レジェンド投稿シリーズ⑰ 身近な中小企業支援 by 14代目 みっきー
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みなさん、こんにちは。レジェンド投稿シリーズ担当のサトシです。
はい、毎週火曜日はレジェンド投稿シリーズですね。
今回は【14代目 みっきー】さんです。
15代目メンバーからすると1つ前の代の方となるため、みっきーさんにも大変お世話になっております。
それではみっきーさん、よろしくお願いします
ごあいさつ

お久しぶりです、もしくは初めまして!
道場で14代目(23年3月~24年2月)に記事を執筆していたみっきーです。
改めて自己紹介します
【診断士試験について】
・2020年1月~ 中小企業診断士の勉強開始 1次合格・2次敗退
・2021年8月 妊娠中1次再合格、出産のため2次見送り
・2022年10月 育休中に2次試験合格
・2024年1月 中小企業診断士として登録
(特別な高得点でも短期合格でもないから)
妊娠中、育休中の受験を自分の差別化ポイントにしているんだね


…。
診断士の資格は、人生を変えるきっかけにしたいと思って取りました。
経緯は こちら 等。
【仕事について】

メーカーのお客様相談室で、クレーム対応の仕事をしています!
合格発表から約2年、診断士活動から約1年となりました。
念願の診断士として色々と活躍できているか…というと残念ながらそんなことはなく…。

今年は色々とあって家庭優先で、積極的に経営診断の仕事には挑戦ができない1年となりました
来年一杯は、同様の過ごし方になりそうです…
診断士1年目にやっていた道場のブログや、
診断士協会のコンサル塾などの定期的な予定もなくなり、
少々寂しい1年になりました。
しかし、診断士活動を途絶えさせてしまいたくないということで、
診断士協会の中で部に所属させてもらったり、
新たに事業再生について学んだり、
セミナーや講演の講師として応募したり、
自分のできる範囲で少しずつ活動は継続し続けています。
さて、そんな風に細々とでも活動をしている中で感じることがありました。

国や行政からの中小企業支援って、色々と幅広いんだなぁ…
様々な相談機関があったり、地域独自の補助金や施設があったり、
中小企業支援というのは色んな所で行われているんだなと気づく機会が色々とありました。
今回はその中から、私自身に関わりのある中小企業支援を、脈絡なくゆるくご紹介させていただければと思います。
東京都内の無料コワーキングスペース
突然、中小企業支援とは関係なさそうな章タイトルでスタートいたします。
診断士受験生の皆さんはご存じの通り、日本の中小企業は年々減少傾向にあります。
そこで、各地で行われているのが起業(創業・スタートアップ)支援です。
国としての支援も様々ありますし、各自治体ごとでも様々な支援が行われています。

