1次試験について by サトシ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
一発合格道場ブログを
あなたのPC・スマホの
「お気に入り」「ブックマーク」に
ご登録ください!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
みなさん、こんにちは。
1次試験不合格歴3回の超多年度生でした、「サトシ」です。
(1次試験には3回、2次試験には4回、合計7回の不合格を経験しています)
今日は「1次試験について」という内容をお送りいたします。
今回も前回と同様、トータルとしての文章量は多いものの、ご自身に該当する部分だけ読めば量は少ないようになっています。
では今日もよろしくお願いします。
1次試験お疲れさまでした。
まずは1次試験を受験されたみなさん、お疲れ様でした。
7科目受験された方も、科目合格狙いで60点を確保しにいかないといけない方も、残りの科目で6割を取ればいいけどカバーできる科目がなくて難易度にドキドキされていた方も、それぞれ大変でしたよね。それぞれ、受験生ごとにプレッシャーはありましたから、それを労わってあげてください。
合格点に届いた方へ
まずは1次試験突破おめでとうございます。
おそらく、1次試験で合格点に届いた方は、1次試験を振り返って余韻に浸りたい気持ちもある一方、2次対策は何をすればいいかわからない気持ちもあるかと思います。気づいたらあっという間に1週間が過ぎてしまったというのが実状ではないでしょうか?
そういう方は、道場の他のメンバーの記事や予備校のサイトなどをチェックしてみてください。私の記事なら事例Ⅳに対する考え方(ストラテジー21~23)と、事例Ⅰ~Ⅲの「取るべきところ」の4パターン(ストラテジー25)については必見です。これだけで2次試験が一気にシンプルなものになりますから。それが済んだら、あとはひたすら2次の過去問や演習に取り掛かりましょう。
いずれにしても、早めに2次対策に切り替えていきましょう!
数点の不足の方へ
合格点まで数点の不足なら、没問や得点調整による加点があることを考え、2次対策に進んでください。1次試験に関してはほぼ毎年、何らかの加点が行われています。
加点がなくわずかに不合格になってしまったら、またそのときに考えれば大丈夫です。
毎年、加点などないと思って2次対策を一切せず、9月の合格発表後に1次試験の合格通知が届いてから慌てて2次対策をスタートする方がいらっしゃいます。これだとかなりのハンデになりますから、今のうちにスタートを切りましょう。特に初学者(ストレート生)にとっては、1ヶ月近くのハンデは致命傷にもなります。
毎年、クラスで2~3人は9月の合格発表日から慌てて2次対策を始める人がいるね
合格点に届かなかったけど精神的に平気な方へ
まず、その精神力や計画性、積極性が素晴らしいです。そこをほめてあげてください。
実際に受験するのは来年になりますが、今のうちに2次対策を始めましょう。まずは1次からという思いもあるかと思いますが、来年向けの1次対策のカリキュラムは10月からスタートします。
なので、時間のある8・9月は2次対策に時間を使えます。初学のときだと数日くらいしか2次対策の内容を見ていなかったと思いますが、今回は2ヶ月も見ることができます。
しかも、周りの受験生は2次試験への不安と焦りを抱えている状況の中、まるで優雅なBGMでもかかっているかのような余裕をもった対応ができるのが、来年受ける方の有利な点です。
この有利さを活かし、2次対策の基本を身につけましょう。道場の過去記事を読み漁るのもいいですし(私もこれをしていました)、15代の他のメンバーの記事を読んでみてもいいですね。
上記のように、私の記事なら事例Ⅳに対する考え方(ストラテジー21~23)と、事例Ⅰ~Ⅲの「取るべきところ」の4パターン(ストラテジー25)については必見です。ここで2次試験をシンプルなものと捉えて来年向けの講座をスタートするかしないかでは、大きな差が出てきます。
事例Ⅰ~Ⅲについては80分のプロセスを固めてしまいましょう。これも時間のある8・9月に行ってしまいましょう。プロセスが構築されている状態で来年の2次対策に臨むのと、2次対策が始まってからプロセスを構築するのとでは、安定感が圧倒的に違ってきます。
事例Ⅳについては、市販の問題集(1冊で十分です)で計算の基礎力をつけておきましょう。特に経営分析、CVP分析(セグメント別損益計算)、業務執行的意思決定(受注可否の意思決定など)、CF計算書はハードルが低いので、今のうちに基本問題レベルは解けるようになっておきましょう。
もちろん予備校の講座(オプション講座でもOK)に申し込んでもいいですし、すでに講座に申し込んでいて2次向けのカリキュラムがある方は、2次の講義や演習を受けてみましょう。仮に周りが2次試験の受験生ばかりでアウェー感を抱いても、強い精神力や計画性で弾き飛ばしましょう。
ちなみに、2次対策は改正論点などはありませんので、プロセスの構築など、来年やろうと考えていることで先行できるものは今年のうちにやってしまいましょう!
