【資格試験】これから中小企業診断士を目指すなら【勉強方法】 byさたっち
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全速前進ヨーソロー!さたっちです。
私は中小企業診断士の勉強を4月に始め、独学でストレート合格を果たしました。
結果だけを見ると順風満帆のように見えますが、短期間に集中させたが故に苦しんだ面もありました。
そこで、「11月から中小企業診断士の勉強を始めるなら、どのように合格を目指すか?」をお届けします。
対象読者
これから中小企業診断士を目指す方、ストレート合格狙いの方、情報収集中の方
中小企業診断士試験の日程
まずは試験日程について!
中小企業診断士試験は8月に行われる1次試験(マーク式)と10月に行われる2次試験(記述式+口述)で構成されています。
2次の口述試験はほぼ全員合格するので、2次試験の筆記を合格するところが一番の山と言えます。
一般的には2次試験の筆記の合格まで1000時間の勉強が必要とも言われています。
もちろん、合格までに必要な時間は人により異なります。
まず始めに何をするか?
もし私が、11月から中小企業診断士の勉強を始めるなら、最初に2次試験を1年分解きます。
最新の過去問は令和5年度ですが、今の時期なら令和4年度の方がオススメです。
なぜかというと、2次試験は模範解答が公開されないため、再現答案と点数が揃っている令和4年度の方が「どのような解答が点を稼げるのか?」がわかるためです。
試験問題は中小企業診断協会の公式HP、もしくは通信予備校のAASの2次試験過去問ダウンロードから無料で入手可能です。
AASのサイトでは解答用紙も公開されているため、そちらの方がオススメです。
解答の添削には、ふぞろいな合格答案16を購入するか、AASに掲載されている再現答案の内、高得点の答案と見比べるとよいでしょう。
中小企業診断士を受けるかどうか迷っている方は無料で試せるAASの再現答案でやってみましょう。
なぜ、始めに2次試験からなのか?
この時点で大事なことはゴールを知ることです。
実際にやってみるとわかりますが、大半の人が打ちのめされるはずです。
こんな試験、合格できるわけない、、、
と考えるはずです。
でもそれでいいんです!
誰でもそうなんです。
勉強の始めにやる理由はゴールを知っておくためです。
「とりあえず1次試験から」で勉強を始めた場合、1次合格後に初めて2次を見ることになるので、かなり絶望します。
その絶望を最初に味わっているだけです。
大丈夫。ここまで無料で体験できます。
どうしても無理と思ったなら、引き返すこともまだ簡単です。
2次試験を始めに解く効果
2次試験を始めに体感しておくことで、1次合格後の切り替えがスムーズに進みます。
1次試験はとにかく範囲が広いです。
2次試験を知らずに勉強を始めると選択肢付きでないと解答できなくなってしまいます。
1次でしか問われない科目はそれでダイジョーブ!
この状態で1次合格後の8月に2次試験の過去問を解くと、何も書けない自分に絶望します。
特に「企業経営理論」の科目においては、最終的には書いて使いこなせるレベルになる必要があります。
これを肌感覚で認識しておくことで、2次を見据えながら効率的に勉強ができることが2次を始めに解く効果です。
1次試験について
さて、1次試験の勉強について見ていきます。
1次試験は幅広い範囲で出題されます。
科目合格制度もあり、複数年かけての合格も目指すことができます。
1次試験の勉強方法
私なりの勉強方法を紹介します!
1次試験の特徴はとにかく範囲が広いこと、そしてマーク式であることです。
私は効率的な突破のために、勉強の初めから過去問を解くという荒業を行いました。
それじゃ全然解けんやろ、、、
全問不正解でもOK!試験本番までに出来ればいいのさ!
この時に使った教材は過去問マスターシリーズ(同友館出版)です。
こちらは10年分の過去問が論点別にまとめられていることが特徴で、頻出の事項が効率的に学習できます。
優先度も記載されています!
