【勉強法】1次知識の100字トレーニング by うっかりアッパ

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うっかりアッパ
うっかりアッパ

おはようからおやすみまでアンニョンハセヨ?
うっかりアッパです。

今年度の試験申し込みも締め切られ、いよいよ1次試験まで2ヶ月!60日を切りましたね。

ここからの勉強時間は本当に貴重で、自分にとって必要な勉強をどれだけ実行して身にできるかが合格に直結する重要なポイントです。

もう過去問覚えちゃったよ。。。

最終的にどのテキストをやるのが良いのだろう。。。

2次試験が気になるけど、手を出して良いものか。。。

迷う。迷いますよね、どういう勉強をしたらいいのか。

そんな方には、「1次知識(※1)の100字トレーニング」をオススメいたします!

※1 1次知識
いわゆる診断士試験用語で、1次試験で学習する知識のことを指していて、とりわけ2次試験で必要になる1次試験の知識のことを指して使います。「一時的な知識」や「1次情報から得た知識」というような意味ではありませんので注意です。

「1次知識」については先代かわともさんの記事にシュピッとまとまっていますので、チェックしてみてくださいね。

1次知識の100字トレーニングとは?

前にはっしーの記事やコメント欄でも紹介してくれていましたが、1次試験の論点、キーワード(例:機能別組織のメリットは?など)について一定時間内に100字でまとめるというトレーニング方法です。

以前の僕の記事にある勉強記録日記の[今日の教材]のところにも「100字トレーニング」ってある通り、僕は結構早い段階から取り組んでいました。

早くから取り組んでいた理由は、

100字でまとめてみると

①過去問ばっかりやっていると飽きてくる②設問分も、選択肢も、答えも、なんなら解説まで覚えてくるので別角度から勉強をしなきゃと感じていた③2次試験対策の必要性を強く感じていた④自分に合って面白かったから(100字)

です。

1次試験はマークシート式なので知識が曖昧でも選択肢から答えを選ぶことで対応できますが、2次試験では答えを文章として書ける必要があります。

知識を知っているだけじゃなくて知識を使える必要があるのです。

知っていると使えるの間には大きな隔たりがありますよね。ここが2次試験が難しいなぁと感じる理由の一つだと思います。

1次知識の100字トレーニングは「知っている」を「使える」に変えていくために、とっても有効なトレーニングです。

1次試験と2次試験の橋渡しなんて言い方をする方もいらっしゃいます。

1次試験があるけど2次試験が気になるなんて方にはもってこいじゃないでしょうか?

その上、基本2次対策になると言いながら1次知識が段違いに深まり、1次試験対策としても抜群に効果的です。

マークシートを塗るペン先に宿る自信が深まります。

これはちょっとやってみても良いかなって方もいるんじゃないでしょうか。

100字トレーニングのメリットとデメリット

とはいえ、これからの時期は基本的には1次試験勉強が最優先

すでに計画をたててスパートに入っている方もいると思いますので、1次知識の100字トレーニングのメリットデメリットを先にお伝えしておきます。

メリデリをみて、自分に合いそうだなぁという方は読み進めて見てください。

メリット

  • 2次試験で解答する上で前提となる1次知識をアウトプットすることで知識を定着させることができる
     ※1次知識の曖昧な部分、特に覚えているだけで理解が薄い部分を補強することができる
  • 隙間時間を活用して実施できる
  • 100字でまとめる字数感覚と時間感覚が身につく

デメリット

  • 1次試験対策(得点に直結する過去問など)に集中する時間と気持ちを割かなければならない
  • 特定のテキストがないので自分で答え合わせと振り返りを行うのに時間がかかる

かなり1次試験の勉強も進んできて、なんなら過去問覚えちゃってどうしようって方にはメリットが多いのかなと思います。

100字トレーニングの準備

100字トレーニングには、基本的にはペンと紙、あとはスマホがあれば十分で、皆さんお手持ちのものでまかなえると思いますので、あらためて特別な準備物は必要ありません。

ありませんが、何事も形から入ると気持ちの乗り方が変わるもの。

ここはしっかりとトレーニンググッズを揃えてみてはいかがでしょうか?

