の模試では常に上位10%以内をキープしている人でもなぜか本試験で不合格…、という謎の現象が珍しくないのも2次試験の特徴。

当ブログでも、得点開示を受けて合格者の再現答案をコチラにまとめてありますが、見事に合格者の書いていることはバラバラで、まさに「ふぞろい」です。

どこまで何を書けるようになれば、合格答案に近づくのか?

色々な情報に触れるほど、混乱してしまうのではないでしょうか。

これが2次試験モヤモヤの壁・その2です。

 

「2次試験において個々人のレベルを測る絶対的な指標はなく、どこまで何を書けば合格基準なのかを定量的に示せるものはない」

(ただし、得点開示において、平成24年度の事例Ⅱのみ、100点解答がありました。1件のサンプルではありますが、明確に「模範解答」だと思います)

 

この事実から考えられる、2次対策の基本的な考え方。

それは、

 

「“これさえやれば誰でも必ず合格できる!”という万能の対策方法はない」

 

ということです。

すでに複数人の合格体験記を読んだ方は、

合格者はいずれも、多様な情報をもとに思考錯誤を繰り返す中で、自分に合った対策方法を身に付けていた

ということがお分かりいただけるのではないかと思います。

 

つまり、2次対策においては、1次対策以上に

モヤモヤとした壁の中から、まず自分のどこに課題があるのかを明確にし、それに適した対策をとらなければならないのです。

 

2次試験は、自分自身に対しての診断業務そのものである

ということはよく言われますが、まさに勉強プロセスにおいても、課題解決思考が求められるのですね。

 

以上を踏まえて、ここからは具体的に、2次対策のベーシックな進め方についてご紹介していきます。

 

まずは自身の課題を見極めることが重要です。

過去問を近年のものから解いてみて、80分のなかでどれくらい書けるか?を確認するところから始めてみましょう。

おそらく、スラスラと書ける人はほとんどいないと思います。

しかし、「書けない理由」は人それぞれに全く異なります。

予備校や参考書の解答プロセスや解説を読んだり、合格者の再現答案と比較して、「自分が解答を書けないのはなぜなのか?」を分析してみましょう。

できればひとつの予備校や参考書に偏らず、さまざまな情報に触れて、なるべく多角的に分析することをおすすめします。

なぜならば、それらはあくまでも、「課題解決方法のひとつのバリエーション」に過ぎないからです。

一つの考えに偏りすぎると、思考停止を招き、本当の自分自身の課題を見失う可能性があります。

誰かに自分の解答を読んで評価してもらうことも、多角的に分析するうえでの一助となるでしょう。

 

このような分析を通して、「自分の書けない理由(=課題)はこれではないか?」という仮説を立て、その仮説に対して有効となりうる対策を考えて実行し、それによって課題を克服できたか?を検証する。

2次対策は、この仮説検証の繰り返しにほかならない、と私は考えています。

 

2次試験対策は、すべてが相対的な価値観のもとにあります。

だからこそ、自身が講じる対策の一つひとつに、「WHY?(なぜそれが必要?)」と「SO WHAT?(それを行う事でどうなった?)」という根拠や成果が求められます。

常にその視点を忘れず取り組んでいくことをおすすめします。

 

初代・ふうじん氏の記事では、「合格者のノウハウ押しつけ」に対する疑問を提示されていますが、私は以上の理由からどちらかというと逆の考えを持っていまして、

「合格者は自身の積み上げたノウハウをどんどん受験生に還元しよう!!」

と煽っていくスタイルです(笑)

名講師であれ合格者であれ、情報を発信する側が「これが対策の決定版です!」「これで絶対合格できます!」と思っていようが、「これはあくまで私の場合ですが」と思っていようが、そんなことはまったくもってどうでもいいことです。

どうでもいいというのは、2次試験において他者の主観は本質的ではない、という意味です。

本当に大事なのは、「あなたの課題にとってそれが有効な対策になりうるかどうか」です。

それはこの記事も例外ではありません。
私はそのように解釈していますが、それを活用するのもしないのも、受験生であるあなたが自分で選ぶことなのです。

 

合格者のノウハウがなぜ有益かと言うと、それは一人ひとりの思考錯誤の成果だからです。

ただでさえ限られた時間のなかでの2次試験対策、合格者の思考錯誤を追体験できることは、時に非常に効率性の高い情報となりえます。

そこで重要なのは、「そのノウハウがどういう課題に対して講じられたもので、その対策を行う事でどうなったか?」という仮説検証思考で評価する事です。

それがあなたの課題や求める成果に近ければ、取り入れて検証してみる価値があるのではないでしょうか。

 

繰り返しますが、仮説を立てるのも検証するのもあなたにしかできないことです。

そういった視点から2次試験の足掛かりを見出してみることを、一つの見解としてご提案します

 

道場では、夏セミナーを通して様々なノウハウをお伝えします。

皆さんの課題解決の一助になるよう、多角的な視点から内容を組み立てておりますので、ぜひふるってご参加くださいね。

 

◆2次試験、学習の壁をどう乗り越え、学習計画をどう立てる?
 一発合格道場 東京夏セミナー

日時:8月30日(日) 14:00~16:45(受付開始13:45~)

場所:東京都中央区

参加費:500円

定員:35名

開催時期は2次対策を始めてから約2週間。

最初の手探り状態から少しずつ、悩みや迷い・課題点などが具体的に見え始めるころではないでしょうか。

そこで、一発合格道場 東京夏セミナーでは、「2次試験対策の迷いや悩みをスッキリ解消&本試験まで残り56日の学習計画をどう立てるか?」をテーマに、2次対策セミナーを行います。
6代目と歴代道場メンバから、2次対策の壁の乗り越え方、合格に至る学習計画の立案方法について、とっておきの情報をお伝えしつつ、個別お悩み相談にもお答えします!

<内容(予定)>
◆2次試験の本質である“聞かれたことに素直に答える”ってどういうこと?Nico&岡崎教行が徹底分析!
◆得点開示、2次対策にどう生かす?
◆あなたの今のお悩み、解決方法を道場メンバによるパネルディスカッション形式でお答えします!
◆残り56日の学習計画を立ててみよう!

※内容は予定であり、変更の可能性があります

 

お申込みはコチラから

 

◆なご&和尚がお届けする、事例攻略のキモ&事例Ⅳ対策!

一発合格道場 名古屋&大阪夏セミナー

 

<名古屋会場>

日時:8月15日(土) 14:00~16:30 (ティータイム懇親会/16:30~17:45 本懇親会/18:00~20:30)

場所:名古屋市内(詳細はお申し込み後別途お知らせします)

会費:500円(ティータイム懇親会はご自身の御茶代、懇親会費は別途会費を申し受けます)

 

<大阪会場>

日時:8月22日(土) 14:00~16:30 (ティータイム懇親会/16:30~17:45 本懇親会/18:00~20:30)

場所:大阪市内(詳細はお申し込み後別途お知らせします)

会費:500円(ティータイム懇親会はご自身の御茶代、懇親会費は別途会費を申し受けます)

「こんにちは、和尚です。

一次試験も終わり、やれやれ・・・
という人、要注意です!

そんなあなた、このなご・和尚の40’sの2次対策セミナーで気合いを入れ、あと11週間を突っ走りましょう。

 

なごからは二次に取り組む上での考え方を、事例の内容をふまえながらお話しします。

和尚からは過去出題傾向からみる事例Ⅳの対策法。

和尚は、次回の8月13日ブログ当番の記事(事例Ⅳに関する記事)とリンクさせてブログでは書けないようなこともお伝えしたい、と思っております。

基本は「財務の基礎」ですが、得意不得意の運の要素、電卓に対する慣れ、等の要素も絡んできます、それに対しての対処法などもお話しできれば、と考えております。

また、皆さんとお会いできることを楽しみにしております。」

 

大阪会場のお申込みはコチラ

名古屋会場のお申し込みはコチラ

 



 

うみのです。

皆様、1次試験、本当にお疲れ様でした。

 

我々はまだ今年の試験問題を確認できておりませんが、今年は財務が易化情報が難化法務もすでに風物詩?と化したかと思われるサプライズ問題に加えて手ごわい問題が多く、経済にも難問があったようですね。

精神的にとても辛く厳しい2日間だったと思います。

その苦しみをご自身の意思で乗り切って今日この日を迎えたことは、結果いかんに関わらず、あなたの人生にとって意味のあることだと思います。

まずは、自分自身がベストを尽くしたことを、大いに勲章として誇っていただきたいと思います。

 

ベストを尽くせたか自信がない、後悔ばかりが募る…という方もいらっしゃるでしょう。

本試験当日までの間に、忙しさや試験の難易度に苦しんだ結果、受験を諦めてしまう人が数多く存在します。

さまざまな事情があってのことだと思いますが、受験の申し込みをしたにもかかわらず試験当日会場に来られない人も、毎年全体の約2割存在します。

そんななか、何事もなく当日試験を無事に受けられたという幸運、逃げずに試験問題に立ち向かうことができたご自身の努力、そして周囲からの支え、そのすべてがあなたにはあったのだ、という事実を思ってみましょう。

たとえ勉強のプロセスが納得いくものでなかったとしても、その事実は決してあなたの人生にとって小さなものではないと思います。

現状を肯定しながら、反省材料は次へと生かしていきましょう。

 

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さて、協会からはすでに正解が発表されています。

 

自己採点…本当に嫌ですよね

私も去年採点している間、手は震えるし心臓はバクバクするし、寿命が縮んでるんじゃないかと思いました。

 

自己採点はせずに、9月8日(火)に行われる協会からの1次通過発表を待つ、という方もいらっしゃるでしょう。

いずれにしても、養成課程を受講するのでないかぎり、2次試験はいつか超えるべき壁

 

いずれにしても知っておかなければならないしいずれ知らされる事実であれば、自己採点は早いうちにしておいたほうが良いとは思います。

先延ばしすることで気持ちが楽になるものでもありませんので…。

しかし、自己採点するかしないかは、ご自身にとって、2次試験に迷いなく全力で向き合える状態になれるのはどちらか? を考えた上で決められるのが良いと思います。

 

そして自己採点される方。

 

必ず2回以上は採点し、配点・計算間違いがないかを確認しましょう。

 

落ち着き払って冷静に自己採点できる人、というのはかなりの少数派だと思います。

多くの人が平常心とは程遠い状態で採点を行うため、想像以上に配点や点数計算を間違えやすいです。

私自身も1回目の採点では、10点以上点数を間違えていました。

精神的にはしんどいですが、必ず2回以上は採点して、間違いがないかを確認しましょう。

 

各予備校で行っている採点サービスも活用する事をおすすめします。

 

TACデータリサーチ

受付期間:8/10(月)18:00~8/17(月)12:00

 

LEC 1次試験解答リサーチ

受付期間:
8/8(土)11:00~8/23(日)23:59

 

 

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以下、自己採点を終えた方へ。

 

★1次試験を通過された皆様へ

 

おめでとうございます!…という言葉もそこそこに。

直前応援メッセージでも歴代メンバが繰り返し書いていたように、「1次試験は通過点です。

疲労感や完了放心も大きいと思いますが、今はようやくゴールの折り返し地点に来たところ。ここで立ち止まってはいけません。

 

2次試験まで、残すところ、76日。

 

道場は、本日午後から新たに記事を切り替えて、「2次試験対策」をスタートします。
東京・名古屋・大阪の2次対策セミナーについてのお知らせも、本日午後の記事にてお知らせします。
メンバ一同、トップギアを入れて皆様の2次対策のロケットダッシュをサポートしていきたいと思いますので、ここからまた気合を入れ直して頑張っていきましょう!

