産後クライシス byごり

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ごり
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まずは告知から!

受験体験記&16代目メンバー募集!

合否発表で笑った方も泣いた方も、これまでの軌跡を一発合格道場ブログでかたちにしませんか?

体験記募集の詳細はこちらで!

16代目就任を希望される方は、1/28(火)20:00までのご提出をお願いします。
合格体験記・未合格体験記のご提出は、2/4(火)20:00まで受け付けております。

昨日の合否発表、結果は人それぞれですね。

合格された方、本当におめでとうございます!努力、忍耐、苦難、様々なハードルを乗り越えて得られた合格。喜びもひとしおだと思います。ただ、まだ口述試験はありますので気を抜かずに最後まで走り切りましょう!なお、昨日募集開始をしました口述対策セミナーについては満員御礼となり応募を一旦締め切らせていただきました。ご応募ありがとうございました。

そして、惜しくも合格を掴めなかった方、昨日サトシがサトシらしいブログを書いています。
悔しい、悲しい、あるいは怒りの感情。様々な感情が心の中を渦巻いていると思います。
サトシが言うとおり、「今は自分の気持ちに正直になり、メンタルを休ませてあげてください」。

さて、プロフィールにあるとおり、私、ごりは結婚しており妻と2人の娘がいます。
上の子はもう小学校ですが、私が2023年に受験生だった当時、下の子は1歳くらいでした。

そうした小さい子がいる中で、難関資格の勉強をするということがどういうことか、現在進行中で経験されている方も多いのではないでしょうか。

今日のブログは、大きな括りとして当時の私(今もですが)ように小さいお子さんがいる受験生の方をターゲットにモチベーションという観点から書いていますが、大きいお子さんがいる方も、これからお子さんが生まれる方も、まだご夫婦だけの方も、はたまたまだ結婚していない方にも、響く部分があればいいなぁと思っています。

焦るごり
焦るごり

大丈夫!最終的には中小企業診断士(試験)の話にきっとつながる!

産後クライシスとは

「産後クライシス」という言葉を耳にしたことはありますか?これは、夫婦関係における大きな変化を指す言葉で、特に第一子の出産後に多く見られる現象です。簡単に言うと、産後1~2年の間に夫婦間の関係性が急激に悪化してしまう状態のことを指します。

参考|日本人を襲う「産後クライシス」の衝撃

2012年にNHKで特集が放送され、その翌年に「産後クライシス」というタイトルの本も出版されました。

(ごり家のバイブル。出産を控えた知人夫婦に配りまくってる迷惑な夫婦。笑)

詳しい内容が気になる方は上記記事や書籍をお読みいただければと思いますが、ざっくり一般的な原因は以下のとおりです。

産後クライシス-一般的な背景・原因

育児と家事の負担の偏り
 出産後、多くの家庭で育児や家事の負担が妻側に集中しがちです。特に、赤ちゃんのお世話や夜間の授乳、日常的な家事を一手に引き受ける妻の負担は大きく、体力的・精神的なストレスが積み重なります。一方で、夫は仕事に集中する時間が多く、家庭内での役割分担が不均衡になりがちです。このバランスの崩れが、夫婦間の不満を引き起こします。

ホルモンバランスの変化
 女性は産後に大きなホルモン変化を経験します。これにより、気分の浮き沈みが激しくなったり、不安感や孤独感が強くなったりすることがあります。特に産後うつのリスクが高い時期でもあるため、妻が精神的に不安定になることで夫婦関係に影響を及ぼすケースも少なくありません。

夫婦間のコミュニケーション不足
 産後は、赤ちゃん中心の生活が始まるため、夫婦が二人きりで過ごす時間が極端に減ります。その結果、互いの気持ちを話し合う機会が失われ、不満やストレスがたまりやすくなります。特に、夫が妻の苦労を理解できず、「手伝っているつもり」が逆に妻の負担感を増大させるケースも多く報告されています。

自己肯定感の低下
 産後は、妻も夫もそれぞれの役割に追われ、自分自身の存在価値について悩むことがあります。妻は育児の責任感や疲労感から「母親としての自分」に縛られやすくなり、夫は「仕事で家族を支える」という役割だけに特化し、自分が家庭で必要とされていないと感じることもあります。

