【2次試験】1点でも多くとるための心構えとテクニック byおのD
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こんにちは!おのDです!
10月も半ばを迎え、いよいよ2次試験まで15日です。
まだ2週間ありますので、しっかりと丁寧に仕上げていきましょう!
今日は1点でも多く獲得するために僕が意識していたことを、心構えとテクニックに分けてご紹介します。
特に、テクニック部分では、もう少し意識できていれば、もっと加点できただろうという部分に焦点を当ててご紹介したいと思います。
それでは、Let’sスタD!
心構え編
1点でも多く得点する執念を持つべし!
中小企業診断士2次試験の合格基準は以下の通りです。
合格基準
第2次試験の合格基準は、筆記試験における総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満がなく、口述試験における評定が60%以上であることを基準とします。
令和4年中小企業診断士第2次試験案内より引用
総点数の60%とあるので、「絶対評価」のようにも捉えられますが、実態は、受験者の合否判定は他の受験者の試験結果と比較して判断される「相対評価」です。
中小企業診断士協会で確認できる統計情報をもとに、平成13年から令和4年までの受験者数、合格者数、合格率をグラフにすると以下のようになります。
- 受験者数:欠席した科目がひとつもない方の人数
- 合格者数:2次試験(筆記+口述)の合格者数
- 合格率:合格者数/受験者数
赤の折れ線グラフが2次試験の合格率を表しています。
特に直近5年に関しての統計情報は以下の通りです。
年度 | 受験者数 | 口述試験を受ける資格を得た者 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
R04 | 8,712 | 1,632 | 1,625 | 18.7% |
R03 | 8,757 | 1,605 | 1,600 | 18.3% |
R02 | 6,388 | 1,175 | 1,174 | 18.4% |
H31 | 5,954 | 1,091 | 1,088 | 18.3% |
H30 | 4,812 | 906 | 905 | 18.8% |
2次試験は1次試験を突破した猛者達と戦います。
そのため、合格基準の6割取れたかという考えではなく、
上位18%に入る
何があっても自分は合格するんだ
という意識が大事です。
上位18%に入るために、1点でも多く得点する執念を持とう!
解答用紙にすべてを残すべし!
80分間という限られた時間で、解答を書かなければ得点にはなりません。
当然ですが、2次試験において、採点されるのは解答用紙のみになります。
「漏れなく要素をマーキングされた与件文」
「的確に設問解釈を行えた設問文へのメモ」
「再現答案作成時に100%再現可能な解答メモ」
どれだけ素晴らしい分析・文章が書かれていても解答用紙に書かれていなければ、得点にはなりません。
漏れなく与件文の要素を抽出することにこだわり過ぎて、解答欄に書くことができなければ、本末転倒です。
言い換えれば、解答用紙に解答を書くためには割り切りも必要ということです。
僕の場合、解答用紙にすべてを残すために、試験開始後40分経過したら、必ず解答を書くという絶対的なルールを決めていました。
80分間の中で、自分史上ベストな解答を残すためにルール決めをしておきましょう。
傾向はないものとして受け入れるべし!
傾向はないものとして受け入れていました!
令和4年度の2次試験では、事例Ⅰで助言問題が設問5問中4問が出題されたり、事例Ⅳでは経営分析に生産性の指標が出題されたりと、多くの受験生を戸惑わせました。
本番では、絶対に予期せずことが起きます。
今まで設問が4~5出題されていたのが、6問出題されるかもしれないですし、グラフを読み解く問題が出題されるかもしれないです。
なので、2次試験は例年こんな問われ方をする、ではなく、傾向なんてないと構えておくことで、面食らうこともなくなります。
先入観は持たずに、試験に臨んでください!
テクニック編
以下、各ポイントの説明をしていきます!
具体例で昨年度の問題を使用しております。
隠しているので、具体例部分クリックしなければ表示されません。
直前用で残している方は、解いた後に具体例の部分ご覧ください!
聞かれていることに必ず答えるべし!
当然ですが、設問で聞かれていることには必ず答えましょう!
