中小企業診断士2次試験 2018年度 事例Ⅰ 与件文解釈


初挑戦の方、1次試験でお疲れかもしれませんが、そろそろエンジンかけていきましょう!
リベンジ挑戦の方、知識はもう十分備わっていると思いますので、アウトプットの質を上げることを意識しましょう。

TAKURO、ひでさんシリーズの紹介ありがとう!

いや~、今回まとめようと思っていたら、先日TAKUROがまとめてくれていました。

こうやって見ると、ブログのタイトル名が迷走していますね…

今回から「事例文」を「与件文」に改めました。

できれば今までのブログのタイトルも直したいなと思っています。

さて、いつものように事例を解いている時に、何を考えていたのか、どこに注目していたのかを「見える化」していきます。

なお、

・あくまでも「ひでさんはこう考えた」という私見であり、正解ではないこと

・掲載している設問文や与件文は、2020年度2次試験の直前に解いた時のものであり、マークのつけ方がたまに間違っていることもあること

・マークのつけ方は、いろいろな手法があり、自分に合った方法を探すべきであること

にご留意ください。

2018年度 事例Ⅰ 与件文をひもとく

前回は設問解釈(前回記事はこちら)をしました。

事例問題を解く手順は、与件文を読む前に設問文を読み込みます。

与件文の中から、解答のネタとして使える部分を探しやすくするためです。

※設問文を読む前に、事例文の第1段落だけ読んで、事例企業の業種や概要をチェックしていました。

先に設問文を読むことで問われたことを意識でき、与件文を読んだときにポイントに気づきやすいからです。

与件文のチェック方法

与件文中に各設問と対応する部分や関連する部分に同じ色をマークします
 第1問 ピンクでマーク
 第2問 
 設問1 青でマーク
 設問2 黄緑でマーク
 第3問 黄でマーク
 第4問 紫でマーク
 
設問文と直接紐づいていないけど気になる部分やポイントと思われる部分に赤ライン

部門名、工程名に赤四角枠

時制には赤丸 ⇒ コメント文では赤丸を表現できないので、赤文字とさせていただいています。

接続詞に

解答に盛り込むワードに

コメント文中で強調したい部分に グレーでマーク 

与件文・設問文のチェック方法のやり方は人それぞれでいいのです。

自分がわかりやすいように、いろいろ試してみてください。

マークの種類を増やしすぎると見にくくなるかもしれませんので、「自分のちょうどいいところ」を探してください。

第1段落 A社の概要(人員構成・事業形態・取扱製品)

設問文を読む前に業種等の確認のため、第1段落だけ先に読んでいました。

  • そのほとんどが正社員である
    ⇒ 第2問(設問1)の制約条件の「人員構成から考えて」に対応している部分なのでマーク。
  • 1970年代後半に~ 現在の
    ⇒ 時制の確認。すべての事例に共通して、「いつの話」なのかを明確に区別しましょう。
    例えば、「過去」の強みを問うている設問に対して、「現在」の強みを解答する等、時制ちがいのポカミスは避けましょう。
    大失点につながります。
  • 電子機器開発に特化し、
    ⇒ 特化という言葉で、ニッチ企業を想起しました。
    中小企業で何かしらの分野に特化しているいうことは、その分野に関する強みを持っていて、その分野で生きていくという社長の意思表示の表れだと思います。(一般論ではなく、私見です。)
  • 生産を他社に委託し、販売も信頼できる複数のパートナー企業に委託している
    ⇒ ファブレス企業なんだな。
    自社で販売しないということは、顧客との接点がないので、ニーズがつかめないけど、どうしているのかな。
  • 研究開発中心の企業である。
    ⇒ そういう生き方を選んだ理由があるはず。
    自社で生産して販売した方が利益が得られると思うけど、なぜそうしなかったのだろうか。
  • 複写機の再生品や複合機内部の部品、複写機用トナーなどの消耗品電子機器の部品から完成品に至る多様で幅広い製品
    ⇒ 扱っている製品を確認しよう。具体的な商品の種類(再生品・複合機・複写機用トナー)もさることながら、、商品の分類(再生品・部品・消耗品)を意識しながら与件文を読もう。