予備校の通信講座は、web通信だと2次試験後はweb配信が終わって見ることができなくなるから、この時期に申し込むならDVD通信にするのがオススメだよ
合格点に届かず、精神的にキツくなっている方へ
ここからが今回の私の記事のメインです。一発合格道場の過去記事を見たことがある方なら、14代目「ベスト」の記事や、13代目「まん」の記事を見たことがあるかもしれません。お二人のようなすごいレベルの記事は書けないと思いますが、「じゃない方、のあなたへ」の1次試験バージョンを今から私が書きます。
補足
youtubeなどの受験生向けの動画も、道場などの受験生支援のサイトも、この時期の記事は99%が2次試験に進んだ人向けのものになっています。これは2次試験までに出せる動画や書ける記事の数が限られているからという、運営的な理由です。
しかし、誰か1人くらいは2次試験に進めなかった人の気持ちに寄り添ってもいいですよね。少なくとも私は1次試験で合格点に届かなかったとき、そう思っていました。
だからこそ、15代目メンバーで最も不合格経験数が多く、最も受験年数がかかった私こそがみなさんの気持ちに寄り添いたいと思いました。この役は真っ先に私が立候補しました。
ここから先の内容は、私しか書けないことだと思います。私がみなさんの気持ちに寄り添います。不合格になった人の気持ちは、実際に不合格になった人しかわからないものですからね。
私は1次試験で合格点に届かなかった方を見捨てることはできません。もちろん、15代目の他のメンバーも、決して合格点に届かなかった方を見捨てたわけではありません。
私たち15代目メンバーは、みなさんの味方です
1次試験で合格点に届かなかったみなさん、こういう瞬間の心境、私は痛いほどわかります。私も1次試験には3回落ちていますから。
みんな、腫れ物に触るような感じなんですよね。
予備校の講師からも1次試験の合格者からも、下手をすると家族や職場の方からも「どう声をかけたらいいかわからない」雰囲気が感じ取れるかもしれません。
受験予備校は、1次試験で届かなかった方についてはまるで最初からいなかったような扱いをしていますし、講師も点数が届かなかった人に対して表面上では「来年頑張ろう」と言っていますが、内心は2次試験の受験生に向いていますよね。強いて自分に意識を向けているとしたら来年向けの受験生獲得の営業面のことくらいでしょうか、、、
予備校生なら2次対策のカリキュラムがスタート(再開)しているかもしれません。カリキュラムで2次対策の講義や演習が入っていても、参加してもいいものか迷いますし、「落ちた私が参加するのは申し訳ない」という気持ちもあるかもしれません。参加してもどこかアウェー感(疎外感)を抱いてしまうかもしれません。受付で資料だけもらって済ませようかなと考えてしまうかもしれません。
youtubeなどで受験生向けの動画を出している人や受験生支援のサイトも、少しだけは1次試験で届かなかった方に向けたコメントもしますが、基本的には2次対策のことばかりですよね。webや対面での勉強会を始めているところもありますが、こちらも2次試験の受験生向けですよね。
不合格者に向けてのメッセージがあるかもしれないと予備校や受験生向けの動画、受験生支援のサイトを見てみたのに、みんな2次試験に進んだ人向けの話ばかり。
1人くらい、受からなかった人に寄り添ってくれる人がいてもいいのに、みんな2次のことばかり。
「何だよ!落ちた人にはもう興味はないのかよ!」と言いたくなるかもしれません。
置いていかれているような感覚、見捨てられたような感覚、1次試験の合格者(特に初学で7科目受かった方)への羨ましい気持ち、「それに比べてどうせ俺は」と嘆きたくなる気持ち、合格点に届かなかった自分を責めてしまう気持ち、家族や職場の人など周囲の協力者への申し訳ない気持ち、どうやったらあの1次試験に受かるのかわからずモヤモヤする気持ち、来年もあの勉強をやらないといけないのかという落胆の気持ちなど、いろんな気持ちが混ざったものとして心の中がモヤモヤしている方もいらっしゃると思います。