 

 

 

★1次試験、涙を飲んだ皆様へ

 

本気で努力してきた人ほど、その苦しさや辛さは大きく、何も考えられないほどだと思います。

 

そんな中すでに、来年に向けてリベンジを決意された方。

その強い意志、とても尊いものだと思います。

2次試験にじっくり腰を据えて対策する時間もできました。

診断士になってしまえば、ストレート合格であろうと多年度合格であろうとスタートラインは同じですし、「診断士の資格をどう活用するかは自分次第である」ということに変わりはありません。

焦らず腐らずたゆまず。

またここから一緒に、頑張っていきましょう。

 

 

来年どうするかなど、今はとても考える気力がない…という方。

しばらくはゆっくりと心身を休めて、ずっと我慢してきたことをしたり、大事な人とゆっくり過ごしたりしてみてください。

 

受験そのものがまるで、自身を縛る重い鎖のように感じられる人もいるかもしれません。
しかし、それはあなた自身も含め、誰もあなたに強制できることではありません。

 

受けてもいいし、受けなくてもいい。

改めて、そう考えてみてはいかがでしょうか。

どちらを選んでもいいのだと思います。
他ならぬあなた自身の意志で決めていいのです。

あなたが「やっぱり受けたい」と思うならばその時は再挑戦すれば良いですし、「受けたいという気持ちがどうしても湧いてこない」のなら、一度離れてみるのも良いと思います。

 

本来のあなたのゴールは「診断士試験に合格すること」ではなく、その先にある「自分の人生をより良くし、誰かの役に立つこと」だったはずです。

 

その想いをもう一度ゆっくりと見直す時間を与えられたと思ってみるのも良いかもしれません。

 

ミヒャエル・エンデの「果てしない物語」の一節に、「汝の欲することをなせ」という言葉があります。

この物語の主人公はその言葉に対して、「『汝の欲することをなせ』というのは、ぼくがしたいことはなんでもしていいっていうことなんだろう、ね?」と考えます。

しかし、ある登場人物はその問いかけに、こう答えます。「ちがいます。それは、あなたさまが真に欲することをすべきだということです。あなたさまの真の意志を持てということです。

あなたの真の意志がなんであるのかを、この時間を使ってゆっくりと考えてみるのも良いのかもしれません。

 

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それぞれの想い、それぞれの決意があるかと思います。

よろしければその想いを、またここにコメントとして寄せてくださいね。

いずれにしても、これからも我々は診断士を目指す受験生を全力でサポートしていきますので!



決戦の日まで、いよいよあと2日。

道場メンバからの応援メッセージも、本日で最後です。

この超・直前期に道場を見て下さる受験生の皆さん一人ひとりに、私達からのメッセージが少しでも役立ちますように…。

 

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◆なごより◆

 

なごです。
ここまで来たらあとはやるだけ、自分が積み重ねた成果を試験会場においてくるだけです。

この日を迎えることができたことに感謝仲間や家族に感謝し、全力で試験に向かってください。

私から皆さんへのメッセージは一つ。

 

魂は細部に宿る。

 

神経を集中し、細かいことに気を配るのはもちろんですが、特に時間配分に気をつけてくださいね。試験はいつも以上に神経質になるため、一問あたりの解くスピードが遅くなりがち。気がついたら結構時間が過ぎてた、なんてことがザラにあります。自分を信じ、自信を持って解けば、その成果はきちんとついてくるでしょう。
そんな細かい各所への配慮を周りのヒトよりも少しだけ意識しながら、試験を乗り越えてくださいね。

あなたなら出来るはずです。

 

 

◆ぽらーのより◆

 

自分を信じて最後まで諦めず走り抜けてください!

これまで積み重ねてきた努力はきっと一次試験の壁を突き破るはずです。

応援してます!

 

 

◆まるより◆

 

今までやってきたことで、
もう合格レベルには達しているはず。

 

今から通る道、
今の気持ち、
それは合格者の誰もが通ってきた道、
味わってきた気持ちです。

1次試験は絶対評価。
競争相手は自分だけです。

 

やる気をなくさない限り、失敗はありえない。
自分の内部から生まれる敗北以外に敗北はない。
心の弱さ以外に越えられない障害などない。

ーエルバート・ハバード

 

気負いすぎず、今までどおりに!
成功を祈ります!!

 

 

◆Nicoより◆

 

いよいよ第1関門がやってきましたね。
気持ちの準備はできていますでしょうか?

 

実は、Nicoはこの一次試験を3回受けています。
しかも、2回目は1科目目の「経済」を受けた後に心が折れてしまって、会場から逃亡した経験があります。

 

魔物が潜んでいる一次試験。たとえどんなことがあっても、気持ちの振れ幅を小さくすることが重要です。

過ぎ去った科目のことをウジウジ思っても仕方がありません。

 

ブログでも書きましたが、受験生が試験当日にできることは「目の前の問題に淡々と答え、マークすること」だけです。

 

ただひたすら、目の前の問題に集中することを意識してください!ファイト!!

 

 

◆myaより◆

 

みなさん、いよいよ本試験ですね。

私からは、私が中小企業診断士試験の学習を通じてテーマソングとして聞いていた、コブクロさんの曲の一節をご紹介させていただきます。

 

進むべき道なんて 自分で決めるのさ
不安や恐れに 足元をすくわれそうになるけど
巡り来るこの時に 逆らい続けよう
航海は僕に 何を教えてくれただろう?
「行くしかないだろう!」

自問自答を繰り返し 思い悩み立ち止まるけど
あの日夢見た 輝きだけが また 僕の心を揺さぶるよ
眠れない日々を過ごすのなら 眠らない明日を追いかけよう
夢見ることが全てじゃなくて 叶えようとすることが全て

コブクロ DOOR ~the knock again~ 歌詞:黒田俊介

 

試験会場に辿り着くまでに、試験を受けている最中に、試験を受け終えたあとに、何か想定外の事が起こります!
今年は一体どんなことが起きるのか、楽しみにしながら二日間のお祭りを楽しんできてください。

 

みなさんがご自身の持てる力全てを出し切れることを祈っております!

 

 

◆tomoより◆

 

絶対に最後の1分一秒まで諦めない、強い強い気持ちを持って今までの努力を出し切って下さい!

 

全くわからない難しい問題が出ても、焦らず、持っている知識をフル稼働して答える。
そして絶対に足を切らないようにまずは40点を死守するように時間配分を冷静に。
強い燃える気持ちと、的確に対処する冷静さを、どちらももって臨んで下さい。

 

道場一同、心より応援しております!
頑張って下さい!!

 

 

◆Xレイより◆

 

「今まで辛かった。」

そうだよね。
だって、そんなに頑張ってきたんだから。

あの時、夢を語るだけじゃなく、自ら一歩を踏み出した。
だから、ここまで進んでこれた。

でも、まだ立ち止まってはいけない。
向こうに続く道が見えるから。

「行けるかな、その向こうへ。」

きっと、大丈夫。
だって、こんなに頑張ってきたんだから。

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

冷静になること。

自分の努力を信じること。

諦めず走り抜けること。

最後の最後にあなたを合格に導いてくれるのは、そんな心のありようだと思います。

強い心で、やりきってきましょう!

明日は「道場OPEN  DAYです。

決戦前の熱い想いをぜひ、ぶつけていってください!

 



月曜日から始まった1次直前応援メッセ―ジ。

本日と明日は、我々6代目からのメッセージをお届けします。

歴代最多人数でありながら濃いメンバーだらけの6代目ですが、メッセージの内容も濃厚です。

最後まで追い込みを頑張っている皆さんの助けに、少しでもなりますように…。

 

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◆岡崎教行より◆

 

最後の一秒まで気を抜かないこと
②必死に喰らいつくこと
③決して運に任せないで自分を信じること。今すべきは、祈ることじゃない、自分自身を信じることだ。
ケアレスミスをした瞬間、不合格確定と心得ること。
⑤一次試験は通過点、でも、それを通過すれば、合格は必ず見えてくる

さぁ、もうすぐ出航だ!いざ行かん。

 

 

◆おはともより◆

 

いよいよ本番ですね。

これまで私は道場にいろいろ厳しいことを書いてきたと思います。
読者のみなさんは
「できなかった」
「準備不足だった」
「やり方を間違えた」など
後悔していることもあるかもしれませんね。

でも、後悔することはありません。
あなたがこれまでやってきたことは、
あなたにとってベストを尽くした結果でした。

あとはゆっくり休んで、
さわやかな朝を迎えましょう。

試験の結果が合格であっても不合格であっても、
あなたがいまの自分の精一杯の力で立ち向かうなら、
この試験は必ずあなたの糧になるはずです。

結果ではありません。
力を尽くすことで、見えるものがあるはずです。
結果ではなく、この2日間のプロセスを大事にしてください。
こんな貴重な経験、一生にそう何度もできるものではありませんから。

あなたにとって、素晴らしい二日間になりますように!

 

 

◆うみのより◆

 

合格に必要なことは、たった3つです。

①これまで身に付けてきた「問題を解く力」を疑わない。
いつも解いている通りに解いてください。

 

②たった数問の難問に心を囚われない。
それだけで落ちることは絶対にありえません。必ず挽回のチャンスがあります

 

③何があっても最後までやり切る。
試験当日は、他の誰でもない、己の逃げたい気持ちとの勝負です。
解ける問題にしがみついてください。何があろうと、これまでやってきたことを忘れず、歯を食いしばって耐え抜いてください。
己の忍耐力を試されているのだ、と思ってください。

 

逃げないかぎり、努力は自分を裏切りません。
これまでやってきたことを出し切ってきましょう!

 

 

◆おとより◆

 

気合系の応援メッセージは、他の道場メンバーも書いていますので、私からは試験当日にやってはダメな3つのことをお伝えします。

 

その① 普段ではやらないことをする
試験前日に、記念だからと言っていつもと違うものを食べたり、当日にいつも買わない高い栄養ドリンクを買ったりするのはやめましょう。普段と違うものを食べるとお腹を壊したりして、当日に力を発揮できなくなります。

その② 試験会場に大量のテキストを持ち込む
試験当日は、全ての受験生が不安です。不安を解消するために大量のテキストを持ち込みたくなりますが、それはやめましょう。
試験会場でテキストを読んで分からないところがあったら、それだけで不安が増加してしまいます。試験当日は、自分で作ったファイナルペーパーや、T○Cのポケットテキストなどの簡単なテキストの持ち込みだけにしましょう。

その③ 試験当日に友人と話す(SNSも含む)
これが一番重要です。
1日目の昼休みに、「財務のあの問題わかった?」などど話すことはやめましょう。当たり前ですが、終わった問題を振り返っても、点数は上がりません。友人と話している暇があったら次の試験の準備をするべきです。
また、友達との会話のなかで「やべぇ、あの問題間違えちゃった。」と気づいてしまっても、自分自身の不安が増えるだけで、メリットは一つもありません。
もし、友達と話したかったら、2日目の科目がすべて終わってからゆっくりと話してください。それまでは、目の前の試験に集中すべきです。

 

道場では、2次対策セミナーを8月下旬に予定しています。

2次対策セミナーでお会いできることを楽しみにしています。

 

 

◆きりより◆

 

やっと来ましたね。待ちに待ったこの時が。

準備万端!とはいかないかもしれませんが、これまでよくやってきた。
そう思いませんか?

仕事やプライベートを犠牲にして。

体調が悪くても無理をしたりして。

今まで自分がやってきたことを思い返すとなんだかジーンと、胸にこみ上げるものがありますよね。

そして不思議と自信が湧いてくるはずです。

本番ではこの自信と、それからほどよい緊張を胸に闘ってください。

本番では誰も助けてくれません。

友人とのおしゃべりなどはせず、自分の世界に入ってしまいましょう。

皆さんが冷静に、今まで積み上げてきたことをアウトプットできるようにお祈りしています。

心は熱く、頭はクールに。

 

 

◆紫雲和尚より◆

 

」…落ち着いて!!
」…少々の変化球も
」…よく見りゃ知識で補える。
」…ウザいようだが、最後は『平常心』!

和尚です。


ここまできたらあとは、心の平安のために何をするか、です。

最後まで知識詰め込み、追い込むのもよし、酒飲んで寝るのもよし、恋人とイチャイチャするのもよし、

それでも、心の平安が得られないアナタ、
目をつぶり、手を合わせてこう唱えてみてはいかがでしょうか。

合掌。

 

追伸。
名古屋受験の方、参考までに

 

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応援メッセージシリーズも明日で最後。引き続き、6代目のメッセージをお届けします

そして1次試験前日は、毎年恒例「道場OPEN DAY」の予定!