基本的に「過去問マスター」を周回することが私のオススメの勉強法です。
しかしながら、本書の最新版の発行は例年1月中旬から4月中旬です。
11月の今の時期では、昨年度かそれ以前のものしか入手できません。
お金に糸目をつけない人はいいかもしれませんが、せっかくこの時期から始めるのであればインプットをしましょう。
インプットのオススメは「中小企業診断士一発合格 まとめシート」です。
前編と後編に分かれており、2024年度版の前編は11月に発売されたばかり、後編の発売は1月中旬頃に予定されております。
前編は企業経営理論・財務・運営管理の3科目、後編は経済学・経済政策、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・政策の4科目です。
たった2冊で7科目分カバーすることができます。
(※2024年度版は私も校正に参加させて頂きました。)
まとめシートでは、1枚にまとめられた図表と語りかけるような解説で構成されているのが特徴で、解説が読みやすく図表を使っての復習もしやすい教材です。各講の末尾には、すぐやる過去問コーナーもあり、知識のアウトプットもできます。
受験生時代には大変お世話になりました。
この時期から勉強を始めるなら、まずはまとめシート前編で学習を進め、最新版の過去問マスターが発売されたら同時並行で取り組んでいきましょう。
過去問マスターでわからない箇所が出てきた時は、まとめシートで確認し知識のインプットを強化します。
過去問マスターとまとめシートをしっかりとやり込むことで、1次試験に合格するための知識は身に着けられるはずです。
私は過去問マスターから取り組んだので、わからない箇所をまとめシートで確認という使い方でした。
財務・会計のみ補足
繰り返しますが、私が実際に行った勉強法は「インプットせずにひたすら過去問マスターを回す」という勉強法でした。
合格こそできましたが、かなり苦戦した科目があります。
それは「財務・会計」です。
1次と2次のどちらでも必要な科目であり、学生時代に勉強した経験がないとかなり苦戦する科目です。
今振り返ってみても、この科目についてはきちんとインプットすることをオススメしたいです。
では、どうやってインプットする??
私からのオススメは「簿記2級の動画講座を視聴すること」です。
無料の動画講座として、CPAラーニングというサービスがあります。
簿記は経営において非常に重要なものではありますが、「なぜそうなっているのか?」が参考書だとわかりづらいです。
昔、簿記3級のテキストを買いましたが序盤で投げ出しました(笑)
しかしながら、中小企業診断士に合格してから簿記3級と2級の動画講座を視聴したところ、ようやく仕組みがわかったと同時に簿記2級の内容が「財務・会計」に直結していることを理解しました。
そんなの受験生なら誰でも知ってるよ。
最初から動画講座での勉強をすればよかったと少し後悔しています。
簿記を学べば、診断士の資格勉強に活きるだけでなく、日常の仕事への理解も深まります。無料コンテンツも充実しているので、簿記のインプットはオススメです。
なお、簿記2級をすでに持っている方も油断は禁物です。
財務・会計はファイナンス(財務)とアカウンティング(会計)の2部構成で、簿記はアカウンティングの領域のみに対応しています。
ファイナンスの領域は一からしっかり勉強しましょう。
2次試験について
続いて、2次試験!
2次試験では4つの架空の事例企業が出題され、1つの事例でだいたい設問が5問、1問当たり約100文字で記述することが求められます。
80分で約500文字!
ここでいう記述とは、事例企業に関する説明(与件文と言います。)から必要な要素を抜粋し、一次試験の知識と組み合わせて解答することを指します。
例えば、「A社は今後どのような戦略を取るべきか?」と問われ、「A社の強みを活かし、〇〇という戦略で、組織を活性化させる。」といった解答を書きます。
こちらは科目合格の制度はありません。
2次試験の勉強法~テキスト~
先述の通り、2次試験は模範解答が存在しません。
そこでどうするか?