中には気分が激しく落ち込んでしまっている方もいらっしゃるかもしれません。「合格者はきっと心の中で俺のことをバカにしている、上から目線でマウントを取ってくる」と思ってしまうこともあるでしょう。私がそうでした。精神的ショックがあると一気に落ち込むタイプなので。
もしかしたら、私や他の道場メンバーに対しても「お前は合格者だからそんな気楽に言えるんだ」とか「下手な慰めはいい。どうせ人ごとだろ?」とか「ストレート合格の人に俺の気持ちがわかってたまるか!」と思ってしまうこともあると思います。
でも本気でそう思っているのではなく、上記のような心のモヤモヤをどこかに吐き出さないと精神的におかしくなりそうだからそう思ってしまう、でもそんなことをする自分がさらに許せない、情けない、そんな心境かもしれません。
労ってくれ、慰めてくれ、いやハッキリとダメ出ししてくれなど、人によっていろんな感情をお持ちだと思います。
ここで、私の話をさせてください。
詳しくはこちらの自己紹介記事にありますが、私は1次試験に3回落ちています。落ちたときの心境は3回味わいました。上記の置いていかれたような感覚や「どうせ人ごとだろ?」などの気持ちも3回味わいました。
仕事でも1回では覚えられないけど3回もやれば覚えますよね。それと同じで、落ちた心境も3回も味わえば今でもすぐに思い出せるくらいの記憶になります。
また、私は合格年の2023年度以外は、7科目をフルに受けたことはありませんでした。2015〜2017年度、2020〜2021年度は科目合格積み重ね作戦でしたから、7科目フルでの受験はしていませんでした。7科目フルでの受験は2023年度が初めてでした。
なので、7科目フルで受験をされた方は、それだけで私よりはるかにすごいことをしています。
まず、7科目フルでの受験をされたこと、そのために長期間にわたって科目間のバランスを図りながら7科目もの試験勉強をされてきたこと、それについてご自身をほめてあげてください。7科目受験は私にはできなかったことです。
また、科目合格狙いの方、残り科目受験の方も、ここまでの努力をほめてあげてください。科目合格狙いも、残り科目受験も、それはそれでプレッシャーがありますからね。
たまには健康のことを気にせず飲み食いしたり、自然の中で思い切り羽を伸ばしたりしてください。旅行や趣味にお金と時間を費やしてもOKです。今はメンタルを回復させることを優先させましょう。
そして、来年に向けてリスタートを切るか、撤退しようかの意思決定については、来月まで待ちましょう。今は精神的にまだ落ち着いておらず極端な意思決定をしがちなので、意思決定は時間を置いてからにしましょう。幸い、来年向けの講座は10月からのスタートなので、まだ時間はあります。
焦らなくて大丈夫です。ご自身の無理のない範囲でリスタートしていただければOKです。
今日のGRe4N BOYZ:刹那、Green Boys
この2曲は、私が受験に落ちるたびに聞いていた曲です。「刹那→Green Boys」の順に聞いていました。「刹那」のほうは落ち込む気持ちを落ち着ける歌、「Green Boys」のほうはここから切り替えて前を向くための歌として聞いていました。
合格点に届かなかった方なら、今はこの2曲の歌詞にあることがすぐに受け入れられる方もいらっしゃれば、まだ難しい方もいらっしゃるかもしれません。
でも大丈夫です。1ヶ月くらい経つと精神的に落ち着いてきて、最適な意思決定ができるようになります。そのときにまたこの2曲を聴いてみてください。きっと、勇気が出てくると思います。
次回予告
1次試験が終わり、それぞれ結論が分かれたため、今回はいろんな結論の方に向けたメッセージを発信させていただきました。そして、「じゃない方、のあなたへ」の1次試験バージョンもお送りさせていただきました。
今日もありがとうございました。
次回は「指示に従うって?」についてお伝えしようと思っています。次回もよろしくお願いします。
明日は「ごり」の登場です。
試験直後に勉強をお休みするか否か。あなたはどっち?
☆☆☆☆☆
いいね!と思っていただけたらぜひ投票(クリック)をお願いします!