皆さんの試験直前の想いをぜひ聞かせてくださいね。



昨日に引き続いて、道場メンバからの応援メッセージをお届けします。

本日は5代目からの応援メッセージです!

 

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◆5代目・フォルゴーレより◆

 

みなさま、第一関門はすぐそこですね!
あくまで第一関門です。そして、二次試験も行ってしまえば通過点です。その先に受験を志した目的が待っているはずです。

合格後の私自身の環境も大きくうねりだしています。

いつもどおりを出し切る、悔いの無いように試験を楽しんで下さいね。
それではまた!

 

 

◆5代目・まさや~んより◆

 

ここを見る全ての人が診断士取得を目標にしている。
一次試験それはあくまで二次試験へ向かうための通過点。

二日に及ぶ長い試験だけど、気負いせず今までの積み重ねを信じ最後まで頑張ってください!

皆様の一次試験突破のご報告を心待ちにしてます。

 

 

◆5代目・ハーンより◆

 

いよいよ、この週末は一次試験ですね。

改めてお話ししたいことは、
「ここはゴールでなく自分の目標に向けたスタートラインである」
ということです。

誰のためでもなく自分のために。最終的な自分の目標のために。
勉強を始めた頃の「初心」を思い出して、最後まであきらめず頑張ってください。

そして出来ない科目があっても、あきらめないで、引きずらないで。
7科目という長丁場。リカバリーできるチャンスは十分あります。
最後まであきらめない、終わった科目は振り返らない。

合格、祈ってます!
ハーンでした。

 

 

◆5代目・3215より◆

 

僕が2回受けた一次試験、2度とも前日にうまく寝付くことができませんでした。(ノω`)
うわー、眠れない…」と自分でもびっくりしたりして …。
なので僕は「一次試験は前日の就寝から始まっていると思っています。
「良い睡眠」ができれば、それに越したことはないのですが、それができれば苦労しないので(ノω`)、ちょこっとだけ与太話でも・・・。

 

・「眠れない自分を肯定する」
一番よくないのが「眠れなくて焦る」というパターン。
「ヤバイヤバイ、ちゃんと眠らなきゃ」なんて考えだすと、余計眠れなくなります。
そんな時は、ちゃんと自分が「眠れない」んだと一旦自覚しましょう。
そして「眠れないほど緊張しちゃうなんて、自分はやるだけのことをやってきたんだ」と、これまで頑張ってきたことへの証左だと思いましょう
テキトーに頑張ってきた人は「眠れない」なんて状況には陥らないと思いましょう。
そして、そのまま横になって目を瞑っていましょう。

 

・「小さな音に集中してみる」
我々を取り巻く情報は、特に視覚刺激が多いのですが、五感の視覚を刺激することは、入眠を妨げることになります。
パブロフの犬で有名なパブロフの言葉に
一つの刺激に注目すれば、他の刺激は遮断される」というものがあるそうです。
これを利用すれば、布団にはいって、聴覚から入ってくる静かな物音や家の周りの音などだけに集中することで他の刺激が緩和され、スムーズな入眠ができるそうな。
視覚情報は、明るさは目を閉じていてもまぶたから刺激として伝わりますので、部屋は暗くしてください。
だんだんその物音が、単調な小さな音であれば、快眠の世界に導いてくれます。たとえば、時計の秒針がカチカチする音とかに注目(注耳?)するといいかも。

 

この二つを組み合わせて、皆さんが少しでもよく眠れますように…。
そして、試験当日に自分ベストの答案が残してこれますように…。
ご武運あれ!

 

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昨日に引き続き、「1次試験はあくまでも通過点である」というメッセージがとても多いですね。

それは、「1次試験合格が目標になってしまうと、過度なプレッシャーを自分に与えたり、本来の目的を見失ってしまいがちだから」だと思います。

もちろん今は1次試験に全力投球する時ですが、「あくまでこれは第一関門」と思うことで、本番当日のプレッシャーや緊張感を少し和らげることができると思います。

そして、「1次試験合格」が目的なのではなく「中小企業診断士になって、社会の役に立つこと」がこの試験の本当のゴールであるという原点に立ち返ってみると、改めて湧き上がってくる“想い”があると思います。

その想いを忘れずに。

その先に続く未来があるからこそ、目の前の関門をせいいっぱい全力で体当たりして、こじ開けてください。

 

明日は、我々6代目からの応援メッセージをお届けします



こんにちは。うみのです。

いよいよ、今週末は1次試験ですね!

というわけで、本日より4回に分けて、歴代道場メンバから応援メッセージをお送りいたします。

試験にあたっての最重要な心構えや過ごし方など、多彩なアドバイスが盛り込まれていますよ。

ご参考いただき、試験当日、実力を十分に発揮できるよう心身のコンディションを整えていってくださいね!

 

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◆初代・JCより◆

 

初代のJCです。

言いたいことはほとんど6代目が言ってんだけど、老婆心として付け加えとくと…。

やるべきことはもう全部やったと信じること。

自分が難しいと感じた時は周囲の人も難しいと感じているから心配しないこと。

経済・財務は時々爆弾があるけれど、できる問題を見つけてさくさく解くこと。時間が一番の敵かもしれないよ。

午後の運営・経営は90分の長丁場。脳も疲れる。糖分補給も忘れずに。この2科目はやっただけの成果が期待できるから、これまでやってきたことを全部出し切れるように。

1日目が終わって、できた!と思ってもできなかった!と思っても振り返らない。受験校の速報解答集なんて見ても意味がないから見ない。ゆっくりと風呂に入って、少し2日目の科目をおさらいしたらしっかり眠ろう。

2日目は暗記三兄弟だからといって気を抜かないこと。第1問目は必ず難しい。順番通りに解くなんてしないこと。ただしマークずれがおきないように時々確認すること。解答し終わったからといって途中退出なんてしないで時間ぎりぎりまで見直すこと。チャンスは年に一度しかない。

解答記録は必ず残す。月曜の正解発表でちゃんと安心できるように。みんな頑張れ!!

とはいえ1次は単に1次。翌日から2次の勉強を即スタートしよう。

来年の春にみなさんとお会いできることを心から楽しみにお待ちしていますから

 

 

◆初代・ハカセより◆

 

初めて受験する方は、きっと緊張していることと思います。

二度目・三度目の方は、きっと追い詰められた気分になっていることと思います。

 

そんな方は、是非、「なぜ自分は診断士を志したのか」をもう一度思い出してみてください。追い詰められたとき、目の前に高い壁を感じたとき、それを乗り越えさせてくれるのは、「あなたの意志」以外にありません。

 

これまでの積み重ねに自信を持って、試験会場にそのすべてを置いてくるつもりで体当たりして来てください。

 

これまでの積み重ねに自信がない方は「制約の中、ここまでやってきたんだ。これ以上どうしろっていうんだ」と開き直っちゃいましょう。「Take it or leave it」です。大丈夫、命までは取られません。

 

2010年に始まった一発合格道場。一次試験を迎えるのは今年で6回目。

 

勉強方法に迷う受験生や、学習の達成度に不安を持つ受験生が一人でも少なくなるように、今年もここまでやってきました。

 

当道場の記事、考え方、気合、熱意が、少しでも受験生の役に立ち、受験生の一点でも得点を押し上げることを願っています

 

Good Luck。

 

 

◆3代目・うちあーのより◆

 

「診断士になりたい」

「診断士試験に合格したい」

 

そう決意したあの日のことを今一度思い出してみてください。

自身のスキルアップやキャリアアップのため、勤務・経営する会社を良くするため、中小企業を応援するため、あるいは日本をもっと元気にするため、など何らかの動機があったことでしょう。

1次試験はその想いを実現する第1の関門です。

気負わず、油断せず、これまで積み上げてきた力を本番で出し切れるよう直前までしっかりと準備をしてください。

 

8月8日朝

受験会場に着いたら、周りの受験生と笑顔で挨拶を交わしてみてください。「頭の良さそうな敵」に見えた人たちが「同じ目標に向かってもがき苦しんできた同志」に見えてくるはずです。そうすると自然と余計な力も抜けていい感じになるでしょう。

 

試験開始後

自分が解けそうな問題を探し、まず1マーク取りましょう。それだけでだいぶ落ち着くはずです。知らない問題、時間がかかるように仕組まれた問題も必ずあります。4割は落としていいわけなので、そういう問題はさっさと見切って取れるところで点数を固めていきましょう。

 

8月9日夕刻

無事7科目の受験を終えた時、ひとつのことをやり切った充実感に包まれたみなさんがいるはずです。

 

道場読者全員のご健闘を祈って。

Buona fortuna!! 

 

 

◆4代目・katsuより◆

 

毎回応援メッセージは同じですが、試験を楽しんで下さい!

 

2日間の試験はきっと緊張や疲労も多く、大変な戦いとなるでしょう。

でも、試験を楽しんでください。

最後まであきらめず、とにかく明るく、ポジティブに!

ある科目が難しくなれば、ある科目は簡単になります。最後の1科目、1マークまで絶対にあきらめないでいきましょう。

 

そして、試験に合格した後には、さらに楽しめる新しい世界が待っています。

今まさに可能性が広がる素晴らしい世界への第一歩を踏み出そうとしています。まずは、その一歩を楽しんで下さい。

 

みなさんが全力を尽くせるようお祈りしています!!

 

 

◆4代目・お薬ハックより◆

 

結果を出す人は必ず努力をしています。

今まで頑張ってきた事を信じて、二日間戦って来て下さい。

体調にだけは気をつけて!

 

 

◆4代目・ひろいんより◆

 

一次試験に臨まれる皆さんへ。

もう少し準備の時間があったらなぁ、今ひとつ準備不足やし、などと嘆いている方もいらっしゃるかと思います。でも、皆さんにはこれまで勉強して、対策を立ててきた実績があります。

自分を信じて、一つ一つの科目で全力を出し切り、次の科目ではその科目に集中してください。

最後まであきらめることなく、頑張ってください!

応援しています。 

 

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

 

なぜ、「試験当日の心構え」を歴代執筆陣が熱く語るか?

それは、「いざ本番の試験問題に向き合ったときのプレッシャーが想像以上だから」です。

そのプレッシャーに負けて実力を発揮しきれず、涙を飲む受験生も数多くいます。

だからこそ、普段通りの実力を発揮できるかどうかが、合否に大きく影響するのです。

応援メッセージの一言ひとことには、その重みが込められています。

ぜひ読み返して、心に焼き付けていただければ、と思います。

プリントアウトして当日持っていくのも、オススメですよ

 

明日は、5代目からの応援メッセージをお届けします

 



こんにちは、うみのです。
本試験まで残り21日ですね。

時間が過ぎゆくほど、焦りや不安が高まっていくという受験生もいるのではないかと思います。
そんな方に、不安を乗り越えるための心の持ち方について心ばかりながらお伝えしたいと思います。

 

この直前期だからこそ、自分の合格可能性を信じましょう。
人を成長させ、成功に導くのは、何よりも「イメージする力」だと私は思います。
どんなに能力があっても、具体的にイメージを描けないかぎり、目指す未来にはたどり着けません。
どんな小さなことでも、自分の叶えたい姿をはっきりと描くことが、自分の能力を最大限に発揮するための原動力になると思います。
たとえば…

合格体験記を書いている自分を想像してみる。
あと半年後、道場や予備校のパンフレットに自分の体験記が載っている様子、その具体的な文章をイメージしてみましょう。

ここまで試験勉強を応援してくれた人(家族や友人・恋人、予備校の先生…)の喜ぶ顔を想像してみる。
「ここまで来たらもう自分ひとりだけのための合格ではない。応援してくれた人たちのために合格する」と思ってみましょう。

診断士になってさまざまな人と出会い、新たなステージに立った自分を想像してみる。
診断士になると、驚くほど、様々な業界の人とのかかわりが増えます。
そしてそのかかわりは、自分を新しいステージ(今まで経験してきたことをこう役立てたい、さらにこんなことを学びたい、等々の思いが具体的に見えてくる場所)に導いてくれます。
そんな「さらに自分をレベルアップできる世界」に堂々と仲間入りしている自分の姿を、来年の予定として描いてみましょう。