経済産業省にも、 スタートアップ支援策を紹介しているページ があります!
そういった支援策の中で、便利な立地に無料コワーキングスペースが提供されている場合があります。
身近な起業希望者の方にご紹介いただいたり、
試験合格後の皆さまが個人事業主や副業として診断士活動をする時にご活用いただける可能性があるかも?
ということで、こちらでいくつかご紹介いたします。
Startup Hub Tokyo(丸の内)
東京都中小企業振興公社によって運営されている施設で、東京駅丸の内南口から徒歩5分の立地にあります。
起業に関するイベントが開催されていたり、コンシェルジュや専門家に起業相談をすることも可能です。
この施設内にアイデア構築や起業仲間との交流ができるラウンジ(コワーキングスペース)があり、
会員登録することで無料で利用可能となっています。
サービス – Startup Hub Tokyo 丸の内 | TOKYO創業ステーション
営業時間は下記の通りです。
平日 10:00~22:00(最終受付 21:00)
土日祝 10:00~18:00(最終受付 17:00)
起業に関する書籍なども読むことができます。
立地も良く、おしゃれな空間です。
(起業相談時に利用できるキッズスペースがあることにも驚きです!)
Tokyo Innovation Base(有楽町)
有楽町駅前徒歩1分の立地に2024年にオープンした東京都によるスタートアップ支援拠点です。
こちらでも、充実した起業支援を受けることが可能です。
設備も充実しており、3Dプリンター等のハードウェア開発用機材や工具なども無料で利用可能になっています。
こちらも、会員登録することで無料で利用できるコワーキングスペースがあります。
利用は、都民じゃなくても可能です。
フリースペースだけではなく、予約制ですが個室や会議室もあるのだとか。
開館時間は下記の通りです。
平日 10:00~21:00(最終受付 20:30)
土日祝 10:00~17:00 (最終受付 16:30)
刺激的でおしゃれな空間になっています。立地も便利なので、ぜひ足を運んでみて欲しい場所です。
TOKYO UPGRADE SQUARE(新宿)
東京都中小企業振興公社によって運営されている施設で、都庁近くのビル25階にあります。
こちらでもスタートアップ支援のセミナーやワークショップなどのイベント実施や、
専門家により経営相談が行われています。
官民連携で行政課題解決を目指すスタートアップと行政機関の支援拠点「TOKYO UPGRADE SQUARE」
スタートアップ以外にも、行政機関・自治体、スタートアップ支援に関心がある起業・団体等も対象です。
登録後、無料で利用できるコワーキングスペースがあります。
電源・Wi-fi・モニター等の貸出があります。
利用可能なのは下記の時間帯です。
平日 10:00~17:00
25階から見下ろせる新宿の街並みが綺麗です。
Deloitte Tohmatsu Innovation Park(丸の内)
こちらは今までとは異なり、デロイトトーマツによる施設となります。
Startup Hub Tokyoの近隣にあり、東京駅丸の内南口徒歩5分、有楽町から徒歩3分の好立地です。
施設案内 | Deloitte Tohmatsu Innovation Park
こちらは起業支援施設というわけではなく、ビジネス支援拠点として様々なイベントが開催されています。
広く充実したコワーキングスペース(ラウンジ)を会員登録によって無料で利用することが可能です。
(無料会員と有料会員があります。無料会員は平日のみ、有料会員は土日も利用可能です。)
利用時間は、下記の通りです。
平日 9:30~19:00
平日のみというのがネックですし、厳密には中小企業支援ではないのですが、
非常に充実したコワーキングスペースなので合わせてご紹介させていただきました。
私自身も何カ所か実際に行ってみたことがあるのですが、
どこも立地も良く、無料だとは思えない充実した施設です。
(写真がない記事で申し訳ありません…。)
今回は都内でのご紹介ですが、起業支援は各地域で行われています。
ぜひぜひ他地域の方も、身近でこういった場所がないか検索いただけると嬉しいです。
「カスハラ」って聞いたことがありますか?
さて、またまた突然ガラッと話題の異なる章タイトルで、中小企業支援についてお話をさせていただきます。
カスタマーハラスメント、略して「カスハラ」。
顧客等からの著しい迷惑行為を指す言葉で、近年は様々な場所で耳にされる機会があると思います。
クレーム対応の仕事をしている私にとっては非常に身近な単語でもあります。
近年カスハラは増加し社会問題になっているといわれています。

様々な要因がありますが、カスハラ増加の背景は下記のようなものがあると言われています。
・サービスが成熟する中で各社が顧客満足度向上を目指していった結果、
消費者側からの要求水準が過大になってしまうケースがある
・不景気や、社会に居場所がない人の不満のはけ口にクレームがなってしまうケースがある
・デジタル化によりクレームのハードルが減少している
(不快なことがあった時に、その場でスマホからすぐクレームをいれられる、
SNSで直接拡散ができる、等々…)
2022年には、厚生労働省が「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」を発表したことでも話題になりました。
東京都は「カスハラ防止条例」を施行予定です。
また、全国的にも、厚生労働省はカスハラ対策を企業の義務とすることも検討しています。
今後は、中小企業を含めて各企業は自社内でカスハラ対策をすることが求められていきます。
では、なぜ現在「カスハラ」という言葉がここまで周知され、企業にも対策が省庁から求められているのか?
実は、これも中小企業支援に繋がるのです。
日本では現在、少子高齢化などにより人手不足が問題になっており、今年の白書のテーマにもなっています。
カスハラは離職の原因になり、人手不足を促進させる可能性がある行為だということが統計でわかっています。

