診断士試験勉強に「授業」は必要ない?(武田塾を参考に) byごり

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「武田塾」って知っていますか?
おそらくほとんどの方が、人生で1回は何らかの学習塾に行ったことがあると思います。
特に大学受験では、河合塾、東進、駿台などの有名講師を擁する大手予備校にお世話になった方も多いと思います。私も大学受験のときには、東進に通っており、当時有名講師の授業を全国各地の教室でDVDで視聴できる(倍速も可!)ことに衝撃を受けました(スマホ・サブスクサービスがない時代です)。
さて、そのような河合塾、東進、駿台などの従来からの有名予備校のほか、「武田塾」という学習塾がシェアを伸ばしてきているのはご存じでしょうか。界隈では従来からの3つの有名予備校に武田塾を加えて4大予備校と呼ばれているようです。
私も何となく街の看板や、メディアで見かけるなと思っていたのですが、ふとその中身を調べてみると、従来の大手塾とは大きく異なるスタイルに驚くのと、私の診断士の勉強に通ずるところがあったので、ご紹介したいと思います。
注意|私は武田塾の関係者ではなく、通ったことも通わせたこともなく、利害関係はまったくありませんのでお含みおきください。
武田塾、最大の特徴→授業を行わない

授業をしないんですよ!これすごくないですか?
あれ、塾って授業を聞きにいくところじゃなかったでしたっけ?そのために塾側も有名講師を揃えて、あの手この手で授業を受けさせるんじゃなかったでしたっけ?そもそも学校だってずっと授業を受けてきたし、、、
武田塾はそんな固定概念を覆して「授業をしない」スタイルで人気を集めている塾です。
授業を敢えてしない理由は、以下の公式ウェブサイトの画像や説明が一番わかりやすいと思います。

以下も公式ウェブサイトの説明文の引用になります。
偏差値を上げるためには「わかる・やってみる・できる」の3ステップが必要です。しかし高校や予備校の“授業”では一番下の「わかる」までしかやってくれません。
日本史の授業を受けただけで、日本史の用語が覚えられるでしょうか?難しいですよね。覚えるためにはノートを赤シートで隠すなどして解答出来るか「やってみる」ことが重要です。そして何度も繰り返して「できる」ようにしなくてはいけません。
定期テスト前にみなさんが一生懸命勉強するのは、授業を受けただけではテストをしても正解できないからだと思います。このテスト前の自学自習こそが「やってみる」「できる」の段階になります。
多くの生徒は授業を受けっぱなしにし、「できる」まで到達しません。勉強は授業ではなく、その復習である「やってみる」「できる」の段階こそが重要なのです。
武田塾公式ウェブサイト https://www.takeda.tv/about/
みなさんも、とてもわかりやすい授業や面白い授業を受けて、わかった気にはなるけれども、結果につながらない経験はありませんか?
知識やスキルをしっかりと身に着けるためには、(一部の超天才を除いて)授業を受けるだけではなかなか上手くいかないことを端的に示しています。
少し脱線しますが、社会人になると「習うより慣れろ」ではないですが、実際に自分でやってみて身に付くことのほうが多いのではないでしょうか(まぁ誰も教えてくれない、みたいな状況もありますが(笑))。そんな経験をしても、いざ「勉強」となると「習う」ことをまずは重視してしまうのはなぜなんでしょうね。供給(教えてくれる人)が多すぎるからでしょうか。
武田塾→授業を行わない代わりに徹底的にやること
ただ単純に授業をしない、ならただの自習室ではないか?ということですが、武田塾は授業をしない代わりに以下を徹底的に行うようです。
自分のレベルに合った参考書を一冊ずつ完璧にする
授業を受けるのではなく、自分のレベルに合った参考書を読み込み、問題を解くことを重視するようです。
塾には講師もいますが、上記のとおり授業を行うのではなく、生徒がつまずいた部分を個別指導で丁寧にサポートされるようです。
志望校別個別カリキュラムで徹底指導
生徒一人ひとりのレベルや志望大学に合わせて、最適な参考書を選び、具体的な勉強計画が作成され、これにより、無駄なく効率的に学習を進めることができるようです。
自学自習の徹底管理
単にカリキュラム通りに参考書をこなすのだ!といってもなかなかできないのが人間の性(高校生は特に)ですが、プランによって、毎日の勉強時間のチェックや、宿題、宿題をやらなければ解けない問題演習などがあり、自学自習の習慣づけを行う仕組みがあるようです。

