2次試験「書けない」についての考察 byぴらりん

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2次試験、最初に過去問を解いたときに感じた「書こうと思うのは分かるのに書けない感覚」を何とか言語化しようと挑戦しました!
と、本編に行く前に、、、
それでは、本編です!
「書けない」には段階がある(と思う)
ぴらりんは8月以降の対策の際に、書けた!書けなかった!を繰り返すうちに、「書けた」とは何かを考えるようになりました
そして自分なりに「書けた!」と自信を持って言えるためにはどんな要素が必要だろうかと考えて下記の評価表を作って、自己採点の際にどれに当てはまりそうかを考えるようにしてました
得点 | 称号 | 評価 |
---|---|---|
0点 | 的外れ | 設問・問われている意味が分かっていない |
10点 | あわてんぼう | 設問は理解しているが、制約条件から外れている |
30点 | 多面的ではない | 設問に答えられているけど、回答に漏れがある |
45点 | 理論だけ | 設問に答えられていて、切り口に漏れはないが与件文の具体的ワードを漏らしている |
55点 | ありがたいが話が長い人 | 設問に答えられていて、切り口に漏れなく具体的ワードを拾えているが字数が収まらない |
60点 以上 | Aクラス=正しく書けている | 設問を正しく解釈できて、必要な情報を与件文から抽出しつつ知識も交えながら論理的にかつ多面的に解答できている |
直近で過去問を解かれた方は、ふぞろい採点と比較してどこに「書けた!」とならない要素はありそうでした?
意外と設問の意味がずれていた、制約条件を見逃していたなどもあると思いますし、知識不足や知識をうまく説明できていないなどもあるでしょう
そして、同じ人でもプレッシャーのかかる時に解いた問題では違ったミスが出るかもしれません
それぞれの解答要素に対する対策
評価表を作成しながら考えていたところ、中小企業診断士2次試験において「書けた!」と言えるための要素は
・聞かれていることが分かっている
・聞かれたことに関して知っている
・知っていることがまとまっている
・与件文との情報から取捨選択ができる
・規定字数に収めるための感覚や技術がある
だと、ぴらりんは考えています(高得点になるかは別ですが)
そしてそれぞれに対応する形で対策を行ったので、まとめます
要素① 聞かれていることが分かっている
方針:設問理解力を高める
ここは基本中の基本で、いくら知識武装していても聞かれていることに答えられてなかったらゼロです。一番最初に取り組みましょう
出題にはある程度パターンがあり、タイプを覚えて何について聞かれていて、どう答えるのがセオリーかを息をするように引き出せるようにします
先代の参考になる記事も貼っておきます!
設問にはほぼ必ず制約条件というものが付きます。時代を縛る文言やメリットだけ答えさせるなど、解答の方向性を決める文言もあるので注意して解答していきましょう
こちらもおすすめ♪
要素② 聞かれたことに関して知っている
方針:1次知識の復習を行う
1次知識の復習と一口で言っても膨大なので、過去5年程度で実際に過去にできた論点を中心に知識の復習をするといいでしょう
あと、まとめシートを利用している方は、虹(2次)マークと言うのがついているページの知識を復習しておくと良いです
要素③ 知っていることがまとまっている
方針:体系的に説明できるようにする
ここが難しいです。大抵、用語の説明をする際にも2~3個ほど説明要素があり、それを漏らさずに解答する必要がありますが、なかなか意識していないと説明要素に漏れが出ます

ユニセフ(国連児童基金)とは何ですか?
国際連合の機関の一つです

と答えてしまうと、片手落ちです。国際連合の機関であることは間違えないですが、国際連合の機関は他にもあるからです
では、今度の回答はどうでしょうか?

ユニセフ(国連児童基金)とは何ですか?
ユニセフとは、①国際連合の機関の一つで、②世界中の子どもたちの健康と幸せのために、③世界150以上の国と地域でフィールド活動をしている組織です

※厳密には異なるかもしれませんが、あくまで例示と思って細かい点はスルーしてください
このような形で、それぞれ説明する際に、2~3個ほどの説明要素を組み合わせて一つの知識を解答していくことになります。それを思い出す訓練が必要です
ぴらりんはEBAの100字訓練を中心し、自作した100字トレーニングを併用して説明要素を思い出す練習をしてました
要素④ 与件文との情報から取捨選択ができる
方針:解答要素に優先順位をつけられる
150字で答えろ系ならまだましですが、50字で解答しろという問題なら頭に思い浮かんだことをただ書いていくと字数オーバーしがちです
そうならないためにまず得点になりそうな、設問意図にあっている説明要素から解答に入れ込んでいくようにしましょう
ぴらりんは練習として、『ふぞろいな合格答案10年データブック』という本を使って、過去問演習に使わないであろう平成19年~平成25年あたりの与件文から解答要素になりそうなものをピックアップしてました
具体的には、与件文を読み、設問文を読みながら、どこの行が解答に使えそうか?解答要素が複数ある場合は、先に書くワードは何か?をメモって、ふぞろい解答の高得点者と比較してました。この時、自分では文章は作らず、あくまで、答要素をピックアップする練習なので時間を意識してパッパッと進めてました
要素⑤ 規定字数に収めるための感覚や技術がある
方針:実際に50字などで説明する訓練する、略語や書き方のマナーを知る
ここは中小企業診断士試験っぽいところですね。マス目の中に文字を書く際のマナーを知って略語を使える範囲を使っていけるとそれだけで大きく字数を節約できます
ただ、やっぱり字数の節約には限界があるので、文章は作って書いてを繰り返しながら自分の中での20字30字50字を身に着けるといいと思います
この練習にもEBAの100字訓練は役に立ちます
最後に
いかがでしたか?
いい解答を自分が書けるようになるのは本当に難しいですが、逆に悪い解答を避けようとするのもいいかもしません。
お昼ご飯を食べているときによくこの記事も読んで、自分がそうなっていないか確認してました~

ここまで読んでくださった読者の皆さん、ありがとうございます!
明日は、『ばん』 登場です!乞うご期待!
もう書けないよ!バンっ(台パンしている音)

※ばんは台パンするタイプではありません。笑
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こんばんは!
にっくです。
「二次試験、なぜ書けないのか」の記事、ありがとうございました!
自分が今どの位置にいるかのバロメーターになりそうです!
また帰ってきて確認したいと思います!
ありがとうございました!
にっく
にっくさん、コメントありがとうございます!
ぜひバロメーターとしてお使いください!!自分なりに得点の理由を考察するのも有効だと思います!