【ラストブログ】ここまでの1年間で得たもの by アヤカ

アヤカ
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こんにちは。アヤカです。
12代目に就任して早1年、私単独の記事は今日で最後です。

場が人を作るという言葉を聞いたことがあるのですが、診断士がたくさん生息する新しい世界で暮らしてみて、新しい価値観を得たように思います。

今日は、自分の振り返りも兼ねて、合格がわかってから約1年間、診断士関係の活動をしてみて、得たものをまとめようと思います。

受験生の皆様の試験勉強や診断士の世界を想像するのに役立ったら嬉しいです。

得たもの1:試験勉強のコツ

この1年間でたくさんの合格者の方に勉強方法を聞きました。

道場では合格体験記を掲載しています。今年もたくさんの方に投稿いただきました。それはもうじっくりと読みました。

それらを通して、勉強方法に共通点があることに気が付きました。

これらは診断士試験以外の試験にも使えると思っていて、次の資格を取るときには、自分でも活用しようと思っています。

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自分に合った勉強方法で勉強する

勉強方法自体は人それぞれでしたが、それぞれが自分の生活スタイルや性格に合った勉強方法をしていました。

セミナー等で受験生の方とお話していて、自分に合った勉強方法を見つけられていない方が多くいることに気が付きましたので、自分に合った勉強方法を見つけるコツをまとめます。

優先順位をつける

優先順位について言及している合格体験記は多かったと思います。

家族、趣味、仕事、いろいろあると思います。まずは優先順位をつけましょう。

ここをおろそかにすると、ジレンマが起きて、勉強が手につかなくなることでしょう。何のために勉強しているんだろうなんて、精神論の世界へトリップすることもありそうです。

もしかしたら優先順位が1番や2番の事柄に時間をとられてしまい、優先順位が3番目の試験勉強の時間が少なくなってしまうかもしれません。そうなっても優先順位通りに行動しているのだから、気に病む必要はありません。

ただし診断士の卵としては、効率化を行えるところは効率化を行って、時間の捻出やパフォーマンスの向上を図りたいところです。

自己分析を行う

見て覚える人、耳から覚える人、図を書いて覚える人、映像で覚える人、人と一緒に勉強した方がやる気が出る人、黙々と一人で勉強した方がはかどる人、カフェ等で少し音がある方がはかどる人、早朝の勉強がはかどる人、夕方以降にエンジンがかかる人、細切れ時間しか勉強に充てられない人、早朝しか時間が取れない人・・・いろんな人がいると思います。

自分自身について書き出してみましょう。二次試験でいうところの制約条件です。

そして、これらの制約条件を満たす勉強スタイルを考えましょう。

道場の合格体験記から似た属性の人を探して参考にしてみるといいです。制約条件が完全一致する人はおそらくいないので、カスタマイズして自分に合ったスタイルを確立してください。

ちなみに私は夕方からエンジンがかかるタイプの夜型でした。
動画を見ると寝てしまう&文章で読むのが一番はかどるので、わからないところはテキストとネット検索で調べていました。
(最近いろいろと動画化が進んでいるけれど、やめてほしい。笑)

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過去問を使用したアウトプットを重視する

いくら知識があっても、試験問題を解けないと合格はできないです。

短期合格している人の共通点として、早くから過去問でアウトプット学習を行っていることがあげられます。

過去問を解くときの注意点としては、頻出問題に時間を割くことです。たまにしか出ない論点は割切ることも必要です。

ミスを放置しない

いくら問題を解いても、解きっぱなしでは意味がありません。

なぜ間違えたのか検証しましょう。

わからなければ、テキスト、ネット、youtube、人に聞く、予備校・・・何を使ってもいいので、どうにかして解明しましょう。

毎回間違えを確認して、記録していると、何度も同じところを間違えることに気づくと思います。

できる問題を解いても点数は上がりません。できないところを重点的に補強しましょう。

得たもの2:未来を描くこと

少し前までの私は夢なんてないと思っていて、一番無難そうな道を進んできました。

ポジティブに解釈すると、地に足の着いた選択をする現実主義なんだと思っていました。

でも思い返すと、心の底には描きたい未来はあったように思います。

どうやったら実現できるのかがわからなくて実現性を全く感じなかったから、私の選択肢に入らなかったのだと思います。自分に対してハードルが高すぎる上に、視座が低くて視界に入っていなかったとも言えると思います。

