経営情報システム対策の「串刺し暗記術」

こんにちは。ハカセです。

もうすぐ、経営情報システムの答練ですね。
文学部出身のワタクシは、情報が「苦手」だと思っていましたが、実際には、

養成答練: 83点 (初学者上位6.7% / 平均点60点)
完成答練: 83点 (初学者上位2.3% / 平均点54点)
模擬試験: 80点 (初学者上位3.3% / 平均点51点)

と、安定科目、いや、むしろ貯金科目になってくれた のでした。(*^_^*)

出題傾向が「がらり」と変わった2009年度の本試験の「情報」。受験生の平均点は50点切り。科目合格率は3.8%にまで低下してしまいました。
(参考 http://www.j-smeca.jp/attach/test/H21/h21_1ji_toukei.pdf
そんな逆境でも本試験で 64点 を確保出来ました。(*^_^*)

別に自慢したくて言っているわけではありません。
診断士試験の「情報」は、ボクのような、完全にアウェイな人間でもしっかり点が取れるような試験なのです! ということが言いたいのです。

前回のワタクシの「情報が苦手な人の勉強法」と、
JCさんの「おやじの天敵⇒情報システム」に引き続き、
経営情報システムの暗記対策方法 を伝授します!

暗記は「串刺し=横方向」で。

ボクの暗記術は、「串刺し」方式でした。簡単に言えば、タテ方向ではなく、ヨコ方向に暗記するやりかたです。下の例を見てください。

「ブリッジとは・・・データリンク層で働き・・・MACアドレスフィルタリングを行い・・・LANとLANをつなぐものだ」と縦方向に覚えるのは、アウェイな人間にとってこれほど苦痛なことはありません。

また、この縦方向記憶術の最大の欠陥は、実際の問題はこのように縦方向には聞いてくれないことです。つまり、この覚え方で記憶しても問題は解けない可能性が高い、記憶が無駄になる可能性が高いということです。

出題者の立場になって考えてみれば、当然「間違えやすい論点」を聞いてくるでしょう。この表の中で間違えやすいのは、「ブリッジとルータをごっちゃにしてしまう」ことですよね。「ブリッジはパケットフィルタリングを行う」という選択肢、有り得ますよね。このように混ぜこぜ(テレコ)にして出題されると、イヤ~な感じ、しますもんね。

つまり、問題が解けるようになるには、最初から混同しやすい情報を意識した記憶方法が最も有効なのではないでしょうか。それが「串刺し記憶術」の本質です

今回で言えば、「ブリッジとルータの違いを強調するような記憶術」が最も効果的だと思います。つまり、極論、
「ブリッジはデータリンク層で働いて、MACアドレスフィルタリングを行う」という 縦の情報はどうでもいいんです

「データリンク層で働くのがブリッジで、ネットワーク層で働くのがルータ」
「MACフィルタリングがブリッジで、パケットフィルタリングがルータ」
「LANどうしをつなぐのがブリッジで、LANとWANをつなぐのがルータ」
と、ヨコに串刺しで覚えて初めて問題が解けるようになるんだ、ということです。

「こんなの当たり前だ」と思われる方も多いかもしれません。でも、苦手意識を持っていると、こういうことに気づかないものなのです。何故でしょう?

理由は簡単。テキストが情報を縦方向に記述しているからなんです。だからと言って、ヨコ方向に記述しないTACのテキストを責めるのは酷です (^_^;) 最初は縦で。縦の情報を覚えたら横のつながりを見る、というのが筋でしょう。テキストはあくまでも知識の蓄積の手段に過ぎません。テキストを覚えたからといって点数が取れるわけではありません。合格するには「縦の情報を横につなぐ」という、もう一歩進んだ学習をする必要があるのです。

一般に、苦手意識があると・・・

→ テキストや講義で教えてもらおうとする (受身の姿勢
縦方向で覚えてしまう
→ 知識が身についても点が取れない
さらに苦手意識を持つ・・・

というさらなる悪循環に陥ってしまいます。
これを避けるには、すでにお話したように苦手科目こそ予習を中心とした「能動学習」が大事です

ピンチの時こそ討って出る。今川義元に攻め込まれた織田信長は篭城することなく討って出たために桶狭間の奇襲に成功しました。

苦手科目だからこそ、「どう聞かれるかな」「こう聞かれたら答えられないな」と頭をめぐらせて、自分なりの工夫をしながら学習する事が大事です。講義とテキストから情報のシャワーを浴びるだけではなく、自分で率先して能動的にテキスト内部の情報をヨコに関連付けていきましょう。テキストに「ヨコの情報」を書き入れてしまいましょう。

・ ミラーリング ・ デュプレキシング ・ デュプレックスシステム ・ デュアルシステム
・ スラッシング ・ スワッピング ・ ディスパッチング
・ デフラグメンテーション ・ ガーベージコレクション
・ ロールバック ・ ロールフォワード
・ ACID ・ RASIS
・ ゴンペルツ曲線 ・ バスタブ曲線 ・ 信頼度成長曲線
・ COCOMO ・ CMMI
・ ISO 10006/27001/20000

これら、全部違いが分かりますか? 必ずしも同じところで出てくるものではありませんが、これらが並列して同じ設問の異なる選択肢として出てきたときに困らないように、ヨコの関係での暗記、違いを強調した暗記 にしっかり取り組んでおきましょう!

この科目をアウェイだと思っている方、またはとにかく「暗記」が苦手な方。是非このやり方を試してください!!

by ハカセ

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