また、福祉職や介護職など、カスハラを受ける機会の多い業界は比例して離職率が高いことも分かっています。
(引用:パーソル総合研究所 「カスタマーハラスメントに関する定量調査」 2024年)
サトシによる追記
実はたまたまですが昨日、私もカスハラの現場に遭遇いたしました。ちょうど上でみっきーさんが書かれている心理的背景があるものだと思いますが、マーケティング面でも悪影響があります。
カスハラの現場に遭遇すると、居合わせた他の客は不快な気分を味わうため、満足度が下がり、リピート利用の可能性が下がってしまいます。そうするとLTVや収益面にマイナスになります。
こういった背景を問題視して、近年は行政側で「カスハラという行為の認知度をあげよう」「カスハラについて法整備しよう」という提案が上がっています。
その結果、厚労省がマニュアルを作ったり、「カスハラ」という単語の認知度が上がりニュースでも様々目にする事になったのです。
カスハラに関する足元からの中小企業支援も様と始まっています。
例えば、東京都中小企業振興公社により「カスタマーハラスメントに向けた専門家派遣事業」です。
カスハラ対策を希望する企業は、中小企業診断士などの専門家の支援を無料で受けることができます。
カスタマーハラスメント対策に向けた専門家派遣事業 | カスタマーハラスメント対策に向けた経営支援事業 | 東京都中小企業振興公社
また、各商工会議所などでも、中小企業向けのカスタマーハラスメント対策講座が頻繁に行われています。

私も自分の経験を活かして「カスハラ対策セミナー」を実施予定があります。
カスハラでお困りの事業者様がいらっしゃったら、ぜひお声がけ下さい!
宣伝…?

話を色々と省いているのでわかりづらい所もあったかもしれないのですが、
近頃ニュースで目にする単語の背景に中小企業支援があったというご紹介でした。
さいごに
脈絡なくゆるーい記事になりましたが、何かのご参考になったり、息抜きになったらとても嬉しいです。
さて、最初に記載した通り、私にとっては診断士として登録後の1年。
自分なりに色々と活動をしてきたつもりですが、もどかしく感じる部分がたくさんありました。

診断士として活動すればするほど、学べば学ぶほど、自分の実力不足を感じる…!
それを解消するためには、業務経験を積んだり、自分なりにインプットを深めていくしかないのですが、それに費やす時間がない…。
家庭優先の時間は数年のこと、限られた時間だと分かっていても、周囲の同期や後輩たちと差ができてしまう気がして焦りを感じる時がありネガティブが顔を出しそうになる時があります。

もし宝くじが当たってくれたら、
もっと自分にお金をかけて学びの自己投資をできるし、
収入を度外視して今すぐ診断士として経験を積んでいくのに…。
と、無駄なことが頭をよぎることもありました。
診断士は、お金があってもやりたい仕事なんだね…

ただ、私は診断士受験と合格を通して、自分に1つ自信を持つことができました。
それは「やると決めたら、とことんやれるだけの力が自分にはあるはず」ということです。
今は家庭の事を1番にしているし先の事は分からないけれど、
いつか診断士として活動していくことを決意できるタイミングが来たら、
また受験の時のようにとことんやれたらいいなと夢見ています。
それまでは細々と、自分のできるところで足元をかためて少しずつスキルアップをはかっていきたいと思います。
ブログ読者の皆さまにも、いつかもっと成長した自分を報告できる機会がありますように。
改めて、記事を読んでくださった方、ありがとうございました!!
そして記事投稿の機会をくれた15代目にも感謝です。これからも記事を楽しみにしています。
みっきーさん、ありがとうございました
カスハラ、パワハラ、モラハラ、いろいろなハラスメントがありますよね。これらのハラスメントは最近になって問題視されるようになりました。ハラスメント対策については、私が別の記事を用意していますので、公開されたらまた見ていただけると嬉しいです。
何はともあれメンタルは重要ですね。そんな流れを引き継いで、明日は「一蔵」です。

