【渾身】「2次試験 事例Ⅰ~Ⅲ・80分で終わらない問題」克服作戦 by かます

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まだまだ暑いので、夏気分を味わっていたい、かますです。
いけるところまで、夏フェス気分で半袖Tシャツを着ていようと思います。
(受験生時代も、土日は好きな格好をして、ファッションだけでも気分が上がるものを着ていました)
秋は秋で、私の推し野菜「サツマイモ」が出回るのが楽しみです🍠

最初に:時間足りない問題とは?(事例Ⅰ~Ⅲに関して)

少し解き方が分かってきた今日この頃、時間をかければ対応出来るようになってきたけれど、時間が足りないと嘆いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

読んで、構成を考えて、書いて…とやっていたら80分などあっという間。

参考書や動画の方法に忠実にやろうと、やる気十分!
難なら70分くらいで終わらせてみせると意気込みました…

おすすめの解き方✨(参考書やYouTubeを総括した内容)

①段落1だけを読み、事例企業の業界等の情報を入れた上で、設問解釈、難易度にアタリをつけ、解く順番を決める。
②まずは与件文全体を読み通し、段落番号を振りながら重要箇所に黄色マーカーを引く
③もう一度、マーカーで色分けしながら与件文を読む
 設問1につながる箇所は水色、設問2につながる箇所はオレンジ…、強みは赤、弱みは青…など。
④設問メモには使える段落の番号を書き、解答の下書きを作る。
⑤解答用紙に記入していく。

…が、

私は瞬発力や読解力がないためか、じっくり線を引いたり書き込んだりしながら読まないと、内容が入ってきづらく、読み飛ばしがちなため、②で全体を掴みながら流し読みするのが苦手でした。

過去問をやった私
過去問をやった私

終わらなーい、80分だと、設問4の途中くらいがせいぜい…
おすすめの解き方に忠実にやっていたら、時間が掛かりすぎてしまう…
色ペンで与件を塗り分けて、分析して、解答メモを書いて、100分は必要だ。。

そんな訳で、過去問をやりながら、自己流カスタマイズを始めました。
あるあるなものから、独自のものまで色々あると思いますが、試行錯誤の結果、確立した方法をご紹介します。

ちょっとだけ独特?かもしれない「かます流の解き方手順」をご覧くださいませ。
令和5年の事例Ⅰの問題をそのまま使っていますので、まだやらずに取っておいている方はネタバレになってしまうところもあるのでご注意ください。

※因みに事例Ⅳはどう頑張っても全問題を解ききるのは困難なので、また別のやり方を次回紹介予定です。

作戦①:解答メモを工夫

私がやると時間が足りなくなった方法例
・メモに線を引いてマス目を作り、そこに下書きをして文字数を合わせていく方法
 ⇒解答がまとまらず、下書きが進まない。文字数が合わない。

・メモにしっかり下書きを残し、そこから文章化していく
 ⇒散らかってしまって、時間が足らない。

最終的に辿り着いたのはこちら

メモの作り方

事例Ⅰ~Ⅲのメモは、表紙を裁断した後、6つ折りし、更に4つ折りの24分割し、与件文の情報や設問を書ける場所を作る。
折る事で枠が自ずと出来るので、考えなくて済む。

開始直後、受験番号を解答用紙に書き、無心で表紙を破り、無心で折る。
このルーティンで心を落ち着かせます(笑)


走り書き程度で枠に書いておくことで、あとは与件文から拾いながら文章化しやすい。

こんな感じ(本番問題用紙の余った紙での折り方付き)


S(強み)やW(弱み)は、与件文から引っ張ってくればOKなので、書いていません。

こんなやり方もあるよということで折り方もご紹介しています。

作戦②:与件文を読むのは一回

時間をしっかり取って、時間をかけて読みながら解答骨子を作っていく流れとしました。

解答の進め方(R5年の事例Ⅰの問題です)

①まず、1段落目だけ読む
読み事業内容をざっくり把握したのち、設問解釈に移ります。

②設問解釈
では「何を問われているか」に注目し、赤ペンで囲んだり線を引きながら読み落としの無いように線を引きます。(結構あっさりで、5分もかけていないです。)

③メモに設問を簡単に記載
各設問で問われている内容と文字数をを右端に赤字で書きながら、問われている内容を頭に入れていきます。 

④その後、じっくりと、1発勝負で与件文を読みます。
読みながら、余白にメモを取ったり、時制や、繰り返し表現や、しかしながら等の逆節などに、マークをつけながら、読み進めます。

⑤重要な部分を抜き出して、解答骨子を作っていきます。(前半40分まで)

事例Ⅰ~Ⅲでやり方は若干違うのですが、基本はこのような形です。
やり方についても、別途またお伝えしたいと思います!