診断士として、自分のやりたかったことに取り組めている人生を想像してみる。
診断士になって、やってみたいことを具体的に書き出してみましょう。
独立して様々な企業の支援活動をする、企業内診断士として自分の役割を高める、講演やセミナーの講師になる、本を出版する、等々…。
私もまだ駆け出しですが、診断士の仕事は他の士業と異なり独占業務がないだけに、活用の道が非常に多様です。人の数だけ診断士の在り方がある、と言っても過言ではないような気がします。
だからこそ、自分自身のやりたいことが思わぬ形で叶えられる可能性も大きい資格だと私は思います。(そして実際にそういう方々に多く出会います)
来年以降のスケジュール帳が、勉強の予定ではなく、“やりたいこと”で埋まっていく様子をイメージしましょう。

 

モチベーションが上がったら、後はやれることをやるだけです。
今回は、直前期対策として運営管理の攻略ポイントについてご紹介します。

 

以前の渾身記事で取り上げたように、運営管理は、生産管理、店舗・販売管理いずれも、全体の体系図をもとに知識を整理すると、理解も定着もスムーズに進みますし、特に生産管理は2次対策にも直結します。
最後の対策においても、「整理しながら理解・暗記する」ことを忘れずに取り組んでくださいね。

 

さて、運営管理のキーワードの中でも意外とひっかけ要素になりやすいのが、アルファベットの略語です。

似たような綴りやイメージしにくいものが多いがゆえに、記憶からうっかり抜け漏れしやすいところです。

以下に主要キーワードを挙げ、右側に解答を埋め込んでいます。(画面反転で解答が出てきます)
どこまで覚えているかチェックしてみてくださいね。

AGV  …無人搬送車
ASN  …事前出荷明細
ASP  …サーバ上EDIサービス
CAD  …コンピュータ支援設計
CAE  …コンピュータ支援解析システム
CAM  …コンピュータ支援生産
CAO  …自動発注
CE  …設計から販売までをデータ共有で統合・同時進行
CIM  …全社で一元化したデータベースで生産にかかわるあらゆる業務をコンピュータで統合的に管理・制御するシステム
CNC  …コンピュータ数値制御
CODE128  …アスキーコード128キャラクタすべてを表現できるバーコード
CPFR  …ECRやQRの発展形。メーカーと流通業の、販売計画・需要予測・商品補充に関する協働
CPM  …最小の投下費用でプロジェクトの最短期間達成を検討する方法
CRP  …連続補充方式
DNC  …分散系数値制御
ECR  …EDIを活用した効率的な消費者対応
EDI  …企業間電子取引
EDLP  …全ての商品を、毎日いつでも競合他社より安く提供する仕組み
EOQ  …経済的発注量
EPC  …ICタグを利用した商品識別のためのコードや仕組み
ERP  …企業資源管理
FA  …工場全体(間接業務まで含めた)の自動化・システム化
FMC  …フレキシブル加工セル
FMS  …生産設備をコンピュータで統合管理する生産システム
FSP  …ロイヤルカスタマー向けのプロモーション
GDS  …商品情報の国際的な同期化
GLN  …国際標準の企業・事業所コード
GS1-128  …商品関連情報、企業間取引情報を含んだ識別コード番号と、それを表示するCODE128(バーコードシンボル)の総称
GT  …グループテクノロジー
GTIN  …国際標準の商品識別コードの総称
IE  …経営工学
ISM  …店頭の陳列や演出による販売促進活動
ISO14001  …環境マネジメントシステムの国際規格
ISO22000  …食品安全のためのマネジメントシステム
ISO9001  …品質マネジメントシステム
ITF  …集合包装用商品コード
JAN  …国際的な共通商品コード
JIT  …後工程の要求に応じて必要なものを必要な時に必要なだけ生産する生産方式
LCA  …製品の原材料採取から処分に至るまでのサイクルを通して環境への影響を調査・評価する環境マネジメントの手法
LSP  …誰が何時から何時までどの作業をどれくらい行うかを決める、作業割当計画
MC  …ATC(自動工具交換装置)を搭載した数値制御多機能工作機
MRP  …生産計画・部品構成表・在庫情報に基づき、資材の必要量と時期を求める生産管理体系
Non=PLU  …価格情報の入ったバーコードで価格を参照すること
OEM  …相手先ブランドの製品を生産し提供すること
PDM  …CADデータも含めて製品情報と開発プロセスを一元管理する製品情報管理システム
PERT  …順序関係がある複数の作業を効率よく実行するスケジューリング手法
PLU  …ストアコントローラ内にある、商品の商品コード・価格・商品名対応テーブル
POP  …生産活動に伴う情報を、即座に収集し必要な指示を提供する情報管理システム
QCDF  …品質・コスト・納期(数量)・変化への柔軟性
QR  …できるだけ販売時期に近い時点に生産開始時期を引き延ばす方法(延期)
RFID  …非接触型自動識別技術
SLP  …工場の効率性に基づく適切な配置と流れの計画
SQC  …統計的手法を用いた品質管理手法
TQC  …全社的な品質管理
TQM  …統合的な品質管理
VA  … 価値分析
VAN  …回線提供サービス
VE  …最低の総コストで必要な機能を確実に達成するための、製品・サービスの組織的な機能研究方法
VMD  …視覚表現を用いて自店のコンセプトを消費者に訴求する仕組み・手法
VMI  …ベンダーが主導となって小売業の在庫を管理する

 

完璧に覚えられていたでしょうか?

私はこれらの用語を単語帳のようにしてまとめ、自分が間違えやすいところを重点的に、隙間時間に何度も読み直していました。
こういう、「ちょっとした空き時間に見直しできるツール」を作っておくのは非常に学習効率が良いですし、本試験当日に持っていくツールとしても役立ちます。

運営管理は、体系立てて知識を整理・定着してさえおけば、じゅうぶん得点源にできる科目であり、直前の詰め込み効果も比較的高い科目です。
直前期と言えど、焦らず着実に積み上げていきましょう!



集中力と客観力を持って臨む。

イメージ

 

こんにちは、うみのです。
いよいよ明日は1次模試ですね。

今日は、本番前日に同じように過ごすことをイメージして予定を組み立ててみましょう。
前日の過ごし方が、当日のコンディションをつくります。
どの教材を見返して、何を食べて、何時に眠るか。
焦る気持ちに負けず、冷静に計画を立ててみてください。
直前期に発揮される集中力を活用して知識を詰め込むことも大事ですが、一方で模試でできたことを本番でも再現できるよう客観性をもって自身を分析する視点も重要です。
熱さ冷静さの両方を使いこなして試験に臨んでくださいね。

 

本日の記事では、「模試が終わった後、どのような振り返りをすればよいか?」についてお伝えしたいと思います。
「まだ受ける前なのに早すぎでは?」と思われるかもしれませんが、当日は想像以上に心身の消耗が激しいですし、気合を入れ過ぎた結果、燃え尽き症候群になってしまう可能性もあります。
そこで、模試を受ける前から振り返りのイメージを具体的にしておくことで、得るべきだった気づきを見失わないようにしておくことが重要です。
ぜひ前日のうちから、「模試を通して何を学び得るべきなのか?」という目的を意識しておくようにしましょう。

 

具体的には、1日目、2日目がそれぞれ終わった後、以下の項目について振り返るようにしてみると良いと思います。
試験会場の天井から自分自身を俯瞰して、その行動を客観的にモニタリングしてみるイメージです。

 

□直前に見返した教材は適切だったか?そこから何を得られたか?
□問題を解く順番は適切だったか?
□時間配分は適切だったか?
□普段できていたはずのこと、解けていたはずの問題はきちんと処理できたか?
□休み時間での気持ちの切り替えはうまくできていたか?
□疲労回復の手段とタイミングは適切だったか?
□持って行ったものは全て活用したか?過不足はなかったか?

 

適切にできたことについては、以下のような形で、できるかぎり明文化しておきましょう。

「ここでつまづいたor失敗したけど、こう乗り越えるor切り替えることができた」
「ここでこう工夫することで、こういう効果があった」

このような行動の因果を、小さいことでも良いのでなるべく数多く明らかにしておき、成功体験として自分の中にストックしておきましょう。
逆に思うようにできなかったことは、その要因は何だったかを踏まえ、「こうすれば良かったな」という対処法を頭の中でシミュレーションしておきましょう。
これらを何となく思い返すのではなく、頭の中で整理するなり書き出すなりして明文化することが重要です。

模試は本番と思って受ける、とはこれまでの記事でも重ねてお伝えしてきています。
しかし、実際の本番は、模試とは比べ物にならない重圧感があります。
その重圧感の前に、模試ではできていたことができず、涙を飲む受験生も数多くいます。

だからこそ、模試で「なんとなくできたこと」に対して慢心せずに頭の中で追体験しておき、本番での再現性を高めておく。
できなかったことはしっかりとシミュレーションし直しておき、本番では克服できるようにする。

知識面での振り返りだけではなく、このように自身の行動そのものを振り返ることが、「勝負強さ」を鍛える鍵になります。
私自身も常に「気づきノート」を持ち歩き、模試当日も1科目が終わるたびに「想定外だったこと、できなかったこと」をリスト化して書き出し、できなかったことにどう対処すべきかを振り返って、次の科目では同じことを繰り返さないようにしていました。
自分自身を客観的に分析する意識を持つことで、模試を受けている間にも成長することができます。

できないことがあったとしてもそこで心折れず、すぐ次に生かすことで、試験当日を一番成長できる場にもできるのです。
これは本番であっても同様ですので、ぜひ模試の場から意識しておくようにしてしてみてくださいね。

 

そして、振り返りが終わった後は、足りなかった知識やできなかったことを何度も反芻し、ご自身の血肉としてください。
これまでも様々な記事でお伝えしているように、模試はあえて難易度の高い設問を多く盛り込んで作られています。
そこで奮起するか、「もう駄目だ…」と思うかが、最後の分水嶺です。
たとえ思うように点が取れなかったとしても、「本番で失敗してしまったけれど、時間を1ヶ月巻き戻して、もう一回リベンジできるチャンスを得た!」と思って取り組んでみましょう。

模試を本番と見なして受けていればこそ、模試後に奮起する力が湧いてきます。
また、そこでどれだけ自分を追い込めたか、という実績をつくることが、本番で踏ん張る力につながります。

 

本気で奮起するためにも、模試は本番として受ける。(熱さを持つ)

振り返りは知識と行動の両面で、なるべく早く、具体的に行う。(冷静さを持つ)

 

皆様のご健闘を心より祈っております。



こんにちは、うみのです。

TACの1次模試まであと2週間と少しですね。

ストレート生の皆様は、7科目をしっかり「皿回し」できているでしょうか?

やるべきことがありすぎて、どこから手を付けていいか分からない…とお悩みの方も多いかと思います。

この時期まで来たら、得意科目はカンを鈍らせない程度にさらっと、苦手科目は比重を置いてじっくりと、と緩急をつけて対策されることをおすすめしたいです。

苦手科目は、いよいよ追い込まれてきた直前期こそ、大きく実力を上げる伸びしろが隠れています。

以下は、私が行った「苦手科目克服ステップ」です。

よろしければ参考にしてみてください。

 

①   分野別にざっくりと知識を整理してみる

②   特にどの分野が苦手なのか?を見定める

③   苦手度の高いところから優先順位を決める

④   「知識の体系化⇔問題を解く」のサイクルを高速回転する

 

この方法では④がポイントで、苦手科目というのは、

 

A 知識の理解や暗記に時間がかかっている

B 理解しているつもりで、問題を解く力が十分でない

 

のいずれかに大きく「壁」があると思います。

Aに時間をとられて問題を解く量が十分でなかったり、BでつまづいてまたAに戻って時間をとられてしまう…ということを繰り返していると、なかなか苦手は克服できません。

問題を解いて⇒間違えたところの知識をインプット/補足する⇒同じ分野の別の問題を解いてみる、というサイクルをなるべく高速で回転していくことを心掛けてみてください。

 

苦手科目の問題を解くことは辛く苦しいことですが、問題を解くことでしか、知識の確認も強化もできません。

たくさん問題を解いて間違えながら、何度も知識をインプットし直すようにしてみてくださいね。

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前置きが長くなってしまいましたが、今回は多くの人が「なかなか得意科目にできない…」とお悩みの企業経営理論について考えてみます。

今回は「道場マイベスト記事」を通して、5つのステップからその攻略の仕方を考えてみたいと思います。

 

STEP1 『犯人は誰だ!?』 by 5代目・U2

ココが重要!