僕の推奨グッズは以下のとおりです。

おすすめトレーニンググッズ

  • お気に入りの筆記用具(本番で使用するもの)
  • 1マス7mmの方眼ノートもしくは方眼用紙
  • 問題設定と振り返り用のテキスト(ネットでも可)
  • ストップウォッチ(スマホで大丈夫)

せっかく手書きで行うトレーニングですので、お気に入りの筆記用具はマストでしょう!

ちなみに僕はSTAEDTLER925が愛用シャーペンです。

そして重要なのが1マス7mmの方眼ノート

なぜ1マス7mmなのかというと、2次試験の解答用紙の1マスが1辺7mmだからです。せっかくなら本番を意識して今から7mmマスにも慣れておきましょう。

この慣れは僅かなものかもしれませんが、僅かな差が最後に物を言う試験ですので、ぜひ試してみてください。

7mm辺の100字シートを自作してプリントアウトしても良いのですが、僕のオススメはKOKUYOのCampus方眼罫7mmノートです。

大きめの文房具屋さんに行ったら7mm方眼ノートは各種取り揃えてあると思いますので、息抜きがてら選びに行ってみてください。

なければネットでも購入可能です。

また、問題設定と振り返り用にテキストがあると良いと思います。

個人的には2次試験合格者の頭の中にあった全知識(2023年版は予約受付中)一発合格まとめシート前編が2次試験に関連する知識についてまとまって分かりますのでオススメですが、基本的にはご使用になっているテキストで大丈夫です。

なんだったらYoutubeのダンシ君のサブノート、2次知識の一問多答のコンテンツを活用するのもありです。

ストップウォッチはスマホで十分だと思います。

100字トレーニングのやり方

いよいよやり方です。

トレーニング方法

  • 1次知識(例:機能別組織のメリットは?など)について、自分で問題を設定する
  • 目標時間(10分など)を決めて100字で解答する ※手書き厳守!
  • テキストやネットで調べて解答した内容を確認する

ここで重要なことは、実際に自分の手で書くということです。

2次試験は筆記試験ですので、手で書くスピード、正確さも重要になってきます。

字が綺麗であることまでは必要ないと思いますが、誤字脱字なく、きちんと読める字を書くことは必要です。

キーボードやスマホ入力に慣れきっている現代人な僕たちですから、今のうちから書くことに慣れておくことはかなり重要なポイントだと思います。

漢字が書けないって、苦労したりするんです!

また、実際やってみるとこのトレーニングは結構難しいものです。

はじめは上手く書けないこともあると思います。実際僕は書けませんでした。

その場合は、ググったりお手持ちのテキストを見ながらまとめたり、なんならChatGPTなんかに聞いちゃったりしてみてもいいと思います。

でも、それを丸写し、丸覚えするのではなく、参考にして自分の言葉で100字にまとめるということが重要です。

自分で考えて、自分のペンでアウトプットすることを意識して行ってください!

1次知識の100字トレーニングをやってみよう

では、実際に僕が去年の今頃(2022年6月)にやってみた例題をみてみましょう。

あくまで当時のうっかりアッパが解いた例なので、正解というわけではありません。こんな風にやるんだぁくらいの参考にしてください。

例題

事業部制組織のメリットとデメリットは何でしょうか?

組織論からの出題です。

1次であれば企業経営理論、2次であれば事例Ⅰが該当しますが、頻出論点ですよね。

解き方は以下の通りでした。

  • まず100字でメリットとデメリットを書くならそれぞれ50字ずつを目安だと当たりをつけます。
  • 50字なら各2つか3つずつ要素を詰め込んで多面的な解答にできたらいいなと考えます。
  • 思い浮かんだメリットとデメリットを文章に落とし込んで、文字数を調整していきます。

結果、次のようにまとめていました。

うっかりアッパの解答

メリットは①利益責任の所在が明確②事業部長による迅速な意思決定が可能③トップマネジメント人材の育成ができる。デメリットは①セクショナリズムの発生②管理部門などが事業部毎に必要で機能と人員の無駄ができる。(101文字、最後の読点含む)