メンタルは大事!
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みっきーさん、ご無沙汰しています。
投稿ありがとうございました。
ちょうど、年始から学習を再開しようと思っていたところでした。
今年は一次試験はあと2科目なので、二次試験の勉強も始めようと思い、
道場のページでみっきーさんの記事を見つけました。
みっきーさんのご家庭優先の気持ちと行動は素敵だと思います。
一方で、もどかしさを感じてしまうこともわかります。
いい方向に進むことを願っています。応援しています。
ちなみに、うちの嫁も以前、カスタマーサポートで仕事していたので
カスハラの件もよくわかります。お客様は神様ではないと思っています。
久々にみっきーさんの記事をみることができて、改めて頑張る気持ちを強くしました。
ありがとうございました。
今年こそよい報告ができるようにがんばります!
ぴーすけさん
お久しぶりです、コメントありがとうございます!
年始、診断士としての勉強を再開しようとPCを開き、コメント頂戴していたことに気づきました。
今回も家を出る時に子どもにごねられて、やっぱり少し辛かったりもどかしい気持ちもありますが、
少しずつ行動していい方向を目指したいと思っています。
ぴーすけさんの励まし、とてもあたたかく心に沁みました。
奥様、カスタマーサポートでお仕事されていたんですね。きっと大変でしたよね。
世の中には本当に色んな方が居ますよね。
私はカスタマーサポート部門がありクレーム対応が本職ですが、
きっと限られた人員の中でカスハラに悩まされている中小企業の方も多いように感じると胸が痛みます。
ぴーすけさん、1次試験、残り2科目!
2次試験対策も並行して進められて行くのにちょうど良い時期ですね。
引き続き努力を続けられていること、こうして道場ブログもみて下さっている事を嬉しく感じますし、
ぴーすけさんのことをすごいなと感じます。
ぴーすけさんと久しぶりにお話できて嬉しかったです。
今年がぴーすけさんにとって良い年になりますように。
ぴーすけさんのことを引き続き応援していますし、ぜひ診断士同士としてお話できる日を楽しみにしています。
お久しぶりです。
さしぶりにみっきーさんの記事が読めて嬉しかったです。
どうしても、家庭優先になりますよね…。
そんな中でも1年間ブログを執筆し続けていたことは凄いことだと思いますし、とても励まされていました。
ウチの子達(男5歳、女2歳)は、上はイヤイヤ期を継続中(いわゆる”天使の4歳児”はどこ行ったんだ…汗)ですし、下はついにイヤイヤ期に入りました。
そして2人のシナジーが半端なく強烈ですが、何とかギリギリやっているような状態です(苦笑)
みっきーさんも色々と大変だと思うので、体に気を付けてお過ごしください。
じょにーさん、お久しぶりです!
コメントをいただけて、またお話ができて嬉しいです。
家庭優先…そしてそれも幸せなはずなのに、悩ましいですよね。。
そして、イヤイヤ2人のお子さんのシナジーと受験を両立するじょにーさんを本当に尊敬します。
なお、うちは噂通り大変な3歳の子の「天使の4歳」にめっちゃ期待している所でした。笑
もしかたら、今後は我が家も多年齢子同士のシナジーが発生するかもしれません。。
ぜひ、色々と教えていただきたいです。
2次結果発表まで落ち着かない時期となりますが、今は少しだけでもゆっくりできますように。
合格後の世界でじょにーさんとお話できればと楽しみにしています。
お身体に気を付けてお過ごしくださいね。
こんばんは!
にっくです。
みっきーさんは強いですね!カスハラを受けてもクレーム対応の仕事から逃げずに立ち向かっていらっしゃるのはすごいと思いました!
僕も自分で決めたことをやり抜ける、そんな人になれるよう頑張ります!
ありがとうございました!
にっく
にっくさん、コメントありがとうございます。
カスハラから逃げずに…自分にはなかった気づきでした!
素敵な言葉を頂戴してありがとうございます。
クレーム対応については、私はたまたま仕事との相性でそこまで気にせずやれただけかもしれません。笑
ただ、診断士の仕事については、逃げずに努力できたらいいなと願っています。
にっくさんが、望む世界で自分のやりたいことをやり抜けますように。
今後のご活躍を楽しみにしていますね。