・「顧客との接点がないのでニーズがつかめない」は、事例Ⅱ的発想です。
この事例は事例Ⅰであり、設問で問われていませんので気にしなくていいです。
・この与件文では製品名や部門名、事業名がたくさん出てきます。
どの製品のことなのか、どの部門、事業のことなのかを混同せず区別しましょう。
「混ぜるな!危険」です。

第2段落 A社の創業と事業展開

  • 国内大手電子メーカー向けの特注電子機器メーカーA社を創業
    ⇒ 第1問で、「研究開発型企業であるA社」と記述されていた。
    それに対応した「A社という企業」についての記述なのでマーク。
  • その後
    ⇒ 時制の展開を表現する接続詞なのでマーク。
  • 同社のコアテクノロジーであるセンサー技術が評価されるようになると
    ⇒ 明確にコアテクノロジーと書かれている。「センサー技術」は強みのひとつだ。
  • 主力取引先以外の大手・中堅メーカーとの共同プロジェクトへの参画
    ⇒ 主要取引先の国内大手電子メーカーが機嫌を損ねないか、心配だが、創業数年の中小企業に目くじらを立てることもないか。
    これも、事例Ⅰなので気にしなくていい
  • 気象衛星画像データの受信機やカメラ一体型のイメージセンサーやコントローラーなど高精度の製品開発に取り組むことになった。
    ⇒ 聞きなれない製品だな。一般消費者向けではないからな。
    主要取引先にとっても、自社向け以外の仕事で技術力を高めてくれるのは、プラスになるな。
  • もっとも、当時は売上の8割近くを主力取引先向け電子機器製造に依存していた。
    ⇒ よくある特定一社への依存。
    本事例では問われていないが、「特定の取引先への依存から脱却し、経営リスクの分散を図る」ってキーフレーズを想起した。

事例Ⅰは「組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」です。
事例Ⅱ(「マーケティング・流通を中心とした~」)っぽいことを解答しては得点につながりません。
初学者の方が混乱することが多い(私もそうでした)部分ですので、ご注意ください。

第3段落 事業環境の変化と脅威への対応

  • しかし、
    ⇒ 逆接の接続詞だからマーク。逆接の接続詞の後にはヒントが書かれていることが多い。
  • 国内大手電子メーカーの1990年代初頭のバブル経済の崩壊によって急激な事業縮小を迫られる
    ⇒ 売上の8割を依存している主要取引先が急激な事業縮小を迫られたという大変な脅威だな。
    A社の売上も大幅に落ち込んだ。
    ⇒特定一社への依存していると、取引先の業績による影響が大きくなるというリスクがある。
  • 経営を足元から揺るがされるとになった
    ⇒ 特異な強調表現。社長が「ぜひ聞いてくれ、意識してくれ」、と言っているということだな。
  • 検品装置太陽光発電システムなど、自社技術を応用した様々な新製品開発にチャレンジせざるを得ない状況に追い込まれた。
    ⇒ 製品をチェックするためにマークした。
    新製品開発にチャレンジせざるを得ないというのは、自社技術の利用方法を検討する機会にもなったんだな。
    第4問のチャレンジ精神との関連も意識する。

なんかわざとらしいな、大げさだなと感じる強調表現は、話し手(社長)がぜひ聞いてほしいと思っていることだと理解しましょう。

第4段落 危機的状況における製品開発方針の転換

  • 平成不況が長引く中で、A社は存続をかけて、ニッチ市場に向けた製品を試行錯誤を重ねながら開発し、事業を継続してきた。
    ⇒ 存続をかけるということは、赤字の危機が迫り、倒産の危機だったということ。
    ニッチ市場とは、何のニッチだろうか。
    試行錯誤を重ねたということは、いろんなニッチ市場ということだろうか、ともやもや。
  • もちろん、開発した製品すべてが市場で受け入れらるわけもなく、
    ⇒ 強調表現。この後の記述はポイントだな。
    どんな事業が受け入れられ、どんな事業が受け入れられなかったのだろうか。

私は、「なんのニッチ市場か、どんな製品を開発してきたのか」と考えてしまいましたが、
話し手が「そこは要点ではない」と考え、ひとまとめに整理して表現したと消化しましょう。
そもそも、事例Ⅱではなく、事例Ⅰなのです。
深追いして時間を無駄づかいしてはいけません。

