【合格体験記】安上がりで短期集中+試験特性を意識した攻略スタイル by にしさん

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受験生情報

  • ハンドルネーム:にし
  • 年代:30代

受験回数

  • 1次試験:1回
  • 2次試験:1回

学習時間

  • 1次試験:300時間
  • 2次試験:100時間

学習開始時期

2024年3月中旬

自分の診断士受験スタイルを一言で表すと

安上がりで短期集中+試験特性を意識した攻略スタイル

診断士に挑戦した理由・きっかけ

  1. 転職と部署移動により事業運営を任された都合でマーケティングや経営の勉強をするうちに、せっかくなら資格にしたいと考えたこと。
  2. 試験科目が過去の勉強内容(簿記など)や前職(システムエンジニア)の領域と被っていたので、他の人より勉強時間が短くできそうと思ったこと。
  3. 将来的に、地元経済への貢献にも役立てられそうな資格だと思ったこと。

職務経験・保有資格

  • 職務経験:アプリ開発中心でシステムエンジニアを5年、中小事業会社での新規事業関連業務を1年半ほど。
  • 保有資格:日商簿記2級、応用情報技術者

得意科目・不得意科目

  • 得意科目:会計
  • 不得意科目:経営法務、中小

合格までの学習法

1次対策

独学

  • 3月から6月くらいまで:TACのテキスト+スピード問題集(※中小以外)。テキストは1周。問題集はすべて回答できるようになるまで回し続けていました。
  • 6月〜:過去問を中心に学習(※中小以外)。複数回解き、3回目には90点以上が取れる状態に仕上げることを目標に取り組んでいました。
  • 7月〜:中小に着手。イマイチ勉強のセオリーを掴めず、中小企業白書の概要を眺めるなどもしていました(結果的に二次試験に役立つという・・・)。あとは通勤中のYoutubeです。「ダンシ君のサブノート」さん「たかぴーちゃんねる」さんを中心に聴きまわしていました。

【意図】

一次試験はとにかく「各教科60点を取りきることを目指し、問題の半分+択の運で拾い切る」を意識していました。過去の試験問題を見ても、ほぼ解かせるつもりの無い問題(正答なしも含む)があるので、1つの科目を極めてカバーするのは大変危険だと思います。年に1つある捨て問に固執してしまわないためにも、完璧を目指すのはご法度だと思います。

受験者が半分解ける問題がわかる状態にするためには、TACの問題集+過去問で良いと思ったので、何度も何度も解いて知識をしみ込ませました。問題の半分が解ければ50点。残りの問題を5択で当てるとして50*0.2=10点。これで60点が取れます。

実際は個人の得意不得意である程度取れる問題もあると思いますので、これで合格点に無理やり乗せるのが、最短ルートだと思って勉強していました。


【結果】

 経  済:80
 財  務:88
 企業経営:83
 運営管理:78
 企業法務:60
 経営情報:免除
 中  小:56

合計445/600(74.1%)で合格しました(60点とは・・・?)。
ただ、上振れだと思っています。来年また受験して取れる気はしていません。

2次対策

独学

正直、合格すると思っていなく、友人たちに「8月になったら暇になるから!」と言い続けていたため、8月は完全リフレッシュとして勉強はせず。「ねとたす」さんのYoutube動画を見て方針だけ考えていました。

9月:以下の順番で勉強を進めました。

  1. 「30日完成」を頭から解き始める(ゆっくり進め、10月中旬くらいに解き終わりました)
  2. 「ふぞろい答案分析7」で令和3年度の試験文と回答を比較し、どういった答案が評価されるか把握する。
  3. 数日後に令和3年度の試験を解いてみて、自力でどこまで回答できるか試してみる。
  4. 令和2年度から過去の試験を解いていく。
  5. 2週間前に令和4年の試験を解き「ふぞろい答案分析7」の回答と比較して実力チェック。
  6. 1週間前に令和5年の試験を2日に分けて解いて本番の感覚に近い体験をして、当日のイメージトレーニング。

【意図】

意識したのは「ある程度の運は受容すること」「試験の本質を見失わないこと」でした。他の合格者の方も触れていると思いますが、二次試験に100%受かるようにするのは至難の業だと思います。問題との相性や本番での読み違いが発生すると取り返しが難しいです。

私はたまたま1回で受かりましたが、再受験した際に安定して合格できる気はしていません!

また、二次試験の求める本質は「一次試験の知識をベースにして、ケースに対する一般的な回答を短時間でアウトプットできるか」なのだろうと思います。

二次試験対策で最も参考になった書籍は、受験のための参考書ではなく『コンサルティングの本質: 中小企業診断士のための実践理論と社会的取組み支援の論理』でした。現職の診断士の方が共著で具体的ケースについて書かれているのですが、二次試験の問題文と回答を合わせたような内容になっています。

書籍で書かれているケースの内容については、一次試験の知識があれば納得できるものです。ただ、ベースの知識に加えて個別の自称や現実に合わせたアレンジがしてありました。これを自力で導くために、知識レベルで解ける汎用的な机上の回答を前提に、現場のコンサルティングに取り組める状態になることが、二次試験で求めたいスキルなのだろうと解釈できました。

公式回答が無い試験であり、二次試験の勉強モチベーションが下がることもありましたが、この書籍を読んだことで答案に一般論を書くことの妥当性について自分で納得することができました。これは個人的にとても大きかったと思います。

何故その学習方法を選んだのか?

自身の過去の受験/資格勉強のスタイルと、診断士試験の特性を考えると、独学が最も効率的ではないか? と思ったため。
「学習中に困ったら検討しよう」と思っているうちに間に合った、という感じでもあります。

学習時・受験時のエピソードおよびこれから合格を目指す方へのアドバイス

必要に迫られて勉強していましたが、実務においても相乗効果があり、非常に充実した試験勉強期間を過ごせたと思います。仕事と勉強の両方で知識を深められたこともラッキーだったと思います。

二次試験は直近と比べてトリッキーだったのかな? という感想ですが(特に事例Ⅲ)、焦ることなく頭を回転させて取り組めたことが勝因だと思っています。
※こちら執筆時点では二次試験の点数がどうなのかはわかりませんが・・・

自分は比較的言われているよりも短時間で合格できました。また、スタディングなど有料の動画講座も一切使わず、市販のテキストと無料のYoutube動画のみでなんとかしました。有料の答案採点、模試なども使っていません。

この試験は、一次/二次試験ごとに勉強の方向性を誤らないことが大事な気がします。
長く取り組んでいるうえで苦しんでいる方は、取り組み方の見直しで大きく結果が変わる可能性もあると思います。

応援しております!

おわりに

一蔵
一蔵

ご自身のこれまで蓄積した強みと試験の特性を把握したうえで効率的、効果的な勉強で短期合格を実現したにしさん。
戦略的に”考えながら”時間とリソースを有効に活用し、目標到達レベルを確実に超えていく安定感が感じられる体験記でした。2次試験の合格につながった書籍も、今後の受験生の皆さんの参考になると思います。
得られた知識を実務でも活かしつつ、にしさんが中小企業診断士として活躍されることをお祈りしています!

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