投稿者「 » なご」の記事



なごです。

先日の2次セミナーに参加された皆さん、お疲れ様でした。
一人でも多くの方に新たな学びが伝わったのであれば、主催者側としてもうれしい限りです。

特に名古屋をはじめとする地方開催での企画は、毎回、参加人数が少ないため、一人一人のニーズに対して、主催者側が直接働きかけることができるというメリットがあります。

今回も多くの参加者たちが持つ

”初体験だからこそ” の不安や、
”見えないがゆえの” 迷いに対し、

道場メンバーが考える想いを伝えることができたのではないかと思っています。

私たちの言葉から、何か一つでも自らの糧となるエッセンスを感じていただけたのなら幸いです。

さてそんな中、参加者から受けた質問について。
「〇〇さんに△△したほうが良いと言われたのですが、実践したほうが良いですか?ほかの人に聞くと違うことをいう方もいて…」

うーん、あるある。

この時期、多くの受験生が迷う一つの事象として、「人によってアドバイスや指導方法が全然違う!!」ということが挙げられます。

一次まではある程度勉強方法が確立されている(マークシートのため、そもそも勉強慣れしている受験生は学びの土壌ができている)のですが、2次になるととたんにいろんな人たちがいろんなことを言い始めます。(私の予備校時代も2人の講師がまったく違う回答方法を指導していてどうしたものか迷った経験があります)

意見が割れる理由は簡単です。2次試験は記述式の試験であることと、実際の採点基準が明確でないことです

そもそも受験生の読解力や文章校正能力には大きな差があります。さらに明確な採点基準がわからない。
ゴール地点(模範解答)がわからないため、行き先を指南する側の指示もバラバラ。

そのため例えば解答構築にかける試験時間配分はもちろん、日々の学びの進め方ひとつとっても唯一無二のやり方はないと思ったほうが良いと感じています。

極端な話、事例Ⅳで100点近く目指す人と、60点越えを目指す人(点数調整含む)では180度勉強方法が違ったりするわけです。

どちらが良いというわけでなく、さまざまある選択肢の中から、限られた時間資源を活用して、自分自身に最も適した勉強方法、そして当日のみなさん自身の解答作成手順を確立させていただきたい、そのためにこの一発道場サイトが存在する、私はそう思っています。

例えば簡単な一例を。
≪試験は与件文からでなく、問題文から読め!≫と多くの方がおっしゃいます。
すでに実践している人も多いとは思いますが、それっていったいなぜでしょう。

「短い試験時間で効率よく回答するため」
ほとんどの人がそう答えるでしょう。

ではなぜ効率よく回答できるのでしょうか。
皆さんの頭の中できちんと咀嚼できているでしょうか??

気が付いている方も多いでしょうが、実は事例企業は毎回、登場人物がほぼ一緒です。

事例Ⅰ A社 + 従業員
事例Ⅱ B社 + 既存顧客・新規顧客 +競合企業、協力者
事例Ⅲ C社 + (営業部門、設計部門、製造部門)+顧客、サプライヤー、外注先

まあ大体こんな感じ。事例Ⅰで競合企業ってそんなに出てこないですよね。

しかも毎回、事例企業は同じような展開をしています。

(創業)社長の想いが実現し起業
(成長)強みを生かして成長
(変化)外部環境の変化で経営状況が悪化
(現在)乗り越えてさらに成長orうまくいかずに停滞中

最後の部分は事例によりいろいろですが、まあだいたいこんな感じでしょうか。

扱っている企業はいろいろな企業(製造業やサービス業など)がありますが、オーソドックスな流れはほとんど一緒。だったらどんな論点が問われているのか先に確認したほうが話が早い。それが≪問題文を先に読んだほうが良い≫と言われるゆえんだと私は理解しています。

では、与件文が想定でき、問題文が想定できるとどんなことが可能になるのか?

与件文を読む前から想定しつつ、問題文も把握(試験開始から5分程度)することで

『たぶんこの企業は、〇〇で苦労してそうだな』

と推測することが可能となります。やみくもに与件文を読むのではなく、あらかじめキーワードを想定しておいて実際に読みに行く。逆に言えば、問題文を読んだだけで、想定できる回答の複数個想定しながら、それにあったキーワードを探しに行く、という言い方のほうが良いかもしれません。
そうすることで大幅に回答時間を短縮できるのですね。

そんなことを言われても、できるわけがない!!

大丈夫、最初はみな同じです。一次試験で学んだ知識を活かしつつ、過去問を何回か解いていけば解法のパターンが見えてきます。そんな解法の具体的な見つけ方は、、、、セミナーに来た方々にいろいろお話をしましたね。

名古屋セミナーでは、そんな参加者たちの様々な質問にひとつずつ丁寧に対応してきたつもりです。13時半から16時半までのセミナー時間で飽き足らず、場所を移動して近くの喫茶店に移し、閉店間際まで話し合いました。

こんな距離の近さが一発合格道場の主催する地方セミナーの良さ、だと思っています。

一人一人の努力が形となり、一人の診断士が生まれる。
みなさんのことを待っている中小企業の社長は世の中にたくさんいます。

この時期はいろいろな想いを持つ人がこのサイトを見ていることとは思いますが、皆さんが皆さんなりの第一歩を踏み出せることを祈願しています。

なごでした。



お久しぶりです、6代目のなごです。
試験が直前に迫り、多くの方が最後の努力を重ねている時期かと思います。
これまでやってきた努力は確実に皆さんの力となっています。自分を信じて頑張ってくださいね。

そんな中、一次試験が終わるとすぐに二次試験に走り出す必要があります。

二次は記述であり、一次とはまた違った勉強法になるのに加え、試験までの日数が少ないのが特徴。
例年、実力はあるものの準備不足で涙をのむ人が多いのも事実。

そのため少しでも皆さんのお力になれないかと思い、地方在住であるメリットを生かして本年も2次対策の名古屋セミナーを開催しようと考えています。

例年、一発合格道場が開催する東京会場でのセミナーは、すぐに満席になってしまいますが、地方開催のセミナーは受験生が少ないこともあり、少人数で開催しています。

私も昨年、大阪、名古屋にて開催をしましたが、受験生の方と心理的距離が近く、いろいろな疑問や不安にいくばくかはお答えできたのではないかと思っています。

今年は都合により名古屋地区での開催のみですが、お越しになる方とは、様々な対話を通じて、少しでも役に立つ話ができればと考えています。

日時:平成28年8月11日(木)13:30~16:30ごろを予定
(東京と同日開催になります)

まずは皆さんの一次試験での健闘を祈ります。
そして笑顔の皆さんとセミナー会場でお会いしましょう。

【追伸】
和尚でございます。皆さん、ご無沙汰振りでございます。
えっと、なご&和尚、ちと疲れておりまして、申し込みサイトのリンク張ってなかったことに今気づきました!!
ゆえに、いまさらながら、ここで告知させていただきたく!!

申し込み先はここ!

というわけで、皆さん名古屋でお会いしましょう!
(ネタは考え中ですので請う!ご期待!)



なごです。

 

みなさんお久しぶりです。学びははかどっているでしょうか。もうまもなくゴールデンウィークがやってきますね。様々な勉強方法が紹介される中、私はすべて出勤だったことを思い出します。休みが取れる人はここで大きく貯金を得られるよう努力を重ねてくださいね。逆に出勤だという人は、焦る必要はありません。でも周りのライバルは学びを進めている、ということは客観的に理解をし、自分はどこで勉強を集中的にするのか、脳内のシミュレーションをするだけでも違うかもしれませんね。

またこの時期は「学びの橋げた構築」に最適な時期でもあります。次のステップに入る前の重要な礎作りの時期でもありますので、頑張って努力を重ねてくださいね。

 

さて本日は、合格体験記として、いまっきーさんにご登場いただきます。いまっきーさんは、私も口述試験の際にお会いしたのですが、本当に努力を重ねてストレート合格を勝ち取られた方とお見受けしております。後日、合格体験記を拝見し、やはり私の感じたとおりの方だったと改めて思いました。

 

では早速、合格体験記をご覧ください。

 

 

 

■プロフィール
・ハンドルネーム いまっきー
・職業 会社員(小売業)
・保有資格 ビジネス会計2級
ビジネス実務法務2級
・合格までの年数 1年
・1次学習期間 2014年11月~2015年8月(800時間)
・2次学習期間 2015年8月~11月(230時間)
・1次点数 経済学64 財務会計80 経済理論53 運営管理76 法務76
情報システム64 中小企業政策57 合計470

■中小企業診断士を目指した理由
企画部門に異動になり、NPVやIRRなど、投資判断基準を使う必要がでてきました。会社のフォーマット通りにエクセル入力すれば計算はできるものの、十分に意味も理解せず使っていたので、よい勉強方法はないかと調べていたところ、その他のビジネス理論も含め、体系的に習得できる中小企業診断士にいきつきました。

■1次対策
・1次は独学にしました。1次で独学を選んだ理由は、コスト面に加え、家族の時間を確保したい、という思いがありました。
・学習時間は、平日5時~7時、通勤時間(往復1時間半)、休日5時~7時(直前期+半日)を基本としましたが、朝時間確保できないと、仕事帰りにカフェで学習し、机に向かう時間は1日2時間確保できるようにしました
・インプット学習としては、TACのスピードテキストを読みながら、赤のチェックペンでマークし、テキストを問題集化し、緑のシートで隠しながら覚えようとしましたが、実際には、緑のシートを使っての学習はほとんどせず、スピード問題集でアウトプットしつつ、記憶の定着を図りました(3回転)。
・社会人の資格勉強は、スキマ時間を如何に有効に使うかがポイントかと思います。通勤時間などに効率的に学習できるツールを使いました。
【スキマ時間のツール】
・ICレコーダー・・・TACのスピードテキストから問題形式で吹き込み、通勤の徒歩区間で聴きました
・単語帳アプリ・・・スピード問題集や過去問で間違えた論点を単語帳アプリで問題化して何度も解きました。アプリを使うと、昼休みの時間や少しのスキマ時間でも、学習できます。
・GWから過去問に着手。回答後、一般の正答率と、自分の回答の正誤結果を問題ページに書き、間違えやすい問題を把握しやすくしました。受験者の回答率が高いが、自分は間違えやすい問題は、必ずマスターできるよう、同じ系統の問題を集中的に学習しました(5年×3回転)。
・財務は、時間のかかりそうな簿記は当初から捨てて、その他の論点をスピード問題集で基本演習を何度もやりました。
・経済学は、副読本として、石川秀樹氏の速習経済学をミクロ、マクロともに学習しました。
・情報システムは、副読本として、きたみりゅうじ氏の基本情報技術者のテキストを活用しました。

 
■2次学習
1次終了までは1次に集中しており、全く2次学習ができてませんでした。
・自己啓発のために始めた勉強でしたが、1次合格圏内であることがわかると、一発合格したくなり、学習方針を転換。短期間で合格圏内に入るため、予備校に通うことにしました。
・予備校は、少人数制で、ディスカッションがあるという、KEC予備校を選びました。2次は多面的な考え方を持つ必要があると道場の記事でも読んでいましたので、ディスカッションの中で、様々な考え方や解き方が身につくのではとの思いでその予備校に決めました。
・2か月という期間しかありませんでしたので、あれこれ迷わず、予備校のスケジュールとメソッドに忠実に学習を進めていきました(過去問は40事例着手)。
・文章の構成方法や言い回しが身につくように、過去問に取り組んだ後は、予備校の回答例やふぞろいの合格答案を書きうつし、文章力の向上を図りました。
・事例Ⅳは、週末に集中して、7年分を2回転させました。足切にかからないように、経営分析と、基礎的な問題は必ず得点できることを目指して学習しました。
・予備校以外の勉強方法
1次同様に、単語帳アプリ(予備校の2次で使う1次知識のテキストを問題化)、ICレコーダー(全知識を問題化して録音)をフル活用し、スキマ時間での学習を進めました。

 
■メッセージ
働きながら資格試験の学習をするのは、いかに時間を確保し有効に使うかがポイントかと思います。特に、1次から2次は短期決戦になるので、迷っている暇がありません。独学・通学にかかわらず、これというメソッドを決めてそれに集中することが大切かと思います。

 
■最後に
一発合格道場さんには、学習開始当初から、知識面、モチベーション面で支えていただき、また、口述セミナーでもお世話になりました。上記に記載させていただいたメソッドの多くも道場で紹介されていたものです。道場さんなしでは、この合格はなしえなかったと思います。本当にありがとうございました。

 

 

====(投稿ここまで)====
いまっきーさん、合格おめでとうございます。いまっきーさんの努力には、様々な合格要因が隠されています。
例えば1次試験では、自ら独学を選んだうえで、独学にありがちな「忙しさに流されてしまう」デメリットを排除し、必ず2時間は勉強の時間を取るなど、計画的に学びを継続しています。
また細切れ時間についても、ICレコーダーを利用するなど効果的に時間を活用している姿が見受けられます。

さらに2次試験では、目標地点をきちんと見定め、自分に合った学びの仕方を獲得しています。特に1次と2次の間は時間が短く、具体的な対策を取れないまま本番を迎える方が多いのが現実。その中で最適な選択肢を選ぶことが出来たのは、合格するための情報のアンテナも持っていたということでしょう。短期間でありながら、解いた過去問数もそれなりにありますので、相当の努力を重ねられたことが行間から分かります
いまっきーさん、合格おめでとうございます。これから診断士としての新たな活躍をお祈りしています。また診断士は何かと縁がつながる不思議な資格でもあります。私たちのセミナーにお越しいただいたのも何かのご縁、いまっきーさんにとって、そんな新たな人脈が広がると良いですね。

 

 

なごでした。



 

先日、合格した同期で集まる機会があった。合格してちょうど1年。一年前は全く面識すらなかったライバルたちは今、かけがえのない戦友である。昨年1月に先代の合格者が企画してくれた合格祝賀会で出会ってからというもの、実務補習やいろいろなイベントで何度となく顔を合わせた仲間たちとは、もう何年も前からの旧友にすら感じられる間柄だ。

それにしても診断士は実に変わった資格。年齢はもとより、携わる業種、職種、そして境遇もバラバラ、そんなメンバーが一堂に会し、全く同じ目線で会話している特異な空間である。

 

 

今日もまた、これまでに数回幹事を務めてくれた仲間が

「そろそろみんなで会いたいね」

と飲み会を企画してくれた。やはり持つべきものは友達だ。ざっと集まったのは十数人、名古屋地区での合格者数の規模を鑑みれば、それなりの人数、嬉しい限りである。

 

実はこの日、私はずっと温めていた企画があった。それは同期合格者I君の結婚祝い。Facebookで結婚していたことは知っていたけれども、なかなか会える機会が無く、お祝いする機会を逃していたのだ。せっかくだからみんなの前で披露してもらい、祝福出来たらとひそかに心に思っていた。

 

最初の乾杯が終わり、歓談となったところでみんなに近況報告の話をしてもらおう、私とちょうど反対の席にいるI君は、順番で行くと終盤での報告になるはずだ。「結婚しました」と言えば、みんなで「わぁー」となるだろう。

まああえて軽い感じで、私が手を挙げ、まるで単なる思いつき企画のように「勝手に近況報告タイム」は始まった。一人一人が即興での近況報告会。みんなI君の結婚話に行くまでの前段に使ってゴメン。

 

でもここで想定外のことが起こる。

 

とりあえず隣に座っていたA君に話を振ると、

A君「この前、結婚しました」

あれ、もう一人結婚した人がいたんだー。

 

B君「転職して仕事が変わりまして」

そういえば、この前Facebookに書いてあったなぁ。しかもランクアップ。

 

C君「先日、家を買いました」

あれ、君はまだ若いよね。

 

D君「会社を辞めて独立しました」

おお、同期で独立第一号だー。

 

まだ4人しか近況報告していないのに、オイオイ、みんな人生変わりすぎやろ。人生の転機ってそんなにいっぺんにやってくるものだったっけ?この一年でこれだけの変化は、人生における歩みの転換確率が高すぎじゃないのか?

 

改めて考えてみれば、診断士を目指すメンバーの多くが30代から40代であり、人生の岐路を迎えている可能性が高いことは確かである。誰しもが様々な想いを持ってこの診断士試験に臨んでいることも一つの要因としてはあるだろう。また勉強に集中していたあまり、人生のイベントを少しだけ後ろ倒しにしていた結果、合格してからやっとの思いでいろいろなことに取り組み始めた人もいるかもしれない。

 

でも、それにしても変化している人が多すぎるのである。

 

実は私も合格を転機に、子会社から本社経営企画部に異動になっている。自分の中では結構なランクアップと思っていたけど、でもそんな話題、まわりの人たちと比較したら、完全に霞んでいたなぁ。

 

そんな想いでしばらく近況を話す仲間の表情を眺めていたのだが、ある瞬間、ふと気が付くことがあった。皆の表情、誰しもがすごくすがすがしい表情をしているのだ。なんと表現していいのか分からないのだけど、自分の中に自信を持っている表情、人生、前を向いている表情とでも言おうか、そんな感覚を受けたのだ。みんなの人生が変わった理由がわかる気がした。

 

一年前、確かに合格して初めて出会った時のみんなの表情は明るかった。でもその時の表情は安堵というか、ホッとした嬉しさがにじみ出ている表情、という感じがしたのだ。でも今は違う、実務補習を経て、曲りなりも診断士の端くれとして名刺に「中小企業診断士」と表記し、行動してきた自信が皆の表情に現れている。

 

当然ながら、I君の近況報告は、周りと“同程度”のサプライズ発表であり、周りと“同程度”の祝福をされていた。決して盛り上がらなかったわけではないが、周りが”同程度”にすごすぎた。ホントみんなすげぇや。

 

 

思えば6年前、福島の地で震災に遭ったのが、私にとってすべての始まりだったのかもしれない。店長として店を任されていた自分は、仕入れ先の皆が被災している姿を見て、自分の無力さに苛まれていたことを今でも思い出す。「福島の食べ物は何を食べても美味しい」「美味しさを思い出してくれれば、みんなが福島に戻ってきてくれる」そう信じて店頭に立ち、商品を売った。でも身体は一つしかない。自分ひとりにできることなんてたかが知れている。

 

一つでも多くの方に福島のものを買ってもらえるアイディアは無いか?

福島にたくさんある魅力的な商品の良さをどうお客様に伝えたらよいのか?

 

自分の力に限界を感じ、自分の非力さ、知識の無さに愕然とし、何か自分の糧になるものを見つけて努力しようと心に決めた。その時は何をすればよいのかすら分からなかった訳だけれども、今思えば診断士との出会いに至る序章だったのかもしれない。あの時の想い、今も忘れてはいない。

 

今、私は診断士という資格を手に入れ、そして同じ仲間である診断士の皆と出会うこと会出来た。ほんの偶然に過ぎないのだが、会社では経営企画に在籍しながら、並行して人材教育にも携わるようになった。微々たるものではあるが、人の成長をサポートする役目を担うようになったのである。

また仕事の傍らではあるが、実務従事で出会った社長に気に入ってもらい、以後、コミュニケーションを交わす間柄にもなれた。私からのアドバイスなどとはおこがましいかもしれないが、自分自身の経験談をもとに感じたことを話すことが、社長には大変喜んでもらっているようだ。

 

一人ではできることが限られる。その解決方法が見つからないまま、これまで全力で走ってきた。

そんな中、ふと多くの人の”背中を押す”ことに携わることで、たくさんの幸せをたくさんの場所で醸成することができることに気が付いたのだ。

また自分だけでなく、多くの仲間が、多くの”どう行動して良いのかわからない”人たちをアドバイスすることで、将来実行すべき道筋を見つけることができる。

 

ひとつのアドバイスがひとつの成功を生み、さらに多くの幸せの花が咲く。

 

 

もしかして俺のやりたかったことはこれだったのかな。

六年前に感じた自分自身への無力感、少しは越えることができた気がする。

 

 

そして診断士を目指す多くの人もまた、人を支援することで得られる満足を求めているのではと思う。改めてすごい資格に出合ったもんだ。

 

 

 

改めて考えてみると、このブログで執筆することを許され、一年間、たわいのない文章であるが書き続けてきたわけであるが、これも、一人でも多くのヒトに診断士になってもらい、一人でも多くの世の中の皆さんに笑顔になってほしいからという、自分の想いが根底にあった。

そんなことを考えて過ごした一年間ではあったが、今回が私にとっては29回目の記事、我ながらよく続いたものである。たいした内容を書けたわけではないが、それでも毎回、自分自身の中でいろいろな意図を持って書くことができたのは、誰のためでもない、自分自身がブログを読んでくれる人たちの笑顔を見たかったからなのかもしれない、今はそう思います。

 

このブログは、猛烈に診断士の勉強を行っている人もいれば、まだ勉強を始めようか迷いながら読んでいただいている人もいるでしょう。少なくとも将来、診断士になり、中小企業の社長をはじめとする多くの人ために活躍する人材の皆さんが立ち寄ってくれている場所であると認識をしています。

また合格した人でも、受験時代からの日課として読んでくれている人もいるかもしれないですね。

 

私は、このブログを読んでいる全ての人(合格しているか否かに関わらず)は、皆が診断士としてまだまだ成長の途中の状態であると考えていました。なぜならばこのサイトの私なりの定義として、読み手の皆さんが何かしらの知識、学びの方法、モチベーションアップなどをブログ内に求める場所と位置づけていたからです。

そして読者の皆さんが、自分の中で学び、モチベーションを個として確立できたとき、診断士としてこのサイトから巣立っていく。そう考えていました。

 

ブログの外、日常にある学びの世界は無限です。一次の知識としてx軸を伸ばし、二次の思考というy軸の領域を広げ、実務や日常業務など実践の場でz軸を拡大する。このキャパシティの増大は、決して単独でなく、すべてが同時進行で成長出来ると考えています。一次の勉強をしながらでも、その知識を使って職場内で会社を成長させるために機転を利かせる努力をすることはできるし、二次の勉強をしていても一次の知識を意識して使いつつ、自分自身に定着させることは可能。

何より合格したらかといって、あんとんとしていれば、xyz軸の長さは全て減少し、自らの実力の体積は減少する一方です。逆に普段の生活の中で、診断士として切磋琢磨すれば、すべての方向に実力は拡大し、自らの持つ体積は無限に増大するでしょう。それが人間としての器と言えるかもしれません。

 

さあ、今日で筆をおく私にとって、明日から何ができるのだろう。どの力を伸ばそうか。ワクワクする限りです。

 

さて、もうしばらくすると7代目の皆さんが次の一年間の執筆に入ります。これまでにも増して個性派ぞろい(?)の執筆陣だと聞いていますので、新たな学び、気づきを提供してくれるはずです。そんな彼らに期待し、道場のバトンを渡したいと思います。

 

最後に。

 

私の拙い文章を読んでくれた皆さん、本当に一年間ありがとうございました。またコメントを書いてくれた方々、皆さんの一言一句が執筆の励みになりました。本当にありがとうございます。

さらに今年は名古屋、大阪で3回ずつセミナーを開催したわけですが、会場にお越しいただいた皆さん、私の拙い説明で大変恐縮ではありましたが、ひとりでも熱意を感じていただけたらと思い実施していました。皆さんとの出会い、本当に嬉しかったです。それにしても「大阪でも開催してほしい」というコメント一言で、よく3回も行きましたね。賛同してくれた和尚には感謝の言葉しかありません。

また先代の皆さん、陰ながら支援していただきありがとうございます。6代目がここまで来れたのも皆様のおかげです。

 

 

 

最後にこのブログを読んでいただいている皆さんへ。

 

診断士、合格したらメッチャいろんな経験が出来るよ。

皆さんの吉報を待っていますからね。

そしてまたいつか、お互い診断士として会いましょう。

 

ひとりでも多くのヒトを笑顔にするために。

 

なごでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



なごです。

本日は、今年見事合格を果たした「やすたか」さんにご登場いただきます。やすたかさんは独学にもかかわらず、一次2回、二次1回で見事合格をされています。想いの強さ、客観的に自分を俯瞰する目など、成功要因が随所に示されています.