書き終わったら、事業部制組織についてテキストやネットで調べてメリットとデメリットについて合っているかの確認を行います。

事業部制組織とは(全知識とまとめシートから抜粋)

事業毎に構成された組織(事業部)が本社のトップ・マネジメントの下に配置された組織形態で、各事業部に大きく権限委譲を行う分権管理組織。それぞれの事業部に「製造」「営業」といった事業の遂行に必要な機能を有している。各事業部は自己完結的に事業活動を行い、プロフィットセンターとして事業単位での利益獲得に対して責任を負うことになる。また、事業運営に必要な権限が各事業部門に移譲されている点も特徴。

<メリット>
事業部単位での活動が可能であり、事業環境の変化に柔軟に対応できる
経営トップが全社的な経営、戦略に専念できる
事業部毎の利益責任が明確化する
権限委譲された事業部長の管理者としての能力が高まり、次世代の経営者の育成ができる

<デメリット>
事業部間の競争激化により、セクショナリズムが発生しやすい
各事業部が短期業績志向、短期的判断に陥りやすい
人材や設備など経営資源の重複により、コストが増大しやすい

この解答だと、

メリットでは「経営トップが全社的な経営、戦略に専念できる」という要素

デメリットでは「各事業部が短期業績志向、短期的判断に陥りやすい」という要素と「コスト増大」というキーワード

が、漏れているなと振り返っていました。

字数の関係上、全ての要素を詰め込むことは難しいのですが、この時は漏れている要素が思い浮かんでいませんでした。残念。

抜けた要素、知識を忘れないように色ペンなどでノートの空きスペースに書き込んでおき、後ほど見返したり、解き直すときにチェックするようにしていました。

時間としては解くのに8分、振り返りに10〜15分程度かかっていました。

慣れてくると問題を100字でまとめて振り返りを行うまでの1セットを15分以内で行うことができるようになると思います。

手で書かなきゃいけないので少し大変ですが、それほど負担なく1次知識を深めることができるますし、隙間時間の活用としては悪くないのではないでしょうか?

1次試験勉強中は、過去問回しにダレてきたなぁと感じるタイミングで100字トレーニングを実施していました。

例題集

いくつか例題として設問と振り返り用の解答要素のまとめを載せておきます。

今の時点で答えられなくても大丈夫!

知識の復習ができてラッキーと前向きにとらえていただければと思いますので、ぜひぜひ100字で答えるのにトライしてみてください。

第1問

新卒採用、中途採用のそれぞれのメリットは何でしょうでか?

クリックして解答要素をみる

<新卒採用のメリット>

  • 組織文化の継承や愛社精神の育成がしやすい
  • 優秀な人材を幹部候補として育成できる
  • 計画的な求人や育成ができる

<中途採用のメリット>

  • 即戦力となる人材を確保できる
  • 育成コストを抑制できる
  • 自社にない知識やノウハウを導入できる

第2問

多角化のメリットと留意点は何でしょうか?

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<メリット>

  • 組織スラックの活用
  • 既存事業とのシナジーの追求
  • 新事業分野進出によるリスクの分散
  • 既存事業の需要停滞への対応

<留意点>

  • 多角化による経営資源の分散
  • 既存事業とのシナジーが発揮できる可能性があるか
  • 進出先の事業の成長性

第3問

受注生産の課題とその対応策は何でしょうか?

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<課題>

  • 受注から納入までのリードタイムの短縮、もしくは納期の遵守
  • 受注の平準化

<対応策>

  • 生産計画の作成頻度や対象範囲を適正化する
  • 設計要素をモジュール化して設計期間を短縮する
  • 資材や部品の共通化を進めて調達期間を短くする
  • 余力管理や進捗管理などの生産統制を徹底させる

第4問

ライン生産方式のメリットとデメリットは何でしょうか?

