【合格体験記】勉強が大嫌いでも、敗因分析と諦めない覚悟で合格に近づき続ける~獏さん~

こんにちは、うみのです。

連日、合格体験記をご紹介していますが、皆様のご参考になっているでしょうか?

私自身も受験生時代は、不安な時ほど合格者の体験記を読み漁ることにしていました。

勉強方法を参考にすること以上に、合格に向けたイメージトレーニングや、正しく努力をすれば必ず合格するんだという意欲付けにおいて非常に有効だったと今振り返っても思います。

体験記の言葉のひとつひとつが、「私も絶対に合格して、こんなふうに合格体験記を書きたい」という想いを強くしてくれたと感謝しています。

本日ご紹介する合格体験記は、「勉強が大嫌いだけど、合格するまでの3年間、諦めずに挑み続けた」という獏さんです。

どのように勉強を継続する意思を持ち続け、どのような敗因分析をして合格を勝ち取られたのでしょうか。

 

——————————寄稿ここから——————————

 

【自己紹介】

HN:獏と申します。某コンサルファームにてコンサルタントをしております。

私が中小企業診断士を目指した理由は、以下の2点です。

1)コンサルティング能力の構築により、コンサルタントとして確固たる強みを手に入れる(短期的理由)

2)今後のキャリアプランにおける、能力の客観的証明の取得(長期的理由)

※受験理由は人それぞれだと思いますが、「中小企業診断士を獲りたい理由」を念頭に置くと、モチベーションの維持に繋がると思います。

【受験歴】

私は学習開始から最終合格まで丸3年かかっています。詳細は下記の通りです。

<詳細>
1年目:1次試験 合格、2次筆記試験 不合格
2年目:1次試験 免除、2次筆記試験 不合格
3年目:1次試験 合格、2次筆記・口述試験 合格

 

【勉強方法】

 

<勉強開始前・準備>
勉強開始にあたっては、予備校利用or独学の判断から始まるわけですが、自分は迷わず予備校(通信)利用を選択しました。

理由は、予備校利用の方が、下記のようなメリットがあると判断した為です。
・(特に1次試験について)膨大な勉強範囲を適度な量にまとめてくれる。
・わからない事を適宜質問出来る。
・スケジューリングやモチベーション維持的な役割が期待出来る。

また通信にした理由は、以下の通りです。
・通信のほうが安い。
・通学の手間がない。
・自分が「1人でコツコツ」やるのが好きなタイプだった。

学習方法の選択は、今後を決める大きなポイントですので、じっくり自分に合った方法を選択するのが肝要と思います。

<1次試験について>

私の方針は、科目合格を狙わず、7科目一発攻略を目指す事でした。
(私は勉強が大嫌いなので、勉強期間は出来るだけ手短にしたかったのです)

そこで私が心がけた事は「予備校にすがる」。とにかく予備校の課題をきちんとこなす事を心がけました。多くの予備校の講座は、要点が纏まっている上、豊富な問題集・解説が揃って居ると思いますので、基本的に指示に従えば心配ないと思います。

とはいえ一般的な感覚で言えばそれでも学習量はボリューミーですし、私の場合7科目の殆どが初めて学ぶ事ばかりでしたので、知識の習得は困難を極めました。しかし、適格なスケジューリングのおかげで、投出さずに最後までやりぬく事が出来ました。

尚、予備校は、
・1年目はクレアール通信
・2年目は免除なので勉強せず
・3年目は独学
でした。

私の場合、1次試験は2回受けて2回とも受かりました。7科目受験は、量的には大変ですが、科目毎の難易度のブレを勘案するとリスクヘッジという意味で最適な手段ではないでしょうか。1次試験は、”7科目平均すると” 60点くらいに落着くように作ってあるように思います。この辺りは皆さんの作戦もあると思いますので、一概には言えないですが参考までに。

<2次試験について>

2次試験でも「(またしても)予備校にすがる」方針で行く事にしました。予備校の指示に従い、必死に学習を進めました。

加えて、過去問も出来るだけ解きました。しかし周知の通り、過去問は回答が公開されていません。これは本当に困りました。
というのは私、
1)ゴール(=あるべき姿)を明確にし、
2)今の自分とのGAPを洗出し、
3)GAPを試験当日迄に出来るだけ埋める方法を”超”考える。
…という流れで勉強する事が多いのですが、この2次筆記試験は1)がどうしても不明瞭になります。必然的に2)も3)も不明瞭になってしまうのです。

ここで役立ったのは、やはり合格者再現答案でした。少なくともそのレベルの解答をかければ合格する訳ですから。よって、ふぞろいシリーズはかなり読込みました。(絶版になっているものに関しては国会図書館まで出向いて入手しました。)

成績の変遷ですが、下記の通りです。
・1年目→ABBBの総合Bで不合格
・2年目→CDBBの総合Cで不合格
(※猛勉強にも関わらず前年より成績が落ちた為、心が複雑骨折しました(笑))
・3年目→ABABの総合Aで合格

事例1・3は得意で、事例2・4は苦手、という認識だったので、合格年も認識通りの得点で合格出来た事になります。

尚、予備校は、
・1年目はクレアール通信
・2年目はMMC通信
・3年目はTBC通信
でした。

尚、1年目と2年目の敗因ですが、自分は下記のように分析しました。

<2次筆記試験・1年目の敗因と対策>
1)揺さぶりに動揺した。(200%定率法で爆死しました)
2)「組立てる」→「書く」の力が弱かった。
3)事例4が苦手。
→よって、確たる回答作成メソッドと手厚い事例4対策があるMMCを次の予備校として選択。

<2次筆記試験・2年目の敗因と対策>
1)1次知識があやふやだった(1次試験を受けなかった為か、PPMが頭から吹き飛んでいました)
2)「運」が悪かった(汗)
→よって、1次知識を的確にまとめた「抽象化シート」を活用するTBCを次の予備校として選択。「運」に関しては、”試験をライフワークと捉え、『受かるまで』やり続ける事”でいつか心願成就すると信じ、日々神様に祈った(※半ばヤケクソ)。

こんな感じです。

とてもつらい作業ですが、敗退の度に、敗因を言葉に出来るように分析する事が肝要だと思います。残念ながら2次試験に敗退した人は、この点をご一考いただければ幸甚です。

【受験生へのメッセージ】

これから受験する方にお伝えしたい事は、「諦めるな」という事です。

振返って思うのですが、恐らくこの試験は「回数を重ねれば必ず受かる試験」です。正直、私は何度も撤退を考えました(特に2年目)が、諦めず挑戦し続けた事で、最終合格に辿着く事が出来ました。皆様も意志ある所に道は開けると信じて、挑戦し続けてみて下さい。

きっといいことが待っていますよ。

 

——————————寄稿ここまで——————————

 

獏さんもそうですが、合格した人の言葉にとても多いのが「運の要素が少なからずある試験だ」というものです。

それには様々な要因が複雑にあり、自分の力でコントロールできるものがすべてではないと思います。

けれど、獏さんのように、

・敗因を自分の言葉で明確にし、やるべきことを導き出す。

・たとえ心が複雑骨折を起こしても、頑張り続ければ受かると思って、諦めずに挑戦し続ける。

これらができていれば、「運」は必ず、自身にとって最適なタイミングで訪れるものだと思います。

前を向き続けている限り合格に近づいていると信じて、やり抜きましょう!

その先には、やり抜いた人にしか見えない景色が広がっていますよ。

 

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