まずは体験記をご覧ください。

 

 

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H27年度の2次試験で合格したやすたかです。 勉強方法は独学です。

 

【受験の動機】

地元の活性化に貢献したいと思ったため。 合格してもすぐに独立は考えておらず、定年後に地元に戻って中小企業の支援をしたいと考え、合格まで20年かかってもよいと思っていた。

仕事は、売上0のベンチャー企業に入社後、営業・マーケティング・経理・経営企画などを経験。現在の売上は400億円弱。(仕事に関係する本はそれなりに読んでいた。) 合格しても中小企業診断士として活動するまで経営や経済の勉強は続けるつもりだったため、短期決戦は考えず勉強方法は独学を選択。 とりあえず、1次試験3年、2次試験2年を合格目標とする。

 

【モチベーション維持】

モチベーションに頼るとムラができるため、勉強のペースを大手予備校の1月開講コースに合わせて試験日までのスケジュールを作成し勉強をルーティン化した。

 

【受験歴】

H26 1次試験 4科目合格、総合点で10点ほど不足。

H27 1次試験 3科目合格 H27 2次試験 合格

 

学習開始した時期 H26年1月

一次対策期間 H26年1月~H26年8月

勉強時間700時間 H27年1月~H27年8月

勉強時間500時間

二次対策期間 H27年8月~H27年10月

勉強時間250時間

H26年11月~H27年8月の間は、注文住宅建築のため家作りの勉強を平行していました。 住宅関係の本30冊程、ハウスメーカーの資料20社程比較、ハウスメーカーの見学や打合せ10社程を経てH27年5月に土地購入、H27年8月に建築プラン完成、H28年1月家完成。といったイベントも重なり2年目の診断士勉強時間は少な目になっています。

 

【1次勉強方法】

H26 古本屋で1年~3年前のTACテキスト、問題集、過去問を購入。 経済学は石川秀樹氏のマクロ経済学・ミクロ経済学を購入。 2013年版中小企業白書購入 大手予備校の1月開講コースに学習スケジュールを合わせて、テキストと問題集中心に学習。 GW以降は問題集と過去問中心に、財務と中小企業政策の理解が弱かったため要点をノートにまとめながら学習。 1次試験4科目合格(経済学、運営管理、経営法務、中小企業) 独学で結果が出たため自分のやり方に自信が持てた。

TOTAL勉強時間700時間

 

H27 不合格だった企業経営理論の最新版のTACテキスト、問題集を購入。 有斐閣アルマの経営戦略、組織論を購入 経営情報システムは、図書館にあるインターネットの仕組みなどの本で学習。 財務は、日商簿記2級の商業簿記テキスト、診断士1次試験過去問・2次試験過去問の計算問題中心。 2次試験も視野に入れて運営管理も50時間ほど学習。

1次試験3科目合格

TOTAL勉強時間500時間

 

企業経営理論を2年間学習してよかったことは、戦略と組織は表裏一体で、同時に考えることが経営戦略だと思ったこと。

 

【2次勉強方法】

H27 2次試験対策 1次試験の帰りに全知識と全ノウハウを購入 8月末の「一発合格道場 夏セミナー」に参加。1次、2次通して独学以外の勉強はこの1回だけ。 このセミナーに参加したことで2次試験の勉強方法や解き方がわかったので本当に大きかった。

セミナーの帰りに「ふぞろいな答案分析2」購入。「ふぞろいな答案分析1」は1年ほど前に古本屋で購入していた。 事例Ⅳの計算問題確認用としてTAC2次過去問解説。 柱としたのは、「ふぞろいな答案分析」のA答案を組み合わせて一貫性のある解答を数パターンつくり、その中から事例企業の課題をすべて解決し、長期的に成長できる提案を模範解答にした。(模範解答は解くたびに更新したため、本試験までに何度も模範解答を変更した。)

その後は、ふぞろいの解説を見ながら自分なりに模範解答へのロジックを組み立て、過去問を繰り返し解いた。(事例企業の社長から100点だと言ってもらえるような解答を目指し、ロジックを固めていった。)

H19~H21 2回(ふぞろい分析)

H22~H24 5回(ふぞろい分析)

H25~H26 2回(全ノウハウ)

 

具体的には、 1回目、見開きノートの左側に模範解答を写経する。右側にロジックや気付いたことを記入する。 2回目以降、実際に問題を解き、左側に記述。右側にロジックや気付いたこと、間違えたことを記入し、前回のものと比較する。これの繰り返し。(時間がないときは頭の中で回答を考えてロジックだけ確認する。)

何回も解くことで今まで気付かなかったことに気付くようになり、ダミーの与件情報(自分ではそう思っていた)に振り回されず真の問題と課題を考えられた。 2次試験は国語の試験ではなく、論理力の試験(情報を整理・分析するパズル)だと考えた。

与件・設問の情報整理・分析後、戦略をイメージしてから設問を解くようにしたことで一貫性がブレることが少なくなった。(各事例の戦略を1行程度のコンセプトにまとめて、戦略に沿った回答を心掛けた。)

2次試験用のノートを見直してみたら、自分なりの仮説を20個ほど立てていた。仮設の内容は、ロジックや採点基準、採点方法、回答の切り口、答案のレベルアップ法などなど。 仮説の検証は出来ませんが、模試や勉強会にも参加せず独学で2次試験を1回で合格できたのでそれなりに正しいものがあったのだと思う。得点開示の結果が自分の予想通りだったら紹介しようと思います。

ちなみに事例Ⅳは計算間違いが多く、問3(3)は空白だったため、足切りだと思っていました。

]TOTAL勉強時間250時間

合格までのTOTAL勉強時間 約1,500時間

 

【今後】

今まで独学だったため、これからいろいろな方と交流して診断士としての能力を向上させたい。 また、自分の学びのためにも2次試験受験生の勉強会にも参加してみたい。 これからよろしくお願いします。

 

 

=======(寄稿はここまで)======

 

どうでしたか。自分に足りないものを判断し、行動する。特に独学の場合、自分で何をどう取り組めばよいか分からないと嘆くケースもあるのですが、実は通学生もそんなに条件として変わらないと私は思っています。例えば2次の話題をあげますと、単に与えられた問題を授業中に解いて、模範解答を聞いているだけでは前には進まない。それよりもやすたかさんのように、写経して形を理解し、自分で考え構築し、過去の自分と比較し違いを把握する、そんな段階を経ながら成長している姿が、二次一発合格につながっているのだと思います。

またさらっと書かれていますが、勉強時間の積み重ねも診断士に対する思いの強さが如実に表れていますね。それなりに脳の筋力トレーニングが必要なこの試験。頑張った証が、診断士合格として結果につながりました。これからはその努力を、多くの中小企業の皆さんのために活用してくださいね。今後に期待していますよ。

 

なごでした。

 

 

 

 

 



なごです。

試験に合格された皆さん、おめでとうございます。本日は、大変な紆余曲折を経て、診断士合格を勝ち得た細川泰志さんの合格体験記をご覧いただきます。私の私見は後述しますが、合格に必要なエッセンス、本質を突く言葉が随所に表れており、大変興味深い体験記になっています。ではどうぞ。

 

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はじめに
一発合格道場のみなさんの推薦で合格体験記を書くことになりました、細川泰志と申します。私が勉強を始めてから合格するまでのことを、つれづれなるままに書き認めたいと思います。また、私の経験が受験生のみなさんの励みになれば幸いです。それでは少し長いですが、最後までお付き合いください。
自己紹介
昭和57年、岐阜県生まれ。大学卒業後は化学品の専門商社に入社し、現在は管理部門で主に顧客の与信管理を行っています。中小企業診断士の勉強期間は、(初期の頃に、それほど力を入れて勉強していなかった時期を含めれば)6年になります。平成27年にようやく2次試験に合格した、「一発」合格道場では落ちこぼれに含まれる人間?です。
試験を受けようとした動機
勉強を始めたきっかけは、管理部門に異動してから、「何か仕事で役に立てられる資格はないか」と本屋で立ち読みしていた時に、たまたま手にした本(タイトル忘れました…汗)を読んだことでした。そう、与信管理のうちの重要な業務である「取引先企業の評価」には、この資格を通して学ぶ知識が活用できると考えたから、です。難関試験であることは合格率からわかりましたが、「まあ、頑張れば何とかなるっしょ!」という軽い気持ちで勉強を始めちゃいました。合格まで、よもやここまで長期に及ぶとはつゆ知らず…。
先ずは形から(軟派編)
手始めに本屋でTACのスピードテキストと問題集を何冊か買い、勉強を始めました。と言っても最初の頃は勉強にあまり身が入っておらず、通勤時間や空いた時間にちょろちょろやって自己満足する程度。そんな有様ですから、1次試験の第1日目は遅刻する体たらく…。当然結果は推して知るべし。たまたまラッキーなことに、経営情報システムのみ科目合格と相成りました。
先ずは形から(硬派編)
「こりゃあかん。」試験結果がズタボロだったのが良い薬となったのか、「俺、覚醒する」。本格的に勉強を始める覚悟を決めました。そこでまず、大学生時代から住んでいた築40年の手狭なオンボロアパートから、築数年で広く快適な文明的アパートに引っ越しました。物が多くごちゃごちゃしていたので、勉強に必要な教科書等を置いておくには不便だったのと、一種の決意表明でした。ええ、変な方向に行動しましたとも。みなさんは決して真似しないように。
TACへの入学
とりあえず、「勉強する環境が悪い」という言い訳を一つ潰し、次は「勉強する習慣がない」という言い訳を潰すため、予備校に通うことに決めました。1次試験ならともかく、2次試験の筆記は独学で何とかなるとはとても思えなかったからでもあります。結局、数ある受験機関でTAC(池袋校土曜日コース)に決めたのは、TACのスピードテキストが優れていたこと、通勤経路の途中にあり、平日夜に立ち寄り自習室(本科生は無料!)で勉強するには便利であったためでした。
新たな日常始まる
大枚を叩いて入学したからには、元を取らなければなりません。というわけで、大学受験以来のまとも人間がこの世に再び誕生しました。私の仕事は幸いにもほとんど残業がありませんでしたので、夕方6時過ぎから夜10時前くらいまでTACの自習室に入り浸っていました。また、そのあとはTACや自宅の近くの喫茶店やファーストフード店で、終電ぐらいまで勉強していました。土休日は、授業がある日は開始2時間くらい前に教室に行き、予習・復習を行いました。授業の終了後は平日とほぼ同じような過ごし方をし、後述の勉強会に入った後は勉強会の活動に参加していました。俺ってまじめ!
勉強会との出会い
入学するまでは知らなかったのですが、TAC池袋校の中小企業診断士コースでは自主的な勉強会が盛んに行われています(池袋以外ですと、新宿校、渋谷校、横浜校でしょうか)。勉強会では勉強時間のノルマややるべき課題等がありましたが、みんなで一緒にやることでモチベーションの維持向上にもなると考え、参加しました。また、勉強会を通して様々な人と出会えたのも大きな収穫でした。結果的に勉強会への参加は、合格するまで続くことになります。
1次試験の勉強
1次試験の勉強でやっていたことは、①授業前にテキストを読む(予習)、②授業には必ず出席する、③演習の復習を徹底する、の3つでした。特に演習で間違えた問題や、たまたま正解しただけで自信があまりない問題だけを復習しました。また、ノートを作成することはせず、代わりに教科書への書き込みやポストイットの貼り付けを行って、なるべく情報を一元化することに努めました。こうしたことで、勉強の効率が向上し、復習がやりやすくなりました。
2次試験の勉強
2次試験の勉強でやったことは、①演習、②演習の復習(自己学習と勉強会)、③解答プロセスの作成でした。自己学習では復習シートの作成を、勉強会ではお互いの解答プロセスの確認を行いました。また安定した解答を作成する為、講師の先生の教えに従い解答プロセスを固めることに注力しました。この解答プロセスの改善は、合格するまで続けることになります。初年度は1次試験対策に専念する為、ゴールデンウィーク以降は2次試験の勉強はいったん中断することになります。
1次試験(平成23年―本気の1回目)
当日は前回のように遅刻することもなく?会場にたどり着き、試験を受けました。特に事故もなく、試験後の自己採点の結果は(既に科目合格していた経営情報を除いて)すべて60点以上となり、無事2次試験に駒を進めることができました。「俺ってすごい!」と浮かれていましたが、ここからが長かったのです…。
2次試験へむけて
ゴールデンウィーク以来の2次試験の勉強でしたので、8月以降は演習について行くので必死でした。自分は何ができて何ができていないのかもわからない状況の中、解答プロセスに従い問題を解き、そのフィードバックを繰り返しました。
2次試験(平成23年―1回目)
当日は講師の先生の励ましを受けて、試験後の飲み会を楽しみにしながら試験に臨みました。しかし結果はABBD。見ての通り、事例Ⅳ対策が不十分であったのが敗因でした。
2次試験(平成24年―2回目)
翌年はTACの2次本科コースに通いました。また事例Ⅳ対策の為に、より多くの演習をこなしましたが、結果はACCB。事例Ⅳは良くなりましたが、事例Ⅱ、Ⅲが課題として浮かびあがりました
1次試験(平成25年―2回目)
この年は1次試験からスタートでしたが、ぴったり420点得点し、何とか2次試験に進むことができました。1次試験は、一度突破した経験があれば2回目以降はそれほど苦戦しないと聞いていましたが、やはり最低限の勉強は必要です
2次試験(平成25年―3回目)
この年、事例Ⅱではグラフを読み取る問題が出たことで面喰ってしまい、(言い訳ですが)調子を崩してしまいました。結果はABBB。その場対応する能力が不足していることが課題となりました。
1次試験(平成26年―3回目)
1次試験は保険の為、ダメ元でやってみることにしました。結果、企業経営理論、運営管理、中小企業経営政策の科目合格となりました。この判断は、この年の2次試験の結果から見れば正解でした。
2次試験(平成26年―4回目)
4年目になり、いままでの自分のやり方に限界を感じ始めていたので、他校に通ってみることにしました。以前から気になっていたMMCは、幸いにも会社から近く平日夜に行くことができましたので、直前期に通学しました。ここでの収穫は大きく、後述するような様々な気付きを得られることができました。そして満を持して挑んだ2次試験。結果はBABA。得意な事例Ⅰで初めてBを採ってしまったのは少しショックでしたが、それ以上に事例Ⅲの対策が不十分なことを痛感しました。まあ、この年は念願の嫁と新しい住処をGETしたので良しとするか…。
1次試験(平成27年―4回目)
この年は勉強を続けるか迷っていましたが、勉強仲間や先生の後押しもあり続けることにしました。1次試験では、取り洩らした経済、財務会計、経営法務、経営情報を受け、何とか合格し2次試験に進む権利を得ました。前年に科目合格しておいたおかげで、全科目に注力する必要がなかったのは幸いです
2次試験(平成27年―5回目)
再びTACに通い2次試験の勉強を開始しました。今回注力したのは過去問の再答案作成です。もちろん他社の問題演習も行いましたが、それはあくまで解答プロセスの確認と、意外な問題が出題された場合の対応力の強化、そして知識の補完です。この頃になり解答プロセスがほぼ固まった為、どのような問題が出題されても合格答案が作成できる自信がようやくついてきました。そして本番当日、いままで以上の手ごたえを感じ、「今年こそいける!」という確信が持てました。
試験後
試験翌週の水曜日までに再現答案を作成しました。いままでも2次試験後は再現答案を作成していましたが、今回は解答プロセスが固まっていたため、ほぼ完璧な再現答案を作成することができました。再現答案を見た勉強仲間や講師の先生の意見、2次試験分析会の内容からも、合格への確信は深まりました。
試験結果発表当日
そしてドキドキの発表当日。もう5回目ですが、やはりこの瞬間は緊張します。仕事の合間にインターネットで受験番号を探し、自分の受験番号を発見したときは、見間違いではないかと何度も見直しました。
2次試験合格のコツ
この6年間を振り返って2次試験に合格する為に重要だと思われる主な点をまとめると、次の通りです。
①とにかく過去問をやり込む
受験機関がいかに作り込んだ演習問題でも、過去問の質には及びません。本番の試験はやはり難しいのです。それは過去問を何度も解くと、その度に新たな発見があり、前回よりも良い解答が作成できことからもわかります。1、2回、過去問を解くだけ満足せず、何度も解いたことで、試験の傾向をつかむことができました。1に過去問、2に過去問、3、4が無くって5に過去問!
②再答案を作成する
これは最初に作成した解答や、模範解答、他者の解答、教科書等を参照しながらもう一度解答を作り直し、より良いものにする作業です。その過程で、解答欄外に必要な知識や自分の意見等を書いて考えをまとめていくことで、自身の思考の癖をつかみ、修正しやすくなりました。また自分の解答内容を客観視することができる方法でもありました。
③経営者(=作問者)の視点に立った解答を作成する
当たり前のことですが、診断士は経営者の味方であり、助言内容をを実行するのは経営者と従業員です。ですから解答を作成する際には経営者(=作問者)の立場に寄り添い、従業員が実行可能な助言をしなければなりません。独り善がりのプロダクトアウトで上から目線の助言では、たとえその内容に妥当性があっても受け入れてもらえるはずがないのです。よく合格者が言っている、「与件に素直に解答する」というのと同じです。この視点を常に意識して解答を作成するようになってから、内容の質がかなり向上しました。
④事例Ⅳ対策
まわりの受験生の結果を見ても(私の初年度の結果からも)、事例Ⅳは他の受験生と差を付けられる大きなポイントです。特に初学者と経験者では、後者に有利になる科目です。毎日少しずつでも問題を解いて実力を維持向上させることが重要です。「事例Ⅳを制する者が試験を制す」。
⑤解答プロセスの確立
そして安定解答を作成する為に、自分なりの解答プロセスを確立することが重要です。私はPCを使って、知識の蓄積と絶え間ないプロセスの改善を行いました。
これから診断士を目指される皆さんへ
以上が私の合格体験記です。個人的な視点から書きましたので、参考にはならなかった部分や読みづらい点もあったかと思いましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。ただし受験生の皆さんに知っておいてほしいことは、この試験はあきらめずに最後までやりきった人が合格するものであることです。これは私自身や、その他の合格者が証明しています。何度も繰り返しますが、最後まであきらめないことが最も重要です。
最後に
この合格は、この5年間は、私と一緒に勉強してくれた仲間、ご指導を賜った先生方、そしていつも私を支えてくれた妻のおかげです。この場をお借りし厚く御礼申し上げます。そして、これをお読みになった受験生の皆さんの合格を心から祈念すると共に、将来一緒に診断士活動ができる日が来ることを心待ちにしております。

 

 

========(合格体験記はここまで)=========
合格体験記、ありがとうございました。合格に大切なエッセンスが多数含まれていたことはもちろん、私も常々意識しているキーワードが随所にちりばめられており、個人的に大変共感する部分が多い内容でした。

 

特に多年度生にありがちな、「自分の方が正しい!」ではなく、「経営者に寄り添う」スタンスは、2次試験通過に際し、極めて大切な要素になります。そして診断士としてもこれからずっと大切な潜在意識になります。
それ以外にも、情報の一元化や過去問を複数回解くことで学びが深まること、再答案の作成など、大変興味深い内容が多数書かれています。すこし時間はかかったかもしれませんが、今回、合格すべき方が合格されたんだなと、体験記を拝見しながら感じております。本当におめでとうございます。実際の診断士として、これからのご活躍を祈願しております。

 



 

なごです。

あけましておめでとうございます。そして合格を勝ち得た方々、本当におめでとうございます。今年は新たな門出の年になりそうですね。
さて皆さんはどのような新年を迎えられたでしょうか。このブログを読んでいる方々の中には、診断士試験合格に向けて努力を重ねている方も見えれば、合格発表が終わり、まだ見ぬ新たな人生の一歩に向けて期待を膨らませている方も見えるでしょう。

 

そんな皆さんに一つ質問があります。

日経新聞を開いてみてください。そこには多くの企業の記事が掲載されています。
「A企業が○○に出店」
「B企業では△△の新商品を開発」
「C企業はでインバウンド向けに○○を新設」
「D企業では△△部門を売却」

様々な企業の取組が記載されていますね。
さて質問です。これらの企業は、なぜこのような戦略を取ったのでしょうか。2分程度であなたの考えを答えてください。考える時間は10秒です。

 

(チッ、チッ、チッ、…。時間です)

 

さて、いかがでしょうか。特に口述試験をクリアしてきた方はすっと対応できましたか?

 

このサイトを読んでいる方は、合格しているか否かに関わらず、診断士として「先生」と呼ばれる立場になる(なっている)人たちばかりです。合格すると実感するのですが、今後、皆さんがお会いするであろう社長の方々は、皆さんを「先生」として扱います。そこでは「合格までに費やした年月」「これまでの社会人経験」「合格後の実務経験」など全くの無関係。製造業であろうと、飲食業であろうと、業界のことを熟知したひとりの「先生」として皆さんと接するはずです。

 

またこういう見方も出来るでしょう。上記のような質問を社長との何気ない日常会話の中でしたとします。その時の皆さんの回答如何で、社長は「この人物に自分達の企業の判断を託しても良いか」を判断することもあるでしょう。そういう意味では、上記の質問は、実は診断士として社長に認められるかどうかの「試験問題」でもあると言えるかもしれません。

 

今、このサイトを見ている多くの方は試験勉強をしていますよね。例えば一次試験では7科目ありますが、「俺、製造業じゃないしガントチャートの意味よく分からん」「景品表示法って言われても、いつこの知識を使うの?」「補助金を使うことないし」など、試験勉強として学ぶことにイマイチ実感が持てず、身が入らないことも多数あると思います。

 

でも、皆さんがふとした友人の紹介で、中小企業の社長に出会い「○○先生は中小企業診断士なのですよね。是非アドバイスを。これってどういう風にお考えですか?」と不意に聞かれることだってあるのです。すべてにおいて専門家になることは出来ませんが、言葉を聞いて、ある程度の内容を理解できることはこれからの診断士生活でとても大切になります。社長への回答次第では「ぜひもっと話を聞かせてほしい!」となることも考えられます。社長とともに考えることのできる土壌を自分たちの頭の中に持つ、その礎は一次試験で養われると思うのです。

 

また前にこの記事で、学びを立体的に表現していました。少し表現方法が違うものの、私もその考えに強く同感しています。
私は一次試験が知識としてのx軸とすれば、二次試験が思考としてのy軸、そして実務補習から実践へと続く経験がz軸と捉えており、点が線となり、面が立体となることで中小企業診断士の魅力、そして深みが増すと考えています。

 

今、診断士を目指そうという方は一次試験を通じて多くの知識の醸成を図ってください。二次を目指す人は自分の知識の引き出しを使って文章を構成する思考のトレーニングを積んでください。そして合格した皆さんは、数多くの社長や診断士仲間に出会い、ヒトに感謝されるための鍛練を重ねてほしいと思います。

 

そういう意味では、この前にも話題に上がりましたが、診断士試験合格はゴールでなくスタートですらない、単なる峠に過ぎないかもしれません。でもその峠の頂に立った時、今まで見えなかった部分まで見えるようになり、視界がばっと広がる。そして次なる目標となる新たな道が目の前に見えてくる、それが診断士試験なのかもしれませんね。

 

このサイトを見ている人は、自分たちの企業の上司や仲間内で、また将来出会うであろう社長の方々に(本人が気づいているかどうかはさておき)期待されている方ばかりです。そして自分自身が(自意識があるかどうかはさておき)その期待に応えるため、努力しようと必死に行動している方ばかりのはず。そんな方々へ、このサイトが2016年も学びの一助となれば幸いです。

 

また今回、めでたく合格をされた皆さんにとって、口述試験で経験した4問の事例からの質問は、試験問題であると同時に、試験上での学びでした。これから皆さんに課せられる「5問目」の質問は、直接社長からされる生きた質問になります。その質問の重さに耐えられるよう、これからも学びを深めてくださいね。そしてその学びの先には、相手に感謝されるという、最高の満足が待っていますよ。

 

最後に、このサイトを読む方々一人一人の人生にとって、この2016年が大きな転機の年になることを祈願しています。

なごでした。



なごです。

 

====名古屋セミナーのご案内====

【名古屋】
日時   12月16日(水) 18:00~20:00
開催場所 西生涯学習センター
(名古屋市西区浄心一丁目1-45)
参加費  500円(税込)
定員   15人(先着順)
※名古屋は平日開催のため、18時に間にあわず、遅れた場合でも19時半ごろまでなら問題なく対応しますのでお気軽にお申し込みください。
http://kokucheese.com/event/index/355044/

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さて。

2次筆記試験の結果が発表になりましたね。思った通りの結果になった方、予想外の結果だった方、良くも悪くもいろいろな感情が交差する時期です。良い結果だった人は素直に喜び、そして口述試験には万難を排して臨んでください。

 

口述試験対策はいろいろな方が語るでしょうし、当ブログをはじめ各所でも口述セミナーを開催しますので、そちらでどんな準備が必要なのか、きちんと確認してみてくださいね。あんまり口述試験を軽視すると良いことはありませんよ

 

さて本日は、残念ながら結果が思わしくなかった人へ、今後の過ごし方について書こうと思います

まず私の経歴から話しますと、1次試験は1回で受かったものの、2次試験は2年かかりました。その上で個人的な意見として、今の自分を振り返った率直な感想として「ストレートで合格しなくて本当に良かった」と言えます。なぜかと言いますと、私は診断士の試験が大きく分けて2つの学び、知識」と「思考」があると考えているのですが、その「知識」と「思考」を学ぶのに、ストレートの場合、知識は1年近く学ぶのに対して、「思考」についてはほんの2か月しか学びません。正直、元々それなりに国語力の素地があって、滑り込んで合格したとしても、本当の意味で「診断士としての思考力」が醸成されていないと思うのです
私の体験として、詳細は後述しますが、本当に2年目は2次試験のみ、相当に勉強をしました。その2年目の鍛練が無ければ、少なくともここで執筆する力は全くありませんでしたし、もし仮に私がストレート合格したとしたら、「思考」の能力が伴わず、日々の業務の中で説得力のある行動をとることも不可能であったと思います。それくらい2年目の成長は自分自身を高めることができたと、これは誇張でもなく実感として思うのです。

 

では具体的に私が2年目をどう過ごしてきたか書いてみたいと思います。
まず試験は落ちるべくして落ちました。2次の筆記試験では、「こんなんじゃ間違いなく落ちる」という手ごたえだけがありました(苦笑)。これは合否に関わらず共感していただけると思いますが、筆記試験が終わったら、2次の問題を全く見たくなくなりますよね。私の場合、それに2次試験に対する劣等感が輪をかけて自分自身に覆いかぶさりましたから、自分が受けた試験問題をずっと見ませんでした。
でも全力疾走した一年でしたから、自分自身にハードに勉強するための体力だけはあると思っていました。同時に、ここで手を抜いたら、ここまで頑張ってきた勉強するための筋力をみすみす落とすことになる、それは避けたいと考えていました。
そんな時、考えたのが診断士試験のデメリットです。
勉強(特に試験対策)に忙殺されると、実社会の経済が見えにくくなることがあります。9月頃から自分自身が近視眼的になっている実感もあり、勉強一辺倒になることの怖さも感じていました。
だからこそ、自分の枠を意図的に広げる作業をしよう、どうせ来年の試験が近くなると近視眼的にならざるを得ないため、今のうちに視野を広げる努力をしよう、そう考えました。試験対策としての「知識」がXとすれは、経済を見るための「思考」のY軸を徹底的に伸ばそう、そんな感覚を持っていました。
そのために何をするか、新聞を仮説を持って読み、様々なジャンルの本を読み、経済を心で感じる、そんなことを意識していました。たぶん仕事に打ち込むというのもあるかと思いますが、それをすると抜けられなくなると考え、必ず仕事は片手で(でも全力で)取り組みながら、別の脳を最大限に活用し続けることを意識していました。
ちなみに私は会社に内緒で受験していました。会社に黙っている必要は全くないのですが、勉強していることによって、周りから「あいつは勉強が大変だから、仕事量を軽減して配慮してやろう」と思われたくなかったため、ばれないようにやっていました。だからこそ、仕事は全力、でも絶対仕事オンリーにならず、常に片手は別の事に没頭する、そんなことを考えて仕事をしていました。
11月、12月、1月と時間が過ぎ、自分の中で事例が解きたくなってきた想いを心の中で感じながら、「さあここから勉強スタートするぞ」と始めたのが2月23日。バネが縮んで、縮んで、大きくはじける感覚がありました。それから徹底的に事例を解き、5年間分のテキストを最終的に13回まわり解きました。
正直、そこまでやる必要はないと思います。「答えを覚えちゃうよね」と何度も言われました。でも毎回、「初見問題」だと思い、読み飛ばすことなく一から何度も解きました。たぶん普通のヒトなら1回や2回解けば気が付くこと、それに私自身が気が付き始めたのは7回目からです。「この一文が試験問題に入っているのはこういう意図があったんだ」「あれ、こんなところにキーワードが隠れている」「作問者はここにこだわってほしかったんだ」7回目以降は、毎回問題を解くたびに気づきがあり、これは2次試験の1週間前までずっと続きました。
ほとんどの2次2回目の方はゴールデンウイーク(もしくは夏ごろ)まで勉強をしません。そしてストレート生より少し間から勉強を再開します。でもそれだとストレート生の力強い追い込みに負けてしまうのですよね。だからこそ2月からではありましたが最初から全力でした。正確に言えば、自分のベクトルを絶対値としては落とすことなく、Y軸を徹底的に鍛えました。そんなことが自分自身を大きくしたのだと思っています。
今、いろいろな社長の皆様とお会いします。性格は一様でなく様々でありますが、でも全員に共通して言えることは、強い意志と企業を良くしようと思う愛情を持っていること、そんな社長と対峙して自分なりの助言をしていくためには人間的な懐の広さが必要になります。そのためのベクトルを、来年の合格を目指す皆さんには持ってほしいと思うのです。

