泥沼学習法【経済】
初めましてkatsuと申します。
合格体験記への投稿がきっかけとなり道場執筆陣に加わらせていただくことになりました。まだまだ未熟ですが、皆様の御参考となるような記事が書けるよう努力していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
さて、初回から異様なタイトルを思いついてしまいました。
先日、ふうじんさんが書かれた俺様学習法【経済】からひらめきました。
この記事には私の合格体験記もリンクされております!!とても光栄です!私の経済学対策は「苦手なので重点対策派」に分類されております。
合格体験記を読めば確かに・・・
得意科目に比べて苦手だったので重点的に対策した
というような感じで書いてあります。
しかし、現実はそんなスマートな表現では全然しっくりこないです。結果論なのでカッコよく聞こえるだけです。
◆ 泥沼への道 ◆
では、現実はどうだったのかというと・・・
およそ1年前の私は経済学で泥沼にハマって抜け出せない状態でした。
Web通信で1回目の授業を聴講したのですが、なんとその1回目の講義を最後まで聴けませんでした。
とにかく拒否反応・・・・
そして、その泥沼の中でもがきました!!
最初は半ばヤケクソになって経済学のテキストでわからない言葉を全てネットで調べてやろう!と思いました。講師の方も理解が大事だとおっしゃっていましたので・・・。
それで「可変費用」とか「総費用曲線」とか調べているうちにとあるYou Tubeの講義動画を発見しました。
「なんだこれ??」って見てみたら、ものすごくわかりやすい。
なんと講義を見ただけでそれまで意味不明だった可変費用から供給曲線の導出まで理解できました。
それからその先生は私にとって「神」ですよ!
神の正体は道場でもよく名前がでてくるご存じ「石川 秀樹先生」です。当時の私は道場をまだ見ていませんでした・・・。
抜け出せない沼の中、天から蜘蛛の糸が一本垂れていたんです。もう藁にもすがる思いで飛びつきました。
「速習!ミクロ経済学」と「速習!マクロ経済学」という参考書を2冊買ってきて、この書籍の無料サポート講義動画(フリーラーニングというサイトを参照)を見ました。
診断士に関連するところは全て見て全体の約8割以上は見てると思います。
しかし、この学習法こそが本当の泥沼!!
2月5日から全60回分の講義を受けてたら、2月も後半に差しかかってました。もちろんTACの講義そっちのけです。経営情報システムの講義もとっくにはじまっていました。
スピ問?過去問?? 全く解いていないです。
もう橋げたを築くどころじゃない。
溺れていたのがやっと川の上まで浮かんでこれたくらいの話です。
でも、「へっ。経済学をたった6回の講義で教えようなんて神に刃向かうようなもんだよ」とか思ってました。その当時はこの方法が正しいと信じきっていたのです。
それで結局、効果はというと 養成答練 53点。
問題をほとんど解いてないんだからごくあたりまえ。しかし、その時はなんとなく理解はできてた気がするし、「50点とれてりゃ財務で補てんできるだろ」くらいにしか考えてませんでした。
◆ 泥沼からの脱出 ◆
そして、その後しばらく経済学は手つかずの状態でした。
脱出のきっかけはGWの経済対策のオプションゼミ。
通学してまわりの状態を見てみて、初めて目が覚めたんです。
例えば、次のような問題がありました。
投資の利子弾力性がゼロのときにクラウディング・アウトが起きるか?
私は理解が重要なんだからとIS曲線とLM曲線の導出から頭の中で考えて、次にグラフを書いて、さらに投資の利子弾力性がゼロの時はIS曲線が・・・・・なんてとにかくご丁寧に考えこんでいた。だから、あたりまえだけど一問解くためにものすごく時間がかかった。
でも、まわりは簡単にグラフと数式を使ったテクニックで覚えていた。
投資の利子弾力性がゼロの時はIS曲線はグラフが垂直に立つ!!政府支出Gを拡大してIS曲線は右へシフトしてもISのグラフが垂直に立った状態だから、クラウディング・アウトは発生しなくてGDPはバンバン上がってくよね?みたいな感じでパッと答えにたどり着いていた。
そこで気づきました。このままでは、本試験で解けないってことに!!
そして、そこからは結論と解き方を覚えることを重視してスピード問題集と養成答練を繰り返しました。
いつもまにか経済学への拒否反応は一切なく、苦手ことには変わりありませんでしたが、経済学を好きになれたのは石川先生のおかげだったと思います。
そして、本試験の結果はというと・・・
過去問でも答練でも80点を切ったことがなかった財務が64点。
泥沼にハマった経済学も同じ64点。
診断士試験は恐ろしい。
もし、泥沼から抜け出せていなかったらどうなっていたのだろう?と考えてしまいます。
◆ 経済学の学習法 ◆
経済学は理解が大事?
これは経済学を難しくする魔法の言葉。
私を泥沼へ迷い込ませる魔力を持っていた。
要は、取扱注意の言葉。
私が長年「簿記」の勉強をしていてわかったことがあります。
それは、理解して覚えるという順序がすべてではなく、覚えたあとに理解し、さらに覚えたことを定着させていくという順序のほうが効率的かつ効果的にが理解できることもたくさんあるということ。財務でいえば、CF計算書がひとつの例。
そして経済学にも同じことがいえるのではないか?
私は、結論を先に覚えてからどうしてこうなるのだろう?と考えることで結論を先に知っていることの余裕からかスッと理解できたという経験がたくさんありました。
私が言いたいことをまとめると、経済学の学習において
理解は重要であるが、必ずしも先に理解する必要はない
ということ。
私が泥沼にハマった理由は、「経済学は理解なしには覚えられない」と強く思いこんでしまったことが問題だったのかもしれません。
まぁ正直、最初の講義の時の衝撃がすごすぎて、あとは石川先生についていく以外方法を考えられなかったというのも事実なんですけどね。
だから、同じ年に受験したほいほいさんの合格体験記における石川先生経済学の利用法はとても素晴らしいと思います。
そして、ふうじんさんが言うとおり
・現在最強の「経済」対策は、受験校テキスト+「石川の経済」。
であるということ。
正直これは私が経済対策で一年前に一番知っておきたかったことです。
苦手科目に時間をつぎ込むことは重要だと思いますが、同時に効率も意識して自分にあった学習方法を確立してください。
皆様は間違っても泥沼にハマることがないように!!
◆ 今日のまとめ ◆
・経済学は理解が重要だが、「結論を覚えてから理解」でもOK! ・通信生もたまには通学などでライバルの進捗状況を知ろう! ・得意科目に頼っては危険!苦手科目の克服を怠るな! ・石川先生の経済学はうまく活用しよう! ・道場4代目メンバーであるkatsuをよろしく☆ |
では、皆様の合格をサポートできるように、思い切りの良い記事で頑張っていこうと思いますので、あたたかく見守りください。
よろしくお願いします。
それでは、また!
by katsu