「企業経営理論は、知識を問う科目ではない。理論を応用して課題を解決していく科目である」

 

単に知識の丸暗記では対応しきれない企業経営理論。

テキストを読んで覚えたつもりでも、問題に向き合うと解けない…という、冒頭でもお伝えしたような「苦手の壁」にぶつかりやすい科目です。

では、「理論の応用力」はどのようにして鍛えていけば良いのでしょうか?

 

STEP2  『課題はここにあった!』 by 5代目・u-ta

ココが重要!

「経営は知識量の増加に加え、設問対応能力を磨かなければならないということにギリギリのタイミングで気が付いた」

 

★単なる知識問題ではないのであれば、どのような設問傾向があって、どのようなひっかけ要素があるのか?を知り、それらに対応できる力を鍛えなければなりません

特に企業経営理論の問題は、作問者の少しのコントロールでいくらでも変化球が作れてしまいます。

難解な言い換え、正しいとも間違いとも言いきれない曖昧表現、回りくどい表現、設問文を冗長化…。

こうした様々な変化球を打ち返すためには、ひたすらバッティングセンターにこもるイメージで、球(問題)を打ちまくり、どのような変化球のパターンがあるのかを知って「こう投げられたらこう打ち返す!」を頭に沁み込ませることが有効です。

u-taの行った「どこが間違っているのか、或いは正しいのかを指摘する練習」というのは、まさにそのようなトレーニングですね。

 

 

STEP3  『課題への向き合い方』 by 4代目・はんた

ココが重要!

「問題集の解説は、直ぐに読んではいけない」

「正誤問題を間違えるということは、実は、二重のミスを犯している」

 

★STEP2の「どこが間違っているのか、或いは正しいのかを指摘する練習」を行っていくうえでは、「すぐに解説を読んで確認する」ことによって「理解したつもりのワナ」に陥りやすいということに注意しなければなりません。

間違えた時点でもう一度問題を読んでみて、「どこでひっかかったのか?」を考えてみましょう。

そして自分なりの「ここで間違えたのでは仮説」をもって解説を読んでみましょう。

一度自分の頭で考えてみることによって、自分のひっかかったポイントをより深く理解でき、インプットもしやすい状態になります。

何度も同じところで間違えてしまう…という経験がある方は特に、このステップを意識してみてくださいね。

 

STEP4 『課題をさらに突き詰める!』 by 初代・ハカセ

ココが重要!

「誤答の選択肢こそ重要」

「・誤答選択肢の、どの部分が誤りなのか 

・誤答選択肢の、どの部分がどう置き換われば正答になるのか 

ということを、「骨の髄までしゃぶるように」検討し尽くす」

 

誤答の選択肢は、不足していた知識のインプットには最高の教材です。

間違えていた理由が明確になったら、それらの選択肢と解説を何度も反芻し、対応力とあわせて知識の強化も図りましょう。

 

STEP5  『課題を突き詰めた先に見える突き抜けポイント』 by 初代・ふうじん

ココが重要!

「最後の2択が裏目に出るのは国語能力でなく、知識の薄さと曖昧さ」

「センスを理屈で裏付ける」

 

★正解した問題は、なぜそれが正解だと判断したか?間違えた問題は、どの「2択ひっかけパターン」にやられたのか?を、誤答選択肢の表現に注意しながら分析し知識を強化することで、その理屈を説明できるようにする

これによって、2択まで絞れたが、そこでいつも間違えてしまう・・・という自分のミスパターンを明らかにし、ヒヤリハットの経験値を蓄積していく

ここまで問題をしゃぶりつくせれば、「理解したつもりで間違える」ワナからは大きく脱却できるでしょう

 

このように「問題の解き方と振り返り方」の精度を高めていくことで、設問対応力は大きくアップします。

そしてこれが、STEP1で挙げた「理論の応用力」に直結していき、2次試験対策にもつながっていきます。

この攻略法は、他の苦手科目にも応用できるものだと思います。

模試までに少しでも苦手を伸びしろに変えて、得点アップを目指しましょう

 

☆お知らせ☆

私も執筆に関わっております「ふぞろい8」が発売になります。

(私の再現答案も載っております…)

過去最高の180件以上の再現答案をもとにして行った平成26年度2次試験の分析のほか、合格者の体験談、多年度合格者の過去の失敗談をもとに、さまざまな2次試験攻略企画を展開しています。

今年どうしてもストレート合格をしたい方は特に、「ふぞろい」を活用する事で2次試験の“いろは”をおさえやすくなると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

明日か明後日ごろには各書店にも並ぶかと思います。

毎年、1次試験後は品切れになってしまうので、早めに確保していただけると良いかと思います。

Amazonでも予約受付開始しています。

在庫切れの場合、ジュンク堂紀伊國屋など、他の書店サイトも利用してみてください。



「この知識、どこでどう使うの?」がイメージできれば、グッと理解度が上がっていく。

 

こんにちは、うみのです。

前回に引き続いて、運営管理の知識と事例Ⅲがどうつながっているのかについてお伝えします。

 

前回の記事では、「事例Ⅲの企業が抱える課題の多くは、主に2つの視点から発見できる」と述べました。

 

視点1:製品開発→受注→発注・仕入→在庫管理→生産→納品・販売の流れのどこに課題があるのか?

視点2:QCD(品質・価格・納期)のどこに課題があるのか?

 

生産管理に関する知識は、これらの課題を解決するためのものとして求められます。

 

具体的にどの知識がどの課題に主として関わってくるかを図式化すると、以下のようになっていると私は考えます。

 

 生産管理の知識整理

(クリックで拡大)

 

全体方針:4Mを最適化&活用して、PQCDSMEのレベルを上げていく!

◆企業の資源である4Mが、生産内容に合わせて最適化されているか?無駄なく活用されているか?に着目する。

◆PQCDSMEの向上を目指す上で、2次試験では特にQCDに着目する。

 

上記を踏まえて、QCD別に関連する知識を見ていきます。

 

Q:品質管理ムラをなくす)

⇒「生産のオペレーション」を見直す

IE・品質管理…生産工程・作業を分析し標準化を図ることでムラをなくす

設備管理…設備を正しくメンテナンスしてムラをなくす

 

C:コスト管理ムダをなくす)

⇒「生産のオペレーション」「生産のプランニング」を見直す

IE・品質管理…作業や工程のムダをなくす

設備管理…「歩留り率が低い」などのムダをなくす

資材管理…標準化して効率を上げる、生産計画に沿って効率的な発注を行うことでムダをなくす

在庫管理・購買管理…資材ごとに適切な発注方式を採用し、余剰在庫などのムダをなくす

 

D:納期管理ムリをなくす)

⇒「生産のプランニング」を見直す

生産計画…生産リードタイムに合わせた日程計画を行う、需要予測の精度を高めるなどしてムリをなくす

生産統制…進捗・現品・余力管理を行ってムリをなくす

 

 

上記のフレームにキーワードを落とし込んでいくと、各課題ごとに求められる知識がイメージしやすくなるのではないでしょうか。

このようにフレームに沿って知識の定着化を図ることで、1次知識の理解度は大きく深まりますし、2次試験に応用していくうえでも重要な整理の方法だと思います。

 

フレームを用いることには、主に以下の2つの意味があります。

①    MECEで(モレなくダブリなく)現状を分析する

②    何が課題なのか? を見誤るリスクを減少する

 

これらを意識できていることは2次試験において、題意を外した失点ミスをなくしていくための大きなアドバンテージとなります。

ぜひ意識してみてくださいね。

2次試験についてはまた8月以降に詳しく取り上げますので、まずは1次知識を盤石なものにしていきましょう!



理解しながら暗記する。

工場

 

こんにちは、うみのです。

写真は工場萌えが高じて、四日市まで撮影に行ったときのものです。

 

さてそんなわけで(?)、今回は運営管理についてです。

工場を持たない企業に勤める人にとっては、今ひとつとっつきにくく感じるこの科目。

出題範囲も膨大で覚えることが多く、「運営管理は理解か暗記か?」というところも今ひとつつかみにくい。

そんな「とっつきにくい」「つかみにくい」性質を持つものの、二次試験の事例Ⅲに直結する重要科目のひとつです。

 

そこで今回は、二次試験につなげつつ、理解と暗記をスムーズにする知識の整理方法についてお伝えします。

 

方法1:常に頭の中に全体の流れ図を描く。

 生産フロー図

上記は、生産のフロー図です。(クリックすると拡大)

生産管理の知識は全て、このフローの中のいずれかに属します。

範囲が膨大で、どこから覚えていったものか…知識を定着させるのが大変…とお悩みの方は、一旦、「それぞれの知識が上記の図のどこに位置しているのか?」を整理してみると、暗記もスムーズになるかと思います。

頭の中に全体像をマッピングして個々の用語をプロットすることで、対比や関連づけをしやすくなるからですね。

 

方法2:最頻出ワードは、メリット/デメリットでヨコ串比較する。

生産管理において重要なワードは、メリットとデメリットでヨコ串比較すると覚えやすいですし、問われる論点に直結します。

特にほぼ毎年問われる最重要ワードは、「どこで/いつ/どう生産するか」の3つのポイントで整理できます。

以下の「」で対比されているワードについて、それぞれのメリットとデメリットが言えるか?をチェックしてみてくださいね。

①  どこで生産するか?

内製(OEMも含む)アウトソーシング(ファブレスも含む)

※内製の場合は仕入方法発注方式もポイント。

<仕入>

-大量仕入

-集中仕入分散仕入

-本部集中仕入(セントラルバイイング方式)店舗分散仕入

-共同仕入単独仕入

-委託仕入買取仕入売上(消化)仕入

<発注>

定量定期

②  いつ生産するか?

受注生産見込生産

③  どう生産するか?

個別生産ロット生産連続生産

このあたりの区別がスラスラと言えるようになったら、2次試験にもばっちり応用が効きます

 

方法3:生産管理の知識は、「企業が抱える課題の解決方法」として捉える。

なぜ、これらの流れを理解して覚えることが大事なのか? メリットデメリットを覚える意味は何か? というと、すべて、「中小企業が生産において抱える課題を解決するための提案に必要」だからです。

そして、企業が抱える課題は、主に以下の2つのいずれかの視点で発見できます。

視点1:

製品開発→受注→発注・仕入→在庫管理→生産→納品・販売の流れのどこに課題があるのか?

視点2:

QCD(品質・価格・納期)のどこに課題があるのか?

今のやり方ではどこかにムリやムダがある」「今はうまくいっているが、これから先さらに企業が成長するためには今までのやり方ではダメだ」という状況に直面した企業にアドバイスするためには、「どんな方法があるのか?」「それぞれの方法にどんなメリットやデメリットがあるのか?」を理解していなければ、適切な助言はできませんよね。

生産フローにおける、QCDが主に関わってくる部分はこのようになっています。(クリックで拡大)

 生産の流れとQCDの関係

次回は、ここについてもう少し具体的に深堀りしてみます。

分厚いテキストの前で途方に暮れてしまった時は、このように「いったん全体の流れを整理してプロットしてみる」ことで、今どこで迷っているのか? が見えてくるのではないかと思います。

そしてこの、「全体の流れを俯瞰して理解した上で、どこに問題があるのかを明らかにする」という思考プロセスは、二次試験の事例Ⅲにおける解答プロセスに直結します!

こうしたプロセスを有効に活用し、一次での理解と暗記、二次試験での応用につなげていきましょう 

 

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※満員御礼です! お申込みありがとうございました。

道場初夏大阪セミナーinなんば 開催!

~1次&2次試験突破 の巻~

1次試験、直前期対策のキモはここだ!

