【合格体験記】地方で独学でも徹底した自己管理と「捨てる勇気」で自信をつける~なっしーさん~ 

こんにちは。6代目のうみのです。

6代目のあとがきブログではゆるわだ担当で頑張っております。

 

熊本・大分県での地震、非常に不安な状態が続いていますね…。

被災地の皆様、被災地にご家族やご友人がお住まいの皆様の連日のご心労は計り知れません。

必要な支援が行き届くよう、できることを少しでもやっていけたらと思います。

そのような中ですが、2011年に制作された九州新幹線のCMが今再び注目を集めています。

このCMがオンエアされたのは3月9日。その2日後、前線が開業する前日に東日本大震災が起こり、「祝」という表現を自粛しようという意図からオンエアは中止になりました。しかし、視聴者の方がYou Tubeにアップしたことでその後も多くの人に視聴され、九州の方々の笑顔に励まされたという声が当時のメディアに数多く取り上げられていました。

このCMを手掛けた電通のCMプランナー・東畑さんは、「真っすぐな人の気持ちこそが人の心を動かす」と語られています。

支援を通して日本各地からの真っすぐな励ましの気持ちが少しでも届くことと、被災地の方々にこの当時のような笑顔が戻ってくるときが一日も早く来ることを願ってやみません。

 

支援のためにも、まずそれぞれの目の前にあるできることを一つひとつやっていくことが大事ですね。

初代JCも、診断士会の力を結集して気仙沼での復興支援に取り組んでいます。

受験生の皆様も、来年から診断士として復興支援に関わってみる、という未来の選択肢があるかもしれません。

まずは一次試験突破に向けて、今日も頑張っていきましょう。

 

本日ご紹介する合格体験記は、近くに予備校のない地方受験生で独学ながら、非常に高い自己管理能力で見事合格を果たしたなっしーさんです。

着実に実力を磨き上げ、合格に導いてくれた「捨てる勇気」とはどのようなものでしょうか?

 

———寄稿ここから———

どうも、なっしーです。北陸のT県在住。27歳。スポーツアパレルメーカーで工場管理を担当。診断士は1次、2次とも独学で学習。私と同じく地方在住で独学の方にこの合格体験記をお読み頂き、合格につなげてもらえればと思います。

 

◆受験を志したきっかけ

1.希望部署ではない北陸へ配属されたことで、将来への不安が強くなり、何らかの実績と自信を持って、北陸から脱出(転職or異動)したかったから。

2.マーケティングに興味があり、面白そうだったから。

 

◆独学を選んだ理由

1.近くに予備校が無いから。

2.通信コースは、費用対効果が小さいと感じたから。講義を見て勉強した気になってしまい、学習効率が低下する懸念があった。締め切りに迫られたりするのも嫌だった。

 

◆1次対策

TACのスピードテキスト、スピード問題集、過去問題集がお友達でした。過去問を中心に、正解以外の選択肢のどこが間違っているかを潰す感じで解きました。苦手な法務はスピテキとスピ問を徹底的に。中小は試験1か月前から一気に詰め込みました。1年目で橋げたを構築し、2年目は過去問に集中できたことが合格につながったと思います。

 

2013年1次学習時間:574時間(2012年10月~2013年8月)。情報のみ科目合格。

2014年1次学習時間:216時間(2014年2月~2014年8月)。合格!(合計362点) 自己採点時は358点で、まさか自分が1マークに泣くとは・・・と完全に打ちひしがれました。財務で救済があり、合格になったものの、一度消えた心の火をつけ直すことができず、2次初年度はあえなく撃沈

 