 

今年残念だった皆さんは正直、今は勉強を考える心の余裕が無いのかもしれません。それは裏を返せば、思いっきり全力疾走したからこそ、だと考えています。だからこそ、自分自身の学びの筋力を落とすことなく、自分自身の力を伸ばしてください。そして勉強に思いっきり打ち込みたくなったら、このサイトに戻ってきてください。一人でも多くの方が、将来合格し、中小企業の社長の右腕になって力発揮していただきたいと考えています。

 

なごでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



<今週の道場(予定)>

12月1日(火)  経営戦略全史ネタ
12月2日(水)  2時対策を見据えた財務攻略法
12月3日(木)  2次対策を見据えた企業経営理論攻略法
12月4日(金)  独学者のスケジュールの立て方
12月5日(土)  予備校の答練の生かし方

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なごです。
今、このブログを読んでいる人は2次試験を終え、ゆっくりとしている人でしょうか。それとも来年の試験に向け、努力を重ねている人でしょうか。
今日は診断士試験を通じて得る学びについて、実際の活用方法を交えながら学びの本質について考えてみたいと思います。

 

皆さんが試験合格後、出会うであろう経営者の多くは、その業界で長年努力を重ねてきた方ばかりです。日々、試行錯誤を重ね、部下と議論を交わしながら、業界の荒波の中で必死に努力しています。ヘッドハンティングや起業してその業界に現れた新参の方たちも、古参の企業たちと戦うため、生き残るために必死なのは変わりません。そのため当然ですが、私たちより自分たちの業界について精通しています。
でも相手はこちらをコンサルタントとして見ているため、自分たちの業界など知っていて当然というスタンスで接してきます。まあ当たり前ですよね。こちらも「当然精通しています」というスタンスで臨む必要がありますし、そうでなければアドバイスをするどころか、私たちの話を聞いてもらうこともままなりません。そんな時、相手を知るために役に立つのが“定石”です

 

例えば、ざっと相手の企業を知るための手段として外部環境分析がありますよね。例えばPEST分析5フォース分析などを用いて知りたい業界を取り巻く現状を知ることができます。内部環境にも目を向ければSWOT分析VRIO分析などで自社の立ち位置を知ることも出来ます。
経営理念経営ビジョンを聞いて企業の目指す位置を知り、組織構造組織文化を見て、企業の姿勢を把握する。真の企業ドメインは何か、PDCAは短期間で回転しているか、など企業を知る上で押さえるべき点を“あらかじめ把握しておく”ことで、経営者と相対した時に、早期に同じ目線で会話することができるわけです。

 

また経営者が将来についてアドバイスを求めてきたとしましょう。業界に精通している経営者から、「ビジネスとしての本質」を聞かれているわけですから、私たちがその場で、思い付きの回答したところで、簡単に力量を見透かされてしまうでしょう。そういう場合も考え方としての“定石”を使うわけです。アンゾフの成長ベクトルに当てはめてみながら、狙うべき市場と活用すべき商品特性を鑑み、効果の高い戦略を提案するのも一案でしょう。ポーターの競争戦略に当てはめながら自社の強化すべき差別化された戦略を指し示すことも有効かもしれません。各社それぞれに取り巻く現状は様々なですが、経営戦略を考えるうえで“定石”の視点から方向性を指し示すことは、社長と議論を交わす1投目としては有効であると考えています。そしてその後は、経営者と対話を交わしながら、これまで経営者が独自の嗅覚で道を切り拓いてきた道に対し、論理的に“寄り添いながら”次の道筋を示すことが診断士には必要であると考えています。2次試験で独創的な意見を書いても合格できない、とよく言われますが、私もそうだと思います。まず社長の話(与件文)を正確に聞き(読み)、それに対して的確な判断を行う(設問に答える)。社長の想いに寄り添いながら社長と信頼関係を築いたうえで、自分自身の経験を踏まえた助言をしていく。そんなことが診断士には求められているのでは、と思うのです。

 

でもここで間違えてはいけないことが一つ。経営者に対し、例えば「御社はコモディティ化した業界の中でイノベーションジレンマを脱し、ラディカルイノベーションを実現させましょう」などと横文字ばかりを並べて経営者を煙に巻くようなことをしてはいけません。セオリー通りだからと言って、単に知っている知識を並べ、自分自身の力を誇示しても意味がない。相手のレベル感に合わせ、分かりやすい言葉で、経営者に寄り添いながら、具体的な提案をすることが私たちの役目なのです。

 

そのためには、私たちがこれから学ぶ単語一つ一つに対し、「これはどんな時に使うんだろう」と頭の中でシミュレーションを行いながら学んでいくことが、実は結構将来に役立つと考えています。というのも私が診断士の試験を見る限り、毎年、難関試験と称しつつ診断士としての“定石”を受験生に問う試験問題ばかりであると思っているからです。
逆に診断士としての“定石”を徹底的に学ぶわけですから、経営者からどんな種類の投げかけがこようとも、最低でも定石通りに応えることができるよう、幅広い強固な知識の構築を行う必要があるわけです。

 

またビジネスとしての“定石”を知るようになると、企業が実施する施策の矛盾点がとてもたくさん見えてくるようになります。
衛生理論によると、自社が実施している従業員の不満を解決する施策は、もっとほかの方法が良いのでは?」
職務拡大ではなく、職務充実を目指そう」
内発的動機付けを仕掛けるために目標設定理論を使ってみよう」
「まずい、この状態はグループシンクだ!」
自分の職場ひとつ見渡しても、たくさん事例があるのではないでしょうか。学びはテキストにとどまる必要はありません。実社会の至る所で、良い事例、悪い事例が溢れています。例えば新聞一つとっても、企業が良かれと思って実施した施策実例の宝庫です。批評家になる必要はありませんが、「この新聞記事、自分だったら、○○のようにすると良いのでは」とシミュレーションするだけで勉強になります。皆さんはこれから様々な受験科目に取り組むわけですが、単に知識を丸呑みするのではなく、実社会に当てはめて考えてみることで、きちんと“噛みしめる”ことができ、自分自身の力となっていくと私は考えています。

 

また新聞等だけでなくもっと知識が欲しい、そういう人はJ-NET21という中小企業基盤整備機構が運営しているサイトを読むと良いですね。中小企業の実例がとてもたくさん紹介されています。特に2次試験のみを残している人は、2次の事例で取り上げてもよさそうな企業がたくさん紹介されていますので、読んでみる価値はあると思います。ちなみに執筆陣があまりこれまでJ-NET21に触れてこなかったのは、実は大きな理由があります。とても興味深いサイトのため、ネットサーフィンしていると時間があっという間に過ぎてしまうからです(笑)。勉強の合間にでも、時間を決めて読んでみながら、将来に希望を膨らませるのも良いのではないでしょうか。

 

最後に。
実社会から学ぶことはたくさんあると上記に記載しました。確かに成功事例は新聞や雑誌を読む限り無限にあります。でも日常生活を見渡してみたらいかがでしょう。むしろ失敗事例のほうが多いのではないでしょうか。その原因探究に、自称診断士として意識して取り組んでほしいのです。

多くの人が仕事に不満を持つ、原因はモチベーション管理にあるかもしれません。売れていない小売店がある、それは商品陳列や品ぞろえに問題があるかもしれません。対策が場当たり的であるがゆえに、現状としては問題が発生していないもののQCDを改善すれば劇的に作業効率が改善する職場も多いでしょう。皆さん自身が問題の本質を見極め、なぜそうするのか?(WHY?)を重ねて真の問題点を突き詰めるためには、診断士としての知識の習得は、将来大きな武器になります。
少なくともあなたが見つけることのできる「身近な問題点」はあなた自身が解決することのできる「チャンス」であると言えるのではないでしょうか。矛盾の数だけ、あなた自身を必要としている人たちがいます。その人のためにも、今は学びを深めてください。

これから長いようで短い道のり。試験はまだ来年、ずいぶんと先の話だと、ほとんどの人が感じていると思いますが、実は1次試験まであと260日程度です。1次試験は7科目あるので毎日1科目を、今後休まず勉強したとしても1科目あたり平均37日程度しか費やすことができません。意外に時間は短いですよね。そのため自分自身を取り巻く実社会も学びの一つとしてアンテナを張ると良いかと思うのです。

 

まだ見ぬ未来のパートナー(仕事仲間・経営者など)のために、皆さんの今の努力が、将来、大きな実を結ぶことを願っています。

なごでした。

 



 

なごです。

皆さん、二次試験お疲れ様でした。やり切った方、悔いの残る方、勉強時間が取れなかった方も見えれば、試験会場に向かうことができず悔しい思いをした方も見えるでしょう。いろいろな想い、喜怒哀楽こそが次へつながる力となります。まずはその想いを大切にしてほしい、私はそう考えています。

 

また、この時期だと診断士を目指そうと勉強をスタートされた方もお見えかもしれませんね。どんな資格かよく分からないけれども様々なことを学べそうだ、とか、自分の社会人生活の中で箔をつけたい、そんな方も見えるかもしれません。

 

そんな皆さんに共通するのは、これからの先、一年間の歩み方についてどうすべきかという疑問。初めて学ぶ方は自分自身の目標を見定めるために、そしてこれまで学んできた方は、どうしても試験勉強としての学びに偏りがちな二次試験を終えて、改めて自分の立ち位置を確認するために、今日は診断士のアンカー的なことについて触れていきたいと考えています。

 

中小企業診断士。士業と呼ばれる資格は様々ありますが、他の資格と比較するとちょっとした特徴が浮き出てきます。
まず他の士業と比べて同じ点。国家資格であること。当たり前ですがステータスはそれなりにあります。また表裏一体の関係でもありますが、試験の難易度もそれなりにあります。そのため、個人差は当然ありますが、だいたい1,000時間が合格するために必要な勉強時間の目安と言われることが多いです。

 

逆に他の士業と比べて違うこと。これは特定業務が無いことです。例えば宅建士だと重要事項説明という法定業務があり、これは無資格では実施することができません。特定業務があるために、資格取得者の業務が必ず発生するため、そこにビジネスが成立します。だから独立して生計を立てている方(法人)も多数あるというわけです。
対して中小企業診断士には特定業務がありません。企業にとって必ず必要である、という資格ではないわけです。そのため資格取得後も企業内で活躍する診断士(企業内診断士)が多い資格なのです。

 

では皆さん、なぜ特定業務の無い診断士を目指すのでしょうか

 

ここからは私見を挟みますが、多くの方が「自分自身のスキルアップ」「自分自身に自信をつけたい」など更なる高みを目指して受験されるケースが多いと考えています。また次へのキャリアアップを目的とされている方もお見えです。
そのため「仕事が暇になったから勉強しよう」という人よりも圧倒的に「忙しいけどなんとか時間を捻出して勉強しよう」という前向きな意識の方が多い気がします。会社でそれなりに活躍している人はすでに仕事を多く抱えており、業務が楽なはずがありません。でもさらに高みを目指すために受験する人が多いこの資格は、誰しもが時間を捻出する能力に長けており、おのずと周りの受験生からやる気という刺激を受けることも多数ある資格であると言えます。

 

また特定業務が無いため、特定の業界に縛られず、幅広い分野の方が受験しようと試みる資格でもあります。私の周りの合格者を見渡しても、独立している方のほか、弁護士、検事、税理士として活躍する人がいますし、メーカー、商社、金融、広告代理店などの企業で働く人もいます。また営業、企画はもとより、管理畑の方やSEも数多く見えますね。

 

そんないろいろな人たちが集まる診断士。逆に共通点と言ったらなんでしょう。

 

これは「ヒトが好き」ってことなんじゃないかと最近思っています。
診断士として活躍したいと考える人は、中小企業の社長さんたちと会話する中で経営指南をするわけなのですが、他人の会社を全力で支援するってことは、ヒトが好き、っていう大前提が無いと成り立たないと思うのです。
また自分自身で上を目指したい人にしても、学んだ知識を使って論理的に考え、知識をベースにした説明ができるようになりたい、誰かに対して影響力のある行動ができるようにという考えが根底にあると思うのです。

 

ヒトが好きっていう人物って、同じ匂いのする人を集めます。だから診断士の集まりって、「ほかの士業の集まりに比べて明るいね」ってよく言われるのですが、たぶん私以外の診断士の方もそう感じているのでは、と思っています。
一発道場でも過去に何度か勉強会などを実施しているので、初めての方はそういう場に参加されると私たちのような診断士の方たちの素顔が見えると思いますよ。

 

 

さて、では診断士に必要なこととはなんでしょうか。
私は「社長の想いに寄り添ってあげること」だと考えています。
社長は孤独な業務です。会社のことを考え、社員のことを考え、未来のことを考える。そんな社長と共に前を向く仕事、それが診断士にとってもっとも大切な生業だと考えています。でも決して迎合するわけでないのです。社長が考える想いを具現化するのです。

 

簡単な例をあげましょう。
先日の二次試験で出題された事例Ⅱのケースです。
組合の代表理事は、「セミナーをきっかけに」「商店街全体の活性化が必要である」と考えています。「志を同じくする若手」も賛同し、「協力的」な機運が高まっています。「低価格食品販売を主とする」「総合スーパーとのすみわけが重要である」ことにも気が付いており、「短期的」な「イベント」で「商店街と接点を持ってもらう」ような人を呼び込む施策が必要なことも分かっている。
でもやり方が分からないため、「非食品小売店の店主からは売上増加効果が現れていない」と言われてしまうわけです。

また商店街の皆さんも、近隣の工場が移転し、顧客層が変化したことには気が付いているため、店の雰囲気を「大人が落ち着いて食事ができる」場所へ趣を変えていっています。
でも商店街の人たちは大人だけでしか見えていませんので、高級マンションを購入した世代の子供に商機を見いだせないかと助言をします。
さらに店主たちは自分たちの物件しか見えていませんので、空き店舗を利用することでターゲットを呼び込むことができないかと助言をします。そんな社長の意に沿った想いを具現化するのが診断士の仕事であると考えています。

 

 

また事例Ⅲを見てみましょう。
社長は少しでも利益をあげようと必死に努力をしています。季節変動が激しい商材は会社の収益に影響を与えますから、余力のあるうちに見込み生産で規格品を作ろうとする。でもその想いが裏目に出て、仕掛品が邪魔になり機械加工工程に不具合が生じています。
収益は上げたいけれども、どうしていいのか分からない社長に対して、ボトルネックの元凶となる問題点を明確に指示し、改善方法を示すことで課題を解決する。寄り添いつつ、問題点の本質を見つけ、具体的な解決策を提示する。それが診断士であるのです。

 

そういう意味でいくと、診断士と対極にあるのは「アナリスト」「ジャーナリスト」かもしれません。(アナリスト、ジャーナリストの方、ごめんなさい)
「どうして出来ないのか」「なぜやらないのか」と詰問するのではなく
「一緒にすすめていきましょう」
みたいなスタンスが診断士には必要であると考えています。

 

ある本にこんなことが書かれていました。
「コンサルタント(診断士)はクライアントのことを「彼ら」という呼び名を使ってはいけない」
「「彼ら」という言い方には「自分のパートナーや仲間でない」というニュアンスがある」

 

私たちは診断士として、社長の想いを達成するため、寄り添い、ともに考え、そして行先を指南する役目がある。指南するためには多くのことを知り、様々な社長からの申し出に対して、的確に対応する必要があるのです。

「こんな会社にしたい」
「部下の有給をどうしたら良い?」
「社内のモチベーションが下がってきているが」
「大型機械を導入するか迷っている」
「仕掛品が多い」
「景表法にひっかかると聞いたが」
「クラウドってなんだ」
「助成金を使って事業拡大できないか」

多くの問いに対して、それなりの勘所を持って応える。そんなことを求められるのが診断士であると考えています。

 

そのためこれから一次試験を学ぶ人は、7科目が待ち構えると思いますが、どっぷりと学びの世界に身を置いて、知識を積み重ねてください。得意不得意があるので、基本的には苦手強化を重点的にやっていただく必要がありますが、予備校などが最初に授業を行う企業経営理論は、得意だと思っても全力で取り組んでください。理由は二つ。一つ目は診断士を受験する人は皆、そもそもこの科目が好き(得意)なため、試験のハードルは他の科目に比べ相当高いということ。二つ目は将来、診断業務を行う上で、企業経営指南の根幹としてずっと必要な知識であるということです。

 

また二次試験を残している人、また今年残念な結果で来年を目指している方は、視野を広げる意味でも、単なる勉強に縛られず、自分自身の勉強がどんな場面で役に立つのか、どんな学びをこれからする必要があるのか、客観的に見つめてみるのも良いと思います。私が一年目試験に落ちた時は、2月まで本を読みました。試験勉強という型にはまる勉強スタイルは、ややもすると視野が狭くなるというデメリットがあります。意図的に枠を広げるような行動をすることで、脳のメモリーが増やす、そんな感覚も将来には必要です。

 

最後に。
診断士は、大変魅力的な資格であると思っています。これは試験に合格してから再認識したというより、想像以上に魅力的な資格でした。知識が増え、仲間が増え、様々な機会が増える。受験に対する負荷は大きいですが、多くの人に目指してほしい資格です。

今日はここまで。なごでした。



 

なごです。
試験が直前に迫ってきました。ほとんどの受験者が、どんな問題が出るか分からない二次試験に対して不安な気持ちを持っていることでしょう。
ここで「大丈夫だ、頑張れ!」と受験生の皆さんを主観的に応援するのは簡単ですが、ここのサイトは“分析大好き”一発合格道場ですから、道場メンバーとして、少しだけ客観的にエールを送りたいと思います。

 

今日のお題は「パニックになりそうなとき」です。
「パニックになる」とは、「非常にあわてて正常な判断ができなくなる状況」を言い、試験会場などで良く聞かれる言葉です。緊張や不安な気持ちが高揚するあまり、的確な判断ができなくなる、そんな状態ですね。本来、冷静に判断すれば、案外、難なく回避できることができるものでもあります。今日はそんな傾向と対策を考えてみたいと思います。

 
●勉強がはかどらずパニックだ
試験を目前に控え、何をしていいのか分からなくなっているあなた。まずは自分を不安にさせている「要素」を把握しましょう。

【読む力が不安】
文章を読む際、漫然と読み進めていませんか?接続詞、時系列は意識していますか?問題数をこなし、試験慣れしてくると意外に忘れがちな細部へのこだわり。通常だと言わないような言い回しや、同じ話題を2度くり返すなど、与件文には不自然な部分が何か所かあります。そんなポイントとなりそうな場所に意識を集中させる訓練をしましょう。漫然と解く10題より、きちんと読み込んだ5題(決して1題ではなく)をこなすことがこの時期は大切。初歩的なことを言っているようですが、これが最後の仕上げとして一番意識しなくてはいけないことと言えるでしょう。

 

【編集作業が心配】
ある程度キーワードを抜き出すことは出来た、でもどの設問にどのキーワードを当てはめればいいか、どう編集していいかわからない。そんな時は、時系列を意識して、大局をつかむことを意識しましょう。各設問は過去から現在(未来)の順になっていることが多いです。与件文のほうは、段落ごとに時系列をいじっている(真ん中あたりで創業時の話題を出すなど)ため分かりにくい部分もありますが、全体的な時系列を意識して読めば、おのずと答えに当てはめるキーワードも分かってくることがあります。
しかも出題される事例企業は、
(創業)⇒
(いろいろあるけどうまく行く)⇒
(外部環境などの変化で苦しくなる)⇒
(なんとか乗り越える、もしくは今後乗り越えたい)
の構成になっています。頭の中に時系列の枠組みだけ作っておき、全体像をつかみながら設問にキーワードを当てはめていきましょう。

 

 

【書くのが苦手(または得意)】
キーワードを盛り込むことによって、文章を作成する技術。例えば100文字にまとめるのって意外に大変ですよね。主語、述語はきちんとつながっていますか?一度、全く他人の解答を採点する気持ちで自分の文章を見てください。もしくは主語と述語だけ見て、文章が成り立っているか読み直してみてください。意外に何言っているのか分からない(主語と述語がつながっていない)文章を量産しているケースがあります。また主語と述語が遠すぎてなんだかよく分からない文章のケースも多数あります。改めて自分の文章のくせを把握することで、本番に向けた微調整を行っていきましょう。

 

また文章が得意な方(得意と思いこんでいる方を含む)の中で、たくさんの事例を解こうとするあまり、キーワードの抜き出しまでで試験勉強を終えている方が見えます。自分は書くのが得意なので、キーワードさえあればだいたい指定された文字数でまとめられる、そんな自信がある方に限って、結構当日、不意を突かれた問題に四苦八苦し、書くためにどれだけの時間を残したらよいのか分からず、結果的に文章を構築する時間が短すぎて敗北するケースがあります。自分が解答用紙に書くのにどのくらいの時間を要するか、実際に書いてみることで目安となる時間を測りながら、本番に備えることも大切です。

 

試験そのものが不安だ
勉強はそれなりに進んでいる、でも一発勝負である試験自体に不安がある、そんなケースもあるでしょう。特にストレート生は初めての2次試験でもあり気持ちの面でも不安定になりがち。だからこそ事前に不安を取り除きましょう。

 

【物理的な不安】
シャーペンが壊れたらどうしよう、電卓を盗まれたらどうしよう、もし物理的な不安があるのなら、2つ準備するなど、問題をきちんと解消しましょう。電卓が小さく8ケタしか表示されないものを使っているのなら、今からでも買い換えましょう。試験会場への道が分からないなら下見するのも良いと思います。個人的には、全く下見は必要ないと思っていますが、それで気持ちの上での不安が一つ解消されるのなら是非しましょう。なくすことのできる不安要素は全てつぶす。それが心の安定につながります。

 

【精神的な不安】
とても難しい問題が出るのではないか、自分自身の勉強方法が間違っていたのではないか、いろいろな心理的な不安はあると思います。でも不安はあって当然だし、それだけ大きな目標に向かって歩んできたからこそ、良い意味で気持ちの高ぶりがあってしかるべしと私は思っていました。でもどれだけ自分を言い聞かせても、不安な気持ちはなかなか消えることがありません。
そんな時は努力の可視化です。これまで使ってきたノートの山やインクの無くなった使い古しのボールペンの束でもいい、これまでの努力が、目に見えて分かるものを手元に置くだけで「俺はこんなに頑張ったんだ」を自分自身を奮い立たせることができます。
また私自身、ファイナルペーパーを個別には作りませんでしたが、最後の最後まで「全知識」に学んだことを書き込み、備忘録としていました。自分なりの辞書ですね。そんな手あかのついた何か一つを試験会場に持ち込むだけで、こころの拠り所ができ、心理的なパニックが防げます。あと数日あるのなら、そんなファイナルペーパーまがいのものを自分なりに作ってみる時間にあててもいいかもしれません。

 

●試験会場でパニックだ
試験会場に着くと、8月の1次とは様子がだいぶ変わっています。私が地方受験だったからかもしれませんが、会場にいる受験生の数が明らかにまばらで、受験者数が格段に減ったことは一目瞭然で分かりました。受験会場にいる誰しもが“できそうな”雰囲気を持っており、こんな中で自分自身が本当に上位2割に入れるのか疑心暗鬼になってしまいます。
でもそんな不安は大きな間違い。皆さんは問題作成者が想定する解答の6割を獲得すればよいのです。周りにいる人たちは関係ありません。2次の合格水準に達している人が毎年千人に足らず、得点調整で繰り上げ合格させている可能性はありますが、それは結果的に枠が広がっているだけで、まずは目の前の試験で6割取れれば確実に合格できるのです。
そのためにすべきことはなんでしょう。頭の中を整理するためにファイナルペーパーを読むのも良し、想定される事例企業のストーリー(事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲで与件文の傾向が全く違いましたよね)を復習するのも良し、電卓をひたすら叩いてウォーミングアップするもの良いでしょう。(周りの受験生にとっては、ただのうるさい奴になってしまいますが(笑))
唯一、私がダメだと思うのは、友人と談笑して時間をつぶすこと。何気ない一言(例:○○って出そうだよね、と知らないワードをささやかれるetc.)で不安な気持ちになることがありますから、メンタル面を安定させるためにも自分の世界にこもって勉強するのが得策です。

 

 

●試験が始まったらパニックだ
見たことのない問題が出た、今年は出題傾向が変わった、何をすればよいか分からなくなった。問題を見たとたん、固まってしまうこともあるでしょう。でもそんな時、私はむしろ喜べばいいと思っています。難しい問題は誰にも解けない、だからこそ確実に解ける問題だけ間違えずに解けば、得点調整で合格圏に入ることができます。私は財務が大の苦手で、そもそも劣等感がすごいのですが、一昨年の200%定率や植物工場の問題を見たときは唖然としたのを今でも覚えています。でも出来ることを確実にやることで、A判定を取ることができました。
むしろ「読みやすい文章だな」「分かりやすい設問だな」と思った時は要注意。自分が簡単だと思うということは、周りも同じ感覚を持っている可能性があります。そんな時こそ集中力を高め、キーワードを漏らさず当てはめていくことが大切になります。

 

 

●試験終盤でパニックだ
試験時間が刻一刻と過ぎ、終了に近づく中で自分自身の回答がきちんと構築されない。それこそパニックになりがちです。そんなときは自分を信じ、抜き出したキーワードを利用して文章を書いていきましょう。長い文章、起承転結がまとまったきれいな文章にする必要はありません。まずは書くこと、そしてポイントは短い文章にすることです。急いで書く文章は主語述語が乱れがち。すると採点する方は全く意味の分からない文章を見て、ばっさりバツをつける可能性があります。だったら短い文章で部分点を拾ってもらえるような文でまとめることも大切です。マス目が埋まらないと言って無理に修飾語などで長文にする必要もありません。マス目が空いたのならそのままにしておくのもいいでしょう。あとからキーワードを見つけて付け足すことも出来ます。最も避けなくてはいけないのが完全空欄、自分なりにタイムリミットを事前に決めておき、万が一時間が足りなくなってきたら、思い切って解答用紙に書き始める勇気も必要です。