聞かれていることというのは、設問で聞かれている論点・要素のことを指します。
例えば、
メリットとデメリットを聞かれているのに、メリットしか答えていない、
問題点と対応策を聞かれているのに、対応策しか答えていない
ターゲットと施策を聞かれているのに、施策しか答えていない
等があります。設問で聞かれていることには必ず答えるようにしましょう!
具体例(令和4年度 事例Ⅰ)
(第2問)A社が新規就農者を獲得し定着させるために必要な施策について、中小企業診断士として100字以内で助言せよ。
この設問では聞かれていることが2つあります。
新規就農者に対して、
①獲得すること
②定着させること
の2点です。
悪い例はこちら(おのDの解答:56点)
福利厚生とか全然与件文に出ていないことを書いていたり、ツッコミどころ満載の解答なんですが、要素として②定着させることばかりに書いて、①獲得することが一切書けてません。
聞かれていることのうち、半分が書けていないため、私のこの解答は得点で言えば少なくとも50%以下であると思います。
良い解答はこちら(さやの解答:68点)
①獲得するための施策、②定着するための施策がそれぞれ書かれていることが分かります。
このように設問で聞かれている要素には必ず答えるようにしましょう。
On more point!
とても細かい点ですが、なるべく与件文の言葉はそのまま使うことも重要です!
僕の解答では「新規就業者」としてますが、さやの解答では「新規就農者」と書いています。
読めば新規就業者=新規就農者と分かりますが、採点者が余計な解釈や予想をしないように、与件文の言葉をそのまま使うことを意識しましょう!
具体例にある通り僕は本番で失敗してます。
常日頃意識していたはずなのに、当日は抜けてしまうものです。
皆さんはそんな失敗しないように気を付けてください!
王道パターンは抑えるべし
▶ 強みは活かす
強みを根拠にして助言しましょう!
中小企業は経営資源が限られています。その中で、他社よりもずば抜けて優れている強みが必ずあります。
今後の戦略や方針等を助言する際は、この強みを根拠にして、どのような方針を取るべきなのか助言すると、解答がすっきりとまとまると思います。
具体例(令和4年度 事例Ⅱ)
(第2問)B社は、X県から「地元事業者と協業し、第一次産業を再活性化させ、県の社会経済活動の促進に力を貸してほしい」という依頼を受け、B社の製造加工技術力を生かして新たな商品開発を行うことにした。商品コンセプトと販路を明確にして、100字以内で助言せよ。
解答はこちら(おのD解答:66点)
設問文に製造加工技術力と書かれていましたが、強みを活かすことは常に意識していたので解答に書きました。
この設問においては、強みを書くか否かという議論はあるかと思いますが、お伝えしたいポイントは、方向性を考えるときには強みを活かすことを重視して頂きたいということです。
■ 強みを書くか否かについて
この設問の場合、強みを書くか否か迷うと思います。
現に、14代目の再現答案を見ると、強みとして書いているのは、14名中2名のみでした。
商品コンセプトを提言するにあたって、どんな強みを活かして商品を開発するのかという根拠は必要であると思うので、強みとして記載した方が良いと考えています。
なお、強みの記載有無に関わらず、商品コンセプトは製品加工技術力を活かすことから連想される商品であった方が方向性としては正しいと思います。
■ 方向性に悩んだときについて
特に事例Ⅱの方向性を考えるにあたって、どんな方向性にすべきか悩むと思います。
具体例の場合は、設問文に「製造加工技術力を生かして」とあるので、この強みを活かした商品コンセプトを考えると、目指すべき方向性が見えると思います。
この設問の場合、以下のようなイメージです。
実務で強みを認識する時の話
実際に診断業務を行う際も、この強みを活かすポイントは超重要です。
与件文には、ちゃんと記載されてますが、実務補習や実務従事時に強みが何か見定めるのは経験が必要です。
実務従事時に先生に教えて頂いたのが、
「300万円を渡されて、明日から診断先と同じ事業を行うとなったときに、すぐに真似できないもの、それが強みです。」
という点です。誰にとっても非常に分かりやすい表現で、かつ本質を抑えた考え方だと感じます。
2次試験でも同様に強みをしっかりと見定めて、それを活かした助言を行うことが重要であると考えます。
▶ 不足している経営資源は外部で補う
経営資源には限りがあります。外的資源を活用して、今後の事業展開を考えます!