◆暗記科目が辛いあなたへ。丸暗記を理解に変える発想法

◆合格へグッと近づく、模試活用法

2次試験に向けて今やるべきことは?

◆財務強化が1次・2次突破の鍵! 「CF計算書」を味方につける

ストレート生の方、多年度生の方、いずれにも有益なお話ができるよう、とっておきの秘訣をお伝えさせていただきます。

 

●日時:66日(土) 14:00~16:30

●定員:15人
●参加費:500円
●会 場:地下鉄なんば駅近辺の会場にて開催。詳細な場所については、個別にメールにてお知らせいたします。

 

<セミナー終了後の懇親会は、2本立て!>

皆様にご参加いただきやすいよう、懇親会を2部構成にいたしました。

参加は任意です。どちらかでも、両方への参加でも大歓迎です。

 

●16:30~ 第1部 ティータイム懇親会

会場近くの喫茶店にて、皆さんの質問に道場メンバが答えます。

質問や相談を個別にしたい方、他の受験生との交流を深めたい方、ぜひご参加ください。

※参加費無料。ご自身の注文いただいたお茶代だけお支払いいただきます。

 

●18:00~ 第2部 居酒屋懇親会

腰を据えてじっくりとお話したい方はぜひ。

お酒を囲む場だからこそ、なかなか表の場では聞けないとっておきの話が飛び出すことも多くあります。

前回の東京セミナーでも、有益な情報を収集している受験生の姿が印象的でした。

※参加費は3500円程度を予定しています。



 

日本語

そうは言っても、日本語である。

 

こんにちは、うみのです。

岡崎さんの中小企業経営・政策おはともさんの経済学・経済政策の記事がすでに上がっておりますが、5月3日~15日の期間は休みなく、渾身シリーズをお届けしていきます

6代目メンバの得意科目を中心に、それぞれの科目の攻略のキモをお伝えしますので、ぜひ1次試験突破の参考にしていただければと思います。

 

さて、私が担当するのは企業経営理論です。

多くの受験生が伸び悩むこの科目について、私が思う「攻略のキモ」を3つのポイントでお伝えしたいと思います。

 

1.「難解な日本語」という漠然とした苦手意識を、課題解決思考で分解してみる。

 

企業経営理論と言えば、苦手理由として真っ先に挙がるのが「あの難解で独特な日本語」。

問題文や選択肢を読んでも、何を言っているのかよくわからない…といモヤモヤ感に悩まされている受験生は多いのではないかと思います。

 

しかし、そうは言っても、日本語です。

 

外国語のように、徹頭徹尾わからない、というわけではなく、

実はそこには、「わかった部分」と「わからなかった部分」があるのではないでしょうか?

平成25年度 第1問の選択肢(ウ)の文章を例に挙げて考えてみます。

 

「経営計画に盛り込まれた戦略ビジョンは、予算計画や下位レベルのアクション・プランと連動させるとコントロール指針として機能するようになり、戦略行動の柔軟性を失わせる。」

 

文章全体を見ると、モヤモヤ感の強い文章ですね。

これをたとえば、

 

①    経営計画に盛り込まれた戦略ビジョン

②    予算計画や下位レベルのアクション・プラン

③    コントロール指針として機能する

④    戦略行動の柔軟性

 

このように分解をしてみると、「わかった部分」「わからなかった部分」が明確になるのではないかと思います。

 

漠然と「難解な日本語」と捉えてしまうと、攻略のとっかかりがなかなか見えてきませんが、このように「難解と感じた原因」を具体化していくことで、「なぜ間違えたのか?」「どこの理解が足りなかったのか?」が見えてくるようになるのではないかと思います。

原因が明確になったら、その原因ごとに、足りなかった知識を補強したり、難解な表現を分かりやすく言い換えてみるなどの対策を考えてみましょう。

時間はかかりますが、こうした復習方法を取ることで、「難解な日本語」への苦手意識は確実に薄れていくはずです。

 

間違えた原因を明確にし、「問題が解けなかった自分」と「問題が解ける自分」との間にあるギャップを解消していく。

こうした課題解決思考を通して、コツコツと着実に、得点アップにつなげていきましょう。

 

 

2.企業経営理論は、過去問に始まり、過去問に終わる。

 

現在、スピ問や様々な予備校の問題集、答練を通して演習をしていらっしゃるかと思いますが、企業経営理論に関しては、「過去問」が何より重要な教材であると思います。

(過去問が重要なのはどの科目でも同じですが、特に企業経営理論においては重要度が高いです)

その理由は、「文章の癖」に正しく慣れる事が必要だからです。

 

「難解な日本語」と前述したように、企業経営理論には、「独特の言い回し=文章の癖」があります。

その文章の癖に慣れ、独特の言い回しから「つまり何を言っているのか」を汲み取れるかどうかが、まず問われる科目です。

 

この文章の癖は「出題者」によるもの、独特の言い回しは「出題の意図」による部分が非常に大きいと思います。

 

予備校の問題集や答練、模試なども、よく練られてはいるものの、出題者が異なる以上、そこに何かしらのズレが生じている可能性があります。

私自身も、「予備校では点が取れず、過去問では点が取れるという不思議な成績を持っていたが、実際の本試験では過去問と同じ感覚で解けた」という経験がありました。

「難解な日本語」を攻略していく上では、過去問を参考にしてその癖に慣れておくことが、本試験での感覚のズレを最小限に抑える方法だと私は思います。

 

 

3.優先順位をつけて解く。

 

解答に熟考を要されることの多い企業経営理論。時間内に全ての問題を解ききれない…という悩みの処方箋として、「マーケティング分野は組織論や戦略論と比較して簡単な問題が多いため、まずマーケティングの問題から解いて手堅く得点する」ということがよく言われていました。

しかし、平成24年度試験後の時点で「マーケティングは難化している」というひろいんさんの指摘もあったように、その手法が通用しなくなってきているとも見られています。

 

さらに、ここ近年の分野別難易度を見てみると、下記のような傾向になっています。

 

平成25年度 分野別難易度(TACデータリサーチ)

平成25年度分野別難易度

 

平成26年度 分野別難易度(TACデータリサーチ)

平成26年度分野別難易度

 

平成26年度は、TACデータリサーチ上の平均点が前年比4.4点上昇したり、Eランク問題がなくなったりと全体的にやや易化した傾向があり、特にマーケティングでのABランクの問題の比率が上がっています

それは裏を返せば、マーケティングは年度によって難易度の変動が大きい科目ということでもあります。

やはり「マーケティングから解く」という戦略が一概に通用するとは言いにくい状況なのではないかと思います。

 

そこでおすすめしたいのは、「分野ではなく、問題の性質として解きやすいものから回答していく」という方法です。

 

他の科目もそうですが、「時間をかけなくても解ける問題」「時間をかければ正答を導ける問題」を見極め、前者から優先順位をつけて解答していくことで、分野ごとの難易度に振り回されることなく、確実にABランクの問題を潰していくことができます

具体的な解く順番の参考としておすすめしたいのは、以下の通りです。

 

①知識だけで解ける問題 

②考えれば解ける問題 

③知らない用語が出てきた問題 

④何を言っているか一読しただけではわからない問題

 

ここで注目したいのは、3つ目の「知らない用語が出てきた問題」です。

過去に出題例の少ない用語が出てきた問題は、単純に知識を問う問題として扱われることが多いためか、選択肢の文章は比較的素直な表現のものが多く、じっくり読めば正解を選べる可能性が高いです。

平成26年度の第30問・設問2を例に挙げてみます。

 

問題:文中の下線部①に示す「ライフサイクル・アプローチ、ライフスタイル・アプローチ」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 近年の家計調査によれば、家族ライフサイクルの終点近くに位置する後期高齢者による耐久消費財支出の増加傾向が読み取れる。

イ  ライフサイクル・アプローチに示されるフルネスト(full nest)段階におかれた家計の消費支出をみると、医療、外食、ファッションといった項目の構成比が高まることが分かる。

ウ  ライフサイクル・アプローチは、家族という集団を人の一生に例え、「家族のライフサイクル」の普遍的な共通性に着目したアプローチである。個別の家族に固有な出来事の影響を反映した分析を行う点に最も大きな特徴がある。

エ  ライフスタイル・アプローチは、モチベーション・リサーチやパーソナリティ研究から発展したサイコグラフィクスを源流とするとされる。

 

ここで「ライフサイクル・アプローチ」という用語自体を初めて目にする人もいたかと思いますが、じっくり選択肢の文章を読解してみましょう。

以下は、私が実際に本試験で解釈した内容です。

 

ア⇒「後期高齢者」が「耐久消費財」(多分、車とか家具とか?)の支出を増やすかなあ。そんなイメージはないな…。

イ⇒「フルネスト(full nest)段階」が「医療、外食、ファッション」の購入傾向を高めるかどうか…そもそも「フルネスト段階」が何の事か分からないので判断できないな。

ウ⇒「個別の家族に固有な出来事の影響を反映した分析」って、現実問題として難しそう。

エ⇒「モチベーション・リサーチやパーソナリティ研究」は「サイコグラフィクス」の一環っぽいニュアンスを感じる。「ライフスタイル・アプローチ」もデモ、ジオ、サイコの中のどれかで言えば「サイコ」っぽいな。

 

ここで、選択肢がイかエに絞られます。

「知識がなく全く判断できない」イか、「間違った箇所がなさそう」なエを比較してみて、最終的には「より妥当そうな可能性の高い」エを選択しました。(正解はエ)

 

何をどこまで読み取れるかは状況によりそれぞれですが、未知の用語が入っていても、じっくり読むことである程度正解まで近づける問題もありますので、時間のある限り諦めずに粘って解釈してみることも有効ではないかと思います。

 

そしてこの、「文章をじっくり読み、正しく解釈しようとする」プロセスは、そのまま2次試験で求められる「国語力」につながります

「難解な日本語」にくじけずに企業経営理論を攻略していくことは、ストレート合格の強い味方になってくれるはずです。

「国語力」の話は、また1次試験の終わった8月以降にじっくりお伝えしたいと思います。

 

他の科目に比較して、成果が出てくるまで時間がかかるかと思いますが、地道にコツコツ努力を重ねていけば、モヤモヤ感や苦手意識は確実に減少していきます。

焦らず少しずつ、実力をアップしていきましょう!



こんにちは、うみのです。

先日から告知させていただいている道場春セミナーですが、いよいよ来週と日程が近づいてきました。

東京会場はお陰様で満席となっておりますが、名古屋の方ではまだ残席があります

受験生の皆様にとって有益な時間となるよう、先代の方にもご協力いただき、コンテンツや特典の充実を図っているところです。

セミナーに参加できなかった方にもお伝えできる情報がありそうですので、来週以降を楽しみにお待ちいただければと思います。

 

なお、二次試験対策の参考書「ふぞろいな合格答案」でも東京、大阪でセミナーが開催される予定です。今この時期にやっておきたいことや二次対策について知りたいと思われる方はチェックしてみてくださいね。

 

さて、参加いただける方にとってより良いセミナーとするために、受講して下さる皆さんから「現在悩んでいること」についてお聞きしており、様々な学習上の悩みをお寄せいただいています。

本セミナーのテーマでもある「本試験までの過ごし方」が最も多いお悩みですが、次いで多いのが「苦手科目の克服方法」、3番目に多いのが「モチベーションの維持方法」です。
一次試験まで残り4か月を切った今、勉強に集中したいけれどなかなかその気力が長続きしない…ということで悩んでおられる方は多いかと思います。

そんなわけで、今回はゆるわだ、「モチベーションとはいったい何なのか?」です。
ゆるわだではありますが、本試験まで努力を維持するために、自分自身のモチベーションの源泉がどこにあるのかについて知っておく、ということは、少なからず重要なのではないかと思っています。

 

さて、モチベーションとはそもそも何でしょうか?