 
ざっと思いつくままに「パニックになりそうなケース」を羅列してみました。それ以外にも動揺してしまうケースは多数ありますが、すべてにおいて冷静に対応することが必要です。前にも一度書きましたが、私が別件で試験委員をしている時、採点してみると結構、多くの受験生が簡単な問題でつまずいている。それだけ試験会場は緊張するものなのです。だからこそ自分自身が緊張する場面ごとの癖を知り、冷静に対処法を考えることで問題の多くは解決します。備えあれば憂いなし。これまで頑張ってきた努力を形にしてきてくださいね。みなさんの活躍を期待しています。

 



 

企業を運営していくうえで大切なものはたくさんある。従業員のモチベーション、マーケティング、QCD。安全性や収益性、効率性も追求する必要があるだろう。その中であなたは目の前の社長に対して何を具体的に伝えていくのか

 

なごです。

 

そろそろ2次の学習も中盤を過ぎ、自分なりの解法が定着しつつある頃でしょうか。ほとんどの人が自分なりの回答手順は確立したものの、それが正しいかどうかも分からず不安な日々を過ごしていると思います。しっかりと納得した回答方法を確立できているのはほんの一握り。まだまだ実力差はほとんどなく、横一線の状態であると思います

でもここで頑張ることで、「何を聞かれているかを察し、必要な要素で解答を構成する」ことが可能になるちょうど端境期でもあります。
少し過去の記事も参考にしてみましょう。

 

目から鱗集

事例高得点の先にある罠

まっきーの事件簿file9

80分では間に合わないよ(泣)というあなたへ

 

 

多くの合格者がこの時期、苦しい時間を過ごしています。模試での点数は別にしても、誰しもが先の見えない中でもがいています。でもこの時期を抜けると、キーワードが目に飛び込んでくる実感を持つ人がでてきたり、周りの回答が想像でき、自分なりのA答案を作ることができるレベルまで達する人がいたりと、実力差が明確に表れ始める時期がやってきます。
まずは今の積み重ねが大切。頑張ってください。

 

さて、今日は各事例におけるキーワードを書き出してみました。

まず事例Ⅰです。
企業における収益向上を目指し、取り組むべき人事施策はたくさんあります。
1次試験で単語の意味は皆さん理解していると思いますが、その長所・短所、また使われるシチュエーションの違いなど細かな部分になるとあいまいな方もお見えかもしれません。2次ではこれらの言葉の違いをきちんと理解することも必要であるため、頭の中で構いませんので、おさらいをしてみてください。

 

機能別組織、ラインアンドスタッフ組織、事業部制組織、マトリックス組織

採用、配置、報酬、育成、評価茶化

職務充実と職務拡大

同族会社のメリット、デメリットは

組織のライフサイクルの各々の特徴(誕生期・成長期・成熟期・衰退期)

ダイバーシティ

 

 

では一つ例題を。

下記のようなモラールが低下しているときの対策を考えてください。
(1)仕事を任されていない
(2)コミュニケーションが円滑でない
(3)企業の目標が明確でない
(4)成果が評価に反映されない

 

事例Ⅰを紐解くキーワードはたくさんあります。でもそのキーワードを理解しておくことで、出題者が意図するレベル感に沿った回答が出来るのです。組織構造について聞かれているのか、組織風土を聞かれているのか、モチベーションについて聞かれているのか、問われているレベル感を的確に察することを意識してみてください。

 

次は事例Ⅱです。
今度は競合他社も登場しますね。自社がどのような戦略で戦っていくのかを強く意識することが大切になります。

 

外部環境と内部環境

成長戦略(市場浸透、新市場開拓、新商品開発、多角化)

競争戦略(コストリーダーシップ、差別化戦略、集中戦略)

価格戦略と非価格戦略

ブランディングとマーチャンダイジング

情報発信の方法(パブリシティ、口コミ)

インターナルマーケティング

インタラクティブマーケティング

コーズリレーテッドマーケティング

RFM分析

生涯顧客価値

 

ではこちらも例題を。

サービス財の3つの特徴に対する対応策をあげてください
(1)同時不可分性
(2)非均一性
(3)無形性

 

どうでしょう、さっとイメージが膨らみましたでしょうか。価格を繁閑に応じて変更したり、サービスマニュアルを作成して品質を一定にしたり、体験キャンペーンで見えづらい商品をPRしたりと、普段、日常生活の中で何気なく使っているサービスですら、設問形式になると戸惑うこともあるでしょう。このタイミングで一度頭を整理してみてください。

 

 

では事例Ⅲです。

問題点が山積みの事例Ⅲ。指示を守らず勝手なことをしている人たちがいます登場人物が多いのも特徴であるこの事例、QCDの視点で外注先も巻き込みながら改善をしていきましょう。

 

生産管理(計画・実行・統制)

3S(単純化、標準化、専門化)

5S

ないじゅか(ECRS)

見込み生産と受注生産の違い

個別生産、ロット生産、連続生産

生産リードタイムとレイアウト

セル生産方式のメリット・デメリット

内製化と外注化のメリット・デメリット

 

ではこちらも例題を。
製造工場で問題が発生しています。対応策をえて下さい
(1)工程ごとに製造時間のばらつきがある
(2)遅延が発生している
(3)不良品が多い
(4)モチベーションが低下している
(5)段取り時間が長い
(6)作業員に能力差がある
(7)滞留在庫が多い
(8)生産計画が硬直的

 

事例Ⅲは問題点が結構、明確に書かれています。そしてボトルネックとなっている真の問題点を見つけ、的確に指摘することが大切です。
ざっと書き出してみましたが、いかがだったでしょうか。事例を解いているともやもやした感覚が常にあると思います。でも実際、目指すべき回答は、これまで皆さんが学んできたことの積み上げでもあるのです。改めて知識を整理しながら、引き続き過去問に取り組んでみてくださいね。

 

なごでした。

 



なごです。

 
9月に入り、一次試験から1か月が経過しました。皆さんの勉強は順調に進んでいますでしょうか。ではその勉強の進み具合を判断するために、下記に3問ほど例題を用意しましたので、皆さん解いてみてください。

 

(与件文省略)
事例Ⅰ
 設問5)デシル分析の結果をもとに売上向上する施策を述べよ(100文字)

 

事例Ⅱ
 設問2)デシル分析の結果をもとに売上向上する施策を述べよ(100文字)

 

事例Ⅲ
 設問4)デシル分析の結果をもとに売上向上する施策を述べよ(100文字)

 

 

さあ、解けましたでしょうか。

 

私もざっと書いてみます。

 

事例Ⅰ
売れ筋である上位品目を販売員に割り振り、個別に販売強化策を検討させる。管理職が販売強化後の売上上昇率を従業員に定期的にフィードバック内的動機づけを図と共に、上位販売者のノウハウを部署内で共有する。(100文字)

 

 

事例Ⅱ
売れ筋である上位2割の商材に注力し、競合と差別化された商材の魅力既存顧客に訴求することで、継続的な購入を促進する。また店頭でのイベント企画により口コミによる新規顧客の開拓を図る。(90文字)

 

 

 

事例Ⅲ
昨年実績と比較し需要予測の精度を上げる。販売実績の落ちている品目の品質管理を徹底する。外注先からの納期管理定期的に行うことで納期遅れを解消し、在庫切れを防ぐことで販売機会ロスをなくす。(93文字)

 

 

なんとなく私が言いたいことは分かりますでしょうか。

 

 

相手が求めている解答、それを意識して解くことは極めて重要なことです。よく「事例Ⅰなのにマーケティングの視点で書いてしまった」という言葉を聞くことがあります。自分の得意分野で解答したくなる気持ちは十分わかります。でも相手の求めていることとずれている提案をすることは、実際の診断実務に置き換えたとしても有用ではないですよね。
例えば社長が「部下のモチベーションが上がらず困っているんだ」との相談をあなたに対して発した場合に、診断士であるあなたが「御社の商品を他社と差別化して売りましょう」と答えても全く相手の心に響かないわけです。そのため事例ごとの特徴を頭に思い浮かべながら解答を構成する必要があります。

 

また1次試験を通過してきた優秀な人材ばかりが集う2次試験でもあります。解答根拠になるキーワードは強調されているわけでなく、結構さらっと書いてあります。落ち着いて読めば誰しもが気づくキーワードも、緊張する中でしかも短時間で処理しなくてはいけないため、どうしても見逃してしまうことも多数あります。そのため事前に2次で使いそうなキーワードを意識しておくことが合格への近道となります。昨年の事例Ⅰでも「近年昇進した中途採用者が」「工学博士号を持った社員を5年ほど前から採用し」などの言葉に反応するわけです。

 

 

少しキーワードを整理してみましょう。
●SL理論
指示的リーダーシップ(フォロワー能力低い・フォロワー意欲低い)
説得的リーダーシップ(フォロワー能力低い・フォロワー意欲高い)
参加的リーダーシップ(フォロワー能力高い・フォロワー意欲低い)
委任的リーダーシップ(フォロワー能力高い・フォロワー意欲高い)

 

 

●セクショナリズム
会社全体の利益より自部門の都合を優先してしまう。ライン組織や事業部制組織などの縦割り組織形態でありがち。社長自らが先頭に立って事業部間の情報交換の場を作ったり、事業部の人事交流を行うことで解消を図る

 

 

●組織変革への抵抗
変革の必要性をなかなか認識できなかった
・業績の低下が穏やかだった
・既存の業務運営でもそれなりの成果が得られていた
・経営幹部が適切な市場情報を入手できていなかった
・組織の認知的枠組みが固定化していた

変革の必要性は理解していたが何らかの事情により実行に移せなかった
・埋没コストの存在
・社内外の利害関係者の抵抗
・組織内スラックの不足
・リスク回避という心理的傾向の存在

●職務充実と職務拡大

●採用、配置、報酬、育成、評価(茶化で覚える)

●計画、実行、統制

 

 

まだまだ必要な一次知識はたくさんありますが、企業経営理論で学んだ範囲と比較すれば限られた内容であることも事実です。これらの言葉、これらが必要とされるシチュエーションを意識して理解することが大切になります。

 

これから時間が取れれば少しでも多くの過去問に挑戦してください。また過去問は複数回解くことも重要です。ただ答えを覚えるのではなく、初見の問題だと思って与件文をきちんと読む訓練を行ってください。そうすることで「あれ、こんなキーワード見つけた」という気づきが、これから何度もあるはずです。
また通勤電車で移動する時間など細切れの時間を利用し、キーワードを自分の言葉で説明できるように訓練してみることも大切です。「内発的動機付けと外発的動機付けの違い」「インターナルマーケティング」「グループシンク」いろいろな言葉をイメージしながら自分の言葉で説明できるように考えてみる、また自分自身が作問者になりきり、これらの言葉を与件文で使うとしたらどのように使うか想像してみるなど、2次試験対策についても細切れ時間は有効に利用できます。

 

これからが本当の勝負。限られた時間を有効に活用しながら、本番に備えてくださいね。

なごでした。

 



 

なごです。

 

1次試験から3週間が過ぎようとしています。みなさんは今、どういった時間を過ごしているでしょうか。

 

予備校に通っている方は予備校の講師に、独学生の方は様々なサイトや書籍を見ながら、また会社や友人などで診断士の先輩がいるなら直接聞くことで、2次試験の情報を仕入れている時期でしょうか。実際の体験談などを聞きながらハードルの高さを改めて感じている時期かもしれません。

 

また過去問などに取り組む中で、解法に迷い、そして自分自身の非力を感じている時期なのかもしれません。

 

一生懸命問題に取り組み、時間はあっという間に過ぎていくものの、2次の勉強は1次と違い、自分自身に成長が感じられず、雲をつかむような手ごたえを感じにくい試験、そんな印象があるのではないでしょうか。

そんなモヤモヤ感は、これからしばらく続きます。少なくともストレート生の方たちは、2次試験のその日までにそのモヤモヤが吹っ切れるケースは、むしろまれだと思ったほうがよいでしょう。暗中模索の中で、でも前に進むべく努力を重ねていただきたいと思います。
さて先日、2次試験の取り組みについてざっとポイントを簡単に説明しました。今日はその後半。

まずはその時のおさらいを含め下記に列記しますね。

 

【試験時に取り組むこと】
1 与件文を読み事例企業を把握する
2 設問文を読み質問事項を把握する
3 質問事項に該当するポイントを探す
4 字数制限に合わせて文章にまとめる
5 解答用紙に書く

 

上記の作業手順を自分なりにマイナーチェンジ】

① 「ないじゅか」で作業を削る
②  弱点を補う作業を追加する

 

試験時に行うことは1-5番までの項目に沿って解答作成を実施していくだけです。でも80分という制約条件があるため、それが難しい。そのため過去問で本番に向けた訓練を行うわけですよね。でも能力が拮抗した受験生の中で、皆がほぼ同じ手順を踏む試験であるのにもかかわらず、合否を分ける必要があるため、少しばかりの訓練では解けないボリュームを作問者は準備している。

そのため受験生一人一人が、自分の能力を鑑みながら、さらなる時間短縮、さらなる効率化のために頭をひねるわけです。

また短時間ですので焦って解くことも多いですから、おのずとミスも出ます。たくさん出ます。そのため自分の弱点を把握しておき、試験当日、弱みが顔を出さないようにするための「仕組みを作る」ことも大切な作業の一つです。

 

今日はそんな内容について簡単に列記してみたいと思います。

 
4 字数制限に合わせて文章にまとめる
事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲで文字数制限は傾向がありますね。皆さん、すぐに答えられますか。事例Ⅰは100文字や120文字、まれに多くて150文字程度でしょうか。対して事例Ⅱは40文字、60文字など短いものも多く、また設問数も他の事例に比べ多いのが特徴です。逆に事例Ⅲは昨年で言うと160文字が2連続など、文字数の比較的多い設問が例年見受けられます。
文字数を見て、皆さんは何を思い浮かべますか。「多いな」「嫌だな」いろいろ考えると思います。でも感情論は置いておいて、文字数から回答を推測しましょう。
まず文字数を見て「100文字」「120文字」ときたら「解答に使うべきポイントは2つくらいかな」と推測します。だいたい50文字から60文字くらいで一つの「課題」や「問題点」を指摘するイメージを持ってください。「150文字」ときたら3つくらいのポイントでしょうか。反対に「80文字」ときたら「60文字よりは多いので(40文字)×(2つの話題)かな。2つくらいはポイントを探すけど、きちんとした説明まではいらないかな」と推測します。文字数だけで解答の構成要素を探す作業のレベル感を設定するのです。また「100文字」の時、探すべきポイントは一つだけど「原因」と「改善策」について答える場合もあるでしょう。そのように文字数から解答を構成する流れをあらかじめ定め、解答要素になりそうな項目を探しに行くと、意外にパズルのように見つかっていくことがあります。また「100文字」という文字制限の中で、2つくらい解答候補が見つかったら「この二つでなんとか解答を作れそうなので次の設問のキーワードを探しに行こう」、と次のステップに進むことも出来るわけです。

 
5 解答用紙に書く
答えのキーワードを見つけたら解答を書いていきます。ある程度キーワードが見つかった時点で、解答用紙にいきなり書ける人もいれば、私のようにほとんど解答と同じ文章を下書きしないと書けない人もいるでしょう。最ももったいない時間は「消しゴムで消す時間」です。これだけは必ず「ないじゅか」したい。そのため書くことは訓練をしましょう。私は上記のとおり、試験問題の余白に必ずほぼ写すだけの状態まで下書きを書きました。はっきり言ってほかの人から見たらもったいない時間ですが、きちんと書けない自信があった(笑)ので下書きしました。その代わり、常に20文字で折り返す訓練を徹底的にして文字数を数える時間は省きました。
あとよく言われることですが「採点者が読みやすい文章を書く」ことも極めて重要であると思います。字がうまいか下手かは誰しもあります。でもいろいろな人の文章を見ると「いつもパソコンだから字が汚くて当たり前」というように開き直って乱雑な字を書く人がいます。手い・下手」と「丁寧・乱雑」は似て非なるもの。もしドキッとする人がいたら、丁寧に書く練習を今からしましょう。意外に、丁寧に書いても乱雑に書いても、実際に書く時間はそんなに変わらなかったりします
また読みやすい文章という視点で言えば「文章に『。』が無く『、』ばかりでつなぐ」ケースも良く見受けられます。キーワードをなるべくたくさん埋め込んで部分点を取りに行く、そんな作戦もよく言われますが、そもそも読みづらい文章はいけません。どのくらい採点に影響しているかは分かりませんが、将来の診断士になる上でも、端的な言い回しで読みやすい文章を書く方が良いです
また同じ意味合いとして、「あれ」「それ」など文章中の指示語をできるだけ少なくしましょう。読んでいて何を指しているか分かりづらい文章になりがちですし、実際に示しているものについて、自分自身は理解していても、もしかしたら採点者が指示語の相手を読み誤るかもしれません。なるべく指示語は少なくしましょう。
さて。

今日の本題ですが、下記の二点となります。

 

 

 

【上記の作業手順を自分なりにマイナーチェンジ】

① 「ないじゅか」で作業を削る

②  弱点を補う作業を追加する

 

 

 

これらの作業を自分なりに精査することで、80分という短い時間を効率化し、最大限のアウトプット(解答)を導き出す。これから試験当日までに皆さん自身がどれだけ、解答テクニックに磨きをかけることができるか、そこが2次試験の一番のポイントでもあります。

 

 

 

① 「ないじゅか」で作業を削る 
よく言われるアドバイスとして、「与件文から読むのではなくて設問から読め」というのがあります。これも一種の「ないじゅか」ですよね。登場する事例企業の規模や商材はその時々により違いますが、登場する人物(事例Ⅰなら社長と社員、外部の企業のヒトは登場しませんでしたね)は、ほとんど事前に想定ができます。また企業の営みについても、「創業」があり「成長」があり「外部環境の変化による転機」が訪れ、「苦労(停滞期)」があるわけです。文章構成で言えば「起承転転」みたいな感じですね。ある程度の流れが読めているわけですから、具体的な解答のポイントについて設問文を先に見ることで事前に把握しておき、与件文に「キーワードを探しに行く」わけです。(単なる「与件文を読む」という工程を無くす)
その他にも「組織構造上の(平成26年事例Ⅰ)」「中途採用者を管理職に登用」のような、ちょっとしたキーワードに反応するくせをつけるなど、なるべく短時間で与件文から事例企業の全体像を把握できるような処理ができるよう、作業を削減してください。私も下書きをするため「ページをめくる」という作業を“なくす”ため、最初に問題冊子のホチキスを外しました。「使っていないキーワードを見つける」作業を“簡素化する”ために、使ったキーワードにはマーカーを引きました。(マーカーを引いていない部分は解答構成に使っていない部分が一目瞭然)そのように自分なりに作業を“ないじゅか”していくことを意識すると「自分なりのスタイル」が構築されるのです。これについては他の執筆陣の皆さんも今後、いろいろな形で記事をあげていくと思います。

 
② 弱点を補う作業を追加する
さて一番重要なところですね。あなたの弱点はどこですか?」

 

 

ここを多くの人が見逃しています。「少しでも早く解かなくては」「ああ時間が無い」多くの人が作業時間を短縮することに集中してしまうため、作業工程の“ないじゅか”には積極的に取り組みます。でも意識して作業の取捨選択を行わないと「必要な作業まで削減してしまい」結果的に自分の弱点を大きくしてしまいます。たまたま弱点を露呈することなく問題が解けると高得点ですが、穴にはまると大きく失点してしまう。点数の波が激しい、というケース(特にストレート生)はまさにこのパターンでしょう。

2次の勉強を始めて3週間がたちました。そろそろ自分の“解き方の棚卸し”してみても良いかもしれません。自分の弱点を「冷静に」見つめ、ちょっとした解答作成における作業工程のマイナーチェンジを検討してみてはいかがでしょうか

 

 

私は文章のストーリーを作るのがとても下手でした。具体的に言うと「論理に飛躍がある」「主語と述語がリンクしていない」という大きな欠点がありました。そのため下書きの時点で「論理の飛躍無く」解答を構成するため、文章の流れを意識してキーワードを抜き出していました。また実際の解答用紙に書く文章と全く同じ文章を下書きし、論理の飛躍が無いかざっと確認したうえで解答用紙に書き写していました。
しかしこのやり方は大幅に時間を消費するため、ほかの部分で“ないじゅか”出来る部分は徹底的に削減しました。

 

皆さん自身も解答を構成する上で“不安材料”必ずどこかにあるはずです。それを一つずつ具体的に消していく作業を意識して増やしてみることも大切かもしれません。人によっては「逆接の接続詞には必ずマルを打つ」「とってつけたような文章は注意する」などいろいろな作戦を持って本番に臨んでいます。単に人のまねをするのではなく「自分に何が足りないのか」を意識して本番に臨む準備をする、そんな取り組みを進めていただきたいと思います。

 

 

まだ時間はあります。ストレート生は階段を思いっきり駆け上がるのみです。
また多年度生の方、私がこの内容を書けるのは複数年勉強したからです。初学者の時はここまでは全く理解していなかったのが本音。2年目以降の方だからこそ、ここから大幅に伸びる、少なくとも私はそうでした。思いっきり最後のスパートをかけぬけてください。

 

 

皆さんの健闘をお祈りします。

 

 

なごでした。
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2015年9月号(発売日 8月27日)月刊企業診断

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なごです。

 
先日は1次試験お疲れ様でした。今はどんな心境でしょうか。合格した人もいれば、不合格だった方も見えるでしょう、仕事が忙しくて思うように勉強が進まず、試験会場にも行けなかった、そんな方も見えるかもしれません。

 

今日は1次通過が叶わなかった皆さんへ、私の体験も含めながらメッセージを書いてみました。

 

===

 

2年前の10月、私は書き終えた答案用紙を呆然と眺めながら、試験時間中にもかかわらず、失意の時間を過ごしていました。すでに敗退は濃厚。自分で自分の文章がいけていないことは分かっていました。かすかな希望を持ちつつ試験結果を待つも、当然ながら不合格。私の勉強仲間も多くが撃沈し、診断士試験のハードルの高さを改めて感じていました。自分自身に自信が持てず、そのあと翌2月までの3か月間、診断士の勉強が全く手につかなかったことを昨日のことのように思い出します。
しかも勉強を再開した2月、3月ですら、新しい勉強道具は使わず、一年前の問題集を使っていました。理由は実際に自分が落ちた時の問題に触れないようにしたかったから。自分自身を意図的に試験不合格という現実から遠ざけていた、そんな心理状況が続いていました。

 

でも試験に落ちたからこそ、これまで出来なかったことを精いっぱいやろう、そう心に誓っていたことも事実です。7科目ある1次試験や様々な記述が必要となる2次試験など、幅広い分野の知識が必要とされる診断士試験と言われますが、実際の試験直前期は、試験対策に手いっぱいで、正直、学びの視野がとても狭まるもの。私も勉強をしながら視野の狭い自分に嫌悪感を抱いていたこともありました。
そのため意図的に試験勉強を中止し、自分の視野を強制的に広げる行動をしたのです

 

まず世の中を徹底的にマーケティングや運営管理の視点で見るようにしました。私のセミナーに来た人は知っているかもしれませんが、コンビニエンスストアの棚に並ぶ商品陳列の配置方法って、ものすごく考えられた配列をしているのですよね。スターバックスとドトールが提供する顧客サービスの違いって、そもそも自社の存在意義というか、企業が存在するための定義から違うため全く違って当たり前なんですよね。

そんな風に物販や飲食を中心に、様々な世の中の動きを徹底的にマーケティング視点で見るようにしました。自分なりに仮説を立てながら「メインの顧客像は…」「商品力だけでなく、どんなシチュエーションだから売れているのか…」「他社との差別化要因は…」なんて考えながら、目につくもの全てを参考書として、生活をしていました。

 

また、これまでゆっくり読むことのできなかった新聞や本なども読みました。ありきたりな話で恐縮ですが、「ザ・ゴール」や「スモールビジネス・マーケティング」、「7つの習慣」などは何度も読み返しました。またグロービスが出している「MBAマネジメントブック」「MBA組織と人材マネジメント」などの書籍も読み、予備校教材としてではない、別視点からのマーケティングや人材管理的な本を読み漁りました。
また多くの経営者の本も読みつつ、ノウハウとは違う「経営者の想い」的な本にも触れ、自分自身が「なぜ中小企業診断を目指そうとしたのか」という本質的な部分について、自問自答を繰り返したりもしました。
これらの行動は結果的に、自分の中で目指すべき目標を改めて明確にすることに役立ったほか、ビジネスマンとしての器、というとおこがましいですが、弱々しかった自分の根底にある「ヒトとしての幹」を太くすることができたと感じています。

 

 

さて私の体験談はそのくらいにして、今後の皆さんの行動について考えてみたいと思います。
今、皆さんはこれまで思いっきり勉強をしてきたことで、二つの財産を手に入れています。

 

一つ目の財産は「知識」
これまで学んできたことは全て社会人にとって、また来年合格するであろう診断士にとって大変重要な知識ばかりです。財務や企業経営理論はもとより、経済は世の中を俯瞰するベーシックな考え方として、法務は問題点を冷静に分析する素地として、また中小は企業を取り巻く環境を知る手掛かりとして、どの教科も大切な財産となるはずです。

 

 

二つ目は「学びを得るための体力」
これまで多くの時間を学びに費やしてきました。数年前なら、テキストを開くだけで眠たくなっていたのが、じっくりと腰を据えて学べるようになってきてはいませんか。それは学びに対する基礎体力が向上し、勉強する体質、学びに対する耐久性がきちんと醸成されたのです。

 

 

この二つの財産を簡単に手放してしまうのは大変もったいない。それほど貴重なものだし、そのために多くの努力を皆さんは重ねてきたはずです。
特に私が貴重だと感じているのが「学びを得るための体力」。知識は少しくらい時間が空いてもまた読めば思い出しますが、学びの「体力」は一度楽をすると、筋力が落ちるのと一緒で、元へ戻すのは非常に苦労します。

 

私は試験不合格の後、本当に勉強したくなかった。テキストを全く見たくなかった。触りたくもなかった。もし皆さんも同じ境遇なら、少し距離を置くのも必要なことかもしれません。むしろ無理に勉強を再スタートをし、ダラダラ勉強をするのが一番いけないことかもしれません。
私は診断士の勉強が本当に嫌でしたが、学びの「体力」だけは落としたくなかったため、本や一般社会での学びに重点を置いて行動することで結果的に自分自身の学びに対する基礎体力を「現状維持」することは出来たと思っています。そして2月になり、勉強の嫌悪感が晴れたと自分自身で割り切れてから、猛烈な一歩目を踏み出すことができたと考えています。

 