中小企業診断士試験では、歴代の受験生が再現答案を作成し、分析を行う文化があります。
その分析を行った書籍が「ふぞろいな合格答案」シリーズです。
なぜ「ふぞろい」なのかと言うと、合格した受験生の解答のキーワードが「ふぞろい」だったからです。
特筆すべきは、毎年300~400名の再現答案を分析し、得点の要素になったと考えられるキーワードが抽出されている点です。
中小企業診断士向けの書籍として、これだけの答案を集めて分析したものは他にないでしょう。
2次試験の過去問を解く
→ふぞろいを使って解答分析
→次の過去問を解く
・・・
このサイクルを繰り返すことで、2次試験の合格にグっと近づきます。
ふぞろいシリーズの選び方
ふぞろいは派生品も多いのが特徴で、初見ではどれを買えばいいかわかりづらいです。
ということで、レクチャーするZE☆
令和6年度受験で5年分用意する想定で記載します。
購入するべきは
「ふぞろいな答案分析7」
「ふぞろいな合格答案17」の3冊です。
(答案分析7と合格答案17は2023年11月時点では未発売です。)
ふぞろいな答案分析6は令和元年度と令和2年度の答案分析が収録されています。
また、例年通りの掲載内容、発売スケジュールであれば、
ふぞろいな答案分析7は令和3年度と令和4年度の答案分析が収録(2024年4~5月頃発売)、
ふぞろいな合格答案17には令和5年度の答案分析が収録(2024年7月頃発売)されるはずです。
(確実に発売されるという保証はできませんので、ご了承下さい。)
ひとまずこの3冊が揃えば、5年分の過去問の解答を用意できたことになります。
5年分で足りるの、、、?
もっと過去問を遡りたい方は「ふぞろいな答案分析5」と「ふぞろいな合格答案10年データブック」を買って下さい。
平成29,30年+平成19年~平成28年の答案分析が揃えられます。
もちろん、購入の組み合わせは各自の自由です!
2次試験の勉強~自己分析~
さて、2次試験は良質なテキストを用意してやり込めば合格する、という試験ではございません。
過去問を解いた後に自己分析が重要です。
具体的には、ふぞろいの高得点答案と自分の答案を見比べて、
「与件文から抜き出せていない要素は何か?」
「論理的な文章になっているか?」
「高得点者はどのように考えて、この解答を書いたか?」
を徹底的に分析します。
そして、分析結果を元に「次回はどうするか?」を考えます。
このプロセスがかなりしんどいです。
全然書けていない自分の答案と、完璧に見える高得点者の答案を見比べて、自分が惨めになるのを感じます。
そして、次回のアクションを決めても、うまく出来ないことも多く、益々やる気を失っていきます。
ただ、1つ言えることは「それでもやり続ければ、段々出来るようになってくる」ことです。
2次試験は自身の成長の歩みが遅いので、なかなか成長に気づくことができません。
そして恐ろしいことに、これだけ勉強しても「試験本番の手応えがゼロ」という受験生が数多く出ます。
合格した受験生であっても、100人中98人が「自分が受かっていると思わなかった。」と言うほどです。
つまり、過去問と自己分析のプロセスを繰り返せば、知らず知らずの内に実力が身についていると考えられます。
だからこそ、出来ないとこは気にしても、出来ないことは気にしない姿勢で勉強することが望ましいです。
本日のまとめ
本日のまとめ
- まず始めに2次試験を1年分解いてみよう。
- 1次試験のオススメの参考書は「過去問マスター」と「まとめシート。」
- 財務・会計のために簿記を動画講座で勉強しよう!
- 2次試験のオススメの参考書は「ふぞろい」シリーズ。
- 2次試験は徹底的に自分の解答と向き合おう!
これだけ頑張ればきっと合格出来るはず!
以上、「11月から中小企業診断士のストレート合格を目指す勉強法」でした!
一発合格道場ブログについて
最後に当ブログについて、宣伝させて下さい。
当ブログ「中小企業診断士 一発合格道場」は、2010年に一発合格を果たした4名がノウハウを発信することを目的に始まりました。
毎年の合格者に代替わりを続け、今日までほぼ毎日中小企業診断士の受験情報の発信しています。(ボランティアです。)
今では、ストレート合格生だけでなく、多年度受験生も執筆しています。
私たちは14代目で、年齢・性別・職種・性格・受験歴もバラバラな個性豊かな12人でブログ執筆を行っております。
ブログではアイコンを使用して、楽しくブログが読めるように工夫しております。
こんな感じにね!
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参考情報
今日の記事では書ききれなかったことのご紹介!
- 1次試験対策
- 2次試験の勉強で絶望した話
- 2次試験の解き方の話
私が書いた他の記事はぜひこちらからご覧ください。
明日ははっしーです!大好評の「ビジュ合わせ」第2弾です!
最後に道場からのお知らせです!!!
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