そして、上記書籍の産後クライシスのメカニズムを私なりに強引にまとめると以下のようになります。

書籍における産後クライシスメカニズム-ごり的要旨

産後の女性の肉体的危機
 出産時の身体へのダメージ(帝王切開の場合さらにダメージが大きい)。出産後の慢性的な睡眠不足。出産による体・体調の変化。など

産後の女性の精神的危機
 育児への不安(何を考えているかわからない子ども)、「正しい育児」へのプレッシャー、小さな命がすべて自分にかかっている「責任への不安」、24時間子どもにかかりっきりになることで自分の時間が「0」になるストレス。など

産後の女性の社会的危機
 産前のようには友人と会えず、キャリアの不安もある。話せる相手が限られる。など

これら3つの危機を十分に理解できない夫、、、

私(たち)も第一子のときにしっかりめのクライシスが訪れ、様々な経験をしました(このまま離婚しちゃうのかと真剣に考えた)。

ただその経験を経て、妻とより深い部分で分かり合えたことがありますし、妻には本当に感謝しています。

私が産後クライシスを経て得たこと

これはすべての夫婦に起こり得ることだと気づくこと

(いやもちろん私がダメダメなところもあり、妻の怒りを買っていた部分も往々にしてあるのですが、それは紙幅の関係で割愛するとして)

「子どもの誕生」=「無条件に幸せ」みたいなイメージがあると思います。実際に子どもはかわいいし、この上なく幸せな瞬間も確実にあるのですが、でも違う方向で同じ程度夫婦にとってしんどいときも必ずあります。

そんなとき「幸せなはずなのになぜ?」とか「妻に嫌われてしまったのか?」とか、自分(たち)だけが不幸に見舞われていると考えてしまうことが実際にあったのですが、「産後クライシス」の概念や内容を知り、そして妻とのコミュニケーションをとるなかで、この「イベント」が大なり小なりすべての出産を経た夫婦間で発生し得て、ある意味で個人的な問題ではない(嫌われたとか嫌われているとかそういう次元の問題ではない)、と認識できたことはとても大きい経験でした。

主体性が重要であること(主体性に濃淡をつける自分に気づくこと)

私が妻から言われた言葉で、深く心に刻まれているのが「主体性をもって家事・育児をしてほしい」ということです。

より具体的には、
「あなた(ごり)は会社で上司、部下、あるいは取引先の人と仕事をするだろう。その時に言われたことだけをする人間なのか?違うだろう?言われたことはもちろんこなしたうえで、何が周りの人間にとって最善か、自分にできることはないか、自分が役に立つことができないか考えて動くだろう?そしてそれを良いことだと考え、喜びに感じるだろう?それを家事・育児でやってほしい。スキルの問題でできることやその程度は私(妻)と差があるかもしれない。それはそれで(百歩譲って)よい。でも主体性を持たないのはダメ。」

ごり
ごり

このまま言われたわけではなく、丁寧に説明してくれました。言い方は脚色しています。笑

多分、おそらく、私は家事や育児を比較的行うほうの男性なのですが(言い方(笑))、この妻の指摘は相当刺さりました。確かに仕事では意識して行っていることが、家庭ではできていない(それも無意識に)。家事・育児の1つ1つはやる・できる、けど主体性がない。表現が適切かわかりませんが、子育てという事業において共同経営者にならなければいけないはずなのに、経営者(妻)と従業員(私)になっていました。有り体に言えば「甘え」ていた/いるのだと思います。

皆さんも主体性がない動きをされるとイライラされますよね?

上記書籍でも、まさに「手伝おうか?」という「当事者意識のなさ満開ワード」(ワードの問題でもない気もしますが)はNGで、「職場で部下が言ったら『いらっとする』言い回しはしない。部下がこう言ったら「お、やる気があるな」と思える言い方をする」と記載されています。

労うことの重要性

そして、もう1つ重要なのが「労うこと」です。

より具体的には、
「究極的にはあなた(ごり)に家事・育児をやってほしいわけではない。仕事は大変で毎日遅くまで働いてくれることには感謝(と心配)をしている。ただ家事・育児にも仕事とは違った体力的・精神的しんどさがあり、かつ私(妻)が受けられる報酬はほぼあなたの労いの言葉しかない。そして、家事・育児を適切に労うためにはその大変さを十分に理解する必要がある。だからやっぱりあなたも家事・育児をやって!笑」