残念ながら1次試験で思うような結果を残せなかった方々、しばし勉強から離れることについて、私はそれほど問題がないと思っています。でも、これまで学んできた「体力」を落とさなようにだけは気を付けながら、学びにかける「熱意」をもう一度醸成してみてください。そして自分の心の中で整理がついた段階で、勉強に戻ってきてくれれば充分良いと思います。むしろ他を見ることで、自分自身の人間の幅を広くして、診断士試験のフィールドに戻ってきてくれれば、立派な診断士になれる土壌が構築されたと考えています。

 

診断士に合格すると分かるのですが、合格者は極めて“多彩”で“多才”です。財務面や人事面、生産管理面など多くの特技を持った人たちの集団です。そんな中に入ってから、自分の未熟さにあたふたするのではなく、「自分自身の強みを今のうちから磨くんだ」と意識し、学びとともに自分が持つ特技を磨き、そして視野も広げてもらえればと思います。

 

そして数か月、自分自身の枠を広げた後、1次試験の学びに戻ってきてくれればと思います。またその時には2次の勉強も一緒に始めましょうね。今頃ストレートの人たちはだいぶ苦労しているはず。だったら今のうちから勉強を始めておき、来年8月にはある程度完成させておく、そんな学びの「中期計画」を立ててみませんか。

 

 

皆さんのこれからの過ごし方で未来が変わる。

 

 

そんな想いを幾ばくかでも持ってもらえれば幸いです。

なごでした。
 

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なごです。

 
1次試験が終わり、2次の勉強は順調に進んでいるでしょうか。ほとんどの方が解き方のスタイルそのものが固まらず試行錯誤し、また自分の答えが正しいかわからず疑心暗鬼に陥っている、そんな状態ではないでしょうか。
「解き方は人それぞれ」多くの予備校講師や合格者が口をそろえて言う言葉に対し、「じゃあ一体どうしたら良いんだ」皆さんの叫びが聞こえて来るようです。

 

実は解法は一つです。

 

1 与件文を読み事例企業を把握する
2 設問文を読み質問事項を把握する
3 質問事項に該当するポイントを探す
4 字数制限に合わせて文章にまとめる
5 解答用紙に書く

 

当たり前すぎる内容です。こんな簡単なことを言ってすみません。そしてここから2つの作業を上記の5つの作業に付加します。

 

① 「ないじゅか」で作業を削る
②  弱点を補う作業を追加する

 

 

多くの人が教える「ボクの合格手法」「カンタン合格ノウハウ」は上記の作業を人なりに取り組んだ一事例に過ぎません。特に①、②の工程は自分の実力を鑑みながら進める必要があり、人によってはたくさん削れる項目があったり、むしろ人よりも時間をかけて取り組むべきことがあったりと対応がまちまちになります。そのため「解き方は人それぞれ」という言葉になるのです。

 

では簡単に上記の項目について順を追って見ていきましょう。

 

 

1 与件文を読み事例企業を把握する

 

事例企業は事例Ⅰ、Ⅱ、Ⅲで登場人物が違います。(事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲを横串攻略 BYくれよん)。そして企業の説明がほぼ時系列で紹介してあります。例えばどの事例でもそうですが、創業して企業が成長、順調に規模を拡大するものの、外部環境の変化により苦境に立たされるというシナリオから始まります。
事例Ⅰでは社内の強みによって、事例Ⅱでは自社の強みや協力者の助けによって成功し苦境を脱出します。事例Ⅲは営業と製造とがうまく行かず、問題点が山積み…。外部環境の変化によって、乗り越えているか、まだグダグダなのかは事例によって、また年度の問題によって違いますが、おおむねストーリーは似ています。「起承転転」もしくは「起承承転」のような結論の無い(将来が書いていない)文章で終わることが多いです。

 

※ あと近年の与件文の傾向ですが、最初に創業から成長する企業の概要について話し、中盤で創業時のこと(平成26年事例Ⅰでいうと、社長が創業する前の話)を話し、最後に外部環境の変化を話すなどわざと順番を入れ替えるケースも散見されるようになってきました。例年、予備校等に試験が分析され問題集などが発売されているため、テクニック的なこととして時系列を若干ですが、いじっています。

 
ここで大切なのは時系列を意識できるかどうか、今書かれていることが、どの時期の話題なのかをきちんと把握することが大切です。
昨年(平成26年度)の事例Ⅰを題材に見てみましょう。

 

10年ほど中堅ガラス加工メーカーで勤務
1970年半ばに創業
単発的な仕事を一人でこなす
⇒ 精密ガラス加工技術の関連技術は広がる
⇒ 主力商品は技術革新や代替品の登場で育たず
レーザー用放電管の開発
⇒ 社長のアイディアで自社開発
⇒ 売上が大きく伸張する
理化学分析用試験管のOEM生産
⇒ 最初は良品率40%
⇒ 製造設備の内製化で良品率60%
⇒ 良品率が90%になる

 

 

ではこの中で、
工学博士号を取った人を採用した時
大学院卒の工学博士号取得見込み者を採用した時
中途採用者が課の課長に昇進した時
はいつだろう、と考えるわけです。

 

特に事例Ⅰでは人材の活用がキーワードになります。採用、配置、報酬、育成、評」の視点を「茶化」で覚えましょう、という過去記事もありますが、人材の活用が企業の発展に寄与している、そこを出題者は見つけてほしいわけです。今回の問題で行けば、「研究開発力の強化なくして事業の成長も存続も望めない」という社長の想いがあり、「顧問を務める関連分野の専門家である大学教授や研究機関の研究者からアドバイスを受けてきた」環境からさらに踏み込み「工学博士業を持った社員を5年前から採用し」始めたのですよね。5年前はこのA社にとってどんな時期だったのでしょうか。
「時系列を読む」そんな意識が企業を的確に把握するための大切な要因になります。

 
2 設問文を読み質問事項を把握する

設問文、これは言ってみれば「診断報告書の書き方指南」です。与件文に与えられた事例企業が成長する上でターニングポイントとなった部分や影響の大きい外部環境の変化について聞かれています。解答用紙の紙を見たら、設問文を読まなくても事例企業のおおまかな成長の流れについて分かる、そんな設問になっています。
そのためほぼ設問自体も時系列になっていますね。こちらも平成26年事例Ⅰを見てみましょう。

 

第1問 外部環境について
第2問 A社の創業時
第3問 ターニングポイント後
第4問 良品率が90%に改善した時
第5問 今後の管理施策

 

第1問が外部環境について聞いた後は、ほぼ時系列に質問が並んでいます。そのため上記に記載した通り、時系列で答えも構築していくことになります。

 

では時系列をもう少し深く見てみましょう。
理化学分析用試験管のOEM生産について
良品率が40%の時
良品率が60%の時
良品率が90%の時
この3つの違い、すぐに説明できますか

 

 

今回、第4問で聞かれているのは良品率が90%の時です。「製造設備を内製化した」「段階的に製造設備の改良・開発に取り組み始めた」のは60%に改善したタイミングですよね。そのため第4問で答えると当然ながら誤答となるわけです。それは皆さん、分かると思います。では「製造設備を内製化」する前はどのような状況だったのでしょう。「製造プロセスの多くの手作業」「外注した製造設備を使っていた」などの記述があります。私たちは変化後の状況については結構、着目するのですが、意外に変化前のデメリットについては意識が希薄になることがあります。
今回のケースで行けば、もしかしたら第2問で問われている「A社の主力製品に育たなかった理由」のうちの一つとして、上記のデメリットが使えるかもしれません。少なくとも検討はすべき要素であります。
時系列を意識するというのは、その変化のポイントとなる点を意識することは当然なのですが、変化前と変化後、特に変化前の状況についてはさらっと書かれていることの方が多いでしょうから注意深く意識することが大切になります

 
3 質問事項に該当するポイントを探す

 

設問文、とても分かりづらいですよね。指示語が多いし、どこを指しているのか分からないし、そもそも何を言っているのか分からない…。でも解答を作成していく必要があります。そんな時、ポイントとなる“単語”や“フレーズ”に敏感にことが80分という短い時間で試験に取り組むうえでは極めて重要な戦術となります。
ここでも平成26年事例Ⅰを題材に書いていきますね。

 
第1問 「その背景には」「経営環境の変化」
第1問は経営環境の変化、外部環境について聞かれていますよね。当たり前の事なのですが、意外にここでつまずくケースが多数。A社の事なのか一般的なことなのか、もしくは外部環境なのか内部環境なのか、意識しないと間違えます

 

 

第2~4問「理由」「課題」「要因」
第2問目からは王道の「理由」「課題」「要因」が聞かれています。その他にも「問題点」などの言い方になるときもありますね。この内容が聞かれた時の答え方、皆さんはきちんと区別していますか
他にも細かいところで言うと「述べよ」「挙げよ」の違いは分かりますか
特に「課題」については日常生活で使われる場合の「課題」の意味合いがぼやけていることもあり、間違えている方が多いのも事実です。診断士の中で使われる課題の意味合いは「あるべき姿とのギャップ」なんて言われることが多いですね。そのため否定的な言い方ではなく肯定的な言い方で使われます。
「事例Ⅰで点数が伸びない」というのが問題点であるのに対し、課題は「事例Ⅰで安定的に高得点を取れる学びを確立する」みたいな感じでしょうか。このあたりのニュアンスは意識して身に付けてください。

 

 

第3問「組織管理上の」
A社はどんな組織で運営されていましたか。機能別組織でしたね。機能別組織のメリット・デメリットはなんですか。そもそも機能別組織という単語が出てきた時点で、皆さんは飛びつきましたか?与件文に大きくマルを打ちましたか。
特に事例Ⅰは人事面を題材に扱っていますので、このあたりのキーワードには敏感になる必要があります。そして企業経営理論などで培われた知識も使いながら問題を読み解いていくのです。今回、設問文には「組織管理上の」と明記してあります。そのためこういうキーワードに反応して解答を作成していくことが合格への近道となります。

 

 

第5問「助言せよ」
最終問題に多い「助言せよ」。未来に向けた質問になります。問題文には多く語られていないことも多く、フリーハンドが要求されるような気がする設問になります。事例Ⅰの場合、人事系の話題が多いため、上記に記載した「茶化」などをイメージしながら書くケースも多いでしょう。また事例Ⅱ、Ⅲについては間違いなく問題文に回答に結びつきそうな「問題点」や「ビジネスチャンス」が盛り込まれていますから、フリーハンドでなく、与件文に基づく解答を構築することが大切です。

 

また助言系の問題で「俺の独創的な意見の方が解答として優れている」という意見を多く聞きます。一般的には「独創的な意見は点数が付かない」とも言われています。私も後者に同じ見解です。どうしてでしょうか。
事例企業には実在するモデル企業があと言われています。モデル企業が経てきたこれまでの成長のターニングポイントを抽象的に表現し、問題にしたのが2次試験であると思われます。その場合、実際に成長した実例があるわけですから、設問及び診断士協会が準備した模範解答も史実に沿った内容になっているでしょう。
とすると最後の助言についても現在のモデル企業の状況に類似している可能性が極めて高く、結構具体的な模範解答が存在すると考えられます。具体的な模範解答があるとすれば、その解答に誘導するような記述が与件文にあるはずです。このあたりは模範解答が発表されていないため個人的な私見に過ぎませんが、助言だったとしても、与件文をくまなく探し、助言のタネを探すことが肝要であると感じています。
とりあえず、ざっとポイントについてお話をしました。少し長くなってきましたので4番以降、また個人の裁量に左右される「ないじゅか」及び「弱点補強」についてはまた近日中に記事にしたいと思います。

 

 

なごでした。

 



なごです。

 

一次試験、お疲れ様でした。自己採点を早々に済ませ、今は次のステップへの準備段階といったところでしょうか。一次を合格した人も、合格していた人も、不合格の人でも、ヒトそれぞれにスタイルは違えども、これから2次に向けて精いっぱい努力してほしいと思います。

 

最初にお伝えしておきますが、私は2次を2回受けています。1年3か月(正確に言えば1年目の試験終了から2月までは勉強していないのでちょうど1年くらい)、2次に専念して勉強していたのですが、2次対策としての勉強時間としては、1年は適切な勉強時間であったと思っています。
2次を1年やるのは長すぎるという方も見えると思います。元々、診断士を希望する受験生の方はスキルの高い方は当然ながら多く見えるため、冗長と感じる方のほうがむしろ多いのかもしれません。でも私は1年がとても適切でした。それくらい2次試験は学ぶべきものがたくさんある、自分自身を大きく成長させてくれた試験である、と考えています。

 

逆に言えば、ストレート合格を狙う方は、とても濃厚な学びの時間をきちんと消化しなくてはならず、相当覚悟をもって、ここから始まる更なる坂道を駆け上がっていただきたいと思っています。すでに受験資格をお持ちだったリベンジ組の方は、これまでのアドバンテージを活かしながら最後まで走り切ってください。また1次試験が残念な結果に終わった方も、来年1次が合格すれば、1年2か月後には2次試験を受けるわけです。ここからスタートしておけば、ちょうど1年間2次を学べるわけですし、少なくとも来年のこの時期には十分なアドバンテージが得られるはずです。

(不合格の方の今後の学び方については、別途記事を書こうと思っています)

 

さて皆さんは2次の過去問を一問でも解きましたか?どんな感想だったでしょうか。

 

 

何をしていいのか分からない。
書いてみたけど答えとまるで内容が違う。

 

 

最初の感想は人それぞれでしょうが、共通して言えるのは、「納得感が無く、もやっとした気持ち」そんな不安感に苛まれているのではと思います。

 

そんな中、いろいろな講師の話や書籍を読むと、
「与件文からではなく、問題文から読め」
「最初から解答用紙に書き始めるな」
ちまたにはいろいろなハウツーが溢れています。でもそんな様々なコメントの最後に付け加えられる一言は誰もが一緒。

 

「解き方は人それぞれなので自分でやり方を見つけてね」

 

試験に対応する戦術的なテクニックは伝えながら、戦略的な部分に触れないため本質部分の理解方法は人それぞれ。たしかにそうかもしれないですが、今日は少しだけ違う見方をしてみたいと思っています。

 

 
皆さん、少しだけ考えてみてください。
「なぜ2次試験がこのスタイルなのか?」

 
少しだけ質問を変えますね。
「あなたが試験委員だったら、試験を通じて何を学ばせたいですか?」
答えは試験問題の中にあるはずです。

 

 
まず与件文から見てみましょう。

 
(与件文は例として平成26年事例Ⅰを使いますね。手元にある人は具体的に読みながらイメージしてもらうと良いですね)
企業の状況が過去から現在まで複数の段落にまとめてあります。
皆さん、読んでみて、与件文の素晴らしさにほれぼれしませんか

 

 

あれ?誰もほれぼれなんてしない?それは与件文を試験問題として見ているからではないですか?

 

 

私は先日、実務補習という合格後に実施する模擬診断のような実習を受けてきました。5日間の研修なのですが、初日からいきなり診断先の社長にお会いして企業の状況についてヒアリングを行います。事前に企業を下調べてから訪問するとはいえ、いきなりの社長ヒアリングでどんな質問をしていいのか分からず、結局2時間程度、表面上の聞き取りだけしてその日は終了。後日実習メンバーでディスカッションをしてレポートを提出するのですが、企業の問題点を洗い出すような有効な質問が出来ていなかったため、極めて限られた情報から企業分析レポートを作成するのは至難の業でした。

 

よく考えてみれば、社長も人の子、自分の会社の悪い話は自分からしたくないだからこそ診断士が行うヒアリングって、企業診断をするうえですごく大切なのです。

 

 

私が先日、昨年の過去問を見て「ほれぼれする」と思ったのには、そんな背景がありました。それくらい与件文には、企業の分析をするに必要な良い情報、悪い情報が「時系列に」しっかりまとめてあるのです
例えば会社の創業から、規模、会社が成長してきた経緯、外部環境の変化による経営環境の悪化、その対応方など極めて端的にまとめられています。しかもそれが2ページ半程度という極めてコンパクトな形で。
企業診断の際、こんなきれいにまとめられたヒアリングシートを見せられたら、それは、ほれぼれしますよ。

 

 

では、そんな素晴らしい与件文(たとえばH26年度の与件文だけ)を読んだ後、個々の設問文を読まずに、私から出す問題の解答を考えてみてください。

 
私からの問題は1問だけ。
「この企業の診断をしなさい」

 

皆さんは将来診断士になる方たちです。診断士になると様々な企業に出会いますが、どの企業に出会っても私たちに求められることは一つ“その企業を診断すること”。平成26年事例Ⅰの企業(精密ガラス加工メーカーですね)を診断するとしたら、何を書きましょうか。

 

その企業の外部環境…、
これまでの企業の成長してきた経緯…、
不都合が生じていればそれを改善する対応策…、
自社のや将来に向けた機会などの分析…、
将来に向けてあるべき姿を指し示すこと…。

 

いろいろなことが思いつくはずです。
特にその企業にとってターニングポイントになる場面などは、外部環境、内部環境に何らかの変化がみられるはずですから、そこをきちんと究明することが企業診断には大切になります。

さあ、与件文に対しての「皆さんなりの」企業診断をやってみてください。なんとなく構図だけでも出来ましたか?
では、そろそろ実際の設問文を見ましょうか。

 

第1問
「(省略)増えつつあるが、その背景には、どのような経営環境の変化があると考えられるか、120字で答えよ」

外部経営環境の変化

 

第2問
「(省略)当時の製品の多くがA社の主力製品に育たなかったのには、(省略)どのような理由が考えられるか」

⇒創業時より主力商品を確立できなかった理由の分析

 

第3問
「(省略)A社にとって組織管理上の新たな課題が生じた」

⇒事業領域の拡大に伴って発生した組織管理上の課題発見

 

第4問
「(省略)その後しばらく大幅な改善は見られず横ばいで推移(省略)ところが近年、良品率が60%から90%へと大きく改善している。」

⇒良品率が改善した原因究明

 

第5問
「(省略)どのような管理施策をとるべきか。中小企業診断士として100文字以内で助言せよ」

⇒将来にむけた方策に関する助言

 

 

どうでしょう。これまでの企業を取り巻く経営変化が問題を追うごとに時系列で分析されており、順番に回答を並べるだけで、企業診断書の骨子が書かれていく、そんな印象を持ちませんか。私たちがなにげに解いている設問の一つ一つは、実は企業診断書を作成するうえで書くべきポイントが、設問形式でアドバイスされている、そんな構図になっています。

 

実は診断士試験は、極めてレベルの高い診断報告書を書く練習問題になっているのでは、と私は考えています。設問にしたがって書いていけば、全体を読み返してみたとき、結果的にきちんとした報告書になっている。

 

例えば、ほとんどの問題が時系列になっているし、診断士として指摘すべき企業の強みや弱み、外部環境の変化に的確に言及している。最終的に解答欄に記載された内容だけ見ればその事例企業の実態がわかる、そんな設問になっていると思うのです。

 

(ちなみに模試は、受験生の優劣(点数)をつけるための試験であり、本試験と似て非なる問題ですので、答えをすべて合わせても、全く診断報告書にはなりません。)

 

これまで問題を何問か解かれた人も多いと思います。「このワードはどこで使うのだろう」「何となく問題点があるのは分かるけどどの設問で使えばいいかわからない」
どうしても答えを考えるうえで、ちょっとした単語に惑わされて視点が細部に入り込んだり、試験用のテクニックだけで答えを導き出そうとしたりすると、問題の全体像が見えなくなることが多々あります。

 

そんな時は、与件文や設問文を一度、俯瞰してみてください。全体を見渡し、自分が診断報告書を書くとしたらどのような文脈で構成するか。そんなことを少しだけでも考えてみると、解答用紙に記載すべき情報の全体像が見えてきます。

 

 

最後に。
「聞かれたことに素直に答える」
よく言われる言葉で、わりと実行するのが難しい言葉なのですが、これを実行するためには、全体を俯瞰して解答を考えること、それを意識することで意外とすんなり達成できることが多くあります。

 

まだこの時期は出来なくて当たり前。でも自分なりの考える視点を様々な角度から養いつつ、良い報告書が書けるようになってくださいね。

 

2次試験、この試験の醍醐味を味わえるのは、まさにこれからですよ。

 

なごでした。

 

 

最後に。

 

 

東京、名古屋、大阪にて2次対策のセミナーを開催します。東京、大阪は満員となりましたが、この週末に開催する名古屋は、まだ空きがあります。私も現地にてお話しさせていただきますので、もしお近くで予定があえば名古屋セミナーにもお越しくださいね。

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◆なご&和尚がお届けする、事例攻略のキモ&事例Ⅳ対策!

一発合格道場 名古屋&大阪夏セミナー

 

<名古屋会場>

日時:8月15日(土) 14:00~16:30 (ティータイム懇親会/16:30~17:45 本懇親会/18:00~20:30)

場所:名古屋市内(詳細はお申し込み後別途お知らせします)

会費:500円(ティータイム懇親会はご自身の御茶代、懇親会費は別途会費を申し受けます)

 

<大阪会場>

日時:8月22日(土) 14:00~16:30 (ティータイム懇親会/16:30~17:45 本懇親会/18:00~20:30)

場所:大阪市内(詳細はお申し込み後別途お知らせします)

会費:500円(ティータイム懇親会はご自身の御茶代、懇親会費は別途会費を申し受けます)

「こんにちは、和尚です。

一次試験も終わり、やれやれ・・・
という人、要注意です!

そんなあなた、このなご・和尚の40’sの2次対策セミナーで気合いを入れ、あと11週間を突っ走りましょう。

 

なごからは二次に取り組む上での考え方を、事例の内容をふまえながらお話しします。

和尚からは過去出題傾向からみる事例Ⅳの対策法。

和尚は、次回の8月13日ブログ当番の記事(事例Ⅳに関する記事)とリンクさせてブログでは書けないようなこともお伝えしたい、と思っております。

基本は「財務の基礎」ですが、得意不得意の運の要素、電卓に対する慣れ、等の要素も絡んできます、それに対しての対処法などもお話しできれば、と考えております。

また、皆さんとお会いできることを楽しみにしております。」

 

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なごです。

 

皆さんがこれまで努力を重ねてきた診断士の一次試験が明日、明後日に迫りました。これまで本当に多くの試練があり、そのたびごとに様々な喜怒哀楽があったかと思います。
模試や答練の成績に一喜一憂したこともあるでしょう。独学がゆえの孤独に負けそうになった方もいるかもしれません。

会社や家族の誘いに対し、心を鬼にしながら勉学に励んだ方も見えるでしょう。

恋人や子供、自分がほんとは一番大切にしている人にも、勉強を優先するがゆえに、そっぽを向かれてしまったことがある方もみえるかもしれません。
だからこそ、それらの苦労の上にある、皆さんが学んだ集大成を明日からの2日間で最大限に発揮してほしいのです。決して気負うことなく、最大の成果を残す。皆さんにとって、これまで培った努力の成果をいかんなく発揮してください。あなたならそれが出来るはずです。

 

今、これまでを振り返ってみてください。

明日、このフィールドに立つことができるのは、家族や友人、会社の上司や同僚、あなたを取り巻く多くの人の支えがあったからではないでしょうか

自分に関わる全ての人に感謝し、そしてその期待に応える成果を残すことができるか否かも、あなた自身にかかっています。
自分への宣言、そして感謝の気持ち。

 

今、皆さんの心の中にある思い、それを少しだけこのサイトに書き留めてみませんか
本日は、【OPEN DAY】と称し、皆さんからの決意や思いを少しで良いので、メッセージ欄に書き留めてもらう日とします
そしてその思いに対し、私たち執筆陣もコメントを返したいと思います。

想い、気持ち、宣言、ささやき…。

 

形は何でもよいです。明日からの2日間にかける皆さんのコメントを、どんな形でも構いませんので書き留めてみてくださいね。

 

 

 

 

また試験が終わった日も試験後の感想コメントとして【OPEN DAY】を設ける予定です。皆さんの“今”の気持ち、教えてくださいね。

 

なごでした。



 

なごです。

 

さあ試験まで一か月を切りました。皆さん、準備は如何でしょうか。

最後まで自分自身の学びを進めていただくのはもちろんですが、これから試験が近づくにつれ、直前期の知識の追い込みに時間をかけるのか、今までの知識を整理するのか、自分なりにテーマを決めて取り組むことがこの時期は大切になります。いろいろなことに手を出すのではなく、最善と思うことに全力で取り組む有限な時間を最大限に活用する意識を持って行動してほしいと思います。

 

 

さて今日のテーマは試験委員についてです

 

そもそも試験作成に携わる先生方は何名程度いると思いますか?

