いつ・何を解いた?2次試験勉強スケジュール

こんちゃん

2次試験の勉強は順調でしょうか?

最近寒くて、朝起きるのがつらいこんちゃんです🦊

今週からまた暖かくなるようなので、体調には気を付けてください!

そろそろ2次試験の勉強も軌道に乗り始めた頃かと思います。

初めは解くのに時間がかかったり、字数制限に苦しんだりと、苦労することも多いと思います。

前回の記事でも少し触れましたが、1次試験と異なり、2次試験は演習量だけでは突破が難しいので、

勉強方法のアプローチを再検討する必要があります。

情報収集と試行錯誤を繰り返し、自分にとってベストな方法を編み出しましょう!

さて、コン回は実際にこんちゃんが、昨年2次試験の事例を解いたタイミングと狙いを説明します。

勉強スケジュールの策定・見直しにお役立てください!

事例を解いたタイミングとその狙い

今年は昨年よりも1次試験と2次試験の期間が短い為、

具体的なスケジュールをそのまま使うのでなく

どのような狙いで事例を解いたかを参考にして、検討していただけたらと思います。

2次試験で事例に合わない解答がだめなのと同様に、

状況に合わない勉強方法や計画も望む結果をもたらしません。

解いた事例数

昨年解いた事例は75事例、繰り返しを除いた初見事例は50事例でした。

事例ごとの内訳は下記の通りです。

にのみの記事にもありましたが事例Ⅳはかなり注力していたので、解いた事例数がダントツで多いです。

また、事例Ⅰ~Ⅲは解いた事例数はあまり差がないですが、

初見事例の数を比較すると事例Ⅰと事例Ⅲが事例Ⅱに比べて多いです。

事例Ⅰと事例Ⅲは苦手意識があったため、

解答プロセスの調整・検証のため少し多めに解いています。

初見事例の解いた数だけを見ると、

えっ、9~11年分も解いたんですか?

と思うかもしれませんが、

大事なのは、何年解いたか?よりもなぜ解いたか?です。

ここからはどんなスケジュール・狙いで解いたかを見ていきたいと思います。

直近の6年を重点的に解く

事例を解いたタイミングは下記のとおりです。

他のメンバーが言っているように基本戦略は直近6年を重点的に解くことです。

繰り返し問題を解くと答えを覚えてしまうのでは・・・?

と不安になることもあるかと思いますが、

解答プロセスの定着と改善、2次試験の考え方を身に着けるために繰り返し解いていたので、

あまりその点は問題と考えていませんでした。

とはいえ、覚えた解答を引き出してしまうと練習にならないので、

できるだけ(1か月ほど)期間をあけて問題を解くようにしていました。

また、昔の事例だと現在と傾向が異なるので、最近の事例を中心に演習していました。

事例Ⅳは重点的取り組む

事例Ⅳはすべての過去問を解きました。

多くの方が指摘していますが、事例Ⅳは最重要事例と言われており、私も重視していました。

事例Ⅳは過去問のほかにも30日完成や、事例Ⅳの全知全ノウを用いていました。

事例Ⅳはとにかく毎日解きました。

今年は準備期間が短い為、直前期の問題を優先して10年分くらいに絞るのが良いかと思います

本番と同じ時間で初見問題を解く

試験では初見問題を解くので、

本番と同じ時間割で初見問題を解く機会を設けるのが効果的です。

私はこれをセルフ模試と言ってました。

実際に紫の枠で囲んでいる

8月10日、9月18日、10月17日の3回実施しています。

昨年の2次試験は10月25日開催だったので、2か月前、1か月前、1週間前に行いました。

今年は準備期間が短いですが、2回くらいは試してみると良いとおもいます

初見問題への対応は試験本番で非常に重要となるので、初見問題は大切に使いましょう。

1次試験と同様の量のアプローチで、

過去問10年分3回解く!

