理系流事例Ⅳ勉強法 byさたっち
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全速前進ヨーソロー☆さたっちです。
私は根っからの理系です。
そのため、財務・会計は勉強したことがなかったのですが、事例Ⅳは数学のように解くことで(自称)得意科目でした。
では、どうやって(自称)得意科目にしたのか?その勉強法をお届けします。
本編の前に速報です。
那覇地区1次試験情報!
9/6に中小企業診断協会より、那覇地区の救済措置の情報が公表されました。
令和5年度中小企業診断士第1次試験を那覇地区で受験申込をされた皆様へ
- 再試験日は12/23(土),24(日)。
- 本年の2次試験に合格しても、この1次試験で合格できなければ不合格。
- この1次試験で合格した方は来年の2次試験の受験は可能。
那覇地区で申し込みをされた方には特定記録郵便で同じものが届くようです。
対象の方は各自、情報元でご確認頂くか、特定郵便で届く書類のご確認をお願いします。
また、先日1次試験の合格者が発表されましたが、一部科目で加点があり、自己採点では不合格だった方でもサイトを確認すると合格していたという方もちらほらいるようです。今一度、確認をオススメします。
「合格してたけど、2次対策してないよ!」という方、道場の夏セミナーは動画配信ですので、ぜひそちらをご覧ください!
🍉夏セミナー動画公開中🍉
14代目の2次試験合格ノウハウをギュッと詰め込んだセミナーになっています。
今回は動画での公開なので、いつでも、どこでも、何度でもご視聴いただけます!
2次試験合格を目指すすべての方を応援する内容ですので、夏休みのお供にぜひご視聴ください!追加コンテンツも準備中です!!
それでは本編に行くよ~!
初めに注意事項
冒頭で(自称)と強調している理由は、私の本番の事例Ⅳの点数は57点だったからです。
そして、2次試験の合格発表までは得意と自負していましたが、今その自信は崩れ去っています。
お、愚かな、、、
この敗因の自己分析は本日の記事の最後の方で述べますが、所詮うぬぼれだったことをご理解頂いた上でお読みください。
そして、勉強方法自体もはっしーやみっきーと結構被っていますが、「こういう考え方で取り組んでいたんだ!」くらいの気持ちでお読み頂けますと幸いです。
理系流事例Ⅳ勉強法
まずは結論から。どんなやり方かを述べます。名付けて、”二度漬け勉強法”です。
テキストは事例Ⅳ(財務・会計)の全知識&全ノウハウ(出版:同友館)です。(以下、事例Ⅳの全知全ノウと略します。)
事例Ⅳ二度漬け勉強法
- まずパートⅠ知識・ノウハウを読む。
- パートⅠの例題を解く。実際にノートに解きながら行う。(解説を読みながらでOK)
- パートⅡ過去問の(1)をノートに解く。(解説は見ない。)
- 出来るところまでやったら解説を読む。
- 自分の解答を添削する。
- (重要)その場で同じ問題をもう一度解く。(解説や添削した解答は見ない。)
- 再度、添削する。
- 翌日にもう1度、同じ問題を解く。
- 1週間後にもう1度同じ問題を解く。
ポイントは6です。
解答を添削だけして終わってはいけません。
必ず、その場でもう1度最初から解きます。
これが二度漬けの由来。
そうすると、さっき見たばかりのはずの解説が驚くほど再現できないことに気が付きます。
でも、それでいいんです!
理解した気になっていることに気が付けることが大事です。
では、それがわかったらどうするか?
翌日と1週間後にもう1度解きます。
この時も解けなければ、その場でもう1回解きます。
その場でまた二度漬け!
この繰り返しにより、いずれは2回目で正答に辿り着けるようになりますし、1回目で解けるようになればその過去問はマスターしたことになります。
串カツ屋でソースの二度漬けは厳禁やで!!!
最近はコロナ禍の影響でかけるタイプのソースに変わってるらしいですよ。
え?そうなん。久々に行ってみよ~。
~閑話休題~
なぜこれが理系流なのか?