  • 継続的に安定した収入源としてA社の事業の柱となる製品を生み出す
    ⇒ この後の記述と関連して、A社の危機的状況における課題だな。
    課題を解決するための組織改編という対策はありだな。
  • A社長の製品開発に対する考え方を一変させることになる。
    ⇒ マークしていないが、強調表現。
    危機的状況がきっかけで製品開発方針を転換したということ。
  • 開発した製品を販売した時点で取引が完了する売切り型の事業の限界を打ち破ることを目標にして
    ⇒ 売切り型の事業は、継続的に安定した収入源ではない、な。
  • 新規事業の開発に取り組んだのである。
    ⇒ 打ち破るべき売切り型の事業の反対語は、「販売した後も取引が継続する」〇〇型の事業だな。
  • それが複写機関連製品事業である。
    ⇒ つまり、複写機関連製品事業は、販売した後も取引が継続するという特性があるということだな。

第5段落 複写機関連製品事業の事業展開

  • 2000年代後半のリーマンショック
    ⇒ 時制表現だからマーク。
    バブル崩壊、平成不況、リーマンショックと本当に事業環境は厳しかったな。
  • ところが、
    ⇒ 逆接の接続詞だからマーク。
  • 急速に市場が縮小
    ⇒ 与件文中では、「市場」という言葉に注意。
    外部環境(機会・脅威)を表している。
  • A社の売り上げも頭打ちになった
    ⇒ 頭打ちとは、珍しい表現だな。
    下がったわけではなく、伸びが止まったということか。
  • A社はシェアこそ拡大せたが、
    ⇒ 同業者の撤退で競合が少なくなったのはいいことだけどな。
  • その後の売上の拡大を期待することのできる状況ではなかった。
    ⇒ 競合がいなくても業界そのものが縮小均衡したということか。

第6段落 市場環境の変化とA社長のチャレンジ

  • ところが、~
    ⇒ 逆接の接続詞。事業環境の変化が激しいな。
  • そのことを予測していたこそ、
    ⇒ 強調表現。「社長が特に言いたいこと」だと意識する。
  • A社長は、後進に事業を委ねる条件が整うまで自らが先頭に立って、~チャレンジし続けているのである。(チャレンジはマーク漏れ)
    ⇒ 条件って何だろう。後継者が育つということか。
    後進に事業を委ねる、ということは、後進は自分(社長)の代理人ともいえるな。
    自分と同じような特性(考え方・能力)を持っていて、自分がやってきたことを引き継いでくれる人に委ねたいよね。
    つまり、社員の先頭に立って新規事業や製品開発にチャレンジし続けられる人物を求めているということ。
    これが第4問につながっているんだな。

第7段落 A社の人員構成

  • 技術者が9割近くを占めている
    ⇒ 第1段落の記述を補足している。
  • 社員の大半は技術者であるが、~売上が数十倍になった今日に至っても、従業員数は倍増程度にとどまっている。
    ⇒ 創業時は25名程度だったんだな。少数精鋭の人員体制だな。

第8段落 編成替えの経緯

  • 従前、~専門知識別に部門化されていた。
    ⇒ 今までは、こうだったということ。
  • しかし、複写機関連製品事業が先細り傾向になった頃から、
    ⇒ 逆接の接続詞+時制表現。事業環境の転換についての記述が始まる。
  • 製品開発部門品質管理部門生産技術部門に編成替えをし、
    ⇒ 専門知識別から業務担当別に組織を編成替えしたんだな。
  • 各部門を統括する部門長を役員が兼任した
    ⇒ 部門長の役員兼任は、権限移譲したということ。
    1次試験の知識を思い出し、そのメリットである、意思決定の迅速化や、利益責任の明確化を想起する。
  • 製品開発部門は、~法人顧客向けの
    ⇒ A社は一般消費者向け製品は扱っていないんだった。
  • 専門知識を有する技術者をほぼ同数配置した混成チームとした
    ⇒ 混成チームとしたことで、電子回路技術、精密機械技術、ソフトウエア技術の専門家のシナジー効果が期待できるな。
  • 品質管理部門生産技術部門には、~
    ⇒製品開発部門に比べて記述量が少ないな。
    研究開発中心の企業であることがここからもわかる。