といった量に頼った計画を立てている方は注意が必要です。
(もちろんある程度の量は必要です。初見問題を無駄に消費しないように!という意味です)

私は模試を受けませんでしたが、模試を受ける方はそれをセルフ模試に代えられます!
(というか、セルフ模試が模試の代わりですね、、、セルフ模試って名前だし笑)

ちなみに初めて4事例解いた時は、事例Ⅲの途中でガス欠になって事例Ⅳまでたどり着くことはできませんでした、、、

本番の時間割で解くとかなり疲労がたまるので、

体験して疲労の回復方法等も検討してみると良いと思います。

傾向の変化・想定外への対策

2次試験の情報を収集していると

「今年は傾向が変わった!」というコメントによく出会います。

たとえ傾向が変わっても、みんな同じ問題を解くのでそれほど敏感になる必要もないですが、

本番パニックになってしまい実力が発揮できないのは避けたいところです。

現存する過去問で最近のものと最も傾向が異なるものは

現行制度になって初めての試験問題である、平成13年と考えました。

つまり、いくら傾向が変わっても平成13年と現在の問題間 以上の変化になることは少ないと予想しました。

ということで、本番のパニック対策のために平成13年と平成14年の過去問を解きました。

ちなみに平成14年の問題は今まで培ってきたものが粉々に吹っ飛ばされるくらいの衝撃を受けたので、

「本番何が来ても動じない」くらいのメンタルを獲得できました笑

パニック対策のために2年分も解く必要はないと思うので、2,3事例で十分かと思います。

昔の過去問はふぞろいもないので、答え合わせがしにくいですが、パニック対策が目的なので、

それほど答え合わせは重視していませんでした。

ネットでいくつか解答を探すことができるので、それを基に自分で抜けてる視点がないか確認していました。

もちろんネットの解答が正しいかは根拠はないですが、

直前期になると、自分でもある程度解答の良し悪しが判断できます。

余談ですが、平成13年は現行制度で初めての試験問題ということで、

診断士として求められることが最も直接的に問われていると考えています。

時間に余裕があれば問題に目を通してみると良いかもしれません。

形式は今と異なりますが、問われている事の本質は大きく変わっていないと感じました

【反省点】直前調整について

試験直前に事例を解く場合には注意が必要です。

私は事例Ⅰと事例Ⅲの解答プロセスの検討・最終調整のため直前(試験2日前、3日前)に初見事例を解きました。

ふぞろい採点で両方とも60点は超えていたので、

本番の初見問題でも60点以上取れる手ごたえがつかめました。

(ちなみに、もし点数が悪かった場合でも「本番前に弱点わかってよかった~」と改善点を探してたでしょう)

ただ、反省点としては、本番の事例Ⅰがこの時の事例に引っ張られ、解答要素の漏れが生じたことでした。

あまり直前に初見問題を解きすぎるのもよくないですし、

解く場合は満遍なく復習するように心がけるべきでした。

理想的なタイムスケジュールを考えてみよう

次は日々の取り組みについてです。

ベースとなるタイムスケジュールがあると、現状の過ごし方とのギャップがわかるので、

計画から遅れた場合のリカバリーや、どのくらい休憩できるかも検討しやすいです。

ここではこんちゃんが受験生のときに考えていた理想のタイムスケジュールを紹介します。

在宅ワークのスケジュールですが、

通勤している方は通勤時間にふぞろいで答え合わせするなど

机以外で勉強できる工夫が必要となります。

先ほどのスケジュールと同様に、これも皆様のおかれている状況に合わせてご活用ください。

あくまで理想のスケジュールなので、私も決して毎日この通りにできていたわけではありません

だいたい月曜~水曜日くらいは実践できましたが、

水曜日、木曜日あたりになると、バランスが崩れてくるので、土日で調整していました。

朝型の勉強スタイルにする

皆様は夜型か朝方かどちらでしょう?

私は昔から夜型だったのですが、

夜の時間に2次試験の勉強をしても残業や疲労のため効率が上がらず、

苦労していました。。。

そこで神・時間術のという本で紹介されていた、 朝型の勉強を検討してみました。

早起きが苦手な私ですが、

起きてから2,3時間の脳が疲れていない「ゴールデンタイム」

を活用することで、じ勉強時間でも夜に比べて集中して勉強に取り組むことができました。

この本の中でも朝の時間は夜の4倍の価値があると紹介されており、

夜2時間勉強する場合、朝にその時間を持ってくると8時間の価値になるイメージです。

実際に私も試してみたところ、夜型のときに比べてはるかに効率的に勉強できたかと思います。
(今でもこの習慣は継続しており、可能な限り早起きしようと試みています)

