ダイジェストで振り返る 2次試験合格後の活動 

本格的に寒くなってきました。
2次試験は終わりましたが、くれぐれもご自愛ください。

早いもので2021年も残すところあと25日ですね。

2次試験まで受験された皆様にとっては激動の一年だったことでしょう。

また、新たに診断士試験を始められた方にとっては、資格を取得しようと思ったきっかけがあり、それを行動に移した記念すべき年になったと思います。

昨年の2次試験合格発表から一年経過しようとするこの時期に、自分自身の振り返りと皆様の2次試験合格後のご参考の一例として、私自身の主な活動を報告をします。

2次試験後の心境

【参考】 2020年度 2次試験以降の日程

筆記試験日 10月25日

口述試験を受ける方の発表日 12月11日
(筆記試験合格発表)

口述試験日 12月20日

合格発表日 2020年1月5日

※ 昨年度と今年度では試験日程が約1カ月ズレていますので、ご留意ください。

筆記試験後の11月の生活状況としては、急に勉強をすることがなくなり、手持無沙汰でした。

しばらくはなにもせず休むことに専念しようと、たまっていたTV番組を見あさっていたと思います。

合格発表が近づいたころ、筆記試験合格後にまず何をすべきか、道場やタキプロのブログなどで情報収集しました。

筆記試験合格発表後約10日後にある口述試験に備え、対策セミナーに参加すべきだということが分かりました。

口述セミナーは道場だけでなく、タキプロや政策研も開催していましたし、中には複数日程開催する団体もありました。

ほとんどの団体が筆記試験合格発表当日に募集開始となり、定員がすぐにいっぱいになってしまうことが分かりました。(実際、すぐに埋まってしまいます。)

そして迎えた筆記試験合格発表当日、「うかった~」と一人で喜びをかみしめ、えも言われるほっとした感に包まれました。
そして、12時ぴったりに口述セミナーの申込メールを送信しました。

こぼれ話 ~不合格発表の思い出~

2019年度の2度目の2次試験の筆記試験合格発表の時のことです。
その時も仕事中にパソコンで発表を確認しました。


込み合っててなかなか発表のページにつながらず、しかも会議直前のため、あまり時間がありませんでした。
やっとつながり、番号だけが並んでいる合格者の一覧表(第2次試験口述試験を受験する資格を得た方の受験番号(東京地区))を急いで確認しました。


左上から縦に番号を追っていき、自分の番号が飛んでいるのを確認しました。

がっくりした気持ちで会議に参加しました。

会議の内容が頭に入るはずもなく、呆然としていました。


2時間くらいして、「そうだ、横方向には確認していなかった」と気づき、ひょっとしたらあるかも!と改めて一覧表を確認しました。


が、横方向に確認しても私の受験番号はありませんでした。


「一年で2度落ちた…」


今では笑い話ですが、受かるまで受験するとハラをくくっていても、それなりにショックでした。

2020年度 口述試験セミナー

昨年、私は口述セミナーを3回(道場、タキプロ、MMC)受けましたが、1回受ければ十分だったと思います。

複数回受けたことによって、受けられない方がいたことは申し訳ないのですが、合格者や先輩診断士の方と知り合いになるという目的もあったので、ご容赦いただければと思います。

口述試験の出題は、一人につき10分間で2事例、それぞれ2問ずつの口頭試問です。

対策としては、与件文と自分がどんな解答を書いたのかを復習したうえでどこかのセミナーに1回参加し、後日、一問あたり約2分間で話し続ける練習を数回すれば大丈夫だと思います。

私は最初2分も話し続けられませんでした。

思っているより2分間って長いんだということがよくわかりました。

詳しい情報は、他のメンバーが紹介してくれると思いますのでそちらに譲ります。

なお、2021年度の口述セミナーは企画検討中です。

追ってお知らせいたします。

こぼれ話 ~口述試験当日~

私の場合口述試験会場は、2018年度に2次試験を受けた立教大学で、集合時間は午後2時でした。

早めに最寄り駅(池袋駅)についたし、会場の場所もわかっているので、食事をとることにしました。

結構混んでいましたが、間に合うだろうと思っていました。

しかし、結果としてギリギリの時間となってしまいました。

スマホ片手に近道をしようとしたら軽い迷子になり、半べそをかくはめになりました。( ;∀;)