こちらの辞書サイトによると、「意欲の源になる『動機』」とあります。

企業経営理論においてもモチベーション理論における「動機づけ要因」は頻出論点ですね。
ハーズバーグの二要因理論、マズローの欲求5段階説、マクレガーのXY理論、ブルームの期待理論など。
(この論点は用語や意味の入れ替えによる出題が多いので、きっちり整理しておきましょう

そこで語られているのは、人が動機づけられるためには何かしらの「報酬」や「欲求を満たすこと」が必要である、ということです。
バーナードの組織均衡論でも、組織が存続する条件として「誘因≧貢献」を挙げていますね。

 

そう、動機の背景には、必ず何かしらの満たされたい「欲求」があるのです。

では、中小企業診断士の資格を取得したい!という「欲求」を、もう一歩深堀りして考えてみましょう。

具体的な理由は様々であると思いますが、その「欲求」の根源にあるものは何でしょうか?

それはマズローの欲求5段階説で言えば、「承認の欲求」「自己実現の欲求」に相当するのではないかと思います。

 

この「社会的欲求」はあくまでも大枠であり、そこにはいくつかのベクトルの種類があるのではないかと私は考えています。

私が個人的に興味を持ちいくつか見聞してきた中で、大まかに言って以下の4つのタイプに分けられるのではないかと捉えています。

 

探究型

知的好奇心が強い。新しい知識や視点を得ることに喜びを感じるタイプ。

野心型

組織や社会のなかで自分自身の価値を向上させたい、身を立てたいという欲求が強い。自身の能力を高めたり、名を上げることに喜びを感じるタイプ。

調和型

周囲と協調していくことを大事にする。周囲から求められる期待に応えることや、協働する中で自身の役割を果たせることに喜びを感じるタイプ。

支援型

身近な人を支えたい、助けたいという気持ちが強い。特定の誰かの役に立てることに喜びを感じるタイプ。

 

診断士になりたい!という動機づけの多くは、上記のいずれかに属するのではないかと思っています。

たとえばこちらの記事にあるように、紫雲和尚さんが診断士を目指すきっかけになったのは「パン屋さんを救いたかった」という支援型の動機づけですね。

一方で私はと言うと、プロフィールにもあるように、完全に探究型の人間です。

 

そのため、診断士になって独立してバリバリ活躍して成功しよう! と言われても、全く心の温度が上がりません。
また、チームの中で協調するより、自分でつくった道を歩きたいタイプです。(小学校1年生から毎年、通信簿に「協調性に欠けています」と書かれ続けました…)
自分なりに考え行動した結果として誰かの役に立てた場合には大きな喜びを感じるものの、「誰かを助けるために」ということが最初から強い動機づけになるかと言われると、少し違うかな…と思います。
しかし、これを学べば社会や組織の仕組みがより深く理解できるよ、と言われると、俄然「やってみたい!」と思います。

(なんだか社会性のない、使命感も薄いだめな人間ですが…汗)

 

そんな欲求を持つ私なので、受験勉強においては、「問題が解ける楽しさ」をひたすらイメージするようにしました。

勉強が辛くても、眠くても、他のことがやりたくなっても、飲み会に行きたいなと思っても、その誘因が私を机に向かわせてくれました。(時々負けてましたが)

「分からなかったことが分かるようになるのが面白い」「できなかったことができるようになるのが楽しい」が、私を最後まで支えてくれた欲求でした。

そして合格した今でも、一番わくわくしているのは、診断士協会で行われている様々な研究会の活動に参加できるということです。(研究会とは、診断士の業務領域に関わる様々なテーマに対して調査や議論をしたり、実務活動を行う集まりです)

 

こういった探究型タイプに対して、たとえば野心型タイプの人は、診断士になって活躍している自分をイメージすることや、勉強プロセスにおいても模試などでより良い点数を取ることを目標にしたりブログなどで情報発信してネットワークを広げていくことが動機づけになりやすいかもしれません。

調和型であれば、たとえば様々な職種の人とチームを組んで課題解決にあたるシーンや、自身の属する組織をより良い方向に導く役割を果たせる姿をイメージすることが動機づけになるでしょうし、勉強プロセスにおいても、「君ならできる、だから、がんばれ!」と言ってもらえたり勉強会などで色々な人の意見を聞いたり議論すことが励みになりやすいかもしれません。

支援型であれば、具体的な助けたい人の笑顔を頭の中に常に描いておくことがモチベーションにつながるでしょうし、勉強仲間と分からないところを教え合い補い合うような関係をつくっていくことが学びの意欲を生み出してくれるのではないかと思います。

 

もちろん、いくらモチベーションをコントロールしても、受験勉強そのものが大変であることには変わりはありません。

しかし、このように、自分のモチベーションの源泉が何であるかということを知ることは、自分自身が「この選択をして良かった」と思える人生の道へと続く扉なのだと思います。
捉えようによっては、診断士試験へのチャレンジは、そんなことも教えてくれる、実に示唆に富んだものになりうると思います。

診断士の資格を目指すうえで、
自分自身のより良い、より幸福な人生のために、診断士の資格はどういう役割を果たしてくれるのか? と向き合ってみることも、ひとつのゴールの形なのではないかな、と思います。

 

そして、ご自身の欲求をうまく活用して悔いのないよう学び尽くし、本試験当日を迎えていただきたいなと思います。

 

※この分類をするにあたって参考にしたもののなかで分かりやすいのは、岡田斗司夫氏の提唱する「欲求の4タイプ」です。

(むろん、試験には出ませんので、息抜きとしてご覧ください)

探究型は理想型、野心型は指令型、調和型は注目型、支援型は法則型が近いかなと思います。

 

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こんにちは。うみのです。

 

さて、大本営発表により、いよいよ平成27年度の試験日程が確定しましたね。

<第一次試験日程>

試験案内配布期間
申込受付期間
試験実施
合格発表

平成27年5月7日(木)~6月2日(火)
平成27年5月7日(木)~6月2日(火)
平成27年8月8日(土) ・9日(日)
平成27年9月8日(火)

<第二次試験>

試験案内配布期間
申込受付期間
筆記試験実施
筆記試験結果発表
口述試験実施
合格発表

平成27年8月28日(金)~9月18日(金)
平成27年8月28日(金)~9月18日(金)
平成27年10月25日(日)
平成27年12月11日(金)
平成27年12月20日(日)
平成28年1月5日(火)

 

配布期間が始まったら試験案内はすぐに入手し、一次試験の出題の範囲や注意事項をよく読んでおきましょう。

特に出題の範囲は重要です。

以下を大局的にチェックするためのツールとして使ってみてください。

 

①自分が勉強してきた範囲は、出題範囲を漏れなくカバーできているか?

得点を稼げそうな、あるいは得点がまだ伸ばせそうな領域はどこか?

 

①は以下のような視点から、自身の理解度をチェックすることができます。

・出題の範囲として列挙されているキーワードのそれぞれがどういうものかを、自分の言葉で説明できるか?

・それぞれのキーワードに、用語などの具体的な知識を紐づけできるか?

 

予備校で学習されている方は、予備校のテキスト通りに対策を進めていれば大丈夫、とつい考えてしまいがちですが、本試験を出題するのは言うまでもなく、予備校ではなく協会です。

公式の出題範囲をしっかり把握できているかどうかの確認は、本試験当日の「予想外の出題によるパニックリスク」を減らすために重要な作業ですので、ぜひ行っておくことをおすすめします。

 

②においては、①で把握した自身の理解度をもとに、得点源にできそうな領域、捨てる領域、を戦略的に分類してみることが有効かと思います。

一次試験は出題領域が非常に広範であるので、全てを完璧にカバーすることはほぼ不可能に近いですし、そもそもそこまでやる必要はありません。

合格基準である「合計420点以上、40点以下の科目がない」ことをクリアするためには、「どこで稼ぐのか? 何を捨てるのか?」を判断することが、あなたの戦い方そのものになります。

 

こういった方法で出題の範囲をうまく活用し、これからの過ごし方を決める上でのベースにしてみましょう。

 

さて、これからの過ごし方ということで、本日4月4日から第一次試験までの日数をカウントダウンしてみると…

 

残り、18週間。

残り、126日。

 

この日数はきっと、あっという間に過ぎていくように感じられると思います。

しかし、ここからストレート合格を狙うにあたっては、過ごし方次第では十分な日数です。

 

例えば私の場合は、「毎週月曜日の朝に計画を立て、日曜日の夜にその計画を振り返る」というサイクルを作ってPDCAを回すようにしていました。

PDCAのポイントとしていたのは、下記の2つの視点です。

 

問題をどれだけ解いたか?

② その中で、自分のできなかった問題を克服することができたか?

 

4月以降の一次試験対策においては特に、①を常に忘れないことが重要であると考えていました。

特に直前期に近づいていくほど高まっていく不安を解消するために、これからの時期はさまざまな教材や学習方法が目について、あれもこれもとつい手を広げたくなりがちです。

テキストを読み込んだり暗記用のツールを作ったりと、さまざまな不安解消方法が考えられますが、その全てはあくまでも「本試験の問題を解けるようになること」がゴールです。

そのためには、スピ問であれ過去問であれ「問題を解き続ける」ことが最上のトレーニングになると私は考えていました。

これからの過ごし方は、「不安を解消すること」ではなく、「本試験の問題を解けるようになること」が目的であることを忘れないようにしてください。

 

そして、②をクリアするためには、「なぜその問題で間違えたのか?」を自身で説明できるようになることが重要です。

・単純に知識が不足していたのか?

・知識はあったけれど、問われ方が難しかったり、ひっかけ要素があったのか?

それによって、今の自分に不足しているものを正しく把握し、それを補うために必要な打ち手を考える手立てにすることができます。

 

問題を解き、足りない部分を考え、それを克服する。

それを続けることが、合格に至る道だと私は思います。

 

さらに、前回の記事でも書きましたが、ここからは特に答練や模試の成績に振り回されないことも重要です。

そこでの点数や順位は、モチベーションなどメンタル面に強い影響を与えますが、本試験の成績と単純なイコールになるわけでは決してありません。

上記の①②の視点を生かして、答練や模試を「本試験の問題を解ける自分」に近づくためのステップにしてください。

 

さてここで、一次試験の申込者数と、実際の受験者数の差異を見てみましょう。

※受験者数①は1科目でも受験した人の数、受験者数②は7科目全てを受けた人の数です。

 

<平成26年度一次試験>

申込者数  19,538人

受験者数①  16,224人

受験者数② 13,805人

 

<平成25年度一次試験>

申込者数 20,005人

受験者数① 16,627人

受験者数② 14,252人

 

<平成24年度一次試験>

申込者数 20,210人

受験者数① 17,168人

受験者数② 14,981人

 

毎年、約2割近く、「申し込んだけれど、本試験当日に会場へ来なかった人」が存在します。

そこには一人ひとり、様々な事情があると思いますが、「合格できる気がせず、受験するのをやめた人」もある程度いるのではないかと思われます。

 

そうならないためには…、

本試験当日に「やるだけのことはやった」と思って会場に向かう自分”をイメージしてみましょう。

そういう自分になるために必要なことは何なのかを考え続け、取り組み続けましょう。

思考と行動を止めなければ、一次試験はきっと突破できます。

今日から1日1日を大切に、頑張りましょう!

 

これからの過ごし方を考えるにあたっては、ぜひ下記のセミナーも活用してみてください。

 

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こんにちは。うみのです。

すっかり陽気が春らしくなってきましたね。

の開花も例年より早い予測ですね。

街を染める花の色は合格を連想させつつ、ちょうどこの時期からは不安や焦りも加速度的に増していきますよね。

私も昨年の4月、予備校の前に咲いている桜を一人見上げながら、「ああ、来年は合格した自分になって、お花見したいなぁ…」と思っていました。

 

さて4月に入れば、本試験まで残すところ4か月ちょっと。

7科目をそろそろ一通り学び終えて、GWからは総仕上げに入っていく時期ですね。

特にT〇C生の方は、暗記3科目に入ってから「基本講義から養成答練までの期間が短すぎる…」と焦りを感じておられないでしょうか。

予備校を利用している人にとって、一定のサイクルで答練を受けられるという事は良きマイルストンとなる一方で、焦りや不安をいっそう高まらせる要因でもありますよね。

加えて、3月以降は各予備校での模試がほぼ毎月ペースで実施される時期となるので、学習スケジュールを組み立てるのも大変になっていきます。

 

さて、皆さんは、そうした答練や模試をどのように活用されていらっしゃいますか?