クリックして解答要素をみる

<メリット>

  • 1人の作業員が担当する作業は簡単な作業が多く、単能工でも作業が可能
  • 作業員の関節作業が少ないため生産性が高い
  • 物の流れが単純なため工程管理が容易
  • 製品運搬の機械化が容易なため運搬コストが低い

<デメリット>

  • レイアウト変更が困難
  • 製品の仕様・生産量の変化に対する柔軟性が低い
  • 作業が単調なため労務面の問題が発生しやすい
  • 単能工のため負荷変動への対応が困難

もっと例題ないんですかという前のめりな方は、この記事のインスパイア元でもあるきゃっしいさんの記事とhotmanさんの記事にそれぞれ例題がアップされていますのでご参照ください。

まとめ

中学時代から一夜漬けの魔術師といわれ詰め込み暗記で1次試験の半分くらいは乗り切ったと思われる僕ですが、1次試験合格という目標をクリアするという点では、ある意味正しいやり方だったと思います。

まるっと覚えたら大丈夫な暗記三兄弟、大好きっ子でした。

ただ、1次試験の先に待ち構えている2次試験では、問われたことに対して自分の言葉で説明するという力が求められ、知識の有無だけを問われることはほぼありません。

知識をその事例企業にあわせ応用して提案していくことが必要です。丸暗記だけじゃ通じなくなっていきます。

100字トレーニングで1次知識を強化することは、スムーズに2次試験対策に移行するのに必ず役に立つと思います。

もちろん2次試験のことは1次試験突破後に考えたらいいじゃない!まずは1次試験に全集中!というのが基本だと思いますが、答え、キーワードをただ丸暗記するのではなく、自分の言葉に落とし込んで使えるように意識して勉強を進められたら、1次試験で問われる知識の理解が格段にレベルアップすることは間違いありません。

これから過去問を回しに回して1次試験まで突っ走る日々に突入という方が多いことと思いますが、ときに別角度からの勉強も気分転換にもなって良いものだと思います。

また、2次試験専念組もあらためて1次知識の整理をしていくためにも100字トレーニングは効果的だと思います。

参考にしていただければ幸いです。

ということで、今日はここまで。
明日はみっきーが本番に向けたコンディション作りについて考えるよ。
ファミコンウォーズよりどえらいシミュレーションだよ。
みっきー、よろしく~!

は〜い!
ファミコンウォーズ?は分からないけど、記事は分かりやすいよ。
お楽しみに!

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【勉強法】1次知識の100字トレーニング by うっかりアッパ”へ4件のコメント

  1. じょにー より:

    先日はシャーペンを教えていただきありがとうございます。
    昨日、そのシャーペン(925 25-05と925 15-05)を購入しました。
    実際に使用してみた感じですが、教えていただいた通りだと思いました。
    なにより、うっかりアッパさんを合格に導いた縁起の良いシャーペンだと思って、特に2次試験にて使用していこうと考えています(笑)

    1. うっかりアッパ より:

      じょにーさん、丁寧な報告コメントを頂きありがとうございます!
      STAEDTLER925、購入されたんですね!ふふふ、これはお仲間ですね^^
      私の合格同期の勉強仲間もSTAEDTLER925派が結構いて、勉強しながらみんなでSTAEDTLER一派を名乗っていました(笑)
      じょにーさんも無事?仲間入りですので、これは合格間違いなし!
      同じシャーペンを使うものとしても、じょにーさんの合格を一層応援します!

  2. じょにー より:

    今使用しているシャーペンが壊れそうで、新調しようと思っておりました。
    おすすめされていた「STAEDTLER925」はどのような点で優れていると感じていらっしゃるか、よろしければ教えていただけますでしょうか。

    1. うっかりアッパ より:

      じょにーさん
      コメントありがとうございます!シャーペン、大事ですよね。
      僕の愛用STAEDTLER925の優れている点ですね。
      まず17gと軽くて丈夫なアルミボディで、製図用なのでペン先(書いている部分)が見やすく定規にも相性が良いです。スベリ止め加工や硬度表示(HBとかBとか)もできて、何よりもデザインが良い!
      僕は芯の太さで文字を書く用の0.5mm、マークシート用の1.3mmを使っていました。

      どのシャーペンを選ぶかは迷いますが、基本的には持った感じのバランス、長く書いていて疲れにくい、ストレスが少ないというのがポイントかと思います。
      僕はそこにデザインが好きで書くことのモチベーションが上がるという要素を重要視していました。
      参考になれば幸いです。
      じょにーさんの合格を応援しています!

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