 

正解は46名程度の先生方が試験委員(基本委員、出題委員)として在籍をしているようです。

 
今年、その試験委員の方が大幅に入れ替わっていことは、皆さんご存知でしょうか。例年約1割(4名)程度の先生方しか入れ替わっておらず、少ない年だと1名しか入れ替わらないなど、基本的に 試験委員は変動が少ない年が多いようです。でも本年は一気に11名、ほぼ4人に1人の試験委員の先生が入れ替わっている計算になります。
ちなみに5年前の平成23年も10名の先生方が入れ替わっています。ある程度定期的に、大幅な入れ替えがあるようですね。

 

試験委員が変わったということは、作問傾向が変化する可能性があります。例えば平成22年から出題委員になった藤原久嗣先生は労働法規を担当したと推測されますが、その年から労働法規が難化し、専門分野である社会保険労務士試験だとしても高難易度の問題が、中小診断士試験の中で出題されていました。(藤原先生はちょうど前回の26年度までで退任されています)

 

また別の見方をすると、初めての試験委員の方は、感覚としての受験生のレベル感を図りにくく、またいきなり個性を出しづらいということも考えられます。
ちょうど大幅に作問者が入れ替わった平成23年を例にとると

 

【平成22年】
経済 42.5 財務 53.6 経営 57.8 運営 60.0 法務 55.3 情報 60.3 中小 62.9

 

【平成23年】
経済 53.0 財務 54.0 経営 55.9 運営 58.8 法務 62.5 情報 64.5 中小 52.9

 
【平成24年】
経済 62.9 財務 49.5 経営 56.4 運営 61.9 法務 56.6 情報 60.5 中小 62.5

 
【平成25年】
経済 41.9 財務 61.2 経営 52.2 運営 56.1 法務 58.4 情報 70.3 中小 61.0

 
【平成26年】
経済 61.5 財務 47.6 経営 56.5 運営 59.4 法務 54.0 情報 55.3 中小 69.4

 
上記のように、大幅な先生方の入れ替えがあった平成23年は、結果的にかもしれませんが、7科目すべて平均点が50点以上であるという、 “当たり年”でありました。

 

この内容を踏まえ、今年の試験が、難しくなるとか、簡単だろうとか、私の邪推を押し付けようとは思っていません。私から皆さんに伝えたいことは、どんな試験問題が来ようとも動揺する必要はない、この一点に尽きます。

 

試験委員が変わっているのですから、出題傾向が変わるのはある意味当然です。試験が開始され、見たことのない問題が一問目から出題されていたら、笑って次の問題に行きましょう。なぜなら見たこともない問題は、だれにも解けないから差がつかないのです。

 

ちょうど私がこの原稿を書いている本日のページビューが3,500ビュー程度でした。複数回開いている人もいるでしょうから、実際の閲覧受験者数は、どれだけ多くてもざっと3,000人程度でしょう。毎年、受験者数は試験申込ベースで約2万人ですから、ざっと計算して試験会場の中で多く見積もっても15%しか、このサイトで、試験委員の大幅な入れ替えについて情報を仕入れている人はいないと判断できます。

 

実際の試験会場で、1科目目が終わり、トイレに行く途中に、周りの人たちの会話にそっと耳を傾けてみてください。

 

「今年は試験傾向が変わった~」

 

「見たこともない問題ばっかりだ~」

 

会場外の至る所で、毎年、恨み節が聞こえます。彼らは試験委員が変わったことを知らず、見た目の変化に気を取られているのです。でも意外に難易度は変化していない、頭を冷静に、見た目の試験問題の変化を“想定内のハプニング”と理解し、冷静な頭で、次の試験時間に備えてほしいのです。

 

試験は紙一重のところで合否が別れます。ネガティブな感情に集中力が遮られる気が付いたら7科目が終わっていた、なんてことにならないよう、心の負荷に対する想定守備範囲を広げておいてください。心理的な強さも当日のアウトプット能力の最大化には重要な要因です。

 

皆さんの健闘を祈ります。

なごでした。

 

 



 

 

なごです。
診断士1次試験まで1か月を切り、限られた時間の中で追い込みをかけている時期ですね。皆さんの勉強、どのような形で進めているでしょうか。

 

「残された時間は○○時間しかないから、今はただがむしゃらに…」

 

受験者約2万人のうち、7割がたが上記の心境だと思います。ちなみに昨年は約17%が受験会場にも来ていませんので、残されたごく少数(2割弱?)の人たちのみが、現在の立ち位置を客観的かつ冷静に把握している、そんな構図ではないかと感じています。

 

実はこの“立ち位置”の違いが2次の学習(特にスタートダッシュ)に大きく影響をします。ストレート合格をするか、2次を2年頑張るか、ほんの些細な違いで結果が別れる勝負の境目は、意外にもこのちょっとした違いに現れているのでは、と私は思っています。

 

さて、本論に行く前に、まずはこれまで当ブログで紹介した勉強方法について、大手予備校の学習プログラムと重ね合わせながら簡単におさらいをしてみましょうか。

 

 

【昨年~本年3月】
大手予備校では7科目を学ぶ講義形式の授業が行われます。当ブログでも合格体験記を経て代替わり(5代目⇒6代目)をしながら、新たな学びについて各人それぞれのコメントを書いている時期です。
この頃の学習に重要なのは、「橋げた構築」。まずは基礎的な知識を着実に覚え、一旦、強固な知識基盤を作ることでしたね。もしほかの学習を進めるうちに忘れてしまっても、すぐに思い出せるような基礎を固めることが大切、そんな話題が多くの執筆陣の話題から散見したと思います。

 

【4月~5月】
大手予備校では、完成答練という試験形式の授業「怒涛の7週間」。この時期に脱落する人も多数います。講義形式の授業から試験形式の授業へ変化するとともに、ひっかけ問題や盲点を突いた質問など、設問自体の難易度が上がるため点数が伸びず、勉強そのものが苦しくなるのです。
この時期に必要なのは知識を点から面に広げ、学力のレベルを全体的に上げる「鶏がら勉強法」。単なる「暗記」から流れを「理解」することに軸足を移し、知識の広がりを支援していました。
具体的には≪渾身シリーズ≫≪マイベスト記事≫などのテーマで、執筆陣が、各々の観点から学びを提供していたかと思います。

 

【6月~7月】
予備校では一次試験を迎えるにあたり模試を実施します。まずは受けさせて試験に慣れさせると共に「ここまで来れば、あと一か月で合格できるよ」と受講生全員を後押しします。
当ブログでは試験本番と意識して、それこそ食べるものから、当日読むファイナルペーパーまで意識させる徹底ぶり。420点を意識するどころか、500点越えを狙わせます。

 

【7月直前期】
予備校では最後の追い込み、そして意外にも超直前期は、本人に全てを任せた“放置”となります。またオプションなどで最後の学生支援をおこない、これまで学んだ集大成として一次試験を本人の絶頂期で迎えさせる、それが予備校のスタイルです。
当ブログでは、模試前まで徹底していた知識を広げる学習方法から一転、一日に複数科目を学ばせる「試験当日に向けた頭の切り替え」学習や、これまで学んだ知識を確実なものとする「知識の完全定着」学習。中小などの覚えにくい単純暗記を脳の余剰スペックで対応する「丸暗記」学習など短期的に効果の出る手法に転換します。

 

 
さて、両者のもっとも大きな違いはなんでしょうか?

 

 

「420点」と「500点」へのこだわりの違い?

 

 

私は違うと思います。

 

 

では何が違うのかというと、“最善に仕上げる時期が違う”と私は考えています。誤解を恐れずに言えば、予備校は一人でも多くの方に一科目でも多く合格してもらうことが企業としての目標であるはず。模試の結果が悪くても、叱咤激励しながら全員を1次試験会場まで連れて行き、直前まで最善を尽くせるようあらゆる手段を尽くしつつ全力疾走をバックアップしてくれます。
それが予備校で学ぶ受験生の特権であるし、否定するつもりもありません。

 

でもこれをやると試験が終わった途端、ホッとしてしまう人が確実に一定数いるんですよね。頑張った自分へのご褒美として、しばしの休息をするにはお盆はもってこいのタイミング。7科目合格しなかった友人に「すごいね」と言われ、家族に「よく頑張ったね」と言われて余韻に浸る。

 

 

あれ?そこ目標の最終地点だったっけ?

 

 

当ブログは、予備校の模試で420点を大幅に越えるよう毎年煽ります。それを達成するのが至難の業であることは執筆陣一同、百も承知なんです。例えば420点越えを達成するために、コンスタントに週25時間以上の勉強時間を確保し続けるなど、相当自分自身に負荷をかけなければいけません。

 

 

でもそうやって負荷をかけることでメリットが3つあります

 

一つ目は、強い学習耐性が構築されること。8月からの2次の勉強は、1次免除の受験生を交えて、今まで以上の激戦になります。そんな中、本番でなく模試までに420点を越える実力をつけた受験生は、相対的に瞬発力のある学びの土壌が醸成されます。そのため短期間で実力向上を課せられるストレート生でも、10月までに確実に合格圏内まで実力をアップすることができるのです。

 

二つ目は心に余裕をもって1次試験に臨むことができること。自分を信じて、心に余裕を持った状態で試験を受ければ、例えばうっかりミスやちょっとした見落としを回避することができるでしょう。また隣の席の貧乏ゆすりに、過剰に反応することも無い。

 

三つ目は、1次を通過点として認識することができること。1次の心理的ハードルが下がれば、2次を意識しながら1次試験に取り組むことができます。1次試験終了後、すぐに次の行程(2次の学習)に進むことができること。実はこれがのちのち、大きな違いとなります。

 

例えて言うなら、世界陸上の時、100m走で優勝候補の選手は、予選の最後10mは後ろの選手を見ながら、流してゴールしますよね。彼らは予選を走りながら、すでに本選の事を考えて、体力を温存しながら走っているわけです。皆さんで言えば、2次を見据えて1次を走る、そんな感じでしょうか。

 

 

先日の模試で420点を越えた人は、今までのペースで、慣れた問題集などを使いながら本番までの知識の定着を図ってください。60点に届かなかった科目を中心に学びを深めながら知識の定着を目指してくださいこれまで学んできたペースを落とさず、努力を重ねることが2次の勉強開始の際、役に立つのです。

420点を越えなかった人は、ここからが勝負です。点と点の知識を線、面展開できれば一気に得点が伸びます。ここから思いっきり走ってください。

 

 

そして試験3日前、自分自身を俯瞰するのです。「よし、大丈夫だ」と。

 

このリラックスした気持ちが持てるかどうかで、試験終了後の行動が分かれます。当日は自分の持っている実力を、紙面上にマークして置いてくるだけ。マークシートなので、誤字脱字、字の汚さは関係ない。実力に対して不確定要素は最小限なわけです。

 

そう思いつつ、1次試験を終えた人が、当たり前のように」2次試験の勉強をすぐさまスタートさせることができるわけです

 

こんな直前期で、こんな全体を俯瞰するような大きめな話題を提示してすみません。でもこの時期だからこそ、自分の実力、立ち位置、そして学びの原点である皆さんの初心などを少しだけ思い出してもらいながら、最後の時間を大切に過ごしてほしいと思うのです。

 

一人一人の歩んできたこれまでの学び。必ずや実を結ぶと信じています。
皆さんの健闘を期待しています。

 



 

なごです。

 

予備校の模試が終了し、皆さん一喜一憂の時かと思います。何が出来て、何が出来なかったのか?試験結果だけでなく、疲れや眠気、集中力の維持に問題はなかったか?部屋の気温、隣の人の貧乏ゆすり、自分を惑わす様々な要素に負けず対応できたか?すべてが当日もあり得ることであり、その上で出た今回の結果は真摯に受け止める必要があります。
そのため、すぐに結果が分かる今回の模試は、現時点の立ち位置を知るための最高・最速の評価資料であると言えるでしょう。後日送られてくる模試の順位や通り一辺倒の予備校コメントは無視して、まずは今の自分の実力と正面から向き合うことが大切です。

 

最近、仕事が忙しく勉強が滞っていた。
7科目進めるのが大変で中小は出来てないけどしょうがない
4科目にもなると解くのが疲れて途中眠たくなったよ

 

言い訳を言い出せばきりがない。でも出来なかったこと、実力が出せなかった理由があれば、この際、すべて出し切ってみよう。それは決して逃げでもなく、弱気でもなんでもない。全てはこれから本番までに克服すればいいこと。問題なのは、自分の弱点から目をそらし、勉強を頑張っている自分に「ボクは本当はもっとできる子なんだよね」と甘えてしまうこと。自分自身の弱さに目をつぶるのではなく、本当の自分自身と対峙し、今だからこそ自分自身の“弱さ”の棚卸をしよう。そして苦手なところをこの後の期間で徹底的に補強しよう。

 

 

では、その上で本日は二通りのコメントを。

 

 
【420点を越えた方】

 
予備校模試は例年、本番試験よりも若干難易度が高い傾向があります。その中で420点を越えたことは、正直、自信を持って良いし、このペースで頑張ってほしいと思います。でも誰でも7科目あれば、大なり小なり取得点数にデコボコがあるはず。点数の高い科目は間違えた問題を丁寧につぶし、出来なかった科目はどこが理解できていなかったのか、出題範囲も含め自分自身の弱点をきちんと確認することが必要

 
このタイミングで全体的に60点をクリアしていれば、ストレート生でも2次試験のさわりくらいは始めても良いかも。でも決して深入りは禁物です。基本は1次を通過することが大前提です。できれば合格点を大幅に超えて1次突破する方が、将来に対する果実は確実に多いと思っています。

 
その上で一つだけ本試験に向けてアドバイスです。今回、いろいろなトラップが試験問題の中にあったかと思います。ひっかけ問題、分かりにくい二者択一、聞いたことのない範囲からの出題等…。でも本試験を経験している私たちから見ると、予備校の考えた模試のDEレベルの問題も、言ってみれば想定内の範囲なんです。だってあまりにも唐突な問題を出すと、通学生の皆さんから「それって○○○(予備校名)のテキストに出てないじゃん」と言われるからです。予備校の先生方が、今年出題されるだろう内容を網羅して作ったテキストで勉強しているわけですから、予備校の先生方が作成する試験問題は、テキストに準拠したような問題にならざるを得ないジレンマの中で作られた試験問題

 

そのため大幅なひねりを加えた難易度が高そうな問題があっても、全く見たこともないような突拍子もない出題はしてこないはず。例えて言うなら、予備校の模試は、「優等生が作った見栄えの良い難しい問題」なのです。難しいと言ってもひっかけ方が想定の範囲内だから、それなりに慣れた予備校通いの受験生なら何となくでも解いてしまう。そのため、全体的に平均点を下げるために、通常のABランクもちょいと難しめに設定してあります。

 

 

でも本試験は違います。まず作問者が違う。本試験は予備校のテキストとは関係なく、どこから問題を作成しても良いため、予備校テキスト内容をまったく無視した見知らぬ問題が、当たり前ですがたくさん出てきます。そのため受験生は皆、「完全に想定の範囲外だ」と動揺するわけです。言ってみれば「天才が好きそうな奇想天外な問題」が入っていたりする。しかも問題の最初のほうに。受験生は皆、そもそも解法が思いつきません。でも結果的に出題者は、そもそも想定している平均点をきちんと受験生にとらせる必要があるため、毎年、平易な問題もたくさん織り交ぜてあります。とすれば

 

本試験は、知らない問題が(模試と比較して)たくさん出るけど、そのぶん簡単な問題も多いはず

 

と今回の模試を通じて本番試験の傾向を推測できるのです。そうすれば心にも余裕が出来て、実際の試験時にも余裕を持って取り組めるはずです。

本番当日、1科目の経済終了時に試験会場のいたるところで聞こえてくる

「今年は試験問題の傾向が変わった~、難化したぞ~」

と嘆く周囲の受験生をよそに、次の科目に精神を集中させる。当たり前の実力を当たり前に発揮するための心の準備、気持ちの余裕。そんな状態を作るための予行演習である今回の模試は、いろいろな意味で本番さながらの練習台として活用すべき項目は多数あったはずです。

また「模試で合格点を越えたんだし、私は必ず合格できる」という自分への自己暗示は残りの時間を過ごすためには最高の良薬でもあります。でも油断は禁物ですからね。

 

 

【420点に届かなかった方】

 
当たり前だけど、ここからだよね。当たり前だけど、ストレートで1次を合格しようね。

 

まずは自分自身に問いかけてください。ストレートにこだわる理由はひとつ。科目合格を狙う場合、来年の自分を苦しめることにもなりかねないからです。なぜなら、得意科目が合格して、苦手科目だけが残った場合、挽回するのがとても難しいですよね。私の場合、得意科目だった企業経営理論、運営管理共に得意だったにもかかわらず本番で失敗して50点台でした。なんとか他の科目に助けられて1次はストレート合格できたのですが、今、思い返しても科目が少なくなるのはリスクが高いなと思います。得意科目ですら失敗すると落としてしまうのですから、それが苦手科目ならなおさら。そう考えてこれから先、今自分に出来る最大限を尽くすことが必要です。

 

特にこれからの時期は、受験生にとって大幅な点数の上昇が見込める大切な時でもあります。なぜならストレート生で点数がいまいち伸び悩んでいる場合は、基礎は出来ているけど、模試特有の変化球に対応できていない、言ってみれば“場数が足りない”ことによる伸び悩みのケースが多いからです。だからこそ、これからの努力如何で結果は大幅に伸びる、そう言えるのです。

 

でもその代わり自分自身の現実を直視した最善の努力が必要。自分自身に妥協したかどうかは自分自身がしっかり見ている、だから自分に偽らず全力でやる、そんな気持ちが大切です。

 

 

そんな中、もし模試の点数が40点を下回っている場合は、考え方を少しだけ変えてはどうでしょうか。まずは40点を目指すことで不合格ラインからの脱出方法を考えましょう。この段階から全部の論点を完ぺきにすることは必要ないです。このタイミングで今できることは、ABランクを固めた上で、Cランクの問題を出来る限りをきちんととること。必ず受かる、そのために何が出来るのか。そんな強い意志を持ちつつ、自分自身がどこで点数を稼ぎ、どこで失点を防ぐのか、客観的に自分の実力を見直す。まずはABランクの過去問を繰り返す、隙間時間でスピ問を解き直す、重要論点を整理する。今からどれだけ自分自身の必要時間を削って勉強時間を最大限捻出したとしても、来年一年間同じ勉強をすることを思ったら少ないものです。だったら8月まで死に物狂いで頑張ろう。ここまで来たのなら絶対受かる、自分自身を信じてあげる、そんな思いがこの時期は結構大切だったりします。

 

 

【ここからはみんなに】

 
試験時間の空き時間は何を見ていましたか?試験前10分間に何を読むのか?ファイナルペーパーと呼ばれる資料、皆さんは持参していましたか?そういう準備が、これからの皆さんには結構大切です。
また、お腹がすかないためにどうしたか?集中力を持続するため眠気防止にはどうしたか?

 
ちょっとした小手先の準備だけで、当日の大幅な点数アップは見込めません。でも動揺しないための心の準備、そのためには用意周到な対応が何よりも必要なのです。気持ちの揺らぎは数点の点数ダウンにつながる。自己採点して419点だった場合の自分を今日だけ想像してみてください。もう一年間、同じ勉強しなくてはいけない自分を想像してみてください。ちょっとした気の緩み、何気ないハプニングでも人は大きく動揺するもの。たった一問の動揺でも、7科目集めたらすごい点数になりますよね。4点問題が7問分なら28点分が加点(減点)されるわけです。だったら事前に出来ることがあれば、すべてできることを準備しよう。万全の態勢を持って当日を迎えよう。今ならまだ時間があります。

 

 

 

過去を振り返っている暇はない、あなたの勝利は目前にある。

 

なごでした。



なごです。

予備校が行う模試が直前に迫ってきました。皆さんは受験されますか?仕事で忙しい方、遠方の方など受けられない方も見えるかと思います。でも受けることができる方は、今回の模試を最大限に生かしてください。自分自身の現時点での実力を正確に測る最大のチャンスです。

 

今回、7科目を2日間で行います。集合時間から試験時間、休憩時間も本番と一緒。問題の難易度もほとんど同じなら、周りに座っている受験生も本年の診断士試験を受ける本物のライバル。科目も経済から始まり、一日目は運営まで4科目が続きます。

 

ストレート生の中には、初めて一日に4科目と対峙するという方も見えるかもしれません。自宅で解く4科目とは緊張感が違うでしょう。近年に経験したことのない異様な空間に身を置いていると感じる方も見えるかもしれませんね。でも模試とは言え、試験に対する受験の条件は全員一緒です。
また、忙しい中で試験を受ける時間を捻出するのが精いっぱいの方もいると思います。よく受験できるように日程が調整できましたね。素晴らしいことです。でも厳しいことを言えば、忙しさの中で試験を受ける、その条件も周りの受験生と同じ、そして本番のあなたと同じなんです

 

だからこそ、模試当日に向けて準備できること、周りと差がつけられることがあれば、すべて周到に準備しましょう。消しゴムは万が一に備え二つありますか?シャーペンは芯が詰まったとき用に2本以上ありますか?そんな些細なことでも万が一を考えるなら、模試である今回から準備しておくべきです。
夏だから皆さん薄着ですよね。試験会場は空調が強い(効きすぎ)場合があります。予備校の校舎はまだそのあたりは配慮してあり大丈夫なのですが、大学校舎など本番の時は寒いくらいの場合も。特に女性は羽織るものを持って行った方が良い場合があります。
またこれは二次試験で私が体験したことなのですが、二次試験はストレート生が応募できる期間よりも先に多年度生が応募できるため、受験番号が前の方は2年目以上の受験者ばかり、後半はストレート生が多く混ざるといった受験生の物理的属性に差が出ていました。

 

一年目の時、たぶん周りはストレート生が多かったのですが、電卓が携帯用の小さいものを使っていた人が結構多かったのです。ハンディタイプの電卓は桁数が8ケタ程度しか入らず、2次試験には不向きなんですよね。試験会場に行ったとき「この人たち、たぶん(準備不足で)落ちるんだろうな」と思いました。(私も落ちましたが(笑))
ちなみに2年目の時は、受験番号が早かったので、周りには多年度生しかいませんでしたが、きれいに全員が12ケタの電卓を使っていました。今回は1次模試なので電卓は必要ありませんが、そんなちょっとした準備の差で、実は結構、スタート時点から差がついてと思うのです。

 

このサイトの読者には、そんな些細なことで、点数を落としてほしくないのです。先日の道場記事にもありましたが、たぶん数点の差で相当数の方の合否が別れる試験です。今回の模試は、準備を手ぬかりなく行うための実地訓練と心得、必ず準備を本番さながらにしてください。

そこまでやっても実際当日になり忘れていたことや、改善すべき点が一つや二つ、出てくると思います。私は朝食べるパンの種類やおにぎりの具材なども、当日と同じイメージで同じ場所で買い、ドリンク類は常温にしてお腹を壊さないようにするなどの配慮もしました。実際にそうしたほうが良いということでなく、たぶん私は試験日と全く同じ状況を自分で作り出すことによって、当日、余分なことを考えなくても済むようにしたと思います。

 

その上で試験に全力で向かってください。

 

すべての判断基準は一つ
「当日の自分ならどう対処するか」

 

単に問題をすべて解くだけでなく、難しい問題も意図的にスルーなど、本番さながらの対応をしてください。2択で迷った時の判断方法、あとから見直して迷った場合に回答を書き直すか否か。突拍子もない問題に対して、冷静にキーワードを見つけられるか。もし出来ない科目があっても次の科目に引きずらない精神状態。すべての状況判断が勝利への重要な要因になります。

 

さらには1日目と2日目の間の使い方休憩中の身体と脳のほぐし方昼食後の眠気への対処法など、すべてにおいて気を遣いながら、自分自身の体験として書き留めておくと実際の試験日に必ず役に立つでしょう。実際の試験日に「今日が本番だ!」と過度な力が入りすぎることも想定できます。もしそういうタイプの方だったら、今回、あえて思いっきり気張って試験を受けてきてくださいね。
それらすべての状況判断に対する結果が、良くも悪くも残りの日数をどう過ごすかの最適な判断材料になります。そのためすべての準備を万端にすることで試験結果に対する「自分自身の逃げ道」を確実にふさいでおいてください。だって当日戦うのは、ほかの誰でもなく一か月後の自分自身なんだから。

 
模試は模試でなく、本番は本番でなく。

 

皆さんの健闘をお祈りしています。

なごでした。



なごです。
勉強もそろそろ中盤戦から終盤戦に近づき、戦い方も少しずつ変化する時期となってきました。これまでは知識を増やす外向きなベクトルだったと思いますが、これからはこれまで蓄積してきた知識を整理し、的確にアウトプットできるようにする内向きなベクトルに学びのスタイルが変化していきます。

 

そんな中、皆さんの心の中に一つの疑問が。
「ファイナルペーパーって作る必要があるの?」

 

今日は、これについて考えてみたいと思います。

 

これまで当執筆陣のコメントの中でも、幾度となく「ファイナルペーパー」という言葉が出来てきました。でも「必ず作るべき」という意見と「作らなかった(時間が無かった)」という意見が混在していたかと思います。

 

現時点で、皆さんはファイナルペーパーの位置づけをどうとらえているでしょうか。

 

まず、ファイナルペーパーをきちんと定義しましょう。
実は、2種類のファイナルペーパーが存在すると私は考えています。

 

一つ目は「自分専用 重要論点まとめ」型ファイナルペーパーです。
実際の試験直前、自分なりにまとめた重要論点を短時間できちんと見直すための資料。自分なりに重要論点をまとめて書いているため、知識がそもそも定着しており、知識の呼び起こしには十分効果があります。
またファイナルペーパーを作ること自体が、自分なりの知識の整理につながることや、ファイナルペーパーを作るたびに過去に作成したページが繰り返し目に入ることで記憶が定着しやすなど、作成することの利点は多数。過去、多くの執筆陣が作成を推奨するのもうなずけます。
でも一つだけ欠点も。それは誰しもが感じている「作成に時間がかかる」ということ。実際市販されている問題集は、それはそれなりに秀逸なものが多く、きちんと論点がまとめて記載してあります。限られた時間の中で作成すると、どうしても自分が作るファイナルペーパーは情報量満載とはいかず、内容が相当偏ったものになりがち。その折衷案として、既存テキストなどに自分の足りない知識を書き込み、参考書自体をファイナルペーパーとして利用している人も多数います。
実際の試験当日はファイナルペーパーもそうですが、昼食や女性の方だと上着など、結構試験会場に持ち込みたくなるものはたくさんあります。厚いテキスト4冊を持ち込むのはそれ自体、結構大変だと思いますので、最終的に知識を集約する一冊は、テキストを活用するならこの冊子、と早めから事前にイメージしておくと良いかもしれませんね。

 

実は、ファイナルペーパーには、もう一種類あります。
それは「自分専用 ありがちうっかり確認メモ」型ファイナルペーパーです。
試験直前に読む内容としては、実はこちらのほうが、私は大切なんじゃないかと感じています。

 

(例えば1次)
・正解を選ぶ選択肢なのに、うっかり間違い文を選ぶ癖がある
・疲れてくるとメモ書きの字が汚くなり、数字の0と6を読み間違える
・会社分割の問題は早とちりしがち、注意!!
(例えば2次)
・計算問題の端数処理を毎回、間違える
・「しかし」の逆説接続詞に続く箇所に注意
・文字数が多い設問は文字の殴り書きをしがち、読みづらい

 

当たり前なのですが、試験前は誰もが浮足立っています。知識系を試験会場で直前まで新たに詰め込もうとしても限界がある、というかやめた方がいい。これまでの自分の努力を信じて、「ここを注意すれば大丈夫だからね」と自分に言い聞かせてあげる、そんなちょっとしたマインドコントロールが結構大切だったりします。
意外にも「マークするときに一列ずれてマークしていた」「問題冊子に自分の名前を書き忘れた」など試験当日は、結構多くの人が普段では考えられないミスを犯します。実際、私の受験したすぐ近くの方も、試験終了後、名前を書き忘れたので答案を返してほしいと食い下がっていましたが、却下されていたようです。
ほんの数点で合否がわかれる診断士試験。そのためには自分が失敗しがちな項目について、少しでも凡ミスの可能性をつぶすことが大切です。
過去に失敗したミスを、メモ帳に書き出しておく。私も事例Ⅳの時、「端数処理の桁を間違えない」というメモをずっと読んでいたにもかかわらず、ミスをした思い出があります。でも途中で自分の「うっかり」メモを思い出し、見直してミスを直すことができた。そんな紙一重の中で結構多くの人が戦っているのです。
ちなみにこのタイプのファイナルペーパーはすぐには作ることができません。新規で作ろうとしても、自分のミスの傾向は書き出しにくい(そもそもそれがきちんと把握できていたのなら、ミスをしない)ため、普段から「あっ、また間違えちゃった」と思ったたびごとに、間違えた傾向を書き出しておくことことで、実際の本番に役立つ自分のためのバイブルになります。

 

知識の礎、ミスの撲滅。診断士試験は自分を成長させてくれる糧。自分の傾向を知り、万全を期して当日に臨んでくださいね。
それが「自分を信じる」につながります。
なごでした。

 



 

なごです。

 

大阪セミナーが昨日、終わりました。わざわざ足を運んでいただいたみなさん、本当にありがとうございます。狭い会場でしたが、皆さんとの距離が近く、熱意を肌で感じられる感覚が私たち道場スタッフにもありました。今回のセミナーが少しでも皆さんのお役にたてることができれば幸いです。

 

さて、私のマイベスト記事、これはなんと言っても「まっきーの事件簿」シリーズでしょう。これまで道場記事は、各科目、特定のテーマを絞って説明していく記事がほとんど。そんな中、人の心理状況やその時々の心の動きを端的に描いたこの「まっきーの事件簿」シリーズは過去6年間の記事の中でも特異な部類。 でも誰しも学びに不安を持つこの時期、皆さんの不安やとまどいを一人称で紹介しつつ、ゴール地点を見つけていく。やらかした感満載の記事ではありますが、結果的にストレートで合格を勝ち得たまっきーの描く事件簿シリーズは、皆さんに共通する課題とその解決方法がきっと散りばめられているはずです。 怒涛の七週間の中、勉強に行き詰ったとき、進捗を実感できないときなど、一度、心のリフレッシュを含め、読んでみてくださいね。

 

経営法務の点数が伸びないんだけど… ⇒

「【経営法務】まっきーの事件簿:file01」

 

実は中小も点数が伸びないんだけど… ⇒

「【中小経営・政策】まっきーの事件簿:file02」

 

あれれ、得意のはずの企業経営理論も点数が怪しいんだけど… ⇒

「【渾身・経営】まっきーの事件簿:file04」

 

いまいち運営管理に苦労しているんだよね ⇒

「【渾身・運営管理】まっきーの事件簿:file05」

 

今後が何となく不安だったりするんだよね… ⇒

「【直前期】まっきーの事件簿:file06」

 

最近、勉強がなんだかうまくいかなくなってきた… ⇒

「スピ問の次は過去問布教活動」

 

どうですか?楽しんでいただけましたでしょうか(笑)

 

 

6月に入り、勉強のギアを一段階あげる時期になってきました。実はこの時期が、年間の勉強スケジュールの中でももっともつらい時期でもあります。

全然、正解にたどり着けない

どの科目も自信がない

もう今年はダメかもしれない

 

誰しもが感じる漠然とした不安。そう思ったのなら、勉強を始めた当初を思い出してください。

財務の問題集、数ページをこなすのに何時間もかけていませんでしたか?