ブログを読んでいるみなさんが合格しますように。
にほんブログ村
にほんブログ村のランキングに参加しています。
(クリックしても個人が特定されることはありません)
サトシさま
いつもお世話になります。ありがとうございます。
「合格点に届かなかったけど精神的に平気な方」です。
今年は1勝1分5敗でした。
ここで1分は、本来免除科目である情報を貯金目的で受けたものです。
ところが、今年は貯金にならず、ギリ15/25問で過去最低でした。
また5敗の1つは中小で、昨年の合格科目でありながら、貯金目的で受け失敗したものです。
先週1週間で、
あちらこちらの解答速報をYouTubeで見て、問題用紙に各先生の講評をメモることと、
二次基本講義のみは受けました。
二次試験対策を優先することも考えましたが、以降の二次演習講義は撤退して、
むしろ次年度受けるつもりの4科目: 経済、財務、経営、法務の基礎問題や
試験問題をやりなおして、再スタートを切ろうか。
二次演習を準備することも大事かと思いましたが、
本業であるところのITで10月13日の情報処理試験(応用)で
午前: 情報の勘どころの維持、午後: 問題文から課題や解決策を見出す練習かなと。
二次演習講義を聞いていて、事例Ⅰ: プロジェクトマネージャのチーム育成、
事例Ⅱ、事例Ⅲ: ITストラテジストの売上増、原価低減に似るイメージはあるので、
事例Ⅳ練習に行き着くためにも、一次: 財務(特にファイナンス系)を固めようかと、
思っています。
翌年は科目合格を用いて4戦+情報、運営と中小を免除回避という考えで、
これで5度目になりますが、スタートダッシュを切りたいなと。
引き続き宜しくお願い致します。
コメントありがとうございます。
情報は難しかったですよね。僕も道場の記事の参考にするために解きましたが、同じく15/25問でした。
中小は昨年科目合格をされているなら、今年失敗しても来年も免除なので大丈夫ですよ。中小は令和に入ってからは問われ方が嫌らしくなっていて、簡単には貯金が作りにくいようになっています。
2次基本講義を見て、さらに10月にITの試験があるなら、2次対策をガッツリやる必要はありません。ただ、この時期に全く2次対策をやらないのはもったいないです。
例えば黄金手順やまとめシートの2次対策の電子書籍を買って80分のプロセスを構築するだけでもいいですし、事例Ⅳの計算問題集を1冊買ってそれをやるだけでもOKです。今は基礎固めを重視していきましょう。
1次の4科目は10月の試験が終わってから再開させれば十分です。来年は経済、財務、経営、法務の4科目で受験ということなら、できれば経済と財務で12点の貯金を作りたいです。
これは経済ならグラフの導出過程、財務ならファイナンス(MM理論やリスク・リターンなど)の部分の理解を重視すれば達成できます。おっしゃるように、ファイナンスを固めることが財務で貯金を作る前提条件になりますので、ファイナンスで点数を稼げるようにしていきましょう!
また、法務も貯金を作れますが、苦手なら52点や56点でもOKです。
経営は過去問マスターを使い、同じ論点の問題を横串し方式で解いていきましょう。そうすると論点ごとに問われ方や不適切な選択肢にするネタがわかってきて、論点ごとに安定して正解できるようになります。また、問題を解く経験値が増えると正誤の判断もつきやすくなります。結果的に点数が安定します。
スタートダッシュを早く切るほど有利ですから、頑張っていきましょう!
サトシさん、ありがとうございます。
今年も、予定を外れて「じゃない方」になってしまい、自分で色々と自問自答し、今年は1科目も合格できず、なのに撤退の決心もできず、悶々としていたところ、サトシさんの記事を読んで、少し元気が出てきました。
下線を引いていただいたところ、電車の中で読みながら、少し涙ぐみました。寄り添っていただき感謝です。前に向かっていきたいと思います。ありがとうございました。
のりさん、コメントありがとうございます。
私の記事がお役に立ててよかったです。
私の経験則だと、今は「こうする」と明確に意思決定ができず、感情も含めてこんがらがってモヤモヤしている状況だと思います。
記事にも書きましたが大きな意思決定は今はまだしなくて大丈夫です。今はやりたかったことに時間を費やしてくださいね。
おそらく1ヶ月くらいするとリスタートできると思いますので、その頃になりましたらまた1次リスタートの方向けの記事を出す予定です。また読んでいただけると嬉しいです。