◆2次対策

色々な参考書を購入しましたが、最終的には、ふぞろいな合格答案、2次試験合格者の頭の中にあった全知識、TACの集中特訓財務・会計計算問題集との心中を決意。

事例Ⅰ~Ⅲは、過去問を自力で解くふぞろいの模範解答と照合反省という方法で、過去8年分を3周、過去3年分を5周。3周目以降は、60分で解き、解答骨子を早く、正確に作ることを意識。開眼したと感じたことはなかったですが過去問を解く度に、読みやすい解答へ洗練されていく感じはしていました。解く度に感じた気づきや間違えた箇所(なぜ間違えたのか)をノートに記録。この努力の結晶をファイナルペーパーとして使用。

全知識は、知識の補充というよりは、2次で不要の1次知識を整理し、アウトプットのスピードを速めるツールとして活用。

苦手の事例Ⅳは、過去問と計算問題集をひたすら解きまくりました。簡単な問題を確実に正解することを意識し、NPVの問題は捨て問にすると決めていました。

予備校の模範解答は参考にしませんでした。80分で作ったものでないし、自分には書けないと思ったので。春秋要約や写経やイケカコもやりませんでした。

模試で大事なことはできた部分、できなかった部分を洗い出すこと。初見の問題でもタイムマネジメントがうまくできたか、問題の優先順位がうまく付けられたかなど。模試では1度も合格圏内に達しませんでしたが、合格できました。

2014年2次学習時間:79時間(2014年9月~2014年10月)。評価ADBB、総合B。

2015年2次学習時間:514時間(2015年4月~2015年10月)。合格!!評価ACAA

 

◆モチベーションの維持

1.勉強記録。学習時間をエクセルに記録し、累積時間のグラフが伸びていくのが楽しみでした。週単位で学習時間を管理し、目標時間を超えたら、好物の焼きプリンを買って帰るのも楽しみでした。直前期は、累積学習時間を見て、これだけやったんだから、イケる!と自らを鼓舞するツールとして活用。

2.思い切り休む。やる気がないときは、気分転換。1日勉強しなくても合否は変わらないときっぱり割り切る。

3.合格後をイメージ。合格という目標だけでは、モチベーションが保てなかったので、合格後の姿をイメージしていました。合格して北陸から脱出!と書いた紙をトイレの壁に貼り、毎日眺めて、色々と妄想していました。

4.勉強会。機会があれば都市圏の勉強会に参加してみるとよいです。解説の内容がすっと頭に入ってくる感じがして、新鮮でした。同じく合格に向けて頑張っている方々から刺激を受け、モチベーションも高まりました。

 

◆再現答案

事例1は得点開示で87点でした。再現答案は以下の通りです。

 

平成27年度 事例Ⅰ 再現答案

第1問 特性は、①少子高齢化社会が進んでいるため、シニア層向け市場が伸長している。②海外の廉価品の輸入や代替品の登場により、競争が激化しやすい。③流行の兆しをいち早くとらえることが成功する要件となる。
第2問 理由は、①既存事業と技術難度や考え方が異なるため、専門性を発揮し、成形技術の向上と独自の組織風土の醸成を図るため。②意思決定の迅速性を高め、環境決定への対応力を強化するため。③利益責任を明確化し、効率的に経営資源の配分を行うため。
第3問 課題は、①売上の依存度が高まるため、シナジー効果を発揮できる分野へ多角化を進め、経営リスクを軽減する。②社内人員を適正に配置する。③外部との連携を強化する。
第4問 理由は、①正規社員として長期的に採用し、将来の幹部候補として育成するため。②短期思考や個人主義になることを防ぎ、社内のコミュニケーションを活性化するため。③人件費を固定費化するため。
第5問 留意点は、①組織文化の変革の面では、社長自らリーダーシップを発揮し、社員に直接、変革の必要性を説明し、納得感を高める。②人材育成の面では、外部連携の強化や公平な教育機会の付与により、モラール低下を防ぐ。

 

自己分析ですが、(予想獲得点数)

問1:機会(①、③)と脅威(②)の視点で与件文から抜き出すことができた(17/20)

問2:与件文から根拠を抜き出して、人事・組織の事例ということを意識した内容でまとめた(18/20)

