【2次試験】13代目全員全力インタビューリレー『解答骨子を作っていましたか?』 by どらごん

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どらごん
どらごん

どうも、どらごんです。
残暑お見舞い申し上げます。暑いです。太陽は罪な奴です。

8月から福岡県中小企業診断士協会に入会しました。ほとんど何も行動できていないのですが、情報収集して少しずつ活動の幅を広げていきたいです。ただ、協会の皆さんからは「先生」と呼ばれることが多く、こそばゆい感じがしています。うん、頑張ろう。

解答骨子を作っていましたか?

13代目全員全力インタビューリレーも4日目。今日のお題は、「解答骨子を作っていましたか?」。

本題の前に解答骨子について簡単に説明します。

解答骨子とは「解答の一つ手前の型、枠組み、文章構成などのメモ」のことです。キーワードレベルからほぼ解答に近い形まで人それぞれです。

だいたいは問題用紙の余白に殴り書きされます。時間の都合で作れない設問もあったりします。

他のWEBサイトや書籍では「骨子」「骨組み」「解答メモ」などと表現されますが、たぶん同じような内容です。

この解答骨子を作ることにより、

  • 書きたいことや文章の構成が明確になる
  • 情報が整理できる(モレ、ダブリがなくなる)
  • 設問の題意からブレにくくなる
  • 文字数を調整しやすい
  • 解答記述後に消しゴムで消すことが少ない
  • 試験後に再現答案が作成しやすい

といったメリットがあります。

ちなみに、回答者である13代目メンバーの2次試験の結果は以下の通りでした。

自分に近い属性のメンバーを参考にするといいかもしれません。

また、本記事は先日のhotmanのリレー記事「それぞれの80分間」と親和性が高いです。あわせて読んでいたければと思います。

はてさて13代目メンバーはいかにして80分間の中で解答骨子を作っていたか?以下、4パターンに分けて記します。

型&キーワード派

さろ
さろ

完全な下書きはしていないが、骨子は作っていた。
設問ごとに使用するフレームワークを決めて、そこにあてはめるキーワードを書き込んでいった
キーワードの文字数を数えて書いておき、明らかな文字数オーバーにならないようにした。消しゴムで消すのは面倒くさいし、解答用紙が汚くなるので。

まん
まん

作っていました。
設問解釈の段階で粗い骨子(「理由は①~②~。」のような感じです)を作っていました。
そして、与件文を読んでからその骨子に当てはめる形で与件文から拾った内容やキーワードを入れていっていました。

りいあ
りいあ

作っていた。
全文書くのではなく、まとめシート流を参考にし、設問ごとに色分けしたペンで与件文に番号を振り、解答骨子としてつなげるやり方をした。
注意点は、論理が通るように意識しておかないと、与件からの抜き出しやキーワード盛り込みに偏りすぎて、何が言いたいのかわからない構成になってしまう点。
私の場合は、解答骨子作成前に、結論を一言で「(つまり、)○○である」余白にメモすることにしていた。

YOSHIHIKO
YOSHIHIKO

作っていました。
・工程1:設問解釈時点で、型を決めていた。(例:問題点は①②、課題は①②で、XXを改善。)
・工程2:与件文を読み、設問ごとの切り分けをしながら、キーワードを工程1にざっくり書いておいた
・骨子は設問の下に青のフリクションで書いていました。
・与件文で下線を引いていた要素のうち、骨子に引用したものは青で下線を重ね、設問番号を振っていました。
・文字数調整は答案を書きながら。

あらきち
あらきち

知識と与件をベースに作っていた。詳しくはブログ記事参照
・設問解釈の段階で、設問文内容の関連知識を想起して使う知識を想定する。
・加えて解法の型を仮で余白に書いておき、原則与件から引っ張てくる状態にしておく。
・与件を読んだ際に想定通りの記述があれば、設問と紐づけておく。
・与件を読み終えた後に、すっと解けそうな設問から骨子作成に取り掛かる。
・与件文の引用箇所に下線+番号で番号を付け、骨子は時短できるように、想定の型の中で「番号+関連知識+因果が成り立つように間を埋める語句」で構成していた。

主流の型&キーワード派。型やフレームワークを書いて、その後、キーワードや番号を埋め込んでいきます。「まとめシート」の影響を受けたメンバーも多いみたいですね。効率的で理にかなっていると私も思います。