必死で駆け込み間に合ったからよかったものの、危ない思いをしました。

この時ほど食いしん坊を悔やんだことはありません。(笑)

みなさんは気を付けましょうね。

口述試験の合格発表と実務補習の申し込み

1月5日、無事に2次試験合格の発表を確認しました。

まさか自分がブログを書くことになるとは思わずに、合格体験記を書いて道場に送りました。

ちなみに、昨年度の当道場の年末年始スケジュールの過去記事はこちらです(2020-2021年末年始スケジュール

※今年度版は検討中なので、追ってお知らせします。

実務補習の申込開始日は、今年度に限り口述試験を受験する資格を得た方の発表日になっています。

つまり正式合格前に募集開始となります。
なるべく早く診断士登録したい方は、2月実施の実務補習に申し込まれるといいと思います。

そうでない方は、7月、8月、9月に受講されたり、実務従事との合わせ技でもよいと思います。

ちなみに、15日間コースは2月実施にしかありません。

私自身は、診断士登録を急いでいなかったことと、この後紹介する「取材の学校」の受講と取材の学校での実務従事に参加しようと思い、2月実施の実務補習は見送りました。

一発合格道場 ロケットスタートセミナー参加

1月16日、道場のロケットスタートセミナーに参加しました。

ロケットスタートセミナーとは、診断士1年目にどんな活動ができるのかなどについてのガイダンスでした。

  • 晴れて診断士試験に合格したけど、ここから先の道筋は?
  • 診断士の仕事はどうやって獲得するの?
  • 協会って必ず入会しないといけないものなの?
  • 研究会と協会ってどうちがうの?
  • 各種団体に入会するとすればどうやって?

など、たくさんの「はてな」がありましたが、先輩方のプレゼンとその後の懇親会で情報を得ました。

教えていただいた研究会の中で、興味があるものに参加していますが、本業で部署異動した7月以降、研究会の日程(平日夜のZOOM開催)と本業の毎月の繁忙時期が重なり参加できなくなり残念です。

他にも自分で参加しておきながら、忙しさに耐えられなくなり足が遠のいてしまった活動もあり、反省している今日この頃です。

※ロケットスタートセミナーは現在企画検討中ですので、追ってお知らせいたします。

一発合格道場 12代目 ブログ執筆

合格体験記を提出しましたが、まさか自分がブログを書くことになるとは思っていませんでした。

ツイッターも書いたことがないのに、ブログなんて書いていけるだろうかと不安でいっぱいで数日悩みました。

その思いを声をかけていただいた11代目岩塩さんに伝えたところ、

ひでさんには、2次試験を複数回受けられたご経験から得たノウハウや、想いを読者の方に伝えていただきたく、お声がけさせていただきました。

今年度の2次試験では5,000人を超える方が不合格になっています。

同じご経験を持つ方しか、その方々に寄り添うことは難しいと思っています。

とメッセージをいただきました。

「一発合格」ではないし上手い記事は書けないかもしれないけど、自分と同じように多年度や40代以降でチャレンジされている方に向けて、自分の想い、経験、勉強してきたことを精一杯伝えようと考えました。