部門名やグループ名がたくさん出てきます。
何がどう変わったかをきっちり整理しよう。

第9・10段落 A社の人事制度

  • 人材は重要な経営資源であり、それを支えているのが同社の人事制度である。
    ⇒ 売上規模が数十倍になっても、創業時から倍増程度の人数であることは、優秀な技術者が揃っているということ。
    どうやって技術者を集め、育て、維持しているのだろうか。
  • その特徴の一つは、戦力である技術者に新卒者を原則採用せず、~中途採用者だけに絞っていることである。
    ⇒ 新人を育てるメリットもあるが、育てるために経営資源を割くことになる
    中途採用者だけに絞るなら、A社ならではという魅力がないといい人材は集められないな。
  • 設立当初から、~近年、いっそう成果部分を重視するようになり、
    ⇒ 技術系の仕事には、長期的スパンで成果を出す基礎的研究等の仕事と、短期的スパンで成果を求められる製品開発等の仕事があるな。(ド文系の目線です。)
    落ち着いてじっくり研究したいという人よりも、新製品をどんどん開発する意欲がある人を求めているんだな。
  • それにもかかわらず、
    ⇒ 全員が毎年高い成果をあげられられるとは思えないけどな。
    離職率が同業他社より低いということは、極端な歩合制ではないと理解をしよう。
  • とはいえ、~
    ⇒ 実力主義の給与体系だけではなく、家族主義的な魅力があるということだな。
  • 1990年代半ばには~
    ⇒ 特許に基づく売上が表彰され、その1%が報奨金になるなら、特許取得を目指そうという動機になるな。

第11段落 まとめ・第4段落の回収

  • このように~
    ⇒ この段落で、現在のA社の定義をしている。
  • 受け身の製品開発の時代から、時流を先読みし先進的な事業展開
    ⇒ 第4段落の回収。
    従来の事業は、受け身な製品開発で販売した時点で取引が完了する売切り型事業という特性。
    複写機関連製品事業は、時流を先読みし先進的な製品開発で、販売後も取引が継続するという特性。
  • 伝統的な家族主義的要素をも取り入れて成長を実現している企業といえる。
    ⇒ 持株制度や社員全員による海外旅行って伝統的な家族主義なんだな。

最終段落は全体のまとめになっています。
まとめですので、キーワード的な表現でヒントなる事項や、社長の思いが書かれていることがあります。
さらっと読み流さないようにしましょう。

事例Ⅰが苦手な方へ

おそらく、与件文中にヒントが少なくて、何を答えたらいいか分かりにくい、とお感じではないでしょうか。

上述したように、事例Ⅰは事例Ⅱや事例Ⅲではないので、組織と人事のことを中心に考えましょう。

そのコツは、「さちのひもけぶかいねこ」です。

詳しくは、こちらをご覧ください。

編集後記

先週、実務補習を受講しました。

協力してくれた会社の社長hへのインタビューは大変興味深かったです。

守秘義務で詳しくは語れませんが、社長はいわゆるたたき上げの方で、その社長がやっていることや、社長自身に惚れて集まった人たちが、「自分が楽しいと思うこと」を仕事・事業にしてきた会社です。

2019年度のA社と同じように何度も事業環境が変化し、危機を乗り越えてこられました。

私は複数ある事業の現状分析と課題設定、提言のまとめを担当しました。

ちょっと珍しい業種(海外に関連会社あり)だったので、業界分析のための統計資料等がなかなか見つけられず、外部環境(市場の情報)を調べるには手間取りました。

試しに英語で検索したところ、海外のシンクタンクによる統計資料や海外の新聞記事などの業界情報を見つけることができました。

調べ方によっては有益な情報を得られるんだなぁ、めんどくさがらずに調べてよかったと実感しました。

課題の設定と提言については、コロナ禍の影響を受けている間の短期と、コロナ禍が終息した後の中期に分けることになったのですが、事業数が多いのと、短期・中期の切り分けにも時間がかかりました。

「混ぜるな、危険!」(昭和の人しかわからない?)とはこのことだと思いながら整理しました。(笑)

その会社には大きな課題がありますが、コロナ禍が回復し営業が再開できれば回復へ向かっていけそうです。

また、新たにつかんだ夢のある機会を生かして、事業を拡大させられるかもしれない状況にありましたので、今後の動向が気になります。

社長への報告が終わった時に、「一週間でよくここまで調べてまとめられたね。耳の痛い話もあるけど自社の問題点が整理できたらか、社員と一緒にじっくり読ませてもらいます」と、うれしいコメントをいただきました。