もともとは早起きが苦手だったので、本に書いていた

・寝起きにシャワーを浴びる

・カーテンを開けっぱなしにして寝ることで強制的に朝日を浴びる

などを試して朝勉の時間を捻出しました。

☀毎週日曜日 5:15~早朝勉強会について
仕事や家庭の事情で、夜に勉強時間が取れない方もいらっしゃるかと思います。
ココスタでは受験生からのリクエストで毎週日曜日の5:15~7:00で勉強会を開催しています。
朝の時間を中心に勉強している方に他の受験生と情報交換をしたり、
自分の解答に客観的なコメントをもらうのに役立つ機会になります。
勉強会の予定取り扱い事例はコチラからご確認できます。

事例Ⅳは疲れているときに

事例Ⅳは仕事終わって、夜中の疲れている時間に解くようにしました

試験本番は事例Ⅲが終わって、事例Ⅳにたどり着く頃はヘトヘトです。

そして事例Ⅳには計算ミスを誘う罠もたくさんあります

疲れている中でもミスしない訓練や、普段起こさないようなミスを認識するためにも

事例Ⅳは疲れている状態でトライすることがおススメです。

暗記は眠る前に

暗記科目は寝る前に勉強していた人もいるかと思います。

2次試験でも知識は寝る前は整理していました

全知識の内容確認や100字トレーニングによる1次知識のアウトプット

を行いました。

本日のまとめ

本日は2次試験の事例を解いたタイミングと、その狙いについてご紹介させていただきました!

2次試験では勉強計画を立てて実行するのが要点ではなく、

立てた計画を定期的に見直し

合格に必要な能力が身につくように試行錯誤するのが重要です!

2次試験まで、限られた時間を最大限生かせるように計画をブラッシュアップしていきましょう!

明日はひでさんの投稿です!

2018年事例Ⅰのエレクトロニクスメーカーの事例です。

🦊記事のウラガワ🦊
本日の記事のアイキャッチ画像は、受験生のときの実際のメモです。
ここだけの話、受験生のころから道場でブログ書きたいと思っていたので、自分の学習記録はできるだけ残すようにしていました。(勉強時間の記録はしませんでしたが・・・)
学習計画とは直接関係ないですが、
「今年は受験生のレベルが高い⇒問題が難化すると予想 上位10%に入るには?」
というメモは当時の心境を表していると思い、アイキャッチに含めました。
昨年は、コロナによる学習時間の増加+1次と2次の間が長いため2次対策に割ける時間が長い
というように受験生のレベルが上がる要因が多いと考えました。
その中で、上位約2割に入ればおそらく合格ですが、
20%に入るために目標を20%にしていては、届かないことも多いので、
上位10%を目標に学習していました。
結果はそこまで良くなかったかも知れませんが、
問題が難しくなると予想して、より高い目標を立てて計画を立てたのが良かったかと思っています。

 

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いつ・何を解いた?2次試験勉強スケジュール”へ2件のコメント

  1. ロム より:

    こんちゃんさん、具体的な勉強スケジュールをありがとうございます。

    初見問題への対応については失敗したなぁ、というのがありまして、一次試験前に二次試験の勉強ができる余裕があったので、平成20年までの分を一度全て解いてしまいました……。
    令和2年に関しては一度しか解いてないので、これを初見問題用として10月以降に解いてもみようかなと思います。
    直近六年分を周回しようという計画で進めているので、それ以前の問題を初見問題対応用として解いてみようかとも思いますが、若干問題の傾向が変わっているというのもあるし……うーん……。

    また、時間が取れる分、過去問の周回ペースが割と早く、二週間ほどで二週目に入ってしまうので割と回答の方向性などを覚えているというのもあって……うーん……。

    すみません、ただ悩みを吐き出すだけのコメントになってしまいましたが、やはり二次試験の勉強は難しい……。
    しばらくこのペースで続けながら、どこかで一度自分の今の立ち位置を見直してみようと思います。

    あ、事例Ⅳは毎日一年分をガンガン解いております!

    1. こんちゃん より:

      ロムさん

      コメントありがとうございます!
      1次試験の前から計画的に勉強されてきて素晴らしいです!
      初見の問題の対応には、R2年の事例を間隔をあけて解くのでよいと思います!

      本日の記事を書いた背景は、
      事例数や勉強時間ばかりに注目するのでなく、今の計画が本当に合格に繋がっているか?を見直す機会を持って欲しかったためです!
      したがって今ロムさんが、う~んどうしよう・・・と考えているのがとても大事だと考えています。

      早くから計画的に勉強していたからこそ、課題にも早く気が付けたのでしょう。
      困ったことがあったら、道場やココスタなどもどんどん活用してください!

      応援しています!

      こんちゃん

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