診断士一年目、何をするべきか?

こんにちは。うみのです。
クリスマスとか心底どうでもいいんですが、2次筆記試験からもう2カ月が経ちましたね。

受験された皆様に、のっけからのお願いで恐縮ですが、ぜひ、再現答案を「ふぞろいな合格答案」にお寄せいただければと思います。
今回合格された方の再現答案は来年の受験生にとって大いに他山の石となりますし、不合格だった方にとって、いただいた再現答案に「ふぞろい流採点」を通してフィードバックさせていただく内容は、きっと来年の再チャレンジの一助となるのではないかと思います。
ご参考までに、平成26年度2次試験のフィードバックは、このような形でお送りしています。


A評価答案と比較してどのような切り口やキーワードが盛り込めていなかったのか、あるいは文章構成上のどこに改善点があるのか、など、設問ごとに詳細なコメントを付記していますので、参考にしていただきやすいのではないかと思います。

ぜひご協力のほど、よろしくお願いいたします。

再現答案の入力フォームはこちらから

 

さて、一昨日は岡崎氏が年内で6代目の執筆は終わりと思っていてびっくりしました。(笑)
1月は合格体験記のご紹介が主になりますが、7代目に引き継ぐ2月までは引き続き、2016年合格目標の皆様をサポートしていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。(笑)
また、年内の更新は明日のおと、明後日の先代枠(5代目・Oz)の記事で終了となります。
誰かがアドリブで何か書くかもしれませんが。
年明けは1月4日からの更新となる予定です。

 

ここからようやく本題です。

口述試験も終わり、年明けの正式な合格発表が待たれるこのタイミングで、「診断士一年目、何をするべきか?」について書いてみたいと思います。

すでに受験生のころから何をしたいか明確だった方も、診断士試験合格をきっかけに今後の可能性を模索したい方もいらっしゃると思います。
私は道場のほか、「ふぞろい」と「タキプロ」に参加しており、また実務や研究会などでは東京と大阪の両方で活動しているので、一年目にしては比較的、多くの診断士と出会った方だと思いますが、比率としては圧倒的に後者が多い印象を持っています。
その中でも、「自分自身の成長やキャリアにおいて新しい道を模索したいと思ってはいるが、企業勤めをしているとどうしてもその中でしか知見や経験を広げにくく、もっとさまざまな機会に触れたいと思い、診断士を受験した」という動機を持った方が多いように感じています。

前者の方はやるべきことが明確だと思いますが、後者、特に上記のような動機を持った方にとって、一年目に何をするかは悩ましいところではないかと思います。

個人的には、ありきたりですが、とりあえず興味を持った研究会(診断士が集まって行う勉強会。サークルのようなものです)やイベントには積極的に参加してみることをおすすめします。

東京であれば、診断士協会が主催する「スプリングフォーラム」という新人診断士歓迎イベントがあり、研究会やプロコン育成塾のガイダンスを受けることができます。
(私の知っている限りでは、神奈川や大阪でも同じようなイベントがあります。他の地域でも、それぞれの診断士協会が新人診断士向けに、さまざまなセミナーやイベントを企画しています。)

協会に所属するかどうかはその先の判断になりますので、まずは参加して情報収集されてみると良いのではないかと思います。
その理由は2つあります。

1つは、人との繋がりや信頼関係が、診断士としての活動における全てのベースとなるためです。
これは他の士業でも同じだと思いますが、診断士です、と名乗れば勝手に仕事が来るわけではないということはすでに皆さんもイメージされていると思います。
まずは地道に人間関係を広げていくことで、色々な活動にコミットするきっかけを得られるようになります。ですので、積極的に人との関わりを広げたり深めたりしていけばいくほど、活動は広がりやすくなると思います。そういう意味では、診断士になる前からの繋がりなどによる差こそ多少はあるかもしれませんが、チャンスは誰にも平等です。
私自身も、受験生支援の活動や、研究会への参加がきっかけで実務案件に関わることが増えてきています。

もう1つは、ちょっと抽象的になるのですが…まさに「自分の成したい(成すべき)ことを知る」ためです。

人生において何を成したいのか?
というテーマは生きる限りつきまとってくるものですが、なかなかこの手の疑問って、自分に問いかけてもすんなりとは答えが出てこないものです。
その結果、自分には何もない…と思ったり、仲間の活動がやけに立派に見えてコンプレックスを感じたり、というネガティブな感情にはまってしまいがちです。
これは診断士のみならず、どんな人生においても共通する思考の罠ではないかなと思います。
が、私自身は、これは全く順序が違う、と考えています。

仕事にせよ生き方にせよ、とりあえず何かに取り組んで経験してみたり、具体的なモデルケースを見つけることで、初めて自分の本当にやりたいことが明確になるものだからです。
自分の目から見える世界は自分以外の誰かのものではなく、自分自身の照射に他ならないんですよね。
特に経験は重要で、面白そうだと思っていたけど実際にやってみたら「なんか違う」と思ったことのある人も多いのではないでしょうか。(その逆もまた然りです)
とあるブログで、「キャリアには山登り型と筏下り型がある」ということを書いたのですが、人が何かを見出したいとき、つい知識をインプットしたり自己啓発的なことをやってみたり、が先に立ちがちですが、まずアウトプット視点で考えたほうが自らの腑に落ちやすいのではないかなぁ、と思っています。

初代・JCが先日、とある場で「診断士試験合格はゴールではない。ましてやスタートですらない。」と言っていたのですが、本当にその通りだと私も思っています。
ぜひたくさんの人と出会って、色々なことを経験して、自らの診断士として、人としての血肉にしていきましょう。

さて、私の今年の記事はこれで最後です。
今年も一年、道場をご活用いただき、ありがとうございました。
個人的にも、東京と大阪のセミナーの運営を通してたくさんの受験生の方とつながれて、ありがたく嬉しかったです。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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診断士一年目、何をするべきか?”へ2件のコメント

  1. うみの より:

    読裏さん

    おおおお。合格、おめでとうございます!!
    ずっと気がかりだったので、本当に嬉しいです。良かったあ。ほんとに良かった。
    あの日の朝、握手できたことを改めて嬉しく思い出しています。
    読裏さんの人生の大事な一シーンに立ち会えたことを光栄に思います。

    はい、今度は同じ診断士として、一緒に活動する機会を持ちたいですね。
    末長くお付き合いできましたら幸いです。
    今後ともよろしくお願いいたします。(*´∇`*)

  2. 読裏クラブ より:

    うみのさんへ

    読裏です。

    ご無沙汰しております。ご報告が遅くなりましたが、今回無事に2次試験を通過して、先日の日曜日に口述を受けてきました。

    2次試験当日の朝、試験会場の校門前でうみのさんに会った事がつい先日のようにも思いますし、遠い昔のようにも感じます。

    あのシーンは、たぶん僕は一生忘れないんじゃないかなぁ〜…。

    今回のご報告とご挨拶にピッタリのこの記事を読んで、一層気が引き締まる思いです。

    是非またお会い出来たらと思いますし、お会いできるように活動していきたいと思います。

    後輩診断士ですが、先輩の影を踏まず

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