2次勉強方法のQ&A(オヤジのケース)

こんにちは、ねこおじさん(きょくしん)です

前回はセミナー概要を書いたのですが、以降メールなどでいろいろと質問をもらったので、主な内容をご紹介したいと思います。

ただし、あくまでこれは私の場合という御答えですからから、こんな人もいるんだと参考に読む程度にしてくださいね。

Q1:各事例はどんな手順で解いているの?

事例ⅠからⅢの場合、私はだいたいこんな手順で解いていました。

(1)最初に与件文を1―2行だけ読んで、どんな業界のどんな会社かを確認する。

(2)次に問題文を読む。問題文の文意が分かりにくく、勘違いしやすいから注意!。

(3)問題解釈して、問題文から関連する与件文のキーワードを逆予測(どんな内容か)してメモ。なお、この時に理由を列挙するのか、因果関係を述べるのか、過去の経緯を踏まえるかなどの解答構成の気づきもメモする(これ結構大事だったりする)。

(4)次に与件文を読む。まず1度読んで把握し、次に緻密にチェックしながら読む。その時ポイントとなるキーワード、数字、事象、経営者の言葉などは鉛筆でチェックをつける。また段落を明確に区別するため番号を振るなどする。

(5)問題で問われている部分の与件文の該当ワードにアンダーラインする(後述のマーカーを利用)。これで各設問の解答に盛り込むキーワードがきまる。
(6)(5)の検討がつかない問題は後回し。

(7)キーワードと解答文章の構成がほぼきまったら、1問ずつ記入する。焦りを防ぐためまとめて記入することは避けました。

(8)最後に(6)であとまわしにした問題を考えて記入する。

(9)書き間違えチェックなど文章を見直し。

 私の場合、事例Ⅰだと(1)-(3)で約10分、(4)―(6)で約20~25分、(7)で1問約7分で約35分、(8)約10から20分くらい。
ただし問題の難易によって多少のズレありという感じです。なお事例Ⅱの場合は(3)はもっと短くてすむことが多かったようです。

 また、事例Ⅳの場合はまず経営分析をしっかり20分位で解いて(5分前後のズレはあり)、それから他の得意そうな問題に取り掛かります。終了約15分前には解くのをやめて、検算だけをしました。1問間違えると大きく失点するので。

 ただし、これはあくまで私のケースですので、皆さんもぜひご自身に合ったプロセスや時間配分を固めていってくださいね。

 Q2:マーカーを使って色分けするやり方のメリットは?

これはいろいろだと思います。確かJCは鉛筆だけだったようですし、らいじんもそうだったようです。私の場合は、マーカーを使いました。

私も間違えたら消せるマーカー6色を使いました(過去の記事らいじんの記事参照)。マーカーの使い方もいろいろです。私の場合は、問題1は青、2は黄色・・・・など、各問題に該当する与件のキーワードにラインをひきました。解答のキーワードが複数段落に分散していることもたまにはあるし、まったくラインのない段落があったりする(要注意)など、一目でわかります。時間がなくて焦ってもすぐにキーワードが見つけられます。

 Q3:タイムマネジメントがうまくいかない(解答している途中に考え込んでしまうので、気がついた時にはすでに予定時間をオーバーしている)

 解答のプロセスが「分単位で」予定通りに行われているかをチェックすることが重要だと思います。でも考え出すと時計を見ることを忘れてしまいますよね(笑)。

とても単純な対策として、大きな時計を使うという方法もあります(笑)。解答を考えすぎで時間管理を忘れないためです。私は大型の電波時計(18cm×12cmくらい)を使いました。これを本番でも使いました。すぐ時刻が目に入りますので、時計を見る回数が頻繁で、時間管理がうまくいくようになったと思っています。

 Q4:事例演習は72事例を2回転もしなきゃいけないの?やりきれないのでは?

 先日の記事に書きましたが執筆陣の多くは72事例以上解いています。プロセスや記述レベルの定着のためのひとつの目安の数だと思います。私は2回転目をやったのは40事例くらいしか有りませんが、他の人は2-3回転しているようです。

でも、数をこなすことより、きちんと分析して記述のレベルを上げていくことが重要です。雑に72事例やるよりも、良い事例を40位でも2回転きちんとやるほうがよいと思います。特に2回目には1回目には拾えなかったキーワードがきちんと拾えて、解答の構成も向上している(プロセスも)、進歩していることが大切です。これをするには、「振り返りシート」(wackyの記事にサンプルあり)でPDCAサイクルを回すことが大切ですね。

ただし、事例の数については、某予備校の合格体験記をみると、ストレート合格の人は40事例-50事例くらいのひとも多くいるようですので、解答のプロセスと精度を向上させることがまず大切だと思います。

Q5:ひとつの事例を解いて復習するのに4時間以上かかりますけど、よいのでしょうか?

私も 最初のうちは1事例4-5時間かかりました。問題を解いて、解答を読んで、間違えた原因を分析して、対処を考えて、それを「反省シート(振り返りシート)」に記入する。解答を読んでも納得できないから、過去問の場合は「ふぞろいの合格答案」などを参照する・・・などやっていると、このくらい時間がかかりました。

プロセスの安定とともに分析や対策時間も短くなってきます。つまらないところで間違えなくなるので。私の場合は、問題を解く時間を含め平均1事例3時間程度、2回転目は2時間少しくらいできるようになりました。

Q6:まとまった時間がとれない。どうやったら平日の事例学習できるのか?

 学習の作業は、事例を80分で解き、そして答え合わせ、解答の違ったところを1問1問読んで、納得して、分析ノートに記入するという手順ですね。朝は早起きして、約2時間くらいのまとまった時間を取って事例を解いて、解答に納得+分析ノートに記入と言う作業は昼間の隙間時間か夜に1~2時間で対処していました。夜は余裕あればもう1事例をやる。
私はたまたま朝方人間でしたので、こんな風に演習時間を確保していました。平日1日1事例以上(1次合格発表以降は平日は約2事例、土日は4事例くらい)のペースでした。

Q7:事例の記述問題を解くと手が疲れ肩や首が凝ったりして困る。

 休日に4事例位続けてやるとかなり疲れますね。でも本番も4事例を1日でやりますから、慣れておきたいです。私はオヤジだから特につらかった(笑)。半身浴や湿布シール、人間工学ペンシル(後述)、整体に通う、ヨガとストレッチ、などでどうにかカバーしました。凝りにはJCのゆるわだ記事も参考にしました。

 Q8:字を書くのが遅いくて時間がかかる。どう工夫したらよいか?

 私の場合、人間工学シャープペンシルに替えたら100文字を書く時間が1分半くらい短縮されました(以前の記事)。合計10分弱の記述時間の短縮です。これはかなり大きいです!(今この記事を書いているときにも、100文字の時間を計測してみました。私の場合は今でも普通のシャープペン比べ50秒近く短縮されるんだなあ・・・再評価!)。

 Q9: 事例Ⅳの経営分析は得点源か?

 そうです。経営分析はしっかり得点したいです(満点は難しいけどなるべく近く)。経営分析で使う指標やその理由を記述する文章についてもだいたいパターンが決まっていますので、きちんと覚えたほうがよいと思います。

私が経験した昨年の演習では、事例Ⅳ自体も、経営分析に加え定番の問題を計算ミスなくとれれば、平均点より結構上に行くという感じでした。事例ⅣはJCの記事をぜひ読んでね。

では、みなさま 引き続き頑張っていきましょう!

byねこおじさん

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