【合格体験記】自分自身を知り、的確に対処する ~いまっきーさん~

なごです。

 

みなさんお久しぶりです。学びははかどっているでしょうか。もうまもなくゴールデンウィークがやってきますね。様々な勉強方法が紹介される中、私はすべて出勤だったことを思い出します。休みが取れる人はここで大きく貯金を得られるよう努力を重ねてくださいね。逆に出勤だという人は、焦る必要はありません。でも周りのライバルは学びを進めている、ということは客観的に理解をし、自分はどこで勉強を集中的にするのか、脳内のシミュレーションをするだけでも違うかもしれませんね。

またこの時期は「学びの橋げた構築」に最適な時期でもあります。次のステップに入る前の重要な礎作りの時期でもありますので、頑張って努力を重ねてくださいね。

 

さて本日は、合格体験記として、いまっきーさんにご登場いただきます。いまっきーさんは、私も口述試験の際にお会いしたのですが、本当に努力を重ねてストレート合格を勝ち取られた方とお見受けしております。後日、合格体験記を拝見し、やはり私の感じたとおりの方だったと改めて思いました。

 

では早速、合格体験記をご覧ください。

 

 

 

■プロフィール
・ハンドルネーム いまっきー
・職業 会社員(小売業)
・保有資格 ビジネス会計2級
ビジネス実務法務2級
・合格までの年数 1年
・1次学習期間 2014年11月~2015年8月(800時間)
・2次学習期間 2015年8月~11月(230時間)
・1次点数 経済学64 財務会計80 経済理論53 運営管理76 法務76
情報システム64 中小企業政策57 合計470

■中小企業診断士を目指した理由
企画部門に異動になり、NPVやIRRなど、投資判断基準を使う必要がでてきました。会社のフォーマット通りにエクセル入力すれば計算はできるものの、十分に意味も理解せず使っていたので、よい勉強方法はないかと調べていたところ、その他のビジネス理論も含め、体系的に習得できる中小企業診断士にいきつきました。

■1次対策
・1次は独学にしました。1次で独学を選んだ理由は、コスト面に加え、家族の時間を確保したい、という思いがありました。
・学習時間は、平日5時~7時、通勤時間(往復1時間半)、休日5時~7時(直前期+半日)を基本としましたが、朝時間確保できないと、仕事帰りにカフェで学習し、机に向かう時間は1日2時間確保できるようにしました
・インプット学習としては、TACのスピードテキストを読みながら、赤のチェックペンでマークし、テキストを問題集化し、緑のシートで隠しながら覚えようとしましたが、実際には、緑のシートを使っての学習はほとんどせず、スピード問題集でアウトプットしつつ、記憶の定着を図りました(3回転)。
・社会人の資格勉強は、スキマ時間を如何に有効に使うかがポイントかと思います。通勤時間などに効率的に学習できるツールを使いました。
【スキマ時間のツール】
・ICレコーダー・・・TACのスピードテキストから問題形式で吹き込み、通勤の徒歩区間で聴きました
・単語帳アプリ・・・スピード問題集や過去問で間違えた論点を単語帳アプリで問題化して何度も解きました。アプリを使うと、昼休みの時間や少しのスキマ時間でも、学習できます。
・GWから過去問に着手。回答後、一般の正答率と、自分の回答の正誤結果を問題ページに書き、間違えやすい問題を把握しやすくしました。受験者の回答率が高いが、自分は間違えやすい問題は、必ずマスターできるよう、同じ系統の問題を集中的に学習しました(5年×3回転)。
・財務は、時間のかかりそうな簿記は当初から捨てて、その他の論点をスピード問題集で基本演習を何度もやりました。
・経済学は、副読本として、石川秀樹氏の速習経済学をミクロ、マクロともに学習しました。
・情報システムは、副読本として、きたみりゅうじ氏の基本情報技術者のテキストを活用しました。

 
■2次学習
1次終了までは1次に集中しており、全く2次学習ができてませんでした。
・自己啓発のために始めた勉強でしたが、1次合格圏内であることがわかると、一発合格したくなり、学習方針を転換。短期間で合格圏内に入るため、予備校に通うことにしました。
・予備校は、少人数制で、ディスカッションがあるという、KEC予備校を選びました。2次は多面的な考え方を持つ必要があると道場の記事でも読んでいましたので、ディスカッションの中で、様々な考え方や解き方が身につくのではとの思いでその予備校に決めました。
・2か月という期間しかありませんでしたので、あれこれ迷わず、予備校のスケジュールとメソッドに忠実に学習を進めていきました(過去問は40事例着手)。
・文章の構成方法や言い回しが身につくように、過去問に取り組んだ後は、予備校の回答例やふぞろいの合格答案を書きうつし、文章力の向上を図りました。
・事例Ⅳは、週末に集中して、7年分を2回転させました。足切にかからないように、経営分析と、基礎的な問題は必ず得点できることを目指して学習しました。
・予備校以外の勉強方法
1次同様に、単語帳アプリ(予備校の2次で使う1次知識のテキストを問題化)、ICレコーダー(全知識を問題化して録音)をフル活用し、スキマ時間での学習を進めました。

 
■メッセージ
働きながら資格試験の学習をするのは、いかに時間を確保し有効に使うかがポイントかと思います。特に、1次から2次は短期決戦になるので、迷っている暇がありません。独学・通学にかかわらず、これというメソッドを決めてそれに集中することが大切かと思います。