今の私には、実現したいワクワクする未来がいくつかあります。

外部環境によってどれになるかは変わるのですが、今のところ、どれになっても悔いはないので、どれかになるようにがんばっていこうと思っています。

行動してみたら自分の引き出しが増えて、理想が現実味を帯びてきた

実践してみることからの気づきと、人からの情報の力はすごい!

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元々好奇心と行動力はあった(と思う)ので、気になった研究会やセミナーや研修には可能な限り参加してみたり、職場で思いつく限りの改善活動をしてみたり、勉強会を開いてみたり、診断士と交流していろんな話を聞きました。

いろいろ活動してみたら、今まで見えていなかったものが見えてきて、今までだったら考えたこともなかった手段や選択肢を知ることができました。

診断士関係の活動で自分の引き出しが増えたことによって、描きたかった未来への道筋に小さなハードルを設定できるようなり、ゴールまでの道筋が見えたのだと思います。気づけば私の成長も相まって、いつかこのハードルを飛べるかも!と思うほどになりました。

やりたいことが明確な人も、まだやりたいことが明確でない人も、まずは心に従って行動あるのみですよ!

‘なんだか気になる‘を大切にする

この1年で、‘なんだか気になる’けど、どんなアウトプットを出していいかがわかっていなかったものの8割くらいが私の未来プランに繋がりました。

‘なんだか気になる’は結構当たっていたのだと実感したので、これからも直感を信じていこうと思います。

まだ繋がっていないものもあるけれど、きっと今後のどこかで繋がるのだと思って、気長に育てていこうと思います。

得たもの3:チーム戦の楽しさを知ったこと

診断士業界は診断士同士が協力しあう業界

診断士受験を決めた理由はいくつかありますが、最後の決め手は、「診断士業界は診断士同士が協力しあう業界」と聞いたことでした。

当時の私は、会社員勤めをしているとある程度は競争社会なところや、(私の会社の私の周りだけかもしれないですが、)とがった強みを持つ人よりも一通り問題なくこなせる不可のない人を求められている感じがすることに、なんだか息苦しさを感じていたので、とっても理想的な世界に見えました。

実際に診断士界に入ってみて、それは本当でした!

チームで作るとすごいものができるし、がんばれる

合格後の1年間を振り返ると、チームでの活動が大半を占めています。

道場での活動を始め、実務従事や研修や研究会での発表などもチームで行うことが多かったです。

診断士が複数人力を合わせたら、診断士業務の大体のことはできます。それぞれができることをやればいいのです。

チームで議論して、まとめあげると、一人では考えも及ばなかったものが完成することを改めて実感しました。

メンバー編成によって違うものができることにもおもしろさを感じています。違うコミュニティの知り合いで、この人とこの人をつないでチーム編成したらおもしろいかもしれないなんて想像しています。

この1年大変なこともありましたが、
チームだからがんばれたこともたくさんありました!

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仲間ができた

チームだからこそ大変な時もありましたが、議論して議論して議論して成果物が完成したときには、お互いの人となりを良く知る関係になっています。

気が付けば、’友人’ともまた違う’仲間’を得ていました。年や職業や居住地や専門等が違っていても、’診断士’という共通言語とチームでの活動で得た絆で繋がっているのだと思います。おそらく一生ものです。

専門性の強化が課題

チームでも(個人でも)、もっと品質の高い仕事がしたいと考えたときに、深い専門性がほしくなりました。周りを見渡して比較的珍しくて私の強みを生かせそうな興味のある分野を選んで勉強を始めました。道場メンバーもそれぞれの専門性を磨くためにいろいろ動いているようです。

案件に合わせて、気心しれた最適な専門家チームを編成して、より品質の高い仕事のするのが理想です。これにゴールはないと思うので、‘チームでの最高の仕事’をどんどん更新していきたいです!