あらきち先生のセリフにあるブログ記事のリンクに、具体的な「解答骨子」の生原稿があります。本人以外は解読不明かもですが、そういうものです。是非ご覧ください。

メモレベル派

リット
リット

作っていた。
ほぼ解答の下書きまで作る形で練習していたが、本番では時間が無くメモレベルの骨子で書きながら文字数を調整していった。

くま
くま

作っていた。本当に骨子だけ
メモもほとんど取らないので、再現答案を作るのは苦労した。
何でかわからないが、回答を書くと文字数制限に少し足りないぐらいに収まるので、あとはよくある決まり文句(顧客愛顧を高めるとか、従業員の士気を高めるとか)で締めていた

にに
にに

解答要素をメモ書きしていたくらい。
しっかり作っても、どうせ答案用紙に書いた後でまた書き直すことになるとわかっていたから。採点されるのは答案用紙だけなので、答案用紙に時間をかけようと思っていた。

こちらはメモレベル。型、フレームワーク、文章構成、決まり文句などは日頃の演習によって頭ににじませて染み付いていたのでしょう。練習は本番のように、本番は練習のように。

出来るだけ作ってた派

まよ
まよ

出来るだけ作るようにしていたが、骨子作成より「書く時間の確保」を優先していた(試験終了50分前から解答用紙に書き始めるようにしていた)ため、作れない設問も多かった。
本番では事例Ⅲで骨子をほとんど作成できなかった。

なお
なお

作っていたが完成形まではもっていけなかったと思う。
それなりに解答できた設問は「骨子」も出来ていて、自信のない問題は「骨子」もまともに出来なかった。
13代目の皆の記事を読むにつれ、「今ならできるかも」と考えるようになったとさ。

当然ですが時間を掛けて骨子の完成度を上げても得点にはなりません。タイムマネージメントが重要であり、優先すべきは解答です。臨機応変な現場対応力も問われる試験なのです。

作っていない派

hotman
hotman

何を持って解答骨子というかにもよりますが、自分は世間一般でいう解答骨子は作成していませんでした。
一問ずつ解いていくやり方だった為骨子を作ってそれを答案用紙に書き写す時間はなかったので作りませんでした。
その代わり設問解釈時に各設問ごとに「型」を書いてある程度の解答の方向性を決めていました。

どらごん
どらごん

作っていない。
設問ごとに色分けした問題文のマーキングをもとに、頭の中で文章に組み替えて直接解答用紙に書き込んだ。
問題用紙に何も書き込んでいないので再現答案の作成に苦労した。

解答骨子なんかどこ吹く風だった二人です。ただ、hotmanは「型」は書いていたと。なんかちょっとズルい。一方、私の問題用紙はまっさらで綺麗なもんです。純粋無垢な奇行種なんです。

いかがでしょうか。様々なメリットのある解答骨子ですが、80分間という時間制限とのトレードオフです。各メンバーの回答内容は、それぞれの試行錯誤の上に至ったものだったと思います。

同じ流派でも人によって微妙にやり方が違うのも面白い。なんかよさそう、という回答を参考に是非パクってカスタマイズってください。

自習室について

話は変わりますが、先日の2次初学者向けセミナーで「(試験に)すべらない話」という真面目なコーナーがありました。そこで私は勉強場所の確保の重要性とともに、自習室の活用を紹介しました。(詳しくはこちらの記事で)

その後の懇親会で何人かの方に「自習室って何?どういうところ?」と聞かれたので、ここで具体的に話をしたいと思います。

私が通っていた自習室はズバリこちらです。超ローカルな情報で恐縮です。合格体験記も寄稿しています。私が通った自習室は格安だった一方で、普通のマンションの一室に勉強机と椅子が10組くらいあるだけの簡素な作りでした。

まあ雰囲気が分かって頂ければと思います。おそらくは皆さんの地域にも同じような自習室があるのではないでしょうか。最近ではコワーキングスペースなんかもいいと思います。

机で勉強をする生徒のイラスト(制服男子)

2次試験勉強を始めた当初は自宅で勉強していました。そこで事例Ⅰの過去問を時間かけて解いているときに、設問4あたりで妻から「ごはんよ~」とか、子どもから「マリオのスターコインの場所教えて~」とかの話しかけがあって思考が遮断され、演習が中断されるといった事態が発生しました。(家族の大事なコミュニケーションなのですが…)

