【2次試験】初年度の失敗 と スランプ脱出体験談 by みっきー 

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みっきー
みっきー

みっきーです。記事を開いて下さり、ありがとうございます!

自己紹介記事はこちらです。

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10月3日に新コンテンツが追加されました!

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勉強に疲れたときに こちら からぜひご視聴ください♪

私は合格までに2次試験を2回受けました。

今回は、初めて診断士試験を受けた時の私が、直前期9月に陥ったスランプを解き方の手順を変えて抜けたこと、そして本番で何を間違えて不合格となったのかについて記事にいたしました。

結果的に落ちた人が「スランプ脱出した」って言っても、
あまり参考にならないんじゃない…?

愛犬メイ
愛犬メイ

…と思った、あなた。(大多数の人が思いますよね。)

私は初年度234点にて不合格でしたが、
解き方のプロセスとは関係ない所で大きな失敗をやらかしました
それにより、余裕で6点以上失っていた気がします。

まずは初年度不合格の原因になったと思われる失敗を公開させていただきますので、

「その失敗は6点以上だろうな」と思って下さった方は、

良かったら引き続きスランプ脱出についての発信も読んでいただければ幸いです。

みっきー
みっきー

失敗談が公開できるのは、多年度受験生だからこそ
あなたが同じ失敗を繰り返さないきっかけになりますように。

また、私にとって初年度のスランプはとても苦しく辛いものでした。
結果的に不合格とはなりましたが、悩んでいる方の参考になればと願っています。

R2受験の失敗談

もちろん細かい失敗は多々ありますが、確実に大失点だっただろうという失敗は下記2点です。

①そもそも1次知識の対策が不足していた

当日、事例Ⅰをなんとか乗り切り、事例Ⅱに入った時です。下記の設問を見て、頭が真っ白になりました。

令和2年度 事例Ⅱ 第3問


B 社社長は最近、「眠る前に飲むハーブティー」の自社オンラインサイトでの販売を
手がけたところ、ある程度満足のいく売上げがあった。


(設問 1 )
上記の事象について、アンゾフの「製品・市場マトリックス」の考え方を使って50 字以内で説明せよ

マトリックスの外枠は出てくるけど、肝心の内容が全く思い出せない。おわった。

全集中で記憶を呼び覚まそうとしましたが、ダメでした。

苦し紛れの答案の再現は下記の通りです。

R2 事例Ⅱ 第3問(設問1)再現答案

「眠る前に飲む」と製品の用途を明確化することで他社との差別化を行い、拡大市場で競争回避をした。

全く聞かれたことに答えていません。1点も入っていないんじゃないかと推測しています。

原因は純粋に1次基礎知識の不足だと振り返っています。

運に助けられて1次試験を通過した私は、2次試験にあたり、

TACの2次試験テキストや、道場のファイナルペーパーで1次試験の知識は補っていました。

しかし、例年回答に直結する部分ばかりを確認し、

アンゾフの「製品・市場マトリックス」のような基本的な1次知識をしっかりと見直せていませんでした

近年、直接的に1次知識が聞かれる問題が少なく油断していました。

まさに、こういった人間をあぶりだすような問題だったように思いました。

もう少し、1次知識の確認をしっかりやっておけばよかったです。

今思えば、そんな奴が受からなくて良かった案件かもしれませんが、大変凹みました。

②解答で求められている文字数を間違えた

R2の事例Ⅲには、下記のような問題がありました。

R2 事例Ⅲ 第2問


C 社の大きな悩みとなっている納期遅延について、以下の設問に答えよ。

(設問 1 )
C 社の営業部門で生じている⒜問題点と⒝その対応策について、それぞれ 60 字
以内で述べよ。

(設問 2 )
C 社の製造部門で生じている⒜問題点と⒝その対応策について、それぞれ 60 字
以内で述べよ

(1)営業部門の問題(60字)と対応策(60字)で120字

(2)製造部門の問題(60字)と対応策(60字)で120字

合計240字の設問となります。

私は「それぞれ」を見逃し、下記のように解釈しました。

(1)営業部門の問題と対応策を60字

(2)製造部門の問題と対応策を60字

合計120字だと。

私は認識を間違えたまま、(設問1)(設問2)各60字での回答を、解答用紙を破って作成したメモ用紙に作成しました。

問題と対応策を30文字ずつにまとめるのは非常に大変でした。あまりにも無駄な努力でした。

仮に問題文を読み間違えたとして、解答用紙をみても気づかなったの?