法務の単語が、全く暗記ができなくて四苦八苦しませんでしたか?

経済の教科書を開いた途端、面食らっていませんでしたか?

 

皆さん、実はしっかりと成長していますよね。   先日、ある図書を読んでいたところ「定義を更新する」という文字を見つけました。受験勉強初期、すごく苦労して解いていた問題が、今では簡単に解ける、自分自身の限界が、徐々に広がっていく感覚。日々の演習の中で誰しもが一度は経験しているのではないでしょうか。

皆さん自身の診断士試験に対する「定義」。最初は雲の上だった難関試験が、気が付くと、着実に身近なところまで近づいてきていませんか。それは、無意識のうちに、皆さんの診断士に対する「定義」が更新されているからだと思うのです。

 

だからこそ今日は私から、皆さんへの提案。

 

これからは意識的に「定義を更新」してください。

 

〇〇できたらいいな。

〇〇点、取れならいいな。

合格できたらいいな…。

 

から

 

「一次(二次)試験で〇〇点取って、中小企業診断士になる」

 

と定義を「明確に」変更し、そのために自分自身できることを改めて具体化し、勉強のアクセルを踏んでほしいのです。

 

私は診断士試験は、山登りにすごく似ていると思っています。 山登りの前半戦は、うっそうと木々が生い茂る森の中を歩いているのと同じです。周りを見渡しても、森が見えるだけで自分がどのくらいの高さまで登ってきたか、実感することはありません。

でもある程度の高さまで登ると、高い木々が次第になくなり、見渡しの良い景色を眺めることで、自分の登ってきた山の高さを実感することができます。

周りの眺めを見渡すことができる、自分の実力を客観的に見ることができるのは、実は予備校の実施する模試だと私は考えています。

また、今の時期、点数が伸び悩む方も多く見受けられます。でもある程度、試験に対する感覚をつかんでくると、一気に得点力がアップする人が増えるのもこの時期です。

 

学びのアクセルを、この時期だからこそ意識的に踏み、模試で結果を残すことで、実際の試験に向けて自信を構築する。

 

あと1か月後に迫った模試。もし受けることができるのなら、そこを近未来の目標として全力で努力してみてくださいね。

 

では、本日もはりきってまいりましょう。 なごでした。



 

なごです。

 

本日は、都市計画について。この分野は生産管理と店舗・運営管理のはざまで、比較的、毎年出題されるにもかかわらず、正答率が低い分野でもあります。丸暗記するには、奥が深くすぎること、労力の割には出ても1問程度しか出題されないため、予備校の授業等でも軽く扱われがちな分野です。
実際の出題傾向を見ると、難解な選択肢の中に、すごく分かりやすい誤答が混ぜてある場合が多く、知っていると即答できのですが、如何せんその他の選択肢が分かりづらく、すべてを深追いするべき内容でもないため、毎年切り捨てられているのが現状かと思っています。

そんな食わず嫌いが多い分野である都市計画について、今日は表面上だけの知識をさらっと学んでみましょう。

実はこの程度の知識だけで、さらっと解けるのが広く浅い知識を求められる診断士試験の魅力であり、こんなことまで聞かれるのが診断士試験の怖さであると感じています。
===ではスタート!!===
【都市計画法】
住みよい街づくりを行うための法律。そのための必要性のある場所を「都市計画区域」として、都市計画法で規制を行う。
規制するのは、街づくりを進めていく区域と抑制する区域。

 

 ⇒ 進めていくと抑制するがキーワード
市街化区域」…すでに市街地となっている区域、もしくはおおむね10年以内に優先的に市街化を図る区域
市街化調整区域」…市街化を抑制する区域

 

 

でも街以外の便利な場所(例えば郊外のインタチェンジ付近とか)もきちんと規制しないと、行政の目が届かない場所で、乱開発が進む可能性あり。そのため都市計画区域以外でも「準都市計画区域」を指定し、行政が規制をかけられるように指定。
要は県や国が、地域の開発を自分たちで規制したい。開発のハードルを事前に設けておけば、行政が知らないところで勝手に開発できない。市街化を進める」「抑制する」「インター付近を規制する」の3種類を頭の中でイメージできれば大丈夫。
ここで過去問を。

 

平成22年 第21問
都市計画法に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア 市街化区域とは、すでに市街地を形成している区域及びおおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街地を図るべき区域をいう。
イ 市街化調整区域とは、おおむね10年後から段階的かつ計画的に市街化を図るべき区域をいう。
ウ 都市計画区域は、一体の都市として総合的に整備し、開発し、及び保全する必要がある区域として、原則として都道府県が指定する。
エ 都市計画法は、国土の均衡ある発展と公共の福祉の増進に寄与することを目的としている。

 

上記の内容が分かっていれば、即決で誤答はイ。ちなみにウの設問はいやらしい。地域のことなので国がいちいち判断するのは広すぎる。そのため原則は都道府県が指定するが、県をまたがっているときは国土交通大臣。このレベルでひっかけるとDEレベル。このレベルではひっかけてこないのが浅く広くの診断士試験。もし出てきたらこんなのは誰も解けないので笑ってスルー。

 

===ふたつめの話題===

 

【用途地域】
これは皆が毛嫌いする項目。知っていればびっくりするくらい簡単な設問でも、はなから毛嫌いしていると、DEレベルに早変わり。

 

上記の「市街化区域」(街づくりを進めていく場所)は、市街化を進めていくための規制。

さらに市街化区域を細分化しておけば、各々の条件に合った適切に規制がかけられるため個々にルールを設定。

それが「用途地域」。その「用途地域」には12種類あり、すべて暗記が必要。その用途をすべて丸暗記、、、、する?

… ほとんどの人がここでフリーズ。12種類も丸暗記出来ない、よね …

 

 

というわけで、丸暗記するための脳の空き容量は他の科目に使いましょう。ではここではポイントだけ、さらっと行きますよ。

 

 

用途地域は3種類。住宅系、商業系、工業系。基準は二つ。

 

住宅系…人が住むための規制をかける、基準は閑静かどうか。

商業系…ルールは緩い。

工業系…工場を作るための規制をかける、基準は危なくないかどうか

 

これだけ知っておけば、解ける問題があります。びっくりするくらい実は簡単だったり。

 

あとは「住宅系」「商業系」「工業系」の≪閑静度≫と≪危険度≫の程度によって分類分けがされているだけ。さらっと分類分けのレベル感を把握する。

 

●住宅系
第一種低層住居専用地域」…“第1種”、“低層”と言う通り、一番基準が厳しい。低い家じゃないといけないし、うるさくてもいけない。閑静な高級住宅街みたいな。
第二種低層住居専用地域」…第1種と違うのは、150㎡までの店舗が設置可能。コンビニとか喫茶店とかなら、そんなにうるさくないし建設可。

⇒ ここまでがひとくくり「低層」「専用」がキーワード

 

 

第一種中高層住居専用地域」…低層じゃなくても良くなった。さらに大学や病院なら、賑やかさも許容範囲。多くの人が使うし、少しばかりはうるさくなるけど建設可。
第二種中高層住居専用地域」…1,500㎡までの店舗や事務所を建てても可

⇒ ここまでがひとくくり。「中高層」「専用」がキーワード

 

 

第一種住居地域」…専用という言葉も無くなった。3,000㎡までの店舗も可
第二種住居地域」…パチンコ店も可、カラオケボックスも可。もはや基準はだいぶ緩め。
準住居地域」…道路沿いのイメージ。それなりにうるさくても平気

⇒ ここまでがひとくくり。「住居」だけど「専用」の文字が“無い”

 

 

たくさんあるように見えるけど、「低層・専用」「中高層・専用」「それ以外」の3種類がある、のレベル感でおおむね理解。順番に規制が緩くなる。

 

 

●商業系
近隣商業地域」…商店街のイメージ。映画館や小規模工場も建築可
商業地域」…駅前繁華街のイメージ。デパートや風俗店も可、一番基準が緩くて何でもアリ

 

⇒ 下記の「準工業」とあわせて3つが最も規制の緩い部類と記憶。
●工業系
準工業地域」…下町の町工場のイメージ。生活もするし、工場もあるし。
工業地域」…工場を推進するということは、人が住みにくくなるということ。住居はいいけど、学校やホテルが立てられなくなる
工業専用地域」…コンビナートのイメージ。もはや人が住むとトラック等の出入りで危ない。そのため住宅や店舗も建てられない。安全性が必要なものは規制をかける。

 

住宅系から商業系に近づくにつれて閑静度合いが低下し規制が緩くなる。逆に工業系に入ってくると、危なくなるため、住居関連の規制がきつくなる。

 

そんなイメージをおぼろげながら持てれば十分。

 

では、上記のイメージを頭に思い浮かべながら、どの用途地域に何が建てられて、何が建てられないか、具体的な事例で例題を。

 

住宅…住まいは必要だから、ほとんどの用途地域で建築可。だけど、プラントがある「工業専用地域」だけはトラックの出入りで危ないからダメ。大規模工場を推進するには人の出入りを制限する。
小学校…人が住んでいる場所には基本的に必要だから、ほとんどの用途地域で建築可。でもトラックが行きかう「工業地域」「工業専用地域」はトラックが通るため危ないからダメ。「工業地域」は生活するための住宅は良いけど、人が集まる学校は危ないから建築不可。
大学・病院…大学生や救急車はうるさいから(?)「工業地域」「工業専用地域」のほか、閑静な「第1・2種低層住居専用」もダメ。
診療所…病院だと救急車の出入りなどうるさいだろうけど、小さい診療所程度ならうるさくないし生活に必要だろうからどこでも建築可。
神社・教会・派出所…うるさくないし、みんなが必要(?)だから、どこでも建築可。

 

…。

 

そろそろ苦しくなってきましたね。知識はこの程度で十分でしょう。ではこのあたりで知識の深堀りはやめて、実際の試験問題を見てみましょう。

 

平成25年 22問
都市計画法に関する説明として、最も不適切なものはどれか。

ア 映画館やアミューズメント施設などにも、大規模集客施設として、大規模小売店舗と同様の出店制限がある
イ 商業地域とは、商業その他の業務の利便性を増進するために定められた地域であるが、住宅や小規模の工場も建てられる
ウ 店舗の床面積が150㎡以下の小規模店舗であれば、第1種低層住居専用地域へ出店することができる
エ 床面積が1万㎡を越える店舗の出店が可能な地域は、原則として近隣商業地域、商業地域、準工業地域の3地域である

 

どうです、難しいですか?

(ア)賑やかな施設は住居系で規制を受けそう。

(イ・エ)商業地域は規制が緩そう。

(ウ)第1種低層住居専用地域は、たしか基準が最も厳しいはず。

で何となくでもあたりがつけられれば、ゴール(正解はウ)にたどり着けると思います。ちなみに専門的な試験だと、床面積が1万㎡まで平気か超えたら建てられないかなど、具体的な数値まで覚える必要がありますが、診断士試験だとまずそこまで聞かれません、聞かれたら、その時は、ほかの選択肢が簡単か、誰にもこたえられないレベルなので、笑ってほかの設問をきちんと確認しましょう。
===説明はここまで===
まったく食べずに過ごすか(食わず嫌い)が、少しだけかじってみるかで大きく違う診断士試験。深追いは禁物の世界ですが、上記の内容くらい頭に入れておくと、もしかしたら簡単にワンマークが取れるかも。そんな気付きになればと思い、若干重箱の隅をつつく話題でしたが掲載させていただきました。

 

 

この時期の努力は、1か月後に大きな成果となりますよ。今はまず、答練や過去問で前進してくださいね。

 

なごでした。

 

 



 

なごです。

 

5月から当サイトでは【渾身】シリーズと称し、各執筆陣が思い思いの角度から1次試験の各科目について、解説を行っています。ちょうど1次試験まで100日を切り、皆さんの学びも本格化するこの時期、少しでも“気づき”はありますでしょうか。

 

そんな中、この時期は大手予備校の2次模試が実施される時期でもあります。実は2次試験本番まであと半年。意外に時間はありません。皆さん、模試は受験はされましたか?受験された方は、どんな印象を受けたでしょうか?それなりの手ごたえを持った方、まったく分からなかった方、様々な印象だったのではないでしょうか。

 

今日は、連日続く1次試験向けの渾身シリーズを一旦お休みして、2次対策の話題に触れたいと思います。実際の模試を受けられた人はその内容をイメージして、受けていない方は、過去問を、どの年度でも構いませんので一度解いてみてから、読んでいただければ幸いです。

 

===

 

まず今回の2次模試、実際に受けてみた感想はいかがだったでしょうか。特に本年度から診断士試験の勉強を始めている初学者の方は「本番さながらの2次試験は今回が初めて」という方も多いのではないでしょうか。

時間が足りない、文字が書けない、そもそも何をしていいのか分からないまま終わってしまった…等、人により感想は様々です。また模範解答と見比べながら、解答とは内容が若干違うような気がするが、自分なりの理論でマス目はきちんと埋めることができた、そんな人もいるかもしれませんね。

 

まず今の段階として、2次試験の大まかな全体像をつかむことができれば、第一段階はおおむねクリアしていると考えられます。

文字量が多い文章を短時間で読み、なんとなく苦労の跡が垣間見える企業の問題点や解決策を考える。制限時間の短さや慣れない直筆での疲れ具合などをまずは経験してみてください。また、周りにいる慣れた雰囲気の方々が、マーカーを何本も駆使したり、試験開始とともに問題冊子を破っていたりと、テクニック的なヒントも発見できたのなら上出来です。まずは結構、ハードルの高そうな試験であることを肌で感じることが大切です。
実際、1次試験が終わった後、達成感というか脱力感で8月を棒に振ってしまい、10月の2次本試験に準備が間に合わない人を何人も知っています。そのため、1次終了後、すぐにロケットスタートを切れるように、2次試験に対する危機感だけは持っていてほしいと思います。

 

さて、ここまでが試験の一つ目の活用方法です。ほとんどの人がここまでで満足するでしょう。今日は、さらに少しだけ踏み込んだ模試活用方法です。

 

 

実際の模試終了後、試験問題を持ち帰っていると思います。その試験問題をもう一度見直し、時間をかけて構いませんので、与件文(2ページ強の問題本文のこと)を一度、下記の要素に分解してみましょう。

 

・ 過去の(成功した)事実
・ 創業時より変化する外部(内部)環境
・ 現在の企業が抱える問題点
・ 今後成長できる自社の強み

 

具体的に上記に該当する箇所(キーワード)を見つけてみてください。実際、予備校によってはSWOT分析を実際の試験時間内の中で実施するよう指導するところもあるようですね。私はそこまでは(試験時間が限られているため)必要ないと思っていますが、上記のキーワードは常に意識するようにしていました。

またそのキーワードが抽出できたのなら、問題文(設問のこと)のどこの部分でそのキーワードを使うのが適切なのか考えてみてください。
特によくあるミスとして、時間軸がずれた回答をしているケースがあります。問題文の中で過去の事実について聞いているのに、回答で使用したキーワードは現在の事象だった、そんなつまらないミスが、特に初学者に多く見受けられます。

 

なぜこのような要素の抽出を提案したかというと、実は、どんな2次試験の問題でも基本的には与件文の構成が同じだからです。

 

1 企業が創業し成功する(規模が拡大する)
2 外部(内部)環境の変化により、今まで機能していたことに不具合が出る

 

あとは改善したかどうかなど、結果だけ書かれていたり、具体的には明記されず問題になっていたりと事例ごとの違いや年度により様々ですが、基本的は与件文の中盤あたりまで1と2の内容が何かしら書かれています。
そしてその1と2の文章の合間に、自社の強みがさらっと書かれている。全体的にはそんなストーリーで構成されています。そんな与件文の“型”を意識してほしいのです。予備校の模試は、実は少し分かりづらいのですが、実際の過去問を見ると如実にその文章構成の“型”が分かります。
その“型”を知る練習をしてみてください。少しでも「なるほど」と思う部分があれば、十分模試に行った甲斐があるというものです。

 

もう一つの模試活用方法、これはもう少しあとの時期になります。
たぶんご自身が想像する点数とかけ離れた得点が、結果とともに後日郵送されてくるはずです。点数の高低は、現時点では全く関係なく、落ち込む必要はないです。私も2年間、一度も平均点以上あったことがありませんし、2次模試の結果が上位常連者で、2回とも2次試験を落ちて三回目の挑戦をしている人を知っています。

 

私がここで提案するのは、一つだけ。それは自分の国語力の客観的な分析です。
自分が書いた文章を久しぶりに読むと結構、第三者的に読むことができます。

一文一文の主語と述語が適切に呼応しているか。キーワードを織り込みすぎて、文章として適切な言い回しになっているか。文章が長すぎないか。そもそも分かりやすい(読みやすい)文章になっているか、など自分の書いた答案を客観的にみてほしいと思います。

 

その時、文章が読みやすいかどうかの判断は、素人の人が読んでもわかる内容であることが基準です。

なぜなら、診断士試験は、将来の診断士を育成するための試験。私たちは、将来の企業診断報告書を書く訓練をしていると言えるからです。
経営を担う社長でも文章を読むことは得意でないかもしれません。ましてや診断報告書であれば、社長以外の人たちも読むことがあるでしょう。社長に対してプレゼンしながら説明するのなら、分からない部分について質問を受けながら対応できますが、すべての診断報告書の閲覧者に対して口頭での説明を付属するわけにはいきません。

そのため前提となる知識が乏しくても読むことができる文章にする必要があり、そのためには当たり前のことをきちんと書くことが大切なのです。

 

あなたの書いた答案の中で、文字数制限の関係で主語を安易に抜いている箇所はありませんか。内容や因果関係に飛躍はありませんか。そもそも他人が読むのですから読みやすい丁寧な字でマス目を埋めていますか。

 
もし自分の解答用紙を久しぶりに眺めてみて、不安が感じられるのなら、文章の要約などにも取り組んでみるのもいいかもしれません。人によっては日経新聞の春秋を要約して文章作成能力を養っている人(多年度生ですが)もいるようです。
私は新聞の要約まではやりませんでしたが、会社で業務を行う中、どんな書類でも文章の起承転結を意識し、第三者が見ても内容が理解できるような、主語述語を省略しない文章作成を心がけるようにしていました。初学者は、新聞要約などまで踏み込むことは一次対策との兼ね合いもあるため推奨できませんが、日常業務の中で主語述語を意識することくらいなら出来ると思います。
また、過去問等に取り組む時、文章を書く際は必ず20文字で改行することを意識し、毎回数えながら書く練習をしました。そうすることで本番、文章を毎回数えなくても、だいたい指定した文字数に収まる文章を書くことができるようになりました。

 
そんな風に模試を徹底的に活用することで、皆さんの実力が少しずつ養われていくわけです。初学者の方にとっては、これから一次に向けて集中する時期ですし、二次は合格してからでも十分間に合うと私は思っていますので、二次の勉強に深入りする必要はありません。

でも、模試という皆に与えられたチャンスに対し、周りよりも少しだけ有意義に活用するヒントとなれば幸いです。
どれだけ長くても、今年度はあと半年が勝負。明日の結果は今日のあなたにかかっています。

 

なごでした。



 

 

なごです。

ゴールデンウィークに入りましたね。今年は例年より休日の並びが良く、若干なりとも長いため、勉強にはうってつけな期間となりますね。

「あれ?あっという間に終わってしまったよ」

とならないように、ここから勉強のギアをあげて、精一杯頑張ってみましょうか。

 

 

 

そんな皆さんに、本日は今後の勉強方法について簡単に書いてみたいと思います。
大手予備校ではそろそろ「怒涛の7週間」と呼ばれる時期がやってきます。これまで予備校では一科目を3週間から長いと1か月以上をかけて、同じ科目を単元ごとに学び、そしてひとつの科目の勉強がすべて終わってから試験形式の答練を行ってきました。そのため数週間で限られた範囲の勉強を丁寧に少しずつ進めればよかったわけです。
でもこれからは企業経営理論、財務、運営と週に2科目ずつ、試験形式の授業が始まります。ひねりのある問題も含んだ試験形式の「完成答練」は、これまでと違い比較的難易度も本番に近く、これまでの勉強スタイルでは対応できないケースが多いのです。
これは独学生にも言えることだと考えています。今まで、知識のインプットに時間をかけていたと思われます。ひと科目ずつ順番に知識を構築する(橋げた構築)作業は、比較的科目ごとに集中して勉強を行っていたかと思います。
でも実際の試験は2日間の間に7科目をこなします。勉強も一科目ばかり集中して対応しているとほかが疎かになるため、試験の直前期は一日で複数科目を勉強するスタイルになっていきます。
その過渡期として、今後は比較的短いタームで勉強をしていく形に移行していきます。イメージとしては、人にもよりますが1週間に1~2科目くらいでしょうか。もしまだ手が付けられていない科目があるなら、まずはそちらを攻略してください。一番いけないのは、法務を勉強しながら「企業経営理論が不安なんだよな~」と一つの科目に集中せず、気がそぞろの状態で勉強を進めること。勉強のつまみ食いでは、何を食べてもあとに記憶が残りません。まずはきちんとした橋げたを構築することです。
そして、その次のステップとして、少しずつ学びのスパンを短くする勉強のスタイルへ移行していただければと思います。

 

 

 

でも正直、なかなか思うように勉強がはかどらない、そんな方も多く見えるでしょう。結論から言うと今の勉強の積み重ねが、近い将来、多くの人が経験できる大幅な実力アップの礎になるのですが、その成長直前期は、夜明け前の暗さのように一番自分の実力が把握しづらい時期でもあります。

 

そのため道場では、明日から【渾身シリーズ】と題し、各執筆陣が各々の得意分野等で皆さんに1次試験の学びを提供できるよう、科目ごとに記事を書いてまいります。また【マイベスト記事】と銘打ち、過去に掲載された秀逸な記事や執筆陣が実際に影響を受けた過去記事などをチョイスしつつ、これも皆さんに学びを提供できればと考えています。

 

 

これまでも過去問やスピ問など、皆さんは各種参考書などを駆使しながら勉強に取り組んでいただいていますね。今はまだ、問題を解いては、その答えがあっているかでどうかで一喜一憂する日々だと思います。でも複数回解いていると、だんだん知識が蓄積され、過去問もある程度までは正解できるようになってきます。
そうなってきたら、今度は「鶏がら勉強法」と言われる勉強方法を意識していただきたいです。鶏がら勉強法とは、過去問などを解いた場合、正解に該当する知識だけなく、不正解であるほかの選択肢、そこがなぜ間違っているのか、また実際の正解はどういう答えなのか、周辺知識も過去問を解きながら考えてほしい、そんな概念です。過去問を単なる力試しだけに使うのではなく、何度も解きなおすことによって、様々な知識を重ねていく、そうすることで実際の試験当日、ひねりが入っている癖のある難問に対しても、臆することなく対応できる知識の厚みを醸成することができるのです。

 

 

 