今日はそんなテーマでお話してみたいと思います。

 

言うまでもなく、答練や模試を受けるにあたって、皆さんが最も意識するのが「点数」だと思います。

点数というのは最もわかりやすい成果であるので、まずそこにフォーカスしてしまいがちのは当然と言えます。

60点以上、あるいは80点以上を基準や目標にしていたのに、なかなかそこに届かない…と落ち込む人も多いかと思います。

私も学習当初の頃は、よく落ち込んでいました。

 

しかし試行錯誤を繰り返す中で、答練や模試から学ぶべきことは、点数とは全く関係のないところにある、と思うようになりました。

 

点数から得られるものは、ただひとつ。

 

「まだまだだな。よし、もっとがんばるぞ」

と、自分を奮起させることだけです。

 

むろん、正解・不正解の数は、「自分の行ってきた勉強方法が正しかったか?」を検証する意味では大事な指標です。

しかし、40点だろうと60点だろうと90点だろうと、その「数字」そのものの呪縛にはまらないことが重要です。

その呪縛は、自己否定や慢心といった、合格から自分を遠ざける要素しか生み出しません。

 

試験に合格するために必要なのは、答練や模試で良い点を取り続けるということではなく、「自分自身」についての理解である、と私は思っています。

自分自身について知るとは、たとえば以下のようなことです。

 

「何がわかっていて、何がわかっていないのか」

「どういう設問に答えられて、どういう設問に答えられないのか」

 

皆さんはこれらの問いを意識しながら勉強されているでしょうか。

その意味では「数字」は、「自分自身」について教えてくれるものではありません。

これらについて知り続けることこそが、合格に向かう道筋になるのです。

「今、何点を取っているか」ということは、道筋そのものを作ってくれるものではありません。

 

そして、上記の2つの視点は、似ているようでまったく別物です。

試験においてより重要なのはどちらでしょうか?

私は後者だと考えています。

いくら知識を頭の中に蓄えていても、問題に答えられなければ意味がないからです。

 

答練や模試が教えてくれるのは、まさに「後者の視点から見た自分自身」です。

「自分がどういう設問に答えられて、どういう設問で答えられないのか」を知り、

「答えられなかった設問の中でも、合格に必要なレベルの設問パターンを自分のものにする」(これを私は「設問パターンをつぶす」と呼んでいました)

ために、答練や模試はあると私は考えます。

 

そういう意味では、答練や模試での点数が良い、というのはもったいないこととも言えます。

むしろ、点数が思うように伸びなかった時ほど、そこから学べること、吸収できることは大きいと私は思います。

目標点を掲げることは、学習計画上とても重要なことです。

しかし、その結果として思うような点が取れなくてもそこに囚われず、ぜひ「自分自身を知る」「設問パターンをつぶす」ための教材として、答練や模試の結果を活用していただきたいな、と思います。



こんにちは。うみのです。

前回の第1回記事では、「本質」に寄ったやや抽象的なお話をしましたが、今回からはストレート合格を目指す皆さんのために、もう少し1次試験に関連したお話をしていければと思っております。

 

某予備校に通っておられる方は、まさに今「経営情報システム」について学んでいらっしゃると思います。

暗記科目の2科目目ということもあり、覚えることの広範さや量が日に日に辛く感じられる時期ですよね。

昨年の自分を振り返ると、暗記3科目のうち、経営法務と中小企業経営・政策はいつまでも苦手でなかなか答練の成績も伸びなかったなかで、経営情報システムだけは、あるタイミングをきっかけに得意科目へと変えることができました。

そのきっかけとは、の答練をこなしていくなかで、幅広く奥深い学習領域を持つ経営法務などと比較して暗記の負担はそれほど高くなく、ポイントさえつかんでしまえば、覚えることはそんなに苦ではない科目であると気づけたことです。

今回はそのポイントとなる、「知識の整理と記憶のための、3つのアプローチ」についてご紹介したいと思います。

 

POINT1.まとめる。

ハードウェアにせよソフトウェアにせよネットワークにせよ、経営情報システムにおいて暗記することの基本フレームは

「用語/性質」

です。

経営情報システムの試験は、 この「性質」の違いが理解できているかどうかが主な論点となっています。

そのため、テキストや問題に取り掛かる際にはつい、概念やモノごとの「細かい性質の違い」に目がいきがちです。

しかしいきなりそこにフォーカスをしてしまうと、暗記の負荷が非常に高く感じられてしまい、「とても覚えきれない…」「どっちがどっちかわからなくなって混乱する…」という状態になってしまいがちです。

そこで、私の場合は

「まずざっくりと大きなくくり(レイヤー)から覚える。それが定着したら、ひとつレイヤーを下げたくくりで覚える」

という、階段を下って行くようなイメージで覚えるようにしていました。

たとえば、同じ用語が入り乱れて覚えにくい「LANの形態」については、こんなふうに整理して覚えました。

上記のようなイメージで、

(1)まずは大きく分けてCDMA/CDとトークンパッシングの2種類があるんだな、細かくは分からないけど。

(2)その2つの中でも、CDMA/CDはイーサネットで、トークンはFDDIとトークンがあるんだな。

と、レイヤーの最上段から順番に覚えるようにしてみると、スムーズに知識を定着できるようになりました。

 

POINT2.関連付ける。

比較的負荷が高くないとは書いたものの、経営情報システムの学習範囲も決して狭いわけではありません。

しかしその中でも、それぞれの領域が全く独立に存在しているわけではなく、領域間で関連している部分もいくつかあります。

なかでも、「ソフトウェア」と「ソフトウェア開発」、「ネットワーク」と「セキュリティ」などは特に関連性が高い領域です。

そこで私は、

「似たような概念や用語が出てきた場合は、なるべく横のつながりを意識して覚える」

ようにしていました。

たとえば、テキスト上は一見、関連性がないように配置されている以下の用語を共通点で横串にし、つなげていました。

類似している用語をリンクさせて覚えることで、より効率的に記憶できるうえ、それぞれの特性がさらにイメージしやすくなり、用語の違いに混乱することが少なくなりました

 

POINT3.比較する。

「細かい性質の違いが問われるのが経営情報システムの主な論点である」と冒頭で述べましたが、私はそのなかでも

特に複雑さのない知識関しては、“比較”できる部分に注目して覚える」ようにしていました。

たとえば、シンプルだけれど要素の多い下記のような知識は、赤字で示した箇所からまず覚えるようにします。

全てを平面的に覚えるのではなく、「ハウジングはハードは提供しないけど、ホスティングは提供する」「ホスティングはソフト(アプリケーション)までは提供しないけど、ASPは提供する」というポイントだけをおさえるようにしました。

それぞれの「違い」を軸にして覚えることで、出題されやすい論点をつかみやすくなり、解答ミスが減るようになりました。

皆さんも、理解や暗記が辛いなと感じるとき、「この3つでうまくつなげられないかな?」という視点をもって問題に取り組んでみることをお薦めしたいと思います。

覚えるのがすこし楽になり、思い出すのがすこし楽しくなるはずです。

この「楽しさ」はけっこう…かなり、重要な要素だと私は思っています。

どんなことでも「楽しさ」を感じる事が、物事を続けていく上での最高の原動力だと思うからです。

勉強が辛いと感じる時ほど、何か少しでも、楽しくなる要素を見出してほしいなと思います。

 

そして、「楽しさ」は自分なりに工夫をすることで、より強く感じられるものです。

上記のやり方以外にも、「こんな覚え方したら少し面白いかな?」とご自身で思うものがあれば、それは勉強を続けていくための強力な武器になるのではないか、と思います。

あなたにとっての楽しさが見つかりますように。



はじめまして。

6代目としてこれから1年間記事を書かせていただくことになりました、うみのと申します。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

一応、1次・2次試験を一発ストレート合格した人間ではありますが、決して地頭が良いわけでもなく、受験勉強というものを過去まともに頑張ったこともない、ごくごく平凡な能力の人間です。

そんな人間でも、取り組み方次第で合格できた、という視点から皆さんをサポートしていけたらうれしく思います。

 

畏れ多くも6代目を拝命してから、こんな自分にいったい何が語れるのかをつらつらと考えていましたが…

第一回目の記事としては、

 

受験生活をしていた1年2カ月の間、自分が最も重視していたこと

 

についてお伝えしたいと思います。

私のストレート合格は、それによる部分が非常に大きかったと感じているからです。

 

 

受験期間、私が一番時間をかけて考えていたのは、「診断士試験の本質」でした。

 

◆ 診断士試験とは、一言で言えばなんなのか?

◆ 結局のところ、何が求められている試験なのか?

そんなことを、答練や問題集をこなしながら、ずっと考え続けていました。

 

「本質」は、「基本的な考え方」「学ぶ姿勢」とも言い代えられます。

ただ、こういう書き方をすると精神論的な印象を与えてしまうかもしれません。

 

「精神論」という言葉にはどうもネガティブなイメージがついて回るようです。

「根性論」とほぼ同義に解釈されがちだからかと思います。

そんなことはその人だけのいわば武勇伝みたいなものであって、それより汎用性のある知識の身に付け方や文章のテクニックを学びたい、と思う人も多いかと思います。

 

ですが、「精神論こそ重要である」と、敢えて語弊を恐れず書いてみます。

 

知識やテクニックとは、あくまでも「基本的な考え方」の上に成り立つからです。

知識やテクニックが「道具」なら、考え方は「道具の使い方」です。

知識やテクニックが「戦術」なら、考え方は「戦略」です。

「基本的な考え方」が、あるべき方向を向いていなければ、どのような優れた知識やテクニックを駆使しようとも、それが正しい戦術であるとは認めてもらえません。

 

戦略をなおざりにして戦術だけを極めようとすると、

本試験の問題を解けるようになること」ではなく

知識を完璧に理解すること」がゴールになったり、

本試験で合格に必要な点数を取ること」ではなく

模試や答練の成績」に一喜一憂することになります。

 

私も昨年の秋頃までは、答練の成績ばかりにこだわっていました。

でも良い点も悪い点も、本試験の成績との「直接的な」因果関係は何もありませんでした。

答練で80点以上をキープしながら落ちてしまう人もいれば、直前模試までE判定で合格する人もいます。

私も4回模試を受けましたが、400点以上得点できたのは一回だけです。

皆さんの周りにも、そういう「謎の合否」があるかと思います。

 

そういう「謎の合否」があることを踏まえて皆さんは、「診断士試験」をどのようなものだと考えますか?

一言で言って、何でしょうか?

 

私は、その答えを見つけることが、受験勉強そのものなのだと思っています。

 

診断士の試験で求められているのは、結局こういうことなんだ」という「本質」をつかまえること。

 

たとえば、私の場合は最終的にこう捉えていました。

 

◆ 1次試験とは、「誰もが答えられる基本的な問題」「合格できる人が答えられる問題」のラインを見極めることである。それ以外ははっきり言えば、どうでもいい。

◆ 2次試験とは、「ロジカルコンテスト」である。因果を明確に示せた者が勝つ。

◆ 受験勉強とは、「現状の自分」と「合格できる自分」の間にあるギャップを見極め、それを埋め続ける作業である。

 

 

どんな名講師も優れたテキストも、答練や模試の成績も、あなたにとっての「診断士試験って、つまり何なの?」を見つけるための道具に過ぎません。

 

その答えを見つけた時こそ、

他者から何をどう言われようと惑わされず、合格に向かってぶれない自分」であり続けることができます。

他の誰でもない、自分自身が合格するために必要なこと」が何なのかを見極めることができます。

 

この問いについて考えるのに、何の教材も要りません。

テキストを開けない時にも、ほんの少しの隙間時間にも、自分の頭さえあれば考えることができます。

 

「自分は本当に合格できるんだろうか…」と自信がないとき、

「何をどこまで頑張っていいのか分からない…」とくじけそうなとき、

この問いが、あなたに力を与えてくれることを願っています。

あなたがあなただけの答えにたどり着けますよう、応援しています。

 


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