愛犬メイ
愛犬メイ

それが、気づかなかったんです…

解答用紙には、第3問の解答欄(設問1)(設問2)を合わせて60字×4欄あります。

やっと何かおかしいと気づいたのは、

用意した60字ずつの解答欄を2つ埋めたのに、まだ2つ回答欄が余っている事に気づいた時でした。

慌てて設問を読み直し、やっと間違えに気づいた時は、血の気がひくという感覚を体感しました。

この時点で、残り時間15分ぐらいだったと思います。まだ、第4問が解答メモの作成途中で残っていました。

間に合わない、これまで頑張ってきた事が全て終わったと一瞬絶望しましたが、

何とか「あきらめるな」と気持ちを切り替えました。

取り急ぎ、まだ構想途中だった第4問を無理やりまとめ、何とか書き終えます。

第2問に戻り、慌てて消しゴムで1度書いた文字数を間違えた解答を消します。

紙がよれ、真っ黒で汚い消し残りがありましたが、そのままにしました。

再度下書きをする時間がないので、解答用紙に直接、設問1つごとに120字の回答を書いていきます。

急いで書かなければいけないのに、手がガタガタと震えて、文字がどんどん汚くなっていきます。

視界の隅に時計を入れて必死に手を動かしました。

(設問1)は、何とか文字数が埋められました。

(設問2)は、文字数も少なく、字も読むのがやっとという汚さでした。

試験官が終了を告げる第一声にかぶり、最後の「。」を書き終えました。

R2 事例Ⅲ 第3問再現答案

第2問(設問1)

(a)
(60字以内) 問題点は、顧客承認段階での仕様変更や図面変更が多く、製作前プロセスに時間を要し製作期間を十分に確保できないこと。(56字)

(b)
(60字以内) 対応策は、3次元CADを導入し顧客と立体で完成図のイメージを共有し、顧客承認までの制作前プロセスを減らし納期を短縮すること。(60字)

第2問(設問2)
(60字以内) 問題点は、加工物の大型化で作業スペースが狭く、作業途中の加工物の移動が発生し、作業効率が落ちていること。(52文字)  

対応策は、移動・運搬を考慮したレイアウトにし、作業スペースが確保できるようにし、作業効率を向上する。(50字)

(設問2)は再現答案に入れた作業スペースの問題の他に「作業員のスキルに差があるため、標準化を図る」という要素を時間があれば入れたいと思っていました。

当年の高得点者の回答にはこの切り口が入っていることが多く、失点したと感じています。

原因は下記のように考え、2年目以降は対策を取りました。

問題①:解答で指定された文字数をしっかり確認するという工程を設けていなかった。

過去問でもこんな失敗は1度もしたことはないため、あまり意識していませんでした。

対策:設問を読む時、文字数の指定をシャーペンで囲って協調する。

問題②:設問文を1度読んだだけで、読み返さなかった。

問いが分かりやすいので、1度読んだだけで解答作成を進めてしまい、思い込みに気づけませんでした。

対策:回答骨子メモを設問文の真下に作り、考えながら常に設問を見返せるようにした。

問題③:回答骨子で文字数を意識していなかった。

対策:解答骨子を作る際、文字数により切り口をいくつ入れこむのか、予め意識するようにした。

結果は、事例Ⅰ60点、事例Ⅱ54点、事例Ⅲ58点、事例Ⅳ62点。

失敗の後も諦めず事例Ⅳは頑張りましたが、
事例Ⅱ、ⅢでA評価ならず、他教科で挽回できず敗退でした。

未熟な部分が多いですが、R2の敗退時の再現答案を、開示請求した点数と共に公開いたします。

もし気になる方が居れば、ご参考になりますように。

スランプ脱出のために解き方を変えた話

色んな失敗があった初年度の2次試験ですが、試験直前期を考えればかなり状態はマシにはなっていました。

2020年の9月~10月初旬。私は2次試験に関するスランプに陥っていました。

結構、精神的には追い詰められていました。

特に、下記のような悩みがありました。

①文字数の感覚がなかなか身につかず、指定された文字数に解答を調整するのに時間がかかる

②細かい部分が気になり、与件文の全体感がなかなかつかめない

因果のある綺麗な回答が作れない

勉強会などでのフィードバックから、当時の自分の強みと弱みは下記のような状態だと認識していました。

強み
①与件文から解答に必要な要素をみつけるのが早い

②日本語として文章が読みやすい、とフィードバックを貰えることが多い
弱み①解答に余計な単語が入っており要約しきれていない

②1つの解答に入っているキーワードが少ない

③文章から因果が分かりづらい

上記の弱みが出ている、当時の過去問解答を1部紹介します。

(※ふわっと読みづらさだけ見てもらえれば幸いです。)