理由はシンプルです。この勉強法を大学受験・大学院受験でずっとやってきたからです。
例えば、高校の時は数学の演習問題に対し、このやり方で解き方を覚えていました。
受験業界では”解法暗記”と呼ばれていたりしますね。
私のブログをよく読んで頂いている方なら「数学はスポーツ。」という言葉を思い出して頂けるかもしれません。→過去記事:経済学のための数学基礎
最初から完璧に解けるわけがないので、とりあえずやってみた後に、解説のプロセスを自分で再現できるように練習する(=つまり、スポーツで言うところの反復)ことで、徐々に出来るようになっていく(=理解していく)のを目指します。
理系の方であれば、この壁の乗り越え方は共感して貰えると思い、理系流と称しています。
そして、この二度漬け勉強法を行うには、重要な要素があります。
それは問題集の解説が充実していることです。
皆さんも、高校生の時の数学の勉強でやたらと解説が簡素な問題集を渡されて苦労しませんでしたか?
あれじゃちっともわからないよ~。
そう、この二度漬け勉強法は解説を先生にして、自分が真似して覚えていく方法なので、そもそもの解説がしっかりしていないと、正しい解答作りから始まるので、非効率的です。
その点、事例Ⅳの全知全ノウは解説がめちゃくちゃ充実しています。
そういった観点から、私は全知全ノウ一本で勝負する道を選びました。
オススメだぜ!!!
二度漬け勉強法の効果
さて、この勉強法の効果はどうだったのでしょうか?
結論から言えば、事例Ⅳ全知全ノウの問題は全て解けるようになりました。
大学院入試と異なり、微分方程式も積分も三角関数も境界条件もない、過去問の解説もめちゃ充実、試験で問われるのは四則演算だけ、それなら点数が取れると試験前は思っていました。
では、なぜ本番の点数が60点を超えられなかったのか?その原因を分析します。
原因分析
原因① 過去問の全体の演習量の不足
夏セミナー動画の「#04合格までに必要な勉強時間の目安」内で語られていますが、私が年度を通して過去問を解いたのはたったの2事例です。(R3とH30)
事例が少ない理由は、事例Ⅳ全知全ノウが(私の年度版だと)R2~H18年度の過去問を項目毎に分けて収録されていることから、その問題を解けるようになっておけば、年度を通して解く意味はないと考えていたためです。
しかしながら、本番では第2問のセールスミックスで自信のある計算がドツボにはまってしまい、大幅に時間を消費しました。結果的にこれは正解は出来ていましたが、試験本番の最終科目でこれまで経験のない事象に対応するのは相当キツかったです。
事例Ⅳは計算が多いため、往々にしてこのような事象には遭いやすいと思われますが、試験本番までに体験できていなかったのが痛かったです。
80分という枠組み内での戦略、ドツボにはまってしまった時のリカバリーなど、試験に向き合うという意味での全体を通した演習を行うべきだったと思います。
原因② 解答を暗記してしまっていた
恐らく事例Ⅳの全知全ノウを3~4周はやったと思います。
各分野が万遍なく解けるように、第1章(1)→第2章(1)のように解く順番を変えたりしても解けるようになったので、
事例Ⅳは制覇したわ!