作戦③:設問1はあと回し

設問1から始めると、時間的余裕があるため比較的ゆったりとやってしまい、後の設問に時間が取れなくなるということが起きていました。
受動的に切羽詰まらせたのがこの方法です。

心がけていたこと

設問1は考えるな!最後にやれ!
散々読んだ与件文とその後の設問でいっぱい使った要素を入れるべし

5分で必死でやれ!

設問1は、大体経営分析(SWOTや3C分析)なので、最後の数分でも出来る。
与件文や他の設問をやっていく中で深まっていき整合性も取りやすいので最後に解く効果もあったと感じています。

与件文から強みや弱みを抜き出しているので、解答要素に使われている重要部分を出来るだけ漏れなくダブりなく抜き出していきます。
内容が頭に入っている最後なら、時短に繋がります。(少々焦りますが大丈夫でした!)

作戦④:ペンを最小限に

色とりどりのカラーペンを使ってきれいに与件文を色分けしたかったのですが、読むのが遅く、カラーペンに持ち換えたりSWOTのうちのどれかな?(特にSとO・WとT)と考えながらやると、時間のロスに繋がってしまい、本番3週間前くらいまで試行錯誤しました。

ラインナップ

①フリクションの黄色マーカーで骨子になると思われる重要箇所を色付け
②たまに出る社長の想い用にピンク(マイルドカラー)
③ここぞの経営資源用に黄緑(マイルドカラー)

色鉛筆 ←赤は強みと機会青は弱みと脅威

⑤3色ボールペン(青)が走り書きメモ用
 黒よりも青だと目立つので、気に入っていました。
 赤もたまに使います

「結構つかってませんか?!」という突っ込みが来そうですが、メインは色鉛筆と青ボールペンで与件文に突っ込みを入れるのが主流でした。

マーカーとペン

こだわりは、鉛筆

1本2色なので、持ち換えずに済むことでの時短効果、
間違えた時にも消しゴムで消せる

というのもお気に入りのポイントでした。

因みにシャーペンは家にたまたまあった「クルトガ」又は「Dr.Grip」です。

※後述もしていますが、腱鞘炎持ちの方や筆圧強めの方は書きすぎて痛めてしまうことがありますので、くれぐれもご注意を!!

文房具については、夏セミナー内でも、一蔵が解説してくれていますので、こちらも参考にされてみてください。

【速報】2次試験対策 夏セミナー動画配信!

2次対策セミナーのお知らせです! 今回はYoutubeでの動画配信となっております、じっくりゆっくりご覧になってください♪

更に、狂気のしんの記事ではさらに細かく解説していてとても参考になります♪

勉強以外の2次試験対策~狂気の文房具選び~ by しん

本日は2次試験で使う文房具について紹介します。定規から派生して、問題用紙の切断方法についても書きましたので、息抜きがてらご覧ください。

作戦⑤:時間制限を設ける

40分過ぎたら解答を書き始める

書くにも結構な時間が掛かってしまうので、40分前には設問分析やメモが終わっていなくても切り上げて書くことに集中するようにしました。

良い解答が思い浮かばない時も

あまり良い解答が思い浮かばなくても、与件文から言葉を拾ってきて、繋ぎ合わせて社長の想いに応えられる様に、そして設問から離れない様に心がけて解いていました。

納得のいく解答が書けなくとも、解答用紙が埋まらないより埋まった方が絶対に良いという気持ちで取り組みました。

作戦⑥:疲れた状態で過去問演習


終業後など、疲れた状態で過去問演習を行い、それでも80分で終わらせるようにもっていくことで、本番はこれより良いコンディションで出来るだろうという希望も込めました。

眠すぎてどうにもこうにもいかない時や、全く解答が書けない時もありましたが、それでも何か書こうという意識だけはしていました。

更には、事例Ⅳの計算問題対策は、夜の電車内でやり、集中力を鍛えました。←元気のある時だけ

作戦⑦:休日はセルフ模試で本番の時間割を経験

これは9月後半や10月などの直前期ですが、週末のどちらか1日は、ひたすら本番の時間割で演習を行いました。
これにより、4事例を通してやる力がつき、時間感覚も身についていきました。
※注意事項
書きすぎで手を痛めるアクシデントが発生したので、やりすぎはご注意を!!
本番2週間前には湿布が欠かせない状態になってしまいました。
(私は元々腱鞘炎などにもなったことがあり、普段もタイピングが多めなので半分は職業病ですが)

じゃあ本番はどうだったの??