また、得難い仲間ができるであろうことがブログを書く大変さ以上に魅力に感じ、引き受ける決心をしました。

そんな葛藤を踏まえて1月末に11代目との引き継ぎがあり、2月8日が12代目の道場開きでした。

→記念すべき12代目第1号ののきの記事はこちら

一発合格道場では、ブログの他に

  • 春セミナー
  • 夏セミナー
  • 企業診断 10月号 共同執筆
  • 2次対策セミナー

等のイベントを12代目のメンバーで企画・運営しました。

まさに「大人の部活動」を体験することができました。

個性的なメンバーと様々な経験ができたことは私にとって大きな学びであり、喜びです。

この一年、道場のメンバーとは家族や会社関係者以上にいろんな話をしており、年齢や地域を超えて仲間ができました。

取材の学校

取材の学校では、文字通り「取材」に関するノウハウを習得することができます。

取材の学校 ホームページはこちら

取材の学校では、取材・執筆に関する、実践的なスキル・ノウハウが学べます。
中小企業診断士を含むビジネスパーソンに必要な「取材力」を磨くことで、

  • 取材対象の置かれた環境や状況を、事前にどう調査・分析するか → 「診る力」
  • 何を・どのような順番で・どういった方法で話すか(質問するか) → 「話す力(質問力)」
  • 1時間程度の短時間で、相手の本音をどこまで引き出すか → 「聞く力」
  • 伝えたいことを、どういった構成で・どのような表現で執筆するか → 「書く力」
  • 想定しない返答や状況に即座にどう対応するか → 「現場対応の力」

※「取材の学校」テキストより

私自身参加し、多くの学びがありました。

その中でも、「書く」や「聞く」の前段である「診る」(事前調査)について大きな学びがありました。

良い「取材」の前には、良い準備が必要だということです。

執筆のための「取材」だけでなく、本業の各種業務を通じてトレーニングしています。

なお、取材の学校は大変な人気があるため、昨年度は数回予定されていた説明会の途中で定員に達し、申し込めない方が多数いらっしゃいました。

一年まって参加される方もいらっしゃるため、ご興味がある方は早めにお問い合わせ・申し込みされたがいいと思います。

実務従事

実務従事とは、中小企業診断士登録のために、2次試験に合格後3年以内に経営診断・助言の実務に従事することです。

診断士登録には、実務補習を15日以上受講または経営診断・助言に関わる実務に15日以上従事することが必要です。

※詳しくはこちらの12ページをご覧ください。

両方合わせて15日でも登録可能で、私は10日間の実務従事と5日間の実務補習によって登録を受けました。

取材の学校の講座は4月からですが、2~3月に実務従事を開催していただきました。

取材の学校の運営会社であるプロデューサー・ハウス社の堀切社長にインタビューし、5名程度のメンバー(×7班)で現状分析と今後のあるべき姿について提案書をまとめました。

実務補習

8月実施の実務補習を受けました。

診断先について詳しい内容はお伝えできないのですが、5名の班員と指導員の先生とともに診断先企業の社長にヒアリングに伺いました。

取材の学校で教わったことを活用し、事前に可能な限り診断先企業と社長ご自身のことを調べました。

私は営業分野を担当することになりましたが、事業内容が特殊で業界動向を調べるのには大変苦労しました。

何の情報もないのにどうやって調べればいいか途方に暮れていましたが、キーワード検索した中の英語のサイトにグラフがあるのを見つけました。

「そうか、国内にはデータがなくても、海外にはデータがあるかもしれない」と探った結果、コンサルティング会社のレポート類を発見し、世界のマーケット動向、アジア圏のマーケット動向、国内のマーケット動向がつかめ、どうやってデータを探すかの勉強になりました。

また、メンバーには二人実務補習の経験者がいて、ワードの取り回しに苦労することがなく助かりました。

お二人によると、最初の実務補習では診断報告書の指定書式であるワードの使い方、特にメンバーで分担した報告書をマージした後のページ番号の設定が大変だったとのことで、そうならないように事前にルールを決めてもらったので助かりました。

実務補習でもいいメンバーに恵まれました。

企業診断10月号 特集2の共同執筆

同友館様から11代目に続いて12代目に我々の企画提案による20ページの記事を執筆依頼をいただきました。

12代目のメンバーで検討し、「一発合格道場直伝!2次試験のダメ答案×得点アップ直前対策」というテーマで書かせていただきました。
夏セミナーの企画とも重なり、全員厳しい状況での執筆活動でした。各自が初学のころに書いていたダメ答案を持ちより、なぜダメなのか、どうすべきだったのかを事例別にまとめました。