最後に

これまで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!

ブログやセミナーで温かいコメントをいただいたときなど、とても感激しました。皆様に何度も勇気づけられてここまで来ることができました。

何か少しでもお役に立てていれば本当に嬉しいです。

診断士業界は思ったより狭いです。
またどこかでお会いしましょう!
それではまた!!

アヤカ
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【ラストブログ】ここまでの1年間で得たもの by アヤカ”へ6件のコメント

  1. たけぞう より:

    アヤカさん

    アヤカさんのラストブログは、共感できること満載でした!
    これまでのブログを読んでいても思いましたが、要点を簡潔にまとめるのがすごくお上手ですね。

    冒頭の「場が人を作る」は、本当にそうだと思っていて、組織の中でもポジションが人を作ることがよくありますし、ベンチャーの成長でも「オーバーエクステンション(過度拡張戦略)」(自社の資源を部分的にオーバーする事業活動をあえて行う)が必要と言われます。

    「優先順位をつける」は、なゆたさんのラストブログのコメントでも書きましたが、僕も課題の一つ。ECRSの原則等を意識して効率化を進めたいと思っています。

    「まずは心に従って行動あるのみ」「’なんだか気になる‘を大切にする」もいいですね!

    「とがった強みを持つ」メンバが、「案件に合わせて、気心しれた最適な専門家チームを編成して、より品質の高い仕事のする」
    ネットが進化、コロナでリモートワークが浸透して場所を選ばない仕事環境となって、エネルギー・環境問題から益々人が移動しなくなるこれからの社会では、こういったR3事例Ⅰのような働き方が一般化していくんでしょうね。だとすると、スペシャリストが益々重要となるし、マネージする側もスペシャリティが求められますね。Ⅰ

    診断士協会城南支部でお会いする機会があるかもしれません。その時はよろしくお願いいたします。

    短い間でしたが、ありがとうございました!!

    1. アヤカ より:

      たけぞうさん

      コメントありがとうございます!!!
      私は要点をまとめるのが得意だったのですね!考えたことがなかったです!
      気づかせていただいてありがとうございます!!!

      ちょっと背伸びした環境に身を置くと、最初は大変でも気が付けばそれが普通になっていきますよね。
      環境で考え方も変わったりして、環境の影響力は絶大だと思います。
      今後も自分の進みたい方向を向いている場所に身を置いていきたいと思っています。

      優先順位付けや効率化は、勉強だけでなくて診断士の活動でも重要になりそうですよね!
      やりたいことをやっていたら時間がいくらあっても足りなくなりそうです。私の場合、のんびりもしたいですし。

      副業が解禁しつつあり、専門家が自由にチームを組んで働く時代がもうすぐ来るかもしれないですね。今が過渡期かもしれません。
      しっかり専門性を磨いて、実践しつつ備えていきたいと思います!

      こちらこそありがとうございました!!!
      またお会いしましたら、どうぞよろしくお願いいたします!!

  2. リット より:

    アヤカさん
    1年間のブログ作成お疲れ様でした&ありがとうございました。

    確かに、会社で働いていても本当にチームとして機能していることが少なく感じます。

    診断士は協業が多く繋がりが重要とは聞いていましたが、今でも少しずつ繋がりが増えだしており、診断士という職業の特別さを感じています。

    記事で紹介されていた一発合格は、それまで存在を知らなかったので2次試験勉強中に読みました
    もう少し早く読んでいれば、1次ももう少し楽になっていたかも知れません(笑)

    闇雲に何でもやるのは大変ですが、色々試して、優先順位を決めて、といった問題解決のスタイルはこれからも使えそうです。

    私も次のゴールを目指して頑張りたいと思います。

    1. アヤカ より:

      リットさん

      コメントありがとうございます!
      診断士のチームは個人事業主の集まりで、チームに参加してもしなくてもいい中でチームになったからこそ、チームとして機能しているのだと思っています。

      もうつながりが増えていっているのですね。これからどんどん増えていきますよ!楽しみですね!!!