 
■最後に
一発合格道場さんには、学習開始当初から、知識面、モチベーション面で支えていただき、また、口述セミナーでもお世話になりました。上記に記載させていただいたメソッドの多くも道場で紹介されていたものです。道場さんなしでは、この合格はなしえなかったと思います。本当にありがとうございました。

 

 

====(投稿ここまで)====
いまっきーさん、合格おめでとうございます。いまっきーさんの努力には、様々な合格要因が隠されています。
例えば1次試験では、自ら独学を選んだうえで、独学にありがちな「忙しさに流されてしまう」デメリットを排除し、必ず2時間は勉強の時間を取るなど、計画的に学びを継続しています。
また細切れ時間についても、ICレコーダーを利用するなど効果的に時間を活用している姿が見受けられます。

さらに2次試験では、目標地点をきちんと見定め、自分に合った学びの仕方を獲得しています。特に1次と2次の間は時間が短く、具体的な対策を取れないまま本番を迎える方が多いのが現実。その中で最適な選択肢を選ぶことが出来たのは、合格するための情報のアンテナも持っていたということでしょう。短期間でありながら、解いた過去問数もそれなりにありますので、相当の努力を重ねられたことが行間から分かります
いまっきーさん、合格おめでとうございます。これから診断士としての新たな活躍をお祈りしています。また診断士は何かと縁がつながる不思議な資格でもあります。私たちのセミナーにお越しいただいたのも何かのご縁、いまっきーさんにとって、そんな新たな人脈が広がると良いですね。

 

 

なごでした。

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【合格体験記】自分自身を知り、的確に対処する ~いまっきーさん~”へ6件のコメント

  1. なご より:

    いまっきーさま
    コメントありがとうございます。五日間の実務補習、頑張られたようですね。新たな出会い、気づきはありましたでしょうか。
    診断士は自らの足で前に進むことで様々な新たな世界を知ることができます。同じ診断士仲間も多彩なら、扱う企業も多彩、さらには出会う社長の方々の魅力も多彩です。
    人脈はねずみ算的に増えますから、今は少しずつ前に進んでみてください。

    多くの社長が、いまっきーさんからのアドバイスを待ってますよ。

  2. いまっきー より:

    なごさま

    気づくのが、遅くなり、今頃すみません。
    このたびはメッセージをくださりありがとうございます。また、セミナーでは、冷静ながらも熱い講義をありがとうございました。
    合格後、様々な人と出会い、また、これまでなら知りえなかった、企業、業界の動きなどに触れ、確実に世界が広がっている実感があります。
    まだ実務補習も、5日間コースを終えたところですが、自己啓発に終わらせることなく、診断士として、中小企業および社会に対して、何ができるのかを念頭におき、今後の活動を考えていきたいと思います。と偉そうに書いていますが、今のところ特に目立った活動もできず、恥ずかしながら、まだまだ模索中です。
    このご縁を大切にさせていただければ嬉しいです。今後とも、よろしくお願いします。

  3. なご より:

    すくすくさん
    コメント、ありがとうございます。5年前というと、私もちょうど衛生管理者を受けていた頃、奇遇ですね。
    診断士は私が合格前に描いていたイメージよりも中小企業の社長に必要とされている、と最近よく感じます。経営者は誰しもが常に孤独ですが、中小企業は大企業と比べ、周りに相談できる相手も少なく、得られる情報も限られています。
    すくすくさんとの出会いを待っている人、たくさんいると思いますよ。頑張ってくださいね。

  4. すくすく より:

    なごさん、思いのこもったメッセージありがとうございます。5年前、衛生管理者の資格を勉強していた時は、長時間の現場労働の中で、休日になったら勉強するというモチベーションに支えられていたことを思い出します。今も、診断士の勉強をすること自体が精神的な希望、よりどころになっています。地元のだれかの未来のために、絶対に負けられないと思っております。事例を解き、設問ごとの振り返りや分析も含めて、二次対策を進めていきたいです。

  5. なご より:

    すくすく様
    お久しぶりです。勉強の進み具合はいかがでしょうか。
    GWは仕事、とのこと。私も全く同じ境遇でしたので、心中お察しします。
    私にとってGWは「やる気の濃度を高める時」と割り切っておりました。仕事をしつつ、「これが終わったら勉強するぞ」とモチベーションを高める、そうすることで机に向かう時間の集中力を高めていました。

    当時、私のGWは現場での助勤でしたので、まさに肉体労働。万歩計は一日で2万を超えるし、一日14時間程度の勤務で座っている時間は食事時間のみ、代休は一日もありませんでした。

    だからこそGWに勉強しているライバルには
    「ぜってい、まけねぇ」
    と思ったものです。

    すくすくさんも中小企業の方たちとお会いする中で、モチベーションを上げていると前に書いていただいていましたね。
    私はそんなすくすくさんだからこそ、合格してほしい、そう思っています。

    「ぜってい、まけねぇ」
    そんな思いであと半年、走り抜けてください。
    吉報をお待ちています。

  6. すくすく より:

    なごさん、こんばんは。
    こちらはGWは仕事ですが、時間がとれない分GWが終わってからの学びを進めていきたいです。
    いまっきーさんの合格体験記、拝見させていただきました。独立診断士になりたいという想いを具現化するために、小さな学びと気づきを積み上げることを続けて、今年の2次試験に臨みたいです。

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