当時の過去問解答 R1 事例Ⅲ

第3問より

現在は、材料材は日程計画が確定する都度発注し、受注分のみ在庫をしているが、後工程引き取り方式では納品確定は3日前のため事前に納品予定から予測して材料在庫を用意しておく必要がある。そのため、発注点管理等の在庫管理方法や、生産計画の精緻化等の生産管理を検討し納期の遅延を防ぐ。

当時は、道場14代目で王道パターンと呼ばれる手順で2次試験の問題を解いていました。

設問解釈 ⇒ 与件読解 ⇒ 解答骨子作成 ⇒ 解答作成 という手順です。

悩んでいたある日、

骨子を作らずその場で文字数に合わせて添削や調整していくという荒業の方が文字数調整しやすく、

因果についても客観的に確認できることに気づきました。

しかし、その場で解答添削のためには時間が必要です。

そこで、設問解釈を省略して時間を作ろうと決意します。

みっきー
みっきー

設問解釈をしても与件を読むと内容を忘れちゃうし、
どうせまた設問を読むなら、最初に「設問解釈」しなくて良くない?

与件と読解の紐づけは得意という強みを活かせば、
設問解釈なしでも解けるのでは?

さらに、蛍光ペンでマーキングしながら与件を読むようにしていましたが、

ペンの持ち替えにも時間がかかることを煩わしく感じていました。

いっそ、マーキングしなくてもいいのでは…。

試してみると、私はシャーペンでのマークで支障を感じず、ペン持ち替えの煩わしさから解放されました。

手順変更点は下記の通りです。10月初旬という超直前期の変更でした。

①解答骨子作成をやめて、文で解答を下書きをしてその場で文字数に合わせ添削する。

②「設問解釈⇒与件読解」という王道パターンから、与件文先読みに手順を変更

③蛍光ペンでのマーキングをやめ、与件文へはシャーペンで印をつけるのみにした。

与件文先読みに変えることで享受したメリットは、ほぼほぼ下記のさやのブログと同じです。

文章で解答を作るというところまで同じなのは驚きました。

手順が異なっていた部分は、

さやは設問1から順番に解きワンストップで解答していく派でしたが、

私は解きやすい問題から先に下書きを作って残り時間40分を切って解答用紙に転記していたという所です。

(さやの解き方なら、R2事例Ⅲの失敗はなかったのかも…。)

みっきー
みっきー

手順を変えてから、少しずつ過去問が解きやすくなっていきました。
勉強会でも、解答に関しての評価を以前より貰う事が出来、変化がありました。

2次試験直前には「本番でも頑張れば受かるかも!」という気持ちになれていたし、
勉強会や予備校の先生にもその評価をいただくことができました。

結果的にはダメでしたが、そこまでの状態まで行けたのは、
思い切って解き方を変えたおかげだったと思っています。

なお…。

合格年度の2次試験は、また 設問解釈⇒与件読解 という順番に戻しました。

また、簡単な骨子も作るようにしました。

通っていた通信予備校がそのような方針だったからだというのもありますが、

時間ができ過去問を解いていくうちにだんだん慣れてきて、

設問を先に読んでも解くことに不便を感じなくなったためです。

ただし、初年度の私にとっては、その「慣れ」までの時間がありませんでした

これが王道、これが良いと言われていることからやり方を変えるのには不安もありましたが、

勇気を出して方針転換をして良かったと今でも思っています。

ちなみに、スランプで落ち込んでいる時、11代目かーなさんのこちらの記事に助けていただきました。

悩んでいる受験生の方、色々と試して、でもどうか頑張りすぎないでくださいね。

スランプについて私の知る二、三の事柄 – 中小企業診断士試験 一発合格道場 (rmc-oden.com)

最後に

本日は、初年度の失敗と、与件文先読みへ超直前期に解き方の手順を変えたためにスランプ脱出できた話でした。

本番は緊張で何をやらかすか分かりません。

そのためには過去の記事でご紹介した通り、

本番に向けてシミュレーションをしたりしっかり下見をすることがお勧めです。

まだ時間があります、ぜひ準備してみてください。

本日も読んでいただき、ありがとうございました!

明日は、事例Ⅲの解答が素晴らしすぎると噂の『うっかりアッパ』です!

アッパ

明日もお楽しみに~

(1度、飛び出すふりをやってみたかった!)

楽しみにお待ちください。

 

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