そこで、事例Ⅰ~Ⅲの過去問演習において「最低80分間の継続した勉強時間」の重要性を認識した私は、期間限定で自習室を利用することにし、集中できる勉強場所を確保しました。カフェやファミレスはうるさいし、図書館は時間が限られているし、で消去法で自習室となりました。

ただ、育児や介護などで自習室に籠ることができない方もいらっしゃると思います。そのような方は、周りが寝静まった深夜や早朝に勉強するなどの工夫が必要かと思います。

また、過去問演習を(今日のお題だった)「解答骨子作成」までと「解答作成」に時間を分けて取り組む、なども有効かと思います。くまのリレー記事の「80分確保できなかったとき」でリットが実践しています。ご参考頂ければ。

私は、育児や介護などと並行して試験勉強に取り組まれている方を心から尊敬します。応援しています。その先に咲いた花はひときわ輝かしいものになることでしょう。

花束を持つ人のイラスト(女性)

一方でガッツリ勉強時間を確保できる方は、しっかりとその優位性を活かして取り組みましょう。

明日はまよです。お楽しみに。


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【2次試験】13代目全員全力インタビューリレー『解答骨子を作っていましたか?』 by どらごん”へ4件のコメント

  1. まめこ より:

    今日も参考になる投稿ありがとうございます!

    りいあさんの骨子作成で「結論を一言で「(つまり、)○○である」余白にメモすることにしていた。」とあるのですが、具体的にどんな感じなのかを教えていただけますでしょうか。

    この方法だと方向性を決められていいなと思ったのでぜひ取り入れたいです^^

    1. りいあ より:

      まめこ様
      いつも一発合格道場をご覧いただきありがとうございます。コメントでご質問いただけて嬉しいです。
      分かりにくいので、具体例を挙げますね。
      例えば、令和3年度の事例Ⅰ第1問は「2 代目経営者は、なぜ印刷工場を持たないファブレス化を行ったと考えられるか、100 字以内で述べよ。」という設問でした。
      これに対して、私であれば「差別化し生き残るため」や「高付加価値分野で需要獲得するため」などを結論としてまず決めます。
      結論の導き方は、「差別化し生き残るため」の場合、設問文の「なぜ~ファブレス化」と与件文の「多くの印刷会社が新しい印刷機へと設備を刷新してきたのに対して、A 社では、~印刷機を持たない事業へと転換した。」等から類推します。
      また、「高付加価値分野で需要獲得するため」の場合は、設問文の「なぜ~ファブレス化」と与件文の「高精度な仕上がりが求められる分野において需要を獲得していった。」等から類推します。
      結論を決めたら、あとは与件文から重要そうなキーワードを順に抜き出して多面的に詰め込みます。
      先に端的な結論を掲げておくことで、骨子作成時や解答作成時に解答が趣旨から逸れるのを避け、筋の通った解答を作成することができます。
      以上はあくまで私の場合ですので、合う合わないあるかと思いますが、何がしかお役に立てると幸いです。
      まめこ様が合格されることを心から祈っています。これからも頑張ってください。

      1. まめこ より:

        りいあ さま

        ご返信&とっても分かりやすい解説(具体例つき!)ありがとうございます。
        解説を読んで、早速昨日実践してみました!

        1回で体得するのは正直難しかったですが、方法としては自分の解き方の方向性に合いそうな気がしたので、トライ&エラーで過去問演習に活かしていこうと思います。

        先日の道場セミナーでも、りいあさんの計画の立て方が非常に参考になりました。
        2か月半を3分割して、今は基礎固めをしています。
        有益な情報をありがとうございました!

        2次試験まで、毎日の道場ブログを心の支えに頑張ります^^

        1. りいあ より:

          まめこ様
          お役に立てて良かったです。
          夏セミナーにも来ていただいてありがとうございます。秋セミナーもご都合が合えばぜひご参加くださいね。
          試験まで大変ですが、合格後に得るものはとても多いと思います。
          私自身、まだ合格から1年未満の身ですが人生が変わったことを日々実感しています。
          今後も、一緒に試験まで頑張りましょう!応援しています。

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