焦るごり
焦るごり

(このまま~(再掲))

前述した産後の女性の「社会的危機」にも関係しますが、産休・育休(あるいは仕事を辞め)、交友関係も産前のようにはいかない状態で、妻は「社会に必要とされているのか?」という危機感を覚えていたとのことです。そこまで思い詰めることがあることに、私を含めた男性側はどれだけ思い至っているでしょうか。

「労う」ということだけ括りだしてしまうと、技術的に「感謝すればいい」みたいな話になってしまうのですが、それもまた違いますよね。というかそれは心無い感じがすぐにバレます。

主体的に育児にかかわることでその大変さや辛さが初めてわかり、それを担ってくれるパートナーに対して心から「感謝」することができるようになると思っています。

ご飯作っても食べないとか、机とその下が食べこぼしでとんでもないことになるとか、寝かしつけても一生寝ないとか、起きてる間中無限抱っことか、、、本当に大変ですよね。

この労うことについても、書籍でまったく同じこと(労うことが重要、でも本当に労いの言葉をかけようとするのであれば育児の大変さを理解していないと難しい)が書いてあります。

ごり
ごり

偉そうに教訓をお伝えしていますが、私は2人目の子育てでも上手くできないことが多いです。

中小企業診断士試験の受験勉強において

中小企業診断士試験の受験者のボリュームゾーンは20代~30代であり、ちょうど子育てを開始されたタイミングに重なることも多いのではないかと推測します。15代目にも小さい子どもがいるメンバーが複数人います。

中小企業診断士試験は合格までに数か月~複数年かかる試験ですので、その間、家族のサポートは欠かせません。そして、家庭の状況がメンタルに与える影響は相当に大きく、試験結果を左右するといっても過言ではないと思います。

1次試験や2次試験の直前は、追い込みのために勉強時間を確保し、どうしても家事・育児にかけられる時間が少なくなります。多分頑張っている皆さんの姿を見て、言いたいことはあるけどぐっとこらえてサポートされているパートナーの方もいらっしゃるかもしれません。

皆さんのチャレンジを応援してくれるパートナーがいて、皆さんもそんな素敵なパートナーや子どものために頑張って資格勉強をされているのだと思います。

もし最近パートナーに「ありがとう」を伝えられていないのであれば、感謝・労いの言葉を伝えてみてはいかがでしょうか。

2つの想いが今後の合格に結実するよう応援しております。

もちろん、これまで勉強を頑張っていらっしゃった方におかれましても、昨日の結果如何に関わらず、支えてきてくれた方がいらっしゃれば感謝の言葉を伝えてみてくださいね。

次回は今回の続編、AZUKIのリクエストに応えて「ごり妻から見た中小企業診断士試験!」です。

ごり
ごり

明日は一蔵です~

あのシリーズが帰ってくる!

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産後クライシス byごり”へ2件のコメント

  1. テセ より:

    おはようございます!

    我が家はちっこいのが3人になりました!
    めちゃくちゃ可愛いですが、めちゃくちゃしんどいです。
    独身の友人が死ぬほど羨ましいと思う時も多々あります。

    そして、妻からしてみれば幼い子×3+精神年齢が小学生のおじさん1という環境を耐え、支えてくれるのは感謝しかないです。

    昔なにかで、家事・育児が本当に楽だったら男がそれをしたがる。それをしようとしないのは家事・育児のが大変だから的なことを言っていて、凄く刺さりました。

    妻に結果報告したら、「まぢか!どんまい!もう1年がんば!」って言われたので、まずは全力で家族の時間を優先してぼちぼち勉強します!笑

    1. ごり より:

      テセさん コメントありがとうございます。3人のお子さんがいる中での勉強、大変だったと思いますし、これからのことも考えると尊敬いたします。

      あんな風に書いてはいますが、私も子どもがめちゃくちゃかわいいですし、人生でこんな経験をさせてくれた妻に心から感謝しています。

      が、やっぱり上手くいかない時は上手くいかないですけどね。笑

      素敵な奥様から背中を押してもらってまた走り始めてください!道場メンバー一同応援しております!

      ごり

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