と思っていました。
しかしながら、今振り返ってみれば、各設問に対しプロセス含め解答を丸暗記していたに過ぎなかったと思います。
もちろんプロセスの暗記は必要ですが、その使いこなしについては別の問題も含めてやっておくべきでした。
例えば、あえて初心者向けの「30日完成!事例IV合格点突破計算問題集」をやって、本当に身についているのか?(暗記だけでなく、手足として使えているか?)を確認したり、上級者向けの「意思決定会計講義ノート」(通称:イケカコ)に手を出して、実力を確認するべきでした。
もし同じような状態になってしまっている方は参考にして下さい。
イケカコのやり方はこちら↓
原因③ 慢心
中小企業診断士の受験生は文系の方が多いです。
14代目は文:理=9:3だったはずだよ。
その中で、事例Ⅳを数学の記述試験だと思っていた私は自分に有利だと考えていました。
現代文は得意でないので事例Ⅰ~Ⅲは不利であっても、事例Ⅳはリードできると思っていました。
しかしながら、事例Ⅳは財務・会計の試験であり、数学の試験ではありません。
一発合格道場に入り、道場メンバーと話しをするようになって、別に自分は優位ではなかったことを痛感しました。
14代目には銀行三銃士と呼ばれるトロオドン、ベスト、s.t.o、そしてFP&Aという仕事をしているひろしがいますが、彼らが財務関係の話を始めた時には全く付いていけません。
これじゃ財務・会計で高得点なんて無理だわ。
計算能力が高いことは優位にはなれるかもしれませんが、それだけの1本槍では弱いことを痛感しました。
原因④ 根本的な知識不足
1次試験はアウトプットのみで突破しているので、未経験の分野の財務・会計の根本は全然理解していませんでした。
普通は、収益性・効率性・安全性の3要素は1次試験の財務で勉強するらしいですが、私は事例Ⅳの全知全ノウで初めてその存在を知りました。
流動比率、などの指標も公式と思って暗記をして、B/Sのこの辺の数値を引っ張ってくればいい。くらいに考えていました。
よくそれで一次突破できたわね。
また、白書も読んでいないので、労働生産性の話題を知る由もありませんでした。
私は白書を呼んでたから書けたよ!
労働生産性の指標を当日に書けて、計算結果も合っていれば60点には乗せれたのではないかと思います。
このことから、財務・会計という科目に対する知識が根本的に不足していたのが、本番で足が掬われてしまった原因の1つだと思います。
そして、中小企業診断士試験は突破したものの、財務分野に今でも全く自信はないです。
しかし、どんな会社であっても財務・会計は絶対に関わってくるのでこの科目はしっかり勉強していればよかったと思っています。
この科目は書籍で勉強できる自信がないので、やるとしたらYoutubeの動画か予備校の動画講座から勉強すべきですね。
学び直しの方法は考え中。
計算が苦手で事例Ⅳに苦手意識を持つ人へ
計算が苦手だから、事例Ⅳが苦手と言う方は結構多いのではないでしょうか?
しかしながら、8/17のみっきーの記事でも言及がありましたが、数学が苦手な彼女は本番で85点を取り、数学が得意な私は57点です。
(嫌われるのを覚悟で自慢するならば、中学2年まで数学はほぼ100点だったくらいには得意科目です。)
例え計算が苦手でも努力でいくらでも覆せる科目であると言えます!
事例Ⅰ~Ⅲとは違い、事例Ⅳは答えが1つである分、努力が反映されやすい科目です。
今日一番伝えたいのはここ↑
残り2ヶ月弱、まだまだ時間はあります。頑張っていきましょう!
終わりに
すっかり趣味の楽曲紹介コーナーと化してますが、多分2次試験までやります。
Aqoursで「未来の僕らは知ってるよ」です!
この曲聴くとテンション上がる~⤴⤴⤴
未来をどうしようかな!?
みんな夢の形を探して 泣いたり笑ったり
未来の僕たちは きっと答えを持ってるはずだから
ホンキで駆け抜けて
Aqours「未来の僕らは知ってるよ」作詞:畑亜貴
この曲はアニメ第2期のオープニングテーマです。
第2期では「夢の形を探して泣いたり笑ったり」しながら、彼女たちは精一杯駆け抜けていきます。
夢(=合格)に近づいてきているだけに苦労や苦しみを増えてきている。そんな時期に背中を押してくれる一曲です。
ただのおまけ
我が家の本棚の上にはこの曲の衣装ver.の2年生組3人がいます。笑
明日は実務補習を経て、ストイックさにますます磨きがかかったはっしー!
お楽しみに!
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6代目のおとです。
著者を紹介して頂きありがとうございました。
少しでもお役に立てたなら幸いです。
6代目 おとさん
コメント頂き、ありがとうございます。
お恥ずかしながら、道場の先代の方が執筆者ということを存じ上げませんでした。
受験生当時、解説が非常に充実していたからこそ、じっくり取り組むことで、
財務・会計素人の私でも苦手意識を持たずに事例Ⅳに臨めました。
独学の私にとって、この書籍が無ければ合格できなかったと言っても過言ではありません!
この場を借りて、お礼申し上げます。