「なぜ80分なのか」から考える2次試験の本質

こんにちは、nori です。

バレンタインが終わり、ひな祭りを過ぎると、季節が移り変わり、3月・4月に何があるのか。

それは2次試験の模擬試験です。

■模擬試験のスケジュール

直近はこんなスケジュール。

・3月12日(土)            MMC模試

・4月30日(土)もしくは5月1日(日) TAC二次実力チェック模試

(正確な情報は直接受験校のHPでご確認ください。)

この試験の本丸は2次試験。

1次試験の勉強に余裕がある方は、一日4事例を解く体感をするのがオススメです。

7代目のこばもこの時期に2次試験の模試を受験していたと合格体験記に書いてありましたね

■なぜ80分なのか??

さて、ここからが今日の本題。

「時間が無制限なら合格点を取れるよねー

「80分じゃ時間が足りないよー

この試験では良く聞く話です。

合格するまでの私は限られた時間内で最大限の点数を取りに行こうと完璧主義に走り、

毎回毎回全力でバットを振っては空振り三振アウトー

・・・結果は合格体験記の中でも書いたようにSランク(70点台)答案とDランク(40点未満)答案が並ぶ無残なものでした・・・。

私が目指す解答は80分では足りませんでした・・・。

さて、合格年は何が違ったのか。

あるアドバイスが私を変えました。

なぜ試験は80分なのか。

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完璧を狙っちゃダメなんだよ。合格後に受ける実務補習を想像してごらん。5日間という短い時間と少ない情報の中で経営診断を下すんだ。

大切なのは、限られた時間と少ない情報で必要なことをやり切れるかなんだ。

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2次試験から考える実務補習

実務補習は平成12年まで3次試験という位置付けがされていました。

2次試験を合格した者が受ける3次試験。

それが実務補習でした。

報告書の形式が厳しくチェックされるのは元々試験だった名残なんだよって言われたりもします。

noriは実務補習15日間コースを受けているのですが、3社目が3月4日からはじまります。

スケジュールはこんな感じ。

1日目 金曜日 社長さんからヒヤリング

2日目 土曜日 班で集まり調査・資料分析

日曜日〜金曜日 自主学習期間(班員各自で自主学習)

3日目 土曜日 全体調整・診断報告書の作成

4日目 日曜日 全体調整・診断報告書の完成

5日目 月曜日 報告会・診断報告書の提出

ほとんどの参加者は自主学習期間に仕事があるので、思った以上に時間がありません

いやー、大変だけど勉強になります。

はじめは「んな短期間で報告書は完成するのか??」と疑っていたんですが、完成しちゃうんですよね。

社長さんが喜ぶ顔は「勉強続けていて、良かったー!」とはじめて思える瞬間です

みなさんも来年の今頃、実務補習を受けていますので、楽しみにしてくださいね

さて、実はどうやら去年の合格者が少なかったからなのか、実務補習を希望する人が少なかったからなのか、はたまたその両方なのか。通常6人体制の実務補習がnoriの班は2社目以降、4人体制となりました。

7代目フェイマオの班も2社目以降、4人体制なので、今年はあまり珍しくないのかもしれません。

ただ、4人となると「経営戦略」「財務会計」「人事・組織」「マーケティング・営業」「情報化・WEB」などの役割分担を1人が2人受け持ったりするので、結構大変です。

「財務会計」をやりつつ「人事・組織」を担当したり。

でも、時間は限られている。そうなると今回は企業さんの課題は「財務会計」がメインなので、「財務会計」の課題に力を入れて取り組むことになります。

優先順位が低い「人事・組織」に力を入れすぎて、優先順位の高い「財務会計」の診断報告が完成しない、穴だらけとなったら、役に立ちません。

限られた時間の中で必要なことをやり切る。2次試験と同じですね。

実務補習から考える2次試験

実務補習と同じように、2次試験は同じ経営診断のプロセスをたどります。

私は以下のように理解していました。

「ヒヤリング(設問要求の確認)」

「現状調査(事例文を読む)」

「現状分析(環境分析問題への回答)」

「経営改善の提言(提案型問題への回答)」

時間も情報も限られています。

合格点は60点。投げられたボールに確実にバットを当てることが大切。

先日、独立診断士の方が「若い診断士は経営相談の窓口を是非やってみた方が良いよ。」と仰ってました。どんな質問が来るかわからない中、自分の引き出しを使って、1時間などの限られた時間で回答する。

診断士試験はやはり実務を想定して作られているんですね。

■まとめ

2次試験はなぜ80分なのか?

あなたが実務補習をやり切る能力があるかを見ています。

限られた時間の中で「人並みの答案を当たり前に書く」のがポイントです。

考え方を変えることで、私は無駄な力が抜けて、余裕を持って2次試験の問題が解けるようになりました。

次回は2次試験を80分という限られた時間の中で解くポイントをご紹介しますね。

さあ、ホームランを狙う必要はない。

ヒットを打って前に出るんだ!

2次試験の模試を受ける皆さまは、投げられたボールに確実にバットが当たるか確認してきてくださいね。自分でその感覚がわかるかが重要です。

大丈夫。 あなたは、ぜっ~~~たいに合格しますから!待ってます!

nori でした。

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