この考え方は大学受験だけではなくあらゆる勉強に応用できますよね
武田塾スタイルと私の診断士試験勉強方法
武田塾の特徴を読んでいると、私の診断士試験勉強にもいくつか通じるものがありました。
診断士試験を受ける際にまず一番初めに決めたのは「授業を受けない」(予備校やオンライン授業は受けない)ことですからね(笑)。
授業を受けないほうが効率的で早い(時間がなかった)
私は5月のGW明けに勉強を開始したため、1次試験まで3か月弱しか時間がありませんでした。したがって、授業を受けている時間がありませんでした。
また、武田塾が言う「90分の授業で書き写したノートと5分で読める参考書とでは内容は同じです」のとおり、テキストを読んだほうが早く効率的であると確信していたため、端から授業を受ける気はありませんでした。
よく中小企業診断士試験には「1,000時間」かかるといわれていますが、よく考えると「誰が」「どんな根拠で」(あるいはどのような目的をもって)言っているのでしょう。仮に1,000時間の中に「授業を受ける時間」が入っているとすれば、その時間を短縮することも可能かもしれません。

あと授業を受けるのにはお金もかかりますしね。
アウトプットの大切さ
「わかる・やってみる・できる」の「やってみる」ですね。
アウトプットの大切さは、以下の私の記事でも書いているので是非参考にしてみてください。
アウトプットは記憶の定着のために超重要です。
1つの参考書を徹底的に
特に1次試験ではまとめシートにお世話になりました。
1つ(1つのシリーズ)に絞ってそれを極めることが重要だと思います。
授業は不要なのか?

そんなことはありません!ケースバイケース!十人十色!
こんなことばっかり書いていると、中小企業診断士試験において「授業」は不要、という結論になってしまいますが、決してそのようなことはありません。
例えば、中小企業診断士試験の「財務・会計」については、、私は大学時代に簿記2級を取得していましたが、簿記の勉強をしたことがない方にとっては未知の領域だと思いますので、その場合にはまず「わかる」という段階をスムーズに越えるために、わかりやすい授業を受けることは選択肢になると考えます。
また、学習計画や進捗管理も独学者にとっては難しい問題だと思います。私は短期決戦だったので無理やりパワープレイでこなしましたが、長期の計画を立てて進捗させていく形式だったらできていなかったと思います。
最後にモチベーションです。やっぱり良い先生に出逢い、面白い・わかりやすい授業を受けるのはモチベーションアップにつながりますよね。また、予備校やオンライン授業では、(自分が望めば)受験生仲間とのコミュニケーションもあるため、一緒に頑張る!ということが可能です。
余談ですが、私も東進時代に英語の講師で、横山 雅彦先生という方がいらっしゃり授業を受けていました。その方の授業内容の面白さ、興味深さは、単なる受験テクニックを超えたものがあり、勉強のモチベーションになっていました。ミルチャ・エリアーデ、ニーチェ、あるいは縁の話などのアカデミー感が当時高校生の私に突き刺さりました。そういう良さも授業ってありますよね。
授業を受けるメリット
- 科目によってテキストだけではわかりにくいものを理解できる!
- 学習計画・管理に自信がない!
- モチベーションアップにつながることがある!
おわりに
この時期は来年の試験に向けて勉強を開始しようと思っている方も沢山いらっしゃると思います。
確かに中小企業診断士試験をネットで調べ始めると、一生有名オンライン塾の広告が出てくるなど(笑)、授業を受けないと受からない、といったような感覚になりますが、必ずしもそうではないことをお伝えしたいと思い、本日の記事を書きました。
皆さんが自分にあった勉強法を見つけられ、合格できることを祈っています!

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こんばんは!
にっくです。
「授業」のないスタイルのご紹介、ありがとうございます!
僕の場合はある程度全体像を「わかって」いることもモチベーションに繋がるので、まずは授業を受けたいと思います。
しかし、アウトプットの重要さは身に染みているので、一番時間をかけるのは問題演習です。
ごりさんのおっしゃるように、人に個性があるように、解き方にも個性があっていいと思います。苦労して見つけた自分の解き方は、自分だけの宝物ですね!
ありがとうございました!
にっく
にっくさん コメントありがとうございます。
勉強方法は人それぞれですね。
私は自分の勉強方法に自信がなかったため、自分にあう勉強方法ではなく、
科学的に根拠がありそうな勉強方法をまずは探しました。
1年が終わろうとしています、来年がにっくさんにとってもよい1年になりますように。
ごりより