ダメ答案分析では、メンバーそれぞれの視点で熱い議論が交わされ、そういう見方もあるんだなと、改めて2次試験事例問題の奥深さを知らされました。

記事がまとまった後も、校正や図表の挿入、タイトルや見出しを決めるのに、こんなに手間が必要なんだということを体験しました。

自分の書いた文章や名前が商品の一部になったことがうれしかったです。

2022年度合格目標版 まとめシート 校正チーム参加

お世話になった方もいらっしゃると思いますが、9代目 きゃっしいさんの著書である「一発合格まとめシート」の校正チームに参加しました。

12代目のメンバーからは7名が参加しました。私は財務・会計と経営情報システムの校正、運営管理と中小企業経営・政策の最終校正を担当しました。

忘れかけていた1次試験の内容を調べながら校正しましたので、知識のブラッシュアップもできました。

先日前編が発売され、現在後編の印刷・製本中のようです。

企業診断もそうですが、自分の名前が入った商品が世にだせたことをうれしく思います。

編集後記

この一年の活動を振り返り、できなかったこともありますが、できたことが形に残っていることをうれしく思います。

踏み出した一歩は小さいですが、徐々にステップアップしていきたいと考えています。

本業では先日、一年に一度の自己申告面談(部署異動や勤務地の希望調査)がありました。

2016年の自己申告面談は、私にとって定年後のセカンドキャリア構築の起点にもなったイベントです。

2016年以降、なぜ営業職から未経験の本社管理部門への異動を希望するのか、そのために診断士の資格取得を目指していますと直属の上司に申告しつづけてきました。

昨年、合格発表前ではありましたが、本社管理部門への異動が叶い、今年7月には第一希望だった経理部に異動となりました。

約5カ月経理(経営管理)業務の実務を経験し、診断士の資格取得も大変だったけど実務も大変だということを味わっています。

そのなかで診断士の資格を取得したからこそ、実務未経験でも理解できることがあります。

「ああ、あの時勉強したことだな」という場面になると、なんだかうれしくなります。

先日の面談の時に改めて勉強になった上司のコメントがあります。

仕事については、正確だけど遅い仕事より、雑だけど早い方を求めます。

なぜなら、次の判断が早くできるし、間違いや足りない部分は後から見直すことができるから

私は、ミスは禁物だと思っていましたので、可能な限り慎重に進めていました。

それよりもスピードを求められているということが分かり、意識と仕事のやり方が変わりました。

(もちろん、ミスしていいわけではありませんが。)

道場メンバーはみんな判断が早く、作業も早いので刺激になります。

来年も多くの仲間から刺激を受け、バージョンアップしていきたいと考えています。

明日は なゆた です。お楽しみに~。

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ダイジェストで振り返る 2次試験合格後の活動 ”へ3件のコメント

  1. ロム より:

    ひでさん、診断士活動の詳細をありがとうございます。
    似顔絵アイコンがイケオジひでさんになっていますねw

    取材の学校等、自分の知りたい情報満載でとても有難かったです。
    自分も興味があって調べておりますが、取材の学校について2点質問させてください。
    他の方のブログに書いてあったのですが、
    ①取材の学校の取り組みの中で実務従事の機会が得られる。
    ②取材の学校の取り組みの中で依頼料を頂いて行うものがあり、入会金分くらいの仕事が得られる

    とあったのですが、上記二点については事実なのでしょうか?

    お時間ある時にご教示頂ければ幸いです。

    1. ひでさん より:

      ロムさん、返信遅くなり恐縮です。

      取材の学校に関するご質問にお答えします。

      ①実務従事については、取材の学校受講者の早期申込特典で、希望者が参加できます。
      取材の学校の運営会社であるプロデューサー・ハウス社への経営診断報告でした。

      ②取材の学校の卒業生に対する業務の募集があります。希望者がそれぞれに活動します。
      企業診断などの雑誌、各種WEBサイトへの執筆、公的機関等の仕事の募集もあります。
      回収できるかどうかは仕事を請ける量によると思います。

      ここで書けるのはこのくらいです。
      詳しい話はセミナーの相談会などでご質問いただければお答えします。

      取材の学校は診断士の仕事にも本業の仕事にも役に立つので、おすすめです。
      しかしながら、申込多数のため年内にでも一度問い合わせして、
      募集状況を確認されることをおすすめします。

      1. ロム より:

        ひでさん、返信頂きありがとうございます。

        非常に興味がありますので、今後の情報をしっかり追いかけてチェックしていきたいと思います。

        ありがとうございました。

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