      私も「一発合格」はもっと早く出会っていれば・・・と思いました!合格できたので、お互いに結果オーライです!

      私も診断士の活動でも優先順位付けが重要になってくると思います。やりたいことはたくさんあるけれど、長期的なスパンで考えて決めていこうと思います。

      お互いにがんばりましょう!!!!

  3. ロム より:

    アヤカさん、一発合格道場12代目の活動、おつかれ様でした!

    ストイックに勉強を続けられてストレート合格されたアヤカさんが、自分にとっては目指すべき人であり、目標とすべき人としてずっと学習をしておりました。(誠に勝手ながらw)
    特に事例Ⅲについては、製造業の苦手意識があった分勉強に非常に苦労しましたが、アヤカさんが事例Ⅲについて分かりやすく記事にまとめてくださったおかげでとても理解が進みました。

    特に、アヤカさんが記事の中でQCDの意識を持つこと((品質)C(コスト)D(納期)のバランスが取れている)について触れていた記事を見た時、あれが事例Ⅲの開眼の瞬間だったなぁと今でも思います。
    また、自分はどうしても学習したことを感覚的に覚える傾向があったため、自分で学習を振り返ろうとしてもどこか曖昧さが残っていました。
    ですが、アヤカさんが記事でまとめてくださったことで自分の頭にあった知識が明確化され、何度も自分を助けてくれました。

    二次筆記試験の試験のOPEN DAYの記事で自分が投稿した際、アヤカさんからのご返事で、12代目としての活動の中でつらいことがあったと拝見しました。
    私は道場メンバーとしての活動の詳細が分からないので、アヤカさんの苦労や心労等を全て理解することはできません。
    ですが、それでも自分が胸を張って言えるのは「事例Ⅲはアヤカさんのおかげで救われた」ということです。
    今年度の事例Ⅲは、設問と与件文の論点の紐づけや、回答の一貫性について、個人的に非常に惑わされる問題でした。
    でも、アヤカさんから教わったことを全て発揮して、事例Ⅲは69点のA評価をもらうことができたんです!
    アヤカさんが12代目として活動に参加して下さらなかったら、事例Ⅲの評価はどうなっていたことか……想像するのが怖くなるくらい、アヤカさんから教わったことが自分を救ってくれました!

    本当は「アヤカさんのおかげで事例Ⅲを解けるようになり、診断士に合格して人生変わりました!」と、12代目の皆さんの卒業に合わせて伝えたかったのですが、それは来年以降となってしまいました。

    いつか診断士として交流することがありましたら、アヤカさんには改めて伝えさせてください。

    約1年に渡る道場の活動、本当におつかれ様でした。

    今後の診断士活動、応援しております!!

    1. アヤカ より:

      ロムさん

      コメントありがとうございます。
      事例Ⅲの高得点、おめでとうございます!ロムさんの努力の成果ですよ!

      事例Ⅲの開眼のきっかけや事例Ⅲの高得点にお力添えできたとのこと、とてもとてもとてもうれしく思います!!!!
      ここまでがんばってきて本当によかったと、報われる思いです!!!!
      研究職ということもあり、人と接する仕事にはほとんど従事したことはなかったのですが、
      (道場は仕事ではないですが)人と接する仕事は大変なこともあるけれど、その分喜びは何倍も大きいのだと教えていただきました。
      私でもお役に立てるのだと、勇気をいただきました。
      こちらこそ本当にありがとうございます!!!!!

      目指すべき人だなんて大変恐縮ですが、
      次にお会いしたときに胸を張って近況報告できるように、少しでも誰かのお役に立てるように、
      これからも精一杯活動していこうと思います!!
      お互いがんばりましょうね!

      診断士界でお会いできることを楽しみにしています!それではまた!!

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