事例Ⅰは気持ちが高揚していて、そして文章も長く、急いでやった。終わった後で後悔の念が出てくるが、5分前位には終わっていた。(結果:77点)

事例Ⅱは設問が少ないので少しゆっくりめにしていたら、あれよあれよと時間が無くなり、結局最後の設問Ⅰの3C分析はマークを頼りに走り書きで1分前に終了。(結果:63点)

事例Ⅲは、文字数が多く必死で書いた記憶しかない。(結果:65点)

という形でしっかり本番も時間を合わせられました。

作戦⑧:すきま時間の活用に!耳学習

電車移動はもちろん、ジムや家事の合間、運転中など、いろんなところで目や手が離せない状況のに時に効果的でした。

方法

スマホの録音アプリを使用し、自分で音声録音
(私は初期設定でも入っているボイスメモを使用)

録音したもの
①1次知識のメリデメ100文字作文を録音(前回の記事でも紹介)
②全ノウハウの最後の方のページにある、想定問題集をそのまま録音

繰り返し聞くことで、定着が進み、解答作成においてもスピードが増しました!
また、書かなくて済むので、手にも優しいです。

全ノウハウ内の想定問題集に関しては、おーちゃんが詳しく取り扱ってくれています♪

2次試験オールAの軌跡 by おーちゃん

2次試験、オールA判定で合格することができました。何が良かったのか?まずは私の2次勉の軌跡をご覧ください。

こちらも、めちゃめちゃまとまっていますので、音声学習への取り込みにもおすすめです!

ちょっとずつ安定化を

9月中旬、各事例の流れがつかめ、これはワンチャンあるかもという状態かなと思ったのも束の間、
出来ていたはずの問題が出来ない、何を書いて良いか迷ってしまう、などのスランプを挟みながら徐々に安定化させていく日々でした。

どんなコンディションにおいても、合格点が出せるように鍛えておくことが重要と感じています。

そのためには各事例の傾向を掴み、考え方や流れをしみこませておくことが大切と思います。

次回予告

明日は、皆様お待ちかねの

道場恒例の再現答案分析
「事例Ⅱ」です。

たいしん
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【渾身】「2次試験 事例Ⅰ~Ⅲ・80分で終わらない問題」克服作戦 by かます”へ4件のコメント

  1. じょにー より:

    本番でも終了5分前までに解答作成完了するなど、すごいですね。
    私は昨年の2次試験や予備校の模試などでも、常にギリギリです(汗)
    何度も解いた過去問を使った練習では「75分までに終わらせる!」意気込んで取り組んでいますが、かますさんも練習時には80分より短めの時間設定など、していたでしょうか?

    1. かます より:

      じょにーさん、コメントありがとうございます!
      時間との戦い、大変ですよね。
      私も記事の通り、毎度時計を見ながらヒヤヒヤしていました。
      本番は兎に角、思考やペンを止めないよう、余計な事を考えずに集中力を切らさないようにしていました。
      過去問を複数回繰り返し解くことも多く、2回目以降の問題に対しては70分位で終わらせられるように早めの時間設定をして、早く解く時間感覚を身につけていました。
      一方初見の問題では、練習でも80分としながら、見直しの時間も少し残るくらいの設定をして、時間いっぱいしっかり考える訓練になり、最後まで解き切る力がついたかなと思っています。
      なので、どちらの方法も使い分けしながら、それぞれ効果はあったかと思っています。
      少しずつ、時間感覚も身についてきて、スピードに慣れる事ができました。
      応援しています!

  2. にっく より:

    こんばんは!
    にっくです。
    まだアイテムが揃っておらず、演習も進んでいない状態ですが、想像しながら読ませて頂きました!
    自分にも当てはまるであろう事が沢山あり、大変勉強になりました!
    ありがとうございました!
    にっく

    1. かます より:

      にっくさん、コメントありがとうございます!
      また、ブログをお読みいただきましてありがとうございます。
      私もまだ8月末の時点では出来ていなかったこと、気づけていなかったことも多く、少しでも早く自分の経験をお伝え出来たらというところで書かせて頂きました。
      勉強を進められていく中で、ご参考になるところがありましたら幸いです。
      応援しています!

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