問3:最も対応が難しかったため、他の受験生が書くであろう内容を①に書き、字数をなんとか埋めるために過去問で出た論点を②、③で書いた(14/20)

問 4:成果主義に関する問題は過去にも何度か出されているので、成果主義のメリット、デメリットをしっかり把握していたため、しっかり解答できた(20/20)

問5:組織文化と人材育成の視点+社長のリーダーシップとモラール向上と頻出論点でまとめた(18/20)

 

<総評>

過去問をしっかりとこなしていれば、十分対応できたと思います。

点数は各問20点と同じため、問題の優先度を見極め、解ける問題から埋めることが大事だったのではないでしょうか。

 

 

◆最後に

独学の方は、自分の学習方法とこれまでやってきたことを最後まで信じ抜いてください。その強い気持ちを持ったまま、試験当日を迎えることができれば、合格は決まったも同然。捨てる勇気を持ち、開き直って学習を進めましょう。予備校生と独学生で実力に大差は無いはずですから、自信を持って臨めるかどうかが合否の分かれ目。独学では、余計なことに手を出してしまい、遠回りになることもありますが、自分なりにPDCAを回し、改善を進めていく経験やスキルは、人生のあらゆる場面で活きてくるため、得られるものは大きいです。自信も持てるようになり、気になるあの子をデートに誘ったりできるようになります。

 

———寄稿ここまで———

 

僭越ながらなっしーさんの合格要因を私なりに考えると、

 

1.教材を絞り込み、とことん理解しつくしたこと

2.過去問を深堀りし、出題傾向を叩き込んだこと

3.合格に必要なレベルを見極め、現状とそのレベルとのギャップを実直に埋め続けたこと

 

ではないかと思います。

 

私は昨年の道場や「ふぞろいな合格答案」での執筆やセミナーを通してたくさんの受験生の方々と接する機会をいただきましたが、本当に優秀な受験生には、対策の違いこそあれ、共通項があると私は感じています。

それは、

 

自らの判断で自分に合ったツールや必要な方法を取捨選択でき、なおかつ選んだものから意味を汲み取り続けることができる

 

ということです。

たくさんの未合格体験に接してきたなかで、「少し解いただけでわかったつもりになる」ということほど危険なものはない、と私は思っています。

何度も間違えて、何度も解き直し、「何が問われている試験なのか?」を愚直に考え続けるなかでようやく見えてくることこそが、試験当日に「正しい解答」を書く力につながると思うからです。

意味を汲み取り続けることさえできれば、教材の数が人より少なかろうと、多くの人がやっている対策を捨てていようと、確実に「合格できる実力」の積み上げになっています。

 

ところで個人的にはなっしーさんが気になるあの子をデートに誘った後が気になりますが(笑)、それはさておき、自信をつけることができるというのは本当に重要なこと、経営用語で言えばまさにKSF(Key Success Factor)だと思います。

自信は、自分の中に本来あるはずの力を発揮するためのスイッチのようなものです。

それは自分を無理に過大評価することではなく、なっしーさんが書かれているように、「がんばれば絶対にできる!」自分を強く信じる気持ちのことだと思います。

その気持ちが、好きな人に声をかけることができるようになったり、社長と一対一できちんとコミュニケーションできるようになったり、会社などで意見を出せるようになったり…、すべてにつながっていくのですね。

真っすぐな思いは伝わる、と冒頭で引用しましたが、自信がつけば、自分の思いや力を真っすぐに表現・発揮することができるようになります。それが自分を変え、環境を変えていく力になるはずなんです。

そして、今こうしてこの記事を読んでくれているあなたには、自分を信じるだけの価値があると私は思います。

 

なっしーさんの書かれているように「合格後の姿」をイメージして、そこへ向かいたいという思いを真っすぐ、試験当日にぶつけてきましょう!

応援しています。

 

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