また1次試験まですでに100日を切りましたが、まだまだ勉強の本番はこれからと思っている人も多いかと思います。でも実は、今後、1次試験が近づくにつれ、少しずつ勉強の質を変えていく必要があります。例えば1科目集中で勉強した場合、どうしてもほかの科目の知識があいまいになったり、しっかり暗記した部分すらおぼろげになったりする経験はありませんか。そのため試験直前期は複数科目の勉強を短いタームでこなしながら、知識の忘却を防ぐ守りの勉強体制になります。知識の大幅な上昇は見込めませんが、取りこぼしの無い知識の定着を図る、そんなイメージです。
そのため時間のある今の時期に橋げたをきちんと構築し、とりがら勉強法で知識の定着を図ってほしいのです。その目安ですが、特に怒涛の7週間が終わる6月中旬が一つの目安かな、と個人的には思いますが、そのあたりまでに知識の定着を図り、7月初旬の予備校模試が受けられるのなら、そこまでに一旦、勉強を仕上げてほしいのです。
予備校模試は、ある意味、予備校の実力を判断される試験でもありますので、各校、全力をもって実際の試験レベルに準じた模試を作成しています。そのためこの模試を活用して自分の力を客観的に測ることがおおむね可能です。できれば予備校模試までに、自分自身を一旦仕上げることで自分の実力を測れる体制を整える。そうすることで模試の結果を踏まえ、そのあとの1次試験までの直前期の自分の勉強方法を再構築することも可能となるのです。
ちなみに試験直前は、これは模試受験直前も同様と考えていますが、頭の中で7科目をまんべんなく整理することに努めることが大切です。Eランクの問題を深追いするのではなく、自分がすでに構築し終わっている知識をもう一度見直し、Cランクまでの問題を確実に得点する体制を整えるのです。逆に言えば、この時期に新たな知識を詰め込むのは中小企業の丸暗記部分など最小限にとどめる必要があります。
そのためにはどっぷりと一科目に集中できるのはこの怒涛の7週間が最後であり、7週間で7科目ということは、1科目1週間程度の時間しか残されていないと考えることも出来ます。

 

 

そんなの大変、思われる方も多いかと思います。でもこの時期に知識を固めることは将来への試験対策としては、極めて重要です。まずは今、自分に出来ること、勉強可能な時間を再度チェックしながら、今後の勉強の計画を練っていただきたいと思います。

 

重ねて申し上げますが、今後、このサイトでは渾身シリーズやマイベスト記事などを掲載しながら、皆さんに学びを提供していきます。またそれ以外にも、勉強に向けたちょっとしたコツなど各執筆陣が思い思いの内容を掲載していきますので、楽しみにしていただければと思います。

 

今日という日を大切に。

 

なごでした。

 

 

 

 

 

 

 



 

 

「おーい、こっちだよ。」

 

保育園児くらいだろうか、小さな子供を連れた母親がミーティングルームに入ってきた。集まった人数は大人が6名、子供がふたり。今日は先日、私が赴任した職場のミーティングだ。現場長になって2週間がたち、職場のみんなとのコミュニケーションを取りたいと思って始めた企画。24時間営業の赴任先店舗は、今思えば当然なのだが、ずっと営業してるため全員が一堂に会せる時間が無く、皆が情報を共有するミーティングも時間を何回かに分けて実施する。今回は夜勤者ばかりを集めた会だ。
ミーティング開始は朝8時。夜勤明けのメンバーもいれば、このために休日でも集まってくれたメンバーもいる。何の気なしに集まるように指示を出したものの、通常夜勤者は朝8時にはとっくに帰って自宅で仮眠に入る時間。また一人の夜勤者の女性は休日にもかかわらず、子供を連れて参加してくれていた。いつもの出勤時間と違う時間帯でのミーティングのため、預ける先が無くてやむなく連れてきたのだろう、自分の配慮の無さにしばし落胆する。

「今日は集まってくれてありがとう」

みんなの視線が自分に集まる、表情は真剣だ。
考えてみれば当然だろう。新しい現場長が赴任して、その一存で今後の店舗の運営方針が決まる。良い店長であれば売り上げが伸び自分たちの給与が上がるかもしれない、使えない店長なら売り上げ降下、最悪閉店だ。みんなが私の言葉に敏感なのも当たり前だ。

 

みんなの真剣なまなざしに一瞬ひるんだ私は、その表情を悟られないようにと、目線を目の前で無邪気に走り回る夜勤者の子供たちの姿に向けた。その瞬間、ふとした言葉が頭をよぎったのだ。

 

「俺がこの会社で失敗したら、この子たちを路頭に迷わすことになるんだよな」

 

店舗を任されたということは、そこで働く従業員はもちろん、パート社員全員、そしてその家族に対しても少なからず影響力をもつことになるだろう。自分自身に甘えは許されない、無邪気な子供の表情を見ながら、ここで精いっぱい頑張るんだ、と一人心に決めたのだった。

 

それから3日間、早朝から夜まで、寝る時間以外は職場で指揮をとった。自ら接客の最前線に立ち、お客様と対応する日々。誰よりも努力し、誰よりも率先して声を出して商品の販売に努めた。でもその時、ふともう一人の自分が、私にささやく。

 

「これを続けていても、本当に会社は良くなるのか?お前は、本当にこの会社の将来像が見えているのか?」

 

一人で努力して、そのうち周りはついてきてくれる、自分の姿を見て、周りは学んでくれる。でもそこには何か言葉では言い合わらせない違和感があったのも事実。それがなんだかわからない。もし、自分がどう行動すべきか、客観的に説明できるような力が自分にあったのなら…。

 

===

なごです。

今回、最初に変なことを書いてしまい恐縮です。自分自身、40歳を目前としつつ、学びを目指した一端を当時を思い出しながら書いてみました。私にとって、目の前にいる仲間のために自分自身ができること、それを突き詰めた一つの答えが診断士受験でした。そしてその学びを通じ、自分自身の想いはさらに大きくなっていると感じています。
企業にとって人は財産であり礎です。でも中小企業にとって、潤沢な人材に恵まれているケースはほとんど無い。多くの場合、様々な仕事を少ない人数で兼任しているため、日常業務に追われ、本当にやるべき業務が手から溢れています。しっかりと考えれば利益を生み出せるのに、もしくは人さえいれば環境が改善するのに、対応しきれていない企業がたくさんあります。

 

やる気があってもどうしていいか分からない

商品を誰にどう売っていいのか分からない

売上は上がっているのに、なぜか日々の資金が足りない…。

 

そんな中小企業の手助けが出来るのが、私は中小企業診断士だと思っています。また中小企業支援だけでなく、企業内の様々な問題を解決するために、自ら考え行動できるのが(企業内)診断士だと思っています。実際、私が合格してから出会った方々の多くが、日々たゆまぬ努力を重ね、自社の発展ために活躍されています。

想いややる気はあっても何をどのよう行動して良いのかわからない経営者に対し、私たちは的確なアドバイスを与えることによって、成長を支援するのです。
皆さんはなぜ診断士の扉をたたきましたか?人のため?自分自身のため?それとも私たちが住むこの街のため?診断士を目指す皆さん一人一人に、大なり小なり志があり、達成したい夢があるのではと思うのです。診断士試験は単なる通過点に過ぎません。私は仲間を守る知識が欲しかった。職場を運営するための知恵が欲しかった。目の前で無邪気に遊ぶ子供たちの将来を守るために、だからこそ勉強に没頭したと言っても過言ではありません。

 

私が公表している勉強時間には実は通勤中の勉強時間が含まれていません。マイルールとして、勉強机に着席して勉強した時間のみカウントしていたからです。また2年目は過去問5年間分を13回転、さらにもう5年遡った過去問も複数回解きました。回数を重ねるごとに文章の質が上がっていくのが分かり、特に6回目からは毎回、気づきがあったと記憶しています。要領よく試験を通過するテクニックなどはどうでもよく、自分自身を成長させるため少しでも多く勉強したかったのです。

 

ちょうどゴールデンウィークが目前ですね。これまでの勉強の遅れを取り戻そうと計画を立てている方も見えれば、苦手科目をつぶそうと考えている方も見えるかもしれません。私の例を出して恐縮なのですが、サービス業に勤務しているのでゴールデンウィークは毎年全出勤、代休もありませんでした。だからゴールデンウィークで勉強できるといっていた人に対し「絶対負けない努力を平日でやろう」と心に決めていました。今、この記事を読んでいる方で、もしゴールデンウィーク出勤の方が見えるのなら、周りのライバルは恐れるに足りません、たかだか3日間程度の休みが増えるだけです。でもライバルは前に進むわけですから、計画を立てて負けないプランを立ててほしいと思います。

逆にしっかり休める人たちはしっかり学習を進めてくださいね。ゴールデンウィークを休めない人たちは結構、闘志を燃やしているので、さらっと過ごしてしまうとむしろマイナスになりますよ。

 

ゴールデンウィーク直前期だからこそ、なぜ自分が診断士を目指すことにしたのか、自分自身が目指す場所を、もう一度思い出して頂きたいと思います。私の原点はミーティングを実施した時に来てくれたお子さんの笑顔です。皆さんが思う原点、これから新たな勉強のステージに進んでいただくために、学びとは関係ない話題でしたが、お話をさせていただきました。

 

 

皆さんたちに残された日は、一次試験の日まであと106日です。

 

 

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なごです。
桜の季節が終わり、葉桜をはじめ新緑がきれいな季節となりました。暖かい日が続く中、たまに気温の下がる日もあり、ちょっとした気のゆるみが体調不良を起こします。これからの時期、体調管理には気を配ってくださいね。

 

さて、ストレート合格を目指す方は1次試験の各科目に取り組んで見えることと思います。そろそろ1週目のゴールも遠目に見え始めており、日々努力に余念がない、そんな時期ですよね。まずは頑張って目の前の科目をクリアしてください。この時期、まずは一歩ずつ前進すること、それが合格への一番の近道です。

 

 

そんな中、今日は昨年、残念な結果に終わり、今年に勝負を賭けている方たちへのメッセージです。

 

 

1次試験終了後、8月から10月まで必死に2次試験を勉強したと思います。そしてその結果として出た判定結果。皆さん自身の実感は如何だったでしょうか。予想通りの結果でした?

 

ちなみに私は一年目「ACCA」でした。

 

試験後の私と言えば、後悔ばかりが先に立ち、2次の問題を見ることにずっと拒絶反応。4月ごろまで勉強するのも自分の受けた年の過去問が載っていない1年前の問題集を使っていたくらいでした。

とは言っても自分自身の現実逃避というのは分かっていましたので、まずはC判定だった事例Ⅱ、事例Ⅲを必死にやったのですが、これがどうもうまく行かない。この時期はずっと試行錯誤を繰りかえす日々。

 

 

で、ふと思ったんです。

 

 

「そもそも俺の解き方って、これでいいんだろうか?」

 

 

それまで問題文だけ最初にさっと目を通し、あとは与件文から回答に該当すると思われる文字をピックアップし、回答を構成していくスタイル。予備校で教わった解き方を忠実に守っていました。

 

 

でも何度解いても、模範解答と見比べるとキーワードの漏れはたくさん、回答根拠も使うところがバラバラ。はっきり言って、回答の精度がまったく定まっていないことは自分自身が一番分かっていました。

 

 

でも、あと一年もあるんだから、そのうち打率も上がるだろうと現実を直視していなかったのが現実。でも自分の中でこのままではいけないだろうということは、うすうす気が付いていたと思います。でも予備校の解き方から離れるのが怖かった。

 

 

でもこの時期、もう一度、自分の中での≪回答作成のプロセス≫を、ゼロから作り直してみようと思ったのです。

正確に言えば、予備校の先生に言われたことのまねをするのではなく、自分自身の回答方法を考えてみよう、と。

昨年8月から構築した自分なりの回答のお作法をいったん捨てました。

 

 

 

そのうえで、まず越えなくてはいけない自分の不得手な部分は2か所。

 

  •  分かりやすい文章が書けない(文脈に飛躍がある)
  • キーワードの抜き出しが下手

 

そのため問題文を最初に読み、与件文を読む前に回答文の構成を想像、文章の骨組みだけを先に組み立てるという、解き方の作法を変えてみたのです。また構成を頭で考えるだけでなく、具体的に余白に四角いマスを何個か書き、その上に例えば

 

「誰に対して」

「どんなことが起こり」

「何が変化したため」

「どうなったか」

 

のように、具体的な起承転結の文章項目を、与件文を読む前に枠組みだけ作ってしまい、そのあとから与件文を読んでキーワードを探しに行く形に変えました。

こうするとキーワードの抜出漏れが少なくなることはもちろん、私自身の弱点であった文章としての抜け、理論の飛躍などによる迷文(?)が無くなり、意味不明な文章構成が格段に減りました

 

皆さんに私自身の解き方が合うとは到底思いません。

 

 

 

でも一つだけ言えるとすれば、

「今の解き方で本当に大丈夫か?」

と自問してみることも、今の時期なら必要なんじゃないかと思うのです

 

 

野球で言えば、1次試験終了後、とりあえず固めた打撃フォームで、オープン戦(予備校模試)もそこそこに、いきなりの実践でヒット(合格答案)を打てるストレート生も確かにいます。

 

でも、それが出来なかったのなら、今こそ打撃フォームを再度見直し、最も自分に合ったフォーム(解答手段)を手に入れてほしいと思うのです。それがあと半年ある多年度生の最高の強みでもあります

 

 

先日の日経新聞にも王貞治選手の記事が連載されていました。3年目にしてやっと見つけた一本足打法。開眼した瞬間、ボールが急に飛ぶようになったとの内容。

 

 

まさに今、今年の2次試験に向けて努力している皆さんと同じ状況なのではと思っています。

 

 

私が打撃フォーム(回答方法)を改良したのは正確に言うと6月でした。そのあと練習を重ね、自分なりに納得がいくスタイルが確立できたのが9月末。

 

もうすでに模試などは終わり、試せる場は本番の1回のみでした。多くの方が2次対策で1年は長すぎると言われていますが、私にとってはむしろ短すぎるくらい。それくらい中身の濃い1年間の学びだったと思っています。
今の勉強、もし迷いがあるなら、一から見直してみるのも良いと思いますよ。今なら解き方のプロセスを作り直して、いろいろ試行錯誤して、自分のものになったころ、ようやく8月くらいでしょうからね。

 

 

自分にとって最良のフォームを、皆さん自身で見つけてください。

 

その努力は必ず報いられると信じています。

 

 

「今日も努力の貯金をしていますか」

なごでした。

 

 

 

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一発合格道場の読者の皆さま

いつも、道場ブログをご覧いただきありがとうございます。

 

さて先日、東京でのセミナー開催の告知をさせていただきました。

また九州でも新たな旗印が立ちました。

 

では、こちらも!!ということで、

 

名古屋セミナーを開催いたします。

 

 

主催は名古屋(近郊)在住の「なご」と「紫雲和尚」。その他東京からも5代目、6代目が集結します!!
平成27年度の試験日程はまだ発表されていませんが、1次試験は、例年8月上旬。

このセミナーを開催する4月25日からは本試験までは、だいたい100日あまりです。

また昨年より2次試験を目指している方は、そろそろ折り返し地点でもあります。

 

 

・勉強は予定通り進んでいますか?

 

・苦手科目はありませんか?

 

・一人で勉強方法について悩んでいませんか?

 
我々一発合格道場のメンバーが、この時期の過ごし方や勉強方法のアドバイスなど、普段のブログ記事だけではお伝えきれないことをお話します。また、皆さん一人ひとりが抱えている悩みや不安、疑問点に、一発合格道場のメンバーが直接お答えします。
さらに、独学や通信で学ばれている方にとっては、合格まで共に励まし合える仲間をつくる場としても。さらに他の受験生がどの程度のレベルなのかを肌で感じることができる良い機会でもあります。
この春セミナーで、合格に向けて、大きなアドバンテージをぜひ掴みましょう!

 

開催概要

日時   2015年04月25日(14:30~16:30  受付開始14:15)
開催場所 愛知県名古屋市
(場所の詳細は、申し込み時に記入したメールアドレスにご連絡します)
参加費  無料
定員   15人(先着順)

内容
第1部(14:30~15:30)
プレゼンテーション

①診断士試験“この時期の心構え”


②財務のキモ・日常生活を試験勉強の糧にする方法とは?

第2部(15:30~16:30)
グループディスカッション

事前アンケートに基づく一発合格道場メンバーとのお悩み相談

 

 

ふるってのご参加、お待ちしております。
セミナー終了後、懇親会も行います。セミナーでは聞けない本音の話が聞けるチャンスでもありますよ!こちらもご参加を!

申込みはこちらから

 

 



 

「暗記3兄弟と仲良くしてますか?」

 

情報の三文字略語に四苦八苦しながらも、そろそろ予備校生は養成答練を迎える時期。財務や運営管理などの主要3科目に続き、難関経済もクリアしてきた受験生にとっては、難しいながらもなんだかホッとする情報。

なぜならすんなりと学ぶ≪記憶≫に徹すれば、変化球も少なく、古典的・王道的な問題が頻出である出題傾向である情報は、努力に応じた素直なリターンが見込める得点源科目だから。

 

 

まずはおさらい。前の記事にも記載してある通り、暗記三兄弟を制するオーソドックスな勉強の流れは下記の通り。

 

 

≪記憶≫…単語や言葉の意味などベーシックな基本事項を覚える

≪理解≫…基本的な単語の知識を基に、内容を理解し記憶を定着させる

≪丸暗記≫…理解を越えた自分自身の感覚と違うものを直前に設問ごと覚える最後の力技

 

 

情報は比較的、≪記憶≫要素だけでも回答できる部分が多く、これまでの難関科目をクリアしてきた皆さんなら、比較的すんなりと過ごせたのでは。

でも今度の法務は≪記憶≫から≪理解≫までの学びを多用する科目。特に≪記憶≫で毛嫌いが出ると一気に苦手科目に陥る可能性大。逆に≪記憶≫をクリアできれば、≪理解≫は容易に進み一気に得意科目に出来る貯金シリーズ。

 

 

その分岐点となる視点は下記の2点。

  1. 専門用語は、単なる言葉の道具と割り切る
  2.  民法、会社法、知的財産権など頻出出題範囲を把握

これが分かれば得点荒稼ぎ。

 

 

具体的に言うと。

1  専門用語は、単なる言葉の道具と割り切る

難しい言葉が並んでいるように見える民法。でも実際は「ヒトに関する決めごと」が書いてあるだけ。そのため基本的には人道的な判断と民法判断はだいたい一緒なので、言葉の意味さえ把握できれば、結論は案外感覚で判断できる。

そのため簡単な例は問題にならず、出題されるのは例外事例など微妙な場合のみ。でもそのポイントは実は限定的なため出題予測が容易。

でもそもそも多くの人が「難しい言葉」を毛嫌いしてしまうので、民法の勉強自体が後回しになり、当たり前のことが書いてある問題も多いにも関わらず、例年難易度が高い。

 

 

例えば…
善意・悪意 ⇒(事実を)知っているか、知らないか
心裡留保 ⇒ 思っていることと違うことを言っている(冗談)
欺罔行為 ⇒ だますこと
重過失  ⇒ ちょっとした注意で防げる注意力が欠如した状態
無権代理、連帯保証、要物契約…

たとえばこんな感じで

 

最初に法務特有の「言葉」ただの記号と割り切れば第一関門突破。

 

言葉を覚えれば、あとは問題になりそうなケースを大まかに把握しておく。特に民法は善人と悪人とうっかり八兵衛(以後、八兵衛)の3人が登場するケースが多く、だれを守るべきなのかという観点で考えるとほとんどの問題がすんなり解決。

当然ながら守る順番は
善人 > (うっかり)八兵衛 > 悪人

Aに脅迫されたBがCに土地を売却
⇒脅迫なので避けられず可哀そうだから、Bを守る

(Bは契約を取り消せる)

 

Aに騙されてBがCに土地を売却
⇒Bはうっかり騙された(八兵衛)から、善人のCを守る

(Bは契約を取り消せない)

 
⇒でもCが騙した事実を知っていたら、Cは悪人なのでBを守る

(Bは契約を取り消せる)

 

 

大まかなルールが分かってくると、問題が解きやすい。特に民法は差が付きやすいので、得点源にして周りと差別化。

 

 

 

2 民法、会社法、知的財産権など頻出出題範囲を把握

法務は出題範囲がある程度固まっており、集中的に覚えることで得点力をアップ。特に会社法や知的財産権は毎年頻出であり、ある程度定型的な出題形式が多数。内容を理解し、過去問等で複数回問題を解き重ねることで得点の定着を図る

この場合、単なる暗記ではなく、理解しながら知識を定着させることが大切。会計監査人や監査役がどんな会社の種類の場合に必要なのか、吸収合併と新設合併の違いなどを過去問タテ解きで知識を固める。会社設立や知的財産権は中小企業にとって大切な部分でもあるため、丸暗記でなくきちんと≪理解≫することで記憶の長期化を図ることが肝要。

 

 

法務は専門的な業務が多いため、実際の業務で携わったことが無い人が多く、苦手意識のある人が多い科目。逆に言えば、≪記憶≫をスムーズに行うことで、≪理解≫を容易に進め得点荒稼ぎ科目。

見た目のハードルの高さを“単なるまやかし”と早めに見破り、周りの四苦八苦を尻目に≪理解≫をいち早く進めることが養成答練高得点への最短ルート。

 

 

というわけで。今日はここまで。
「近道はないから、王道を全力疾走。勝負相手は自分です。」

 

なごでした。

 

 



はじめまして、なごです。
今回から6代目として執筆させていただきます。

試験が合格し、まだ1か月そこそこですが、実に多くの方と出会い、人生の幅が広がったと感じています。

そこで出会った多くの方々が「一発道場を見ていて励みにしていた」「参考にしていた」と。

聞くたびに身が引き締まる思いです。

先週から始まった6代目執筆陣も、今日の私で7人目。

この1週間は自己紹介的な話題が多いので、私の紹介はまた別で、おいおい進めていきますね。

(参考までに「なご」の体験記はこちらから)

 

 

===   ===   ===

さて。
2月も後半に入り、大手予備校のカリキュラムはそろそろ経済から、情報に移る時期でしょうか。

残り3科目は「暗記三兄弟」。勉強内容もこれまでのものから、また違ったかたちに変わります。
当サイトが合格に向けた理論のうちの根底にある「橋げた構築」「養成答練80点」は過去にも何度か紹介している内容ですが、この2点、皆さんは実践できているでしょうか?

 

特にちょうど主要3科目及び難関の経済が終わったこの時期、これまでの勉強の進み具合を考え、不安だった科目にあと戻りがしたくなる時期でもあります。

でも、当たり前ですが残りの科目も実は手ごわいですよ。

具体的に言うと、予備校のカリキュラムを見ると財務等に比べ学習時間(授業数)が短いため、学習期間があっという間に終わってしまい、橋げたを構築する時間があまり取れないのです。

逆に言えば、短期間集中することで橋げたを構築し、今後に備えることでゴールデンウィークからの計画が立てやすくなります。

勉強が順調に行っていれば。

ゴールデンウィーク前…目の前の橋げたの構築

ゴールデンウィーク中…不得意科目の橋げた再構築

となりますよね。

 

今のうちに出来る限りの科目数について、橋げたを強固にしておけば、おのずと今後重点的に取り組むべき科目が浮き彫りとなり、強弱をつけた学習が可能になります。
そのために事前にトレーニング・スピ問等で学習しておき、授業を復習に使いながら、過去問の論点別タテ解きで傾向を知る。

そんな勉強方法を行うことが大切になります。

その達成具合を測るモノサシが「養成答練80点」。

勉強を重ねるうえで、ひとつの目安になりますよ。

 

 

 

ここで、この時期によく聞く3つの話題に対して。

 

 

●「…、とは言っても前の科目が気になるんだよね」
そういう人は是非、ゴールデンウィーク直前のあなたの姿を思い描いてください。

A:「情報は大丈夫そうだから経済を集中的にフォローしよう」

B:「どの科目も微妙、どれから手を付けたものか…」

あなたにとって、どちらが良いですか?

 

まとめた勉強時間が取れるゴールデンウィーク、でも実際のところ7科目をまんべんなく勉強するだけの時間は、正直取りづらい。

また8月の試験まで、今後は一科目にまとめて時間をかけることのできる時はあまりありません。
そのためには今を大切にして着実に必要なステップをこなしていくことが、将来に向けた無理のないプランニングにつながります。特に人には得意・不得意科目があるため、ゴールデンウィーク以降は不得意科目を重点的にフォローするなど必然的に勉強量に差が出てくることが考えられます。

だからこそこの時期に、各科目の橋げたをできるだけ強固に構築してほしいのです。
七人の敵に囲まれるより、一人を相手にしたほうが戦いやすい、そんなイメージを持ってほしいですね。

 

●「80点なんて取れないよ」
私は昔、この資格とは全く別ですが試験問題作成に携わったことがあります。やはり平均点は気になるのですよね。偏りが出来てしまうと、まんべんなく能力を持っている人を落とすことになりかねない。

だからこそ、平均点に強い関心が行きます。 平均点を一定に保つ秘訣、それはやはり問題の難易度調整が最善。

同じレベルの問題を100問集める試験問題は、問題作成者から見たら非常にギャンブルなんです。

何割の人が間違えるか、すべての問題について見当が付きにくい。でも難易度に強弱をつけると、まあだいたいこのくらいは解けるだろうと推測が付きますし、実は結果を見ると、すごく簡単な問題でもケアレスミスをする人は一定数いて、結果がすごくきれいな正規分布になるのです。

 

確かに80点は勉強初期にはハードルが高いと実感されると思います。でも養成答練の問題はほとんどがABレベルの問題。

実際の一次試験の際に、必ず得点すべきレベルの問題が養成答練には多く出題されます。逆に言えば、ABのレベル感を実体験として知る良い機会でもあります。

 

このような話をするもの実は理由があります。自分の苦い経験です。現在、私は会社でマーケテイングの業務を行い、また店舗管理指導も行っています。そのため企業経営理論は自信がもともとありました。諸事情により養成答練の試験日が最初の予備校での受講だったのですが、養成答練の結果は60点でした。

 

感想は「まあまあ解けるじゃん」

 

今考えると、残念ながらその時に自分の本来の実力を見誤ったのです。その後も、変な過信が自分の実力を覆い隠し、最後まで勉強量が足りず実際の試験では60点に届きませんでした。 80点に到達するには、本来どのくらいの勉強量が必要なのか、また自分はどの程度のレベルに立っているのか。

得手不得手にかかわらず、答練は自分の立ち位置を教えてくれます。

 
●「そもそも時間が取れない」
診断士を志望する人はそもそも、大変忙しい人が多いです。会社の中で重要案件を任され、そうは自由時間が取れません。

私のこれまでの実感としてこの3月期、いわゆる決算前後は、残念ながら多くの方が予備校から姿を消す時期でもあります。
様々な理由として

「今回の科目の先生は自分に合わないから次の科目から来るね」

「決算の仕事が終わったらまた授業に出るよ」

そう言った多くの仲間が、4月以降、授業に現れることはありませんでした。だからこそ今を頑張ってほしい、80点を目指し勉強を少しでも進めていただきたいのです。

 

 

この試験、特に一次試験は階段を一段ずつ登っていくようなもの。努力は必ず実るのです。

今ここでの努力は、例えば「勉強する習慣が身に付き、頭に入りやすくなった」など、必ず将来に、努力は利息が付いて戻ってきます。

 

 

「今日も努力の貯金をしていますか?」
なごでした。

 


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