思っていた以上に社長に喜んでいただけ、ほっとしました。

さて、明日は なゆた です。 

おたのしみに~

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✨ おしらせ

雑誌『企業診断 10月号(9月27日発売)』に
当サイト「一発合格道場」 12代目メンバー一同による記事が掲載されることになりました!👏👏👏

同友館オンラインはこちら↓

https://www.doyukan.co.jp/store/search.php?c=1

発売時期にお勧めのコンテンツとして、事例Ⅰ~Ⅲでは道場メンバーが受験生時代に実際に書いた「ダメ答案から学ぶ事例ポイント」を、事例Ⅳでは直前対策としての「記述問題対策」、「部分点対策」、「チェックリスト」の3点を雑誌記事にて公開します。

本試験1カ月前という直前期に受験生のみなさんにご確認・ご理解して頂きたいポイントをまとめましたので、よろしければご活用ください!

 

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中小企業診断士2次試験 2018年度 事例Ⅰ 与件文解釈”へ4件のコメント

  1. ロム より:

    ひでさん、事例Ⅰの分析記事をありがとうございます。
    二次試験の勉強が本格的に始まっているので、過去記事も含め活用させていただきます、ありがとうございます。

    記事を読んでいて、接続詞からの注目ポイントは非常に勉強になります。
    私はまだここまでの分析はできていませんが、逆説的な部分に関しては意識しながら与件文を読んでいます。

    今回の記事について1点質問させてください。

    「顧客との接点がないのでニーズがつかめない」は、事例Ⅱ的発想です。
    この事例は事例Ⅰであり、設問で問われていませんので気にしなくていいです。

    とありましたが、私は第2問の設問①「A社は創業以来、最終消費者に向けた製品開発にあまり力点を置いてこなかった。A 社の人員構成から考えて、その理由を100字以内で答えよ。」
    という設問に対し、9割が技術者で生産や販売を委託しているので最終消費者との接点がなく顧客ニーズを収集できる人員構成ではなかった、という方向性で回答をしました。
    この問題に関しては、ひでさんはどのような方向性で回答されますか?

    もしお時間があれば是非参考にさせて頂きたいので、教えて頂けたら幸いです。

    1. ひでさん より:

      ロムさん、コメントありがとうございます。

      実にいい質問ですね。

      2018年度は、初めての2次試験でした。
      おそらく、ロムさんと同じ論旨で解答したと思います。

      しかし、設問文を読み返してください。

      「A社は創業以来、最終消費者に向けた製品開発にあまり力点を置いてこなかった。(A社の人員構成から考えて、その理由を100字以内で答えよ)」です。

      力点を「置けなかった。」でも「置かなかった」でもなく、「置いてこなかった。」なのです。

      ですから私は、A社(社長)は創業から一貫して、明確な意思をもって、「最終消費者に向けた製品開発にあまり力点を置いてこなかった。」と考えます。

      私の2020年度の2次試験直前段階に考えた解答の方向性としては、
      ・社員の約9割が高い技術力を持つ技術者である。
      ・限られた社員を研究開発に集中することで、他社と技術的な差別化を図ってきた
      ・A社の高い技術力は、最終消費者向け製品よりも法人顧客向けの高精度な製品の開発に適している

      というものです。

      設問文の言葉尻、英語でいう自動詞(~する)・他動詞(~させる)の違いに目を向けてみましょう。

      なお、記事内の「設問で問われませんので気にしなくていい」というのは言葉足らずで適切な説明でなかったと反省しております。

      これからもお気づきの点があればぜひお聞かせください。

      1. ロム より:

        ひでさん、質問に回答して頂きましてありがとうございます。

        ひでさんの解説を読んで、そういうことか! と非常に納得がいきました。

        ただし、本番で設問をここまで分析できるか……うーん、自信がないw
        ただ、今回学んだことはしっかりと意識するようにして、今後の勉強に取り組みたいと思います。

        ありがとうございました!

        1. ひでさん より:

          ロムさん

          そうなんです。自分だけでは気づかないことがありますよね。

          道場などのブログやココスタなどの勉強会で他の人の答案に触れて、
          パクってカスタマイズできる部分がすこしでも見つけられるといいですね。

          これからも頑張ってください。

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