限られている経営資源を、強み以外の部分に投入してしまうと、競争力が弱くなってしまいます。
なので、今後の事業展開を考える際に、足りない経営資源は外的資源を活用することを視野に入れることが良いと思います。
具体例(令和4年度 事例Ⅰ)
(第3問)A社は大手中食業者とどのような取引関係を築いていくべきか、中小企業診断士として100字以内で助言せよ。
悪い例(おのD:56点)
解答方針として、大手中食業者との取引を継続しながら、新たな品種開発するという方針自体は良かったと思います。
しかし、経営資源を「新たな品種の生産」と「顧客ニーズの収集」に投入しようとしており、経営資源を鑑みた解答ではなかったと思います。
良い例(さや:68点)
当時のA社は生産メインで、商流的にはいわゆるBtoB。一般消費者との接点や消費者の声を直接集める機会は基本なかっただろうと考えたので、このような表現にしました!
新たな品種の生産に経営資源を割くので、顧客ニーズの収集を大手中食業者に担ってもらうのは、まさに外部資源の活用ですね。
On more point!
「中小企業診断士として」という表現が設問文にある場合は、経営資源を鑑みることが必要です!
設問文に「中小企業診断士として」という記載がある場合は、経営資源に制約があることを意識する必要があります。
事例企業において、どの経営資源が不足しているのか注意しましょう!
▶ 各事例の目指すべき当たり前を抑える
事例Ⅰの目指すべき当たり前
A社のコアコンピタンスに対して経営資源を投入し、外部環境の変化対して、戦略・組織・人的資源管理を変えていく
事例Ⅱの目指すべき当たり前
最終目標:売上向上(客単価×来店客数)、顧客満足度の向上
道筋
- 差別化
- 関係性強化
- 固定客化
- ブランド向上
- 顧客ニーズ対応
- 地域繁栄
事例Ⅲの目指すべき当たり前
全社的な生産計画が作成され、適切な頻度で計画が見直された上で、計画に基づいた進捗、余力、現品管理が行われている。
■ 作業
標準化、マニュアル化され、教育が徹底されており効率的
■ 作業員
多能工化が図られ、多大持ちできる等、業務の繁閑に応じて柔軟に対応できる体制の構築
■ 情報
DB等を用いて一元的に管理、共有化され、すぐに引き出せる
事例Ⅲの方向性は、道場ブログで絶対読むべきだいまつ先生の記事からの引用です!
空白は作るべからず
どんな場合でも必ず何か埋めましょう!
これは特に事例Ⅳについてです。
事例Ⅳでは計算結果だけでなく計算過程を記載することが求められています。
言い換えれば、計算結果が合っていなくても考え方があっていれば部分点を与えてくれると捉えることができると思います。
どんなに難しい問題であっても、諦めるのではなく、考え方や方向性を示したり、計算できる指標は最低限でも答える等、1点でも多く部分点をもらえるように粘りましょう。
例えば、NPVを計算させる問題で言えば、毎年のキャッシュフローの算出に必要な減価償却費を求めるとか、与えられた年金現価係数や福利現価係数を使ってどのように計算するか記載する等、です。
正直、この足搔き方で部分点をもらえるかは分かりません。
しかし、空白では確実に点数はもらませんし、記述式の試験であるならば、自分がここまで理解している痕跡は残すべきであると思います。
設問文の長さに圧倒されて、諦めるのではなく、必ず何か答えられる指標はあるので、空白は絶対作らないでください。
14代目で最高得点を獲得したみっきーもお話しているので、ぜひご参考ください!
最後まで諦めない!
2次試験は相対評価です。最後まで走り抜けた受験生が合格します。
残り2週間、全身全霊でラストスパートをかけて、「絶対自分は合格するんだ」という強い気持ちで臨んでください!
明日はTakeshiです!
任せて!
最後に道場からのお知らせです!!!
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